JP2831208B2 - 精米機 - Google Patents
精米機Info
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- JP2831208B2 JP2831208B2 JP25032692A JP25032692A JP2831208B2 JP 2831208 B2 JP2831208 B2 JP 2831208B2 JP 25032692 A JP25032692 A JP 25032692A JP 25032692 A JP25032692 A JP 25032692A JP 2831208 B2 JP2831208 B2 JP 2831208B2
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- Japan
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- internal pressure
- milling
- rice
- resistance plate
- whitening
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は玄米を白米に精米処理す
る精米機に関するものである。
る精米機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の精米機は図3と図4に示すように
構成されている。図3において、1は本体ケーシング
で、上部ケーシング2、精白筒部3、中間ケーシング4
および下部軸受ケーシング5を上部から下部に向かって
順に次嵌合接続して構成され、互いに嵌合接続すること
によってそれらの軸芯が一致するように構成されてい
る。上部ケーシング2の上部一側に形成された開口に玄
米を供給するスクリューフィーダ6が接続されている。
7はその玄米投入用のホッパー、8は駆動モータであ
る。
構成されている。図3において、1は本体ケーシング
で、上部ケーシング2、精白筒部3、中間ケーシング4
および下部軸受ケーシング5を上部から下部に向かって
順に次嵌合接続して構成され、互いに嵌合接続すること
によってそれらの軸芯が一致するように構成されてい
る。上部ケーシング2の上部一側に形成された開口に玄
米を供給するスクリューフィーダ6が接続されている。
7はその玄米投入用のホッパー、8は駆動モータであ
る。
【0003】9は上部ケーシング2と精白筒部3および
中間ケーシング4の上部にわたってその軸芯位置に配設
された中空軸から成る回転軸であり、上部ケーシング2
の内部には送りロール10が、精白筒部3にほぼ対応して
精白ロール11が嵌合して装着されている。これら送りロ
ール10と精白ロール11は結合ピン12にて互いに結合さ
れ、かつ精白ロール11の下端近傍位置がキー13にて回転
軸9に周方向に係合されている。また、精白ロール11の
下端部には円筒凹部14が形成され、抵抗板15の上部に延
出された嵌合筒部16が上下摺動自在に嵌合されている。
抵抗板15の外周面は上下方向に適当な幅を有する円筒面
に形成されている。また、嵌合筒部16は上端が尖突状と
なるようにその内周面が下方に向かってテーパ状に形成
され、かつ回転軸9の外周面との間に空間が形成され、
精白ロール11の下端部の円筒凹部14の周面に付着した糠
を掻き落とすとともに、円筒凹部14の底面と嵌合筒部16
の上端との間に糠を噛み込むことがないように構成され
ている。精白筒部3内には、精白ロール11の外周に対し
て適当間隔あけて網17が配設され、また精白筒部3の下
部外周の一側には精米時に発生した糠の排出口18が開口
されている。さらに、精白筒部3の下端と中間ケーシン
グ4の上端との間には白米出口形成部材19が配置されて
いる。この白米出口形成部材19の内周は尖突縁に形成さ
れ、抵抗板15の上下方向に適当な幅を有する外周面に外
嵌している。
中間ケーシング4の上部にわたってその軸芯位置に配設
された中空軸から成る回転軸であり、上部ケーシング2
の内部には送りロール10が、精白筒部3にほぼ対応して
精白ロール11が嵌合して装着されている。これら送りロ
ール10と精白ロール11は結合ピン12にて互いに結合さ
れ、かつ精白ロール11の下端近傍位置がキー13にて回転
軸9に周方向に係合されている。また、精白ロール11の
下端部には円筒凹部14が形成され、抵抗板15の上部に延
出された嵌合筒部16が上下摺動自在に嵌合されている。
抵抗板15の外周面は上下方向に適当な幅を有する円筒面
に形成されている。また、嵌合筒部16は上端が尖突状と
なるようにその内周面が下方に向かってテーパ状に形成
され、かつ回転軸9の外周面との間に空間が形成され、
精白ロール11の下端部の円筒凹部14の周面に付着した糠
を掻き落とすとともに、円筒凹部14の底面と嵌合筒部16
の上端との間に糠を噛み込むことがないように構成され
ている。精白筒部3内には、精白ロール11の外周に対し
て適当間隔あけて網17が配設され、また精白筒部3の下
部外周の一側には精米時に発生した糠の排出口18が開口
されている。さらに、精白筒部3の下端と中間ケーシン
グ4の上端との間には白米出口形成部材19が配置されて
いる。この白米出口形成部材19の内周は尖突縁に形成さ
れ、抵抗板15の上下方向に適当な幅を有する外周面に外
嵌している。
【0004】中間ケーシング4の上端部の一側には白米
排出口20が形成され、シュート21が取り付けられてい
る。また、回転軸9には白米出口形成部材19から落下し
た白米を受けてシュート21に案内するための受鍔22が突
設されている。中間ケーシング4の中間部には上下一対
の軸受24にて回転自在に支持された支軸23が配設され、
回転軸9の下端部が嵌合固定されている。中間ケーシン
グ4の内側の下部にはトルクセンサ25が配置され、その
一端軸25aが支軸23に軸芯方向にのみ摺動自在に嵌合さ
れている。
排出口20が形成され、シュート21が取り付けられてい
る。また、回転軸9には白米出口形成部材19から落下し
た白米を受けてシュート21に案内するための受鍔22が突
設されている。中間ケーシング4の中間部には上下一対
の軸受24にて回転自在に支持された支軸23が配設され、
回転軸9の下端部が嵌合固定されている。中間ケーシン
グ4の内側の下部にはトルクセンサ25が配置され、その
一端軸25aが支軸23に軸芯方向にのみ摺動自在に嵌合さ
れている。
【0005】下部軸受ケーシング5の内側には上下一対
の軸受26にて回転自在に支持された駆動軸27が配設さ
れ、その上端部にトルクセンサ25の他端軸25bが軸芯方
向にのみ摺動自在に嵌合され、かつ下方に突出した駆動
軸27の下端部に駆動プーリ28が固定されている。この駆
動プーリ28は図示しないモータにて駆動ベルトを介して
回転駆動可能に構成されている。
の軸受26にて回転自在に支持された駆動軸27が配設さ
れ、その上端部にトルクセンサ25の他端軸25bが軸芯方
向にのみ摺動自在に嵌合され、かつ下方に突出した駆動
軸27の下端部に駆動プーリ28が固定されている。この駆
動プーリ28は図示しないモータにて駆動ベルトを介して
回転駆動可能に構成されている。
【0006】中空の回転軸9の内側には開度調整軸29が
挿通され、その下端部と抵抗板15が回転軸9に形成され
た長穴31を貫通する連結部材30にて連結されている。開
度調整軸29の上端部は、昇降部材32の上にばね33を介し
て支持された係合部材34の上面に相対回転自在に係合し
ている。昇降部材32は昇降手段35にて昇降移動可能に構
成され、かつ昇降手段35はトルクセンサ25からの出力信
号が入力された制御手段36にて駆動制御される。
挿通され、その下端部と抵抗板15が回転軸9に形成され
た長穴31を貫通する連結部材30にて連結されている。開
度調整軸29の上端部は、昇降部材32の上にばね33を介し
て支持された係合部材34の上面に相対回転自在に係合し
ている。昇降部材32は昇降手段35にて昇降移動可能に構
成され、かつ昇降手段35はトルクセンサ25からの出力信
号が入力された制御手段36にて駆動制御される。
【0007】昇降手段35は図4に示すように構成されて
いる。駆動モータ37にて回転駆動される送りねじ軸38
と、これに螺合された可動ナット体39と、そのガイドロ
ッド40にて構成され、可動ナット体39が昇降部材32に連
結されている。
いる。駆動モータ37にて回転駆動される送りねじ軸38
と、これに螺合された可動ナット体39と、そのガイドロ
ッド40にて構成され、可動ナット体39が昇降部材32に連
結されている。
【0008】以上の構成によると、駆動プーリ28にて駆
動軸27およびトルクセンサ25を介して回転軸9を回転駆
動した状態で、ホッパー7からスクリューフィーダ6に
て玄米を上部ケーシング2に投入すると、玄米は送りロ
ール10にて精白筒部3に押し込まれ、回転する精白ロー
ル11と網17の間で精白処理される。なお、精白処理に伴
って分離された糠は、回転軸9の内側に導入された空気
が回転軸9および精白ロール11に穿設された通孔(図示
せず)を通り、網17を通って糠の排出口18に向かって流
れる空気流とともに外部に排出される。精白された白米
は、精白筒部3の網17と精白ロール11の間の空間に圧送
された玄米の圧力によってばね33の付勢力に抗して押し
下げられた抵抗板15の外周と白米出口形成部材19との間
に生じた環状の通路から逐次払い出され、白米排出口20
からシュート21を経て外部に排出される。
動軸27およびトルクセンサ25を介して回転軸9を回転駆
動した状態で、ホッパー7からスクリューフィーダ6に
て玄米を上部ケーシング2に投入すると、玄米は送りロ
ール10にて精白筒部3に押し込まれ、回転する精白ロー
ル11と網17の間で精白処理される。なお、精白処理に伴
って分離された糠は、回転軸9の内側に導入された空気
が回転軸9および精白ロール11に穿設された通孔(図示
せず)を通り、網17を通って糠の排出口18に向かって流
れる空気流とともに外部に排出される。精白された白米
は、精白筒部3の網17と精白ロール11の間の空間に圧送
された玄米の圧力によってばね33の付勢力に抗して押し
下げられた抵抗板15の外周と白米出口形成部材19との間
に生じた環状の通路から逐次払い出され、白米排出口20
からシュート21を経て外部に排出される。
【0009】搗精度が設定された状態より高くなった場
合には、精白ロール11に作用する負荷トルクが大きくな
り、トルクセンサ25からの出力信号が設定値より過大と
なるため、制御手段36からの指令にて昇降手段35が昇降
部材32を下降させ、ばね33による開度調整軸29の上昇付
勢力が低下して抵抗板15が下降し、開度が大きくなって
搗精度が低く調整される。逆に、搗精度が低くなった場
合には、トルクセンサ25からの出力信号が過小となるた
め、昇降手段35にて昇降部材32が上昇され、抵抗板15が
上昇して開度が小さくなり、搗精度が高く調整される。
かくして、自動的に搗精度が設定されたものに制御され
る。
合には、精白ロール11に作用する負荷トルクが大きくな
り、トルクセンサ25からの出力信号が設定値より過大と
なるため、制御手段36からの指令にて昇降手段35が昇降
部材32を下降させ、ばね33による開度調整軸29の上昇付
勢力が低下して抵抗板15が下降し、開度が大きくなって
搗精度が低く調整される。逆に、搗精度が低くなった場
合には、トルクセンサ25からの出力信号が過小となるた
め、昇降手段35にて昇降部材32が上昇され、抵抗板15が
上昇して開度が小さくなり、搗精度が高く調整される。
かくして、自動的に搗精度が設定されたものに制御され
る。
【0010】トルクセンサ25によって検出した負荷変動
幅が規定範囲内の場合には、制御手段36が上記のように
昇降手段35によって抵抗板15を移動させて精白筒部3の
内圧をコントロールして搗精度を一定に制御する。ま
た、制御手段36は規定範囲を超える負荷変動、具体的に
は、図5の(a)に示す時刻A0のように規定範囲を超
える負荷の減少変化を検出すると、精白筒部3への送り
込み玄米がなくなった精米末期と判定して、抵抗板15を
図5の(b)に示すように精白筒部3の内圧を上昇させ
る方向に最大締め上げ位置まで移動させる。これによっ
て精白筒部3への送り込み玄米がなくなった精米末期で
も搗精できる。
幅が規定範囲内の場合には、制御手段36が上記のように
昇降手段35によって抵抗板15を移動させて精白筒部3の
内圧をコントロールして搗精度を一定に制御する。ま
た、制御手段36は規定範囲を超える負荷変動、具体的に
は、図5の(a)に示す時刻A0のように規定範囲を超
える負荷の減少変化を検出すると、精白筒部3への送り
込み玄米がなくなった精米末期と判定して、抵抗板15を
図5の(b)に示すように精白筒部3の内圧を上昇させ
る方向に最大締め上げ位置まで移動させる。これによっ
て精白筒部3への送り込み玄米がなくなった精米末期で
も搗精できる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、精白筒部3への送り込み玄米がなくなった精米末
期でも搗精できるが、ノイズによる外乱,玄米に混入し
た異物,糠の付着などによる汚れによって図6の(a)
に示すようにトルクセンサ25が時刻A1に前記規定範囲
を超える負荷の減少変化を検出すると、精米末期ではな
いにもかかわらず制御手段36が抵抗板15を図6の(b)
に示すように精白筒部3の内圧を上昇させる方向に最大
締め上げ位置まで移動させるため、精白筒部3の内圧が
図6の(a)に示すように異常に上昇してそれ以後の正
常な精米処理を期待できない。
では、精白筒部3への送り込み玄米がなくなった精米末
期でも搗精できるが、ノイズによる外乱,玄米に混入し
た異物,糠の付着などによる汚れによって図6の(a)
に示すようにトルクセンサ25が時刻A1に前記規定範囲
を超える負荷の減少変化を検出すると、精米末期ではな
いにもかかわらず制御手段36が抵抗板15を図6の(b)
に示すように精白筒部3の内圧を上昇させる方向に最大
締め上げ位置まで移動させるため、精白筒部3の内圧が
図6の(a)に示すように異常に上昇してそれ以後の正
常な精米処理を期待できない。
【0012】本発明は電源電圧の変動やノイズによる外
乱,糠の付着などによる汚れがあっても精米末期を正確
に検出して正常な精米処理を実施できる精米機を提供す
ることを目的とする。
乱,糠の付着などによる汚れがあっても精米末期を正確
に検出して正常な精米処理を実施できる精米機を提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の精米機は、軸芯
方向に沿って精白ロールが配設された精白筒部の一端に
白米出口形成部材を配設し、精白筒部の軸芯方向に適当
な幅を有し精白筒部の軸芯方向に移動して白米出口の開
度を調整する抵抗板を有し、精白ロールの回転負荷の規
定範囲内の負荷変動に対しては前記抵抗板を移動させて
精白筒部の内圧をコントロールして搗精度を制御し、規
定範囲を超える負荷変動に対しては精白筒部への送り込
み玄米がなくなった精米末期と判定して前記抵抗板を精
白筒部の内圧を上昇させる方向に移動させる精米機にお
いて、前記規定範囲を超える負荷変動に対して前記抵抗
板を移動させる際に、精白筒部の内圧の上昇を検出した
場合には、前記抵抗板を精白筒部の内圧を低下させる方
向に移動させる制御手段を設けたことを特徴とする。
方向に沿って精白ロールが配設された精白筒部の一端に
白米出口形成部材を配設し、精白筒部の軸芯方向に適当
な幅を有し精白筒部の軸芯方向に移動して白米出口の開
度を調整する抵抗板を有し、精白ロールの回転負荷の規
定範囲内の負荷変動に対しては前記抵抗板を移動させて
精白筒部の内圧をコントロールして搗精度を制御し、規
定範囲を超える負荷変動に対しては精白筒部への送り込
み玄米がなくなった精米末期と判定して前記抵抗板を精
白筒部の内圧を上昇させる方向に移動させる精米機にお
いて、前記規定範囲を超える負荷変動に対して前記抵抗
板を移動させる際に、精白筒部の内圧の上昇を検出した
場合には、前記抵抗板を精白筒部の内圧を低下させる方
向に移動させる制御手段を設けたことを特徴とする。
【0014】
【作用】この構成によると、負荷変動から精米末期と判
定して前記抵抗板を精白筒部の内圧を上昇させる方向に
移動させても、精白筒部の内圧の上昇を検出すると、制
御手段が抵抗板を精白筒部の内圧を低下させる方向に移
動させる。したがって、精白筒部への送り込み玄米がな
くなった精米末期ではないにもかかわらず外乱によって
規定範囲を超える負荷変動があった場合にも、精米末期
を正確に検出して適切な精米処理を実現できる。
定して前記抵抗板を精白筒部の内圧を上昇させる方向に
移動させても、精白筒部の内圧の上昇を検出すると、制
御手段が抵抗板を精白筒部の内圧を低下させる方向に移
動させる。したがって、精白筒部への送り込み玄米がな
くなった精米末期ではないにもかかわらず外乱によって
規定範囲を超える負荷変動があった場合にも、精米末期
を正確に検出して適切な精米処理を実現できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1と図2に基づい
て説明する。なお、従来例を示す図3〜図5と同様の作
用をなすものには、同一の符号を付けて説明する。
て説明する。なお、従来例を示す図3〜図5と同様の作
用をなすものには、同一の符号を付けて説明する。
【0016】図1は本発明の精米機の制御手段36の構成
を示す。その他の部分については図3と図4に示した従
来と同一の構成である。精米運転中には、制御手段36が
#1でトルクセンサ25の検出した負荷の減少幅が前記規
定範囲以上かどうかを判定する。#1で規定範囲を超え
ていないと判定された場合には、#2を実行して昇降手
段35によって抵抗板15を移動させて精白筒部3の内圧を
コントロールして搗精度を一定に制御する。#1で規定
範囲を超えていると判定された場合には、#3〜#6を
実行する。
を示す。その他の部分については図3と図4に示した従
来と同一の構成である。精米運転中には、制御手段36が
#1でトルクセンサ25の検出した負荷の減少幅が前記規
定範囲以上かどうかを判定する。#1で規定範囲を超え
ていないと判定された場合には、#2を実行して昇降手
段35によって抵抗板15を移動させて精白筒部3の内圧を
コントロールして搗精度を一定に制御する。#1で規定
範囲を超えていると判定された場合には、#3〜#6を
実行する。
【0017】#3では、このときの基準開度から抵抗板
15を昇降手段35によって精白筒部3の内圧が上昇するよ
うに上方へ向かっての移動を開始させる。#4では#3
で抵抗板15の移動を開始してからの時間Tを計数する。
#5では抵抗板15が前記の最大締め上げ位置まで上昇し
たことを検出するリミットスイッチ〔図示せず〕の出力
を確認して抵抗板15が上限位置に達したかどうかを判定
する。#5で抵抗板15が上限位置に達していないと判定
された場合には#6を実行する。#6では、トルクセン
サ25の出力から精白筒部3の内圧が上昇したかどうかを
判定する。#6で精白筒部3の内圧が上昇していないと
判定した場合には#3に戻る。精白筒部3への送り込み
玄米がなくなった精米末期の場合には、#3〜#6のル
ーチンを繰り返し実行して抵抗板15が上限位置に達した
ことを#5で検出され、抵抗板15が上限位置に達してか
ら規定時間が経過したことを#7で検出すると、#8で
精白筒部3の処理米を排出して精米運転を終了する。
15を昇降手段35によって精白筒部3の内圧が上昇するよ
うに上方へ向かっての移動を開始させる。#4では#3
で抵抗板15の移動を開始してからの時間Tを計数する。
#5では抵抗板15が前記の最大締め上げ位置まで上昇し
たことを検出するリミットスイッチ〔図示せず〕の出力
を確認して抵抗板15が上限位置に達したかどうかを判定
する。#5で抵抗板15が上限位置に達していないと判定
された場合には#6を実行する。#6では、トルクセン
サ25の出力から精白筒部3の内圧が上昇したかどうかを
判定する。#6で精白筒部3の内圧が上昇していないと
判定した場合には#3に戻る。精白筒部3への送り込み
玄米がなくなった精米末期の場合には、#3〜#6のル
ーチンを繰り返し実行して抵抗板15が上限位置に達した
ことを#5で検出され、抵抗板15が上限位置に達してか
ら規定時間が経過したことを#7で検出すると、#8で
精白筒部3の処理米を排出して精米運転を終了する。
【0018】前記の精米末期ではないにもかかわらず、
ノイズによる外乱,玄米に混入した異物,糠の付着など
による汚れがあって一時的に負荷が規定範囲以上に減少
変化した場合には、#1を介して#3〜#6のルーチン
を実行して図2の(a)に示すように内圧が上昇したこ
とを#6で検出して、#9を実行する。#9では、図2
の(b)に示すように抵抗板15を昇降手段35によって精
白筒部3の内圧が低下するように下方へ向かって前記#
4で計数した時間Tだけ移動させて基準開度に戻し、#
1に戻って#2の通常制御に自動復帰して精米運転が継
続される。
ノイズによる外乱,玄米に混入した異物,糠の付着など
による汚れがあって一時的に負荷が規定範囲以上に減少
変化した場合には、#1を介して#3〜#6のルーチン
を実行して図2の(a)に示すように内圧が上昇したこ
とを#6で検出して、#9を実行する。#9では、図2
の(b)に示すように抵抗板15を昇降手段35によって精
白筒部3の内圧が低下するように下方へ向かって前記#
4で計数した時間Tだけ移動させて基準開度に戻し、#
1に戻って#2の通常制御に自動復帰して精米運転が継
続される。
【0019】このように、ノイズによる外乱,玄米に混
入した異物,糠の付着などによる汚れがあって負荷減少
方向への一時的な変動が発生しても、抵抗板15を最大締
め上げ位置まで上昇させてその状態を維持する精米末期
処理を実施することがなく、精米末期を正確に検出する
ことができるため、適切な精米処理を実施できる。
入した異物,糠の付着などによる汚れがあって負荷減少
方向への一時的な変動が発生しても、抵抗板15を最大締
め上げ位置まで上昇させてその状態を維持する精米末期
処理を実施することがなく、精米末期を正確に検出する
ことができるため、適切な精米処理を実施できる。
【0020】上記の実施例においては負荷の変化をトル
クセンサ25によって検出したが、駆動ベルトを介して駆
動プーリ28を駆動するモータへの通電電流の変化から負
荷の変化を検出することもできる。
クセンサ25によって検出したが、駆動ベルトを介して駆
動プーリ28を駆動するモータへの通電電流の変化から負
荷の変化を検出することもできる。
【0021】上記の実施例では#3を実行して直ちに#
6を実行したが、#3で抵抗板15を上昇し始めてから所
定時間〔2秒程度〕経過後に#6を実行するように構成
することによって、より安定な動作を期待できる。
6を実行したが、#3で抵抗板15を上昇し始めてから所
定時間〔2秒程度〕経過後に#6を実行するように構成
することによって、より安定な動作を期待できる。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によると、規定範囲
を超える負荷変動に対して前記抵抗板を移動させる際
に、精白筒部の内圧の上昇を検出した場合には、抵抗板
を精白筒部の内圧を低下させる方向に移動させる制御手
段を設けたため、ノイズによる外乱,玄米に混入した異
物,糠の付着などによる汚れがあっても精米末期を正確
に検出して正常な精米処理を実施できるものである。
を超える負荷変動に対して前記抵抗板を移動させる際
に、精白筒部の内圧の上昇を検出した場合には、抵抗板
を精白筒部の内圧を低下させる方向に移動させる制御手
段を設けたため、ノイズによる外乱,玄米に混入した異
物,糠の付着などによる汚れがあっても精米末期を正確
に検出して正常な精米処理を実施できるものである。
【図1】本発明の精米機の制御手段の構成図である。
【図2】同実施例の外乱,糠の付着などによる汚れが原
因で負荷が減少変化した場合の精白筒部の内圧と抵抗板
の位置の時間変化の説明図である。
因で負荷が減少変化した場合の精白筒部の内圧と抵抗板
の位置の時間変化の説明図である。
【図3】精米機の縦断面図である。
【図4】同精米機の要部説明図である。
【図5】従来の制御手段の精米末期の精白筒部の内圧と
抵抗板の位置の時間変化の説明図である。
抵抗板の位置の時間変化の説明図である。
【図6】従来の制御手段の外乱,糠の付着などによる汚
れが原因で負荷が減少変化した場合の精白筒部の内圧と
抵抗板の位置の時間変化の説明図である。
れが原因で負荷が減少変化した場合の精白筒部の内圧と
抵抗板の位置の時間変化の説明図である。
3 精白筒部 11 精白ロール 15 抵抗板 35 昇降手段 36 制御手段
Claims (3)
- 【請求項1】 軸芯方向に沿って精白ロールが配設され
た精白筒部の一端に白米出口形成部材を配設し、精白筒
部の軸芯方向に適当な幅を有し精白筒部の軸芯方向に移
動して白米出口の開度を調整する抵抗板を有し、精白ロ
ールの回転負荷の規定範囲内の負荷変動に対しては前記
抵抗板を移動させて精白筒部の内圧をコントロールして
搗精度を制御し、規定範囲を超える負荷変動に対しては
精白筒部への送り込み玄米がなくなった精米末期と判定
して前記抵抗板を精白筒部の内圧を上昇させる方向に移
動させる精米機において、前記規定範囲を超える負荷変
動に対して前記抵抗板を移動させる際に、精白筒部の内
圧の上昇を検出した場合には、前記抵抗板を精白筒部の
内圧を低下させる方向に移動させる制御手段を設けた精
米機。 - 【請求項2】 制御手段を、前記規定範囲を超える負荷
変動に対して前記抵抗板を移動させる際に、前記抵抗板
を移動させる時点の白米出口の開度を基準開度とし、精
白筒部の内圧の上昇を検出した場合には、前記抵抗板を
精白筒部の内圧を低下させる方向に移動させて前記基準
開度まで戻すように構成した請求項1記載の精米機。 - 【請求項3】 制御手段を、前記規定範囲を超える負荷
変動に対して前記抵抗板を移動させる際に、前記抵抗板
を移動させる時点の白米出口の開度を基準開度とし、昇
降手段を運転することにより前記抵抗板を移動させ、精
白筒部の内圧の上昇を検出した場合には、前記昇降手段
を、前記基準開度から内圧の上昇方向への前記昇降手段
の運転時間と同じ時間だけ内圧を低下させる方向に運転
するように構成した請求項2記載の精米機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25032692A JP2831208B2 (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | 精米機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25032692A JP2831208B2 (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | 精米機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0699089A JPH0699089A (ja) | 1994-04-12 |
JP2831208B2 true JP2831208B2 (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=17206251
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25032692A Expired - Lifetime JP2831208B2 (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | 精米機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2831208B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4697448B2 (ja) * | 2006-05-09 | 2011-06-08 | 井関農機株式会社 | 籾摺精米設備 |
-
1992
- 1992-09-21 JP JP25032692A patent/JP2831208B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0699089A (ja) | 1994-04-12 |
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