JPH08168682A - 籾摺選別機の部品交換表示装置 - Google Patents

籾摺選別機の部品交換表示装置

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JPH08168682A
JPH08168682A JP31145494A JP31145494A JPH08168682A JP H08168682 A JPH08168682 A JP H08168682A JP 31145494 A JP31145494 A JP 31145494A JP 31145494 A JP31145494 A JP 31145494A JP H08168682 A JPH08168682 A JP H08168682A
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JP
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JP31145494A
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Inventor
Koichi Hachitsuka
浩一 八塚
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】籾摺選別機において、籾摺作業中には、主モ−
タ44の駆動時間及び籾摺作業時間が計時され、消耗部
品に関する駆動時間及び籾摺作業時間がEEPROM5
6に記憶され、制御部25で所定時間毎に消耗部品の基
準耐久時間と前記計時された駆動あるいは籾摺作業の累
積時間が比較されて、交換時期に到達したと判断される
と、当該消耗部品が表示管49に交換時期が来た旨表示
される。また、制御部25のEEPROM56が交換さ
れた場合には、新たなEEPROM56の記憶内容であ
る消耗部品の駆動時間,籾摺時間を表示管49に呼び出
し、制御部25に接続されているスイッチ類の操作によ
り補正できる。 【効果】EEPROM56の交換時には、スイッチ類の
操作で駆動時間,籾摺時間を補正することができ、消耗
部品の交換時期の表示が正確となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、籾摺選別機の籾摺ロ
−ル等の消耗部品の交換時期を表示する部品交換表示装
置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】籾摺ロ−ルの左右方向中央部のへこみ状
態から籾摺ロ−ルの交換時期を表示するものとして特開
昭60−110341号公報がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】籾摺選別機の消耗部品
である籾摺ロ−ル等の消耗による交換時期を、籾摺作業
の累積時間から交換時期に来ているか否かを判断してオ
ペレ−タに知らせ、作業中のトラブルを未然に回避して
作業能率を向上させ、更に、制御部品の交換時において
も、正確な交換時期を表示しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
目的を達成するために、次の技術的手段を講じた。即
ち、この発明は、籾摺部1,籾摺部1からの摺落米を風
選する摺落米風選部2,混合米を籾・玄米に分離選別す
る混合米選別部3を有する籾摺選別機において、籾摺作
業中であるか否かを判断する作業判断手段と、該作業判
断手段で籾摺作業中と判断された時間を計時する籾摺作
業計時手段と、前記籾摺作業計時手段の籾摺時間を記憶
する記憶手段と、消耗部品の基準耐久時間と前記籾摺作
業計時手段で計時された籾摺時間とを比較して交換時期
か否かを判断する交換時期判断手段と、該交換時期判断
手段で交換時期が来たと判断した消耗部品を表示する表
示手段と、前記記憶手段に記憶された計時時間を補正す
る補正手段とからなる籾摺選別機の部品交換表示装置の
構成とした。
【0005】
【作用】籾摺選別作業中に、主モ−タ44により機体各
部が駆動され、籾摺ロ−ル3,3に籾が供給されて籾摺
選別作業が開始されると、作業判断手段で籾摺作業中で
あるか否かが判断されて、籾摺作業中であると、籾摺作
業時間が計時手段で計時され、記憶手段に記憶される。
次いで、交換時期判断手段で消耗部品の基準耐久時間と
前記計時された籾摺累積時間とが比較されて、交換時期
が来ているか否かが判断される。そして、交換時期の到
来を判断すると、当該消耗部品が交換時期が来た旨を表
示手段に表示され、オペレ−タは消耗部品の交換時期到
来を知ることができる。
【0006】また、前記制御手段の記憶手段が交換され
た場合のように、新たに接続された記憶手段の内容と実
際の消耗部品の消耗とが相違している時には、スイッチ
操作により当該消耗部品の籾摺時間を表示手段に呼び出
し、スイッチ操作により記憶装置の当該消耗部品の籾摺
時間を実際のものに合わせて補正し、消耗部品の消耗状
態と記憶装置の籾摺時間とを合致させる。
【0007】
【実施例】以下、図面に示すこの発明の実施例について
説明する。まず、図1に基づき籾摺選別機の全体構成に
ついて説明する。初めに、実施例の構成について説明す
る。1は、籾摺部で、この籾摺部1は、籾ホッパ2,一
対の籾摺ロ−ル3,3等で構成されている。4は、摺落
米風選路で、前方の吸引排塵機5により発生する選別風
によって、籾摺部1からの摺落米が風選され、軽い籾殻
は吸引排塵機5,排塵筒6を経て機外に排出され、ま
た、重い玄米および籾の混合米は、下方の摺落米受樋7
に落下選別される。摺落米受樋7に落下選別された混合
米は、混合米揚穀機8で揚穀されて、混合米ホッパ9を
経て、回転選別筒11側の供給樋14の搬送始端部に供
給される構成である。
【0008】10は、選別ケースで、この選別ケース1
0内には、内周面に多数の壷穴の構成されている回転選
別筒11が、横軸回りに回転するように、その選別始端
側(図1で右側)および選別終端側(図1で左側)が、
駆動ロ−ラ12,12,…で回転自在に支持されてい
る。この回転選別筒11内には、供給ラセン13の支架
されている供給樋14,玄米ラセン15の支架されてい
る玄米樋16が、夫れ夫れ横架されている。
【0009】この供給樋14および玄米樋16を、回転
選別筒11内に配設するにあたっては、図2に示すよう
に、供給樋14を回転選別筒11の掻き上げ側に、ま
た、玄米樋16を回転選別筒11の上方から下方へ回転
する側に配設している。この供給樋14には、回転選別
筒11の壷穴で低く掬い上げられた籾及び一部の玄米の
混合米が落下選別され、更に、供給ラセン13で供給樋
14の搬送終端側へ移送されて、回転選別筒11の選別
始端側に供給されるもので、供給樋14は混合米を受け
て回転選別筒11に供給する機能も有している。
【0010】玄米樋16の搬送終端側は、玄米流下筒1
7,玄米流穀板18を経て、玄米受樋19に連通されて
いる。玄米樋16に受けられた玄米は、玄米流下筒1
7,玄米流穀板18を経て玄米受樋19に落下する間に
風選され、更に、玄米受樋19から玄米揚穀機20を経
由して、機外に取り出される構成である。回転選別筒1
1の選別終端側下方には、籾受樋21が配設されてい
る。籾受樋21には籾揚穀機22が連設され、籾揚穀機
22の上端部は、籾摺部1の籾還元ホッパ23に接続さ
れている。しかして、回転選別筒11の選別終端側に流
動した選別済みの籾米を主体とした穀粒は、籾受樋21
に落下し、更に、籾揚穀機22,籾還元ホッパ23を経
て、籾摺部1に還元され、再度の籾摺がされる構成であ
る。
【0011】次に、図3〜図5に基づいて、制御部の構
成について説明する。CPUを内蔵した制御部25に
は、多数のスイッチ群が接続されており、また、インタ
−フエイスである外部接続機器36を経由して、多数の
センサ群が接続されており、また、制御部25には、多
数のアクチュエ−タ群、及び、前記外部接続機器36を
経由して、表示装置群が夫れ夫れ接続されている。
【0012】次に、これらの接続関係を具体的に説明す
る。脱ぷ率上スイッチ26,脱ぷ率下スイッチ27,円
筒回転高スイッチ28,円筒回転低スイッチ29,自動
あるいは手動に切替る自動/手動スイッチ30,表示切
替スイッチ31(円筒回転数表示装置50に回転数や検
出負荷電流値を切替て表示する機能を有する。)のスイ
ッチ群が、制御部25に接続されている。
【0013】また、主モ−タ44の負荷電流値を検出す
る負荷電流センサ32,電源電圧センサ33,電源周波
数(R−T)34,電源周波数センサ(S−T)35の
センサ群、及び、籾ホッパ2内の穀粒の有無を検出する
グレンセンサ37,籾摺ロ−ル3,3におけるロ−ル間
隙の展開状態を検出するロ−ル展開センサ38,籾供給
調節弁39aの全閉鎖状態を検出するシヤッタセンサ3
9,回転選別筒11の回転数を検出する回転センサ4
0,籾供給調節弁39a(籾摺ロ−ル3,3への供給量
を調節する)の開度を検出するポテンショメ−タからな
る弁開度センサ41,回転選別筒11の穀粒掬い上げ状
態を検出するトラジスタ・オ−プンコレクタ式の飛散セ
ンサ42のセンサ群、及び、運転/停止スイッチ43
が、外部接続機器36を経由して、夫れ夫れ制御部25
に接続されている。
【0014】また、制御部25から外部接続機器36を
経由して、籾摺選別機を駆動する主モ−タ44,籾摺ロ
−ル3,3のロ−ル間隙を調節するロ−ル間隙調節モ−
タ45,籾供給調節弁39aの開度を調節するシヤッタ
開度調節モ−タ46,回転選別筒11の回転数を調節す
る円筒回転調節モ−タ47,通信機器48が、夫れ夫れ
接続されている。
【0015】また、制御部25には、文字,数字等を表
示する蛍光式の表示管49,回転選別筒11の回転数を
表示する円筒回転数表示装置50,電流表示LED5
1,LED表示装置52,主モ−タ44の駆動状態を検
出できる第1アワメ−タ53,籾摺作業状態を検出でき
る第2アワメ−タ54が、夫れ夫れ接続されている。
【0016】次に、図5に示すコントロ−ルパネル55
について説明する。コントロ−ルパネル55には、表示
管49,円筒回転数表示装置50,電流表示LED5
1,籾有無の表示部・シヤッタ開閉表示部・ロ−ル展開
表示部・異常の有無を表示するLED表示部52a,自
動運転あるいは手動運転の別を表示するLED表示部5
2b,ロ−ル展開状態を表示するLED表示部52c,
自動/手動スイッチ30,脱ぷ率下スイッチ27,脱ぷ
率上スイッチ26,円筒回転低スイッチ29,円筒回転
高スイッチ28,表示切替スイッチ31が設けられてい
る。
【0017】次に、制御部25の制御内容について、図
6のフロ−チャ−トに基づき説明する。 (1)自動/手動スイッチ30を自動側に選択し、運転
/停止スイッチ43を運転側に操作する。すると、主モ
−タ44がONし、籾摺選別機の回転各部が駆動され
る。
【0018】次いで、籾摺ロ−ル3,3の初期間隙設定
制御に移行して、籾摺ロ−ル3,3が所定の初期間隙
(例えば、1mm)に調節設定され、次いで、籾供給調
節弁39aの初期開度に調節するシヤッタ開度初期設定
制御に移行し、籾供給調節弁39aを所定の弁開度(例
えば、10mm)に開ける初期開度設定がなされ、籾摺作
業が開始され、次いで、籾供給調節レバ−(図示省略)
の供給量調節設定位置まで調節する弁調節開度指令信号
が出力されて、籾供給調節弁39aが設定能率弁開度に
対応した位置に変更調節される。
【0019】次いで、籾摺ロ−ル3,3の間隙を負荷電
流値基準で調節する負荷電流値制御に移行し、負荷電流
値基準によるロ−ル間隙制御に移行する。すると、負荷
電流センサ32の検出負荷電流値が制御部25に送られ
て、制御基準負荷電流値と検出負荷電流値が比較され、
検出負荷電流値が制御基準負荷電流値より高い(あるい
は、低い)場合には、ロール間隙調節モータ45に開
(あるいは閉)指令信号が出力されて、籾摺ロール3,
3の間隙が所定量開側(あるいは閉側)に調節され、検
出負荷電流値の制御基準負荷電流値への復帰が図られ
る。また、検出負荷電流値が制御基準負荷電流値の範囲
内であれば、制御指令信号は出されず、そのままのロ−
ル間隙を維持しながら、籾摺作業がされる。
【0020】(2)次に、消耗部品の交換時期報知制御
について説明する。籾摺選別作業中において、主モ−タ
44の駆動状態か否かが判断(運転/停止スイッチ43
の運転状態で判断されたり、また、主モ−タ44がON
状態で判断される。)されると、第1アワメ−タ53に
計時指令信号が出力され、ドライバ(図示省略)を介し
てリレ−(図示省略)が励磁し、第1アワメ−タ53は
計時作動を開始し、また、主モ−タ44がOFFである
と、第1アワメ−タ53は計時作動を中止する。
【0021】次いで、籾摺作業中か否かが判断(例え
ば、グレンセンサ37の穀粒の有無,シヤッタセンサ3
9の開閉検出,運転/停止スイッチ43のON・OF
F,負荷電流センサ32の所定以上の負荷電流値の検出
状態により、籾摺作業中か否かが判断されるもので、グ
レンセンサ37の穀粒の有検出,シヤッタセンサ39の
開検出,運転/停止スイッチ43の運転検出,負荷電流
センサ32の所定負荷電流値の検出により、籾摺作業中
と判断し、これらの内いずれか一つが非検出を検出する
と、籾摺作業の中止と判断する。)され、籾摺作業中で
あると判断されると、前記の第1アワメ−タ53と同様
にして、第2アワメ−タ54は計時作動を開始し、作業
停止と判断すると、第2アワメ−タ54は計時作動を停
止する。
【0022】このように、第1アワメ−タ53及び第2
アワメ−タ54は、夫れ夫れ主モ−タ44の駆動時間及
び籾摺ロ−ル3,3の籾摺作業時間を計時し、これらの
計時時間はEEPROM56に記憶されるとともに、消
耗部品名,駆動時間,籾摺時間,基準耐久時間を、表示
管49を表示する。次いで、第1アワメ−タ53の駆動
時間及び第2アワメ−タ54の籾摺作業時間が、所定時
間毎に夫れ夫れ制御部25に入力され、籾摺ロ−ル等の
消耗部品の基準耐久時間と累積駆動時間あるいは累積作
業時間が比較されて、基準耐久時間に接近あるいは到達
すると、表示管49に消耗部品の交換時期の到来を表示
するとともに、ブザ−で警報を発するものである。
【0023】なお、交換時期表示をする消耗部品として
は、籾摺作業時間基準で耐用時間を判断するものに、例
えば、籾摺ロ−ル3,3,吸引排塵機5の羽根,混合米
揚穀機4・玄米揚穀機5のバケット付きベルト等があ
り、また、駆動時間基準で耐用時間を判断するものに、
例えば、伝動ベルト等がある。このように、二系統に分
けて、耐用時間を判定することにより、交換時期到来の
判断が正確になる。
【0024】しかして、オペレ−タは累積した主モ−タ
44の駆動時間及び籾摺ロ−ル3,3の籾摺作業時間及
び前記の交換時期の到来表示から、籾摺ロ−ル等の消耗
部品の交換時期を知ることができて、作業のトラブルを
事前に回避できる。
【0025】(3)次に、消耗部品の交換時期報知制御
の使用時間の変更設定システムについて説明する。この
システムは、故障により制御部25を取り替えたり、消
耗部品が新品に交換され場合に行なわれるもので、実際
の部品の消耗状態と、EEPROM56の消耗記憶内容
とを一致させるものである。このシステムは、運転/停
止スイッチ43の停止中に、スイッチ群のいずれか二つ
のスイッチ、例えば、コントロ−ルパネル54の下部両
側に位置しているスイッチ、即ち、表示切替スイッチ3
1をONした状態で、自動/手動スイッチ30をONす
ることにより選択開始され、この開始に関連して、次に
操作するスイッチ群の本来の機能が、EEPROM56
の記憶されているデ−タを変更するものに変換される。
【0026】次いで、複数のスイッチ群のいずれか二
つ、例えば、脱ぷ率上スイッチ26及び脱ぷ率下スイッ
チ27は前記のようにデ−タ変更用の機能を有するもの
に変更されていて、これらのスイッチをONすると、シ
ステム設定の項目、例えば、型式設定,部品の交換時期
報知システムの使用時間設定,過負荷電流値率補正,回
転選別筒11の飛散位置調節補正,元電源電圧補正,負
荷電流値補正等の項目が、昇順あるいは降順で切替ら
れ、所定の項目を選択できる構成である。
【0027】このようにして、部品の交換時期報知シス
テムの使用時間設定が選択されると、前記のEEPRO
M56に記憶されているデ−タ、即ち、消耗部品名,当
該消耗部品の駆動時間,籾摺時間,基準耐用時間が表示
される。次いで、脱ぷ率上スイッチ26及び脱ぷ率下ス
イッチ27は、前記のようにデ−タ変更用の機能を有す
るものに変更されていて、これらのスイッチをONする
と、消耗部品名及びそのデ−タが昇順あるいは降順で順
次切替られ、デ−タの修正をする消耗部品を選択する。
【0028】次いで、円筒回転高スイッチ28及び円筒
回転低スイッチ29は、前記のようにデ−タ変更用の機
能を有するものに変更されていて、当該消耗部品の駆動
時間,籾摺時間を、円筒回転高スイッチ28を一回ON
する毎に、1時間増加修正し、また、円筒回転低スイッ
チ29を一回ONする毎に、1時間減少修正しながら、
実際の消耗時間に合わせて適正時間に補正する。
【0029】このようにして時間補正が完了すると、新
たな補正値は補正変更毎に確立し、EEPROM56に
記憶され、以降の制御においては、この補正値を基準に
して、駆動時間,籾摺時間が加算され、EEPROM5
7に記憶されていく。このように構成されているので、
制御部25を故障により取り替えたような場合には、新
たな制御部25のEEPROM56のデ−タを実際の消
耗具合に合わせて補正できて、誤表示を防止できる。
【0030】次に、図1及び図2の作用について説明す
る。籾ホッパ2に張り込まれた籾は、一対の籾摺ロ−ル
3,3に供給されて籾摺される。籾摺された摺出米は、
下方の摺落米風選路4に供給されて風選され、軽い籾殻
類は吸引排塵機5,排塵筒6を経て機外に排出され、ま
た、重い玄米および籾の混合米は、下方の摺落米受樋7
に落下選別される。次いで、摺落米受樋7に落下選別さ
れた混合米は、混合米揚穀機8で揚穀されて、混合米ホ
ッパ9に供給され、更に、供給樋14内を搬送始端部か
ら搬送終端部に向けて搬送されて、回転選別筒11の選
別始端側に供給される。
【0031】回転選別筒11の選別始端側に供給された
混合米は、内周面の壷穴に嵌入して掬い上げられながら
選別され、小形の玄米は高く掬い上げられて玄米樋16
に落下選別され、また、大形の籾及び一部の玄米は低く
掬い上げられて、供給樋14に落下選別される。このよ
うにして、玄米樋16に選別された玄米は、玄米樋16
内を玄米ラセン15で回転選別筒11の選別終端側に搬
送され、次いで、玄米流下筒17,玄米流穀板18を経
由して風選されながら玄米受樋19に落下し、更に、玄
米揚穀機20を経由して機外に取り出される。
【0032】また、供給樋14に落下した混合米は、供
給ラセン13で搬送されて回転選別筒11の選別始端側
に供給されて再選別され、また、回転選別筒11内を選
別終端側に流動した選別済みの穀粒は、籾受樋21に落
下し、更に、籾揚穀機22,籾還元ホッパ23を経由し
て、籾摺ロ−ル3,3に還元されて、再度の籾摺がされ
る。
【0033】このような籾摺選別作業中に、機体の駆動
及び籾摺作業が開始されると、第1アワメ−タ53の駆
動時間及び第2アワメ−タ54の籾摺作業時間が、所定
時間毎に制御部25に夫れ夫れ入力され、EEPROM
56に記憶されると共に、基準耐久時間と累積駆動時
間,累積作業時間が表示管49に表示される。次いで、
籾摺ロ−ル等の消耗部品における基準耐久時間と累積駆
動時間あるいは累積作業時間とが比較されて、基準耐久
時間に接近あるいは到達すると、表示管49に消耗部品
の交換時期到来を表示する。
【0034】また、制御部25を故障等の事情により取
り替えた場合には、次のようにして、新たな制御部25
のEEPROM56に記憶されている駆動時間,籾摺時
間と実際の消耗状態とを合致させる。即ち、脱ぷ率上ス
イッチ26あるいは脱ぷ率下スイッチ27を操作して、
該当する消耗部品,駆動時間,籾摺時間,基準耐用時間
を表示管49に呼出し、円筒回転高スイッチ28あるい
は円筒回転低スイッチ29を操作し、適正な駆動時間,
籾摺時間に補正する。しかして、補正が完了すると、新
たな補正値はEEPROM56に記憶され、以降の制御
は補正値を基準にして行なわれ、消耗部品の交換時期表
示が正確なものとなる。
【0035】
【発明の効果】この発明は、上述のように構成されてい
るので、籾摺ロ−ル3,3等の消耗部品の交換時期を知
ることができて、作業のトラブルを事前に回避して能率
的に籾摺作業を進めることができ、また、記憶手段であ
るEEPROM56を交換した場合には、スイッチ類の
操作で籾摺時間を補正することができて、以降の制御は
補正時間を基準にして行なわれ、消耗部品の交換時期表
示が正確なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の切断側面図
【図2】切断背面図
【図3】ブロック図
【図4】ブロック図
【図5】操作パネルの平面図
【図6】フロ−チャ−ト
【符号の説明】
1 籾摺部 2 籾ホッパ 3 籾摺ロ−ル 4 摺出米風選部 5 吸引排塵機 6 排塵筒 7 摺出米受樋 8 混合米揚穀機 9 混合米ホッパ 10 選別ケ−ス 11 回転選別筒 12 駆動ロ−ラ 13 供給ラセン 14 供給樋 15 玄米ラセン 16 玄米樋 17 玄米流下筒 18 玄米流穀板 19 玄米受樋 20 玄米揚穀機 21 籾受樋 22 籾揚穀機 23 籾還元ホッパ 25 制御部 26 脱ぷ率上スイッチ 27 脱ぷ率下スイッチ 28 円筒回転高スイッチ 29 円筒回転低スイッチ 30 自動/手動スイッチ 31 表示切替スイッチ 32 負荷電流センサ 33 電源電圧センサ 34 電源周波数センサ(R−T) 35 電源周波数センサ(S−T) 36 外部接続機器 37 グレンセンサ 38 ロ−ル展開センサ 39 シヤッタセンサ 39a 籾供給調節弁 40 回転センサ 41 弁開度センサ 42 飛散センサ 43 運転/停止スイッチ 44 主モ−タ 45 ロ−ル間隙調節モ−タ 46 シヤッタ開度調節モ−タ 47 円筒回転調節モ−タ 48 通信機器 49 表示管 50 円筒回転数表示装置 51 電流表示LED 52 LED表示装置 53 第1アワメ−タ 54 第2アワメ−タ 55 コントロ−ルパネル 56 EEPROM

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 籾摺部1,籾摺部1からの摺落米を風選
    する摺落米風選部2,混合米を籾・玄米に分離選別する
    混合米選別部3を有する籾摺選別機において、籾摺作業
    中であるか否かを判断する作業判断手段と、該作業判断
    手段で籾摺作業中と判断された時間を計時する籾摺作業
    計時手段と、前記籾摺作業計時手段の籾摺時間を記憶す
    る記憶手段と、消耗部品の基準耐久時間と前記籾摺作業
    計時手段で計時された籾摺時間とを比較して交換時期か
    否かを判断する交換時期判断手段と、該交換時期判断手
    段で交換時期が来たと判断した消耗部品を表示する表示
    手段と、前記記憶手段に記憶された計時時間を補正する
    補正手段とからなる籾摺選別機の部品交換表示装置。
JP31145494A 1994-12-15 1994-12-15 籾摺選別機の部品交換表示装置 Pending JPH08168682A (ja)

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