JPH0938508A - 籾摺選別機のロ−ル間隙制御装置 - Google Patents

籾摺選別機のロ−ル間隙制御装置

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JPH0938508A
JPH0938508A JP19766095A JP19766095A JPH0938508A JP H0938508 A JPH0938508 A JP H0938508A JP 19766095 A JP19766095 A JP 19766095A JP 19766095 A JP19766095 A JP 19766095A JP H0938508 A JPH0938508 A JP H0938508A
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JP19766095A
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Kosaku Maeda
耕作 前田
Yuzumi Okada
柚実 岡田
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】籾摺ロ−ルを負荷電流値基準でロ−ル間隙制御
をする籾摺装置において、籾摺作業を一時中断した後に
作業を再開すると、負荷電流センサ33で負荷電流値が
検出され、検出負荷電流値が過負荷基準電流値より低い
場合には、前回の制御基準線に基づき、籾摺ロ−ル3,
3のロ−ル間隙が制御され、前検出負荷電流値が過負荷
基準電流値を超過している場合には、前回の制御基準線
を消去し、過負荷基準電流値の範囲内で新制御基準が設
定され、この新制御基準に基づき再開後のロ−ル間隙制
御がなされる。 【効果】籾摺作業の再開時に、前回の籾摺作業基準で作
業を再開すると過負荷となる場合には、前回の制御基準
を消去し、過負荷基準電流値以下の範囲で再設定するの
で、穀粒の損傷やロ−ル間隙のハンチング調節を防止し
ながら、安定した籾摺作業をすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、籾摺ロ−ルの間隙制
御装置の改良に関する。
【0002】
【従来技術】一対の籾摺ロ−ルで構成されている籾摺装
置において、これら一対の籾摺ロ−ルの間隙を、負荷電
流値基準で開閉制御する籾摺ロ−ル自動間隙制御手段を
備えたものであつて、籾摺作業を一時中断した後の作業
再開時において、オペレ−タが特に脱ぷ率等の再設定を
しない場合には、前回と同様な脱ぷ率及び籾供給調節弁
の弁開度で籾摺作業が開始されるものは公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】この発明は、このよ
うな従来装置を改良して、籾摺作業の再開時に籾の品種
や作柄が変更された場合に、過負荷状態での籾摺を防止
し、穀粒の損傷やロ−ル間隙のハンチング調節を防止し
ながら、安定した籾摺作業をしようとするものである。
【0004】
【問題を解決するための手段】このような技術的課題を
解決するためのこの発明の技術手段は、一対の籾摺ロ−
ル3,3と、前記籾摺ロ−ル3,3を駆動する主モ−タ
44と、前記主モ−タ44の負荷電流値を検出する負荷
電流センサ32と、一対の籾摺ロ−ル3,3の間隙を負
荷電流値基準で開閉調節する籾摺ロ−ル自動間隙制御手
段と,前記籾摺ロ−ル自動間隙制御手段の制御基準値を
記憶する記憶部と、中断した籾摺作業の再開時に、前回
作業時の制御基準値が過負荷基準電流値を超過している
部分があるか否かを判定する過負荷基準電流超過判定手
段と、前記過負荷基準電流値超過判定手段の判定におい
て前回の制御基準が過負荷基準電流値を超過する部分が
ないと判断した場合に実行される前回の制御基準値で作
業が再開される前回基準ロ−ル間隙制御手段と、前記過
負荷基準電流超過判定手段の判定において前回の制御基
準が過負荷基準電流値を超過する部分があると判断した
場合に実行される過負荷基準電流値の範囲内で新たな負
荷電流値制御基準を設定する新負荷電流値制御基準設定
手段と、前記新負荷電流値制御基準設定手段で設定され
後には新制御基準に基づき籾摺ロ−ルの間隙を調節する
新基準ロ−ル間隙制御手段と、からなる籾摺選別機のロ
−ル間隙制御装置の構成とした。
【0005】
【作用】籾摺作業を一時中断した後に籾供給調節弁を開
調節し、籾摺ロ−ル3,3に穀粒を供給して籾摺作業を
再開する。すると、負荷電流センサ33で負荷電流値が
検出され、検出負荷電流値と過負荷基準電流値とが比較
され、検出負荷電流値が過負荷基準電流値より低い場合
には、前回の制御基準に基づき、籾摺ロ−ル3,3のロ
−ル間隙が制御される。
【0006】しかし、前記検出負荷電流値が過負荷基準
電流値を超過している場合には、前回の制御基準を消去
し、過負荷基準電流値の範囲内で新制御基準が設定さ
れ、この新制御基準に基づき作業再開後の籾摺ロ−ル
3,3のロ−ル間隙制御がなされる。
【0007】
【実施例】以下、図面に示すこの発明の実施例について
説明する。まず、図1に基づき籾摺選別機の全体構成に
ついて説明する。1は、籾摺部で、この籾摺部1は、籾
ホッパ2,一対の籾摺ロ−ル3,3等で構成されてい
る。4は、摺落米風選路で、前方の吸引排塵機5により
発生する選別風によって、籾摺部1からの摺落米が風選
され、軽い籾殻は吸引排塵機5,排塵筒6を経て機外に
排出され、また、重い玄米および籾の混合米は、下方の
摺落米受樋7に落下選別される。摺落米受樋7に落下選
別された混合米は、混合米揚穀機8で揚穀されて、混合
米ホッパ9を経て、回転選別筒11側の供給樋14の搬
送始端部に供給される構成である。
【0008】10は、選別ケースで、この選別ケース1
0内には、内周面に多数の壷穴の構成されている回転選
別筒11が、横軸回りに回転するように、その選別始端
側(図1で右側)および選別終端側(図1で左側)が、
駆動ロ−ラ12,12,…で回転自在に支持されてい
る。この回転選別筒11内には、供給ラセン13の支架
されている供給樋14,玄米ラセン15の支架されてい
る玄米樋16が、夫れ夫れ横架されている。
【0009】この供給樋14および玄米樋16を、回転
選別筒11内に配設するにあたっては、図2に示すよう
に、供給樋14を回転選別筒11の掻き上げ側に、ま
た、玄米樋16を回転選別筒11の上方から下方へ回転
する側に配設している。この供給樋14には、回転選別
筒11の壷穴で低く掬い上げられた籾及び一部の玄米の
混合米が落下選別され、更に、供給ラセン13で供給樋
14の搬送終端側へ移送されて、回転選別筒11の選別
始端側に供給されるもので、供給樋14は混合米を受け
る機能も有している。
【0010】玄米樋16の搬送終端側は、玄米流下筒1
7,玄米流穀板18を経て、玄米受樋19に連通されて
いる。玄米樋16に受けられた玄米は、玄米流下筒1
7,玄米流穀板18を経て玄米受樋19に落下する間に
風選され、更に、玄米受樋19から玄米揚穀機20を経
由して、機外に取り出される構成である。回転選別筒1
1の選別終端側下方には、籾受樋21が配設されてい
る。籾受樋21には籾揚穀機22が連設され、籾揚穀機
22の上端部は、籾摺部1の籾還元ホッパ23に接続さ
れている。しかして、回転選別筒11の選別終端側に流
動した選別済みの籾米を主体とした穀粒は、籾受樋21
に落下し、更に、籾揚穀機22,籾還元ホッパ23を経
て、籾摺部1に還元され、再度の籾摺がされる構成であ
る。
【0011】次に、図2〜図5に基づいて、制御部の構
成について説明する。図2は、籾摺ロ−ル3,3の間隙
を調節する公知のロ−ル間隙調節装置を示している。籾
摺ロ−ル3,3は、左側の定位置で回転する籾摺ロ−ル
3と、揺動ア−ムに軸支されてて、移動調節される右側
の籾摺ロ−ル3とで構成されている。45はロ−ル間隙
調節モ−タで、ロ−ル間隙調節モ−タ45が正転あるい
は逆転すると、ギヤ群,調節ネジ棒,揺動ア−ム等で構
成されているロ−ル間隙調節手段24で、籾摺ロ−ル
3,3の間隙が開閉調節される構成である。
【0012】CPUを内蔵した制御部25には、多数の
スイッチ群が接続されており、また、インタ−フエイス
である信号変換回路36を経由して、多数のセンサ群が
接続されており、また、制御部25には出力インタ−フ
エイスを経由して、多数のアクチュエ−タ群、及び、表
示装置群が夫れ夫れ接続されている。次に、これらの接
続関係を具体的に説明する。
【0013】脱ぷ率上スイッチ26,脱ぷ率下スイッチ
27,円筒回転高スイッチ28,円筒回転低スイッチ2
9,自動あるいは手動に切替る自動/手動スイッチ3
0,円筒回転数表示装置50に回転選別筒11の回転数
や検出負荷電流値を切替表示するための表示切替スイッ
チ31のスイッチ群、及び、主モ−タ44の負荷電流値
を検出する負荷電流センサ32,電源電圧センサ33,
電源周波数センサ(R−T)34,電源周波数センサ
(S−T)35のセンサ群、及び、籾ホッパ2内の穀粒
の有無を検出するグレンセンサ37,籾摺ロ−ル3,3
のロ−ル間隙を大きく開けた展開状態を検出するロ−ル
展開センサ38,籾供給調節弁39aの全閉鎖状態を検
出するシヤッタセンサ39,回転選別筒11の回転数を
検出する回転センサ40,籾供給調節弁39aの開度を
検出するポテンショメ−タからなる弁開度センサ41,
回転選別筒11の穀粒掬い上げ状態を検出するトラジス
タ・オ−プンコレクタ式の飛散センサ42のセンサ群,
運転/停止スイッチ43が、前記信号変換回路36を経
由して、夫れ夫れ制御部25に接続されている。
【0014】また、制御部25から信号変換回路36を
経由して、籾摺選別機を駆動する主モ−タ44,籾摺ロ
−ル3,3のロ−ル間隙を調節するロ−ル間隙調節モ−
タ45,籾供給調節弁39aの開度を調節するシヤッタ
開度調節モ−タ46,回転選別筒11の回転数を調節す
る円筒回転調節モ−タ47,通信機器48が、夫れ夫れ
接続されている。また、制御部25には、文字,数字等
を表示する表示管49,回転選別筒11の回転数を表示
する円筒回転数表示装置50,電流表示LED51,L
ED表示装置52,ブザ−53が、夫れ夫れ接続されて
いる。
【0015】次に、図5に示すコントロ−ルパネル54
について説明する。コントロ−ルパネル54には、例え
ば蛍光表示管方式の表示管49,円筒回転数表示装置5
0,電流表示LED51,籾ホッパ2内の籾の有無を表
示する表示部・シヤッタ開閉表示部・ロ−ル展開表示部
・異常の有無を表示するLED表示部52a,自動運転
あるいは手動運転の別を表示するLED表示部52b,
ロ−ル展開を表示するLED表示部52c,自動/手動
スイッチ30,脱ぷ率下スイッチ27,脱ぷ率上スイッ
チ26,回転選別筒11の回転数を下げ調節する円筒回
転低スイッチ29,回転選別筒11の回転数を上げ調節
する円筒回転高スイッチ28,表示切替スイッチ31
が、夫れ夫れ設けられている。
【0016】次に、CPU25の制御内容について説明
する。 まず、自動/手動スイッチ30を自動側に選択し、運
転/停止スイッチ43を運転側に操作する。すると、主
モ−タ44がONし、籾摺選別機の回転各部が駆動され
る。次いで、籾摺ロ−ル3,3の初期間隙を設定する初
期間隙設定制御が開始される。CPU25からのロ−ル
間隙の開指令信号がロ−ル間隙調節モ−タ45に出力さ
れて、ロ−ル間隙調節手段24が所定時間開駆動され
て、籾摺ロ−ル3,3の間隙が開調節され、負荷電流セ
ンサ31が検出負荷電流値の変化しない籾摺ロ−ルの非
接触状態を検出すると、開調節が停止される。次いで、
ロ−ル間隙の閉指令信号が出力され、ロ−ル間隙が閉調
節され、負荷電流センサ32が負荷電流値の増加検出を
し、籾摺ロ−ル3,3の微接触を確認すると、閉調節が
停止される。次いで、ロ−ル間隙の開指令信号が出力さ
れて、ロ−ル間隙調節モ−タ45が所定時間開調節さ
れ、所定の初期間隙(例えば、1mm)に調節設定され
る。
【0017】このように、初期間隙の調節設定が終了し
た際に、負荷電流センサ32の検出値がまだ継続して減
少側に変化していたり、あるいは、無負荷電流値よりも
高い負荷電流値を検出している場合には、制御部25か
ら追加開指令信号が出力され、負荷電流センサ32の検
出結果が変化しなくなったり、あるいは、無負荷電流値
と同等の負荷電流値を検出し、籾摺ロ−ル3,3の間隙
が非接触の状態となったところで、追加の開指令信号は
停止され、初期間隙の設定が終了する。 次いで、籾供給調節弁39aの初期開度に調節するシ
ヤッタ初期開度設定制御に移行する。CPU25からシ
ヤッタ開度調節モ−タ46に開指令信号が出力されて、
籾供給調節弁39aを所定の弁開度(例えば、10mm)
に開ける初期開度設定がなされ、籾摺作業が開始され
る。
【0018】次いで、籾供給調節レバ−(図示省略)の
供給量調節設定位置まで調節する弁開度調節指令信号が
出力されて、籾供給調節弁39aが設定能率弁開度に対
応した位置に調節される。 次いで、前記のシヤッタ開制御が終了すると、所定時
間(例えば、1分後)後に、検出負荷電流値とブレ−カ
容量との関係から、次のようなロ−ル間隙開あるいはロ
−ル間隙固定制御がなされる。
【0019】負荷電流センサ32及び弁開度センサ41
の検出情報が所定時間毎に制御部25に入力され、検出
負荷電流値と基準過負荷電流値とが比較されて、所定値
の範囲内で超過している場合には、所定時間(例えば、
5分)にわたり、ロ−ル間隙を固定状態として籾摺を
し、次いで、基準過負荷電流値と検出負荷電流値とを比
較して、検出負荷電流値が基準過負荷電流値以上である
ときには、ロ−ル間隙の開調節をし、また、基準過負荷
電流値以下であるときには、所定時間(例えば、5〜2
0分)にわたり、ロ−ル間隙を固定状態に維持し、後述
の負荷電流値基準によるロ−ル間隙の自動制御に移行す
る。
【0020】なお、籾摺作業時には、過負荷基準電流値
に対して検出負荷電流値が120%程度の場合には、8
分程度の籾摺ができることが確認されている。 次いで、負荷電流値基準によるロ−ル間隙制御に移行
する。すると、負荷電流センサ32の検出負荷電流値が
制御部25に送られて、制御基準負荷電流値と検出負荷
電流値が比較され、検出負荷電流値が制御基準負荷電流
値より高い(あるいは、低い)場合には、ロール間隙調
節モータ45に開(あるいは閉)指令信号が出力され
て、籾摺ロール3,3の間隙が所定量開側(あるいは閉
側)に調節され、検出負荷電流値の制御基準負荷電流値
への復帰が図られる。また、検出負荷電流値が制御基準
負荷電流値の範囲内であれば、制御指令信号は出され
ず、そのままのロ−ル間隙を維持しながら、籾摺作業が
されると共に、籾摺ロ−ル3,3への供給量の多少及び
設定脱ぷ率の高低に基づく負荷電流値の関係を示す制御
基準線がEEPROM57に記憶される。 次に、籾摺作業が一時中断した後の作業再開時の負荷
制御について説明する。
【0021】籾供給調節弁39aを開調節し籾摺作業を
再開すると、図7のフロ−に示すように、所定時間後に
負荷電流値基準によるロ−ル間隙制御に入る。すると、
負荷電流センサ33の検出負荷電流値が制御部25に入
力され、検出負荷電流値とブレ−カ容量である過負荷基
準電流値とが比較され、過負荷基準電流値より検出負荷
電流値が低い場合には、前回の負荷電流値基準による制
御基準線に基づき、ロ−ル間隙が制御される。
【0022】しかし、前記検出負荷電流値が過負荷基準
電流値を超過している場合には、前回の制御基準線が消
去され、新たな制御基準線が次の手順で再設定される。
即ち、再開後に検出された前記の検出負荷電流値が、図
6の点KAに示すように、ブレ−カ容量をオ−バ−して
いると、点KAの同じ弁開度に対応する過負荷基準電流
値であるKB点を新制御基準線の最大値とし、この点K
Bと制御基準点KOとを結ぶ線を新制御基準線として設
定し、以後これに基づき再開後のロ−ル間隙制御がなさ
れるものである。なお、図7はその制御フロ−を示すも
のである。
【0023】このように前回の籾摺作業基準で作業を再
開した際に再開後の検出負荷電流値が過負荷電流値を超
過している場合には、品種あるいは作柄の相違した籾が
籾摺されたと判断して、前回の制御基準を消去し再設定
するのである。従って、穀粒の損傷やロ−ル間隙のハン
チング調節を防止しながら、安定した籾摺作業をするこ
とができる。 なお、再開後の負荷電流値基準でのロ−ル間隙制御を
次の基準で再開するようにしてもよい。
【0024】籾供給調節弁39aを開調節し籾摺作業を
再開すると、図8のフロ−に示すように、所定時間後に
負荷電流値基準によるロ−ル間隙制御に入る。すると、
弁開度センサ41の検出弁開度及び負荷電流センサ33
の検出負荷電流値が、制御部25に入力される。次い
で、前記検出弁開度に対応する前回の制御基準線が読み
込まれる。次いで、基準弁開度に対応する前回の制御基
準線の基準となる負荷電流値が、過負荷基準電流値と比
較され、過負荷基準電流値以下の場合には、前回の制御
基準線に基づき、ロ−ル間隙が制御される。
【0025】しかし、前記前回の制御基準線の弁開度に
対応する負荷電流値が過負荷基準電流値を超過している
場合には、前回の制御基準線を消去し、新たな制御基準
線が次の手順で再設定される。即ち、検出負荷電流値が
図9の点KAであるとすると、前記の作業再開時の弁開
度に対応する前回の制御基準線における基準となる負荷
電流値が点KBであり、この点KBがブレ−カ容量をオ
−バ−しているので、点KAから点KBを結ぶ直線と過
負荷基準電流値であるブレ−カ容量線との交点をKCと
する。しかして、新制御基準線の最大値KC点とし、こ
の点KCと制御基準点KOとを結ぶ線を新制御基準線と
して設定し、これに基づき再開後のロ−ル間隙制御を行
うものである。
【0026】このように前回の籾摺作業基準で作業を再
開した際に、前回の制御基準線に過負荷基準電流値をオ
−バ−する部分がある場合には、品種あるいは作柄の相
違した籾の籾摺作業が開始されたと判断して、前回の制
御基準線を消去し、過負荷基準電流値以下の範囲で再設
定するので、穀粒の損傷やロ−ル間隙制御のハンチング
調節を防止しながら、安定した籾摺作業をすることがで
きる。
【0027】次に、図1の作用について説明する。籾ホ
ッパ2に張り込まれた籾は、一対の籾摺ロ−ル3,3に
供給されて籾摺される。籾摺された摺出米は、下方の摺
落米風選路4に供給されて風選され、軽い籾殻類は吸引
排塵機5,排塵筒6を経て機外に排出され、また、重い
玄米および籾の混合米は、下方の摺落米受樋7に落下選
別される。次いで、摺落米受樋7に落下選別された混合
米は、混合米揚穀機8で揚穀されて、混合米ホッパ9に
供給され、更に、供給樋14内を搬送始端部から搬送終
端部に向けて搬送されて、回転選別筒11の選別始端側
に供給される。
【0028】回転選別筒11の選別始端側に供給された
混合米は、内周面の壷穴に嵌入して掬い上げられながら
選別され、小形の玄米は高く掬い上げられて玄米樋16
に落下選別され、また、大形の籾及び一部の玄米は低く
掬い上げられて、供給樋14に落下選別される。このよ
うにして、玄米樋16に選別された玄米は、玄米樋16
内を玄米ラセン15で回転選別筒11の選別終端側に搬
送され、次いで、玄米流下筒17,玄米流穀板18を経
由して風選されながら玄米受樋19に落下し、更に、玄
米揚穀機20を経由して機外に取り出される。
【0029】また、供給樋14に落下した混合米は、供
給ラセン13で搬送されて回転選別筒11の選別始端側
に供給されて再選別され、また、回転選別筒11内を選
別終端側に流動した選別済みの穀粒は、籾受樋21に落
下し、更に、籾揚穀機22,籾還元ホッパ23を経由し
て、籾摺ロ−ル3,3に還元されて、再度の籾摺がされ
る。
【0030】
【発明の効果】このように、この発明は、前記のように
構成することにより、籾摺作業の再開に際し、前回の籾
摺作業基準で作業を再開すると過負荷となる場合には、
品種あるいは作柄の相違した籾の籾摺作業が開始された
と判断して、前回の制御基準を消去し、過負荷基準電流
値以下の範囲で再設定するので、穀粒の損傷やロ−ル間
隙のハンチング調節を防止しながら、安定した籾摺作業
をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】籾摺選別機の切断側面図及び切断背面図
【図2】要部の切断側面図
【図3】ブロック図
【図4】ブロック図
【図5】パネルの正面図
【図6】籾供給調節弁の弁開度と負荷電流値との関係を
示すグラフ
【図7】フロ−チャ−ト
【図8】フロ−チャ−ト
【図9】籾供給調節弁の弁開度と負荷電流値との関係を
示すグラフ
【符号の説明】
1 籾摺部 2 籾ホッパ 3 籾摺ロ−ル 4 摺出米風選部 5 吸引排塵機 6 排塵筒 7 摺出米受樋 8 混合米揚穀機 9 混合米ホッパ 10 選別ケ−ス 11 回転選別筒 11a 層厚検出センサ− 12 駆動ロ−ラ 13 供給ラセン 14 供給樋 15 玄米ラセン 16 玄米樋 17 玄米流下筒 18 玄米流穀板 19 玄米受樋 20 玄米揚穀機 21 籾受樋 22 籾揚穀機 23 籾還元ホッパ 24 ロ−ル間隙調節手段 25 制御部 26 脱ぷ率上スイッチ 27 脱ぷ率下スイッチ 28 円筒回転高スイッチ 29 円筒回転低スイッチ 30 自動/手動スイッチ 31 表示切替スイッチ 32 負荷電流センサ 33 電源電圧センサ 34 電源周波数センサ(R−T) 35 電源周波数センサ(S−T) 36 信号変換回路 37 グレンセンサ 38 ロ−ル展開センサ 39 シヤッタセンサ 39a 籾供給調節弁 40 回転センサ 41 弁開度センサ 42 飛散センサ 43 運転/停止スイッチ 44 主モ−タ 45 ロ−ル間隙調節モ−タ 46 シヤッタ開度調節モ−タ 47 円筒回転調節モ−タ 48 通信機器 49 表示管 50 円筒回転数表示装置 51 電流表示LED 52 LED表示装置 53 ブザ− 54 コントロ−ルパネル 57 EEPROM

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の籾摺ロ−ル3,3と、前記籾摺
    ロ−ル3,3を駆動する主モ−タ44と、前記主モ−タ
    44の負荷電流値を検出する負荷電流センサ32と、一
    対の籾摺ロ−ル3,3の間隙を負荷電流値基準で開閉調
    節する籾摺ロ−ル自動間隙制御手段と,前記籾摺ロ−ル
    自動間隙制御手段の制御基準値を記憶する記憶部と、中
    断した籾摺作業の再開時に、前回作業時の制御基準値が
    過負荷基準電流値を超過している部分があるか否かを判
    定する過負荷基準電流超過判定手段と、前記過負荷基準
    電流値超過判定手段の判定において前回の制御基準が過
    負荷基準電流値を超過する部分がないと判断した場合に
    実行される前回の制御基準値で作業が再開される前回基
    準ロ−ル間隙制御手段と、前記過負荷基準電流超過判定
    手段の判定において前回の制御基準が過負荷基準電流値
    を超過する部分があると判断した場合に実行される過負
    荷基準電流値の範囲内で新たな負荷電流値制御基準を設
    定する新負荷電流値制御基準設定手段と、前記新負荷電
    流値制御基準設定手段で設定され後には新制御基準に基
    づき籾摺ロ−ルの間隙を調節する新基準ロ−ル間隙制御
    手段と、からなる籾摺選別機のロ−ル間隙制御装置。
JP19766095A 1995-08-02 1995-08-02 籾摺選別機のロ−ル間隙制御装置 Pending JPH0938508A (ja)

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