JPH11291579A - 印刷制御装置およびデータ処理装置および印刷制御装置の印刷処理方法およびデータ処理装置のデータ処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

印刷制御装置およびデータ処理装置および印刷制御装置の印刷処理方法およびデータ処理装置のデータ処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体

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JPH11291579A
JPH11291579A JP10103089A JP10308998A JPH11291579A JP H11291579 A JPH11291579 A JP H11291579A JP 10103089 A JP10103089 A JP 10103089A JP 10308998 A JP10308998 A JP 10308998A JP H11291579 A JPH11291579 A JP H11291579A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷情報で指定される論理用紙サイズと同じ
属性となる記録媒体を縦送りあるいは横送りのいずれか
ら通紙しても、ワークメモリを確保して何ら画像処理を
施すこともなくなり、短時間に意図する印刷結果を得る
ことである。 【解決手段】 CPU208が入力された印刷情報中の
属性と一致する属性を備える記録媒体の送り方向を印刷
情報を描画する座標系として決定して、印刷情報をフレ
ームバッファ201上に描画処理する構成を特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の通信媒体を
介してデータ処理装置と印刷制御装置が通信可能な印刷
制御装置およびデータ処理装置および印刷制御装置の印
刷処理方法およびデータ処理装置のデータ処理方法およ
びコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した
記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の印刷装置においては、用
紙サイズ毎に搬送方向が決められてお、同一用紙サイズ
の縦送りと横送りを混在して使用することはできなかっ
た。
【0003】これはある用紙サイズに対して、例え印刷
機構本体が縦送り/横送りの両方をサポートしていて
も、印刷データを処理する時点では縦/横どちらに合わ
せてラスタライズすべきなのかが決定されないためであ
り、通常はどちらか一方がマスクされていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の印刷装置は上記
のように構成されているので、例えばA4サイズの用紙
に印刷する場合、横送りの方が用紙搬送時間が短いため
通常の給紙口は横送りで給紙したいが、ある給紙口だけ
は縦送りで給紙したいというケースがある。
【0005】これは、プレプリント紙を使用する場合に
よくあるケースであり、横送りでは用紙をセットする方
向が直観的に判り難い等の理由による。
【0006】しかしながら、印刷機構の本体はA4の縦
送りとA4の横送りの両方に対応していても、印刷デー
タを解析しラスタライズするには、まず始めにA4縦か
A4横かを決定する必要があるため、実質的に両方をサ
ポートすることはできず、片方をマスクしていた。
【0007】なお、A4縦かA4横かをユーザに決定さ
せ、印刷データ自体に用紙搬送方向の情報を保持させる
手法もあるが、この場合、印刷データのデバイス非依存
性が崩れたり、操作上のユーザの負荷が増大する等の問
題があった。
【0008】また、暫定的にA4縦かA4横かを決定
し、ラスタライズした後のデータを物理的な用紙搬送方
向に合わせて回転するという手法もあるが、この手法で
は、処理速度が劣化したり、必要メモリが増大してしま
う等の問題があった。
【0009】このようにこれまでの手法では、上記の例
のようにA4縦とA4横が混在するような用紙環境に柔
軟には対応できない。
【0010】また、同一の用紙サイズと用紙搬送方向で
あっても、それが異なる種類の用紙である場合、どれが
選択されるか特定できなかった。
【0011】例えばサイズは共通ではあるが材質などが
異なる複数種類の用紙を使用するには、必要とする用紙
がどの給紙口に装着されているかを確認し、その給紙口
を指定して印刷を実行しなければならなかったが、これ
はネットワーク環境下で複数のユーザが使用する場合に
は給紙口を確認してから印刷を実行するまでの間に他の
ユーザによって用紙を変更される可能性ががあり、非常
に使い難いという問題点があった。
【0012】本発明は上記の問題点を解消するためにな
されたもので、本発明の目的は、入力された印刷情報中
の属性と一致する属性を備える記録媒体の送り方向を印
刷情報を描画する座標系として決定することにより、印
刷情報で指定される論理用紙サイズと同じ属性となる記
録媒体を縦送りあるいは横送りのいずれから通紙して
も、ワークメモリを確保して何ら画像処理を施すことも
なくなり、短時間に意図する印刷結果を得ることができ
るとともに、属性としてユーザが指定した意図する用紙
名称を使用でき、データ処理装置側において、ユーザが
意図する用紙名称を指定して、たとえ同サイズの記録媒
体が縦送りおよび横送りのいずれでも通紙可能な場合で
も、ユーザが指定した用紙名称に合致する送り方向から
記録媒体を確実に通紙できる印刷制御装置およびデータ
処理装置および印刷制御装置の印刷処理方法およびデー
タ処理装置のデータ処理方法およびコンピュータが読み
出し可能なプログラムを格納した記憶媒体を提供するこ
とである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、所定の記録媒体を縦送りあるいは横送りのいずれか
らも通紙可能な複数の給紙口を有する印刷機構の印刷処
理を制御する印刷制御装置であって、入力される印刷情
報中で指定される記録媒体の属性に基づき印刷すべき記
録媒体の搬送方向を前記縦送りあるいは横送りのいずれ
かに決定する第1の決定手段と、前記第1の決定手段に
より決定されたいずれかの用紙搬送方向と通紙可能な記
録媒体の送り方向とに基づいて前記印刷情報を印刷すべ
き座標系を決定する第2の決定手段と、前記第2の決定
手段により決定された前記印刷すべき座標系に基づいて
通紙される記録媒体に対する前記印刷情報を描画する描
画手段とを有するものである。
【0014】本発明に係る第2の発明は、前記第1の決
定手段は、入力される印刷情報中で指定される記録媒体
の属性に一致する記録媒体が通紙可能な方向に基づいて
前記縦送りあるいは横送りのいずれかに決定するもので
ある。
【0015】本発明に係る第3の発明は、前記第1の決
定手段は、入力される印刷情報中で指定される記録媒体
の属性に一致する記録媒体が通紙可能な給紙口を検索し
て、前記縦送りあるいは横送りのいずれかに決定するも
のである。
【0016】本発明に係る第4の発明は、前記属性は、
記録媒体のサイズとするものである。
【0017】本発明に係る第5の発明は、前記第1の決
定手段は、入力される印刷情報中で指定される記録媒体
に対する複数の属性に一致する記録媒体が通紙可能な方
向に基づいて前記縦送りあるいは横送りのいずれかに決
定するものである。
【0018】本発明に係る第6の発明は、前記属性は、
記録媒体のサイズと各給紙口に設定される用紙名称とす
るものである。
【0019】本発明に係る第7の発明は、各給紙口に設
定される用紙名称を設定する設定手段と、前記設定手段
により設定された各給紙口の用紙名称を記憶する記憶手
段を有し、前記第1の決定手段は、入力される印刷情報
中で指定される記録媒体に対するサイズと給紙口の用紙
名称とに一致する記録媒体が通紙可能な方向に基づいて
前記縦送りあるいは横送りのいずれかに決定するもので
ある。
【0020】本発明に係る第8の発明は、前記記憶手段
は、不揮発性記憶媒体で構成したものである。
【0021】本発明に係る第9の発明は、前記印刷機構
は、読み出し可能な固有の用紙名称が記憶された記憶部
を備える給紙手段を前記各給紙口に着脱自在に構成した
ものである。
【0022】本発明に係る第10の発明は、前記データ
処理装置で編集された各給紙口に対する用紙名称データ
を取得して前記記憶手段に登録する登録手段を有するも
のである。
【0023】本発明に係る第11の発明は、前記用紙名
称は、同一の給紙口に対して異なる用紙名称を複数設定
可能とするものである。
【0024】本発明に係る第12の発明は、前記データ
処理装置からの属性情報の取得要求に基づいて前記記憶
手段に登録された用紙名称の一覧を転送する転送手段を
有するものである。
【0025】本発明に係る第13の発明は、入力される
印刷情報中で指定される記録媒体に対するサイズに一致
する給紙口の用紙名称を表示する表示手段を有するもの
である。
【0026】本発明に係る第14の発明は、所定の通信
媒体を介して印刷制御装置と通信可能なデータ処理装置
であって、前記印刷制御装置に登録された用紙名称の一
覧を取得する取得手段と、前記取得手段により取得され
た用紙名称の一覧を表示する表示手段と、前記表示手段
により表示された用紙名称の一覧から所望の用紙名称を
選択する選択手段と、前記選択手段により選択されたい
ずれかの用紙名称を転送する印刷情報に指定する指定手
段とを有するものである。
【0027】本発明に係る第15の発明は、前記表示手
段に表示される用紙名称の一覧に所望の用紙名称を入力
する入力手段と、前記入力手段により入力された用紙名
称に基づいて前記印刷制御装置から取得した用紙名称の
一覧を編集する編集手段と、前記編集手段により編集さ
れた前記用紙名称の一覧を前記印刷制御装置に転送する
転送手段とを有するものである。
【0028】本発明に係る第16の発明は、入力される
識別情報があらかじめ登録されたパスワードと一致する
かどうかを判定する判定手段と、前記判定手段によりパ
スワードと一致する場合は、前記入力手段による入力を
有効とし、パスワードと一致しない場合は、前記入力手
段による入力を無効とする用紙名称管理手段とを有する
ものである。
【0029】本発明に係る第17の発明は、所定の記録
媒体を縦送りあるいは横送りのいずれからも通紙可能な
複数の給紙口を有する印刷機構の印刷処理を制御する印
刷制御装置のデータ処理方法であって、入力される印刷
情報中で指定される記録媒体の属性に基づき印刷すべき
記録媒体の搬送方向を前記縦送りあるいは横送りのいず
れかに決定する第1の決定工程と、前記第1の決定工程
により決定されたいずれかの用紙搬送方向と通紙可能な
記録媒体の送り方向とに基づいて前記印刷情報を印刷す
べき座標系を決定する第2の決定工程と、前記第2の決
定工程により決定された前記印刷すべき座標系に基づい
て通紙される記録媒体に対する前記印刷情報を描画する
描画工程とを有するものである。
【0030】本発明に係る第18の発明は、前記第1の
決定工程は、入力される印刷情報中で指定される記録媒
体の属性に一致する記録媒体が通紙可能な方向に基づい
て前記縦送りあるいは横送りのいずれかに決定するもの
である。
【0031】本発明に係る第19の発明は、前記第1の
決定工程は、入力される印刷情報中で指定される記録媒
体の属性に一致する記録媒体が通紙可能な給紙口を検索
して、前記縦送りあるいは横送りのいずれかに決定する
ものである。
【0032】本発明に係る第20の発明は、前記属性
は、記録媒体のサイズとするものである。
【0033】本発明に係る第21の発明は、前記第1の
決定工程は、入力される印刷情報中で指定される記録媒
体に対する複数の属性に一致する記録媒体が通紙可能な
方向に基づいて前記縦送りあるいは横送りのいずれかに
決定するものである。
【0034】本発明に係る第22の発明は、前記属性
は、記録媒体のサイズと各給紙口に設定される用紙名称
とするものである。
【0035】本発明に係る第23の発明は、各給紙口に
設定される用紙名称を設定する設定工程と、前記設定工
程により設定された各給紙口の用紙名称をメモリに登録
する登録工程を有し、前記第1の決定工程は、入力され
る印刷情報中で指定される記録媒体に対するサイズと給
紙口の用紙名称とに一致する記録媒体が通紙可能な方向
に基づいて前記縦送りあるいは横送りのいずれかに決定
するものである。
【0036】本発明に係る第24の発明は、前記メモリ
は、不揮発性記憶媒体で構成したものである。
【0037】本発明に係る第25の発明は、前記印刷機
構は、読み出し可能な固有の用紙名称が記憶された記憶
部を備える給紙手段を前記各給紙口に着脱自在に構成し
たものである。
【0038】本発明に係る第26の発明は、前記データ
処理装置で編集された各給紙口に対する用紙名称データ
を取得して前記メモリに登録する登録工程を有するもの
である。
【0039】本発明に係る第27の発明は、前記用紙名
称は、同一の給紙口に対して異なる用紙名称を複数設定
可能とするものである。
【0040】本発明に係る第28の発明は、前記データ
処理装置からの属性情報の取得要求に基づいて前記メモ
リに登録された用紙名称の一覧を転送する転送工程を有
するものである。
【0041】本発明に係る第29の発明は、入力される
印刷情報中で指定される記録媒体に対するサイズに一致
する給紙口の用紙名称を表示部に表示する表示工程を有
するものである。
【0042】本発明に係る第30の発明は、所定の通信
媒体を介して印刷制御装置と通信可能なデータ処理装置
のデータ処理方法であって、前記印刷制御装置に登録さ
れた用紙名称の一覧を取得する取得工程と、前記取得工
程により取得された用紙名称の一覧を表示部に表示する
表示工程と、前記表示工程により表示された用紙名称の
一覧から所望の用紙名称を選択する選択工程と、前記選
択工程により選択されたいずれかの用紙名称を転送する
印刷情報に指定する指定工程とを有するものである。
【0043】本発明に係る第31の発明は、前記表示手
段に表示される用紙名称の一覧に所望の用紙名称を入力
する入力工程と、前記入力工程により入力された用紙名
称に基づいて前記印刷制御装置から取得した用紙名称の
一覧を編集する編集工程と、前記編集工程により編集さ
れた前記用紙名称の一覧を前記印刷制御装置に転送する
転送工程とを有するものである。
【0044】本発明に係る第32の発明は、入力される
識別情報があらかじめ登録されたパスワードと一致する
かどうかを判定する判定工程と、前記判定手段によりパ
スワードと一致する場合は、前記入力手段による入力を
有効とし、パスワードと一致しない場合は、前記入力手
段による入力を無効とする用紙名称管理工程とを有する
ものである。
【0045】本発明に係る第33の発明は、所定の記録
媒体を縦送りあるいは横送りのいずれからも通紙可能な
複数の給紙口を有する印刷機構の印刷処理を制御するコ
ンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶
媒体であって、入力される印刷情報中で指定される記録
媒体の属性に基づき印刷すべき記録媒体の搬送方向を前
記縦送りあるいは横送りのいずれかに決定する第1の決
定工程と、前記第1の決定工程により決定されたいずれ
かの用紙搬送方向と通紙可能な記録媒体の送り方向とに
基づいて前記印刷情報を印刷すべき座標系を決定する第
2の決定工程と、前記第2の決定工程により決定された
前記印刷すべき座標系に基づいて通紙される記録媒体に
対する前記印刷情報を描画する描画工程とを有するコン
ピュータが読み出し可能なプログラムを記憶媒体に格納
したものである。
【0046】本発明に係る第34の発明は、前記第1の
決定工程は、入力される印刷情報中で指定される記録媒
体の属性に一致する記録媒体が通紙可能な方向に基づい
て前記縦送りあるいは横送りのいずれかに決定するコン
ピュータが読み出し可能なプログラムを記憶媒体に格納
したものである。
【0047】本発明に係る第35の発明は、前記第1の
決定工程は、入力される印刷情報中で指定される記録媒
体の属性に一致する記録媒体が通紙可能な給紙口を検索
して、前記縦送りあるいは横送りのいずれかに決定する
コンピュータが読み出し可能なプログラムを記憶媒体に
格納したものである。
【0048】本発明に係る第36の発明は、前記属性
は、記録媒体のサイズとするコンピュータが読み出し可
能なプログラムを記憶媒体に格納したものである。
【0049】本発明に係る第37の発明は、前記第1の
決定工程は、入力される印刷情報中で指定される記録媒
体に対する複数の属性に一致する記録媒体が通紙可能な
方向に基づいて前記縦送りあるいは横送りのいずれかに
決定するコンピュータが読み出し可能なプログラムを記
憶媒体に格納したものである。
【0050】本発明に係る第38の発明は、前記属性
は、記録媒体のサイズと各給紙口に設定される用紙名称
とするコンピュータが読み出し可能なプログラムを記憶
媒体に格納したものである。
【0051】本発明に係る第39の発明は、各給紙口に
設定される用紙名称を設定する設定工程と、前記設定工
程により設定された各給紙口の用紙名称をメモリに登録
する登録工程を有し、前記第1の決定工程は、入力され
る印刷情報中で指定される記録媒体に対するサイズと給
紙口の用紙名称とに一致する記録媒体が通紙可能な方向
に基づいて前記縦送りあるいは横送りのいずれかに決定
するコンピュータが読み出し可能なプログラムを記憶媒
体に格納したものである。
【0052】本発明に係る第40の発明は、前記印刷機
構は、読み出し可能な固有の用紙名称が記憶された記憶
部を備える給紙手段を前記各給紙口に着脱自在に構成し
たコンピュータが読み出し可能なプログラムを記憶媒体
に格納したものである。
【0053】本発明に係る第41の発明は、前記データ
処理装置で編集された各給紙口に対する用紙名称データ
を取得して前記メモリに登録する登録工程を有するコン
ピュータが読み出し可能なプログラムを記憶媒体に格納
したものである。
【0054】本発明に係る第42の発明は、前記用紙名
称は、同一の給紙口に対して異なる用紙名称を複数設定
可能とするコンピュータが読み出し可能なプログラムを
記憶媒体に格納したものである。
【0055】本発明に係る第43の発明は、前記データ
処理装置からの属性情報の取得要求に基づいて前記メモ
リに登録された用紙名称の一覧を転送する転送工程を有
するコンピュータが読み出し可能なプログラムを記憶媒
体に格納したものである。
【0056】本発明に係る第44の発明は、入力される
印刷情報中で指定される記録媒体に対するサイズに一致
する給紙口の用紙名称を表示部に表示する表示工程を有
するコンピュータが読み出し可能なプログラムを記憶媒
体に格納したものである。
【0057】本発明に係る第45の発明は、所定の通信
媒体を介して印刷制御装置と通信可能なデータ処理装置
を制御するコンピュータが読み出し可能なプログラムを
格納した記憶媒体であって、前記印刷制御装置に登録さ
れた用紙名称の一覧を取得する取得工程と、前記取得工
程により取得された用紙名称の一覧を表示部に表示する
表示工程と、前記表示工程により表示された用紙名称の
一覧から所望の用紙名称を選択する選択工程と、前記選
択工程により選択されたいずれかの用紙名称を転送する
印刷情報に指定する指定工程とを有するコンピュータが
読み出し可能なプログラムを記憶媒体に格納したもので
ある。
【0058】本発明に係る第46の発明は、前記表示手
段に表示される用紙名称の一覧に所望の用紙名称を入力
する入力工程と、前記入力工程により入力された用紙名
称に基づいて前記印刷制御装置から取得した用紙名称の
一覧を編集する編集工程と、前記編集工程により編集さ
れた前記用紙名称の一覧を前記印刷制御装置に転送する
転送工程とを有するコンピュータが読み出し可能なプロ
グラムを記憶媒体に格納したものである。
【0059】本発明に係る第47の発明は、入力される
識別情報があらかじめ登録されたパスワードと一致する
かどうかを判定する判定工程と、前記判定手段によりパ
スワードと一致する場合は、前記入力手段による入力を
有効とし、パスワードと一致しない場合は、前記入力手
段による入力を無効とする用紙名称管理工程とを有する
コンピュータが読み出し可能なプログラムを記憶媒体に
格納したものである。
【0060】
【発明の実施の形態】本実施形態の構成を説明する前
に、本実施形態を適用するLBPの構成を図1を参照し
て説明する。
【0061】図1は、本発を適用可能な印刷装置の内部
構造を示す断面図であり、プリンタエンジンがレーザビ
ームプリンタエンジン(LBP)の場合に対応し、該L
BPは、データ源として外部に接続されているホストコ
ンピュータ(図2に示すホストコンピュータ201)か
ら文字パターンの登録やフォームデータ(定型書式)等
の登録が行なえるように構成されている。
【0062】図において、100はLBP本体(LB
P)であり、外部に接続されているホストコンピュータ
(図2の201)から供給される文字情報(文字コー
ド)やフォーム情報あるいはマクロ命令等を入力して記
憶するとともに、それらの情報に従って対応する文字パ
ターンやフォームパターン等を作成し、記録媒体である
記録用紙上に像を形成する。
【0063】113は操作パネルで、操作のためのスイ
ッチ及びプリンタの状態を表示するLED表示器やLC
D表示器等が配されている。101はプリンタ制御ユニ
ットで、LBP100全体の制御及びホストコンピュー
タから供給される文字情報等を解析する。このプリンタ
制御ユニット101は、主に文字情報を対応する文字パ
ターンを生成し、該生成された文字パターンに対応する
ビデオ信号に変換してレーザドライバ102に出力す
る。
【0064】レーザドライバ102は、半導体レーザ1
03を駆動するための回路であり、入力されたビデオ信
号に応じて半導体レーザ103から発射されるレーザ光
104をオン/オフ切替する。レーザ光104は回転多
面鏡105で左右方向に振られて静電ドラム106上を
走査する。
【0065】これにより、静電ドラム106上には文字
パターンの静電潜像が形成される。この潜像は静電ドラ
ム106周囲の現像ユニット(トナーカートリッジ)1
07によって現像された後、記録用紙に転写される。
【0066】なお、上記記録用紙にはカットシートを用
い、カットシート記録紙はLBPに装着した給紙カセッ
ト108に収納され、給紙ローラ109及び搬送ローラ
110と111とにより装置内に取り込まれて静電ドラ
ム106方向に給送される。
【0067】また、給紙カセット108とは別に給紙ト
レイ114から用紙の送り方向を,例えば給紙カセット
108から搬送される用紙の送り方向とは異なる送り方
向に変更して給紙を行なうことも可能である。
【0068】112は定着器であり、記録用紙に転写さ
れたトナー(粉末インク)を熱と圧力により記録用紙に
固定する。
【0069】図2は、本発明の第1実施形態を示す印刷
制御装置を適用可能な印刷システムの構成を説明するブ
ロック図であり、図1と同一のものには同一の符号を付
してあり、特に、図1に示したプリンタ制御ユニット1
01の詳細構成に対応する。
【0070】図において、201はホストコンピュータ
で、所定のインタフェースあるいはネットワークを介し
てLBPと通信可能に接続され、LBP101に対する
印刷情報の発生源として機能する。
【0071】この際、LBP101は、ホストコンピュ
ータ201より送られてきた文字コードや、外字フォン
トあるいはフォーム情報またはマクロ登録情報等からな
るデータ213とを受信し、ページ単位で文書情報等を
印刷するようにしている。
【0072】202は入出力インタフェース部で、ホス
トコンピュータ201と各種情報を所定のプロコトルと
でやり取りする。203は入力バッファメモリ(入力バ
ッファ)で、入出力インタフェース部202を介して入
力された各種情報を一時記憶する。
【0073】204は文字パターン発生器で、文字の幅
や高さ等の属性や実際の文字パターンのアドレスが格納
されているフォント情報部217と文字パターン自身が
格納されている文字パターン部218を有し、ROM2
14に格納された読み出し制御プログラムに基づいて文
字パターンの読み出しが制御される。
【0074】なお、ROM214に格納された読み出し
制御プログラムには、文字コードを入力するとそのコー
ドに対応する文字パターンのアドレスを算出するコード
コンバート機能をも有している。
【0075】205はRAMで、文字パターン発生器2
04より出力された文字パターンを記憶するフォントキ
ャッシュ領域207,ホストコンピュータ201より送
られてきた外字フォントやフォーム情報及び現在の印刷
環境等を記憶する記憶領域206を含んでいる。
【0076】このように、一旦文字パターンに展開した
パターン情報をフォントキャッシュとしてフォントキャ
ッシュ領域207に記憶しておくことにより、同じ文字
を印刷する時に再度同じ文字を復号してパターン展開す
る必要がなくなるため、文字パターンへの展開が速くな
る。
【0077】208は前記LBP101の制御系全体を
制御するためのCPUで、ROM214あるいは図示し
ない外部メモリに記憶されたCPU208の制御プログ
ラムにより装置全体の制御を行なっている。209は中
間バッファで、入力データ213に基づいて生成される
内部的なデータ群(いわゆる、中間データであってオブ
ジェクト情報となるデータ)を保持する。
【0078】210はフレームバッファで、1ページ分
のデータの受信が完了し、それらがよりシンプルな内部
データに変換されて中間バッファ209に蓄えられた
後、印刷イメージとして記憶する。なお、フレームバッ
ファ210は、少なくともフルペイントの場合は、1ペ
ージ分、パーシャルペイントの場合は2バンド分の印刷
イメージを記憶することができる。
【0079】211は出力インタフェース部で、フレー
ムバッファ210よりのパターン情報に対応したビデオ
信号を発生し、プリンタ部212との間でインタフェー
ス制御を実行している。プリンタ部212は、出力イン
タフェース部211よりのビデオ信号を受信し、このビ
デオ信号に基づいた画像情報をページ単位に印刷処理す
る印刷機構部分に対応する。
【0080】215は一般のEEPROM等で構成する
不揮発性メモリであり、以後NVRAM(Non Vo
latile RAM)と称す。該NVRAM215に
は、図1に示した操作パネル113で指定されたパネル
設定値が記憶される。216はLBPからホストコンピ
ュータ201に送信されるデータである。
【0081】なお、ROM214にはホストコンピュー
タ201から入力されるデータ(PDLデータを含む)
の解析を行なうプログラムが含まれており、通常このプ
ログラムはトランスレータと称される。
【0082】また、LBP101では印刷すべき用紙サ
イズはホストコンピュータ201から入力されるデータ
内で選択されるが、ここで選択される用紙サイズとは用
紙の搬送方向までを含むものではなく、単に論理的なペ
ージフォーマットを意味する。これにより、印刷データ
の座標系は論理的なものとなり、デバイス非依存性を維
持している。以後、この用紙サイズを論理用紙サイズと
呼ぶものとする。
【0083】従って、論理用紙サイズが選択されると、
まず最初にそれを縦送りで処理するか横送りで処理する
かを決定し、印刷データの論理座標系を印刷装置の物理
座標系に置き換える必要がある。
【0084】図3は、図1に示したプリンタ部212に
よる印刷出力形態例を示す模式図であり、(a)は、3
01は用紙で、搬送方向に対して縦送り(ポートレー
ト)で印刷データDATAを処理した場合の印刷結果の
例であり、(b)は、302は用紙で、搬送方向に対し
て横送り(ポートレイト)で同じ印刷データDATAを
処理した場合の印刷結果の例である。
【0085】このように論理用紙サイズ(印刷データの
座標系に依存する)に対して、プリンタ部212におけ
る記録媒体の搬送方向(図中の矢印方向)を考慮して座
標系を物理座標系に置き換えたものを物理用紙サイズと
呼ぶものとする。
【0086】以下、論理用紙サイズを物理用紙サイズに
置き換え、描画処理を行なうための制御手順について図
4に示すフローチャートを参照して説明する。
【0087】図4は、本発明に係る印刷制御装置におけ
る第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
あり、論理用紙サイズを物理用紙サイズに置き換え、描
画処理を行なうための制御手順に対応する。なお、
(1)〜(16)は各ステップを示す。
【0088】まず、ステップ(1)で、印刷機構本体が
サポートする物理用紙サイズを取得する。本実施形態の
印刷装置がサポートする物理用紙サイズは「A3縦」,
「B4縦」,「A4縦」,「B5縦」,「A4横」,
「B5横」の6種類であるものとする。
【0089】次に、ステップ(2)で入力された論理用
紙サイズに対応する物理用紙サイズがサポートされるか
否かを判断し、対応する物理用紙がサポートされない、
即ち入力された論理用紙サイズが「A3」,「B4」,
「A4」,「B5」のいずれでもないと判定した場合に
は、ステップ(15)で、操作パネル113上のLCD
表示器に、図5の(a)に示すエラーメッセージE50
1(## ヨウシハツカエマセン)を表示して処理を停
止し、オペレータのキー操作待ちになる。
【0090】なお、「##」は用紙サイズを示し、例え
ばA5用紙の場合は 「A5」である。
【0091】そして、オペレータのキー操作による処理
再開指示があると、論理用紙サイズを本印刷装置のデフ
ォルトの論理用紙サイズである「A4」に置き換えて処
理を継続する。
【0092】一方、ステップ(3)で、論理用紙サイズ
に対応する物理用紙サイズが縦/横共にサポートされる
か否かを判断する。本実施形態における印刷装置では、
論理用紙サイズが「A4」,「B5」のいずれかであれ
ば、対応する物理用紙サイズが縦/横共にサポートされ
ることになる。
【0093】ステップ(3)で、物理用紙サイズが縦/
横共にサポートされるていると判断した場合には、ステ
ップ(4)に進み、全給紙口(給紙カセット108及び
給紙トレイ114)の物理用紙サイズから目的とする論
理用紙サイズの検索を行い、ステップ(5)で、目的と
する論理用紙サイズの検索が成功したかどうかを判断
し、検索に失敗したと判断した場合は、即ち要求された
用紙サイズがどの給紙口にも装着されていないと判断さ
れた場合には、ステップ(14)に進んで、操作パネル
113上のLCD表示器上に、図5の(b)に示すよう
に、エラーメッセージE502(## ヨウシガ アリ
マセン)を表示後、ステップ(4)に戻って要求する用
紙が装着されるまで検索を繰り返す。なお、図5の
(b)中で、「##」は用紙サイズを示し、例えばA4
用紙の場合は「A4」と表示される。
【0094】一方、ステップ(5)で、検索が成功した
と判断された場合には、ステップ(6)で、もし、ステ
ップ(14)で表示したエラーが残っていればエラーを
解除して、ステップ(7)へ進み、検索された物理用紙
サイズに合わせて座標系を決定し、以降、この座標系
(一致した給紙口の用紙の向きで)で描画処理を開始す
る。
【0095】一方、ステップ(3)で、対応する物理用
紙サイズが縦/横いずれか一方しか存在しないと判断さ
れた場合には、ステップ(16)に進み、対応する物理
用紙サイズに合わせて座標系を決定し、ステップ(8)
以降、この座標系で描画処理を行なう。
【0096】次に、ステップ(8)で、1ページ分の描
画コマンドを解釈して中間コードに変換し、中間バッフ
ァ209に出力する。そして、1ページ分のコマンド解
析が終了すると、ステップ(9)に進み、全給紙口から
目的とする用紙サイズを再度検索する。
【0097】なお、ステップ(4)の検索との違いは、
必要としている用紙サイズが論理用紙サイズではなく、
その搬送方向まで決まっている物理用紙サイズであるこ
とである。
【0098】次に、ステップ(10)で、ステップ
(9)による検索で、検索が成功したかどうかを判断
し、失敗した、即ち要求された用紙サイズがどの給紙口
にも装着されていないと判断された場合には、ステップ
(13)に進んで、操作パネル113上のLCD表示器
上に、図5の(b)に示したエラーメッセージE502
を表示後、ステップ(9)に戻って、要求する用紙が装
着されるまで検索を繰り返す。
【0099】一方、ステップ(10)で検索が成功した
と判断された場合には、ステップ(11)に進み、も
し、ステップ(13)で表示したエラーが残っていれば
エラーを解除して、ステップ(12)へ進み、中間バッ
ファ209に蓄えられている中間コードをドットデータ
に展開してフレームバッファ210に出力し、出力イン
タフェース部211を介してプリンタ部(印刷機構部)
212に出力後、ステップ(8)に戻って、次のページ
のコマンド解釈処理を行なう。
【0100】なお、印刷機構部212に出力されたデー
タは用紙に記録されるが、その際に選択される給紙口
は、ステップ(9)で検索した給紙口である。
【0101】このように本実施形態におけるLBP10
0ではデバイスに依存しない論理的な用紙サイズを、給
紙口にセットされている用紙に応じて自動的に物理的な
用紙サイズに変換するため、給紙カセット108及び給
紙トレイ114に対して任意の用紙を任意の組合せでセ
ットすることが可能となる。つまり、ユーザは用紙を好
みの向きに応じて、印刷出力の向きも自動的に変更され
るのである。具体的には、A4の用紙を横に置いても縦
に置いても、印刷結果は同じなるように制御されてい
る。
【0102】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では、
給紙カセット108と給紙トレイ114に向きが異なる
同じサイズの用紙をセットした場合、どちらの給紙口の
用紙に合わせて物理用紙が決定されるかは特定できなか
った。
【0103】例えば給紙カセット108には「A4」の
コピー用紙を印刷速度を優先するために横向き(図3の
(b)参照)に装着した状態で、一方、給紙トレイ11
4には「A4」ポートレート(図3の(a)参照)のプ
レプリント紙をセットする場合を考える。
【0104】つまり、ポートレートのプレプリント紙を
セットする場合、セットすべき用紙の向きは一般に横送
りよりは、縦送りの方が直観的に判り易いため、給紙ト
レイ114は「A4」縦で使用されることが多い。
【0105】この場合、給紙カセット108は「A4」
横送り、給紙トレイ114は「A4」縦送りで使用する
ことになるが、第1実施形態のLBP100では「A
4」の用紙に印刷する場合、給紙カセット108と給紙
トレイ114のいずれが選択されるかは不定であり、期
待する用紙が選択されない場合がある。
【0106】本実施形態では同一サイズの用紙でありな
がら種類が異なる複数の用紙を区別して選択できるよう
にするために、給紙口の用紙をサイズと名称の2つの属
性で検索するようにする。
【0107】本実施形態においても本発明をLBPに適
応し図面を用いて説明するが、その構成は第1実施形態
の図1及び図2を用いて説明したものと同じであるので
説明は省略する。
【0108】なお、本実施形態におけるLBP100は
任意の数の用紙名称(文字列)をNVRAM215に記
憶することが可能であり、更に給紙カセット108と給
紙トレイ114の各々に対して記憶されている用紙名称
の1つを割り付けることができ、各給紙口に対する用紙
名称の割り付け情報もNVRAM215に記憶される。
【0109】以下、用紙名称の登録及び給紙口への割り
付けを行なうための制御手順を説明図6を参照して説明
する。
【0110】なお、本実施形態では、用紙名称の登録及
び給紙口への割り付けはホストコンピュータ201から
の操作により行なうが、その権限はシステム管理者に限
られるものとする。すなわち、勝手に登録した用紙名称
が変更されてしまうことを防止するためである。
【0111】そこで、システム管理者がホストコンピュ
ータ201上で用紙名称登録アプリケーションを起動す
ると、アプリケーションはLBP100に対して登録さ
れている用紙名称の一覧の取得要求を発行する。LBP
100に登録されている用紙名称の一覧を取得するため
のコマンドは、例えば、「{ec}%−GET:Pap
erNameList{st}」とする。このコマンド
中で、{ec}は16進数の「IB」、{st}は同じ
く「9C」を意味する。
【0112】LBP100は上記コマンドを受けとる
と、CPU215は、NVRAM215に記憶している
用紙名称の一覧をホストコンピュータ201に応答す
る。
【0113】例えば、NVRAM215に「Plai
n」,「Pre−Printed」,「Pre−Pun
ched」,「OHP−Sheet」の4つの用紙名称
が記憶されている場合、「{ec}%−:Plain:
Pre−Printed:Pre−Punched:O
HP−Sheet{st}」のフォーマットで用紙名称
の一覧をホストコンピュータ201に応答する。
【0114】そして、LBP100から応答があると、
次にホストコンピュータ201上のアプリケーションは
LBP100に対して給紙カセット108に割り付けら
れている用紙名称の取得要求を発行する。給紙カセット
108に割り付けられている用紙名称の一覧を取得する
ためのコマンドは、例えば「{ec}%−GET:Ca
ssettePaperName{st}」であり、L
BP100は、該コマンドを受けとると、NVRAM2
15から給紙カセット108に割り付けられている用紙
名称を読み出し、ホストコンピュータ201に対して下
記の応答する。例えば、「Plain」が割り付けられ
ている場合、「{ec}%−CassettePape
rName:Plain{st}」のフォーマットで給
紙カセット108に割り付けられている用紙名称をホス
トコンピュータ201に応答する。
【0115】そして、LBP100から応答があると、
次にホストコンピュータ201上のアプリケーション
は、LBP100に対して給紙トレイ114に割り付け
られている用紙名称の取得要求を発行する。
【0116】給紙トレイ114に割り付けられている用
紙名称の一覧を取得するためのコマンドは、{ec}%
−GET:TrayPaperName{st}」であ
り、LBP100はこのコマンドを受けとると,CPU
208は、NVRAM215から給紙トレイ114に割
り付けられている用紙名称を読み出し、ホストコンピュ
ータ201に応答する。例えば、「Pre−Print
ed」が割り付けられている場合、「{ec}%−Tr
ayPaperName:Pre−Printed{s
t}」のフォーマットで給紙トレイ114に割り付けら
れている用紙名称をホストコンピュータ201に応答す
る。
【0117】このようにして、ホストコンピュータ20
1のアプリケーションは用紙名称一覧及び各給紙口に割
り付けられている用紙名称を取得すると、図6に示す用
紙名称登録ウィンドウ600をディスプレイ上に表示
し、取得した用紙名称一覧をフィールド604に、給紙
カセット108の用紙名称をフィールド606に、給紙
トレイ114の用紙名称をフィールド608に各々表示
する。
【0118】図6は、本発明の第2実施形態を示すデー
タ処理装置におけるプリンタ用紙名称登録画面の一例を
示す図であり、図2に示したホストコンピュータ上に備
えられる表示装置に表示されるものとする。
【0119】図において、フィールド604に表示され
ている用紙名称の内の1つをポインティングデバイス
(図示しない)で選択すると、選択された用紙名称が白
黒反転して表示される。
【0120】現在、図中では、例えば「Pre−Pun
ched」が選択されている状態であるが、この状態で
削除ボタン603をクリックすると、用紙名称の一覧を
表示すフィールド604から選択されてる用紙名称「P
re−Punched」が削除される。
【0121】また、この状態でカセット用紙名称選択ボ
タン605をクリックすると、選択されてる「Pre−
Punched」がカセット給紙口の用紙名称を示すフ
ィールド606に上書きされる。
【0122】さらに、この状態でトレイ用紙名称選択ボ
タン607をクリックすると、選択されてる「Pre−
Punched」 がトレイ給紙口の用紙名称を示すフ
ィールド608に上書きされる。
【0123】また、フィールド602にはキーボード
(図示しない)より任意の文字列を入力することが可能
であり、例えば図6に示すように「Recycled」
が入力された状態で、追加ボタン601をクリックする
と用紙名称の一覧を表示するフィールド604に「Re
cycled」が追加される。なお、名称は、アルファ
ベットに限るものではなく、英数字,カタカナ,ひらが
な,漢字等あるいはこれらの組み合わせとするユーザが
意図するユニークな名称を登録することが可能に構成さ
れているものとする。
【0124】以上の操作により用紙名称に関する編集を
行ない、登録実行ボタン609をクリックすると、編集
された内容がLBP100に送信され、実際にNVRA
M215の所定領域に対して登録が行なわれる。なお、
キャンセルボタン610をクリックすれば、何もせずに
アプリケーションを終了することができる。
【0125】例えば図6に示す表示画面状態で登録実行
ボタン609をクリックすると、用紙名称一覧の登録、
カセット用紙名称の登録、トレイ用紙名称の登録を行な
うために次の3つのコマンド「{ec}%−SET:P
aperNameList:Plain:Pre−Pr
inted:Pre−Punched:OHP−She
et−{st}」,「{ec}%−SET:Casse
ttePaperName:Plain{st}」,
「{ec}%−SET:TrayPaperName:
Pre−Printed{st}」が送信される。
【0126】そして、LBP100側はこのコマンドを
受信するとその内容を解釈し、NVRAM215に記憶
する。
【0127】次に、一般ユーザが用紙名称を指定して印
刷を実行する場合の制御手順を説明図7及び図8を参照
して説明する。
【0128】図7,図8は、図2に示したホストコンピ
ュータ201の表示装置に表示される印刷設定画面の一
例を示す図である。
【0129】図において、700はキーボード又はポイ
ンティングデバイスを用いて印刷条件の設定及び印刷実
行指示を行なうためのウィンドウで、ホストコンピュー
タ201のディスプレイ上に表示される。
【0130】701はフィールドで、文書を印刷する際
の処理解像度を設定するためのフィールドであり、ファ
イン又はクイックが排他的に選択され、ファインは,例
えば「600」dpiで、クイックは「300」dpi
で処理される。
【0131】なお、現在、図7に示す画面上では「ファ
イン」が選択されている状態を示しているが、ポインテ
ィングデバイスを用いて「クイック」を選択することも
できる。
【0132】702は印刷に使用する用紙の用紙名称を
指定するためのフィールドであり、ウィンドウ700が
起動する際には、LBP100より用紙名称の一覧を取
得し、その先頭の用紙名称が表示される。用紙名称の一
覧を取得する手順については先に説明した通りであるの
で説明は省略する。
【0133】フィールド702に設定される用紙名称の
変更はポインティングデバイスでフィールド702をク
リックして、図8に示す用紙名称一覧メニュー703を
ウインドウ700内に表示させ、その中からひとつを選
択することで変更することもできる。なお、メニュー7
03に表示される用紙名称一覧はウィンドウ700が起
動する際に取得したものである。
【0134】また、フィールド701及びフィールド7
02に入力された設定値は、ポインティングデバイスで
印刷実行ボタン704をクリックすることにより、印刷
データのヘッダ情報として付加され、LBP100に送
信される。
【0135】印刷データに付加されるヘッダ情報は、
{ec}%−HEAERと{ec}%−ENDで括ら
れ、例えば解像度=ファイン,用紙名称=「Plai
n」が設定されている場合には、{ec}%−HEAD
ER#RESOLUTION=FINE#PAPER−
NAME=Plain{ec}%−ENDのようなヘッ
ダ情報が付く。
【0136】なお、ポインティングデバイスでキャンセ
ルボタン705をクリックすれば、印刷実行指示を行な
わずにウィンドウ700を閉じることができる。
【0137】次に、ホストコンピュータ201から送信
された印刷データをLBP100で処理するための制御
手順を図4を参照して説明するが、各ステップにおける
処理は第1実施形態で説明したものと殆んど同じである
ので、異なる部分のみを説明する。
【0138】図4に示したステップ(2)で、入力され
た論理用紙サイズに対応する物理用紙サイズがサポート
されていないと判断された場合、ステップ(15)にお
いて操作パネル113上のLCD表示器にエラーメッセ
ージを表示して処理を停止し、オペレータのキー操作待
ちになるが、その際に表示するエラーメッセージは図9
の(a)に示すエラーメッセージE901(## ヨウ
シハ ツカエマセンPre−Printed)である。
なお、第1実施形態との違いは、LCD表示器の上段に
用紙サイズを表示することに加え、下段に用紙名称を表
示することである。
【0139】特に、図9の(a)に示すエラーメッセー
ジE901は、用紙名称として「Pre−Printe
d」が指定されている場合の表示例である。更に、オペ
レータのキー操作による処理再開指示があると、論理用
紙サイズを本印刷装置のデフォルトの論理用紙サイズで
ある「A4」に置き換えて処理を継続するが、用紙名称
は要求されたものがそのまま有効となる。
【0140】また、ステップ(4)及びステップ(9)
での給紙口の検索は、要求されている用紙に加えて要求
されている用紙名称も検索の条件として行なう。さら
に、ステップ(5)又はステップ(10)で検索が失敗
した、即ち要求された用紙のサイズと名称に一致する給
紙口が存在しないと判断された場合には、ステップ(1
4)又はステップ(13)に進んで、操作パネル113
上のLCD表示器にエラーメッセージを表示後、ステッ
プ(4)又はステップ(9)に戻って要求する用紙が装
着されるまで検索を繰り返すが、その際に表示するエラ
ーメッセージは図9の(b)に示すエラーメッセージE
902(## ヨウシハ アリマセン Pre−Pri
nted)である。
【0141】この際における第1実施形態と第2実施形
態とのエラー表示の違いは、LCD表示器の上段に用紙
サイズを表示することに加え、下段に用紙名称を表示す
ることである。特に、図9の(b)に示すエラーメッセ
ージE902は用紙名称として「Pre−Printe
d」が指定されている場合の表示例である。
【0142】また、ステップ(14)又はステップ(1
3)ではエラーメッセージを表示すると共に、オペレー
タのキー操作による処理継続指示の有無を調べ、処理継
続指示を検知した場合には要求している用紙名称の用紙
がカレント給紙口にセットされたものと判断する。
【0143】この場合、NVRAM215に記憶されて
いるカレント給紙口(給紙カセット108又は給紙トレ
イ114のいずれか)の用紙名称は要求された用紙名称
に書き換えられ、用紙サイズさえ一致していれば検索は
成功することになり、処理が再開されることになる。
【0144】このように、本実施形態で説明した処理に
よれば、給紙口の検索は用紙サイズと用紙名称で検索さ
れるため、任意の用紙を任意の用紙搬送方向で使用する
ことが可能となるだけでなく、物理的な給紙口の数以上
の用紙の種類を使用することができるという効果があ
る。
【0145】更に、その用紙名称はLBP100内のN
VRAM215で一元管理され、システム管理者のみが
変更できるという形態をとっているため、複数のユーザ
が様々な用紙を使用するネットワーク環境下では特に有
効である。
【0146】〔第3実施形態〕上記第2実施形態では、
各給紙口に割り付けられる用紙名称は、プリンタ制御ユ
ニット101上のNVRAM215に記憶されるため、
用紙名称の不一致による用紙交換を行なう場合には、オ
ペレータは用紙カセットを交換した後に操作パネル11
3からのキー操作により処理の続行を指示する必要があ
るので、LBP100においては、給紙トレイ114に
割り付けられる用紙名称はプリンタ制御ユニット101
上のNVRAM215に記憶するが、給紙カセット10
8に割り付けられる用紙名称は給紙カセット側に内蔵さ
れる不揮発性メモリ(不図示)に記憶するように構成し
てもよい。それ以外は、第2実施形態と同じであるので
詳細な説明は省略する。
【0147】本実施形態で説明した手法によれば、給紙
カセットに割り付けられる用紙名称はLBP本体ではな
く給紙カセット側に記憶されるので、給紙可能に装着さ
れている給紙カセットの用紙名称が要求されているもの
と一致しない場合には、オペレータは操作パネル113
上のLCD表示器に表示されるメッセージに従って必要
な給紙カセットを装着するだけで印刷処理が再開される
という効果がある。
【0148】以下、各実施形態の特徴的構成について図
2等を参照して説明する。
【0149】上記のように構成された所定の記録媒体を
縦送りあるいは横送りのいずれからも通紙可能な複数の
給紙口(トレイ114,カセット108に対応する給紙
口)を有する印刷機構(図1に示したLBP100)の
印刷処理を制御する印刷制御装置であって、入力される
印刷情報中で指定される記録媒体の属性に基づき印刷す
べき記録媒体の搬送方向を前記縦送りあるいは横送りの
いずれかに決定する第1の決定手段(CPU208がR
OM214あるいは図示しない外部メモリに記憶された
制御プログラムを実行して、ホストコンピュータ201
から入力される印刷情報中の論理用紙サイズ等を解析し
て決定する)と、前記第1の決定手段により決定された
いずれかの用紙搬送方向と通紙可能な記録媒体の送り方
向とに基づいて前記印刷情報を印刷すべき座標系を決定
する第2の決定手段(CPU208がROM214ある
いは図示しない外部メモリに記憶された制御プログラム
を実行して、プリンタ部212の通紙可能な記録媒体の
送り方向を検出してホストコンピュータ201から入力
される印刷情報中の論理用紙サイズ等を展開すべき座標
系を決定処理する)と、前記第2の決定手段により決定
された前記印刷すべき座標系に基づいて通紙される記録
媒体に対する前記印刷情報を描画する描画手段(CPU
208がROM214あるいは図示しない外部メモリに
記憶された制御プログラムを実行して、フレームバッフ
ァ210上に描画処理する)とを有するので、印刷情報
中の論理用紙サイズと同サイズの記録媒体を縦送りある
いは横送りの双方から通紙可能な場合において、通紙可
能な送り方向に基づいて印刷情報を展開すべき座標系を
決定でき、暫定的な座標系を決定してしまう場合に比べ
て、印刷情報を展開した後、回転等の処理が不要となる
ばかりか、メモリ使用量も節約でき、入力される印刷情
報に対する印刷結果を短時間に得ることができる。ま
た、印刷情報中の論理用紙サイズと同サイズの記録媒体
が通紙可能ならば、いずれの送り方向からも記録媒体を
通紙可能となり、印刷機構の通紙方向の制限を解除し
て、印刷機構の資源を有効に活用することができる。
【0150】さらに、前記第1の決定手段(CPU20
8による)は、入力される印刷情報中で指定される記録
媒体の属性に一致する記録媒体が通紙可能な方向に基づ
いて前記縦送りあるいは横送りのいずれかに決定するの
で、印刷情報中の属性を示す論理用紙サイズと同属性、
例えば同サイズの記録媒体を縦送りあるいは横送りの双
方から通紙可能な場合において、通紙可能な送り方向に
基づいて印刷情報を展開すべき座標系を決定でき、暫定
的な座標系を決定してしまう場合に比べて、印刷情報を
展開した後、回転等の処理が不要となるばかりか、メモ
リ使用量も節約でき、入力される印刷情報に対する印刷
結果を短時間に得ることができる。
【0151】また、前記第1の決定手段(CPU208
による)は、入力される印刷情報中で指定される記録媒
体の属性に一致する記録媒体が通紙可能な給紙口を検索
して、前記縦送りあるいは横送りのいずれかに決定する
ので、いずれか一方に属性、例えば記録媒体のサイズが
一致する記録媒体が通紙可能な方向を送り方向に決定す
ることができ、送り方向に制限されることなく属性に一
致する給紙口から記録媒体を通紙することができる。
【0152】さらに、前記第1の決定手段(CPU20
8による)は、入力される印刷情報中で指定される記録
媒体に対する複数の属性に一致する記録媒体が通紙可能
な方向に基づいて前記縦送りあるいは横送りのいずれか
に決定するので、入力される印刷情報中で指定される記
録媒体の属性に一致する記録媒体が通紙可能な給紙口を
検索した際に、複数の給紙口が検索される事態が発生し
ても、ユーザが意図する縦送りあるいは横送りのいずれ
か1つの送り方向を記録媒体の通紙の送り方向として決
定することができる。
【0153】また、前記属性は、記録媒体のサイズと各
給紙口に設定される用紙名称(図6参照)とするので、
入力される印刷情報中で指定される記録媒体の属性に一
致する記録媒体が通紙可能な給紙口を検索した際に、複
数の給紙口が検索される事態が発生しても、ユーザが意
図するサイズで、かつ、用紙名称の一致する縦送りある
いは横送りのいずれか1つの送り方向を記録媒体の通紙
の送り方向として決定することができる。
【0154】さらに、各給紙口に設定される用紙名称を
設定する設定手段(操作部のキーによる)と、前記設定
手段により設定された各給紙口の用紙名称を記憶する記
憶手段(NVRAM215)を有し、前記第1の決定手
段は、入力される印刷情報中で指定される記録媒体に対
するサイズと給紙口の用紙名称とに一致する記録媒体が
通紙可能な方向に基づいて前記縦送りあるいは横送りの
いずれかに決定するので、ユーザに設定された用紙名称
を属性として記憶管理して、ユーザに身近な用紙名称を
指定することにより、通紙すべき送り方向を確実に決定
することができる。
【0155】また、前記記憶手段は、不揮発性記憶媒体
(NVRAM215)で構成したので、登録した用紙名
称を随時読み出して管理でき、新規設定された用紙名称
を用紙名称データとして使用したり、不要となった用紙
名称を容易に削除することができる。
【0156】さらに、前記印刷機構は、読み出し可能な
固有の用紙名称が記憶された記憶部を備える給紙手段
(図示しない)を前記各給紙口に着脱自在に構成したの
で、印刷制御装置側における不揮発性メモリ容量を節減
できる。
【0157】また、前記データ処理装置で編集された各
給紙口に対する用紙名称データを取得して前記記憶手段
に登録する登録手段(CPU208がホストコンピュー
タ201から取得したコマンドを解析して用紙名称デー
タをNVRAM215に登録処理する)を有するので、
データ処理装置側から編集された用紙名称一覧を一括し
て登録管理することができる。
【0158】さらに、前記用紙名称は、同一の給紙口に
対して異なる用紙名称を複数設定可能とするので、ユー
ザが意図する用紙名称を設定でき、誤りなく、かつ容易
に識別可能な用紙名称を指定することができる。
【0159】また、前記データ処理装置からの属性情報
の取得要求に基づいて前記記憶手段に登録された用紙名
称の一覧を転送する転送手段(CPU208がホストコ
ンピュータ201から取得したコマンドを解析して用紙
名称データをNVRAM215読み出して転送処理す
る)を有するので、データ処理装置からの要求に応じて
管理している用紙名称一覧の確認や、編集が可能とな
る。
【0160】さらに、入力される印刷情報中で指定され
る記録媒体に対するサイズに一致する給紙口の用紙名称
を表示する表示手段(操作部)を有するので、要求され
ている用紙名称を印刷装置側で容易に確認することがで
きる。
【0161】また、所定の通信媒体を介して印刷制御装
置と通信可能なデータ処理装置(ホストコンピュータ2
01で,例えば図10に示すハード構成を備える)であ
って、前記印刷制御装置に登録された用紙名称の一覧を
取得する取得手段と(図10に示すCPU1がROM
3,外部メモリ11に記憶される制御プログラムを実行
して取得処理する)、前記取得手段により取得された用
紙名称の一覧を表示する表示手段(CRT10)と、前
記表示手段により表示された用紙名称の一覧から所望の
用紙名称を選択する選択手段(ポインティングデバイス
等を含むKB9による)と、前記選択手段により選択さ
れたいずれかの用紙名称を転送する印刷情報に指定する
指定手段(ポインティングデバイス等を含むKB9によ
る)とを有するので、印刷設定時に、印刷制御装置側で
設定されている用紙名称を表示して、ユーザが意図する
用紙名称を誤りなく指定することができるユーザインタ
フェースを構築することができる。
【0162】さらに、前記表示手段に表示される用紙名
称の一覧に所望の用紙名称を入力する入力手段(KB9
による)と、前記入力手段により入力された用紙名称に
基づいて前記印刷制御装置から取得した用紙名称の一覧
を編集する編集手段(図10に示すCPU1がROM
3,外部メモリ11に記憶される制御プログラムを実行
して編集処理する)と、前記編集手段により編集された
前記用紙名称の一覧を前記印刷制御装置に転送する転送
手段(図10に示すCPU1がROM3,外部メモリ1
1に記憶される制御プログラムを実行して転送処理す
る)とを有するので、ユーザが意図する新たな用紙名称
を自在に入力して印刷制御装置に登録することができ
る。
【0163】また、入力される識別情報があらかじめ登
録されたパスワードと一致するかどうかを判定する判定
手段(図10に示すCPU1がROM3,外部メモリ1
1に記憶される制御プログラムを実行して判定処理す
る)と、前記判定手段によりパスワードと一致する場合
は、前記入力手段による入力を有効とし、パスワードと
一致しない場合は、前記入力手段による入力を無効とす
る用紙名称管理手段(図10に示すCPU1がROM
3,外部メモリ11に記憶される制御プログラムを実行
して管理処理する)とを有するので、用紙名称の管理セ
キュリティを確保して、以前に登録された用紙名称が不
用意に書き替えられたり、削除されてしまう等の事態を
確実に回避して有用な用紙名称を一元管理することがで
きる。
【0164】図10は、本発明に係る印刷制御装置,デ
ータ処理装置を適用可能な印刷システムの構成を説明す
るブロック図である。なお、ここでは、レーザビームプ
リンタを例にして説明する。また、本発明の機能が実行
されるのであれば、単体の機器であっても、複数の機器
からなるシステムであっても、LAN等のネットワーク
を介して処理が行われるシステムであっても本発明を適
用できることは言うまでもない。
【0165】図において、3000はホストコンピュー
タで、ROM3のプログラム用ROMに記憶された文書
処理プログラム等に基づいて図形,イメージ,文字,表
(表計算を含む)等が混在した文書処理を実行するCP
U1を備え、システムバス4に接続される各デバイスを
CPU1が総括的に制御する。
【0166】また、このROM3のプログラム用ROM
には、図11,図12に示すフローチャートで示される
ようなCPU1の制御プログラム等を記憶し、ROM3
のフォント用ROMには上記文書処理の際に使用するフ
ォントデータ等を記憶し、ROM3のデータ用ROMは
上記文書処理等を行う際に使用する各種データ(例え
ば、各種ページ記述言語のプログラムやフォントのラス
タライズ用データなど)を記憶している。
【0167】2はオプションRAM等により拡張可能な
RAMで、CPU1の主メモリ,ワークエリア等として
機能する。5はキーボードコントローラ(KBC)で、
キーボード9や不図示のポインティングデバイスからの
キー入力を制御する。
【0168】6はCRTコントローラ(CRTC)で、
CRTディスプレイ(CRT)10の表示を制御する。
6はCRTコントローラ(CRTC)で、CRTディス
プレイ(CRT)10の表示を制御する。7はディスク
コントローラ(DKC)で、ブートプログラム,種々の
アプリケーション,フォントデータ,ユーザファイル,
編集ファイル等を記憶するハードディスク(HD)、フ
ロッピーディスク(FD)等の外部メモリ11とのアク
セスを制御する。
【0169】8はネットワークインタフェース(Net
I/F)で、ネットワーク21を介してプリンタ150
0に接続されて、プリンタ1500との通信制御処理を
実行する。なお、CPU1は、例えばRAM2の上に設
定された表示情報RAM領域へのアウトラインフォント
の展開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT10上で
のWYSIWYGを可能としている。
【0170】また、CPU1は、CRT10上の不図示
のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて登
録された種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を
実行する。
【0171】プリンタ1500において、12はプリン
タCPU(CPU)で、ROM13のプログラム用RO
Mに記憶された制御プログラム等あるいは外部メモリ1
4に記憶された制御プログラム等に基づいてシステムバ
ス15に接続される各種のデバイスとのアクセスを総括
的に制御し、印刷部インタフェース16を介して接続さ
れる印刷部(プリンタエンジン)17に出力情報として
の画像信号を出力する。
【0172】また、このROM13のプログラムROM
には、図4のフローチャートで示されるようなCPU1
2が実行可能な制御プログラム等を記憶する。さらに、
ROM13のフォント用ROMには上記出力情報を生成
する際に使用するフォントデータ(アウトラインフォン
トデータを含む)等を記憶し、ROM13のデータ用R
OMにはハードディスク等の外部メモリ14が無いプリ
ンタの場合には、ホストコンピュータ3000上で利用
される情報等を記憶している。
【0173】CPU12はネットワークボード18を介
してホストコンピュータ3000との通信処理が可能と
なっており、プリンタ1500内の情報等をホストコン
ピュータ3000に通知可能に構成されている。
【0174】19はRAMで、主としてCPU12の主
メモリ,ワークエリア等として機能し、図示しない増設
ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量
を拡張することができるように構成されている。
【0175】なお、RAM19は、出力情報展開領域,
環境データ格納領域,NVRAM等に用いられる。前述
したハードディスク(HD),ICカード等の外部メモ
リ14は、ディスクコントローラ(DKC)20により
アクセスが制御される。外部メモリ14は、オプション
として接続され、フォントデータ(ホストコンピュータ
3000等からダウンロードされるフォントデータを含
む),エミュレーションプログラム(ホストコンピュー
タ3000等からダウンロードされるエミュレーション
プログラムを含む),フォームデータ(ホストコンピュ
ータ3000等からダウンロードされる)等を記憶す
る。
【0176】また、1501は操作パネルで、操作のた
めのスイッチおよびLED表示器等が配されている。
【0177】また、前述した外部メモリは、1個に限ら
ず、少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオ
プションフォントカード,言語系の異なるプリンタ制御
言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数
接続できるように構成されていても良い。さらに、図示
しないNVRMを有し、操作パネル1501からのプリ
ンタモード設定情報をユーザ別,グループ別に記憶する
ようにしても良い。
【0178】以下、図11,図12に示すフローチャー
トを参照して、ホストコンピュータ3000側の用紙名
称設定処理等を説明する。
【0179】図11は、本発明に係るデータ処理装置に
おけるデータ処理手順の一例を説明するフローチャート
であり、プリンタ1500に用紙名称を設定する際のホ
ストコンピュータ3000の処理手順に対応する。な
お、(1)〜(9)は各ステップを示す。
【0180】まず、ステップ(1)において、ホストコ
ンピュータ3000のユーザにより用紙名称を設定する
プログラムが起動され、そのプログラムに基づいてCP
U1がCRT10上に図6に示したような用紙名称設定
画面を表示する。このプログラムはユーザが名称を設定
したプリンタのプリンタドライバを起動するか、または
プリンタの設定を可能とするユーティリティプログラム
を起動することにより表現する。
【0181】続いて、ステップ(2)では、プリンタ1
500で設定されている用紙名称と用紙タイプを含む用
紙情報を要求する用紙情報要求をプリンタ1500もし
くはプリントサー(図示しない)に出力する。この用紙
情報要求に対して後述するように、プリンタ1500も
しくはプリンタサーバ2000から用紙情報が出力さ
れ、ステップ(3)で該用紙情報を取得し、用紙名称対
応リストを作成してRAM2に格納する。
【0182】次に、ステップ(4)において、図6に示
した用紙名称設定画面における「追加」を示すボタン6
01が指示されているかどうかを判定して、ボタン60
1以外のボタン610が指示されている場合には、名称
設定処理を終了する。
【0183】一方、ステップ(4)で、ボタン610が
指示されていると判定した場合は、ステップ(5)で、
KB9または図示しないマウス等のポインティングデバ
イスを用いてユーザがフィールド605,607を指定
するのを待つ。そして、フィールド605,607が指
定されたら、次に、ステップ(7)で、用紙名称がKB
9から入力し、ステップ(8)で、用紙タイプ(厚紙,
普通紙,再生紙,裏紙等)を入力する。なお、用紙名称
や用紙タイプはどんな名称(ユーザが意図するユニーク
な名称)を入力してもよい。
【0184】次に、ステップ(8)で、ユーザにより入
力された用紙名称等を登録するためのボタン609が指
示されているかどうかを判断し、ボタン609以外のボ
タンが指示されていると判定した場合には、処理を終了
する。
【0185】一方、ステップ(8)で、ボタン609が
指示されていると判断した場合には、ステップ(9)
で、入力されたカセット用紙名称,トレイ用紙名称,用
紙タイプ等を上述したコマンドに基づきプリンタ150
0に送信出力して、処理を終了する。これにより、プリ
ンタ1500のNVRAM上に登録される。
【0186】図12は、本発明に係る印刷制御装置にお
ける第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャート
である。なお、(1)〜(10)は各ステップを示す。
【0187】ステップ(1)で、ホストコンピュータ3
000からあるいは操作部1501からの入力を待機
し、ホストコンピュータ3000からあるいは操作部1
501から入力があると、ステップ(2)で、その入力
がホストコンピュータ3000からの用紙情報(給紙部
1508のそれぞれの給紙カセット(用紙カセットやト
レイ等)に対して設定された用紙名称や用紙タイプ(種
類)が含まれる設定情報)かどうかを判断し、用紙情報
であると判断された場合には、ステップ(3)で、用紙
名称等がNVRAM等の外部メモリ14に記憶される。
具体的には、設定されているリストに用紙情報としての
用紙名称,用紙タイプを登録して、外部メモリ14にD
KC20により記憶する。もちろん、すでに用紙情報が
設定されている場合でも、入力された用紙情報を優先さ
せるため上書きされることは言うまでもない。
【0188】続いて、ステップ(4)で、用紙情報の設
定が完了したことをネットワークボード18を介して用
紙情報の送信元,例えばホストコンピュータ3000や
図示しないプリントサーバー2000に通知して、処理
を終了する。また、操作部1501より用紙情報が入力
された場合には、操作パネル上に設定完了を示す表示を
行う。
【0189】一方、ステップ(2)で、入力された情報
が用紙情報でないと判定された場合には、ステップ
(5)で、ホストコンピュータ3000から名称要求に
対応するコマンドかどうかを判定し、名称要求するコマ
ンドであると判定した場合には、ステップ(6)で、外
部メモリ14に格納されている用紙情報をネットワーク
ボード18を介して名称要求の送信元,例えばホストコ
ンピュータ3000やプリントサーバに出力して、処理
を終了する。なお、ステップ(5)で、名称要求が操作
部1501からの要求であると判断した場合には、操作
パネル部に用紙情報を表示する処理を行う。
【0190】一方、ステップ(5)で、名称要求でない
と判定された場合には、ステップ(7)で、入力された
情報が印刷指示を示すコマンドであるかどうかを判断
し、それ以外のコマンドであると判定した場合には、ス
テップ(10)で、エラー表示を処理を行い、処理を終
了する。
【0191】一方、ステップ(7)で、印刷指示を示す
コマンドであると判定した場合には、ステップ(8)
で、属性(用紙サイズ,用紙名称)が一致する給紙口を
給紙先と決定し、該決定された給紙口から用紙を給紙し
て、ステップ(9)で、印刷処理を行い、処理を終了す
る。
【0192】以下、各実施形態の特徴的構成について、
図4,図11,図12等に示すフローチャートを参照し
て説明する。
【0193】上記のように構成された所定の記録媒体を
縦送りあるいは横送りのいずれからも通紙可能な複数の
給紙口を有する印刷機構の印刷処理を制御する印刷制御
装置のデータ処理方法であって、入力される印刷情報中
で指定される記録媒体の属性に基づき印刷すべき記録媒
体の搬送方向を前記縦送りあるいは横送りのいずれかに
決定する第1の決定工程(図4のステップ(3),
(4))と、前記第1の決定工程により決定されたいず
れかの用紙搬送方向と通紙可能な記録媒体の送り方向と
に基づいて前記印刷情報を印刷すべき座標系を決定する
第2の決定工程(図4のステップ(7))と、前記第2
の決定工程により決定された前記印刷すべき座標系に基
づいて通紙される記録媒体に対する前記印刷情報を描画
する描画工程(図4おステップ(7))とを有するの
で、印刷情報中の論理用紙サイズと同サイズの記録媒体
を縦送りあるいは横送りの双方から通紙可能な場合にお
いて、通紙可能な送り方向に基づいて印刷情報を展開す
べき座標系を決定でき、暫定的な座標系を決定してしま
う場合に比べて、印刷情報を展開した後、回転等の処理
が不要となるばかりか、メモリ使用量も節約でき、入力
される印刷情報に対する印刷結果を短時間に得ることが
できる。
【0194】また、印刷情報中の論理用紙サイズと同サ
イズの記録媒体が通紙可能ならば、いずれの送り方向か
らも記録媒体を通紙可能となり、印刷機構の通紙方向の
制限を解除して、印刷機構の資源を有効に活用すること
ができる。
【0195】さらに、前記第1の決定工程は、入力され
る印刷情報中で指定される記録媒体の属性に一致する記
録媒体が通紙可能な方向に基づいて前記縦送りあるいは
横送りのいずれかに決定するので、印刷情報中の属性を
示す論理用紙サイズと同属性、例えば同サイズの記録媒
体を縦送りあるいは横送りの双方から通紙可能な場合に
おいて、通紙可能な送り方向に基づいて印刷情報を展開
すべき座標系を決定でき、暫定的な座標系を決定してし
まう場合に比べて、印刷情報を展開した後、回転等の処
理が不要となるばかりか、メモリ使用量も節約でき、入
力される印刷情報に対する印刷結果を短時間に得ること
ができる。
【0196】また、前記第1の決定工程は、入力される
印刷情報中で指定される記録媒体の属性に一致する記録
媒体が通紙可能な給紙口を検索して、前記縦送りあるい
は横送りのいずれかに決定するので、いずれか一方に属
性、例えば記録媒体のサイズが一致する記録媒体が通紙
可能な方向を送り方向に決定することができ、送り方向
に制限されることなく属性に一致する給紙口から記録媒
体を通紙することができる。
【0197】さらに、前記第1の決定工程は、入力され
る印刷情報中で指定される記録媒体に対する複数の属性
に一致する記録媒体が通紙可能な方向に基づいて前記縦
送りあるいは横送りのいずれかに決定するので、入力さ
れる印刷情報中で指定される記録媒体の属性に一致する
記録媒体が通紙可能な給紙口を検索した際に、複数の給
紙口が検索される事態が発生しても、ユーザが意図する
縦送りあるいは横送りのいずれか1つの送り方向を記録
媒体の通紙の送り方向として決定することができる。
【0198】また、前記属性は、記録媒体のサイズと各
給紙口に設定される用紙名称(図6参照)とするので、
入力される印刷情報中で指定される記録媒体の属性に一
致する記録媒体が通紙可能な給紙口を検索した際に、複
数の給紙口が検索される事態が発生しても、ユーザが意
図するサイズで、かつ、用紙名称の一致する縦送りある
いは横送りのいずれか1つの送り方向を記録媒体の通紙
の送り方向として決定することができる。
【0199】さらに、各給紙口に設定される用紙名称を
設定する設定工程(図11のステップ(6))と、前記
設定工程により設定された各給紙口の用紙名称をメモリ
に登録する登録工程(図12のステップ(3))を有
し、前記第1の決定工程は、入力される印刷情報中で指
定される記録媒体に対するサイズと給紙口の用紙名称と
に一致する記録媒体が通紙可能な方向に基づいて前記縦
送りあるいは横送りのいずれかに決定するので、ユーザ
に設定された用紙名称を属性として記憶管理して、ユー
ザに身近な用紙名称を指定することにより、通紙すべき
送り方向を確実に決定することができる。
【0200】また、前記メモリは、不揮発性記憶媒体
(NVRAM215)で構成したので、登録した用紙名
称を随時読み出して管理でき、新規設定された用紙名称
を用紙名称データとして使用したり、不要となった用紙
名称を容易に削除することができる。
【0201】さらに、前記印刷機構は、読み出し可能な
固有の用紙名称が記憶された記憶部を備える給紙手段を
前記各給紙口に着脱自在に構成したので、印刷制御装置
側における不揮発性メモリ容量を節減できる。
【0202】また、前記データ処理装置で編集された各
給紙口に対する用紙名称データを取得して前記メモリに
登録する登録工程(図12のステップ(3))を有する
ので、データ処理装置側から編集された用紙名称一覧を
一括して登録管理することができる。
【0203】さらに、前記用紙名称は、同一の給紙口に
対して異なる用紙名称を複数設定可能とするので、ユー
ザが意図する用紙名称を設定でき、誤りなく、かつ容易
に識別可能な用紙名称を指定することができる。
【0204】また、前記データ処理装置からの属性情報
の取得要求に基づいて前記メモリに登録された用紙名称
の一覧を転送する転送工程(図12のステップ(6))
を有するので、データ処理装置からの要求に応じて管理
している用紙名称一覧の確認や、編集が可能となる。
【0205】さらに、入力される印刷情報中で指定され
る記録媒体に対するサイズに一致する給紙口の用紙名称
を表示部に表示(図6参照)する表示工程(図示しな
い)を有するので、要求されている用紙名称を印刷装置
側で容易に確認することができる。
【0206】また、所定の通信媒体を介して印刷制御装
置と通信可能なデータ処理装置のデータ処理方法であっ
て、前記印刷制御装置に登録された用紙名称の一覧を取
得する取得工程(図11のステップ(3))と、前記取
得工程により取得された用紙名称の一覧を表示部に表示
する表示工程(図示しない)と、前記表示工程により表
示された用紙名称の一覧から所望の用紙名称を選択する
選択工程(図11のステップ(5))と、前記選択工程
により選択されたいずれかの用紙名称を転送する印刷情
報に指定する指定工程(図11のステップ(9))とを
有するので、印刷設定時に、印刷制御装置側で設定され
ている用紙名称を表示して、ユーザが意図する用紙名称
を誤りなく指定することができるユーザインタフェース
を構築することができる。
【0207】さらに、前記表示手段に表示される用紙名
称の一覧に所望の用紙名称を入力する入力工程(図11
のステップ(6))と、前記入力工程により入力された
用紙名称に基づいて前記印刷制御装置から取得した用紙
名称の一覧を編集する編集工程(図11のステップ
(6))と、前記編集工程により編集された前記用紙名
称の一覧を前記印刷制御装置に転送する転送工程(図1
1のステップ(9))とを有するので、ユーザが意図す
る新たな用紙名称を自在に入力して印刷制御装置に登録
することができる。
【0208】また、入力される識別情報があらかじめ登
録されたパスワードと一致するかどうかを判定する判定
工程(図示しない)と、前記判定手段によりパスワード
と一致する場合は、前記入力手段による入力を有効と
し、パスワードと一致しない場合は、前記入力手段によ
る入力を無効とする用紙名称管理工程(図示しない)と
を有するので、用紙名称の管理セキュリティを確保し
て、以前に登録された用紙名称が不用意に書き替えられ
たり、削除されてしまう等の事態を確実に回避して有用
な用紙名称を一元管理することができる。
【0209】以下、図13に示すメモリマップを参照し
て本発明に係る印刷制御装置を適用可能な印刷システム
で読み出し可能なデータ処理プログラムの構成について
説明する。
【0210】図13は、本発明に係る印刷制御装置を適
用可能な印刷システムで読み出し可能な各種データ処理
プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明す
る図である。
【0211】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0212】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0213】本実施形態における図4に示す機能が外部
からインストールされるプログラムによって、ホストコ
ンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その
場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶
媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶
媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給さ
れる場合でも本発明は適用されるものである。
【0214】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0215】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0216】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0217】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0218】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0219】上記実施形態によれば、様々な用紙の種類
の用紙をサポートすると共にその用紙搬送方向に合わせ
て座標系を決定するため、縦と横の用紙を混在して使用
することが可能となる。また使用する用紙は予めセット
しておく必要もなく、印刷実行指示後に必要に応じてL
BPの指示に従ってセットするだけで良い。
【0220】更に、用紙の名称はLBP側で一元管理す
るため複数のユーザが様々な種類の用紙を使用するネッ
トワーク環境下で特に効果がある。
【0221】また、給紙口毎に通紙可能な任意の用紙サ
イズ/任意の用紙搬送方向を設定できので、データ処理
時には給紙口の用紙に合わせて用紙搬送方向を決定する
ことができる。
【0222】また、各給紙口に用紙の名称を設定できる
ので、同じ用紙サイズでも用紙を区別できるる。用紙を
選択する際にもサイズだけでなく用紙の名称でも指定で
きるので、同じ用紙サイズの給紙口が複数存在する場合
でも確実に目的とする給紙口の用紙が選択される。
【0223】更に、用紙名称はシステム管理者が予め印
刷装置に登録しておき、一般ユーザがホストコンピュー
タから用紙名称を指定する際には印刷装置から印刷装置
が保持している用紙名称の一覧を取得し、ユーザはその
一覧の中からひとつを選択する。選択された用紙名称は
印刷データの一部として印刷装置に送信される。
【0224】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、所定の記録媒体を縦送りあるいは横送
りのいずれからも通紙可能な複数の給紙口を有する印刷
機構の印刷処理を制御する印刷制御装置であって、入力
される印刷情報中で指定される記録媒体の属性に基づき
印刷すべき記録媒体の搬送方向を前記縦送りあるいは横
送りのいずれかに決定する第1の決定手段と、前記第1
の決定手段により決定されたいずれかの用紙搬送方向と
通紙可能な記録媒体の送り方向とに基づいて前記印刷情
報を印刷すべき座標系を決定する第2の決定手段と、前
記第2の決定手段により決定された前記印刷すべき座標
系に基づいて通紙される記録媒体に対する前記印刷情報
を描画する描画手段とを有するので、印刷情報中の論理
用紙サイズと同サイズの記録媒体を縦送りあるいは横送
りの双方から通紙可能な場合において、通紙可能な送り
方向に基づいて印刷情報を展開すべき座標系を決定で
き、暫定的な座標系を決定してしまう場合に比べて、印
刷情報を展開した後、回転等の処理が不要となるばかり
か、メモリ使用量も節約でき、入力される印刷情報に対
する印刷結果を短時間に得ることができる。
【0225】また、印刷情報中の論理用紙サイズと同サ
イズの記録媒体が通紙可能ならば、いずれの送り方向か
らも記録媒体を通紙可能となり、印刷機構の通紙方向の
制限を解除して、印刷機構の資源を有効に活用すること
ができる。
【0226】第2の発明によれば、前記第1の決定手段
は、入力される印刷情報中で指定される記録媒体の属性
に一致する記録媒体が通紙可能な方向に基づいて前記縦
送りあるいは横送りのいずれかに決定するので、印刷情
報中の属性を示す論理用紙サイズと同属性、例えば同サ
イズの記録媒体を縦送りあるいは横送りの双方から通紙
可能な場合において、通紙可能な送り方向に基づいて印
刷情報を展開すべき座標系を決定でき、暫定的な座標系
を決定してしまう場合に比べて、印刷情報を展開した
後、回転等の処理が不要となるばかりか、メモリ使用量
も節約でき、入力される印刷情報に対する印刷結果を短
時間に得ることができる。
【0227】第3,第4の発明によれば、前記第1の決
定手段は、入力される印刷情報中で指定される記録媒体
の属性に一致する記録媒体が通紙可能な給紙口を検索し
て、前記縦送りあるいは横送りのいずれかに決定するの
で、いずれか一方に属性、例えば記録媒体のサイズが一
致する記録媒体が通紙可能な方向を送り方向に決定する
ことができ、送り方向に制限されることなく属性に一致
する給紙口から記録媒体を通紙することができる。
【0228】第5の発明によれば、前記第1の決定手段
は、入力される印刷情報中で指定される記録媒体に対す
る複数の属性に一致する記録媒体が通紙可能な方向に基
づいて前記縦送りあるいは横送りのいずれかに決定する
ので、入力される印刷情報中で指定される記録媒体の属
性に一致する記録媒体が通紙可能な給紙口を検索した際
に、複数の給紙口が検索される事態が発生しても、ユー
ザが意図する縦送りあるいは横送りのいずれか1つの送
り方向を記録媒体の通紙の送り方向として決定すること
ができる。
【0229】第6の発明によれば、前記属性は、記録媒
体のサイズと各給紙口に設定される用紙名称とするの
で、入力される印刷情報中で指定される記録媒体の属性
に一致する記録媒体が通紙可能な給紙口を検索した際
に、複数の給紙口が検索される事態が発生しても、ユー
ザが意図するサイズで、かつ、用紙名称の一致する縦送
りあるいは横送りのいずれか1つの送り方向を記録媒体
の通紙の送り方向として決定することができる。
【0230】第7の発明によれば、各給紙口に設定され
る用紙名称を設定する設定手段と、前記設定手段により
設定された各給紙口の用紙名称を記憶する記憶手段を有
し、前記第1の決定手段は、入力される印刷情報中で指
定される記録媒体に対するサイズと給紙口の用紙名称と
に一致する記録媒体が通紙可能な方向に基づいて前記縦
送りあるいは横送りのいずれかに決定するので、ユーザ
に設定された用紙名称を属性として記憶管理して、ユー
ザに身近な用紙名称を指定することにより、通紙すべき
送り方向を確実に決定することができる。
【0231】第8の発明によれば、前記記憶手段は、不
揮発性記憶媒体で構成したので、登録した用紙名称を随
時読み出して管理でき、新規設定された用紙名称を用紙
名称データとして使用したり、不要となった用紙名称を
容易に削除することができる。
【0232】第9の発明によれば、前記印刷機構は、読
み出し可能な固有の用紙名称が記憶された記憶部を備え
る給紙手段を前記各給紙口に着脱自在に構成したので、
印刷制御装置側における不揮発性メモリ容量を節減でき
る。
【0233】第10の発明によれば、前記データ処理装
置で編集された各給紙口に対する用紙名称データを取得
して前記記憶手段に登録する登録手段を有するので、デ
ータ処理装置側から編集された用紙名称一覧を一括して
登録管理することができる。
【0234】第11の発明によれば、前記用紙名称は、
同一の給紙口に対して異なる用紙名称を複数設定可能と
するので、ユーザが意図する用紙名称を設定でき、誤り
なく、かつ容易に識別可能な用紙名称を指定することが
できる。
【0235】第12の発明によれば、前記データ処理装
置からの属性情報の取得要求に基づいて前記記憶手段に
登録された用紙名称の一覧を転送する転送手段を有する
ので、データ処理装置からの要求に応じて管理している
用紙名称一覧の確認や、編集が可能となる。
【0236】第13の発明によれば、入力される印刷情
報中で指定される記録媒体に対するサイズに一致する給
紙口の用紙名称を表示する表示手段を有するので、要求
されている用紙名称を印刷装置側で容易に確認すること
ができる。
【0237】第14の発明によれば、所定の通信媒体を
介して印刷制御装置と通信可能なデータ処理装置であっ
て、前記印刷制御装置に登録された用紙名称の一覧を取
得する取得手段と、前記取得手段により取得された用紙
名称の一覧を表示する表示手段と、前記表示手段により
表示された用紙名称の一覧から所望の用紙名称を選択す
る選択手段と、前記選択手段により選択されたいずれか
の用紙名称を転送する印刷情報に指定する指定手段とを
有するので、印刷設定時に、印刷制御装置側で設定され
ている用紙名称を表示して、ユーザが意図する用紙名称
を誤りなく指定することができるユーザインタフェース
を構築することができる。
【0238】第15の発明によれば、前記表示手段に表
示される用紙名称の一覧に所望の用紙名称を入力する入
力手段と、前記入力手段により入力された用紙名称に基
づいて前記印刷制御装置から取得した用紙名称の一覧を
編集する編集手段と、前記編集手段により編集された前
記用紙名称の一覧を前記印刷制御装置に転送する転送手
段とを有するので、ユーザが意図する新たな用紙名称を
自在に入力して印刷制御装置に登録することができる。
【0239】第16の発明によれば、入力される識別情
報があらかじめ登録されたパスワードと一致するかどう
かを判定する判定手段と、前記判定手段によりパスワー
ドと一致する場合は、前記入力手段による入力を有効と
し、パスワードと一致しない場合は、前記入力手段によ
る入力を無効とする用紙名称管理手段とを有するので、
用紙名称の管理セキュリティを確保して、以前に登録さ
れた用紙名称が不用意に書き替えられたり、削除されて
しまう等の事態を確実に回避して有用な用紙名称を一元
管理することができる。
【0240】第17,第33の発明によれば、所定の記
録媒体を縦送りあるいは横送りのいずれからも通紙可能
な複数の給紙口を有する印刷機構の印刷処理を制御する
印刷制御装置のデータ処理方法であって、入力される印
刷情報中で指定される記録媒体の属性に基づき印刷すべ
き記録媒体の搬送方向を前記縦送りあるいは横送りのい
ずれかに決定する第1の決定工程と、前記第1の決定工
程により決定されたいずれかの用紙搬送方向と通紙可能
な記録媒体の送り方向とに基づいて前記印刷情報を印刷
すべき座標系を決定する第2の決定工程と、前記第2の
決定工程により決定された前記印刷すべき座標系に基づ
いて通紙される記録媒体に対する前記印刷情報を描画す
る描画工程とを有するので、印刷情報中の論理用紙サイ
ズと同サイズの記録媒体を縦送りあるいは横送りの双方
から通紙可能な場合において、通紙可能な送り方向に基
づいて印刷情報を展開すべき座標系を決定でき、暫定的
な座標系を決定してしまう場合に比べて、印刷情報を展
開した後、回転等の処理が不要となるばかりか、メモリ
使用量も節約でき、入力される印刷情報に対する印刷結
果を短時間に得ることができる。
【0241】また、印刷情報中の論理用紙サイズと同サ
イズの記録媒体が通紙可能ならば、いずれの送り方向か
らも記録媒体を通紙可能となり、印刷機構の通紙方向の
制限を解除して、印刷機構の資源を有効に活用すること
ができる。
【0242】第18,第34の発明によれば、前記第1
の決定工程は、入力される印刷情報中で指定される記録
媒体の属性に一致する記録媒体が通紙可能な方向に基づ
いて前記縦送りあるいは横送りのいずれかに決定するの
で、印刷情報中の属性を示す論理用紙サイズと同属性、
例えば同サイズの記録媒体を縦送りあるいは横送りの双
方から通紙可能な場合において、通紙可能な送り方向に
基づいて印刷情報を展開すべき座標系を決定でき、暫定
的な座標系を決定してしまう場合に比べて、印刷情報を
展開した後、回転等の処理が不要となるばかりか、メモ
リ使用量も節約でき、入力される印刷情報に対する印刷
結果を短時間に得ることができる。
【0243】第19,第20,第35,第36の発明に
よれば、前記第1の決定工程は、入力される印刷情報中
で指定される記録媒体の属性に一致する記録媒体が通紙
可能な給紙口を検索して、前記縦送りあるいは横送りの
いずれかに決定するので、いずれか一方に属性、例えば
記録媒体のサイズが一致する記録媒体が通紙可能な方向
を送り方向に決定することができ、送り方向に制限され
ることなく属性に一致する給紙口から記録媒体を通紙す
ることができる。
【0244】第21,第37の発明によれば、前記第1
の決定工程は、入力される印刷情報中で指定される記録
媒体に対する複数の属性に一致する記録媒体が通紙可能
な方向に基づいて前記縦送りあるいは横送りのいずれか
に決定するので、入力される印刷情報中で指定される記
録媒体の属性に一致する記録媒体が通紙可能な給紙口を
検索した際に、複数の給紙口が検索される事態が発生し
ても、ユーザが意図する縦送りあるいは横送りのいずれ
か1つの送り方向を記録媒体の通紙の送り方向として決
定することができる。
【0245】第22,第38の発明によれば、前記属性
は、記録媒体のサイズと各給紙口に設定される用紙名称
とするので、入力される印刷情報中で指定される記録媒
体の属性に一致する記録媒体が通紙可能な給紙口を検索
した際に、複数の給紙口が検索される事態が発生して
も、ユーザが意図するサイズで、かつ、用紙名称の一致
する縦送りあるいは横送りのいずれか1つの送り方向を
記録媒体の通紙の送り方向として決定することができ
る。
【0246】第23,第39の発明によれば、各給紙口
に設定される用紙名称を設定する設定工程と、前記設定
工程により設定された各給紙口の用紙名称をメモリに登
録する登録工程を有し、前記第1の決定工程は、入力さ
れる印刷情報中で指定される記録媒体に対するサイズと
給紙口の用紙名称とに一致する記録媒体が通紙可能な方
向に基づいて前記縦送りあるいは横送りのいずれかに決
定するので、ユーザに設定された用紙名称を属性として
記憶管理して、ユーザに身近な用紙名称を指定すること
により、通紙すべき送り方向を確実に決定することがで
きる。
【0247】第24の発明によれば、前記メモリは、不
揮発性記憶媒体で構成したので、登録した用紙名称を随
時読み出して管理でき、新規設定された用紙名称を用紙
名称データとして使用したり、不要となった用紙名称を
容易に削除することができる。
【0248】第25,第40の発明によれば、前記印刷
機構は、読み出し可能な固有の用紙名称が記憶された記
憶部を備える給紙手段を前記各給紙口に着脱自在に構成
したので、印刷制御装置側における不揮発性メモリ容量
を節減できる。
【0249】第26,第41の発明によれば、前記デー
タ処理装置で編集された各給紙口に対する用紙名称デー
タを取得して前記メモリに登録する登録工程を有するの
で、データ処理装置側から編集された用紙名称一覧を一
括して登録管理することができる。
【0250】第27,第42の発明によれば、前記用紙
名称は、同一の給紙口に対して異なる用紙名称を複数設
定可能とするので、ユーザが意図する用紙名称を設定で
き、誤りなく、かつ容易に識別可能な用紙名称を指定す
ることができる。
【0251】第28,第43の発明によれば、前記デー
タ処理装置からの属性情報の取得要求に基づいて前記メ
モリに登録された用紙名称の一覧を転送する転送工程を
有するので、データ処理装置からの要求に応じて管理し
ている用紙名称一覧の確認や、編集が可能となる。
【0252】第29,第44の発明によれば、入力され
る印刷情報中で指定される記録媒体に対するサイズに一
致する給紙口の用紙名称を表示部に表示する表示工程を
有するので、要求されている用紙名称を印刷装置側で容
易に確認することができる。
【0253】第30,第45の発明によれば、所定の通
信媒体を介して印刷制御装置と通信可能なデータ処理装
置のデータ処理方法であって、前記印刷制御装置に登録
された用紙名称の一覧を取得する取得工程と、前記取得
工程により取得された用紙名称の一覧を表示部に表示す
る表示工程と、前記表示工程により表示された用紙名称
の一覧から所望の用紙名称を選択する選択工程と、前記
選択工程により選択されたいずれかの用紙名称を転送す
る印刷情報に指定する指定工程とを有するので、印刷設
定時に、印刷制御装置側で設定されている用紙名称を表
示して、ユーザが意図する用紙名称を誤りなく指定する
ことができるユーザインタフェースを構築することがで
きる。
【0254】第31,第46によれば、前記表示手段に
表示される用紙名称の一覧に所望の用紙名称を入力する
入力工程と、前記入力工程により入力された用紙名称に
基づいて前記印刷制御装置から取得した用紙名称の一覧
を編集する編集工程と、前記編集工程により編集された
前記用紙名称の一覧を前記印刷制御装置に転送する転送
工程とを有するので、ユーザが意図する新たな用紙名称
を自在に入力して印刷制御装置に登録することができ
る。
【0255】第32,第47の発明によれば、入力され
る識別情報があらかじめ登録されたパスワードと一致す
るかどうかを判定する判定工程と、前記判定手段により
パスワードと一致する場合は、前記入力手段による入力
を有効とし、パスワードと一致しない場合は、前記入力
手段による入力を無効とする用紙名称管理工程とを有す
るので、用紙名称の管理セキュリティを確保して、以前
に登録された用紙名称が不用意に書き替えられたり、削
除されてしまう等の事態を確実に回避して有用な用紙名
称を一元管理することができる。
【0256】従って、印刷情報で指定される論理用紙サ
イズと同じ属性となる記録媒体を縦送りあるいは横送り
のいずれから通紙しても、ワークメモリを確保して何ら
画像処理を施すこともなくなり、短時間に意図する印刷
結果を得ることができる。
【0257】また、属性としてユーザが指定した意図す
る用紙名称を使用でき、データ処理装置側において、ユ
ーザが意図する用紙名称を指定して、たとえ同サイズの
記録媒体が縦送りおよび横送りのいずれでも通紙可能な
場合でも、ユーザが指定した用紙名称に合致する送り方
向から記録媒体を確実に通紙できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発を適用可能な印刷装置の内部構造を示す断
面図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示す印刷制御装置を適
用可能な印刷システムの構成を説明するブロック図であ
る。
【図3】図1に示したプリンタ部による印刷出力形態例
を示す模式図である。
【図4】本発明に係る印刷制御装置における第1のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図5】図1に示した操作パネルに表示されるエラーメ
ッセージの一例を示す図である。
【図6】本発明の第2実施形態を示すデータ処理装置に
おけるプリンタ用紙名称登録画面の一例を示す図であ
る。
【図7】図2に示したホストコンピュータの表示装置に
表示される印刷設定画面の一例を示す図である。
【図8】図2に示したホストコンピュータの表示装置に
表示される印刷設定画面の一例を示す図である。
【図9】図1に示した操作パネルに表示されるエラーメ
ッセージの一例を示す図である。
【図10】本発明に係る印刷制御装置,データ処理装置
を適用可能な印刷システムの構成を説明するブロック図
である。
【図11】本発明に係るデータ処理装置におけるデータ
処理手順の一例を説明するフローチャートであル。
【図12】本発明に係る印刷制御装置における第2のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図13】本発明に係る印刷制御装置を適用可能な印刷
システムで読み出し可能な各種データ処理プログラムを
格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【符号の説明】
101 プリンタ制御ユニット 201 ホストコンピュータ 202 入出力インタフェース部 203 入力バッファメモリ 205 RAM 208 CPU 209 中間バッファ 210 フレームバッファ 211 出力インタフェース部 212 プリンタ部 215 NVRAM 217 文字パターン発生器

Claims (47)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の記録媒体を縦送りあるいは横送り
    のいずれからも通紙可能な複数の給紙口を有する印刷機
    構の印刷処理を制御する印刷制御装置であって、 入力される印刷情報中で指定される記録媒体の属性に基
    づき印刷すべき記録媒体の搬送方向を前記縦送りあるい
    は横送りのいずれかに決定する第1の決定手段と、 前記第1の決定手段により決定されたいずれかの用紙搬
    送方向と通紙可能な記録媒体の送り方向とに基づいて前
    記印刷情報を印刷すべき座標系を決定する第2の決定手
    段と、 前記第2の決定手段により決定された前記印刷すべき座
    標系に基づいて通紙される記録媒体に対する前記印刷情
    報を描画する描画手段と、を有することを特徴とする印
    刷制御装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の決定手段は、入力される印刷
    情報中で指定される記録媒体の属性に一致する記録媒体
    が通紙可能な方向に基づいて前記縦送りあるいは横送り
    のいずれかに決定することを特徴とする請求項1記載の
    印刷制御装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の決定手段は、入力される印刷
    情報中で指定される記録媒体の属性に一致する記録媒体
    が通紙可能な給紙口を検索して、前記縦送りあるいは横
    送りのいずれかに決定することを特徴とする請求項2記
    載の印刷制御装置。
  4. 【請求項4】 前記属性は、記録媒体のサイズとするこ
    と特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の印刷制御
    装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の決定手段は、入力される印刷
    情報中で指定される記録媒体に対する複数の属性に一致
    する記録媒体が通紙可能な方向に基づいて前記縦送りあ
    るいは横送りのいずれかに決定することを特徴とする請
    求項1記載の印刷制御装置。
  6. 【請求項6】 前記属性は、記録媒体のサイズと各給紙
    口に設定される用紙名称とすること特徴とする請求項1
    〜5のいずれかに記載の印刷制御装置。
  7. 【請求項7】 各給紙口に設定される用紙名称を設定す
    る設定手段と、 前記設定手段により設定された各給紙口の用紙名称を記
    憶する記憶手段を有し、 前記第1の決定手段は、入力される印刷情報中で指定さ
    れる記録媒体に対するサイズと給紙口の用紙名称とに一
    致する記録媒体が通紙可能な方向に基づいて前記縦送り
    あるいは横送りのいずれかに決定すること特徴とする請
    求項1〜5のいずれかに記載の印刷制御装置。
  8. 【請求項8】 前記記憶手段は、不揮発性記憶媒体で構
    成したことを特徴とする請求項7記載の印刷制御装置。
  9. 【請求項9】 前記印刷機構は、読み出し可能な固有の
    用紙名称が記憶された記憶部を備える給紙手段を前記各
    給紙口に着脱自在に構成したことを特徴とする請求項1
    記載の印刷制御装置。
  10. 【請求項10】 前記データ処理装置で編集された各給
    紙口に対する用紙名称データを取得して前記記憶手段に
    登録する登録手段を有することを特徴とする請求項7記
    載の印刷制御装置。
  11. 【請求項11】 前記用紙名称は、同一の給紙口に対し
    て異なる用紙名称を複数設定可能とすることを特徴とす
    る請求項7記載の印刷制御装置。
  12. 【請求項12】 前記データ処理装置からの属性情報の
    取得要求に基づいて前記記憶手段に登録された用紙名称
    の一覧を転送する転送手段を有することを特徴とする請
    求項7記載の印刷制御装置。
  13. 【請求項13】 入力される印刷情報中で指定される記
    録媒体に対するサイズに一致する給紙口の用紙名称を表
    示する表示手段を有すること特徴とする請求項7記載の
    印刷制御装置。
  14. 【請求項14】 所定の通信媒体を介して印刷制御装置
    と通信可能なデータ処理装置であって、 前記印刷制御装置に登録された用紙名称の一覧を取得す
    る取得手段と、 前記取得手段により取得された用紙名称の一覧を表示す
    る表示手段と、 前記表示手段により表示された用紙名称の一覧から所望
    の用紙名称を選択する選択手段と、 前記選択手段により選択されたいずれかの用紙名称を転
    送する印刷情報に指定する指定手段と、を有することを
    特徴とするデータ処理装置。
  15. 【請求項15】 前記表示手段に表示される用紙名称の
    一覧に所望の用紙名称を入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された用紙名称に基づいて前記
    印刷制御装置から取得した用紙名称の一覧を編集する編
    集手段と、 前記編集手段により編集された前記用紙名称の一覧を前
    記印刷制御装置に転送する転送手段と、を有することを
    特徴とする請求項14記載のデータ処理装置。
  16. 【請求項16】 入力される識別情報があらかじめ登録
    されたパスワードと一致するかどうかを判定する判定手
    段と、 前記判定手段によりパスワードと一致する場合は、前記
    入力手段による入力を有効とし、パスワードと一致しな
    い場合は、前記入力手段による入力を無効とする用紙名
    称管理手段と、を有することを特徴とする請求項14記
    載のデータ処理装置。
  17. 【請求項17】 所定の記録媒体を縦送りあるいは横送
    りのいずれからも通紙可能な複数の給紙口を有する印刷
    機構の印刷処理を制御する印刷制御装置のデータ処理方
    法であって、 入力される印刷情報中で指定される記録媒体の属性に基
    づき印刷すべき記録媒体の搬送方向を前記縦送りあるい
    は横送りのいずれかに決定する第1の決定工程と、 前記第1の決定工程により決定されたいずれかの用紙搬
    送方向と通紙可能な記録媒体の送り方向とに基づいて前
    記印刷情報を印刷すべき座標系を決定する第2の決定工
    程と、 前記第2の決定工程により決定された前記印刷すべき座
    標系に基づいて通紙される記録媒体に対する前記印刷情
    報を描画する描画工程と、を有することを特徴とする印
    刷制御装置のデータ処理方法。
  18. 【請求項18】 前記第1の決定工程は、入力される印
    刷情報中で指定される記録媒体の属性に一致する記録媒
    体が通紙可能な方向に基づいて前記縦送りあるいは横送
    りのいずれかに決定することを特徴とする請求項17記
    載の印刷制御装置のデータ処理方法。
  19. 【請求項19】 前記第1の決定工程は、入力される印
    刷情報中で指定される記録媒体の属性に一致する記録媒
    体が通紙可能な給紙口を検索して、前記縦送りあるいは
    横送りのいずれかに決定することを特徴とする請求項1
    8記載の印刷制御装置のデータ処理方法。
  20. 【請求項20】 前記属性は、記録媒体のサイズとする
    こと特徴とする請求項17〜19のいずれかに記載の印
    刷制御装置のデータ処理方法。
  21. 【請求項21】 前記第1の決定工程は、入力される印
    刷情報中で指定される記録媒体に対する複数の属性に一
    致する記録媒体が通紙可能な方向に基づいて前記縦送り
    あるいは横送りのいずれかに決定することを特徴とする
    請求項17記載の印刷制御装置のデータ処理方法。
  22. 【請求項22】 前記属性は、記録媒体のサイズと各給
    紙口に設定される用紙名称とすること特徴とする請求項
    17〜21のいずれかに記載の印刷制御装置のデータ処
    理方法。
  23. 【請求項23】 各給紙口に設定される用紙名称を設定
    する設定工程と、 前記設定工程により設定された各給紙口の用紙名称をメ
    モリに登録する登録工程を有し、 前記第1の決定工程は、入力される印刷情報中で指定さ
    れる記録媒体に対するサイズと給紙口の用紙名称とに一
    致する記録媒体が通紙可能な方向に基づいて前記縦送り
    あるいは横送りのいずれかに決定すること特徴とする請
    求項17,19,21のいずれかに記載の印刷制御装置
    のデータ処理方法。
  24. 【請求項24】 前記メモリは、不揮発性記憶媒体で構
    成したことを特徴とする請求項23記載の印刷制御装置
    のデータ処理方法。
  25. 【請求項25】 前記印刷機構は、読み出し可能な固有
    の用紙名称が記憶された記憶部を備える給紙手段を前記
    各給紙口に着脱自在に構成したことを特徴とする請求項
    17記載の印刷制御装置のデータ処理方法。
  26. 【請求項26】 前記データ処理装置で編集された各給
    紙口に対する用紙名称データを取得して前記メモリに登
    録する登録工程を有することを特徴とする請求項23記
    載の印刷制御装置のデータ処理方法。
  27. 【請求項27】 前記用紙名称は、同一の給紙口に対し
    て異なる用紙名称を複数設定可能とすることを特徴とす
    る請求項23記載の印刷制御装置のデータ処理方法。
  28. 【請求項28】 前記データ処理装置からの属性情報の
    取得要求に基づいて前記メモリに登録された用紙名称の
    一覧を転送する転送工程を有することを特徴とする請求
    項23記載の印刷制御装置のデータ処理方法。
  29. 【請求項29】 入力される印刷情報中で指定される記
    録媒体に対するサイズに一致する給紙口の用紙名称を表
    示部に表示する表示工程を有すること特徴とする請求項
    23記載の印刷制御装置のデータ処理方法。
  30. 【請求項30】 所定の通信媒体を介して印刷制御装置
    と通信可能なデータ処理装置のデータ処理方法であっ
    て、 前記印刷制御装置に登録された用紙名称の一覧を取得す
    る取得工程と、 前記取得工程により取得された用紙名称の一覧を表示部
    に表示する表示工程と、 前記表示工程により表示された用紙名称の一覧から所望
    の用紙名称を選択する選択工程と、 前記選択工程により選択されたいずれかの用紙名称を転
    送する印刷情報に指定する指定工程と、を有することを
    特徴とするデータ処理装置のデータ処理方法。
  31. 【請求項31】 前記表示手段に表示される用紙名称の
    一覧に所望の用紙名称を入力する入力工程と、 前記入力工程により入力された用紙名称に基づいて前記
    印刷制御装置から取得した用紙名称の一覧を編集する編
    集工程と、 前記編集工程により編集された前記用紙名称の一覧を前
    記印刷制御装置に転送する転送工程と、を有することを
    特徴とする請求項30記載のデータ処理装置のデータ処
    理方法。
  32. 【請求項32】 入力される識別情報があらかじめ登録
    されたパスワードと一致するかどうかを判定する判定工
    程と、 前記判定手段によりパスワードと一致する場合は、前記
    入力手段による入力を有効とし、パスワードと一致しな
    い場合は、前記入力手段による入力を無効とする用紙名
    称管理工程と、を有することを特徴とする請求項30記
    載のデータ処理装置データ処理方法。
  33. 【請求項33】 所定の記録媒体を縦送りあるいは横送
    りのいずれからも通紙可能な複数の給紙口を有する印刷
    機構の印刷処理を制御するコンピュータが読み出し可能
    なプログラムを格納した記憶媒体であって、 入力される印刷情報中で指定される記録媒体の属性に基
    づき印刷すべき記録媒体の搬送方向を前記縦送りあるい
    は横送りのいずれかに決定する第1の決定工程と、 前記第1の決定工程により決定されたいずれかの用紙搬
    送方向と通紙可能な記録媒体の送り方向とに基づいて前
    記印刷情報を印刷すべき座標系を決定する第2の決定工
    程と、 前記第2の決定工程により決定された前記印刷すべき座
    標系に基づいて通紙される記録媒体に対する前記印刷情
    報を描画する描画工程と、を有することを特徴とするコ
    ンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶
    媒体。
  34. 【請求項34】 前記第1の決定工程は、入力される印
    刷情報中で指定される記録媒体の属性に一致する記録媒
    体が通紙可能な方向に基づいて前記縦送りあるいは横送
    りのいずれかに決定することを特徴とする請求項33記
    載のコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納し
    た記憶媒体。
  35. 【請求項35】 前記第1の決定工程は、入力される印
    刷情報中で指定される記録媒体の属性に一致する記録媒
    体が通紙可能な給紙口を検索して、前記縦送りあるいは
    横送りのいずれかに決定することを特徴とする請求項3
    4記載のコンピュータが読み出し可能なプログラムを格
    納した記憶媒体。
  36. 【請求項36】 前記属性は、記録媒体のサイズとする
    こと特徴とする請求項33〜35のいずれかに記載のコ
    ンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶
    媒体。
  37. 【請求項37】 前記第1の決定工程は、入力される印
    刷情報中で指定される記録媒体に対する複数の属性に一
    致する記録媒体が通紙可能な方向に基づいて前記縦送り
    あるいは横送りのいずれかに決定することを特徴とする
    請求項33記載のコンピュータが読み出し可能なプログ
    ラムを格納した記憶媒体。
  38. 【請求項38】 前記属性は、記録媒体のサイズと各給
    紙口に設定される用紙名称とすること特徴とする請求項
    33〜37のいずれかに記載のコンピュータが読み出し
    可能なプログラムを格納した記憶媒体。
  39. 【請求項39】 各給紙口に設定される用紙名称を設定
    する設定工程と、 前記設定工程により設定された各給紙口の用紙名称をメ
    モリに登録する登録工程を有し、 前記第1の決定工程は、入力される印刷情報中で指定さ
    れる記録媒体に対するサイズと給紙口の用紙名称とに一
    致する記録媒体が通紙可能な方向に基づいて前記縦送り
    あるいは横送りのいずれかに決定すること特徴とする請
    求項33,35,37のいずれかに記載のコンピュータ
    が読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体。
  40. 【請求項40】 前記印刷機構は、読み出し可能な固有
    の用紙名称が記憶された記憶部を備える給紙手段を前記
    各給紙口に着脱自在に構成したことを特徴とする請求項
    33記載のコンピュータが読み出し可能なプログラムを
    格納した記憶媒体。
  41. 【請求項41】 前記データ処理装置で編集された各給
    紙口に対する用紙名称データを取得して前記メモリに登
    録する登録工程を有することを特徴とする請求項39記
    載のコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納し
    た記憶媒体。
  42. 【請求項42】 前記用紙名称は、同一の給紙口に対し
    て異なる用紙名称を複数設定可能とすることを特徴とす
    る請求項39,40記載のコンピュータが読み出し可能
    なプログラムを格納した記憶媒体。
  43. 【請求項43】 前記データ処理装置からの属性情報の
    取得要求に基づいて前記メモリに登録された用紙名称の
    一覧を転送する転送工程を有することを特徴とする請求
    項33記載のコンピュータが読み出し可能なプログラム
    を格納した記憶媒体。
  44. 【請求項44】 入力される印刷情報中で指定される記
    録媒体に対するサイズに一致する給紙口の用紙名称を表
    示部に表示する表示工程を有すること特徴とする請求項
    33記載のコンピュータが読み出し可能なプログラムを
    格納した記憶媒体。
  45. 【請求項45】 所定の通信媒体を介して印刷制御装置
    と通信可能なデータ処理装置を制御するコンピュータが
    読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体であっ
    て、 前記印刷制御装置に登録された用紙名称の一覧を取得す
    る取得工程と、 前記取得工程により取得された用紙名称の一覧を表示部
    に表示する表示工程と、 前記表示工程により表示された用紙名称の一覧から所望
    の用紙名称を選択する選択工程と、 前記選択工程により選択されたいずれかの用紙名称を転
    送する印刷情報に指定する指定工程と、を有することを
    特徴とするコンピュータが読み出し可能なプログラムを
    格納した記憶媒体。
  46. 【請求項46】 前記表示手段に表示される用紙名称の
    一覧に所望の用紙名称を入力する入力工程と、 前記入力工程により入力された用紙名称に基づいて前記
    印刷制御装置から取得した用紙名称の一覧を編集する編
    集工程と、 前記編集工程により編集された前記用紙名称の一覧を前
    記印刷制御装置に転送する転送工程と、を有することを
    特徴とする請求項45記載のコンピュータが読み出し可
    能なプログラムを格納した記憶媒体。
  47. 【請求項47】 入力される識別情報があらかじめ登録
    されたパスワードと一致するかどうかを判定する判定工
    程と、 前記判定工程によりパスワードと一致する場合は、前記
    入力工程による入力を有効とし、パスワードと一致しな
    い場合は、前記入力工程による入力を無効とする用紙名
    称管理工程と、を有することを特徴とする請求項45記
    載のコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納し
    た記憶媒体。
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