JP3661225B2 - 籾摺選別機のロール間隙調節装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、籾摺ロ−ルの間隙調節装置の改良に関する。
【0002】
【従来技術】
一対の籾摺ロ−ルで構成されている籾摺装置において、これら一対の籾摺ロ−ル間隙を、負荷電流値基準あるいは脱ぷ率基準で制御する籾摺ロ−ル自動間隙制御手段を備えたものがあり、籾摺ロ−ルの駆動用モ−タの検出負荷電流値が基準過負荷電流値を超過すると、基準過負荷電流値になるまでロ−ル間隙が開調節される構成であつた。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】
従来装置にあっては、籾摺装置に混合米選別部が並設されていて、混合米選別部の穀粒量に関連して、籾摺装置の籾摺ロ−ルへの供給穀粒量が関連的に調節される構成であった。そして、籾摺作業の開始時には、混合米選別部に穀粒が供給されてないか、あるいは、供給量が少ないために、籾摺ロ−ルへの穀粒供給量が多い傾向となり、籾摺ロ−ル駆動用のモ−タの検出負荷電流値が高いところで籾摺される傾向があり、また、ロ−ル間隙が開調節される際に、ロ−ル間隙調節モ−タのオ−バ−ランしたような場合には、脱ぷ率が過剰に低下側に調節されて、ロール間隙制御が安定しないという問題点があった。
【0004】
そこで、この発明は、このような問題点の解消を図ろうとするものである。
【0005】
【問題を解決するための手段】
このような技術的課題を解決するためのこの発明の技術手段は、籾摺をする一対の籾摺ロール3,3と、籾摺ロール3,3を駆動するモータ44と、一対の籾摺ロール3,3の間隙を負荷電流値基準あるいは脱ぷ率値基準で開閉調節する籾摺ロール自動間隙制御手段と、前記主モータ44の負荷電流値を検出する負荷電流センサ32と、ロール間隙が開調節され、負荷電流センサ31の検出負荷電流値が変化しない籾摺ロールの非接触状態になると開調節が停止される第1の調節行程と、ロール間隙が閉調節されて負荷電流センサ32が負荷電流値の増加検出をし籾摺ロール3,3の微接触状態になると閉調節が停止される第2の調節行程と、ロール間隙の開調節が所定時間にわたってなされる第3の調節行程とからなる籾摺ロールの初期間隙設定手段と、前記籾摺ロールの初期間隙設定手段の制御の後行程になされる籾摺ロール3,3への穀粒供給調節手段と、上記検出負荷電流値が基準過負荷電流値に対して所定値以上超過している際に即時ロール間隙の開調節される第1段階の過負荷制御行程、及び、検出負荷電流値が基準過負荷電流値に対して所定値以下の範囲で超過している際に所定時間ロール間隙を固定状態とし次いで基準過負荷電流値と検出負荷電流値とを比較して検出負荷電流値が基準過負荷電流値以上であるときにはロール間隙の開調節をし、基準過負荷電流値以下であるときには所定時間ロール間隙を固定状態に維持される第2段階の過負荷制御行程からなる過負荷電流値制御手段と、からなる籾摺選別機のロール間隙調節装置の構成とした。
【0006】
【作用】
作業が開始されると、一対の籾摺ロ−ル3,3の初期間隙設定がなされ、籾摺ロ−ル3,3に籾が供給され籾摺作業が開始される。すると、負荷電流センサ32の検出負荷電流値が所定時間毎に検出され、基準過負荷電流値と検出負荷電流値とが比較されて、検出負荷電流値が所定値以上超過している場合には、第1段階の過負荷制御がなされて、すぐにロ−ル間隙の開調節がなされ、また、前記所定値以下の範囲で超過している場合には、第2段階の過負荷制御がなされ、所定時間にわたりロ−ル間隙を固定状態として籾摺をし、次いで、検出負荷電流値が基準過負荷電流値を超過している場合には、ロ−ル間隙の開調節がされる。また、検出負荷電流値が基準過負荷電流値以下である場合には、ロ−ル間隙を開調節せずに所定時間固定状態に維持して籾摺される。
【0007】
【実施例】
以下、図面に示すこの発明の実施例について説明する。まず、実施例の構成について説明する。まず、図1に基づき籾摺選別機の全体構成について説明する。1は、籾摺部で、この籾摺部1は、籾ホッパ2,一対の籾摺ロ−ル3,3等で構成されている。4は、摺落米風選路で、前方の吸引排塵機5により発生する選別風によって、籾摺部1からの摺落米が風選され、軽い籾殻は吸引排塵機5,排塵筒6を経て機外に排出され、また、重い玄米および籾の混合米は、下方の摺落米受樋7に落下選別される。摺落米受樋7に落下選別された混合米は、混合米揚穀機8で揚穀されて、混合米ホッパ9を経て、回転選別筒11側の供給樋14の搬送始端部に供給される構成である。
【0008】
10は、選別ケースで、この選別ケース10内には、内周面に多数の壷穴の構成されている回転選別筒11が、横軸回りに回転するように、その選別始端側(図1で右側)および選別終端側(図1で左側)が、駆動ロ−ラ12,12,…で回転自在に支持されている。この回転選別筒11内には、供給ラセン13の支架されている供給樋14,玄米ラセン15の支架されている玄米樋16が、夫れ夫れ横架されている。
【0009】
この供給樋14および玄米樋16を、回転選別筒11内に配設するにあたっては、図2に示すように、供給樋14を回転選別筒11の掻き上げ側に、また、玄米樋16を回転選別筒11の上方から下方へ回転する側に配設している。この供給樋14には、回転選別筒11の壷穴で低く掬い上げられた籾及び一部の玄米の混合米が落下選別され、更に、供給ラセン13で供給樋14の搬送終端側へ移送されて、回転選別筒11の選別始端側に供給されるもので、供給樋14は混合米を受ける機能も有している。
【0010】
玄米樋16の搬送終端側は、玄米流下筒17,玄米流穀板18を経て、玄米受樋19に連通されている。玄米樋16に受けられた玄米は、玄米流下筒17,玄米流穀板18を経て玄米受樋19に落下する間に風選され、更に、玄米受樋19から玄米揚穀機20を経由して、機外に取り出される構成である。回転選別筒11の選別終端側下方には、籾受樋21が配設されている。籾受樋21には籾揚穀機22が連設され、籾揚穀機22の上端部は、籾摺部1の籾還元ホッパ23に接続されている。しかして、回転選別筒11の選別終端側に流動した選別済みの籾米を主体とした穀粒は、籾受樋21に落下し、更に、籾揚穀機22,籾還元ホッパ23を経て、籾摺部1に還元され、再度の籾摺がされる構成である。
【0011】
次に、図2〜図5に基づいて、制御部の構成について説明する。図2は、籾摺ロ−ル3,3の間隙を調節する公知のロ−ル間隙調節装置を示している。籾摺ロ−ル3,3は、左側の定位置で回転する籾摺ロ−ル3と、揺動ア−ムに軸支されてて、移動調節される右側の籾摺ロ−ル3とで構成されている。45はロ−ル間隙調節モ−タで、ロ−ル間隙調節モ−タ45が正転あるいは逆転すると、ギヤ群,調節ネジ棒,揺動ア−ム等で構成されているロ−ル間隙調節手段24で、籾摺ロ−ル3,3の間隙が開閉調節される構成である。
【0012】
CPUを内蔵した制御部25には、多数のスイッチ群が接続されており、また、インタ−フエイスである信号変換回路36を経由して、多数のセンサ群が接続されており、また、制御部25には出力インタ−フエイスを経由して、多数のアクチュエ−タ群、及び、表示装置群が夫れ夫れ接続されている。次に、これらの接続関係を具体的に説明する。
【0013】
脱ぷ率上スイッチ26,脱ぷ率下スイッチ27,円筒回転高スイッチ28,円筒回転低スイッチ29,自動あるいは手動に切替る自動/手動スイッチ30,円筒回転数表示装置50に回転選別筒11の回転数や検出負荷電流値を切替表示するための表示切替スイッチ31のスイッチ群、及び、主モ−タ44の負荷電流値を検出する負荷電流センサ32,電源電圧センサ33,電源周波数センサ(R−T)34,電源周波数センサ(S−T)35のセンサ群、及び、籾ホッパ2内の穀粒の有無を検出するグレンセンサ37,籾摺ロ−ル3,3のロ−ル間隙を大きく開けた展開状態を検出するロ−ル展開センサ38,籾供給調節弁39aの全閉鎖状態を検出するシヤッタセンサ39,回転選別筒11の回転数を検出する回転センサ40,籾供給調節弁39aの開度を検出するポテンショメ−タからなる弁開度センサ41,回転選別筒11の穀粒掬い上げ状態を検出するトラジスタ・オ−プンコレクタ式の飛散センサ42のセンサ群,運転/停止スイッチ43が、前記信号変換回路36を経由して、夫れ夫れ制御部25に接続されている。
【0014】
また、制御部25から信号変換回路36を経由して、籾摺選別機を駆動する主モ−タ44,籾摺ロ−ル3,3のロ−ル間隙を調節するロ−ル間隙調節モ−タ45,籾供給調節弁39aの開度を調節するシヤッタ開度調節モ−タ46,回転選別筒11の回転数を調節する円筒回転調節モ−タ47,通信機器48が、夫れ夫れ接続されている。また、制御部25には、文字,数字等を表示する表示管49,回転選別筒11の回転数を表示する円筒回転数表示装置50,電流表示LED51,LED表示装置52,ブザ−53が、夫れ夫れ接続されている。
【0015】
次に、図5に示すコントロ−ルパネル54について説明する。コントロ−ルパネル54には、例えば蛍光表示管方式の表示管49,円筒回転数表示装置50,電流表示LED51,籾ホッパ2内の籾の有無を表示する表示部・シヤッタ開閉表示部・ロ−ル展開表示部・異常の有無を表示するLED表示部52a,自動運転あるいは手動運転の別を表示するLED表示部52b,ロ−ル展開を表示するLED表示部52c,自動/手動スイッチ30,脱ぷ率下スイッチ27,脱ぷ率上スイッチ26,回転選別筒11の回転数を下げ調節する円筒回転低スイッチ29,回転選別筒11の回転数を上げ調節する円筒回転高スイッチ28,表示切替スイッチ31が、夫れ夫れ設けられている。
【0016】
次に、CPU25の制御内容について説明する。
まず、自動/手動スイッチ30を自動側に選択し、運転/停止スイッチ43を運転側に操作する。すると、主モ−タ44がONし、籾摺選別機の回転各部が駆動される。次いで、籾摺ロ−ル3,3の初期間隙を設定する初期間隙設定制御が行われる。CPU25からのロ−ル間隙の開指令信号がロ−ル間隙調節モ−タ45に出力されて、ロ−ル間隙調節手段24が所定時間開駆動されて、籾摺ロ−ル3,3の間隙が開調節され、負荷電流センサ31が検出負荷電流値の変化しない籾摺ロ−ルの非接触状態を検出すると、開調節が停止される。次いで、ロ−ル間隙の閉指令信号が出力され、ロ−ル間隙が閉調節され、負荷電流センサ32が負荷電流値の増加を検出し、籾摺ロ−ル3,3の微接触を確認すると、閉調節が停止される。次いで、ロ−ル間隙の開指令信号が出力されて、ロ−ル間隙調節モ−タ45が所定時間開調節され、所定の初期間隙(例えば、1mm)に調節設定される。
【0017】
このように、初期間隙の調節設定が終了した際に、負荷電流センサ32の検出値がまだ継続して減少側に変化していたり、あるいは、無負荷電流値よりも高い負荷電流値を検出している場合には、制御部25から追加開指令信号が出力され、負荷電流センサ32の検出結果が変化しなくなったり、あるいは、無負荷電流値と同等の負荷電流値を検出し、籾摺ロ−ル3,3の間隙が非接触の状態となったところで、追加の開指令信号は停止され、初期間隙の設定が終了する。
【0018】
なお、前記実施例では、籾摺ロ−ル3,3の接触の判定を、所定時間における負荷電流値の増加検出により行っているが、無負荷電流値に所定電流値を加算した値、あるいは、無負荷電流値に所定比率掛けた値を、籾摺ロ−ルの接触判定基準とし、前記初期間隙設定前に、主モ−タ44の無負荷電流値に応じて設定する構成としてもよい。このように構成すると、籾摺ロ−ル3,3を駆動する主モ−タ44の大小によっても、接触開始から接触判定終了までの時間を略一定とすることができて、接触判定時に籾摺ロ−ルの接触音が高くなるのを防止できる。
次いで、籾供給調節弁39aを初期開度に調節するシヤッタ開度初期設定制御に移行する。CPU25からシヤッタ開度調節モ−タ46に開指令信号が出力されて、籾供給調節弁39aを所定の弁開度(例えば、10mm)に開ける初期開度設定がなされ、籾摺作業が開始される。
【0019】
次いで、籾供給調節レバ−(図示省略)の供給量調節設定位置まで調節する弁開度調節指令信号が出力されて、籾供給調節弁39aが設定能率弁開度に対応した位置に変更調節される。
次いで、前記のシヤッタ開制御が終了すると、所定時間(例えば、1分後)後に、検出負荷電流値とブレ−カ容量との関係から、次のようなロ−ル間隙開あるいはロ−ル間隙固定制御がなされる。なお、制御フロ−を図6に示す。
【0020】
負荷電流センサ32及び弁開度センサ41の検出情報が所定時間毎に制御部25に入力され、これらの検出値の基準過負荷電流値と検出負荷電流値とが比較されて、所定値(例えば、2アンペア、あるいは、基準過負荷電流値の120%等の所定比率)以上の差異がある場合には、ロ−ル間隙の開調節がなされ、次いで、前記所定値以下の場合には、所定時間(例えば、5分)ロ−ル間隙を固定状態として籾摺をし、次いで、基準過負荷電流値と検出負荷電流値とを比較して、検出負荷電流値が基準過負荷電流値以上であるときには、ロ−ル間隙の開調節をし、基準過負荷電流値以下であるときには、所定時間(例えば、5〜20分)ロ−ル間隙を固定状態に維持し、後述の負荷電流値基準によるロ−ル間隙の自動制御に移送する。
【0021】
なお、籾摺作業時には、基準過負荷電流値に対して検出負荷電流値が120%程度である場合は、8分程度の籾摺ができることが確認されている。従来装置にあっては、検出負荷電流値が基準過負荷電流値を超過すると、基準過負荷電流値までロ−ル間隙が開調節される構成であつた。従って、籾摺作業の開始時には、混合米選別部に穀粒が供給されてないか、供給量が少ないために、籾摺ロ−ルへの穀粒供給量が多い傾向となり、検出負荷電流値が高いところで籾摺されて、ロ−ル間隙が開調節される際に、ロ−ル間隙調節モ−タのオ−バ−ランも伴って、脱ぷ率が過剰に低下調節されて、制御が安定しないという問題点があった。しかし、前記のように、2段階で過負荷電流値の制御をすることにより、急激な脱ぷ率低下が回避できて、ロ−ル間隙の制御が安定するという効果を奏する。
【0022】
なお、前記の籾摺ロ−ルの初期間隙設定制御において、籾摺ロ−ル3,3の接触時の検出負荷電流値の増加微変動の大小を所定時間の変動巾として検出して、EEPROM57に記憶しておき、前記ロ−ル間隙の固定状態での籾摺時間を、変動巾大の場合には、固定籾摺時間を長くし、変動巾小の場合には、固定籾摺時間を短くするように、変更する構成としてもよい。
【0023】
籾摺ロ−ルが偏摩耗すると、籾摺ロ−ルの微接触時における検出負荷電流値の微変動し、偏摩耗がひどいほど、その検出振幅巾が大きく、作業者には異音として感じることがある。偏摩耗した籾摺ロ−ルの場合には、ロ−ル間隙の固定状態での籾摺作業を継続すると、偏摩耗を修正できるものであり、偏摩耗の大小により、適正な修正時間を設定し、籾摺ロ−ルの偏摩耗を防止をすることができる。
次いで、負荷電流値基準によるロ−ル間隙制御に移行する。すると、負荷電流センサ32の検出負荷電流値が制御部25に送られて、制御基準負荷電流値と検出負荷電流値が比較され、検出負荷電流値が制御基準負荷電流値より高い(あるいは、低い)場合には、ロール間隙調節モータ45に開(あるいは閉)指令信号が出力されて、籾摺ロール3,3の間隙が所定量開側(あるいは閉側)に調節され、検出負荷電流値の制御基準負荷電流値への復帰が図られる。また、検出負荷電流値が制御基準負荷電流値の範囲内であれば、制御指令信号は出されず、そのままのロ−ル間隙を維持しながら、籾摺作業がされる。
【0024】
なお、負荷電流値基準によるロ−ル間隙制御に代えて、脱ぷ率基準により籾摺ロ−ル間隙を制御する構成としてもよい。
次に、負荷電流値基準あるいは脱ぷ率基準によるロ−ル間隙自動制御中になされる過負荷電流値制御を、図7の制御フロ−に基づき説明する。籾摺作業開示時の過負荷電流値制御は、前記のように2段階で過負荷を解消する制御がなされるが、その後の通常運転時には、次のような1段階制御がなされる。即ち、負荷電流センサ32の検出状態が、無負荷電流値から急激な負荷電流値増加を検出し、制御部25内の籾摺開始検出手段が籾摺を開始したものと判定すると、籾摺ロ−ルの初期間隙設定制御,これに続く籾供給調節弁の開制御に移行し、次いで、前記のように2段階の過負荷電流値の解消制御がなされる。次いで、負荷電流値基準によるロ−ル間隙自動制御中に、検出負荷電流値が基準過負荷電流値を超過すると、過負荷運転に耐えうる過負荷可能運転時間(例えば、120%の過負荷率で8分程度)に対して、短い所定時間(例えば、30秒)経過後に、ロ−ル間隙の開調節がされて、過負荷運転を解消する構成である。従って、籾摺開始時には、急激な脱ぷ率の低下を防止しながら、過負荷による作業中断を防止し、また、籾摺作業が安定した通常の作業時には、過負荷に迅速に対応し、過負荷を防止した安定な自動運転をすることができる。
次に、電源電圧の降下時の過負荷電流値制御について、図8の制御フロ−に基づき説明する。
【0025】
負荷電流値基準あるいは脱ぷ率基準によるロ−ル間隙自動制御運転中に、電源電圧が検出され、電源電圧200ボルトに対して、検出電圧値が180ボルト以上あり、且つ、検出負荷電流値が基準過負荷電流値以下の場合には、ロ−ル間隙をそのままに維持しつつ、自動制御運転が継続される。しかし、検出電圧値が180ボルト以下の場合には、検出負荷電流値が基準過負荷電流値以下のときは、ロ−ル間隙の開調節がなされずに、そのままのロ−ル間隙を維持しつつ籾摺され、検出負荷電流値が基準過負荷電流値を超過したときには、すぐにロ−ル間隙の開調節がされ、さらに、超過が継続する際には、所定時間(例えば30秒)毎に開調節される構成である。
【0026】
従来装置では、供給されている電源電圧にかかわりなく、過負荷検出時には、リアルタイムでロ−ル間隙の開調節がされ、通常の籾摺作業時には、基準電圧200ボルトに対して、170ボルト以下に電圧降下するまで、過負荷制御が継続される構成であつた。しかし、供給電圧が170ボルトに降下すると、ロ−ル間隙を調節するロ−ル間隙調節モ−タは正常に作動するが、籾摺ロ−ルを駆動する主モ−タは回転数が低下し、籾摺作業ができず、籾摺作業が中断するという問題点があつた。しかし、前記の構成とすることにより、ロ−ル間隙の変動を少なくし、脱ぷ率を安定させつつ、籾摺作業の中断を防止しながら作業を継続できる。
【0027】
なお、基準過負荷電流値を設定するに際し、負荷電流センサ32の検出負荷電流値,電源周波数センサ(R−T)34及び電源周波数センサ(S−T)35の検出周波数,電源電圧センサ33の検出電圧値に基づき、籾摺選別機の型式を判定し、制御部25内の型式・過負荷電流値基準テ−ブルから基準過負荷電流値を選択し、設定する構成としてもよい。
【0028】
次に、図1の作用について説明する。籾ホッパ2に張り込まれた籾は、一対の籾摺ロ−ル3,3に供給されて籾摺される。籾摺された摺出米は、下方の摺落米風選路4に供給されて風選され、軽い籾殻類は吸引排塵機5,排塵筒6を経て機外に排出され、また、重い玄米および籾の混合米は、下方の摺落米受樋7に落下選別される。次いで、摺落米受樋7に落下選別された混合米は、混合米揚穀機8で揚穀されて、混合米ホッパ9に供給され、更に、供給樋14内を搬送始端部から搬送終端部に向けて搬送されて、回転選別筒11の選別始端側に供給される。
【0029】
回転選別筒11の選別始端側に供給された混合米は、内周面の壷穴に嵌入して掬い上げられながら選別され、小形の玄米は高く掬い上げられて玄米樋16に落下選別され、また、大形の籾及び一部の玄米は低く掬い上げられて、供給樋14に落下選別される。このようにして、玄米樋16に選別された玄米は、玄米樋16内を玄米ラセン15で回転選別筒11の選別終端側に搬送され、次いで、玄米流下筒17,玄米流穀板18を経由して風選されながら玄米受樋19に落下し、更に、玄米揚穀機20を経由して機外に取り出される。
【0030】
また、供給樋14に落下した混合米は、供給ラセン13で搬送されて回転選別筒11の選別始端側に供給されて再選別され、また、回転選別筒11内を選別終端側に流動した選別済みの穀粒は、籾受樋21に落下し、更に、籾揚穀機22,籾還元ホッパ23を経由して、籾摺ロ−ル3,3に還元されて、再度の籾摺がされる。
【0031】
【発明の作用効果】
このように、この発明は、籾摺ロ−ルの初期間隙設定制御において、2段階で過負荷電流値の制御をすることにより、急激な脱ぷ率低下が回避できて、ロ−ル間隙の制御が安定するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】籾摺選別機の切断側面図及び切断背面図
【図2】要部の切断側面図
【図3】ブロック図
【図4】ブロック図
【図5】パネルの正面図
【図6】フロ−チャ−ト
【図7】フロ−チャ−ト
【図8】フロ−チャ−ト
【符号の説明】
1 籾摺部
2 籾ホッパ
3 籾摺ロ−ル
4 摺出米風選部
5 吸引排塵機
6 排塵筒
7 摺出米受樋
8 混合米揚穀機
9 混合米ホッパ
10 選別ケ−ス
11 回転選別筒
12 駆動ロ−ラ
13 供給ラセン
14 供給樋
15 玄米ラセン
16 玄米樋
17 玄米流下筒
18 玄米流穀板
19 玄米受樋
20 玄米揚穀機
21 籾受樋
22 籾揚穀機
23 籾還元ホッパ
24 ロ−ル間隙調節手段
25 制御部
26 脱ぷ率上スイッチ
27 脱ぷ率下スイッチ
28 円筒回転高スイッチ
29 円筒回転低スイッチ
30 自動/手動スイッチ
31 表示切替スイッチ
32 負荷電流センサ
33 電源電圧センサ
34 電源周波数センサ(R−T)
35 電源周波数センサ(S−T)
36 信号変換回路
37 グレンセンサ
38 ロ−ル展開センサ
39 シヤッタセンサ
39a 籾供給調節弁
40 回転センサ
41 弁開度センサ
42 飛散センサ
43 運転/停止スイッチ
44 主モ−タ
45 ロ−ル間隙調節モ−タ
46 シヤッタ開度調節モ−タ
47 円筒回転調節モ−タ
48 通信機器
49 表示管
50 円筒回転数表示装置
51 電流表示LED
52 LED表示装置
53 ブザ−
54 コントロ−ルパネル
57 EEPROM
Claims (1)
- 籾摺をする一対の籾摺ロール3,3と、
籾摺ロール3,3を駆動するモータ44と、
一対の籾摺ロール3,3の間隙を負荷電流値基準あるいは脱ぷ率値基準で開閉調節する籾摺ロール自動間隙制御手段と、
前記主モータ44の負荷電流値を検出する負荷電流センサ32と、
ロール間隙が開調節され、負荷電流センサ31の検出負荷電流値が変化しない籾摺ロールの非接触状態になると開調節が停止される第1の調節行程と、ロール間隙が閉調節されて負荷電流センサ32が負荷電流値の増加検出をし籾摺ロール3,3の微接触状態になると閉調節が停止される第2の調節行程と、ロール間隙の開調節が所定時間にわたってなされる第3の調節行程とからなる籾摺ロールの初期間隙設定手段と、
前記籾摺ロールの初期間隙設定手段の制御の後行程になされる籾摺ロール3,3への穀粒供給調節手段と、
上記検出負荷電流値が基準過負荷電流値に対して所定値以上超過している際に即時ロール間隙の開調節される第1段階の過負荷制御行程、及び、検出負荷電流値が基準過負荷電流値に対して所定値以下の範囲で超過している際に所定時間ロール間隙を固定状態とし次いで基準過負荷電流値と検出負荷電流値とを比較して検出負荷電流値が基準過負荷電流値以上であるときにはロール間隙の開調節をし、基準過負荷電流値以下であるときには所定時間ロール間隙を固定状態に維持される第2段階の過負荷制御行程からなる過負荷電流値制御手段と、
からなる籾摺選別機のロール間隙調節装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13213295A JP3661225B2 (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | 籾摺選別機のロール間隙調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13213295A JP3661225B2 (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | 籾摺選別機のロール間隙調節装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08323223A JPH08323223A (ja) | 1996-12-10 |
| JP3661225B2 true JP3661225B2 (ja) | 2005-06-15 |
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ID=15074139
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13213295A Expired - Fee Related JP3661225B2 (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | 籾摺選別機のロール間隙調節装置 |
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| JP (1) | JP3661225B2 (ja) |
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|---|---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-05-30 JP JP13213295A patent/JP3661225B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH08323223A (ja) | 1996-12-10 |
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