JPH08323224A - 籾摺選別機のロ−ル間隙調節装置 - Google Patents

籾摺選別機のロ−ル間隙調節装置

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JPH08323224A
JPH08323224A JP13213395A JP13213395A JPH08323224A JP H08323224 A JPH08323224 A JP H08323224A JP 13213395 A JP13213395 A JP 13213395A JP 13213395 A JP13213395 A JP 13213395A JP H08323224 A JPH08323224 A JP H08323224A
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JP13213395A
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Kosaku Maeda
耕作 前田
Yuzumi Okada
柚実 岡田
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一対の籾摺ロ−ル3,3の間隙を負荷電流値
基準で開閉調節する籾摺ロ−ル自動間隙制御装置におい
て、所定時間内に負荷電流センサ32が検出負荷電流値
の所定巾以上の増減検出を所定回数繰り返されると、ロ
−ル間隙のハンチング調節であると判定し、このハンチ
ング判定に関連して、ハンチング判定に係る検出増減負
荷電流値から平均検出負荷電流値を算定し、次いで、こ
の平均検出負荷電流値に関連して籾摺ロ−ルのロ−ル間
隙が調節される。 【効果】ロ−ル間隙の頻繁な調節が中止されて、脱ぷ率
を安定しながら籾摺作業をすることができて、ひいて
は、ロ−ル間隙の閉め過ぎによる籾摺ロ−ルの偏摩耗も
防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、籾摺ロ−ルの間隙調
節装置の改良に関する。
【0002】
【従来技術】一対の籾摺ロ−ルで構成されている籾摺装
置において、これら一対の籾摺ロ−ルの間隙を、負荷電
流値基準あるいは脱ぷ率基準で開閉制御する籾摺ロ−ル
自動間隙制御手段を備えたものであつた。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】従来装置にあって
は、ロ−ル間隙を調節するロ−ル間隙調節モ−タのオ−
バ−ラン等の原因により、ロ−ル間隙がハンチング調節
されることがあり、このような場合には、籾摺ロ−ルの
駆動用モ−タの検出負荷電流値の増減に基づき、ロ−ル
間隙の開閉調節が繰り返され、籾摺ロ−ルの偏摩耗が生
じるという問題が発生していた。そこで、この発明は、
このような問題点の解消を図ろうとするものである。
【0004】
【問題を解決するための手段】このような技術的課題を
解決するためのこの発明の技術手段は、籾摺をする一対
の籾摺ロ−ル3,3と、籾摺ロ−ル3,3を駆動する主
モ−タ44と、前記主モ−タ44の負荷電流値を検出す
る負荷電流センサ32と、一対の籾摺ロ−ル3,3の間
隙を負荷電流値基準あるいは脱ぷ率値基準で開閉調節す
る籾摺ロ−ル自動間隙制御手段と,所定時間内に負荷電
流センサ32の検出負荷電流値の所定巾以上の増減検出
が所定回数繰り返されることによりハンチングであると
判定するハンチング判定手段と、前記ハンチング判定手
段のハンチング判定に関連して作動され且つ前記ハンチ
ング判定に係る検出増減負荷電流値から平均検出負荷電
流値が算定され、該平均検出負荷電流値に関連したロ−
ル間隙に調節される平均負荷電流値ロ−ル間隙開閉手段
と、からなる籾摺選別機のロ−ル間隙調節装置の構成と
した。
【0005】
【作用】籾摺ロ−ル3,3の駆動用モ−タの負荷電流値
が負荷電流センサ32により所定時間毎に検出されて、
検出負荷電流値に関連して籾摺ロ−ル3,3のロ−ル間
隙が開閉調節される。しかして、所定時間内に検出負荷
電流値が所定巾以上の増減検出を所定回数以上繰り返さ
れると、ハンチング判定手段によりロ−ル間隙のハンチ
ング調節と判定され、次いで、前記検出増減負荷電流値
から平均負荷電流値が算出され、平均検出負荷電流値に
関連したロ−ル間隙の開閉制御指令が出されて、籾摺ロ
−ル3,3のロ−ル間隙が調節される。
【0006】
【実施例】以下、図面に示すこの発明の実施例について
説明する。まず、実施例の構成について説明する。ま
ず、図1に基づき籾摺選別機の全体構成について説明す
る。1は、籾摺部で、この籾摺部1は、籾ホッパ2,一
対の籾摺ロ−ル3,3等で構成されている。4は、摺落
米風選路で、前方の吸引排塵機5により発生する選別風
によって、籾摺部1からの摺落米が風選され、軽い籾殻
は吸引排塵機5,排塵筒6を経て機外に排出され、ま
た、重い玄米および籾の混合米は、下方の摺落米受樋7
に落下選別される。摺落米受樋7に落下選別された混合
米は、混合米揚穀機8で揚穀されて、混合米ホッパ9を
経て、回転選別筒11側の供給樋14の搬送始端部に供
給される構成である。
【0007】10は、選別ケースで、この選別ケース1
0内には、内周面に多数の壷穴の構成されている回転選
別筒11が、横軸回りに回転するように、その選別始端
側(図1で右側)および選別終端側(図1で左側)が、
駆動ロ−ラ12,12,…で回転自在に支持されてい
る。この回転選別筒11内には、供給ラセン13の支架
されている供給樋14,玄米ラセン15の支架されてい
る玄米樋16が、夫れ夫れ横架されている。
【0008】この供給樋14および玄米樋16を、回転
選別筒11内に配設するにあたっては、図2に示すよう
に、供給樋14を回転選別筒11の掻き上げ側に、ま
た、玄米樋16を回転選別筒11の上方から下方へ回転
する側に配設している。この供給樋14には、回転選別
筒11の壷穴で低く掬い上げられた籾及び一部の玄米の
混合米が落下選別され、更に、供給ラセン13で供給樋
14の搬送終端側へ移送されて、回転選別筒11の選別
始端側に供給されるもので、供給樋14は混合米を受け
る機能も有している。
【0009】玄米樋16の搬送終端側は、玄米流下筒1
7,玄米流穀板18を経て、玄米受樋19に連通されて
いる。玄米樋16に受けられた玄米は、玄米流下筒1
7,玄米流穀板18を経て玄米受樋19に落下する間に
風選され、更に、玄米受樋19から玄米揚穀機20を経
由して、機外に取り出される構成である。回転選別筒1
1の選別終端側下方には、籾受樋21が配設されてい
る。籾受樋21には籾揚穀機22が連設され、籾揚穀機
22の上端部は、籾摺部1の籾還元ホッパ23に接続さ
れている。しかして、回転選別筒11の選別終端側に流
動した選別済みの籾米を主体とした穀粒は、籾受樋21
に落下し、更に、籾揚穀機22,籾還元ホッパ23を経
て、籾摺部1に還元され、再度の籾摺がされる構成であ
る。
【0010】次に、図2〜図5に基づいて、制御部の構
成について説明する。図2は、籾摺ロ−ル3,3の間隙
を調節する公知のロ−ル間隙調節装置を示している。籾
摺ロ−ル3,3は、左側の定位置で回転する籾摺ロ−ル
3と、揺動ア−ムに軸支されてて、移動調節される右側
の籾摺ロ−ル3とで構成されている。45はロ−ル間隙
調節モ−タで、ロ−ル間隙調節モ−タ45が正転あるい
は逆転すると、ギヤ群,調節ネジ棒,揺動ア−ム等で構
成されているロ−ル間隙調節手段24で、籾摺ロ−ル
3,3の間隙が開閉調節される構成である。
【0011】CPUを内蔵した制御部25には、多数の
スイッチ群が接続されており、また、インタ−フエイス
である信号変換回路36を経由して、多数のセンサ群が
接続されており、また、制御部25には出力インタ−フ
エイスを経由して、多数のアクチュエ−タ群、及び、表
示装置群が夫れ夫れ接続されている。次に、これらの接
続関係を具体的に説明する。
【0012】脱ぷ率上スイッチ26,脱ぷ率下スイッチ
27,円筒回転高スイッチ28,円筒回転低スイッチ2
9,自動あるいは手動に切替る自動/手動スイッチ3
0,円筒回転数表示装置50に回転選別筒11の回転数
や検出負荷電流値を切替表示するための表示切替スイッ
チ31のスイッチ群、及び、主モ−タ44の負荷電流値
を検出する負荷電流センサ32,電源電圧センサ33,
電源周波数センサ(R−T)34,電源周波数センサ
(S−T)35のセンサ群、及び、籾ホッパ2内の穀粒
の有無を検出するグレンセンサ37,籾摺ロ−ル3,3
のロ−ル間隙を大きく開けた展開状態を検出するロ−ル
展開センサ38,籾供給調節弁39aの全閉鎖状態を検
出するシヤッタセンサ39,回転選別筒11の回転数を
検出する回転センサ40,籾供給調節弁39aの開度を
検出するポテンショメ−タからなる弁開度センサ41,
回転選別筒11の穀粒掬い上げ状態を検出するトラジス
タ・オ−プンコレクタ式の飛散センサ42のセンサ群,
運転/停止スイッチ43が、前記信号変換回路36を経
由して、夫れ夫れ制御部25に接続されている。
【0013】また、制御部25から信号変換回路36を
経由して、籾摺選別機を駆動する主モ−タ44,籾摺ロ
−ル3,3のロ−ル間隙を調節するロ−ル間隙調節モ−
タ45,籾供給調節弁39aの開度を調節するシヤッタ
開度調節モ−タ46,回転選別筒11の回転数を調節す
る円筒回転調節モ−タ47,通信機器48が、夫れ夫れ
接続されている。また、制御部25には、文字,数字等
を表示する表示管49,回転選別筒11の回転数を表示
する円筒回転数表示装置50,電流表示LED51,L
ED表示装置52,ブザ−53が、夫れ夫れ接続されて
いる。
【0014】次に、図5に示すコントロ−ルパネル54
について説明する。コントロ−ルパネル54には、例え
ば蛍光表示管方式の表示管49,円筒回転数表示装置5
0,電流表示LED51,籾ホッパ2内の籾の有無を表
示する表示部・シヤッタ開閉表示部・ロ−ル展開表示部
・異常の有無を表示するLED表示部52a,自動運転
あるいは手動運転の別を表示するLED表示部52b,
ロ−ル展開を表示するLED表示部52c,自動/手動
スイッチ30,脱ぷ率下スイッチ27,脱ぷ率上スイッ
チ26,回転選別筒11の回転数を下げ調節する円筒回
転低スイッチ29,回転選別筒11の回転数を上げ調節
する円筒回転高スイッチ28,表示切替スイッチ31
が、夫れ夫れ設けられている。
【0015】次に、CPU25の制御内容について説明
する。 まず、自動/手動スイッチ30を自動側に選択し、運
転/停止スイッチ43を運転側に操作する。すると、主
モ−タ44がONし、籾摺選別機の回転各部が駆動され
る。次いで、籾摺ロ−ル3,3の初期間隙を設定する初
期間隙設定制御が行われる。CPU25からのロ−ル間
隙の開指令信号がロ−ル間隙調節モ−タ45に出力され
て、ロ−ル間隙調節手段24が所定時間開駆動されて、
籾摺ロ−ル3,3の間隙が開調節され、負荷電流センサ
31が検出負荷電流値の変化しない籾摺ロ−ルの非接触
状態を検出すると、開調節が停止される。次いで、ロ−
ル間隙の閉指令信号が出力され、ロ−ル間隙が閉調節さ
れ、負荷電流センサ32が負荷電流値の増加検出をし、
籾摺ロ−ル3,3の微接触を確認すると、閉調節が停止
される。次いで、ロ−ル間隙の開指令信号が出力され
て、ロ−ル間隙調節モ−タ45が所定時間開調節され、
所定の初期間隙(例えば、1mm)に調節設定がされ
る。
【0016】このように、初期間隙の調節設定が終了し
た際に、負荷電流センサ32の検出値がまだ継続して減
少側に変化していたり、あるいは、無負荷電流値よりも
高い負荷電流値を検出している場合には、制御部25か
ら追加開指令信号が出力され、負荷電流センサ32の検
出結果が変化しなくなったり、あるいは、無負荷電流値
と同等の負荷電流値を検出し、籾摺ロ−ル3,3の間隙
が非接触の状態となったところで、追加の開指令信号は
停止され、初期間隙の設定が終了する。 次いで、籾供給調節弁39aの初期開度に調節するシ
ヤッタ開度初期設定制御に移行する。CPU25からシ
ヤッタ開度調節モ−タ46に開指令信号が出力されて、
籾供給調節弁39aを所定の弁開度(例えば、10mm)
に開ける初期開度設定がなされ、籾摺作業が開始され
る。
【0017】次いで、籾供給調節レバ−(図示省略)の
供給量調節設定位置まで調節する弁開度調節指令信号が
出力されて、籾供給調節弁39aが設定能率弁開度に対
応した位置に調節される。 次いで、前記のシヤッタ開制御が終了すると、所定時
間(例えば、1分後)後に、検出負荷電流値とブレ−カ
容量との関係から、次のようなロ−ル間隙開あるいはロ
−ル間隙固定制御がなされる。
【0018】負荷電流センサ32及び弁開度センサ41
の検出情報が所定時間毎に制御部25に入力され、これ
らの検出値の基準過負荷電流値と検出負荷電流値とが比
較されて、所定値の範囲内で超過している場合には、所
定時間(例えば、5分)ロ−ル間隙を固定状態として籾
摺をし、次いで、基準過負荷電流値と検出負荷電流値と
を比較して、検出負荷電流値が基準過負荷電流値以上で
あるときには、ロ−ル間隙の開調節をし、また、基準過
負荷電流値以下であるときには、所定時間(例えば、5
〜20分)ロ−ル間隙を固定状態に維持し、後述の負荷
電流値基準によるロ−ル間隙の自動制御に移送する。
【0019】なお、籾摺作業時には、基準過負荷電流値
に対して検出負荷電流値が120%程度では、8分程度
の籾摺ができることが確認されている。 次いで、負荷電流値基準によるロ−ル間隙制御に移行
する。すると、負荷電流センサ32の検出負荷電流値が
制御部25に送られて、制御基準負荷電流値と検出負荷
電流値が比較され、検出負荷電流値が制御基準負荷電流
値より高い(あるいは、低い)場合には、ロール間隙調
節モータ45に開(あるいは閉)指令信号が出力され
て、籾摺ロール3,3の間隙が所定量開側(あるいは閉
側)に調節され、検出負荷電流値の制御基準負荷電流値
への復帰が図られる。また、検出負荷電流値が制御基準
負荷電流値の範囲内であれば、制御指令信号は出され
ず、そのままのロ−ル間隙を維持しながら、籾摺作業が
される。なお、負荷電流値基準によるロ−ル間隙制御に
代えて、脱ぷ率基準により籾摺ロ−ル間隙を制御する構
成としてもよい。 次に、負荷電流値基準によるロ−ル間隙制御中におい
て、負荷電流センサ32が負荷電流値の増減検出を繰り
返し、ロ−ル間隙の閉開調節が繰り返される所謂ハンチ
ングが発生した際の、対応制御について説明する。図6
はその制御フロ−を示すものである。
【0020】負荷電流センサ32は所定時間毎に主モ−
タ44の負荷電流値を検出し、検出負荷電流値に関連し
て籾摺ロ−ル3,3のロ−ル間隙制御がなされる。しか
して、所定時間内に検出負荷電流値の所定巾の増減検出
が所定回数繰り返されると、制御部25内のハンチング
判定手段がハンチング調節と判定する。次いで、前記検
出負荷電流値の増減値から平均値が算定され、前記負荷
電流値基準に基づくロ−ル間隙調節制御が中断されて、
前記の平均負荷電流値を基にしたロ−ル間隙制御指令が
出され、ロ−ル間隙が調節される。次いで、このロ−ル
間隙を固定状態として、所定時間にわたり籾摺作業が継
続され、次いで、前記の負荷電流値基準によるロ−ル間
隙制御に復帰する。
【0021】従来装置にあっては、ロ−ル間隙を調節す
るロ−ル間隙調節モ−タ45のオ−バ−ラン等の原因に
より、ロ−ル間隙がハンチング調節されることがあり、
このような場合には、籾摺ロ−ル駆動用モ−タの負荷電
流値の増減に基づき、ロ−ル間隙の開閉調節が繰り返さ
れ、籾摺ロ−ルの偏摩耗が生じるという問題が発生して
いた。
【0022】しかし、前記のように構成することによ
り、ロ−ル間隙の頻繁な調節が中止されて、脱ぷ率を安
定しながら籾摺作業をすることができ、また、ロ−ル間
隙の閉め過ぎによる籾摺ロ−ルの偏摩耗も防止できる。
なお、ロ−ル間隙調節モ−タ45への所定時間内の増減
調節指令信号が所定回数以上であることに関連して、前
記制御がされる構成としてもよい。 次に、混合米選別部の穀粒量増減検出に関連してなさ
れる、籾摺部1の籾供給調節弁39aのハンチング防止
制御について説明する。図7は制御フロ−を示すもので
ある。
【0023】回転選別筒11の供給側には、穀粒量を検
出できる層厚検出センサ−11aが設けられていて、こ
の層厚検出センサ−11aが穀粒層厚の増減により上下
回動すると、検出穀粒量が制御部25に入力され、検出
穀粒量の増減に関連して、籾摺部1の籾供給調節弁39
aが、減増調節されながら籾摺作業がなされる。このよ
うな作業中に、所定時間内に層厚検出センサ−11aの
検出穀粒量が所定量以上の巾での増減検出が所定回数繰
り返されると、制御部25内のハンチング判定手段が籾
供給調節弁39aのハンチング調節と判定する。次い
で、層厚検出センサ−11aの増減穀粒量の平均値が算
定され、前記層厚検出センサ−11aの検出穀粒量に基
づくリアルタイムの籾供給調節弁39aの関連的制御が
中断されて、前記穀粒量の平均値を基にした籾供給調節
弁39aの開閉制御指令が出され、籾供給調節弁39a
の開度が調節される。そして、この籾供給調節弁39a
の開度を固定状態として、所定時間にわたり籾摺作業が
継続され、次いで、前記の層厚検出センサ−11aの増
減検出に基づくリアルタイムの籾供給調節弁39aの関
連開閉制御に復帰する。
【0024】しかして、籾供給調節弁39aの頻繁な開
閉調節が中止されて、安定した籾摺量で籾摺作業をする
ことができ、ひいては籾摺ロ−ル3,3のロ−ル間隙の
調節回数が減少して籾摺作業が安定し、籾摺ロ−ルの偏
摩耗も防止できる。なお、層厚検出センサ−11aの穀
粒増減検出に代えて、籾供給調節弁39aの増減調節の
検出でハンチングが否かを判定して、前記の制御をする
構成としてもよい。
【0025】次に、図1の作用について説明する。籾ホ
ッパ2に張り込まれた籾は、一対の籾摺ロ−ル3,3に
供給されて籾摺される。籾摺された摺出米は、下方の摺
落米風選路4に供給されて風選され、軽い籾殻類は吸引
排塵機5,排塵筒6を経て機外に排出され、また、重い
玄米および籾の混合米は、下方の摺落米受樋7に落下選
別される。次いで、摺落米受樋7に落下選別された混合
米は、混合米揚穀機8で揚穀されて、混合米ホッパ9に
供給され、更に、供給樋14内を搬送始端部から搬送終
端部に向けて搬送されて、回転選別筒11の選別始端側
に供給される。
【0026】回転選別筒11の選別始端側に供給された
混合米は、内周面の壷穴に嵌入して掬い上げられながら
選別され、小形の玄米は高く掬い上げられて玄米樋16
に落下選別され、また、大形の籾及び一部の玄米は低く
掬い上げられて、供給樋14に落下選別される。このよ
うにして、玄米樋16に選別された玄米は、玄米樋16
内を玄米ラセン15で回転選別筒11の選別終端側に搬
送され、次いで、玄米流下筒17,玄米流穀板18を経
由して風選されながら玄米受樋19に落下し、更に、玄
米揚穀機20を経由して機外に取り出される。
【0027】また、供給樋14に落下した混合米は、供
給ラセン13で搬送されて回転選別筒11の選別始端側
に供給されて再選別され、また、回転選別筒11内を選
別終端側に流動した選別済みの穀粒は、籾受樋21に落
下し、更に、籾揚穀機22,籾還元ホッパ23を経由し
て、籾摺ロ−ル3,3に還元されて、再度の籾摺がされ
る。
【0028】
【発明の効果】このように、この発明は、前記のように
構成することにより、ロ−ル間隙の頻繁な調節が中止さ
れて、脱ぷ率を安定しながら籾摺作業をすることができ
て、ひいては、ロ−ル間隙の閉め過ぎによる籾摺ロ−ル
の偏摩耗も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】籾摺選別機の切断側面図及び切断背面図
【図2】要部の切断側面図
【図3】ブロック図
【図4】ブロック図
【図5】パネルの正面図
【図6】フロ−チャ−ト
【図7】フロ−チャ−ト
【符号の説明】
1 籾摺部 2 籾ホッパ 3 籾摺ロ−ル 4 摺出米風選部 5 吸引排塵機 6 排塵筒 7 摺出米受樋 8 混合米揚穀機 9 混合米ホッパ 10 選別ケ−ス 11 回転選別筒 11a 層厚検出センサ− 12 駆動ロ−ラ 13 供給ラセン 14 供給樋 15 玄米ラセン 16 玄米樋 17 玄米流下筒 18 玄米流穀板 19 玄米受樋 20 玄米揚穀機 21 籾受樋 22 籾揚穀機 23 籾還元ホッパ 24 ロ−ル間隙調節手段 25 制御部 26 脱ぷ率上スイッチ 27 脱ぷ率下スイッチ 28 円筒回転高スイッチ 29 円筒回転低スイッチ 30 自動/手動スイッチ 31 表示切替スイッチ 32 負荷電流センサ 33 電源電圧センサ 34 電源周波数センサ(R−T) 35 電源周波数センサ(S−T) 36 信号変換回路 37 グレンセンサ 38 ロ−ル展開センサ 39 シヤッタセンサ 39a 籾供給調節弁 40 回転センサ 41 弁開度センサ 42 飛散センサ 43 運転/停止スイッチ 44 主モ−タ 45 ロ−ル間隙調節モ−タ 46 シヤッタ開度調節モ−タ 47 円筒回転調節モ−タ 48 通信機器 49 表示管 50 円筒回転数表示装置 51 電流表示LED 52 LED表示装置 53 ブザ− 54 コントロ−ルパネル 57 EEPROM

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 籾摺をする一対の籾摺ロ−ル3,3
    と、籾摺ロ−ル3,3を駆動する主モ−タ44と、前記
    主モ−タ44の負荷電流値を検出する負荷電流センサ3
    2と、一対の籾摺ロ−ル3,3の間隙を負荷電流値基準
    あるいは脱ぷ率値基準で開閉調節する籾摺ロ−ル自動間
    隙制御手段と,所定時間内に負荷電流センサ32の検出
    負荷電流値の所定巾以上の増減検出が所定回数繰り返さ
    れることによりハンチングであると判定するハンチング
    判定手段と、前記ハンチング判定手段のハンチング判定
    に関連して作動され且つ前記ハンチング判定に係る検出
    増減負荷電流値から平均検出負荷電流値が算定され、該
    平均検出負荷電流値に関連したロ−ル間隙に調節される
    平均負荷電流値ロ−ル間隙開閉手段と、からなる籾摺選
    別機のロ−ル間隙調節装置。
JP13213395A 1995-05-30 1995-05-30 籾摺選別機のロ−ル間隙調節装置 Pending JPH08323224A (ja)

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