JPH11104502A - 精米機の制御装置および制御方法 - Google Patents
精米機の制御装置および制御方法Info
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- JPH11104502A JPH11104502A JP26470897A JP26470897A JPH11104502A JP H11104502 A JPH11104502 A JP H11104502A JP 26470897 A JP26470897 A JP 26470897A JP 26470897 A JP26470897 A JP 26470897A JP H11104502 A JPH11104502 A JP H11104502A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 精白室内の負荷状態を正確に把握できて、所
望の白度に精米することができる精米機の制御装置およ
び制御方法を提供する。 【解決手段】 精白室1に配設された精白ロール3を動
力用モータ5により回転して精白室1に送り込まれた原
料としての玄米を精白し、精白室1内の原料の負荷状態
に応じて抵抗板4の付勢力を調整して精白室1内の原料
の内部圧力を調整する精米機において、動力用モータ5
の電力値を電力計25から検出し、動力用モータ5の電
力値に基づいて精白室1内の精白原料の負荷状態を判断
して抵抗板4の付勢力を調整する。これにより、電源電
圧の変動や電源電圧の相関のアンバランス、動力用モー
タ5の特性などに影響されることなく、精白室1内の精
白原料の負荷状態を正確に把握でき、所望の白度に精米
することができる。
望の白度に精米することができる精米機の制御装置およ
び制御方法を提供する。 【解決手段】 精白室1に配設された精白ロール3を動
力用モータ5により回転して精白室1に送り込まれた原
料としての玄米を精白し、精白室1内の原料の負荷状態
に応じて抵抗板4の付勢力を調整して精白室1内の原料
の内部圧力を調整する精米機において、動力用モータ5
の電力値を電力計25から検出し、動力用モータ5の電
力値に基づいて精白室1内の精白原料の負荷状態を判断
して抵抗板4の付勢力を調整する。これにより、電源電
圧の変動や電源電圧の相関のアンバランス、動力用モー
タ5の特性などに影響されることなく、精白室1内の精
白原料の負荷状態を正確に把握でき、所望の白度に精米
することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、精米原料である玄
米を白米に精白処理する精米機、特にその制御装置およ
び制御方法に関する。
米を白米に精白処理する精米機、特にその制御装置およ
び制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】精米機は図4に示すように構成されてい
る。ホッパ9にその入口1a側が接続された精白室1の
内部には、送りロール2,精白ロール3が配設されてお
り、精白室1の出口には通路を閉方向に付勢して規制す
ることにより精白室1内の原料(玄米)の負荷を調整す
る負荷調整手段としての抵抗板4が設けられている。
る。ホッパ9にその入口1a側が接続された精白室1の
内部には、送りロール2,精白ロール3が配設されてお
り、精白室1の出口には通路を閉方向に付勢して規制す
ることにより精白室1内の原料(玄米)の負荷を調整す
る負荷調整手段としての抵抗板4が設けられている。
【0003】精米処理は、送りロール2と精白ロール3
とを動力源である三相交流の駆動用モータ5で回転駆動
し、ホッパ9からその自重により投入された玄米を送り
ロール2で抵抗板4に向かって押し込み、精白室1の内
側の網8と回転駆動されている精白ロール3との間で玄
米を精米処理し、精米された白米が抵抗板4に抗しなが
ら白米流出口7から払い出されるようになっている。抵
抗板4による付勢力を小さくした場合には、精白室1の
内部圧力が低くなって白度が低くなり、抵抗板4による
付勢力を大きくした場合には、精白室1の内部圧力が高
くなって白度が高くなるように図られている。なお、図
4における10は三相交流などの交流電源である。
とを動力源である三相交流の駆動用モータ5で回転駆動
し、ホッパ9からその自重により投入された玄米を送り
ロール2で抵抗板4に向かって押し込み、精白室1の内
側の網8と回転駆動されている精白ロール3との間で玄
米を精米処理し、精米された白米が抵抗板4に抗しなが
ら白米流出口7から払い出されるようになっている。抵
抗板4による付勢力を小さくした場合には、精白室1の
内部圧力が低くなって白度が低くなり、抵抗板4による
付勢力を大きくした場合には、精白室1の内部圧力が高
くなって白度が高くなるように図られている。なお、図
4における10は三相交流などの交流電源である。
【0004】抵抗板4は、例えば、支点11aを中心に
揺動自在のリンク11の一端に取付軸12を介して取り
付けられ、リンク11の他端には引張ばね14が接続さ
れ、引張ばね14の引張付勢力により白米流出口7を閉
鎖する方向に抵抗板4が付勢されている。引張ばね14
の他端は、リニアヘッド16により昇降自在に支持され
た昇降ロッド17に係合され、この昇降ロッド17はリ
ニアヘッド16内に設けられた伝達機構(図示せず)を
介して正逆両方向に回転自在の調整用モータ18により
昇降される。なお、19は昇降ロッド17と引張ばね1
4の他端とを連結する連結板である。これらの抵抗板
4,引張ばね14,リニアヘッド16,昇降ロッド1
7,調整用モータ18などにより負荷調整手段24が構
成されている。
揺動自在のリンク11の一端に取付軸12を介して取り
付けられ、リンク11の他端には引張ばね14が接続さ
れ、引張ばね14の引張付勢力により白米流出口7を閉
鎖する方向に抵抗板4が付勢されている。引張ばね14
の他端は、リニアヘッド16により昇降自在に支持され
た昇降ロッド17に係合され、この昇降ロッド17はリ
ニアヘッド16内に設けられた伝達機構(図示せず)を
介して正逆両方向に回転自在の調整用モータ18により
昇降される。なお、19は昇降ロッド17と引張ばね1
4の他端とを連結する連結板である。これらの抵抗板
4,引張ばね14,リニアヘッド16,昇降ロッド1
7,調整用モータ18などにより負荷調整手段24が構
成されている。
【0005】ここで、駆動用モータ5には精白室1の内
部圧力に応じて負荷がかかり、負荷の変化に伴ってその
電流値が変化する。したがって、白度に対応する駆動用
モータ5の設定電流値を予め設定し、この設定電流値と
実際の電流値とが異なる場合には、実際の電流値が設定
電流値に等しくなるように制御部20にて調整用モータ
18を正方向または逆方向に回転駆動させることによ
り、所望の白度に精米されるように意図されている。な
お、21は駆動用モータ5の電流値を検出する電流セン
サ,22は電流値と白度との関係を記憶する記憶部,2
3はA/D変換器である。
部圧力に応じて負荷がかかり、負荷の変化に伴ってその
電流値が変化する。したがって、白度に対応する駆動用
モータ5の設定電流値を予め設定し、この設定電流値と
実際の電流値とが異なる場合には、実際の電流値が設定
電流値に等しくなるように制御部20にて調整用モータ
18を正方向または逆方向に回転駆動させることによ
り、所望の白度に精米されるように意図されている。な
お、21は駆動用モータ5の電流値を検出する電流セン
サ,22は電流値と白度との関係を記憶する記憶部,2
3はA/D変換器である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、駆動用
モータ5の電流値と精白室1の負荷状態とは概ね相関関
係があるが、電源電圧の高低、相関のアンバランスによ
って、同じ負荷状態であっても、駆動用モータ5の電流
値が異なった値をとる。また、駆動用モータ5の特性に
よっても電流値が異なった値をとる。すなわち、駆動用
モータ5の電流値だけに基づいて精白室1内の負荷状態
を判断すると、実際の負荷状態と異なって駆動用モータ
5が制御されて、目的の白度に精米されないおそれがあ
った。
モータ5の電流値と精白室1の負荷状態とは概ね相関関
係があるが、電源電圧の高低、相関のアンバランスによ
って、同じ負荷状態であっても、駆動用モータ5の電流
値が異なった値をとる。また、駆動用モータ5の特性に
よっても電流値が異なった値をとる。すなわち、駆動用
モータ5の電流値だけに基づいて精白室1内の負荷状態
を判断すると、実際の負荷状態と異なって駆動用モータ
5が制御されて、目的の白度に精米されないおそれがあ
った。
【0007】本発明は上記した課題を解決するもので、
精白室内の負荷状態を正確に把握できて、所望の白度に
精米することができる精米機の制御装置および制御方法
を提供することを目的とするものである。
精白室内の負荷状態を正確に把握できて、所望の白度に
精米することができる精米機の制御装置および制御方法
を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、請求項1記載の精米機の制御装置は、精白室に配設
された精白ロールを動力源の駆動力により回転して精白
室に送り込まれた原料を精白し、精白室内の原料の負荷
状態に応じて負荷調整手段にて精白室内の原料による内
部圧力を調整する精米機において、動力源の電力値を検
出する電力検知手段と、動力源の電力値に基づいて精白
室内の精白原料の負荷状態を判断して負荷調整手段を制
御する制御部とを備えたものである。
に、請求項1記載の精米機の制御装置は、精白室に配設
された精白ロールを動力源の駆動力により回転して精白
室に送り込まれた原料を精白し、精白室内の原料の負荷
状態に応じて負荷調整手段にて精白室内の原料による内
部圧力を調整する精米機において、動力源の電力値を検
出する電力検知手段と、動力源の電力値に基づいて精白
室内の精白原料の負荷状態を判断して負荷調整手段を制
御する制御部とを備えたものである。
【0009】また、請求項2記載の精米機の制御方法
は、精白室に配設された精白ロールを動力源の駆動力に
より回転して精白室に送り込まれた原料を精白し、精白
室内の原料の負荷状態に応じて負荷調整手段にて精白室
内の原料による内部圧力を調整する精米機において、動
力源の電力値を電力検知手段から検出し、動力源の電力
値に基づいて精白室内の精白原料の負荷状態を判断して
負荷調整手段を制御するものである。
は、精白室に配設された精白ロールを動力源の駆動力に
より回転して精白室に送り込まれた原料を精白し、精白
室内の原料の負荷状態に応じて負荷調整手段にて精白室
内の原料による内部圧力を調整する精米機において、動
力源の電力値を電力検知手段から検出し、動力源の電力
値に基づいて精白室内の精白原料の負荷状態を判断して
負荷調整手段を制御するものである。
【0010】上記精米機の制御装置および制御装置によ
れば、動力源の電力値に基づいて精白室内の精白原料の
負荷状態を判断して制御するため、電源電圧の変動や電
源電圧の相関のアンバランス、駆動源の特性などに影響
されることなく、精白室内の精白原料の負荷状態を正確
に把握でき、所望の白度に精米することができる。
れば、動力源の電力値に基づいて精白室内の精白原料の
負荷状態を判断して制御するため、電源電圧の変動や電
源電圧の相関のアンバランス、駆動源の特性などに影響
されることなく、精白室内の精白原料の負荷状態を正確
に把握でき、所望の白度に精米することができる。
【0011】また、この精米機の制御方法は、精白室に
十分な玄米が供給された通常精米時だけでなく、初期精
白処理時にも、良好に適用できるものである。
十分な玄米が供給された通常精米時だけでなく、初期精
白処理時にも、良好に適用できるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、従来のものと同機能のもの
には同符号を付してその説明は省略する。
に基づいて説明する。なお、従来のものと同機能のもの
には同符号を付してその説明は省略する。
【0013】図1に示すように、この精米機において
は、駆動用モータ5の電流値を検出する電流センサが設
けられておらず、これに代えて、動力用モータ5への電
力値を検出する電力計25が設けられている。この電力
計25はE・I・cosθ(ただし、Eは電圧、Iは電
流、θは電圧と電流との位相角である)で表される電力
値を測定する。
は、駆動用モータ5の電流値を検出する電流センサが設
けられておらず、これに代えて、動力用モータ5への電
力値を検出する電力計25が設けられている。この電力
計25はE・I・cosθ(ただし、Eは電圧、Iは電
流、θは電圧と電流との位相角である)で表される電力
値を測定する。
【0014】そして制御部26が、電力計25で検出し
た駆動用モータ5の電力値に基づいて精白室1内の精白
原料の負荷状態を判断して抵抗板4の付勢力を調整する
ようになっている。また、制御部26にはROMからな
る記憶部22が接続され、この記憶部22には図2に示
すような電力値から負荷量を計算するためのルックアッ
プテーブルが記憶されている。
た駆動用モータ5の電力値に基づいて精白室1内の精白
原料の負荷状態を判断して抵抗板4の付勢力を調整する
ようになっている。また、制御部26にはROMからな
る記憶部22が接続され、この記憶部22には図2に示
すような電力値から負荷量を計算するためのルックアッ
プテーブルが記憶されている。
【0015】上記構成において制御部26は、精白室1
に十分な玄米が供給された状態で精米処理が行われる通
常精米時に、精白ロール3を回転駆動する駆動用モータ
5の電力値を電力計25により随時検出しており、ルッ
クアップテーブルにおけるこれらの電力値に基づいて精
白室1内の負荷状態を演算算出する。そして、この負荷
状態に基づいて、抵抗板4の付勢力を調整制御する。
に十分な玄米が供給された状態で精米処理が行われる通
常精米時に、精白ロール3を回転駆動する駆動用モータ
5の電力値を電力計25により随時検出しており、ルッ
クアップテーブルにおけるこれらの電力値に基づいて精
白室1内の負荷状態を演算算出する。そして、この負荷
状態に基づいて、抵抗板4の付勢力を調整制御する。
【0016】したがって、近くの場所で大量に電力を消
費する機器が駆動されたり、電力供給地域における消費
が多くなる時間帯となったりして、電源電圧が低下し、
これに伴って駆動用モータ5の電流値が変化するような
場合でも、精白室1内の負荷量を的確に判定でき、負荷
調整手段としての抵抗板4による圧力調整は精白室1の
負荷状態に対応したものとなって、所望の白度に安定し
て精米される。また、電源電圧の相関のアンバランスや
駆動用モータ5の特性などにも影響されることなく、精
白室1内の負荷量を的確に判定できて、抵抗板4による
圧力調整を精白室1の負荷状態に対応して行うことがで
き、所望の白度に安定して精米できる。
費する機器が駆動されたり、電力供給地域における消費
が多くなる時間帯となったりして、電源電圧が低下し、
これに伴って駆動用モータ5の電流値が変化するような
場合でも、精白室1内の負荷量を的確に判定でき、負荷
調整手段としての抵抗板4による圧力調整は精白室1の
負荷状態に対応したものとなって、所望の白度に安定し
て精米される。また、電源電圧の相関のアンバランスや
駆動用モータ5の特性などにも影響されることなく、精
白室1内の負荷量を的確に判定できて、抵抗板4による
圧力調整を精白室1の負荷状態に対応して行うことがで
き、所望の白度に安定して精米できる。
【0017】図3は、本発明の第2の実施の形態を示す
ものであるが、図1に示す精米機と同機能のものには同
符号を付す。この精米機は、ホッパ9と精白室1の入口
1aとの間に、原料である玄米を精白室1へ供給する原
料供給装置30が設けられている。原料供給装置30
は、ホッパ9の出口と精白室1の入口1aとを連通する
供給通路31に配設されて玄米6を精白室1の精白ロー
ル3側に送り込んで供給する送り込み羽根車32と、こ
の送り込み羽根車32を回転駆動させる供給駆動モータ
33とからなる。
ものであるが、図1に示す精米機と同機能のものには同
符号を付す。この精米機は、ホッパ9と精白室1の入口
1aとの間に、原料である玄米を精白室1へ供給する原
料供給装置30が設けられている。原料供給装置30
は、ホッパ9の出口と精白室1の入口1aとを連通する
供給通路31に配設されて玄米6を精白室1の精白ロー
ル3側に送り込んで供給する送り込み羽根車32と、こ
の送り込み羽根車32を回転駆動させる供給駆動モータ
33とからなる。
【0018】なお、抵抗板4を白米流出口7の閉鎖方向
に付勢する引張ばね14の他端は、連結板19を介して
所定位置に固定されており、引張ばね14は端部が固定
された状態で抵抗板4を付勢するようになっている。
に付勢する引張ばね14の他端は、連結板19を介して
所定位置に固定されており、引張ばね14は端部が固定
された状態で抵抗板4を付勢するようになっている。
【0019】この精米機においても、駆動用モータ5の
電力値を検出する電力計25が設けられている。そして
制御部35が、電力計25で検出した駆動用モータ5の
電力値に基づいて精白室1内の精白原料の負荷状態を演
算算出し、この負荷状態から判断して送り込み羽根車3
2による玄米6の精白室1への送り込み量を調整するよ
うになっている。また、制御部35にはROMからなる
記憶部22が接続され、この記憶部22には上記と同様
のルックアップテーブルが記憶されている。
電力値を検出する電力計25が設けられている。そして
制御部35が、電力計25で検出した駆動用モータ5の
電力値に基づいて精白室1内の精白原料の負荷状態を演
算算出し、この負荷状態から判断して送り込み羽根車3
2による玄米6の精白室1への送り込み量を調整するよ
うになっている。また、制御部35にはROMからなる
記憶部22が接続され、この記憶部22には上記と同様
のルックアップテーブルが記憶されている。
【0020】この精米機においても、精白ロール3を回
転駆動する駆動用モータ5の電力値を電力計25で随時
検出しており、ルックアップテーブルにおける電力値に
基づいて精白室1内の負荷量を算出する。
転駆動する駆動用モータ5の電力値を電力計25で随時
検出しており、ルックアップテーブルにおける電力値に
基づいて精白室1内の負荷量を算出する。
【0021】そして、この精米機においては、精米機の
運転開始時には、予め設定された回転数で送り込み羽根
車32を回転させ、玄米6はこの回転数に応じた所定の
供給量で供給される。
運転開始時には、予め設定された回転数で送り込み羽根
車32を回転させ、玄米6はこの回転数に応じた所定の
供給量で供給される。
【0022】この後、例えば所定時間経過した後、精白
ロール3を回転駆動する駆動用モータ5の電力量を電力
計25により検出し、ルックアップテーブルにおける電
力値に対応する箇所から精白室1内の負荷状態を算出す
る。そして、この負荷量に応じて送り込み羽根車32の
回転数を制御する。すなわち、負荷量が設定値より小さ
い場合には、駆動用モータ5の負荷が小さくて精白室1
内の玄米6の圧力が低いと判断して、送り込み羽根車3
2の回転数を増加させる。これにより、精白室1内に多
量の玄米6が供給されて、精白室1内の玄米6の圧力が
適正な圧力に近づき、その結果、目的とする白度に精米
される。一方、負荷量が設定値より大きい場合には、駆
動用モータ5の負荷が大きくて精白室1内の玄米6の圧
力が高いと判断して、送り込み羽根車32の回転数を減
少させる。これにより、精白室1内に少量の玄米6が供
給されて、精白室1内の玄米6の圧力が適正な圧力に近
づき、その結果、目的とする白度に精米される。
ロール3を回転駆動する駆動用モータ5の電力量を電力
計25により検出し、ルックアップテーブルにおける電
力値に対応する箇所から精白室1内の負荷状態を算出す
る。そして、この負荷量に応じて送り込み羽根車32の
回転数を制御する。すなわち、負荷量が設定値より小さ
い場合には、駆動用モータ5の負荷が小さくて精白室1
内の玄米6の圧力が低いと判断して、送り込み羽根車3
2の回転数を増加させる。これにより、精白室1内に多
量の玄米6が供給されて、精白室1内の玄米6の圧力が
適正な圧力に近づき、その結果、目的とする白度に精米
される。一方、負荷量が設定値より大きい場合には、駆
動用モータ5の負荷が大きくて精白室1内の玄米6の圧
力が高いと判断して、送り込み羽根車32の回転数を減
少させる。これにより、精白室1内に少量の玄米6が供
給されて、精白室1内の玄米6の圧力が適正な圧力に近
づき、その結果、目的とする白度に精米される。
【0023】この精米機においても、電源電圧の低下に
伴って駆動用モータ5の電流値が変化するようなことが
あった場合でも、このような電流値の変動に影響される
ことなく、駆動用モータ5の電力値から精白室1内の負
荷量を的確に判定できるため、負荷調整手段としての原
料供給装置30による供給量の調整は精白室1の負荷状
態に対応したものとなって、所望の白度に安定して精米
される。
伴って駆動用モータ5の電流値が変化するようなことが
あった場合でも、このような電流値の変動に影響される
ことなく、駆動用モータ5の電力値から精白室1内の負
荷量を的確に判定できるため、負荷調整手段としての原
料供給装置30による供給量の調整は精白室1の負荷状
態に対応したものとなって、所望の白度に安定して精米
される。
【0024】なお、上記電力値としては、単純に電力計
25の値を用いてもよいが、これに代えて精白室1へ玄
米を全く供給していない無負荷時の電力値を差し引いた
値を用いてもよく、さらに必要に応じて短いサイクルで
測定してその平均値を採用する移動平均値を用いてもよ
い。また、上記実施の形態においては、横型の精米機の
場合を図示したが、縦型の精米機などにも適用可能であ
ることもいうまでもない。また、電源が単相の交流であ
る場合には、単相交流用の電力計を用いればよい。さら
に、このような精米機の機能を備えた設備にも適用でき
る。
25の値を用いてもよいが、これに代えて精白室1へ玄
米を全く供給していない無負荷時の電力値を差し引いた
値を用いてもよく、さらに必要に応じて短いサイクルで
測定してその平均値を採用する移動平均値を用いてもよ
い。また、上記実施の形態においては、横型の精米機の
場合を図示したが、縦型の精米機などにも適用可能であ
ることもいうまでもない。また、電源が単相の交流であ
る場合には、単相交流用の電力計を用いればよい。さら
に、このような精米機の機能を備えた設備にも適用でき
る。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、動力源の
電力値に基づいて精白室内の精白原料の負荷状態を判断
して制御することにより、電源電圧が変化したり、電源
電圧の相関がアンバランスであったりした場合でも精白
室内の精白原料の負荷状態を正確に把握でき、所望の白
度に精米することができて、精米処理の信頼性が向上す
る。
電力値に基づいて精白室内の精白原料の負荷状態を判断
して制御することにより、電源電圧が変化したり、電源
電圧の相関がアンバランスであったりした場合でも精白
室内の精白原料の負荷状態を正確に把握でき、所望の白
度に精米することができて、精米処理の信頼性が向上す
る。
【図1】本発明の第1の実施の形態における精米機を概
略的に示す図である。
略的に示す図である。
【図2】同精米機の負荷状態の特性を示すグラフであ
る。
る。
【図3】本発明の第2の実施の形態における精米機を概
略的に示す図である。
略的に示す図である。
【図4】従来の精米機を概略的に示す図である。
1 精白室 3 精白ロール 4 抵抗板 5 駆動用モータ(動力源) 6 玄米(原料) 22 記憶部 24 負荷調整手段 25 電力計 26,35 制御部 30 原料供給装置(負荷調整手段)
Claims (3)
- 【請求項1】 精白室に配設された精白ロールを動力源
の駆動力により回転して精白室に送り込まれた原料を精
白し、精白室内の原料の負荷状態に応じて負荷調整手段
にて精白室内の原料による内部圧力を調整する精米機に
おいて、動力源の電力値を検出する電力検知手段と、動
力源の電力値に基づいて精白室内の精白原料の負荷状態
を判断して負荷調整手段を制御する制御部とを備えた精
米機の制御装置。 - 【請求項2】 精白室に配設された精白ロールを動力源
の駆動力により回転して精白室に送り込まれた原料を精
白し、精白室内の原料の負荷状態に応じて負荷調整手段
にて精白室内の原料による内部圧力を調整する精米機に
おいて、動力源の電力値を電力検知手段から検出し、動
力源の電力値に基づいて精白室内の精白原料の負荷状態
を判断して負荷調整手段を制御する精米機の制御方法。 - 【請求項3】 精白室に十分な玄米が供給された状態で
精米する通常精米時に、動力源の電力値を電力検知手段
から検出し、動力源の電力値に基づいて精白室内の精白
原料の負荷状態を判断して負荷調整手段を制御する請求
項2に記載の精米機の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26470897A JPH11104502A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 精米機の制御装置および制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26470897A JPH11104502A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 精米機の制御装置および制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11104502A true JPH11104502A (ja) | 1999-04-20 |
Family
ID=17407089
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26470897A Pending JPH11104502A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 精米機の制御装置および制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11104502A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008080202A (ja) * | 2006-09-26 | 2008-04-10 | Taiwa Seiki:Kk | 精米方法および精米機 |
-
1997
- 1997-09-30 JP JP26470897A patent/JPH11104502A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008080202A (ja) * | 2006-09-26 | 2008-04-10 | Taiwa Seiki:Kk | 精米方法および精米機 |
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