JPH08299816A - 籾摺選別機のロ−ル間隙調節装置 - Google Patents
籾摺選別機のロ−ル間隙調節装置Info
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- JPH08299816A JPH08299816A JP11036895A JP11036895A JPH08299816A JP H08299816 A JPH08299816 A JP H08299816A JP 11036895 A JP11036895 A JP 11036895A JP 11036895 A JP11036895 A JP 11036895A JP H08299816 A JPH08299816 A JP H08299816A
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Abstract
準で制御する籾摺ロ−ル間隙制御装置において、作業初
期に籾摺ロ−ル3,3の間隙が初期設定され、次いで、
籾供給調節弁39aが初期開度に調節され、次いで、籾
供給調節弁39aが設定能率に応じて開調節され、次い
で、籾供給調節弁39aの弁開度に応じた基準負荷電流
値でロ−ル間隙が調節されて、このロ−ル間隙が所定時
間継続して固定状態で籾摺され、次いで、負荷電流値基
準でロ−ル間隙が開閉調節されるロ−ル間隙自動制御で
の籾摺作業に移行する。そして、前記ロ−ル間隙固定状
態の籾摺作業からロ−ル間隙自動制御の籾摺作業への移
行時間を、長短に変更設定できる。 【効果】籾摺ロ−ルの偏摩耗を防止し、籾摺作業が安定
し能率が向上する。
Description
節装置の改良に関する。
置において、これら一対の籾摺ロ−ル間隙を、負荷電流
値基準で制御する籾摺ロ−ル自動間隙制御手段を備えた
ものがある。そして、このような籾摺ロ−ル自動間隙制
御手段で、作業開始時に、籾供給調節弁及びロ−ル間隙
が設定作業能率に合わせて調節されると、所定時間この
作業状態を維持して、籾摺作業が安定した後に、負荷電
流値基準によるロ−ル間隙制御に移行し、籾摺ロ−ルの
偏摩耗を防止する技術があり、出願人はこの技術につい
て既に特許出願をしている。
術を更に改良して、作業初期の固定的な籾摺状態から負
荷電流値基準によるロ−ル間隙制御へ移行する時間を、
型式の大小、あるいは、籾の品種等に合わせて選択設定
し、籾摺ロ−ルの偏摩耗を防止しながら、籾摺作業の安
定化を図ろうとするものである。
解決するためのこの発明の技術手段は、籾摺をする一対
の籾摺ロ−ル3,3と、籾摺ロ−ル3,3を駆動する主
モ−タ44と、前記主モ−タ44の負荷電流値を検出す
る負荷電流センサ32と、一対の籾摺ロ−ル3,3の間
隙を負荷電流値基準で開閉調節する籾摺ロ−ル自動間隙
制御手段と、籾摺ロ−ルの初期間隙を設定する初期間隙
設定手段と、前記籾摺ロ−ルの初期間隙設定後になされ
る籾供給調節弁39aの初期開度を設定する初期開度設
定手段と、前記籾供給調節弁39aの初期開度設定後に
なされる籾供給調節弁39aの設定能率に対応する弁開
度に調節される設定能率弁開度設定手段と、前記設定能
率開度に対応した基準負荷電流値でロ−ル間隙が調節さ
れる能率対応籾摺ロ−ル間隙調節手段と、前記能率対応
籾摺ロ−ル間隙調節手段で設定調節されたロ−ル間隙が
所定時間固定的に維持される初期固定ロ−ル間隙維持手
段と、該初固定ロ−ル間隙維持手段の作動時間を変更設
定する時間変更手段と、からなる籾摺選別機のロ−ル間
隙調節装置の構成とした。
業が開始されると、籾摺ロ−ル3,3の間隙が初期間隙
設定調節され、籾供給調節弁39aが初期開度に調節さ
れて籾摺される。次いで、籾供給調節弁39aが設定能
率に応じて開調節され、籾供給調節弁39aの弁開度に
応じた基準負荷電流値に基づきロ−ル間隙が調節され、
このロ−ル間隙が所定時間固定的に維持されて籾摺作業
が継続され、次いで、設定能率に応じた負荷電流値基準
でロ−ル間隙が開閉調節されるロ−ル間隙自動制御での
籾摺作業に移行し、籾摺ロ−ルの偏摩耗を防止する。
作業から、負荷電流値基準によるロ−ル間隙制御に移行
する時間を型式の大小あるいは籾の品種等に応じて長短
に設定変更できるので、作業初期の籾摺作業が安定す
る。
説明する。まず、実施例の構成について説明する。ま
ず、図1に基づき籾摺選別機の全体構成について説明す
る。1は、籾摺部で、この籾摺部1は、籾ホッパ2,一
対の籾摺ロ−ル3,3等で構成されている。4は、摺落
米風選路で、前方の吸引排塵機5により発生する選別風
によって、籾摺部1からの摺落米が風選され、軽い籾殻
は吸引排塵機5,排塵筒6を経て機外に排出され、ま
た、重い玄米および籾の混合米は、下方の摺落米受樋7
に落下選別される。摺落米受樋7に落下選別された混合
米は、混合米揚穀機8で揚穀されて、混合米ホッパ9を
経て、回転選別筒11側の供給樋14の搬送始端部に供
給される構成である。
0内には、内周面に多数の壷穴の構成されている回転選
別筒11が、横軸回りに回転するように、その選別始端
側(図1で右側)および選別終端側(図1で左側)が、
駆動ロ−ラ12,12,…で回転自在に支持されてい
る。この回転選別筒11内には、供給ラセン13の支架
されている供給樋14,玄米ラセン15の支架されてい
る玄米樋16が、夫れ夫れ横架されている。
選別筒11内に配設するにあたっては、図2に示すよう
に、供給樋14を回転選別筒11の掻き上げ側に、ま
た、玄米樋16を回転選別筒11の上方から下方へ回転
する側に配設している。この供給樋14には、回転選別
筒11の壷穴で低く掬い上げられた籾及び一部の玄米の
混合米が落下選別され、更に、供給ラセン13で供給樋
14の搬送終端側へ移送されて、回転選別筒11の選別
始端側に供給されるもので、供給樋14は混合米を受け
る機能も有している。
7,玄米流穀板18を経て、玄米受樋19に連通されて
いる。玄米樋16に受けられた玄米は、玄米流下筒1
7,玄米流穀板18を経て玄米受樋19に落下する間に
風選され、更に、玄米受樋19から玄米揚穀機20を経
由して、機外に取り出される構成である。回転選別筒1
1の選別終端側下方には、籾受樋21が配設されてい
る。籾受樋21には籾揚穀機22が連設され、籾揚穀機
22の上端部は、籾摺部1の籾還元ホッパ23に接続さ
れている。しかして、回転選別筒11の選別終端側に流
動した選別済みの籾米を主体とした穀粒は、籾受樋21
に落下し、更に、籾揚穀機22,籾還元ホッパ23を経
て、籾摺部1に還元され、再度の籾摺がされる構成であ
る。
成について説明する。図2は、籾摺ロ−ル3,3の間隙
を調節する公知のロ−ル間隙調節装置を示している。籾
摺ロ−ル3,3は、左側の定位置で回転する籾摺ロ−ル
3と、揺動ア−ムに軸支されてて、移動調節される右側
の籾摺ロ−ル3とで構成されている。45はロ−ル間隙
調節モ−タで、ロ−ル間隙調節モ−タ45が正転あるい
は逆転すると、ギヤ群,調節ネジ棒,揺動ア−ム等で構
成されているロ−ル間隙調節手段24で、籾摺ロ−ル
3,3の間隙が開閉調節される構成である。
スイッチ群が接続されており、また、インタ−フエイス
である信号変換回路36を経由して、多数のセンサ群が
接続されており、また、制御部25には出力インタ−フ
エイスを経由して、多数のアクチュエ−タ群、及び、表
示装置群が夫れ夫れ接続されている。次に、これらの接
続関係を具体的に説明する。
27,円筒回転高スイッチ28,円筒回転低スイッチ2
9,自動あるいは手動に切替る自動/手動スイッチ3
0,円筒回転数表示装置50に回転選別筒11の回転数
や検出負荷電流値を切替表示するための表示切替スイッ
チ31のスイッチ群、及び、主モ−タ44の負荷電流値
を検出する負荷電流センサ32,電源電圧センサ33,
電源周波数センサ(R−T)34,電源周波数センサ
(S−T)35のセンサ群、及び、籾ホッパ2内の穀粒
の有無を検出するグレンセンサ37,籾摺ロ−ル3,3
のロ−ル間隙を大きく開けた展開状態を検出するロ−ル
展開センサ38,籾供給調節弁39aの全閉鎖状態を検
出するシヤッタセンサ39,回転選別筒11の回転数を
検出する回転センサ40,籾供給調節弁39aの開度を
検出するポテンショメ−タからなる弁開度センサ41,
回転選別筒11の穀粒掬い上げ状態を検出するトラジス
タ・オ−プンコレクタ式の飛散センサ42のセンサ群,
運転/停止スイッチ43が、前記信号変換回路36を経
由して、夫れ夫れ制御部25に接続されている。
経由して、籾摺選別機を駆動する主モ−タ44,籾摺ロ
−ル3,3のロ−ル間隙を調節するロ−ル間隙調節モ−
タ45,籾供給調節弁39aの開度を調節するシヤッタ
開度調節モ−タ46,回転選別筒11の回転数を調節す
る円筒回転調節モ−タ47,通信機器48が、夫れ夫れ
接続されている。また、制御部25には、文字,数字等
を表示する表示管49,回転選別筒11の回転数を表示
する円筒回転数表示装置50,電流表示LED51,L
ED表示装置52,ブザ−53が、夫れ夫れ接続されて
いる。
について説明する。コントロ−ルパネル54には、例え
ば蛍光表示管方式の表示管49,円筒回転数表示装置5
0,電流表示LED51,籾ホッパ2内の籾の有無を表
示する表示部・シヤッタ開閉表示部・ロ−ル展開表示部
・異常の有無を表示するLED表示部52a,自動運転
あるいは手動運転の別を表示するLED表示部52b,
ロ−ル展開を表示するLED表示部52c,自動/手動
スイッチ30,脱ぷ率下スイッチ27,脱ぷ率上スイッ
チ26,回転選別筒11の回転数を下げ調節する円筒回
転低スイッチ29,回転選別筒11の回転数を上げ調節
する円筒回転高スイッチ28,表示切替スイッチ31
が、夫れ夫れ設けられている。
する。 まず、自動/手動スイッチ30を自動側に選択し、運
転/停止スイッチ43を運転側に操作する。すると、主
モ−タ44がONし、籾摺選別機の回転各部が駆動され
る。次いで、籾摺ロ−ル3,3の初期間隙を設定する初
期間隙設定制御が行われる。CPU25からのロ−ル間
隙の開指令信号がロ−ル間隙調節モ−タ45に出力され
て、ロ−ル間隙調節手段24が所定時間開駆動されて、
籾摺ロ−ル3,3の間隙が開調節され、負荷電流センサ
31が検出負荷電流値の変化しない籾摺ロ−ルの非接触
状態を検出すると、開調節が停止される。次いで、ロ−
ル間隙の閉指令信号が出力され、ロ−ル間隙が閉調節さ
れ、負荷電流センサ32が負荷電流値の増加検出をし、
籾摺ロ−ル3,3の微接触を確認すると、閉調節が停止
される。次いで、ロ−ル間隙の開指令信号が出力され
て、ロ−ル間隙調節モ−タ45が所定時間開調節され、
所定の初期間隙(例えば、1mm)に調節設定がされ
る。 次いで、籾供給調節弁39aの初期開度に調節するシ
ヤッタ開度初期設定制御に移行する。CPU25からシ
ヤッタ開度調節モ−タ46に開指令信号が出力されて、
籾供給調節弁39aを所定の弁開度(例えば、10mm)
に開ける初期開度設定がなされ、籾摺作業が開始され
る。 次いで、籾供給調節レバ−(図示省略)の供給量調節
設定位置まで調節する弁開度調節指令信号が出力され
て、籾供給調節弁39aが設定能率弁開度に対応した位
置に変更調節され、当該設定能率の対応した基準負荷電
流値に基づき、ロ−ル間隙が調節される。 次いで、籾供給調節弁39a及びロ−ル間隙を調節せ
ずに、固定状態にして、所定時間籾摺作業を継続する。
しかして、主モ−タ44の検出負荷電流値が安定した籾
摺作業状態となると、次の負荷電流値基準によるロ−ル
間隙制御に移行する。 次に、負荷電流値基準によるロ−ル間隙制御を説明す
る。負荷電流センサ32の検出負荷電流値が制御部25
に送られて、制御基準負荷電流値と検出負荷電流値が比
較され、検出負荷電流値が制御基準負荷電流値より高い
(あるいは、低い)場合には、ロール間隙調節モータ4
5に開(あるいは閉)指令信号が出力されて、籾摺ロー
ル3,3の間隙が所定量開側(あるいは閉側)に調節さ
れ、検出負荷電流値の制御基準負荷電流値への復帰が図
られる。また、検出負荷電流値が制御基準負荷電流値の
範囲内であれば、制御指令信号は出されず、そのままの
ロ−ル間隙を維持しながら、籾摺作業がされる。なお、
負荷電流値基準によるロ−ル間隙制御に代えて、脱ぷ率
基準により籾摺ロ−ル間隙を制御する構成としてもよ
い。
設定について説明する。このシステム設定は、運転・停
止スイッチ43の停止中に、スイッチ群のいずれか二つ
のスイッチ操作、例えば、コントロ−ルパネル54の表
示切替スイッチ31をONした状態で、自動/手動スイ
ッチ30をONすることにより開始される。このシステ
ム設定の選択に関連して、スイッチ群の機能変換がなさ
れて、例えば、脱ぷ率上スイッチ26あるいは脱ぷ率下
スイッチ27をONすると、システム設定の項目、例え
ば、型式設定,センサ・アクチュエ−タのチエック機
能,過負荷電流値率補正,回転選別筒11の飛散位置調
節補正,元電源電圧補正,負荷電流値補正等の項目が、
昇順あるいは降順で切替られ、所定の項目を選択して開
始される構成である。
に基づき説明する。表示切替スイッチ31がON状態
で、脱ぷ率上スイッチ26が押されると、表示管49に
型式の初期値表示(例えば、P50)がなされ、次い
で、脱ぷ率上スイッチ26が押されると、次の型式表
示、例えば、P40,P30,P25に順次切り替えら
れ、設定する型式が選択される。次いで、自動/手動ス
イッチ30が押されると、前記選択された型式が決定さ
れて、EEPROM57に当該型式が設定記憶され、表
示管49は通常表示に復帰する。
制御基準値が決定され、これに基づき負荷電流値基準に
よるロ−ル間隙制御等がなされる。また、型式が既に設
定されている場合には、前記「初期値表示」の行程で、
最初に設定型式が表示される構成であり、オペレ−タが
設定型式を確認し、表示切替スイッチ31を押すことに
より、型式設定モ−ドを終了し、通常表示に移行させる
構成である。
節時間設定モ−ドを、図7の制御フロ−により説明す
る。前記のように籾摺ロ−ルの初期間隙設定は、a.ロ
−ル間隙の離間を確認する開調節,b.ロ−ル間隙を微
接触させる閉調節,c.初期間隙を設定するロ−ル間隙
の開調節により初期間隙設定がされるものである。そし
て、単一構成の制御部25で複数型式の共用化を図るた
めに、大小の型式に合わせて、あるいは、籾摺する籾の
品種等に合わせて、前記「c.籾摺ロ−ル間隙の開調節
時間」を選択設定しようとするものである。
態で、例えば、脱ぷ率上スイッチ26を押すと、表示管
49に初期値、例えば、「5SEC」の表示がなされ、
脱ぷ率上スイッチ26をON操作することにより、複数
の開調節時間、即ち、6SEC,7SEC,8SEC,
3SEC,4SEC等の表示に切り替えられて、選択す
る開調節時間が選択される。次いで、自動/手動スイッ
チ30が押されると、籾摺ロ−ル間隙の時間設定モ−ド
が終了し、次いで、自動/手動スイッチ30が押される
と、前記選択された開調節時間が決定されて、EEPR
OM57に当該型式に相当する開調節時間が設定記憶さ
れ、表示管49は通常表示に復帰する。
上スイッチ26のON操作により、円筒回転数表示装置
50に複数の初期間隙を順次7セグメント表示し、モ−
ド終了に関連して前記のように選択設定される構成とし
てもよい。また、開調節時間が既に設定されている場合
には、前記「初期値表示」の行程で、最初に設定型式に
応じた開調節時間が表示される構成であり、オペレ−タ
が設定型式を確認し、表示切替スイッチ31を押すこと
により、籾摺ロ−ル間隙の開調節時間設定モ−ドを終了
し、通常表示に移行させる構成である。このように構成
したので、大小の型式及び籾の品種に合わせた初期間隙
を設定できて、適正脱ぷ率で籾摺できて籾摺能率が向上
する。
−ドを図8の制御フロ−により説明する。前記ロ−ル間
隙の初期間隙設定に際しては、前記「負荷電流値の所定
量の増加でロ−ル間隙の微接触」を判定しているが、こ
の微接触判定も型式の大小によりその判定基準が相違
し、複数の基準値の中から当該型式に合ったものを選択
する必要がある。
態で、例えば、表示切替スイッチ31を押すと、表示管
49に負荷率の初期値、例えば、「無負荷電流値+1ア
ンペア」の表示がなされる。次いで、脱ぷ率上スイッチ
26をON操作することにより、複数の負荷率、例え
ば、無負荷電流値に1.5,2.0,1.18,1.2
5アンペア等を加えた負荷率の表示に順次切り替えら
れ、負荷率が選択される。次いで、自動/手動スイッチ
30が押されると、本制御は終了し、前記選択された負
荷率が選択決定されて、EEPROM57に当該型式に
相当する負荷率として記憶され、表示管49は通常表示
に復帰する。なお、負荷率が既に設定されている場合に
は、前記「初期値表示」の行程で、最初に設定型式に応
じた負荷率が表示される構成であり、オペレ−タが設定
型式の負荷率の設定を確認し、表示切替スイッチ31を
押すことにより、籾摺ロ−ル間隙の負荷率設定モ−ドは
終了し、通常表示に移行する構成である。
負荷電流値基準のロ−ル間隙制御に移行する時間設定モ
−ドについて、図9のフロ−に基づき説明する。前記の
ように籾摺ロ−ルの初期間隙設定、及び、籾供給調節弁
39aの初期開度設定が終了し、籾供給調節弁39aの
設定能率に対応した開調節、及び、この能率設定に対応
した基準負荷電流値によるロ−ル間隙調節がされると、
籾供給調節弁39a及び籾摺ロ−ル間隙を調節せずに、
固定状態(検出負荷電流値が変更しても、ロ−ル間隙調
節の制御指令信号を出力しない。)で、所定時間籾摺作
業を継続し、籾摺作業が安定した所定時間後に、負荷電
流値基準によるロ−ル間隙制御に移行するものである。
しかして、この移行時間を大小の複数の型式に合わせ
て、あるいは、籾摺する籾の品種等に合わせて、選択設
定しようとするものである。
で、例えば、脱ぷ率下スイッチ27をONすると、表示
管49に、移行時間初期値、例えば、5分の表示がなさ
れる。次いで、脱ぷ率下スイッチ27をON操作するこ
とにより、複数の移行時間、例えば、10分,15分,
20分,25分,30分等の移行時間表示に順次切り替
えられ、移行時間が選択される。次いで、自動/手動ス
イッチ30が押されると、本制御は終了し、前記選択さ
れた移行時間が選択決定されて、EEPROM57に当
該型式に相当する移行時間として記憶され、表示管49
は通常表示に復帰される。
には、前記「初期値表示」の行程で、最初に設定型式に
応じた移行時間が表示される構成であり、オペレ−タが
設定型式の移行時間の設定を確認し、表示切替スイッチ
31を押すことにより、負荷電流値制御への移行時間設
定モ−ドは終了し、通常表示に移行する構成である。こ
のように構成したので、大小の型式あるいは籾の品種等
による籾摺ロ−ルの摩耗具合に合わせて移行時間を設定
できて、籾摺ロ−ルの偏摩耗を防止し、適正脱ぷ率で籾
摺できて能率が向上する。
複数のモ−ドの実施状態を、コントロ−ルパネル54の
LED表示装置52aの別々のLED点灯で表示する
と、オペレ−タが実行モ−ドを視覚で知ることができ
て、設定作業が安定する。
を設定する最大負荷率設定モ−ドについて、図10によ
り説明する。表示切替スイッチ31が押されたままで、
例えば、脱ぷ率下スイッチ27をONすると、表示管4
9に、最大負荷率初期値、例えば、ブレ−カ容量×0.
95の表示がなされる。次いで、脱ぷ率下スイッチ27
をON操作することにより、複数の最大負荷率、例え
ば、ブレ−カ容量に1.05,1.1,1.15,0.
85,0.90等の最大負荷率表示に順次切り替えら
れ、最大負荷率が選択される。次いで、自動/手動スイ
ッチ30が押されると、本制御は終了し、前記選択され
た最大負荷率に選択決定されて、EEPROM57に当
該型式に相当する最大負荷率として記憶され、表示管4
9は通常表示に復帰される。
合には、前記「初期値表示」の行程で、最初に設定型式
に応じた最大負荷率が表示される構成であり、オペレ−
タが設定型式の最大負荷率の設定を確認し、表示切替ス
イッチ31を押すことにより、過負荷電流値の設定モ−
ドは終了し、通常表示に移行する構成である。11.次
に、チエックモ−ドの試運転モ−ドについて、図11に
より説明する。
例えば、運転/停止スイッチ43を運転側に操作するこ
とにより、このモ−ドは開始され、また、試運転モ−ド
の作動中に、運転/停止スイッチ43を停止側に操作す
ることにより、このモ−ドは終了する。このモ−ドが選
択されると、籾供給調節弁39aの閉鎖を条件として、
制御部25から自動的に指令信号が出されて、制御部2
5の作動チエック,ロ−ル間隙の開作動,籾摺ロ−ル間
隙の閉作動,籾摺ロ−ルの初期間隙設定,シヤッタ開度
調節モ−タ46の開・閉作動及び弁開度センサ41の開
閉検出チエック,円筒回転調節モ−タ47の正回転(回
転数上げ調節)及び逆回転(回転数下げ調節),制御基
準値が設定範囲内にあるか否かのチエック等がなされ
る。しかして、適正作動状態にある時には、円筒回転数
表示装置50に7,7の表示、及び、表示管49に制御
基準値の表示がなされ、また、非適正作動状態にある時
には、円筒回転数表示装置50に0,0の表示、及び、
表示管49に制御基準値の表示がなされる。なお、運転
/停止スイッチ43が停止側に操作されると、試運転モ
−ドが終了し、通常表示に復帰する。
ッパ2に張り込まれた籾は、一対の籾摺ロ−ル3,3に
供給されて籾摺される。籾摺された摺出米は、下方の摺
落米風選路4に供給されて風選され、軽い籾殻類は吸引
排塵機5,排塵筒6を経て機外に排出され、また、重い
玄米および籾の混合米は、下方の摺落米受樋7に落下選
別される。次いで、摺落米受樋7に落下選別された混合
米は、混合米揚穀機8で揚穀されて、混合米ホッパ9に
供給され、更に、供給樋14内を搬送始端部から搬送終
端部に向けて搬送されて、回転選別筒11の選別始端側
に供給される。
混合米は、内周面の壷穴に嵌入して掬い上げられながら
選別され、小形の玄米は高く掬い上げられて玄米樋16
に落下選別され、また、大形の籾及び一部の玄米は低く
掬い上げられて、供給樋14に落下選別される。このよ
うにして、玄米樋16に選別された玄米は、玄米樋16
内を玄米ラセン15で回転選別筒11の選別終端側に搬
送され、次いで、玄米流下筒17,玄米流穀板18を経
由して風選されながら玄米受樋19に落下し、更に、玄
米揚穀機20を経由して機外に取り出される。
給ラセン13で搬送されて回転選別筒11の選別始端側
に供給されて再選別され、また、回転選別筒11内を選
別終端側に流動した選別済みの穀粒は、籾受樋21に落
下し、更に、籾揚穀機22,籾還元ホッパ23を経由し
て、籾摺ロ−ル3,3に還元されて、再度の籾摺がされ
る。
に構成したので、大小の型式あるいは籾の品種等による
籾摺ロ−ルの摩耗具合に合わせて、籾摺初期のロ−ル間
隙の固定状態の籾摺作業から負荷電流値基準によるロ−
ル間隙制御に移行できて、籾摺ロ−ルの偏摩耗を防止し
ながら、籾摺作業が安定し能率が向上する。
Claims (1)
- 【請求項1】 籾摺をする一対の籾摺ロ−ル3,3
と、籾摺ロ−ル3,3を駆動する主モ−タ44と、前記
主モ−タ44の負荷電流値を検出する負荷電流センサ3
2と、一対の籾摺ロ−ル3,3の間隙を負荷電流値基準
で開閉調節する籾摺ロ−ル自動間隙制御手段と、籾摺ロ
−ルの初期間隙を設定する初期間隙設定手段と、前記籾
摺ロ−ルの初期間隙設定後になされる籾供給調節弁39
aの初期開度を設定する初期開度設定手段と、前記籾供
給調節弁39aの初期開度設定後になされる籾供給調節
弁39aの設定能率に対応する弁開度に調節される設定
能率弁開度設定手段と、前記設定能率開度に対応した基
準負荷電流値でロ−ル間隙が調節される能率対応籾摺ロ
−ル間隙調節手段と、前記能率対応籾摺ロ−ル間隙調節
手段で設定調節されたロ−ル間隙が所定時間固定的に維
持される初期固定ロ−ル間隙維持手段と、該初固定ロ−
ル間隙維持手段の作動時間を変更設定する時間変更手段
と、からなる籾摺選別機のロ−ル間隙調節装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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- 1995-05-09 JP JP11036895A patent/JP3656276B2/ja not_active Expired - Fee Related
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