JPH08290068A - 籾摺機の籾摺安定装置 - Google Patents
籾摺機の籾摺安定装置Info
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- JPH08290068A JPH08290068A JP12079395A JP12079395A JPH08290068A JP H08290068 A JPH08290068 A JP H08290068A JP 12079395 A JP12079395 A JP 12079395A JP 12079395 A JP12079395 A JP 12079395A JP H08290068 A JPH08290068 A JP H08290068A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 籾摺作業の安定をはかり能率のよい作業を行
う。 【構成】 選別胴(1)内の胴内流量センサ−(2)
と、駆動モ−タ(M)の負荷電流値を測定する電流測定
器とを備え、胴内流量センサ−(2)と電流測定器と脱
ぷロ−ル間隙調節用制御モ−タ(m)を制御回路に接続
して、検出胴内流量が制御回路に入力してある基準胴内
流量より小で、負荷電流値が駆動モ−タ(M)の定格電
流値より大のときは、制御モ−タ(m)により脱ぷロ−
ル間隙の開度を広く調節し、検出胴内流量が基準胴内流
量より大になると脱ぷロ−ル間隙を初期設定のものに戻
す構成にする。また、返り籾通路(8)に返り流量セン
サ−を設け、該センサ−が一定量以上の返り籾を検出し
たとき、籾ホッパ−(5)からの籾供給量を調節するシ
ャッタ−(7)の開度を閉方向に作動させる。
う。 【構成】 選別胴(1)内の胴内流量センサ−(2)
と、駆動モ−タ(M)の負荷電流値を測定する電流測定
器とを備え、胴内流量センサ−(2)と電流測定器と脱
ぷロ−ル間隙調節用制御モ−タ(m)を制御回路に接続
して、検出胴内流量が制御回路に入力してある基準胴内
流量より小で、負荷電流値が駆動モ−タ(M)の定格電
流値より大のときは、制御モ−タ(m)により脱ぷロ−
ル間隙の開度を広く調節し、検出胴内流量が基準胴内流
量より大になると脱ぷロ−ル間隙を初期設定のものに戻
す構成にする。また、返り籾通路(8)に返り流量セン
サ−を設け、該センサ−が一定量以上の返り籾を検出し
たとき、籾ホッパ−(5)からの籾供給量を調節するシ
ャッタ−(7)の開度を閉方向に作動させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、脱ぷ部と風選部と混合
米を選別する選別部とからなる籾摺機の籾摺安定装置に
関するものである。
米を選別する選別部とからなる籾摺機の籾摺安定装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、脱ぷ部と風選部と壺穴式の選別胴
により混合米を選別する選別部とからなる籾摺機にあっ
ては、選別胴内に設けた混合米の流量を検出する胴内流
量センサ−により胴内流量の増減変動を検出しその検出
に基づいて脱ぷ部の籾ホッパ−からの籾供給量を調節し
て籾摺作業時の安定をはかるようにすることは周知のと
おりである。また、選別後の返り籾を脱ぷ部に還元する
もので、返り籾通路に設けた返り流量センサ−による返
り籾量の検出により籾ホッパ−からの籾供給量を調節よ
うにすることも実開昭59−190338号公報等によ
り公開されているのである。
により混合米を選別する選別部とからなる籾摺機にあっ
ては、選別胴内に設けた混合米の流量を検出する胴内流
量センサ−により胴内流量の増減変動を検出しその検出
に基づいて脱ぷ部の籾ホッパ−からの籾供給量を調節し
て籾摺作業時の安定をはかるようにすることは周知のと
おりである。また、選別後の返り籾を脱ぷ部に還元する
もので、返り籾通路に設けた返り流量センサ−による返
り籾量の検出により籾ホッパ−からの籾供給量を調節よ
うにすることも実開昭59−190338号公報等によ
り公開されているのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前項に記載す
るところの前者における周知の技術のものは、籾摺作業
開始直後においては混合米の胴内流量が少量であるた
め、籾ホッパ−からの籾供給量が多量になり脱ぷロ−ル
に籾が過剰に供給されて駆動モ−タは過負荷になり、脱
ぷロ−ルに詰まるなど籾摺作業の円滑な開始が望めず、
また、後者のものによれば、返り籾量が多量になれば返
り流量センサ−はこれを検出し籾ホッパ−からの籾供給
量が調節されるようになるが、増加する返り籾に対する
調節がなされないのであるから、選別部や選別後の取出
経路に詰まり現象を起こすようになるのである。そこ
で、本発明はこのような従来のものにおける籾摺作業に
おける問題点を解決して終始籾摺作業の安定をはかり能
率のよい作業を可能なものにするを目的として発明に至
ったものである。
るところの前者における周知の技術のものは、籾摺作業
開始直後においては混合米の胴内流量が少量であるた
め、籾ホッパ−からの籾供給量が多量になり脱ぷロ−ル
に籾が過剰に供給されて駆動モ−タは過負荷になり、脱
ぷロ−ルに詰まるなど籾摺作業の円滑な開始が望めず、
また、後者のものによれば、返り籾量が多量になれば返
り流量センサ−はこれを検出し籾ホッパ−からの籾供給
量が調節されるようになるが、増加する返り籾に対する
調節がなされないのであるから、選別部や選別後の取出
経路に詰まり現象を起こすようになるのである。そこ
で、本発明はこのような従来のものにおける籾摺作業に
おける問題点を解決して終始籾摺作業の安定をはかり能
率のよい作業を可能なものにするを目的として発明に至
ったものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は上記
の目的を遂行するために、その第1の手段として、脱ぷ
部と風選部と、壺穴式の選別胴により混合米を選別する
回転選別部とからなる籾摺機において、選別胴内の混合
米の流量を検出する胴内流量センサ−と、駆動モ−タの
負荷電流値を測定する電流測定器とを備え、前記胴内流
量センサ−と電流測定器を制御回路の入力側に接続する
とともに、出力側には脱ぷロ−ル間隙調節用制御モ−タ
を接続して、胴内流量センサ−による検出胴内流量が制
御回路に入力してある基準胴内流量より小で、電流測定
器による負荷電流値が駆動モ−タの定格電流値より大の
ときは、制御モ−タにより脱ぷロ−ル間隙の開度を広く
調節し、検出胴内流量が基準胴内流量より大になると制
御モ−タにより脱ぷロ−ル間隙を初期設定のものに戻す
構成にし、また、第2の手段としては、脱ぷ部と風選部
と選別部とからなり選別後の返り籾を脱ぷ部に還元する
籾摺機であって、籾ホッパ−からの籾供給量と返り籾量
とを調節する摺り米調節弁と、その上流で籾ホッパ−が
わにこの籾ホッパ−からの籾供給量を調節するシャッタ
−を設けたものにおいて、返り籾通路に返り流量センサ
−を設け、該センサ−が一定量以上の返り籾を検出した
とき、制御回路からシャッタ−開度調節用制御モ−タを
介してシャッタ−の開度を閉方向に作動させる構成にし
たのである。
の目的を遂行するために、その第1の手段として、脱ぷ
部と風選部と、壺穴式の選別胴により混合米を選別する
回転選別部とからなる籾摺機において、選別胴内の混合
米の流量を検出する胴内流量センサ−と、駆動モ−タの
負荷電流値を測定する電流測定器とを備え、前記胴内流
量センサ−と電流測定器を制御回路の入力側に接続する
とともに、出力側には脱ぷロ−ル間隙調節用制御モ−タ
を接続して、胴内流量センサ−による検出胴内流量が制
御回路に入力してある基準胴内流量より小で、電流測定
器による負荷電流値が駆動モ−タの定格電流値より大の
ときは、制御モ−タにより脱ぷロ−ル間隙の開度を広く
調節し、検出胴内流量が基準胴内流量より大になると制
御モ−タにより脱ぷロ−ル間隙を初期設定のものに戻す
構成にし、また、第2の手段としては、脱ぷ部と風選部
と選別部とからなり選別後の返り籾を脱ぷ部に還元する
籾摺機であって、籾ホッパ−からの籾供給量と返り籾量
とを調節する摺り米調節弁と、その上流で籾ホッパ−が
わにこの籾ホッパ−からの籾供給量を調節するシャッタ
−を設けたものにおいて、返り籾通路に返り流量センサ
−を設け、該センサ−が一定量以上の返り籾を検出した
とき、制御回路からシャッタ−開度調節用制御モ−タを
介してシャッタ−の開度を閉方向に作動させる構成にし
たのである。
【0005】
【作用】これにより、籾ホッパ−からの籾は脱ぷ部と風
選部を通過して玄米と籾の混合米は選別部により玄米と
籾に選別される。この場合、第1の手段によれば、作業
開始直後は選別胴内の混合米の胴内流量が少量であって
胴内流量センサ−はそのことを検出して制御回路へ伝達
すると、その検出値は制御回路に入力してある基準胴内
流量より小であり、また、籾の脱ぷロ−ルへの供給量は
多量から過剰に供給されるところとなって電流測定器に
よる駆動モ−タの負荷電流値は定格電流値より大になる
から、制御回路から直ちに制御モ−タに指示が発せられ
脱ぷロ−ル間隙の開度を広く調節して負荷電流値を駆動
モ−タの定格電流値の範囲内に下げるのである。
選部を通過して玄米と籾の混合米は選別部により玄米と
籾に選別される。この場合、第1の手段によれば、作業
開始直後は選別胴内の混合米の胴内流量が少量であって
胴内流量センサ−はそのことを検出して制御回路へ伝達
すると、その検出値は制御回路に入力してある基準胴内
流量より小であり、また、籾の脱ぷロ−ルへの供給量は
多量から過剰に供給されるところとなって電流測定器に
よる駆動モ−タの負荷電流値は定格電流値より大になる
から、制御回路から直ちに制御モ−タに指示が発せられ
脱ぷロ−ル間隙の開度を広く調節して負荷電流値を駆動
モ−タの定格電流値の範囲内に下げるのである。
【0006】そして、作業の進行に伴い選別胴内の胴内
流量が増加し胴内流量センサ−がその旨を検出して制御
回路に情報伝達し、その検出値が基準胴内流量より大に
なると制御回路からの指令により制御モ−タは作動して
脱ぷロ−ル間隙を初期設定のものに戻し、混合米の胴内
流量と脱ぷロ−ルへの籾供給量に対する脱ぷロ−ル間隙
との均衡が保たれ籾摺作業が安定よく続行される。
流量が増加し胴内流量センサ−がその旨を検出して制御
回路に情報伝達し、その検出値が基準胴内流量より大に
なると制御回路からの指令により制御モ−タは作動して
脱ぷロ−ル間隙を初期設定のものに戻し、混合米の胴内
流量と脱ぷロ−ルへの籾供給量に対する脱ぷロ−ル間隙
との均衡が保たれ籾摺作業が安定よく続行される。
【0007】次に、第2の手段のものは、返り籾通路か
らの返り籾を返り籾通路に設ける返り流量センサ−が検
出するとその旨を制御回路に伝達するのであるが、返り
籾が増加して返り流量センサ−による検出値が一定量以
上のものを検出すると制御回路から制御モ−タに指令が
出て籾ホッパ−からの籾の供給量を調節するシャッタ−
の開度を閉方向に作動させて閉じ返り籾通路からの返り
籾のみを摺り米調節弁により調節して脱ぷロ−ルに供給
して摺落すようになって、選別部や取出経路に詰まりを
起こすことなく安定した籾摺作業が行われる。
らの返り籾を返り籾通路に設ける返り流量センサ−が検
出するとその旨を制御回路に伝達するのであるが、返り
籾が増加して返り流量センサ−による検出値が一定量以
上のものを検出すると制御回路から制御モ−タに指令が
出て籾ホッパ−からの籾の供給量を調節するシャッタ−
の開度を閉方向に作動させて閉じ返り籾通路からの返り
籾のみを摺り米調節弁により調節して脱ぷロ−ルに供給
して摺落すようになって、選別部や取出経路に詰まりを
起こすことなく安定した籾摺作業が行われる。
【0008】
【実施例】以下、この発明を実施例図に基づいて具体的
に説明すると、先ず「図1」と「図2」において、この
籾摺機は脱ぷ部(A)と風選部(B)と壺穴式の選別胴
(1)により玄米と籾の混合米を選別する回転選別部
(C)とからなるもので、風選部(B)上の前部側に脱
ぷ部(A)を後部側に回転選別部(C)を配設し、風選
部(B)とこの回転選別部(C)の側部にわたって揚穀
機(D)が立設され、これら脱ぷ部(A)と風選部
(B)と回転選別部(C)と揚穀機(D)が一体的に組
成されて構成されているのである。
に説明すると、先ず「図1」と「図2」において、この
籾摺機は脱ぷ部(A)と風選部(B)と壺穴式の選別胴
(1)により玄米と籾の混合米を選別する回転選別部
(C)とからなるもので、風選部(B)上の前部側に脱
ぷ部(A)を後部側に回転選別部(C)を配設し、風選
部(B)とこの回転選別部(C)の側部にわたって揚穀
機(D)が立設され、これら脱ぷ部(A)と風選部
(B)と回転選別部(C)と揚穀機(D)が一体的に組
成されて構成されているのである。
【0009】即ち、籾ホッパ−(5)に投入される籾は
一対の脱ぷロ−ル(11)によって摺落されその摺落物
は脱ぷ物選別風路(12)で風選されて、籾殻等の塵埃
と軽量な粃類は取り除かれ、この取り除かれた後の玄米
と籾の混合米は揚穀機(D)により揚上されて供給樋
(13)から選別胴(1)内に供給されて壺穴のもち上
げ作用により玄米と籾に選別され、選別された玄米は玄
米取出樋(14)を経て玄米選別風路(15)で仕上げ
風選され、良玄米は揚穀機(D)により取出され、未塾
米は別途排出される。また、もち上げられずに選別胴
(1)内に取り残された籾はバケット(16)によって
掬い上げられて返り籾通路(8)から脱ぷロ−ル(1
1)に再度供給され再脱ぷされるようになっている。
一対の脱ぷロ−ル(11)によって摺落されその摺落物
は脱ぷ物選別風路(12)で風選されて、籾殻等の塵埃
と軽量な粃類は取り除かれ、この取り除かれた後の玄米
と籾の混合米は揚穀機(D)により揚上されて供給樋
(13)から選別胴(1)内に供給されて壺穴のもち上
げ作用により玄米と籾に選別され、選別された玄米は玄
米取出樋(14)を経て玄米選別風路(15)で仕上げ
風選され、良玄米は揚穀機(D)により取出され、未塾
米は別途排出される。また、もち上げられずに選別胴
(1)内に取り残された籾はバケット(16)によって
掬い上げられて返り籾通路(8)から脱ぷロ−ル(1
1)に再度供給され再脱ぷされるようになっている。
【0010】次に、回転選別部(C)について記載する
と、前記選別胴(1)は内周面に無数の壺穴を形成して
その前部がわと後部がわとを各一対の駆動輪(17)に
より支承し駆動モ−タ(18)により矢印(イ)方向に
回転可能に横架され、その胴内には玄米受樋(19)と
混合米受樋(20)が並設されて、玄米受樋(19)の
終端部は前記玄米取出樋(14)に連通して壺穴のもち
上げ作用により放物線を描いて飛翔し落入する玄米を玄
米選別風路(15)に導出し、混合米受樋(20)の始
端部は前記供給樋(13)に連結するとともに終端がわ
には落下口(21)を開口して混合米を移送し落下口
(21)から選別胴(1)の内周面に供給し、壺穴のも
ち上げ作用によって玄米受樋(19)にまで至らないも
のを受け入れて選別胴(1)の内周面に再度供給するの
である。また、玄米受樋(19)と混合米受樋(20)
の境界部には軸(22)を支点にして選別胴(1)の回
転方向に傾動可能の仕切調節板(23)が立設し、
(2)は軸(24)を支点にして上下に揺動し胴内に形
成する流動層(25)の層形の変動に追従する胴内流量
センサ−である。
と、前記選別胴(1)は内周面に無数の壺穴を形成して
その前部がわと後部がわとを各一対の駆動輪(17)に
より支承し駆動モ−タ(18)により矢印(イ)方向に
回転可能に横架され、その胴内には玄米受樋(19)と
混合米受樋(20)が並設されて、玄米受樋(19)の
終端部は前記玄米取出樋(14)に連通して壺穴のもち
上げ作用により放物線を描いて飛翔し落入する玄米を玄
米選別風路(15)に導出し、混合米受樋(20)の始
端部は前記供給樋(13)に連結するとともに終端がわ
には落下口(21)を開口して混合米を移送し落下口
(21)から選別胴(1)の内周面に供給し、壺穴のも
ち上げ作用によって玄米受樋(19)にまで至らないも
のを受け入れて選別胴(1)の内周面に再度供給するの
である。また、玄米受樋(19)と混合米受樋(20)
の境界部には軸(22)を支点にして選別胴(1)の回
転方向に傾動可能の仕切調節板(23)が立設し、
(2)は軸(24)を支点にして上下に揺動し胴内に形
成する流動層(25)の層形の変動に追従する胴内流量
センサ−である。
【0011】前記の脱ぷ部(A)は固定ロ−ル(11
a)とこれに対設する移動ロ−ル(11b)とによって
一対の脱ぷロ−ル(11)を構成し、その移動ロ−ル
(11b)は制御モ−タ(m)によって固定ロ−ル(1
1a)との間隙を広狭に調節するものにし、脱ぷロ−ル
(11)への落下路(26)には軸(27)を支点にし
て上下動し前記籾ホッパ−(5)からの籾供給量と返り
籾通路(8)からの返り籾量とを調節する摺り米調節弁
(6)が設けられている。そして、この摺り米調節弁
(6)の上流で籾ホッパ−(5)がわにはこの籾ホッパ
−(5)からの籾供給量を調節するシャッタ−(7)が
装着され、シャッタ−(7)の作動は「図6」のよう
に、シャッタ−開度調節用制御モ−タ(m1)によって
行わせ、また、前記返り籾通路(8)には返り流量セン
サ−(9)が設けられている。そして、固定ロ−ル(1
1a)と風選部(B)の各部へは風選部(B)内に内蔵
された駆動モ−タ(M)によりベルトを介して駆動さ
れ、移動ロ−ル(11b)へは噛み合うギヤを介装して
固定ロ−ル(11a)がわから伝動し固定ロ−ル(11
a)と移動ロ−ル(11b)は異方向に差速回転するの
である。
a)とこれに対設する移動ロ−ル(11b)とによって
一対の脱ぷロ−ル(11)を構成し、その移動ロ−ル
(11b)は制御モ−タ(m)によって固定ロ−ル(1
1a)との間隙を広狭に調節するものにし、脱ぷロ−ル
(11)への落下路(26)には軸(27)を支点にし
て上下動し前記籾ホッパ−(5)からの籾供給量と返り
籾通路(8)からの返り籾量とを調節する摺り米調節弁
(6)が設けられている。そして、この摺り米調節弁
(6)の上流で籾ホッパ−(5)がわにはこの籾ホッパ
−(5)からの籾供給量を調節するシャッタ−(7)が
装着され、シャッタ−(7)の作動は「図6」のよう
に、シャッタ−開度調節用制御モ−タ(m1)によって
行わせ、また、前記返り籾通路(8)には返り流量セン
サ−(9)が設けられている。そして、固定ロ−ル(1
1a)と風選部(B)の各部へは風選部(B)内に内蔵
された駆動モ−タ(M)によりベルトを介して駆動さ
れ、移動ロ−ル(11b)へは噛み合うギヤを介装して
固定ロ−ル(11a)がわから伝動し固定ロ−ル(11
a)と移動ロ−ル(11b)は異方向に差速回転するの
である。
【0012】なお、前記軸(24)を支点にして上下に
揺動し流動層(25)の層形の変動に追従する胴内流量
センサ−(2)と、軸(27)を支点として上下動する
摺り米調節弁(6)は連動連結してあって、胴内流量が
大に変動すると摺り米調節弁(6)の開度を狭く調節し
籾の脱ぷロ−ル(11)への供給量を減少させ、逆に胴
内流量が小に変動するとその供給量を増加させるように
してある。
揺動し流動層(25)の層形の変動に追従する胴内流量
センサ−(2)と、軸(27)を支点として上下動する
摺り米調節弁(6)は連動連結してあって、胴内流量が
大に変動すると摺り米調節弁(6)の開度を狭く調節し
籾の脱ぷロ−ル(11)への供給量を減少させ、逆に胴
内流量が小に変動するとその供給量を増加させるように
してある。
【0013】次に、この籾摺機には前記駆動モ−タ
(M)の負荷電流値を測定する電流測定器(3)を備
え、「図3」の制御回路図に示すように、前記胴内流量
センサ−(2)とこの電流測定器(3)とを制御回路
(4)の入力側に接続するとともに出力側には前記脱ぷ
ロ−ル間隙調節用の制御モ−タ(m)を正逆ドライブ回
路(28)を介して接続し、胴内流量センサ−(2)に
よる検出胴内流量が制御回路(4)に入力してある基準
胴内流量より小であり、そのとき電流測定器(3)によ
る負荷電流値がこの駆動モ−タ(M)の定格電流値より
大であれば、制御回路(4)からドライブ回路(28)
を介して制御モ−タ(m)を作動させ移動ロ−ル(11
b)を固定ロ−ル(11a)から離れるがわに移動して
脱ぷロ−ル間隙の開度を広く調節し、胴内流量センサ−
(2)による検出胴内流量が基準胴内流量より大になる
と制御回路(4)からドライブ回路(28)を介して制
御モ−タ(m)を逆転させ移動ロ−ル(11b)を固定
ロ−ル(11a)がわに移動して接近させ脱ぷロ−ル間
隙を初期設定に戻すようにしてある。
(M)の負荷電流値を測定する電流測定器(3)を備
え、「図3」の制御回路図に示すように、前記胴内流量
センサ−(2)とこの電流測定器(3)とを制御回路
(4)の入力側に接続するとともに出力側には前記脱ぷ
ロ−ル間隙調節用の制御モ−タ(m)を正逆ドライブ回
路(28)を介して接続し、胴内流量センサ−(2)に
よる検出胴内流量が制御回路(4)に入力してある基準
胴内流量より小であり、そのとき電流測定器(3)によ
る負荷電流値がこの駆動モ−タ(M)の定格電流値より
大であれば、制御回路(4)からドライブ回路(28)
を介して制御モ−タ(m)を作動させ移動ロ−ル(11
b)を固定ロ−ル(11a)から離れるがわに移動して
脱ぷロ−ル間隙の開度を広く調節し、胴内流量センサ−
(2)による検出胴内流量が基準胴内流量より大になる
と制御回路(4)からドライブ回路(28)を介して制
御モ−タ(m)を逆転させ移動ロ−ル(11b)を固定
ロ−ル(11a)がわに移動して接近させ脱ぷロ−ル間
隙を初期設定に戻すようにしてある。
【0014】これにより、「図4」のフロ−チャ−トに
示す如く、電源ONして脱ぷロ−ル間隙を初期設定のも
のにし、シャッタ−(7)を開して脱ぷを開始(籾摺作
業開始)すると、前記のように籾ホッパ−(5)からの
籾は脱ぷ部(A)と風選部(B)を通過して混合米は回
転選別部(C)により玄米と籾に選別される。この籾摺
作業の開始直後は選別胴(1)内の混合米の胴内流量が
少量であって胴内流量センサ−(2)はそのことを検出
して制御回路(4)へ伝達すると、その検出胴内流量は
制御回路(4)に入力してある基準胴内流量より小であ
り、また、籾の脱ぷロ−ル(11)への供給量は多量か
ら過剰に供給されるところとなって電流測定器(3)に
よる駆動モ−タ(M)の負荷電流値は定格電流値より大
になるから、制御回路(4)から直ちにドライブ回路
(28)を介して制御モ−タ(m)に指示が発せられ脱
ぷロ−ル間隙の開度を広く調節して負荷電流値を駆動モ
−タ(M)の定格電流値の範囲内に下げるのである。
示す如く、電源ONして脱ぷロ−ル間隙を初期設定のも
のにし、シャッタ−(7)を開して脱ぷを開始(籾摺作
業開始)すると、前記のように籾ホッパ−(5)からの
籾は脱ぷ部(A)と風選部(B)を通過して混合米は回
転選別部(C)により玄米と籾に選別される。この籾摺
作業の開始直後は選別胴(1)内の混合米の胴内流量が
少量であって胴内流量センサ−(2)はそのことを検出
して制御回路(4)へ伝達すると、その検出胴内流量は
制御回路(4)に入力してある基準胴内流量より小であ
り、また、籾の脱ぷロ−ル(11)への供給量は多量か
ら過剰に供給されるところとなって電流測定器(3)に
よる駆動モ−タ(M)の負荷電流値は定格電流値より大
になるから、制御回路(4)から直ちにドライブ回路
(28)を介して制御モ−タ(m)に指示が発せられ脱
ぷロ−ル間隙の開度を広く調節して負荷電流値を駆動モ
−タ(M)の定格電流値の範囲内に下げるのである。
【0015】その後、選別胴(1)内の混合米流量が増
加し胴内流量センサ−(2)がその旨検出して制御回路
(4)に伝達し、その検出値が基準胴内流量より大にな
ると制御回路(4)からの指令により制御モ−タ(m)
は作動して脱ぷロ−ル間隙を初期設定のものに戻し、混
合米の胴内流量と脱ぷロ−ル(11)への籾供給量に対
する脱ぷロ−ル間隙との均衡が保たれる。
加し胴内流量センサ−(2)がその旨検出して制御回路
(4)に伝達し、その検出値が基準胴内流量より大にな
ると制御回路(4)からの指令により制御モ−タ(m)
は作動して脱ぷロ−ル間隙を初期設定のものに戻し、混
合米の胴内流量と脱ぷロ−ル(11)への籾供給量に対
する脱ぷロ−ル間隙との均衡が保たれる。
【0016】また、「図6」と「図7」の制御回路図に
示すように、前記の返り籾通路(8)に設けた返り流量
センサ−(9)は軸(29)を支点にして上下動し、そ
の上動によりスイッチ(30)に接触してONすること
によって一定量以上の返り籾を検出するのであって、そ
の返り流量センサ−(9)は制御回路(10)の入力側
に接続され、出力側には作動ア−ム(31)をシャッタ
−(7)に係合させて開度を調節するところの制御モ−
タ(m1)が正逆ドライブ回路(32)を介して接続さ
れて、返り流量センサ−(9)がスイッチ(30)をO
Nして一定量以上の返り籾を検出すると制御回路(1
0)からドライブ回路(32)を介して制御モ−タ(m
1)を作動させシャッタ−(7)の開度を閉方向に動作
させるようにしてある。
示すように、前記の返り籾通路(8)に設けた返り流量
センサ−(9)は軸(29)を支点にして上下動し、そ
の上動によりスイッチ(30)に接触してONすること
によって一定量以上の返り籾を検出するのであって、そ
の返り流量センサ−(9)は制御回路(10)の入力側
に接続され、出力側には作動ア−ム(31)をシャッタ
−(7)に係合させて開度を調節するところの制御モ−
タ(m1)が正逆ドライブ回路(32)を介して接続さ
れて、返り流量センサ−(9)がスイッチ(30)をO
Nして一定量以上の返り籾を検出すると制御回路(1
0)からドライブ回路(32)を介して制御モ−タ(m
1)を作動させシャッタ−(7)の開度を閉方向に動作
させるようにしてある。
【0017】したがって、返り籾通路(8)からの返り
籾を返り籾通路(8)に設ける返り流量センサ−(9)
が検出するとその旨を制御回路(10)に伝達するので
あるが、返り籾が増加して返り流量センサ−(9)によ
る検出値が一定量以上のものを検出すると制御回路(1
0)からドライブ回路(32)を介して制御モ−タ(m
1)に指令が出て籾ホッパ−(5)からの籾の供給量を
調節するシャッタ−(7)の開度を閉方向に作動させて
閉じ、返り籾通路(8)からの返り籾のみを胴内流量セ
ンサ−(2)の揺動と連動する摺り米調節弁(6)によ
り調節して脱ぷロ−ル(11)に供給して摺落すように
なって、回転選別部(C)やその取出経路に詰まりを起
こすことがなくなる。
籾を返り籾通路(8)に設ける返り流量センサ−(9)
が検出するとその旨を制御回路(10)に伝達するので
あるが、返り籾が増加して返り流量センサ−(9)によ
る検出値が一定量以上のものを検出すると制御回路(1
0)からドライブ回路(32)を介して制御モ−タ(m
1)に指令が出て籾ホッパ−(5)からの籾の供給量を
調節するシャッタ−(7)の開度を閉方向に作動させて
閉じ、返り籾通路(8)からの返り籾のみを胴内流量セ
ンサ−(2)の揺動と連動する摺り米調節弁(6)によ
り調節して脱ぷロ−ル(11)に供給して摺落すように
なって、回転選別部(C)やその取出経路に詰まりを起
こすことがなくなる。
【0018】なお、この手段は、壺穴式の選別胴により
混合米を選別する回転選別籾摺機に限らず、揺動式の選
別部を有する揺動籾摺機または万石式の選別部をもつ籾
摺機のいずれの籾摺機に施してもよいのである。
混合米を選別する回転選別籾摺機に限らず、揺動式の選
別部を有する揺動籾摺機または万石式の選別部をもつ籾
摺機のいずれの籾摺機に施してもよいのである。
【0019】また、「図8」と「図9」は壺穴式の選別
胴を有する回転選別部(C)を組み合わせてなる籾摺機
の脱ぷロ−ルへの籾供給量の調節と回転選別部(C)の
玄米受樋と混合米受樋の境界部に傾動可能に立設した仕
切調節板の傾動調節とを1本の操作レバ−(33)によ
り行わせるようにしたものを示す要部の斜視図であっ
て、前記「図1」と「図2」および「図6」において説
明のものと同一の部材についてはその各図に同じ符号を
付して操作要領のあらましを記載すると、籾摺作業の開
始時に操作レバ−(33)を一方の動作係合部材(3
4)に係合して籾シャッタ−作動域を「閉」位置から
「開」位置へ移動すると、シャッタ−(7)は閉の状態
から全開の状態になって籾を摺落しその摺落物を風選部
で風選し風選後の混合米は回転選別部(C)の選別胴の
内周面に供給される。そこで、籾シャッタ−作動域の操
作レバ−(33)を仕切調節板傾動域に移すと、操作レ
バ−(33)は一方の動作係合部材(34)から脱して
他方の動作係合部材(35)に係合し「少」位置となっ
て仕切調節板は玄米受樋がわに傾いて玄米受樋内への受
入量を少なくする。その状態のところへ脱ぷ風選後の混
合米が順次供給されてくるのであって胴内流量は増加し
て壺穴によるもち上げ作用が安定すると、操作レバ−
(33)を仕切調節板傾動域内を「多」位置に移動し他
方の動作係合部材(35)によりワイヤ−(36)を介
して仕切調節板を混合米受樋がわに傾けて選別精度よく
能率のよい籾摺作業が行われる。
胴を有する回転選別部(C)を組み合わせてなる籾摺機
の脱ぷロ−ルへの籾供給量の調節と回転選別部(C)の
玄米受樋と混合米受樋の境界部に傾動可能に立設した仕
切調節板の傾動調節とを1本の操作レバ−(33)によ
り行わせるようにしたものを示す要部の斜視図であっ
て、前記「図1」と「図2」および「図6」において説
明のものと同一の部材についてはその各図に同じ符号を
付して操作要領のあらましを記載すると、籾摺作業の開
始時に操作レバ−(33)を一方の動作係合部材(3
4)に係合して籾シャッタ−作動域を「閉」位置から
「開」位置へ移動すると、シャッタ−(7)は閉の状態
から全開の状態になって籾を摺落しその摺落物を風選部
で風選し風選後の混合米は回転選別部(C)の選別胴の
内周面に供給される。そこで、籾シャッタ−作動域の操
作レバ−(33)を仕切調節板傾動域に移すと、操作レ
バ−(33)は一方の動作係合部材(34)から脱して
他方の動作係合部材(35)に係合し「少」位置となっ
て仕切調節板は玄米受樋がわに傾いて玄米受樋内への受
入量を少なくする。その状態のところへ脱ぷ風選後の混
合米が順次供給されてくるのであって胴内流量は増加し
て壺穴によるもち上げ作用が安定すると、操作レバ−
(33)を仕切調節板傾動域内を「多」位置に移動し他
方の動作係合部材(35)によりワイヤ−(36)を介
して仕切調節板を混合米受樋がわに傾けて選別精度よく
能率のよい籾摺作業が行われる。
【0020】このようにして、籾摺作業は行われるので
あるが、回転選別部(C)で選別された玄米中に籾が混
入する等の場合にこれを再選別しようとして籾ホッパ−
に投入し脱ぷ・風選・選別の一連の行程を経て選別する
とき、玄米は籾よりも表面滑度が大であるから、シャッ
タ−(7)の開度を通常作業位置にすると脱ぷロ−ルへ
の供給量が多量になって胴内流量が増加しオ−バ−フロ
−等の不具合が発生する。そこで、この不具合を解消す
るものとして、「図8」に示すように、一方の動作係合
部材(34)の作動に連動してシャッタ−(7)を開閉
するリンク(37)の一端がわ連結部をア−ム(38)
の下端から中途部に変更して仮想線(ロ)の状態に切り
替えて操作レバ−(33)の操作ストロ−クに対してシ
ャッタ−(7)の開度を変更可能にしたものである。
あるが、回転選別部(C)で選別された玄米中に籾が混
入する等の場合にこれを再選別しようとして籾ホッパ−
に投入し脱ぷ・風選・選別の一連の行程を経て選別する
とき、玄米は籾よりも表面滑度が大であるから、シャッ
タ−(7)の開度を通常作業位置にすると脱ぷロ−ルへ
の供給量が多量になって胴内流量が増加しオ−バ−フロ
−等の不具合が発生する。そこで、この不具合を解消す
るものとして、「図8」に示すように、一方の動作係合
部材(34)の作動に連動してシャッタ−(7)を開閉
するリンク(37)の一端がわ連結部をア−ム(38)
の下端から中途部に変更して仮想線(ロ)の状態に切り
替えて操作レバ−(33)の操作ストロ−クに対してシ
ャッタ−(7)の開度を変更可能にしたものである。
【0021】また、「図9」のものは、胴内流量センサ
−の軸(24)を支点とする上下揺動に対する摺り米調
節弁(6)の開度位置を変更可能にしたもので、摺り米
調節弁(6)の軸(27)を分割して分割面を突合させ
その各分割部分から調節ア−ム(39)(40)を相対
向させて固設し、一方の調節ア−ム(39)には弧状穴
(41)を穿ち他方の調節ア−ム(40)にはこの弧状
穴(41)に嵌合して移動固定自在のピン(42)を突
設し、他方の調節ア−ム(40)を一方の調節ア−ム
(39)に対する相対位置を変えて摺り米調節弁(6)
の開度位置を変更するものにしている。
−の軸(24)を支点とする上下揺動に対する摺り米調
節弁(6)の開度位置を変更可能にしたもので、摺り米
調節弁(6)の軸(27)を分割して分割面を突合させ
その各分割部分から調節ア−ム(39)(40)を相対
向させて固設し、一方の調節ア−ム(39)には弧状穴
(41)を穿ち他方の調節ア−ム(40)にはこの弧状
穴(41)に嵌合して移動固定自在のピン(42)を突
設し、他方の調節ア−ム(40)を一方の調節ア−ム
(39)に対する相対位置を変えて摺り米調節弁(6)
の開度位置を変更するものにしている。
【0022】
【発明の効果】本発明によるものは以上説明したよう
に、脱ぷ部(A)と風選部(B)と、壺穴式の選別胴
(1)により混合米を選別する回転選別部(C)とから
なる籾摺機において、選別胴(1)内の混合米の流量を
検出する胴内流量センサ−(2)と、駆動モ−タ(M)
の負荷電流値を測定する電流測定器(3)とを備え、前
記胴内流量センサ−(2)と電流測定器(3)を制御回
路(4)の入力側に接続するとともに、出力側には脱ぷ
ロ−ル間隙調節用制御モ−タ(m)を接続して、胴内流
量センサ−(2)による検出胴内流量が制御回路(4)
に入力してある基準胴内流量より小で、電流測定器
(3)による負荷電流値が駆動モ−タ(M)の定格電流
値より大のときは、制御モ−タ(m)により脱ぷロ−ル
間隙の開度を広く調節し、検出胴内流量が基準胴内流量
より大になると制御モ−タ(m)により脱ぷロ−ル間隙
を初期設定のものに戻す構成にしたことを特徴とする第
1の手段のものでは、作業開始直後は選別胴(1)内の
混合米の胴内流量が少量であって胴内流量センサ−
(2)はそのことを検出して制御回路(4)へ伝達する
と、その検出値は制御回路(4)に入力してある基準胴
内流量より小であり、また、籾の脱ぷロ−ル(11)へ
の供給量は多量から過剰に供給されるところとなって電
流測定器(3)による駆動モ−タ(M)の負荷電流値は
定格電流値より大になるから、制御回路(4)から直ち
に制御モ−タ(m)に指示が発せられ脱ぷロ−ル間隙の
開度を広く調節して負荷電流値を駆動モ−タ(M)の定
格電流値の範囲内に下げるのである。そして、作業の進
行に伴い選別胴(1)内の胴内流量が増加し胴内流量セ
ンサ−(2)がその旨を検出して制御回路(4)に情報
伝達し、その検出値が基準胴内流量より大になると制御
回路(4)からの指令により制御モ−タ(m)は作動し
て脱ぷロ−ル間隙を初期設定のものに戻し、混合米の胴
内流量と脱ぷロ−ル(11)への籾供給量に対する脱ぷ
ロ−ル間隙との均衡が保たれ籾摺作業が安定よく続行で
き、また、脱ぷ部(A)と風選部と選別部とからなり選
別後の返り籾を脱ぷ部(A)に還元する籾摺機であっ
て、籾ホッパ−(5)からの籾供給量と返り籾量とを調
節する摺り米調節弁(6)と、その上流で籾ホッパ−
(5)がわにこの籾ホッパ−(5)からの籾供給量を調
節するシャッタ−(7)を設けたものにおいて、返り籾
通路(8)に返り流量センサ−(9)を設け、該センサ
−(9)が一定量以上の返り籾を検出したとき、制御回
路(10)からシャッタ−開度調節用制御モ−タ(m
1)を介してシャッタ−(7)の開度を閉方向に作動さ
せる構成にしたことを特徴とする第2の手段によるもの
は、返り籾通路(8)からの返り籾を返り籾通路(8)
に設ける返り流量センサ−(9)が検出するとその旨を
制御回路(10)に伝達するのであるが、返り籾が増加
して返り流量センサ−(9)による検出値が一定量以上
のものを検出すると制御回路(10)から制御モ−タ
(m1)に指令が出て籾ホッパ−(5)からの籾の供給
量を調節するシャッタ−(7)の開度を閉方向に作動さ
せて閉じ返り籾通路(8)からの返り籾のみを摺り米調
節弁(6)により調節して脱ぷロ−ル(11)に供給し
て摺落すようになり、選別部や取出経路に詰まりを起こ
すことなく籾摺作業の安定をはかり能率のよい作業を可
能にするのである。
に、脱ぷ部(A)と風選部(B)と、壺穴式の選別胴
(1)により混合米を選別する回転選別部(C)とから
なる籾摺機において、選別胴(1)内の混合米の流量を
検出する胴内流量センサ−(2)と、駆動モ−タ(M)
の負荷電流値を測定する電流測定器(3)とを備え、前
記胴内流量センサ−(2)と電流測定器(3)を制御回
路(4)の入力側に接続するとともに、出力側には脱ぷ
ロ−ル間隙調節用制御モ−タ(m)を接続して、胴内流
量センサ−(2)による検出胴内流量が制御回路(4)
に入力してある基準胴内流量より小で、電流測定器
(3)による負荷電流値が駆動モ−タ(M)の定格電流
値より大のときは、制御モ−タ(m)により脱ぷロ−ル
間隙の開度を広く調節し、検出胴内流量が基準胴内流量
より大になると制御モ−タ(m)により脱ぷロ−ル間隙
を初期設定のものに戻す構成にしたことを特徴とする第
1の手段のものでは、作業開始直後は選別胴(1)内の
混合米の胴内流量が少量であって胴内流量センサ−
(2)はそのことを検出して制御回路(4)へ伝達する
と、その検出値は制御回路(4)に入力してある基準胴
内流量より小であり、また、籾の脱ぷロ−ル(11)へ
の供給量は多量から過剰に供給されるところとなって電
流測定器(3)による駆動モ−タ(M)の負荷電流値は
定格電流値より大になるから、制御回路(4)から直ち
に制御モ−タ(m)に指示が発せられ脱ぷロ−ル間隙の
開度を広く調節して負荷電流値を駆動モ−タ(M)の定
格電流値の範囲内に下げるのである。そして、作業の進
行に伴い選別胴(1)内の胴内流量が増加し胴内流量セ
ンサ−(2)がその旨を検出して制御回路(4)に情報
伝達し、その検出値が基準胴内流量より大になると制御
回路(4)からの指令により制御モ−タ(m)は作動し
て脱ぷロ−ル間隙を初期設定のものに戻し、混合米の胴
内流量と脱ぷロ−ル(11)への籾供給量に対する脱ぷ
ロ−ル間隙との均衡が保たれ籾摺作業が安定よく続行で
き、また、脱ぷ部(A)と風選部と選別部とからなり選
別後の返り籾を脱ぷ部(A)に還元する籾摺機であっ
て、籾ホッパ−(5)からの籾供給量と返り籾量とを調
節する摺り米調節弁(6)と、その上流で籾ホッパ−
(5)がわにこの籾ホッパ−(5)からの籾供給量を調
節するシャッタ−(7)を設けたものにおいて、返り籾
通路(8)に返り流量センサ−(9)を設け、該センサ
−(9)が一定量以上の返り籾を検出したとき、制御回
路(10)からシャッタ−開度調節用制御モ−タ(m
1)を介してシャッタ−(7)の開度を閉方向に作動さ
せる構成にしたことを特徴とする第2の手段によるもの
は、返り籾通路(8)からの返り籾を返り籾通路(8)
に設ける返り流量センサ−(9)が検出するとその旨を
制御回路(10)に伝達するのであるが、返り籾が増加
して返り流量センサ−(9)による検出値が一定量以上
のものを検出すると制御回路(10)から制御モ−タ
(m1)に指令が出て籾ホッパ−(5)からの籾の供給
量を調節するシャッタ−(7)の開度を閉方向に作動さ
せて閉じ返り籾通路(8)からの返り籾のみを摺り米調
節弁(6)により調節して脱ぷロ−ル(11)に供給し
て摺落すようになり、選別部や取出経路に詰まりを起こ
すことなく籾摺作業の安定をはかり能率のよい作業を可
能にするのである。
【図1】籾摺機全体の縦断側面図である。
【図2】回転選別部の縦断後方視図である。
【図3】第1の手段のものの制御回路図である。
【図4】同手段のもののフロ−チャ−トである。
【図5】同手段の駆動モ−タの負荷電流値と胴内流量の
関係を示すグラフである。
関係を示すグラフである。
【図6】脱ぷ部の縦断側面図である。
【図7】第2の手段における制御回路図である。
【図8】別実施例を示した斜視図である。
【図9】同じく別の実施例のものの斜視図である。
A 脱ぷ部 B 風選部 C 回転選別部 1 選別胴 2 胴内流量センサ− 3 電流測定器 4 制御回路 5 籾ホッパ− 6 摺り米調節弁 7 シャッタ− 8 返り籾通路 9 返り流量センサ− 10 制御回路 M 駆動モ−タ m 制御モ−タ m1 制御モ−タ
Claims (2)
- 【請求項1】 脱ぷ部(A)と風選部(B)と、壺穴式
の選別胴(1)により混合米を選別する回転選別部
(C)とからなる籾摺機において、選別胴(1)内の混
合米の流量を検出する胴内流量センサ−(2)と、駆動
モ−タ(M)の負荷電流値を測定する電流測定器(3)
とを備え、前記胴内流量センサ−(2)と電流測定器
(3)を制御回路(4)の入力側に接続するとともに、
出力側には脱ぷロ−ル間隙調節用制御モ−タ(m)を接
続して、胴内流量センサ−(2)による検出胴内流量が
制御回路(4)に入力してある基準胴内流量より小で、
電流測定器(3)による負荷電流値が駆動モ−タ(M)
の定格電流値より大のときは、制御モ−タ(m)により
脱ぷロ−ル間隙の開度を広く調節し、検出胴内流量が基
準胴内流量より大になると制御モ−タ(m)により脱ぷ
ロ−ル間隙を初期設定のものに戻す構成にしたことを特
徴とする籾摺機の籾摺安定装置。 - 【請求項2】 脱ぷ部(A)と風選部と選別部とからな
り選別後の返り籾を脱ぷ部(A)に還元する籾摺機であ
って、籾ホッパ−(5)からの籾供給量と返り籾量とを
調節する摺り米調節弁(6)と、その上流で籾ホッパ−
(5)がわにこの籾ホッパ−(5)からの籾供給量を調
節するシャッタ−(7)を設けたものにおいて、返り籾
通路(8)に返り流量センサ−(9)を設け、該センサ
−(9)が一定量以上の返り籾を検出したとき、制御回
路(10)からシャッタ−開度調節用制御モ−タ(m
1)を介してシャッタ−(7)の開度を閉方向に作動さ
せる構成にしたことを特徴とする籾摺機の籾摺安定装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12079395A JPH08290068A (ja) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | 籾摺機の籾摺安定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12079395A JPH08290068A (ja) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | 籾摺機の籾摺安定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08290068A true JPH08290068A (ja) | 1996-11-05 |
Family
ID=14795143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12079395A Pending JPH08290068A (ja) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | 籾摺機の籾摺安定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08290068A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019206948A1 (de) * | 2018-04-27 | 2019-10-31 | BüHLER GMBH | Automatische einlaufregulierung |
CN112871250A (zh) * | 2020-12-28 | 2021-06-01 | 湖南彭述林粉业有限公司 | 一种带有导料功能的稻谷脱壳机 |
-
1995
- 1995-04-21 JP JP12079395A patent/JPH08290068A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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