JP2897422B2 - 脱ぷロール間隙調節装置 - Google Patents

脱ぷロール間隙調節装置

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JP2897422B2 JP33581990A JP33581990A JP2897422B2 JP 2897422 B2 JP2897422 B2 JP 2897422B2 JP 33581990 A JP33581990 A JP 33581990A JP 33581990 A JP33581990 A JP 33581990A JP 2897422 B2 JP2897422 B2 JP 2897422B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、籾摺をする脱ぷ部と混合米選別部とを具
備する籾摺選別機の脱ぷロール間隙調節装置に関するも
のである。
[従来技術及び発明が解決しようとする問題点] 一対の脱ぷロールで籾摺をする脱ぷ部と、内周面に多
数の壷穴が構成されていて横軸回りに回転する回転選別
筒あるいは揺動選別板等で混合米を籾・玄米に分離選別
する混合米選別部を具備する籾摺選別機があり、このよ
うな籾摺選別機に脱ぷ率センサを具備して、脱ぷ部で籾
摺された摺落米の脱ぷ率を検出し、検出脱ぷ率と制御基
準脱ぷ率とを比較して、検出脱ぷ率が制御基準脱ぷ率か
ら離脱した場合には、制御基準脱ぷ率に復帰させるよう
に脱ぷ部の脱ぷロール間隙を調節制御するものがある。
従来装置にあつては、脱ぷ率センサの検出精度を向上
させるために、より多くのサンプル粒で脱ぷ率を検出す
る必要があり、このようにサンプル粒を多くすると脱ぷ
率の検出周期が長くなり、脱ぷロールの間隙調節のため
の制御信号の出力が遅れ、応答性が悪くなるという欠点
があつた。そこで応答性を良くするために、検出脱ぷ率
と制御基準脱ぷ率との差の大小により、脱ぷロール間隙
調節の制御出力を長短に設定して応答性を向上させるも
のがあつた。
この発明は、更に応答性の向上を図ろうとするもの
で、例えば、籾摺選別作業中に80%の基準脱ぷ率に設定
して作業を開始し、作業途中で制御基準脱ぷ率を85%に
変更するようなことがあるが、このような場合に、基準
脱ぷ率の変更に起因して調節される間側あるいは閉側の
調節信号を、脱ぷ率センサの算出脱ぷ率に基づく制御よ
りも先行して出力することにより、応答性を向上させ
て、従来装置の欠点を解消しようとするものである。
〔問題を解決するための手段〕
このような技術的課題を解決するための、この発明は
次のような技術的手段とした。籾摺をする一対の脱ぷロ
ール3,3と、この脱ぷロール3,3のロール間隙を開閉調節
するロール間隙調節手段33と、脱ぷロール3,3で籾摺さ
れた摺落米の脱ぷ率を検出する脱ぷ率センサ26と、脱ぷ
率センサ26の検出脱ぷ率が制御基準脱ぷ率になるように
脱ぷロール3,3のロール間隙を開閉調節するロール間隙
自動制御手段と、前記ロール間隙自動制御手段の制御基
準脱ぷ率を高低に調節できる基準脱ぷ率設定手段とを具
備する籾摺選別機において、籾摺作業中に前記基準脱ぷ
率設定手段の制御基準脱ぷ率が高側あるいは低側に調節
された場合には、当該基準脱ぷ率設定手段の高側あるい
は低側への変更に関連してロール間隙を高側あるいは低
側に調節する先行ロール間隙調節手段と、該先行ロール
間隙調節手段のロール間隙調節後に実行され、且つ、前
記ロール間隙自動制御手段に基づきロール間隙を調節す
る後行ロール間隙調節手段と、からなる脱ぷロール間隙
調節装置の構成とした。
[発明の作用効果] 籾摺選別作業中には、脱ぷロール3,3で籾摺された摺
落米は、脱ぷ率センサ26で脱ぷ率が算出され、制御基準
脱ぷ率と算出脱ぷ率とが比較されて、摺落米の脱ぷ率が
制御基準脱ぷ率になるように、脱ぷロール3,3のロール
間隙を開閉しながら籾摺選別作業が行なわれる。
このような籾摺選別作業中に、脱ぷロールの間隙を決
める基準となる制御基準脱ぷ率が、オペレータの希望に
より高側あるいは低側に調節されることがある。このよ
うな調節が行なわれると、この高側あるいは低側への調
節に関連して、基準脱ぷ率が高側に調節された場合に
は、ロール間隙調節手段33が脱ぷ率が高くなる側に所定
量調節され、あるいは、基準脱ぷ率が低側に調節された
場合には、ロール間隙調節手段33が脱ぷ率が低くなる側
に所定量調節され、次いで、高い側あるいは低い側に調
節された基準脱ぷ率と脱ぷ率センサ26の算出脱ぷ率との
比較に基づくロール間隙の開閉調節がなされる。従っ
て、変更された高い側あるいは低い側の基準脱ぷ率に応
じたロール間隙に迅速に調節できて、応答性の向上を図
ることができる。
[実施例] 以下、図面に示すこの発明の実施例について説明す
る。
まず、初めに第1図及び第2図に基づき籾摺選別機の
全体構成について説明する。1は、脱ぷ部で、この脱ぷ
部1は、籾ホッパ2,一対の脱ぷロール3,3等で構成され
ている。4は、摺落米風選路で、前方の吸引ファン5に
より発生する選別風によって、脱ぷ部1からの摺落米が
風選され、籾殻は吸引ファン5から排塵筒6を経て機外
に排出され、玄米および籾の混合米は下方の摺落米受樋
7に落下する。摺落米受樋7に落下した混合米は、混合
米揚穀機8により混合米ホッパ9に揚穀され、混合米ホ
ッパ9から回転選別筒11内の供給樋14の始端部に供給さ
れる構成である。
10は、選別ケースで、この選別ケース10内には、内周
面に多数の壷穴11a,11a,…の構成されている回転選別筒
11が横軸回りに回転できるよう、供給側端部(第1図で
右側)および排出側端部(第1図で左側)が、駆動ロー
ラ12,12で回転自在に支持されている。この回転選別筒1
1内には、供給ラセン13の有る供給樋14および仕上米ラ
セン15の有る仕上米樋16が横架されている。
この供給樋14および仕上米樋16を回転選別筒11内に配
設するにあたっては、第2図に示すように、供給樋14を
回転選別筒11の下方から上方へ回転する掻き上げ側に、
また、仕上米樋16を回転選別筒11の上方から下方へ回転
する側に配設して、回転選別筒11の壷穴11a,11a…によ
り低く掻き上げられた混合米は供給樋14に落下し、供給
ラセン13で供給樋14の終端側に移送される構成であり、
供給樋14は混合米受樋の機能も兼ねている。
仕上米樋16の排出側端部は、仕上米流下筒17,仕上米
流穀板18を経て仕上米受樋19に連通されていて、玄米は
仕上米流下筒17,仕上米流穀板18を経て仕上米受樋19に
落下する間に風選されて、仕上米受樋19に流下した玄米
は、仕上米揚穀機20で機外に取り出される構成である。
回転選別筒11の排出側端部に流動した選別後の籾米を
主体とした穀粒は、下方の籾受樋21に落下し、籾揚穀機
22で籾還籾通路23を経て脱ぷ部1に還元され、再度脱ぷ
部1で脱ぷ作用を受けるものである。
選別ケース10の前端下部、即ち、脱ぷ部1側下部は、
横軸24で軸支されていて、選別ケース10及び回転選別筒
11の後部を上下方向へ調節自在に支持しており、25は選
別ケース10を傾斜調節する傾斜調節手段である。
次に、第3図乃至第5図について説明する。
26は、発光素子及び受光素子からなり、脱ぷ部1から
の摺落米の脱ぷ率を検出できる脱ぷ率センサで、この脱
ぷ率センサ26はサンプルホールド回路27,A/D変換回路を
経て、演算部及びレジスタ部を内蔵しているCPU及びプ
ログラムメモリ及び演算用メモリからなる演算制御部28
に入力される。29は、脱ぷ率設定スイッチで、この脱ぷ
率設定スイッチ29は、脱ぷ部1で籾摺される摺落米の脱
ぷ率を設定する機能を有するもので、演算制御部28に接
続されている。また、負荷電流センサ30及び籾供給調節
弁31の開度を検出する籾供給弁開度センサ32が演算制御
部28に接続されている。
また、演算制御部28から出力インターフェイス及び駆
動回路を経由して、脱ぷロール3,3のロール間隙調節手
段33を調節するロール間隙調節モータ34,籾供給調節弁3
1の開閉調節をするシャッタ開度調節モータ35に、制御
指令が出力される構成である。
次に、演算制御部28の制御内容について説明する。
まず、脱ぷ率設定スイッチ29を所定目盛にセットし、
運転スイッチ(図示省略)を操作すると、籾摺選別機の
回転各部が駆動され、籾摺選別作業が開始される。
すると、脱ぷロール3,3の初期間隙設定制御が次のよ
うにして実行される。即ち、演算制御部28からの制御指
令がロール間隙調節モータ34に送られて、脱ぷロール3,
3の間隙が所定時間開調節され、負荷電流センサ30の検
出負荷電流値が変化しない状態になると、脱ぷロール3,
3の非接触状態と判定し、次いで、ロール間隙の閉調節
をし、負荷電流値の増加を検出すると、脱ぷロール3,3
の微接触と判定し、次いで、所定時間ロール間隙の開調
節をして、ロール間隙を開調節し、初期間隙(例えば、
1mm)の設定がなされる。
次いで、演算制御部28からの籾供給調節弁の開指令が
シャッタ開度調節モータ35に所定時間出力されて、脱ぷ
部1の籾供給調節弁31を所定開度(例えば、10mm)に開
調節する初期開度設定調節がなされて、籾摺作業を開始
し、次いで、供給量設定スイッチ(図示省略)の調節設
定に基づき、制御開指令がシャッタ開度調節モータ35に
送られて、籾供給調節弁31が設定開度に調節される。
次いで、脱ぷ率制御に移行する。先ず、脱ぷ率センサ
26の光量調節がされて、発光素子が籾・玄米を判別する
のに適切な光量に調節され、次いで、脱ぷ率センサ26を
通過した穀粒の電圧信号がサンプルホールド回路27及び
A/D変換回路を経由して演算制御部28に入力されて検出
粒数が算出されると共に、電圧信号が演算制御部28に割
込入力して、サンプル粒の電圧信号が読み込まれ、所定
のしきい値と比較して籾・玄米を判別し、所定粒数に達
すると脱ぷ率が算出される。
次いで、脱ぷ率設定スイッチ(図示省略)で設定され
た制御基準脱ぷ率と、算出脱ぷ率とが比較されて、算出
脱ぷ率より制御基準脱ぷ率が高い、あるいは、低い場合
には、ロール間隙調節モータ34に開調節指令あるいは閉
調節指令が出力されて、ロール間隙が開側あるいは閉側
に調節され、また、算出脱ぷ率が制御基準脱ぷ率の範囲
内であれば、制御指令は出力されず、そのままの開度を
維持しつつ籾摺作業がされる。
このようにして脱ぷ率センサ26での算出脱ぷ率と制御
基準脱ぷ率とが比較されて、ロール間隙が調節され脱ぷ
率制御が行なわれるが、作業中にオペレータの手動操作
で脱ぷ率設定スイッチ29が操作されて、制御基準脱ぷ率
が高側あるいは低側に調節されると、この調節に関連し
て、ロール間隙が閉側に調節されたり、あるいは、ロー
ル間隙開側に調節され、次いで、脱ぷ率センサ26の検出
結果に基づく自動調節に移行するもので、基準脱ぷ率が
変更されても速く基準脱ぷ率に調節できて、応答性の向
上を図ることができる。
なお、この制御に次のような作業終了制御を付加して
もよい。回転選別筒11内の供給樋14及び仕上米樋16の底
部を開閉弁(図示省略)で開閉自在に構成し、また、傾
斜調節手段25を傾斜調節モータ(図示省略)で調節でき
る構成とし、作業終了時に開閉弁(図示省略)を開口操
作して残留穀粒を回転選別筒11内に排出する作業終了操
作に入る(その他の手段で作業終了を検出する構成とし
てもよい。)と、開閉弁(図示省略)の開口を開口セン
サ(図示省略)で検出すると、この検出に関連して、演
算制御部28から傾斜調節モータ(図示省略)に調節指令
が出力されて、回転選別筒11が傾斜調節され、回転選別
筒11内の残留穀粒を迅速に排出する構成としてもよい。
次に実施例の作用について説明する。
籾摺作業をする場合には、籾ホッパ2に原籾を供給
し、籾摺選別機の回転各部を駆動する。すると、籾ホッ
パ2から脱ぷロール3,3に供給された籾は脱ぷ作用を受
け、摺落米は下方の摺落米風選路4で風選され、籾穀は
排塵筒6から機外に排出される。玄米及び籾の混合米
は、摺落米受樋7に落下して、混合米揚穀機8で揚穀さ
れて混合米ホッパ9を経由して、回転選別筒11側の供給
樋14の始端側に供給され、供給樋14内の供給ラセン13で
回転選別筒11の供給側端部に供給される。
ついで、混合米は、第2図で時計方向に回転している
回転選別筒11の壷穴11a,11a,…により掻き上げられ、短
粒の玄米は高く掻き上げられて仕上米樋16に落下し、長
粒の籾及び一部の玄米の混合米は低く掻き上げられて、
供給樋14あるいは回転選別筒11に落下して選別される。
そして、供給樋14に落下した未選別の混合米は、供給ラ
セン13で供給樋14の搬送終端部から再度回転選別筒11内
に供給され、再選別される。
また、仕上米樋16に落下した玄米は、仕上米ラセン15
で仕上米流下筒17に搬送され、仕上米流穀板18を経て仕
上米受樋19へ落下する間に選別風により風選され、仕上
米揚穀機20で機外へ取り出される。
また、回転選別筒11の排出側端部に流動した選別後の
籾米を主体とした穀粒は、下方の籾受樋21に流下し、籾
揚穀機22で籾還元ホッパ23に還元されて脱ぷ部1に供給
され、脱ぷロール3,3で脱ぷされる。
籾摺選別作業中には、脱ぷロール3,3で籾摺された摺
落米は、脱ぷ率センサ26で脱ぷ率が検出され、制御基準
脱ぷ率と比較されながら摺落米の脱ぷ率が制御基準脱ぷ
率になるように、脱ぷロール3,3の間隙が自動調節され
ながら、籾摺選別作業が行なわれ、このような籾摺選別
作業中に、オペレータの脱ぷ率設定スイッチ29の調節に
より、脱ぷロールの間隙調節の基準となる制御基準脱ぷ
率が、高側あるいは低側に調節されることがある。する
と、前記の脱ぷ率基準によるロール間隙の自動調節とは
関係無く、この高側あるいは低側への調節に関連して、
ロール間隙が脱ぷ率高側になるように閉調節され、ま
た、基準脱ぷ率が低側に調節された場合には、ロール間
隙が脱ぷ率低側になるように、開調節され、次いで、通
常の脱ぷ率センサ26の検出結果に基づく脱ぷロール間隙
の自動調節に移行する。従って、変更された基準脱ぷ率
に迅速に調節でき、応答性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明の実施例を示すもので、第1図は、切
断側面図、第2図は、切断背面図、第3図は、ブロック
回路図、第4図は、フローチャート、第5図は、切断側
面図である。 符号の説明 1……脱ぷ部、2……籾ホッパ 3……脱ぷロール、4……摺落米風選路 5……吸引ファン、6……排塵筒 7……摺落米受樋、8……混合米揚穀機 10……選別ケース、11……回転選別筒 11a……壷穴、12……駆動ローラー 13……供給ラセン、14……供給樋 15……仕上米ラセン、16……仕上米樋(穀粒受樋) 17……仕上米流下筒、18……仕上米流穀板 19……仕上米受樋、20……仕上米揚穀機 21……籾受樋、22……籾揚穀機 23……籾還元ホッパ、24……横軸 25……傾斜調節手段、26……脱ぷ率センサ 27……サンプルホールド回路、28……演算制御部 29……脱ぷ率設定スイッチ、30……負荷電流センサ 31……籾供給調節弁、32……籾供給弁開度センサ 33……ロール間隙調節手段、34……ロール間隙調節モー
タ 35……シャッタ開度調節モータ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】籾摺をする一対の脱ぷロール3,3と、この
    脱ぷロール3,3のロール間隙を開閉調節するロール間隙
    調節手段33と、脱ぷロール3,3で籾摺された摺落米の脱
    ぷ率を検出する脱ぷ率センサ26と、脱ぷ率センサ26の検
    出脱ぷ率が制御基準脱ぷ率になるように脱ぷロール3,3
    のロール間隙を開閉調節するロール間隙自動制御手段
    と、前記ロール間隙自動制御手段の制御基準脱ぷ率を高
    低に調節できる基準脱ぷ率設定手段とを具備する籾摺選
    別機において、籾摺作業中に前記基準脱ぷ率設定手段の
    制御基準脱ぷ率が高側あるいは低側に調節された場合に
    は、当該基準脱ぷ率設定手段の高側あるいは低側への変
    更に関連してロール間隙を高側あるいは低側に調節する
    先行ロール間隙調節手段と、該先行ロール間隙調節手段
    のロール間隙調節後に実行され、且つ、前記ロール間隙
    自動制御手段に基づきロール間隙を調節する後行ロール
    間隙調節手段と、からなる脱ぷロール間隙調節装置。
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