JPH08164340A - 籾摺選別機のロ−ル間隙調節装置 - Google Patents
籾摺選別機のロ−ル間隙調節装置Info
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- JPH08164340A JPH08164340A JP30850694A JP30850694A JPH08164340A JP H08164340 A JPH08164340 A JP H08164340A JP 30850694 A JP30850694 A JP 30850694A JP 30850694 A JP30850694 A JP 30850694A JP H08164340 A JPH08164340 A JP H08164340A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】一対の籾摺ロ−ル3,3のロ−ル間隙を負荷電
流値基準で開閉調節する籾摺選別機において、作業初期
に、主モ−タ44の負荷電流センサ32及び弁開度セン
サ41の安定化状態を判断し、次いで、負荷電流値がブ
レ−カ容量を超過しているか否かを判断し、ブレ−カ容
量内と判断すると、後続の籾摺ロ−ル3,3の負荷電流
値基準によるロ−ル間隙調節制御行程に移行し、ブレ−
カ容量超過時には、ブレ−カ容量を当該ブレ−カ容量を
超えているが所定時間の継続運転ができるように増加補
正をした後に、前記負荷電流値基準によるロ−ル間隙調
節制御行程に移行する。 【効果】ロ−ル間隙の自動制御に移行した後に、急激な
ロ−ル間隙の開調節による極端な脱ぷ率の低下を防止で
き、また、ブレ−カ容量を超えているが、ブレ−カ落ち
のないぎりぎりの負荷電流値で、手動運転に近い状態で
能率的に自動の籾摺作業をすることができる。
流値基準で開閉調節する籾摺選別機において、作業初期
に、主モ−タ44の負荷電流センサ32及び弁開度セン
サ41の安定化状態を判断し、次いで、負荷電流値がブ
レ−カ容量を超過しているか否かを判断し、ブレ−カ容
量内と判断すると、後続の籾摺ロ−ル3,3の負荷電流
値基準によるロ−ル間隙調節制御行程に移行し、ブレ−
カ容量超過時には、ブレ−カ容量を当該ブレ−カ容量を
超えているが所定時間の継続運転ができるように増加補
正をした後に、前記負荷電流値基準によるロ−ル間隙調
節制御行程に移行する。 【効果】ロ−ル間隙の自動制御に移行した後に、急激な
ロ−ル間隙の開調節による極端な脱ぷ率の低下を防止で
き、また、ブレ−カ容量を超えているが、ブレ−カ落ち
のないぎりぎりの負荷電流値で、手動運転に近い状態で
能率的に自動の籾摺作業をすることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、負荷電流値基準で籾
摺ロ−ルの間隙調節をするロ−ル間隙調節の改良に関す
る。
摺ロ−ルの間隙調節をするロ−ル間隙調節の改良に関す
る。
【0002】
【従来技術】籾摺ロ−ルのロ−ル間隙を負荷電流値基準
で調節制御するロ−ル間隙調節にあっては、作業開始時
に負荷電流値基準によるロ−ル間隙制御に移行する際
に、駆動用モ−タの負荷電流値及び籾摺ロ−ルの籾供給
調節弁の安定状態にあるか否かを判断することなく、負
荷電流値基準によるロ−ル間隙調節制御に移行する形態
である。
で調節制御するロ−ル間隙調節にあっては、作業開始時
に負荷電流値基準によるロ−ル間隙制御に移行する際
に、駆動用モ−タの負荷電流値及び籾摺ロ−ルの籾供給
調節弁の安定状態にあるか否かを判断することなく、負
荷電流値基準によるロ−ル間隙調節制御に移行する形態
である。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】このような従来装置
では、負荷電流値基準によるロ−ル間隙の調節制御に移
行すると、駆動用モ−タの負荷電流値及び籾摺ロ−ルの
籾供給調節弁が安定していなかったり、電源電圧等の関
係で、籾摺ロ−ルのロ−ル間隙が急激に開調節され、極
端に脱ぷ率が低下することがあり、能率的に籾摺できな
いという問題点があつた。そこで、この発明は、このよ
うな従来装置の問題点を解消しようとするものである。
では、負荷電流値基準によるロ−ル間隙の調節制御に移
行すると、駆動用モ−タの負荷電流値及び籾摺ロ−ルの
籾供給調節弁が安定していなかったり、電源電圧等の関
係で、籾摺ロ−ルのロ−ル間隙が急激に開調節され、極
端に脱ぷ率が低下することがあり、能率的に籾摺できな
いという問題点があつた。そこで、この発明は、このよ
うな従来装置の問題点を解消しようとするものである。
【0004】
【問題を解決するための手段】このような技術的課題を
解決するためのこの発明の技術手段は、籾摺をする一対
の籾摺ロ−ル3,3と、籾摺ロ−ル3,3を駆動する主
モ−タ44と、一対の籾摺ロ−ル3,3の間隙を負荷電
流値基準で開閉調節するロ−ル間隙調節モ−タ45と、
主モ−タ44の負荷電流値を検出する負荷電流センサ3
2を有する籾摺選別機において、主モ−タ44の負荷電
流センサ32及び弁開度センサ41の調節安定状態にあ
るか否かを判断する安定化判断行程、前記安定化判断行
程において安定判断時に移行する検出負荷電流値がブレ
−カスイッチ容量の超過をしているか否かを判断するブ
レ−カスイッチ容量超過判断行程、前記ブレ−カスイッ
チ容量超過判断行程で範囲内判断時には、後続の籾摺ロ
−ル3,3の負荷電流値基準によるロ−ル間隙調節制御
行程に移行し、超過判断時には、ブレ−カスイッチ容量
を当該ブレ−カスイッチ容量を超えているが所定時間の
継続運転ができる補正増加ブレ−カスイッチ容量に補正
するブレ−カスイッチ容量補正行程を経て前記負荷電流
値基準によるロ−ル間隙調節制御行程に移行する制御手
段からなる籾摺選別機のロ−ル間隙調節装置の構成とし
た。
解決するためのこの発明の技術手段は、籾摺をする一対
の籾摺ロ−ル3,3と、籾摺ロ−ル3,3を駆動する主
モ−タ44と、一対の籾摺ロ−ル3,3の間隙を負荷電
流値基準で開閉調節するロ−ル間隙調節モ−タ45と、
主モ−タ44の負荷電流値を検出する負荷電流センサ3
2を有する籾摺選別機において、主モ−タ44の負荷電
流センサ32及び弁開度センサ41の調節安定状態にあ
るか否かを判断する安定化判断行程、前記安定化判断行
程において安定判断時に移行する検出負荷電流値がブレ
−カスイッチ容量の超過をしているか否かを判断するブ
レ−カスイッチ容量超過判断行程、前記ブレ−カスイッ
チ容量超過判断行程で範囲内判断時には、後続の籾摺ロ
−ル3,3の負荷電流値基準によるロ−ル間隙調節制御
行程に移行し、超過判断時には、ブレ−カスイッチ容量
を当該ブレ−カスイッチ容量を超えているが所定時間の
継続運転ができる補正増加ブレ−カスイッチ容量に補正
するブレ−カスイッチ容量補正行程を経て前記負荷電流
値基準によるロ−ル間隙調節制御行程に移行する制御手
段からなる籾摺選別機のロ−ル間隙調節装置の構成とし
た。
【0005】
【作用】籾摺ロ−ル3,3のロ−ル間隙を所定間隙と
し、籾供給調節弁39aを所定開度にして、籾摺作業を
開始し、籾摺ロ−ル3,3のロ−ル間隙及び籾供給調節
弁39aの弁開度が落ち着いた安定状態になると、検出
負荷電流値がブレ−カスイッチ容量を超過したか否かの
判断行程に移行する。しかして、主モ−タ44の負荷電
流値が負荷電流センサ32で検出されて、ブレ−カスイ
ッチ容量と比較され、検出負荷電流値がブレ−カスイッ
チ容量内である場合には、次の負荷電流値基準によるロ
−ル間隙制御に移行し、また、検出負荷電流値がブレ−
カスイッチ容量を超えている場合には、ブレ−カスイッ
チ容量を補正して、ブレ−カスイッチが落ちずに所定時
間継続して籾摺のできる程度に補正し、次行程の負荷電
流値基準による籾摺ロ−ル3,3のロ−ル間隙制御に移
行する。
し、籾供給調節弁39aを所定開度にして、籾摺作業を
開始し、籾摺ロ−ル3,3のロ−ル間隙及び籾供給調節
弁39aの弁開度が落ち着いた安定状態になると、検出
負荷電流値がブレ−カスイッチ容量を超過したか否かの
判断行程に移行する。しかして、主モ−タ44の負荷電
流値が負荷電流センサ32で検出されて、ブレ−カスイ
ッチ容量と比較され、検出負荷電流値がブレ−カスイッ
チ容量内である場合には、次の負荷電流値基準によるロ
−ル間隙制御に移行し、また、検出負荷電流値がブレ−
カスイッチ容量を超えている場合には、ブレ−カスイッ
チ容量を補正して、ブレ−カスイッチが落ちずに所定時
間継続して籾摺のできる程度に補正し、次行程の負荷電
流値基準による籾摺ロ−ル3,3のロ−ル間隙制御に移
行する。
【0006】
【実施例】以下、図面に示すこの発明の実施例について
説明する。まず、実施例の構成について説明する。1
は、籾摺部で、この籾摺部1は、籾ホッパ2,一対の籾
摺ロ−ル3,3等で構成されている。4は、摺落米風選
路で、前方の吸引排塵機5により発生する選別風によっ
て、籾摺部1からの摺落米が風選され、軽い籾殻は吸引
排塵機5,排塵筒6を経て機外に排出され、また、重い
玄米および籾の混合米は、下方の摺落米受樋7に落下選
別される。摺落米受樋7に落下選別された混合米は、混
合米揚穀機8で揚穀されて、混合米ホッパ9を経て、回
転選別筒11側の供給樋14の搬送始端部に供給される
構成である。
説明する。まず、実施例の構成について説明する。1
は、籾摺部で、この籾摺部1は、籾ホッパ2,一対の籾
摺ロ−ル3,3等で構成されている。4は、摺落米風選
路で、前方の吸引排塵機5により発生する選別風によっ
て、籾摺部1からの摺落米が風選され、軽い籾殻は吸引
排塵機5,排塵筒6を経て機外に排出され、また、重い
玄米および籾の混合米は、下方の摺落米受樋7に落下選
別される。摺落米受樋7に落下選別された混合米は、混
合米揚穀機8で揚穀されて、混合米ホッパ9を経て、回
転選別筒11側の供給樋14の搬送始端部に供給される
構成である。
【0007】10は、選別ケースで、この選別ケース1
0内には、内周面に多数の壷穴の構成されている回転選
別筒11が、横軸回りに回転するように、その選別始端
側(図1で右側)および選別終端側(図1で左側)が、
駆動ロ−ラ12,12,…で回転自在に支持されてい
る。この回転選別筒11内には、供給ラセン13の支架
されている供給樋14,玄米ラセン15の支架されてい
る玄米樋16が、夫れ夫れ横架されている。
0内には、内周面に多数の壷穴の構成されている回転選
別筒11が、横軸回りに回転するように、その選別始端
側(図1で右側)および選別終端側(図1で左側)が、
駆動ロ−ラ12,12,…で回転自在に支持されてい
る。この回転選別筒11内には、供給ラセン13の支架
されている供給樋14,玄米ラセン15の支架されてい
る玄米樋16が、夫れ夫れ横架されている。
【0008】この供給樋14および玄米樋16を、回転
選別筒11内に配設するにあたっては、図2に示すよう
に、供給樋14を回転選別筒11の掻き上げ側に、ま
た、玄米樋16を回転選別筒11の上方から下方へ回転
する側に配設している。この供給樋14には、回転選別
筒11の壷穴で低く掬い上げられた籾及び一部の玄米の
混合米が落下選別され、更に、供給ラセン13で供給樋
14の搬送終端側へ移送されて、回転選別筒11の選別
始端側に供給されるもので、供給樋14は混合米を受け
る機能も有している。
選別筒11内に配設するにあたっては、図2に示すよう
に、供給樋14を回転選別筒11の掻き上げ側に、ま
た、玄米樋16を回転選別筒11の上方から下方へ回転
する側に配設している。この供給樋14には、回転選別
筒11の壷穴で低く掬い上げられた籾及び一部の玄米の
混合米が落下選別され、更に、供給ラセン13で供給樋
14の搬送終端側へ移送されて、回転選別筒11の選別
始端側に供給されるもので、供給樋14は混合米を受け
る機能も有している。
【0009】玄米樋16の搬送終端側は、玄米流下筒1
7,玄米流穀板18を経て、玄米受樋19に連通されて
いる。玄米樋16に受けられた玄米は、玄米流下筒1
7,玄米流穀板18を経て玄米受樋19に落下する間に
風選され、更に、玄米受樋19から玄米揚穀機20を経
由して、機外に取り出される構成である。回転選別筒1
1の選別終端側下方には、籾受樋21が配設されてい
る。籾受樋21には籾揚穀機22が連設され、籾揚穀機
22の上端部は、籾摺部1の籾還元ホッパ23に接続さ
れている。しかして、回転選別筒11の選別終端側に流
動した選別済みの籾米を主体とした穀粒は、籾受樋21
に落下し、更に、籾揚穀機22,籾還元ホッパ23を経
て、籾摺部1に還元され、再度の籾摺がされる構成であ
る。
7,玄米流穀板18を経て、玄米受樋19に連通されて
いる。玄米樋16に受けられた玄米は、玄米流下筒1
7,玄米流穀板18を経て玄米受樋19に落下する間に
風選され、更に、玄米受樋19から玄米揚穀機20を経
由して、機外に取り出される構成である。回転選別筒1
1の選別終端側下方には、籾受樋21が配設されてい
る。籾受樋21には籾揚穀機22が連設され、籾揚穀機
22の上端部は、籾摺部1の籾還元ホッパ23に接続さ
れている。しかして、回転選別筒11の選別終端側に流
動した選別済みの籾米を主体とした穀粒は、籾受樋21
に落下し、更に、籾揚穀機22,籾還元ホッパ23を経
て、籾摺部1に還元され、再度の籾摺がされる構成であ
る。
【0010】次に、図3〜図5に基づいて、制御部の構
成について説明する。CPUを内蔵した制御部25に
は、多数のスイッチ群が接続されており、また、インタ
−フエイスである信号変換回路36を経由して、多数の
センサ群が接続されており、また、制御部25には、多
数のアクチュエ−タ群、及び、表示装置群が夫れ夫れ接
続されている。
成について説明する。CPUを内蔵した制御部25に
は、多数のスイッチ群が接続されており、また、インタ
−フエイスである信号変換回路36を経由して、多数の
センサ群が接続されており、また、制御部25には、多
数のアクチュエ−タ群、及び、表示装置群が夫れ夫れ接
続されている。
【0011】次に、これらの接続関係を具体的に説明す
る。脱ぷ率上スイッチ26,脱ぷ率下スイッチ27,円
筒回転高スイッチ28,円筒回転低スイッチ29,自動
あるいは手動に切替る自動/手動スイッチ30,円筒回
転数表示装置50に回転数や検出負荷電流値を切替表示
するための表示切替スイッチ31のスイッチ群、及び、
主モ−タ44の負荷電流値を検出する負荷電流センサ3
2,電源電圧センサ33,電源周波数(R−T)34,
電源周波数センサ(S−T)35のセンサ群、及び、籾
ホッパ2内の穀粒の有無を検出するグレンセンサ37,
籾摺ロ−ル3,3のロ−ル間隙の展開状態を検出するロ
−ル展開センサ38,籾供給調節弁39aの全閉鎖状態
を検出するシヤッタセンサ39,回転選別筒11の回転
数を検出する回転センサ40,籾供給調節弁39aの開
度を検出するポテンショメ−タからなる弁開度センサ4
1,回転選別筒11の穀粒掬い上げ状態を検出するトラ
ジスタ・オ−プンコレクタ式の飛散センサ42,運転/
停止スイッチ43のセンサ群が、信号変換回路36を経
由して、夫れ夫れ制御部25に接続されている。
る。脱ぷ率上スイッチ26,脱ぷ率下スイッチ27,円
筒回転高スイッチ28,円筒回転低スイッチ29,自動
あるいは手動に切替る自動/手動スイッチ30,円筒回
転数表示装置50に回転数や検出負荷電流値を切替表示
するための表示切替スイッチ31のスイッチ群、及び、
主モ−タ44の負荷電流値を検出する負荷電流センサ3
2,電源電圧センサ33,電源周波数(R−T)34,
電源周波数センサ(S−T)35のセンサ群、及び、籾
ホッパ2内の穀粒の有無を検出するグレンセンサ37,
籾摺ロ−ル3,3のロ−ル間隙の展開状態を検出するロ
−ル展開センサ38,籾供給調節弁39aの全閉鎖状態
を検出するシヤッタセンサ39,回転選別筒11の回転
数を検出する回転センサ40,籾供給調節弁39aの開
度を検出するポテンショメ−タからなる弁開度センサ4
1,回転選別筒11の穀粒掬い上げ状態を検出するトラ
ジスタ・オ−プンコレクタ式の飛散センサ42,運転/
停止スイッチ43のセンサ群が、信号変換回路36を経
由して、夫れ夫れ制御部25に接続されている。
【0012】また、制御部25から信号変換回路36を
経由して、籾摺選別機を駆動する主モ−タ44,籾摺ロ
−ル3,3のロ−ル間隙を調節するロ−ル間隙調節モ−
タ45,籾供給調節弁39aの開度を調節するシヤッタ
開度調節モ−タ46,回転選別筒11の回転数を調節す
る円筒回転調節モ−タ47,通信機器48が、夫れ夫れ
接続されており、また、制御部25には、文字,数字等
を表示する表示管49,回転選別筒11の回転数を表示
する円筒回転数表示装置50,電流表示LED51,L
ED表示装置52,ブザ−53が、夫れ夫れ接続されて
いる。
経由して、籾摺選別機を駆動する主モ−タ44,籾摺ロ
−ル3,3のロ−ル間隙を調節するロ−ル間隙調節モ−
タ45,籾供給調節弁39aの開度を調節するシヤッタ
開度調節モ−タ46,回転選別筒11の回転数を調節す
る円筒回転調節モ−タ47,通信機器48が、夫れ夫れ
接続されており、また、制御部25には、文字,数字等
を表示する表示管49,回転選別筒11の回転数を表示
する円筒回転数表示装置50,電流表示LED51,L
ED表示装置52,ブザ−53が、夫れ夫れ接続されて
いる。
【0013】次に、図5に示すコントロ−ルパネル54
について説明する。コントロ−ルパネル54には、例え
ば蛍光表示管方式の表示管49,円筒回転数表示装置5
0,電流表示LED51,籾有無の表示部・シヤッタ開
閉表示部・ロ−ル展開表示部・異常の有無を表示するL
ED表示部52a,自動運転あるいは手動運転の別を表
示するLED表示部52b,ロ−ル展開を表示するLE
D表示部52c,自動/手動スイッチ30,脱ぷ率下ス
イッチ27,脱ぷ率上スイッチ26,円筒回転低スイッ
チ29,円筒回転高スイッチ28,表示切替スイッチ3
1が設けられている。
について説明する。コントロ−ルパネル54には、例え
ば蛍光表示管方式の表示管49,円筒回転数表示装置5
0,電流表示LED51,籾有無の表示部・シヤッタ開
閉表示部・ロ−ル展開表示部・異常の有無を表示するL
ED表示部52a,自動運転あるいは手動運転の別を表
示するLED表示部52b,ロ−ル展開を表示するLE
D表示部52c,自動/手動スイッチ30,脱ぷ率下ス
イッチ27,脱ぷ率上スイッチ26,円筒回転低スイッ
チ29,円筒回転高スイッチ28,表示切替スイッチ3
1が設けられている。
【0014】次に、CPU25の制御内容について説明
する。 まず、自動/手動スイッチ30を自動側に選択し、運
転/停止スイッチ43を運転側に操作する。すると、主
モ−タ44がONし、籾摺選別機の回転各部が駆動され
る。次いで、最初に図6に示すように、籾摺ロ−ル3,
3の初期間隙設定制御に移行する。CPU25からのロ
−ル間隙の開指令信号がロ−ル間隙調節モ−タ45に出
力されて、籾摺ロ−ル3,3の間隙が所定時間開調節さ
れ、負荷電流センサ31が検出負荷電流値の変化しない
ロ−ルの非接触状態を検出すると、ロ−ル間隙の閉指令
信号が出力され、ロ−ル間隙が閉調節される。次いで、
負荷電流センサ32が負荷電流値の増加検出をし、籾摺
ロ−ル3,3の微接触を確認すると、次いで、ロ−ル間
隙の開指令信号が出力されて、ロ−ル間隙調節モ−タ4
5が所定時間開調節され、所定の初期間隙(例えば、1
mm)に調節設定がされる。 次いで、籾供給調節弁39aの初期開度に調節するシ
ヤッタ開度初期設定制御に移行する。CPU25からシ
ヤッタ開度調節モ−タ46に開指令信号が出力されて、
籾供給調節弁39aを所定の弁開度(例えば、10mm)
に開ける初期開度設定がなされ、籾摺作業が開始され
る。
する。 まず、自動/手動スイッチ30を自動側に選択し、運
転/停止スイッチ43を運転側に操作する。すると、主
モ−タ44がONし、籾摺選別機の回転各部が駆動され
る。次いで、最初に図6に示すように、籾摺ロ−ル3,
3の初期間隙設定制御に移行する。CPU25からのロ
−ル間隙の開指令信号がロ−ル間隙調節モ−タ45に出
力されて、籾摺ロ−ル3,3の間隙が所定時間開調節さ
れ、負荷電流センサ31が検出負荷電流値の変化しない
ロ−ルの非接触状態を検出すると、ロ−ル間隙の閉指令
信号が出力され、ロ−ル間隙が閉調節される。次いで、
負荷電流センサ32が負荷電流値の増加検出をし、籾摺
ロ−ル3,3の微接触を確認すると、次いで、ロ−ル間
隙の開指令信号が出力されて、ロ−ル間隙調節モ−タ4
5が所定時間開調節され、所定の初期間隙(例えば、1
mm)に調節設定がされる。 次いで、籾供給調節弁39aの初期開度に調節するシ
ヤッタ開度初期設定制御に移行する。CPU25からシ
ヤッタ開度調節モ−タ46に開指令信号が出力されて、
籾供給調節弁39aを所定の弁開度(例えば、10mm)
に開ける初期開度設定がなされ、籾摺作業が開始され
る。
【0015】次いで、籾供給調節レバ−(図示省略)の
供給量調節設定位置まで調節する弁開度指令信号が出力
されて、籾供給調節弁39aが設定能率弁開度に対応し
た位置に変更調節される。 次いで、負荷電流センサ32及び弁開度センサ41の
検出情報が所定時間毎に制御部25に入力され、これら
の検出値が所定値内に落ち着き、安定したか否か判断さ
れる。そして、安定すると、次のブレ−カスイッチ容量
の補正制御に移行する。すると、負荷電流センサ32か
ら検出負荷電流値が入力されて、ブレ−カスイッチ容量
と比較され、検出負荷電流値がブレ−カスイッチ容量内
である場合には、次の負荷電流値基準によるロ−ル間隙
制御に移行する。しかし、検出負荷電流値がブレ−カス
イッチ容量を超えていて、且つ、過負荷処理基準値であ
る負荷率115%を超えていない場合には、ブレ−カス
イッチ容量を、「ブレ−カスイッチ容量×所定値N(例
えば、ブレ−カスイッチが所定時間落ちないで継続運転
できる負荷率110%程度)」に補正して、次の負荷電
流値基準によるロ−ル間隙制御に移行する(負荷率11
0%程度で通常5〜10分間程度ブレ−カスイッチが落
ちずに籾摺できる。)。
供給量調節設定位置まで調節する弁開度指令信号が出力
されて、籾供給調節弁39aが設定能率弁開度に対応し
た位置に変更調節される。 次いで、負荷電流センサ32及び弁開度センサ41の
検出情報が所定時間毎に制御部25に入力され、これら
の検出値が所定値内に落ち着き、安定したか否か判断さ
れる。そして、安定すると、次のブレ−カスイッチ容量
の補正制御に移行する。すると、負荷電流センサ32か
ら検出負荷電流値が入力されて、ブレ−カスイッチ容量
と比較され、検出負荷電流値がブレ−カスイッチ容量内
である場合には、次の負荷電流値基準によるロ−ル間隙
制御に移行する。しかし、検出負荷電流値がブレ−カス
イッチ容量を超えていて、且つ、過負荷処理基準値であ
る負荷率115%を超えていない場合には、ブレ−カス
イッチ容量を、「ブレ−カスイッチ容量×所定値N(例
えば、ブレ−カスイッチが所定時間落ちないで継続運転
できる負荷率110%程度)」に補正して、次の負荷電
流値基準によるロ−ル間隙制御に移行する(負荷率11
0%程度で通常5〜10分間程度ブレ−カスイッチが落
ちずに籾摺できる。)。
【0016】なお、安定したか否かの判断行程に替え
て、例えば、籾摺ロ−ル3,3の摩耗により負荷が減少
する20分程度の所定時間を設定しておいて、この時間
が経過すると、作業が安定したものと判断して、次のブ
レ−カスイッチ容量の補正制御に移行する構成としても
よい。また、検出負荷電流値がブレ−カスイッチ容量の
115%である過負荷基準を超える場合には、ブレ−カ
スイッチが落ちて籾摺作業が中止される構成である。こ
のような場合には、設定脱ぷ率を低めに設定変更した
り、あるいは、籾供給調節弁39aの供給量を減少側に
設定変更して籾摺作業を再開する。
て、例えば、籾摺ロ−ル3,3の摩耗により負荷が減少
する20分程度の所定時間を設定しておいて、この時間
が経過すると、作業が安定したものと判断して、次のブ
レ−カスイッチ容量の補正制御に移行する構成としても
よい。また、検出負荷電流値がブレ−カスイッチ容量の
115%である過負荷基準を超える場合には、ブレ−カ
スイッチが落ちて籾摺作業が中止される構成である。こ
のような場合には、設定脱ぷ率を低めに設定変更した
り、あるいは、籾供給調節弁39aの供給量を減少側に
設定変更して籾摺作業を再開する。
【0017】このようにブレ−カスイッチ容量が増加側
に変更された後に、負荷電流値基準によるロ−ル間隙調
節制御に移行するので、ロ−ル間隙の自動制御に移行し
た際に、急激なロ−ル間隙の開調節による極端な脱ぷ率
の低下を防止できて、混合米選別部での玄米への籾混入
を防止できて選別が安定する。また、ブレ−カスイッチ
容量を超えているが、ブレ−カスイッチの落ちないとこ
ろで、ベテランのオペレ−タの手動運転に近い状態で籾
摺作業を継続でき、籾摺作業が円滑化する。
に変更された後に、負荷電流値基準によるロ−ル間隙調
節制御に移行するので、ロ−ル間隙の自動制御に移行し
た際に、急激なロ−ル間隙の開調節による極端な脱ぷ率
の低下を防止できて、混合米選別部での玄米への籾混入
を防止できて選別が安定する。また、ブレ−カスイッチ
容量を超えているが、ブレ−カスイッチの落ちないとこ
ろで、ベテランのオペレ−タの手動運転に近い状態で籾
摺作業を継続でき、籾摺作業が円滑化する。
【0018】なお、この実施例に替えて、図7に示すよ
うに、前記の負荷電流センサ32及び弁開度センサ41
の検出情報が安定すると、検出負荷電流値のブレ−カス
イッチ容量を超えているか否かの判断がされ、ブレ−カ
スイッチ容量を超えているが、過負荷停止処理のされる
負荷率115%以下である場合には、籾摺ロ−ル3,3
のロ−ル間隙を開閉調節しない固定状態として、籾摺作
業を継続する。しかして、所定時間(例えば、20分程
度)の継続運転をすると、籾摺ロ−ル3,3の摩耗によ
り検出負荷電流値が順次減少し、検出負荷電流値がブレ
−カスイッチ容量を超えなくなった時に、次の負荷電流
値基準によるロ−ル間隙制御に移行する構成としてもよ
く、同様の効果が期待できる。 次いで、負荷電流値基準によるロ−ル間隙制御に移行
する。すると、負荷電流センサ32の検出負荷電流値が
制御部25に送られて、制御基準負荷電流値と検出負荷
電流値が比較され、検出負荷電流値が制御基準負荷電流
値より高い(あるいは、低い)場合には、ロール間隙調
節モータ45に開(あるいは閉)指令信号が出力され
て、籾摺ロール3,3の間隙が所定量開側(あるいは閉
側)に調節され、検出負荷電流値の制御基準負荷電流値
への復帰が図られる。また、検出負荷電流値が制御基準
負荷電流値の範囲内であれば、制御指令信号は出され
ず、そのままのロ−ル間隙を維持しながら、籾摺作業が
される。
うに、前記の負荷電流センサ32及び弁開度センサ41
の検出情報が安定すると、検出負荷電流値のブレ−カス
イッチ容量を超えているか否かの判断がされ、ブレ−カ
スイッチ容量を超えているが、過負荷停止処理のされる
負荷率115%以下である場合には、籾摺ロ−ル3,3
のロ−ル間隙を開閉調節しない固定状態として、籾摺作
業を継続する。しかして、所定時間(例えば、20分程
度)の継続運転をすると、籾摺ロ−ル3,3の摩耗によ
り検出負荷電流値が順次減少し、検出負荷電流値がブレ
−カスイッチ容量を超えなくなった時に、次の負荷電流
値基準によるロ−ル間隙制御に移行する構成としてもよ
く、同様の効果が期待できる。 次いで、負荷電流値基準によるロ−ル間隙制御に移行
する。すると、負荷電流センサ32の検出負荷電流値が
制御部25に送られて、制御基準負荷電流値と検出負荷
電流値が比較され、検出負荷電流値が制御基準負荷電流
値より高い(あるいは、低い)場合には、ロール間隙調
節モータ45に開(あるいは閉)指令信号が出力され
て、籾摺ロール3,3の間隙が所定量開側(あるいは閉
側)に調節され、検出負荷電流値の制御基準負荷電流値
への復帰が図られる。また、検出負荷電流値が制御基準
負荷電流値の範囲内であれば、制御指令信号は出され
ず、そのままのロ−ル間隙を維持しながら、籾摺作業が
される。
【0019】次に、製品の出荷時に行なわれるシステ
ム設定について説明する。このシステム設定は、運転・
停止スイッチ43の停止中に、スイッチ群のいずれか二
つのスイッチ、例えば、コントロ−ルパネル54の下部
両側スイッチである、表示切替スイッチ31をONした
状態で、自動/手動スイッチ30をONすることにより
開始される。このようなシステム設定の選択、及び、後
述のシステム項目の選択に関連して、スイッチ群の機能
変換がなされ、例えば、脱ぷ率上スイッチ26及び脱ぷ
率下スイッチ27は、後述のように、システム設定項目
の選択機能を果たすものに変換され、また、円筒回転高
スイッチ28及び円筒回転低スイッチ29は、後述のよ
うに、負荷電流値の増減調節機能を果たすものに変換さ
れる。
ム設定について説明する。このシステム設定は、運転・
停止スイッチ43の停止中に、スイッチ群のいずれか二
つのスイッチ、例えば、コントロ−ルパネル54の下部
両側スイッチである、表示切替スイッチ31をONした
状態で、自動/手動スイッチ30をONすることにより
開始される。このようなシステム設定の選択、及び、後
述のシステム項目の選択に関連して、スイッチ群の機能
変換がなされ、例えば、脱ぷ率上スイッチ26及び脱ぷ
率下スイッチ27は、後述のように、システム設定項目
の選択機能を果たすものに変換され、また、円筒回転高
スイッチ28及び円筒回転低スイッチ29は、後述のよ
うに、負荷電流値の増減調節機能を果たすものに変換さ
れる。
【0020】次いで、複数のスイッチ群のいずれか二
つ、例えば、脱ぷ率上スイッチ26あるいは脱ぷ率下ス
イッチ27をONすると、システム設定の項目、例え
ば、型式設定,部品の使用時間設定,過負荷電流値率補
正,回転選別筒11の飛散位置調節補正,元電源電圧補
正,負荷電流値補正等の項目が、昇順あるいは降順で切
替られ、所定の項目を選択できる構成である。
つ、例えば、脱ぷ率上スイッチ26あるいは脱ぷ率下ス
イッチ27をONすると、システム設定の項目、例え
ば、型式設定,部品の使用時間設定,過負荷電流値率補
正,回転選別筒11の飛散位置調節補正,元電源電圧補
正,負荷電流値補正等の項目が、昇順あるいは降順で切
替られ、所定の項目を選択できる構成である。
【0021】このようにして、負荷電流値補正が選択さ
れた場合のシステム設定について、以下説明する。図8
に示すように、三相RSTの元電源が籾摺選別機を駆動
する主モ−タ55に供給され、三相内の一相の負荷電流
が負荷電流センサ32で検出され、バッファを経由し
て、制御部25に送られる。また、クリップ電流計56
で前記一相の負荷電流を検出する構成である。
れた場合のシステム設定について、以下説明する。図8
に示すように、三相RSTの元電源が籾摺選別機を駆動
する主モ−タ55に供給され、三相内の一相の負荷電流
が負荷電流センサ32で検出され、バッファを経由し
て、制御部25に送られる。また、クリップ電流計56
で前記一相の負荷電流を検出する構成である。
【0022】前記のように負荷電流値補正の項目が選択
されると、制御部25内臓の不揮発性メモリであるEE
PROM57に記憶されているデ−タが表示管49に表
示される。この表示内容は、負荷電流補正では、設定変
更できる設定値の変更幅(例えば、80〜120%),
メッセ−ジとして現在の負荷電流値及び調節率(例え
ば、「デンリュウ:10.0A 100%),初期値の
調節率(例えば100%)が表示される。
されると、制御部25内臓の不揮発性メモリであるEE
PROM57に記憶されているデ−タが表示管49に表
示される。この表示内容は、負荷電流補正では、設定変
更できる設定値の変更幅(例えば、80〜120%),
メッセ−ジとして現在の負荷電流値及び調節率(例え
ば、「デンリュウ:10.0A 100%),初期値の
調節率(例えば100%)が表示される。
【0023】次に、補正操作について説明する。負荷電
流センサ32の検出負荷電流値は、前記のように表示管
49に、例えば、デンリュウ:10.0A 100%,
初期値の調節率:100%が表示されており、クリップ
電流計56の負荷電流値を読み取り、前記の表示と比較
し、クリップ電流計56の検出値を基準にして、前記負
荷電流センサ32の表示欄の負荷電流値を調節補正す
る。即ち、円筒回転高スイッチ28で増加変更側に操作
したり、あるいは、円筒回転低スイッチ29で減少調節
側に操作して、クリップ電流計56の検出値と表示管4
9の検出負荷電流値とを合致させるように調整する。
流センサ32の検出負荷電流値は、前記のように表示管
49に、例えば、デンリュウ:10.0A 100%,
初期値の調節率:100%が表示されており、クリップ
電流計56の負荷電流値を読み取り、前記の表示と比較
し、クリップ電流計56の検出値を基準にして、前記負
荷電流センサ32の表示欄の負荷電流値を調節補正す
る。即ち、円筒回転高スイッチ28で増加変更側に操作
したり、あるいは、円筒回転低スイッチ29で減少調節
側に操作して、クリップ電流計56の検出値と表示管4
9の検出負荷電流値とを合致させるように調整する。
【0024】なお、このようにして、補正設定が終了す
ると、新たな設定値は補正変更毎に確立し、EEPRO
M57に記憶され、以降の制御においては、負荷電流セ
ンサ32の検出負荷電流値かEEPROM57の記憶さ
れた補正率で補正される。なお、この実施例では、円筒
回転高スイッチ28を一回ONすると、+1%増加側に
調節され,円筒回転低スイッチ29を一回ONすると、
−1%減少側に調節され、電源スイッチ(図示省略)を
OFFすることにより、このシステム設定は終了するよ
うに構成されている。
ると、新たな設定値は補正変更毎に確立し、EEPRO
M57に記憶され、以降の制御においては、負荷電流セ
ンサ32の検出負荷電流値かEEPROM57の記憶さ
れた補正率で補正される。なお、この実施例では、円筒
回転高スイッチ28を一回ONすると、+1%増加側に
調節され,円筒回転低スイッチ29を一回ONすると、
−1%減少側に調節され、電源スイッチ(図示省略)を
OFFすることにより、このシステム設定は終了するよ
うに構成されている。
【0025】従来装置では、コントロ−ルボックス内の
制御基盤に設けたボリュ−ムを回転調整して負荷電流値
の補正をしていたが、機体の振動によりボリュ−ムの位
置がずれることがあり、これの防止のために、接着剤で
固定する等の措置が必要があり、調整が困難であった。
しかし、この実施例では、前述のように、1%単位のき
めの細かい調整ができ、しかも、補正率について、初期
補正率及び変更後の補正率を表示することにより、補正
ゼロの原点への復帰が容易となり、以後の補正操作が容
易となる。 次に、システム設定の一つである回転選別筒11の玄
米飛散位置の補正設定について説明する。
制御基盤に設けたボリュ−ムを回転調整して負荷電流値
の補正をしていたが、機体の振動によりボリュ−ムの位
置がずれることがあり、これの防止のために、接着剤で
固定する等の措置が必要があり、調整が困難であった。
しかし、この実施例では、前述のように、1%単位のき
めの細かい調整ができ、しかも、補正率について、初期
補正率及び変更後の補正率を表示することにより、補正
ゼロの原点への復帰が容易となり、以後の補正操作が容
易となる。 次に、システム設定の一つである回転選別筒11の玄
米飛散位置の補正設定について説明する。
【0026】脱ぷ率上スイッチ26あるいは脱ぷ率下ス
イッチ27をONして、システム設定の項目を切替て、
回転選別筒11の玄米飛散位置の補正設定を選択する。
すると、EEPROM57に記憶されている当該項目に
関するデ−タが表示管49に表示される。この表示内容
は、次のとおりである。即ち、設定変更できる回転選別
筒11の回転数幅である+所定回転数,−所定回転数、
メッセ−ジとして補正を必要とする回転数、例えば、+
1回転あるいは−1回転(穀粒非供給時の基準回転数と
回転センサ40の検出回転数とから算出して表示す
る。)、前記基準回転数に対する補正回転数を示す初期
値(例えば±0)の表示がされる。
イッチ27をONして、システム設定の項目を切替て、
回転選別筒11の玄米飛散位置の補正設定を選択する。
すると、EEPROM57に記憶されている当該項目に
関するデ−タが表示管49に表示される。この表示内容
は、次のとおりである。即ち、設定変更できる回転選別
筒11の回転数幅である+所定回転数,−所定回転数、
メッセ−ジとして補正を必要とする回転数、例えば、+
1回転あるいは−1回転(穀粒非供給時の基準回転数と
回転センサ40の検出回転数とから算出して表示す
る。)、前記基準回転数に対する補正回転数を示す初期
値(例えば±0)の表示がされる。
【0027】しかして、円筒回転高スイッチ28,円筒
回転低スイッチ29を1回ONすると、夫れ夫れ1rp
m増加変更、あるいは、1rem減少変更されるので、
円筒回転高スイッチ28あるいは円筒回転低スイッチ2
9を必要回数操作して、回転センサ40の検出値と基準
回転数とを合致させるように調整する。なお、前記の補
正回転数は、前記の変更操作毎にEEPROM57に記
憶され、補正設定が終了すると、新たな設定値は補正変
更毎に確立し、EEPROM57に記憶される。しかし
て、以降の円筒回転数制御において、回転センサ40の
検出回転数にEEPROM57の記憶された補正回転数
に基づき補正されて、補正された回転数が表示されると
ともに、回転選別筒11の回転数の制御がされる。この
ように、回転数を1rpm毎にきめ細かく補正できて、
適正な穀粒の選別ができる。
回転低スイッチ29を1回ONすると、夫れ夫れ1rp
m増加変更、あるいは、1rem減少変更されるので、
円筒回転高スイッチ28あるいは円筒回転低スイッチ2
9を必要回数操作して、回転センサ40の検出値と基準
回転数とを合致させるように調整する。なお、前記の補
正回転数は、前記の変更操作毎にEEPROM57に記
憶され、補正設定が終了すると、新たな設定値は補正変
更毎に確立し、EEPROM57に記憶される。しかし
て、以降の円筒回転数制御において、回転センサ40の
検出回転数にEEPROM57の記憶された補正回転数
に基づき補正されて、補正された回転数が表示されると
ともに、回転選別筒11の回転数の制御がされる。この
ように、回転数を1rpm毎にきめ細かく補正できて、
適正な穀粒の選別ができる。
【0028】次に、制御部25の負荷電流値の表示内
容について説明する。負荷電流センサ32で主モ−タ4
4の負荷電流値が所定時間毎に検出され、この検出値の
所定回数の平均値で負荷電流値を算出し、所定時間毎に
更新しながら7セグメント式の2個の円筒回転数表示装
置50に、円筒回転数等と順次切替られながら検出負荷
電流値が表示される。また、例えば、8個のLED表示
装置で構成されている電流表示LED51には、前記の
主モ−タ44の過負荷基準負荷電流値に対する負荷率、
即ち、検出負荷電流値が主モ−タ44のブレ−カスイッ
チ(図示省略)容量に対する割合を表示している。ま
た、この表示下限を当該籾摺選別機の自動制御可能の下
限とし、表示上限を前記ブレ−カスイッチ落ちの防止上
限としている。なお、前記の検出負荷電流値が算出され
る度に、電流表示LED51に負荷率が表示される。
容について説明する。負荷電流センサ32で主モ−タ4
4の負荷電流値が所定時間毎に検出され、この検出値の
所定回数の平均値で負荷電流値を算出し、所定時間毎に
更新しながら7セグメント式の2個の円筒回転数表示装
置50に、円筒回転数等と順次切替られながら検出負荷
電流値が表示される。また、例えば、8個のLED表示
装置で構成されている電流表示LED51には、前記の
主モ−タ44の過負荷基準負荷電流値に対する負荷率、
即ち、検出負荷電流値が主モ−タ44のブレ−カスイッ
チ(図示省略)容量に対する割合を表示している。ま
た、この表示下限を当該籾摺選別機の自動制御可能の下
限とし、表示上限を前記ブレ−カスイッチ落ちの防止上
限としている。なお、前記の検出負荷電流値が算出され
る度に、電流表示LED51に負荷率が表示される。
【0029】また、この電流表示LED51の表示が、
左側の表示下限に近い場合,中間部の表示の場合,右側
の表示上限に近い場合には、夫れ夫れ能率上げ可能,適
正作業状態,能率下げ等のメッセ−ジ表示を、表示管4
9に行ない、オペレ−タの参考に供する構成である。な
お、このメッセ−ジ表示は検出負荷電流値の算出される
所定時間毎に更新され、非検出時には検出なしの表示を
する。
左側の表示下限に近い場合,中間部の表示の場合,右側
の表示上限に近い場合には、夫れ夫れ能率上げ可能,適
正作業状態,能率下げ等のメッセ−ジ表示を、表示管4
9に行ない、オペレ−タの参考に供する構成である。な
お、このメッセ−ジ表示は検出負荷電流値の算出される
所定時間毎に更新され、非検出時には検出なしの表示を
する。
【0030】このように構成されているので、オペレ−
タは円筒回転数表示装置50の検出負荷電流値の表示を
見ながら、脱ぷ率上スイッチ26,脱ぷ率下スイッチ2
7を調節操作して、例えば、経験的に作業能率が上がる
所定の負荷電流値を選択して作業をすることができ、ま
た、電流表示LED51の表示により、機械の能率の限
界を知ることができ、安定した籾摺選別作業をすること
ができる。なお、電流表示LED51には、ブレ−カス
イッチ容量に対する負荷率を算出表示するものであるの
で、負荷電流値の異なる小型から大型の制御部を共用で
きるメリットもある。
タは円筒回転数表示装置50の検出負荷電流値の表示を
見ながら、脱ぷ率上スイッチ26,脱ぷ率下スイッチ2
7を調節操作して、例えば、経験的に作業能率が上がる
所定の負荷電流値を選択して作業をすることができ、ま
た、電流表示LED51の表示により、機械の能率の限
界を知ることができ、安定した籾摺選別作業をすること
ができる。なお、電流表示LED51には、ブレ−カス
イッチ容量に対する負荷率を算出表示するものであるの
で、負荷電流値の異なる小型から大型の制御部を共用で
きるメリットもある。
【0031】なお、前記の電流表示LED51の表示方
式は、他の表示にも応用できる。例えば、元電源電圧表
示に応用して、使用電圧範囲の充足率を表示するように
し、低電圧時には、周辺の機械を止める等して、電圧低
下を防止しながら作業を行なうことができる。また、回
転選別筒11で供給樋14に掬い上げられる穀粒比率を
表示するようにしてもよい。即ち、供給樋14に上下方
向に複数の穀粒飛散センサ(図示省略)を設け、飛散検
出のセンサ数と全センサ数とで穀粒の掬い上げ比率を算
出表示する。また、これらの複数の表示を所定時間毎に
切替て表示する構成としてもよい。 次に、円筒回転高スイッチ28,円筒回転低スイッチ
29の自動運転及び手動運転における機能の切替につい
て説明する。
式は、他の表示にも応用できる。例えば、元電源電圧表
示に応用して、使用電圧範囲の充足率を表示するように
し、低電圧時には、周辺の機械を止める等して、電圧低
下を防止しながら作業を行なうことができる。また、回
転選別筒11で供給樋14に掬い上げられる穀粒比率を
表示するようにしてもよい。即ち、供給樋14に上下方
向に複数の穀粒飛散センサ(図示省略)を設け、飛散検
出のセンサ数と全センサ数とで穀粒の掬い上げ比率を算
出表示する。また、これらの複数の表示を所定時間毎に
切替て表示する構成としてもよい。 次に、円筒回転高スイッチ28,円筒回転低スイッチ
29の自動運転及び手動運転における機能の切替につい
て説明する。
【0032】機体の運転時において、自動/手動スイッ
チ30が自動運転側に切替られると、円筒回転高スイッ
チ28,円筒回転低スイッチ29は、制御基準回転数の
変更ができる機能に変換され、円筒回転高スイッチ28
を1回ONする毎に、1rpmずつ制御基準回転数が増
加変更され、円筒回転低スイッチ29を1回ずつONす
る毎に、1rpmずつ制御基準回転数が減少変更され
る。
チ30が自動運転側に切替られると、円筒回転高スイッ
チ28,円筒回転低スイッチ29は、制御基準回転数の
変更ができる機能に変換され、円筒回転高スイッチ28
を1回ONする毎に、1rpmずつ制御基準回転数が増
加変更され、円筒回転低スイッチ29を1回ずつONす
る毎に、1rpmずつ制御基準回転数が減少変更され
る。
【0033】また、自動/手動スイッチ30が手動運転
側に切替られると、円筒回転高スイッチ28,円筒回転
低スイッチ29は、回転選別筒11の回転数を調節でき
る機能に変換され、円筒回転高スイッチ28を1回ON
する毎に1rpmずつ、あるいは、ON時間の間連続し
て増加調節され、円筒回転低スイッチ29を1回ずつO
Nする毎に1rpmずつ、あるいは、ON時間の間連続
して減少調節される構成である。
側に切替られると、円筒回転高スイッチ28,円筒回転
低スイッチ29は、回転選別筒11の回転数を調節でき
る機能に変換され、円筒回転高スイッチ28を1回ON
する毎に1rpmずつ、あるいは、ON時間の間連続し
て増加調節され、円筒回転低スイッチ29を1回ずつO
Nする毎に1rpmずつ、あるいは、ON時間の間連続
して減少調節される構成である。
【0034】なお、回転選別筒11の回転駆動部には、
回転選別筒11の駆動ロ−ラ12のプ−リ,無段変速プ
−リ,伝動ベルト等からなる回転数調節手段が構成され
ていて、回転数調節モ−タ(図示省略)を正転あるいは
逆転して、増減調節をする。従来装置にあつては、手動
運転中は、コントロ−ルボックスのスイッチ群の操作で
は回転選別筒11の回転数調節ができず、回転選別筒1
1のプ−リ,無段変速プ−リ,伝動ベルト等からなる回
転数調節手段に対して、操作レバ−を介してテンション
プ−リを調節して、回転数調節を行なっていたが、この
実施例では、コントロ−ルボックスのスイッチ操作によ
り、楽に回転選別筒11の回転数調節ができる。
回転選別筒11の駆動ロ−ラ12のプ−リ,無段変速プ
−リ,伝動ベルト等からなる回転数調節手段が構成され
ていて、回転数調節モ−タ(図示省略)を正転あるいは
逆転して、増減調節をする。従来装置にあつては、手動
運転中は、コントロ−ルボックスのスイッチ群の操作で
は回転選別筒11の回転数調節ができず、回転選別筒1
1のプ−リ,無段変速プ−リ,伝動ベルト等からなる回
転数調節手段に対して、操作レバ−を介してテンション
プ−リを調節して、回転数調節を行なっていたが、この
実施例では、コントロ−ルボックスのスイッチ操作によ
り、楽に回転選別筒11の回転数調節ができる。
【0035】次に、図1及び図2の作用について説明す
る。籾ホッパ2に張り込まれた籾は、一対の籾摺ロ−ル
3,3に供給されて籾摺される。籾摺された摺出米は、
下方の摺落米風選路4に供給されて風選され、軽い籾殻
類は吸引排塵機5,排塵筒6を経て機外に排出され、ま
た、重い玄米および籾の混合米は、下方の摺落米受樋7
に落下選別される。次いで、摺落米受樋7に落下選別さ
れた混合米は、混合米揚穀機8で揚穀されて、混合米ホ
ッパ9に供給され、更に、供給樋14内を搬送始端部か
ら搬送終端部に向けて搬送されて、回転選別筒11の選
別始端側に供給される。
る。籾ホッパ2に張り込まれた籾は、一対の籾摺ロ−ル
3,3に供給されて籾摺される。籾摺された摺出米は、
下方の摺落米風選路4に供給されて風選され、軽い籾殻
類は吸引排塵機5,排塵筒6を経て機外に排出され、ま
た、重い玄米および籾の混合米は、下方の摺落米受樋7
に落下選別される。次いで、摺落米受樋7に落下選別さ
れた混合米は、混合米揚穀機8で揚穀されて、混合米ホ
ッパ9に供給され、更に、供給樋14内を搬送始端部か
ら搬送終端部に向けて搬送されて、回転選別筒11の選
別始端側に供給される。
【0036】回転選別筒11の選別始端側に供給された
混合米は、内周面の壷穴に嵌入して掬い上げられながら
選別され、小形の玄米は高く掬い上げられて玄米樋16
に落下選別され、また、大形の籾及び一部の玄米は低く
掬い上げられて、供給樋14に落下選別される。このよ
うにして、玄米樋16に選別された玄米は、玄米樋16
内を玄米ラセン15で回転選別筒11の選別終端側に搬
送され、次いで、玄米流下筒17,玄米流穀板18を経
由して風選されながら玄米受樋19に落下し、更に、玄
米揚穀機20を経由して機外に取り出される。
混合米は、内周面の壷穴に嵌入して掬い上げられながら
選別され、小形の玄米は高く掬い上げられて玄米樋16
に落下選別され、また、大形の籾及び一部の玄米は低く
掬い上げられて、供給樋14に落下選別される。このよ
うにして、玄米樋16に選別された玄米は、玄米樋16
内を玄米ラセン15で回転選別筒11の選別終端側に搬
送され、次いで、玄米流下筒17,玄米流穀板18を経
由して風選されながら玄米受樋19に落下し、更に、玄
米揚穀機20を経由して機外に取り出される。
【0037】また、供給樋14に落下した混合米は、供
給ラセン13で搬送されて回転選別筒11の選別始端側
に供給されて再選別され、また、回転選別筒11内を選
別終端側に流動した選別済みの穀粒は、籾受樋21に落
下し、更に、籾揚穀機22,籾還元ホッパ23を経由し
て、籾摺ロ−ル3,3に還元されて、再度の籾摺がされ
る。
給ラセン13で搬送されて回転選別筒11の選別始端側
に供給されて再選別され、また、回転選別筒11内を選
別終端側に流動した選別済みの穀粒は、籾受樋21に落
下し、更に、籾揚穀機22,籾還元ホッパ23を経由し
て、籾摺ロ−ル3,3に還元されて、再度の籾摺がされ
る。
【0038】このようにして籾摺選別されるのである
が、前述のように自動運転が開始されると、ブレ−カス
イッチ(図示省略)がONされ、次いで、籾摺ロ−ル
3,3が初期間隙に調節され、次いで、籾供給調節弁3
9aの弁開度が初期開度に設定されて、籾摺作業が開始
される。次いで、籾摺ロ−ル3,3の間隙及び籾供給調
節弁39aの弁開度が、所定検出値内に落ち着き、籾摺
選別状態が安定したか否判断され、安定状態になると、
主モ−タ44の負荷電流値が負荷電流センサ32で検出
されて、ブレ−カスイッチ容量と比較され、検出負荷電
流値がブレ−カスイッチ容量内である場合には、次の負
荷電流値基準によるロ−ル間隙制御に移行し、また、検
出負荷電流値がブレ−カスイッチ容量を超えている場合
には、ブレ−カスイッチ容量を、「ブレ−カスイッチ容
量×所定値N」に補正して、次の負荷電流値基準による
ロ−ル間隙制御に移行する。
が、前述のように自動運転が開始されると、ブレ−カス
イッチ(図示省略)がONされ、次いで、籾摺ロ−ル
3,3が初期間隙に調節され、次いで、籾供給調節弁3
9aの弁開度が初期開度に設定されて、籾摺作業が開始
される。次いで、籾摺ロ−ル3,3の間隙及び籾供給調
節弁39aの弁開度が、所定検出値内に落ち着き、籾摺
選別状態が安定したか否判断され、安定状態になると、
主モ−タ44の負荷電流値が負荷電流センサ32で検出
されて、ブレ−カスイッチ容量と比較され、検出負荷電
流値がブレ−カスイッチ容量内である場合には、次の負
荷電流値基準によるロ−ル間隙制御に移行し、また、検
出負荷電流値がブレ−カスイッチ容量を超えている場合
には、ブレ−カスイッチ容量を、「ブレ−カスイッチ容
量×所定値N」に補正して、次の負荷電流値基準による
ロ−ル間隙制御に移行する。
【0039】従って、負荷電流値基準によるロ−ル間隙
の自動制御に移行した後に、急激なロ−ル間隙の開調節
による極端な脱ぷ率の低下を防止でき、混合米選別部で
の玄米への籾混入を防止できて作業能率が安定し、ま
た、ブレ−カスイッチ容量を超えているが、ブレ−カス
イッチの落ちないぎりぎりの負荷電流値で、ベテラン・
オペレ−タの手動運転に近い状態で自動の籾摺作業を継
続できる。
の自動制御に移行した後に、急激なロ−ル間隙の開調節
による極端な脱ぷ率の低下を防止でき、混合米選別部で
の玄米への籾混入を防止できて作業能率が安定し、ま
た、ブレ−カスイッチ容量を超えているが、ブレ−カス
イッチの落ちないぎりぎりの負荷電流値で、ベテラン・
オペレ−タの手動運転に近い状態で自動の籾摺作業を継
続できる。
【0040】
【発明の作用効果】このように、この発明は、負荷電流
値基準によるロ−ル間隙の自動制御に移行した後に、急
激なロ−ル間隙の開調節による極端な脱ぷ率の低下を防
止でき、また、ブレ−カスイッチの容量を超えている
が、ブレ−カスイッチの落ちないぎりぎりの負荷電流値
で、手動運転に近い状態で能率的に自動の籾摺作業をす
ることができる。
値基準によるロ−ル間隙の自動制御に移行した後に、急
激なロ−ル間隙の開調節による極端な脱ぷ率の低下を防
止でき、また、ブレ−カスイッチの容量を超えている
が、ブレ−カスイッチの落ちないぎりぎりの負荷電流値
で、手動運転に近い状態で能率的に自動の籾摺作業をす
ることができる。
【図1】籾摺選別機の切断側面図
【図2】籾摺選別機の切断背面図
【図3】ブロック図
【図4】ブロック図
【図5】パネルの正面図
【図6】フロ−チャ−ト
【図7】フロ−チャ−ト
【図8】ブロック図
1 籾摺部 2 籾ホッパ 3 籾摺ロ−ル 4 摺出米風選部 5 吸引排塵機 6 排塵筒 7 摺出米受樋 8 混合米揚穀機 9 混合米ホッパ 10 選別ケ−ス 11 回転選別筒 12 駆動ロ−ラ 13 供給ラセン 14 供給樋 15 玄米ラセン 16 玄米樋 17 玄米流下筒 18 玄米流穀板 19 玄米受樋 20 玄米揚穀機 21 籾受樋 22 籾揚穀機 23 籾還元ホッパ 25 制御部 26 脱ぷ率上スイッチ 27 脱ぷ率下スイッチ 28 円筒回転高スイッチ 29 円筒回転低スイッチ 30 自動/手動スイッチ 31 表示切替スイッチ 32 負荷電流センサ 33 電源電圧センサ 34 電源周波数センサ(R−T) 35 電源周波数センサ(S−T) 36 信号変換回路 37 グレンセンサ 38 ロ−ル展開センサ 39 シヤッタセンサ 39a 籾供給調節弁 40 回転センサ 41 弁開度センサ 42 飛散センサ 43 運転/停止スイッチ 44 主モ−タ 45 ロ−ル間隙調節モ−タ 46 シヤッタ開度調節モ−タ 47 円筒回転調節モ−タ 48 通信機器 49 表示管 50 円筒回転数表示装置 51 電流表示LED 52 LED表示装置 53 ブザ− 54 コントロ−ルパネル 56 クリップ電流計 57 EEPROM
Claims (1)
- 【請求項1】 籾摺をする一対の籾摺ロ−ル3,3
と、籾摺ロ−ル3,3を駆動する主モ−タ44と、一対
の籾摺ロ−ル3,3の間隙を負荷電流値基準で開閉調節
するロ−ル間隙調節モ−タ45と、主モ−タ44の負荷
電流値を検出する負荷電流センサ32を有する籾摺選別
機において、 主モ−タ44の負荷電流センサ32及び弁開度センサ4
1の調節安定状態にあるか否かを判断する安定化判断行
程、前記安定化判断行程において安定判断時に移行する
検出負荷電流値がブレ−カスイッチ容量の超過をしてい
るか否かを判断するブレ−カスイッチ容量超過判断行
程、前記ブレ−カスイッチ容量超過判断行程で範囲内判
断時には、後続の籾摺ロ−ル3,3の負荷電流値基準に
よるロ−ル間隙調節制御行程に移行し、超過判断時に
は、ブレ−カスイッチ容量を当該ブレ−カスイッチ容量
を超えているが所定時間の継続運転ができる補正増加ブ
レ−カスイッチ容量に補正するブレ−カスイッチ容量補
正行程を経て前記負荷電流値基準によるロ−ル間隙調節
制御行程に移行する制御手段からなる籾摺選別機のロ−
ル間隙調節装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30850694A JPH08164340A (ja) | 1994-12-13 | 1994-12-13 | 籾摺選別機のロ−ル間隙調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30850694A JPH08164340A (ja) | 1994-12-13 | 1994-12-13 | 籾摺選別機のロ−ル間隙調節装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08164340A true JPH08164340A (ja) | 1996-06-25 |
Family
ID=17981848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30850694A Pending JPH08164340A (ja) | 1994-12-13 | 1994-12-13 | 籾摺選別機のロ−ル間隙調節装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08164340A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005193090A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-21 | Iseki & Co Ltd | 籾摺選別装置 |
-
1994
- 1994-12-13 JP JP30850694A patent/JPH08164340A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005193090A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-21 | Iseki & Co Ltd | 籾摺選別装置 |
JP4529440B2 (ja) * | 2003-12-26 | 2010-08-25 | 井関農機株式会社 | 脱ぷロール間隙調節装置 |
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