JPH08318171A - 籾摺選別機のロ−ル間隙調節装置 - Google Patents

籾摺選別機のロ−ル間隙調節装置

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JPH08318171A
JPH08318171A JP12828495A JP12828495A JPH08318171A JP H08318171 A JPH08318171 A JP H08318171A JP 12828495 A JP12828495 A JP 12828495A JP 12828495 A JP12828495 A JP 12828495A JP H08318171 A JPH08318171 A JP H08318171A
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JP12828495A
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Hiroshi Nagai
博 長井
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 籾摺ロ−ル間隙を開調節し、次いで閉調節
し、次いで開調節しながら籾摺ロ−ルの初期間隙を設定
する装置において、初期間隙設定制御中に、籾摺ロ−ル
3,3への穀粒供給シヤッタセンサ39で検出すると、
初期間隙設定制御を停止し、次いで、シヤッタセンサ3
9により供給停止を検出すると、初期間隙設定制御が再
開される。そして、再開時には、前回の停止前までの初
期間隙設定制御の手順を有効として、それに継続する手
順が実行される。 【効果】初期間隙設定が早く完了し、操作性を向上させ
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、籾摺ロ−ルの間隙調
節装置の改良に関する。
【0002】
【従来技術】一対の籾摺ロ−ルで構成されている籾摺装
置において、作業開始時の籾摺ロ−ルの初期間隙を設定
するものとして、次のような従来技術があつた。即ち、
初めに、一対の籾摺ロ−ルのロ−ル間隙調節モ−タに間
隙開指令信号が出力されて、籾摺ロ−ル間隙が所定時間
開調節され、籾摺ロ−ル駆動用モ−タの負荷電流値を検
出する負荷電流センサで、検出負荷電流値の変化しない
籾摺ロ−ルの非接触状態を検出すると、次いで、籾摺ロ
−ル間隙の閉指令信号が出力され、籾摺ロ−ル間隙が閉
調節され、次いで、負荷電流センサが負荷電流値の増加
検出をして、籾摺ロ−ルの微接触を確認すると、次い
で、籾摺ロ−ル間隙の開指令信号が出力されて、ロ−ル
間隙調節モ−タが所定時間開調節され、籾摺ロ−ルの間
隙が所定の初期間隙に調節設定される構成である。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】従来装置では、ロ−
ル間隙の初期間隙設定中に、オペレ−タが籾摺ロ−ルに
籾を供給すると、初期間隙設定を中止し、籾供給が停止
されると、初期間隙設定が再開される構成であるが、初
期間隙設定の手順が最初から再実行される構成であり、
初期間隙設定の終了までに時間がかかるという問題点が
あった。そこで、この発明は、このような問題点の解消
を図ろうとするものである。
【0004】
【問題を解決するための手段】このような技術的課題を
解決するためのこの発明の技術手段は、籾摺をする一対
の籾摺ロ−ル3,3と、籾摺ロ−ル3,3を駆動する主
モ−タ44と、一対の籾摺ロ−ル3,3の間隙を負荷電
流値基準あるいは脱ぷ率基準値順で開閉調節するロ−ル
間隙調節手段24,該ロ−ル間隙調節手段24を調節す
るロ−ル間隙調節モ−タ45と、主モ−タ44の負荷電
流値を検出する負荷電流センサ32と、ロ−ル間隙が開
調節されて負荷電流センサ31の検出負荷電流値が変化
しない籾摺ロ−ルの非接触状態になると開調節が停止さ
れる第1の調節行程と、ロ−ル間隙が閉調節されて負荷
電流センサ32が負荷電流値の増加検出をし籾摺ロ−ル
3,3の微接触状態になると閉調節が停止される第2の
調節行程と、ロ−ル間隙の開調節が所定時間にわたって
なさる第3の調節行程とからなる籾摺ロ−ルの初期間隙
設定手段と、前記初期間隙設定手段の実行中に籾摺ロ−
ル3,3への穀粒供給状態及び供給停止状態を検出でき
るシヤッタセンサ39と、前記シヤッタセンサ39の穀
粒供給検出に関連して駆動される前記初期間隙設定手段
の作動を停止する初期間隙設定停止手段と、初期間隙設
定手段の実行中における前記シヤッタセンサ39の前記
穀粒供給状態から供給停止状態への検出に関連して駆動
され、且つ、前記初期間隙設定手段の前記停止までの手
順を有効としてそれに継続する手順が実行される初期間
隙設定再開手段と、からなる籾摺選別機のロ−ル間隙調
節装置の構成とした。
【0005】
【作用】籾摺ロ−ル3,3での籾摺開始時には、次のよ
うにロ−ル間隙の初期間隙設定制御がされる。即ち、ま
ず、ロ−ル間隙の開調節がされ、負荷電流センサ31の
検出負荷電流値が変化しない籾摺ロ−ルの非接触状態を
検出すると、ロ−ル間隙の開調節が停止され、次いで、
ロ−ル間隙が閉調節され、負荷電流センサ32が負荷電
流値の増加検出をし籾摺ロ−ル3,3の微接触を確認す
ると、ロ−ル間隙の閉調節が停止され、次いで、ロ−ル
間隙の開調節が所定時間にわたってなされ、負荷電流セ
ンサ32の検出負荷電流値が変化しない籾摺ロ−ル3,
3の非接触状態であると、ロ−ル間隙の初期間隙設定調
節は終了する。
【0006】このようなロ−ル間隙の初期間隙設定調節
中に、籾供給調節弁39aが開調節されて籾が籾摺ロー
ル3,3に供給されたことを、シヤッタセンサ39で開
検出すると、初期間隙設定手順のロ−ル間隙の開あるい
は閉調節作動が停止され、当該固定状態のロ−ル間隙に
より籾摺される。次いで、籾供給調節弁39aが閉調節
され、シヤッタセンサ39が閉鎖状態を検出すると、前
記の一時停止していた籾摺ロ−ルの初期間隙設定制御が
再開され、停止前に実行された初期間隙設定手順をその
まま有効として、それ以後の手順であるロ−ル間隙の開
調節あるいは閉調節がされて、ロ−ル間隙の初期間隙設
定がなされる。
【0007】
【実施例】以下、図面に示すこの発明の実施例について
説明する。まず、実施例の構成について説明する。ま
ず、図1に基づき籾摺選別機の全体構成について説明す
る。1は、籾摺部で、この籾摺部1は、籾ホッパ2,一
対の籾摺ロ−ル3,3等で構成されている。4は、摺落
米風選路で、前方の吸引排塵機5により発生する選別風
によって、籾摺部1からの摺落米が風選され、軽い籾殻
は吸引排塵機5,排塵筒6を経て機外に排出され、ま
た、重い玄米および籾の混合米は、下方の摺落米受樋7
に落下選別される。摺落米受樋7に落下選別された混合
米は、混合米揚穀機8で揚穀されて、混合米ホッパ9を
経て、回転選別筒11側の供給樋14の搬送始端部に供
給される構成である。
【0008】10は、選別ケースで、この選別ケース1
0内には、内周面に多数の壷穴の構成されている回転選
別筒11が、横軸回りに回転するように、その選別始端
側(図1で右側)および選別終端側(図1で左側)が、
駆動ロ−ラ12,12,…で回転自在に支持されてい
る。この回転選別筒11内には、供給ラセン13の支架
されている供給樋14,玄米ラセン15の支架されてい
る玄米樋16が、夫れ夫れ横架されている。
【0009】この供給樋14および玄米樋16を、回転
選別筒11内に配設するにあたっては、図2に示すよう
に、供給樋14を回転選別筒11の掻き上げ側に、ま
た、玄米樋16を回転選別筒11の上方から下方へ回転
する側に配設している。この供給樋14には、回転選別
筒11の壷穴で低く掬い上げられた籾及び一部の玄米の
混合米が落下選別され、更に、供給ラセン13で供給樋
14の搬送終端側へ移送されて、回転選別筒11の選別
始端側に供給されるもので、供給樋14は混合米を受け
る機能も有している。
【0010】玄米樋16の搬送終端側は、玄米流下筒1
7,玄米流穀板18を経て、玄米受樋19に連通されて
いる。玄米樋16に受けられた玄米は、玄米流下筒1
7,玄米流穀板18を経て玄米受樋19に落下する間に
風選され、更に、玄米受樋19から玄米揚穀機20を経
由して、機外に取り出される構成である。回転選別筒1
1の選別終端側下方には、籾受樋21が配設されてい
る。籾受樋21には籾揚穀機22が連設され、籾揚穀機
22の上端部は、籾摺部1の籾還元ホッパ23に接続さ
れている。しかして、回転選別筒11の選別終端側に流
動した選別済みの籾米を主体とした穀粒は、籾受樋21
に落下し、更に、籾揚穀機22,籾還元ホッパ23を経
て、籾摺部1に還元され、再度の籾摺がされる構成であ
る。
【0011】次に、図2〜図5に基づいて、制御部の構
成について説明する。図2は、籾摺ロ−ル3,3の間隙
を調節する公知のロ−ル間隙調節装置を示している。籾
摺ロ−ル3,3は、左側の定位置で回転する籾摺ロ−ル
3と、揺動ア−ムに軸支されてて、移動調節される右側
の籾摺ロ−ル3とで構成されている。45はロ−ル間隙
調節モ−タで、ロ−ル間隙調節モ−タ45が正転あるい
は逆転すると、ギヤ群,調節ネジ棒,揺動ア−ム等で構
成されているロ−ル間隙調節手段24で、籾摺ロ−ル
3,3の間隙が開閉調節される構成である。
【0012】CPUを内蔵した制御部25には、多数の
スイッチ群が接続されており、また、インタ−フエイス
である信号変換回路36を経由して、多数のセンサ群が
接続されており、また、制御部25には出力インタ−フ
エイスを経由して、多数のアクチュエ−タ群、及び、表
示装置群が夫れ夫れ接続されている。次に、これらの接
続関係を具体的に説明する。
【0013】脱ぷ率上スイッチ26,脱ぷ率下スイッチ
27,円筒回転高スイッチ28,円筒回転低スイッチ2
9,自動あるいは手動に切替る自動/手動スイッチ3
0,円筒回転数表示装置50に回転選別筒11の回転数
や検出負荷電流値を切替表示するための表示切替スイッ
チ31のスイッチ群、及び、主モ−タ44の負荷電流値
を検出する負荷電流センサ32,電源電圧センサ33,
電源周波数センサ(R−T)34,電源周波数センサ
(S−T)35のセンサ群、及び、籾ホッパ2内の穀粒
の有無を検出するグレンセンサ37,籾摺ロ−ル3,3
のロ−ル間隙を大きく開けた展開状態を検出するロ−ル
展開センサ38,籾供給調節弁39aの全閉鎖状態を検
出するシヤッタセンサ39,回転選別筒11の回転数を
検出する回転センサ40,籾供給調節弁39aの開度を
検出するポテンショメ−タからなる弁開度センサ41,
回転選別筒11の穀粒掬い上げ状態を検出するトラジス
タ・オ−プンコレクタ式の飛散センサ42のセンサ群,
運転/停止スイッチ43が、前記信号変換回路36を経
由して、夫れ夫れ制御部25に接続されている。
【0014】また、制御部25から信号変換回路36を
経由して、籾摺選別機を駆動する主モ−タ44,籾摺ロ
−ル3,3のロ−ル間隙を調節するロ−ル間隙調節モ−
タ45,籾供給調節弁39aの開度を調節するシヤッタ
開度調節モ−タ46,回転選別筒11の回転数を調節す
る円筒回転調節モ−タ47,通信機器48が、夫れ夫れ
接続されている。また、制御部25には、文字,数字等
を表示する表示管49,回転選別筒11の回転数を表示
する円筒回転数表示装置50,電流表示LED51,L
ED表示装置52,ブザ−53が、夫れ夫れ接続されて
いる。
【0015】次に、図5に示すコントロ−ルパネル54
について説明する。コントロ−ルパネル54には、例え
ば蛍光表示管方式の表示管49,円筒回転数表示装置5
0,電流表示LED51,籾ホッパ2内の籾の有無を表
示する表示部・シヤッタ開閉表示部・ロ−ル展開表示部
・異常の有無を表示するLED表示部52a,自動運転
あるいは手動運転の別を表示するLED表示部52b,
ロ−ル展開を表示するLED表示部52c,自動/手動
スイッチ30,脱ぷ率下スイッチ27,脱ぷ率上スイッ
チ26,回転選別筒11の回転数を下げ調節する円筒回
転低スイッチ29,回転選別筒11の回転数を上げ調節
する円筒回転高スイッチ28,表示切替スイッチ31
が、夫れ夫れ設けられている。
【0016】次に、CPU25の制御内容について説明
する。 まず、自動/手動スイッチ30を自動側に選択し、運
転/停止スイッチ43を運転側に操作する。すると、主
モ−タ44がONし、籾摺選別機の回転各部が駆動され
る。次いで、図6のフロ−に示す籾摺ロ−ル3,3の初
期間隙を設定する初期間隙設定制御が行われる。CPU
25からのロ−ル間隙の開指令信号がロ−ル間隙調節モ
−タ45に出力されて、ロ−ル間隙調節手段24が所定
時間開駆動されて、籾摺ロ−ル3,3の間隙が開調節さ
れ、負荷電流センサ31が検出負荷電流値の変化しない
籾摺ロ−ルの非接触状態を検出すると、開調節が停止さ
れる。次いで、ロ−ル間隙の閉指令信号が出力され、ロ
−ル間隙が閉調節され、負荷電流センサ32が負荷電流
値の増加検出をし、籾摺ロ−ル3,3の微接触を確認す
ると、閉調節が停止される。次いで、ロ−ル間隙の開指
令信号が出力されて、ロ−ル間隙調節モ−タ45が所定
時間開調節され、所定の初期間隙(例えば、1mm)に
調節設定がされる。
【0017】このように、初期間隙の調節設定が終了し
た際に、負荷電流センサ32の検出値がまだ継続して減
少側に変化していたり、あるいは、無負荷電流値よりも
高い負荷電流値を検出している場合には、制御部25か
ら追加開指令信号が出力され、負荷電流センサ32の検
出結果が変化しなくなったり、あるいは、無負荷電流値
と同等の負荷電流値を検出し、籾摺ロ−ル3,3の間隙
が非接触の状態となったところで、追加の開指令信号は
停止され、初期間隙の設定が終了する。
【0018】 前記の初期間隙の調節設定に際し、オ
ペレ−タがためしに籾摺をしたいとき、あるいは、誤操
作により、籾供給調節弁39aを開操作して、籾摺ロ−
ル3,3に籾が供給されて、籾摺が開始されることがあ
る。このような場合には、次のように籾摺ロ−ルの初期
間隙設定制御がなされる。前記初期間隙設定中に、籾供
給調節弁39aが開調節されたことをシヤッタセンサ3
9で開検出すると、初期間隙設定手順のロ−ル間隙の開
あるいは閉調節が停止され、当該ロ−ル間隙を固定状態
されて、籾摺ロ−ル3,3により籾摺される。次いで、
オペレ−タの操作で籾供給調節弁39aが閉調節され、
シヤッタセンサ39が閉鎖されたことを検出すると、前
記の一時停止していた籾摺ロ−ルの初期間隙設定制御が
再開され、停止前に実行された初期間隙設定手順をその
まま有効として、それ以後の手順であるロ−ル間隙の開
調節あるいは閉調節がされ、前記の手順が順次実行さ
れて、ロ−ル間隙の初期間隙設定がなされる。
【0019】従来装置にあっては、ロ−ル間隙の初期間
隙設定中にオペレ−タが籾供給調節弁39aを操作し籾
摺ロ−ル3,3に籾が供給されると、初期間隙設定を中
止し次いで、籾供給が停止されると、初期間隙設定の手
順が最初から実行される構成であり、初期間隙設定に時
間がかかるという問題点があった。しかし、前記構成の
ように、停止前に実行された初期間隙設定手順はそのま
ま有効にして、再開後はそれ以後の手順が実行されるの
で、初期間隙設定が早く完了し、操作性を向上させるこ
とができる。なお、オペレ−タがロ−ル展開レバ−(図
示省略)を操作し、籾摺ロ−ル3,3の間隙が一挙に広
く開けられた場合に、これと同様の制御をしてもよい。
即ち、ロ−ル展開されると、初期間隙設定制御を一時停
止し、ロ−ル展開が終了すると、初期間隙設定制御が同
様に再開される構成である。
【0020】次いで、籾供給調節弁39aの初期開度
に調節するシヤッタ開度初期設定制御に移行する。CP
U25からシヤッタ開度調節モ−タ46に開指令信号が
出力されて、籾供給調節弁39aを所定の弁開度(例え
ば、10mm)に開ける初期開度設定がなされ、籾摺作業
が開始される。
【0021】次いで、籾供給調節レバ−(図示省略)の
供給量調節設定位置まで調節する弁開度調節指令信号が
出力されて、籾供給調節弁39aが設定能率弁開度に対
応した位置に変更調節される。なお、このようなシヤッ
タ開度初期設定設定制御の途中あるいは終了後に、籾ホ
ッパ2に穀粒無しをグレンセンサ37で検出すると、表
示管49に「籾が有りません。籾を入れてください。」
旨のメッセ−ジを表示すると共に、次の手順への移行を
中止する構成としてもよい。 次いで、負荷電流値基準によるロ−ル間隙制御に移行
する。すると、負荷電流センサ32の検出負荷電流値が
制御部25に送られて、制御基準負荷電流値と検出負荷
電流値が比較され、検出負荷電流値が制御基準負荷電流
値より高い(あるいは、低い)場合には、ロール間隙調
節モータ45に開(あるいは閉)指令信号が出力され
て、籾摺ロール3,3の間隙が所定量開側(あるいは閉
側)に調節され、検出負荷電流値の制御基準負荷電流値
への復帰が図られる。また、検出負荷電流値が制御基準
負荷電流値の範囲内であれば、制御指令信号は出され
ず、そのままのロ−ル間隙を維持しながら、籾摺作業が
される。
【0022】なお、前記の負荷電流値基準によるロ−ル
間隙調節制御に替えて、脱ぷ率基準による籾摺ロ−ルの
間隙制御としてもよい。次に、図1及び図2の作用につ
いて説明する。籾ホッパ2に張り込まれた籾は、一対の
籾摺ロ−ル3,3に供給されて籾摺される。籾摺された
摺出米は、下方の摺落米風選路4に供給されて風選さ
れ、軽い籾殻類は吸引排塵機5,排塵筒6を経て機外に
排出され、また、重い玄米および籾の混合米は、下方の
摺落米受樋7に落下選別される。次いで、摺落米受樋7
に落下選別された混合米は、混合米揚穀機8で揚穀され
て、混合米ホッパ9に供給され、更に、供給樋14内を
搬送始端部から搬送終端部に向けて搬送されて、回転選
別筒11の選別始端側に供給される。
【0023】回転選別筒11の選別始端側に供給された
混合米は、内周面の壷穴に嵌入して掬い上げられながら
選別され、小形の玄米は高く掬い上げられて玄米樋16
に落下選別され、また、大形の籾及び一部の玄米は低く
掬い上げられて、供給樋14に落下選別される。このよ
うにして、玄米樋16に選別された玄米は、玄米樋16
内を玄米ラセン15で回転選別筒11の選別終端側に搬
送され、次いで、玄米流下筒17,玄米流穀板18を経
由して風選されながら玄米受樋19に落下し、更に、玄
米揚穀機20を経由して機外に取り出される。
【0024】また、供給樋14に落下した混合米は、供
給ラセン13で搬送されて回転選別筒11の選別始端側
に供給されて再選別され、また、回転選別筒11内を選
別終端側に流動した選別済みの穀粒は、籾受樋21に落
下し、更に、籾揚穀機22,籾還元ホッパ23を経由し
て、籾摺ロ−ル3,3に還元されて、再度の籾摺がされ
る。
【0025】このようにして籾摺選別されるのである
が、籾摺ロ−ルの初期間隙設定中に、籾供給調節弁39
aが開調節されると、初期間隙設定手順のロ−ル間隙の
開あるいは閉調節が停止され、当該ロ−ル間隙を固定状
態されて籾摺ロ−ル3,3により籾摺され、次いで、籾
供給調節弁39aが閉調節されると、一時停止していた
籾摺ロ−ルの初期間隙設定制御が再開される。その際
に、停止前に実行された初期間隙設定手順をそのまま有
効として、それ以後の手順が順次実行されて、ロ−ル間
隙の初期間隙設定がなされ、籾摺ロ−ルの初期間隙設定
が早く完了し、操作性を向上させることができる。
【0026】
【発明の作用効果】このように、この発明は、前述のよ
うに、籾摺ロ−ルの初期間隙設定制御中に、籾摺ロ−ル
へ穀粒が供給されると、初期間隙設定制御は停止され、
籾摺ロ−ルへの穀粒供給が停止されると初期間隙設定制
御が再開され、しかも再開後は、停止前に実行された初
期間隙設定手順はそのまま有効にして、以後の手順が実
行されて初期間隙設定が終了するので、初期間隙設定が
早く完了し、操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】籾摺選別機の切断側面図及び切断背面図
【図2】要部の切断側面図
【図3】ブロック図
【図4】ブロック図
【図5】パネルの正面図
【図6】フロ−チャ−ト
【図7】フロ−チャ−ト
【符号の説明】
1 籾摺部 2 籾ホッパ 3 籾摺ロ−ル 4 摺出米風選部 5 吸引排塵機 6 排塵筒 7 摺出米受樋 8 混合米揚穀機 9 混合米ホッパ 10 選別ケ−ス 11 回転選別筒 12 駆動ロ−ラ 13 供給ラセン 14 供給樋 15 玄米ラセン 16 玄米樋 17 玄米流下筒 18 玄米流穀板 19 玄米受樋 20 玄米揚穀機 21 籾受樋 22 籾揚穀機 23 籾還元ホッパ 24 ロ−ル間隙調節手段 25 制御部 26 脱ぷ率上スイッチ 27 脱ぷ率下スイッチ 28 円筒回転高スイッチ 29 円筒回転低スイッチ 30 自動/手動スイッチ 31 表示切替スイッチ 32 負荷電流センサ 33 電源電圧センサ 34 電源周波数センサ(R−T) 35 電源周波数センサ(S−T) 36 信号変換回路 37 グレンセンサ 38 ロ−ル展開センサ 39 シヤッタセンサ 39a 籾供給調節弁 40 回転センサ 41 弁開度センサ 42 飛散センサ 43 運転/停止スイッチ 44 主モ−タ 45 ロ−ル間隙調節モ−タ 46 シヤッタ開度調節モ−タ 47 円筒回転調節モ−タ 48 通信機器 49 表示管 50 円筒回転数表示装置 51 電流表示LED 52 LED表示装置 53 ブザ− 54 コントロ−ルパネル 57 EEPROM

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 籾摺をする一対の籾摺ロ−ル3,3
    と、籾摺ロ−ル3,3を駆動する主モ−タ44と、一対
    の籾摺ロ−ル3,3の間隙を負荷電流値基準あるいは脱
    ぷ率基準で開閉調節するロ−ル間隙調節手段24,該ロ
    −ル間隙調節手段24を調節するロ−ル間隙調節モ−タ
    45と、主モ−タ44の負荷電流値を検出する負荷電流
    センサ32と、ロ−ル間隙が開調節されて負荷電流セン
    サ31の検出負荷電流値が変化しない籾摺ロ−ルの非接
    触状態になると開調節が停止される第1の調節行程と、
    ロ−ル間隙が閉調節されて負荷電流センサ32が負荷電
    流値の増加検出をし籾摺ロ−ル3,3の微接触状態にな
    ると閉調節が停止される第2の調節行程と、ロ−ル間隙
    の開調節が所定時間にわたってなさる第3の調節行程と
    からなる籾摺ロ−ルの初期間隙設定手段と、 前記初期間隙設定手段の実行中に籾摺ロ−ル3,3への
    穀粒供給状態及び供給停止状態を検出できるシヤッタセ
    ンサ39と、前記シヤッタセンサ39の穀粒供給検出に
    関連して駆動される前記初期間隙設定手段の作動を停止
    する初期間隙設定停止手段と、初期間隙設定手段の実行
    中における前記シヤッタセンサ39の前記穀粒供給状態
    から供給停止状態への検出に関連して駆動され、且つ、
    前記初期間隙設定手段の前記停止までの手順を有効とし
    てそれに継続する手順が実行される初期間隙設定再開手
    段と、からなる籾摺選別機のロ−ル間隙調節装置。
JP12828495A 1995-05-26 1995-05-26 籾摺選別機のロ−ル間隙調節装置 Pending JPH08318171A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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AU747092B2 (en) * 2000-06-07 2002-05-09 Satake Corporation Husking apparatus
CN110270503A (zh) * 2018-03-15 2019-09-24 中冶长天国际工程有限责任公司 一种振筛机筛分终点控制方法与装置

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AU747092B2 (en) * 2000-06-07 2002-05-09 Satake Corporation Husking apparatus
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