JPH03284382A - 籾摺選別機の選別層厚調節装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、内周面に多数の壷穴の構成されている回転
選別筒で、籾・玄米の混合米を選別する籾摺選別機に実
施することができる。

［従来技術］ 脱ぷ部と、内周面に多数の壷穴の構成されている回転選
別筒を横軸回りに回転させて、籾・玄米の混合米を選別
する回転式の穀粒選別装置とを具備する籾摺選別機があ
る。そして、特開昭６０−１０６５４５号公報のように
、回転選別筒内には仕上米樋を配設すると共に、回転選
別筒の供給側に設けられている層厚検出器で被選別穀粒
量を検出して、被選別穀粒量が多い場合には、脱ぷ部側
の籾供給調節弁の供給量を減少させて、回転選別筒への
供給量を減少制御し、また、被選別穀粒量が少ない場合
には、脱ぷ部側の籾供給調節弁の供給量を増加させて、
回転選別筒への供給量を増加制御し、回転選別筒の被選
別穀粒量の適正化を図っているものがある。

［発明が解決しようとする問題点］ 従来の層厚検出器と籾供給ｍ節弁とを連動部材で連動連
結したメカ式の層厚制御をするものに、還元量制御、即
ち、回転選別筒から脱ぷ部に還元される還元穀粒量と回
転選別筒から選別して取り出される玄米量とを所定比率
に維持する還元量制御を追加する場合に、メカ式の層厚
検出器を自動運転の際に使用するようにすると、自動運
転の場合にはメカ式の層厚制御の制御開始上限が高すぎ
るため、″ａ元電量制御できないという問題点があり、
また１層厚検出手段を手動操作時の層厚検出器と自動制
御時の層厚検出器との２種の層厚検出器を設けて１手動
運転時にはメカ式の層厚検出器に切り替え、自動運転時
には電気的層厚検出器に切り替えるものにあっては、切
り替え操作が面倒で、切り替えを忘れるようなこともあ
る。そこで。

この発明は、このような欠点を解消しようとするもので
ある。

〔問題を解決するための手段〕

このような技術的課題を解決するためのこの発明の技術
手段は、脱ぷ部１と、内周面に多数の壷穴が構成されて
いて横軸回りに回転する回転選別筒１１の内装されてい
る選別ケース１０とを具備する籾摺選別機であって、こ
の回転速＝別筒１１の選別始端側に脱ぷ部１での脱ぷ風
選後の摺落米を供給可能に構成し、回転選別筒１１内に
は被選別穀粒量を検出することのできるメカ式の層厚検
出器２３及び電気的層厚検出器３０２回転選別筒１１か
ら脱ぷ部ｌに還元される還元穀粒量を検出できる還元量
検出器３３２回転選別筒１１から選別して取り出される
玄米量を検出できる玄米量検出器３４．自動運転と手動
運転との切り替えをする自動／手動切替スイッチ３５を
設け、このメカ式の層厚検出器２３の制御開始上限を電
気的層厚検出器３０の制御上限よりも高く設定し、メカ
式の層厚検出器２３及び電気的層厚検出器３０を夫々脱
ぷ部１の籾供給調節弁２６に関連的に結合し、自動運転
中には回転選別筒１１の層厚が制御作動を開始する制御
上限に達していないときにのみ、還元量制御をすること
を特徴とする籾摺選別機の選別層厚調節装置の構成とし
たことである。

〔発明の作用効果〕

回転選別筒１１が回転すると、被選別穀粒が掻き上げら
れ１粒長の短い玄米は高く掻き上げられて仕上米樋１６
に落下し、また、粒長の長い籾米及び一部の玄米は低く
掻き上げられて、回転選別筒１１に落下しながら選別さ
れるものであり、このような選別作業中に、回転選別筒
１１内の被選別穀粒量を電気的層厚検出器３０で検出し
、この検出結果に基づき籾供給ｇｌｌ！１節弁２６は閉
鎖側あるいは開口側に調節され、回転選別筒１１への被
選別穀粒の供給量が関連的に１１１節され、適正な被選
別穀粒量を維持しながら選別作業をするものである。

このようにして選別作業が行なわれるのであるが、自動
／手動切替スイッチ３５を自動に切替え、還元量制御に
入ると、電気的層厚検出器３０．１電量検出器３３及び
玄米量検出器３４からの検出情報が演算制御部３６に読
み込まれ、検出層厚と電気的層厚検出器３０の制御開始
上限層厚であるか否かが判定され、制御開始上限層厚を
超えていると、供給調節弁２６が所定量閉鎖側に調節さ
れ、制御開始層厚上限を超えていないと、還元穀粒量と
玄米量との検出比率と制御基準比率とが比較されて、制
御基準内であると、籾供給調節弁２６はそのままの開度
を維持し、還元量の比率が高い場合には、籾供給調節弁
２６が所定量閉鎖側に調節され、還元量の比率が低い場
合には、籾供給調節弁２６が所定量開口側に調節される
もので、電気的層厚検出器３０の制御開始上限層厚をメ
カ式の層厚検出器２３の制御開始上限層厚よりも低位に
設定することで、メカ式の層厚検出器２３と電気的層厚
検出器３０とを併設したものでありながら、両検出器の
切替手段を設けることなく、両検出器の切り替え操作を
不要とて、自動運転時には還元量制御を円滑にすること
ができるものである。

〔実施例〕

以下、図面に示すこの発明の実施例について説明する。

まず、実施例の構成について説明する。１は、脱ぷ部で
、この脱ぷ部１は、籾ホッパ２．一対の脱ぷロール３，
３等で構成されている。４は、摺落米風選路で、前方の
吸引ファン５により発生する選別風によって、脱ぷ部１
からの摺落米は選別され、籾殻は吸引ファン５から排塵
筒６を経て機外へ排出され、玄米および籾の混合米は下
方の摺落米受樋７に落下供給される。摺落米量４ｉ１７
に落下した混合米は、混合米揚穀機８により混合米ホッ
パ９を経て、回転選別筒１１側の混合米受樋も兼ねる供
給樋１４の始端部に搬送される構成である。

１０は１選別ケースで、この選別ケース１０内には、内
周面に多数の壷穴の構成されている回転選別筒１１が横
軸回りに回転できるよう１選別始端側（第１図で右側）
および選別終端側（第１図で左側）が、駆動ローラ１２
，１２で回転自在に支持されている。この回転選別筒１
１内には、供給ラセン１３の有る供給＠１４および仕上
米ラセン１５の有る仕上米＠１６が横架されている。

この供給樋１４および仕上米樋１６を回転選別筒１１内
に配設するにあたっては、供給＠１４を第４図に示すよ
うに、回転選別筒１１の下方から上方へ回転する掻き上
げ側に、また、仕上米樋１６を回転選別筒１１の上方か
ら下方へ回転する側へ配設して、回転選別筒１１の壷穴
により掻き上げられた混合米は供給＠１４に落下し、供
給ラセン１３で供給＠１４の終端側に移送されるように
構成されていて、供給樋１４は混合米受樋の機能も兼ね
ている。

仕上米樋１６の排出側端部は、仕上米流下筒１７、仕上
米流穀板１８を介して仕上米量＠１９に連通されていて
、玄米は仕上米流下筒１７および仕上米流穀板１８を経
て仕上米量＠１９に落下する間に風選されて、仕上米受
樋１９に流下した玄米は、仕上米揚穀機２０を介して機
外に取り出される構成である。

回転選別筒１１の排出側端部には、汲み上げ筒体２１を
連設している。２２は、籾還元値で、この籾還元値２２
の上端部は、回転選別筒１１側の汲み上げ筒体２１の汲
み上げ部下方位置まで延出して、汲み上げ筒体２１で上
方へ汲み上げられた籾を、脱ぷ部１に還元する機能を有
する。

２３は１回転選別筒１１の選別始端側に位置している板
状の層厚検出器で、この層厚検出器２３は選別ケース１
０に前後方向に沿って軸支されている層厚検出軸２４に
取付けられていて、回転選別筒１１内の被選別穀粒の上
面に接触しながら上下回動し、回転選別筒１１の被選別
穀粒量の増減を検出する−ものである。そして、この層
厚検出器２３は１層厚検出軸２４．アーム・リンク等で
構成されている連動部材２５を介して、脱ぷ部１側の籾
供給調節弁２６に連動連結されている。

２７は、機体に回動自在に支持されている籾供給調節レ
バーで、この籾供給調節レバー２７はロッド２８を介し
て、連動部材２５の一部材を構成する中間連係体２９に
連係されていて、籾供給調節弁２６を開閉調節可能で、
且つ、調節限度がが大小に設定できて、この調節限度か
ら小さい範囲で連動部材２５の作動により籾供給、１１
１節弁２Ｇが調節される構成である。

３０は、層厚検出器２３の作動に関連して回動する層厚
検出軸２４の回動に関連して作動するものであって、且
つ、ポテンショメータで構成されている電気的層厚検出
器であり、３１は籾供給調節弁２６の軸部２６ａの回動
により作動する籾供給検出器であり、３２は籾供給調節
弁２６を調節制御する籾供給調節モータであり、３３は
回転選別筒１１から脱ぷ部１に還元される穀粒量を検出
することのできる還元量検出器であり、３４は回転選別
筒１１から選別して取り出される玄米量検出器であり、
３５は自動／手動切替スイッチである。そして、この層
厚検出器２３及び電気的層厚検出器３０の作動上限及び
作動下限を設定するにあたり、電気的層厚検出器３０の
作動基準点を中立側に寄せて、作動上限を低く、作動下
限を高く設定している。

この電気的層厚検出器３０．籾供給検出器３１゜還元量
検出器３３．玄米量検出器３４及び自動／手動切替スイ
ッチ３５は、入力インターフェイス３７を介して、ＣＰ
Ｕの内蔵されていて記憶機能。

演算機能及び制御機能を有する演算制御部３６に接続さ
れていて、また、演算制御部３６から出力インターフェ
イス３８．駆動回路を経て、籾供給調節モータ３２に制
御信号が出力される構成である。

次に、演算制御部３６の制御内容について説明する。

■主スイッチ（図示省略）がＯＮすると、図示省略の脱
ぷロール間隙調節手段により、脱ぷロール３．３の初期
間隙設定がされると共に、籾供給調節モータ３２が作動
して、籾供給調節弁２６の初期開度が設定されて、初期
籾摺選別作業が開始される。

■次いで、自動／手動切替スイッチ３５を自動に切替え
、所定時間経過に通常作業状態に入ると、還元量制御、
即ち、還元穀粒量と玄米量とが所定の比率、例えば、還
元量１に対して玄米量３の比率となるような制御、及び
／または、還元穀粒量が所定量より多くなるのを防止し
て、玄米の肌摺れ現象を防止する制御に入る。

この還元量制御に入ると、電気的層厚検出器３０、還元
量検出器３３及び玄米量検出器３４からの検出情報が演
算制御部３６に読み込まれ、検出層厚が電気的層厚検出
器３０の層厚上限であるがいなかが判定され、上限を超
えていると、演算制御部３６からの指令信号で、籾供給
調節弁２６が所定量閉鎖側に調節され、層厚上限を超え
ていないと、次の還元量制御に移行する。

次いで、還元穀粒量と玄米量との検出比率と設定基準比
率とが比較されて、基準比率内であると演算制御部３６
からは制御指令信号が出力されずに籾供給調節弁２６は
そのままの開度を維持し、また、還元量の比率が高い場
合には、籾供給調節モータ３２に閉鎖指令信号が出力さ
れて、籾供給調節弁２６が所定量閉鎖調節され、また、
還元量の比率が低い場合には、籾供給調節モータ３２に
開口指令信号が出力されて、籾供給調節弁２６が所定量
開口調節される。

なお、還元量制御をするにあたり、上述の実施例では、
ポテンショメータで構成されている電気的層厚検出器３
０で層厚の上限になっているか否かを判定する構成とし
ているが、この選別層厚の上限を検出するスイッチを、
連動部材２５の一部に設けて、層厚検出器２３の層厚検
出に伴う連動部材２５の移動に関連して、このスイッチ
が入り切する構成としてもよく、また、このスイッチの
点検作業が容易なような場所に取付ける構成としてもよ
い。

次に、実施例の作用について説明する。籾摺作業をする
場合には、籾ホッパ２に原初を供給し。

籾摺選別機の回転各部を駆動する。すると、籾ホッパ２
から脱ぷ部１に供給された籾は脱ぷ作用を受け、摺落米
は下方の摺落米風選路４で選別され、籾殻は排１１筒６
から機外に排出される。玄米及び籾の混合米は、ＷＩ落
米受樋７に落下供給されて。

混合米揚穀機８で混合米ホッパ９を介して回転選別ｆｉ
ｌｌ側の供給＠１４の始端側に揚上供給され、供給＠１
４内の供給ラセン１３で同転選別筒１１の選別始端側に
供給される。

ついで、混合米は、第２図で時計方向へ回転している回
転選別筒１１の壷穴により掻き上げられ、粒長の短い玄
米は高く掻き上げられて仕上米樋１６に落下し、また９
粒長の長い籾及び一部の玄米の混合米は低く掻き上げら
れて、供給樋１４あるいは回転選別筒１１に落下して選
別され、供給樋１４に落下した未選別の混合米は、供給
ラセン１３で供給樋１４の搬送終端部から再度回転選別
筒１１内の選別始端側に供給されて、再選別される。

また、仕上米＠１６に落下した仕上米は、仕上米ラセン
１５で仕上米ラセン１７に搬送され、仕上米流穀板１８
を経て仕上米量＠１９に落下する間に選別風により選別
され、仕」１米揚穀機２０で機外に取り出されるもので
ある。

回転選別筒１１の排出側端部へ送られた選別後の籾を主
体とした穀粒は、汲み上げ筒体２１に入リ、汲み上げ筒
体２１により汲み上げられ、上方の籾還元４ｉ１２２へ
落下して脱ぷ部１へ還元され、再度腕ぷ部ｌで脱ぷ作用
を受けるものである。

上述のようにしてな籾摺選別作業が行われるのであるが
、自動／手動切替スイッチ３５を自動に切替え、還元量
制御に入ると、電気的層厚検出器３０、還元量検出器３
３及び玄米量検出器３４からの検出情報が、演算制御部
３６に読み込まれ、検出層厚が電気的層厚検出器３０の
層厚上限であるか否かが判定され、上限を超えていると
、籾供給調節弁２６が所定量閉鎖側に調節され、層厚上
限を超えていないと、還元穀粒量と玄米量との検出比率
と制御基準比率とが比較されて、制御基準内であると、
籾供給調節弁２６はそのままの開度を維持し、還元量の
比率が高い場合には、籾供給調節弁２６が所定量閉鎖側
に調節され、還元量の比率が低い場合には、籾供給調節
弁２６が所定量開口側に調節される。

従来の層厚検出器２３と籾供給調節弁２６とを連動部材
２５で連動連結したメカ式の層厚制御をするものにあっ
ては、自動／手動切替スイッチを設けて自動／手動の切
替をし、自動の場合にはメカ式層厚制御の上限が高すぎ
るため、還元量制御ができないという問題点や、あるい
は１層厚検出手段を手動操作時の層厚検出器と自動制御
時の層厚検出器との２種の層厚検出器を設けて、手動運
転時にはメカ式の層厚検出器に切り替え、自動運転時に
は電気的層厚検出器に切り替えるものにあっては、切り
替え操作が面倒で、切り替えを忘れるようなこともある
。

しかし、この実施例にあっては、メカ式の層厚検出器２
３と電気式の層厚検出器３０とを併設するとともに、電
気的層厚検出器３０の上限をメ切式層厚検出器２３の上
限よりも低位に設定しているので１両検出器の切り替え
操作を不要としながら、自動運転時には還元量制御を円
滑にすることができるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は、この発明の実施例を示すもので、第１図は、切
断側面図、第２図は、切断背面図、第３図は、斜視図、
第４図は、斜視図、第５図は、ブロック回路図、第６図
は、フローチャート図である。 　０ ２ ・１４ ６ ７ ９ １ ３ ５ ７ ８ ０ 符号の説明 １ ３ ５ ６ａ ８ ０ ２ ４ ６ 脱ぷ部 脱ぷロール 吸引ファン 摺落米受樋 選別ケース 駆動ローラー 供給樋 仕上米樋 仕上米流下筒 仕上米受樋 汲み上げ筒体 層厚検出器 連動部材 籾供給調節レバー ロッド　　　　　２９ 電気的層厚検出器 籾ホッパ 摺落米風選路 排塵筒 混合米揚穀機 回転選別筒 供給ラセン 仕上米ラセン 仕上米調節弁 仕上米流穀板 仕上米揚穀機 籾還元樋 層厚検出軸 籾供給調節弁 中間連係体 １ ３ ５ ６ ７ ８ 籾供給検出器　　３２ 還元量検出器　　３４ 自動／手動切替スイッチ 演算制御部 人力インターフェイス 出力インターフェイス 籾供給調節モータ 玄米量検出器

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 〔１〕脱ぷ部１と、内周面に多数の壷穴が構成されてい
   て横軸回りに回転する回転選別筒１１の内装されている
   選別ケース１０とを具備する籾摺選別機であつて、この
   回転選別筒１１の選別始端側に脱ぷ部１での脱ぷ風選後
   の摺落米を供給可能に構成し、回転選別筒１１内には被
   選別穀粒量を検出することのできるメカ式の層厚検出器
   ２３及び電気的層厚検出器３０、回転選別筒１１から脱
   ぷ部１に還元される還元穀粒量を検出できる還元量検出
   器３３、回転選別筒１１から選別して取り出される玄米
   量を検出できる玄米量検出器３４、自動運転と手動運転
   との切り替えをする自動／手動切替スイッチ３５を設け
   、このメカ式の層厚検出器２３の制御開始上限を電気的
   層厚検出器３０の制御上限よりも高く設定し、メカ式の
   層厚検出器２３及び電気的層厚検出器３０を夫々脱ぷ部
   １の籾供給調節弁２６に関連的に結合し、自動運転中に
   は回転選別筒１１の層厚が制御作動を開始する制御上限
   に達していないときにのみ、還元量制御をすることを特
   徴とする籾摺選別機の選別層厚調節装置。