JP2008090474A - 情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】あるユーザが画像処理装置から取得した一般ユーザが設定変更可能な設定情報を、別のユーザがプリンタドライバを動作する際に利用することを目的とする。
【解決手段】画像処理装置の用紙情報を含む機器情報を取得する機器情報取得手段と、管理者権限を有さないユーザの権限において取得した機器情報を、当該機器情報を取得した日時に関する日時情報と共に、ユーザ固有の記録領域に保存する第一保存手段と、管理者権限を有するユーザの権限において取得した機器情報を、当該機器情報を取得した日時に関する日時情報と共に、管理者権限を有さないユーザが読み取り可能な共有記憶領域に保存する第二保存手段と、ユーザ固有の記憶領域に保存されている機器情報と、共有記憶領域に保存されている機器情報との内、日時情報が新しい方の機器情報を表示装置に表示する表示制御手段と、を有することによって課題を解決する。
【選択図】図6

Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理方法に関する。
プリンタの状態をプリンタドライバで取得する方式として、プリンタドライバインストール時に、自動的に機器情報取得モジュールを使って取得する方法や、管理者が手動ボタンで取得した情報をシステム管理用レジストリに保存する方法が存在する。
特許文献1には、ホストコンピュータ上で動作するデバイスドライバが、ネットワークを介して周辺装置から機能および構成を取得して、グラフィカルユーザインタフェースを生成する技術が開示されている。
デバイスドライバが取得したデバイスに関する情報には、プリンタのオプション構成のように管理者が管理すべき情報と、用紙タイプのように、一般ユーザによる設定変更可能な情報とが存在する。米国マイクロソフト社のウィンドウズ(登録商標)OS(オペレーティングシステム)では、デバイスに関する情報はレジストリに登録されている。そして、プリンタのオプション構成のように管理者が管理すべき情報は、レジストリのデバイス情報格納部に格納され、ユーザにより設定変更可能な情報は、レジストリのユーザ情報格納部に格納される。そして、プリンタドライバは、印刷設定用のユーザインタフェースを表示する場合に、デバイス情報格納部に格納されている情報と、ユーザ情報格納部に格納されている情報とを読み出し、読み出した情報に従ってユーザインタフェースを構築することになる。ここで、レジストリのユーザ情報格納部(以下、ユーザ管理用レジストリとも呼ぶ)は、ホストコンピュータを利用しているユーザ毎に個別の領域を備えている。
デバイスオプション等の管理者が管理可能な情報は、従来の手法で特に問題にはならないが、デバイスに関する情報には、用紙タイプ情報等、一般ユーザによる設定変更可能な情報も多く存在する。
近年のPOD(プリントオンデマンド)市場をターゲットとしたプリンタの中には、既成の標準用紙タイプを基に坪量等の属性値を変更し、名前を付けてデバイス固有のカスタム用紙タイプを登録することができる機種も出てきている。以下、既成の標準用紙タイプをType1と呼ぶ。また、デバイス固有のカスタム用紙タイプをType2と呼ぶ。PODの分野では、この用紙タイプは、数百種類に対応する必要があり、一方で、印刷装置の給紙カセットは多くても10段程度であり、すべての用紙タイプに対応することができない。そのため、印刷ジョブを処理する度に、給紙カセットに必要な用紙タイプの用紙を給紙するという作業が発生する。
このように、デバイス上の設定値が変化しやすい情報で、且つドライバで取得が必要な情報が増えてくると、一般ユーザがシステム管理者に情報取得を依頼するのは運用上難しい。
そこで、用紙タイプ等の変動しやすい情報は、一般ユーザにもデバイスの情報を取得することを許し、ユーザ管理用レジストリに保存する方法が有効である。
特開平9−026867号公報
しかしながら、プリンタドライバインストール時にはドライバインストールプロセスは一般的にシステム権限で動いているため、ユーザ管理用レジストリに書き込みができないという制約がある。そのため、ドライバインストールプロセス中にプリンタから機器情報を取得するが、その情報の中でプリンタのオプション構成のように管理者が管理すべき情報をシステム管理用レジストリに格納する。しかし、用紙タイプのように、一般ユーザによる設定変更可能な情報は、本来、ユーザ管理用レジストリに登録される情報であるため、ドライバインストールプロセスでは、取得した一般ユーザによる設定変更可能な情報を記憶しておくことができない。そのため、一般ユーザによる設定変更可能な情報をプリンタドライバのUIに反映することができない問題がある。
また、このような一般ユーザによる設定変更可能な情報は、自身のユーザ管理用レジストリに保存されるため、全ユーザが情報取得を行わなくてはならない問題もある。つまり、同一PCを利用している第1のユーザが取得した一般ユーザによる設定変更可能な情報を、第2のユーザが利用することが現在の仕組みでは実現できていない。
また、サーバとクライアントからなるシステムにおけるPoint & Print環境では、サーバ側でシステム管理用レジストリが管理され、クライアント側でユーザ管理用レジストリが管理されることになる。このような場合も、一般ユーザによる設定変更可能な情報をプリンタドライバのUIに反映することができない問題もある。
本発明は、あるユーザが画像処理装置から取得した一般ユーザが設定変更可能な設定情報を、別のユーザがプリンタドライバを動作する際に利用するための仕組みを提供することを目的とする。
そこで、本発明は、ネットワークを介して画像処理装置と通信可能な情報処理装置であって、前記画像処理装置の用紙情報を含む機器情報を取得する機器情報取得手段と、管理者権限を有さないユーザの権限において取得した前記機器情報を、当該機器情報を取得した日時に関する日時情報と共に、ユーザ固有の記録領域に保存する第一保存手段と、管理者権限を有するユーザの権限において取得した前記機器情報を、当該機器情報を取得した日時に関する日時情報と共に、管理者権限を有さないユーザが読み取り可能な共有記憶領域に保存する第二保存手段と、前記ユーザ固有の記憶領域に保存されている機器情報と、前記共有記憶領域に保存されている機器情報との内、前記日時情報が新しい方の機器情報を表示装置に表示する表示制御手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明は、ネットワークを介して画像処理装置と通信可能な情報処理装置であって、前記画像処理装置の用紙情報を含む機器情報を、前記画像処理装置が付与する日時情報と共に取得する機器情報取得手段と、管理者権限を有さないユーザの権限において取得した前記機器情報を、前記日時情報と共に、ユーザ固有の記録領域に保存する第一保存手段と、管理者権限を有するユーザの権限において取得した前記機器情報を、前記日時情報と共に、管理者権限を有さないユーザが読み取り可能な共有記憶領域に保存する第二保存手段と、前記ユーザ固有の記憶領域に保存されている機器情報と、前記共有記憶領域に保存されている機器情報との内、前記日時情報が新しい方の機器情報を表示装置に表示する表示制御手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明は、ネットワークを介して画像処理装置及びサーバ装置と通信可能な情報処理装置であって、前記画像処理装置の用紙情報を含む機器情報を、前記画像処理装置が付与する日時情報と共に取得する機器情報取得手段と、管理者権限を有さないユーザの権限において取得した前記機器情報を、前記日時情報と共に、ユーザ固有の記録領域に保存する保存手段と、管理者権限を有するユーザの権限において取得される前記機器情報を、前記画像処理装置が付与する日時情報と共に保存するサーバ装置から、当該サーバ装置で管理される機器情報を日時情報と共に取得するサーバ情報取得手段と、前記ユーザ固有の記憶領域に保存されている機器情報と、前記サーバ情報取得手段により取得される機器情報との内、前記日時情報が新しい方の機器情報を表示装置に表示する表示制御手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明は、ネットワークを介して画像処理装置と通信可能な情報処理装置であって、前記画像処理装置の用紙情報を含む機器情報を取得する機器情報取得手段と、管理者権限を有さないユーザの権限において取得した前記機器情報を、ユーザ固有の記録領域に保存する第一保存手段と、管理者権限を有するユーザの権限において取得した前記機器情報を、管理者権限を有さないユーザが読み取り可能な共有記憶領域に保存する第二保存手段と、前記第二保存手段で前記共有記憶領域に前記機器情報を保存した回数をカウントして保存する第一カウント手段と、前記第一保存手段で前記ユーザ固有の記憶領域に前記機器情報を保存する際に、前記第一カウント手段によりカウントされるカウント値に1を加えた数を保存する第二カウント手段と、前記第二カウント手段により保存される値が、前記第一カウント手段により保存される値よりも大きい場合に、ユーザ固有の記憶領域に保存されている機器情報を表示装置に表示し、前記第二カウント手段により保存される値が、前記第一カウント手段により保存される値よりも大きくない場合に、前記共有記憶領域に保存されている機器情報を表示装置に表示する表示制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、あるユーザが画像処理装置から取得した一般ユーザが設定変更可能な設定情報を、別のユーザがプリンタドライバを動作する際に利用することができる。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の印刷システムにおける画像入出力装置の構成を示すブロック図である。図1において、リーダ部1は、原稿の画像を読み取り、原稿画像に応じた画像データを画像入出力制御部3へ出力する。プリンタ部2は、画像入出力制御部3からの画像データに応じた画像を記録紙上に記録する。画像入出力制御部3は、リーダ部1及びプリンタ部2に接続されており、ファクシミリ部4、ストレージ部5、ハードディスク部6、コンピュータインタフェース部7、RIP部8、操作部9、コア部l0等からなる。ここで、RIPとは、Raster Image Processorの略である。
ファクシミリ部4は、電話回線を介して受信した圧縮画像データを伸長して、伸長された画像データをコア部l0へ転送し、又、コア部l0から転送された画像データを圧縮して、圧縮された圧縮画像データを、電話回線を介して送信する。送受信する画像データは、ストレージ部5に接続されたハードディスク部6中に一時的に保存することができる。
ストレージ部5にはハードディスク部6が接続されており、ストレージ部5はコア部l0から転送された画像データを圧縮し、その画像データを検索するための画像データID番号と共にハードディスク部6に記憶させる。また、ストレージ部5は、コア部l0を介して転送されたコードデータに基づいてハードディスク部6に記憶されている圧縮画像データを検索し、検索された圧縮画像データを読み出して伸長し、伸長された画像データをコア部10へ転送する。
コンピュータインタフェース部7は、パーソナルコンピュータ又はワークステーション(PC/WS)11とコア部l0との間のインタフェースであり、PC/WS11と1対1のローカルインタフェースで接続しても、ネットワークで接続してもよい。また、コンピュータインタフェース部7は、コア部10で管理している印刷ジョブ情報をPC/WS11に送信する等、PC/WS11と双方向通信することもできる。
また、リーダ部1、プリンタ部2で装着されている給紙段や排紙装置(フィニッシャー)等の種類、また、それぞれの給紙段に設定されている用紙情報、トナーの残量等の機器情報は、リーダ部1或いはプリンタ部2からコア部10に送られる。そして、機器情報は、コンピュータインタフェース部7を介し、PC/WS(以下、ホストコンピュータと呼ぶ)11に送信することができる。
この場合、ホストコンピュータ11より、機器情報を取得すべく問い合わせがネットワーク等を介してコンピュータインタフェース部7に届く。すると、コンピュータインタフェース部7では、コア部10に情報を問い合わせ、その情報をコア部10より引き出し、再びネットワーク等を介してホストコンピュータ11に送信することになる。ここではホストコンピュータ11から機器に情報を問い合わせ、その情報を取得することをダイナミックコンフィグと呼ぶ。
RIP部8は、ホストコンピュータllから転送された画像を表すコードデータ(PDL)をプリンタ部2で記録できる画像データに展開する。
操作部9は、タッチパネルディスプレイとハードキーとを備え、ユーザインタフェースを介して、画像入出力装置への動作指示や動作設定及び用紙情報等の設定等を行う。
コア部l0については後述するが、コア部l0は、リーダ部1、プリンタ部2、ファクシミリ部4、ストレージ部5、コンピュータインタフェース部7、RIP部8、操作部9のそれぞれの間のデータの流れを制御する。
ここで、ホストコンピュータ11と画像入出力装置との間で双方向通信により配信される情報は、前述したように、給紙段や排紙装置等の種類、また、それぞれの給紙段に設定されている用紙情報、トナーの残量等の機器情報(デバイス情報)である。用紙情報は、用紙サイズ、用紙向き、更には、メディアタイプ情報を含んでいる。メディアタイプ情報は、より具体的には、普通紙、光沢紙、厚紙、OHP、再生紙、帳票用紙等の情報である。メディアタイプ情報には、画像入出力装置のプリンタ部2が自身で検出できるメディアタイプ(普通紙や厚紙等)の情報以外にも、操作部9からの指示により設定されているメディアタイプ(再生紙、帳票用紙)の情報も含まれる。
このように、ホストコンピュータ11へ配信されるメディアタイプ情報は、画像入出力装置の種類や、給紙段の種類により、異なる。それをプリンタ言語(PDL)で吸収するには、その都度プリンタ言語及びそれに伴う従来のデバイスのROM等を拡張しなければならず不都合である。そのため、 後述するように、従来のプリンタ言語を属性情報の指定ができるジョブコマンドでパケット化し、その属性情報中にメディアタイプの指定をすることにより、プリンタ言語を拡張せずにデバイスに応じたメディアタイプの指定を可能とする。
図2は、リーダ部1及びプリンタ部2の断面図である。リーダ部1の原稿給送装置l0lは、原稿を先頭順に1枚ずつプラテンガラスl02上へ給送し、原稿の読み取り動作終了後、プラテンガラス102上の原稿を排出する。リーダ部1は、原稿がプラテンガラス102上に搬送されると、ランプl03を点灯し、そしてスキャナユニットl04の移動を開始させて、原稿を露光走査する。この時の原稿からの反射光は、ミラーl05、l06、l07、及びレンズl08によってCCDイメージセンサ(以下、CCDという)109へ導かれる。このように、走査された原稿の画像は、CCDl09によって読み取られる。CCD109から出力される画像データは、所定の処理が施された後、画像入出力制御部3のコア部10へ転送される。
プリンタ部2のレーザドライバ22lはレーザ発光部20lを駆動するものであり、画像入出力制御部3のコア部10から出力された画像データに応じたレーザ光をレーザ発光部20lに発光させる。
このレーザ光は感光ドラム202に照射され、感光ドラム202にはレーザ光に応じた潜像が形成される。この感光ドラム202の潜像の部分には現像器203によって現像剤が付着される。そして、プリンタ部2は、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、給紙カセット204及び給紙カセット205の何れかから記録紙を給紙して転写部206へ搬送し、感光ドラム202に付着された現像剤を記録紙に転写する。給紙部である給紙カセット204および給紙カセット205は、給紙カセット内のパーテーションを移動させることで、様々な用紙サイズの印刷用紙を搭載することが可能である。
現像剤の乗った記録紙は定着部207に搬送され、定着部207の熱と圧力により現像剤は記像紙に定着される。定着部207を通過した記録紙は排出ローラ208によって排出される。また、両面記録が設定されている場合は、排出ローラ208のところまで記録紙を搬送した後、排出ローラ208の回転方向を逆転させ、フラッパ209によって再給紙搬送路210へ導く。再給紙搬送路210へ導かれた記録紙は前述したタイミングで転写部206へ給紙される。
図3は、コア部10のブロック図である。
リーダ部1からの画像データはインタフェース122を介して、データ処理部121へ転送される。データ処理部121は、画像の回転処理や変倍処理等の画像処理や画像データの圧縮、伸長を行うものであり、内部にA4/Letterサイズ相当の画像データ複数ページ分のページメモリを有する。リーダ部1からデータ処理部121へ転送された画像データは、ページメモリに一時的に記憶された後、圧縮されてインタフェース120を介してストレージ部5へ転送される。
また、コンピュータインタフェース部7を介して入力された画像を表すコードデータ(PDL)は、インタフェース120を介してデータ処理部121に転送された後、RIP部8へ転送される。そして、RIP部8において、画像データに展開され、この画像データはデータ処理部121に転送された後、ページメモリに一時的に記憶された後、圧縮されてストレージ部5へ転送される。そして、データ処理部121において、定められた画像データID番号で管理される。
ストレージ部5からの画像データは、データ処理部121へ転送された後、伸長されてページメモリに一時的に記憶された後、プリンタ部2やファクシミリ部4、コンピュータインタフェース部7へ転送される。
また、画像データがストレージ部5で保持されたならば、直ちにデータ管理部125へ通知され、データ処理部121で定められた画像データID番号と関連づけて管理される。また、同時にハードディスク部6に保存された印刷ジョブも印刷ジョブID番号と関連付けて、データ管理部125等において管理される。
なお、前述したデータ処理部121へ各種画像データを入力し、ページメモリに一時的に記憶した後、ストレージ部5へ画像データを転送する前に、プリンタ部2やファクシミリ部4、コンピュータインタフェース部7へ転送することもできる。これは、内部のセレクタを切り替えることによって実現される。
CPU123が、メモリ124に記憶されている制御プログラム、及び操作部9から転送された制御コマンドに従って、コア部10における前述したような制御を行う。また、メモリ124は、CPU123の作業領域としても使われる。
このように、コア部10を中心に、データ処理部121、ストレージ部5を介して、原稿画像の読み取り、画像のプリント、画像の送受信、画像の保存、コンピュータからのデータの入出力等の機能を複合させた処理を行うことができる。
図4は、主にホストコンピュータ11の構成を示すブロック図である。画像入出力装置は、ネットワーク21を介してホストコンピュータ11に接続されている。なお、本実施の形態ではネットワーク21を介して画像入出力装置とホストコンピュータ11とが通信可能に接続されているが、ネットワーク21だけでなく、ローカルインタフェース(USBやIEEE1394等)等によって接続されていてもよい。
ホストコンピュータ11は、操作者により任意の所定データが入力されるキーボード(KB)23と、前記所定データの表示等を行う表示部(CRT)24とを備えている。また、ホストコンピュータ11は、ブートプログラムや種々のアプリケーションプログラム、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル等が記憶されたフレキシブルディスクやハードディスク等の外部記憶装置25を備えている。26は、ホストコンピュータ11の本体部分であり、以下、本体部分を情報制御装置と呼ぶ。
情報制御装置26は、キーボード23からのキー入力データや不図示のポインティングデバイスにより指示された入力データを制御するキーボードコントローラ(KBC)27を含む。また、情報制御装置26は、CRT24を制御するCRTコントローラ(CRTC)28と、外部記憶装置25とのアクセスを制御するディスクコントローラ(DKC)29とを含む。また、情報制御装置26は、画像入出力装置との通信制御処理を実行するプリンタコントローラ(PRTC)30と、ワークエリア等としての機能を有するRAM31と、所定の印刷制御プログラム等が格納されたROM32とを含む。また、情報制御装置26は、システムバス33を介して各構成要素と接続されて情報制御装置26全体の制御を司るCPU34を含む。
また、外部記憶装置25は、本体に内臓若しくは装着されるハードディスクだけでなく、FD、CD、CD−R、CD−R/W、MO、DVD、光ディスク、光磁気ディスク等の記憶媒体であってもよい。この場合、DKC29は、記憶媒体からデータを読み出すドライブに相当することになる。なお、ここで、FDとは、フロッピー(登録商標)ディスクの略である。
また、ROM32は、文書処理時に使用するフォントデータ等が記憶されたフォント用ROM35と、所定の文書処理プログラムや印刷制御プログラムが格納されたプログラム用ROM36とを備える。また、ROM32は、文書処理を行うときに使用される各種データが記憶されたデータ用ROM37を更に備えている。CPU34は、図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等が混在した文書処理を、RAM31をワークエリアとして使用しながら、文書処理プログラムの実行を行う。
即ち、CPU34は、RAM31に設けられた表示データ領域へのアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT24上でのウィジウィグ(WYSIWYG:What You See Is What You Get)を可能とする。また、CPU34は、CRT24に表示されたデータをそのまま印字出力する。また、CPU34は、ポインティングデバイス等で指示されたコマンドデータに基づき登録された種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を実行する。
次に、ホストコンピュータ11からの要求により、画像入出力装置から現在のデバイスの環境情報を取得するダイナミックコンフィグ機能について説明する。
前述したように、リーダ部1、プリンタ部2に装着されている給紙段や排紙装置等の種類、また、それぞれの給紙段に設定されている用紙情報、トナーの残量等の機器情報は、リーダ部1、プリンタ部2からインタフェース122を介してCPU123に送られる。そして、CPU123によって、メモリ124に記憶される。また、操作部9により設定指示されるメディアタイプ情報も、CPU123によって、メモリ124に記憶される。
コンピュータインタフェース部7を介して、ネットワーク上のホストコンピュータ11から機器情報の取得要求が指示された場合、その要求指示はインタフェース120を介してCPU123に伝えられる。CPU123は、要求指示に応じて、メモリ124に記憶してあった機器情報である機器情報を取得する。この機器情報は、ホストコンピュータ11からの要求指示とは逆の順序で、インタフェース120を介してコンピュータインタフェース部7に送信される。取得された機器情報は、外部記憶装置25の所定の領域に格納される。機器情報には、プリンタのオプション構成のように管理者が管理すべき情報と、用紙タイプのように、一般ユーザによる設定変更可能な情報とが存在する。米国マイクロソフト社のウィンドウズ(登録商標)OS(オペレーティングシステム)では、デバイスに関する情報はレジストリに登録されている。プリンタのオプション構成のように管理者が管理すべき情報は、レジストリのデバイス情報格納部(システム管理用レジストリとも呼ぶ)に格納される。また、ユーザにより設定変更可能な情報は、レジストリのユーザ情報格納部(ユーザ管理用レジストリとも呼ぶ)に格納される。そして、プリンタドライバは、印刷設定用のユーザインタフェースを表示する場合に、デバイス情報格納部に格納されている情報と、ユーザ情報格納部に格納されている情報とを読み出し、読み出した情報に従ってユーザインタフェースを構築することになる。ここで、ユーザ管理用レジストリとシステム管理用レジストリは、外部記憶装置25に用意されており、ユーザ管理用レジストリは、同一のホストコンピュータを利用しているユーザ毎に個別の領域を備えている。
より具体的には、システム管理用レジストリは、「HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥」に用意されている。また、ユーザ管理用レジストリは、「HKEY_CURRENT_USER¥」にユーザ毎に用意されている。
次に、本実施形態のホストコンピュータ11について更に説明する。
図5は、ホストコンピュータ11における記憶媒体の構成を示す図である。ホストコンピュータ11は、図5に示す、基本I/Oプログラム、オペレーティングシステム(OS)、及び印刷処理プログラムをCPU34が実行することにより動作する。基本I/Oプログラムはホストコンピュータ11内のROM32に書き込まれている。また、オペレーティングシステム(OS)は、ホストコンピュータ11内の外部記憶装置25に書き込まれている。
まず、ホストコンピュータ11の電源がONされると、基本I/Oプログラム中のイニシャルプログラムローディング(IPL)機能により、外部記憶装置11に記憶されたオペレーティングシステム(OS)がRAM31に読み込まれる。そして、CPU34によって、OSが動作される。
次に、オペレータ等が、ホストコンピュータ11内のキーボード23及びポインティングデバイスにより、表示部24の画面に表示されたコマンドメニューのコマンドイメージ等を選択し、アプリケーションの実行を指示する。すると、外部記憶装置25に記憶されたアプリケーションがRAM31に読み込まれる。そして、CPU34によって、アプリケーションが動作される。
アプリケーション起動時と同様な手順で、オペレータにより印刷が指示されると、外部記憶装置25に記憶された印刷データの合成機能等を有する印刷処理プログラム及びプリンタ制御コマンド生成プログラム(プリンタドライバ)がRAM31に読み込まれる。そして、CPU34によって、印刷処理プログラム及びプリンタドライバが動作する。
図6は、ホストコンピュータ11におけるモジュール構成図である。
図6に示される各モジュールは、例えば外部記憶装置25に保存されたファイルとして存在し、実行される場合にOSやそのモジュールを利用するモジュールによって、RAM31にロードされ、CPU34により実行されるプログラムモジュールである。ここで、図6に示される各モジュールとは、アプリケーション601、グラフィックエンジン602、プリンタドライバ603、システムスプーラ604、ダイナミックコンフィグ用のモジュール(DCモジュール)605、PDL生成モジュール606を含む。また、図6に示される各モジュールとは、更に、属性パケット生成モジュール607、ネットワークデバイス管理ユーティリティー608を含む。
なお、アプリケーション601、プリンタドライバ603、DCモジュール605、ネットワークデバイス管理ユーティリティー608は、FDやCD−ROM等の記憶媒体から図7に示すようにホストコンピュータ11内のハードディスクに供給される。或いは、ネットワーク21を経由してホストコンピュータ11内のハードディスクに供給される。図7は、図4に示したDKC29と、DKC29に対して挿入される外部記憶装置25との関係を示す図である。
アプリケーション601から画像入出力装置に対して印刷を要求する際には、グラフィックエンジン602を利用して、行う。
アプリケーション601は、ユーザからの操作により所望となる文書を生成するものであり、ユーザからの印刷指示により、グラフィックエンジン602に対して、文書を描画関数として出力する。ここで、Windows(登録商標)OSの場合、グラフィックエンジン602は、GDI(Graphic Device Interface)と呼ばれる。
また、グラフィックエンジン602は、アプリケーションから印刷開始の指示を受けると、印刷装置ごとに用意されたプリンタドライバ603をRAM31にロードし、アプリケーション601の出力をプリンタドライバ603に設定する。そして、アプリケーション601から受け取るGDI関数からDDI(Device Driver Interface)関数に変換して、プリンタドライバ603へDDI関数を出力する。
プリンタドライバ603は、グラフィックエンジン602から受け取ったDDI関数に基づいて、プリンタ(例えば画像入出力装置等)が認識可能な制御コマンド、例えばPDL(Page Description Language)に変換する。そしてプリンタドライバ603は、変換したプリンタ制御コマンドに基づいて印刷データを生成し、OSによってロードされたシステムスプーラ604を経て、コンピュータインタフェース部7宛に印刷データを出力する。
ネットワークデバイス管理ユーティリティー608は、ネットワーク21上に接続されているデバイスを管理するためのユーティリティーソフトウェアである。ネットワークデバイス管理ユーティリティー608は、ネットワーク21上の各デバイスからDCモジュール605(機器情報取得モジュールとも呼ぶ)を介して機器情報を収集し、各デバイスのステータスや機能情報等を表示部24に表示する。このことによりユーザに各デバイスのステータスや機能情報等を認識させることができる。
また、ネットワークデバイス管理ユーティリティー608は、ユーザからの指示を受け付け、ネットワーク21上のデバイスに対して各種の制御命令を発行する。ネットワークデバイス管理ユーティリティー608が発行する制御命令には、ネットワークデバイス内に保持されている印刷ジョブの削除、一時停止、印刷順序の変更等のジョブ制御命令等が含まれる。また、ネットワークデバイス管理ユーティリティー608が発行する制御命令には、ネットワークデバイスのIPアドレスの変更や各種の設定を変更するための機器制御命令等が含まれる。
また、DCモジュール605は、プリンタドライバ603またはネットワークデバイス管理ユーティリティー608から機器情報取得の指示を受けると、ネットワーク21等を経由してコンピュータインタフェース部7へ問い合わせを行う。また、コンピュータインタフェース部7から機器情報がネットワーク21等を経由して機器情報取得モジュールであるDCモジュール605に送られると、その情報を依頼元のモジュールに返送する。例えば、ネットワークデバイス管理ユーティリティー608から機器情報取得の要求を受けた場合は、取得したデバイス情報をネットワークデバイス管理ユーティリティー608に返す。また、プリンタドライバ603から要求を受けた場合は、プリンタドライバ603に返す。DCモジュール605は、プリンタドライバ603またはネットワークデバイス管理ユーティリティー608により利用されるモジュールである。また、本実施形態では、図6の下線で囲まれた部分が、ネットワークデバイス管理ユーティリティー608である。しかし、DCモジュールは、プリンタドライバの一部として機能されるため、プリンタドライバとネットワークデバイス管理ユーティリティーのいずれのインストールの場合にも、各インストールと同時にインストールされる。
本実施形態のプリンタドライバ603は、ネットワークデバイス管理ユーティリティー608に含まれている機器情報取得モジュールであるDCモジュール605を利用して画像入出力装置からメディアタイプ情報を含む機器情報を取得する。プリンタドライバ603に含まれるDC制御モジュール(図示省略)は、ホストコンピュータ11内の登録情報(レジストリ情報)を参照し、DCモジュール605が格納されている場所を認識する。そして、プリンタドライバ603は、必要に応じてDCモジュール605に対して、ネットワークデバイス管理ユーティリティー608からの依頼と同様に、機器情報の取得を要求する。DCモジュール605は、プリンタドライバ603(DC制御モジュール)からの依頼の場合は、ネットワーク21を介して画像入出力装置から取得した機器情報をネットワークデバイス管理ユーティリティー608ではなく、プリンタドライバ603に渡す。プリンタドライバ603からDCモジュール605への機器情報の取得要求は、機器情報の取得命令と、画像入出力装置のプリンタポート若しくはIPアドレスを直接指定する命令と、依頼元の関数名とを含んでいる。なお、依頼元の関数名とは、より具体的に説明すると、プリンタドライバ603の属性パケット生成モジュール607を指定する命令のことである。
なお、本実施形態のプリンタドライバ603は、DDI関数からページ記述言語を生成するPDL生成モジュール606と、生成されたページ記述言語をパケット化し、属性情報を付加した印刷データを生成する属性パケット生成モジュール607とを含んでいる。また、プリンタドライバ603は、図9、10、13、14で後述するユーザインタフェースを生成し、OSに対してユーザインタフェース情報を提供するUIモジュール609を含んでいる。属性パケット生成モジュール607の詳細については後述する。
次に、ホストコンピュータ11における印刷処理について説明する。なお、この処理は、印刷可能なアプリケーション等のプログラムが動作している状態で開始される。また、DCモジュール605が、ホストコンピュータ11にインストール済みであるとして説明する。
プリンタドライバ603は、ドライバインストール時に、DCモジュール605を起動して機器情報の取得を要求する。又は、プリンタドライバ603は、プリンタドライバインストール後に、UIモジュール609により提供されるプリンタドライバUI上の機器情報を得るためのボタンを表示する(図9及び図14で後述する)。そして、そのボタンが押下されると、プリンタドライバ603は、DCモジュール605を起動して機器情報の取得を要求する。
DCモジュール605は、取得要求で指定されたデバイスである画像入出力装置に用紙タイプ情報等の機器情報を、制御パケットを用いて問い合わせ、ネットワークを介してその機器情報を取得すると、プリンタドライバ603に返送する。
プリンタドライバ603は、DCモジュール605から返送された機器情報を、システム管理用レジストリに保存し、保存した機器情報をプリンタUI上に表示する。
アクセス権限が存在するOSにおいて、プリンタドライバ603は、インストール時、又はAdmin権限を有するユーザが機器情報を取得するボタンを押下したことによって取得した機器情報を、システム管理用レジストリに取得日時情報を付加して保存する。
ここで、同一のホストコンピュータを利用するAdmin権限を有さない一般ユーザでも、図14に示す印刷設定画面にある機器情報取得ボタンを用いて、機器情報の取得を行うことができる。しかしながら、一般ユーザはAdmin権限を有さないため、プリンタドライバ603は、取得した機器情報をシステム管理用レジストリには保存できない。そのため、プリンタドライバ603は、ユーザ管理用レジストリに取得日時情報を付加して、取得した機器情報を保存する。
なお、機器情報をプリンタUI上に表示する際、システム管理用レジストリの機器情報の方が、取得日時が新しいときは、プリンタドライバ603は、ユーザ管理用レジストリの機器情報をシステム管理用レジストリの機器情報で上書きする。そして、プリンタドライバ603は、ユーザ管理用レジストリの機器情報を表示する。
また、Admin権限を有するユーザの権限を用いて機器情報を取得することができないときは、プリンタドライバ603は、全ユーザのユーザ管理用レジストリの機器情報のうち、最新の機器情報を用いて、システム管理用レジストリの機器情報を上書きする。
以上の機能を有することで、用紙タイプのような状況が変動しやすいデバイスの機器情報(設定情報)を、一般ユーザ権限でも取得可能とすると共に、管理者権限(Admin権限)を持つユーザが取得した機器情報を、他の全ユーザにも反映することができる。また、プリントサーバ上の機器情報を、Point And Printクライアントに引き継ぐこともできる。また、Admin権限を有するユーザの権限で機器情報を取得することができないときは、ユーザが取得した最新の機器情報で、ユーザ管理用レジストリの機器情報(又は、システム全体の機器情報)を更新することもできる。
なお、取得した用紙タイプ情報は、表示するだけではなく、ユーザに選択させ印刷命令に埋めることで、給紙段を用紙タイプで指定することに利用することもできる。
図8、図11、図12は、本実施形態のホストコンピュータ11における制御の流れを示すフローチャートである。
それぞれのフローチャートを用いて順に説明していく。
図8のフローチャートで説明される制御は、管理者権限を持つユーザの権限を用いて実施するデバイスの機器情報取得処理の流れを示している。
本フローチャートで説明される制御は、プリンタドライバUIのプロパティ画面(図9)が開かれている状態で、機器情報の取得を指示するためのボタンがユーザの操作により押された場合、又はドライバをOSにインストールする際に自動実行される。
ここで、OSのレジストリについて説明する。
プリンタドライバの設定情報等、そのマシン固有の構成情報は、システム管理用レジストリ内にデバイス毎(HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Control¥Print¥Printers)に書き込む必要がある。しかし、OSの制約上、システム管理用レジストリには管理者権限を持つユーザのみが書き込み(保存)可能である。
一方、現在ログインしているユーザの構成情報管理用レジストリも存在し、こちらは全ユーザ管理レジストリ(HKEY_CURRENT_USER以下)と呼ぶことにする。全ユーザ管理レジストリは、ログイン者自身のレジストリへの書き込みは可能であるが、管理者以外は他人のレジストリは参照することもできない。また、ドライバインストールは、システム権限で動作しているプロセスからの書き込みのため、全ユーザ管理レジストリには書き込み不可能である。
まず、図8のステップS1201において、管理者権限を持つユーザがプリンタドライバ603の情報取得ボタン(図9のa)を押すか、プリンタドライバ603のインストール作業を行うことで取得処理が開始される。
次に、ステップS1202において、プリンタドライバ603からの取得要求に基づいて、DCモジュール605は、双方向通信によりネットワークを介して画像入出力装置に機器情報の取得要求である制御パケットを発行する。そして、DCモジュール605は、その取得要求に応じて画像入出力装置により送信される機器情報(例えば、用紙タイプ)を取得する。DCモジュール605は、取得した機器情報をプリンタドライバ603に渡す。
次に、ステップS1203に進み、プリンタドライバ603は、DSモジュール605から機器情報が正常に取得できた場合は、ステップS1205へ、取得できなかったときはステップ1204へ進む。
ステップS1204において、プリンタドライバ603は、全ユーザ管理レジストリ(HKEY_CURRENT_USER以下)に書き込まれている機器情報を検索し、最も新しい機器情報を取得し、ステップS1205へ進む。なお、前述したように、図8の処理は、管理者権限を持つユーザがログインしている状態であるため、全ユーザ管理レジストリから機器情報を検索することができる。
ステップS1205において、プリンタドライバ603は、取得した用紙タイプ情報等を含む機器情報の一覧を、取得した日時を示す日時情報を付けてシステム管理用レジストリに保存する。
図9を用いて、図8におけるステップS1202で説明したDCモジュールによる用紙タイプ情報等を含む機器情報の取得について、より具体的に説明する。
図9は、プリンタドライバUIにおけるデバイスの機器情報を表示するためのシートを示す図である。プリンタドライバで設定可能な項目は多岐に渡っており、それぞれ関連する項目ごとに複数のシートに分けられている。デバイスの機器情報全体を表示するためのシートは、「Device settings」シートである。なお、図9は、PCで管理されているプリンタアイコンを右クリックし、プロパティの表示を指示された際に表示されるユーザインタフェースである。そして、図9に示される「Device setting」シートは、管理者権限を持つユーザにより表示された場合に、デバイス機器情報の取得を要求する更新ボタン(図9a)が押下可能にアクティブ表示される。また、一般ユーザ権限のユーザにより表示された場合には、OS制約により、デバイス機器情報の取得を要求する更新ボタン(図9a)は押下できないようにグレーアウト表示される。つまりこのシート上から、機器情報を取得する指示が出せるのは、管理者権限のユーザだけとなる。
このシート内の設定情報は、システム管理用レジストリ(HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Control¥Print¥Printers )に保存されるものである。これらの情報は、Admin権限を有するユーザのみが設定を変更することができる。
Admin権限を有するユーザが、図中(a)の「Get Device Status」ボタンが押下すると、プリンタドライバ603は、DCモジュール605を用いて機器情報の取得処理を実施する。また、Admin権限を有するユーザが実施可能なプリンタドライバインストールするときにも、プリンタドライバ603は、DCモジュール605を用いて、同様に取得処理を実施する。DCモジュール605が取得する機器情報は、プリンタのオプション構成のように管理者が管理すべき情報と、用紙タイプのようにユーザにより設定変更可能な情報とが含まれる。従来技術では、プリンタドライバは、取得された機器情報のうち、管理者が管理すべき情報のみをシステム管理用レジストリに格納していた。
本発明では、DCモジュール605が取得した機器情報は、全てシステム管理用レジストリ(HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Control¥Print¥Printers)に保存される。つまり、管理者が管理すべき情報である機器構成情報と、ユーザにより設定されるべき情報である用紙情報のいずれも、システム管理用レジストリに格納される。ただし、システム管理用レジストリに格納されるユーザにより設定されるべき情報である用紙情報は、管理者権限のあるユーザしか設定変更することはできない。これは、OSの制約であり、前述した通りである。
なお、実際の機器情報取得の手順については、前述した様に、プリンタドライバ603、DCモジュール605、コンピュータインタフェース部7等における一連の処理で行われる。
また、図中(b)の「Form to Tray Assignment」(給紙方法の割り当て)ボタンは、次に説明する図10のUIを表示させるためのボタンである。なおこのボタンは、管理者権限のユーザだけでなく、一般ユーザであっても、押下可能にアクティブ表示されている。
図10は、図9における(b)で示されるボタンをユーザが押下することにより表示されるUIの一例を示す図である。図10に示されるUIには、ステップS1205で格納された用紙タイプの情報、或いはその他の機器情報が反映されて表示される。
プリンタドライバ603は、図中(c)の「用紙タイプ」のコンボボックスには、全ての既成の基本用紙タイプ(Type1)を表示しておき、機器情報で取得された用紙タイプのみ反転表示する。このことで、現在、機器(画像入出力装置)が設定している用紙タイプの一覧表示を実現している。図10の例では、基本用紙タイプの普通紙が機器上に設定されていることを示している。
つまり、DCモジュール605がネットワークを介して画像入出力装置から取得した機器情報に含まれる用紙タイプ情報に基づいて、プリンタドライバ603が設定した内容が図10のダイアログボックスに表示される。ここで、用紙タイプ情報には、用紙サイズ、用紙向き、メディアタイプ等が含まれる。
また、図10のメディアタイプボックスに、現在選択されている給紙部(手差しトレイ、各デッキ(カセット)、サイドペーパーデッキ)のメディアタイプが表示される。メディアタイプは、普通紙(Plain)、厚紙(Heavy paper)、再生紙(Recycled)、ハガキ(Letterhead)、OHP(Transparency)、帳票用紙(Form Paper:図示省略)等がある。
図11のフローチャートで説明される制御は、プリンタドライバの印刷設定画面に用意される用紙情報取得ボタンからの指示に応じて、デバイスの機器情報(以下の例では、用紙タイプ情報に限定)の取得処理の流れを示している。この取得処理は、管理者権限を持つユーザ、及び、管理者権限を持たないユーザによって、後述するように、処理が分岐される。
まず図11のステップS1401で、ユーザが、プリンタドライバの印刷設定画面に用意される用情報取得ボタン(後述する図14の(i))を押すことで取得処理が開始される。
次に、ステップS1402において、プリンタドライバ603からの取得要求に基づいて、DCモジュール605は、双方向通信によりネットワークを介して画像入出力装置に機器情報の取得要求である制御パケットを発行する。そして、DCモジュール605は、その取得要求に応じて画像入出力装置により送信される機器情報(特に、用紙タイプ)を取得する。DCモジュール605は、取得した機器情報をプリンタドライバ603に渡す。
次に、ステップS1403に進み、プリンタドライバ603は、前記ユーザがシステム管理レジストリへの書き込み権限を有しているかを判断する。管理者権限のユーザは管理レジストリへの書き込み権限を有していると判断され、ステップS1404へ、一般ユーザは管理レジストリへの書き込み権限を有していないと判断され、ステップS1405へ処理が進む。
ステップS1404では、プリンタドライバ603は、システム管理用レジストリに、取得した用紙タイプ情報を、取得した日時を示す日時情報を付けて書き込む。本第一の実施の形態では、ホストコンピュータ11内で動作しているタイマーで管理されている日時を用いて、日時情報が書き込まれる。また、ユーザ管理用レジストリは、ユーザ毎に用意されるため、管理者権限のユーザに対しても、ユーザ管理用レジストリが存在する。そのため、ステップS1404では、プリンタドライバ603は、ユーザ管理用レジストリにも、同じ用紙タイプ情報を、日時情報を付けて書き込んでもよい。
ステップS1405では、プリンタドライバ603は、ユーザ管理用レジストリに、取得した用紙タイプ情報を、日時を示す日時情報を付けて書き込む。
図12のフローチャートで説明される制御は、ユーザが図8、図11のフローチャートに示すような処理で取得した用紙タイプ情報を表示するときの表示処理の流れを示している。
まず、ステップS1901で、プリンタドライバ603は、システム管理用レジストリに格納した用紙タイプ情報を読み出す。
次に、ステップS1902において、プリンタドライバ603は、現在ログインしているユーザのユーザ管理用レジストリに格納されている用紙タイプ情報を読み出す。
ステップS1903において、プリンタドライバ603は、前記二つの用紙タイプ情報の日時情報を確認し、システム管理用レジストリの用紙タイプ情報の方が新しいときは、ユーザ管理用レジストリの内容を、システム管理用レジストリの内容で書き換える。
ステップS1904において、プリンタドライバ603は、ユーザ管理用レジストリに格納されている用紙タイプ情報をプリンタドライバUI上に表示する。
図13、図14を用いて、図11、図12に係るUIの一例を説明する。
図13は、プリンタドライバ603により提供されるプリンタドライバUI(印刷設定画面)の給紙方法等を設定するためのシートの一例を示す図である。図13に示されるUIは、印刷実行時に、管理者権限のユーザおよび一般ユーザのいずれでも、開いて操作することができる。
図中(d)は、給紙方法を選択するラジオボタンであり、用紙の給紙先としてプリンタの給紙段を直接指定する「給紙部で指定」と、用紙タイプで指定する「用紙タイプで指定」との指定が可能となっている。
また、図中(e)は、ユーザに給紙モードの選択を促すためのリストボックスである。給紙モードとしては、図13のUI(ユーザインタフェース)の例で示されている様に、印刷ドキュメント中の「全ページを同じ用紙に印刷」がある。また、これ以外にも、「最初のページと最後のページとその間のページをそれぞれ異なった給紙段或いは用紙タイプで出力する」や、「最初のページ2ページ目と最後のページとその間のページをそれぞれ異なった給紙段或いは用紙タイプで出力する」がある。更に、「OHPシートと中ざしシートの組み合せで出力する」等もある。
図中(f)は、ラジオボタン(d)において「用紙タイプで指定」が選択され、且つ、リストボックス(e)において給紙モードを「全ページを同じ用紙に印刷」にした場合に表示される。この(f)ボタンをユーザが押下すると、図14に示されるダイアログが表示される。
図中(i)は、Admin権限を持たない一般ユーザでも、デバイスに登録されている用紙タイプ情報を取得可能な「用紙情報取得」ボタンである。図中(h)は、(i)又は図9の「Get Device Status」ボタンに係り、取得された用紙タイプを全て列挙し、指定する用紙タイプを選択可能としているリストボックスである。
(h)に表示される用紙タイプは、図10の(c)で反転表示された標準用紙タイプ(Type1)だけでなく、デバイス(機器)側でユーザが作成したカスタム用紙タイプ(Type2)の情報も表示される。
即ち、(h)に表示される用紙タイプは、デバイス上で現在設定されている給紙可能な用紙タイプの一覧である。
ユーザは、図中(g)を用いて、取得した用紙タイプ情報の種類(Type1、Type2、全て)の切り替えを行うことができる。
次に、図15を用いて図14で選択された用紙タイプを使って、プリンタドライバ603が生成する印刷ジョブの構造について説明する。
図15は、本実施形態の印刷ジョブのデータ構造の一例を示す図である。印刷ジョブのデータは、印刷ジョブのヘッダ、給紙方法、給紙モード、用紙タイプ情報、描画データ、印刷ジョブの終端、の各ブロックからなっている。
送信された印刷ジョブは、画像入出力装置内部で内容を解析される。そして、画像入出力装置では、指定された給紙方法、給紙モードで描画データを印刷する。
印刷ジョブのヘッダである印刷ジョブの開始ブロック、給紙方法、給紙モード、用紙タイプ情報、印刷ジョブの終端ブロックの各ブロックは、プリンタドライバ603の属性パケット生成モジュール607で生成される。また、描画データ(PDL)は、PDL生成モジュール606により生成される。
各々のブロックは、図16に示すように構成されている。図16は、印刷ジョブの各ブロックを説明するための図である。各ブロックは、パケットヘッダ1701と、データ部分1702とに分けられる。
パケットヘッダ1701は、12バイトの固定領域であり、データ部分1702は、サイズが変更可能な領域である。データ部分1702のサイズは、パケットヘッダ1701で定められている。
図16において、0〜1バイト目のオペレーションコードは、パケットの機能を示す長さ2バイトのIDを示すものである。オペレーションコードは、以下の値を取ることができる。
0x0201 ジョブ開始オペレーション
0x0202 ジョブ属性設定オペレーション
0x0204 PDLデータ送信オペレーション
0x0205 ジョブ終了オペレーション
0x0301 ジョブ制御オペレーション
0x090a 情報取得オペレーション
ここで、「0x」とは、16進数という意味である。図15の「印刷ジョブのヘッダ」に相当するブロックのパケットヘッダ1701では、オペレーションコードはジョブ開始オペレーション 「0201」の値をとる。「給紙方法」「給紙モード」「用紙タイプ情報」に相当するブロックのパケットヘッダ1701では、オペレーションコードはジョブ属性設定オペレーション「0202」の値をとる。「描画データ(PDL)」に相当するパケットヘッダ1701では、オペレーションコードはPDLデータ送信オペレーション「0204」の値をとる。「印刷ジョブの終端」に相当するブロックのパケットヘッダ1701では、オペレーションコードはジョブ終了オペレーション「0205」の値をとる。
ジョブ制御オペレーションは、ジョブ制御でホストコンピュータ11から画像入出力装置に送信されるジョブ制御コマンドのパケットヘッダに付加されるものであり、オペレーションコードはジョブ制御オペレーション「0301」の値をとる。ジョブ制御オペレーションは、画像入出力装置内に受信されている印刷ジョブを、削除、一時停止、順序変更等の制御する場合に用いられる。
また、情報取得オペレーションは、ホストコンピュータ11のDC(ダイナミックコンフィグ)モジュール605により画像入出力装置に対して発行される機器情報を取得するための要求コマンドのパケットヘッダに付加されるものである。オペレーションコードは情報取得オペレーション「090a」の値をとる。
2〜3バイト目のブロック番号は、ジョブパケットを送信した側が返答を要求する場合に、要求と返答との対応を取るために使用する番号である。例えばブロック番号=1、2、3というジョブパケットをホストコンピュータ11が立て続けに送信したときにブロック番号=2というエラーパケットが画像入出力装置から返ってき場合を考える。この場合、送信側は2番目に送ったジョブパケットにエラーが発生したことを特定することができる。
4〜5バイト目のパラメータ長は、12バイト目以降のデータ部のバイト長さを示す領域で、0〜64Kバイトまでを示すことができる。パラメータ長は、パケットヘッダが示す属性により異なる。
6〜7バイト目は、ジョブパケットの各種フラグを示す領域で、それぞれ以下の値を示す。
エラーフラグ:この値が1の場合、画像入出力装置で何らかのエラーが発生したことを示す。このフラグは画像入出力装置からホストコンピュータ11に送られる返信パケットに付加される。
通知フラグ:この値が1の時は、ホストコンピュータ11からの要求パケットに対する返答ではなく、画像入出力装置が何らかの通知事項があることをホストコンピュータ11に通知することを示している。
継続フラグ:この値が1の場合、データ部に全てのデータが入らなかったため、次のジョブパケットで残りのデータが送られることを示す。次のジョブパケットは前のパケットと同じオペレーションコードを設定しなくてはならない。
返答要求:ホストコンピュータ11から画像入出力装置に対して返答パケットが必要な場合に1をセットする。0のときは、要求パケットは正常に処理された場合には返答は返さない。画像入出力装置でエラーが発生した場合には返答要求の0/1に関わらず、常にエラーフラグを1にした返答パケットを送出する。
8〜9バイト目のユーザID及び10〜11バイト目のパスワードは、要求パケットでできる操作にセキュリティ的制限を設ける際に認証に使われる領域である。
12バイト目以降は、オペレーションコードに対応したデータ(属性パラメータやPDL)が格納される。ジョブ開始オペレーション及びジョブ終了オペレーションの場合は、データは存在しない。
ジョブ属性設定オペレーションの場合、データ部には、設定したいジョブ属性IDとジョブ属性値とが設定される。ジョブ属性IDとは、ジョブに関する属性或いは環境に対応した識別子を 示すもので、ISO−10175(DPA)(ISO:国際標準化機構)で規定されるジョブの属性に相当するIDが予め割り振られている。
以下にジョブ属性の代表的なものと、本実施形態に関連のある情報に関するジョブ属性を挙げる。
ジョブ属性ID
0x0101 ジョブ名称
0x0103 ジョブオーナ名
0x016a ジョブサイズ
0x0a01 給紙方法
0x0a03 給紙モード
0x0a05 用紙タイプ情報
ジョブ属性IDとして「0a05」の用紙タイプ情報が指定されている場合、データ部のジョブ属性値は、各種のメディアタイプに対応する値(普通紙:「0」、厚紙「1」、光沢紙「2」、裏紙「3」、OHP「4」、ハガキ「5」等)が挿入される。
PDLデータ送信オペレーションの場合は、データ部にはPDLデータが入る。1つのジョブパケットのデータは、パラメータ長に格納できる最大サイズまでなので、64KBまで格納可能である。それ以上のデータは複数のPDLデータ送信オペレーションに分割して送信する。この場合、継続フラグに1を立てる。
また、DCモジュール605が生成する情報取得オペレーションの場合は、画像入出力装置から取得すべき情報に対応するジョブ属性IDが付加される。例えば、メディアタイプ情報を取得したい場合は、用紙タイプ情報のジョブ属性IDと同様に「0a05」となる。画像入出力装置が、オペレーションコードが情報取得オペレーション(「090a」)で且つ、ジョブ属性IDが用紙タイプ情報(「050a」)である制御パケットをホストコンピュータ11から受信した場合を考える。この場合、画像入出力装置は、自身で保持しているメディアタイプ情報をホストコンピュータ11のDCモジュール605に制御パケットとして返送する。返送される制御パケットの属性値に、画像入出力装置にセットされているメディアタイプ情報が含まれている。
ここで、属性パケット生成モジュール607又はDCモジュール605における各ブロックの生成方法について説明する。属性パケット生成モジュール607は、印刷処理時に印刷ジョブのジョブパケットを生成し、DCモジュール605は、機器情報の取得時に制御パケットを生成する。
プリンタドライバ603が起動され印刷処理が開始されると、属性パケット生成モジュール607も同様に起動される。属性パケット生成モジュール607は、プリンタドライバUIで設定されている内容を、記憶手段(RAM31若しくは外部記憶装置25)に格納されている設定ファイルと、DEVMODE構造体とを読み込み、認識する。
ここで、属性パケット生成モジュール607は、給紙方法の選択方法が、給紙段を直接指定する「給紙部で指定」が選択されている第一モードであるか、用紙タイプを指定する「用紙タイプで指定」が選択されている第二モードであるかを判断する。もし、第一モードであると判断した場合、給紙方法ブロックのデータ部における属性値は「0」となり、属性パケット生成モジュール607は、用紙タイプ情報のブロックの生成は行わない。そして、描画データ内のPDLにおいて、PDL生成モジュール606により給紙段を指定するコマンドを挿入することになる。
一方、第二モードであると判断した場合は、給紙方法ブロックのデータ部における属性値は「1」となり、属性パケット生成モジュール607は、用紙タイプ情報のブロックを生成し、属性値として前述したメディアタイプを指定する値を挿入する。なお、第二モードの場合は、PDL生成モジュール606は、メディアタイプを指定するPDLの生成処理は行わない。
次に、図17を用いて、ホストコンピュータ11から送信されるデータ(取得要求や印刷ジョブ)に基づく画像入出力装置の制御について、各モジュール構成を用いて説明する。
1801は、I/Fドライバ部であり、ネットワーク21を介してホストコンピュータ11から入力されるデータを受け付け、また、ネットワーク21を介してホストコンピュータ11にデータを出力するための制御を行う。1802は、論理チャネル制御部であり、I/Fドライバ部1801からデータを受け取り、受け取ったデータのパケットのオペレーションコードを参照することにより、このデータが印刷ジョブであるか取得要求の制御パケットであるかを判断する。論理チャネル制御部1802は、入力されたデータが印刷ジョブであると判断された場合は、このデータをジョブプリプロセッサ部1803に渡し、また、入力されたデータが制御パケットであると判断された場合は、このデータを機器情報取得部1804に渡す。
ジョブプリプロセッサ部1803は、印刷ジョブのジョブ属性パケットだけを抽出し、ジョブの属性が示されているジョブ属性パケットを機器DB1805に渡し、残りの印刷データが入っているパケットを受信バッファ1804に渡す。このように、PDLを解析する前にジョブ属性を取り出すことができるので、PDLを解析しなくても、受信した印刷ジョブがどのような属性を有しているのか(どのメディアタイプの用紙が指定されているのか)を認識することができる。
また、機器情報取得部1804は、ジョブ属性パケットを受け取り、オペレーションコードがなにかを判断する。オペレーションコードが情報取得オペレーションである場合は、機器DB1805に保持されている機器情報若しくは、ジョブプリプロセッサ部1803から登録されているジョブ属性を取得するための制御パケットである。そのため、機器情報取得部1804は、制御パケットのジョブ属性IDを判断して、どの情報が必要であるかを判断する。ジョブ属性IDが「0a05」である場合は、用紙タイプ情報の取得要求である。そのため、機器情報取得部1804は、機器DB1805に保持されている印刷ジョブのメディアタイプ情報(用紙タイプ情報)を取得し、論理チャネル制御部1802を介して、ホストコンピュータ11に制御パケットとして返送する。
1806は、PDLトランスレータであり、受信バッファ1804にスプールされている印刷データを取得し、PDL解析を行い、描画部1807で順次印刷処理させる。
[第2の実施の形態]
上述した第1の実施の形態では機器情報をプリンタUI上に表示する際、システム管理用レジストリの機器情報の方が、取得日時が新しいとき、プリンタドライバ603は、ユーザ管理用レジストリの機器情報をシステム管理用レジストリの機器情報で上書きする。そして、プリンタドライバ603は、上書きされたユーザ管理用レジストリの機器情報に従って、印刷設定のためのユーザインタフェース(印刷設定画面)を表示する。これにより、ホストコンピュータで管理される機器情報のうち、新しい方の機器情報を反映させてプリンタドライバのユーザインタフェースを構築することができる。
しかし、取得日時は、ホストコンピュータ毎に管理されている時刻を利用すると、コンピュータ毎に時刻が異なる可能性があるため、サーバ、クライアントプリンタ環境では不整合が発生する可能性がある。図19を用いて、不整合が発生する場合について説明する。
図19において、1901はホストコンピュータ、1902はプリントサーバ、1903は、画像入出力装置、1904は、機器間の通信が行われるローカルエリアネットワークである。このようなサーバ/クライアント環境下では、ポイントアンドプリントと呼ばれる印刷システムが用いられる。ポイントアンドプリントとは、クライアントであるホストコンピュータ上では、ドライバUI上で印刷設定を行い、OSが描画出力した中間データを、プリンタドライバでPDLに変換することなく、プリントサーバに送信する。プリントサーバでは、ホストコンピュータから受け取った中間データを、ホストコンピュータで設定された印刷設定に従って、PDLに変換し、該PDLをプリンタへ送信する。このため、ポイントアンドプリント環境では、ホストコンピュータは、ドライバUIが動作するだけでよく、クライアントの負荷が軽減される。
しかし、ポイントアンドプリント環境では、プロパティ画面(図9)の「Device Setting」シートの「Get Divice Status」ボタンにより取得される機器情報は、プリントサーバのシステム管理用レジストリに格納される。一方、図14の印刷設定画面の用紙情報取得ボタン(i)により取得される用紙情報(用紙タイプを含む)は、各ホストコンピュータのユーザ管理用レジストリに格納される。そのため、第1の実施の形態の仕組みを適用すると、仮に、プリントサーバの管理する時刻と、ホストコンピュータの管理する時刻にずれがある場合、どちらが新しい情報であるのか判断を誤る可能性がある。
そのため、第2の実施の形態では、以下の2つの手法を用いて、この課題を解決する。
まず、第1の手法として、プリンタは、返送する機器情報の中に、プリンタ内部のタイマーで管理している日時を含めて返送する。そして、プリントサーバ上のプリンタドライバは、受け取ったプリンタが設定した日時を、取得した機器情報と共にシステム管理用レジストリに保存するものとする。また、ホストコンピュータのプリンタドライバは、受け取ったプリンタが設定した日時を、取得した機器情報と共にユーザ管理用レジストリに保存するものとする。この後のプリンタドライバの動作は、第1の実施の形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。なお、ポイントアンドプリントでは、プリンタドライバのユーザインタフェースを表示する場合に、プリントサーバのシステム管理用レジストリがホストコンピュータにコピーされる。そして、プリンタドライバは、そのシステム管理用レジストリの内容と自機で管理しているユーザ管理用レジストリのうち、新しい方の用紙情報を用いて、ユーザインタフェースを構築して表示することができる。
この第1の手法により、サーバ/クライアント環境で、かつポイントアンドプリント技術が用いられている場合あっても、対象となるプリンタ内部の日時情報を用いて、ユーザ管理用レジストリに登録されている機器情報が、他の機器情報より新しいかを判定できる。
また、低価格プリンタなどで自機にタイマーを備えておらず、日時情報がない場合は、以下に示す第2の手法で、取得日時が新しい情報を特定することができる。
定義1:Admin権限で、取得した機器情報をシステム管理用レジストリに書き込む際に、更新回数を記録する。更新回数を(A)とする。
定義2:ユーザ管理用レジストリに、判断用のカウンタを用意する。このカウンタは、図14で後述する用紙銘柄ダイアログ画面で一般ユーザ権限のユーザが用紙情報を取得した場合に、カウント値が更新される。このカウント値を(B)とする。
そして、Aの初期値は0であり、デバイス構成情報が取得される毎にA=A+1とする。またBの初期値は0であり、一般ユーザが個別に用紙情報を取得し、成功時にB=A+1にする。
プリンタドライバは、UI表示時に、使用する情報はB>AならBを使用し、その他ならAを使用する。
以下、上記第2の手法による、判定手法を説明する。
プリンタドライバが新規にインストールされる場合、本実施形態ではインストールに引き続いて、デバイスから機器情報を取得するため、A=1,B=0となる。この場合、プリンタドライバは、システム管理用レジストリ値を使用して、ユーザインタフェースを構築して表示する。
プリンタドライバにより表示される用紙銘柄ダイアログ画面(図14)から機器情報の取得をする更新指示が行われ、成功した場合、B=A+1となるため、A=1,B=2となる。この場合、プリンタドライバは、ユーザ管理用レジストリ値を使用して、ユーザインタフェースを構築して表示する。
次に、Admin権限の管理者がデバイス設定シート(図9)で機器情報の取得をする更新指示を行うと、A=A+1となるため、A=2,B=2となる。この場合、プリンタドライバは、システム管理用レジストリ値を使用して、ユーザインタフェースを構築して表示する。
次に、用紙銘柄ダイアログ画面(図14)から機器情報の取得をする更新指示が行われ、成功した場合、B=A+1となるため、A=2,B=3となる。この場合、プリンタドライバは、ユーザ管理用レジストリ値を使用して、ユーザインタフェースを構築して表示する。
続いて、プリンタドライバ自体の更新によりプリンタドライバがインストールされる場合、インストールに引き続いて機器情報の更新が行われるため、A=A+1となるため、A=3, B=3となる。なお、レジストリ値は、プリンタドライバの更新時に引き継がれる。この場合、プリンタドライバは、システム管理用レジストリ値を使用して、ユーザインタフェースを構築して表示する。
また同様に、プリンタドライバの更新インストール時に、更新前のレジストリ値がA=2, B=2である場合には、更新後にA=3, B=2となる。この場合も同様に、プリンタドライバは、システム管理用レジストリ値を使用することになる。
この第2の手法により、第1の手法のようにプリンタが設定した日時を機器情報に含めることができない場合にも、確実に新しい方の機器情報、特に用紙情報を利用することが可能となる。
また本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
図18は、ホストコンピュータ11に接続される外部記憶装置25の一例としてフレキシブルディスクを使用した場合のメモリマップの一例を示す図である。メモリマップは、ボリューム情報記憶領域と、ディレクトリ情報記憶領域と、印刷処理プログラム実行ファイル領域と、印刷処理関連データファイル記憶領域(印刷設定デフォルトデータ、印刷情報の初期値、表示用リソース等が記憶される)とを有している。
そして、ホストコンピュータ11の操作者がKB23を操作して外部記憶装置25の記憶内容のインストールを指示することにより、所望の制御プログラム及び各種データがホストコンピュータ11のRAM31にロードされ、CPU34により実行可能となる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)等が実際の処理の一部又は全部を行う。その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
更に、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれたとする。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明を前記記録媒体に適用する場合、その記録媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
以上、上述した実施形態によれば、用紙タイプ等の一般ユーザが設定変更可能な設定情報は、一般ユーザでも取得、保存可能とすると共に、ホストコンピュータの管理者が取得した設定情報が最新の場合、自動的に全ユーザの設定情報に反映することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
以上説明したように、本実施形態によれば、例えば、用紙タイプ等の一般ユーザが設定変更可能な設定情報は、一般ユーザでも取得、保存可能とすることができる。また、例えば、情報処理装置の管理者が情報取得ボタンの押下によって取得した、又はインストール時に自動的に取得した設定情報を、自動的に全ユーザの設定情報に反映することができる。
本実施形態の印刷システムにおける画像入出力装置の構成を示すブロック図である。 リーダ部1及びプリンタ部2の断面図である。 コア部10のブロック図である。 主にホストコンピュータ11の構成を示すブロック図である。 ホストコンピュータ11における記憶媒体の構成を示す図である。 ホストコンピュータ11におけるモジュール構成図である。 図4に示したDKC29と、DKC29に対して挿入される外部記憶装置25との関係を示す図である。 管理者権限を持つユーザの権限を用いてデバイスの機器情報を取得する処理の一例を示すフローチャートである。 図9は、プリンタドライバUIにおけるデバイスの機器情報を表示するためのシートを示す図である。 図9における(b)で示されるボタンをユーザが押下することにより表示されるUIの一例を示す図である。 管理者権限を持たないユーザの権限を用いてデバイスの機器情報を取得する処理の一例を示すフローチャートである。 用紙タイプ情報を表示するときの表示処理の一例を示すフローチャートである。 プリンタドライバ603により提供されるプリンタドライバUIの給紙方法等を設定するためのシートの一例を示す図である。 図13における(f)で示されるボタンをユーザが押下することにより表示されるUIの一例を示す図である。 本実施形態の印刷ジョブのデータ構造の一例を示す図である。 印刷ジョブの各ブロックを説明するための図である。 画像入出力装置のモジュール構成の一例を示す図である。 ホストコンピュータ11に接続される外部記憶装置25の一例としてフレキシブルディスクを使用した場合のメモリマップの一例を示す図である。 サーバ/クライアント環境のポイントアンドプリントを用いた印刷システムの構成を示す図である。
符号の説明
1 リーダ部
2 プリンタ部
3 画像入出力制御部
4 ファクシミリ部
5 ストレージ部
6 ハードディスク部
7 コンピュータインタフェース部
8 RIP部
9 操作部
10 コア部
11 ホストコンピュータ

Claims (18)

  1. ネットワークを介して画像処理装置と通信可能な情報処理装置であって、
    前記画像処理装置の用紙情報を含む機器情報を取得する機器情報取得手段と、
    管理者権限を有さないユーザの権限において取得した前記機器情報を、当該機器情報を取得した日時に関する日時情報と共に、ユーザ固有の記録領域に保存する第一保存手段と、
    管理者権限を有するユーザの権限において取得した前記機器情報を、当該機器情報を取得した日時に関する日時情報と共に、管理者権限を有さないユーザが読み取り可能な共有記憶領域に保存する第二保存手段と、
    前記ユーザ固有の記憶領域に保存されている機器情報と、前記共有記憶領域に保存されている機器情報との内、前記日時情報が新しい方の機器情報を表示装置に表示する表示制御手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記表示装置に機器情報を表示する際、前記ユーザ固有の記憶領域に保存されている機器情報の日時情報と、前記共有記憶領域に保存されている機器情報の日時情報と、を比較する比較手段と、
    前記比較手段における比較の結果、前記共有記憶領域に保存されている機器情報の日時情報が新しいと判断された場合、前記共有記憶領域に保存されている機器情報で前記ユーザ固有の記憶領域に保存されている機器情報を上書きする上書き手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記機器情報取得手段は、前記画像処理装置で印刷すべき印刷データを生成するプリンタドライバにより提供される印刷設定画面を介するユーザ操作により用紙情報の取得が指示されることに応じて、画像処理装置の用紙情報を含む機器情報を取得するための要求を前記画像処理装置に対して発行することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. ネットワークを介して画像処理装置と通信可能な情報処理装置であって、
    前記画像処理装置の用紙情報を含む機器情報を、前記画像処理装置が付与する日時情報と共に取得する機器情報取得手段と、
    管理者権限を有さないユーザの権限において取得した前記機器情報を、前記日時情報と共に、ユーザ固有の記録領域に保存する第一保存手段と、
    管理者権限を有するユーザの権限において取得した前記機器情報を、前記日時情報と共に、管理者権限を有さないユーザが読み取り可能な共有記憶領域に保存する第二保存手段と、
    前記ユーザ固有の記憶領域に保存されている機器情報と、前記共有記憶領域に保存されている機器情報との内、前記日時情報が新しい方の機器情報を表示装置に表示する表示制御手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  5. ネットワークを介して画像処理装置及びサーバ装置と通信可能な情報処理装置であって、
    前記画像処理装置の用紙情報を含む機器情報を、前記画像処理装置が付与する日時情報と共に取得する機器情報取得手段と、
    管理者権限を有さないユーザの権限において取得した前記機器情報を、前記日時情報と共に、ユーザ固有の記録領域に保存する保存手段と、
    管理者権限を有するユーザの権限において取得される前記機器情報を、前記画像処理装置が付与する日時情報と共に保存するサーバ装置から、当該サーバ装置で管理される機器情報を日時情報と共に取得するサーバ情報取得手段と、
    前記ユーザ固有の記憶領域に保存されている機器情報と、前記サーバ情報取得手段により取得される機器情報との内、前記日時情報が新しい方の機器情報を表示装置に表示する表示制御手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  6. ネットワークを介して画像処理装置と通信可能な情報処理装置であって、
    前記画像処理装置の用紙情報を含む機器情報を取得する機器情報取得手段と、
    管理者権限を有さないユーザの権限において取得した前記機器情報を、ユーザ固有の記録領域に保存する第一保存手段と、
    管理者権限を有するユーザの権限において取得した前記機器情報を、管理者権限を有さないユーザが読み取り可能な共有記憶領域に保存する第二保存手段と、
    前記第二保存手段で前記共有記憶領域に前記機器情報を保存した回数をカウントして保存する第一カウント手段と、
    前記第一保存手段で前記ユーザ固有の記憶領域に前記機器情報を保存する際に、前記第一カウント手段によりカウントされるカウント値に1を加えた数を保存する第二カウント手段と、
    前記第二カウント手段により保存される値が、前記第一カウント手段により保存される値よりも大きい場合に、ユーザ固有の記憶領域に保存されている機器情報を表示装置に表示し、前記第二カウント手段により保存される値が、前記第一カウント手段により保存される値よりも大きくない場合に、前記共有記憶領域に保存されている機器情報を表示装置に表示する表示制御手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  7. ネットワークを介して画像処理装置と通信可能な情報処理装置における情報処理方法であって、
    前記画像処理装置の用紙情報を含む機器情報を取得する機器情報取得工程と、
    管理者権限を有さないユーザの権限において取得した前記機器情報を、当該機器情報を取得した日時に関する日時情報と共に、ユーザ固有の記録領域に保存する第一保存工程と、
    管理者権限を有するユーザの権限において取得した前記機器情報を、当該機器情報を取得した日時に関する日時情報と共に、管理者権限を有さないユーザが読み取り可能な共有記憶領域に保存する第二保存工程と、
    前記ユーザ固有の記憶領域に保存されている機器情報と、前記共有記憶領域に保存されている機器情報との内、前記日時情報が新しい方の機器情報を表示装置に表示する表示制御工程と、
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  8. 前記表示装置に機器情報を表示する際、前記ユーザ固有の記憶領域に保存されている機器情報の日時情報と、前記共有記憶領域に保存されている機器情報の日時情報と、を比較する比較工程と、
    前記比較工程における比較の結果、前記共有記憶領域に保存されている機器情報の日時情報が新しいと判断された場合、前記共有記憶領域に保存されている機器情報で前記ユーザ固有の記憶領域に保存されている機器情報を上書きする上書き工程と、
    を更に有することを特徴とする請求項7に記載の情報処理方法。
  9. 前記機器情報取得工程は、前記画像処理装置で印刷すべき印刷データを生成するプリンタドライバにより提供される印刷設定画面を介するユーザ操作により用紙情報の取得が指示されることに応じて、画像処理装置の用紙情報を含む機器情報を取得するための要求を前記画像処理装置に対して発行することを特徴とする請求項7又は8に記載の情報処理方法。
  10. ネットワークを介して画像処理装置と通信可能な情報処理装置における情報処理方法であって、
    前記画像処理装置の用紙情報を含む機器情報を、前記画像処理装置が付与する日時情報と共に取得する機器情報取得工程と、
    管理者権限を有さないユーザの権限において取得した前記機器情報を、前記日時情報と共に、ユーザ固有の記録領域に保存する第一保存工程と、
    管理者権限を有するユーザの権限において取得した前記機器情報を、前記日時情報と共に、管理者権限を有さないユーザが読み取り可能な共有記憶領域に保存する第二保存工程と、
    前記ユーザ固有の記憶領域に保存されている機器情報と、前記共有記憶領域に保存されている機器情報との内、前記日時情報が新しい方の機器情報を表示装置に表示する表示制御工程と、
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  11. ネットワークを介して画像処理装置及びサーバ装置と通信可能な情報処理装置における情報処理方法であって、
    前記画像処理装置の用紙情報を含む機器情報を、前記画像処理装置が付与する日時情報と共に取得する機器情報取得工程と、
    管理者権限を有さないユーザの権限において取得した前記機器情報を、前記日時情報と共に、ユーザ固有の記録領域に保存する保存工程と、
    管理者権限を有するユーザの権限において取得される前記機器情報を、前記画像処理装置が付与する日時情報と共に保存するサーバ装置から、当該サーバ装置で管理される機器情報を日時情報と共に取得するサーバ情報取得工程と、
    前記ユーザ固有の記憶領域に保存されている機器情報と、前記サーバ情報取得工程により取得される機器情報との内、前記日時情報が新しい方の機器情報を表示装置に表示する表示制御工程と、
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  12. ネットワークを介して画像処理装置と通信可能な情報処理装置における情報処理方法であって、
    前記画像処理装置の用紙情報を含む機器情報を取得する機器情報取得工程と、
    管理者権限を有さないユーザの権限において取得した前記機器情報を、ユーザ固有の記録領域に保存する第一保存工程と、
    管理者権限を有するユーザの権限において取得した前記機器情報を、管理者権限を有さないユーザが読み取り可能な共有記憶領域に保存する第二保存工程と、
    前記第二保存工程で前記共有記憶領域に前記機器情報を保存した回数をカウントして保存する第一カウント工程と、
    前記第一保存工程で前記ユーザ固有の記憶領域に前記機器情報を保存する際に、前記第一カウント工程によりカウントされるカウント値に1を加えた数を保存する第二カウント工程と、
    前記第二カウント工程により保存される値が、前記第一カウント工程により保存される値よりも大きい場合に、ユーザ固有の記憶領域に保存されている機器情報を表示装置に表示し、前記第二カウント工程により保存される値が、前記第一カウント工程により保存される値よりも大きくない場合に、前記共有記憶領域に保存されている機器情報を表示装置に表示する表示制御工程と、
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  13. ネットワークを介して画像処理装置と通信可能な情報処理装置のコンピュータに、
    前記画像処理装置の用紙情報を含む機器情報を取得する機器情報取得手順と、
    管理者権限を有さないユーザの権限において取得した前記機器情報を、当該機器情報を取得した日時に関する日時情報と共に、ユーザ固有の記録領域に保存する第一保存手順と、
    管理者権限を有するユーザの権限において取得した前記機器情報を、当該機器情報を取得した日時に関する日時情報と共に、管理者権限を有さないユーザが読み取り可能な共有記憶領域に保存する第二保存手順と、
    前記ユーザ固有の記憶領域に保存されている機器情報と、前記共有記憶領域に保存されている機器情報との内、前記日時情報が新しい方の機器情報を表示装置に表示する表示制御手順と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  14. 前記表示装置に機器情報を表示する際、前記ユーザ固有の記憶領域に保存されている機器情報の日時情報と、前記共有記憶領域に保存されている機器情報の日時情報と、を比較する比較手順と、
    前記比較手順における比較の結果、前記共有記憶領域に保存されている機器情報の日時情報が新しいと判断された場合、前記共有記憶領域に保存されている機器情報で前記ユーザ固有の記憶領域に保存されている機器情報を上書きする上書き手順と、
    を更に前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項13に記載のプログラム。
  15. 前記機器情報取得手順は、前記画像処理装置で印刷すべき印刷データを生成するプリンタドライバにより提供される印刷設定画面を介するユーザ操作により用紙情報の取得が指示されることに応じて、画像処理装置の用紙情報を含む機器情報を取得するための要求を前記画像処理装置に対して発行することを特徴とする請求項13又は14に記載のプログラム。
  16. ネットワークを介して画像処理装置と通信可能な情報処理装置のコンピュータに、
    前記画像処理装置の用紙情報を含む機器情報を、前記画像処理装置が付与する日時情報と共に取得する機器情報取得手順と、
    管理者権限を有さないユーザの権限において取得した前記機器情報を、前記日時情報と共に、ユーザ固有の記録領域に保存する第一保存手順と、
    管理者権限を有するユーザの権限において取得した前記機器情報を、前記日時情報と共に、管理者権限を有さないユーザが読み取り可能な共有記憶領域に保存する第二保存手順と、
    前記ユーザ固有の記憶領域に保存されている機器情報と、前記共有記憶領域に保存されている機器情報との内、前記日時情報が新しい方の機器情報を表示装置に表示する表示制御手順と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  17. ネットワークを介して画像処理装置及びサーバ装置と通信可能な情報処理装置のコンピュータに、
    前記画像処理装置の用紙情報を含む機器情報を、前記画像処理装置が付与する日時情報と共に取得する機器情報取得手順と、
    管理者権限を有さないユーザの権限において取得した前記機器情報を、前記日時情報と共に、ユーザ固有の記録領域に保存する保存手順と、
    管理者権限を有するユーザの権限において取得される前記機器情報を、前記画像処理装置が付与する日時情報と共に保存するサーバ装置から、当該サーバ装置で管理される機器情報を日時情報と共に取得するサーバ情報取得手順と、
    前記ユーザ固有の記憶領域に保存されている機器情報と、前記サーバ情報取得手順により取得される機器情報との内、前記日時情報が新しい方の機器情報を表示装置に表示する表示制御手順と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  18. ネットワークを介して画像処理装置と通信可能な情報処理装置のコンピュータに、
    前記画像処理装置の用紙情報を含む機器情報を取得する機器情報取得手順と、
    管理者権限を有さないユーザの権限において取得した前記機器情報を、ユーザ固有の記録領域に保存する第一保存手順と、
    管理者権限を有するユーザの権限において取得した前記機器情報を、管理者権限を有さないユーザが読み取り可能な共有記憶領域に保存する第二保存手順と、
    前記第二保存手順で前記共有記憶領域に前記機器情報を保存した回数をカウントして保存する第一カウント手順と、
    前記第一保存手順で前記ユーザ固有の記憶領域に前記機器情報を保存する際に、前記第一カウント手順によりカウントされるカウント値に1を加えた数を保存する第二カウント手順と、
    前記第二カウント手順により保存される値が、前記第一カウント手順により保存される値よりも大きい場合に、ユーザ固有の記憶領域に保存されている機器情報を表示装置に表示し、前記第二カウント手順により保存される値が、前記第一カウント手順により保存される値よりも大きくない場合に、前記共有記憶領域に保存されている機器情報を表示装置に表示する表示制御手順と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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