JPH1157622A - 籾摺選別機の制御装置 - Google Patents

籾摺選別機の制御装置

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JPH1157622A
JPH1157622A JP22232297A JP22232297A JPH1157622A JP H1157622 A JPH1157622 A JP H1157622A JP 22232297 A JP22232297 A JP 22232297A JP 22232297 A JP22232297 A JP 22232297A JP H1157622 A JPH1157622 A JP H1157622A
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rice
brown rice
partition plate
plate
paddy
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JP22232297A
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English (en)
Inventor
Harumitsu Toki
治光 十亀
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】揺動選別装置の玄米仕切板制御の改良。 【解決手段】籾・玄米判別センサ30が揺動選別板15
の排出側を横方向に移動しながら籾・玄米の境界位置を
検出し、玄米仕切板18を境界検出位置に関連した仕切
位置に移動調節する。また、籾・玄米判別センサ30を
揺上側の所定位置に移動して、籾・玄米判別センサ30
により穀粒デ−タを測定し、測定穀粒デ−タと設定基準
値とを比較し、設定基準値の範囲になると、作業終了状
態と判定し、揺動選別板15の揺上側から取り出された
穀粒を機外取出状態から機内循環状態に切り替えて、残
粒穀粒処理を実行する。 【効果】玄米仕切板制御用の籾・玄米判別センサ30を
有効に利用して、作業終了状態を判定することができ
て、構成を簡単化しながら作業終了時の残粒穀粒処理に
自動的に移行できて作業能率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、籾摺選別機の制
御装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】揺動選別板の選別穀粒の籾・玄米分布境
界位置を籾・玄米判別センサで検出して、玄米仕切板を
仕切り位置に調節制御する玄米仕切板の仕切位置制御装
置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、前記玄米
仕切板の仕切位置制御装置において、籾・玄米判別セン
サの検出デ−タを利用して籾摺選別機の作業終了状態を
判定し、自動的に作業終了時の残粒穀粒処理に移行し
て、簡単な構成で操作の容易化を実現しようとするもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
従来技術のもつ問題点を解決するために、次の技術的手
段を講じた。即ち、この発明は、揺動選別板15,玄米
仕切板18,及び、前記玄米仕切板18を移動調節する
玄米仕切板移動調節手段28を有する揺動選別部3と、
前記揺動選別板15の排出側に設けられていて籾・玄米
の境界位置を検出する籾・玄米判別センサ30と、前記
籾・玄米判別センサ30の籾・玄米の境界検出位置に関
連した仕切位置に玄米仕切板18を移動調節する玄米仕
切板自動制御手段と、前記籾・玄米判別センサ30の揺
上側所定位置の籾・玄米検出情報から作業終了状態を判
定する作業終了判定手段と、前記作業終了判定手段の作
業終了判定に関連して前記揺動選別板15の揺上側から
取り出された穀粒を機外取出状態から機内循環状態に切
り替えて残粒穀粒の籾摺をする残粒穀粒処理手段と、か
らなる籾摺選別機の制御装置の構成としたものである。
【0005】
【作用】揺動選別板15の選別中には、揺上側に玄米が
偏流分布し、揺下側に籾が偏流分布し、その中間領域に
籾・玄米の混合米が偏流分布しつつ選別されるところ、
籾・玄米判別センサ30が揺動選別板15の排出側を揺
上側から揺下側に移動させながら籾・玄米の境界位置を
検出し、玄米仕切板18を境界検出位置に関連した仕切
位置に移動調節したり、あるいは、玄米仕切板18を籾
・玄米判別センサ30と一体的に移動させる玄米仕切板
18の仕切り制御がなされる。
【0006】また、籾・玄米判別センサ30を揺上側の
所定位置に移動して、籾・玄米判別センサ30により穀
粒デ−タを測定し、測定穀粒デ−タと設定基準値とを比
較し、測定デ−タが設定基準値の範囲になると作業終了
状態と判定し、揺動選別板15の揺上側から取り出され
た穀粒を機外取出状態から機内循環状態に切り替え、残
粒穀粒を籾摺し機外に取り出す残粒穀粒処理を実行す
る。
【0007】
【発明の効果】この発明は、前記のように、玄米仕切板
制御用の籾・玄米判別センサ30を有効に利用して、揺
動選別型籾摺選別機の作業終了状態を判定することがで
きて、構成を簡単化したものでながら作業終了時の残粒
穀粒処理に自動的に移行することができて作業能率を向
上させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に示すこの発明の実施
例について説明する。まず、図1に基づいて、籾摺選別
機の全体構成を説明する。籾摺選別機は、籾摺をする籾
摺部1,籾摺部1からの摺落米を風選する摺落米風選部
2,摺落米風選部2での風選後の混合米を籾・玄米に分
離選別する揺動選別部3,混合米揚穀機4,玄米揚穀機
5等により構成されている。
【0009】籾摺部1は、籾ホッパ6,籾摺ロ−ル7,
7等の内装されている籾摺室8で構成されている。摺落
米風選部2は、摺落米風選箱9,摺落米風選路10,粃
受樋11,摺落米受樋12,吸引フアン13,排塵筒1
4等で構成されている。次に、図2に基づき、揺動選別
部3について説明する。多段の揺動選別板15,15,
…には、板面に選別用の凹凸が形成されていて、縦方向
の一側が高い供給側15a、その反対の他側が低い排出
側15bとなり、横方向の一側を高い揺上側15c、そ
の反対側を低い揺下側15dとし、揺動選別板15の縦
横ともに傾斜した構成とし、揺動装置で横方向斜め上下
に往復揺動される構成である。
【0010】この揺動選別板15における供給側15a
の供給口には、混合米揚穀機4,混合米ホッパ24,分
配供給樋16、分配ケース17を経て混合米が供給され
る。混合米は粒形の大小,比重の大小,摩擦係数の大小
等の関係で、比重の重い小形の玄米は横方向の揺上側1
5cに偏流分布し、また、玄米に比較して大きく比重の
軽い籾は、横方向の揺下側15dに偏流分布し、また、
その中間部には分離されない籾・玄米の混合米が偏流分
布しつつ選別され、選別穀粒は玄米仕切板18及び籾仕
切板19で仕切られて取り出される。
【0011】仕切られた玄米は、玄米取出樋20,玄米
流路21,玄米揚穀機5を経て機外に取り出され、ま
た、混合米は混合米取出樋22,混合米流路23,摺落
米受樋12,混合米揚穀機4,混合米ホッパ24,分配
供給樋16,分配ケース17を経て、揺動選別板15に
供給されて再選別され、また、籾は籾取出樋25,籾流
路26,籾揚穀機27を経て籾摺部1に揚穀還元され
て、再度の籾摺がされる構成である。
【0012】なお、図面は省略したが、混合米ホッパ2
4と籾摺部1の籾供給調節弁37はリンク等の連動部材
を介して連動連結されていて、混合米ホッパ24が穀粒
量の増減により下動あるいは上動すると、籾供給調節弁
37が関連的に減少側あるいは増加側に調節され、籾摺
ロ−ル7,7への供給量が調節される構成である。玄米
仕切板18は、図2に示すように、玄米仕切板移動調節
手段28で揺上側15cから揺下側15dにかけて往復
移動できる構成であり、玄米仕切板調節モ−タ29を正
逆転すると、揺上側15cあるいは揺下側15dに移動
調節される。そして、玄米仕切板18が揺上側15c端
部に移動すると、仕切板原点スイッチ(揺上側)33で
検出され、また、玄米仕切板18が揺下側15d端部に
移動すると、仕切板原点スイッチ(揺下側)34で検出
され、玄米仕切板18の移動は夫れ夫れ停止する。
【0013】揺動選別板15の排出側15b上方には、
籾・玄米判別センサ30が設けられている。この籾・玄
米判別センサ30は、ねじ棒で構成されているセンサ移
動手段31により横方向に移動自在であり、センサ調節
モ−タ32を正逆転すると、横方向に往復移動する構成
である。そして、籾・玄米判別センサ30が揺上側15
c原点位置に移動すると、センサ原点スイッチ(揺上
側)35で検出され、また、揺下側15d原点位置に移
動すると、センサ原点スイッチ(揺下側)36で検出さ
れて、夫れ夫れ停止する構成である。
【0014】籾・玄米判別センサ30はこの実施例では
次のように構成されている。発光部から水分吸収波長光
及び水分に吸収されない参照波長光を含む電磁波を照射
し、穀粒からの反射光量を光学フィルタ部で受光し、水
分吸収波長光が光学フィルタ部を経由して受光部(水分
吸収波長光)に入力され、受光部で光量の多少に応じて
大小の電圧に変換されて、CPU内臓の制御部41に入
力され、また、光学フィルタ部で反射した参照波長光は
受光部(参照波長光)に送られて、電圧値に変換されて
制御部41に入力される。しかして、両検出電圧値の比
が制御部41で演算されて、所定の判別しきい値と比較
して、籾・玄米の別が判別される構成である。なお、検
出波長域は前記波長域に限定されるものではない。
【0015】図3は籾摺ロール7,7のロール間隙を調
節する周知の構成を示すもので、ロール間隙調節モータ
58を正転あるいは逆転すると、ロール間隙調節手段5
8aを介してロール間隙が開閉調節される。次に、制御
用マイクロコンピュ−タ(以下制御部という)41への
センサ類,スイッチ類の入力構成、及び、アクチュエ−
タへの接続構成について説明する。
【0016】制御部41には、デジタル入力回路を経由
して、仕切板原点スイッチ(揺上側)33,仕切板原点
スイッチ(揺下側)34,センサ原点スイッチ(揺上
側)35,センサ原点スイッチ(揺下側)36,ロ−ル
展開センサ42(籾摺ロ−ル7,7の間隙を籾摺しない
ように広く開けた状態を検出する)が接続されている。
また、籾ホッパ6の穀粒の有無を検出するグレンセンサ
43が比較回路を経由して接続されており、自動/手動
切換スイッチ44,脱ぷ率上スイッチ45,脱ぷ率下ス
イッチ46,表示切換スイッチ47,揺動回転数上スイ
ッチ64,揺動回転数下スイッチ65,玄米仕切板揺上
側スイッチ66及び玄米仕切板揺下側スイッチ67が、
デジタル入力回路を経由して夫れ夫れ接続されている。
【0017】また、制御部41には、負荷電流検出セン
サ48が比較回路を経由して接続されており、また、ア
ナログ入力回路及びA/D変換回路を経由して、籾仕切
板19の調節位置を検出する籾仕切板移動(位置)ポテ
ンショメ−タ49,玄米仕切板18の移動位置を検出す
る玄米仕切板移動(位置)ポテンショメ−タ50,籾・
玄米判別センサ30,揺動選別板15の横傾斜角度を検
出する選別板傾斜移動(位置)ポテンショメ−タ51,
籾摺部1の籾供給調節弁37の開度を検出する籾供給調
節弁移動(位置)ポテンショメ−タ52,籾供給調節弁
37を調節する調節レバ−の位置を検出する籾供給調節
レバ−移動(位置)ポテンショメ−タ53,籾・玄米判
別センサ30の移動位置を検出する籾・玄米判別センサ
移動(位置)ポテンショメ−タ54が、夫れ夫れ接続さ
れている。
【0018】また、制御部41には出力回路を経由し
て、籾摺選別機を駆動する主モ−タ55,玄米仕切板調
節モ−タ29,センサ調節モ−タ32,揺動選別板15
の横傾斜角度を調節する選別板傾斜調節モ−タ56,籾
供給調節弁37の開度を調節する籾供給調節弁調節モ−
タ57,ロ−ル間隙調節モ−タ58,玄米切替弁調節モ
−タ38,混合米切替弁調節モ−タ40が、それぞれ接
続されている。
【0019】また、制御部41には、表示出力回路を経
由して、モニタ表示部59が接続されており、また、回
転指令出力回路を経由して揺動回転調節モ−タ60が接
続されており、揺動回転調節モ−タ60の回転情報が回
転パルス入力回路を経由して制御部41に入力される構
成である。また、制御部41には、シリアルデ−タ受信
回路61及びシリアルデ−タ送信回路62が接続されて
おり、制御部41のメモリ部には不揮発メモリ63が接
続されている。
【0020】次に、制御部41の制御内容について説明
する。 まず、自動/手動切換スイッチ44を自動側に切り替
えて、運転/停止スイッチ(図示省略)を運転側に操作
し、主モ−タ55を駆動すると、初めに、籾摺ロ−ル
7,7の初期間隙を設定するロ−ル間隙初期設定制御に
移行する。すると、先ず、籾摺ロ−ル7,7のロ−ル間
隙を開調節して、負荷電流検出センサ48の検出負荷電
流値が変化しなくなると、籾摺ロ−ル7,7の非接触状
態と判定して開調節を停止し、次いで、ロ−ル間隙を閉
調節し、負荷電流検出センサ48が負荷電流値の増加を
検出すると、籾摺ロ−ル7,7の微接触と判定し閉調節
を停止し、次いで、ロ−ル間隙を所定時間にわたり開調
節して、所定の初期間隙(例えば、1mm)に調節設定
する。
【0021】次いで、籾ホッパ6の籾供給調節弁37
を開度調節するシヤッタ開度調節に移行し、籾供給調節
弁レバー移動(位置)ポテンショメ−タ53の検出開度
に対応する開指令を出し、籾供給調節弁37を設定開度
に調節する。しかして、籾ホッパ6から籾摺ロ−ル7,
7に籾が供給され、籾摺作業が開始される。 次いで、負荷電流値基準による籾摺ロ−ル7,7のロ
−ル間隙制御に移行する。
【0022】すると、籾供給調節弁移動(位置)ポテン
ショメ−タ52で籾供給調節弁37の弁開度を検出し、
また、負荷電流検出センサ48で主モ−タ55の負荷電
流値を検出して、夫れ夫れ制御部41に送り、次いで、
籾供給調節弁37の当該弁開度に対応する基準負荷電流
値を所定の計算式により算出(あるいはテ−ブルから選
択)し決定する。
【0023】次いで、検出負荷電流値を基準負荷電流値
と比較し、検出負荷電流値が基準負荷電流値より高い
(あるいは、低い)場合には、ロ−ル間隙調節モ−タ5
8を開側(あるいは閉側)に調節し、検出負荷電流値を
基準負荷電流値へ復帰するように関連的なロ−ル間隙制
御をしつつ籾摺作業をする。また、検出負荷電流値が基
準負荷電流値の範囲内であれば、制御指令を出さず、そ
のままのロ−ル間隙を維持しながら籾摺作業を継続す
る。
【0024】玄米仕切板18の仕切制御を開始し籾・
玄米判別センサ30の境界位置検出に移行する。する
と、籾・玄米判別センサ30で検出ピ−ク電圧値を検出
し、所定時間内の籾検出ピ−ク電圧値の検出回数と制御
基準値とを比較して、籾検出ピ−ク電圧値の検出回数が
多い(あるいは少ない)ときには、籾・玄米判別センサ
30を所定距離揺上側15c(あるいは揺下側15d)
へ移動しつつ検出作業を継続し、籾検出ピ−ク電圧値の
検出回数が制御基準値の範囲内になつた位置を、籾・玄
米の境界検出位置とする。次いで、この境界検出位置に
基づき、玄米仕切板4の仕切位置を演算し、玄米仕切板
18を仕切位置に移動させる。
【0025】次に、図5に示す実施例について説明す
る。この実施例は、揺動選別板15の穀粒選別状態を籾
・玄米判別センサ30で測定して玄米仕切板18を仕切
位置に移動調節する玄米仕切板制御装置において、籾・
玄米判別センサ30の検出デ−タを利用して揺動選別型
籾摺選別機の作業終了状態を判定しようとするものであ
る。
【0026】図面のフロ−に基づきその制御内容を説明
する。本制御がスタ−トすると、グレンセンサ43の測
定結果を制御部41に読み込み、籾ホッパ6に籾がある
か否かを判定し、籾有りの場合には、籾供給調節弁移動
(位置)ポテンショメ−タ52により籾供給調節弁37
の開度を測定し、籾供給調節弁37の開閉状態を判定す
る。
【0027】しかして、籾供給調節弁37が開の場合に
は、籾・玄米判別センサ30による籾・玄米境界位置の
測定を開始し、揺上側あるいは揺下側に移動しながら籾
・玄米の境界位置を測定し、籾・玄米判別センサ移動
(位置)ポテンショメ−タ54により境界位置(M1)
を測定し記憶する。次いで、タイマ−機能をセットして
計時を開始し、計時が終了すると、終了時における籾・
玄米判別センサ30の境界測定位置(M2)を測定し記
憶する。
【0028】次いで、前回の境界測定位置(M1)と今
回の境界測定位置(M2)とを比較して、一定値以上揺
上側に移動したか否かを判定し、一定値以上揺上側に移
動した場合には、穀粒の減少により分布領域が揺上側に
移動し籾・玄米の境界測定位置が揺上側に移動した作業
終了状態と判定し、選別板傾斜移動(位置)ポテンショ
メ−タ51で揺動選別板15の横傾斜角度を測定し記憶
する。
【0029】前記ように構成したので、玄米仕切板制御
装置の籾・玄米判別センサ30を有効に利用して、簡単
な構成でありながら揺動選別型籾摺選別機の作業終了状
態を判定することができる。次に、図6に示す実施例に
ついて説明する。この実施例は、揺動選別板15の穀粒
選別状態を籾・玄米判別センサ30で測定して玄米仕切
板18を仕切位置に移動調節する玄米仕切板制御装置に
おいて、籾・玄米判別センサ30の検出デ−タを利用し
て揺動選別型籾摺選別機の作業終了状態を判定し、残粒
穀粒処理に自動的に移行し作業能率の向上を図ろうとす
るものである。
【0030】図面に基づきその制御内容を説明する。本
制御がスタ−トすると、センサ原点スイッチ(揺上側)
35により籾・玄米判別センサ30が揺上側原点位置に
あるか否かを判定し、揺上側原点位置にあると、籾・玄
米判別センサ30により籾・玄米比率を測定し、測定籾
・玄米比率と設定基準値を比較し、測定籾・玄米比率が
設定基準値の範囲になると、穀粒の分布幅が狭くなった
作業終了状態と判定し、残粒穀粒処理に移行する。
【0031】残粒穀粒処理は例えば次のように実行す
る。まず、玄米仕切板18を最揺上側に移動し、玄米切
替弁調節モ−タ38に切替指令を出して玄米切替弁(図
示省略)を機外取出状態から機内循環状態に切り替え
て、混合米切替弁調節モ−タ40に切替指令を出して混
合米切替弁(図示省略)を機内循環状態から籾摺部1へ
の還元状態に切り替え、揺動選別板15から取り出され
た穀粒を全量籾摺部1に還元して籾摺する。次いで、籾
・玄米判別センサ30で籾・玄米比率を測定して設定基
準値と比較し、測定籾・玄米比率が設定基準値の範囲に
なると籾摺完了と判定し(所定時間後に籾摺完了と判定
してもよい。)、玄米仕切板18を揺下側に移動すると
共に、玄米切替弁(図示省略)を機外取出側に、混合米
切替弁(図示省略)を機内循環側に切り替えて、板面か
ら取り出される玄米を玄米仕切板18で仕切り機外へ取
り出し、所定時間が経過すると取出完了と判定し、主モ
−タ55を停止し残粒穀粒処理を終了する。
【0032】なお、残粒穀粒処理を次のように実行して
もよい。開始時に、玄米切替弁(図示省略)を機外排出
側から機内循環側に切り替えると共に、籾・玄米判別セ
ンサ30を揺下側の籾分布領域に移動し、玄米及び混合
米分布領域の穀粒を機内循環しながら揺動選別板15で
選別し、籾分布領域の穀粒を籾摺部1に還元して籾摺
し、籾・玄米判別セット30の検出籾・玄米比率が所定
基準値になると、籾摺されたものと判定して、玄米切替
弁(図示省略)を機外取出側に切り替え、玄米を取り出
し残粒穀粒処理を終了させる。
【0033】前記のように、玄米仕切板制御用の籾・玄
米判別センサ30を有効に利用して、揺動選別型籾摺選
別機の作業終了状態を判定することができて、構成を簡
単化したものでながら作業終了時の残粒穀粒処理に自動
的に移行することができて作業能率を向上させることが
できる。次に、図7に示す実施例について説明する。
【0034】この実施例は、通常作業中の揺動選別板1
5の横傾斜角度を記憶しておき、残粒穀粒処理後の再開
作業時に前回作業時の横傾斜角度に調節設定することに
より、再開作業を迅速化し作業能率の向上を図ろうとす
るものである。図面に示す制御フロ−について説明す
る。本制御がスタ−トすると、籾・玄米判別センサ移動
(位置)ポテンショメ−タ54により籾・玄米判別セン
サ30の移動位置(M1)を測定し、次いで、タイマ−
機能をセットして計時を開始し、計時が終了すると、籾
・玄米判別センサ30の位置(M2)を測定する。
【0035】しかして、籾・玄米判別センサ30の前回
の位置(M1)と今回の位置(M2)とを比較して、籾
・玄米判別センサ30の移動距離を算出して、設定基準
値と比較し、設定基準値以下の場合には、選別状態の変
化の少ない通常作業状態と判定して、選別板傾斜移動
(位置)ポテンショメ−タ51により揺動選別板15の
横傾斜角度(θ1)を測定し記憶する。
【0036】次いで、再開作業か否かを判定する。再開
作業の判定は、例えば、籾供給調節弁37の開フラグ
0,籾・玄米判別センサ30の揺上側原点位置の離脱フ
ラグ0,玄米仕切板18の揺上側原点位置の離脱フラグ
0の場合には、初期作業と判定し、各フラグ1の場合に
は再開作業と判定する。しかして、再開作業の場合に
は、選別板傾斜移動(位置)ポテンショメ−タ51によ
り揺動選別板15の横傾斜角度(θ2)を測定し、前回
作業時の横傾斜角度(θ1)と今回の横傾斜角度とを比
較して、変化有りのときは、更に、前回の横傾斜角度
(θ1)より急傾斜か否かを判定し、急傾斜の場合には
緩傾斜側に調節し、また、急傾斜でない場合には、急傾
斜側に調節して、前回の横傾斜角度(θ1)に調節設定
する。
【0037】前記のように構成したので、作業終了時の
残粒穀粒処理時に揺動選別板15の横傾斜角度を調節し
たような場合にも、再開作業時に通常選別状態の横傾斜
角度に迅速に調節設定できて、作業能率を向上させるこ
とができる。次に、図8に示す実施例について説明す
る。この実施例は、揺動選別板15の穀粒選別状態を籾
・玄米判別センサ30で測定して玄米仕切板18を仕切
位置に移動調節する玄米仕切板制御装置において、玄米
仕切板18を玄米仕切板調節モ−タ29での移動調節時
における玄米仕切板移動(位置)ポテンショメ−タ51
のパルス時間間隔を測定記憶し、玄米仕切板18の移動
調節状態を診断し異常報知をしようとするものである。
【0038】前記実施例のように、ネジ棒で構成してい
る玄米仕切板移動調節手段28をACモ−タである玄米
仕切板調節モ−タ29で、玄米仕切板18を移動させる
構成であるところ、図(1)に示すように、玄米仕切板
移動調節手段28のネジ棒が回転し磁気部が回転してく
ると玄米仕切板移動(位置)ポテンショメ−タ50がパ
ルスを出力することにより回転状態を検出し、玄米仕切
板18の移動位置を検出するところ、機械によって回転
トルクにバラツキがあるため、1回転のパルス時間間隔
は機械によって異なる。そこで、バラツキがひどくなる
と異常として報知しようとするものである。
【0039】次に、図(2)の制御フロ−について説明
する。本制御がスタ−トすると、回転パルスの割込み入
力の有無を判定し、カウンタに+1の加算されない場合
には、カウンタの積算数が偶数か否かを判定し、偶数で
ない場合には、タイマ−の計時を開始し、また、カウン
タの積算数が偶数のときは、タイマ−の計時を停止し、
計測時間を記憶し、タイマ−をリセットする。
【0040】また、割込み入力有りの場合には、カウン
タ(初期値は0)に+1を加算し、タイマ−をスタ−ト
し計時を開始する。次いで、カウンタの積算値が所定基
準値に達したか否かの判定をし、所定基準値になると、
カウンタをリセットし、パルス間隔の平均時間を計算す
る。次いで、平均時間と設定基準時間とを比較して、設
定基準時間より大の場合には、ネジ棒がトルクにより回
りにくくなっている異常と判定し、モニタ表示部59に
異常報知をする。
【0041】前記のように、玄米仕切板18の移動状態
を玄米仕切板移動調節手段28のネジ棒の回転に要する
時間を測定することにより、玄米仕切板18の移動状態
の異常を自己診断することができて、玄米仕切板19の
移動位置を高精度に維持することができる。次に、図9
に示す実施例について説明する。
【0042】この実施例は、揺動選別板15の穀粒選別
状態を籾・玄米判別センサ30で測定して玄米仕切板1
8を仕切位置に自動調節すると共に、自動調節に優先し
て玄米仕切板18の位置を手動調節できる玄米仕切板制
御装置において、玄米仕切板18の移動位置を正確に検
出しようとするものである。自動運転時の玄米仕切板1
8の移動調節は玄米仕切板移動調節手段28のネジ棒の
1回転毎をパルス信号により取り出し検出しているが、
玄米仕切板揺上側スイッチ66及び玄米仕切板揺下側ス
イッチ67を手動する場合には、パルス信号の間のどの
位置で停止しているか分からず、このずれが玄米仕切板
制御の仕切位置のずれとなり、仕切精度を低下させると
いう問題点がある。この実施例はこのような問題点を解
消しようとするものである。
【0043】次に、図(2)のフロ−に基づき制御内容
を説明する。本制御がスタ−トすると、玄米仕切板揺上
側スイッチ66及び玄米仕切板揺下側スイッチ67の調
節操作を読み込み、手動調節スイッチのON操作有りか
否かを判定し、ON操作有りの場合には、タイマ−機能
(1回転を検出するパルス信号間隔であるT1)をセッ
トして計時を開始し、パルス信号の割込み入力が有るか
否かを判定し、有りのときには、タイマ−を停止し、次
いで、前記時間T1より小か否かを判定し、小さくない
場合には、カウンタに+1を加算し、移動距離を計算す
る。また、前記時間T1より小の場合には、その時間に
対応する補正距離を所定の計算式で算出し、算出デ−タ
を記憶し、リタ−ンする。
【0044】また、手動調節スイッチのON操作の無い
場合には、タイマ−及びカウンタをリセットし、全補正
距離を積算する。しかして、籾・玄米判別センサ30の
籾・玄米の境界位置を検出し玄米仕切板18を仕切位置
に移動する仕切制御をする際に、前記補正距離を加算し
て仕切位置を決定し、玄米仕切板18を移動させる。前
記のように、手動調節によるずれを吸収して玄米仕切板
18を仕切位置に移動調節すので、玄米仕切板制御の精
度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の切断側面図
【図2】斜視図
【図3】切断側面図
【図4】ブロック図
【図5】フロ−チャ−ト
【図6】フロ−チャ−ト
【図7】フロ−チャ−ト
【図8】タイムチャ−ト、フロ−チャ−ト
【図9】タイムチャ−ト、フロ−チャ−ト
【符号の説明】
1…籾摺部,2…摺落米風選部,3…揺動選別部,4…
混合米揚穀機,5…玄米揚穀機,6…籾ホッパ,7…籾
摺ロール,8…籾摺室,9…摺落米風選箱,10…摺落
米風選路,11…粃受樋,12…摺落米受樋,13…吸
引フアン,14…排塵筒,15…揺動選別板,16…分
配供給樋,17…分配ケース,18…玄米仕切板,19
…籾仕切板,20…玄米取出樋,21…玄米流路,22
…混合米取出樋,23…混合米流路,24…混合米ホッ
パ,25…籾取出樋,26…籾流路,27…籾揚穀機,
28…玄米仕切板移動調節手段,29…玄米仕切板調節
モ−タ,30…籾・玄米判別センサ,31…センサ移動
手段,32…センサ調節モ−タ,33…仕切板原点スイ
ッチ(揺上側),34…仕切板原点スイッチ(揺下
側),35…センサ原点スイッチ(揺上側),36…セ
ンサ原点スイッチ(揺下側),37…籾供給調節弁,3
8…玄米切替弁調節モ−タ,40…混合米切替弁調節モ
−タ,41…制御部,42…ロ−ル展開センサ,43…
グレンセンサ,44…自動/手動スイッチ,45…脱ぷ
率上スイッチ,46…脱ぷ率下スイッチ,47…表示切
換スイッチ,48…負荷電流検出センサ,49…籾仕切
板移動(位置)ポテンショメ−タ,50…玄米仕切板移
動(位置)ポテンショメ−タ,51…選別板傾斜移動
(位置)ポテンショメ−タ,52…籾供給調節弁移動
(位置)ポテンショメ−タ,53…籾供給調節レバ−移
動(位置)ポテンショメ−タ,54…籾・玄米判別セン
サ移動(位置)ポテンショメ−タ,55…主モ−タ,5
6…選別板傾斜調節モ−タ,57…籾供給調節弁調節モ
−タ,58…ロ−ル間隙調節モ−タ,59…モニタ表示
部,60…揺動回転調節モ−タ,61…シリアルデ−タ
受信回路,62…シリアルデ−タ送信回路,63…不揮
発メモリ,64…揺動回転数上スイッチ,65…揺動回
転数下スイッチ,66…玄米仕切板揺上側スイッチ,6
7…玄米仕切板揺下側スイッチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】揺動選別板15,玄米仕切板18,及び、
    前記玄米仕切板18を移動調節する玄米仕切板移動調節
    手段28を有する揺動選別部3と、前記揺動選別板15
    の排出側に設けられていて籾・玄米の境界位置を検出す
    る籾・玄米判別センサ30と、前記籾・玄米判別センサ
    30の籾・玄米の境界検出位置に関連した仕切位置に玄
    米仕切板18を移動調節する玄米仕切板自動制御手段
    と、前記籾・玄米判別センサ30の揺上側所定位置の籾
    ・玄米検出情報から作業終了状態を判定する作業終了判
    定手段と、前記作業終了判定手段の作業終了判定に関連
    して前記揺動選別板15の揺上側から取り出された穀粒
    を機外取出状態から機内循環状態に切り替えて残粒穀粒
    の籾摺をする残粒穀粒処理手段と、からなる籾摺選別機
    の制御装置。
JP22232297A 1997-08-19 1997-08-19 籾摺選別機の制御装置 Pending JPH1157622A (ja)

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