JPH09239321A - 揺動選別装置の玄米仕切板制御装置 - Google Patents

揺動選別装置の玄米仕切板制御装置

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JPH09239321A
JPH09239321A JP5167596A JP5167596A JPH09239321A JP H09239321 A JPH09239321 A JP H09239321A JP 5167596 A JP5167596 A JP 5167596A JP 5167596 A JP5167596 A JP 5167596A JP H09239321 A JPH09239321 A JP H09239321A
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JP
Japan
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brown rice
rice
partition plate
paddy
rotation speed
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JP5167596A
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Inventor
Shinji Ninomiya
伸治 二宮
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】玄米仕切板18の仕切位置への迅速な移動。 【解決手段】揺動選別板15の排出側の籾・玄米境界位
置を籾・玄米判別センサ30で検出して、玄米仕切板1
8を調節制御する揺動選別装置において、揺動選別板1
5の揺動回転数を調節する揺動回転数調節手段及び揺動
回転数センサ46を設け、玄米仕切板18の揺下側への
調節移動に関連して揺動選別板15の揺動回転数を減少
側に調節する揺動選別装置の玄米仕切板制御装置。 【効果】玄米仕切板18の揺下側への移動中には関連的
に揺動回転数が減少側に調節されるので、籾の揺上側へ
の流動を弱めて玄米への籾混入を防止し、選別精度を向
上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、籾・玄米の混合
米を選別する揺動選別装置の玄米仕切板制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】揺動選別板の縦方向の排出側には横方向
に往復移動する玄米仕切板を設け、前記揺動選別板の排
出側に設けられていて横方向に移動する籾・玄米判別セ
ンサで籾・玄米の境界位置を検出し、この境界検出位置
に関連した位置に玄米仕切板を自動的に調節制御するも
のは、公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、籾・玄
米判別センサが籾・玄米の境界位置を検出し、この境界
位置検出に基づき玄米仕切板を関連した仕切位置に調節
移動する構成であり、玄米仕切板の調節移動中に穀粒の
選別状態が変化すると、玄米に籾が混入し、選別精度が
低下するという問題点があつた。そこで、この発明は、
このような問題点を解消しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
従来技術のもつ問題点を解決するために、次の技術的手
段を講じた。即ち、この発明は、揺動選別板15の縦方
向の排出側に対向して設けられていて横方向に移動でき
る玄米仕切板18、及び、前記玄米仕切板18を移動調
節する仕切板移動調節手段28を有する揺動選別装置
と、前記揺動選別板15の排出側に設けられていて横方
向に移動調節できる籾・玄米判別センサ30と、前記籾
・玄米判別センサ30の籾・玄米の境界位置検出に関連
した位置に玄米仕切板18を調節制御する玄米仕切板制
御手段と、前記揺動選別板15の揺動回転数を調節する
揺動回転数調節手段と、前記揺動回転数調節手段の回転
数を検出する揺動回転数検出手段と、前記玄米仕切板制
御手段における玄米仕切板18の揺下側15dへの移動
に関連して前記揺動回転数調節手段の回転数を減少側に
調節する揺動回転数制御手段と、からなる揺動選別装置
の玄米仕切板制御装置の構成としたものである。
【0005】
【作用】揺動選別板15に混合米が供給され、横方向に
斜め上下の往復運動をすると、揺動選別板15における
横方向の揺上側15cには玄米が偏流分布し、揺下側1
5dには籾が偏流分布し、その中間部には籾・玄米の混
合米が偏流分布しつつ選別される。そして、その選別状
態は、籾・玄米判別センサ30が揺動選別板15の排出
側を横方向に移動しながら籾・玄米の境界位置を検出
し、また、揺動回転数センサ46で揺動選別板15の揺
動回転数を検出しながら選別される。そして、籾・玄米
判別センサ30の籾・玄米境界検出位置に対して玄米仕
切板18を関連的に移動調節し、選別された玄米を玄米
仕切板18で仕切り機外へ取り出しながら選別作業がな
される。
【0006】このような玄米仕切板18の仕切制御にお
いて、制御部41から玄米仕切板18の揺下側15dへ
の移動指令信号が出され、玄米仕切板18が揺下側15
dに移動すると、これに関連して、揺動回転数の減少調
節指令が出されて、揺動回転数が減少側に調節され、所
定時間経過後に基準回転数に復帰する。
【0007】
【発明の効果】この発明は、上述のように、玄米仕切板
18の揺下側15dへの移動中には関連的に揺動回転数
が減少側に調節されるので、籾の揺上側15cへの流動
を弱めて玄米への籾混入を防止し、選別精度を向上させ
ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に示すこの発明の実施
例について説明する。まず、図1に基づいて、籾摺選別
機の全体構成を説明する。籾摺選別機は、籾摺をする籾
摺部1,籾摺部1からの摺落米を風選する摺落米風選部
2,摺落米風選部2での風選後の混合米を分離選別する
揺動選別装置3,混合米揚穀機4,玄米揚穀機5等によ
り構成されている。
【0009】籾摺部1は、籾ホッパ6,籾摺ロ−ル7,
7の内装されている籾摺室8等で構成されている。摺落
米風選部2は、摺落米風選箱9,摺落米風選箱9内にお
いて後部下位から前部上位に向かって斜設されている摺
落米風選路10,粃受樋11,摺落米受樋12,吸引フ
アン13,排塵筒14等で構成されている。次に、揺動
選別装置3について説明する。多段の揺動選別板15,
15,…には、板面に選別用の凹凸が形成されていて、
縦方向一側が高い供給側15a、その反対の他側が低い
排出側15bとなり、横方向の一側を高い揺上側15
c、その反対側を低い揺下側15dとし、揺動選別板1
5の縦方向及び横方向の2方向ともに傾斜した構成と
し、揺動選別板15は揺動選別装置アーム・揺動装置で
横方向斜め上下に往復揺動される構成である。
【0010】この揺動選別板15における縦方向の供給
側15aで、且つ、横方向の揺上側15c寄りに構成さ
れている供給口に、分配供給樋16及び分配ケース17
を経て、混合米が供給される構成である。揺動選別板1
5に供給された混合米は、粒形の大小,比重の大小,摩
擦係数の大小等の関係で、比重の重い小形の玄米は横方
向の揺上側15cに偏流分布し、また、玄米に比較して
大きく比重の軽い籾は、横方向の揺下側15dに偏流分
布し、また、その中間部には分離されない籾・玄米の混
合米が偏流分布し、これらの穀粒は、揺動選別板15の
排出側15bに対応して設けられている玄米仕切板18
及び籾仕切板19で仕切られる。
【0011】仕切られた玄米は、玄米取出樋20,玄米
流路21,玄米揚穀機5を経て機外に取り出され、ま
た、混合米は混合米取出樋22,混合米流路23,摺落
米受樋12,混合米揚穀機4,混合米ホッパ24,分配
供給樋16,分配ケース17を経て、揺動選別装置3に
再度供給されて再選別され、また、籾は籾取出樋25,
籾流路26,籾揚穀機27を経て籾摺部1に揚穀還元さ
れて、再度の籾摺がされる構成である。
【0012】玄米仕切板18は、揺動選別板15の横方
向中間部から最揺上側15c端部よりも、さらに揺上側
15cに移動調節できる構成であり、玄米仕切板18が
最揺上側15c側端部に移動した状態では、揺動選別板
15の全面に分布した穀粒が、玄米仕切板18の揺下側
15d側に流下し、流下した全穀粒を混合米流路23側
に取り出しできる構成である。
【0013】なお、図面は省略したが、混合米ホッパ2
4と籾摺部1の籾供給調節弁48はリンク等の連動部材
を介して連動連結されていて、混合米ホッパ24が穀粒
量の増減により下動あるいは上動すると、籾供給調節弁
48が関連的に減少側あるいは増加側に調節される構成
である。この玄米仕切板18は、仕切板移動調節手段2
8で揺上側15cから揺下側15dに往復移動調節でき
る構成で、仕切板調節モ−タ29を正転あるいは逆転す
ると、揺上側15cあるいは揺下側15dに移動調節さ
れる。なお、33は、玄米仕切板18の最揺上側への移
動を検出する仕切板原点スイッチ(揺上側)であり、3
4は、玄米仕切板18の最揺下側15dへの移動を検出
する仕切板原点スイッチ(揺下側)である。
【0014】揺動選別板15の排出側15b上方には、
籾・玄米判別センサ30が設けられている。この籾・玄
米判別センサ30は、ねじ棒で構成されているセンサ移
動手段31により横方向に移動自在に支持されていて、
センサ調節モ−タ32を正転あるいは逆転することによ
り、横方向方向に往復移動する構成である。なお、35
は、籾・玄米判別センサ30の最揺上側15cへの移動
を検出するセンサ原点スイッチ(揺上側)であり、36
は籾・玄米判別センサ30の最揺下側15dへの移動を
検出するセンサ原点スイッチ(揺下側)である。
【0015】前記籾・玄米判別センサ30はこの実施例
では次のように構成されている。発光部から水分吸収波
長及び水分に吸収されない参照波長の電磁波を穀粒に照
射し、穀粒からの反射光量(あるいは透過光量)を光学
フィルタ部で受光し、水分吸収波長光が光学フィルタ部
を経由して受光部(水分吸収波長光)に入力され、受光
部で光量の多少に応じて大小の電圧に変換されて、CP
U内臓の制御部12に送られ、また、前記光学フィルタ
部で反射し参照波長光は受光部(参照波長光)に送られ
て、電圧値に変換されて制御部12に送られる。しかし
て、両検出電圧値の比が制御部12で演算されて、所定
の判別しきい値と比較されて、籾・玄米の別が判別され
る構成である。なお、検出波長域は前記波長域に限定さ
れるものではない。
【0016】玄米流路21には玄米切替弁37が設けら
れていて、玄米流路21に取り出された穀粒を、機外取
出状態あるいは機内循環状態に切り替えるもので、玄米
切替弁モ−タ38の正転あるいは逆転により切り替えら
れる。また、混合米流路23には、取り出された穀粒を
機内循環状態、あるいは、籾摺部1への還元状態に切替
る混合米切替弁39が設けられていて、混合米切替弁3
9は混合米切替弁モ−タ40の正逆転により切り替えら
れる。
【0017】CPUを内臓した制御部には、籾・玄米判
別センサ30,仕切板原点スイッチ(揺上側)33,仕
切板原点スイッチ(揺下側)34,センサ原点スイッチ
(揺上側)35,センサ原点スイッチ(揺下側)36,
センサ位置センサ43,主モ−タ42の負荷電流値を検
出する負荷電流センサ44,運転スイッチ45,揺動回
転数センサ46,籾摺ホッパ6の下部に設けられている
籾供給調節弁48の弁開度を検出する籾供給調節弁セン
サ49,籾摺部1の摺落米の脱ぷ率を検出する脱ぷ率セ
ンサ51,揺動選別板15の横傾斜角度を検出する横傾
斜角度センサ52が、入力インタ−フエイスを介して接
続されている。
【0018】また、制御部41から出力インタ−フエイ
ス(図示省略),駆動回路を経由して、仕切板調節モ−
タ29,センサ調節モ−タ32,玄米切替弁モ−タ3
8,混合米切替弁モ−タ40,主モ−タ42,揺動選別
板15を揺動する揺動手段の回転数を調節する揺動回転
数調節モ−タ47,籾供給調節弁48の弁解度を開閉調
節する籾供給調節弁調節モ−タ50,横傾斜角度調節モ
−タ53が、それぞれ接続されている。
【0019】次に、制御部41の制御内容について説明
する。 まず、籾・玄米判別センサ30の光量調節制御が行な
われ、玄米が所定の検出電圧値になるように調節され
る。即ち、まず、籾・玄米判別センサ30を最揺上15
c側へ移動し、センサ原点位置スイッチ(揺上側)15
bがONし、最揺上側15cへの移動が終了する。次い
で、籾・玄米判別センサ30は最揺上側15cから順次
揺下側15dへ移動しつつ、籾・玄米判別センサ30の
検出電圧値Vが制御部12に読み込まれ、最揺上側15
cの玄米の検出電圧値が所定値になるよう光量調節が行
われる。
【0020】次いで、籾・玄米判別センサ30の境界
位置検出制御に移行する。籾・玄米判別センサ30で検
出ピ−ク電圧値が検出されると、所定時間内に検出され
た籾検出ピ−ク電圧値の検出回数が制御基準値と比較さ
れて、籾検出ピ−ク電圧値の回数が多い(あるいは少な
い)ときには、籾・玄米判別センサ30を所定距離揺上
側15c(あるいは揺下側15d)へ移動しつつ検出作
業を継続し、籾検出ピ−ク電圧値の回数が制御基準値の
範囲内になつた位置を、籾・玄米の境界検出位置とす
る。次いで、この境界検出位置に基づき、玄米仕切板4
の移動位置が演算されて、玄米仕切板18の移動指令が
出され、玄米仕切板18が移動する。
【0021】次に、図4に基づき揺動選別板15の供給
量の増減による揺動回転数制御について説明する。従来
装置では、揺動選別板15の所定の揺動回転数の幅内で
増減調節される構成で、揺動回転数を高くすれば、揺動
選別板15での選別穀粒は揺上側15cに片寄って分布
し、また、揺動回転数を低くすれば、揺下側15dに片
寄って分布するものである。そこで、この実施例では、
揺動選別板15の供給量の増減に関連して、揺動回転数
を増減調節し、選別能率の向上を図ろうとするものであ
る。
【0022】次に、図4のフロ−に基づき制御内容を説
明する。本制御がスタ−トすると、揺動選別板15の揺
動回転数が揺動回転数センサ46で検出され、標準供給
量の場合には、揺動基準回転数への復帰が図られつつ選
別がされる。このような選別作業中に、混合米ホッパ2
4の穀粒量が減少し上動すると、籾供給調節弁48が関
連的に開調節され、この開調節を籾供給調節弁センサ4
9により検出すると、制御部41から揺動回転数増加指
令が出され、揺動回転数調節モ−タ47が所定回転数増
加側に調節され、揺動回転数が増加調節される。しかし
て、揺動選別板15の供給量が増加しても揺動回転数が
低下することなく、適正回転が維持され、穀粒が全幅に
分布して円滑に選別がなされる。
【0023】前記籾供給調節弁48の増加調節により混
合米ホッパ24の穀粒量が増加し、混合米ホッパ24が
下動すると、籾供給調節弁48が減少側に調節される。
この減少調節を籾供給調節弁センサ49が検出すると、
前記の揺動基準回転数に戻される。また、籾供給調節弁
48の閉調節を籾供給調節弁センサ49により検出され
ると、制御部41から揺動回転数減少指令が出され、揺
動回転数調節モ−タ47が所定回転数減少側に調節され
て、揺動選別板15の揺動回転数は減少調節される。し
かして、供給量が減少しても片寄ることがなく、穀粒が
全幅に分布して円滑に選別され、所定時間が経過すると
順次前記の揺動基準回転数に戻される
【0024】次に、図5に基づき、玄米仕切板18の仕
切制御における揺動回転数の関連制御について説明す
る。本制御がスタ−トすると、揺動選別板15の揺動回
転数が揺動回転数センサ46で検出され、標準供給量の
場合には、揺動基準回転数への復帰が図られつつ選別が
される。このような作業中に、籾・玄米判別センサ30
の籾・玄米境界位置の検出に関連して、制御部41から
玄米仕切板18の揺下側15dへの移動指令信号が出さ
れて、玄米仕切板18が揺下側15dに移動すると、こ
れに関連して揺動回転数の減少調節指令が出されて、揺
動回転数が所定回転数(例えば、2rpm)減少側調節
されて、所定時間(例えば、30秒)経過後に基準回転
数に復帰させる。しかして、籾の揺上側15cへの流動
を弱め玄米への籾混入を防止し、選別精度を向上させる
ことができる。
【0025】また、制御部41から玄米仕切板18の揺
上側15cへの移動指令信号が出されて、玄米仕切板1
8が揺上側15cに移動調節されると、これに関連して
揺動回転数の増加調節指令が出されて、揺動回転数が所
定回転数(例えば、2rpm)増加調節されて、所定時
間(例えば、 秒)経過後に基準回転数に復帰させ
る。しかして、玄米の揺上側15cへ流動を促進され
て、選別能率の向上を図ることができる。
【0026】次に、図6に基づき籾摺部1の摺落米の脱
ぷ率の高低における揺動選別板15の横傾斜角度制御及
び揺動回転数制御について説明する。本制御がスタ−ト
すると、脱ぷ率センサ51で籾摺部1の摺落米の脱ぷ率
が検出されて、基準脱ぷ率と比較される。検出脱ぷ率が
低い場合には、制御部41から揺動選別板15の横傾斜
角度の急傾斜調節指令が出され、揺動選別板15が急傾
斜に調節され、次いで、揺動回転数の増加調節指令が出
されて、揺動回転数が増加調節される。従って、籾の揺
上側15cへの流動を少なくながら玄米の揺上側15c
への流動を促進して、選別能率を高めながら選別作業を
することができる。
【0027】また、検出脱ぷ率が高い場合には、制御部
41から揺動回転数の減少調節指令が出されて、揺動回
転数が減少調節され、次いで、揺動選別板15の横傾斜
角度の緩傾斜調節指令が出され、揺動選別板15が緩傾
斜に調節さる。従って、籾の揺上側15cへの流動を少
なくながら玄米の揺上側15cへの流動を促進して、選
別能率を高めながら選別作業をすることができる。
【0028】次に、図7に基づき、揺動選別板15で選
別された玄米を玄米仕切板18で仕切る玄米仕切板制御
をする際の制御開始時期の制御について説明する。前記
籾摺部1の一対の籾摺ロ−ル7,7は、ロ−ル間隙調節
手段(図示省略)でロ−ル間隙が開閉調節できる構成で
あり、ロ−ル間隙調節モ−タ54を正転あるいは逆転す
ることにより、開閉調節される。そして、籾摺ロ−ル
7,7を駆動する主モ−タ42の負荷電流値を、負荷電
流センサ44で検出し、検出負荷電流値が所定の制御基
準値の範囲内になるように、ロ−ル間隙が開閉制御され
るように構成されている(なお、負荷電流値基準による
ロ−ル間隙制御に代えて、前記脱ぷ率センサ51で籾摺
ロ−ル7,7の摺落米の脱ぷ率を検出し、検出脱ぷ率が
所定の制御基準脱ぷ率の範囲になるように、ロ−ル間隙
を開閉制御をする構成としてもよい。)
【0029】次に、制御内容を図7のフロ−に基づき説
明する。籾摺作業が自動運転で開始されると、まず、籾
摺ロ−ル7,7の初期間隙が所定の間隙(例えば、1m
m)に設定する制御がなされ、次いで、籾供給調節弁4
8が初期開度(例えば、10mm)に調節される制御が
なされて、籾摺作業が開始される。次いで、籾供給調節
レバ−(図示省略)の供給量調節設定位置まで調節する
弁開度調節指令が出されて、籾供給調節弁48が設定能
率弁開度になるように調節され、籾摺作業が開始され
る。
【0030】次いで、籾摺ロ−ル7,7は負荷電流値基
準によるロ−ル間隙制御に移行し、主モ−タ42の負荷
電流値が負荷電流センサ44で検出されて、検出負荷電
流値が制御部41に送られ、検出負荷電流値が制御基準
値と比較される。しかして、検出負荷電流値が制御基準
値より高い(あるいは、低い)場合には、ロール間隙調
節モータ54に開調節(あるいは閉調節)指令信号が出
されて、ロ−ル間隙が所定量開側(あるいは閉側)に調
節され、検出負荷電流値が制御基準値へ復帰するロ−ル
間隙制御がなされる。
【0031】このようにして籾摺された摺落米は揺動選
別板15に送られて選別が開始される。揺動選別板15
での選別開始時には、玄米仕切板18は最揺上側15c
位置に位置している状態で、また、玄米切替弁37は機
内循環状態で作業が開始される。このような選別開始状
態では、玄米仕切板18の仕切制御は開始されていな
い。
【0032】次いで、このような状態で揺動選別板15
の選別作業が開始され、順次穀粒が増加し穀粒の分布幅
を広げながら作業が進められ、籾摺ロ−ル7,7の負荷
電流値基準によるロ−ル間隙制御が開始され、次いで、
一定時間(設定器により長短に設定変更できる。)が経
過し、揺動選別板15での選別状態も全幅に穀粒が分布
する安定選別状態に移行し、このような安定状態で玄米
仕切板18の仕切制御が開始される。
【0033】図7のフロ−に示すように、籾摺作業が開
始されると、籾摺ロ−ル7,7のロ−ル間隙が負荷電流
値基準によるロ−ル間隙制御がスタ−トしたか否かの判
定がなされ、負荷電流値基準によるロ−ル間隙制御がス
タ−トし、次いで、一定時間(例えば、10秒)経過す
ると、玄米仕切板18の仕切制御が開始される。しかし
て、籾・玄米判別センサ30で籾・玄米の境界位置を検
出し、この境界検出位置に関連した位置に玄米仕切板1
8を移動する指令がだされ、仕切板調節モ−タ29が正
転あるいは逆転して、玄米仕切板18は仕切位置に移動
し、また、玄米切替弁37の機外取出指令が出されて、
機内循環状態から機外取出状態に切り替えられる。
【0034】このように、籾摺ロ−ル7,7の負荷電流
値基準によるロ−ル間隙制御が開始し、次いで、所定時
間経過して、籾摺安定状態及び揺動選別板15の選別安
定状態になってから、玄米仕切板18の仕切制御が開始
されるので、玄米への籾混入を防止し選別精度を向上さ
せることができる。
【0035】次に、図8に基づき籾摺部1の摺落米の脱
ぷ率の高低により、玄米仕切板制御の仕切位置補正につ
いて説明する。本制御がスタ−トすると、脱ぷ率センサ
51で籾摺部1の摺落米の脱ぷ率が検出されて、基準脱
ぷ率と比較される。検出脱ぷ率が低い場合には、制御部
41から玄米仕切板18の仕切位置を揺上側15cに所
定距離補正する指令が出され、玄米仕切板18の仕切位
置が揺上側15cに所定距離移動調節されて、玄米への
籾混入を防止して選別精度を高める。
【0036】また、検出脱ぷ率が高い場合には、制御部
41から玄米仕切板18を揺下側15dに所定距離移動
調節する指令が出されて、玄米仕切板18の仕切位置が
所定距離揺下側15dに移動調節され、玄米の仕切幅を
広げ選別能率を高めることができる。次に、図1に示す
実施例の作用について説明する。籾摺作業をする場合に
は、籾摺部1の籾ホッパ6に原籾を供給し、電源スイッ
チ(図示省略)及び運転スイッチ(図示省略)をON
し、籾摺選別機の回転各部を駆動する。すると、籾ホッ
パ6から籾摺部1の籾摺ロール7,7に供給された籾は
籾摺され、下方の摺落米風選路10に供給されて風選さ
れ、軽い籾殻は吸引フアン13,排塵筒14を経て機外
に排出され、重い玄米及び籾の混合米は、摺落米受樋1
2に落下選別される。摺落米受樋12に落下選別された
混合米は、混合米揚穀機4で揚穀され、混合米ホッパ2
4,分配供給樋16,分配ケース17を経て、揺動選別
板15,15,…に供給される。
【0037】揺動選別板15,15,…が横方向斜上下
に往復揺動されると、混合米は粒形の大小、比重の大
小、摩擦係数の大小等の関係で、小さくて比重の重い玄
米は横方向揺上側15cに偏流分布し、また、玄米に比
較して大きく比重の軽い籾は横方向揺下側15dに偏流
分布し、また、その中間部には分離されない籾と玄米の
混合米が偏流分布する。揺動選別板15,15,…の縦
方向排出側15bは、玄米仕切板18及び籾仕切板19
で仕切られているので、玄米は玄米取出樋20,玄米流
路21及び玄米揚穀機5を経て機外に取り出され、ま
た、混合米は混合米取出樋22,混合米流路23,混合
米揚穀機4,混合米ホッパ24,分配供給樋16及び分
配ケ−ス17を経て再度揺動選別板15に供給されて再
選別され、また、籾は籾取出樋25,籾流路26及び籾
揚穀機27を経て再度籾摺部1に還元されて籾摺され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の切断側面図
【図2】斜視図,正面図
【図3】ブロック図
【図4】フロ−チャ−ト
【図5】フロ−チャ−ト
【図6】フロ−チャ−ト
【図7】フロ−チャ−ト
【図8】フロ−チャ−ト
【符号の説明】
1…籾摺部,2…摺落米風選部,3…揺動選別装置,4
…混合米揚穀機,5…玄米揚穀機,6…籾ホッパ,7…
籾摺ロール,8…籾摺室,9…摺落米風選箱,10…摺
落米風選路,11…粃受樋,12…摺落米受樋,13…
吸引フアン,14…排塵筒,15…揺動選別板,16…
分配供給樋,17…分配ケース,18…玄米仕切板,1
9…籾仕切板,20…玄米取出樋,21…玄米流路,2
2…混合米取出樋,23…混合米流路,24…混合米ホ
ッパ,25…籾取出樋,26…籾流路,27…籾揚穀
機,28…仕切板移動調節手段,29…仕切板調節モ−
タ,30…籾・玄米判別センサ,31…センサ移動手
段,32…センサ調節モ−タ,33…仕切板原点スイッ
チ(揺上側),34…仕切板原点スイッチ(揺下側),
35…センサ原点スイッチ(揺上側),36…センサ原
点スイッチ(揺下側),37…玄米切替弁,38…玄米
切替弁モ−タ,39…混合米切替弁,40…混合米切替
弁モ−タ,41…制御部,42…主モ−タ,43…セン
サ位置センサ,44…負荷電流センサ,45…運転スイ
ッチ,46…揺動回転数センサ,47…揺動回転数調節
モ−タ,48…籾供給調節弁,49…籾供給調節弁セン
サ,50…籾供給調節弁調節モ−タ,51…脱ぷ率セン
サ,52…横傾斜角度センサ,53…横傾斜角度調節モ
−タ,54…ロ−ル間隙調節モ−タ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】揺動選別板15の縦方向の排出側に対向し
    て設けられていて横方向に移動できる玄米仕切板18、
    及び、前記玄米仕切板18を移動調節する仕切板移動調
    節手段28を有する揺動選別装置と、前記揺動選別板1
    5の排出側に設けられていて横方向に移動調節できる籾
    ・玄米判別センサ30と、前記籾・玄米判別センサ30
    の籾・玄米の境界位置検出に関連した位置に玄米仕切板
    18を調節制御する玄米仕切板制御手段と、前記揺動選
    別板15の揺動回転数を調節する揺動回転数調節手段
    と、前記揺動回転数調節手段の回転数を検出する揺動回
    転数検出手段と、前記玄米仕切板制御手段における玄米
    仕切板18の揺下側15dへの移動に関連して前記揺動
    回転数調節手段の回転数を減少側に調節する揺動回転数
    制御手段と、からなる揺動選別装置の玄米仕切板制御装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101470153B1 (ko) * 2013-05-08 2014-12-05 김영순 배선 부품의 촬상을 위한 이송위치의 조정이 가능한 오배선 검사장치
CN110181711A (zh) * 2019-06-28 2019-08-30 重庆精榜高分子材料有限公司 塑料颗粒振动筛

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