JP4365544B2 - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4365544B2
JP4365544B2 JP2001174662A JP2001174662A JP4365544B2 JP 4365544 B2 JP4365544 B2 JP 4365544B2 JP 2001174662 A JP2001174662 A JP 2001174662A JP 2001174662 A JP2001174662 A JP 2001174662A JP 4365544 B2 JP4365544 B2 JP 4365544B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
developing
development
downstream
upstream
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001174662A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002214866A (ja
Inventor
英明 木船
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2001174662A priority Critical patent/JP4365544B2/ja
Priority to US09/915,501 priority patent/US6574442B2/en
Priority to EP01117731A priority patent/EP1176475A3/en
Publication of JP2002214866A publication Critical patent/JP2002214866A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4365544B2 publication Critical patent/JP4365544B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/01Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for producing multicoloured copies
    • G03G15/0142Structure of complete machines
    • G03G15/0178Structure of complete machines using more than one reusable electrographic recording member, e.g. one for every monocolour image
    • G03G15/0184Structure of complete machines using more than one reusable electrographic recording member, e.g. one for every monocolour image at least one recording member having plural associated developing units
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/50Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control
    • G03G15/5054Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control by measuring the characteristics of an intermediate image carrying member or the characteristics of an image on an intermediate image carrying member, e.g. intermediate transfer belt or drum, conveyor belt
    • G03G15/5058Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control by measuring the characteristics of an intermediate image carrying member or the characteristics of an image on an intermediate image carrying member, e.g. intermediate transfer belt or drum, conveyor belt using a test patch
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00025Machine control, e.g. regulating different parts of the machine
    • G03G2215/00029Image density detection
    • G03G2215/00059Image density detection on intermediate image carrying member, e.g. transfer belt
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/01Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies
    • G03G2215/0103Plural electrographic recording members
    • G03G2215/0106At least one recording member having plural associated developing units

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はプリンタ、複写機、ファクシミリ等に用いられる画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平10−177286号公報には、画像形成装置の大型化を招く問題点、単位時間当たりの画像形成枚数が少ないという問題点、多くの作像プロセス機器を必要とする問題点を解決するもので、感光体ドラム上のトナー画像が転写される中間転写ベルトを有し、この中間転写ベルト上のカラー画像を転写手段により転写紙に転写する画像形成装置において、中間転写ベルトに沿って互いに間隔を置いて配置された第1、第2の画像形成ユニットを有し、第1の画像形成ユニットが一つの感光体ドラムと、この感光体ドラム上の静電潜像をA色のトナーで現像する現像手段及びB色のトナーで現像する現像手段とを具備し、第2の画像形成ユニットが一つの感光体ドラムと、この感光体ドラム上の静電潜像をC色のトナーで現像する現像手段及び黒色のトナーで現像する現像手段とを具備するものが記載されている。
【0003】
特開平11−109708号公報には、中間転写体のまわりに配置した2つの画像ステーションにおいてそれぞれ設けた各感光体に2つの現像手段を配置し、この2つの現像手段を切り換えて感光体上に色違いの可視像を作るプロセスを上記2つの感光体のそれぞれについて行い、各可視像を順次に中間転写体に重ねて転写した上で、この重ね転写像を用紙に再転写してカラー画像を形成する画像形成装置において、該画像ステーションにて、それぞれ、2つの現像手段を駆動する1つの現像駆動系と、この現像駆動系の動力が2つの現像手段の何れか一方に択一的に伝わるように切り換える切り換え手段とを設けたものが記載されている。
【0004】
特開平11−125968号公報には、回転する同一の画像担持体の潜像を任意の色で可視像化する現像手段と、上記任意の色と異なる色で可視像化するもう1つの現像手段をそれぞれ上記画像担持体の外周に対向して隣合う関係で配置し、色の切り換えに際し、上記画像担持体の回転中に上記現像手段の何れか一方の現像手段から他方の現像手段に現像機能の切り換えを行い、順次に2つの色で可視像化する際、これらの現像手段の切り換え時間に余裕を持たせるため、2つの現像手段について、画像担持体の回転方向で上流側の現像手段から現像を開始し、次に下流側の現像手段により現像を行うこととした画像形成装置が記載されている。
【0005】
特開平11−218974号公報には、テストパッチ像の濃度検出値を基に、形成される画像の形態に応じて一定の画質を保つ画質制御を行う画像形成装置の画質補償装置であって、一定条件でテストパッチ像を形成し、そのテストパッチ像の濃度検出を行う時、少なくともエッジ先端の高濃度領域と、中央の安定領域の濃度とを検出し、高濃度領域の検出結果と、画像の形態、例えば線画像の基準濃度との対比により露光光量の条件設定を行い、中間調等のベタ画像の基準濃度との対比による露光光量の条件設定を制御することで、それぞれの画像の形態に応じた画質補償を1種類のテストパッチ像にて行うものが記載されている。
【0006】
この特開平11−218974号公報の段落「0047」には、画質補償制御は通常、画像形成動作を開始する前の段階、例えば画像形成装置の電源投入後の立ち上げ状態、あるいは画像形成装置本体が休止しているような待機状態等に行うと記載されている。
特開平11−218696号公報には、記録材料上に形成するプリント画像の画質及び出力速度の低下を防ぐことができる多色画像形成装置が記載されている。この多色画像形成装置では、記録材料上への画像形成処理のインターバルに、位置ずれ検出用の各色成分の特定パターンを1次転写体上に形成し、この特定パターンを読み取って副走査方向の書き出し位置のずれ量を検出する。そして、その検出した副走査方向の書き出し位置のずれ量に基づいて回転多面鏡駆動モータに供給する基準クロックのデューティを変更して回転多面鏡の回転位相を制御する。このため、基準クロックの周波数を変更することなく、位相のみを変更して副走査方向の書き出し位置を補正するので、回転多面鏡駆動モータの回転変動量が小さくなり、回転多面鏡駆動モータの回転整定時間を短縮することができる。特開平11−2394号公報には、クリーニング装置を用いなくても、中間転写体の表面に蓄積したカブリトナーによる画質劣化の防止を可能とした画像形成装置が記載されている。この画像形成装置では、制御部は、「A4縦送り」を行った記録用紙の枚数がシフト動作すべき所定の枚数に達したとき、シフト用給紙トレイが横方向へシフトするようにトレイシフトモータを制御するとともに、シフト用給紙トレイをシフトさせた場合は、感光体ドラムへの静電潜像の書き込み位置を記録用紙の搬送位置に対応させて変更するように画像処理部を制御する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
特開平11−218974号公報記載の画像形成装置の画質補償装置では、画質補償制御は通常、画像形成動作を開始する前の段階、例えば画像形成装置の電源投入後の立ち上げ状態、あるいは画像形成装置本体が休止しているような待機状態等に行うが、多数の画像形成を連続で行うような場合には画像形成動作中においても画像の劣化が発生しやすい。よって、画像形成動作中であってもテストパッチ像の濃度検出による画質補償制御を行う必要がある。
【0008】
特開平10−177286号公報、特開平11−109708号公報、特開平11−125968号公報に記載されているものでは、中間転写体のまわりに配置した2つの画像ステーションにおいてそれぞれ設けた各感光体に2つの現像手段を配置し、この2つの現像手段を切り換えて感光体上に色違いの可視像を作るプロセスを上記2つの感光体のそれぞれについて行い、各可視像を順次に中間転写体に重ねて転写した上で、この重ね転写像を用紙に再転写してカラー画像を形成するものである。
【0009】
このようなものでは、特開平11−125968号公報の段落「0019」〜「0029」に記載されているように、感光体のまわりに配置された2つの現像手段のうち感光体回転方向について上流側の現像手段から下流側の現像手段へ現像機能を切り換える場合と、下流側の現像手段から上流側の現像手段へ現像機能を切り換える場合とでは、一方の現像手段で可視像化された画像の後端がその可視像化を行った現像手段を通過した時点から、他の現像手段で可視像化されるべき次の潜像の先端が該当する現像手段に達するまでの時間が異なる。
【0010】
特開平11−218696号公報記載のものは中間転写体上のテストパターン像を用いた中間転写体上の画像位置ずれ検出による画像形成タイミング制御に関する技術であり、特開平11−218696号公報の段落「0002」〜「0005」には、画像形成タイミング制御の目的およびテストパターン像の位置検出による画像形成タイミング制御の従来例が述べられている。特に段落「0004」には、画像形成動作中のテストパターン像位置検出による画像形成タイミング制御の必要性が述べられている。
【0011】
特開平11−2394号公報記載のものは、中間転写体上の画像形成位置をシフトすることによる、カブリトナーによる画像劣化防止に関する技術である。特開平11−2394号公報の段落「0007」において、中間転写ベルト上の画像形成位置を一定とした場合のカブリトナーによる画像劣化の詳細が述べられている。また、特開平11−2394号公報の段落「0024」〜「0029」には、画像出力枚数をカウントし、一定の枚数に達したとき、複数のホームポジションセンサにより中間転写体上のマークを検出し、中間転写体上の画像形成位置をシフトする技術が述べられている。
【0012】
しかしながら、この技術では、画像出力枚数をカウントして画像形成位置を制御する機能を装置制御部に設ける必要があるため、装置の複雑化、高コスト化の要因となる。また、マーク検出用センサーを複数設ける必要があるため、装置の大型化、高コスト化は避けられない。また、中間転写体の画像形成位置を一定とした場合、カブリトナーによる画像劣化以外にも、中間転写体の非画像形成部分に比べ、画像形成部分の材質的な劣化が早く、中間転写体の長寿命化が困難であるという問題もある。
【0013】
本発明は、画像形成動作中のテストパッチ像濃度検出による画質補償制御を行うにあたり、画像形成速度の高速化、装置の小型化、低コスト化を実現することができる画像形成方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、画像形成動作中のテストパターン像位置検出による画像形成タイミング制御を適用するにあたり、画像形成速度の高速化、装置の小型化・低コスト化を実現することができる画像形成方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、回転する同一の画像担持体上に形成した潜像を互いに異なる色に可視像化する2つの現像手段を有する画像ステーションを複数備え、この複数の画像ステーションでの色の切り換えに際して、前記画像担持体の回転中に前記2つの現像手段の一方から他方へ現像機能の切り換えを行い、前記複数の画像ステーションにて前記2つの現像手段により順次に2つの色に可視像化して得られる前記画像担持体上の可視像を中間転写体に転写し、この中間転写体上の画像を転写材に転写する画像形成方法であって、前記画像ステーションにて前記画像担持体上にテストパッチ像を形成し、このテストパッチ像の濃度を検出して画質補償制御を行うとともに、前記テストパッチ像の形成は、前記2つの現像手段のうち前記画像担持体の回転方向に対して上流側の現像手段を用いる画像形成の後、又は下流側の現像手段を用いる画像形成の前に行う画像形成方法において、前記中間転写体の周長をL、前記中間転写体の1回転内における前記現像手段を用いた画像形成範囲をlとし、前記2つの現像手段の一方から他方への現像機能の切り換えに要する時間内に前記画像担持体の外周が移動する周長をL1、前記画像担持体の外周の前記上流側現像手段による現像位置から前記下流側現像手段による現像位置までの周長をL2とすると、L=l+L1+L2、L1≦L2であるとともに、前記テストパッチ像の前記画像担持体回転方向形成範囲pがp≦L1+L2であることを特徴とする。
【0015】
請求項2に係る発明は、回転する同一の画像担持体上に形成した潜像を互いに異なる色に可視像化する2つの現像手段を有する画像ステーションを複数備え、この複数の画像ステーションでの色の切り換えに際して、前記画像担持体の回転中に前記2つの現像手段の一方から他方へ現像機能の切り換えを行い、前記複数の画像ステーションにて前記2つの現像手段により順次に2つの色に可視像化して得られる前記画像担持体上の可視像を中間転写体に転写し、この中間転写体上の画像を転写材に転写する画像形成方法であって、前記画像ステーションにて前記画像担持体上にテストパッチ像を形成し、このテストパッチ像の濃度を検出して画質補償制御を行うとともに、前記テストパッチ像の形成は、前記2つの現像手段のうち前記画像担持体の回転方向に対して上流側の現像手段を用いる画像形成の後、又は下流側の現像手段を用いる画像形成の前に行う画像形成方法において、前記中間転写体の周長をL、前記中間転写体の1回転内における前記現像手段を用いた画像形成範囲をlとし、前記2つの現像手段の一方から他方への現像機能の切り換えに要する時間内に前記画像担持体の外周が移動する周長をL1、前記画像担持体の外周の前記上流側現像手段による現像位置から前記下流側現像手段による現像位置までの周長をL2とすると、L=l+L1+L2、L1≧L2であるとともに、前記テストパッチ像の前記画像担持体回転方向形成範囲pがp≦2×L2であることを特徴とする。
【0016】
請求項3に係る発明は、請求項1記載の画像形成方法において、各現像色テストパッチ像の前記画像担持体回転方向形成範囲pがp≦(L1+L2)/2であるとともに、各現像色テストパッチ像の形成では、前記上流側現像手段を用いる画像形成の後に該上流側現像手段で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成し、該上流側現像手段から前記下流側現像手段へ現像機能を切換え、該下流側現像手段で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成した後、該下流側現像手段を用いる画像形成を行うことを特徴とする。
【0017】
請求項4に係る発明は、請求項2記載の画像形成方法において、各現像色テストパッチ像の前記画像担持体回転方向形成範囲pがp≦L2であるとともに、各現像色テストパッチ像の形成では、前記上流側現像手段を用いる画像形成の後に該上流側現像手段で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成し、該上流側現像手段から前記下流側現像手段へ現像機能を切換え、該下流側現像手段で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成した後、該下流側現像手段を用いる画像形成を行うことを特徴とする。
【0018】
請求項5に係る発明は、請求項1記載の画像形成方法において、各現像色テストパッチ像の前記画像担持体回転方向形成範囲pがp≦(L1+L2)/2であるとともに、各現像色テストパッチ像の形成では、前記複数の画像ステーションが2つの画像ステーションであってその一方の画像ステーションにおいて、前記上流側現像手段を用いる画像形成の後に該上流側現像手段で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成し、該上流側現像手段から前記下流側現像手段へ現像機能を切換え、該下流側現像手段を用いる画像形成を行い、前記2つの画像ステーションのうちの他方の画像ステーションにおいて、前記上流側現像手段を用いる画像形成の後に該上流側現像手段から前記下流側現像手段へ現像機能を切換え、該下流側現像手段で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成した後、該下流側現像手段を用いる画像形成を行うとともに、前記中間転写体上において各現像色のテストパッチ像を重ならない位置に形成することを特徴とする。
【0019】
請求項6に係る発明は、請求項2記載の画像形成方法において、L1−L2≧(L1+L2)/2であるとともに、各現像色テストパッチ像の前記画像担持体回転方向形成範囲pがp≦2×L2であり、各現像色テストパッチ像の形成では、前記複数の画像ステーションが2つの画像ステーションであってその一方の画像ステーションにおいて、前記上流側現像手段を用いる画像形成の後に該上流側現像手段で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成し、該上流側現像手段から前記下流側現像手段へ現像機能を切換え、該下流側現像手段を用いる画像形成を行い、前記2つの画像ステーションのうちの他方の画像ステーションにおいて、前記上流側現像手段を用いる画像形成の後に該上流側現像手段から前記下流側現像手段へ現像機能を切換え、該下流側現像手段で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成した後、該下流側現像手段を用いる画像形成を行うとともに、前記中間転写体上において各現像色のテストパッチ像を重ならない位置に形成することを特徴とする。
【0020】
請求項7に係る発明は、請求項2記載の画像形成方法において、L1−L2≦(L1+L2)/2であるとともに、各現像色テストパッチ像の前記画像担持体回転方向形成範囲pがp≦(L1+L2)/2であり、各現像色テストパッチ像の形成では、前記複数の画像ステーションが2つの画像ステーションであってその一方の画像ステーションにおいて、前記上流側現像手段を用いる画像形成の後に該上流側現像手段で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成し、該上流側現像手段から前記下流側現像手段へ現像機能を切換え、該下流側現像手段を用いる画像形成を行い、前記2つの画像ステーションのうちの他方の画像ステーションにおいて、前記上流側現像手段を用いる画像形成の後に該上流側現像手段から前記下流側現像手段へ現像機能を切換え、該下流側現像手段で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成した後、該下流側現像手段を用いる画像形成を行うとともに、前記中間転写体上において各現像色のテストパッチ像を重ならない位置に形成することを特徴とする。
【0021】
請求項8に係る発明は、請求項1記載の画像形成方法において、各現像色テストパッチ像の前記画像担持体回転方向形成範囲pがp≦(L1+L2)/4であるとともに、各現像色テストパッチ像の形成では、前記上流側現像手段を用いる画像形成の後に該上流側現像手段で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成し、該上流側現像手段から前記下流側現像手段へ現像機能を切換え、該下流側現像手段で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成した後、該下流側現像手段を用いる画像形成を行う動作を2つの画像ステーションからなる前記複数の画像ステーションにて行うとともに、前記中間転写体上において各現像色のテストパッチ像を重ならない位置に形成することを特徴とする。
【0022】
請求項9に係る発明は、請求項2記載の画像形成方法において、L1−L2≧(L1+L2)/4であるとともに、各現像色テストパッチ像の前記画像担持体回転方向形成範囲pがp≦2×L2/3であり、各現像色テストパッチ像の形成では、前記上流側現像手段を用いる画像形成の後に該上流側現像手段で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成し、該上流側現像手段から前記下流側現像手段へ現像機能を切換え、該下流側現像手段で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成した後、該下流側現像手段を用いる画像形成を行う動作を2つの画像ステーションからなる前記複数の画像ステーションにて行うとともに、前記中間転写体上において各現像色のテストパッチ像を重ならない位置に形成することを特徴とする。
【0023】
請求項10に係る発明は、請求項2記載の画像形成方法において、L1−L2≦(L1+L2)/4であるとともに、各現像色テストパッチ像の前記画像担持体回転方向形成範囲pがp≦(L1+L2)/4であり、各現像色テストパッチ像の形成では、前記上流側現像手段を用いる画像形成の後に該上流側現像手段で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成し、該上流側現像手段から前記下流側現像手段へ現像機能を切換え、該下流側現像手段で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成した後、該下流側現像手段を用いる画像形成を行う動作を2つの画像ステーションからなる前記複数の画像ステーションにて行うとともに、前記中間転写体上において各現像色のテストパッチ像を重ならない位置に形成することを特徴とする。
【0024】
請求項11に係る発明は、回転する同一の画像担持体上に形成した潜像を互いに異なる色で可視像化する第1の現像手段及び第2の現像手段をそれぞれ前記画像担持体の外周に対向して隣合う関係で配置した構成の画像ステーションを複数有し、これらの画像ステーションでの色の切り換えに際し、前記画像担持体の回転中に前記第1の現像手段及び前記第2の現像手段の何れか一方の現像手段から他方の現像手段に現像機能の切り換えを行い、前記画像担持体上の各潜像を前記第1の現像手段及び前記第2の現像手段により順次に2つの色で可視像化して可視像を得、これらの可視像を中間転写体に転写し、該中間転写体上の転写画像を転写手段により転写材に転写する画像形成方法において、前記画像担持体上に決められたテストパッチ像を形成し、このテストパッチ像の濃度を検出して画質補償制御を行うと共に、前記2つの現像手段のうち前記画像担持体の回転方向に対して上流側の現像手段を用いる画像形成の後、又は前記2つの現像手段のうち前記画像担持体の回転方向に対して下流側の現像手段を用いる画像形成の前に形成する前記テストパッチ像の前記画像担持体回転方向形成範囲P1と、前記下流側の現像手段を用いる画像形成の後、又は前記上流側の現像手段を用いる画像形成の前に形成する前記テストパッチ像の前記画像担持体回転方向形成範囲P2とをP1>P2とすることを特徴とする。
【0025】
請求項12に係る発明は、請求項11記載の画像形成方法において、前記一方の現像手段から前記他方の現像手段への現像機能の切り換えに要する時間内に前記画像担持体の外周が移動する周長をL1、前記画像担持体外周における前記上流側の現像手段の位置から前記下流側の現像手段の位置までの周長をL2とすると、L1≦L2であるとともに、P1−P2=L1+L2であることを特徴とする。
【0026】
請求項13に係る発明は、請求項11記載の画像形成方法において、前記一方の現像手段から前記他方の現像手段への現像機能の切り換えに要する時間内に前記画像担持体の外周が移動する周長をL1、前記画像担持体の外周における前記上流側の現像手段の位置から前記下流側の現像手段の位置までの周長をL2とすると、L1≧L2であるとともに、P1−P2=2×L2であることを特徴とする。
【0027】
請求項14に係る発明は、請求項11記載の画像形成方法において、前記テストパッチ像の前記画像担持体回転方向形成範囲P1に複数のテストパッチ像を形成することを特徴とする。
【0028】
請求項15に係る発明は、請求項12記載の画像形成方法において、前記テストパッチ像の前記画像担持体回転方向形成範囲P1はP1≦L1+L2であるとともに、前記テストパッチ像の前記画像担持体回転方向形成範囲P1に形成するテストパッチ像は前記テストパッチ像の前記画像担持体回転方向形成範囲P2に形成するテストパッチ像と前記中間転写体上において重ならない位置に形成することを特徴とする。
【0029】
請求項16に係る発明は、請求項13記載の画像形成方法において、前記テストパッチ像の前記画像担持体回転方向形成範囲P1はP1≦2×L2であるとともに、前記テストパッチ像の前記画像担持体回転方向形成範囲P1に形成するテストパッチ像は前記テストパッチ像の前記画像担持体回転方向形成範囲P2に形成するテストパッチ像と前記中間転写体上において重ならない位置に形成することを特徴とする。
【0030】
請求項17に係る発明は、請求項14〜16のいずれか1項に記載の画像形成方法において、前記テストパッチ像の前記画像担持体回転方向形成範囲P1に形成する複数のテストパッチ像は、前記上流側の現像手段を用いる画像形成の後に形成する上流側の現像色テストパッチ像と、前記上流側の現像手段から前記下流側の現像手段へ現像機能を切り換え、前記下流側の現像手段を用いる画像形成の前に形成する下流側の現像色テストパッチ像であることを特徴とする。
【0031】
請求項18に係る発明は、請求項17記載の画像形成方法において、前記上流側の現像手段を用いる画像形成の後、前記上流側の現像色テストパッチ像を形成し、前記上流側の現像手段から前記下流側の現像手段へ現像機能を切り換え、前記下流側の現像色のテストパッチ像を形成した後、前記下流側の現像手段を用いる画像形成を行う動作を2つの画像ステーションにて行うことを特徴とする。
【0032】
請求項19に係る発明は、回転する同一の画像担持体上に形成した潜像を互いに異なる色で可視像化する第1の現像手段及び第2の現像手段をそれぞれ前記画像担持体の外周に対向して隣合う関係で配置した構成の画像ステーションを複数有し、これらの画像ステーションでの色の切り換えに際し、前記画像担持体の回転中に前記第1の現像手段及び前記第2の現像手段の何れか一方の現像手段から他方の現像手段に現像機能の切り換えを行い、前記画像担持体上の各潜像を前記第1の現像手段及び前記第2の現像手段により順次に2つの色で可視像化して画像を得、これらの画像を中間転写体に転写し、この中間転写体上の転写画像を転写手段により転写材に転写する画像形成方法であって、前記画像担持体上に決められたテストパターン像を形成し、前記中間転写体上のテストパターン像の位置を検出して前記複数の画像ステーションの副走査方向画像形成位置を一致させるタイミング制御を行うとともに、前記テストパターン像の形成は、前記第1の現像手段及び前記第2の現像手段のうち前記画像担持体の回転方向に対して上流側の現像手段による画像形成の後、又は前記第1の現像手段及び前記第2の現像手段のうち前記画像担持体の回転方向に対して下流側の現像手段による画像形成の前に行う画像形成方法において、前記中間転写体の周長をL、前記中間転写体の1回転内における前記現像手段の画像形成範囲をl、前記一方の現像手段から前記他方の現像手段への現像機能の切り換えに要する時間内に前記画像担持体の外周が移動する周長をL1、前記画像担持体の外周における前記上流側の現像手段の位置から前記下流側の現像手段の位置までの周長をL2とすると、L=l+L1+L2、L1≦L2であるとともに、前記テストパターン像の前記画像担持体回転方向形成範囲QはQ≦L1+L2であることを特徴とする。
【0033】
請求項20に係る発明は、回転する同一の画像担持体上に形成した潜像を互いに異なる色で可視像化する第1の現像手段及び第2の現像手段をそれぞれ前記画像担持体の外周に対向して隣合う関係で配置した構成の画像ステーションを複数有し、これらの画像ステーションでの色の切り換えに際し、前記画像担持体の回転中に前記第1の現像手段及び前記第2の現像手段の何れか一方の現像手段から他方の現像手段に現像機能の切り換えを行い、前記画像担持体上の各潜像を前記第1の現像手段及び前記第2の現像手段により順次に2つの色で可視像化して画像を得、これらの画像を中間転写体に転写し、この中間転写体上の転写画像を転写手段により転写材に転写する画像形成方法であって、前記画像担持体上に決められたテストパターン像を形成し、前記中間転写体上のテストパターン像の位置を検出して前記複数の画像ステーションの副走査方向画像形成位置を一致させるタイミング制御を行うとともに、前記テストパターン像の形成は、前記第1の現像手段及び前記第2の現像手段のうち前記画像担持体の回転方向に対して上流側の現像手段による画像形成の後、又は前記第1の現像手段及び前記第2の現像手段のうち前記画像担持体の回転方向に対して下流側の現像手段による画像形成の前に行う画像形成方法において、前記中間転写体の周長をL、前記中間転写体の1回転内における前記現像手段の画像形成範囲をl、前記一方の現像手段から前記他方の現像手段への現像機能の切り換えに要する時間内に前記画像担持体の外周が移動する周長をL1、前記画像担持体の外周における前記上流側の現像手段の位置から前記下流側の現像手段の位置までの周長をL2とすると、L=l+L1+L2、L1≧L2であるとともに、前記テストパターン像の前記画像担持体回転方向形成範囲Qは、Q≦2×L2であることを特徴とする。
【0034】
請求項21に係る発明は、請求項19記載の画像形成方法において、前記各画像ステーションにおける前記テストパターン像の前記画像担持体回転方向形成範囲Qは、Q≦(L1+L2)/2であるとともに、前記複数のテストパターン像は前記中間転写体上において重ならない位置に形成することを特徴とする。
【0035】
請求項22に係る発明は、請求項20記載の画像形成方法において、L1−L2≧(L1+L2)/2であるとともに、前記各画像ステーションにおける前記テストパターン像の前記画像担持体回転方向形成範囲Qは、Q≦2×L2であり、前記各テストパターン像は前記中間転写体上において重ならない位置に形成することを特徴とする。
【0036】
請求項23に係る発明は、請求項20記載の画像形成方法において、L1−L2≦(L1+L2)/2であるとともに、前記各画像ステーションにおける前記テストパターン像の前記画像担持体回転方向形成範囲Qは、Q≦2(L1+L2)/2であり、前記各テストパターン像は前記中間転写体上において重ならない位置に形成することを特徴とする。
【0049】
【発明の実施の形態】
まず、本発明の第1の参考形態である画像形成装置について説明する。この参考形態では、感光体ドラムや感光体ベルトなどの画像担持体に少なくともA色、B色、C色の三原色で形成されるトナー画像を中間転写体としての中間転写ベルトに重ねて転写し、この中間転写ベルト上の重ねトナー画像からなるカラー画像を転写手段により転写紙等の転写材に転写する画像形成装置において、図15に示すように、矢印aの向きに走行する上述の中間転写ベルト10の同一移動面に沿って一定の間隔を置いて配置され、画像担持体としての感光体ドラム、帯電手段、現像手段をそれぞれ有する第1の画像形成手段Iおよび第2の画像形成手段IIにより、中間転写ベルト10上に、図16または図17に示す順序でトナー画像を重ねて転写し、中間転写ベルト10上に得られたカラー画像を転写手段11で転写材としての転写紙Pに転写する。
【0050】
ここで、中間転写ベルト10の全長(周長)をL、転写紙Pの転写時における移動方向の長さをl'としたとき、図16はL=l'+αである場合のカラー画像形成工程を、図17はL=2(l'+α)である場合のカラー画像形成工程をそれぞれ示す。ただし、図16、図17では、αは中間転写ベルト10上の非画像領域の中間転写ベルト10移動方向の長さであって、図16、図17では、α<l'であるとする。なお、αの長さは、中間転写ベルト10上の画像領域の長さ、または用いられる転写紙の長さによって変化する。したがって転写紙の長さよってはα>l'の場合も存在する。
【0051】
図16に示すカラー画像形成工程においては、
図16(1)に示すようにA色現像手段を有する第1の画像形成手段IによりA色トナー画像を形成してこれを中間転写ベルト10に転写する。
図16(2)に示すように第2の画像形成手段IIによりB色トナー画像を形成してこれを中間転写ベルト10上にA色トナー画像と重ねて転写することでA、B色トナー画像を得、第1の画像形成手段IによりC色トナー画像を形成してこれを中間転写ベルト10上にA、B色トナー画像と重ねて転写することでA、B、C色トナー画像を得る。この時点で中間転写ベルト10は略1回転する。
【0052】
図16(3)に示すように第2の画像形成手IIによりD色トナー(黒色トナー)画像を形成してこれを中間転写ベルト10上にA、B、C色トナー画像と重ねて転写することでフルカラー画像を得、このフルカラー画像を転写紙P1に転写手段11により転写する。転写紙P1へのフルカラー画像の転写は中間転写ベルト10の2回転目中に行なわれる。
【0053】
図16(4)に示すように複数枚のカラープリントをとる場合は、図16(3)に示す上記工程における第2の画像形成手段IIによるD色トナー画像の形成及び中間転写ベルト10上への重ね転写と同時に、第1の画像形成手段IによりA色トナー画像を形成して中間転写ベルト10上へ転写し、第2の画像形成手段IIによりB色トナー画像を形成して中間転写ベルト10上へA色トナー画像と重ねて転写することでA、B色トナー画像を得る。
【0054】
図16(5)に示すように、第1の画像形成手段IによりC色トナー画像を形成してこれを中間転写ベルト10上へA、B色トナー画像と重ねて転写することでA、B、C色トナー画像を得、続いて第2の画像形成手段IIによりD色トナー画像を形成してこれを中間転写ベルト10上へA、B、C色トナー画像と重ねて転写することでフルカラー画像を得、これを2枚目の転写紙P2に転写する。転写紙P2へのフルカラー画像の転写は中間転写ベルト10の4回転目中に行なわれる。
図16(6)に示すように3枚目以降のプリントは、図16(3)に示す工程からの工程が繰り返されることにより、中間転写ベルト10の6回転目以降に得られる。
【0055】
図17に示すカラー画像形成工程においては、L/2=l'+αであり、図17(1)に示すようにA色現像手段を有する第1の画像形成手段IによりA色トナー画像を形成してこれを中間転写ベルト10に転写する。
図17(2)に示すように第1の画像形成手段Iにより中間転写ベルト10に後続のA色トナー画像を転写しながら、第2の画像形成手段IIによりB色トナー画像を形成してこれを中間転写ベルト10に先行のA色トナー画像と重ねて転写してA、B色トナー画像を得る。この時点で中間転写ベルト10は略1回転する。
【0056】
図17(3)に示すように、第1の画像形成手段IによりC色トナー画像を形成してこれを中間転写ベルト10上にA、B色トナー画像に重ねて転写してA、B、C色トナー画像を得、第2の画像形成手段IIによりD色トナー(黒色トナー)画像を形成してこれを中間転写ベルト10上にA、B、C色トナー画像と重ねて転写することでフルカラー画像を得、このフルカラー画像を転写紙P1に転写手段11により転写する。転写紙P1へのフルカラー画像の転写は、中間転写ベルト10の略1.5回転から開始される。
【0057】
図17(4)に示すように複数枚のカラーコピーをとる場合は、図17(3)に示す工程で第1の画像形成手段IによりA、B、C色トナー画像を得、第1の画像形成手段IによりA色トナー画像を形成してこれを中間転写ベルト10上に転写しながら、第2の画像形成手段IIによりD色トナー画像を形成して中間転写ベルト10上にA、B、C色トナー画像と重ねて転写することでフルカラー画像を得、このフルカラー画像を2枚目の転写紙P2に転写する。転写紙P2へのフルカラー画像の転写は、中間転写ベルト10の略2回転から開始される。
【0058】
図17(5)に示すように第2の画像形成手段IIによりB色トナー画像を形成してこれを中間転写ベルト10上にA色トナー画像と重ねて転写する。
図17(6)に示すように第1の画像形成手段Iにより中間転写ベルト10に後続のA色トナー画像を転写しながら、第2の画像形成手段IIによりB色トナー画像を形成してこれを中間転写ベルト10にA色トナー画像と重ねて転写してA、B色トナー画像を得る。
【0059】
図17(7)に示すように第1の画像形成手段IによりC色トナー画像を形成してこれを中間転写ベルト10にA、B色トナー画像と重ねて転写してA、B、C色トナー画像を得、第2の画像形成手段IIによりD色トナー画像を形成してこれを中間転写ベルト10にA、B、C色トナー画像と重ねて転写することでフルカラー画像を得、このカラー画像を3枚目の転写紙P3に転写する。転写紙P3へのフルカラー画像の転写は、中間転写ベルト10の略3.5回転から開始される。
【0060】
図17(8)に示すように第1の画像形成手段IによりA色トナー画像を形成してこれを中間転写ベルト10に転写しながら、第2の画像形成手段IIによりD色トナー画像を形成してこれを中間転写ベルト10にA、B、C色トナー画像と重ねて転写することでフルカラー画像を得、このフルカラー画像を4枚目の転写紙P4に転写する。転写紙P4へのフルカラー画像の転写は、中間転写ベルト10の略4回転から開始される。
【0061】
このように、中間転写ベルト10が、転写紙Pの2倍以上の長さを有する場合、一枚目のプリント(画像形成物)は中間転写ベルト10の2回転で得られ、2枚目のプリントは中間転写ベルト10の2.5回転で得られ、3枚目のプリントは中間転写ベルト10の4回転で得られ、4枚目のプリントは中間転写ベルト10の4.5回転で得られる。
【0062】
この参考形態では、画像ステーションI、IIにて画像担持体上にテストパッチ像を形成し、このテストパッチ像の濃度を検出して画質補償制御を行うとともに、上記テストパッチ像の形成は、各画像ステーションI、IIにおいて2つの現像手段のうち画像担持体の回転方向に対して上流側の現像手段を用いる画像形成の後、又は下流側の現像手段を用いる画像形成の前に行う。
【0063】
図18は第1の参考形態を示す。図18において、中間転写ベルト10は駆動ローラ13と従動ローラ12との間に掛け渡されており、駆動ローラ13が図示しない駆動部で回転駆動されることによって駆動ローラ13で矢印aの向きに走行するように駆動される。中間転写ベルト10は、テンションローラ60により最適の張力が与えられている。中間転写ベルト10の下側走行面には、中間転写ベルト10の走行方向に沿って、第1の画像形成ユニットIと第2の画像形成ユニットIIとが一定の間隔を置いて配置されている。中間転写ベルト10は、この参考形態の画像形成装置に使用される最大サイズの転写紙の移動方向の長さより非画像領域分だけ長い。
【0064】
第1の画像形成ユニットIは、画像担持体としての感光体ドラム16の表面を一様に帯電するローラからなる帯電器17と、感光体ドラム16の帯電表面に画像信号によって変調されたビームで書き込みを行う書き込み手段18と、A色現像器100、C色現像器200、クリーニング手段20から主に構成されている。
【0065】
A色現像器100は、現像ローラ101、パドルローラ102、スクリュウコンベア103、現像剤補給口104を備えている。パドルローラ102は、スクリュウ状のフィン102aを有し、一方向に回転してA色現像器100内の現像剤を軸方向に搬送しながら撹拌し、その現像剤を現像ローラ101に供給する。スクリュウコンベア103は、A色現像器100内の現像剤をパドルローラ102による搬送方向とは逆の方向に搬送する。A色現像器100内の現像剤はパドルローラ102とスクリュウコンベア103とによって十分に撹拌された状態で現像ローラ101に供給される。
【0066】
現像剤補給口104には、トナー補給容器(図示せず)が着脱自在に装着されていて、スクリュウコンベア103の一端部にA色トナーを適時補給し、A色現像器100内の現像剤の濃度を所定の値に保持する。
C色現像器200もA色現像器100の現像ローラ101、パドルローラ102、スクリュウコンベア103、現像剤補給口104と同様の構成、機能を有する現像ローラ201、パドルローラ202、スクリュウコンベア203、現像剤補給口204を備えている。
【0067】
A色現像器100におけるパドルローラ102とスクリュウコンベア103とは、A色現像器100の一方の端板の外側において、図19に示すように、それらの各軸102S、103Sに固定された歯車102G、103Gで中間遊び歯車10Gを介して互に連結されている。
【0068】
同様にパドルローラ102と現像ローラ101もそれらの各軸102S、101Sに固定された歯車102G、101Gで中間遊び歯車11Gを介して互に連結されている。
C色現像器200におけるパドルローラ202とスクリュウコンベア203も、図19に示すように、それらの各軸202S、203Sに固定された歯車202G、203Gで中間遊び歯車20Gを介して互に連結されている。
【0069】
同様にパドルローラ202と現像ローラ201もそれらの各軸202S、201Sに固定された歯車202G、201Gで中間遊び歯車12Gを介して互に連結されている。
【0070】
各現像ローラ101、201は、各スクリュウコンベア103、203の歯車103G、203Gが駆動源によって駆動されることにより、それぞれ矢印の向きに回転する。図19において、装置本体側に設けられた駆動源としてのモータ(図示せず)に結合された駆動軸500Sには、駆動歯車500Gが固定されており、この駆動歯車500Gには、一対の切替え歯車501G、502Gが常時かみ合っている。切替え歯車501G、502Gは、駆動軸500Sに揺動自在に設けられた切替え板600に軸支されていて、切替え板600が駆動軸500Sを中心に揺動することにより、切替え歯車501G、502Gの何れか一方が歯車103Gまたは歯車203Gにかみ合うことにより、現像ローラ101または201が回転する。図19では、切替え歯車501Gが歯車103Gにかみ合っており、したがって、現像ローラ101が矢印の向きに回転する。
【0071】
切替え板600の一部には、モータ900の軸に設けられたウオーム700にかみ合った部分にウオーム歯車800が形成されており、ウオーム700がモータ900で正逆回転されることにより切替え板600を揺動させる。
図18において、第2の画像形成ユニットIIは、第1の画像形成ユニットIと同じ構成からなり、感光体ドラム26と、帯電器27と、書き込み手段28と、B色現像器300、D色現像器400、クリーニング手段31を具備しており、第1の画像形成ユニットIと同じ姿勢で装置本体に装着される。
第2の画像形成ユニットトIIも、第1の画像形成ユニットトIに適用されている、図19に示す回転伝達機構と同じ機構を有する。
【0072】
各画像形成ユニットI、IIは、装置本体に対し着脱自在に設けられる。各感光体ドラム16、26の回転は中間転写ベルト10の走行と同期しており、その周速は、中間転写ベルト10の走行速度と厳密に一致するように定められている。帯電器17、27に代えて、コロナ放電器またはブラシからなる帯電手段を採用することができる。
【0073】
第1の画像形成ユニットIのA色現像器100はマゼンタトナーを、C色現像器200はシアントナーをそれぞれ収容している。第2の画像形成ユニットII、すなわち転写部45に近い方の画像形成ユニットに設けられたB色現像器300にはイエロートナーが、そしてD色現像器400には黒色トナーがそれぞれ収容される。
黒色トナーはカラーコピーだけでなく黒白コピーに使用されるので、黒白コピーをとるときの複写速度を上げるために、D色現像器400は転写部45に近い方の第2の画像形成ユニットIIに設けるのが有利である。
【0074】
また、転写紙の白色に対するコントラストの弱い、すなわち視感性の低いイエロートナーは、黒色トナーを除く他の有色トナーに比べてトナー消費量が多い。一方、黒色トナーも黒白コピーのために使用頻度が高くトナー消費量が多くなる。したがって、略等しい容積のトナー補給容器が用いられるとすると、イエロートナーと黒色トナーの両トナーの補給時期は略一致するので、両トナーの各現像器を一つの画像形成ユニット、すなわち第2の画像形成ユニットIIに設ければ、両トナーの各現像器の画像形成ユニットに対する同時交換が可能になり便利である。
【0075】
帯電器17、27と書き込み手段18、28とによる周知の方法(各感光体ドラム16、26の一様な帯電及び書き込み)で各感光体ドラム16、26上に形成された静電潜像は、それぞれ現像ローラー101、201、301、401により現像される。4個の現像器100、200、300、400は互に同様の構成を有し、例えば、特開平8−160697号公報記載その他の周知のカラー現像器を採用することができる。
【0076】
各感光体ドラム16、26には、転写用のバイアス電圧が印加される第1の転写ローラ41および第2の転写ローラ42が、中間転写ベルト10を挾んでそれぞれ接離自在に設けられ、また、駆動ローラ13には、転写用のバイアス電圧が印加される転写ローラ11が、中間転写ベルト10を介して接離自在に設けられている。
【0077】
各感光体ドラム16、26は、平生、中間転写ベルト10から下方に僅かに離れており、また第1の転写ローラ41および第2の転写ローラ42は、中間転写ベルト10から上方に離れており、各感光体ドラム16、26上のトナー画像を中間転写ベルト10に転写する工程で、第1の転写ローラ41および/または第2の転写ローラ42により中間転写ベルト10を感光体ドラム16および/または26に接触させる。
【0078】
駆動ローラ13と転写ローラ11とによりカラー画像の転写部45が構成されている。転写手段として第1の転写ローラ41および第2の転写ローラ42に代えて、コロナ放電器またはブラシ帯電器を採用することができる。
従動ローラ12には中間転写ベルト10の表面に残存するトナーを除去するクリーニング装置61が中間転写ベルト10を介して接離自在に設けられている。
【0079】
第1、第2の画像形成ユニットI、IIの下方には、積載された転写紙を図18において右方に一枚ずつ送り出す給紙装置(図示せず)が配置される。この給紙装置から送り出された一枚の転写紙Pは、送りローラ対43、レジストローラ44によって転写部45に給送される。
転写部45の斜め上方には、矢印bの向きに回転駆動される加熱ローラ47とこれに圧接して回転する加圧ローラ48とからなる定着装置50が配置されていいる。加熱ローラ47には、加熱ローラ47の表面にオフセット防止液を塗布するローラ51が必要に応じて当接している。
【0080】
定着装置50の下流側には、定着装置50から送り出される転写紙を排紙トレイ53上に送り出す排紙ローラ対54が配置されている。図18の左上部には、排熱用の排気ファン55が設けられており、排紙トレイ53の下位に納められる電装部品が定着装置50の熱の影響で加熱されるのを防止している。
【0081】
以上述べた構成の画像形成装置の動作を、L=l'+αの場合を例にとって説明する。
(1)第1の画像形成ユニットIの感光体ドラム16に、帯電器17と書き込み手段18とによりA色現像器100に対応する静電潜像が形成され、この静電潜像がA色現像器100で顕像化されてマゼンタトナー像(以下、M像という)が得られる。このM像が第1の転写ローラ41により中間転写ベルト10に転写される。
(2)一方、中間転写ベルト10の矢印a方向への走行に従い、M像が第2の画像形成ユニットIIに近づく間に、感光体ドラム26に帯電器27と書き込み手段28とによりB色現像器300に対応する静電潜像が形成され、この静電潜像がB色現像器300で顕像化されてイエロートナー像(以下、Y像という)が得られる。このY像が第2の転写ローラ42で中間転写ベルト10上に、第1の画像形成ユニット14で得られたM像と重ねて転写される。
(3)M、Y像の重ね像が、中間転写ベルト10の走行に従い、第1の画像形成ユニットトIに近づく間に、感光体ドラム16に帯電器17と書き込み手段18とによりC色現像器200に対応する静電潜像が形成され、この静電潜像がC現像器200で顕像化されてシアントナー像(以下、C像という)が得られる。このC像が第1の転写ローラ41で中間転写ベルト10上に、M、Y像と重ねて転写される。
(4)M、Y、C像の重ね像が、中間転写ベルト10の走行に従い、第2の画像形成ユニットIIに近づく間に、感光体ドラム26に帯電器27と書き込み手段28とによりD色現像器400に対応する静電潜像が形成され、この静電潜像がD色現像器400で顕像化されてブラックトナー像(以下、BK像という)が得られる。このBK像が第2の転写ローラ42で中間転写ベルト10上に、M、Y、C像と重ねて転写される。
【0082】
最終的にカラー画像が中間転写ベルト10上に形成される頃、給紙装置から送り出された転写紙がレジストローラー対44で転写部45に送り込まれて、ここで転写紙にカラー画像が転写される。転写紙に転写されたカラー画像は定着装置50で転写紙に定着され、この転写紙は排紙ローラ54で排紙トレイ53に送り出される。カラー画像の転写を終えた中間転写ベルト10はクリーニング装置61で残存トナーを除去される。
【0083】
複数枚のプリントを得る場合は、M、Y像の重ね像が第2の画像形成ユニットIIで中間転写ベルト10に形成されるときに、第1の画像形成ユニットIで引き続いてM像を中間転写ベルト10に転写し、上記(1)〜(4)の工程を繰り返す。
2つの現像ローラ101、201(あるいは301、401)のうちの1つが感光体ドラム上の静電潜像を現像するために回転して働いているときは、他の現像ローラは停止している。現像ローラには、現像動作時に回転する非磁性スリーブと、この非磁性スリーブ内に配置された磁石からなる周知の現像ローラを採用することができる。
【0084】
1つの現像ローラが働いているとき、他の現像ローラ上の現像剤が感光体ドラムに移ることによる混色を防止するために、回転を停止している非動作現像ローラ内の上記磁石を僅かに回転させて感光体ドラムに対する磁極の位置をずらすことにより、現像ローラ上の現像剤が感光体ドラムに接触しないようにする。混色防止手段としては、非動作の現像ローラを、これらの現像ローラ上の現像剤が感光体ドラムに接触しない程度に感光体ドラムの周面から遠ざける現像ローラ退避機構を採用できる。
【0085】
ここで、各画像ステーションI、IIにおいて、2つの現像手段としての現像器100、200、300、400の一方の現像器から他方の現像器への現像機能の切り換えに要する時間内に画像担持体としての感光体ドラム16、26の外周が移動する周長をL1、感光体ドラム16、26の外周における、感光体ドラム16、26回転方向上流側の現像器(以下単に上流側の現像器という)100、400の現像位置から感光体ドラム16、26回転方向下流側の現像器(以下単に下流側の現像器という)200、300の現像位置までの周長をL2とすると、図1(a)(b)に示すようなL1≦L2の場合と、図2(a)(b)に示すようなL1≧L2の場合とがある。
【0086】
L1≦L2の場合には、画像ステーションIにおいては、図1(a)に示すように感光体ドラム16の外周における下流側の現像器200の現像ローラ(以下下流側の現像ローラという)201による画像形成範囲終端(可視像化範囲終端)が現像ローラ201に達すると同時に、現像機能を下流側現像器201から上流側現像器101へ切り換え、それから上流側現像器101の現像ローラ(以下上流側の現像ローラという)101による現像が可能になるまでの間の感光体ドラム16上の画像形成不可範囲はL2+L1となる。
【0087】
また、図1(b)に示すように感光体ドラム16の外周における上流側現像ローラ101による画像形成範囲終端(可視像化範囲終端)が現像ローラ101に達すると同時に、現像機能を上流側現像器101から下流側現像器201へ切り換え、それから下流側現像ローラ201による現像が可能になるまでの間の感光体ドラム16上の画像形成不可範囲はない。
これらは画像ステーションIIでも同様である。
【0088】
L1≧L2の場合には、画像ステーションIにおいては、図2(a)に示すように感光体ドラム16の外周における下流側の現像器200の現像ローラ201による画像形成範囲終端(可視像化範囲終端)が現像ローラ201に達すると同時に、現像機能を下流側現像器201から上流側現像器101へ切り換え、それから上流側現像器101の現像ローラ101による現像が可能になるまでの間の感光体ドラム16上の画像形成不可範囲はL2+L1となる。
【0089】
また、図2(b)に示すように感光体ドラム16の外周における上流側の現像器100の現像ローラ101による画像形成範囲終端(可視像化範囲終端)が現像ローラ101に達すると同時に、現像機能を上流側現像器101から下流側現像器201へ切り換え、それから下流側現像器201の現像ローラ201による現像が可能になるまでの間の感光体ドラム16上の画像形成不可範囲はL1−L2である。
これらは画像ステーションIIでも同様である。
【0090】
L1≦L2の場合における図1(a)(b)に示すような上記動作において感光体ドラム16から中間転写ベルト10上に画像が転写される画像形成範囲及び、感光体ドラム16から中間転写ベルト10上に画像が転写されない画像形成不可範囲は図3(a)に示すようになり、L1≧L2の場合における図2(a)(b)に示すような上記動作において感光体ドラム16から中間転写ベルト10上に画像が転写される画像形成範囲及び、感光体ドラム16から中間転写ベルト10上に画像が転写されない画像形成不可範囲は図3(b)に示すようになる。
【0091】
ここで、中間転写ベルト10の周長をL、中間転写ベルト10の1回転内における画像形成範囲(現像器により可視像化された画像が転写される範囲)をlとする。このlは、実際の出力画像の長さの他に、転写紙のレジストレーション誤差を吸収するための余白や、中間転写ベルト10の1回転で複数枚の転写紙に対応した画像形成を行う場合の転写紙給紙間隔等を含む場合がある。
【0092】
画像形成動作中に画質補償制御を行うには、2つの現像ローラ101のうちの一方の現像ローラによる画像形成範囲から他方の現像ローラによる画像形成範囲までの間に感光体ドラム16上にテストパッチ像を形成しなければならない。ここで、図3(a)(b)から明らかなように、下流側現像ローラ201による画像形成範囲から上流側現像ローラ101による画像形成範囲までの間は、上流側現像ローラ101による画像形成範囲から下流側現像ローラ201による画像形成範囲までの間に比べ、画像形成不可範囲が大きく、十分なテストパッチ像形成範囲を確保するためには中間転写ベルト10の周長をより拡大する必要がある。よって、画像形成動作中の画質補償制御のためのテストパッチ像形成は上流側現像ローラ101による画像形成範囲から下流側現像ローラ201による画像形成範囲までの間に行うことにより中間転写ベルト10の小型化が可能となる。以上のことは、画像ステーションIIでも同様である。
【0093】
そこで、図示しない制御手段は、画像形成動作中に画質補償制御を行う場合には、画像ステーションI、IIをテストパッチ像が中間転写ベルト10上において上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲から下流側現像ローラ201、301による画像形成範囲までの間に形成されるように制御する。この場合、各画像ステーションI、IIにおいて、感光体ドラム16、26は帯電器17、27による一様な帯電と書き込み手段18、28によるテストパッチ像の書き込みにより静電潜像が形成され、この静電潜像が2つの現像器100、200、300、400の一方により現像されることでテストパッチ像が形成されて該テストパッチ像が中間転写ベルト10に転写される。図示しない濃度検出センサは中間転写ベルト10上のテストパッチ像の濃度(トナー付着量)を検出し、上記制御手段は各画像ステーションI、II毎に上記センサの検出結果を基準濃度値と比較してその結果により現像器の現像バイアス、書き込み手段の露光量等の画像形成条件を出力画像の濃度が基準濃度に維持されるように制御して画質補償制御を行う。なお、上記制御手段は、操作部からの画像形成開始指示信号や画像形成枚数設定値などに基づいて画像ステーションI、IIなどを制御して上述のようなカラー画像形成などを制御し、カラー画像の形成を画像形成開始指示信号により開始させて画像形成枚数設定値の分だけ連続的に繰り返して行わせる。
【0094】
この第1の参考形態によれば、画像ステーションI、IIにて画像担持体としての感光体ドラム16、26上にテストパッチ像を形成し、このテストパッチ像の濃度を検出して画質補償制御を行うとともに、前記テストパッチ像の形成は、前記2つの現像器100、200、300、400のうち前記画像担持体16、26の回転方向に対して上流側の現像器100、400を用いる画像形成の後、又は下流側の現像器200、300を用いる画像形成の前に行うので、画像連続出力中の画質劣化を防止するための画像形成動作中の画質補償制御を実現するにあたり、中間転写ベルトの周長を削減することが可能となり、画像形成スピードの高速化、装置小型化が可能となる。
【0095】
次に、本発明の第の実施形態について説明する。この第の実施形態は、請求項1、2に係る発明を適用した画像形成装置の実施形態である。上記第1の参考形態では、図3(a)(b)から明らかなように、中間転写ベルト10の周長LをL≧l+L1+L2とする必要がある。ここで、必要最低限の動作として、画像形成と現像機能切り換えのみを考慮した場合、中間転写ベルト10の周長LはL=l+L1+L2となる。
【0096】
この第の実施形態では、上記第1の参考形態において、図4(a)(b)に示すうにL=l+L1+L2とする。図4(a)はL1≦L2の場合であり、図4(b)はL1≧L2の場合である。L1≦L2の場合は、図4(a)に示すように、中間転写ベルト10上には上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲から下流側現像ローラ201、301による画像形成範囲までの間にL1+L2の画像形成可能な領域が存在する。
【0097】
そこで、上記制御手段が画質補償制御のためのテストパッチ像形成範囲pをp≦L1+L2とする。これにより、画質補償制御用のテストパッチ像形成のために中間転写ベルト10の周長を拡大することなく、画像形成に最低限必要な中間転写ベルト周長で画像形成動作中の画質補償制御が可能となり、中間転写ベルト10の小型化が可能となる。
【0098】
ここで、上流側現像ローラ101、401による上流側現像色のテストパッチ像形成を行う場合は、図5(a)に示すように、上記制御手段による画像ステーションの制御で、中間転写ベルト10上には上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲の終了後にL1+L2の範囲で任意に上流側現像ローラ101、401により(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の上流側現像器100、400による可視像化により)テストパッチ像を形成し、現像機能を上流側現像器100、400から下流側現像器200、300に切り換えた後に、下流側現像ローラ201、301による画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化)を開始する。
【0099】
また、下流側現像ローラ201、301による下流側現像色のテストパッチ像形成を行う場合は、図5(b)に示すように、上記制御手段による画像ステーションの制御で、中間転写ベルト10上において、上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲の終了後に現像機能を上流側現像器100、400から下流側現像器200、300に切り換え、そこからL1+L2の範囲で任意に下流側現像ローラ201、301により(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化により)テストパッチ像を形成した後、下流側現像ローラ201、301による画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化)を開始する。
【0100】
L1≧L2の場合には、図4(b)に示すように、上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲から下流側現像ローラ201、301による画像形成範囲までの間に2×L2の画像形成可能な領域が存在する。
【0101】
そこで、上記制御手段が画質補償制御のためのテストパッチ像形成範囲pをp≦2×L2とする。これにより、画質補償制御用のテストパッチ像形成のために中間転写ベルト10の周長を拡大することなく、画像形成に最低限必要な中間転写ベルト周長で画像形成動作中の画質補償制御が可能となり、中間転写ベルト10の小型化が可能となる。
【0102】
ここで、上流側現像ローラ101、401による上流側現像色のテストパッチ像形成を行う場合には、図6(a)に示すように、上記制御手段による画像ステーションの制御で、中間転写ベルト10上において、上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲の終了後に2×L2の範囲で任意に上流側現像ローラ101、401により(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の上流側現像器100、400による可視像化により)テストパッチ像を形成し、現像機能を上流側現像器100、400から下流側現像器200、300に切り換えた後に、下流側現像ローラ201、301による画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化)を開始する。
【0103】
また、下流側現像ローラ201、301による下流側現像色のテストパッチ像形成を行う場合には、図6(b)に示すように、上記制御手段による画像ステーションの制御で、中間転写ベルト10上において、上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲の終了後に現像機能を上流側現像器100、400から下流側現像器200、300に切り換え、2×L2の範囲で任意に下流側現像ローラ201、301により(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化により)テストパッチ像を形成し、下流側現像ローラ201、301による画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化)を開始する。
【0104】
この第の実施形態によれば、上記第1の参考形態において、中間転写体としての中間転写ベルト10の周長をL、中間転写ベルト10の1回転内における現像器を用いた画像形成範囲をlとし、2つの現像器100、200、300、400の一方から他方への現像機能の切り換えに要する時間内に感光体ドラム16、26の外周が移動する周長をL1、感光体ドラム16、26の外周の上流側現像器による現像位置から下流側現像器による現像位置までの周長をL2とすると、L=l+L1+L2、L1≦L2であるとともに、テストパッチ像の感光体ドラム回転方向形成範囲pがp≦L1+L2であるので、画像形成動作に必要最低限の中間転写ベルトの周長で画像形成動作中の画質補償制御が実現可能となり、より一層の画像形成スピードの高速化、装置小型化が可能となる。
【0105】
また、第の実施形態によれば、上記第1の参考形態において、中間転写ベルト10の周長をL、中間転写ベルト10の1回転内における現像器を用いた画像形成範囲をlとし、2つの現像器100、200、300、400の一方から他方への現像機能の切り換えに要する時間内に感光体ドラム16、26の外周が移動する周長をL1、感光体ドラム16、26の外周の上流側現像器による現像位置から下流側現像器による現像位置までの周長をL2とすると、L=l+L1+L2、L1≧L2であるとともに、テストパッチ像の感光体ドラム回転方向形成範囲pがp≦2×L2であるので、画像形成動作に必要最低限の中間転写ベルトの周長で画像形成動作中の画質補償制御が実現可能となり、より一層の画像形成スピードの高速化、装置小型化が可能となる。
【0106】
次に、本発明の第の実施形態について説明する。この第の実施形態は、請求項3、4に係る発明を適用した画像形成装置の実施形態である。上記第の実施形態では、画像形成動作中の画質補償制御を行う場合、テストパッチ像は上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲から下流側現像ローラ201、301による画像形成範囲までの間でのみ形成可能であるので、テストパッチ像の形成は中間転写ベルト10の2回転毎(転写紙への画像転写1回毎)となる。上流側現像色テストパッチ像と下流側現像色テストパッチ像を交互に形成する場合、各現像色テストパッチ像は中間転写ベルト10の4回転毎(転写紙への画像転写2回毎)の形成となる。
【0107】
ここで、図7に示すように濃度検出センサ71、72により感光体ドラム16、26上のテストパッチ像の濃度を検出する場合、テストパッチ像形成は上述のようになるが、センサ71、72は複数必要になり、コストの上昇要因となるとともに、感光体ドラム16、26の表面に対向してセンサ71、72を配置することにより画像ステーションI、IIの小型化の障害となる。
【0108】
図7に示すように中間転写ベルト10上のテストパッチ像の濃度をセンサ73により検出する場合は、各画像ステーションI、IIにより形成されるテストパッチ像が中間転写ベルト10上で重ならないようにする必要がある。このため、さらに、テストパッチ像の形成頻度を半分(中間転写ベルト10の8回転毎(転写紙への画像転写4回毎))にする場合、画質補償制御の精度低下が懸念される。また、各画像ステーションI、IIのテストパッチ像形成位置を主走査方向にずらし、センサ73を主走査方向に2つ配置すると、コスト上昇要因となる。
【0109】
また、一方の画像ステーションの上流側現像ローラで形成したテストパッチ像と他方の画像ステーションの下流側現像ローラで形成したテストパッチ像を中間転写ベルト10上に重ね転写する構成とすれば、中間転写ベルト10上のテストパッチ像の濃度をセンサ73で検出した後に中間転写ベルト10上のテストパッチ像部分のみクリーニングするようにクリーニング装置61をオン/オフ制御することでテストパッチ像形成頻度を中間転写ベルト10の4回転毎(転写紙への画像転写2回毎)とすることも可能であるが、クリーニング手段61の制御の複雑化、高精度化が必要となり、コストの上昇要因となる。
【0110】
この第の実施形態では、上記第の実施形態において、中間転写ベルト10の周長LはL=l+L1+L2とし、図8(a)はL1≦L2の場合であり、図8(b)はL1≧L2の場合である。L1≦L2の場合には、図8(a)に示すように、上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲から下流側現像ローラ201、301による画像形成範囲までの間にL1+L2の画像形成可能な領域が存在する。
【0111】
そこで、上記制御手段が画質補償制御のための各現像色のテストパッチ像形成範囲pをp≦(L1+L2)/2とする。これにより、画像形成に最低限必要な中間転写ベルト周長で画像形成動作中の画質補償制御が可能となるとともに、中間転写ベルト10上の1つのセンサ73による各現像色テストパッチ像濃度検出を中間転写ベルト10の4回転毎(転写紙への画像転写2回毎)に行うことが可能となる。
【0112】
ここで、図8(a)に示すように、上記制御手段による画像ステーションの制御で、上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲の終了後に(L1+L2)/2の範囲で任意に上流側現像ローラ101、401により(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の上流側現像器100、400による可視像化により)上流側現像色のテストパッチ像を形成し、現像機能を上流側現像器100、400から下流側現像器200、300に切り換えた後に、(L1+L2)/2の範囲で任意に下流側現像ローラ201、301により(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化により)下流側現像色のテストパッチ像を形成し、下流側現像ローラ201、301による画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化)を開始する。
【0113】
また、L1≧L2の場合には、図8(b)に示すように、上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲から下流側現像ローラ201、301による画像形成範囲までの間に2×L2の画像形成可能な領域が存在する。
【0114】
そこで、上記制御手段が画質補償制御のための各現像色のテストパッチ像形成範囲pをp≦L2とする。これにより、画像形成に最低限必要な中間転写ベルト周長で画像形成動作中の画質補償制御が可能となるとともに、中間転写ベルト10上の1つのセンサ73による各現像色テストパッチ像濃度検出を中間転写ベルト10の4回転毎(転写紙への画像転写2回毎)に行うことが可能となる。
【0115】
ここで、図8(b)に示すように、上記制御手段による画像ステーションの制御で、上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲の終了後にL2の範囲で任意に上流側現像ローラ101、401により(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の上流側現像器100、400による可視像化により)上流側現像色のテストパッチ像を形成し、現像機能を上流側現像器100、400から下流側現像器200、300に切り換えた後に、L2の範囲で任意に下流側現像ローラ201、301により(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化により)下流側現像色のテストパッチ像を形成し、下流側現像ローラ201、301による画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化)を開始する。
【0116】
この第の実施形態によれば、上記第の実施形態において、各現像色テストパッチ像の感光体ドラム回転方向形成範囲pがp≦(L1+L2)/2であるとともに、各現像色テストパッチ像の形成では、上流側現像器100、400を用いる画像形成の後に該上流側現像器100、400で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成し、該上流側現像器100、400から下流側現像器200、300へ現像機能を切換え、該下流側現像器200、300で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成した後、該下流側現像器200、300を用いる画像形成を行うので、画質補償制御用テストパッチ像の濃度を検出するセンサの数の削減あるいは画質補償制御精度の向上が可能となり、装置小型化、低コスト化あるいはより確実な画質劣化の防止が可能となる。
【0117】
また、第の実施形態によれば、上記第の実施形態において、各現像色テストパッチ像の感光体ドラム回転方向形成範囲pがp≦L2であるとともに、各現像色テストパッチ像の形成では、上流側現像器100、400を用いる画像形成の後に該上流側現像器100、400で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成し、該上流側現像器100、400から下流側現像器200、300へ現像機能を切換え、該下流側現像器200、300で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成した後、該下流側現像器200、300を用いる画像形成を行うので、画質補償制御用テストパッチ像の濃度を検出するセンサの数の削減あるいは画質補償制御精度の向上が可能となり、装置小型化、低コスト化あるいはより確実な画質劣化の防止が可能となる。
【0118】
次に、本発明の第の実施形態について説明する。この第の実施形態は、請求項に係る発明を適用した画像形成装置の実施形態である。この第の実施形態では、上記第の実施形態において、図9(a)(b)に示すように、中間転写ベルト10の周長LがL=l+L1+L2で、L1≦L2である。上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲から下流側現像ローラ201、301による画像形成範囲までの間にL1+L2の画像形成可能な領域が存在する。
【0119】
上記制御手段が画質補償制御のための各現像色のテストパッチ像形成範囲pをp≦(L1+L2)/2とするとともに、2つの画像ステーションで形成するテストパッチ像が中間転写ベルト10上で重ならないようにする。これにより、画像形成に最低限必要な中間転写ベルト周長で画像形成動作中の画質補償制御が可能となるとともに、中間転写ベルト10上の1つのセンサ73による各現像色テストパッチ像濃度検出を中間転写ベルト10の4回転毎(転写紙への画像転写2回毎)に行うことが可能となる。
【0120】
ここで、図9(a)は2つの画像ステーションI、IIのうちの一方の画像ステーションにより中間転写ベルト10のn周目にテストパッチ像の形成を行う場合を示す。上記制御手段による画像ステーションの制御で、上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲の終了後に(L1+L2)/2の範囲で任意に上流側現像ローラ101、401により(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の上流側現像器100、400による可視像化により)上流側現像色のテストパッチ像を形成し、現像機能を上流側現像器100、400から下流側現像器200、300に切り換えた後に、(L1+L2)/2の範囲の非画像部の後で、下流側現像ローラ201、301による画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化)を開始する。
【0121】
図9(b)は2つの画像ステーションI、IIのうちの他方の画像ステーションにより中間転写ベルト10のn+1周目にテストパッチ像の形成を行う場合を示す。上記制御手段による画像ステーションの制御で、上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲の終了後に現像機能を上流側現像器100、400から下流側現像器200、300に切り換えて(L1+L2)/2の範囲の非画像部の後の(L1+L2)/2の範囲で任意に下流側現像ローラ201、301により(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器201、301による可視像化により)下流側現像色のテストパッチ像を形成し、下流側現像ローラ201、301による画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化)を開始する。
【0122】
この第の実施形態によれば、上記第の実施形態において、各現像色テストパッチ像の感光体ドラム回転方向形成範囲pがp≦(L1+L2)/2であるとともに、各現像色テストパッチ像の形成では、複数の画像ステーションI、IIの一方の画像ステーションにおいて、上流側現像器100、400を用いる画像形成の後に該上流側現像器100、400で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成し、該上流側現像器100、400から下流側現像器200、300へ現像機能を切換え、該下流側現像器200、300を用いる画像形成を行い、2つの画像ステーションI、IIのうちの他方の画像ステーションにおいて、上流側現像器100、400を用いる画像形成の後に該上流側現像器100、400から下流側現像器200、300へ現像機能を切換え、該下流側現像器200、300で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成した後、該下流側現像器200、300を用いる画像形成を行うとともに、中間転写ベルト10上において各現像色のテストパッチ像を重ならない位置に形成するので、画質補償制御用テストパッチ像の濃度を検出するセンサの数の削減あるいは画質補償制御精度の向上が可能となり、装置小型化、低コスト化あるいはより確実な画質劣化の防止が可能となる。
【0123】
次に、本発明の第の実施形態について説明する。この第の実施形態は、請求項に係る発明を適用した画像形成装置の実施形態である。この第の実施形態では、上記第の実施形態において、図10(a)(b)に示すように、中間転写ベルト10の周長LがL=l+L1+L2で、L1≧L2である。この場合、上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲から下流側現像ローラ201、301による画像形成範囲までの間に2×L2の画像形成可能な領域が存在する。
【0124】
ここで、L1−L2≧(L1+L2)/2の場合、上記制御手段が画質補償制御のための各現像色のテストパッチ像形成範囲pをp≦2×L2とするとともに、2つの画像ステーションで形成するテストパッチ像が中間転写ベルト10上で重ならないようにする。これにより、画像形成に最低限必要な中間転写ベルト周長で画像形成動作中の画質補償制御が可能となるとともに、中間転写ベルト10上の1つのセンサ73による各現像色テストパッチ像濃度検出を中間転写ベルト10の4回転毎(転写紙への画像転写2回毎)に行うことが可能となる。
【0125】
ここで、図10(a)は2つの画像ステーションI、IIのうちの一方の画像ステーションにより中間転写ベルト10のn周目にテストパッチ像の形成を行う場合を示す。上記制御手段による画像ステーションの制御で、上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲の終了後に2×L2の範囲で任意に上流側現像ローラ101、401により(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の上流側現像器100、400による可視像化により)上流側現像色のテストパッチ像を形成し、現像機能を上流側現像器100、400から下流側現像器200、300に切り換えた後に、下流側現像ローラ201、301による画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の上流側現像器100、400による可視像化)を開始する。
【0126】
図10(b)は2つの画像ステーションI、IIのうちの他方の画像ステーションにより中間転写ベルト10のn+1周目にテストパッチ像の形成を行う場合を示す。上記制御手段による画像ステーションの制御で、上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲の終了後に、現像機能を上流側現像器100、400から下流側現像器200、300に切り換え、2×L2の範囲で任意に下流側現像ローラ201、301により(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化により)下流側現像色のテストパッチ像を形成し、下流側現像ローラ201、301による画像形成を開始することが可能となる。
【0127】
この第の実施形態によれば、上記第の実施形態において、L1−L2≧(L1+L2)/2であるとともに、各現像色テストパッチ像の感光体ドラム回転方向形成範囲pがp≦2×L2であり、各現像色テストパッチ像の形成では、2つの画像ステーションI、IIのうちの一方の画像ステーションにおいて、上流側現像器100、400を用いる画像形成の後に該上流側現像器100、400で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成し、該上流側現像器100、400から下流側現像器200、300へ現像機能を切換え、該下流側現像器200、300を用いる画像形成を行い、2つの画像ステーションI、IIのうちの他方の画像ステーションにおいて、上流側現像器100、400を用いる画像形成の後に該上流側現像器100、400から下流側現像器200、300へ現像機能を切換え、該下流側現像器200、300で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成した後、該下流側現像器200、300を用いる画像形成を行うとともに、中間転写ベルト10上において各現像色のテストパッチ像を重ならない位置に形成するので、画質補償制御用テストパッチ像の濃度を検出するセンサの数の削減あるいは画質補償制御精度の向上が可能となり、装置小型化、低コスト化あるいはより確実な画質劣化の防止が可能となる。
【0128】
次に、本発明の第の実施形態について説明する。この第の実施形態は、請求項に係る発明を適用した画像形成装置の実施形態である。この第の実施形態では、上記第の実施形態において、図11(a)(b)に示すように、中間転写ベルト10の周長LがL=l+L1+L2で、L1≧L2である。この場合、上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲から下流側現像ローラ201、301による画像形成範囲までの間に2×L2の画像形成可能な領域が存在する。
【0129】
ここで、L1−L2≦(L1+L2)/2の場合、上記制御手段が画質補償制御のための各現像色のテストパッチ像形成範囲pをp≦(L1+L2)/2とするとともに、2つの画像ステーションで形成するテストパッチ像が中間転写ベルト10上で重ならないようにする。これにより、画像形成に最低限必要な中間転写ベルト周長で画像形成動作中の画質補償制御が可能となるとともに、中間転写ベルト10上の1つのセンサ73による各現像色テストパッチ像濃度検出を中間転写ベルト10の4回転毎(転写紙への画像転写2回毎)に行うことが可能となる。
【0130】
ここで、図11(a)は2つの画像ステーションI、IIのうちの一方の画像ステーションにより中間転写ベルト10のn周目にテストパッチ像の形成を行う場合を示す。上記制御手段による画像ステーションの制御で、上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲の終了後に(L1+L2)/2の範囲で任意に上流側現像ローラ101、401により(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の上流側現像器100、400による可視像化により)上流側現像色のテストパッチ像を形成し、現像機能を上流側現像器100、400から下流側現像器200、300に切り換えた後に、下流側現像ローラ201、301による画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化)を開始することが可能となる。
【0131】
図11(b)は2つの画像ステーションI、IIのうちの他方の画像ステーションにより中間転写ベルト10のn+1周目にテストパッチ像の形成を行う場合を示す。上記制御手段による画像ステーションの制御で、上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲の終了後に、現像機能を上流側現像器100、400から下流側現像器200、300に切り換え、(L1+L2)/2の範囲で任意に下流側現像ローラ201、301により(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化により)下流側現像色のテストパッチ像を形成し、下流側現像ローラ201、301による画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化)を開始することが可能となる。
【0132】
この第の実施形態によれば、上記第の実施形態において、L1−L2≦(L1+L2)/2であるとともに、各現像色テストパッチ像の感光体ドラム回転方向形成範囲pがp≦(L1+L2)/2であり、各現像色テストパッチ像の形成では、2つの画像ステーションI、IIのうちの一方の画像ステーションにおいて、上流側現像器100、400を用いる画像形成の後に該上流側現像器200、300で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成し、該上流側現像器100、400から下流側現像器200、300へ現像機能を切換え、下流側現像器200、300を用いる画像形成を行い、2つの画像ステーションI、IIのうちの他方の画像ステーションにおいて、上流側現像器100、400を用いる画像形成の後に該上流側現像器100、400から下流側現像器200、300へ現像機能を切換え、該下流側現像器200、300で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成した後、該下流側現像器200、300を用いる画像形成を行うとともに、中間転写ベルト10上において各現像色のテストパッチ像を重ならない位置に形成するので、画質補償制御用テストパッチ像の濃度を検出するセンサの数の削減あるいは画質補償制御精度の向上が可能となり、装置小型化、低コスト化あるいはより確実な画質劣化の防止が可能となる。
【0133】
なお、請求項6、7に係る発明における現像機能切り換えのタイミングは、上述の限りではなく、一方の画像ステーションにより形成したテストパッチ像と他方の画像ステーションにより形成したテストパッチ像が中間転写ベルト10上で重ならない条件で任意のタイミングでの現像機能切り換えが可能である。また、請求項乃至に係る発明において、上述のように感光体ドラム表面へ対向してセンサ71、72を配置すること、中間転写ベルト10表面へ対向してセンサ73を主走査方向に2つ配置すること、この構成におけるクリーニング手段61の制御のいずれかにより、各現像色テストパッチ像の濃度検出を中間転写ベルト10の2回転毎(転写紙への画像転写1回毎)に行うことが可能であることは言うまでもない。
【0134】
次に、本発明の第の実施形態について説明する。この第の実施形態は、請求項に係る発明を適用した画像形成装置の実施形態である。この第の実施形態では、上記第の実施形態において、図12(a)(b)に示すように、中間転写ベルト10の周長LがL=l+L1+L2で、L1≦L2である。この場合、上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲から下流側現像ローラ201、301による画像形成範囲までの間にL1+L2の画像形成可能な領域が存在する。
【0135】
ここで、上記制御手段が画質補償制御のための各現像色のテストパッチ像形成範囲pをp≦(L1+L2)/4とするとともに、2つの画像ステーションで形成するテストパッチ像が中間転写ベルト10上で重ならないようにする。これにより、画像形成に最低限必要な中間転写ベルト周長で画像形成動作中の画質補償制御が可能となるとともに、中間転写ベルト10上の1つのセンサ73による各現像色テストパッチ像濃度検出を中間転写ベルト10の2回転毎(転写紙への画像転写1回毎)に行うことが可能となる。
【0136】
ここで、図12(a)は2つの画像ステーションI、IIのうちの一方の画像ステーションにより中間転写ベルト10のn周目にテストパッチ像の形成を行う場合を示す。上記制御手段による画像ステーションの制御で、上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲の終了後に(L1+L2)/4の範囲で任意に上流側現像ローラ101、401により(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の上流側現像器100、400による可視像化により)上流側現像色のテストパッチ像を形成し、現像機能を上流側現像器100、400から下流側現像器200、300に切り換えた後に、(L1+L2)/4の範囲で任意に下流側現像ローラ201、301により(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化により)下流側現像色のテストパッチ像を形成し、(L1+L2)/2の範囲の非画像部の後、下流側現像ローラ201、301による画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化)を開始する。
【0137】
図12(b)は2つの画像ステーションI、IIのうちの他方の画像ステーションにより中間転写ベルト10のn+1周目にテストパッチ像の形成を行う場合を示す。上記制御手段による画像ステーションの制御で、上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲の終了後に、(L1+L2)/2の範囲の非画像部の後、(L1+L2)/4の範囲で任意に上流側現像ローラ101、401により(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の上流側現像器100、400による可視像化により)上流側現像色のテストパッチ像を形成し、現像機能を上流側現像器100、400から下流側現像器200、300に切り換え、(L1+L2)/4の範囲で任意に下流側現像ローラ201、301により(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化により)下流側現像色のテストパッチ像を形成し、下流側現像ローラ201、301による画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化)を開始する。
【0138】
この第の実施形態によれば、上記第の実施形態において、各現像色テストパッチ像の感光体ドラム回転方向形成範囲pがp≦(L1+L2)/4であるとともに、各現像色テストパッチ像の形成では、上流側現像器100、400を用いる画像形成の後に該上流側現像器100、400で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成し、該上流側現像器100、400から下流側現像器200、300へ現像機能を切換え、該下流側現像器200、300で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成した後、該下流側現像器200、300を用いる画像形成を行う動作を2つの画像ステーションI、IIにて行うとともに、中間転写ベルト10上において各現像色のテストパッチ像を重ならない位置に形成するので、画質補償制御用テストパッチ像の濃度を検出するセンサの数を増加することなく画質補償制御精度の向上が可能となり、装置が大型化、高コスト化することなくより確実な画質劣化の防止が可能となる。
【0139】
次に、本発明の第の実施形態について説明する。この第の実施形態は、請求項に係る発明を適用した画像形成装置の実施形態である。この第の実施形態では、上記第の実施形態において、図13(a)(b)に示すように、中間転写ベルト10の周長LがL=l+L1+L2で、L1≧L2である。この場合、上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲から下流側現像ローラ201、301による画像形成範囲までの間に2×L2の画像形成可能な領域が存在する。
【0140】
ここで、L1−L2≧(L1+L2)/4場合、上記制御手段が画質補償制御のための各現像色のテストパッチ像形成範囲pをp≦2×L2/3とするとともに、2つの画像ステーションで形成するテストパッチ像が中間転写ベルト10上で重ならないようにする。これにより、画像形成に最低限必要な中間転写ベルト周長で画像形成動作中の画質補償制御が可能となるとともに、中間転写ベルト10上の1つのセンサ73による各現像色テストパッチ像濃度検出を中間転写ベルト10の2回転毎(転写紙への画像転写1回毎)に行うことが可能となる。
【0141】
ここで、図13(a)は2つの画像ステーションI、IIのうちの一方の画像ステーションにより中間転写ベルト10のn周目にテストパッチ像の形成を行う場合を示す。上記制御手段による画像ステーションの制御で、上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲の終了後に2×L2/3の範囲で任意に上流側現像ローラ101、401により(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の上流側現像器100、400による可視像化により)上流側現像色のテストパッチ像を形成し、現像機能を上流側現像器100、400から下流側現像器200、300に切り換えた後に、2×L2/3の範囲で任意に下流側現像ローラ201、301により(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化により)下流側現像色のテストパッチ像を形成し、2×L2/3の範囲の非画像部の後、下流側現像ローラ201、301による画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化)を開始する。
【0142】
図13(b)は2つの画像ステーションI、IIのうちの他方の画像ステーションにより中間転写ベルト10のn+1周目にテストパッチ像の形成を行う場合を示す。上記制御手段による画像ステーションの制御で、上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲の終了後に、2×L2/3の範囲の非画像部の後、2×L2/3の範囲で任意に上流側現像ローラ101、401により(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の上流側現像器100、400による可視像化により)上流側現像色のテストパッチ像を形成し、現像機能を上流側現像器100、400から下流側現像器200、300に切り換え、2×L2/3の範囲で任意に下流側現像ローラ201、301により(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器201、301による可視像化により)下流側現像色のテストパッチ像を形成し、下流側現像ローラ201、301による画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化)を開始する。
【0143】
この第の実施形態によれば、上記第の実施形態において、L1−L2≧(L1+L2)/4であるとともに、各現像色テストパッチ像の感光体ドラム回転方向形成範囲pがp≦2×L2/3であり、各現像色テストパッチ像の形成では、上流側現像器100、400を用いる画像形成の後に該上流側現像器100、400で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成し、該上流側現像器100、400から下流側現像器200、300へ現像機能を切換え、該下流側現像器20、300で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成した後、該下流側現像器200、300を用いる画像形成を行う動作を2つの画像ステーションI、IIにて行うとともに、中間転写ベルト10上において各現像色のテストパッチ像を重ならない位置に形成するので、画質補償制御用テストパッチ像の濃度を検出するセンサの数を増加することなく画質補償制御精度の向上が可能となり、装置が大型化、高コスト化することなくより確実な画質劣化の防止が可能となる。
【0144】
次に、本発明の第の実施形態について説明する。この第の実施形態は、請求項10に係る発明を適用した画像形成装置の実施形態である。この第の実施形態では、上記第の実施形態において、図14(a)(b)に示すように、中間転写ベルト10の周長LがL=l+L1+L2で、L1≧L2である。この場合、上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲から下流側現像ローラ201、301による画像形成範囲までの間に2×L2の画像形成可能な領域が存在する。
【0145】
ここで、L1−L2≦(L1+L2)/4場合、上記制御手段が画質補償制御のための各現像色のテストパッチ像形成範囲pをp≦(L1+L2)/4とするとともに、2つの画像ステーションで形成するテストパッチ像が中間転写ベルト10上で重ならないようにする。これにより、画像形成に最低限必要な中間転写ベルト周長で画像形成動作中の画質補償制御が可能となるとともに、中間転写ベルト10上の1つのセンサ73による各現像色テストパッチ像濃度検出を中間転写ベルト10の2回転毎(転写紙への画像転写1回毎)に行うことが可能となる。
【0146】
ここで、図14(a)は2つの画像ステーションI、IIのうちの一方の画像ステーションにより中間転写ベルト10のn周目にテストパッチ像の形成を行う場合を示す。上記制御手段による画像ステーションの制御で、上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲の終了後に(L1+L2)/4の範囲で任意に上流側現像ローラ101、401により(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の上流側現像器100、400による可視像化により)上流側現像色のテストパッチ像を形成し、現像機能を上流側現像器100、400から下流側現像器200、300に切り換えた後に、(L1+L2)/4の範囲で任意に下流側現像ローラ200、300により(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化により)下流側現像色のテストパッチ像を形成し、(L1+L2)/4の範囲の非画像部の後、下流側現像ローラ201、301による画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化)を開始する。
【0147】
図14(b)は2つの画像ステーションI、IIのうちの他方の画像ステーションにより中間転写ベルト10のn+1周目にテストパッチ像の形成を行う場合を示す。上記制御手段による画像ステーションの制御で、上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲の終了後に、(L1+L2)/4の範囲の非画像部の後、(L1+L2)/4の範囲で任意に上流側現像ローラ101、401により(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の上流側現像器100、400による可視像化により)上流側現像色のテストパッチ像を形成し、現像機能を上流側現像器100、400から下流側現像器200、300に切り換え、(L1+L2)/4の範囲で任意に下流側現像ローラ201、301により(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化により)下流側現像色のテストパッチ像を形成し、下流側現像ローラ201、301による画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化)を開始する。
【0148】
この第の実施形態によれば、上記第の実施形態において、L1−L2≦(L1+L2)/4であるとともに、各現像色テストパッチ像の感光体ドラム回転方向形成範囲pがp≦(L1+L2)/4であり、各現像色テストパッチ像の形成では、上流側現像器100、400を用いる画像形成の後に該上流側現像器100、400で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成し、該上流側現像器100、400から下流側現像器200、300へ現像機能を切換え、該下流側現像器200、300で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成した後、該下流側現像器200、300を用いる画像形成を行う動作を2つの画像ステーションI、IIにて行うとともに、中間転写ベルト10上において各現像色のテストパッチ像を重ならない位置に形成するので、画質補償制御用テストパッチ像の濃度を検出するセンサの数を増加することなく画質補償制御精度の向上が可能となり、装置が大型化、高コスト化することなくより確実な画質劣化の防止が可能となる。
【0149】
請求項乃至10に係る発明における中間転写体上のテストパッチ像の配置は図12乃至図14の限りではなく、一方の画像ステーションにより形成したテストパッチ像と他方の画像ステーションにより形成したテストパッチ像が中間転写体上で重ならない条件で任意の配置が可能である。また、本発明は中間転写体として中間転写ドラムを用いる場合にも適用することができる。
【0150】
次に、本発明の第の実施形態について説明する。この第の実施形態は、請求項11〜13に係る発明を適用した画像形成装置の実施形態である。この第の実施形態は、上記第1の参考形態とは以下に述べる点が異なる。
図3(a)(b)から明らかなように、本実施形態において画像形成を行う場合に、中間転写ベルト10の周長LはL≧l+L1+L2とする必要がある。
【0151】
上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲(可視像化範囲)から下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成範囲(可視像化範囲)までに確保可能な最大のテストパッチ像形成範囲P1と、下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成範囲から上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401よる画像形成範囲までに確保可能な最大のテストパッチ像形成範囲P2は、L1≦L2の場合には図20(a)(b)に示すようになり、L1≧L2の場合には図21(a)(b)に示すようになる。
【0152】
すなわち、L1≦L2の場合には、図20(a)に示すように上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲から下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成範囲までに確保可能な最大のテストパッチ像形成範囲P1はP1=L−lとなり、図20(b)に示すように下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成範囲から上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲までに確保可能な最大のテストパッチ像形成範囲はP2=L−(l+L1+L2)となる。
【0153】
よって、本実施形態では、L1≦L2の場合には、P1−P2=L1+L2とすることで、画質補償制御用テストパッチ像形成のために中間転写ベルト10の周長Lを最も有効に利用することを可能とする。上記制御手段は、L1≦L2の場合には、画像ステーションを制御することにより、上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲の終了後で下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成範囲の前にてP1内で任意にテストパッチ像を帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の現像器による可視像化により形成させる。また、上記制御手段は、画像ステーションI、IIを制御することにより、下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器による可視像化)の後にP2内で任意にテストパッチ像を帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の現像器による可視像化により形成させ、現像機能を下流側現像器200、300から上流側現像器100、400に切り換え、上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101による画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の上流側現像器100、400による可視像化)を開始させる。
【0154】
L1≧L2の場合には、図21(a)に示すように、上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲から下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成範囲までに確保可能な最大のテストパッチ形成範囲は、P1=L−(l+L1−L2)となる。また、図5(b)に示すように、下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成範囲から上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲までに確保可能な最大のテストパッチ像形成範囲は、P2=L−(l+L1+L2)となる。
【0155】
よって、本実施形態では、L1≧L2の場合には、P1−P2=2×L2とすることにより、画質補償制御用テストパッチ像形成のために中間転写ベルト10の周長を最も有効に利用することを可能とする。上記制御手段は、L1≧L2の場合には、画像ステーションI、IIを制御することにより、上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲の終了後で、現像機能を上流側現像器100、400から下流側現像器200、300に切り換え、P1内で任意にテストパッチ像を下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301により(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化により)形成させ、下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化)を開始する。また、上記制御手段は、画像ステーションI、IIを制御することにより、下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成後にP2内で任意にテストパッチ像を帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化により形成させ、現像機能を下流側現像器200、300から上流側現像器100、400に切り換え、上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の上流側現像器100、400による可視像化により)を開始させる。
【0156】
この第の実施形態によれば、画像担持体としての感光体ドラム16、26上に決められたテストパッチ像を形成し、このテストパッチ像の濃度を検出して画質補償制御を行うと共に、上流側現像器100、400を用いる画像形成の後、又は下流側現像器200、300を用いる画像形成の前に形成するテストパッチ像の感光体ドラム16、26回転方向形成範囲P1と、下流側の現像器200、300を用いる画像形成の後、又は上流側現像器100、400を用いる画像形成の前に形成するテストパッチ像の感光体ドラム16、26回転方向形成範囲P2とをP1>P2とするので、画像連続出力中の画質劣化を防止するための画像形成動作中の画質補償制御を実現するにあたり、中間転写ベルトの周長の有効な利用が可能となるため、画像形成速度の高速化、装置小型化が可能となる。
【0157】
また、第の実施形態によれば、L1≦L2であるとともに、P1−P2=L1+L2であるので、中間転写ベルトの周長の最適な有効利用が可能となるため、より一層の画像形成速度の高速化、装置小型化が可能となる。
【0158】
さらに、第の実施形態によれば、L1≧L2であるとともに、P1−P2=2×L2であるので、中間転写ベルトの周長の最適な有効利用が可能となるため、より一層の画像形成速度の高速化、装置小型化が可能となる。
【0159】
次に、本発明の第10の実施形態について説明する。この第10の実施形態は、請求項14に係る発明を適用した画像形成装置の実施形態である。この第10の実施形態は、上記第の実施形態とは以下に述べる点が異なる。
上述のように中間転写ベルト10上の周長Lに確保できるテストパッチ像形成範囲はP1>P2であるため、テストパッチ像の中間転写ベルト回転方向長さを一定とした場合、P1には複数のテストパッチ像を形成することが可能となる。
【0160】
本実施形態では、P1、P2は、L1≦L2の場合には図22(a)(b)に示すようになり、L1≧L2の場合には図23(a)(b)に示すようになる。図22(a)(b)に示すのは、L1+L2≧3×P2である場合の例であり、P2に形成可能なテストパッチ像はP1においては4個が形成可能となる。
【0161】
上記制御手段は、L1≦L2の場合には、画像ステーションI、IIを制御することにより、上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲の終了後で下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成範囲の前のP1内で任意に複数のテストパッチ像、例えば4つのテストパッチ像を各テストパッチ像毎に帯電バイアス・現像バイアス・露光光量等のプロセス条件(画像形成条件)を変化させながら帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の現像器による可視像化により形成させる。また、上記制御手段は、L1≦L2の場合に、画像ステーションI、IIを制御することにより、下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成後にP2内で任意に1つのテストパッチ像を帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化により形成させ、現像機能を下流側現像器200、300から上流側現像器100、400に切り換え、上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の上流側現像器100、400による可視像化)を開始させる。
【0162】
また、図23(a)(b)に示すのは、L1+L2≧3×P2、L1−L2≦P2である場合の例であり、P2に形成可能なテストパッチ像はP1においては3個が形成可能となる。上記制御手段は、L1≧L2の場合には、画像ステーションI、IIを制御することにより、上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲の終了後に、P1内で任意に複数のテストパッチ像、例えば3つのテストパッチ像を、各テストパッチ像毎に帯電バイアス・現像バイアス・露光光量等のプロセス条件(画像形成条件)を変化させながら上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401により(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の上流側現像器100、400による可視像化により)形成させ、現像機能を上流側現像器100、400から下流側現像器200、300に切り換え、下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化)を開始させる。また、上記制御手段は、L1≧L2の場合に、画像ステーションI、IIを制御することにより、下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化)の後にP2内で任意に1つのテストパッチ像を下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301により(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化により)形成させ、現像機能を下流側現像器200、300から上流側現像器100、400に切り換え、上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の上流側現像器100、400による可視像化)を開始させる。
【0163】
このように、P1に複数のテストパッチ像を形成することが可能となるので、帯電バイアス・現像バイアス・露光光量等のプロセス条件(画像形成条件)を変化させた複数のテストパッチ像を形成し、これらのテストパッチ像の濃度を検出することが可能となり、より正確な画質補償制御が可能となる。P1に形成可能なテストパッチ像の数は、P2、L1、L2の関係により変化し、上述の数の限りではないことは言うまでもない。
【0164】
この第10の実施形態によれば、テストパッチ像の前記画像担持体回転方向形成範囲P1に、複数のテストパッチ像を形成するので、画質補償制御精度の向上が可能となり、より確実な画質劣化防止が可能となる。
【0165】
次に、本発明の第11の実施形態について説明する。この第11の実施形態は、請求項15、16に係る発明を適用した画像形成装置の実施形態である。この第11の実施形態は、上記第の実施形態とは以下に述べる点が異なる。
本実施形態においては、画像形成動作中の画質補償制御を行う場合におけるテストパッチ像の形成は中間転写ベルト10の1回転毎となる。
【0166】
ここで、図7に示すように、センサ71、72で感光体ドラム16、26上のテストパッチ像濃度を検出する場合にはセンサ71、72が複数必要になり、コストの上昇要因となるとともに、感光体ドラム16表面へのセンサ71、72の配置により画像ステーションの小型化の障害となる。
【0167】
図7に示すようにセンサ73で中間転写ベルト10上のテストパッチ像の濃度を検出する場合には各画像ステーションI、IIのテストパッチ像が中間転写ベルト10上で重ならないようにする必要がある。このため、2つの画像ステーションI、IIにおいてP1、P2にテストパッチ像を形成する場合、テストパッチ像形成頻度は中間転写ベルト10の8回転毎(転写紙への画像転写4回毎)にする必要があり、画質補償制御の精度低下が懸念される。また、P1、P2のテストパッチ像形成位置および各画像ステーションI、IIのテストパッチ像形成位置を主走査方向にずらし、センサ73を主走査方向に複数配置する場合、コスト上昇要因となる。
【0168】
また、一方の画像ステーションのテストパッチ像形成と他方の画像ステーションのテストパッチ像形成を中間転写ベルト10の1回転毎に交互に行う構成とすれば、形成したテストパッチ像の濃度をセンサ73で検出した後、テストパッチ像部のみクリーニングするようにクリーニング手段61をオン/オフ制御することでテストパッチ像形成頻度を中間転写ベルト10の4回転毎(転写紙への画像転写2回毎)とすることも可能であるが、クリーニング手段61の制御の複雑化、高精度化が必要となり、コストの上昇要因となる。
【0169】
本実施形態では、P1、P2は、L1≦L2の場合には図24(a)(b)に示すようになり、L1≧L2の場合には図25(a)(b)に示すようになる。本実施形態では、L1≦L2の場合には、図24(a)(b)に示すように、P2=L−(l+L1+L2)であり、P1≦L1+L2とし、P1に形成するテストパッチ像とP2に形成するテストパッチ像が中間転写ベルト10上で重ならない位置とすることにより、中間転写ベルト10上の各現像色テストパッチ像の濃度検出を中間転写ベルト10の4回転毎(転写紙への画像転写2回毎)に1つのセンサ73により行うことを可能とする。
【0170】
上記制御手段は、L1≦L2の場合には、画像ステーションI、IIを制御することにより、上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲の終了後で下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成範囲の前のP1内で任意に複数のテストパッチ像、例えば3つのテストパッチ像を各テストパッチ像毎に帯電バイアス・現像バイアス・露光光量等のプロセス条件(画像形成条件)を変化させながら帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の現像器による可視像化により形成させる。また、上記制御手段は、L1≦L2の場合には、画像ステーションI、IIを制御することにより、下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化)の後にP2内で任意に1つのテストパッチ像を形成させ、現像機能を下流側現像器200、300から上流側現像器100、400に切り換え、上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の上流側現像器100、400による可視像化)を開始させる。
【0171】
L1≧L2の場合には、図25(a)(b)に示すように、P2=L−(l+L1+L2)であり、P1≦2×L2とし、P1に形成するテストパッチ像とP2に形成するテストパッチ像が中間転写ベルト10上で重ならない位置とすることにより、中間転写ベルト10上の1つのセンサ73により各現像色テストパッチ像濃度検出を中間転写ベルト10の4回転毎(転写紙への画像転写2回毎)に行うことを可能とする。
【0172】
上記制御手段は、L1≧L2の場合には、画像ステーションI、IIを制御することにより、上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲の終了後に、P1内で任意に複数のテストパッチ像、例えば2つのテストパッチ像を、各テストパッチ像毎に帯電バイアス・現像バイアス・露光光量等のプロセス条件(画像形成条件)を変化させながら上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401により(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の上流側現像器100、400による可視像化により)形成させ、現像機能を上流側現像器100、400から下流側現像器200、300に切り換え、下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化)を開始させる。また、上記制御手段は、L1≧L2の場合に、画像ステーションI、IIを制御することにより、下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化)の後にP2内で任意に1つのテストパッチ像を下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301により形成させ、現像機能を下流側現像器200、300から上流側現像器100、400に切り換え、上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の上流側現像器100、400による可視像化)を開始させる。
【0173】
この第11の実施形態によれば、L1≦L2の場合、テストパッチ像の感光体ドラム回転方向形成範囲P1はP1≦L1+L2であるとともに、テストパッチ像の感光体ドラム回転方向形成範囲P1に形成するテストパッチ像はテストパッチ像の感光体ドラム回転方向形成範囲P2に形成するテストパッチ像と中間転写ベルト10上において重ならない位置に形成するので、画質補償制御精度の向上が可能となり、より確実な画質劣化防止が可能となる。
【0174】
また、第11の実施形態によれば、L1≧L2の場合、テストパッチ像の感光体ドラム回転方向形成範囲P1はP1≦2×L2であるとともに、テストパッチ像の感光体ドラム回転方向形成範囲P1に形成するテストパッチ像はテストパッチ像の感光体ドラム回転方向形成範囲P2に形成するテストパッチ像と中間転写ベルト10上において重ならない位置に形成するので、画質補償制御用テストパッチ像の濃度を検出するセンサの数の削減が可能となり、装置小型・低コスト化が可能となる。
【0175】
次に、中間転写ベルト10上の1つのセンサ73により各現像色テストパッチ像濃度検出を中間転写ベルト10の2回転毎(転写紙への画像転写1回毎)に行う方式について検討する。次に示す実施形態は、すべての現像色のテストパッチ像を各現像色の画像形成後の現像色切替前に形成するものである。
【0176】
図26(a)(b)(c)(d)はL1<L2の場合の例を示す。図26において、テストパッチ像を各画像形成範囲後にテストパッチ像の感光体ドラム回転方向形成範囲pに形成する場合、2つの画像ステーションI、IIのそれぞれの現像ローラ101、201、301、401で形成するテストパッチ像が中間転写ベルト10上で重ならないようにするためには、p≦(L−(l+L1+L2))/2とする必要がある。つまり、テストパッチ像形成に最低限必要な長さをpとしたとき、L1+L2>2×p(すなわち、p<(L1+L2)/2)の場合、最低限必要な中間転写ベルト10の周長Lは、L=l+L1+L2+2×pとなる。ここで、L1+L2<2×p(すなわち、p>(L1+L2)/2)の場合、最低限必要な中間転写ベルト10の周長Lは、L=l+4×pとなる。
【0177】
図27(a)(b)(c)(d)はL1>L2の場合の例を示す。図27図において、テストパッチ像を各画像形成範囲後にテストパッチ像の感光体ドラム回転方向形成範囲pに形成する場合、2つの画像ステーションI、IIのそれぞれの現像ローラ101、201、301、401で形成するテストパッチ像が中間転写ベルト10上で重ならないよう形成するためには、p≦(L−(l+L1+L2))/2とする必要がある。つまり、テストパッチ像形成に最低限必要な長さをpとしたとき、L1+L2>L1−L2+2×p(すなわち、p<L2)の場合、最低限必要な中間転写ベルト周長Lは、L=l+L1+L2+2×pとなる。ここで、L1+L2<L1−L2+2×pの場合、最低限必要な中間転写ベルト10の周長Lは、L=l+L1−L2+4×pとなる。
【0178】
ここで、P1に以下の実施形態のように複数のテストパッチ像を形成することにより、中間転写ベルト10の周長を更に有効に利用することが可能となる。
次に、本発明の第12の実施形態について説明する。この第12の実施形態は、請求項17に係る発明を適用した画像形成装置の実施形態である。この第12の実施形態は、上記第10の実施形態とは以下に述べる点が異なる。
本実施形態は、L1<L2の場合の一形態であり、テストパッチ像の感光体ドラム回転方向形成範囲pは図28(a)(b)(c)(d)に示すようになる。
【0179】
2つの画像ステーションI、IIのうちの一方の画像ステーションでは、この画像ステーションが上記制御手段により制御されることにより、中間転写ベルト10の(n−1)回転目では、図28(a)に示すように、上流側現像器の上流側現像ローラによる画像形成範囲の終了後に、上流側現像器の上流側現像ローラによる画像形成範囲から下流側現像器の下流側現像ローラによる画像形成範囲までのテストパッチ像の感光体ドラム回転方向形成範囲P1で上流側現像器により(帯電器及び書き込み手段により形成した静電潜像の上流側現像器による可視像化により)上流側現像色のテストパッチ像を形成し、現像機能を上流側現像器から下流側現像器に切り替え、下流側現像器で(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器による可視像化により)下流側現像色のテストパッチ像を形成し、下流側現像器の下流側現像ローラによる画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器による可視像化)を開始する動作を行う。つまり、第10の実施形態における複数のテストパッチ像を、上流側現像色テストパッチ像と下流側現像色テストパッチ像とする。そして、中間転写ベルト10のn回転目では、図28(b)に示すように、下流側現像器の下流側現像ローラによる画像形成範囲の後から上流側現像器の上流側現像ローラによる画像形成範囲の前までの間では、テストパッチ像を形成しない。
【0180】
また、2つの画像ステーションI、IIのうちの他方の画像ステーションでは、この画像ステーションが上記制御手段により制御されることにより、中間転写ベルト10の(n−1)回転目では、図28(c)に示すように、下流側現像器の下流側現像ローラによる画像形成範囲の終了後に、下流側現像器の下流側現像ローラによる画像形成範囲から上流側現像器の上流側現像ローラによる画像形成範囲までのテストパッチ像の感光体ドラム回転方向形成範囲P2で下流側現像器により(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器による可視像化により)下流側現像色のテストパッチ像を形成し、現像機能を下流側現像器から上流側現像器に切り替え、上流側現像器の上流側現像ローラによる画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の上流側現像器による可視像化)を開始する動作を行う。そして、中間転写ベルト10のn回転目では、図28(d)に示すように、上流側現像器の上流側現像ローラによる画像形成範囲の終了後に、現像機能を上流側現像器から下流側現像器に切り替え、テストパッチ像の感光体ドラム回転方向形成範囲P1で下流側現像器により(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器による可視像化により)下流側現像色のテストパッチ像を形成し、下流側現像器の下流側現像ローラによる画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器による可視像化により)を開始する動作を行う。
【0181】
中間転写ベルト回転方向長さpのテストパッチ像を各現像色で形成する場合、2つの画像ステーションI、IIのそれぞれの現像ローラ101、201、301、401が可視像化するテストパッチ像が中間転写ベルト10上で重ならないよう形成するためには、p≦L−(l+L1+L2)とする必要がある。テストパッチ像形成に最低限必要な長さをpとしたとき、L1+L2>3×p(すなわち、p<(L1+L2)/3)の場合、最低限必要な中間転写ベルト10の周長Lは、L=l+L1+L2+pとなる。また、L1+L2<3×p(すなわち、p>(L1+L2)/3)の場合、最低限必要な中間転写ベルト10の周長Lは、L=l+4×pとなる。ここで図26で説明した実施形態と比較すると、p<(L1+L2)/3の範囲ではp、 (L1+L2)/3<p<(L1+L2)/2の範囲ではL1+L2−p×2だけ、最低限必要な中間転写ベルト10の周長Lを削減できる。
【0182】
次に、本発明の第13の実施形態について説明する。この第13の実施形態は、請求項17に係る発明を適用した画像形成装置の実施形態である。この第13の実施形態は、上記第10の実施形態とは以下に述べる点が異なる。
本実施形態は、L1>L2の場合の一形態であり、p<L1−L2の場合、テストパッチ像の感光体ドラム回転方向形成範囲pは図29(a)(b)(c)(d)に示すようになる。
【0183】
2つの画像ステーションI、IIのうちの一方の画像ステーションでは、この画像ステーションが上記制御手段により制御されることにより、中間転写ベルト10の(n−1)回転目では、図29(a)に示すように、上流側現像器の上流側現像ローラによる画像形成範囲から下流側現像器の下流側現像ローラによる画像形成範囲までのテストパッチ像形成範囲P1で上流側現像器の上流側現像ローラによる画像形成範囲の終了後、上流側現像器の上流側現像ローラにより(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の上流側現像器による可視像化により)上流側現像色のテストパッチ像を形成し、現像機能を上流側現像器から下流側現像器に切り替え、下流側現像器の下流側現像ローラで(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器による可視像化により)下流側現像色のテストパッチ像を形成し、下流側現像器の下流側現像ローラによる画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器による可視像化)を開始する。つまり、第10の実施形態における複数のテストパッチ像を、上流側現像色のテストパッチ像と下流側現像色のテストパッチ像とする。そして、中間転写ベルト10のn回転目では、図29(b)に示すように、下流側現像器の下流側現像ローラによる画像形成範囲の後から上流側現像器の上流側現像ローラによる画像形成範囲の前までの間では、テストパッチ像を形成しない。
【0184】
また、2つの画像ステーションI、IIのうちの他方の画像ステーションでは、この画像ステーションが上記制御手段により制御されることにより、中間転写ベルト10の(n−1)回転目では、図29(c)に示すように、下流側現像器の下流側現像ローラによる画像形成範囲の終了後に、下流側現像器の下流側現像ローラによる画像形成範囲から上流側現像器の上流側現像ローラによる画像形成範囲までのテストパッチ像の感光体ドラム回転方向形成範囲P2で下流側現像器により(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器による可視像化により)下流側現像色のテストパッチ像を形成し、現像機能を下流側現像器から上流側現像器に切り替え、上流側現像器の上流側現像ローラによる画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の上流側現像器による可視像化)を開始する動作を行う。そして、中間転写ベルト10のn回転目では、図29(d)に示すように、上流側現像器の上流側現像ローラによる画像形成範囲の終了後に、テストパッチ像の感光体ドラム回転方向形成範囲P1で上流側現像器により(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の上流側現像器による可視像化により)上流側現像色のテストパッチ像を形成し、現像機能を上流側現像器から下流側現像器に切り替え、下流側現像器の下流側現像ローラによる画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器による可視像化)を開始する動作を行う。
【0185】
中間転写ベルト回転方向長さpのテストパッチ像を各現像色で形成する場合、2つの画像ステーションI、IIのそれぞれの現像ローラ101、201、301、401で形成するテストパッチ像が中間転写ベルト10上で重ならないよう形成するためには、p≦L−(l+L1+L2)とする必要がある。テストパッチ像形成に最低限必要な長さをpとしたとき、L1+L2>L1−L2+2×p(すなわち、p<L2)の場合、最低限必要な中間転写ベルト10の周長Lは、L=l+L1+L2+pとなる。また、L1+L2<L1−L2+2×p(すなわち、p>L2)の場合は、最低限必要な中間転写ベルト10の周長Lは、L=l+L1−L2+3×pとなる。ここで図27で説明した実施形態と比較すると、pだけ、最低限必要な中間転写ベルト10の周長Lを削減できる。
【0186】
次に、同様に、p<L1−L2の場合について説明する。
テストパッチ像形成に最低限必要な長さをpとしたとき、L1+L2>3×p(すなわち、p<(L1+L2)/3)の場合、最低限必要な中間転写ベルト10の周長Lは、L=l+L1+L2+pとなる。また、L1+L2<3×p(すなわち、p>(L1+L2)/3)の場合は、、最低限必要な中間転写ベルト10の周長Lは、L=l+4×pとなる。ここで図27で説明した実施形態と比較すると、まずL2<(L1+L2)/3の場合、p<L2の範囲ではp、 L2<p<(L1+L2)/3の範囲では−2×L2+3×p、p>(L1+L2)/3の範囲ではL1−L2だけ、最低限必要な中間転写ベルト10の周長Lを削減できる。また、 (L1+L2)/3<L2の場合、p<(L1+L2)/3の範囲ではp、 (L1+L2)/3<p<L2の範囲ではL1+L2−2×p、p>L2の範囲ではL1−L2だけ、最低限必要な中間転写ベルト10の周長Lを削減できる。
【0187】
上記第12の実施形態及び第13の実施形態によれば、テストパッチ像の感光体ドラム回転方向形成範囲P1に形成する複数のテストパッチ像は、上流側現像器を用いる画像形成の後に形成する上流側の現像色テストパッチ像と、上流側現像器から下流側現像器へ現像機能を切り換え、下流側現像器を用いる画像形成の前に形成する下流側の現像色テストパッチ像であるので、中間転写ベルトの小型化が可能となり、装置小型・低コスト化が可能となる。
【0188】
次に、本発明の第14の実施形態について説明する。この第14の実施形態は、請求項18に係る発明を適用した画像形成装置の実施形態である。この第14の実施形態は、上記第12の実施形態とは以下に述べる点が異なる。
本実施形態では、図30(a)(b)(c)(d)に示すようにL1<L2の場合の一形態である。
【0189】
本実施形態では、図30(a)(b)(c)(d)に示すように、2つの画像ステーションI、IIにおいて、上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲から下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成範囲までのテストパッチ像形成範囲P1で上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲の終了後、上流側現像色のテストパッチ像を形成し、現像機能を上流側現像器100、400から下流側現像器200、300に切り替え、下流側現像色のテストパッチ像を形成し、下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成を開始する。つまり、第10の実施形態における複数のテストパッチ像を、上流側現像色テストパッチ像と下流側現像色テストパッチ像とするとともにP2=0とする。
【0190】
例えば、2つの画像ステーションI、IIのうちの一方の画像ステーションでは、この画像ステーションが上記制御手段により制御されることにより、中間転写ベルト10の(n−1)回転目では、図30(a)に示すように、上流側現像器の上流側現像ローラによる画像形成範囲から下流側現像器の下流側現像ローラによる画像形成範囲までのテストパッチ像形成範囲P1で上流側現像器の上流側現像ローラによる画像形成範囲の終了後、上流側現像器の上流側現像ローラにより(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の上流側現像器による可視像化により)上流側現像色のテストパッチ像を形成し、現像機能を上流側現像器から下流側現像器に切り替え、下流側現像器の下流側現像ローラで(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器による可視像化により)下流側現像色のテストパッチ像を形成し、下流側現像器の下流側現像ローラによる画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器による可視像化)を開始する。そして、中間転写ベルト10のn回転目では、図30(b)に示すように、下流側現像器の下流側現像ローラによる画像形成範囲の後から上流側現像器の上流側現像ローラによる画像形成範囲の前までの間では、テストパッチ像を形成しない。
【0191】
また、2つの画像ステーションI、IIのうちの他方の画像ステーションでは、この画像ステーションが上記制御手段により制御されることにより、中間転写ベルト10の(n−1)回転目では、図30(c)に示すように、下流側現像器の下流側現像ローラによる画像形成範囲の終了後から上流側現像器の上流側現像ローラによる画像形成範囲の前までの間では、テストパッチ像を形成しない。そして、中間転写ベルト10のn回転目では、図30(d)に示すように、上流側現像器の上流側現像ローラによる画像形成範囲の終了後に、テストパッチ像の感光体ドラム回転方向形成範囲P1で上流側現像器により(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の上流側現像器による可視像化により)上流側現像色のテストパッチ像を形成し、現像機能を上流側現像器から下流側現像器に切り替え、テストパッチ像の感光体ドラム回転方向形成範囲Pで下流側現像器により(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器による可視像化により)下流側現像色のテストパッチ像を形成し、下流側現像器の下流側現像ローラによる画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器による可視像化)を開始する。
【0192】
中間転写ベルト回転方向長さpのテストパッチ像を各現像色で形成する場合、2つの画像ステーションI、IIのそれぞれの現像ローラ101、201、301、401で形成するテストパッチ像が中間転写ベルト10上で重ならないよう形成するためには、p≦(L−l)/4とする必要がある。テストパッチ像形成に最低限必要な長さをpとしたとき、L1+L2<4×p(すなわちp>(L1+L2)/4)である場合、最低限必要な中間転写ベルト10の周長Lは、L=l+4×pとなる。また、L1+L2>4×p(すなわちp<(L1+L2)/4)の場合、最低限必要な中間転写ベルト10の周長Lは、L=l+L1+L2となる。ここで第12の実施形態と比較すると、p<(L1+L2)/4の範囲ではp、(L1+L2)/4<p<(L1+L2)/3の範囲ではL1+L2−3×pだけ、最低限必要な中間転写ベルト10の周長Lを削減できる。
【0193】
次に、本発明の第15の実施形態について説明する。この第15の実施形態は、請求項18に係る発明を適用した画像形成装置の実施形態である。この第15の実施形態は、上記第13の実施形態とは以下に述べる点が異なる。
本実施形態は、L1>L2の場合の一形態である。
【0194】
本実施形態では、図31(a)(b)(c)(d)に示すように、2つの画像ステーションI、IIにおいて、上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲から下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成範囲までのテストパッチ像形成範囲P1で上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲の終了後、上流側現像色のテストパッチ像を形成し、現像機能を上流側現像器100、400から下流側現像器200、300に切り替え、下流側現像色のテストパッチ像を形成し、下流側現像200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成を開始する。つまり、第10の実施形態における複数のテストパッチ像を、上流側現像色テストパッチ像と下流側現像色テストパッチ像とするとともにP2=0とする。
【0195】
例えば、2つの画像ステーションI、IIのうちの一方の画像ステーションでは、この画像ステーションが上記制御手段により制御されることにより、中間転写ベルト10の(n−1)回転目では、図31(a)に示すように、上流側現像器の上流側現像ローラによる画像形成範囲の終了後、テストパッチ像の感光体ドラム回転方向形成範囲Pで上流側現像器の上流側現像ローラにより(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の上流側現像器による可視像化により)上流側現像色のテストパッチ像を形成し、現像機能を上流側現像器から下流側現像器に切り替え、テストパッチ像の感光体ドラム回転方向形成範囲Pで下流側現像器の下流側現像ローラにより(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器による可視像化により)下流側現像色のテストパッチ像を形成し、下流側現像器の下流側現像ローラによる画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器による可視像化により)を開始する。そして、中間転写ベルト10のn回転目では、図31(b)に示すように、下流側現像器の下流側現像ローラによる画像形成範囲の後から上流側現像器の上流側現像ローラによる画像形成範囲の前までの間では、テストパッチ像を形成しない。
【0196】
また、2つの画像ステーションI、IIのうちの他方の画像ステーションでは、この画像ステーションが上記制御手段により制御されることにより、中間転写ベルト10の(n−1)回転目では、図31(c)に示すように、下流側現像器の下流側現像ローラによる画像形成範囲の終了後から上流側現像器の上流側現像ローラによる画像形成範囲の前までの間では、テストパッチ像を形成しない。そして、中間転写ベルト10のn回転目では、図31(d)に示すように、上流側現像器の上流側現像ローラによる画像形成範囲の終了後に、テストパッチ像の感光体ドラム回転方向形成範囲P1でテストパッチ像の感光体ドラム回転方向形成範囲Pで上流側現像器により(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の上流側現像器による可視像化により)上流側現像色のテストパッチ像を形成し、現像機能を上流側現像器から下流側現像器に切り替え、テストパッチ像の感光体ドラム回転方向形成範囲Pで下流側現像器により(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器による可視像化により)下流側現像色のテストパッチ像を形成し、下流側現像器の下流側現像ローラによる画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器による可視像化により)を開始する動作を行う。
【0197】
中間転写ベルト回転方向長さpのテストパッチ像を各現像色で形成する場合、2つの画像ステーションI、IIのそれぞれの現像ローラ101、201、301、401で形成するテストパッチ像が中間転写ベルト10上で重ならないよう形成するためには、p≦(L−l−(L1−L2))/3とする必要がある。つまり、テストパッチ像形成に最低限必要な長さをpとしたとき、L1+L2<L1−L2+3×p(すなわちp>2×L2/3)の場合、最低限必要な中間転写ベルト10の周長Lは、L=l+L1−L2+3×pとなる。また、L1+L2>L1−L2+3×p(すなわちp<2×L2/3)の場合はL=l+L1+L2となる。ここで第13の実施形態と比較すると、p<2×L2/3の範囲ではp、2×L2/3<p<L2の範囲では2×L2−2×pだけ、最低限必要な中間転写ベルト10の周長Lを削減できる。
【0198】
次に、本発明の第16の実施形態について説明する。この第16の実施形態は、請求項18に係る発明を適用した画像形成装置の実施形態である。この第16の実施形態は、上記第13の実施形態とは以下に述べる点が異なる。
本実施形態は、L1>L2、p>L1−L2の場合の一形態である。
【0199】
本実施形態では、図32(a)(b)(c)(d)に示すように、2つの画像ステーションI、IIにおいて、上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲から下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成範囲までのテストパッチ像形成範囲P1で上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲の終了後、上流側現像色のテストパッチ像を形成し、現像機能を上流側現像器100、400から下流側現像器200、300に切り替え、下流側現像色のテストパッチ像を形成し、下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成を開始する。つまり、第10の実施形態における複数のテストパッチ像を、上流側現像色テストパッチ像と下流側現像色テストパッチ像とするとともにP2=0とする。
【0200】
例えば、2つの画像ステーションI、IIのうちの一方の画像ステーションでは、この画像ステーションが上記制御手段により制御されることにより、中間転写ベルト10の(n−1)回転目では、図32(a)に示すように、上流側現像器の上流側現像ローラによる画像形成範囲の終了後、テストパッチ像の感光体ドラム回転方向形成範囲Pで上流側現像器の上流側現像ローラにより(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の上流側現像器による可視像化により)上流側現像色のテストパッチ像を形成し、現像機能を上流側現像器から下流側現像器に切り替え、テストパッチ像の感光体ドラム回転方向形成範囲Pで下流側現像器の下流側現像ローラにより(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器による可視像化により)下流側現像色のテストパッチ像を形成し、下流側現像器の下流側現像ローラによる画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器による可視像化)を開始する。そして、中間転写ベルト10のn回転目では、図32(b)に示すように、下流側現像器の下流側現像ローラによる画像形成範囲の後から上流側現像器の上流側現像ローラによる画像形成範囲の前までの間では、テストパッチ像を形成しない。
【0201】
また、2つの画像ステーションI、IIのうちの他方の画像ステーションでは、この画像ステーションが上記制御手段により制御されることにより、中間転写ベルト10の(n−1)回転目では、図32(c)に示すように、下流側現像器の下流側現像ローラによる画像形成範囲の終了後から上流側現像器の上流側現像ローラによる画像形成範囲の前までの間では、テストパッチ像を形成しない。そして、中間転写ベルト10のn回転目では、図32(d)に示すように、上流側現像器の上流側現像ローラによる画像形成範囲の終了後に、テストパッチ像の感光体ドラム回転方向形成範囲P1でテストパッチ像の感光体ドラム回転方向形成範囲Pで上流側現像器により(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の上流側現像器による可視像化により)上流側現像色のテストパッチ像を形成し、現像機能を上流側現像器から下流側現像器に切り替え、テストパッチ像の感光体ドラム回転方向形成範囲Pで下流側現像器により(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器による可視像化により)下流側現像色のテストパッチ像を形成し、下流側現像器の下流側現像ローラによる画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器による可視像化)を開始する動作を行う。
【0202】
中間転写ベルト回転方向長さpのテストパッチ像を各現像色で形成する場合、2つの画像ステーションI、IIのそれぞれの現像ローラ101、201、301、401で形成するテストパッチ像が中間転写ベルト10上で重ならないよう形成するためには、p≦(L−l)/4とする必要がある。つまり、テストパッチ像形成に最低限必要な長さをpとしたとき、L1+L2<4×p(すなわちp>(L1+L2)/4)の場合、最低限必要な中間転写ベルト10の周長Lは、L=l+4×pとなる。また、L1+L2>4×p(すなわちp<(L1+L2)/4)の場合はL=l+L1+L2となる。ここで、第13の実施形態と比較すると、p<(L1+L2)/4の範囲ではp、(L1+L2)/4<p<(L1+L2)/3の範囲ではL1+L2−3×pだけ、最低限必要な中間転写ベルト10の周長Lを削減できる。
【0203】
上記第14の実施形態乃至第16の実施形態によれば、上流側現像器100、400を用いる画像形成の後、上流側の現像色テストパッチ像を形成し、上流側現像器100、400から下流側現像器200、300へ現像機能を切り換え、下流側の現像色のテストパッチ像を形成した後、下流側現像器200、300を用いる画像形成を行う動作を2つの画像ステーションI、IIにて行うので、中間転写ベルトのより一層の小型化が可能となり、より一層の装置小型・低コスト化が可能となる。
【0204】
上記第12の実施形態乃至第16の実施形態における中間転写ベルト10上のテストパッチ像配置は図28乃至図32の限りではなく、一方の画像ステーションにより形成したテストパッチ像と他方の現像ステーションによるテストパッチ像が中間転写ベルト10上で重ならない条件で任意の配置が可能である。
【0205】
次に、本発明の第17の実施形態について説明する。この第17の実施形態は、請求項19、20に係る発明を適用した画像形成装置の実施形態である。この第17の実施形態は、上記第1の参考形態において、テストパッチ像の濃度を検出して画質補償制御を行う代りに、テストパターン像の位置を検出して画像形成タイミング制御を行うようにしたもので、上記第1の参考形態とは以下に述べる点が異なる。
画像形成動作中に画像形成タイミング制御を行うには、各画像ステーションI、IIにおいて、一方の現像器の現像ローラによる画像形成範囲から他方の現像器の現像ローラによる画像形成範囲までの間に感光体ドラム16、26上にテストパターン像を形成しなければならない。
【0206】
ここで、図3(a)(b)から明らかなように、下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成範囲から上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲までの間は、上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲から下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成範囲までの間に比べ、画像形成不可範囲が大きく、十分なテストパターン像形成範囲を確保するためには、中間転写ベルト10の周長をより拡大する必要がある。よって、画像形成動作中の画像形成タイミング制御のためのテストパターン像像形成は上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲から下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成範囲までの間に行うことにより中間転写ベルト10の小型化が可能となる。
【0207】
本実施形態では、図3(a)(b)から明らかなように、画像形成を行う場合に、中間転写ベルト10の周長LをL≧l+L1+L2とする必要がある。ここで、必要最低限な動作として、画像形成と現像機能切り換えのみを考慮した場合、中間転写ベルト10の周長LはL=l+L1+L2となる。
本実施形態では、L1≦L2の場合には図33(a)に示すようになり、L1≧L2の場合には図33(b)に示すようになる。
【0208】
L1≦L2の場合には、図33(a)に示すように、中間転写ベルト10の周長LはL=l+L1+L2であり、上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲から下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成範囲までの間に、L1+L2の画像形成可能な領域が存在する。ここで、画像形成タイミング制御用テストパターン像の感光体ドラム回転方向形成範囲QをQ≦L1+L2とすることにより、画像形成タイミング制御用テストパターン像を形成するために中間転写ベルト10の周長を拡大することなく、画像形成に必要最低限の中間転写ベルト周長で画像形成動作中の画像形成タイミング制御が可能となり、中間転写ベルト10の小型化が可能となる。
【0209】
画像形成タイミング制御用テストパターン像の位置を検出するためのセンサは、例えば図34に示すように中間転写ベルト10と対向して配置されたセンサ74が用いられる。感光体ドラム16、26上に形成された画像形成タイミング制御用テストパターン像は中間転写ベルト10に転写され、センサ74は中間転写ベルト10上のテストパターン像の位置を検出する。クリーニング手段61は中間転写ベルト10上のテストパターン像を除去する。上記書き込み手段18、28は、例えばレーザ光源からのレーザビームを回転多面鏡で偏向走査して感光体ドラム16、26に照射するレーザ光学系が用いられる。
【0210】
ここで、図示しない画像形成タイミング制御手段は、センサ74からの検出信号より中間転写ベルト10上の副走査方向の画像位置ずれ量を検出し、この副走査方向の画像位置ずれ量に基づいて書き込み手段18、28の回転多面鏡の回転位相などを制御することで、各画像ステーションI、IIの副走査方向画像形成位置を所定の副走査方向画像形成位置に一致させるタイミング制御を行う。この場合、画像形成タイミング制御手段は、画像ステーションIの感光体ドラム16上に形成されたテストパターン像に対するセンサ74からの検出信号に基づいて画像ステーションIの副走査方向画像形成位置を所定の副走査方向画像形成位置に一致させるタイミング制御を行い、画像ステーションIIの感光体ドラム26上に形成されたテストパターン像に対するセンサ74からの検出信号に基づいて画像ステーションIIの副走査方向画像形成位置を所定の副走査方向画像形成位置に一致させるタイミング制御を行う。
【0211】
画像形成タイミング制御手段は、L1≦L2の場合には、上流側現像色でテストパターン像を形成する際に、各画像ステーションI、IIを制御して図35(a)に示すように、上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲終了後のL1+L2の範囲で任意にテストパターン像を帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の上流側現像器100、400による可視像化により形成させ、現像機能を上流側現像器100、400から下流側現像器200、300に切り替えた後、下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化)を開始させる。
【0212】
また、画像形成タイミング制御手段は、L1≦L2の場合に下流側現像色でテストパターン像を形成する際には、各画像ステーションI、IIを制御して図35(b)に示すように、上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲の終了後に現像機能を上流側現像器100、400から下流側現像器200、300に切り替え、L1+L2の範囲で任意に下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301により(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化により)テストパターン像を形成させた後、下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化)を開始させる。
【0213】
L1≧L2の場合には、図33(b)に示すように、中間転写ベルト10の周長LはL=l+L1+L2であり、上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲から下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成範囲までの間に、2×L2の画像形成可能な領域が存在する。ここで、画像形成タイミング制御のためのテストパターン像形成範囲QをQ≦2×L2とすることにより、画像形成タイミング制御用テストパターン像を形成いるために中間転写ベルト10の周長を拡大することなく、画像形成に必要最低限の中間転写ベルト周長で画像形成動作中の画像形成タイミング制御が可能となり、中間転写ベルト10の小型化が可能となる。
【0214】
画像形成タイミング制御手段は、L1≧L2の場合には、上流側現像色でテストパターン像を形成する際に、各画像ステーションI、IIを制御して図36(a)に示すように、上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲終了後の2×L2の範囲で任意にテストパターン像を、上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401に形成させ(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の上流側現像器100、400による可視像化を行わせ)、現像機能を上流側現像器100、400から下流側現像器200、300に切り替えた後、下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化)を開始させる。
【0215】
また、画像形成タイミング制御手段は、L1≧L2の場合に下流側現像色でテストパターン像を形成する際には、各画像ステーションI、IIを制御して図36(b)に示すように、上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲終了後に現像機能を上流側現像器100、400から下流側現像器200、300に切り替え、2×L2の範囲で任意にテストパターン像を下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301に形成させた(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化を行わせた)後、下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器200、300による可視像化)を開始させる。
【0216】
この第17の実施形態によれば、画像担持体としての感光体ドラム16、26上に決められたテストパターン像を形成し、中間転写ベルト10上のテストパターン像の位置を検出して複数の画像ステーションI、IIの副走査方向画像形成位置を一致させるタイミング制御を行うとともに、テストパターン像の形成は、感光体ドラム16、26の回転方向に対して上流側現像器100、400による画像形成の後、又は下流側現像器200、300による画像形成の前に行うので、画像連続出力中の中間転写ベルト上の画像位置ずれを防止するための画像形成動作中の画像形成タイミング制御を実現するにあたり、中間転写ベルトの周長を削減可能となり、画像形成速度の高速化、装置小型化が可能となる。
【0217】
また、第17の実施形態によれば、L=I+L1+L2、L1≦L2であるとともに、テストパターン像の感光体ドラム回転方向形成範囲QはQ≦L1+L2であるので、画像形成動作に必要最低限の中間転写ベルト周長で画像形成動作中の画像形成タイミング制御が実現可能となり、より一層の画像形成速度の高速化、装置小型化が可能となる。
【0218】
また、第17の実施形態によれば、L=I+L1+L2、L1≧L2であるとともに、テストパターン像の感光体ドラム回転方向形成範囲Qは、Q≦2×L2であるので、画像形成動作に必要最低限の中間転写ベルトの周長で画像形成動作中の画像形成タイミング制御が実現可能となり、より一層の画像形成速度の高速化、装置小型化が可能となる。
【0219】
次に、本発明の第18の実施形態について説明する。この第18の実施形態は、請求項21に係る発明を適用した画像形成装置の実施形態である。この第18の実施形態は、上記第17の実施形態とは以下に述べる点が異なる。
上記第17の実施形態において画像形成動作中の画像形成タイミング制御を行う場合には、テストパターン像は上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲から下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成範囲までの間にのみ形成可能であるため、テストパターン像の形成は中間転写ベルト10の2回転毎(転写紙への画像転写1回毎)となる。
【0220】
ここで、センサ74は図34に示すように中間転写ベルト10に対向して配置されるため、各画像ステーションI、IIで形成されたテストパターン像が中間転写ベルト10上で重ならないようにする必要がある。このため、各画像ステーションI、IIでテストパターン像を交互に形成する場合、それぞれの画像ステーションで形成するテストパターン像は中間転写ベルト10の4回転毎(転写紙への画像転写2回毎)の形成となり、画像形成タイミング制御の精度低下が懸念される。
【0221】
また、各画像ステーションI、IIのテストパターン像形成位置を主走査方向にずらし、センサ74を主走査方向に2つ配置する場合には、各画像ステーションI、IIのテストパターン像は中間転写ベルト10の2回転毎(転写紙への画像転写1回毎)の形成が可能となるが、コスト上昇要因となる。また、一方の画像ステーションのテストパターン像と他方の画像ステーションのテストパターン像を中間転写ベルト10の1回転毎に交互に形成し、その形成したテストパターン像の位置をセンサ74で検出した後、テストパターン像のみクリーニングするようクリーニング手段61をオン/オフ制御することでテストパターン像形成頻度を中間転写ベルト10の2回転毎(転写紙への画像転写1回毎)とすることも可能であるが、クリーニング手段61の制御の複雑化、高精度化が必要となり、コストの上昇要因となる。
【0222】
本実施形態では、図37(a)(b)に示すように、L=l+L1+L2、L1≦L2であり、上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲から下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成範囲までの間に、L1+L2の画像形成可能な領域が存在する。ここで、画像形成タイミング制御のための各画像ステーションI、IIにおけるテストパターン像の感光体ドラム回転方向形成範囲QをQ≦(L1+L2)/2とするとともに、2つの画像ステーションI、IIで形成するテストパターン像が中間転写ベルト10上で重ならないようにすることにより、画像形成に必要最低限の中間転写ベルト周長で画像形成動作中の画像形成タイミング制御が可能となるとともに、1つのセンサ74による中間転写ベルト10上の各画像ステーションテストパターン像の位置検出を中間転写ベルト10の2回転毎(転写紙への画像転写1回毎)に行うことが可能となる。
【0223】
ここで、図37(a)は一方の画像ステーションによる中間転写ベルト10のn周目におけるテストパターン像の形成を示す。画像形成タイミング制御手段は、その一方の画像ステーションを制御して上流側現像器の上流側現像ローラによる画像形成範囲終了後、(L1+L2)/2の範囲で任意に上流側現像色のテストパターン像を上流側現像器の上流側現像ローラに形成させ(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の上流側現像器による可視像化を行わせ)、現像機能を上流側現像器から下流側現像器に切り替え、(L1+L2)/2の範囲の非画像部の後、下流側現像器の下流側現像ローラによる画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の上流側現像器による可視像化)を開始させる。
【0224】
図37(b)は他方の画像ステーションにより中間転写ベルト10のn+1周目におけるテストパターン像の形成を示す。画像形成タイミング制御手段は、その他方の画像ステーションを制御して上流側現像器の上流側現像ローラによる画像形成範囲終了後、(L1+L2)/2の範囲の非画像部の後、現像機能を上流側現像器から下流側現像器に切り替え、(L1+L2)/2の範囲で任意に下流側現像色のテストパターン像を下流側現像器の下流側現像ローラに形成させ(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器による可視像化を行わせ)、下流側現像器の下流側現像ローラによる画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器による可視像化)を開始させる。
【0225】
この第18の実施形態によれば、各画像ステーションI、IIにおけるテストパターン像の感光体ドラム回転方向形成範囲Qは、Q≦(L1+L2)/2であるとともに、複数のテストパターン像は中間転写ベルト10上において重ならない位置に形成するので、画像形成タイミング制御用テストパターン像の位置を検出するためのセンサの数の削減あるいは画像形成タイミング制御精度の向上が可能となり、装置小型・低コスト化あるいはより確実な画像位置ずれ防止が可能となる。
【0226】
次に、本発明の第19の実施形態について説明する。この第19の実施形態は、請求項22に係る発明を適用した画像形成装置の実施形態である。この第19の実施形態は、上記第17の実施形態とは以下に述べる点が異なる。
本実施形態では、図38(a)(b)に示すように、L=l+L1+L2、L1≧L2であり、上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲から下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成範囲までの間に、2×L2の画像形成可能な領域が存在する。ここで、L1−L2≧(L1+L2)/2の場合、画像形成タイミング制御のための各画像ステーションI、IIにおけるテストパターン像の感光体ドラム回転方向形成範囲QをQ≦2×L2とするとともに、2つの画像ステーションI、IIで形成するテストパターン像が中間転写ベルト10上で重ならないようにすることにより、画像形成に必要最低限の中間転写ベルト周長で画像形成動作中の画像形成タイミング制御が可能となるとともに、1つのセンサ74による中間転写ベルト10上の各画像ステーションテストパターン像の位置検出を中間転写ベルト10の2回転毎(転写紙への画像転写1回毎)に行うことが可能となる。
【0227】
図38(a)は一方の画像ステーションにより中間転写ベルト10のn周目におけるテストパターン像の形成を示す。画像形成タイミング制御手段は、その一方の画像ステーションを制御して上流側現像器の上流側現像ローラによる画像形成範囲終了後、2×L2の範囲で任意に上流側現像色のテストパターン像を上流側現像器の上流側現像ローラに形成させ(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の上流側現像器による可視像化を行わせ)、現像機能を上流側現像器から下流側現像器に切り替え、下流側現像器の下流側現像ローラによる画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器による可視像化)を開始させる。
【0228】
図38(b)は他方の画像ステーションにより中間転写ベルト10のn+1周目におけるテストパターン像の形成を示す。画像形成タイミング制御手段は、その他方の画像ステーションを制御して上流側現像器の上流側現像ローラによる画像形成範囲終了後、現像機能を上流側現像器から下流側現像器に切り替え、2×L2の範囲で任意に下流側現像色のテストパターン像を下流側現像器の下流側現像ローラに形成させ(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の上流側現像器による可視像化を行わせ)、下流側現像器の下流側現像ローラによる画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器による可視像化)を開始させる。
【0229】
この第19の実施形態によれば、L1−L2≧(L1+L2)/2であるとともに、各画像ステーションI、IIにおけるテストパターン像の感光体ドラム回転方向形成範囲Qは、Q≦2×L2であり、各テストパターン像は中間転写ベルト10上において重ならない位置に形成するので、画像形成タイミング制御用テストパターンの位置を検出するためのセンサの数の削減あるいは画像形成タイミング制御精度の向上が可能となり、装置小型・低コスト化あるいはより確実な画像位置ずれ防止が可能となる。
【0230】
次に、本発明の第20の実施形態について説明する。この第20の実施形態は、請求項23に係る発明を適用した画像形成装置の実施形態である。この第20の実施形態は、上記第17の実施形態とは以下に述べる点が異なる。
本実施形態では、図39(a)(b)に示すように、L=l+L1+L2、L1≧L2であり、上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成範囲から下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成範囲までの間に、2×L2の画像形成可能な領域が存在する。ここで、L1−L2≦(L1+L2)/2の場合、画像形成タイミング制御のための各画像ステーションI、IIにおけるテストパターン像の感光体ドラム回転方向形成範囲QをQ≦(L1+L2)/2とするとともに、2つの画像ステーションI、IIで形成するテストパターン像が中間転写ベルト10上で重ならないようにすることにより、画像形成に必要最低限の中間転写ベルト周長で画像形成動作中の画像形成タイミング制御が可能となるとともに、1つのセンサ74による中間転写ベルト10上の各画像ステーションテストパターン像位置検出を中間転写ベルト10の2回転毎(転写紙への画像転写1回毎)に行うことが可能となる。
【0231】
図39(a)は一方の画像ステーションによる中間転写ベルト10のn周目におけるテストパターン像の形成を示す。画像形成タイミング制御手段は、その一方の画像ステーションを制御して上流側現像器の上流側現像ローラによる画像形成範囲終了後、(L1+L2)/2の範囲で任意に上流側現像色のテストパターン像を上流側現像器の上流側現像ローラに形成させ(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の上流側現像器による可視像化を行わせ)、現像機能を上流側現像器から下流側現像器に切り替え、下流側現像器の下流側現像ローラによる画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器による可視像化)を開始させる。
【0232】
図39(b)は他方の画像ステーションによる中間転写ベルト10のn+1周目におけるテストパターン像の形成を示す。画像形成タイミング制御手段は、その他方の画像ステーションを制御して上流側現像器の上流側現像ローラによる画像形成範囲終了後、現像機能を上流側現像器から下流側現像器に切り替え、(L1+L2)/2の範囲で任意に下流側現像色のテストパターン像を下流側現像器の下流側現像ローラに形成させ(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器による可視像化を行わせ)、下流側現像器の下流側現像ローラによる画像形成(帯電器17、27及び書き込み手段18、28により形成した静電潜像の下流側現像器による可視像化)を開始させる。
【0233】
この第20の実施形態によれば、L1−L2≦(L1+L2)/2であるとともに、各画像ステーションI、IIにおけるテストパターン像の感光体ドラム回転方向回転方向形成範囲Qは、Q≦(L1+L2)/2であり、各テストパターン像は中間転写ベルト10上において重ならない位置に形成するので、画像形成タイミング制御用テストパターンの位置を検出するためのセンサの数の削減あるいは画像形成タイミング制御精度の向上が可能となり、装置小型・低コスト化あるいはより確実な画像位置ずれ防止が可能となる。
【0234】
なお、第18の実施形態及び20の実施形態における現像機能切り換えのタイミングは、上述の限りではなく、一方の画像ステーションにより形成するテストパターン像と他方の画像ステーションにより形成するテストパターン像が中間転写ベルト10上で重ならない条件で任意のタイミングでの現像機能切り替えが可能である。
【0235】
次に、本発明の第参考形態について説明する。この第参考形態は、上記第1の参考形態において、中間転写ベルト10上の画像形成位置を画像出力毎にシフトさせるもので、上記第1の参考形態とは以下に述べる点が異なる。
【0236】
参考形態では、各画像ステーションI、IIにおいて、下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成開始から上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成開始までの中間転写ベルト10の移動する周長をL3、上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成開始から下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成開始までの中間転写ベルト10の移動する周長をL4、中間転写ベルト10の周長をLとしたとき、L3=L4=Lである場合、感光体ドラム16、26への画像形成を下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成から開始した時、図1(a)(b)の動作において、中間転写ベルト10上に転写される画像形成範囲および、画像形成不可範囲は図40(a)に示すようになり、図2(a)(b)の動作において、中間転写ベルト10上に転写される画像形成範囲および、画像形成不可範囲は図40(b)に示すようになる。
【0237】
ここで、中間転写ベルト10の1回転内における現像器の画像形成範囲(感光体ドラム16、26の回転方向長さ)をlとする。lには、実際の出力画像長さの他に画像濃度制御用テストパターン形成範囲、画像位置制御用テストパターン形成範囲、および、転写紙のレジストレーション誤差を吸収するための余白や、中間転写ベルト10の1回転に複数枚の転写紙に対応する画像を形成する場合の転写紙給紙間隔等を含む場合もある。
【0238】
図40(a)(b)に示すように、下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成開始から上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成開始までの間は、上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成開始から下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成開始までの間に比べ、画像形成不可範囲が大きい。
【0239】
中間転写ベルト10の長寿命化、カブリトナーによる画像劣化防止のために、中間転写ベルト10上の画像形成位置をシフトさせる方式で最も簡易的なものの一つとして、中間転写ベルト10上の画像形成開始位置を画像出力毎に一定量シフトさせることが考えられる。本参考形態においては、中間転写ベルト10の2回転において、中間転写ベルト10上に4色の画像を転写してカラー画像を形成することから、1枚目出力画像を作成する際の中間転写ベルト10の1回転目の画像形成(画像転写)から2回転目の画像形成の開始までの中間転写ベルト10の移動する周長と、1枚目出力画像を作成する際の中間転写ベルト10の2回転目の画像形成から2枚目出力画像を作成する際の中間転写ベルト10の1回転目の画像形成開始までの中間転写ベルト10の移動する周長とが異なるようにすることにより、中間転写ベルト10上の画像形成位置はその移動周長の差だけシフトする。
【0240】
ここで、図40(a)(b)から明らかなように、上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成開始から下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成開始までの中間転写ベルト10の移動周長L4を、下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成開始から上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成開始までの中間転写ベルト10の移動する周長L3より小さくし、中間転写ベルト10の周長LをL=L3とすることで、中間転写ベルト10の周長をより有効に利用し、かつ中間転写ベルト10上の画像形成位置シフト量(L3−L4)を確保することが可能となる。また、本参考形態は、L3=L4とした場合と比較すると、画像出力に必要な中間転写ベルト10の移動周長がL3−L4だけ短くなり、画像出力の高速化が可能となることがわかる。
【0241】
この第参考形態によれば、下流側現像器200、300による画像形成開始から上流側現像器100、400による画像形成開始までに中間転写ベルト10が移動する周長L3と、上流側現像器100、400による画像形成開始から下流側現像器200、300による画像形成開始までに中間転写ベルト10が移動する周長L4が、L3>L4であり、感光体ドラム16、26への画像形成は、複数の画像ステーションI、IIの全てにおいて、下流側現像器200、300を用いる画像形成の後、現像機能を上流側現像器100、400に切り換え、上流側現像器100、400を用いる画像形成を行うとともに、中間転写ベルト10の周長LはL=L3であるので、中間転写ベルトの長寿命化、カブリトナーによる画像劣化防止が可能となるとともに、画像形成速度の高速化が可能となる。
【0242】
次に、本発明の第参考形態について説明する。この第参考形態は、上記参考形態とは以下に述べる点が異なる。
参考形態では、図40(a)に示すように感光体ドラム16、26への画像形成を下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成から開始する場合には、中間転写ベルト10の周長LをL=L3≧l+L1+L2とする必要がある。ここで、中間転写ベルト10の周長Lを最小限とするために、必要最低限の動作として、画像形成と現像機能切り換えのみを考慮した場合、中間転写ベルト10の周長LはL=L3=l+L1+L2となる。このとき、L=L3>L4とした場合に中間転写ベルト10上に転写される画像形成範囲および画像形成不可範囲は図41(a)に示すようになる。
【0243】
図41(a)から明らかなように、下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成開始から上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成開始までの間に、L1+L2の画像形成不可範囲が存在する。ここで、本参考形態では、L4≧L3−(L1+L2)とすることで、必要最小限の中間転写ベルト10の周長で、中間転写ベルト10上の画像形成位置シフト量L3−L4(≦L1+L2)を確保することが可能となり、装置小型化およびより高速な画像出力が可能となる。また、ここで、L3−L4=L1+L2とした場合には、画像出力高速化の効果が最も大きいことがわかる。
【0244】
この第参考形態によれば、各画像ステーションI、IIにおいて、一方の現像器から他方の現像器への現像機能の切り換えに要する時間内に感光体ドラム16、26の外周が移動する周長をL1、感光体ドラム16、26の外周における上流側現像器の位置から下流側現像器の位置までの周長をL2とすると、L1≦L2であるとともに、L3−L4≦L1+L2であるので、中間転写ベルトの周長の有効利用が可能となり、画像形成速度の高速化、装置小型化が可能となる。
【0245】
また、第参考形態によれば、L3−L4=L1+L2とすることにより、中間転写ベルトの周長の最適な有効利用が可能となり、より一層の画像形成速度の高速化、装置小型化が可能となる。
【0246】
次に、本発明の第参考形態について説明する。この第参考形態は、上記参考形態とは以下に述べる点が異なる。
参考形態では、図40(b)に示すように感光体ドラム16、26への画像形成を下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成から開始する場合に、中間転写ベルト10の周長LをL=L3≧l+L1+L2とする必要がある。ここで、中間転写ベルト10の周長Lを最小限とするために、必要最低限の動作として、画像形成と現像機能切り換えのみを考慮した場合、中間転写ベルト周長LはL=L3=l+L1+L2となる。このとき、L=L3>L4とした場合に中間転写ベルト10上に転写される画像形成範囲および画像形成不可範囲は図41(b)に示すようになる。
【0247】
図41(b)から明らかなように、下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成開始から上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成開始までの間にL1+L2の画像形成不可範囲が存在し、上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成開始から下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成開始までの間にL1−L2の画像形成不可範囲が存在する。ここで、本参考形態では、L4≧L3−(2×L2)とすることで、中間転写ベルト10上の画像形成位置シフト量L3−L4(≦2×L2)を確保することが可能となり、装置小型化およびより高速な画像出力が可能となる。また、ここで、L3−L4=2×L2とした場合には、画像出力高速化の効果が最も大きいことがわかる。
【0248】
この第参考形態によれば、一方の現像器から他方の現像器への現像機能の切り換えに要する時間内に感光体ドラム16、26の外周が移動する周長をL1、感光体ドラム16、26の外周における上流側現像器100、400の位置から下流側現像器200、300の位置までの周長をL2とすると、L1≧L2であるとともに、L3−L4≦2×L2であるので、中間転写ベルトの周長の有効利用が可能となり、画像形成速度の高速化、装置小型化が可能となる。
【0249】
また、第参考形態によれば、L3−L4=2×L2とすることにより、中間転写ベルトの周長の最適な有効利用が可能となり、より一層の画像形成速度の高速化、装置小型化が可能となる。
【0250】
次に、本発明の第参考形態について説明する。この第参考形態は、上記参考形態とは以下に述べる点が異なる。
下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成開始から上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成開始までの中間転写ベルト10の移動する周長をL3、上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成開始から下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成開始までの中間転写ベルト10の移動する周長をL4、中間転写ベルト10の周長をLとすると、L3=L4=Lである場合には、感光体ドラム16、26への画像形成を上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成から開始した時、図1(a)(b)の動作において、中間転写ベルト10上に転写される画像形成範囲および、画像形成不可範囲は図42(a)に示すようになり、図2(a)(b)の動作において、中間転写ベルト10上に転写される画像形成範囲および、画像形成不可範囲は図42(b)に示すようになる。
【0251】
ここで、中間転写ベルト10の1回転内における現像器の現像ローラによる画像形成範囲をlとする。lには、実際の出力画像長さの他に画像濃度制御用テストパターン形成範囲、画像位置制御用テストパターン形成範囲、および、転写紙のレジストレーション誤差を吸収するための余白や、中間転写ベルト10の1回転に複数枚の転写紙に対応する画像を形成する場合の転写紙給紙間隔等を含む場合もある。
【0252】
図42(a)(b)に示すように、下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成開始から上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成開始までの間は、上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成開始から下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成開始までの間に比べ、画像形成不可範囲が大きい。
【0253】
中間転写ベルト10の長寿命化、カブリトナーによる画像劣化防止のために、中間転写ベルト10上の画像形成位置をシフトさせる方式で最も簡易的なものの一つとして、中間転写ベルト10上の画像形成開始位置を画像出力毎に一定量シフトさせることが考えられる。本参考形態においては、中間転写ベルト10の2回転において、中間転写ベルト10上に4色の画像を転写してカラー画像を形成することから、1枚目出力画像を作成する際の中間転写ベルト10の1回転目の画像形成から2回転目の画像形成の開始までの中間転写ベルト15の移動する周長と、1枚目出力画像を作成する際の中間転写ベルト10の2回転目の画像形成から2枚目出力画像を作成する際の中間転写ベルト10の1回転目の画像形成開始までの中間転写ベルト10の移動する周長とが異なるようにすることにより、中間転写ベルト10の画像形成位置はその移動周長の差だけシフトする。
【0254】
ここで、本参考形態では、図42(a)(b)から明らかなように、上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成開始から下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成開始までの中間転写ベルト10の移動する周長L4を、下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成開始から上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成開始までの中間転写ベルト10の移動する周長L3より小さくし、中間転写ベルト10の周長LをL=L4とすることで、中間転写ベルト10の周長をより有効に利用し、かつ中間転写ベルト10上の画像形成位置シフト量L3−L4を確保することが可能となる。また、ここで、本参考形態は、L3=L4とした場合と比較すると、画像出力に必要な中間転写ベルト10の移動する周長がL3−L4だけ短くなり、画像出力の高速化が可能となることがわかる。また、本参考形態は、第参考形態と比較し、中間転写ベルト10の周長LをL3−L4だけ小さくでき、装置小型化が可能となる。
【0255】
この第参考形態によれば、下流側現像器200、300による画像開始から上流側現像器100、400による画像形成開始までに中間転写ベルト10が移動する周長をL3、上流側現像器100、400による画像形成開始から下流側現像器200、300による画像形成開始までに中間転写ベルト10が移動する周長をL4とすると、L3>L4であり、感光体ベルト16、26への画像形成は、画像ステーションI、IIの全てにおいて、上流側現像器100、400を用いる画像形成の後、現像機能を下流側現像器200、300に切り換え、下流側現像器200、300を用いる画像形成を行うとともに、中間転写ベルト10の周長Lは、L=L4であるので、中間転写ベルトの長寿命化、カブリトナーによる画像劣化防止が可能となるとともに、画像形成速度の高速化、装置の小型化が可能となる。
【0256】
次に、本発明の第参考形態について説明する。この第参考形態は、上記参考形態とは以下に述べる点が異なる。
図42(a)に示すように感光体ドラム16、26への画像形成を上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成から開始する場合には、中間転写ベルト10の周長L=L4≧lとする必要がある。ここで、中間転写ベルト10の周長Lを最小限とするために、必要最低限の動作として、画像形成と現像機能切り換えのみを考慮した場合、中間転写ベルト10の周長LはL=L4=lとなる。このとき、L3>L4=Lとした場合に中間転写ベルト10上に転写される画像形成範囲および画像形成不可範囲は図43(a)に示すようになる。
【0257】
図43(a)から明らかなように、下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成開始から上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成開始までの間に、L1+L2の画像形成不可範囲が存在する。ここで、本参考形態では、L3≧L4+(L1+L2)とすることで、必要最小限の中間転写ベルト10の周長で、中間転写ベルト10上の画像形成位置シフト量L3−L4(≧L1+L2)を確保することが可能となり、装置の小型化およびより高速な画像出力が可能となる。また、ここで、L3−L4=L1+L2とした場合に、画像出力高速化の効果が最も大きいことがわかる。
【0258】
この第参考形態によれば、一方の現像器から他方の現像器への現像機能の切り換えに要する時間内に感光体ドラム16、26の外周が移動する周長をL1、感光体ドラム16、26の外周における上流側現像器100、400の位置から下流側現像器200、300の位置までの周長をL2とすると、L1≦L2であるとともに、L3−L4≧L1+L2であるので、中間転写ベルトの周長の有効利用が可能となり、画像形成速度の高速化、装置小型化が可能となる。
【0259】
また、第参考形態によれば、L3−L4=L1+L2とすることにより、中間転写ベルトの周長の最適な有効利用が可能となり、より一層の画像形成速度の高速化、装置小型化が可能となる。
【0260】
次に、本発明の第参考形態について説明する。この第参考形態は、上記参考形態とは以下に述べる点が異なる。
図42(b)に示すように感光体ドラム16、26への画像形成を上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成から開始する場合に、中間転写ベルト10の周長LはL=L4≧l+(L1−L2)とする必要がある。ここで、中間転写ベルト10の周長Lを最小限とするために、必要最低限の動作として、画像形成と現像機能切り換えのみを考慮した場合、中間転写ベルト10の周長LはL=L4=l+(L1−L2)となる。このとき、L3>L4=Lとした場合に中間転写ベルト10上に画像が転写される画像形成範囲および、中間転写ベルト10上に画像が転写されない画像形成不可範囲は図43(b)に示すようになる。
【0261】
図43(b)から明らかなように、下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成開始から上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成開始までの間にL1+L2の画像形成不可範囲が存在し、上流側現像器100、400の上流側現像ローラ101、401による画像形成開始から下流側現像器200、300の下流側現像ローラ201、301による画像形成開始までの間にL1−L2の画像形成不可範囲が存在する。ここで、本参考形態では、L3≧L4+(2×L2)とすることで、中間転写ベルト10上の画像形成位置シフト量L3−L4(≧2×L2)を確保することが可能となり、装置の小型化およびより高速な画像出力が可能となる。また、ここで、L3−L4=2×L2とした場合に、画像出力高速化の効果が最も大きいことがわかる。
【0262】
この第参考形態によれば、一方の現像器から他方の現像器への現像機能の切り換えに要する時間内に感光体ドラム16、26の外周が移動する周長をL1、感光体ドラム16、26の外周における上流側現像器100、400の位置から下流側現像器200、300の位置までの周長をL2とすると、L1≧L2であるとともに、L3−L4≧2×L2であるので、中間転写ベルトの周長の有効利用が可能となり、画像形成速度の高速化、装置小型化が可能となる。
【0263】
また、第参考形態によれば、L1≧L2であるとき、L3−L4=2×L2とすることにより、中間転写ベルトの周長の最適な有効利用が可能となり、より一層の画像形成速度の高速化、装置小型化が可能となる。
【0264】
【発明の効果】
以上のように請求項1に係る発明によれば、画像形成動作に必要最低限の中間転写体の周長で画像形成動作中の画質補償制御が実現可能となり、より一層の画像形成スピードの高速化、装置小型化が可能となる。
【0265】
請求項に係る発明によれば、画像形成動作に必要最低限の中間転写体の周長で画像形成動作中の画質補償制御が実現可能となり、より一層の画像形成スピードの高速化、装置小型化が可能となる。
請求項に係る発明によれば、画質補償制御用テストパッチ像の濃度を検出するセンサの数の削減あるいは画質補償制御精度の向上が可能となり、装置小型化、低コスト化あるいはより確実な画質劣化の防止が可能となる。
【0266】
請求項に係る発明によれば、画質補償制御用テストパッチ像の濃度を検出するセンサの数の削減あるいは画質補償制御精度の向上が可能となり、装置小型化、低コスト化あるいはより確実な画質劣化の防止が可能となる。
請求項に係る発明によれば、画質補償制御用テストパッチ像の濃度を検出するセンサの数の削減あるいは画質補償制御精度の向上が可能となり、装置小型化、低コスト化あるいはより確実な画質劣化の防止が可能となる。
【0267】
請求項に係る発明によれば、画質補償制御用テストパッチ像の濃度を検出するセンサの数の削減あるいは画質補償制御精度の向上が可能となり、装置小型化、低コスト化あるいはより確実な画質劣化の防止が可能となる。
請求項に係る発明によれば、画質補償制御用テストパッチ像の濃度を検出するセンサの数の削減あるいは画質補償制御精度の向上が可能となり、装置小型化、低コスト化あるいはより確実な画質劣化の防止が可能となる。
【0268】
請求項に係る発明によれば、画質補償制御用テストパッチ像の濃度を検出するセンサの数を増加することなく画質補償制御精度の向上が可能となり、装置が大型化、高コスト化することなくより確実な画質劣化の防止が可能となる。
請求項に係る発明によれば、画質補償制御用テストパッチ像の濃度を検出するセンサの数を増加することなく画質補償制御精度の向上が可能となり、装置が大型化、高コスト化することなくより確実な画質劣化の防止が可能となる。
請求項10に係る発明によれば、画質補償制御用テストパッチ像の濃度を検出するセンサの数を増加することなく画質補償制御精度の向上が可能となり、装置が大型化、高コスト化することなくより確実な画質劣化の防止が可能となる。
【0269】
請求項11に係る発明によれば、画像連続出力中の画質劣化を防止するための画像形成動作中の画質補償制御を実現するにあたり、中間転写体の周長を削減することが可能となり、画像形成スピードの高速化、装置小型化が可能となる。
請求項12に係る発明によれば、中間転写体の周長の最適な有効利用が可能となるため、より一層の画像形成速度の高速化、装置小型化が可能となる。
【0270】
請求項13に係る発明によれば、中間転写体の周長の最適な有効利用が可能となるため、より一層の画像形成速度の高速化、装置小型化が可能となる。
請求項14に係る発明によれば、画質補償制御精度の向上が可能となり、より確実な画質劣化防止が可能となる。
請求項15に係る発明によれば、画質補償制御用テストパッチ像の濃度を検出するセンサの数の削減が可能となり、装置小型・低コスト化が可能となる。
【0271】
請求項16に係る発明によれば、画質補償制御用テストパッチ像の濃度を検出するセンサの数の削減が可能となり、装置小型・低コスト化が可能となる。
請求項17に係る発明によれば、中間転写体の小型化が可能となり、装置小型・低コスト化が可能となる。
請求項18に係る発明によれば、中間転写体のより一層の小型化が可能となり、より一層の装置小型・低コスト化が可能となる。
【0272】
請求項19に係る発明によれば、画像形成動作に必要最低限の中間転写体周長で画像形成動作中の画像形成タイミング制御が実現可能となり、より一層の画像形成速度の高速化、装置小型化が可能となる。
【0273】
請求項20に係る発明によれば、画像形成動作に必要最低限の中間転写体の周長で画像形成動作中の画像形成タイミング制御が実現可能となり、より一層のプリントスピードの高速化、装置小型化が可能となる。
請求項21に係る発明によれば、画像形成タイミング制御用テストパターン像の位置を検出するためのセンサの数の削減あるいは画像形成タイミング制御精度の向上が可能となり、装置小型・低コスト化あるいはより確実な画像位置ずれ防止が可能となる。
【0274】
請求項22に係る発明によれば、画像形成タイミング制御用テストパターンの位置を検出するためのセンサの数の削減あるいは画像形成タイミング制御精度の向上が可能となり、装置小型・低コスト化あるいはより確実な画像位置ずれ防止が可能となる。
請求項23に係る発明によれば、画像形成タイミング制御用テストパターンの位置を検出するためのセンサの数の削減あるいは画像形成タイミング制御精度の向上が可能となり、装置小型・低コスト化あるいはより確実な画像位置ずれ防止が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の参考形態の一部をL1≦L2の場合とL1≧L2の場合について示す概略図である。
【図2】 同第1の参考形態を説明するための図である。
【図3】 同第1の参考形態を説明するための図である。
【図4】 本発明の第の実施形態を説明するための図である。
【図5】 同第の実施形態を説明するための図である。
【図6】 同第の実施形態を説明するための図である。
【図7】 本発明の第の実施形態の一部を示す概略図である。
【図8】 同第の実施形態を説明するための図である。
【図9】 本発明の第の実施形態を説明するための図である。
【図10】 本発明の第の実施形態を説明するための図である。
【図11】 本発明の第の実施形態を説明するための図である。
【図12】 本発明の第の実施形態を説明するための図である。
【図13】 本発明の第の実施形態を説明するための図である。
【図14】 本発明の第の実施形態を説明するための図である。
【図15】 本発明の一実施形態を示す概略図である。
【図16】 同実施形態のカラー画像形成工程を示す図である。
【図17】 同実施形態の別のカラー画像形成工程を示す図である。
【図18】 本発明の第1の参考形態を示す断面図である。
【図19】 同第1の参考形態の現像ローラを駆動する回転伝達機構を示す側面図である。
【図20】 本発明の第の実施形態をL1≦L2の場合について説明するための図である。
【図21】 同第の実施形態をL1≧L2の場合について説明するための図である。
【図22】 本発明の第10の実施形態をL1≦L2の場合について説明するための図である。
【図23】 同第10の実施形態をL1≧L2の場合について説明するための図である。
【図24】 本発明の第11の実施形態をL1≦L2の場合について説明するための図である。
【図25】 同第11の実施形態をL1≧L2の場合について説明するための図である。
【図26】 上記実施形態においてL1<L2、L1+L2>P2の場合を説明するための図である。
【図27】 上記実施形態においてL1>L2、L1+L2>P2+L1−L2の場合を説明するための図である。
【図28】 本発明の第12の実施形態を説明するための図である。
【図29】 本発明の第13の実施形態を説明するための図である。
【図30】 本発明の第14の実施形態を説明するための図である。
【図31】 本発明の第15の実施形態を説明するための図である。
【図32】 本発明の第16の実施形態を説明するための図である。
【図33】 本発明の第17の実施形態を説明するための図である。
【図34】 同第17の実施形態の一部を示す概略図である。
【図35】 同第17の実施形態を説明するための図である。
【図36】 同第17の実施形態を説明するための図である。
【図37】 本発明の第18の実施形態を説明するための図である。
【図38】 本発明の第19の実施形態を説明するための図である。
【図39】 本発明の第20の実施形態を説明するための図である。
【図40】 本発明の第参考形態を説明するための図である。
【図41】 本発明の第参考形態を説明するための図である。
【図42】 本発明の第参考形態を説明するための図である。
【図43】 本発明の第参考形態を説明するための図である。
【符号の説明】
I、II 画像ステーション
10 中間転写ベルト
16、26 感光体ドラム
73、74 センサ
100、200、300、400 現像器
101、201、301、401 現像ローラ

Claims (23)

  1. 回転する同一の画像担持体上に形成した潜像を互いに異なる色に可視像化する2つの現像手段を有する画像ステーションを複数備え、この複数の画像ステーションでの色の切り換えに際して、前記画像担持体の回転中に前記2つの現像手段の一方から他方へ現像機能の切り換えを行い、前記複数の画像ステーションにて前記2つの現像手段により順次に2つの色に可視像化して得られる前記画像担持体上の可視像を中間転写体に転写し、この中間転写体上の画像を転写材に転写する画像形成方法であって
    前記画像ステーションにて前記画像担持体上にテストパッチ像を形成し、このテストパッチ像の濃度を検出して画質補償制御を行うとともに、前記テストパッチ像の形成は、前記2つの現像手段のうち前記画像担持体の回転方向に対して上流側の現像手段を用いる画像形成の後、又は下流側の現像手段を用いる画像形成の前に行う画像形成方法において、
    前記中間転写体の周長をL、前記中間転写体の1回転内における前記現像手段を用いた画像形成範囲をlとし、前記2つの現像手段の一方から他方への現像機能の切り換えに要する時間内に前記画像担持体の外周が移動する周長をL1、前記画像担持体の外周の前記上流側現像手段による現像位置から前記下流側現像手段による現像位置までの周長をL2とすると、L=l+L1+L2、L1≦L2であるとともに、前記テストパッチ像の前記画像担持体回転方向形成範囲pがp≦L1+L2であることを特徴とする画像形成方法。
  2. 回転する同一の画像担持体上に形成した潜像を互いに異なる色に可視像化する2つの現像手段を有する画像ステーションを複数備え、この複数の画像ステーションでの色の切り換えに際して、前記画像担持体の回転中に前記2つの現像手段の一方から他方へ現像機能の切り換えを行い、前記複数の画像ステーションにて前記2つの現像手段により順次に2つの色に可視像化して得られる前記画像担持体上の可視像を中間転写体に転写し、この中間転写体上の画像を転写材に転写する画像形成方法であって、
    前記画像ステーションにて前記画像担持体上にテストパッチ像を形成し、このテストパッチ像の濃度を検出して画質補償制御を行うとともに、前記テストパッチ像の形成は、前記2つの現像手段のうち前記画像担持体の回転方向に対して上流側の現像手段を用いる画像形成の後、又は下流側の現像手段を用いる画像形成の前に行う画像形成方法において、
    前記中間転写体の周長をL、前記中間転写体の1回転内における前記現像手段を用いた画像形成範囲をlとし、前記2つの現像手段の一方から他方への現像機能の切り換えに要する時間内に前記画像担持体の外周が移動する周長をL1、前記画像担持体の外周の前記上流側現像手段による現像位置から前記下流側現像手段による現像位置までの周長をL2とすると、L=l+L1+L2、L1≧L2であるとともに、前記テストパッチ像の前記画像担持体回転方向形成範囲pがp≦2×L2であることを特徴とする画像形成方法。
  3. 請求項1記載の画像形成方法において、各現像色テストパッチ像の前記画像担持体回転方向形成範囲pがp≦(L1+L2)/2であるとともに、各現像色テストパッチ像の形成では、前記上流側現像手段を用いる画像形成の後に該上流側現像手段で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成し、該上流側現像手段から前記下流側現像手段へ現像機能を切換え、該下流側現像手段で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成した後、該下流側現像手段を用いる画像形成を行うことを特徴とする画像形成方法。
  4. 請求項2記載の画像形成方法において、各現像色テストパッチ像の前記画像担持体回転方向形成範囲pがp≦L2であるとともに、各現像色テストパッチ像の形成では、前記上流側現像手段を用いる画像形成の後に該上流側現像手段で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成し、該上流側現像手段から前記下流側現像手段へ現像機能を切換え、該下流側現像手段で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成した後、該下流側現像手段を用いる画像形成を行うことを特徴とする画像形成方法。
  5. 請求項1記載の画像形成方法において、各現像色テストパッチ像の前記画像担持体回転方向形成範囲pがp≦(L1+L2)/2であるとともに、各現像色テストパッチ像の形成では、前記複数の画像ステーションが2つの画像ステーションであってその一方の画像ステーションにおいて、前記上流側現像手段を用いる画像形成の後に該上流側現像手段で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成し、該上流側現像手段から前記下流側現像手段へ現像機能を切換え、該下流側現像手段を用いる画像形成を行い、前記2つの画像ステーションのうちの他方の画像ステーションにおいて、前記上流側現像手段を用いる画像形成の後に該上流側現像手段から前記下流側現像手段へ現像機能を切換え、該下流側現像手段で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成した後、該下流側現像手段を用いる画像形成を行うとともに、前記中間転写体上において各現像色のテストパッチ像を重ならない位置に形成することを特徴とする画像形成方法。
  6. 請求項2記載の画像形成方法において、L1−L2≧(L1+L2)/2であるとともに、各現像色テストパッチ像の前記画像担持体回転方向形成範囲pがp≦2×L2であり、各現像色テストパッチ像の形成では、前記複数の画像ステーションが2つの画像ステーションであってその一方の画像ステーションにおいて、前記上流側現像手段を用いる画像形成の後に該上流側現像手段で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成し、該上流側現像手段から前記下流側現像手段へ現像機能を切換え、該下流側現像手段を用いる画像形成を行い、前記2つの画像ステーションのうちの他方の画像ステーションにおいて、前記上流側現像手段を用いる画像形成の後に該上流側現像手段から前記下流側現像手段へ現像機能を切換え、該下流側現像手段で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成した後、該下流側現像手段を用いる画像形成を行うとともに、前記中間転写体上において各現像色のテストパッチ像を重ならない位置に形成することを特徴とする画像形成方法。
  7. 請求項2記載の画像形成方法において、L1−L2≦(L1+L2)/2であるとともに、各現像色テストパッチ像の前記画像担持体回転方向形成範囲pがp≦(L1+L2)/2であり、各現像色テストパッチ像の形成では、前記複数の画像ステーションが2つの画像ステーションであってその一方の画像ステーションにおいて、前記上流側現像手段を用いる画像形成の後に該上流側現像手段で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成し、該上流側現像手段から前記下流側現像手段へ現像機能を切換え、該下流側現像手段を用いる画像形成を行い、前記2つの画像ステーションのうちの他方の画像ステーションにおいて、前記上流側現像手段を用いる画像形成の後に該上流側現像手段から前記下流側現像手段へ現像機能を切換え、該下流側現像手段で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成した後、該下流側現像手段を用いる画像形成を行うとともに、前記中間転写体上において各現像色のテストパッチ像を重ならない位置に形成することを特徴とする画像形成方法。
  8. 請求項1記載の画像形成方法において、各現像色テストパッチ像の前記画像担持体回転方向形成範囲pがp≦(L1+L2)/4xであるとともに、各現像色テストパッチ像の形成では、前記上流側現像手段を用いる画像形成の後に該上流側現像手段で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成し、該上流側現像手段から前記下流側現像手段へ現像機能を切換え、該下流側現像手段で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成した後、該下流側現像手段を用いる画像形成を行う動作を2つの画像ステーションからなる前記複数の画像ステーションにて行うとともに、前記中間転写体上において各現像色のテストパッチ像を重ならない位置に形成することを特徴とする画像形成方法。
  9. 請求項2記載の画像形成方法において、L1−L2≧(L1+L2)/4であるとともに、各現像色テストパッチ像の前記画像担持体回転方向形成範囲pがp≦2×L2/3であり、各現像色テストパッチ像の形成では、前記上流側現像手段を用いる画像形成の後に該上流側現像手段で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成し、該上流側現像手段から前記下流側現像手段へ現像機能を切換え、該下流側現像手段で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成した後、該下流側現像手段を用いる画像形成を行う動作を2つの画像ステーションからなる前記複数の画像ステーションにて行うとともに、前記中間転写体上において各現像色のテストパッチ像を重ならない位置に形成することを特徴とする画像形成方法。
  10. 請求項2記載の画像形成方法において、L1−L2≦(L1+L2)/4であるとともに、各現像色テストパッチ像の前記画像担持体回転方向形成範囲pがp≦(L1+L2)/4であり、各現像色テストパッチ像の形成では、前記上流側現像手段を用いる画像形成の後に該上流側現像手段で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成し、該上流側現像手段から前記下流側現像手段へ現像機能を切換え、該下流側現像手段で可視像化する現像色のテストパッチ像を形成した後、該下流側現像手段を用いる画像形成を行う動作を2つの画像ステーションからなる前記複数の画像ステーションにて行うとともに、前記中間転写体上において各現像色のテストパッチ像を重ならない位置に形成することを特徴とする画像形成方法。
  11. 回転する同一の画像担持体上に形成した潜像を互いに異なる色で可視像化する第1の現像手段及び第2の現像手段をそれぞれ前記画像担持体の外周に対向して隣合う関係で配置した構成の画像ステーションを複数有し、これらの画像ステーションでの色の切り換えに際し、前記画像担持体の回転中に前記第1の現像手段及び前記第2の現像手段の何れか一方の現像手段から他方の現像手段に現像機能の切り換えを行い、前記画像担持体上の各潜像を前記第1の現像手段及び前記第2の現像手段により順次に2つの色で可視像化して可視像を得、これらの可視像を中間転写体に転写し、該中間転写体上の転写画像を転写手段により転写材に転写する画像形成方法において、前記画像担持体上に決められたテストパッチ像を形成し、このテストパッチ像の濃度を検出して画質補償制御を行うと共に、前記2つの現像手段のうち前記画像担持体の回転方向に対して上流側の現像手段を用いる画像形成の後、又は前記2つの現像手段のうち前記画像担持体の回転方向に対して下流側の現像手段を用いる画像形成の前に形成する前記テストパッチ像の前記画像担持体回転方向形成範囲P1と、前記下流側の現像手段を用いる画像形成の後、又は前記上流側の現像手段を用いる画像形成の前に形成する前記テストパッチ像の前記画像担持体回転方向形成範囲P2とをP1>P2とすることを特徴とする画像形成方法。
  12. 請求項11記載の画像形成方法において、前記一方の現像手段から前記他方の現像手段への現像機能の切り換えに要する時間内に前記画像担持体の外周が移動する周長をL1、前記画像担持体外周における前記上流側の現像手段の位置から前記下流側の現像手段の位置までの周長をL2とすると、L1≦L2であるとともに、P1−P2=L1+L2であることを特徴とする画像形成方法。
  13. 請求項11記載の画像形成方法において、前記一方の現像手段から前記他方の現像手段への現像機能の切り換えに要する時間内に前記画像担持体の外周が移動する周長をL1、前記画像担持体の外周における前記上流側の現像手段の位置から前記下流側の現像手段の位置までの周長をL2とすると、L1≧L2であるとともに、P1−P2=2×L2であることを特徴とする画像形成方法。
  14. 請求項11記載の画像形成方法において、前記テストパッチ像の前記画像担持体回転方向形成範囲P1に複数のテストパッチ像を形成することを特徴とする画像形成方法。
  15. 請求項12記載の画像形成方法において、前記テストパッチ像の前記画像担持体回転方向形成範囲P1はP1≦L1+L2であるとともに、前記テストパッチ像の前記画像担持体回転方向形成範囲P1に形成するテストパッチ像は前記テストパッチ像の前記画像担持体回転方向形成範囲P2に形成するテストパッチ像と前記中間転写体上において重ならない位置に形成することを特徴とする画像形成方法。
  16. 請求項13記載の画像形成方法において、前記テストパッチ像の前記画像担持体回転方向形成範囲P1はP1≦2×L2であるとともに、前記テストパッチ像の前記画像担持体回転方向形成範囲P1に形成するテストパッチ像は前記テストパッチ像の前記画像担持体回転方向形成範囲P2に形成するテストパッチ像と前記中間転写体上において重ならない位置に形成することを特徴とする画像形成方法。
  17. 請求項14〜16のいずれか1項に記載の画像形成方法において、前記テストパッチ像の前記画像担持体回転方向形成範囲P1に形成する複数のテストパッチ像は、前記上流側の現像手段を用いる画像形成の後に形成する上流側の現像色テストパッチ像と、前記上流側の現像手段から前記下流側の現像手段へ現像機能を切り換え、前記下流側の現像手段を用いる画像形成の前に形成する下流側の現像色テストパッチ像であることを特徴とする画像形成方法。
  18. 請求項17記載の画像形成方法において、前記上流側の現像手段を用いる画像形成の後、前記上流側の現像色テストパッチ像を形成し、前記上流側の現像手段から前記下流側の現像手段へ現像機能を切り換え、前記下流側の現像色のテストパッチ像を形成した後、前記下流側の現像手段を用いる画像形成を行う動作を2つの画像ステーションにて行うことを特徴とする画像形成方法。
  19. 回転する同一の画像担持体上に形成した潜像を互いに異なる色で可視像化する第1の現像手段及び第2の現像手段をそれぞれ前記画像担持体の外周に対向して隣合う関係で配置した構成の画像ステーションを複数有し、これらの画像ステーションでの色の切り換えに際し、前記画像担持体の回転中に前記第1の現像手段及び前記第2の現像手段の何れか一方の現像手段から他方の現像手段に現像機能の切り換えを行い、前記画像担持体上の各潜像を前記第1の現像手段及び前記第2の現像手段により順次に2つの色で可視像化して画像を得、これらの画像を中間転写体に転写し、この中間転写体上の転写画像を転写手段により転写材に転写する画像形成方法であって、
    前記画像担持体上に決められたテストパターン像を形成し、前記中間転写体上のテストパターン像の位置を検出して前記複数の画像ステーションの副走査方向画像形成位置を一致させるタイミング制御を行うとともに、前記テストパターン像の形成は、前記第1の現像手段及び前記第2の現像手段のうち前記画像担持体の回転方向に対して上流側の現像手段による画像形成の後、又は前記第1の現像手段及び前記第2の現像手段のうち前記画像担持体の回転方向に対して下流側の現像手段による画像形成の前に行う画像形成方法において、
    前記中間転写体の周長をL、前記中間転写体の1回転内における前記現像手段の画像形成範囲をl、前記一方の現像手段から前記他方の現像手段への現像機能の切り換えに要する時間内に前記画像担持体の外周が移動する周長をL1、前記画像担持体の外周における前記上流側の現像手段の位置から前記下流側の現像手段の位置までの周長をL2とすると、L=l+L1+L2、L1≦L2であるとともに、前記テストパターン像の前記画像担持体回転方向形成範囲QはQ≦L1+L2であることを特徴とする画像形成方法。
  20. 回転する同一の画像担持体上に形成した潜像を互いに異なる色で可視像化する第1の現像手段及び第2の現像手段をそれぞれ前記画像担持体の外周に対向して隣合う関係で配置した構成の画像ステーションを複数有し、これらの画像ステーションでの色の切り換えに際し、前記画像担持体の回転中に前記第1の現像手段及び前記第2の現像手段の何れか一方の現像手段から他方の現像手段に現像機能の切り換えを行い、前記画像担持体上の各潜像を前記第1の現像手段及び前記第2の現像手段により順次に2つの色で可視像化して画像を得、これらの画像を中間転写体に転写し、この中間転写体上の転写画像を転写手段により転写材に転写する画像形成方法であって、
    前記画像担持体上に決められたテストパターン像を形成し、前記中間転写体上のテストパターン像の位置を検出して前記複数の画像ステーションの副走査方向画像形成位置を一致させるタイミング制御を行うとともに、前記テストパターン像の形成は、前記第1の現像手段及び前記第2の現像手段のうち前記画像担持体の回転方向に対して上流側の現像手段による画像形成の後、又は前記第1の現像手段及び前記第2の現像手段のうち前記画像担持体の回転方向に対して下流側の現像手段による画像形成の前に行う画像形成方法において、
    前記中間転写体の周長をL、前記中間転写体の1回転内における前記現像手段の画像形成範囲をl、前記一方の現像手段から前記他方の現像手段への現像機能の切り換えに要する時間内に前記画像担持体の外周が移動する周長をL1、前記画像担持体の外周における前記上流側の現像手段の位置から前記下流側の現像手段の位置までの周長をL2とすると、L=l+L1+L2、L1≧L2であるとともに、前記テストパターン像の前記画像担持体回転方向形成範囲Qは、Q≦2×L2であることを特徴とする画像形成方法。
  21. 請求項19記載の画像形成方法において、前記各画像ステーションにおける前記テストパターン像の前記画像担持体回転方向形成範囲Qは、Q≦(L1+L2)/2であるとともに、前記複数のテストパターン像は前記中間転写体上において重ならない位置に形成することを特徴とする画像形成方法。
  22. 請求項20記載の画像形成方法において、L1−L2≧(L1+L2)/2であるとともに、前記各画像ステーションにおける前記テストパターン像の前記画像担持体回転方向形成範囲Qは、Q≦2×L2であり、前記各テストパターン像は前記中間転写体上において重ならない位置に形成することを特徴とする画像形成方法。
  23. 請求項20記載の画像形成方法において、L1−L2≦(L1+L2)/2であるとともに、前記各画像ステーションにおける前記テストパターン像の前記画像担持体回転方向形成範囲Qは、Q≦2(L1+L2)/2であり、前記各テストパターン像は前記中間転写体上において重ならない位置に形成することを特徴とする画像形成方法。
JP2001174662A 2000-07-28 2001-06-08 画像形成方法 Expired - Fee Related JP4365544B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001174662A JP4365544B2 (ja) 2000-07-28 2001-06-08 画像形成方法
US09/915,501 US6574442B2 (en) 2000-07-28 2001-07-27 Image forming method
EP01117731A EP1176475A3 (en) 2000-07-28 2001-07-27 Image forming method

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000229421 2000-07-28
JP2000-229421 2000-07-28
JP2000-348485 2000-11-15
JP2000348485 2000-11-15
JP2001174662A JP4365544B2 (ja) 2000-07-28 2001-06-08 画像形成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002214866A JP2002214866A (ja) 2002-07-31
JP4365544B2 true JP4365544B2 (ja) 2009-11-18

Family

ID=27344202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001174662A Expired - Fee Related JP4365544B2 (ja) 2000-07-28 2001-06-08 画像形成方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6574442B2 (ja)
EP (1) EP1176475A3 (ja)
JP (1) JP4365544B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030188048A1 (en) * 2002-03-26 2003-10-02 Chun-Jen Chen Image compensation method of image scanner
US6842598B2 (en) * 2002-07-03 2005-01-11 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus having a plurality of developing means around an image carrier
US7035573B2 (en) * 2002-09-24 2006-04-25 Canon Kabushiki Kaisha Developing apparatus having developer carrying screw with a plurality of inclination angles
US7085524B2 (en) 2002-11-29 2006-08-01 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2004205872A (ja) * 2002-12-26 2004-07-22 Canon Inc 画像形成装置
JP2004287079A (ja) * 2003-03-20 2004-10-14 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US20050069644A1 (en) * 2003-09-29 2005-03-31 National Taiwan University Micro-stamping method for photoelectric process
JP4689298B2 (ja) * 2005-02-24 2011-05-25 株式会社リコー 画像形成装置
JP4498216B2 (ja) * 2005-05-31 2010-07-07 キヤノン株式会社 カラー画像形成装置およびその制御方法
JP2009128875A (ja) * 2007-11-28 2009-06-11 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
US20170248875A1 (en) * 2014-10-30 2017-08-31 Hewlett-Packard Indigo B.V. Printers

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0561339A (ja) * 1991-08-30 1993-03-12 Hitachi Ltd 多色電子写真装置
US5381167A (en) * 1991-10-24 1995-01-10 Konica Corporation Color image forming apparatus
JP3132534B2 (ja) * 1993-04-06 2001-02-05 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置の画像濃度制御方法
JPH1031342A (ja) * 1996-05-15 1998-02-03 Sharp Corp 画像形成装置
JP3357549B2 (ja) * 1996-10-01 2002-12-16 シャープ株式会社 画像形成装置
JP3628494B2 (ja) * 1996-10-16 2005-03-09 株式会社リコー 画像形成方法及びその装置
DE69719901T2 (de) * 1996-10-16 2003-09-11 Ricoh Co., Ltd. Bilderzeugungsvorrichtung unter Verwendung eines Zwischenüberträgerbandes und Verfahren dazu
JP3426895B2 (ja) * 1997-01-30 2003-07-14 シャープ株式会社 画像形成装置の画質補償装置
JPH11109708A (ja) * 1997-10-02 1999-04-23 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JPH11125968A (ja) * 1997-10-24 1999-05-11 Ricoh Co Ltd 画像形成方法及びその装置
JPH11295952A (ja) 1997-12-04 1999-10-29 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、像担持体及び画像形成装置の組み立て方法
JP3695115B2 (ja) * 1998-01-27 2005-09-14 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP4023573B2 (ja) * 1998-11-17 2007-12-19 株式会社リコー 画像形成装置
JP4068274B2 (ja) 1998-12-04 2008-03-26 株式会社リコー 画像形成装置
US6243542B1 (en) * 1998-12-14 2001-06-05 Canon Kabushiki Kaisha System for controlling the density of toner images in an image forming apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
EP1176475A3 (en) 2004-01-07
JP2002214866A (ja) 2002-07-31
EP1176475A2 (en) 2002-01-30
US6574442B2 (en) 2003-06-03
US20020020313A1 (en) 2002-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3455067B2 (ja) カラー画像形成装置
EP0837373B1 (en) An image forming apparatus using an intermediate transfer belt and a method for the same
JP4365544B2 (ja) 画像形成方法
JPH10198109A (ja) 画像形成装置
JP3628494B2 (ja) 画像形成方法及びその装置
JP3600473B2 (ja) 画像形成装置
JP2000066475A (ja) 画像形成装置
US5532812A (en) Apparatus for forming a copy of an original image on a sheet of paper
JP3423505B2 (ja) 多色画像形成装置
JPH1055094A (ja) 画像形成装置
JP3472399B2 (ja) カラー画像形成装置
JP2001209234A (ja) カラー画像形成装置
US5870649A (en) Image forming apparatus having an intermediate transfer belt with variable moving speed immediately following toner development
JP2008158050A (ja) 画像形成装置
JPH08305184A (ja) 画像形成装置
JP3583651B2 (ja) 画像形成装置
US6038411A (en) Image forming apparatus having an intermediate transfer belt with variable moving speed
JP2007183441A (ja) 画像形成装置、記録媒体およびプログラム
JP3762165B2 (ja) 多色画像形成装置
JP2005024834A (ja) 画像形成装置及び転写ベルト
JP2007199142A (ja) 光走査装置及びそれを備えた画像形成装置
JP3825924B2 (ja) カラー画像形成方法及び装置
JP4489517B2 (ja) 画像形成装置
JP2000221747A (ja) 画像形成装置
JPH09197762A (ja) カラー画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060511

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090403

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090407

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090515

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090818

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090821

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120828

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120828

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130828

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees