JPH11295952A - 画像形成装置、像担持体及び画像形成装置の組み立て方法 - Google Patents

画像形成装置、像担持体及び画像形成装置の組み立て方法

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JPH11295952A
JPH11295952A JP10346253A JP34625398A JPH11295952A JP H11295952 A JPH11295952 A JP H11295952A JP 10346253 A JP10346253 A JP 10346253A JP 34625398 A JP34625398 A JP 34625398A JP H11295952 A JPH11295952 A JP H11295952A
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image
unit
forming apparatus
image forming
writing
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Masanori Saito
政範 斉藤
Nobuyuki Yanagawa
信之 柳川
Hideaki Kibune
英明 木船
Akira Imai
明 今井
Yoshinobu Takeyama
佳伸 竹山
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回転駆動される像担持体に書き込み手段により
潜像を書き込み、この潜像を可視像化した上、用紙に転
写して最終画像を得る画像形成装置において、組み立て
性を向上した画像形成装置を提供すること。 【解決手段】像担持体(16、26)を支える軸部(6
7b、67’b)を支持するための軸支持部(910,
1310)と、書き込み手段を支持するための書き込み
手段支持部(920,1120、1320、112
0’)とを具備していて別体の不動部材(300、40
0)に取付られる共通組付部材(900、900”、9
00A、1100、1100’、1100A、110
0”、1300、1300A)を用いて、これら像担持
体(16、26)と書き込み手段との関係位置を設定
し、また、現像装置との位置関係をも設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置、像
担持体及び画像形成装置の組み立て方法に関する。
【0002】
【従来の技術】回転駆動される像担持体に書き込み手段
により静電潜像を書き込み、この静電潜像を可視像化し
た上、用紙に転写して最終画像を得る画像形成装置が知
られている。このような画像形成装置においては、像担
持体のまわりに配置される、書き込み手段をはじめとす
る所謂プロセス部材の取り付け位置に本来の取り付け位
置との間に精度上のずれがあると、画質に影響を与え
る。特に各色像を重ね転写してカラー画像を形成する画
像形成装置では、色ずれの発生の原因となる。
【0003】このようなことから、これらの部材の取り
付け位置を正確に定めるための方法が提案されている。
例えば、特開平8−62916号公報には、感光体と光
学ユニットとの相対的な位置関係を正確に定める手段と
して、感光体の両端を支持する感光体支持部、光学ユニ
ット等、を共通に取り付ける取り付け部を装置本体と一
体な本体側板に設け、この側板にこれらの部材を取り付
ける技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術におい
て、本体側板が軽量、小型ならば問題は少ないと思われ
るが、本体側板は主要な部材を取り付ける基本となる部
材であることから、一般にある程度の大きさ、重量を有
するのがふつうで、そのように、重量、大きさが大きい
本体側板に感光体や光学ユニット等の取り付け部を正確
に形成することは、不可能ではないにしても、量産を前
提にして、コスト面を考慮すると必ずしも容易な作業で
はない。
【0005】本発明は、像担持体及び該像担持体まわり
の部材を精度よく容易に組み付けることができ、また、
位置調整をすることが可能な画像形成装置及び画像形成
装置の組み立て方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、以下の構成とした。
【0007】(1).回転駆動される像担持体に書き込
み手段により潜像を書き込み、この潜像を可視像化した
上、用紙に転写して最終画像を得る画像形成装置におい
て、前記像担持体を支える軸部を支持するための軸支持
部と、前記書き込み手段を支持するための書き込み手段
支持部とを具備していて別体の不動部材に取付られる共
通組付部材を用いて、これら像担持体と書き込み手段と
の関係位置を設定した(請求項1)。
【0008】(2).(1)記載の画像形成装置におい
て、前記像担持体は帯電手段、クリーニング手段を付帯
した像担持体のユニットの一部として構成されているこ
ととした(請求項2)。
【0009】(3).(1)又は(2)記載の画像形成
装置において、前記共通組付部材は、前記像担持体の軸
方向上に対向して設けられた2つの独立した部材であ
り、それぞれ不動部材に装着されていることとした(請
求項3)。
【0010】(4).(3)記載の画像形成装置におい
て、対向している一方の共通組付部材は、前記像担持体
に回転駆動力を与える駆動部材を支持するための駆動部
材支持部を具備していることとした(請求項4)。
【0011】(5).(1)、(2)、(3)又は
(4)記載の画像形成装置において、1つの像担持体を
支持している前記共通組付部材と、この共通組付部材に
より支持される少なくとも前記書き込み手段とを含む構
成を1つの画像ステーションとするとき、n個(nは2
以上の整数)の画像ステーションを有することとした
(請求項5)。
【0012】(6).(5)記載の画像形成装置におい
て、n=1とした(請求項6)。
【0013】(7).(1)、(2)、(3)、
(4)、(5)、又は(6)記載の画像形成装置におい
て、前記像担持体は、該像担持体単体で、又は該像担持
体まわりの付帯部材を含むユニットとして、前記共通組
付部材に対して着脱自在とした(請求項7)。
【0014】(8).(1)、(2)、(3)、
(4)、(5)、(6)又は(7)記載の画像形成装置
において、前記書き込み手段は、前記共通組付部材に対
して着脱自在であることとした(請求項8)。
【0015】(9).(1)、(2)、(3)、
(4)、(5)、(6)、(7)又は(8)記載の画像
形成装置において、前記書き込み手段支持部と前記書き
込み手段との間には、前記書き込み手段と前記像担持体
との間隔を調整するための間隔調整手段を設けた(請求
項9)。
【0016】(10).(1)、(2)、(3)、
(4)、(5)、(6)、(7)、(8)又は(9)記
載の画像形成装置において、前記書き込み手段支持部又
は前記書き込み手段の何れかに、前記書き込み手段の熱
膨張、熱収縮時の変位を吸収する逃げ部を設けた(請求
項10)。
【0017】(11).(1)、(2)、(3)、
(4)、(5)、(6)、(7)、(8)、(9)又は
(10)記載の画像形成装置において、前記共通組付部
材に組み付けられた前記像担持体に対する前記書き込み
手段の主走査方向での位置を調整する主走査方向調整手
段を、前記書き込み手段と前記書き込み手段支持部との
間に設けた(請求項11)。
【0018】(12).(5)、(7)、(8)、
(9)、(10)又は(11)記載の画像形成装置にお
いて、n−1個の画像ステーションについて前記共通組
付部材に組み付けられた前記像担持体に対する前記書き
込み手段の主走査方向での位置を調整する主走査方向調
整手段を、前記書き込み手段と前記書き込み手段支持部
との間に設け、残る画像ステーションについて、前記書
き込み手段の位置を前記書き込み手段支持部に対して固
定した(請求項12)。
【0019】(13).(1)、(2)、(3)、
(4)、(5)、(6)、(7)、(8)、(9)、
(10)、(11)又は(12)記載の画像形成装置に
おいて、前記共通組付部材に組み付けられた前記像担持
体の回転軸線に対し前記書き込み手段による当該像担持
体上での書き込みラインを一致させるためのライン調整
手段を、前記書き込み手段と前記書き込み手段支持部と
の間に設けた(請求項13)。
【0020】(14).(13)記載の画像形成装置に
おいて、ライン調整手段は前記書き込み手段の主走査方
向での一端側を支点として他端側を変位させる手段とし
た(請求項14)。
【0021】(15).(5)記載の画像形成装置にお
いて、n個の画像ステーションの全てについて、前記共
通組付部材に組み付けられた前記像担持体の回転軸線に
対し前記書き込み手段による当該像担持体上での書き込
みラインの傾きを調整するためのライン調整手段を、前
記書き込み手段と前記書き込み手段支持部との間に設け
た(請求項15)。
【0022】(16).(15)記載の画像形成装置に
おいて、n−1個の画像ステーションの全てについて、
前記共通組付部材に組み付けられた前記像担持体の回転
軸線に対し前記書き込み手段による当該像担持体上での
書き込みラインを一致させるためのライン調整手段を、
前記書き込み手段と前記書き込み手段支持部との間に設
けた(請求項16)。
【0023】(17).(11)、(12)、(1
3)、(14)、(15)又は(16)記載の画像形成
装置において、前記主走査方向調整手段、前記ライン調
整手段は共通の偏心ピンを利用したものとした(請求項
17)。
【0024】(18).(4)、(5)、(6)、
(7)、(8)、(9)、(10)、(11)、(1
2)、(13)、(14)、(15)、(16)又は
(17)記載の画像形成装置において、前記駆動部材は
前記像担持体に設けたギヤに噛み合うウォーム軸とした
(請求項18)。
【0025】(19).(4)、(5)、(7)、
(8)、(9)、(10)、(11)、(12)、(1
3)、(14)、(15)、(16)、(17)又は
(18)記載の画像形成装置において、この画像形成装
置は前記像担持体上のトナー画像を転写される中間転写
ベルトと、この中間転写ベルト上のトナー画像を転写手
段により転写紙に転写する多色画像形成装置であって、
前記中間転写ベルトの同一移動面に沿って一定の間隔を
おいて配置された少なくとも2つの画像ステーションを
有するものとした(請求項19)。
【0026】(20).(1)、(2)、(3)、
(4)、(5)、(6)、(7)、(8)、(9)、
(10)、(11)、(12)、(13)、(14)、
(15)、(16)、(17)、(18)又は(19)
記載の画像形成装置において、前記像担持体上の潜像を
可視像化する現像装置であってユニットケースに組み付
けられて一体化されたもの(以下、現像ユニットとい
う。)を有し、この現像ユニットの一端側には前記像担
持体を支える受部を着脱可能に位置決め保持する受部保
持手段、前記現像ユニットの他端側には前記不動部材に
掛止される被掛止部がそれぞれ設けられていることとし
た(請求項20)。
【0027】(21).(20)記載の画像形成装置に
おいて、前記受部保持手段は、開放溝と、この開放溝に
前記受部を固定する押さえ手段と、前記受部の前記現像
ユニットに対する回り止め手段とを有し、前記被掛止部
は前記不動部材側に設けた掛止部に該現像ユニットの自
重を利用して下向きに掛止される所定の形状を有するこ
ととした(請求項21)。
【0028】(22).(21)記載の画像形成装置に
おいて、前記開放溝は前記像担持体の前記現像ユニット
に対する着脱方向を規制する一定の方向を有しているこ
ととした(請求項22)。
【0029】(23).(21)又は(22)記載の画
像形成装置において、前記押さえ手段は、前記受部又は
前記現像ユニットの何れか一方に枢着されていて自由端
側に前記受部に係合される被係合部を有するレバーと、
前記受部又は前記現像ユニットに設けられ前記レバーの
被係合部と係合する係合部を主な要素とすることとした
(請求項23)。
【0030】(24).回転駆動される像担持体に書き
込み手段により潜像を書き込み、この潜像を可視像化し
た上、用紙に転写して最終画像を得る画像形成装置に用
いられる前記像担持体であって、前記像担持体を支える
受部にレバーが枢着されていて、このレバーの自由端側
には不動部材に設けられた被係合部と係合し得る被係合
部を形成していることとした(請求項24)。
【0031】(25).(24)記載の像担持体におい
て、前記受部は、帯電手段、クリーニング手段を付帯し
た像担持体ユニットの一部として構成されていることと
した(請求項25)。
【0032】(26).回転駆動される像担持体に書き
込み手段により潜像を書き込み、この潜像を可視像化し
た上、用紙に転写して最終画像を得る画像形成装置にお
いて、前記像担持体上の潜像を可視像化する現像装置で
あってユニットケースに組み付けられて一体化されたも
の(以下、現像ユニットという。)を支持するための現
像ユニット支持部と、前記書き込み手段を支持するため
の書き込み手段支持部とを具備した共通組付部材を介し
て前記現像ユニットと前記書き込み手段との位置関係を
設定した(請求項26)。
【0033】(27).(26)記載の画像形成装置に
おいて、前記現像ユニットには前記現像ユニット支持部
に位置決めされる中間支持部材が設けられていることと
した(請求項27)。
【0034】(28).(26)又は(27)記載の画
像形成装置において、前記現像ユニットには異なる色の
可視像化を行なう複数の現像装置が装備されていること
とした(請求項28)。
【0035】(29).(26)、(27)又は(2
8)記載の画像形成装置において、前記中間支持部材は
像担持体を支持する受部と着脱可能に嵌合する関係にあ
ることとした(請求項29)。
【0036】(30).(29)記載の画像形成装置に
おいて、前記中間支持部材は、前記現像ユニット支持部
に着脱可能に嵌合される凸形状の被嵌合部と、前記受部
と着脱可能に嵌合する凹形状の嵌合部とを合わせ有し、
前記凹形状の嵌合部は開放されていることとした(請求
項30)。
【0037】(31).(30)記載の画像形成装置に
おいて、前記受部は、帯電手段、クリーニング手段を付
帯した像担持体ユニットの一部として構成されているこ
ととした(請求項31)。
【0038】(32).(30)又は(31)記載の画
像形成装置において、前記現像ユニットには、平行な対
向面を有するU字状の溝が設けられていて、このU字状
の溝には前記受部と一体的に構成された小判形状部の平
行平面部が摺動可能に嵌合しこれら小判形状部と前記U
字状の溝により、前記現像ユニットと前記像担持体との
位置関係を定めることとした(請求項32)。
【0039】(33).(32)記載の画像形成装置に
おいて、前記U字状の溝は前記潜像担持体ユニットの前
記現像ユニットからの離脱方向を規制する一定の方向を
有していることとした(請求項33)。
【0040】(34).(32)又は(33)記載の画
像形成装置において、前記中間支持部材の凹形状の嵌合
部と前記受部との嵌合関係を保持し、また保持の解除を
行なう受部固定手段を有することとした(請求項3
4)。
【0041】(35).(34)記載の画像形成装置に
おいて、前記受部固定手段は、前記潜像担持体ユニット
又は前記現像ユニットの何れか一方の側に枢着されてい
て自由端側に被係合部を有するレバーと、前記潜像担持
体ユニット又は前記現像ユニットの残る他方に設けられ
前記レバーの前記被係合部と係合する係合部とからなる
こととした(請求項35)。
【0042】(36).(34)記載の画像形成装置に
おいて、前記像担持体の受部に枢着されているレバー
は、前記受部と一体的に構成されている前記像担持体又
は前記像担持体ユニットを前記現像ユニットから離脱す
る際の把手部を有していることとした(請求項36)。
【0043】(37).(34)記載の画像形成装置に
おいて、前記受部固定手段は、前記U字状の溝に形成さ
れていて前記小判形状部を該小判形状部の変位に応じて
掛止することのできる凹部からなることとした(請求項
37)。
【0044】(38).(34)、(35)、(36)
又は(37)記載の画像形成装置において、前記現像ユ
ニットは、前記中間支持部材が設けられた部位とは異な
る位置で不動部材に掛止される被掛止部を有しているこ
ととした(請求項38)。
【0045】(39).(38)記載の画像形成装置に
おいて、前記受部固定手段により前記現像ユニットと前
記像担持体とを一体化して構成される複合ユニットの状
態で、前記現像ユニットの一端側での前記共通組付部材
に対する前記中間支持部材の着脱及び該現像ユニット他
端側での前記不動部材に対する前記被掛止部材による掛
止及び掛止の解除を行ない不動部材に対する当該複合ユ
ニットの着脱を可能とした(請求項39)。
【0046】(40).(39)記載の画像形成装置に
おいて、前記像担持体の受部を間にして前記中間支持部
材と対向する位置に移動し、また、該位置からの退避が
可能なスライド部材を設け、このスライド部材により前
記受部を前記中間支持部材とで挾持することにより、前
記複合ユニットを前記共通組付部材に保持できることと
した(請求項40)。
【0047】(41).(40)記載の画像形成装置に
おいて、前記像担持体が複数個並列配置されるタイプの
画像形成装置であるとき、各像担持体に対応して前記中
間支持部材が設けられるものとし、前記スライド部材は
前記複数の各像担持体の各受部を、各中間支持部材とで
共通に挾持し、また挾持の解除が可能な大きさと移動ス
トロークを有することとした(請求項41)。
【0048】(42).回転駆動される像担持体に書き
込み手段により潜像を書き込み、この潜像を可視像化し
た上、用紙に転写して最終画像を得る画像形成装置の組
み立て方法であって、一体的もしくは一体部材として構
成されていて、前記像担持体を支える受部を支持するた
めの支持部と前記書き込み手段を支持するための支持部
とを所定の関係位置を満足するように形成している共通
組付部材を画像形成装置の本体側板に組み付けた後、こ
の共通組付部材に前記書き込み手段を組み付け、前記潜
像を可視像化する現像装置を具備した現像ユニットに前
記像担持体を組み付けて一体化し又は予め一体化してお
き、この一体化された複合ユニットを、前記共通組付部
材に組み付けることとした(請求項42)。
【0049】(43).回転駆動される像担持体に書き
込み手段により潜像を書き込み、この潜像を可視像化し
た上、用紙に転写して最終画像を得る画像形成装置の組
み立て方法であって、一体的もしくは一体部材として構
成されていて、前記潜像を可視像化する現像装置を具備
した現像ユニットを支える支持部と前記書き込み手段を
支持する支持部とを所定の関係位置を満足するように形
成している共通組付部材を画像形成装置の本体側板に組
み付けた後、この共通組付部材に前記書き込み手段及び
現像ユニットをそれぞれ組み付け、こうして前記共通組
付部材に組み付けられた前記現像ユニットに、前記像担
持体を組み付けることとした(請求項43)。
【0050】(44).回転駆動される像担持体に書き
込み手段により潜像を書き込み、この潜像を可視像化し
た上、用紙に転写して最終画像を得る画像形成装置の組
み立て方法であって、一体的もしくは一体部材として構
成されていて、前記像担持体を支える受部を支持するた
めの軸支持部と前記書き込み手段を支持するための書き
込み手段支持部とを像の書き込みに適する所定の関係位
置を満足するように形成している共通組付部材を画像形
成装置の本体側板に取り付けた後、この共通組付部材の
前記軸支持部に前記像担持体、前記書き込み手段支持部
に前記書き込み手段をそれぞれ組み付けることとした
(請求項44)。
【0051】(45).(42)、(43)又は(4
4)記載の画像形成装置の組み立て方法において、前記
共通組付部材は、前記像担持体に回転駆動力を与える駆
動部材を支持するための駆動部材支持部を具備したもの
を含み、この駆動部材支持部を具備した共通組付部材を
前記本体側板に組み付けた後、前記駆動部材を取り付け
ることとした(請求項45)。
【0052】
【発明の実施の形態】〔1〕画像形成装置全体の説明 〔1〕−a.画像形成装置全体 以下に、本発明の実施に適する画像形成装置の一例を画
像形成のプロセスとともに説明する。この画像形成装置
は、像担持体としてドラム状の感光体(以下、感光体ド
ラムという。)を用い、この感光体のまわりに、帯電
器、書き込み手段、現像手段、クリーニング手段などを
配置してなる画像ステーションを構成し、このような画
像ステーションを中間転写ベルトの同一移動面に沿って
一定の間隔をおいて2つ配置している。
【0053】画像の形成プロセスは、1つの画像ステー
ションに着目すれば、一般の静電記録方式に準じてい
て、暗中にて帯電器により一様に帯電された感光体上に
書き込み手段によりある色の静電潜像を書き込み、この
静電潜像を現像手段により可視像化して中間転写ベルト
に転写する。
【0054】各画像ステーションにおける現像手段につ
いて、それぞれ2つの異なる色のトナーによる可視像化
機能を有するものとすると、3原色にブラックを加えて
4色となるので、これらの色を各現像手段に分担すれ
ば、フルカラー画像を形成することができる。
【0055】よって、中間転写ベルトの同一画像形成領
域が2つの画像ステーションを順次通過する間に、各画
像ステーションによりそれぞれ1色ずつトナー像を重ね
転写されるようにし、この中間転写ベルト上の2色重ね
転写された画像領域がもう一度上記2つの画像ステーシ
ョンを順次通過する間に、各画像ステーションによりそ
れぞれ先程とは異なる色のトナー像を重ね転写されるよ
うにすれば、上記同一画像形成領域が各画像ステーショ
ンを2回通過した時点で、フルカラートナー画像が重ね
転写されていることとなる。このフルカラートナー画像
を転写紙に転写すれば、転写紙上にフルカラー画像を得
ることができる。この転写紙上のトナー像を定着手段に
より定着して、転写紙上にフルカラーの最終画像を得る
ことができる。
【0056】以下に説明する例は、このような画像プロ
セスを用いた画像形成装置であり、中間転写ベルトの回
転に同期して、高速なプリント出力を得ることを可能と
するもので、像担持体としての感光体ドラム、書き込み
手段としてLEDと集束性光伝送体とを組み合わせたも
のを用いたものを例示しているが、この変形応用例とし
て、像担持体として無端ベルト状のものを使用してもよ
いし、書き込み手段としてレーザ光源を使用してもよ
い。さらに、像担持体として、感光体に限られるもので
はなく、光以外の作用だけで潜像を形成しうる媒体、ま
た、そのような像担持体に光以外の作用により電気的磁
気的な変化を与え得る書き込み手段を使用することもで
きる。
【0057】〔1〕−b.画像形成プロセスの概要 この例は、感光体ドラムや感光体ベルトなどの画像担持
体に少なくともA色、B色、C色の三原色で形成される
トナー画像を中間転写体としての中間転写ベルトに転写
し、この中間転写ベルト上のカラー画像を転写手段によ
り転写紙に転写する画像形成方法において、図18に示
すように、矢印a’の向きに走行する中間転写ベルト1
0の同一移動面に沿って一定の間隔を置いて配置され、
感光体ドラム、帯電手段、現像手段をそれぞれ有する第
1の画像ステーション14及び第2の画像ステーション
24により、中間転写ベルト10上に、図19または図
20に示す順序でトナー画像を転写し、中間転写ベルト
10上に得られたカラー画像を転写手段11で転写紙P
に転写するものである。
【0058】〔1〕−c.画像形成プロセスの具体例
(その1) ここで、中間転写ベルト10の全長をL、転写紙Pの転
写時における移動方向の長さの相当する長さをmとした
とき、図19はL=m+αである場合のカラー画像形成
工程を、図20はL=2(m+α)である場合のカラー
画像形成工程をそれぞれ示す。ただし、図19、図20
では、αは中間転写ベルト上の非画像領域の中間転写ベ
ルト移動方向の長さであって、図19、図20では、α
<mであるとする。なお、αの長さは、中間転写ベルト
上の画像領域の長さ、または用いられる転写紙の長さに
よって変化する。したがって転写紙Pの長さによっては
α>mの場合も存在する。
【0059】図19において、 (1)A色現像手段を有する第1の画像ステーション1
4により中間転写ベルト10にA色トナー画像を転写す
る。 (2)第2の画像ステーション24によりA色トナー画
像にB色トナー画像を重ね転写してA、B色トナー画像
を得、このA、B色トナー画像に第1の画像ステーショ
ン14によりC色トナー画像を重ね転写してA、B、C
色トナー画像を得る。この時点で中間転写ベルト10は
略1回転する。
【0060】(3)工程(2)で得られたA、B、C色
トナー画像に、第2の画像ステーション24によりD色
トナー(黒色トナー)画像を重ねて転写し、得られたフ
ルカラー画像を転写紙P(1枚目)に転写手段としての
転写ローラ11により転写する。転写紙P(1枚目)へ
の転写は中間転写ベルト10の2回転目中に行なわれ
る。
【0061】(4)複数枚のカラープリントをとる場合
は、上記(3)の工程における第2の画像ステーション
24によるD色トナー画像の重ね転写と同時に、第1の
画像ステーション14によりA色トナー画像を転写し、
第2の画像ステーション24によりB色トナー画像を重
ね転写してA、B色トナー画像を得る。
【0062】(5)工程(4)で得られたA、B色トナ
ー画像に、第1の画像ステーション14によりC色トナ
ー画像を、続いて第2の画像ステーション24によりD
色トナー画像を重ねて転写して得、これを2枚目の転写
紙P(2枚目)に転写する。転写紙P(2枚目)への転
写は中間転写ベルト10の4回転目中に行なわれる。
【0063】(6)3枚目以降のプリントは、工程
(3)からの工程が繰り返されることにより、中間転写
ベルト10の6回転目に得られる。
【0064】〔1〕−d.画像形成プロセスの具体例
(その2) 図20において(L/2=m+α)の場合 (1)A色現像手段を有する第1の画像ステーション1
4により中間転写ベルト10にA色トナー画像を転写す
る。
【0065】(2)さらに第1の画像ステーション14
により中間転写ベルト10に後続のA色トナー画像を転
写しながら、先行のA色トナー画像に第2の画像ステー
ション24によりB色トナー画像を重ねて転写してA、
B色トナー画像を得る。この時点で中間転写ベルト10
は略1回転する。
【0066】(3)工程(2)で得た中間転写ベルト1
0上のA、B色トナー画像に、第1の画像ステーション
14によりC色トナー画像を重ねて転写してA、B、C
色トナー画像を得、このA、B、C色トナー画像に第2
の画像ステーション24によりD色トナー(黒色トナ
ー)画像を重ねて転写し、得られたフルカラー画像を転
写紙P(1枚目)に転写手段11により転写する。転写
紙P(1枚目)への転写は、中間転写ベルト10の略
1.5回転から開始される。
【0067】(4)複数枚のカラーコピーをとる場合
は、工程(3)で第1の画像ステーション14により
A、B、C色トナー画像を得、第1の画像ステーション
14によりA色トナー画像を転写しながら、A、B、C
色トナー画像に第2の画像ステーション24によりD色
トナー画像を重ねて転写し、得られたフルカラー画像を
2枚目の転写紙P(2枚目)に転写する。転写紙P(2
枚目)への転写は、中間転写ベルトの略2.5回転から
開始される。
【0068】(5)工程(4)で第1の画像ステーショ
ン14により転写されたA色トナー画像に、第2の画像
ステーション24によりB色トナー画像を重ねて転写す
る。
【0069】(6)第1の画像ステーション14により
中間転写ベルト10に後続のA色トナー画像を転写しな
がら、工程(4)で得られたA色トナー画像に第2の画
像ステーション24によりB色トナー画像を重ねて転写
してA、B色トナー画像を得る。(7)工程(6)で得
られたA、B色トナー画像に、第1の画像ステーション
14によりC色トナー画像を重ねて転写してA、B、C
色トナー画像を得、このA、B、C色トナー画像に第2
の画像ステーション24によりD色トナー画像を重ねて
転写し、得られたカラー画像を3枚目の転写紙P(3枚
目)に転写する。転写紙P(3枚目)への転写は、中間
転写ベルト10の略3.5回転から開始される。
【0070】(8)第1の画像ステーション14により
A色トナー画像を転写しながら、工程(7)で得られた
A、B、C色トナー画像に第2の画像ステーション24
によりD色トナー画像を重ねて転写し、得られたカラー
画像を4枚目の転写紙P(4枚目)に転写する。転写紙
P(4枚目)への転写は、中間転写ベルト10の略4.
5回転から開始される。
【0071】このように、中間転写ベルト10が、用い
られる転写紙Pの2倍以上の長さを有する場合、一枚目
のプリントは中間転写ベルト10の2回転で、2枚目は
3回転で、3枚目は4回転で、4枚目は5回転でそれぞ
れ得られる。すなわち、各プリントは、プリント枚数に
約0.5を加えた中間転写ベルト10の回転数目で開始
され、得ようとするプリント枚数は、このプリント枚数
に1を加えた回転数で得られる。
【0072】〔1〕−e.画像形成装置全体の構成 画像形成装置の全体の概要を示した図21において、中
間転写ベルト10は駆動ローラ13と従動ローラ12と
の間に掛け渡されており、駆動ローラ13によって矢印
a’の向きに走行するように駆動される。中間転写ベル
ト10は、テンションローラ60により最適の張力が与
えられている。中間転写ベルト10の下側走行面には、
中間転写ベルト10の走行方向に沿って、第1の画像ス
テーション14と、第2の画像ステーション24とが一
定の間隔を置いて配置されている。中間転写ベルト10
は、この実施例の画像形成装置に使用される最大サイズ
の転写紙の移動方向の長さよりも非画像領域分だけ長
い。
【0073】第1の画像ステーション14は、画像担持
体としての感光体ドラム16の表面を一様に帯電するブ
ラシ状の帯電器17と、感光体ドラム16の帯電表面に
原稿に基づく画像信号によって変調されたビームで書き
込みを行う書き込み手段18と、A色現像器19、C色
現像器20、クリーニング手段21から主に構成されて
いて、A色現像器19とC色現像器20とで第1の現像
装置6を構成している。
【0074】第2の画像ステーション24は、第1の画
像ステーション14と同じ構成からなり、感光体ドラム
26と、帯電器27と、書き込み手段28と、B色現像
器29、D色現像器30、クリーニング手段31を具備
しており、B色現像器29とD色現像器30とで第2の
現像装置8を構成している。第2の画像ステーション2
4は第1の画像ステーション14と同じ姿勢で装置本体
に装着されている。
【0075】各画像ステーション14、24は、装置本
体に対し着脱自在に設けられている。各感光体ドラム1
6、26の回転は中間転写ベルト10の走行と同期して
おり、その周速は、中間転写ベルト10の走行速度と厳
密に一致するように定められている。帯電器17、27
に代えて、コロナ放電器またはローラによる帯電手段を
採用することができる。
【0076】各現像器は2成分現像剤を使用している。
A色現像器19はマゼンタトナー及びキャリアを、C色
現像器20はシアントナー及びキャリアを、B色現像器
29はイエロートナー及びキャリアを、D色現像器30
はブラックトナー及びキャリアをそれぞれ収容してお
り、帯電器17と書き込み手段18とによる周知の方法
で形成された各感光体ドラム16、26上の静電潜像
を、それぞれの現像ローラ32、33、34、35によ
り現像する。これらの現像ローラ32、33、34、3
5はそれぞれが現像手段であって、固定磁石のまわりを
非磁性のスリーブを回転させる形式のものを使用した磁
気ブラシ現像方式を採用している。
【0077】4個の現像器19、20、29、30はそ
れぞれ現像剤撹拌器であるパドルやトナー補給器である
搬送スクリュー等を具備する同様の構成を有し、例え
ば、特開平8−160697号公報記載その他の周知の
カラー現像器を採用することができる。
【0078】搬送スクリュー4M、4C、4Y、4Bは
羽根を螺旋状に巻いた如き構成をしている。パドル2
M、2C、2Y、2Bは現像剤の撹拌機能と搬送機能を
もたせるために、螺旋状の羽根1cと、8枚の放射状の
板を有している。パドル2Mと搬送スクリュー4Mとは
それぞれ回転により軸方向上互いに逆向きに現像剤を搬
送し、現像ローラ32の軸長手方向上に均等に現像剤を
分布させる。各感光体ドラム16、26には、転写用の
バイアス電圧が印加される第1の転写ブラシ41及び第
2の転写ブラシ42が、中間転写ベルト10を挾んでそ
れぞれ接離自在に、また、駆動ローラ13には、転写用
のバイアス電圧を印加される転写ローラ11が、中間転
写ベルト10を介して接離自在にそれぞれ設けられてい
る。なお、転写ブラシ41、42に代えて転写ローラま
たはコロナ放電器を使用することができる。
【0079】各感光体ドラム16、26は、平生、中間
転写ベルト10から下方に僅かに離れており、また第1
の転写ブラシ41及び第2の転写ブラシ42は、中間転
写ベルト10から上方に僅かに離れており、各感光体ド
ラム16、26上のトナー画像を中間転写ベルト10に
転写する工程で、第1の転写ブラシ41及び/または第
2の転写ブラシ42により中間転写ベルト10を感光体
ドラム16及び/または26に接触させる。
【0080】駆動ローラ13と転写ローラ11とにより
カラー画像の転写部45を構成している。転写ローラ1
1に代えて、コロナ放電器または転写ブラシによる転写
手段を採用することができる。従動ローラ12には中間
転写ベルト10の表面に残存するトナーを除去するクリ
ーニング装置61が接離自在に設けられている。このク
リーニング装置61は図示省略の中間転写体用クリーニ
ング装置の接離駆動手段104により接離制御される。
【0081】第1、第2の画像ステーション14、24
の下方には、積載された転写紙Pを図18、図21にお
いて右方に一枚ずつ送り出す給紙装置(図示されず)が
配置される。この給紙装置から送り出された一枚の転写
紙Pは、送りローラ対43、一対のレジストローラ44
によって転写部45に給送される。転写部45の斜め上
方には、矢印bの向きに回転駆動される加熱ローラ47
とこの加熱ローラ47に圧接して回転する加圧ローラ4
8とからなる定着装置50が配置されている。加熱ロー
ラ47には同加熱ローラの表面にオフセット防止液を塗
布するローラ51が必要に応じて当接し、また、転写紙
剥離用の爪52を接触させている。
【0082】定着装置50の下流側には、定着装置50
から送り出される転写紙を排紙トレイ53上に送り出す
排紙ローラ対54が配置されている。図21の左上部に
は、排熱用の排気ファン55が設けられており、排紙ト
レイ53の下位に収められる電装部品が定着装置50の
熱の影響で加熱されるのを防止している。
【0083】第1の画像ステーション14における感光
体ドラム16と第2の画像ステーション24における感
光体ドラム26とは、形状、大きさ、材質など全く同じ
ものが使用されている。感光体ドラム16と感光体ドラ
ム26とは同じ線速度で駆動される必要がある。このた
め、図12に示すように感光体ドラム16と同軸かつ一
体的にウォーム歯車からなるギヤ72、感光体ドラム2
6と同軸かつ一体的にギヤ72と同じウォーム歯車から
なるギヤ72’をそれぞれ設け、ギヤ72にはウォーム
16W、ギヤ72’にはウォーム16Wと共通のウォー
ム軸250に設けたウォーム26Wをそれぞれ噛み合わ
せて、該ウォーム軸250をベルト36を介してモータ
M2により駆動するようにしている。かかる構成によ
り、モータM2の回転速度を制御することによって、感
光体ドラム16、26の線速度を中間転写ベルト10の
線速度に合わせることができる。
【0084】図21に述べた画像形成装置の全体の概要
を具体的な構成例として示したのが図22に示した画像
形成装置である。そこで、図22に示した画像形成装置
を図21に示した画像形成装置との比較において説明す
る。第1の相違点は、図22の画像形成装置では転写ブ
ラシまわりの構成が具体化されて示されていることであ
る。図21における第1の転写ブラシ41は図22に示
す画像形成装置では、揺動体37に固定されている。揺
動体37は不動部材に支持された軸38を支点として揺
動されるようになっていて、第1の転写ブラシ41はこ
の揺動体37の自由端側に位置している。また、該揺動
体37の自由端側には転写ローラ39が設けられてい
る。第1の転写ブラシ41は中間転写ベルト10に常時
接触させておくようにしてもよいが、この例では、摩耗
を避けるため、感光体ドラム16上のトナー像を中間転
写ベルト10に転写する転写工程でのみ中間転写ベルト
10に接触させるように揺動体37の揺動角を制御して
いるので、上記転写工程以外では、第1の転写ブラシ4
1及び転写ローラ39は中間転写ベルト10から離間し
ている。
【0085】第2の転写ブラシ42まわりの構成も第1
の転写ベルトまわりの構成と全く同様で、揺動体3
7’、軸38’、転写ローラ39’などと共に構成され
ているので、説明は省略する。第1の転写ブラシ41と
第2の転写ブラシ42とは、中間転写ベルト10に対す
る接離のタイミングが異なる。図22では第1転写の転
写ブラシ41及び転写ローラ39が中間転写ベルト10
から離間した状態が示され、第2の転写ブラシ42及び
転写ローラ39’が中間転写ベルト10に接触した状態
が示されている。このように、第2の転写ブラシ42と
転写ローラ39’とが間隔をおいて中間転写ベルト10
を介して感光体ドラム26に接触することで、中間転写
ベルト10を所定のニップ幅で感光体ドラム26に接触
させることができ、転写性能を高めることができる。第
1の転写ブラシ41及び転写ローラ39についても、転
写工程では同じように中間転写ベルト10に接触した状
態となる。ここで、これら転写ローラ39、39’、第
1の転写ブラシ41、第2の転写ブラシ42などはこれ
らの付帯部材も含めて、図22の紙面に垂直な方向に中
間転写ベルト10の幅に合わせた所定の奥行きを有して
いることはもちろんである。
【0086】第2の相違点は、図22にはクリーニング
装置61まわりの構成が具体化されて示されていること
である。クリーニング装置61は、中間転写ベルト10
に接離自在なブレード61aと、ブレード61aを支持
している揺動体61cと、揺動体61cを支持している
軸61dと、ブレード61aが中間転写ベルト1−に押
し付けられる向きに揺動体61cを付勢している伸張性
のばねからなる弾性手段61b、ブレード61aにより
掻き取られたトナーや紙粉などを下方に案内するガイド
61i、ガイド61iの下部に設けられたまんじ形をし
た回転体61g、回転体61gに自由端側を接するよう
に設けられた板ばね61e、板ばね61eを挾んで回転
体61gの反対側に設けられた収容箱61fなどからな
る。
【0087】ここで、回転体61gはその中心軸61h
を中心に回転駆動されるようになっている。また、板ば
ね61eの基端側はフレーム92に支持されている。さ
らに、軸61dは図示しない駆動手段に連結されてい
て、この駆動手段を制御することにより揺動体61cを
弾性手段61bの付勢力に抗してブレード61aが中間
転写ベルト10から離間する状態に回動させその状態を
保持させたり、或いは図22に示すように上記回動力を
解除して弾性手段61bの付勢力でブレード61を中間
転写ベルト10に当接した状態にすることができるよう
になっている。
【0088】ブレード61は中間転写ベルト10上のト
ナー像を乱してはならないので通常は中間転写ベルト1
0から離間しており、転写ローラ11部で転写紙Pに対
する転写を終えた中間転写ベルト10上に付着している
残留トナーや紙粉などを掻き取るべき所定のタイミング
のときのみ、中間転写ベルト10に当接して掻き取りを
行なう。掻き取られた紙粉や廃トナーなどの混合廃剤
は、カイド61iに沿って自重で回転体61gまで送ら
れる。回転体61gはその回転に応じて板ばね61eを
間欠的に撓ませて、上記混合廃剤を収容箱61fに送り
出す。ここで、これらブレード61a、ガイド61i、
回転体61g、収容箱61fなどはこれらの付帯部材も
含めて、図22の紙面に垂直な方向に中間転写ベルト1
0の幅に合わせた所定の奥行きを有していることはもち
ろんである。
【0089】第3の相違点は、図22には図21に示さ
れた送りローラ対43が設けられておらず、また、積載
された転写紙Pの最上部に給紙コロ91が示されている
ことである。給紙コロ91は不動部材に軸支されてい
て、駆動系に連結されており、給紙に際して回転駆動さ
れる。積載された転写紙Pは図示しないガイドにより整
列されて底板(図示せず)上に積載されており、上の紙
から順に給紙コロ91により送り出されることにより減
少した分だけ、上記底板が上昇され給紙コト91に対し
て最上位の転写紙が常に適当な圧接力で接触するように
公知の手段により制御されるようになっている。なお、
送りローラ対43は、図22に示す構成では設けられて
いないが、必要に応じて設けることもできる。
【0090】第4の相違点は、図22に示す画像形成装
置ではクリーニング手段21、31の構成が具体的に示
されていることである。これらクリーニング手段21、
31の構成は、図1、図2、図3、図15などにより後
述するとおりであり、ここで概要を述べれば、例えば、
クリーニング手段21については、感光体ドラム16に
対向する大きさの幅方向の長さで構成されるクリーニン
グブレード21aにより掻き取られた残留トナーを、該
クリーニングブレード21aとほぼ同じ幅方向の長さで
構成される断面形状がU字状をした軸支持部64−1内
に回収し、オーガ70の回転により感光体ユニット14
0の幅方向の端部に設けた箱状の取り出し部74(図1
参照)に送り出して回収するようにしている。クリーニ
ング手段31についてもこれと同じ構成を採用してい
る。
【0091】第5の相違点は、図22に示す画像形成装
置では各構成物が所要な量の構成単位のグループで区画
され、或いはユニット化されたことである。例えば、転
写紙Pを積載収容した部位は当該画像形成装置内部の最
下部に位置していて上下方向で仕切り板91により仕切
られている。仕切り板91の上方には第1の現像装置6
や第2の現像装置8などが位置している。これらの現像
装置部では、トナーを扱う関係でトナーが積載された転
写紙P上に落下してくるおそれがあるが、この仕切り板
91が積載された転写紙Pを覆っているので、落下トナ
ーによる汚染を免れる。
【0092】仕切り板91と中間転写ベルト10とで囲
まれた空間内には、書き込み手段18、28、第1の現
像装置6や第2の現像装置8、感光体ユニット140、
240などが収容されている。これらのうち、既に述べ
たように書き込み手段18と感光体ユニット140とは
共通組付部材900、1100を介して本体側板30
0、400に着脱可能に取り付けられる。また、後述す
るように、第1の現像装置6や第2の現像装置8なども
それぞれユニット化されて、共通組付部材900、11
00を介して本体側板300、400に着脱可能に取り
付けられる。なお、A色現像器19、C色現像器20、
B色現像器29、D色現像器30内にそれぞれ符号12
0M、120C、120Y、120Bで示した円は、各
現像器内にトナーを補給する補給開口であり、これらの
補給開口より、各現像器内にトナーが補給される。
【0093】中間転写ベルト10及びその付帯物である
駆動ローラ12、従動ローラ13、転写ローラ11、第
1の転写ブラシ41、第2の転写ブラシ42、転写ロー
ラ39、39’、クリーニング装置61などは、フレー
ム92、転写紙のガイドを兼ねたフレーム93、ガイド
61i,ガイド94などを骨組みとする平たい箱状をし
たケースに収容されて中間転写ベルトユニット100を
構成している(図24参照)。この中間転写ベルトユニ
ット100は、仕切り板95の下に図示しないガイドに
支持されて、当該画像形成装置から着脱自在である。駆
動ローラ12の上方には、ベルトマークセンサ101S
が設けられている。このベルトマークセンサ101S
は、中間転写ベルト100の幅方向(駆動ローラ12の
軸方向)の端部に設けられたマークを検知するためのセ
ンサであり、このセンサの読み取り情報に基づいて、画
像形成プロセスにおける諸タイミングが設定される。ま
た、中間転写ベルト100の回転回数の算出などが行な
われる。ベルトマークセンサ101Sは電装基板96に
直結又はソケットを介して取り付けられている。電装基
板96上の空間97には当該画像形成装置を駆動した
り、制御したりする電装系が搭載されている。この電装
系で発生した熱を含む内部空気は排気ファン55を介し
て排出される。図22に示した画像形成装置が図21に
述べた画像形成装置の全体の概要に対して異なる点は以
上に述べたとおりである。
【0094】このような図22に示す画像形成装置のう
ち、クリーニング手段21、31の構成に変更を加えた
例を図23に示す。図1、図2、図3、図15、図22
などに示した構成では、オーガ70が設けられかつ、こ
のオーガ70を駆動するために、ギヤ71、ギヤ77な
どが必要である。これに対して、図23に示す構成では
クリーニングブレード21aの幅方向の長さとほぼ同じ
幅方向の長さの回収箱103を設けているだけである。
図23に示した構成では、図1、図2、図3、図15、
図22などに示した構成と比較して、オーガ70、ギヤ
71、ギヤ77などが不要であり、回収箱103に回収
トナーがある程度収容された時点で、図1、図2、図3
などに示すように回収箱103と一体的に構成される感
光体ドラム16などを含む感光体ユニット全体を交換す
る。
【0095】これら図22、図23に示した構成の画像
形成装置の何れも、図24に示すように、画像形成装置
全体としては、図24に示すような外装ケース104に
収められている。外装ケース104は、第1の現像装置
6、第2の現像装置8、その他の部材及び転写紙Pを積
載した状態で収容する下ケース105と、中間転写ベル
トユニット100、定着装置50、排紙ローラ対54、
排気ファン55、電装系の部品その他の部材を収容しか
つ排紙トレイ53を具備した上ケース106からなる。
【0096】上ケース106は図24における左右方向
であって第1の現像装置6が配置された側の端部を軸1
07により下ケース105に枢着されている。これら上
ケース106や下ケース105内に収容された諸部材の
一般的なメンテンス、部材交換などの用に供するため、
上ケース106は下ケース105に対して、軸107を
中心にして図24に2点鎖線で示すようにワニ口状に開
くことができる。開き角度θ1の上限は開閉動作の操作
性などを考慮して本例では70°に設定している。
【0097】〔1〕−f.画像形成装置全体の動作 以上述べた構成による画像形成動作を、L=m+αの場
合を例にとって説明する。 (1)第1の画像ステーション14の感光体ドラム16
に、帯電器17と書き込み手段18とによりA色現像器
19に対応する静電潜像が形成され、この静電潜像がA
色現像器19で顕像化されてマゼンタトナー像(以下、
M像という)が得られる。このM像が第1の転写ブラシ
41により中間転写ベルト10に転写される。
【0098】(2)一方、中間転写ベルト10の矢印
a’方向への走行に従い、M像が第2の画像形成ステー
ション24に近づく間に、感光体ドラム26に帯電器2
7と書き込み手段28とによりB色現像器29に対応す
る静電潜像が形成され、この静電潜像がB色現像器29
で顕像化されてイエロートナー像(以下、Y像という)
が得られる。このY像が中間転写ベルト10上の、第1
の画像ステーション14で得られたM像に第2の転写ブ
ラシ42で重ね転写される。
【0099】(3)M、Y像の重ね像が、中間転写ベル
ト10の走行に従い、第1の画像ステーション14に近
づく間に、感光体ドラム16に帯電器17と書き込み手
段18とによりC色現像器20に対応する静電潜像が形
成され、この静電潜像がC現像器20で顕像化されてシ
アントナー像(以下、C像という)が得られる。このC
像が中間転写ベルト10上の、第2の画像形成ユニット
24で得られたM、Y像に第1の転写ブラシ41で重ね
転写される。
【0100】(4)M、Y、C像の重ね像が、中間転写
ベルト10の走行に従い、第2の画像ステーション24
に近づく間に、感光体ドラム26に帯電器27と書き込
み手段28とによりD色現像器35に対応する静電潜像
が形成され、この静電潜像がD色現像器35で顕像化さ
れてブラックトナー像(以下、BK像という)が得られ
る。このBK像が中間転写ベルト10上の、第1の画像
ステーション14で得られたM、Y、C像に第2の転写
ブラシ42で重ね転写される。
【0101】第2の転写ブラシ42でフルカラー画像が
中間転写ベルト10上に形成される頃、給紙装置から送
り出された転写紙がレジストローラ対44で転写部45
に送り込まれて、ここで転写紙にフルカラー画像が転写
される。転写されたフルカラー画像は定着装置50で転
写紙に定着され、排紙ローラ54で排紙トレイ53に送
り出される。一方、カラー画像の転写を終えた中間転写
ベルト10はクリーニング装置61で残存トナーを除去
される。複数枚のプリントを得る場合は、M、Y像の重
ね像が第2の画像ステーション24で中間転写ベルト1
0に転写されるときに、第1の画像ステーション14で
引き続いてM像を中間転写ベルト10に転写し、上記
(1)〜(4)の工程を繰り返す。
【0102】〔2〕共通組付部材(その1) この項では主として、請求項1〜19、44、45にか
かる例を説明する。
【0103】〔2〕A.感光体ユニットを直接取り付け
るタイプの共通組付部材 本発明を、前記図21に示した画像形成装置を具体的な
装置として構成する場合の例として図1〜図17により
説明する。図1において、符号140、240はそれぞ
れ図21における第1の画像ステーション14、第2の
画像ステーション24を構成する感光体ユニットを示
し、これらの感光体ユニット140、240を不動部材
としての本体側板300、400に取り付ける際の状態
を示している。これら本体側板300、400は感光体
ユニット140、240を取り付けることができる間隔
をおいて平行に対向して設けられた板状の部材で、薄肉
で強度を確保するため、上部がL字状に折り曲げられて
いる。以下、図1をはじめ、本体側板300が位置する
側を手前側、本体側板400が位置する側を奥側と称す
る。
【0104】第1図、第4図において、本体側板300
上であって、第1の画像ステーション14を構成する部
位にはU字状に切り欠かれた部位を有する取り付け部9
0が形成されている。本体側板400上であって、取り
付け部90と対向した部位には、取り付け部90と略同
じ形状をした取り付け部110が形成されている。同様
に、本体側板300上であって、第2の画像ステーショ
ン24を構成する部位にはU字状に切り欠かれた部位を
有する取り付け部130が形成されている。本体側板4
00上であって、取り付け部130と対向した部位に
は、取り付け部130と略同じ形状をした取り付け部1
50が形成されている。
【0105】第1の画像ステーション14について、取
り付け部90に本体側板300の手前側から共通組付部
材900が、取り付け部110に本体側板400の奥側
から共通組付部材1100がそれぞれ取り付けられる。
第2の画像ステーション24について、取り付け部13
0に本体側板300の手前側から共通組付部材1300
が、取り付け部150に本体側板400の奥側から共通
組付部材1100’がそれぞれ取り付けられる。
【0106】これにより、共通組付部材900と共通組
付部材1100とは感光体ユニット140に組み込まれ
た感光体ドラム16の軸方向に対向した位置関係で配置
されたことになる。共通組付部材1300と共通組付部
材1100’との位置関係についても同様である。ここ
で、共通組付部材900、1100には、感光体ドラム
16を支える軸部(図3における軸部62、63)を支
持するための軸支持部910、1110がそれぞれ形成
されている。同様に、共通組付部材1300、110
0’には、感光体ドラム26を支える軸部(図3におけ
る軸部62、63相当)を支持するための軸支持部13
10、1110’がそれぞれ形成されている。
【0107】また、共通組付部材900、1100の下
部はそれぞれL字状に折曲していて、これらの折曲部を
以って書き込み手段18、具体的には書き込み手段の基
台18fを取り付けるための書き込み手段支持部92
0、1120をそれぞれ構成している。同様に、共通組
付部材1300、1100’の下部はそれぞれL字状に
折曲していて、これらの折曲部を以って書き込み手段2
8を取り付けるための書き込み手段支持部1320、1
120’をそれぞれ構成している。
【0108】ここで、第1の画像ステーション14にお
ける奥側の本体側板400に設けられる共通組付部材1
100と、第2の画像ステーション24における奥側の
本体側板400に設けられる共通組付部材1100’と
は、図4に示すように、ウォーム軸250を支持するた
めの駆動部材支持部1140、1540の位置が、ウォ
ーム軸250のウォーム16W、26Wのそれぞれ外側
(ウォーム軸250の各軸端側)を支持するようにする
ために、形成位置を異にするだけで他の構成は全く同じ
である。そこで、図8における共通組付部材1100の
各構成部材と共通する、共通組付部材1100’の各構
成部材については、共通組付部材1100の各構成部材
に付した符号にダッシュ「 ’」の符号を付して図示
し、説明を省略する。
【0109】これら書き込み手段支持部920、112
0、1320、1120’はそれぞれ軸支持部910、
1110、1310、1110’との関係位置が定めら
れている。さらに、第1の画像ステーション14におい
て、対向して配置された共通組付部材900と共通組付
部材1100のうちの奥側の共通組付部材1100に
は、像担持体(感光体ドラム16)に回転駆動力を与え
る駆動部材(ウォーム軸250)を支持するための支持
穴1140aを有する駆動部材支持部1140が形成さ
れている。同様に、第2の画像ステーション24におい
て、対向して配置された共通組付部材1300と共通組
付部材1100’には、像担持体(感光体ドラム26相
当)に回転駆動力を与える駆動部材(ウォーム軸25
0)を支持するための支持穴1540aを有する駆動部
材支持部1540が形成されている。
【0110】このように、第1の画像ステーション14
について、本体側板300に取り付けられた共通組付部
材900の軸支持部910と本体側板400に取り付け
られた共通組付部材1100の軸支持部1110に、感
光体ユニット140が取り付けられ、また、共通組付部
材900の書き込み手段支持部920と共通組付部材1
100の書き込み手段支持部1120に、書き込み手段
18が取り付けられる。
【0111】同様に、第2の画像ステーション24につ
いて、本体側板300に取り付けられた共通組付部材1
300の軸支持部1310と本体側板400に取り付け
られた共通組付部材1100’の軸支持部1110’に
感光体ユニット240がそれぞれ取り付けられ、また、
共通組付部材1300の書き込み手段支持部1320と
共通組付部材1100’の書き込み手段支持部112
0’に、書き込み手段28がそれぞれ取り付けられる。
さらに、共通組付部材1100の駆動部材支持部114
0と共通組付部材1100’の駆動部材支持部1540
にはウォーム軸250が取り付けられる。
【0112】なお、この例では、本体側板300、40
0に直接、共通組付部材900、1100、1300、
1100’等を取り付けているが、これに限らず、例え
ば、本体側板300、400に対して取り付けられる別
の不動部材(以下、中間部材という)を用い、この中間
部材に対して、共通組付部材900、1100、130
0、1100’等を取り付けた上、この中間部材を本体
側板300、400に組み付けることも可能である。感
光体はその上位概念である像担持体の中に含まれる。感
光体を例にして説明する本例の内容は、感光体以外の潜
像形成媒体を像担持体として使用するタイプの画像形成
装置に対しそのまま適用可能である。
【0113】〔2〕A−a.感光体ユニット 本体側板300、400に取り付けられるメインの部材
である感光体ユニット140、240であるが、これら
の構成については、感光体ユニット140と、感光体ユ
ニット240とでは、同じ構成を有している。そこで、
感光体ユニット140についてその構成を図2、図3に
より詳述し、感光体ユニット240については説明を省
略し、必要に応じ構成の詳細を示す場合には、感光体ユ
ニット140に用いた部材の符号にダッシュ「 ’」の
符号を付すこととする。
【0114】なお、感光体ユニット140、240など
が取り付けられる対象である不動部材としての本体側板
300、400まわりの構成についても、第1の画像ス
テーション14を構成する側に形成した共通組付部材の
取り付け部と第2の画像ステーション24側とでは同じ
構成であるので、同様に、第1の画像ステーション14
側について詳述し、第2の画像ステーション側について
は、必要があれば第1の画像ステーション側の構成部を
示す符号にダッシュ「 ’」の符号を付し詳細な構成の
説明は省略する。
【0115】図2、図3において、感光体ドラム140
の手前側の側端面からは該感光体ドラムの回転軸線(図
15における回転中心Oの紙面を貫く方向)上に該ドラ
ムと一体的に手前側に軸部62が突き出ている。この軸
部62には手前側に向けて、大径部62a,小径部62
b,止め溝部62cが順に形成されている。同様に、該
ドラムの奥側の側端面からは軸部63が突き出ている。
この軸部63には奥側に向けて、大径部63a,小径部
63b,テーパ部63cが順に形成されている。
【0116】この感光体ユニット140を支持する感光
体ケース64は全体の概形が略コの字状をしていて、手
前側の軸支持部64−1、奥側の軸支持部64−2と、
これらの軸支持部を連結している架橋部64−3とから
なる。軸支持部64−1と軸支持部64−2とは少なく
とも感光体ドラム16を収容できる間隔をあけて対向し
た板状の部位を有しており、これらの板状の部位には感
光体ドラム16を支持する軸受を支持するための鍵穴状
の開口64−1a,64−1bがそれぞれ形成されてい
る。
【0117】これら鍵穴状の開口64−1a、64−1
bを形成する開口は、それぞれ円形の穴部とこの穴部の
径よりもせまい幅であって該穴部を外方に連通開放して
いる平行な溝部とからなる。これらの平行な溝部は、軸
部62の大径部62a、軸部63の大径部63aをそれ
ぞれ通過させ得る大きさであり、また、前記穴部の径
は、軸受65の小径部65a、軸受66の小径部66a
をそれぞれ圧入固定し得る大きさに形成されている。
【0118】感光体ドラム16を感光体ケース64に取
り付ける手順としては、軸部62、63を開口64−1
a,64−1bの前記各溝部を介して穴部の中心に位置
した状態で保持しつつ、これらの軸部62の大径部62
aに軸受65を挿通させて該軸受65の小径部65aを
開口64−1aの前記穴部に圧入する。同様に、軸部6
3の大径部63aに軸受66を挿通させて該軸受66の
小径部66aを開口64−1bの前記穴部に圧入する。
これにより、感光体ドラム16は感光体ケース64に回
転自在に支持されたことになる。しかる後、手前側につ
いては鍔部67aを有する軸受67を小径部62bに回
転自在に嵌合させ、止め部材69を止め溝部62cに装
着して抜け止めする。
【0119】奥側については、後述するオーガ70を駆
動するためのギヤ71を大径部63aに嵌合固定し、さ
らに外側から鍔部68aを有する軸受68を小径部63
bに回転自在に嵌合させてギヤ71の位置を保持し、テ
ーパ部63cにギヤ72を嵌合させた上で、該テーパ部
63cの軸端部に形成したねじ穴に止めねじ73を捩じ
込み、ギヤ72をテーパ面に押圧した状態で該軸部63
に固定する。このようにテーパ部を利用してギヤ72を
固定することにより、ギヤ72は感光体ドラム16の回
転軸と正確に合致した状態で固定される。
【0120】架橋部64−3には図21において符号2
1で示したクリーニング手段を構成するクリーニングブ
レード21aを取り付ける取り付け面が形成されてい
て、この取り付け面にクリーニングブレード21aが設
けられる。また、図21に符号17で示したブラシ状の
帯電器17を取り付けるための取付台17aが形成され
ていて、この取付台17aには帯電器17が固定され
る。
【0121】さらに、軸支持部64−2から架橋部64
−3、軸支持部64−1にかけては、スクリューコンベ
アからなるオーガ70を装着するための開口が形成され
ている。この開口は、軸支持部64−1においては、手
前側に突出した廃トナーの取り出し部74の内部まで及
んでいて、該オーガ70の外径に沿う円形の穴部となっ
ていて、軸方向では閉じており、図3における下側につ
いて矩形の連通路をもって外部に開放されている。軸支
持部64−2においてはオーガ70の外径よりも大きい
径の軸穴が形成されている。図3における架橋部64−
3の上部は、クリーニングブレード21aで掻き落され
た転写残トナーの落下を妨げないように、外部と連通し
た開放状態になっていて、カバー80が取り付けられる
(図2、図15参照)。
【0122】オーガ70は、図3に示す1点鎖線で案内
されるように、軸穴75側から感光体ケース64に挿入
され、先端部が取り出し部74内の穴部に保持される。
この状態で、オーガ70の他端側の軸部70aに軸受7
6を挿通するとともに、鍔部76aが当たるまで該軸受
の外径部76bを軸穴75に圧入する。さらに、軸部7
0aに駆動用のギヤ77を嵌合固定し、止め部材78で
抜け止めする。なお、ギヤ71とギヤ77との間には、
アイドルギヤ79が軸支持部64−2に設けた軸(図示
省略)に軸支されている。
【0123】これより、ギヤ72に駆動力がかかると、
感光体ドラム16が回転し、オーガ70は廃トナーを取
り出し部74側に向けて送るように回転する。オーガ7
0により送られる廃トナーは取り出し部74に形成され
た連通路より下方に落下するようになっている。落下す
るトナーは、取り出し部74に接続されるダクト81、
81’(図1参照)を介して廃トナー収容部(図示省
略)に送り出されるようになっている。
【0124】このように構成された感光体ユニット14
0は、軸受65の大径部65b、軸受66の大径部66
b及び軸受67の外径部67b、軸受68の外径部68
bのそれぞれについて、当該感光体ユニット140を他
部材に取り付ける際の部位として機能させる関係上、軸
直角方向について障害物がないように構成している。
【0125】なお、必要があれば、上記の組み立て手順
と逆の手順により、感光体ドラム16まわりの各部材を
取外し、最後に、軸受65、66を軸支持部64−1、
64−2から外すことにより、感光体ケース64に対し
感光体ドラム16を着脱することが可能である。
【0126】〔2〕A−b.本体側板に対する共通組付
部材の取り付け(手前側)(図5〜7) 図5により手前側の共通組付部材900を説明する。既
に述べたように、共通組付部材900は軸支持部910
と書き込み手段支持部920を有しているが、その他
に、位置決め用の長穴911、位置決め用の段部91
2、取り付け穴913a、913b、913cを有して
いる。また、軸支持部910の上部は軸受67を案内し
やすいように、傾斜面914、915が形成されてい
る。軸支持部910はU字溝状の形状をしていて、この
U字溝の下部は軸受67の外径部67bと同じ径の半円
形であり、上部は外径部67bと同径で外部に開放され
ている。段部912は軸支持部910よりもひとまわり
大きいU字状の輪郭を有する段部として形成されてい
る。
【0127】長穴911は軸支持部910の下部に形成
された半円形の形状部分の軸心(この軸心は感光体ドラ
ム16の軸心と合致する)を中心とする回転方向上の位
置を決定するためのもので、該軸心に向かう向きに長い
長穴として形成されていて、後述する位置決めピン31
8に嵌合する径を有している。図6により手前側の本体
側板300を説明する。本体側板300の上部であって
第1の画像ステーション14を構成すべき箇所は、L字
状に折曲された部位について符号310で示すように矩
形に抜かれており、かつ、鉛直な部位も符号312、3
13で示すように段状に切り欠かれ、前記図5で説明し
た段部912に嵌合するU字溝316が形成されてい
る。
【0128】本体側板300の鉛直な壁部には位置決め
ピン318が手前側に突出するように形成されている。
位置決めピン318の斜め下の位置には、書き込み手段
支持部920を手前側から奥側へ貫通させる穴部320
と、ダクト81の通過を許す穴部322とが連通して形
成されている。U字溝316のまわりには共通組付部材
900を取り付けるための取り付け穴324a、324
b,324cが形成されている。U字溝316の上部と
段状に切り欠かれた部位312、313との境界部位
は、傾斜面314、315が形成されている。
【0129】このような本体側板300に対して、共通
組付部材900は図7に示すように、段部912をU字
溝316に嵌合させ、かつ、位置決めピン318に長穴
911を係合させる。段部912とU字溝316との嵌
合により、軸支持部910の軸心位置が決定され、位置
決めピン318と長穴911との係合により書き込み手
段支持部920の上記軸心を中心とする回転方向上の位
置が決定される。
【0130】この状態で取り付け穴913a,913
b,913cと取り付け穴324a,324b,324
cが合致するので、これらの取り付け穴を利用して共通
組付部材を本体側板300に固定する。この状態で、書
き込み手段支持部920は穴部320を挿通して本体側
板300の奥側に向けて突出した状態になっている。ま
た、傾斜面914、915と傾斜面314、315とは
段差がなく連続した面になっている。
【0131】〔2〕A−c本体側板に対する共通組付部
材の取り付け(奥側)(図8〜図11) 図8により奥側の共通組付部材1100を説明する。既
に述べたように、共通組付部材1100は軸支持部11
10と書き込み手段支持部1120を有しているが、そ
の他に、位置決め用の長穴1111、位置決め用の段部
1112、取り付け穴1113a、1113b、111
3cを有している。また、軸支持部1110の上部は軸
受68を案内しやすいように、傾斜面1114、111
5が形成されている。軸支持部1110はU字溝状の形
状をしていて、このU字溝の下部は軸受68の外径部6
8bと同じ径の半円形であり、上部は外径部68bと同
径で外部に開放されている。
【0132】段部1112は軸支持部1110よりもひ
とまわり大きいU字状の輪郭を有する段部として形成さ
れている。長穴1111は軸支持部1110の下部に形
成された半円形の形状部分の軸心(この軸心は感光体ド
ラム16の軸心と合致する)を中心とする回転方向上の
位置を決定するためのもので、該軸心に向かう向きに長
い長穴として形成されていて、後述する位置決めピン4
18に嵌合する径を有している。また、共通組付部材1
100の奥側の面には、軸受用の穴が形成された駆動部
材支持部1140が設けられている。
【0133】図10により奥側の本体側板400を説明
する。本体側板400の上部であって第1の画像ステー
ション14を構成すべき箇所は、L字状に折曲された部
位について符号410で示すように矩形に抜かれてお
り、かつ、鉛直な部位も符号412、413で示すよう
に段状に切り欠かれ、前記図8で説明した段部1112
に嵌合するU字溝416が形成されている。
【0134】本体側板400の鉛直な壁部には位置決め
ピン418が奥側に突出するように形成されている。位
置決めピン418の斜め下の位置には、書き込み手段支
持部1120を奥側から手前側へ貫通させる穴部420
が形成されている。U字溝416のまわりには共通組付
部材1100を取り付けるための取り付け穴424a、
424b,424cが形成されている。U字溝416の
上部と段状に切り欠かれた部位412、413との境界
部位は、傾斜面414、415が形成されている。
【0135】このような本体側板400に対して、共通
組付部材1100は図8に示すように、段部1112を
U字溝416に嵌合させて取り付ける。このとき、図1
1には示していないが、位置決めピン418に長穴11
11を係合させている。段部1112とU字溝416と
の嵌合により、軸支持部1110のU字部の中心、つま
り軸心位置が決定され、位置決めピン418と長穴11
11との係合により書き込み手段支持部1120の上記
軸心を中心とする回転方向上の位置が決定される。
【0136】この状態で取り付け穴1113a,111
3b,1113cと取り付け穴424a,424b,4
24cが合致するので、これらの取り付け穴を利用して
共通組付部材1100を本体側板400に固定する。こ
の状態で、書き込み手段支持部1120は穴部420を
挿通して本体側板400の手前側に向けて突出した状態
になっている。また、傾斜面1114、1115と傾斜
面414、415とは段差がなく連続した面になってい
る。
【0137】〔2〕A−d.共通組付部材に対するウォ
ーム軸の取り付け このようにして、奥側の本体側板400に取り付けられ
た共通組付部材1100、1100’に対して、図4に
示すように、ウォーム軸250が取り付けられる。ウォ
ーム軸250は図4に示すように、ウォーム16W側を
先にして、駆動部材支持部1540の支持穴1540
a、駆動部材支持部1140の支持穴1140aの順に
挿入される。ウォーム軸250の先端側はウォーム16
Wよりも軸端側の部位が駆動部材支持部1140により
軸受253を介して軸支され、テーパ部257にプーリ
254が装着され、ナット256を利用して固定され
る。ウォーム軸250の後端側はウォーム26Wよりも
軸端側の部位が駆動部材支持部1540により軸受25
2を介して軸支され、端部を止め部材255により、抜
け止めされる。このように、各駆動部材支持部1140
及び駆動部材支持部1540により支持された状態で
は、ウォーム16W、26Wは、軸支持部1110、1
110’の軸心の真下に位置している。
【0138】〔2〕A−e.共通組付部材に対する感光
体ユニットの取り付け このように、図4、図7、図11に示すように、第1の
ステーション14では、本体側板300に取り付けられ
た共通組付部材900の軸支持部910に軸受67の外
径部67b、本体側板400に取り付けられた共通組付
部材1100の軸支持部1110に軸受68の外径部6
8bがそれぞれ係合するようにして感光体ユニット14
0が取り付けられ、感光体ドラム16の回転軸線が上記
軸支持部910、1110の各軸心位置と合致するよう
に取り付けられる。
【0139】なお、この状態で感光体ユニット140自
体は、その全体が感光体ドラム16の回転軸心まわりに
回動自在であるがこの回動方向の位置は、図示しない手
段により第1の現像装置6と係合することにより位置決
めされる。また、軸支持部910、1110は上部が開
放されているので、外径部67bと本体側板300との
間、及び外径部68bと本体側板400との間、にそれ
ぞれ図示しないくさび状の部材を介在させることにより
軸受67、68の浮きを防止する。
【0140】これらのくさび状の部材は簡単に外すこと
ができ、軸支持部910、1110、1310、111
0’がU字状に開放されているので、感光体ユニット1
40、240を各共通組付部材900、1100、13
00、1100’に対して容易に脱着することが可能で
ある。さらに、感光体ケース64から軸受65、66を
分解することにより、開口54−1a,64−1bを利
用して容易に感光体ユニット140から感光体ドラム1
6を分解することができる。
【0141】第2の画像ステーション24においても、
第1の画像ステーションにおける例に準じて、感光体ユ
ニット240が共通組付部材1300、1100’に取
り付けられる。このようにして、感光体ユニット140
が共通組付部材900、1100に取り付けられたと
き、ギヤ72がウォーム16Wに噛み合わされている。
同様に感光体ユニット240が共通組付部材1300、
1100’に取り付けられたとき、ギヤ72’がウォー
ム26Wに噛み合わされている。
【0142】2つの画像ステーションにおける感光体ド
ラム16と感光体ドラム26とを正確に同期させて回転
させるには、このようなウォーム軸による回転駆動部材
を利用するのが有利であり、ウォームを利用した駆動系
では、ウォームとこれに噛み合うギヤとは、高度な位置
精度が要求されるため、本例のように、第1の画像ステ
ーション14において、共通組付部材1100上に軸支
時部1110と駆動部材支持部1140とを所定の関係
位置精度を以って構成した。第2の画像ステーション2
4においても、同様に、共通組付部材1100’上に軸
支時部1110’と駆動部材支持部1540とを所定の
関係位置精度を以って構成した。
【0143】〔2〕A−f.共通組付部材に対する書き
込み手段の取り付け 図1、図7及び図11に示すように、第1の画像ステー
ション14において、本体側板300より奥側に突出し
た書き込み手段支持部920と、本体側板400より手
前側に突出した書き込み手段支持部1120とに、書き
込み手段18が着脱可能に取り付けられる。この書き込
み手段18の取り付けの態様としては、 書き込み手段18と感光体ドラム16との間隔を調整
するための間隔調整手段を介して取り付けるケースと、 上記間隔調整手段に代えて、感光体ドラム16に対す
る書き込み手段18の主走査方向(感光体ドラムの軸方
向)の位置を調整する主走査方向調整手段、或いは感光
体ドラム16の回転軸線(回転中心線)に対して書き込
み手段18による感光体16上での書き込みラインの傾
きを調整するためのライン調整手段を設けるケースと、 上記間隔調整手段、感光体ドラム16に対する書き込
み手段18の主走査方向(感光体ドラムの軸方向)の位
置を調整する主走査方向調整手段及び感光体ドラム16
の回転軸線に対して書き込み手段18による感光体16
上での書き込みラインの傾きを調整するためのライン調
整手段の3つの手段を有するケースとがある。
【0144】何れのケースにおいても、共通組付部材9
00、1100、1300、1100’に設けた書き込
み手段支持部920、1120、1320、1120’
を利用して書き込み手段18、28が取り付けられるの
であり、これら共通組付部材900、1100、130
0、1100’には感光体ユニット140、240の位
置基準でもある軸支持部910、1110、1310、
1110’が設けられているので、感光体ドラム16、
24と書き込み手段18、28との関係位置を正確に加
工し、組み立てることが、容易に可能となる。また、各
書き込み手段18、28は、共通組付部材900、11
00、1300、1100’に対して着脱自在であり、
メンテナンスに際し分解可能であり、部品の交換も容易
である。 のケース 図13(a)において、書き込み手段支持部920に
は、段付きのねじ600の大径部600aが、図におい
て左右方向に長い長穴920aを挿通しており、小径部
600bを書き込み手段18の基台18fの穴18aに
嵌合させた上で、ねじ部600cを穴18aの底部のね
じ穴に螺合させている。また、書き込み手段18の基台
18fの上面と書き込み手段支持部920の下面との間
には伸張性のばね601が介在して書き込み手段18を
下向きに付勢している。このように構成された間隔調整
手段700と全く同じ構成が、反対側の書き込み手段支
持部1120と書き込み手段18との間にも設けられて
いる。このように取り付けられた状態で、書き込み手段
から出射される書き込み用の光は、感光体ドラム16の
回転軸線に向かうように設定される。
【0145】ねじ600を回転するにより、書き込み手
段支持部920に対して、書き込み手段18の位置を調
整することができる。このことは同時に、書き込み手段
18から出射される光の焦点調整が行なわれることを意
味する。また、長穴920は、光書き込み手段がLED
や半導体レーザを使用する場合のように、熱により、図
13(a)における左右方向(主走査方向)に熱膨張、
熱収縮ときの変位を吸収する逃げ部として機能する。
【0146】このような熱変位の逃げ部としては、書き
込み手段支持部920でなく、書き込み手段18の基台
18f側に設けることもできる。その場合には、図13
(b)に示すように、基台18に小径部600bと嵌合
する幅寸法の長穴18bを形成して熱変位の逃げ部と
し、この長穴18bにねじ600の小径部600bを嵌
合させた上で、ねじ部600cをナット18cで締め付
ける構成とし、間隔調整手段701を構成することもで
きる。調整に際しては、ナット18cを進め、あるいは
戻す向きに回転させる。
【0147】のケース 書き込み手段18の焦点方向の位置を部品の加工精度で
十分達成できる場合には、上記のような間隔調整手段に
代えて、感光体ドラム16に対する書き込み手段18の
主走査方向(感光体ドラムの軸方向)の位置を調整する
主走査方向調整手段、或いは感光体ドラム16の回転軸
線に対して書き込み手段18による感光体16上での書
き込みラインの傾きを調整するライン調整手段を設け
る。このように、主走査方向調整機能とライン調整機能
とを合わせもつ構成を単に調整手段と称し、図14、図
15に手前側の調整手段を符号800’、奥側の調整手
段を符号800でそれぞれ示す。
【0148】これらの図において、調整手段800につ
いては、偏心ピン620は大径部620aと、小径部6
20bと、ねじ部620cとからなる。大径部620a
と小径部620bとは偏心している。書き込み手段18
には、前記図13(a)、(b)で述べた長穴18b,
920aと同じ逃げ部としての機能を有するように、長
穴18cが形成されている。この長穴18cの幅は大径
部620aの径と嵌合する関係に形成してある。また、
書き込み手段支持部920には、小径部620bと嵌合
する穴920aが形成されている。
【0149】なお、奥側の調整手段800’について
は、基本的な構成は図14、図15に示した手前側の調
整手段800と同じであるが、これらの図における長穴
18cに対応する部位が偏心ピン620の大径部620
aに対応する部位と嵌合する丸穴18gになっていて、
書き込み手段18を主走査方向に調整可能にしている点
がことなるだけで、他の構成は手前側の調整手段800
における構成と全く同じであるので、対応する部材の符
号にダッシュ「’」を付し、詳細な説明は省略する。
【0150】組み立てに際しては、書き込み手段支持部
920の下面に書き込み手段18の基台18fの上面を
重ね、偏心ピン620の大径部620aに伸張性のばね
632を通して、ピン634を該大径部620の穴62
0dに通して抜け止めした上で、大径部620aを長穴
18cに通し、小径部620bを穴920aに嵌合さ
せ、ねじ部620cにワッシャ630を介してナット6
31で締め付ける。
【0151】主走査方向の調整に際しては、ナット63
1、631’をゆるめて調整手段800’についてピン
634’を手でまわすことにより、小径部620’bを
軸にして大径部620’aが書き込み手段18とともに
揺動するのでこれにより、書き込み手段18は主走査方
向に移動するので、主走査方向の位置を調節することが
できる。副走査方向の調整については、同様の走査を手
前側の調整手段800について行なう。
【0152】これにより、書き込み手段18を奥側の調
整手段800’における偏心ピン620’と丸穴18g
との嵌合部位を支点として揺動させて、感光体ドラムの
回転軸線に対する書き込み手段18による書き込みライ
ンの傾きを調整することができる。このようにして、主
走査方向の調整とラインの傾き調整の両方を行なうこと
ができ、さらに、ラインの傾きだけでなく、回転軸線と
の合致を図ることもできる。
【0153】第2の画像ステーション24においても上
記図14、図15に則して説明した調整手段800、8
00’と同様の調整手段を設けることにより、第1の画
像ステーション14と第2の画像ステーション24間で
の書き込みラインのずれをなくし、画像のずれ(色ず
れ)をなくすことができる。第1の画像ステーション1
4について、調整手段を設けた場合、第2の画像ステー
ション24については、上記例のごとく、奥側における
調整手段800’のように偏心ピン620’と丸穴18
gとの嵌合による書き込み手段18の主走査方向での、
機械的な位置調整を行なわず、書き込み光に画像信号を
のせるタイミングを制御するという電気的な方法を採用
することにより、第1の画像ステーションにおける書き
出し位置とを合わせることもできる。
【0154】感光体ドラム16の回転軸線に対する書き
込みラインの傾きの誤差は、感光体ドラム上での書き込
み光の主走査方向での結像径の変化となって現れるが、
このような径の変化を許容し得る範囲での誤差内なら
ば、その画像ステーション内での調整の必要はないが、
画像ステーション間での書き込みライン同士の平行の調
整は必要であり、このような調整手段により調整可能で
ある。
【0155】例えば、第2の画像ステーション24につ
いては、調整手段(調整手段800、800’相当)を
設けず、第1の画像ステーション14についてのみ調整
手段800、800’を設けた場合、第2の画像ステー
ション24での書き込み結果に応じて、つまり、第2の
画像ステーション14における感光体ドラム26上での
書き込みラインと平行になるように、第1の画像ステー
ション14における上記の調整手段800、800’に
より調整を行なう。これと逆に、上記の調整手段80
0、800’相当のものを第2の画像ステーション24
側についてのみ設け、第1の画像ステーション側につい
ては、書き込み手段18を書き込み手段支持部920、
1120に固定するようにしてもよい。なお、熱変位を
生ずる程の発熱を伴わない書き込み手段を採用した場合
には、熱変位吸収手段としての逃げ部を形成する必要は
ない。なお、この例では、書き込み手段18はLED
(図示せず)と主走査方向に列状に構成した集束性光伝
送体18との組合せからなり、下部に放熱フィン18e
を設けている。
【0156】のケース このケースは、この例は、間隔調整手段、主走査方向調
整手段、ライン調整手段の3つの手段を有する。以下、
これらの手段の例を手前側の書き込み手段支持部920
側について示した図16(a)、図16(b)により説
明する。なお、奥側の書き込み手段支持部1120側に
ついても、図16(a)、図16(b)に示す構成につ
いて、長穴18cに代えて、大径部625aに丸穴を嵌
合させる構成にした点を除き、これら図16(a),図
16(b)に示したのと同じ構成が採用されている。こ
の例では、手前側の書き込み手段支持部920と奥側の
書き込み手段支持部1120との間に架橋状に設けられ
た中間支持部材1600上に書き込み手段18を設けて
いる。
【0157】ここで、書き込み手段支持部920と中間
支持部材1600との間には、前記図13に示した構成
に準じた間隔調整手段702が介在し、中間支持部材1
600と書き込み手段18との間には前記図14、図1
5に示した構成に準じた調整手段801(主走査方向調
整手段としての機能とライン調整手段として機能を有す
るもの)が設けられている。
【0158】間隔調整手段702は、段付きねじ605
の大径部605aを書き込み手段支持部920に嵌合挿
通させた上、小径部605bを中間支持部材1600の
段付き穴の大径部に嵌合させ、ねじ部605cを該段付
き穴の小径部に螺合させ、書き込み手段支持部920と
中間支持部材1600との間に伸張性のばね601を設
けている。段付きねじ605を回転することにより、中
間支持部材1600の位置を変位させることができ、書
き込み手段18と感光体ドラム16との間隔を調整し、
感光体ドラム上に所定の結像径を以ってドットを結像さ
せることができる。ばね601は調整動作を確実にす
る。
【0159】調整手段801は、大径部625a,小径
部625b,ねじ部625cを有し、大径部625aと
小径部625bとが偏心している偏心ピン625の大径
部625aを基台18fの長穴18c(熱変位の逃げ
部)に嵌合挿通させ、小径部625bを中間支持部材1
600の穴に嵌合させ、ねじ部をワッシャ635を介し
てナット636で止めている。なお、大径部625aに
は伸張性のばね637を設け、ピン639で抜け止めし
ている。調整時には、ナット636をゆるめて、ピン6
39をつかみ、偏心ピン625をまわす。
【0160】図17に第1の画像ステーション14、第
2の画像ステーション24における書き込み手段の支持
態様の例を示す。図17において、第1のステーション
14では、中間支持部材1600と書き込み手段支持部
920及び書き込み手段支持部1120との間は、何れ
も間隔調整手段702を用いて支持している。これよ
り、書き込み手段18と感光体ドラム16との間隔を調
整できる。
【0161】第1のステーション14において、書き込
み手段18と中間支持部材1600との間は、手前側に
ついては、ピン860により書き込み手段18を中間支
持部材1600に対して揺動自在に支持し、奥側につい
ては前記調整手段801と同じ構成の調整手段801−
1により熱変位を吸収するための長穴を介して支持して
いる。この調整手段801−1に用いる偏心ピンの偏心
量は0.1〜0.2mm程度の比較的大きい偏心量と
し、ピン860を中心として書き込み手段18を揺動さ
せることにより、感光体ドラム16の回転軸心と集束性
光伝送体18dのラインとの平行がでるように調整す
る。
【0162】第2のステーション24では、中間支持部
材1600’と書き込み手段支持部1320及び書き込
み手段支持部1120’との間には、間隔調整手段70
2と同じ構成の間隔調整手段702’を用いて支持して
いる。また、中間支持部材1600’と書き込み手段2
8との間には、手前側については前記調整手段800’
の例における偏心ピン620’と丸穴18gとの嵌合の
構成に準じた、偏心ピンと丸穴との嵌合による構成とし
ている。奥側は、前記調整手段801と同じ構成の調整
手段801’−1とし、手前側は前記調整手段800’
の例における偏心ピン620’と丸穴18gとの嵌合の
構成に準じた、偏心ピンと丸穴との嵌合による構成を有
した調整手段801’−2としている。これより、書き
込み手段28について、主走査方向、副走査方向、焦点
方向について調整できる。
【0163】ここで、調整手段801’−1に用いる偏
心ピンは、調整手段801−1に用いている偏心ピンと
同じ0.1〜0.2mm程度の大きい偏心量のものを用
いており、この調整手段801’−1により第1の画像
ステーション14における書き込み手段18による書き
込みラインとの平行を調節する。一方、調整手段80
1’−2により、書き込み手段18の主走査方向での書
き込み位置を、第1の画像ステーションにおける書き込
み手段18による主走査方向の書き出し位置との関係で
調整する。この調整量は、隣合う画素間の距離(ドット
ピッチ)の1/2以上とする必要はなく、ピッチ間の位
相さえなくなれば、あとは、画像信号の印加のタイミン
グで調整できる。また、偏心ピンの偏心量は小さくても
よく、また、偏心量を大きくすると、副走査方向の傾き
が生じてしまうので、この調整装置801’−2に用い
る偏心ピンの偏心量は、0.05mm程度と、小さい偏
心量とする。
【0164】なお、この例で、機械的な加工精度だけで
十分に、各書き込み手段18、28と感光体ドラム1
6、26との間隔が所定精度にできる場合には、調整手
段702、702’及び中間支持部材1600、160
0’は必要ないので、その場合には、中間支持部材16
00、1600’を介在させずに書き込み手段18、2
8を各書き込み手段支持部920、1120、132
0、1120’に支持する。
【0165】〔2〕A−g.像担持体の他の例及び画像
ステーションの他の例 上記例において、書き込み手段18は光照射手段とし
ているが、像担持体が感光体ドラムでなく、電気的、磁
気的手段により潜像を形成し得るドラム状の媒体の場合
には、そのような電気的磁気的な変化を与えて潜像を形
成させるように手段とすることができる。また、上記に
おいて、像担持体はドラム状の場合の他、無端ベルト状
のものとして構成することもできる。
【0166】上記例では、画像ステーションが2つの
場合について説明したが、画像ステーションが1つだけ
の場合や、画像ステーションが2つ以上の構成の画像形
成装置においても上記説明に準じた共通組付部材を用い
て、実施することができる。これらの場合、全ての画像
ステーションについて、感光体ドラムの回転軸線方向に
対向して対をなす共通支持部材の一方(例えば奥側のも
の)に対して駆動部材支持部(駆動部材支持部114
0、1150相当)を設けた構成とすることもできる
し、また、全ての画像ステーションについて、感光体ド
ラムの回転軸線方向に対向して対をなす共通支持部材の
何れにも駆動部材支持部(駆動支持部1140、115
0相当)を設けない構成とすることもできる。このよう
に、駆動部材支持部を設けない場合は、適宜の手段によ
り感光体ドラムを駆動する。
【0167】上記において、画像ステーションが2
つ以上の場合には、駆動部材支持部を有する画像ステー
ションの構成と、有しない画像ステーションの構成を組
み合わせることも可能である。
【0168】画像ステーションが2つ以上の場合、全
ての画像ステーションについて、或いは任意の1つの画
像ステーションを除く全ての画像ステーションについ
て、感光体ドラムの回転軸線に対する書き込み手段によ
る該感光体ドラム上での書き込みラインの傾きを調整す
る調整手段、前記説明した調整手段800、800’8
01、801−1、801−1’、801−2’に準ず
るものを適宜選択して設けることができる。この場合、
対向する奥側と手前側にそれぞれ設ければ、感光体ドラ
ムの回転軸線に対する書き込みラインの傾きのみなら
ず、回転軸線に対し書き込みラインを合致させることも
できる。
【0169】尤も、感光体ドラムの回転軸線に対する位
置ずれについては、機械による加工精度が得られる等に
より調整不要の場合には、基準となるべきものとして選
択した1つの画像ステーションについて、感光体ドラム
の回転軸線に対する書き込みラインの位置を合致させる
調整を、奥側の調整手段と手前側の調整手段をそれぞれ
用いて調整を行なったならば、他の画像ステーションに
ついては、上記基準となる画像ステーションにおける書
き込みラインとの平行が出るように、書き込みラインの
傾きを調整すればよいので、奥側或いは手前側の調整手
段だけを調整することで足る。
【0170】各画像ステーション間での感光体ドラムの
回転軸線の平行まで出そうとするのであれば、さらに別
の手段が必要となるが、実用上は、機械加工の精度でさ
しつかえなく、上記の別の手段は必要ない。なお、以上
に述べた全ての各実施例は、可能な限り相互に組み合わ
せて実施することができる。
【0171】〔2〕A−h.現像ユニット この項では主として、請求項20〜23にかかる例を説
明する。これまでに説明した例では図1で説明したよう
に、本体側板300、400に取り付けられている共通
組付部材900、1100に感光体ユニット140を取
り付けるというものであり、共通組付部材900、11
00に設けられた書き込み手段支持部920、1120
には書き込み手段18が取り付けられることから、共通
組付部材900、1100を介して感光体ユニット14
0と書き込み手段っ18との位置関係が定まるというも
のであった。なお、以後の説明において、共通組付部材
1300、1100’に対する感光体ユニット240な
どの取り付けの態様については、共通組付部材920、
1120に対する感光体ユニット140などの取り付け
の態様と同じであるので、説明は省略する。
【0172】本例では、感光体ユニットと現像装置とを
組み付け得る構成とすることにより、共通組付部材を媒
介としてこれら感光体ユニットを組み付けるとともに、
感光体ユニットに現像装置を組み付けることで現像装置
と書き込み手段との高精度な位置決めを可能とするもの
である。このため、本例では、像担持体としての感光体
ドラム16上の潜像を可視像化する第1の現像装置6で
あってユニットケースに組み付けられて一体化されたも
のを現像ユニットと称することとし、この現像ユニット
の一端側には感光体ドラム16を支える受部としての軸
受67の外径部67bを着脱可能に位置決め保持する受
部保持手段を設け、現像ユニットの他端側には不動部材
としての本体側板300、400に掛止される被掛止部
をそれぞれ設けた構成とした。
【0173】具体的には、図21、図22等に示した第
1の現像装置6は図25に示すようにユニットケース6
−1、6−2内に組み込まれて全体として現像ユニット
6−3を構成している。図25における符号2C−J、
2M−Jはそれぞれ図21、図22に示したパドル2
C、2Mの軸部を示し、同じく図25における符号4C
−J、4M−Jは図21、図22に示した搬送スクリュ
ー4C、4Mの軸部を示す。なお、ユニットケース6−
2には対向して同じ大きさ形状のユニットケースが設け
られているが図示を省略している。図25には現像ユニ
ット6−3に感光体ユニット140が組付られた状態が
示され、図26には現像ユニット6−3から感光体ユニ
ット140を取外した状態を示している。図25、図2
6において、ユニットケース6−1の左右方向端に設け
たユニットケース6−2はほぼU字状に斜め上方に開放
された開放溝6−2aが形成されている。この開放溝6
−2aはより詳しくいえば該開放溝6−2aの底部が軸
受65の大径部65bの外周に嵌合する大きさ形状に形
成されており、上方に向かうほど、着脱の容易さを考慮
して溝幅が開いた形状をしている。
【0174】感光体ユニット140の軸受65の大径部
65bが開放溝6−2aの底に嵌合しただけでは、感光
体ドラム16の軸心と現像ローラ32、33の各軸心間
寸法は定まっても、感光体ドラム16周面上での現像ロ
ーラ32、33とクリーニングブレード21a、帯電器
17などとの位置関係は定まらない。そこで、これらの
関係を定めるため、図26に示すように、軸支時部64
−1にピン64−1cを植設するとともに、開放溝6−
2aの斜面部を案内にして軸受65の大径部65bが開
放溝6−2aの底に嵌合した状態でこのピン64−1c
と嵌合するような位置に、回り止め手段としの凹部6−
2a1を形成している。
【0175】ユニットケース6−2の外側面部には、開
放溝6−2aに嵌合された軸受65の大径部65bを上
から開放溝6−2aの底に向けて押圧し浮きをおさえて
該開放溝6−2a内に固定保持する押さえ手段としての
レバー131が軸132によりユニットケース6−2に
枢着されている。ここで、レバー131、軸受65の大
径部65b、開放溝6−2a相互の関係を図27により
説明すると、レバー131には半月状の凹部131aが
形成されている。この凹部131aは係合部としての大
径部65bと係合される被係合部である。開放溝6−2
a内に軸受65の大径部65bを嵌合させ、さらに、ピ
ン64−1cを凹部6−2a1に係合させて位置決めを
した上で、把手131bを掴んでレバー131を図27
において2点鎖線で示した開放位置から実線で示す固定
位置に回動させる。これにより、凹部131aは大径部
65bに係合される。
【0176】このとき、凹部131aは少なくとも軸1
32の中心O1と軸受65の大径部65bの中心O2と
を結ぶ線n−nの左上半分の周面を覆う。より詳しくは
凹部131aのうち下部に位置する角部は線n−n上に
位置し、凹部131aのうち上部に位置する角部は符号
Δ1で示すようにわずかな寸法分だけ線n−nを越えた
部位まで弾性変形してまわり込み、しっかりと軸受65
を保持している。つまり、レバー131を実線の位置に
傾ける際、レバー131はわずかに弾性変形してクリッ
ク状に軸受65の大径部65bをしっかりと、線n−n
方向に押し付けて固定して状態を保持する。軸受65を
解放する場合は、レバー131を2点鎖線の位置に開
く。これにより、軸受65の大径部65bの上方は開放
されるので、感光体ユニット140を掴んで、開放溝6
−2aの方向に引き出すことができる。
【0177】図25、図28において、本体側板30
0、400に装着した状態でのユニットケース6−2の
左右方向上であって、受部保持手段134が設けられた
側の他端側にはピン136が植設されている。このピン
136は不動部材としての本体側板300の切欠き部3
02に掛止される被掛止部である。同様に、奥側にも図
28に示すようにピン136’が設けられている。
【0178】図28を参照しながら、受け部保持手段1
34を用いて現像ユニット6−3に感光体ユニット14
0を一体的に組み合わせた状態の複合ユニットを、本体
側板300、400に取り付ける手順を説明する。この
取り付けは、手前側については感光体ユニット140の
軸受65の大径部65bがユニットケース6−2の手前
側に出ているので、この軸受65の大径部65bを共通
組付部材900の軸支持部910に嵌入させる。奥側に
ついても同様に軸受66の大径部66bを共通組付部材
1100の軸支持部1110に嵌入させる。また、該複
合ユニットの左右方向での左側については、ピン136
を切欠き部302、ピン136’を切欠き部402上に
自重で掛止する。これにより、本体側板300、400
に対する複合ユニットの取り付けがなされる。
【0179】図28に示した感光体ユニット140の構
成のうち、クリーニング手段21について、オーガ70
や取り出し部74などを使用せずに、感光体ドラム16
の軸方向に対応した幅を有する回収箱103を使用する
タイプのものを図23により説明したが、この図23に
示したタイプのクリーニング手段を具えた感光体ユニッ
トを図25、図26などに示した現像ユニット6−3と
組み合わせて複合ユニットを構成し、本体側板300、
400の共通組付部材900、1100に取り付ける場
合も図28におけると全く同様にして行なうことができ
る。
【0180】図28と図29とを比較した場合、図29
に示す感光体ユニット140’の構成ではオーガ70が
ないので該オーガ70を駆動するために図28に図示さ
れていたギヤ71、77などがなく、代りに回収箱10
3が設けられていることである。他の点は図28に図示
した感光体ユニット140の構成と同じである。
【0181】ここで、図28、図29の各例いずれにお
いても、感光体ユニット140、140’について左右
方向の右側については軸受65の大径部65bを開放溝
6−2aに嵌入させており、左右方向の左側については
ピン136を切欠き部302に掛止している。
【0182】軸支持部910に嵌入された外径部67b
の保持状態を安定させるため、この外径部67bを上か
らおさえるようにする。例えば、左右方向にスライドす
る板状のスライド部材を本体側板300に設け、このス
ライド部材をスライドさせて外径部67bをおさえる。
本体側板400につても同様におさえる。また、スライ
ドさせておさえを解除する。このスライド部材は、図5
0において後述するスライド部材に準じて構成すること
ができる。
【0183】一方、左右方向の左側のピン136の部位
では、図12においてギヤ72がウォーム16Wからの
動力を受けて回転し、感光体が時計回りの向きに回転す
るので、受部保持手段134側を支点としてピン136
が切欠き部302から浮き上がる向きのモーメントを受
けるが、このモーメントは複合ユニットの自重に比べて
無視してよい値であり、浮き上がりの問題はない。
【0184】これに加えて図30に示すように、現像ユ
ニット6−3の外側には、搬送スクリュー4Cの軸4C
−Jと同軸にギヤ4C−JG、搬送スクリュー4Mの軸
4M−Jと同軸にギヤ4M−JGがそれぞれ設けられて
おり、ギヤ4C−JGには駆動源と連結された駆動ギヤ
15G1、ギヤ4M−Jには駆動源と連結された駆動ギ
ヤ15G2がそれぞれ、必要なときに退避位置から図3
0に示すように噛み合い状態になるようにしてある。こ
れらの駆動ギヤ15G1とギヤ4C−JGとの噛み合い
位置は斜め左下の位置であり、回転方向は図示のように
定められているので、これらのギヤの噛み合い部では、
複合ユニットはピン136が切欠き部302に押し付け
る向きのモーメントを受ける。駆動ギヤ15G2とギヤ
4M−JGとの噛み合い関係においても同様に、ピン1
36が切欠き部302に押し付ける向きのモーメントを
受けるので、ピン136が切欠き部302から浮き上が
ることはない。したがって、スライド部材のおさえ手段
を設ける必要はない。
【0185】共通組付部材900、1100には書き込
み手段18が取り付けられていて、同じ共通組付部材9
00、1100に、現像ユニット6−3を取り付けた感
光体ユニット140を取り付けるのであるから、共通組
付部材を媒介として、これら書き込み手段18、現像ユ
ニット6−3、感光体ユニット140の三者の関係が定
まることになる。
【0186】しかも、感光体ユニット140と現像ユニ
ット6−3とを一体化したままの状態で本体側板30
0、400に装着された共通組付部材900、1100
に対して着脱可能であるし、レバー131の操作により
大径部65bの押圧を解除することにより、本体側板3
00、400側に現像ユニット6−3を残したままで、
感光体ユニット140だけを共通組付部材900、11
00に対して着脱することも可能である。
【0187】ここで、感光体ユニット140と現像ユニ
ット6−3とを一体化したままの状態で本体側板30
0、400に装着された共通組付部材900、1100
に対して着脱する場合、図24で説明したように、上ケ
ース106の開き角度θ1がほぼ70°に設定されてい
ることから、真上に引き上げると上ケース106に装着
さされたままの中間転写ベルトユニット100と干渉す
るおそれがある。中間転写ベルトユニット100の下面
には中間転写ベルト10が露出している。
【0188】そこで中間転写ベルト10に対する干渉を
避けるため、図27に示すように、開放溝6−2aの傾
きを上ケース106とほぼ同じ傾きに設定している。こ
れにより、感光体ドラム16或いは感光体ユニット14
0の現像ユニット6−3に対する着脱方向が、中間転写
ベルト10と干渉しない一定の方向に規制され、中間転
写ベルト10を傷つけるという事故を回避することがで
きる。なお、このように、開放溝6−2aを傾けた場合
には、図33に示す共通組付部材900”、1110”
の軸支持部910”、1110”のように溝の向きを鉛
直方向ではなく、開放溝6−2aに沿う向きに同じ角度
で傾けて形成することとする。また、これら軸支持部9
10”、1110”に合わせて書き込み手段支持部92
0”、1120”を設定する。
【0189】軸支時部910の向きが鉛直方向に向いて
いる構成の場合には図27に破線で示すように開放溝6
−2aの一方の溝面が共通組付部材に取り付けた状態の
もとで鉛直方向に向かうように形成することとするが、
この場合には鉛直方向の上方に感光体ユニット140を
引き出すことになるので、中間転写ベルト10と干渉し
ないように注意する必要がある。
【0190】また、感光体ユニット140を本体側板3
00、400側から取外した場合、不用意に平坦な面に
置いたとき、安定性がよくないため全体が傾き架橋部6
4−3や回収箱103からトナーがこぼれるおそれがあ
る。これを防止するため、図31に示すように、感光体
ドラム16の周面に接するように薄い合成樹脂板からな
るシールカバー137をカバー80の先端部に設ける。
【0191】、対向する軸支時部64−1、64−2に
固定して設ける。
【0192】図25〜図29などでは現像ユニット6−
3側に、レバー131を設けて押さえ手段としたがこの
例に限るものではなく、例えば、図32に示すように、
感光体ユニット140の構成のうち、感光体ドラム16
の軸受65と一体的に回転するレバー152を設け、こ
のレバー152の自由端側に把手152a、把手152
aと対向する自由端側に掛止用の凹部152bを形成
し、他方、現像ユニット6−3(この場合、レバー13
1を具備する必要はない。)には、この凹部152bと
係合する軸部を設けた構成とすることもできる。
【0193】さらに、図32に示したようなレバー15
2を具えた感光体ユニット140を、レバーを用いての
現像ユニットに対する取り付け手段としてではなく、レ
バー152を用いて広く、画像形成装置の本体部分など
への取り付けとして用いることもできる。その場合に
は、感光体ユニット140を簡単に画像形成装置に対し
て着脱できるので、感光体ユニット140のメンテナン
スや交換作業が簡単になる。また、感光体ユニット14
0として構成するのでなく、感光体ドラム単体として、
その軸受部にレバー152相当のレバーを取り付けた構
成とすることもでき、その場合には、感光体ドラム単体
としてのメンテナンスや交換作業が容易となる。
【0194】〔3〕共通組付部材(その2) 〔3〕B 現像ユニットを直接取り付けるタイプの共通
組付部材 前記した図25〜図29、図30などで説明した例で
は、感光体ユニット140を現像ユニット6−3に一体
的に固定した複合ユニットの状態で共通組付部材90
0、900”、1100、1100”などに対して着脱
する場合には何の問題もない。しかし、現像ユニット6
−3を共通組付部材900、900”、1100、11
00”に残したままで、感光体ユニット140だけを取
り外そうとすると、問題を生じる場合がある。この問題
について説明する。
【0195】図34において2点鎖線で示すように、現
像ユニット6−3と感光体ユニット140とは一体化さ
れた状態で本体側板及び共通組付部材に装着されてい
る。この状態では、左右方向の右側では軸受67の外径
部67bが共通組付部材900の軸支持部910に嵌合
し(図34では図が複雑になるのでこの状態は図示を省
略している。)、左右方向の左側ではピン136が切欠
き部302に掛けられている。この状態のもとで、感光
体ユニット140だけをとり外す場合を想定する。先
ず、レバー131を操作して軸受65の大径部65bの
保持を解除する。この時点で現像ユニット6−3はピン
136を支点とする自重によるモーメントにより回動し
ようとするが、大径部65bがピン64−1cにより回
動することができず、そのままの状態を保持している。
【0196】しかし、感光体ユニット140を持ち上げ
ることにより、軸受65と軸受67が軸支持部910と
開放溝6−2aの両溝から外れると、現像ユニット6−
3の左右方向での右側の部位では支えるものがなくなる
ので、自重によるモーメントにより現像ユニット6−3
はピン136を支点として時計まわりの向きに回動し、
図34に実線で示すように画像形成装置の底部に突き当
たることにより停止した状態になる。このように傾いた
状態なると、再度感光体ユニット140を装着する場合
に現像ユニット6−3を引き上げてやらねばならず、作
業が大変である。そこで本体側板や共通組付部材に対す
る現像ユニットの取り付け状態に何らの変化も与えるこ
となく、現像ユニットに対して感光体ユニットを着脱可
能にすることができるようにした。
【0197】本例では、図21、図22、図23などに
おける像担持体(感光体ドラム16、26)上の潜像を
可視像化する現像装置(第1の現像装置6、第2の現像
装置8)であってユニットケースに組み付けられて一体
化された現像ユニットを支持するための現像ユニット支
持部と、書き込み手段18、28などを支持するための
書き込み手段支持部とを具備した共通組付部材を介して
前記現像ユニットと前記書き込み手段との位置関係を設
定することとした。
【0198】図36において、本体側板300、400
に取り付けられている共通組付部材900A、1100
Aは基本的には図1、図4などにおいて説明した共通組
付部材900、1100と同じものであり、書き込み手
段支持部920、1110に代えて書き込み手段支持部
920A,1120Aや、軸支持部910、1110に
代えて現像ユニット支持部910A,1110Aを有し
ている。なお、これら共通組付部材900A,1100
Aよりも左右方向の右側の位置には、図1、図4などに
おいて説明した共通組付部材1300に相当する共通組
付部材1300A(図50参照)、共通組付部材110
0’に相当する共通組付部材などが設けられているが、
説明が重複するのでここでは図示及び説明を省略する。
本体側板300、400にはそれぞれ前記図29におい
て説明したものと同じ切欠き部302、402が形成さ
れている。
【0199】これらの共通組付部材900A,1100
Aに組付られるべき現像ユニット6−3Aは図28で説
明した現像ユニット6−3に対応し、図21、図22に
おける第1の現像装置6を具備している。第1の現像装
置6はA色現像器19とB色現像器20を含むので、現
像ユニット6−3には異なる色の可視像化を行なうこと
ができる複数の現像装置が具備されていることになる。
【0200】〔3〕B−a 現像ユニット この現像ユニット6−3Aには現像ユニット支持部91
0Aに嵌合して位置決めされる中間支持部材200が設
けられている。なお、現像ユニット6−3Aには、奥側
にも中間支持部材200と全く同じ中間支持部材が対向
して設けられているが、図36では隠れているので明瞭
に図示されていない。図37において中間支持部材20
0は現像ユニット支持部910Aに着脱可能に嵌合され
る凸形状の被嵌合部201を有している。また、図36
に示される感光体ユニット140A’が具備する受部6
5A2と着脱可能に嵌合する凹形状の嵌合部202とを
あわせ有し、凹形状の嵌合部202は半月状の上方が開
放されている。中間支持部材200の被嵌合部201の
曲率は現像ユニット支持部910Aの曲率と合致してお
りこれらは着脱可能に嵌合する関係にある。
【0201】図35には感光体ユニット140Aが示さ
れている。図35と図36とを比較した場合、図35に
示す感光体ユニット140Aはオーガ70によって取り
出し部74に廃トナーを送るタイプのものであって、図
28に示した感光体ユニット140に類するものであ
り、図36に示した感光体ユニット140A’は感光体
ドラム16の軸方向の幅に対向して設けた回収箱103
にクリーニングブレード21aで掻き取られた廃トナー
を収容するタイプのものであって、図29に示した感光
体ユニット140’に類するものであり、図36に示す
感光体ユニット140A’の構成ではオーガ70がない
ので該オーガ70を駆動するために図35に図示されて
いたギヤ71、77などがなく、代りに回収箱103が
設けられている。これらの相違を除けば図35に示した
感光体ユニット140Aと図36に示した感光体ユニッ
ト140A’の構成とは同じであり、現像ユニット6−
3Aに対する着脱の手段においても相違するところはな
い。
【0202】図36において、現像ユニット6−3Aに
は、図28で説明した現像ユニット6−3におけると同
様にピン136、136’が設けられている。これらの
ピン136、136’は中間支持部材200が設けられ
た部位とは異なる位置で不動部材としての本体側板30
0、400に掛止される被掛止部としての機能を有して
いる。従って、手前側について、中間支持部材200を
現像ユニット支持部910Aに嵌合させまた、ピン13
6を切欠き部302に掛止させ、奥側についても同様の
ことを行なうことにより、現像ユニット6−3Aを共通
組付部材900A.1100Aを介して本体側板30
0、400に着脱可能に組み付けることができる。この
ように、現像ユニット6−3Aは手前側、奥側のそれぞ
れについて左右方向の2点、合計4点で支持されるの
で、常時安定した状態に保持される。
【0203】このように、本体側板300、400に対
して安定した取り付け状態にある現像ユニット6−3A
に対して、本例では感光体ユニット140A’(図30
の場合は現像ユニット140A)を上から積み上げ的に
組み付けるようにすることにより、現像ユニット6−3
Aの本体側板300、400に対する組付状態に何らの
影響を与えることなく、現像ユニット6−3Aに対する
感光体ユニット140Aの自由な着脱を可能としてい
る。以下にその手段について説明する。
【0204】図37、39に拡大して示すように現像ユ
ニット6−3Aの外装部を構成する手前側のユニットケ
ース6−2Aには嵌合部202の曲率と同心でかつ同じ
曲率の円周面の一部からなる面を底部203とし、この
底部203から上方に向かって平行に対向して延びる面
204、205で構成されるU字状の溝206が設けら
れている。一方、図38において回収箱103は感光体
ケース64Aと一体に設けられており、この感光体ケー
ス64Aの外側面部に軸受65Aが一体的に固定されて
いる。この軸受65Aは感光体ドラム16の軸部62を
回転自在に支持するものであって、軸直角の断面形状が
図42、図43に示すようにほぼ小判形の形状をした小
判形状部65A1、軸直角の断面形状が円筒状の形状を
した受部65A2,外径部65A3、外径部65A4な
どからなる。
【0205】図42、図43に示すように、小判形状部
65A1は軸部62が貫通する穴の中心O3を中心にし
て等分に振り分けられた平行平面部65A1a、65A
1bと、中心O3を中心とする受部65A2(図38参
照)と同径の円周の一部からなる曲面部65A1c,6
5A1dを有している。平行平面部65A1aと平行平
面部65A1bとの間隔、つまり厚さは溝206に摺動
可能に嵌合できる大きさになっている。また、平行平面
部65A1a、65A1bは軸方向からみたとき、帯電
器27およびクリーニングブレード21aに対して所定
の角度に設定されている。この所定の角度とは、例え
ば、感光体ドラム16に対して現像ユニット6−3A内
の現像ローラ32、33が図21、図22などに示した
所定の作像プロセスを可能とし得る角度である。従っ
て、図39、図42に示すように、小判形状部65A1
を溝206に入れることにより、曲面部65A1dを底
部203に自重により密着させて、感光体ユニット14
0A’を現像ユニット6−3Aに所定の位置関係で取り
付けることができる。また、溝206の方向に斜め上向
きに引き出すことにより、容易に現像ユニット6−3A
から離脱させることができる。このように、現像ユニッ
ト6−3Aに対して何らの操作を加えることなく、感光
体ユニット140A’だけを単独で現像ユニット6−3
Aに対して着脱可能である。
【0206】ここで、図36において説明したように、
本体側板300、400に対して組付られた状態にある
現像ユニット6−3Aに対して感光体ユニット140
A’を着脱する場合、図24で説明したように上ケース
106の開き角度θ1に制限があるため、感光体ユニッ
ト140Aを鉛直方向に引き上げると、中間転写ベルト
10と干渉してしまう。そこで、本例では図42に示す
ように溝206を水平に対して開き角度θ1に合わせた
角度θ3で傾けている。このように、感光体ユニット1
40A’の現像ユニット6−3Aからの離脱方向を規制
することにより、中間転写ベルト10などとの干渉を防
止して損傷を防止するとともに着脱作業が容易となる。
【0207】〔3〕B−b 共通組付部材に対する現像
ユニットの取り付け 中間支持部材200の凹形状の嵌合部202と受部65
A2との嵌合関係は、溝206中に感光体ユニット14
0’をその自重により落し込むだけの保持状態では不安
定である。そこで、嵌合部202に対する受部65A2
の嵌合およびその保持状態をより確実にするため、受部
65A2を嵌合部202に押圧し、またその解除が自在
な受部固定手段を設けた。
【0208】受部固定手段の第1の例は、感光体ユニッ
ト140A’の一部に枢着されていて自由端側に被係合
部を有するレバーと、現像ユニット6−3Aの一部に設
けられ前記レバーの前記被係合部と係合する係合部とか
らなる。受部固定手段の第1の例について説明する。図
38において外径部65A2は受部65A2よりも小径
に形成されていて受部65A2との境にレバー304の
端部を当てるための段差が設けられている。レバー30
4は外径部65A2と嵌合する内径部304bと、この
内径部304bより外形に延出した自由端側に設けた把
手304aと、把手304aと対向する自由端側に設け
た非係合部としての凹部304cを有している。このレ
バー304の内径部304bを外径部65A3に装着
し、外径部65A3よりも小径の外径部65A4に座金
305を装着した上で、軸部62に止めリング306を
嵌めて抜け止めをすることにより、レバー304を外径
部65A3に枢着する。一方、図39に示すように、ユ
ニットケース6−2Aには中間支持部200まわりの所
定の部位に凹部304cと係合する係合部としての軸2
08が植設されている。
【0209】このため図35、図36に示すように、現
像ユニット支持部910Aにはこの軸208を収納する
ための凹部910A1が形成されいる。現像ユニット支
持部1110Aについても同様に凹部1110A1が形
成されている。
【0210】このようにして受部固定手段を構成し、感
光体ユニット140A’を現像ユニット6−3Aに取り
付けた状態つまり受部65A2を嵌合部202に嵌合さ
せた状態のもとで把手304を操作して凹部304cを
軸208に係合させる。図40に示すようにこの係合状
態のもとでは凹部304cの先端が、軸208の外周
上、中心O4と軸部62の中心O5と結ぶ線分e−eを
越えた部位に弾性変形してまわり込み、しっかりと軸2
08を保持しており、嵌合部202に受部65A2を押
圧した状態となっている。こうして、現像ユニット6−
3Aに感光体ユニット140A’を一体的に固定保持し
た状態を図41に示す。このように現像ユニット6−3
Aと感光体ユニット140A’とが一体化された全体を
複合ユニットと称し、符号2000で示す。現像ユニッ
ト6−3Aから感光体ユニット140A’を分解する場
合には、レバー304を係合時と逆に回転させて軸20
8に対する凹部304cの係合を解除した上で溝206
に沿って小判形状部65A1を引き出し、感光体ユニッ
ト208を持ち上げればよい。
【0211】把手304aは、このように感光体ユニッ
ト140A’を持ち上げて現像ユニット6−3Aから離
脱する際の把手部としても機能する。そこで以下に各種
の把手を例示する。図44に示す例では、図38などに
おける把手304aに相当する把手304a1は本体側
板300とユニットケース6−1Aとの間の間隔dに位
置するように構成されているので、この間隔dに指を入
れて把手304a−1を引き起こし、把手304a−1
を持ち変えて感光体ユニット140A’を持ち上げ、現
像ユニット6−3Aから離脱させる。
【0212】図45に示す例では、図38などにおける
把手304aに相当する把手304a−2は本体側板3
00よりも寸法d1だけ手前側に出した構成としてい
る。よって、本例では図44に示した把手304a−1
のように間隔dに指を入れなくても、寸法d1だけ出て
いる部位に指を掛けて、把手304a−2を引き起こす
ことができる。引き起こしたのち、把手304a−2を
持ち変えて感光体ユニット140A’を持ち上げ、現像
ユニット6−3Aから離脱させる。
【0213】図46に示す例では、図46(a)に示す
ように図38などにおける把手304aに相当する把手
304a−3は本体側板300よりも寸法d1だけ手前
側に出した構成としている。よって、本例においても図
44に示した把手304a−1のように間隔dに指を入
れなくても、寸法d1だけ出ている部位に指を掛けて、
把手304a−3を引き起こすことができる。さらに本
例では図46(b)に示すように、把手304a−3の
基端側つまり外径部65A3側の部位が上に凸にわん曲
させた形状のわん曲部Qを形成している。そこで、引き
起こしたのち、このわん曲部Qに指をひっかけて感光体
ユニット140A’を持ち上げ、現像ユニット6−3A
から離脱させる。
【0214】図47に示す例では、図47(a)に示す
ように図38などにおける把手304aに相当する把手
304a−5は、内径部304bの軸線t−tを通る水
平面を想定したときにこの水平面内であってかつ、軸線
t−tと直交する方向に対して平行な方向に沿って設け
た軸308に枢着されていて、平坦面を有する平たい形
状をしている。さらにこの把手304a−5は図47
(a)に示すように平坦面を水平にした状態と、図47
(b)に示すように平坦面を鉛直方向に向けた状態とに
クリックストップできるようになっている。凹部304
cを軸208に係合させた状態のもとでは、図47
(a),(b)に実線で示すように把手304a−5を
水平状に倒しておき、感光体ユニット140A’を現像
ユニット6−3Aから離脱させる際には図47(b)に
示すように把手304a−5を鉛直方向に引き起こし、
平坦部分を掴んで感光体ユニット140A’を持ち上
げ、現像ユニット6−3Aから離脱させる。
【0215】図48に示す例では、図48(a)に示す
ように図38などにおける把手304aに相当する把手
304a−6は、内径部304bの軸線t−tと平行な
軸310に枢着されている。軸310は曲面部を下にし
た半月形状の部材312に固定されている。部材312
はレバーと一体である。把手304a−6は内側部分が
肉抜きされている。把手304a−6は図48(b)、
図49(a)に示すように部材312と重ねられた状態
と図49(b)にクリックストップされるようになって
いる。
【0216】凹部304cを軸208に係合させた状態
のもとでは、図48(b),図49(a)に示すように
把手304a−6を、曲面部が下になるようにしてお
き、感光体ユニット140A’を現像ユニット6−3A
から離脱させる際には把手304a−6を、間隔d1だ
け本体側板300から出た部位を利用して掴み、180
°回転させて図49(b)に示すように曲面部が上にな
る状態でクリックストップさせる。この状態で、把手3
04a−6の肉抜きされた部位を掴んでレバーを起こし
て凹部304cと軸部208との係合を解いた上で、感
光体ユニット140A’を持ち上げ、現像ユニット6−
3Aから離脱させる。
【0217】受部固定手段の第3の例を図43を参照し
て説明する。この例では、U字状の溝206の底の部位
に、小判形状部65A1を小判形状部65A1の変位に
応じて掛止することのできる凹部を形成しており、この
凹部を以って受部固定手段としている。この例では、平
行平面部65A1aと曲面部65A1dとが交わる角部
を収容する凹部206Xと.平行平面部65A1bと曲
面部65A1cとが交わる角部を収容する凹部206Y
とで、受部固定手段としての凹部を構成している。これ
らの凹部206Xと凹部206Yとは、小判形形状部6
5A1を溝206の底部に位置させた状態で中心O3を
中心にして回動させてと仮定したときに、平行平面部6
5A1aと曲面部65A1dとが交わる角部および平行
平面部65A1bと曲面部65A1cとが交わる角部
が、溝206の各対向面204、205に食い込んでつ
くる凹状の空間に相当する。
【0218】本例では、小判形状部65A1を溝206
に嵌合させた上で、時計回りの向きに回動させた状態に
すれば、小判形状部65A1を所定の位置に保持するこ
とができ、逆にまわして平行平面部65A1a、65A
1bが溝206の対向面204、205と平行な状にす
れば、上記保持状態を解除して引き出すことができる。
【0219】以上により、受部固定手段により現像ユニ
ット6−3Aと感光体ユニット140Aとを一体化して
構成される複合ユニット2000(図41参照)の状態
で、現像ユニット6−3Aの一端側での共通組付部材9
00Aに対する中間支持部材200の着脱(共通組付部
材1100Aについて同じ)及び現像ユニット6−3A
の他端側での本体側板300、400に対するピン13
6、136’による掛止及び掛止の解除を行ない本体側
板300、400に対する複合ユニット2000の着脱
が可能である。
【0220】ここで現像ユニット6−3Aに対する感光
体ユニット140A’の固定は、前記したように受部固
定手段により固定するので問題なく、また、本体側板3
00、400に対するピン136、136’による掛止
に関しては、前記図28に即して述べたように、現像ユ
ニットの自重や下向きのモーメントなどの作用により浮
き上がることはないので、別段の上からのおさえの手段
は必要ないが、現像ユニット支持部910Aに対する中
間支持部材200の支持は上からのおさえがないと不安
定である。
【0221】そこで本例では図50に示すように、受部
65A2を間にして中間支持部材200と対向する位置
に移動し、また、該位置からの退避が可能なスライド部
材400を設け、このスライド部材400により受部6
5A2を介して中間支持部材200を共通組付部材90
0Aとで挾持することにより、複合ユニット2000
(図41参照)を共通組付部材900Aに保持すること
とした。ここで、スライド部材400は、横長の板状の
部材からなる。スライド部材400は本体側板300に
固定された上ガイド450uと下ガイド450dとに上
下の各縁部を支持されていて、左右方向に移動可能であ
る。上ガイド450u、下ガイド450dの形状は図5
1に示すように、凹字状をしていて、この溝部にスライ
ド部材400が入っている。
【0222】これらの上ガイド450uおよび下ガイド
450dに案内させることにより、スライド部材400
を図50に実線で示すおさえ位置と、このおさえ位置か
ら退避した退避位置とに移動させることができる。な
お、図50においてスライド部材400’は図22にお
ける感光体ドラム26や第2の現像装置8などによる複
合ユニットをおさえるためのスライド部材を示し、スラ
イド部材400と同じに構成されている。
【0223】図50に示されるようにスライド部材40
0、400’のように、片側の本体側板について2つ設
けることせずに、これらのスライド部材を一体的につな
いだ長尺なスライド部材とし、左右方向に離れて位置す
る各受部及び中間支持部材を共通におさえて共通組付部
材とで挾持するようにすることもできる。この場合に
は、この長尺なスライド部材の大きさは、左右方向にお
いて、各受部のおさえおよび解除が可能な大きさとし、
これをガイドする上ガイド450uと下ガイド450d
もこのガイド部材のストロークを可能にする範囲にわた
り設ける。
【0224】〔4〕共通組付部材を用いた諸部材の組立
て手順 〔4〕A 潜像担持体ユニットを基準に本体に組み立て
る組立て方法 図28などにより説明した例では、まず、像担持体(感
光体ユニット140)を支える受部(外径部67b)を
支持するための支持部(軸支持部910)と書き込み手
段18(図14、図24参照)を支持するための支持部
(書き込み手段支持部920)とを像の書き込みに適す
る所定の関係位置を満足するように形成している共通組
付部材900を画像形成装置の本体側板300に組み付
ける。つぎに、この共通組付部材900に書き込み手段
18を組み付ける。一方、潜像を可視像化する現像装置
を具備した現像ユニット6−3に像担持体(感光体ユニ
ット140又は感光体ユニット140’)を組み付けて
一体化する。或いは、予めこのように一体化された複合
ユニットをサービス部門に準備しておく。つぎに、この
複合ユニットを構成している感光体ドラム16の受部
(外径部67b)を共通組付部材900に組み付けると
いう組立ての手順で組み立てる。このように潜像担持体
ユニットを基準に本体に組み立てる組立て方法では、複
合ユニットの状態で作業のしやすい場所で、複合ユニッ
トの状態から感光体ユニットと現像ユニットとに分解し
て交換や所要のメンテナンスを行なうことができ、ま
た、複合ユニットの状態に一体化した上で、本体に組み
立てることができる。
【0225】〔4〕B 現像ユニットを基準に本体に組
み立てる組立て方法 図35、図36などにより説明した例では、先ず、現像
ユニット6−3Aと一体化された中間支持部材200を
支える支持部(共通組付部材900Aの現像ユニット支
持部910A)と書き込み手段18(図14、図24参
照)を支持する支持部(書き込み手段支持部920)と
を画像形成に必要な所定の関係位置を満足するように形
成している共通組付部材900Aを画像形成装置の本体
側板300に組み付ける。つぎに、この共通組付部材3
00に、書き込み手段18及び現像ユニット6−3Aを
それぞれ組み付け、こうして共通組付部材900Aに組
み付けられた現像ユニット6−3Aの中間支持部材20
0に、感光体ユニット140A’(図35の場合は感光
体ユニット140A)を組み付けるという組立ての手順
を踏んで組み立てる。
【0226】このように、現像ユニットを基準に本体に
組み立てる組立て方法では、下から、共通組付部材90
0A、中間支持部材200、受部65A2の順に積み上
げていく組立ての手順が可能な構成となっているので、
一番上に受部65A2を介して乗っている感光体ユニッ
ト140A’(140A)は下に位置する現像ユニット
6−3には何の影響も与えずに単独で本体側板300
(共通組付部材900A)に対して着脱することが可能
である。また、上に感光体ユニット140A、140
A’を乗せた組立て状態のままで、つまり、図41に示
すような複合ユニット2000の状態で、該複合ユニッ
ト2000を本体側板300に対して着脱可能である。
この場合には、複合ユニット2000を作業のしやすい
場所にて、複合ユニット2000の状態から感光体ユニ
ットと現像ユニットとに分解して所要の部品交換やメン
テナンスを行なうことができ、また、複合ユニット20
00の状態に一体化した組立て状態のままで、画像形成
装置本体に組み立てることも可能である。
【0227】
【発明の効果】請求項1〜請求項3記載の発明では、共
通組付部材に、像担持体及び該像担持体まわりの部材を
精度よく容易に一体的に組み付けることができ、不動部
材のうち共通組付部材が取り付けられるべき部位を一定
の形状に加工することにより、不動部材の種類によら
ず、共通組付部材を共通化して部品の共通化を図ること
ができる。
【0228】請求項4記載の発明では、さらに、像担持
体の駆動部材を精度よく組み付けることができる。請求
項5記載の発明では、複数の画像ステーションを有する
画像形成装置について、各画像ステーション内での像担
持体、書き込み手段相互の位置精度のみならず、各ステ
ーション間同士での像担持体、書き込み手段などの相対
的な位置精度をも共通組付部材を介して得ることができ
る。請求項6記載の発明では、単一の画像ステーション
しか有しない画像形成装置において、画像ステーション
内での像担持体、書き込み手段相互の位置精度を得るこ
とができる。請求項7記載の発明では、像担持体の劣化
時の交換が容易である。また、交換時における位置再現
性が高い。請求項8記載の発明では、書き込み手段の劣
化時の交換が容易である。また、交換時における位置再
現性が高い。
【0229】請求項9記載の発明では、書き込み手段と
像担持体との間隔調整により、潜像を構成するドットの
精度を出すことができる。また、組付後に焦点調整など
ができるので、書き込み手段を予めサブアッシーとして
製作することが可能となる。
【0230】請求項10記載の発明では、書き込み手段
の発熱による熱変形を吸収して損傷や、機械的な誤差を
防止できる。
【0231】請求項11記載の発明では、主走査方向で
の画像のずれを防止し、また、画像ステーション間での
上記画像のずれを防止して画像ステーション間での画像
のずれ、色ずれ等をなくすことができる。請求項12記
載の発明では、1つの画像ステーションについては、主
走査方向の調整手段を設けないので、この調整手段の最
低限度数の装備により、主走査方向の画像位置を調整す
ることで、画像ステーション間での上記画像のずれを防
止して画像ステーション間での画像のずれ、色ずれ等を
なくすことができる。
【0232】請求項13〜16記載の発明では、書き込
みラインの傾きを調整することで、画像ステーション間
での書き込みラインのずれによる上記画像のずれを防止
して画像ステーション間での画像のずれ、色ずれ等をな
くすことができる。
【0233】請求項17記載の発明では、偏心量を調整
することで、調整量を容易に変えることができる。請求
項18記載の発明では、回転位置精度を高精度に管理で
きると共に、各画像ステーション間での像担持体の回転
位置を同期させることが容易である。
【0234】請求項19記載の発明では、2つの画像ス
テーションを有する画像形成装置において、組み立て性
を向上し、ステーション間の画像のずれを解消できる。
特にカラー像については、色ずれをなくし画質を向上で
きる。
【0235】請求項20記載の発明では、受部保持手段
により現像ユニットと像担持体とを一体化して共通組付
部材に対して着脱可能としたので、共通組付部材を媒介
として像担持体と書き込み手段との関係のみならず、こ
れら像担持体や書き込み手段と現像ユニットとの高精度
位置決めが可能となり、また、現像ユニットの組み付け
性の向上、メンテナンスの容易などを図ることができ
る。請求項21記載の発明では、開放溝の案内機能によ
り現像ユニットに対して像担持体を容易に着脱すること
が可能であり、また、押さえ手段と回り止め手段により
現像ユニットと像担持体との関係位置を確実に定めるこ
とができ、被掛止部により現像ユニットを簡単に本体に
取り付けることができる。また、開放溝を上向きとすれ
ば自重を利用することによる組付状態の安定性が図れ
る。請求項22記載の発明では、開放溝の方向を規制す
ることで、像担持体を現像ユニットから離脱する方向を
特定化し、他部材との干渉を防止して部材を保護するこ
とができる。
【0236】請求項23記載の発明では、押さえ手段と
してレバーを用いたので、レバー操作により現像ユニッ
トと像担持体との一体化及び一体化の解除の操作を簡単
に行なうことができる。請求項24記載の発明では、像
担持体あるいは像担持体側にレバーを設けることで、像
担持体を簡単かつ、高精度に取り付け対象物に対して取
り付け及び取り付けの解除を行なうことができる。請求
項25記載の発明では、レバー操作により、像担持体の
ユニット単独での組立てや交換作業が可能である。請求
項26記載の発明では、現像ユニットを支持する現像ユ
ニット支持部と書き込み手段を支持する書き込み手段支
持部とを所定の関係で具備した共通組付部材に対して、
現像ユニット及び書き込み手段を着脱可能としたので、
共通組付部材を媒介として書き込み手段と現像ユニット
との高精度位置決めが可能となり、また、現像ユニット
の組み付け性の向上、メンテナンスの容易などを図るこ
とができる。
【0237】請求項27記載の発明では、現像ユニット
には現像ユニット支持部に支持される中間支持部材を設
けたので、中間支持部材を介して共通組付部材上の書き
込み手段と現像ユニット両者の位置関係を高精度かつ、
簡単に位置決めすることができる。請求項28記載の発
明では、現像ユニットは異なる色の可視像化を行なう複
数の現像装置を具備しているので、多色画像の形成を行
なう画像形成装置における組立て性、メンテナンスの容
易などを図ることができる。請求項29記載の発明で
は、現像ユニットに設けた中間支持部材は像担持体と着
脱自在に嵌合する関係にあるので、現像ユニットと像担
持体との位置関係を高精度に定めることができ、ひいて
は共通組付部材を介して、書き込み手段との関係位置
も、現像ユニットを介して高精度かつ簡単に設定可能と
なる。
【0238】請求項30記載の発明では、像担持体の受
部を取り付ける中間支持部材の形状が開放された凹形状
の嵌合部であるので、現像ユニットからの像担持体の着
脱操作が簡単でかつ取り付けの精度も高い。請求項31
記載の発明では、受部を介した取り付けにより、帯電器
やクリーニング手段の取り付け位置も高精度に行なうこ
とができる。請求項32記載の発明では、像担持体の受
部とともに設けた小判形状部を現像ユニットの溝に係合
させることにより、両者の位置関係を簡単にかつ正確に
定めることができる。請求項33記載の発明では、現像
ユニットの溝の方向を所定の向きに定めることにより、
像担持体の着脱方向を特定化し、他部材との干渉を防止
して部材の保護を図ることができる。
【0239】請求項34記載の発明では、受部固定手段
により、像担持体と現像ユニットとの複合ユニット化を
確実に保持することができる。請求項35記載の発明で
は、像担持体に設けた受部あるいは現像ユニット側にレ
バーを設けることで、像担持体と現像ユニットとの複合
化およびその解除を容易に行なうことができる。請求項
36記載の発明では、把手部を掴んで、像担持体を簡単
に持ち上げることができる。請求項37記載の発明で
は、像担持体を回動するという簡単な操作により、像担
持体を現像ユニットに対して簡単に保持、保持の解除を
行なうことができる。
【0240】請求項38記載の発明では、被掛止部を用
いて、不動部材に対して現像ユニットを簡単に着脱を行
なうことができる。
【0241】請求項39記載の発明では、現像ユニット
に設けた中間支持部材と被掛止部とにより、現像ユニッ
トを単独でも、また、複合ユニットの状態でも簡単に不
動部材に対して着脱可能である。請求項40記載の発明
では、スライド部材により複合ユニットの共通組付部材
に対する保持および保持の解除を容易に行なうことがで
きる。請求項41記載の発明では、スライド部材により
複数複合ユニットの共通組付部材に対する保持および保
持の解除を用意に行なうことができる。請求項42記載
の発明では、複合ユニットの状態で作業のしやすい場所
での作業が可能である。請求項43記載の発明では、本
体に対する像担持体単独での着脱も可能であるし、また
複合ユニットの状態での着脱も可能である。請求項4
4、45記載の発明では、組み立て性を向上することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】感光体ユニットの本体側板に対する取り付け態
様を説明した分解斜視図である。
【図2】感光体ユニットの全体斜視図である。
【図3】感光体ユニットの分解斜視図である。
【図4】本体側板に対する共通組付部材の取り付け態様
を説明した分解斜視図である。
【図5】手前側の共通組付部材の斜視図である。
【図6】手前側の本体側板の斜視図である。
【図7】手前側の本体側板への共通組付部材の組み付け
状態を示した斜視図である。
【図8】奥側の共通組付部材の斜視図である。
【図9】奥側のもう一つの共通組付部材の斜視図であ
る。
【図10】奥側の本体側板の斜視図である。
【図11】奥側の本体側板への共通組付部材の組み付け
状態を示した斜視図である。
【図12】感光体ドラムの駆動系を説明した図である。
【図13】図13(a)は間隔調整手段の一例を示した
断面図であり、図13(b)は間隔調整手段の他の例を
示した断面図である。
【図14】調整手段を説明した分解斜視図である。
【図15】感光体ドラムまわりの諸部材の構成を説明し
た断面図である。
【図16】図16(a)は調整手段の他の態様を説明し
た部分断面の正面図、図16(b) は図16(a)に
示した図の平面図である。
【図17】各画像ステーション間での調整手段による調
整の一例を説明した図である。
【図18】画像形成プロセスを説明した図である。
【図19】カラー画像形成のプロセスの第1の例を説明
した図である。
【図20】カラー画像形成のプロセスの第2の例を説明
した図である。
【図21】画像形成装置の概略構成を説明した図であ
る。
【図22】画像形成装置の構成を説明した図である。
【図23】図22に示した画像形成装置のクリーニング
手段のうち、トナーの回収部についての別構成を説明し
た図である。
【図24】画像形成装置の外観の概要を示した図であ
る。
【図25】現像ユニットと感光体ユニットとを組み合わ
せた複合ユニットの斜視図である。
【図26】現像ユニットと感光体ユニットとを組み合わ
せた複合ユニットの分解斜視図である。
【図27】レバーによる軸受の保持態様を説明した図で
ある。
【図28】感光体ユニット基準で本体側板に対する複合
ユニットの取り付け態様を説明した分解斜視図である。
【図29】感光体ユニット基準で本体側板に対する複合
ユニットの取り付け態様を説明した分解斜視図である。
【図30】搬送スクリューに対する駆動系を説明した図
である。
【図31】クリーニング手段の部位におけるトナーの漏
れ防止のシール構造を説明した図である。
【図32】像担持体側に固定用のレバーを設けた例を説
明した斜視図である。
【図33】共通組付部材の溝を傾斜させて設けた場合を
説明した斜視図である。
【図34】複合ユニットの状態で感光体ユニットを分解
した場合に現像ユニットが傾く様子を説明した図であ
る。
【図35】現像ユニット基準で本体側板に対する複合ユ
ニットの取り付け態様を説明した分解斜視図である。
【図36】現像ユニット基準で本体側板に対する複合ユ
ニットの取り付け態様を説明した分解斜視図である。
【図37】中間支持部材を説明した部分斜視図である。
【図38】感光体ユニットとレバーとの組合せ関係を説
明した分解斜視図である。
【図39】複合ユニットの分解斜視図である。
【図40】レバーによる軸との掛止及びその解除の様子
を説明した図である。
【図41】複合ユニットの外観斜視図である。
【図42】小判形状部と溝との嵌合関係を説明した図で
ある。
【図43】小判形状部と溝との嵌合関係を説明した図で
ある。
【図44】把手の部位を説明した斜視図である。
【図45】把手の部位を説明した斜視図である。
【図46】図45(a)は把手の部位を説明した斜視
図、図45(b)は把手の断面図である。
【図47】図47(a)は把手を含むレバーの斜視図、
図47(b)は把手の部分を説明した斜視図である。
【図48】図48(a)は把手を含むレバーの斜視図、
図48(b)は把手の部分を説明した斜視図である。
【図49】図49(a)はレバーを掛止状態におくとき
の把手の図、図49(b)はレバーを解除するに際して
把手を回動させたときの図である。
【図50】受部を保持するレバーを説明した正面図であ
る。
【符号の説明】
6−3、6−3A 現像ユニット 16、26 (像担持体としての)感光体ドラム 18、28 書き込み手段 65A1 小判形状部 131 レバー 140、140A,140A’、240 感光体ユニッ
ト 200 中間支持部材 250 (駆動部材としての)ウォーム軸 304 レバー 304a、304a−1、304a−2、304a−
3、304a−4、304a−5 把手 400 スライド部材 700、701、702 間隔調整手段 800、801(ライン調整手段、主走査方向調整手段
を兼ねた)調整手段 900、900”、900A、1100、1100’、
1100”、1100A、1300、1300A 共通
組付部材 910、1110、1310、1110’、1110’
軸支時部 910A、1110A 現像ユニット支持部 920、1120、1120A、1320、112
0’、1120” 書き込み手段支持部 1140、1540 駆動部材支持部 2000 複合ユニット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図51
【補正方法】追加
【補正内容】
【図51】上ガイド及び下ガイドの形状を説明した本体
側板の断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 明 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 竹山 佳伸 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転駆動される像担持体に書き込み手段に
    より潜像を書き込み、この潜像を可視像化した上、用紙
    に転写して最終画像を得る画像形成装置において、 前記像担持体を支える軸部を支持するための軸支持部
    と、前記書き込み手段を支持するための書き込み手段支
    持部とを具備していて別体の不動部材に取付られる共通
    組付部材を用いて、これら像担持体と書き込み手段との
    関係位置を設定したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記像担持体は帯電手段、クリーニング手段を付帯した像
    担持体のユニットの一部として構成されていることを特
    徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の画像形成装置におい
    て、前記共通組付部材は、前記像担持体の軸方向上に対
    向して設けられた2つの独立した部材であり、それぞれ
    不動部材に装着されていることを特徴とする画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の画像形成装置において、対
    向している一方の共通組付部材は、前記像担持体に回転
    駆動力を与える駆動部材を支持するための駆動部材支持
    部を具備していることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3又は4記載の画像形成装
    置において、1つの像担持体を支持している前記共通組
    付部材と、この共通組付部材により支持される少なくと
    も前記書き込み手段とを含む構成を1つの画像ステーシ
    ョンとするとき、n個(nは2以上の整数)の画像ステ
    ーションを有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の画像形成装置において、n
    =1としたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】請求項1、2、3、4、5、又は6記載の
    画像形成装置において、前記像担持体は、該像担持体単
    体で、又は該像担持体まわりの付帯部材を含むユニット
    として、前記共通組付部材に対して着脱自在であること
    を特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】請求項1、2、3、4、5、6又は7記載
    の画像形成装置において、前記書き込み手段は、前記共
    通組付部材に対して着脱自在であることを特徴とする画
    像形成装置。
  9. 【請求項9】請求項1、2、3、4、5、6、7又は8
    記載の画像形成装置において、前記書き込み手段支持部
    と前記書き込み手段との間には、前記書き込み手段と前
    記像担持体との間隔を調整するための間隔調整手段を設
    けていることを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】請求項1、2、3、4、5、6、7、8
    又は9記載の画像形成装置において、前記書き込み手段
    支持部又は前記書き込み手段の何れかに、前記書き込み
    手段の熱膨張、熱収縮時の変位を吸収する逃げ部を設け
    たことを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9又は10記載の画像形成装置において、前記共通
    組付部材に組み付けられた前記像担持体に対する前記書
    き込み手段の主走査方向での位置を調整する主走査方向
    調整手段を、前記書き込み手段と前記書き込み手段支持
    部との間に設けたことを特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】請求項5、7、8、9、10又は11記
    載の画像形成装置において、n−1個の画像ステーショ
    ンについて前記共通組付部材に組み付けられた前記像担
    持体に対する前記書き込み手段の主走査方向での位置を
    調整する主走査方向調整手段を、前記書き込み手段と前
    記書き込み手段支持部との間に設け、残る画像ステーシ
    ョンについて、前記書き込み手段の位置を前記書き込み
    手段支持部に対して固定したことを特徴とする画像形成
    装置。
  13. 【請求項13】請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9、10、11又は12記載の画像形成装置におい
    て、前記共通組付部材に組み付けられた前記像担持体の
    回転軸線に対し前記書き込み手段による当該像担持体上
    での書き込みラインを一致させるためのライン調整手段
    を、前記書き込み手段と前記書き込み手段支持部との間
    に設けたことを特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】請求項13記載の画像形成装置におい
    て、ライン調整手段は前記書き込み手段の主走査方向で
    の一端側を支点として他端側を変位させる手段であるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  15. 【請求項15】請求項5記載の画像形成装置において、
    n個の画像ステーションの全てについて、前記共通組付
    部材に組み付けられた前記像担持体の回転軸線に対し前
    記書き込み手段による当該像担持体上での書き込みライ
    ンの傾きを調整するためのライン調整手段を、前記書き
    込み手段と前記書き込み手段支持部との間に設けたこと
    を特徴とする画像形成装置。
  16. 【請求項16】請求項15記載の画像形成装置におい
    て、n−1個の画像ステーションの全てについて、前記
    共通組付部材に組み付けられた前記像担持体の回転軸線
    に対し前記書き込み手段による当該像担持体上での書き
    込みラインを一致させるためのライン調整手段を、前記
    書き込み手段と前記書き込み手段支持部との間に設けた
    ことを特徴とする画像形成装置。
  17. 【請求項17】請求項11、12、13、14、15又
    は16記載の画像形成装置において、前記主走査方向調
    整手段、前記ライン調整手段は共通の偏心ピンを利用し
    たものであることを特徴とする画像形成装置。
  18. 【請求項18】請求項4、5、6、7、8、9、10、
    11、12、13、14、15、16又は17記載の画
    像形成装置において、前記駆動部材は前記像担持体に設
    けたギヤに噛み合うウォーム軸であることを特徴とする
    画像形成装置。
  19. 【請求項19】請求項4、5、7、8、9、10、1
    1、12、13、14、15、16、17又は18記載
    の画像形成装置において、この画像形成装置は前記像担
    持体上のトナー画像を転写される中間転写ベルトと、こ
    の中間転写ベルト上のトナー画像を転写手段により転写
    紙に転写する多色画像形成装置であって、前記中間転写
    ベルトの同一移動面に沿って一定の間隔をおいて配置さ
    れた少なくとも2つの画像ステーションを有するもので
    あることを特徴とする画像形成装置。
  20. 【請求項20】請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9、10、11、12、13、14、15、16、
    17、18又は19記載の画像形成装置において、 前記像担持体上の潜像を可視像化する現像装置であって
    ユニットケースに組み付けられて一体化されたもの(以
    下、現像ユニットという。)を有し、この現像ユニット
    の一端側には前記像担持体を支える受部を着脱可能に位
    置決め保持する受部保持手段、前記現像ユニットの他端
    側には前記不動部材に掛止される被掛止部がそれぞれ設
    けられていることを特徴とする画像形成装置。
  21. 【請求項21】請求項20記載の画像形成装置におい
    て、 前記受部保持手段は、開放溝と、この開放溝に前記受部
    を固定する押さえ手段と、前記受部の前記現像ユニット
    に対する回り止め手段とを有し、前記被掛止部は前記不
    動部材側に設けた掛止部に該現像ユニットの自重を利用
    して下向きに掛止される所定の形状を有することを特徴
    とする画像形成装置。
  22. 【請求項22】請求項21記載の画像形成装置におい
    て、前記開放溝は前記像担持体の前記現像ユニットに対
    する着脱方向を規制する一定の方向を有していることを
    特徴とする画像形成装置。
  23. 【請求項23】請求項21又は22記載の画像形成装置
    において、 前記押さえ手段は、前記受部又は前記現像ユニットの何
    れか一方に枢着されていて自由端側に前記受部に係合さ
    れる被係合部を有するレバーと、前記受部又は前記現像
    ユニットに設けられ前記レバーの被係合部と係合する係
    合部を主な要素とすることを特徴とする画像形成装置。
  24. 【請求項24】回転駆動される像担持体に書き込み手段
    により潜像を書き込み、この潜像を可視像化した上、用
    紙に転写して最終画像を得る画像形成装置に用いられる
    前記像担持体であって、 前記像担持体を支える受部にレバーが枢着されていて、
    このレバーの自由端側には不動部材に設けられた被係合
    部と係合し得る被係合部を形成していることを特徴とす
    る像担持体。
  25. 【請求項25】請求項24記載の像担持体において、 前記受部は、帯電手段、クリーニング手段を付帯した像
    担持体ユニットの一部として構成されていることを特徴
    とする像担持体。
  26. 【請求項26】回転駆動される像担持体に書き込み手段
    により潜像を書き込み、この潜像を可視像化した上、用
    紙に転写して最終画像を得る画像形成装置において、 前記像担持体上の潜像を可視像化する現像装置であって
    ユニットケースに組み付けられて一体化されたもの(以
    下、現像ユニットという。)を支持するための現像ユニ
    ット支持部と、前記書き込み手段を支持するための書き
    込み手段支持部とを具備した共通組付部材を介して前記
    現像ユニットと前記書き込み手段との位置関係を設定し
    たことを特徴とする画像形成装置。
  27. 【請求項27】請求項26記載の画像形成装置におい
    て、 前記現像ユニットには前記現像ユニット支持部に位置決
    めされる中間支持部材が設けられていることを特徴とす
    る画像形成装置。
  28. 【請求項28】請求項26又は27記載の画像形成装置
    において、 前記現像ユニットには異なる色の可視像化を行なう複数
    の現像装置が装備されていることを特徴とする画像形成
    装置。
  29. 【請求項29】請求項26、27又は28記載の画像形
    成装置において、 前記中間支持部材は像担持体を支持する受部と着脱可能
    に嵌合する関係にあることを特徴とする画像形成装置。
  30. 【請求項30】請求項29記載の画像形成装置におい
    て、 前記中間支持部材は、前記現像ユニット支持部に着脱可
    能に嵌合される凸形状の被嵌合部と、前記受部と着脱可
    能に嵌合する凹形状の嵌合部とを合わせ有し、前記凹形
    状の嵌合部は開放されていることを特徴とする画像形成
    装置。
  31. 【請求項31】請求項30記載の画像形成装置におい
    て、 前記受部は、帯電手段、クリーニング手段を付帯した像
    担持体ユニットの一部として構成されていることを特徴
    とする画像形成装置。
  32. 【請求項32】請求項30又は31記載の画像形成装置
    において、 前記現像ユニットには、平行な対向面を有するU字状の
    溝が設けられていて、このU字状の溝には前記受部と一
    体的に構成された小判形状部の平行平面部が摺動可能に
    嵌合しこれら小判形状部と前記U字状の溝により、前記
    現像ユニットと前記像担持体との位置関係を定めること
    を特徴とする画像形成装置。
  33. 【請求項33】請求項32記載の画像形成装置におい
    て、 前記U字状の溝は前記潜像担持体ユニットの前記現像ユ
    ニットからの離脱方向を規制する一定の方向を有してい
    ることを特徴とする画像形成装置。
  34. 【請求項34】請求項32又は33記載の画像形成装置
    において、 前記中間支持部材の凹形状の嵌合部と前記受部との嵌合
    関係を保持し、また保持の解除を行なう受部固定手段を
    有することを特徴とする画像形成装置。
  35. 【請求項35】請求項34記載の画像形成装置におい
    て、 前記受部固定手段は、前記潜像担持体ユニット又は前記
    現像ユニットの何れか一方の側に枢着されていて自由端
    側に被係合部を有するレバーと、前記潜像担持体ユニッ
    ト又は前記現像ユニットの残る他方に設けられ前記レバ
    ーの前記被係合部と係合する係合部とからなることを特
    徴とする画像形成装置。
  36. 【請求項36】請求項34記載の画像形成装置におい
    て、 前記像担持体の受部に枢着されているレバーは、前記受
    部と一体的に構成されている前記像担持体又は前記像担
    持体ユニットを前記現像ユニットから離脱する際の把手
    部を有していることを特徴とする画像形成装置。
  37. 【請求項37】請求項34記載の画像形成装置におい
    て、 前記受部固定手段は、前記U字状の溝に形成されていて
    前記小判形状部を該小判形状部の変位に応じて掛止する
    ことのできる凹部からなることを特徴とする画像形成装
    置。
  38. 【請求項38】請求項34、35、36又は37記載の
    画像形成装置において、 前記現像ユニットは、前記中間支持部材が設けられた部
    位とは異なる位置で不動部材に掛止される被掛止部を有
    していることを特徴とする画像形成装置。
  39. 【請求項39】請求項38記載の画像形成装置におい
    て、 前記受部固定手段により前記現像ユニットと前記像担持
    体とを一体化して構成される複合ユニットの状態で、前
    記現像ユニットの一端側での前記共通組付部材に対する
    前記中間支持部材の着脱及び該現像ユニット他端側での
    前記不動部材に対する前記被掛止部による掛止及び掛止
    の解除を行ない不動部材に対する当該複合ユニットの着
    脱を可能としたことを特徴とする画像形成装置。
  40. 【請求項40】請求項39記載の画像形成装置におい
    て、 前記像担持体の受部を間にして前記中間支持部材と対向
    する位置に移動し、また、該位置からの退避が可能なス
    ライド部材を設け、このスライド部材により前記受部を
    前記中間支持部材とで挾持することにより、前記複合ユ
    ニットを前記共通組付部材に保持できることを特徴とす
    る画像形成装置。
  41. 【請求項41】請求項40記載の画像形成装置におい
    て、 前記像担持体が複数個並列配置されるタイプの画像形成
    装置であるとき、各像担持体に対応して前記中間支持部
    材が設けられるものとし、前記スライド部材は前記複数
    の各像担持体の各受部を、各中間支持部材とで共通に挾
    持し、また挾持の解除が可能な大きさと移動ストローク
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  42. 【請求項42】回転駆動される像担持体に書き込み手段
    により潜像を書き込み、この潜像を可視像化した上、用
    紙に転写して最終画像を得る画像形成装置の組み立て方
    法であって、 一体的もしくは一体部材として構成されていて、前記像
    担持体を支える受部を支持するための支持部と前記書き
    込み手段を支持するための支持部とを所定の関係位置を
    満足するように形成している共通組付部材を画像形成装
    置の本体側板に組み付けた後、この共通組付部材に前記
    書き込み手段を組み付け、 前記潜像を可視像化する現像装置を具備した現像ユニッ
    トに前記像担持体を組み付けて一体化し又は予め一体化
    しておき、この一体化された複合ユニットを、前記共通
    組付部材に組み付けることを特徴とする画像形成装置の
    組み立て方法。
  43. 【請求項43】回転駆動される像担持体に書き込み手段
    により潜像を書き込み、この潜像を可視像化した上、用
    紙に転写して最終画像を得る画像形成装置の組み立て方
    法であって、 一体的もしくは一体部材として構成されていて、前記潜
    像を可視像化する現像装置を具備した現像ユニットを支
    える支持部と前記書き込み手段を支持する支持部とを所
    定の関係位置を満足するように形成している共通組付部
    材を画像形成装置の本体側板に組み付けた後、 この共通組付部材に前記書き込み手段及び現像ユニット
    をそれぞれ組み付け、こうして前記共通組付部材に組み
    付けられた前記現像ユニットに、前記像担持体を組み付
    けることを特徴とする画像形成装置の組み立て方法。
  44. 【請求項44】回転駆動される像担持体に書き込み手段
    により潜像を書き込み、この潜像を可視像化した上、用
    紙に転写して最終画像を得る画像形成装置の組み立て方
    法であって、 一体的もしくは一体部材として構成されていて、前記像
    担持体を支える受部を支持するための軸支持部と前記書
    き込み手段を支持するための書き込み手段支持部とを像
    の書き込みに適する所定の関係位置を満足するように形
    成している共通組付部材を画像形成装置の本体側板に取
    り付けた後、この共通組付部材の前記軸支持部に前記像
    担持体、前記書き込み手段支持部に前記書き込み手段を
    それぞれ組み付けることを特徴とする画像形成装置の組
    み立て方法。
  45. 【請求項45】請求項42、43又は44記載の画像形
    成装置の組み立て方法において、前記共通組付部材は、
    前記像担持体に回転駆動力を与える駆動部材を支持する
    ための駆動部材支持部を具備したものを含み、この駆動
    部材支持部を具備した共通組付部材を前記本体側板に組
    み付けた後、前記駆動部材を取り付けることを特徴とす
    る画像形成装置の組み立て方法。
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