JPH078815A - 籾摺選別機の制御装置 - Google Patents
籾摺選別機の制御装置Info
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- JPH078815A JPH078815A JP14879393A JP14879393A JPH078815A JP H078815 A JPH078815 A JP H078815A JP 14879393 A JP14879393 A JP 14879393A JP 14879393 A JP14879393 A JP 14879393A JP H078815 A JPH078815 A JP H078815A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】籾摺選別状態を検出する複数のセンサを有し、
これらのセンサの検出情報に基づて不具合状態を変更調
節する調節手段を自動的に調節して籾摺選別作業の適正
化を図る籾摺選別機において、「玄米に籾混入」等の不
具合スイッチをオペレ−タがONすると、当該不具合籾
摺選別状態を修正する複数の調節手段が所定の優先順位
に従って順次調節される籾摺選別機の制御装置。 【効果】不具合籾摺選別状態を迅速に回復できる。
これらのセンサの検出情報に基づて不具合状態を変更調
節する調節手段を自動的に調節して籾摺選別作業の適正
化を図る籾摺選別機において、「玄米に籾混入」等の不
具合スイッチをオペレ−タがONすると、当該不具合籾
摺選別状態を修正する複数の調節手段が所定の優先順位
に従って順次調節される籾摺選別機の制御装置。 【効果】不具合籾摺選別状態を迅速に回復できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、籾摺選別機に制御装
置に関するものである。
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】籾摺選別機に各種の選別状態を検出する
センサ群を設けて、選別状態が悪くなるのをこれらセン
サ群で検出して、検出値が制御基準値になるように調節
装置を調節し、選別の適正化を図るものがある。
センサ群を設けて、選別状態が悪くなるのをこれらセン
サ群で検出して、検出値が制御基準値になるように調節
装置を調節し、選別の適正化を図るものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、複数のセ
ンサを有しこれらのセンサ群での検出情報に基づき調節
手段を自動的に調節しながら籾摺選別作業をする籾摺選
別機において、例えば、玄米への籾混入等の不具合選別
状態時にONする不具合スイッチを設けて、作業中に該
不具合状態が発生した際に該不具合スイッチをONする
ことにより、当該不具合状態を修正する複数の調節手段
が所定の優先順位に従って自動的に調節操作されて、当
該不具合状態を回復調節し、もって調節操作の容易化を
図ろうとするものである。
ンサを有しこれらのセンサ群での検出情報に基づき調節
手段を自動的に調節しながら籾摺選別作業をする籾摺選
別機において、例えば、玄米への籾混入等の不具合選別
状態時にONする不具合スイッチを設けて、作業中に該
不具合状態が発生した際に該不具合スイッチをONする
ことにより、当該不具合状態を修正する複数の調節手段
が所定の優先順位に従って自動的に調節操作されて、当
該不具合状態を回復調節し、もって調節操作の容易化を
図ろうとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
従来技術のもつ問題点を解決するために、次の技術的手
段を講じた。即ち、この発明は、籾摺選別状態を検出す
る複数のセンサを有してこれらのセンサの不具合検出情
報に基づて該不具合状態を変更調節する調節手段を自動
的に調節して籾摺選別作業の適正化を図る籾摺選別機に
おいて、不具合籾摺選別状態時に人為的にONすること
のできる不具合スイッチと、該不具合スイッチのONに
関連して該不具合籾摺選別状態を修正する複数の調節手
段が所定の優先順位に従って順次調節される制御指令信
号の出力手段とからなる籾摺選別機の制御装置としたも
のである。
従来技術のもつ問題点を解決するために、次の技術的手
段を講じた。即ち、この発明は、籾摺選別状態を検出す
る複数のセンサを有してこれらのセンサの不具合検出情
報に基づて該不具合状態を変更調節する調節手段を自動
的に調節して籾摺選別作業の適正化を図る籾摺選別機に
おいて、不具合籾摺選別状態時に人為的にONすること
のできる不具合スイッチと、該不具合スイッチのONに
関連して該不具合籾摺選別状態を修正する複数の調節手
段が所定の優先順位に従って順次調節される制御指令信
号の出力手段とからなる籾摺選別機の制御装置としたも
のである。
【0005】
【作用】籾摺選別作業中に、複数のセンサで籾摺選別状
態が検出され、これらのセンサが不具合選別状態を検出
すると、当該不具合籾摺選別状態を修正する調節手段が
自動的に調節されながら作業がされる。このような籾摺
選別過程で、例えば玄米に籾が混入するような不具合を
オペレ−タが発見し、この不具合状態に合致する不具合
スイッチがONされると、演算制御部から優先順位のあ
る制御指令信号が出力されて、当該不具合籾摺選別状態
を修正する複数の調節手段が所定の優先順位に従って順
次調節されて、当該不具合籾摺選別状態を回復すること
ができる。
態が検出され、これらのセンサが不具合選別状態を検出
すると、当該不具合籾摺選別状態を修正する調節手段が
自動的に調節されながら作業がされる。このような籾摺
選別過程で、例えば玄米に籾が混入するような不具合を
オペレ−タが発見し、この不具合状態に合致する不具合
スイッチがONされると、演算制御部から優先順位のあ
る制御指令信号が出力されて、当該不具合籾摺選別状態
を修正する複数の調節手段が所定の優先順位に従って順
次調節されて、当該不具合籾摺選別状態を回復すること
ができる。
【0006】
【実施例】以下、図面に示すこの発明の実施例について
説明する。まず、実施例の構成について説明する。籾摺
部1は、籾ホッパ2,一対の籾摺ロール3,3等で構成
されている。4は、摺落米風選路で、籾摺部1の下方に
配置されていて、前方の吸引排塵機5で発生する選別風
によって、籾摺部1からの摺落米が選別され、軽い籾殻
は吸引排塵機5から排塵筒6を経て機外へ排出され、玄
米および籾の混合米は、下方の摺落米受樋7に落下選別
される。摺落米受樋7に落下した混合米は、混合米揚穀
機8により揚穀されて、混合米ホッパ9を経て回転選別
筒11側の供給樋14の始端部に供給される構成であ
る。
説明する。まず、実施例の構成について説明する。籾摺
部1は、籾ホッパ2,一対の籾摺ロール3,3等で構成
されている。4は、摺落米風選路で、籾摺部1の下方に
配置されていて、前方の吸引排塵機5で発生する選別風
によって、籾摺部1からの摺落米が選別され、軽い籾殻
は吸引排塵機5から排塵筒6を経て機外へ排出され、玄
米および籾の混合米は、下方の摺落米受樋7に落下選別
される。摺落米受樋7に落下した混合米は、混合米揚穀
機8により揚穀されて、混合米ホッパ9を経て回転選別
筒11側の供給樋14の始端部に供給される構成であ
る。
【0007】10は、選別ケースで、この選別ケース1
0内には、内周面に多数の壷穴の構成されている回転選
別筒11が横軸回りに回転できるよう、選別始端側(図
1で右側)および選別終端側(図2で左側)が、駆動ロ
−ラ12,12,…で回転自在に支持されている。この
回転選別筒11内には、供給ラセン13の支架されてい
る供給樋14および仕上米ラセン15の架設されている
仕上米樋16が横架されている。
0内には、内周面に多数の壷穴の構成されている回転選
別筒11が横軸回りに回転できるよう、選別始端側(図
1で右側)および選別終端側(図2で左側)が、駆動ロ
−ラ12,12,…で回転自在に支持されている。この
回転選別筒11内には、供給ラセン13の支架されてい
る供給樋14および仕上米ラセン15の架設されている
仕上米樋16が横架されている。
【0008】この供給樋14および仕上米樋16を回転
選別筒11内に配設するにあたっては、供給樋14を図
2に示すように、回転選別筒11の下方から上方へ回転
する掻き上げ側に、また、仕上米樋16を回転選別筒1
1の上方から下方へ回転する側に配置して、回転選別筒
11の壷穴により低く掻き上げられた混合米は、供給樋
14に落下し、供給ラセン13で供給樋14の終端側に
移送されるもので、供給樋14は混合米受樋の機能も兼
ねている。
選別筒11内に配設するにあたっては、供給樋14を図
2に示すように、回転選別筒11の下方から上方へ回転
する掻き上げ側に、また、仕上米樋16を回転選別筒1
1の上方から下方へ回転する側に配置して、回転選別筒
11の壷穴により低く掻き上げられた混合米は、供給樋
14に落下し、供給ラセン13で供給樋14の終端側に
移送されるもので、供給樋14は混合米受樋の機能も兼
ねている。
【0009】仕上米樋16の排出側端部は、仕上米流下
筒17,仕上米流穀板18を経て仕上米受樋19に連通
されていてる。回転選別筒11で選別された玄米は、仕
上米流下筒17および仕上米流穀板18を流下する際
に、選別風で風選されて仕上米受樋19に流下し、次い
で、仕上米揚穀機20に揚穀されて機外に取り出される
構成である。
筒17,仕上米流穀板18を経て仕上米受樋19に連通
されていてる。回転選別筒11で選別された玄米は、仕
上米流下筒17および仕上米流穀板18を流下する際
に、選別風で風選されて仕上米受樋19に流下し、次い
で、仕上米揚穀機20に揚穀されて機外に取り出される
構成である。
【0010】回転選別筒11の排出側端部には、汲み上
げ筒体21を連設しており、回転選別筒11で選別済の
籾が汲み上げ筒体21に流入して汲み上げられ、籾還元
樋22を経て、籾摺部1に還元される。 籾摺選別機に
は、図3に示すように、籾摺作業能率を設定する供給量
設定スイッチ35,脱ぷ率を設定する脱ぷ率設定スイッ
チ23,籾摺部1での摺落米の脱ぷ率を検出する脱ぷ率
センサ24,回転撰別筒11内の穀粒層厚を検出する層
厚検出センサ25,回転選別筒11の回転数を検出する
回転数検出センサ26,仕上米樋16の穀粒飛散状態を
検出する穀粒飛散センサ27,仕上米樋16の玄米調節
板16aの開閉度を検出する玄米調節板センサ28,回
転撰別筒11の壷穴の大小を判別して回転撰別筒11の
種類を検出する円筒種類センサ29,穀粒の水分を検出
する水分計30,回転撰別筒11の終端側から籾摺部1
に還元される穀粒量を検出する還元量検出センサ31,
吸引排塵機5の回転数を検出する吸引回転数検出センサ
32,摺落米風選路4の風量調節弁33の調節位置を検
出する風量調節弁検出センサ34,供給量設定スイッチ
35の設定位置を検出する能率検出センサ36,圧風唐
箕37の回転数を検出する圧風回転数検出センサ38籾
摺ロール駆動用のモータの負荷電流値を検出する負荷電
流センサ56,穀粒形状センサ57,メッセージを表示
する表示装置58が設けられており、また、図4に示す
ように、コントロールパネル39には、運転スイッチ4
0,停止スイッチ41,並びに籾摺選別機の運転中の不
具合時に押す籾が多いスイッチ42,肌摺れスイッチ4
3,能率不良スイッチ44,3番飛散スイッチ45,玄
米にほこりが多いスイッチ46が設けられている。
げ筒体21を連設しており、回転選別筒11で選別済の
籾が汲み上げ筒体21に流入して汲み上げられ、籾還元
樋22を経て、籾摺部1に還元される。 籾摺選別機に
は、図3に示すように、籾摺作業能率を設定する供給量
設定スイッチ35,脱ぷ率を設定する脱ぷ率設定スイッ
チ23,籾摺部1での摺落米の脱ぷ率を検出する脱ぷ率
センサ24,回転撰別筒11内の穀粒層厚を検出する層
厚検出センサ25,回転選別筒11の回転数を検出する
回転数検出センサ26,仕上米樋16の穀粒飛散状態を
検出する穀粒飛散センサ27,仕上米樋16の玄米調節
板16aの開閉度を検出する玄米調節板センサ28,回
転撰別筒11の壷穴の大小を判別して回転撰別筒11の
種類を検出する円筒種類センサ29,穀粒の水分を検出
する水分計30,回転撰別筒11の終端側から籾摺部1
に還元される穀粒量を検出する還元量検出センサ31,
吸引排塵機5の回転数を検出する吸引回転数検出センサ
32,摺落米風選路4の風量調節弁33の調節位置を検
出する風量調節弁検出センサ34,供給量設定スイッチ
35の設定位置を検出する能率検出センサ36,圧風唐
箕37の回転数を検出する圧風回転数検出センサ38籾
摺ロール駆動用のモータの負荷電流値を検出する負荷電
流センサ56,穀粒形状センサ57,メッセージを表示
する表示装置58が設けられており、また、図4に示す
ように、コントロールパネル39には、運転スイッチ4
0,停止スイッチ41,並びに籾摺選別機の運転中の不
具合時に押す籾が多いスイッチ42,肌摺れスイッチ4
3,能率不良スイッチ44,3番飛散スイッチ45,玄
米にほこりが多いスイッチ46が設けられている。
【0011】これらのセンサ群及びスイッチ群は、入力
インタ−フエイスを経由して、制御部,演算制御部部,
レジスタ部のあるCPU及びプログラムメモリ,演算用
メモリの内蔵されている演算制御部47に接続されてい
る。演算制御部47は出力インタ−フエイス,駆動回路
を経て、籾摺部1の籾供給調節弁48を調節する籾供給
弁調節モータ49,回転撰別筒11の回転数を増減調節
する円筒回転数調節モータ50,玄米調節板16aの開
閉度を調節する玄米調節板調節モ−タ51,吸引排塵機
5の回転数を調節する吸引回転数調節モータ52,摺落
米風選路4の風量調節弁33を調節する風量調節弁調節
モータ53,圧風唐箕37の回転数を調節する圧風回転
数調節モータ54,ロール間隙調節モータ55が接続さ
れている。
インタ−フエイスを経由して、制御部,演算制御部部,
レジスタ部のあるCPU及びプログラムメモリ,演算用
メモリの内蔵されている演算制御部47に接続されてい
る。演算制御部47は出力インタ−フエイス,駆動回路
を経て、籾摺部1の籾供給調節弁48を調節する籾供給
弁調節モータ49,回転撰別筒11の回転数を増減調節
する円筒回転数調節モータ50,玄米調節板16aの開
閉度を調節する玄米調節板調節モ−タ51,吸引排塵機
5の回転数を調節する吸引回転数調節モータ52,摺落
米風選路4の風量調節弁33を調節する風量調節弁調節
モータ53,圧風唐箕37の回転数を調節する圧風回転
数調節モータ54,ロール間隙調節モータ55が接続さ
れている。
【0012】次に、演算制御部47の制御内容について
説明する。 a.まず、供給量設定スイッチ35を所定の目盛にセッ
トして好みの籾摺能率を設定し、脱ぷ率設定スイッチ2
3を所定の目盛にセットして好みの脱ぷ率を設定し、運
転スイッチ40をONすると、籾摺選別機の回転各部が
駆動される。すると、次に説明するような籾摺ロール
3,3の初期間隙設定制御がされる。即ち、演算制御部
47からの開指令信号がロール間隙調節モータ55に送
られて、ロール間隙調節手段(図示省略)が開調節さ
れ、籾摺ロール3,3の間隙が所定時間開けられ、負荷
電流センサ56での検出負荷電流値が変化しない籾摺ロ
ール3,3の非接触状態が検出されると、次いで、閉指
令信号が出力され、籾摺ロール3,3の間隙が狭めら
れ、次いで、負荷電流センサ56が無負荷での負荷電流
値に所定の負荷電流値(例えば1アンペア)を付加した
値を検出し、籾摺ロール3,3の微接触を検出すると、
次いで、所定時間の開指令信号が出力されて、ロール間
隙調節手段(図示省略)が開調節されて、籾摺ロール
3,3の間隙が所定時間開けられ、籾摺ロ−ルの初期間
隙(例えば、1mm)が設定され、負荷電流値が無負荷
状態の負荷電流値以下になつたことを検出すると籾摺ロ
−ルの初期間隙設定が完了する。 b.次いで、演算制御部47から籾供給調節弁48の開
指令信号が籾供給調節モータ49に所定時間出力され
て、籾摺部1の籾供給調節弁48が所定開度(例えば、
10mm)に開けられる初期開度設定がされて、籾摺作業
が開始しされる。このようにして、籾摺作業が開始され
ると、摺落米のサンプル粒が脱ぷ率センサ24に送られ
て、検出電圧値のデ−タが取られて、脱ぷ率センサ24
の光量調節がされ、籾・玄米を判別できる適正光量に調
節される。
説明する。 a.まず、供給量設定スイッチ35を所定の目盛にセッ
トして好みの籾摺能率を設定し、脱ぷ率設定スイッチ2
3を所定の目盛にセットして好みの脱ぷ率を設定し、運
転スイッチ40をONすると、籾摺選別機の回転各部が
駆動される。すると、次に説明するような籾摺ロール
3,3の初期間隙設定制御がされる。即ち、演算制御部
47からの開指令信号がロール間隙調節モータ55に送
られて、ロール間隙調節手段(図示省略)が開調節さ
れ、籾摺ロール3,3の間隙が所定時間開けられ、負荷
電流センサ56での検出負荷電流値が変化しない籾摺ロ
ール3,3の非接触状態が検出されると、次いで、閉指
令信号が出力され、籾摺ロール3,3の間隙が狭めら
れ、次いで、負荷電流センサ56が無負荷での負荷電流
値に所定の負荷電流値(例えば1アンペア)を付加した
値を検出し、籾摺ロール3,3の微接触を検出すると、
次いで、所定時間の開指令信号が出力されて、ロール間
隙調節手段(図示省略)が開調節されて、籾摺ロール
3,3の間隙が所定時間開けられ、籾摺ロ−ルの初期間
隙(例えば、1mm)が設定され、負荷電流値が無負荷
状態の負荷電流値以下になつたことを検出すると籾摺ロ
−ルの初期間隙設定が完了する。 b.次いで、演算制御部47から籾供給調節弁48の開
指令信号が籾供給調節モータ49に所定時間出力され
て、籾摺部1の籾供給調節弁48が所定開度(例えば、
10mm)に開けられる初期開度設定がされて、籾摺作業
が開始しされる。このようにして、籾摺作業が開始され
ると、摺落米のサンプル粒が脱ぷ率センサ24に送られ
て、検出電圧値のデ−タが取られて、脱ぷ率センサ24
の光量調節がされ、籾・玄米を判別できる適正光量に調
節される。
【0013】光量調節が終了すると、供給量設定スイッ
チ35の籾摺能率設定に基づいた調節指令信号が籾供給
弁調節モータ49に送られて、籾供給調節弁48が設定
能率開度に変更調節される。なお、この供給量設定スイ
ッチ35の籾摺能率設定に関連して、負荷電流値により
籾摺ロ−ル間隙が調節される場合には、制御基準負荷電
流値が補正される。 c.次いで、脱ぷ率基準あるいは負荷電流値基準による
籾摺ロール3,3の間隙調節制御に入る。脱ぷ率制御の
場合には、籾摺部1の摺落米のサンプル粒が、脱ぷ率セ
ンサ24に供給されて、脱ぷ率が算出される。すると、
算出脱ぷ率と制御基準脱ぷ率とが比較されて、算出脱ぷ
率が制御基準脱ぷ率になるように、制御指令信号が出力
されて、ロール間隙調節モータ55により籾摺ロ−ル
3,3の間隙が開閉調節される。
チ35の籾摺能率設定に基づいた調節指令信号が籾供給
弁調節モータ49に送られて、籾供給調節弁48が設定
能率開度に変更調節される。なお、この供給量設定スイ
ッチ35の籾摺能率設定に関連して、負荷電流値により
籾摺ロ−ル間隙が調節される場合には、制御基準負荷電
流値が補正される。 c.次いで、脱ぷ率基準あるいは負荷電流値基準による
籾摺ロール3,3の間隙調節制御に入る。脱ぷ率制御の
場合には、籾摺部1の摺落米のサンプル粒が、脱ぷ率セ
ンサ24に供給されて、脱ぷ率が算出される。すると、
算出脱ぷ率と制御基準脱ぷ率とが比較されて、算出脱ぷ
率が制御基準脱ぷ率になるように、制御指令信号が出力
されて、ロール間隙調節モータ55により籾摺ロ−ル
3,3の間隙が開閉調節される。
【0014】また、負荷電流値基準で籾摺ロ−ル間隙が
調節される場合には、負荷電流センサ56で検出した検
出負荷電流値と制御基準負荷電流値が比較され、検出負
荷電流値が制御基準負荷電流値になるように、籾摺ロー
ル間隙が開閉調節される。 d.層厚検出センサ25で回転撰別筒11内の穀粒層厚
が検出されると、制御基準層厚と比較されて、検出穀粒
層厚が制御基準層厚になるように、籾摺部1の籾供給調
節弁48が増減調節され、回転撰別筒11内の穀粒層厚
が適正に調節される。 e.回転数検出センサ26で回転撰別筒11の回転数が
検出されると、制御基準回転数と比較されて、検出回転
数が制御基準回転数になるように、制御指令信号が出力
されて円筒回転数調節モ−タ50が正転あるいは逆回転
して、回転撰別筒11の回転数が適正に調節される。な
お、穀粒飛散センサ27による穀粒の掻き上げ状態の検
出により、回転撰別筒11の回転数を調節する構成とし
てもよい。 f.仕上米受樋16で受けられた穀粒のサンプル粒が、
所定時間毎に脱ぷ率センサ24に供給されて、脱ぷ率が
算出される。すると、算出脱ぷ率と制御基準脱ぷ率とが
比較されて、検出脱ぷ率が制御基準脱ぷ率になるよう
に、制御指令信号が出力されて、玄米粒調節板調節モー
タ51が正転あるいは逆回転して、玄米調節板16aの
開度が適正開度に調節される。 g.水分計30による穀粒の検出水分値が演算制御部4
7に入力されると、検出水分値と制御基準水分値とが比
較されて、検出水分値が高い場合には広めの間隙に調節
され、また、検出水分値が低い場合には狭めの間隙に調
節され、玄米の肌摺れ防止が図られる。 h.還元量検出センサ31で、回転撰別筒11の終端側
から籾摺部1に還元される穀粒量が検出されると、制御
基準還元穀粒量と比較されて、検出還元穀粒量が制御基
準還元量になるように、制御指令信号が出力されて、籾
摺部1の籾供給調節弁48が開閉調節されて、回転撰別
筒11の還元穀粒量が適正に調節される。 i.吸引回転数検出センサ32で吸引排塵機5の回転数
が検出されると、籾摺部1への穀粒供給量と関連した制
御基準回転数と比較され、検出回転数が制御基準回転数
になるように、制御指令信号が出力されて、吸引回転数
調節モータ52を介して吸引排塵機5の回転数が適正に
調節される。 j.風量調節弁検出センサ34により摺落米風選路4の
風量調節状態が検出されると、籾供給調節弁48の開度
及び吸引排塵機5の回転数の関連で設定されている制御
基準風量調節値と検出風量調節値とが比較されて、検出
風量調節値が制御基準風量調節値になるように、制御指
令信号が出力されて、風量調節弁調節モータ53により
風量調節弁33が適正に調節される。 k.穀粒形状センサ57により穀粒の大小が検出され、
且つ、円筒種類センサ29で回転撰別筒11の種類が検
出されると、穀粒の大小に応じた適正な回転撰別筒11
であるか否かが比較判断されて、当該穀粒の選別に不適
である場合には、回転選別筒交換のメッセイジが表示装
置58になされる。
調節される場合には、負荷電流センサ56で検出した検
出負荷電流値と制御基準負荷電流値が比較され、検出負
荷電流値が制御基準負荷電流値になるように、籾摺ロー
ル間隙が開閉調節される。 d.層厚検出センサ25で回転撰別筒11内の穀粒層厚
が検出されると、制御基準層厚と比較されて、検出穀粒
層厚が制御基準層厚になるように、籾摺部1の籾供給調
節弁48が増減調節され、回転撰別筒11内の穀粒層厚
が適正に調節される。 e.回転数検出センサ26で回転撰別筒11の回転数が
検出されると、制御基準回転数と比較されて、検出回転
数が制御基準回転数になるように、制御指令信号が出力
されて円筒回転数調節モ−タ50が正転あるいは逆回転
して、回転撰別筒11の回転数が適正に調節される。な
お、穀粒飛散センサ27による穀粒の掻き上げ状態の検
出により、回転撰別筒11の回転数を調節する構成とし
てもよい。 f.仕上米受樋16で受けられた穀粒のサンプル粒が、
所定時間毎に脱ぷ率センサ24に供給されて、脱ぷ率が
算出される。すると、算出脱ぷ率と制御基準脱ぷ率とが
比較されて、検出脱ぷ率が制御基準脱ぷ率になるよう
に、制御指令信号が出力されて、玄米粒調節板調節モー
タ51が正転あるいは逆回転して、玄米調節板16aの
開度が適正開度に調節される。 g.水分計30による穀粒の検出水分値が演算制御部4
7に入力されると、検出水分値と制御基準水分値とが比
較されて、検出水分値が高い場合には広めの間隙に調節
され、また、検出水分値が低い場合には狭めの間隙に調
節され、玄米の肌摺れ防止が図られる。 h.還元量検出センサ31で、回転撰別筒11の終端側
から籾摺部1に還元される穀粒量が検出されると、制御
基準還元穀粒量と比較されて、検出還元穀粒量が制御基
準還元量になるように、制御指令信号が出力されて、籾
摺部1の籾供給調節弁48が開閉調節されて、回転撰別
筒11の還元穀粒量が適正に調節される。 i.吸引回転数検出センサ32で吸引排塵機5の回転数
が検出されると、籾摺部1への穀粒供給量と関連した制
御基準回転数と比較され、検出回転数が制御基準回転数
になるように、制御指令信号が出力されて、吸引回転数
調節モータ52を介して吸引排塵機5の回転数が適正に
調節される。 j.風量調節弁検出センサ34により摺落米風選路4の
風量調節状態が検出されると、籾供給調節弁48の開度
及び吸引排塵機5の回転数の関連で設定されている制御
基準風量調節値と検出風量調節値とが比較されて、検出
風量調節値が制御基準風量調節値になるように、制御指
令信号が出力されて、風量調節弁調節モータ53により
風量調節弁33が適正に調節される。 k.穀粒形状センサ57により穀粒の大小が検出され、
且つ、円筒種類センサ29で回転撰別筒11の種類が検
出されると、穀粒の大小に応じた適正な回転撰別筒11
であるか否かが比較判断されて、当該穀粒の選別に不適
である場合には、回転選別筒交換のメッセイジが表示装
置58になされる。
【0015】前述のような自動運転中あるいは手動運転
中に、オペレ−タが籾摺選別作業の不具合状態を発見す
ると、その不具合状態に応じて、籾が多いスイッチ4
2,肌摺れスイッチ43,能率不良スイッチ44,3番
飛散スイッチ45,玄米にほこりが多いスイッチ46が
押される。すると、これらの不具合スイッチのON回数
が記憶装置に順次記憶されていくと共に、図5に記載し
ているような優先順位に従った制御指令信号が出力さ
れ、順次調節手段が調節されていく。
中に、オペレ−タが籾摺選別作業の不具合状態を発見す
ると、その不具合状態に応じて、籾が多いスイッチ4
2,肌摺れスイッチ43,能率不良スイッチ44,3番
飛散スイッチ45,玄米にほこりが多いスイッチ46が
押される。すると、これらの不具合スイッチのON回数
が記憶装置に順次記憶されていくと共に、図5に記載し
ているような優先順位に従った制御指令信号が出力さ
れ、順次調節手段が調節されていく。
【0016】次に、図6に基づき、籾が多いスイッチ4
2がONされた場合の優先制御について説明する。籾が
多いスイッチ42がONされると、このスイッチONが
記憶装置に記憶されると共に、優先度1の脱ぷ率制御に
入り、算出脱ぷ率が制御基準脱ぷ率よりも低い場合に
は、籾摺ロ−ル間隙の閉指令信号が出力されて、籾摺ロ
ール3,3の間隙が閉調節され、算出脱ぷ率が適正であ
る場合には、次の優先度2の回転撰別筒11内の供給量
適正化制御に移行する。
2がONされた場合の優先制御について説明する。籾が
多いスイッチ42がONされると、このスイッチONが
記憶装置に記憶されると共に、優先度1の脱ぷ率制御に
入り、算出脱ぷ率が制御基準脱ぷ率よりも低い場合に
は、籾摺ロ−ル間隙の閉指令信号が出力されて、籾摺ロ
ール3,3の間隙が閉調節され、算出脱ぷ率が適正であ
る場合には、次の優先度2の回転撰別筒11内の供給量
適正化制御に移行する。
【0017】この優先度2の制御は、層厚検出センサ2
5の検出穀粒層厚と制御基準層厚値とが比較されて、検
出穀粒層厚が厚い場合には、籾摺部1の籾供給調節弁4
8が閉側に調節され、また、検出穀粒層厚が薄い場合に
は、籾摺部1の籾供給調節弁48が開側に調節され、検
出穀粒層厚が適正である場合には、次の優先度3の回転
撰別筒11の穀粒飛散状態が適正か否かの制御行程に移
行する。
5の検出穀粒層厚と制御基準層厚値とが比較されて、検
出穀粒層厚が厚い場合には、籾摺部1の籾供給調節弁4
8が閉側に調節され、また、検出穀粒層厚が薄い場合に
は、籾摺部1の籾供給調節弁48が開側に調節され、検
出穀粒層厚が適正である場合には、次の優先度3の回転
撰別筒11の穀粒飛散状態が適正か否かの制御行程に移
行する。
【0018】優先度3の制御内容は、穀粒飛散センサ2
7が穀粒飛散少を検出すると、回転撰別筒11の回転数
が増加側に調節がされ、また、穀粒飛散センサ27が穀
粒飛散多を検出すると、回転撰別筒11の回転数が減少
調節がされ、適正飛散状態を検出すると、次の優先度4
の制御行程に移行する。優先度4の制御内容は、玄米調
節板センサ28で玄米調節板16aの開閉位置が検出さ
れると、回転撰別筒11の回転数との関係で設定されて
いる制御基準値と比較されて、玄米調節板16aの調節
位置が上下に回動調節される。
7が穀粒飛散少を検出すると、回転撰別筒11の回転数
が増加側に調節がされ、また、穀粒飛散センサ27が穀
粒飛散多を検出すると、回転撰別筒11の回転数が減少
調節がされ、適正飛散状態を検出すると、次の優先度4
の制御行程に移行する。優先度4の制御内容は、玄米調
節板センサ28で玄米調節板16aの開閉位置が検出さ
れると、回転撰別筒11の回転数との関係で設定されて
いる制御基準値と比較されて、玄米調節板16aの調節
位置が上下に回動調節される。
【0019】なお、このような1〜4での優先度制御を
したにもかかわらず、再度籾が多いスイッチ42がON
されると、穀粒形状センサ57及び円筒種類センサ29
の検出結果により、当該穀粒の選別に回転選別筒11の
壷穴形状が不適である場合には、回転選別筒交換のメッ
セイジが表示装置58に表示される。なお、前述の実施
例では、籾が多いスイッチ42が1回ONされると、優
先度制御の1〜4が順次連続的に行われる構成である
が、籾が多いスイッチ42が一回ONされると、まず、
優先度1の制御がされ、次いで、2回目の籾が多いスイ
ッチ42がONされると、優先度2の制御が行われるよ
うに、籾が多いスイッチ42のON回数が増加する毎
に、順次次行程の優先度制御が行われる構成としてもよ
い。
したにもかかわらず、再度籾が多いスイッチ42がON
されると、穀粒形状センサ57及び円筒種類センサ29
の検出結果により、当該穀粒の選別に回転選別筒11の
壷穴形状が不適である場合には、回転選別筒交換のメッ
セイジが表示装置58に表示される。なお、前述の実施
例では、籾が多いスイッチ42が1回ONされると、優
先度制御の1〜4が順次連続的に行われる構成である
が、籾が多いスイッチ42が一回ONされると、まず、
優先度1の制御がされ、次いで、2回目の籾が多いスイ
ッチ42がONされると、優先度2の制御が行われるよ
うに、籾が多いスイッチ42のON回数が増加する毎
に、順次次行程の優先度制御が行われる構成としてもよ
い。
【0020】その他の不具合スイッチがONされた場合
も、前述と同様に決められた優先順位に従った制御が順
次行われる。即ち、肌摺れスイッチ43がONされた場
合には、図5に示すように、「1.穀粒水分検出に基づ
く制御」、「2.脱ぷ率検出に基づく制御」、「3.回
転撰別筒11の還元穀粒量の検出基づく制御」、「4,
回転撰別筒11の回転数検出による制御」、「5.玄米
調節板16aの開度検出に基づく制御」、「6.回転撰
別筒11の種類検出に基づく制御」が順次行われ、ま
た、能率不良スイッチ44がONされた場合には、
「1.穀粒水分検出に基づく制御」、「2.脱ぷ率検出
に基づく制御」、「3.層厚検出センサ25の検出に基
づく制御」、「4.回転撰別筒11の回転数検出による
制御」、「5.玄米調節板16aの開度検出に基づく制
御」、「6.回転撰別筒11の種類検出に基づく制御」
が順次行われ、また、3番飛散スイッチ45がONされ
た場合には、「1.層厚検出センサ25の検出に基づく
制御」、「2.吸引排塵機5の回転数検出に基づく制
御」、「3.風力調節弁33の開度検出に基づく制御」
が順次行われ、また、玄米にほこりが多いスイッチ46
がONされた場合には、「1.籾摺部1の籾供給調節弁
48の閉調節制御」、「2.圧風唐箕37の回転数増加
調節制御」、「3.吸引排塵機5の回転数検出に基づく
制御」、「4.脱ぷ率センサ24の脱ぷ率算出に基づく
制御」が順次行われる構成である。
も、前述と同様に決められた優先順位に従った制御が順
次行われる。即ち、肌摺れスイッチ43がONされた場
合には、図5に示すように、「1.穀粒水分検出に基づ
く制御」、「2.脱ぷ率検出に基づく制御」、「3.回
転撰別筒11の還元穀粒量の検出基づく制御」、「4,
回転撰別筒11の回転数検出による制御」、「5.玄米
調節板16aの開度検出に基づく制御」、「6.回転撰
別筒11の種類検出に基づく制御」が順次行われ、ま
た、能率不良スイッチ44がONされた場合には、
「1.穀粒水分検出に基づく制御」、「2.脱ぷ率検出
に基づく制御」、「3.層厚検出センサ25の検出に基
づく制御」、「4.回転撰別筒11の回転数検出による
制御」、「5.玄米調節板16aの開度検出に基づく制
御」、「6.回転撰別筒11の種類検出に基づく制御」
が順次行われ、また、3番飛散スイッチ45がONされ
た場合には、「1.層厚検出センサ25の検出に基づく
制御」、「2.吸引排塵機5の回転数検出に基づく制
御」、「3.風力調節弁33の開度検出に基づく制御」
が順次行われ、また、玄米にほこりが多いスイッチ46
がONされた場合には、「1.籾摺部1の籾供給調節弁
48の閉調節制御」、「2.圧風唐箕37の回転数増加
調節制御」、「3.吸引排塵機5の回転数検出に基づく
制御」、「4.脱ぷ率センサ24の脱ぷ率算出に基づく
制御」が順次行われる構成である。
【0021】また、これらの不具合スイッチ群のON回
数が記憶装置に記憶されていて、次回籾摺作業時には、
これらのスイッチ群のONにより調節された内容によ
り、各自動制御の制御基準値が補正される構成であり、
次回作業からは、調節手段の調節回数を少なくしなが
ら、籾摺選別作業をすることができる。次に、実施例の
作用について説明する。
数が記憶装置に記憶されていて、次回籾摺作業時には、
これらのスイッチ群のONにより調節された内容によ
り、各自動制御の制御基準値が補正される構成であり、
次回作業からは、調節手段の調節回数を少なくしなが
ら、籾摺選別作業をすることができる。次に、実施例の
作用について説明する。
【0022】籾摺作業をする場合には、籾ホッパ2に原
籾を供給し、籾摺選別機の回転各部を駆動する。する
と、籾ホッパ2から籾摺部1に供給された籾は籾摺さ
れ、摺落米は下方の摺落米風選路4に落下供給されて選
別され、軽い籾殻は排塵筒6から機外に排出され、混合
米は摺落米受樋7に落下選別されて、混合米揚穀機8で
揚穀されて、混合米ホッパ9を経て回転選別筒11側の
供給樋14の始端側に供給され、供給樋14内の供給ラ
セン13で回転選別筒11の選別始端側に供給される。
籾を供給し、籾摺選別機の回転各部を駆動する。する
と、籾ホッパ2から籾摺部1に供給された籾は籾摺さ
れ、摺落米は下方の摺落米風選路4に落下供給されて選
別され、軽い籾殻は排塵筒6から機外に排出され、混合
米は摺落米受樋7に落下選別されて、混合米揚穀機8で
揚穀されて、混合米ホッパ9を経て回転選別筒11側の
供給樋14の始端側に供給され、供給樋14内の供給ラ
セン13で回転選別筒11の選別始端側に供給される。
【0023】次いで、混合米は回転している回転選別筒
11の壷穴により掻き上げられ、粒長の短い玄米は高く
掻き上げられて仕上米樋16に落下選別され、粒長の長
い籾及び一部の玄米の混合米は、低く掻き上げられて供
給樋14あるいは回転選別筒11に落下選別される。供
給樋14に落下撰別された混合米は、供給ラセン13で
供給樋14の終端側に搬送されて、再度回転選別筒11
の選別始端側に供給されて、再選別される。
11の壷穴により掻き上げられ、粒長の短い玄米は高く
掻き上げられて仕上米樋16に落下選別され、粒長の長
い籾及び一部の玄米の混合米は、低く掻き上げられて供
給樋14あるいは回転選別筒11に落下選別される。供
給樋14に落下撰別された混合米は、供給ラセン13で
供給樋14の終端側に搬送されて、再度回転選別筒11
の選別始端側に供給されて、再選別される。
【0024】また、仕上米樋16に落下した玄米は、仕
上米ラセン15で仕上米流下筒17に搬送され、仕上米
流穀板18を経て仕上米受樋19に落下する間に圧風唐
箕の選別風により選別され、仕上米揚穀機20で揚穀さ
れて機外に取り出される。回転選別筒11の排出側端部
へ送られた選別後の籾を主体とした穀粒は、汲み上げ筒
体21に入つて汲み上げられ、上方の籾還元樋22から
籾摺部1へ還元され、再度籾摺される。
上米ラセン15で仕上米流下筒17に搬送され、仕上米
流穀板18を経て仕上米受樋19に落下する間に圧風唐
箕の選別風により選別され、仕上米揚穀機20で揚穀さ
れて機外に取り出される。回転選別筒11の排出側端部
へ送られた選別後の籾を主体とした穀粒は、汲み上げ筒
体21に入つて汲み上げられ、上方の籾還元樋22から
籾摺部1へ還元され、再度籾摺される。
【0025】上述のようにして、各種センサ群で籾摺選
別状態の変化あるいは不具合状態が検出されると、演算
制御部47から適正状態に復帰させる制御指令信号が調
節手段制御用のモータに出力されて、異常な籾摺選別状
態が解消する調節がなされつつ作業がされるものであ
り、このような作業過程で、オペレ−タが不具合スイッ
チをONすると、この不具合状態を解消するための複数
の調節手段が、決められた優先順序に従って順次行わ
れ、不具合を迅速に解消することができる。
別状態の変化あるいは不具合状態が検出されると、演算
制御部47から適正状態に復帰させる制御指令信号が調
節手段制御用のモータに出力されて、異常な籾摺選別状
態が解消する調節がなされつつ作業がされるものであ
り、このような作業過程で、オペレ−タが不具合スイッ
チをONすると、この不具合状態を解消するための複数
の調節手段が、決められた優先順序に従って順次行わ
れ、不具合を迅速に解消することができる。
【0026】次に、図7〜図10に基づき、揺動選別装
置型の籾摺選別機の制御内容を説明する。籾摺選別機に
は、供給量スイッチ35,脱ぷ率設定スイッチ23,脱
ぷ率センサ24,揺動撰別装置59の揺動撰別板60の
選別状態を検出する籾・玄米判別センサ61(揺動撰別
板60の排出側あるいは玄米仕切板62に一体的に設け
られている。),混合米供給ホッパ63の供給量を検出
する供給量検出センサ64,揺動撰別板60の供給側か
ら排出側への流下角度を検出する排出角度検出センサ6
5,揺動撰別板60の横方向の揺上側から揺下側への傾
斜角度を検出する流下角度検出センサ66,籾仕切板6
7の位置を検出する籾仕切板検出センサ68,玄米仕切
板62の位置を検出する玄米仕切板検出センサ69,揺
動撰別板60の揺動回転数を検出する揺動回転数センサ
70,揺動撰別板60の穀粒層厚を検出する穀粒層厚検
出センサ71,穀粒の水分を検出する水分計30,籾摺
部1の籾供給量調節弁48の開度を検出する籾供給弁開
度センサ72,吸引排塵機5の回転数を検出する吸引回
転数検出センサ32,摺落米風選路4の風量調節弁33
の調節位置を検出する風量調節弁検出センサ34,供給
量スイッチ35の設定位置を検出する能率検出センサ3
6,圧風唐箕(図示省略)の回転数を検出する圧風回転
数検出センサ38が設けられており、また、コントロー
ルパネル(図示省略)には、図4と同様の運転スイッチ
40,停止スイッチ41,並びに籾摺選別機の運転中の
不具合時、例えば玄米に籾が多く混入している時に押す
籾が多いスイッチ42,肌摺れスイッチ43,能率不良
スイッチ44,3番飛散スイッチ45,玄米にほこりが
多いスイッチ46が設けられている。
置型の籾摺選別機の制御内容を説明する。籾摺選別機に
は、供給量スイッチ35,脱ぷ率設定スイッチ23,脱
ぷ率センサ24,揺動撰別装置59の揺動撰別板60の
選別状態を検出する籾・玄米判別センサ61(揺動撰別
板60の排出側あるいは玄米仕切板62に一体的に設け
られている。),混合米供給ホッパ63の供給量を検出
する供給量検出センサ64,揺動撰別板60の供給側か
ら排出側への流下角度を検出する排出角度検出センサ6
5,揺動撰別板60の横方向の揺上側から揺下側への傾
斜角度を検出する流下角度検出センサ66,籾仕切板6
7の位置を検出する籾仕切板検出センサ68,玄米仕切
板62の位置を検出する玄米仕切板検出センサ69,揺
動撰別板60の揺動回転数を検出する揺動回転数センサ
70,揺動撰別板60の穀粒層厚を検出する穀粒層厚検
出センサ71,穀粒の水分を検出する水分計30,籾摺
部1の籾供給量調節弁48の開度を検出する籾供給弁開
度センサ72,吸引排塵機5の回転数を検出する吸引回
転数検出センサ32,摺落米風選路4の風量調節弁33
の調節位置を検出する風量調節弁検出センサ34,供給
量スイッチ35の設定位置を検出する能率検出センサ3
6,圧風唐箕(図示省略)の回転数を検出する圧風回転
数検出センサ38が設けられており、また、コントロー
ルパネル(図示省略)には、図4と同様の運転スイッチ
40,停止スイッチ41,並びに籾摺選別機の運転中の
不具合時、例えば玄米に籾が多く混入している時に押す
籾が多いスイッチ42,肌摺れスイッチ43,能率不良
スイッチ44,3番飛散スイッチ45,玄米にほこりが
多いスイッチ46が設けられている。
【0027】これらのセンサ群及びスイッチ群は、入力
インタ−フエイスを経由して、演算制御部47に接続さ
れており、演算制御部47には出力インタ−フエイス,
駆動回路を経て、籾摺部1の籾供給量調節弁48を調節
する籾供給弁調節モータ49,揺動撰別板60の縦方向
の排出角度を調節する排出角度調節モータ73,揺動撰
別板60の横方向の流下角度を調節する流下角度調節モ
ータ74,籾仕切板67を移動調節する籾仕切板調節モ
ード75,玄米仕切板62を移動調節する玄米仕切板調
節モータ76,揺動撰別板60の揺動回転数を調節する
揺動回転数調節モータ77,吸引排塵機5の回転数を調
節する吸引回転数調節モータ78,摺落米風選路4の風
量調節弁33を調節する風量調節弁調節モータ53,圧
風唐箕(図示省略)の回転数を調節する圧風回転数調節
モータ54が接続されている。
インタ−フエイスを経由して、演算制御部47に接続さ
れており、演算制御部47には出力インタ−フエイス,
駆動回路を経て、籾摺部1の籾供給量調節弁48を調節
する籾供給弁調節モータ49,揺動撰別板60の縦方向
の排出角度を調節する排出角度調節モータ73,揺動撰
別板60の横方向の流下角度を調節する流下角度調節モ
ータ74,籾仕切板67を移動調節する籾仕切板調節モ
ード75,玄米仕切板62を移動調節する玄米仕切板調
節モータ76,揺動撰別板60の揺動回転数を調節する
揺動回転数調節モータ77,吸引排塵機5の回転数を調
節する吸引回転数調節モータ78,摺落米風選路4の風
量調節弁33を調節する風量調節弁調節モータ53,圧
風唐箕(図示省略)の回転数を調節する圧風回転数調節
モータ54が接続されている。
【0028】次に、演算制御部47の制御内容について
説明する。籾摺選別作業中には、籾・玄米判別センサ6
1で揺動撰別板60の排出側の撰別情報が検出し入力さ
れると、制御基準情報と比較されて、検出撰別情報が制
御基準情報になるように制御指令信号が出力されて、揺
動撰別板60の縦方向あるいは横方向の傾斜角度,供給
量の調節,玄米仕切板62の位置,揺動撰別板60の揺
動回転数が調節される。
説明する。籾摺選別作業中には、籾・玄米判別センサ6
1で揺動撰別板60の排出側の撰別情報が検出し入力さ
れると、制御基準情報と比較されて、検出撰別情報が制
御基準情報になるように制御指令信号が出力されて、揺
動撰別板60の縦方向あるいは横方向の傾斜角度,供給
量の調節,玄米仕切板62の位置,揺動撰別板60の揺
動回転数が調節される。
【0029】このような作業過程で、籾が多いスイッチ
42がONされると、図10に示すように、次の順序に
従った優先制御が順次なされる。即ち、籾が多いスイッ
チ42がONされると、このスイッチONが記憶装置に
記憶されると共に、優先度1の脱ぷ率制御に入り、脱ぷ
率センサ24で脱ぷ率が算出されると、脱ぷ率設定スイ
ッチ23で設定された制御基準脱ぷ率と算出脱ぷ率とが
比較されて、制御基準脱ぷ率より低い場合には、制御基
準脱ぷ率になるように籾摺ロ−ル間隙が閉調節され、算
出脱ぷ率が適正である場合には、次の優先度2の供給量
制御,揺動撰別板60の横傾斜角度制御に移行し、揺動
撰別板60の穀粒層厚検出センサ71による検出穀粒層
厚と制御基準層厚値とが比較されて、検出穀粒層厚が制
御基準層厚より厚い場合には、制御基準層厚になるよう
に混合米供給ホッパ63の穀粒供給量が減少調節され、
検出穀粒層厚が適正である場合には、更に、揺動撰別板
60の横傾斜角度制御に移行して、揺動撰別板60が緩
傾斜側に調節され、次いで次の優先度3の籾仕切板制御
に移行して、籾仕切板67が籾仕切幅大側に調節され、
次いで次の優先度4の玄米仕切板制御に移行し、玄米仕
切板62が玄米取幅縮小側に調節されて優先制御が終了
し、玄米に籾が混入するという不具合が迅速に解消され
る。
42がONされると、図10に示すように、次の順序に
従った優先制御が順次なされる。即ち、籾が多いスイッ
チ42がONされると、このスイッチONが記憶装置に
記憶されると共に、優先度1の脱ぷ率制御に入り、脱ぷ
率センサ24で脱ぷ率が算出されると、脱ぷ率設定スイ
ッチ23で設定された制御基準脱ぷ率と算出脱ぷ率とが
比較されて、制御基準脱ぷ率より低い場合には、制御基
準脱ぷ率になるように籾摺ロ−ル間隙が閉調節され、算
出脱ぷ率が適正である場合には、次の優先度2の供給量
制御,揺動撰別板60の横傾斜角度制御に移行し、揺動
撰別板60の穀粒層厚検出センサ71による検出穀粒層
厚と制御基準層厚値とが比較されて、検出穀粒層厚が制
御基準層厚より厚い場合には、制御基準層厚になるよう
に混合米供給ホッパ63の穀粒供給量が減少調節され、
検出穀粒層厚が適正である場合には、更に、揺動撰別板
60の横傾斜角度制御に移行して、揺動撰別板60が緩
傾斜側に調節され、次いで次の優先度3の籾仕切板制御
に移行して、籾仕切板67が籾仕切幅大側に調節され、
次いで次の優先度4の玄米仕切板制御に移行し、玄米仕
切板62が玄米取幅縮小側に調節されて優先制御が終了
し、玄米に籾が混入するという不具合が迅速に解消され
る。
【0030】その他の不具合スイッチがONされた場合
も、前述と同様に決められた優先順位に従った制御が順
次行われる。即ち、肌摺れスイッチ43がONされた場
合には、図9に示すように、「1.穀粒水分検出に基づ
く制御」、「2.脱ぷ率検出に基づく制御」、「3.揺
動撰別板60への供給量制御,揺動撰別板60の横傾斜
角度制御」、「4,籾仕切板67の位置制御」が順次行
われ、また、能率不良スイッチ44がONされた場合に
は、「1.脱ぷ率検出に基づく制御」、「2.揺動撰別
板60への供給量制御,揺動撰別板60の横傾斜角度制
御」、「3.籾摺部1の籾供給弁開度センサ72の検出
に基づく籾供給調節弁制御」、「4.揺動回転数センサ
70の回転数検出による制御」、「5.揺動撰別板60
の縦方向傾斜角度の急傾斜制御」が順次行われ、また、
3番飛散スイッチ45がONされた場合には、「1.籾
摺部1の籾供給弁開度センサ72の検出に基づく籾供給
調節弁制御」、「2.吸引排塵機5の回転数検出に基づ
く制御」、「3.風力調節弁33の開度検出に基づく制
御」が順次行われ、また、玄米にほこりが多いスイッチ
46がONされた場合には、「1.圧風唐箕(図示省
略)の回転数検出に基づく制御」、「2.吸引排塵機5
の回転数検出に基づく制御、「3.籾摺部1の籾供給弁
開度センサ72の検出に基づく籾供給調節弁制御」が順
次行われる構成である。
も、前述と同様に決められた優先順位に従った制御が順
次行われる。即ち、肌摺れスイッチ43がONされた場
合には、図9に示すように、「1.穀粒水分検出に基づ
く制御」、「2.脱ぷ率検出に基づく制御」、「3.揺
動撰別板60への供給量制御,揺動撰別板60の横傾斜
角度制御」、「4,籾仕切板67の位置制御」が順次行
われ、また、能率不良スイッチ44がONされた場合に
は、「1.脱ぷ率検出に基づく制御」、「2.揺動撰別
板60への供給量制御,揺動撰別板60の横傾斜角度制
御」、「3.籾摺部1の籾供給弁開度センサ72の検出
に基づく籾供給調節弁制御」、「4.揺動回転数センサ
70の回転数検出による制御」、「5.揺動撰別板60
の縦方向傾斜角度の急傾斜制御」が順次行われ、また、
3番飛散スイッチ45がONされた場合には、「1.籾
摺部1の籾供給弁開度センサ72の検出に基づく籾供給
調節弁制御」、「2.吸引排塵機5の回転数検出に基づ
く制御」、「3.風力調節弁33の開度検出に基づく制
御」が順次行われ、また、玄米にほこりが多いスイッチ
46がONされた場合には、「1.圧風唐箕(図示省
略)の回転数検出に基づく制御」、「2.吸引排塵機5
の回転数検出に基づく制御、「3.籾摺部1の籾供給弁
開度センサ72の検出に基づく籾供給調節弁制御」が順
次行われる構成である。
【0031】また、これらの不具合スイッチ群のON回
数が記憶装置に記憶されていて、次回籾摺作業時には、
これらのスイッチ群のONにより調節された内容によ
り、各自動制御の制御基準値が補正される構成であり、
次回作業からは、調節手段の調節回数を少なくしなが
ら、籾摺選別作業をすることができる。次に、図11〜
図14に基づき、万石型の籾摺選別機の制御内容を説明
する。籾摺選別機には、供給量設定スイッチ35,脱ぷ
率設定スイッチ23,脱ぷ率センサ24,万石漏斗79
の供給量検出センサ80,万石上網81の傾斜角度を検
出する上網傾斜センサ82,万石網の目合を検出する目
合検出センサ83,万石上網81の穀粒層厚を検出する
万石穀粒層厚検出センサ84,穀粒の水分を検出する水
分計30,籾摺部1の籾供給量調節弁(図示省略)の開
度を検出する籾供給弁開度センサ72,吸引排塵機5の
回転数を検出する吸引回転数検出センサ32,摺落米風
選路(図示省略)の風量検出する選別風量センサ85,
摺落米風選路(図示省略)の風量調節弁(図示省略)の
調節位置を検出する風量調節弁検出センサ34,供給量
スイッチ35の設定位置を検出する能率検出センサ3
6,圧風唐箕37の回転数を検出する圧風回転数検出セ
ンサ38が設けられており、また、コントロールパネル
(図示省略)には、図4と同様の運転スイッチ40,停
止スイッチ41,並びに籾摺選別機の運転中の不具合時
に押す籾が多いスイッチ42,肌摺れスイッチ43,能
率不良スイッチ44,3番飛散スイッチ45,玄米にほ
こりが多いスイッチ46が設けられている。
数が記憶装置に記憶されていて、次回籾摺作業時には、
これらのスイッチ群のONにより調節された内容によ
り、各自動制御の制御基準値が補正される構成であり、
次回作業からは、調節手段の調節回数を少なくしなが
ら、籾摺選別作業をすることができる。次に、図11〜
図14に基づき、万石型の籾摺選別機の制御内容を説明
する。籾摺選別機には、供給量設定スイッチ35,脱ぷ
率設定スイッチ23,脱ぷ率センサ24,万石漏斗79
の供給量検出センサ80,万石上網81の傾斜角度を検
出する上網傾斜センサ82,万石網の目合を検出する目
合検出センサ83,万石上網81の穀粒層厚を検出する
万石穀粒層厚検出センサ84,穀粒の水分を検出する水
分計30,籾摺部1の籾供給量調節弁(図示省略)の開
度を検出する籾供給弁開度センサ72,吸引排塵機5の
回転数を検出する吸引回転数検出センサ32,摺落米風
選路(図示省略)の風量検出する選別風量センサ85,
摺落米風選路(図示省略)の風量調節弁(図示省略)の
調節位置を検出する風量調節弁検出センサ34,供給量
スイッチ35の設定位置を検出する能率検出センサ3
6,圧風唐箕37の回転数を検出する圧風回転数検出セ
ンサ38が設けられており、また、コントロールパネル
(図示省略)には、図4と同様の運転スイッチ40,停
止スイッチ41,並びに籾摺選別機の運転中の不具合時
に押す籾が多いスイッチ42,肌摺れスイッチ43,能
率不良スイッチ44,3番飛散スイッチ45,玄米にほ
こりが多いスイッチ46が設けられている。
【0032】これらのセンサ群及びスイッチ群は、入力
インタ−フエイスを経由して、演算制御部47に接続さ
れており、演算制御部47には出力インタ−フエイス,
駆動回路を経て、籾摺部1の籾供給量調節弁(図示省
略)を調節する籾供給弁調節モータ49,万石漏斗79
の供給量を調節する万石供給量調節モータ86,万石上
網81の傾斜を調節する上網傾斜調節モータ87,万石
目合の不具合を表示する表示装置88,吸引排塵機(図
示省略)の回転数を調節する吸引回転数調節モータ7
8,摺落米風選路4の風量調節弁33を調節する風量調
節弁調節モータ53,圧風唐箕37の回転数を調節する
圧風回転数調節モータ54,ロール間隙調節モータ55
が接続されている。
インタ−フエイスを経由して、演算制御部47に接続さ
れており、演算制御部47には出力インタ−フエイス,
駆動回路を経て、籾摺部1の籾供給量調節弁(図示省
略)を調節する籾供給弁調節モータ49,万石漏斗79
の供給量を調節する万石供給量調節モータ86,万石上
網81の傾斜を調節する上網傾斜調節モータ87,万石
目合の不具合を表示する表示装置88,吸引排塵機(図
示省略)の回転数を調節する吸引回転数調節モータ7
8,摺落米風選路4の風量調節弁33を調節する風量調
節弁調節モータ53,圧風唐箕37の回転数を調節する
圧風回転数調節モータ54,ロール間隙調節モータ55
が接続されている。
【0033】次に、演算制御部47の制御内容について
説明する。籾摺選別作業中には、万石穀粒層厚検出セン
サ84で万石上網81の穀粒層厚の検出撰別情報が入力
されると、制御基準情報と比較されて、検出穀粒層厚が
制御基準層厚になるような制御指令信号が出力されて、
万石上網81の傾斜角度が調節されたり、また、万石穀
粒層厚検出センサ84で穀粒層厚が検出されると、制御
基準情報と比較されて、検出穀粒層厚が制御基準層厚に
なるような制御指令信号が出力されて、万石漏斗79の
供給量が調節されながら、籾摺選別作業が行われる。
説明する。籾摺選別作業中には、万石穀粒層厚検出セン
サ84で万石上網81の穀粒層厚の検出撰別情報が入力
されると、制御基準情報と比較されて、検出穀粒層厚が
制御基準層厚になるような制御指令信号が出力されて、
万石上網81の傾斜角度が調節されたり、また、万石穀
粒層厚検出センサ84で穀粒層厚が検出されると、制御
基準情報と比較されて、検出穀粒層厚が制御基準層厚に
なるような制御指令信号が出力されて、万石漏斗79の
供給量が調節されながら、籾摺選別作業が行われる。
【0034】このような作業過程で、籾が多いスイッチ
42がONされると、図14に示すように、次の順序に
従った優先制御が順次なされる。即ち、籾が多いスイッ
チ42がONされると、このスイッチONが記憶装置に
記憶されると共に、優先度1の脱ぷ率制御に入り、算出
脱ぷ率が算出されると、脱ぷ率設定スイッチ23で設定
された制御基準脱ぷ率と算出脱ぷ率とが比較されて、制
御基準脱ぷ率より低い場合には、制御基準脱ぷ率になる
ように籾摺ロ−ル間隙が閉調節され、算出脱ぷ率が適正
である場合には、次の優先度2の万石漏斗79の供給量
制御に移行し、万石穀粒層厚検出センサ84で万石上網
81の穀粒層厚の検出撰別情報が入力されると、制御基
準情報と比較されて、検出穀粒層厚が制御基準層厚にな
るように緩傾斜制御指令信号が出力されて、万石漏斗7
9の供給量が減少側に調節され、検出穀粒層厚が適正で
ある場合には、次の万石上網81傾斜調節制御に移行し
て、万石穀粒層厚検出センサ84からの万石上網81の
穀粒層厚が検出されると、制御基準情報と比較されて、
検出穀粒層厚が制御基準層厚になるように急傾斜制御指
令信号が出力されて、万石上網81の傾斜が急傾斜側に
調節され、検出穀粒層厚が適正である場合には、次の優
先度3の圧風唐箕37の回転数調節制御に移行し、選別
風量センサ85の検出風量が入力されると、供給量設定
スイッチ35の能率と関連した制御基準風量値と比較さ
れて、検出風量が少の場合には、風量増加指令信号が出
力されて、圧風唐箕37の回転数が増加し風量が増加側
に調節されて、優先制御が終了し、玄米に籾が混入する
という不具合が迅速に解消される。
42がONされると、図14に示すように、次の順序に
従った優先制御が順次なされる。即ち、籾が多いスイッ
チ42がONされると、このスイッチONが記憶装置に
記憶されると共に、優先度1の脱ぷ率制御に入り、算出
脱ぷ率が算出されると、脱ぷ率設定スイッチ23で設定
された制御基準脱ぷ率と算出脱ぷ率とが比較されて、制
御基準脱ぷ率より低い場合には、制御基準脱ぷ率になる
ように籾摺ロ−ル間隙が閉調節され、算出脱ぷ率が適正
である場合には、次の優先度2の万石漏斗79の供給量
制御に移行し、万石穀粒層厚検出センサ84で万石上網
81の穀粒層厚の検出撰別情報が入力されると、制御基
準情報と比較されて、検出穀粒層厚が制御基準層厚にな
るように緩傾斜制御指令信号が出力されて、万石漏斗7
9の供給量が減少側に調節され、検出穀粒層厚が適正で
ある場合には、次の万石上網81傾斜調節制御に移行し
て、万石穀粒層厚検出センサ84からの万石上網81の
穀粒層厚が検出されると、制御基準情報と比較されて、
検出穀粒層厚が制御基準層厚になるように急傾斜制御指
令信号が出力されて、万石上網81の傾斜が急傾斜側に
調節され、検出穀粒層厚が適正である場合には、次の優
先度3の圧風唐箕37の回転数調節制御に移行し、選別
風量センサ85の検出風量が入力されると、供給量設定
スイッチ35の能率と関連した制御基準風量値と比較さ
れて、検出風量が少の場合には、風量増加指令信号が出
力されて、圧風唐箕37の回転数が増加し風量が増加側
に調節されて、優先制御が終了し、玄米に籾が混入する
という不具合が迅速に解消される。
【0035】その他の不具合スイッチがONされた場合
も、前述と同様に決められた優先順位に従った制御が順
次行われる。即ち、肌摺れスイッチ43がONされた場
合には、図11に示すように、「1.穀粒水分検出に基
づく制御」、「2.脱ぷ率検出に基づく制御」、「3.
万石漏斗79の供給量制御,」、「4,万石上網81の
傾斜角度制御」が順次行われ、また、能率不良スイッチ
44がONされた場合には、「1.穀粒水分検出に基づ
く制御」、「2.脱ぷ率検出に基づく制御」、「3.籾
摺部1の籾供給弁開度センサ72の検出に基づく籾供給
調節弁制御」、「4.万石漏斗79の供給量制御」、
「5.万石上網81の傾斜角度制御」、「6.吸引排塵
機5の回転数調節制御」、「7.万石網の目合い変更の
表示装置88への表示」が順次行われ、また、3番飛散
スイッチ45がONされた場合には、「1.籾摺部1の
籾供給弁開度センサ72の検出に基づく籾供給調節弁制
御」、「2.吸引排塵機5の回転数検出に基づく制
御」、「3.風力調節弁(図示省略)の開度検出に基づ
く制御」が順次行われ、また、玄米にほこりが多いスイ
ッチ46がONされた場合には、「1.圧風唐箕37の
回転数検出に基づく制御」、「2.吸引排塵機(図示省
略)の回転数検出に基づく制御、「3.籾摺部1の籾供
給弁開度センサ72の検出に基づく籾供給調節弁制御」
が順次行われる構成である。
も、前述と同様に決められた優先順位に従った制御が順
次行われる。即ち、肌摺れスイッチ43がONされた場
合には、図11に示すように、「1.穀粒水分検出に基
づく制御」、「2.脱ぷ率検出に基づく制御」、「3.
万石漏斗79の供給量制御,」、「4,万石上網81の
傾斜角度制御」が順次行われ、また、能率不良スイッチ
44がONされた場合には、「1.穀粒水分検出に基づ
く制御」、「2.脱ぷ率検出に基づく制御」、「3.籾
摺部1の籾供給弁開度センサ72の検出に基づく籾供給
調節弁制御」、「4.万石漏斗79の供給量制御」、
「5.万石上網81の傾斜角度制御」、「6.吸引排塵
機5の回転数調節制御」、「7.万石網の目合い変更の
表示装置88への表示」が順次行われ、また、3番飛散
スイッチ45がONされた場合には、「1.籾摺部1の
籾供給弁開度センサ72の検出に基づく籾供給調節弁制
御」、「2.吸引排塵機5の回転数検出に基づく制
御」、「3.風力調節弁(図示省略)の開度検出に基づ
く制御」が順次行われ、また、玄米にほこりが多いスイ
ッチ46がONされた場合には、「1.圧風唐箕37の
回転数検出に基づく制御」、「2.吸引排塵機(図示省
略)の回転数検出に基づく制御、「3.籾摺部1の籾供
給弁開度センサ72の検出に基づく籾供給調節弁制御」
が順次行われる構成である。
【0036】また、これらの不具合スイッチ群のON回
数が記憶装置に記憶されていて、次回籾摺作業時には、
これらのスイッチ群のONにより調節された内容によ
り、各自動制御の制御基準値が補正される構成であり、
次回作業からは、調節手段の調節回数を少なくしなが
ら、籾摺選別作業をすることができる。
数が記憶装置に記憶されていて、次回籾摺作業時には、
これらのスイッチ群のONにより調節された内容によ
り、各自動制御の制御基準値が補正される構成であり、
次回作業からは、調節手段の調節回数を少なくしなが
ら、籾摺選別作業をすることができる。
【0037】
【発明の効果】この発明は、上述のように構成されてい
るので、籾摺選別作業中に、例えば、玄米に籾が混入す
るような不具合をオペレ−タが発見し、この不具合状態
に合致する不具合スイッチがONされると、演算制御部
から優先順位のある制御指令信号が出力されて、当該不
具合籾摺選別状態を修正する複数の調節手段が、所定の
優先順位に従って順次調節され、当該不具合籾摺選別状
態を迅速に回復することができる。
るので、籾摺選別作業中に、例えば、玄米に籾が混入す
るような不具合をオペレ−タが発見し、この不具合状態
に合致する不具合スイッチがONされると、演算制御部
から優先順位のある制御指令信号が出力されて、当該不
具合籾摺選別状態を修正する複数の調節手段が、所定の
優先順位に従って順次調節され、当該不具合籾摺選別状
態を迅速に回復することができる。
【図1】全体の切断側面図
【図2】正面図
【図3】ブロック図
【図4】操作パネルの正面図
【図5】不具合スイッチと優先制御の関係の説明図
【図6】フローチャート
【図7】全体の切断側面図
【図8】ブロック図
【図9】不具合スイッチと優先制御の関係の説明図
【図10】フローチャート
【図11】切断側面図
【図12】ブロック図
【図13】不具合スイッチと優先制御の関係の説明図
【図14】フローチャート
1 籾摺部 2 籾ホッパ 3 籾摺ロール 4 摺落米風選路 5 吸引排塵機 6 排塵筒 7 摺落米受樋 8 混合米揚穀機 10 選別ケース 11 回転選別筒 12 駆動ローラー 13 供給ラセン 14 供給樋 15 仕上米ラセン 16 仕上米樋 16a 玄米調節弁 17 仕上米流下筒 18 仕上米流穀板 19 仕上米受樋 20 仕上米揚穀機 21 汲み上げ筒体 22 籾還元樋 23 脱ぷ率設定スイッチ 24 脱ぷ率センサ 25 層厚検出センサ 26 回転数検出センサ 27 穀粒飛散センサ 28 玄米調節板センサ 29 円筒種類センサ 30 水分計 31 還元量検出センサ 32 吸引回転数検出センサ 33 風量調節弁 34 風量調節弁検出センサ 35 供給量設定スイッチ 36 能率検出センサ 37 圧風唐箕 38 圧風回転数検出センサ 39 コントロールパネル 40 運転スイッチ 41 停止スイッチ 42 籾が多いスイッチ 43 肌摺れスイッチ 44 能率不良スイッチ 45 3番飛散スイッチ 46 玄米にほこりが多いスイッチ 47 演算制御部 48 籾供給調節弁 49 籾供給弁調節モータ 50 円筒回転数調節モータ 51 玄米調節板調節モータ 52 吸引回転数調節モータ 53 風量調節弁調節モータ 54 圧風回転数調節モータ 55 ロール間隙調節モータ 56 負荷電流センサ 57 穀粒形状センサ 58 表示装置 59 揺動撰別装置 60 揺動撰別板 61 籾・玄米判別センサ 62 玄米仕切板 63 混合米供給ホッパ 64 供給量検出センサ 65 排出角度検出センサ 66 流下角度検出センサ 67 籾仕切板 68 籾仕切板検出センサ 69 玄米仕切板検出センサ 70 揺動回転数センサ 71 穀粒層厚検出センサ 72 籾供給弁開度センサ 73 排出角度調節モータ 74 流下角度調節モータ 75 籾仕切板調節モータ 76 玄米仕切板調節モータ 77 揺動回転数調節モータ 78 吸引回転数調節モータ 79 万石漏斗 80 供給量検出センサ 81 万石上網 82 上網傾斜センサ 83 目合検出センサ 84 万石穀粒層厚検出センサ 85 撰別風量センサ 86 万石供給量調節モータ 87 上網傾斜調節モータ 88 表示装置
Claims (1)
- 【請求項1】籾摺選別状態を検出する複数のセンサを有
してこれらのセンサの不具合検出情報に基づて該不具合
状態を変更調節する調節手段を自動的に調節して籾摺選
別作業の適正化を図る籾摺選別機において、不具合籾摺
選別状態時に人為的にONすることのできる不具合スイ
ッチと、該不具合スイッチのONに関連して該不具合籾
摺選別状態を修正する複数の調節手段が所定の優先順位
に従って順次調節される制御指令信号の出力手段とから
なる籾摺選別機の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14879393A JPH078815A (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 籾摺選別機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14879393A JPH078815A (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 籾摺選別機の制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH078815A true JPH078815A (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=15460828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14879393A Pending JPH078815A (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 籾摺選別機の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH078815A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012066197A (ja) * | 2010-09-24 | 2012-04-05 | Yanmar Co Ltd | 籾摺り処理システム |
-
1993
- 1993-06-21 JP JP14879393A patent/JPH078815A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012066197A (ja) * | 2010-09-24 | 2012-04-05 | Yanmar Co Ltd | 籾摺り処理システム |
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