JPH09155210A - 籾摺選別機のロ−ル間隙調節装置 - Google Patents

籾摺選別機のロ−ル間隙調節装置

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JPH09155210A
JPH09155210A JP31926395A JP31926395A JPH09155210A JP H09155210 A JPH09155210 A JP H09155210A JP 31926395 A JP31926395 A JP 31926395A JP 31926395 A JP31926395 A JP 31926395A JP H09155210 A JPH09155210 A JP H09155210A
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hulling
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roll gap
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JP31926395A
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Inventor
Shinji Ninomiya
伸治 二宮
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】籾摺ロ−ル3,3の負荷電流値基準によるロ−
ル間隙調節の改良。 【解決手段】籾摺ロ−ル3,3と、籾摺ロ−ル3,3を
駆動する主モ−タ44と、混合米選別部と、混合米選別
部の回転選別筒の穀粒量の多少に関連して籾摺ロ−ル
3,3への穀粒供給量を関連的に調節する調節手段とを
有する籾摺選別機において、主モ−タ44の検出負荷電
流値を基準値になるように籾摺ロ−ル3,3の間隙を調
節制御するにあたり、制御基準負荷電流値よりも大の軽
過負荷以上の負荷電流値検出に関連して籾摺ロ−ル3,
3のロ−ル間隙を開調節しれた場合には、所定時間の経
過するまではロ−ル間隙の制御を停止し、所定時間経過
後にロ−ル間隙の制御を再開する籾摺選別機のロ−ル間
隙調節装置。 【効果】籾摺ロ−ル3,3への穀粒供給量の増減調節の
繰り返しを防止し、安定した籾摺作業をすることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、籾摺選別機のロ
−ル間隙調節装置の改良に関する。
【0002】
【従来技術】一対の籾摺ロ−ルと、籾摺ロ−ルで籾摺さ
れた摺落米を、例えば、横軸回りに回転する回転選別筒
で籾・玄米に分離選別する混合米選別部と、混合米選別
部の回転選別筒の被選別穀粒量の多少に関連して籾摺ロ
−ル3,3への穀粒供給量を関連的に調節する穀粒供給
量調節手段と、前記籾摺ロ−ルを駆動する主モ−タと、
前記主モ−タの負荷電流値を検出する負荷電流センサ
と、前記主モ−タの負荷電流値基準で一対の籾摺ロ−ル
の間隙を開閉調節する籾摺ロ−ル間隙制御手段と、から
構成されている籾摺選別機がある。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】前記従来装置にあっ
ては、混合米選別部の被選別穀粒量に関連して籾摺ロ−
ルへの穀粒供給量が関連的に増加あるいは減少調節され
ると、主モ−タの負荷電流値も増加あるいは減少し、こ
れに関連してロ−ル間隙も開あるいは閉調節される。こ
のような関連的調節において、ロ−ル間隙の開閉調節を
繰り返すというハンチング現象が生じ、選別が安定しな
いという問題点があった。そこで、この発明は、このよ
うな問題点の解消を図ろうとするものである。
【0004】
【問題を解決するための手段】このような技術的課題を
解決するためのこの発明の技術手段は、籾摺をする一対
の籾摺ロ−ル3,3と、前記籾摺ロ−ル3,3で籾摺さ
れた摺落米を籾・玄米に分離選別する混合米選別部と、
前記混合米選別部の穀粒量の多少に関連して籾摺ロ−ル
3,3への穀粒供給量を関連的に調節する穀粒供給量調
節手段と、前記籾摺ロ−ル3,3を駆動する主モ−タ4
4と、前記主モ−タ44の負荷電流値を検出する負荷電
流センサ32と、前記主モ−タ44の負荷電流値基準で
一対の籾摺ロ−ル3,3の間隙を開閉調節する籾摺ロ−
ル間隙制御手段と,制御基準負荷電流値よりも大の軽過
負荷以上の負荷電流値検出に関連して前記籾摺ロ−ル間
隙制御手段によりロ−ル間隙開調節された場合には、前
記籾摺ロ−ル間隙制御手段の制御を所定時間停止した後
に制御を再開する一時制御停止手段と、からなる籾摺選
別機のロ−ル間隙調節装置の構成とした。
【0005】
【作用】籾摺ロ−ル3,3で籾摺され風選された摺落米
は混合米選別部で籾・玄米に分離選別される。このよう
な選別作業中に、混合米選別部の被選別穀粒量が増加あ
るいは減少すると、これに関連して籾摺ロ−ル3,3へ
の穀粒供給量が減少あるいは増加調節され、また、籾摺
ロ−ル3,3での増減籾摺状態は負荷電流センサ32で
検出され、検出負荷電流値が増加あるいは減少すると、
これに関連して籾摺ロ−ル3,3の間隙が開側あるいは
閉側に調節されながら籾摺される。
【0006】このような籾摺作業中において、制御基準
負荷電流値よりも大の軽過負荷以上の負荷電流値検出に
関連して籾摺ロ−ル3,3の間隙が開調節された場合に
は、その後籾摺ロ−ル3,3の自動間隙制御が所定時間
停止されて、前記開調節されたままのロ−ル間隙で所定
時間籾摺がなされ、所定時間後にロ−ル間隙制御が再開
される。
【0007】
【実施例】以下、図面に示すこの発明の実施例について
説明する。まず、実施例の構成について説明する。ま
ず、図1に基づき籾摺選別機の全体構成について説明す
る。1は、籾摺部で、この籾摺部1は、籾ホッパ2,一
対の籾摺ロ−ル3,3等で構成されている。4は、摺落
米風選路で、前方の吸引排塵機5により発生する選別風
によって、籾摺部1からの摺落米が風選され、軽い籾殻
は吸引排塵機5,排塵筒6を経て機外に排出され、ま
た、重い玄米および籾の混合米は、下方の摺落米受樋7
に落下選別される。摺落米受樋7に落下選別された混合
米は、混合米揚穀機8で揚穀されて、混合米ホッパ9を
経て、回転選別筒11側の供給樋14の搬送始端部に供
給される構成である。
【0008】10は、選別ケースで、この選別ケース1
0内には、内周面に多数の壷穴の構成されている回転選
別筒11が、横軸回りに回転するように、その選別始端
側(図1で右側)および選別終端側(図1で左側)が、
駆動ロ−ラ12,12,…で回転自在に支持されてい
る。この回転選別筒11内には、供給ラセン13の支架
されている供給樋14,玄米ラセン15の支架されてい
る玄米樋16が、夫れ夫れ横架されている。
【0009】この供給樋14および玄米樋16を、回転
選別筒11内に配設するにあたっては、図2に示すよう
に、供給樋14を回転選別筒11の掻き上げ側に、ま
た、玄米樋16を回転選別筒11の上方から下方へ回転
する側に配設している。この供給樋14には、回転選別
筒11の壷穴で低く掬い上げられた籾及び一部の玄米の
混合米が落下選別され、更に、供給ラセン13で供給樋
14の搬送終端側へ移送されて、回転選別筒11の選別
始端側に供給されるもので、供給樋14は混合米を受け
る機能も有している。
【0010】玄米樋16の搬送終端側は、玄米流下筒1
7,玄米流穀板18を経て、玄米受樋19に連通されて
いる。玄米樋16に受けられた玄米は、玄米流下筒1
7,玄米流穀板18を経て玄米受樋19に落下する間に
風選され、更に、玄米受樋19から玄米揚穀機20を経
由して、機外に取り出される構成である。回転選別筒1
1の選別終端側下方には、籾受樋21が配設されてい
る。籾受樋21には籾揚穀機22が連設され、籾揚穀機
22の上端部は、籾摺部1の籾還元ホッパ23に接続さ
れている。しかして、回転選別筒11の選別終端側に流
動した選別済みの籾米を主体とした穀粒は、籾受樋21
に落下し、更に、籾揚穀機22,籾還元ホッパ23を経
て、籾摺部1に還元され、再度の籾摺がされる構成であ
る。
【0011】また、回転選別筒11内の供給側には、被
選別穀粒量を検出する層厚センサ11aが設けられてい
て、層厚センサ板11aは連動部材を介して、籾摺部1
の籾供給調節弁39aに連携されている。しかして、層
厚センサ板11aが被選別穀粒の上面に接触しながら上
下動して穀粒層厚の増加・減少を検出すると、籾供給調
節弁39aが減少側あるいは増加側に関連的に調節され
て、回転選別筒11内の被選別穀粒量を適正量に維持す
る制御がなされる構成である。なお、回転選別筒11に
代えて揺動選別装置(図示省略)で混合米を選別する構
成とし、揺動選別装置側の混合米ホッパの穀粒量溜り量
に関連して、籾摺ロ−ル3,3への供給量を増減調節す
る構成としてもよい。
【0012】次に、図2〜図5に基づいて、制御部の構
成について説明する。図2は、籾摺ロ−ル3,3の間隙
を調節する公知のロ−ル間隙調節装置を示している。籾
摺ロ−ル3,3は、左側の定位置で回転する籾摺ロ−ル
3と、揺動ア−ムに軸支されてて、移動調節される右側
の籾摺ロ−ル3とで構成されている。45はロ−ル間隙
調節モ−タで、ロ−ル間隙調節モ−タ45が正転あるい
は逆転すると、ギヤ群,調節ネジ棒,揺動ア−ム等で構
成されているロ−ル間隙調節手段24で、籾摺ロ−ル
3,3の間隙が開閉調節される構成である。
【0013】CPUを内蔵した制御部25には、多数の
スイッチ群が接続されており、また、インタ−フエイス
である信号変換回路36を経由して、多数のセンサ群が
接続されており、また、制御部25には出力インタ−フ
エイスを経由して、多数のアクチュエ−タ群、及び、表
示装置群が夫れ夫れ接続されている。次に、これらの接
続関係を具体的に説明する。
【0014】脱ぷ率上スイッチ26,脱ぷ率下スイッチ
27,円筒回転高スイッチ28,円筒回転低スイッチ2
9,自動あるいは手動に切替る自動/手動スイッチ3
0,円筒回転数表示装置50に回転選別筒11の回転数
や検出負荷電流値を切替表示するための表示切替スイッ
チ31のスイッチ群、及び、主モ−タ44の負荷電流値
を検出する負荷電流センサ32,電源電圧センサ33,
電源周波数センサ(R−T)34,電源周波数センサ
(S−T)35のセンサ群、及び、籾ホッパ2内の穀粒
の有無を検出するグレンセンサ37,籾摺ロ−ル3,3
のロ−ル間隙を大きく開けた展開状態を検出するロ−ル
展開センサ38,籾供給調節弁39aの全閉鎖状態を検
出するシヤッタセンサ39,回転選別筒11の回転数を
検出する回転センサ40,籾供給調節弁39aの開度を
検出するポテンショメ−タからなる弁開度センサ41,
前記層厚センサ板11aと一体的に回転する層厚ポテン
ショメ−タ58,回転選別筒11の穀粒掬い上げ状態を
検出するトラジスタ・オ−プンコレクタ式の飛散センサ
42のセンサ群,運転/停止スイッチ43が、前記信号
変換回路36を経由して、夫れ夫れ制御部25に接続さ
れている。
【0015】また、制御部25から信号変換回路36を
経由して、籾摺選別機を駆動する主モ−タ44,籾摺ロ
−ル3,3のロ−ル間隙を調節するロ−ル間隙調節モ−
タ45,籾供給調節弁39aの開度を調節するシヤッタ
開度調節モ−タ46,回転選別筒11の回転数を調節す
る円筒回転調節モ−タ47,通信機器48が、夫れ夫れ
接続されている。また、制御部25には、文字,数字等
を表示する表示管49,回転選別筒11の回転数を表示
する円筒回転数表示装置50,電流表示LED51,L
ED表示装置52,ブザ−53が、夫れ夫れ接続されて
いる。
【0016】次に、図5に示すコントロ−ルパネル54
について説明する。コントロ−ルパネル54には、例え
ば蛍光表示管方式の表示管49,円筒回転数表示装置5
0,電流表示LED51,籾ホッパ2内の籾の有無を表
示する表示部・シヤッタ開閉表示部・ロ−ル展開表示部
・異常の有無を表示するLED表示部52a,自動運転
あるいは手動運転の別を表示するLED表示部52b,
ロ−ル展開を表示するLED表示部52c,自動/手動
スイッチ30,脱ぷ率下スイッチ27,脱ぷ率上スイッ
チ26,回転選別筒11の回転数を下げ調節する円筒回
転低スイッチ29,回転選別筒11の回転数を上げ調節
する円筒回転高スイッチ28,表示切替スイッチ31
が、夫れ夫れ設けられている。
【0017】次に、CPU25の制御内容について説明
する。 まず、自動/手動スイッチ30を自動側に選択し、運
転/停止スイッチ43を運転側に操作する。すると、主
モ−タ44がONし、籾摺選別機の回転各部が駆動され
る。次いで、籾摺ロ−ル3,3の初期間隙を設定する初
期間隙設定制御が行われる。CPU25からのロ−ル間
隙の開指令信号がロ−ル間隙調節モ−タ45に出力され
て、ロ−ル間隙調節手段24が所定時間開駆動されて、
籾摺ロ−ル3,3の間隙が開調節され、負荷電流センサ
31が検出負荷電流値の変化しない籾摺ロ−ルの非接触
状態を検出すると、開調節が停止される。次いで、ロ−
ル間隙の閉指令信号が出力され、ロ−ル間隙が閉調節さ
れ、負荷電流センサ32が負荷電流値の増加を検出し、
籾摺ロ−ル3,3の微接触を確認すると、閉調節が停止
される。次いで、ロ−ル間隙の開指令信号が出力され
て、ロ−ル間隙調節モ−タ45が所定時間開調節され、
所定の初期間隙(例えば、1mm)に調節設定される。
【0018】このように、初期間隙の調節設定が終了し
た際に、負荷電流センサ32の検出値がまだ継続して減
少側に変化していたり、あるいは、無負荷電流値よりも
高い負荷電流値を検出している場合には、制御部25か
ら追加開指令信号が出力され、負荷電流センサ32の検
出結果が変化しなくなったり、あるいは、無負荷電流値
と同等の負荷電流値を検出し、籾摺ロ−ル3,3の間隙
が非接触の状態となったところで、追加の開指令信号は
停止され、初期間隙の設定が終了する。 次いで、籾供給調節弁39aを初期開度に調節するシ
ヤッタ開度初期設定制御に移行する。CPU25からシ
ヤッタ開度調節モ−タ46に開指令信号が出力されて、
籾供給調節弁39aを所定の弁開度(例えば、10mm)
に開ける初期開度設定がなされ、籾摺作業が開始され
る。
【0019】次いで、籾供給調節レバ−(図示省略)の
供給量調節設定位置まで調節する弁開度調節指令信号が
出力されて、籾供給調節弁39aが設定能率弁開度に対
応した位置に変更調節される。 次に、負荷電流値基準によるロ−ル間隙制御に移行す
る。すると、負荷電流センサ32の検出負荷電流値が制
御部25に送られて、制御基準値と検出負荷電流値が比
較される。しかして、検出負荷電流値が制御基準値より
低い場合には、ロール間隙調節モータ45に閉調節指令
信号が出力されて、籾摺ロール3,3の間隙が所定量閉
側に調節され、制御基準値へ早く復帰さし、また、制御
基準値より検出負荷電流値が高い場合には、制御部25
からロール間隙調節モータ45に開調節指令信号が出力
されて、籾摺ロール3,3の間隙が所定量開側に調節さ
れて、制御基準値へ復帰する。また、検出負荷電流値が
制御基準値の範囲内であれば、制御指令信号は出され
ず、そのままのロ−ル間隙を維持しながら、籾摺作業が
される。
【0020】次に、図6に基づきロ−ル間隙制御の一
時停止制御について説明する。負荷電流センサ32で検
出負荷電流値が読み込まれ、次いで、弁開度センサ41
の検出開度が読み込まれ、次いで、層厚センサ板11a
の回動状態が層厚ポテンショメ−タ58から読み込まれ
る。しかして、検出負荷電流値が制御基準値より大の軽
過負荷基準値以上(例えば、ブレ−カ容量の115%)
の負荷電流値を検出した場合には、籾摺ロ−ル3,3の
ロ−ル間隙が開調節される。また、検出負荷電流値が前
記軽過負荷制御基準値より大でなく、且つ、通常の制御
基準値より大の場合には、前記軽過負荷基準値によるロ
−ル間隙開調節がされたか否かの判定がされ、当該開調
節がされているときには、一定時間(例えば、20〜3
0秒)はロ−ル間隙制御が中断され、その経過後に負荷
電流値基準によるロ−ル間隙制御が再開され、また、一
定時間内にロ−ル間隙の開調節がされていないときに
は、負荷電流値基準によるロ−ル間隙制御がなされる。
【0021】このように、検出負荷電流値が軽過負荷基
準値より大でロ−ル間隙の開調節がされる。すると、こ
れに関連して籾摺ロ−ル3,3の籾摺量が増加し、回転
選別筒11側の穀粒増加し、前記層厚ポテンショメ−タ
58が増加検出し、これに関連して籾供給調節弁39a
が閉調節され、この閉調節に関連して、負荷電流センサ
32の負荷電流値は減少する。このような関連的制御が
なされるが、所定時間が経過するまではロ−ル間隙制御
が停止されるので、過敏な籾摺ロ−ル3,3への供給量
調節が少なくなり、籾摺ロ−ル3,3での籾摺量及び回
転選別筒11内の被選別穀粒量を安定させることができ
る。 前記4の制御に代えて次の制御を採用してもよい。以
下この制御内容を図7に基づき説明する。
【0022】負荷電流センサ32で検出負荷電流値が読
み込まれ、次いで、弁開度センサ41の検出開度が読み
込まれ、次いで、層厚センサ板11aの回動状態が層厚
ポテンショメ−タ58から読み込まれる。次いで、検出
負荷電流値が制御基準値より小か否かが判定され、小の
場合には、籾摺ロ−ル3,3への検出穀粒量が標準供給
量より少ないか否かの判定がされ、少ないときには、比
較的長い所定時間経過後に、ロ−ル間隙の閉調節をし、
また、籾摺ロ−ル3,3への検出穀粒量が標準供給量よ
り少なくないときには、比較的短い所定時間経過後に、
ロ−ル間隙の閉調節をする。
【0023】また、検出負荷電流値が制御基準値より小
でない場合には、検出負荷電流値が制御基準値より大の
軽過負荷基準値(例えば、ブレ−カ容量の115%)よ
り大か否かが判定され、検出負荷電流値が軽過負荷基準
値より大の時には、ロ−ル間隙の開調節がされ、また、
検出負荷電流値が軽過負荷基準値より小で制御基準値よ
り大のときには、負荷電流値基準値によるロ−ル間隙の
開閉制御が停止される。しかして、前記と同様に籾摺ロ
−ル3,3への頻繁な供給量調節が抑制されて、籾摺ロ
−ル3,3の籾摺量及び回転選別筒11の穀粒量が安定
し、作業が安定する。
【0024】次に、図1の作用について説明する。籾ホ
ッパ2に張り込まれた籾は、一対の籾摺ロ−ル3,3に
供給されて籾摺される。籾摺された摺出米は、下方の摺
落米風選路4に供給されて風選され、軽い籾殻類は吸引
排塵機5,排塵筒6を経て機外に排出され、また、重い
玄米および籾の混合米は、下方の摺落米受樋7に落下選
別される。次いで、摺落米受樋7に落下選別された混合
米は、混合米揚穀機8で揚穀されて、混合米ホッパ9に
供給され、更に、供給樋14内を搬送始端部から搬送終
端部に向けて搬送されて、回転選別筒11の選別始端側
に供給される。
【0025】回転選別筒11の選別始端側に供給された
混合米は、内周面の壷穴に嵌入して掬い上げられながら
選別され、小形の玄米は高く掬い上げられて玄米樋16
に落下選別され、また、大形の籾及び一部の玄米は低く
掬い上げられて、供給樋14に落下選別される。このよ
うにして、玄米樋16に選別された玄米は、玄米樋16
内を玄米ラセン15で回転選別筒11の選別終端側に搬
送され、次いで、玄米流下筒17,玄米流穀板18を経
由して風選されながら玄米受樋19に落下し、更に、玄
米揚穀機20を経由して機外に取り出される。
【0026】また、供給樋14に落下した混合米は、供
給ラセン13で搬送されて回転選別筒11の選別始端側
に供給されて再選別され、また、回転選別筒11内を選
別終端側に流動した選別済みの穀粒は、籾受樋21に落
下し、更に、籾揚穀機22,籾還元ホッパ23を経由し
て、籾摺ロ−ル3,3に還元されて、再度の籾摺がされ
る。
【0027】
【発明の作用効果】このように、この発明は、混合米選
別部の被選別穀粒量が増減に関連して籾摺ロ−ル3,3
への穀粒供給量が減少・増加調節され、また、籾摺ロ−
ル3,3での増減籾摺状態は負荷電流センサ32で増減
検出すると、これに関連して籾摺ロ−ル3,3の間隙が
開閉調節されながら籾摺される。
【0028】このような籾摺作業中において、軽過負荷
以上の負荷電流値の検出に関連して籾摺ロ−ル3,3の
ロ−ル間隙開調節がされた場合には、籾摺ロ−ル3,3
の自動間隙制御が所定時間停止されて、前記開調節され
たままのロ−ル間隙で所定時間籾摺作業が行われ、所定
時間経過後にロ−ル間隙制御が再開される。しかして、
籾摺ロ−ル3,3への穀粒供給量の頻繁な調節が抑制さ
れて、安定した籾摺作業をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】籾摺選別機の切断側面図及び切断背面図
【図2】要部の切断側面図
【図3】ブロック図
【図4】ブロック図
【図5】パネルの正面図
【図6】フロ−チャ−ト
【図7】フロ−チャ−ト
【符号の説明】
1…籾摺部,2…籾ホッパ,3…籾摺ロ−ル,4…摺出
米風選部,5…吸引排塵機,6…排塵筒,7…摺出米受
樋,8…混合米揚穀機,9…混合米ホッパ,10…選別
ケ−ス,11…回転選別筒,12…駆動ロ−ラ,13…
供給ラセン,14…供給樋,15…玄米ラセン,16…
玄米樋,17…玄米流下筒,18…玄米流穀板,19…
玄米受樋,20…玄米揚穀機,21…籾受樋,22…籾
揚穀機,23…籾還元ホッパ,24…ロ−ル間隙調節手
段,25…制御部,26…脱ぷ率上スイッチ,27…脱
ぷ率下スイッチ,28…円筒回転高スイッチ,29…円
筒回転低スイッチ,30…自動/手動スイッチ,31…
表示切替スイッチ,32…負荷電流センサ,33…電源
電圧センサ,34…電源周波数センサ(R−T),35
…電源周波数センサ(S−T),36…信号変換回路,
37…グレンセンサ,38…ロ−ル展開センサ,39…
シヤッタセンサ,39a 籾供給調節弁,40…回転セ
ンサ,41…弁開度センサ,42…飛散センサ,43…
運転/停止スイッチ,44…主モ−タ,45…ロ−ル間
隙調節モ−タ,46…シヤッタ開度調節モ−タ,47…
円筒回転調節モ−タ,48…通信機器,49…表示管,
50…円筒回転数表示装置,51…電流表示LED,5
2…LED表示装置,53…ブザ−,54…コントロ−
ルパネル,57…EEPROM,58…層厚ポテンショ
メ−タ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 籾摺をする一対の籾摺ロ−ル3,3
    と、前記籾摺ロ−ル3,3で籾摺された摺落米を籾・玄
    米に分離選別する混合米選別部と、前記混合米選別部の
    穀粒量の多少に関連して籾摺ロ−ル3,3への穀粒供給
    量を関連的に調節する穀粒供給量調節手段と、前記籾摺
    ロ−ル3,3を駆動する主モ−タ44と、前記主モ−タ
    44の負荷電流値を検出する負荷電流センサ32と、前
    記主モ−タ44の負荷電流値基準で一対の籾摺ロ−ル
    3,3の間隙を開閉調節する籾摺ロ−ル間隙制御手段
    と,制御基準負荷電流値よりも大の軽過負荷以上の負荷
    電流値検出に関連して前記籾摺ロ−ル間隙制御手段によ
    りロ−ル間隙開調節された場合には、前記籾摺ロ−ル間
    隙制御手段の制御を所定時間停止した後に制御を再開す
    る一時制御停止手段と、からなる籾摺選別機のロ−ル間
    隙調節装置。
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WO2006017947A1 (de) * 2004-08-18 2006-02-23 Bühler AG Verfahren zur regelung der walzenanpressung bei walzenschälern

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WO2006017947A1 (de) * 2004-08-18 2006-02-23 Bühler AG Verfahren zur regelung der walzenanpressung bei walzenschälern
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