JP3154017B2 - 自動精米機に於ける米流量の制御方法 - Google Patents

自動精米機に於ける米流量の制御方法

Info

Publication number
JP3154017B2
JP3154017B2 JP22086192A JP22086192A JP3154017B2 JP 3154017 B2 JP3154017 B2 JP 3154017B2 JP 22086192 A JP22086192 A JP 22086192A JP 22086192 A JP22086192 A JP 22086192A JP 3154017 B2 JP3154017 B2 JP 3154017B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rice
flow rate
value
milling
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP22086192A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0647295A (ja
Inventor
英二 為久
明彦 渡辺
Original Assignee
新中野工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 新中野工業株式会社 filed Critical 新中野工業株式会社
Priority to JP22086192A priority Critical patent/JP3154017B2/ja
Publication of JPH0647295A publication Critical patent/JPH0647295A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3154017B2 publication Critical patent/JP3154017B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adjustment And Processing Of Grains (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動精米機、特に高
品質、高度精白を必要とする醸造用自動精米機に於い
て、精白室を米が安定して流れるよう自動的に制御する
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】米を高品質で高度精白する場合、互いに
関連する精白ロ−ルの回転数、精白ロ−ル駆動モ−タ、
即ち主モ−タの負荷電流値、及び精白室を流れる米の流
量を、精白度に応じた最適条件になるよう調整すること
が必要である。この調整作業は、もっぱら精米師の勘と
経験によって行われていたが、現在では自動制御でも行
われるようになっている。
【0003】前記調整作業のうち、特に精白室内の米流
量の調整は、精白された米の形状を一様にするため、即
ち精白された米の表面に同一の内層部を表出させて品質
を均等にするために重要である。
【0004】このような米流量の制御方法の一つとし
て、主モ−タの負荷電流値に関係なく精白度が進むのに
応じて、或いは一定時間ごとに給穀弁の開度を調整する
方法があった。例えば特公昭56−41304号公報記
載の「精穀機の供給調節装置」がこれである。
【0005】又前記負荷電流値制御として作動する抵抗
蓋の開度調整の結果を検出し、これを予め設定した開度
指示値との比較で給穀弁の開度を調整する方法が、特開
平2−298361号公報記載の「精米機に於ける給穀
弁の制御方法」として知られている。これは抵抗蓋の開
度を検出して流量制御するものであり、前記回転数、米
の精白度で変わる密度(摩擦係数の変化による)等が原
因となって、単位時間当たりの容積量又は重量のいずれ
についても定量化制御するのは困難なため、経験的に抵
抗蓋の開度指示値を、精白度に応じて流量が適当又は安
定であると思われる値に設定していた。
【0006】ところが前者では、「きしみ」などによる
精白室内の内圧の変動や、過渡的な米流変動に対応して
は米流量を細かく調整できないため、高品質の精白が行
えない欠点があった。又後者では、品種別や精白度別に
設定する前記開度指示値を間違えると品質の低下を招く
欠点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、精白度に
よって変わる米の摩擦係数や、主モ−タの負荷電流値、
精白ロ−ルの回転数等の設定値の変更によって生じる米
流量の変化にもかかわらず、米流量を安定に制御するこ
とを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、精白室から
排出される米の流量を、この排出された米を移送する搬
送機の駆動用モ−タの負荷電流値(以下搬送機電流値と
いう)で検出し、この検出値と、米の流量に応じて予め
設定した搬送機の負荷電流指示値とを比較して、供給口
の開度制御手段で精白室へ流入する米の供給量を調整す
ることに特徴がある。
【0009】
【作用】搬送機電流値が、予め設定した電流指示値との
比較した結果、許容範囲を超えると、供給口の開度調整
手段を作動させて、搬送機電流値を許容範囲に納めるよ
う作用させ、この搬送機電流値と比例関係にある米流
量、特に流米の重量値を定量化制御する。
【0010】
【実施例】まず図1で示す自動精米機の要部について説
明すると、1は精米タンクで、外周にはロ−ドセルなど
の重量検出センサ2が、又米を排出する下部の開口部に
は開口部を開閉するシャッタ3とが設けられている。
【0011】4は精白室であり、その上部で、かつシャ
ッタ3の下方に位置する供給口5には、供給口5の開度
制御手段である、正逆転モ−タを具備する給穀弁開度制
御装置6の作動により、昇降して供給口5の開度を調整
する給穀弁7が設けられている。8はポテンショメ−タ
などの給穀弁開度検出センサで、主に開度状況を表示す
るためのモニタ信号を取り出す。
【0012】9は精白ロ−ルであり、その主軸10はV
ベルトを介して主モ−タM0によって駆動される。11
は主軸10の回転数、即ち精白ロ−ルの回転数検出セン
サで、回転計などが用いられる。又12は主モ−タM0
の回転数を調整する回転数制御装置で、実施例では静止
型周波数変換器が用いられている。13は主モ−タM0
の負荷電流値を検出する変流器などの電流値検出センサ
である。
【0013】14は抵抗蓋で、その開度は正逆転モ−タ
を具備する抵抗蓋開度制御装置15により調整される。
16は抵抗蓋の開度を検出する抵抗蓋開度検出センサ
で、モニタ信号を取り出す。
【0014】17は万石であって、精白室4から排出さ
れた米から糠を分離し、その排出口は受け箱18に開口
する。19は搬送機で、実施例ではバケットエレベ−タ
が用いられている。この搬送機19は受け箱18に接続
されており、搬送機19を駆動する搬送機モ−タM1で
駆動される。20は変流器などの電流値検出センサで、
搬送機モ−タM1の負荷電流値を、搬送機電流値として
検出する。
【0015】ここで精米機は自動運転されるもので、例
えば入出力インタフェ−ス、表示部(CRT)を備え、
演算部(CPU)に設定された米流量及び精白度に対応
する最適の運転条件になるよう自動制御される。
【0016】即ち精白ロ−ル9の回転数、主モ−タM0
の負荷電流値、搬送機モ−タM1の負荷電流値は、それ
ぞれ設定された指示値と各検出センサ11、13、20
の検出値との差を演算部で演算して、指示値になるよ
う、給穀弁開度制御装置6、回転数制御装置12、抵抗
蓋開度制御装置15を制御する。
【0017】次に図2に示す流れ図により、さらに詳し
く説明する。なお、図中回転数は精白ロ−ル9の回転数
を、負荷電流は主モ−タM0の負荷電流を示す。
【0018】まず精米を開始すると、精白室4から排出
された米の流量は、搬送機負荷電流値検出センサ20で
検出され、演算部へ入力される。この搬送機電流値と、
予め設定された搬送機の電流指示値とを演算部で比較し
て、補正信号を給穀弁開度制御装置6へ送り、給穀弁7
の開度を補正する。
【0019】同時に精米中の米重量を重量検出センサ2
で検出し、現在米重量と原料米の重量とから現在精白度
を演算部で算出する。現在精白度からこれに対応する精
白ロ−ル9の回転数、主モ−タM0の負荷電流値を演算
部から呼び出して、それぞれ回転数指示値、主モ−タの
負荷電流指示値とする。
【0020】回転数指示値は回転数制御装置12へ入力
し、主モータM0を駆動制御する。その回転数は回転数
検出センサ11で検出され、その検出値は演算部へ入力
されて、演算部は回転数指示値と比較して回転数制御装
置12へ補正信号を送り、回転数を補正する。
【0021】主モ−タM0の負荷電流検出センサ13で
検出されて演算部へ入力された主モ−タM0の負荷電流
値と、主モ−タM0の負荷電流指示値とを演算部で比較
して補正信号を抵抗蓋開度制御装置15へ送り、抵抗蓋
14の開度を補正する。
【0022】
【発明の効果】精米中に於ける精白度、主モ−タの負荷
電流値、精白ロ−ルの回転数の変化に関係なく、米の流
量が安定した最適の状態に保たれるため、高品質、高度
精白の精米を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動精米機の略図である。
【図2】米流量制御の流れ図である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 精白室から排出される米の流量を、この
    排出された米を移送する搬送機の駆動用モ−タの負荷電
    流値で検出し、この検出値と、米の流量に応じて予め設
    定した電流指示値とを比較して、精白室へ流入する米の
    供給量を、供給口の開度制御手段で調整することを特徴
    とする自動精米機に於ける米流量の制御方法。
  2. 【請求項2】 米の流量に応じて予め設定する電流指示
    値を、精米に供する原料米、精白ロ−ルの回転数、精白
    ロ−ルを駆動する主モ−タの負荷電流値、その他米の水
    分、穀温等によって任意に設定可能とした請求項1の自
    動精米機に於ける米流量の制御方法。
JP22086192A 1992-07-28 1992-07-28 自動精米機に於ける米流量の制御方法 Expired - Fee Related JP3154017B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22086192A JP3154017B2 (ja) 1992-07-28 1992-07-28 自動精米機に於ける米流量の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22086192A JP3154017B2 (ja) 1992-07-28 1992-07-28 自動精米機に於ける米流量の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0647295A JPH0647295A (ja) 1994-02-22
JP3154017B2 true JP3154017B2 (ja) 2001-04-09

Family

ID=16757700

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22086192A Expired - Fee Related JP3154017B2 (ja) 1992-07-28 1992-07-28 自動精米機に於ける米流量の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3154017B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115007246A (zh) * 2021-03-03 2022-09-06 麦稻智慧粮食有限公司 一种自动碾磨系统
CN115007245A (zh) * 2021-03-03 2022-09-06 麦稻智慧粮食有限公司 一种自动碾磨系统

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0647295A (ja) 1994-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5580003A (en) Method for controlling a gyratory crusher
JP3154017B2 (ja) 自動精米機に於ける米流量の制御方法
JP3003284B2 (ja) パルプ濃度制御装置
JP2794515B2 (ja) 精米タンク外の米重量を推定して行う高度精白方法
JP2634097B2 (ja) 精米機
JPH02298361A (ja) 研削式精米機に於ける給穀弁の制御方法
JPS6252625B2 (ja)
JPH0438456B2 (ja)
US5076156A (en) Grain cleaning machine
JP3664324B2 (ja) 籾摺機における脱ぷ難易度判別装置
JPH04131142A (ja) 精米機
JPH0615186A (ja) 籾摺ロ−ルの間隙調節装置
JP2831208B2 (ja) 精米機
JPS627449A (ja) 籾摺機の脱ふ制御装置
JP2551682B2 (ja) 精米機
JPH067832Y2 (ja) 籾摺選別装置
JP2505451Y2 (ja) 粒選別制御装置
JPH1024243A (ja) 精米機の制御装置
JPH02293055A (ja) 循環式全自動精米装置に於ける米重量の検出方法
JP2667303B2 (ja) 精米機
JPH04260451A (ja) 縦型精米機の精白室流入量自動制御装置
JPH03245852A (ja) 醸造用自動精米装置に於けるきしみ防止手段
JPH11104502A (ja) 精米機の制御装置および制御方法
JPH1057825A (ja) 精米機
JPH05245444A (ja) 籾摺選別機の選別層厚調節装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees