JP2019117525A - 画像形成システム、画像形成装置、制御方法、および制御プログラム - Google Patents

画像形成システム、画像形成装置、制御方法、および制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザーが意図せずに印刷処理に時間がかかる給紙トレイを選択してしまうことを防ぐ。【解決手段】画像形成システムの備える画像形成装置は、給紙トレイから搬送される用紙に関する物理量を、当該用紙の搬送中に検知する用紙センサーと、検知された物理量に基づいて、用紙の種類を判別するための判別処理を実施する第1の制御装置とを備える。画像形成システムの備える端末装置は、第2の制御装置と表示装置とを備える。第2の制御装置は、複数の用紙トレイから給紙トレイを選択する給紙トレイ選択画面を表示装置に表示させ、前記給紙トレイ選択画面において、用紙トレイ内の用紙について判別処理が実施されたか否かの履歴情報を表示させる。【選択図】図5

Description

本開示は、画像形成システムに関し、より特定的には、画像形成システムが備える画像形成装置における用紙トレイの設定に関する。
画像形成装置での印刷処理では、用紙の種類に応じて給紙速度や定着温度などのパラメーターを適切な値に設定することで、印刷結果の画質を向上させると共に、用紙の紙詰まりなどのトラブルを回避している。そのため、画像形成装置が適切に印刷処理を実行するためには、給紙トレイにセットされた用紙の種類が正しく設定されている必要がある。
しかし、ユーザにとって用紙の種類を判断するのは容易ではなく、誤った種類を設定してしまい、紙詰まりなどのトラブルが発生する不具合が生じていた。そこで、給紙トレイ内の用紙の種類を自動で判別する種類判別機能を備える画像形成装置が提供されている。
このような種類判別機能に関する技術の一例として、特開2005−62916号公報(特許文献1)は、「プリンタから給紙されるメディアと設定されたメディアの不整合に伴う印刷不良となる印刷を実行してしまうことを回避する」画像形成装置を開示している([要約]の[課題]参照)。
また、特開2006−88513号公報(特許文献2)は、「ユーザにより確実に用紙属性を設定させ、ユーザが設定した用紙属性と給紙装置に収容された用紙の用紙属性との整合性を可能な限り保証する」画像形成装置を開示している([要約]の[解決手段]参照)。
特開2005−62916号公報 特開2006−88513号公報
しかし、従来の画像形成装置では、給紙トレイに用紙がセットされた後、最初の給紙時に種類判別処理を実施するため、用紙セット後の最初の印刷ジョブにおいては、給紙速度を低速とする必要がある。そのため、用紙セット後の最初の印刷ジョブは、処理時間が長くなり、印刷を急いでいるユーザーのニーズに合わないといった不具合が生じていた。したがって、処理時間が長くかかる給紙トレイを、ユーザーが意図せずに選択してしまうことを防ぐ技術が必要とされている。
本開示は、上記問題点を解決するためになされたものであり、ある局面における目的は、処理時間が長くかかる給紙トレイを、ユーザーが意図せずに選択してしまうことを防ぐことである。
ある局面に従うと、画像形成装置と、画像形成装置と通信可能な端末装置とを備える画像形成システムが提供される。画像形成装置は、用紙を格納する複数の用紙トレイと、複数の用紙トレイから選択された一の用紙トレイである給紙トレイから搬送される用紙に関する物理量を、当該用紙の搬送中に検知する用紙センサーと、記憶装置と、第1の制御部とを含む。第1の制御部は、用紙センサーにより検知された物理量に基づいて、用紙の種類を判別する判別処理を実施し、判別処理を実施する場合に、判別処理を実施しない場合よりも、用紙の搬送速度を低下させる。記憶装置は、複数の用紙トレイのそれぞれに対応付けて、当該用紙トレイ内の用紙について判別処理が実施済みか未実施かについての履歴情報を格納する。端末装置は、第2の制御部と、表示装置とを備える。第2の制御部は、複数の用紙トレイから給紙トレイを選択する給紙トレイ選択画面を表示装置に表示させ、給紙トレイ選択画面において、履歴情報を表示させる。
好ましくは、端末装置には、画像形成装置に画像形成処理を指示するためのプリンタドライバがインストールされている。プリンタドライバが提供するユーザーインターフェイスは、給紙トレイ選択画面を含む。
好ましくは、端末装置には、ウェブブラウザがインストールされている。ウェブブラウザは、給紙トレイ選択画面を表示する。
好ましくは、端末装置には、画像形成装置を遠隔操作するためのリモートアプリケーションがインストールされている。リモートアプリケーションが提供するユーザーインターフェイスは、給紙トレイ選択画面を含む。
好ましくは、第2の制御部は、判別処理が未実施の用紙トレイが給紙トレイとして選択された場合、画像形成装置の画像形成処理にかかる時間が長くなることを示す警告を、表示装置に表示させる。
好ましくは、第1の制御部は、判別処理が実施済みの用紙トレイが給紙トレイとして選択された場合、当該給紙トレイから搬送される用紙について判別処理を実施しない。
好ましくは、第1の制御部は、用紙トレイが開閉された場合に、開閉された用紙トレイについての履歴情報をリセットする。
好ましくは、第1の制御部は、用紙トレイが開閉された場合に、開閉された用紙トレイについて履歴情報をリセットするか否かの選択を受け付ける。
好ましくは、記憶装置は、複数の用紙トレイのそれぞれに対応付けて、当該用紙トレイ内の用紙に関する1つ以上の設定値をさらに格納する。第2の制御部は、用紙に関する設定値を変更するための設定値変更画面を、表示装置に表示させる。設定値変更画面は、複数の用紙トレイの少なくとも一部の用紙トレイについての用紙トレイ情報と、当該用紙トレイについての履歴情報とをさらに含む。
好ましくは、設定値は、用紙トレイ内の用紙の種類を含む。第1の制御部は、設定値である用紙の種類に基づいて、用紙トレイ内の用紙に対する画像形成処理に関するパラメーターを決定する。
好ましくは、第2の制御部は、判別処理が実施済みの用紙トレイについて、設定値変更画面において用紙の種類が変更された場合、変更の前後におけるいずれの用紙の種類に基づいて画像形成処理に関するパラメーターを決定するかについての選択を受け付ける。
好ましくは、第2の制御部は、判別処理が実施済みの用紙トレイについて、設定値変更画面において用紙の種類が変更された場合、変更の後の用紙の種類に基づいて画像形成処理に関するパラメーターを決定するように、画像形成装置に制御指示を出力する。
好ましくは、端末装置は、給紙トレイから搬送される用紙について、判別処理を実施するか否かの選択を受付可能に構成されている。
好ましくは、記憶装置は、判別処理を実施するか否かについて選択された選択結果を、画像形成装置に登録されているログインID(Identification)ごとに記憶する。
好ましくは、第2の制御部は、判別処理を実施するか否かについて選択された選択結果を、給紙トレイ選択画面にさらに表示させる。
好ましくは、第2の制御部は、判別処理を実施するか否かについて選択された選択結果を、設定値変更画面にさらに表示させる。
他の局面に従うと、画像形成装置は、用紙を格納する複数の用紙トレイと、複数の用紙トレイから選択された一の用紙トレイである給紙トレイから搬送される用紙に関する物理量を、当該用紙の搬送中に検知する用紙センサーと、記憶装置と、表示装置と、制御部とを含む。制御部は、用紙センサーにより検知された物理量に基づいて、用紙の種類を判別する判別処理を実施し、判別処理を実施する場合に、判別処理を実施しない場合よりも、用紙の搬送速度を低下させる。記憶装置は、複数の用紙トレイのそれぞれに対応付けて、当該用紙トレイ内の用紙について判別処理が実施済みか未実施かについての履歴情報を格納する。制御部は、さらに、複数の用紙トレイから給紙トレイを選択する給紙トレイ選択画面を表示装置に表示させ、給紙トレイ選択画面において、履歴情報を表示させる。
好ましくは、表示装置は、画像形成装置への画像形成処理の指示を受け付けるための操作パネルである。制御部は、操作パネルに給紙トレイ選択画面を表示させる。
さらに他の局面に従うと、画像形成装置を含む画像形成システムの制御方法が提供される。画像形成装置は、用紙を格納する複数の用紙トレイを備える。制御方法は、複数の用紙トレイから選択された一の用紙トレイである給紙トレイから搬送される用紙に関する物理量を、当該用紙の搬送中に検知するステップと、検知された物理量に基づいて、用紙の種類を判別する判別処理を実施するステップと、判別処理を実施する場合に、判別処理を実施しない場合よりも、用紙の搬送速度を低下させるステップと、複数の用紙トレイのそれぞれに対応付けて、当該用紙トレイ内の用紙について判別処理が実施済みか未実施かについての履歴情報を、画像形成システムに格納するステップと、複数の用紙トレイから給紙トレイを選択する給紙トレイ選択画面を表示するステップとを含み、給紙トレイ選択画面は前記履歴情報を含む。
さらに他の局面に従うと、画像形成装置の制御方法が提供される。画像形成装置は、用紙を格納する複数の用紙トレイを備える。制御方法は、複数の用紙トレイから選択された一の用紙トレイである給紙トレイから搬送される用紙に関する物理量を当該用紙の搬送中に検知するステップと、検知された物理量に基づいて、用紙の種類を判別する判別処理を実施するステップと、判別処理を実施する場合に、判別処理を実施しない場合よりも、用紙の搬送速度を低下させるステップと、複数の用紙トレイのそれぞれに対応付けて、当該用紙トレイ内の用紙について判別処理が実施済みか未実施かについての履歴情報を、画像形成装置に格納するステップと、複数の用紙トレイから給紙トレイを選択する給紙トレイ選択画面を表示するステップとを含み、給紙トレイ選択画面は前記履歴情報を含む。
さらに他の局面に従うと、画像形成装置と通信可能な端末装置を制御するための制御プログラムが提供される。画像形成装置は、用紙を格納する複数の用紙トレイと、複数の用紙トレイから選択された一の用紙トレイである給紙トレイから搬送される用紙に関する物理量を、当該用紙の搬送中に検知する用紙センサーと、記憶装置と、第1の制御部とを含む。第1の制御部は、用紙センサーにより検知された物理量に基づいて、用紙の種類を判別する判別処理を実施し、判別処理を実施する場合に、判別処理を実施しない場合よりも、用紙の搬送速度を低下させる。記憶装置は、複数の用紙トレイのそれぞれに対応付けて、当該用紙トレイ内の用紙について判別処理が実施済みか未実施かについての履歴情報を格納する。制御プログラムは、端末装置に、複数の用紙トレイから給紙トレイを選択する給紙トレイ選択画面を表示させ、給紙トレイ選択画面において、履歴情報を表示させるステップを実行させる。
ある局面において、ユーザーは、処理時間が長くかかる給紙トレイを、意図せずに選択してしまうことを防ぐことができる。
上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解される次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
第1の実施形態に従う画像形成システムの構成を示す図である。 画像形成装置の内部構造の一例を示す図である。 画像形成装置の構成の一例を表すブロック図である。 端末装置の構成の一例を表すブロック図である。 画像形成システムの機能構成を示す図である。 トレイ情報テーブルのデータ構造を示す図である。 印刷設定画面を示す図である。 用紙トレイごとの設定値を表示する画面を示す図である。 用紙トレイごとの設定値変更画面を示す図である。 参考例としての印刷設定画面を示す図である。 用紙種類判別処理の手順を示すフローチャートである。 用紙判別の履歴情報のリセット処理の手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態におけるトレイ情報テーブルのデータ構造を示す図である。 第2の実施の形態における印刷設定画面を示す図である。 第2の実施の形態における用紙トレイごとの設定値を表示する画面を示す図である。 第2の実施の形態における用紙トレイごとの設定値変更画面を示す図である。 第2の実施の形態に係る用紙種類判別処理の手順を示すフローチャートである。 第3の実施の形態における画像形成システムの機能構成を示す図である。 第3の実施の形態におけるトレイ別設定変更画面を示す図である。 第3の実施の形態における判別条件テーブルを示す図である。 用紙種類の変更処理の手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明に従う各実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらについての詳細な説明は繰り返さない。なお、以下で説明される各実施の形態および各変形例は、適宜選択的に組み合わされてもよい。
<第1の実施の形態>
[1.画像形成システム10]
図1を参照して、実施の形態に係る画像形成システム10の構成を説明する。図1は、実施の形態に従う画像形成システム10の構成を示す図である。
実施形態に従う画像形成システム10は、画像形成装置100と、端末装置200と、サーバー300とを備える。画像形成装置100は、端末装置200と通信可能に構成される。端末装置200は、ネットワーク400を介してサーバー300と通信可能に構成される。画像形成装置100は、ディスプレイを含む操作パネル110を有する。
端末装置200は、いわゆるデスクトップ型コンピューターとして構成され、画像形成装置100と連携するための制御プログラム(以下、アプリケーションともいう)を含む。端末装置200の制御装置201は、これらアプリケーションを読み込んで実行することにより、画像形成装置100に対して、各種指示を実行する。
[2.画像形成装置100]
図2を参照して、画像形成装置100の内部構造について説明する。図2は、画像形成装置100の内部構造の一例を示す図である。
画像形成装置100は、カラープリンタ、モノクロプリンタ、またはファックスであってもよいし、モノクロプリンタ、カラープリンタおよびファックスの複合機(いわゆるMFP(Multi Functional Peripheral))であってもよい。
画像形成装置100は、画像読取部としてのスキャナー20と、画像形成部525を含むプリンター25とを備える。スキャナー20は、カバー21と、原稿台22と、原稿トレイ23と、ADF(Auto Document Feeder)24とを備える。カバー21の一端は、原稿台22に固定されており、カバー21は、当該一端を支点として開閉可能に構成されている。
画像形成装置100のユーザーは、カバー21を開くことで、原稿を原稿台22にセットすることができる。画像形成装置100は、原稿が原稿台22にセットされた状態でスキャン指示を受け付けると、原稿台22にセットされた原稿のスキャンを開始する。また、画像形成装置100は、原稿が原稿トレイ23にセットされた状態でスキャン指示を受け付けると、ADF24によって1枚ずつ自動的に原稿を読み取る。
プリンター25は、用紙トレイ60A〜60Dと、給紙部としての複数の給紙ローラー61と、複数の用紙の搬送ローラー62と、タイミングローラー87と、タイミングセンサ―88と、切替爪89と、反転ローラー65と、画像形成装置100を制御するための制御装置101(第1の制御部)と、スキャナー20によって読み取られた画像を用紙に印刷するための画像形成部525とを含む。
用紙トレイ60A〜60Dは、用紙がセットされるトレイである。以下、総称するときは、用紙トレイ60A〜60Dの1つを代表して用紙トレイ60ともいう。用紙トレイ60は、画像形成装置100から脱着可能に構成されている。ユーザーは、画像形成装置100から用紙トレイ60を外すことで用紙トレイ60に用紙をセットすることができる。収納される用紙のサイズおよび種類は、用紙トレイ60A〜60D間で異なっていてもよいし、同じであってもよい。用紙トレイ60の開閉は、開閉センサー63によって検知される。
給紙ローラー61は、給紙クラッチ(図示しない)を介してモーター(図示しない)に接続されている。当該モーターは、制御装置101によって制御される。制御装置101は、ユーザーから印刷指示を受けたことに基づいて、モーターを駆動する。モーターは、給紙クラッチを介して給紙ローラー61を回転する。これにより、用紙は用紙トレイ60から搬送経路41に1枚ずつ送り出される。
搬送ローラー62は、用紙トレイ60から送り出された用紙を搬送するように、搬送経路41内に複数設けられている。搬送ローラー62は、モーター(図示しない)に接続されている。制御装置101は、当該モーターを駆動することで搬送ローラー62を回転し、搬送経路41に沿って用紙を搬送する。用紙は、画像形成部525に搬送される。
手差しトレイ64は、手差し用の用紙がセットされるトレイである。ユーザーは、手差し用の用紙として、長方形などの定型用紙の他に、長方形以外の非定型用紙をセットすることもできる。
画像形成部525は、印刷対象の画像パターンに従ってトナー像を形成し、当該トナー像を用紙に印刷する。タイミングローラー87は、タイミングセンサ―88による用紙の検知結果に基づいて、画像形成部525内を搬送されるトナー像の位置に合わせて用紙の搬送を調整する。その結果、画像形成部525で形成されたトナー像が、用紙の適切な位置に印刷される。
タイミングローラー87の手前には、用紙センサー90が配置されている。用紙センサー90は、たとえば光学センサーで構成され、搬送経路41内を搬送される用紙の坪量、色彩などの用紙の種類を検知する。または、用紙センサ−90としては、超音波センサー、静電センサー、または、画像センサーなど、他の物理量を検知する公知のセンサーを用いることもできる。
制御装置101は、画像形成装置100が片面印刷の指示を受け付けている場合に、切替爪89を駆動し、用紙をトレー48に排紙する。他方、制御装置101は、画像形成装置100が両面印刷の指示を受け付けている場合に、切替爪89を駆動し、用紙を反転ローラー65に搬送する。その後、用紙は搬送ローラー62に送られ、再び画像形成部525を通過する。トナー像が用紙の裏面に印刷され、用紙はトレー48に排紙される。
[3.ハードウェア構成]
(3.1.画像形成装置100)
図3は、実施形態に従う画像形成装置100の構成の一例を表すブロック図である。図3を参照して、画像形成装置100は、制御装置101(第1の制御部に相当)と、RAM(Random Access Memory)515と、ROM(Read Only Memory)520と、画像形成部525と、記憶装置120と、操作パネル110と、VRAM(Video Random Access Memory)545と、スキャナー20と、無線インターフェイス(I/F)555とを有する。
制御装置101は、たとえば、少なくとも1つの集積回路によって構成される。集積回路は、たとえば、少なくとも1つのCPU(Central Processing Unit)、少なくとも1つのASIC(Application Specific Integrated Circuit)、少なくとも1つのFPGA(Field Programmable Gate Array)、またはそれらの組み合わせなどによって構成される。
制御装置101は、ROM520に格納される制御プログラム522を読み込んで実行することにより、画像形成装置100の動作を制御する。RAM515は、制御装置101が制御プログラム522を実行する際のワーキングメモリとして機能する。画像形成部525は、スキャナー20で生成された原稿データ、または無線インターフェイス(I/F)555を介して入力された画像データに基づいて、記録媒体に画像を形成する。
記憶装置120は、不揮発性メモリによって構成される。または、記憶装置120は、たとえば、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)などであってもよく、内蔵式、外付け式のいずれであってもよい。操作パネル110は、ディスプレイ535と、タッチパネル540とを含む。操作パネル110は、タッチパネル540によってユーザーに選択された位置(座標)の情報を制御装置101に出力する。VRAM545は、ディスプレイ535に表示される内容を保持するためのメモリとして機能する。
無線I/F555は、後述する端末装置200が有する無線I/F650と通信可能に構成される。無線I/F555と無線I/F650とは、例えば、WiFi(Wireless Fidelity)、Bluetooth(登録商標)、NFC(Near Field Communication)等の規格に従い通信し得る。
(3.2.端末装置200)
図4は、実施形態に従う端末装置200の構成の一例を表すブロック図である。端末装置200は、制御装置201(第2の制御部に相当)と、ROM620と、記憶装置630と、表示装置としてのディスプレイ210と、VRAM640と、無線I/F650と、通信I/F655とを有する。
制御装置201は、たとえば、少なくとも1つの集積回路によって構成される。集積回路は、たとえば、少なくとも1つのCPU(Central Processing Unit)、少なくとも1つのASIC(Application Specific Integrated Circuit)、少なくとも1つのFPGA(Field Programmable Gate Array)、またはそれらの組み合わせなどによって構成される。
ROM620は、制御プログラム622を記憶している。ある局面において、制御プログラム622は、ネットワーク400を介してサーバー300からダウンロードされ得る。他の局面において、制御プログラム622は、USBメモリ等の外部記憶装置からROM620に格納され得る。制御装置201は、制御プログラム622を読み込んで実行することにより、画像形成装置100と連携する。
制御プログラム522および622は、単体のプログラムとしてではなく、モジュールとしての任意のプログラムの一部に組み込まれて提供されてもよい。この場合、本実施の形態に従う制御処理は、任意のプログラムと協働して実現される。このような一部のモジュールを含まないプログラムであっても、本実施の形態に従う制御プログラム522または622の趣旨を逸脱するものではない。
記憶装置630は、不揮発性メモリによって構成される。または、記憶装置630は、たとえば、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)などであってもよく、内蔵式、外付け式のいずれであってもよい。
VRAM640は、ディスプレイ210に表示される内容を保持するためのメモリとして機能する。通信I/F655は、ネットワーク400に接続するためのインターフェイスとして機能する。端末装置200は、通信I/F655を用いてサーバー300と通信する。
ある局面において、画像形成装置100は、端末装置200の制御プログラム622からの指示に従って、スキャナー20によって原稿データを生成する。この場合、画像形成装置100は、生成した原稿データを無線I/F555を介して端末装置200に送信する。端末装置200は、受信した原稿データを、通信I/F655を介してサーバー300(クラウド)に送信する。このような端末装置200は、例えば、スマートフォン、タブレット、ファブレット、およびラップトップ型のコンピュータ等の他の形態によっても実現され得る。
[4.機能構成]
図5を参照して、本実施形態に係る画像形成システム10の機能構成を説明する。図5は、本実施形態に係る画像形成システム10の機能構成を示す図である。
図5に示すように、画像形成システム10は、画像形成装置100と、端末装置200とを備える。画像形成装置100は、制御装置101と、搬送ローラー62と、用紙センサー90と、記憶装置120とを含む。端末装置200は、制御装置201と、ディスプレイ210とを含む。
制御装置101は、搬送制御部103と、判別部105と、更新部107とを含む。搬送制御部103は、画像形成装置100内に形成された用紙の搬送経路41に設けられた搬送ローラー62を制御する。判別部105は、用紙センサー90による用紙の検知結果に基づいて、用紙の種類を判別する。判別部105による用紙の種類が判別される際、搬送制御部103は、搬送ローラー62を制御して、用紙の搬送速度を低下させる。たとえば、搬送制御部103は、用紙の搬送速度を300mm/sから150mm/sへと低下させる。
更新部107は、判別部105による判別処理が行われたか否かの履歴情報を、記憶装置120に格納されているトレイ情報テーブルD1へ登録する。トレイ情報テーブルD1の詳細は後述する。
制御装置201は、表示制御部203と、取得部205とを含む。取得部205は、画像形成装置100の記憶装置120から、トレイ情報テーブルD1を取得する。表示制御部203は、取得部205が取得したトレイ情報テーブルD1に含まれる情報を、ディスプレイ210上に表示される給紙トレイ選択画面に表示させる。
[5.データ構造]
図6を参照して、トレイ情報テーブルD1のデータ構造を説明する。図6は、トレイ情報テーブルD1のデータ構造を示す図である。
図6に示すように、トレイ情報テーブルD1は、用紙トレイ名31と、用紙サイズ32と、方向33と、用紙種類34と、用紙判別35とを含む。
用紙トレイ名31は、用紙トレイ60A〜60Dのそれぞれに対応付けて割り当てられた給紙トレイの名称を示す。すなわち、用紙トレイ60A〜60Dが、それぞれ用紙トレイ1〜4に対応している。用紙サイズ32は、用紙トレイ60A〜60Dのそれぞれに格納される用紙の大きさを示す。方向33は、用紙トレイ60A〜60Dのそれぞれに格納される用紙の搬送方向(すなわち、用紙上に画像が形成される方向)を示す。
用紙種類34は、用紙トレイ60A〜60Dのそれぞれに格納される用紙の種類を示す。本実施形態では、用紙の種類として、用紙の坪量と相関のある用紙の厚みに関する種類を示す。
用紙判別35は、用紙トレイ60A〜60Dのそれぞれに格納される用紙について、判別部105による用紙種類の判別処理が行われたか否かについての履歴情報を示す。用紙判別35は、用紙トレイ内の用紙について用紙種類の判別処理が実施されたことを意味する「済」と、実施されていないことを意味する「未」の値を取り得る。
判別部105による用紙種類の判別処理が行われると、更新部107は、判別処理が行われた用紙が格納されていた用紙トレイについて、用紙判別35を「未」から「済」へと更新する。一方、ユーザーによる用紙トレイの開閉が開閉センサー63によって検知されると、更新部107は開閉された用紙トレイについて、用紙判別35を「済」から「未」へと更新する。以下において、用紙判別35を「済」から「未」へと更新することを、判別処理の履歴情報を「リセットする」ともいう。
[6.画面表示]
(6.1.給紙トレイ選択画面)
図7〜図9を参照して、本実施形態における表示装置に表示される画面を説明する。図7は、本実施形態における印刷設定画面を示す図である。図8は、本実施形態における用紙トレイごとの設定値を示す画面を示す図である。図9は、本実施形態における用紙トレイごとの設定値の変更画面を示す図である。
図7に示す印刷設定画面Sa1は、端末装置200にインストールされているプリンタドライバによって提供されるユーザーインターフェイスである。ここでいうプリンタドライバとは、画像形成装置100に画像形成処理を指示するためのプログラムを意味する。端末装置200の制御装置201がプリンタドライバを実行することにより、印刷設定画面Sa1がディスプレイ210に表示される。
図7に示すように、印刷設定画面Sa1は、印刷条件の基本設定を行うための基本設定タブ51を有している。ユーザーが基本設定タブ51を選択すると、印刷処理における用紙に対する各種設定をすることができる。
ユーザーが基本設定タブ51を選択した状態で、給紙トレイ52のリストボタン52aを選択すると、複数の用紙トレイの中から給紙トレイを選択するための給紙トレイ選択画面52bがリスト表示される。ここで、給紙トレイとは、印刷処理に使用される用紙が搬送される用紙トレイのことをいう。
給紙トレイ選択画面52bには、複数の用紙トレイごとに、トレイ情報テーブルD1における用紙トレイ名31と、用紙判別35とが表示されている。そのため、ユーザーは、複数の用紙トレイの中から給紙トレイを選択する際に、どの用紙トレイについて用紙種類の判別処理が実施されているかを識別できる。
用紙種類の判別処理においては、用紙の搬送速度が低下されるため、印刷処理に時間がかかる。そこで、このように用紙種類の判別処理が未実施の用紙トレイを明示することで、急いで印刷したいユーザが意図せず時間のかかる用紙トレイを選択することを防ぐことができる。ここで、ユーザが用紙種類の判別処理が未実施の用紙トレイを選択した場合、表示制御部203は、「この用紙トレイを利用する場合、印刷に時間がかかります。」などといった所定の警告メッセージを、ディスプレイ210に表示してもよい。
印刷設定画面Sa1は、さらにトレイ別設定ボタン53を含む。ユーザーが、トレイ別設定ボタン53を選択すると、図8に示すトレイ別設定画面Sb1が表示される。
図8に示すように、トレイ別設定画面Sb1は、用紙トレイごとの設定値情報55と、設定変更ボタン56とを含む。
設定値情報55は、用紙トレイ内の用紙に関してユーザーが設定可能な情報である設定値を含む。図8に示す例では、設定値として、用紙サイズおよび方向が表示されている。ここで、ユーザーが設定値情報55の1つのトレイを選択し(図8に示す例ではトレイ1を選択している)、設定変更ボタン56を選択すると、図9に示すトレイ別設定変更画面Sc1が表示される。
図9に示すように、トレイ別設定変更画面Sc1は、トレイ別設定画面Sb1において表示されていた設定値についてリストボタン70を表示する。ユーザーがリストボタン70を選択すると、ユーザーが設定値として選択可能な候補である候補値が表示される。ユーザーは、設定値ごとに候補値を選択してOKボタン72を選択することにより、設定値を変更することができる。選択した候補値への変更をキャンセルする場合には、ユーザーは、キャンセルボタン71を押下する。
(6.2.参考例)
図10を参照して、参考例としての印刷設定画面Sa′を説明する。図10は、参考例としての印刷設定画面Sa′を示す図である。
図10に示すように、参考例としての印刷設定画面Sa′における給紙トレイ選択画面52b′には、用紙トレイごとに用紙種類の判別処理が行われたか否かの履歴情報が表示されていない。そのため、ユーザーは、意図せずに判別処理が未実施のトレイを選択してしまい、印刷処理に時間がかかってしまうという不具合が発生するおそれがある。
これに対して、第1の実施形態における印刷設定画面Sa1は、図7に示すように、給紙トレイ選択画面52bに、用紙トレイごとに用紙種類の判別処理が行われたか否かの履歴情報が表示されている。そのため、ユーザーは、複数の用紙トレイの中から給紙トレイを選択する際に、どの用紙トレイについて用紙種類の判別処理が実施されているかを識別できる。その結果、ユーザーが意図せずに判別処理が未実施のトレイを選択し、印刷処理に時間がかかってしまうといった不具合を防ぐことができる。
[7.処理手順]
図11および図12を参照して、第1の実施の形態に係る用紙種類の判別処理の手順を説明する。図11は、用紙種類の判別処理の手順を示すフローチャートである。図12は、判別処理の履歴情報をリセットする処理の手順を示すフローチャートである。当該処理は、たとえば制御装置101として機能するCPUが所与のプログラムを実行することによって実現される。
図11に示すように、ステップS1110において、制御装置101は、ユーザーの操作に基づく印刷指示を受信する。制御装置101は、ステップS1120へ処理を進める。
ステップS1120において、制御装置101は、トレイ情報テーブルD1を参照して、給紙トレイのトレイ情報を取得する。制御装置101は、ステップS1130へ処理を進める。
ステップS1130において、制御装置101は、取得したトレイ情報に基づいて、給紙トレイ内の用紙についての用紙種類の判別処理が実施済みか否かを判定する。用紙種類の判別処理が実施済みである場合(ステップS1130においてYES)、制御装置101は、ステップS1170へ処理を進める。そうでない場合(ステップS1130においてNO)、制御装置101は、ステップS1140へ処理を進める。
ステップS1140において、制御装置101は、判別部105として、用紙センサー90の検知結果に基づいて、用紙種類の判別処理を実施する。搬送制御部103は、用紙種類の判別処理が実施されている間、搬送ローラー62を制御して、判別処理を実施しない場合よりも、用紙の搬送速度を低下させる。制御装置101は、ステップS1150へ処理を進める。
ステップS1150において、制御装置101は、実施した判別処理の結果に基づいて、トレイ情報テーブルD1における給紙トレイの用紙種類34を更新する。制御装置101は、ステップS1160へ処理を進める。
ステップS1160において、制御装置101は、給紙トレイについてトレイ情報テーブルD1の用紙判別35を「済」に更新する。制御装置101は、ステップS1170へ処理を進める。
ステップS1170において、制御装置101は、トレイ情報テーブルの用紙種類34に基づいて、印刷処理を実行する。制御装置101は、処理を終了する。
図12を参照して、ステップS1210において、制御装置101は、用紙トレイ内に設けられた開閉センサー63の検知結果に基づいて、用紙トレイの開閉を検知する。制御装置101は、ステップS1220へ処理を進める。
ステップS1220において、制御装置101は、トレイ情報テーブルD1を参照し、開閉された用紙トレイの用紙判別35を取得する。制御装置101は、ステップS1230へ処理を進める。
ステップS1230において、制御装置101は、取得した用紙判別35に基づいて、開閉された用紙トレイ内の用紙について、用紙判別処理が実施されているか否かを判定する。用紙判別処理が実施されている場合(ステップS1230においてYES)、制御装置101は、ステップS1240へ処理を進める。そうでない場合(ステップS1230においてNO)、制御装置101は処理を終了する。
ステップS1240において、制御装置101は、トレイ情報テーブルD1における開閉された用紙トレイの用紙判別35を「済」から「未」へ更新する。制御装置101は、処理を終了する。
[8.小括]
以上のようにして、本実施形態にかかる画像形成システム10では、端末装置200は、画像形成装置100の備える複数の用紙トレイから給紙トレイを選択する給紙トレイ選択画面52bをディスプレイ210に表示させ、当該給紙トレイ選択画面52bにおいて、用紙トレイ内の用紙について判別処理が実施されたか否かの履歴情報を表示させる。
上記構成とすることにより、ユーザーは、給紙トレイとする用紙トレイを選択する際に、どの用紙トレイについて用紙種類の判別処理が実施されているかを識別することが可能となる。その結果、意図せずに用紙種類の判別処理が実施されていない用紙トレイを選択してしまい、印刷処理に時間がかかってしまうという不具合を防ぐことができる。
<第2の実施の形態>
[1.概要]
以下、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態では、用紙種類の判別処理を実施するか否かをユーザーが選択可能である点で、第1の実施の形態と異なる。なお、本実施形態に係る画像形成装置は、前述の実施の形態に係る画像形成装置100が備えるハードウェア構成および機能構成と同様の構成によって実現される。したがって、それらの説明は繰り返さない。
[2.詳細]
図13を参照して、第2の実施の形態に係るトレイ情報テーブルD2のデータ構造を説明する。図13は、トレイ情報テーブルD2のデータ構造を示す図である。
図13に示すように、第2の実施の形態に係るトレイ情報テーブルD2は、トレイ情報テーブルD1が含む情報に加えて、判別処理設定36をさらに含む。
判別処理設定36は、用紙トレイ内の用紙に対して、用紙種類の判別処理を行うか否かの設定値である。当該設定値は、後述するように、ユーザーが設定可能に構成されている。
図14〜図16を参照して、第2の実施の形態においてディスプレイ210に表示される画面を説明する。図14は、第2の実施の形態における印刷設定画面を示す図である。図15は、第2の実施の形態における用紙トレイごとの設定値を示す画面を示す図である。図16は、第2の実施の形態における用紙トレイごとの設定値変更画面を示す図である。
図14に示すように、印刷設定画面Sa2における給紙トレイ選択画面152bには、トレイ情報テーブルD2における用紙判別35と合わせて、判別処理設定36が表示されている。ユーザーは、各用紙トレイについて判別処理を行うか否かの設定値を、給紙トレイの選択時に確認することができる。
図15に示すように、トレイ別設定画面Sb2における設定値情報55にも、判別処理設定が追加されている。ここで、第1の実施の形態と同様に、ユーザーが設定値情報55の1つのトレイを選択し、設定変更ボタン56を選択すると、図16に示すトレイ別設定変更画面Sc2が表示される。
図16に示すように、第2の実施の形態に係るトレイ別設定変更画面Sc2は、判別処理設定についてもリストボタン70を表示する。ユーザーが判別処理設定のリストボタン70を選択すると、図16に示すように、判別処理設定の候補値が表示される。
本実施の形態では、ユーザーは判別動作設定の候補値として、「自動」、「する」、「しない」の3つの値のうちのいずれか1つを選択し得る。ユーザーが「自動」を選択すると、制御装置101の判別部105は、用紙種類の判別処理が行われていない用紙トレイから搬送される用紙について、用紙種類の判別処理を行う。
ユーザーが「する」を選択すると、判別部105は、給紙トレイから搬送されるすべての用紙について、用紙種類の判別処理を実施する。ユーザーが「しない」を選択すると、判別部105は、給紙トレイから搬送されるすべての用紙について、用紙種類の判別処理を実施しない。ユーザーが判別処理設定を変更後、OKボタン72を選択することにより、変更後の判別処理設定の内容でトレイ情報テーブルD2が更新される。
図17を参照して、第2の実施の形態に係る用紙種類の判別処理の手順を説明する。図17は、第2の実施の形態に係る用紙種類の判別処理の手順を示すフローチャートである。当該処理は、たとえば制御装置101として機能するCPUが所与のプログラムを実行することによって実現される。なお、第1の実施の形態における処理手順と同様の処理手順については、同じステップ番号を付し、説明を繰り返さない。
図17に示すように、ステップS1120の後、制御装置101は、ステップS1725へ処理を進める。
ステップS1725において、制御装置101は、トレイ情報テーブルD2を参照して、判別処理設定36の設定値に応じて処理を分岐する。判別処理設定36が「自動」の場合、制御装置101は、ステップS1130へ処理を進める。判別処理設定36が「する」の場合、制御装置101は、ステップS1140へ処理を進める。判別処理設定36が「しない」の場合、制御装置101は、ステップS1170へ処理を進める。
[3.小括]
以上のようにして、第2の実施の形態に係る画像形成システム10では、用紙種類の判別処理を実施するか否かをユーザーが選択可能に構成されている。
上記構成とすることにより、ユーザーの選択に応じて用紙種類の判別処理を実施できるため、ユーザーのニーズに合わせた形で用紙種類の判別処理を実施することができ、ユーザーの利便性が向上する。具体的には、たとえば、ユーザーが用紙の種類を認識しており、用紙種類の判別処理を必要としない場合には、当該判別処理を省くといった選択をすることが可能となる。
<第3の実施の形態>
[1.概要]
以下、第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態では、用紙トレイ内の用紙について用紙種類の判別処理が実施された後に、ユーザーが、判別された用紙種類を変更可能である点で、第1の実施の形態と異なる。なお、本実施形態においては、前述の実施の形態に係る画像形成装置100が備える構成と同様の構成には、画像形成装置100の符号と同一の符号を付してある。したがって、それらの説明は繰り返さない。
[2.詳細]
図18を参照して、第3の実施の形態に係る画像形成システム11の機能構成を説明する。図18は、第3の実施の形態に係る画像形成システム11の機能構成を示す図である。
第3の実施の形態に係る端末装置200は、第1の実施の形態における制御装置201およびディスプレイ210に代えて、制御装置231およびディスプレイ230を備える。制御装置231は、制御装置201が含む構成に加えて、さらに、変更部207を含む。ディスプレイ230は、ディスプレイ210が含む構成に加えて、さらに、変更受付部235を含む。
変更受付部235は、用紙種類の判別処理が実施され、格納されている用紙の種類が判別された用紙トレイについて、当該判別された用紙種類の変更を受け付ける。変更部207は、変更受付部235が受け付けた用紙種類の変更内容に基づいて、画像形成装置100の記憶装置120に記憶されている判別条件テーブルを更新する。判別条件テーブルの詳細は後述する。
図19を参照して、第3の実施の形態に係るトレイ別設定変更画面について説明する。図19は、第3の実施の形態に係るトレイ別設定変更画面を示す図である。
図19(A)に示すように、第3の実施の形態に係るトレイ別設定変更画面Sc3では、用紙種類についてもリストボタン70が設けられており、変更受付部235としての機能を備える。制御装置101は、設定変更された用紙の種類に基づいて、用紙トレイ内の用紙の搬送速度や定着温度などの画像形成処理に関するパラメーターを決定する。ユーザーが用紙種類のリストボタン70を選択すると、選択可能な複数の候補値が表示される。
図19(B)には、ユーザーが選択可能な用紙種類の候補値が示されている。ユーザーが用紙種類を変更し、OKボタン72を選択すると、変更受付部235は、変更された内容を変更部207に出力する。変更部207は、変更された内容に基づき、判別条件テーブルT1を更新する。
図20を参照して、判別条件テーブルT1について説明する。図20は、判別条件テーブルT1を示す図である。
図20に示すように、判別条件テーブルT1は、用紙種類75と、坪量76とを含む。判別条件テーブルT1では、所定の範囲の坪量と用紙の種類とが対応付けられている。制御装置101の判別部105は、用紙センサー90が検知した坪量に基づいて、判別条件テーブルT1を参照して、対応する用紙の種類を判別する。
ここで、同じ坪量の用紙種類が複数存在する場合、判別部105は、正しく用紙種類を判別することができない場合がある。たとえば、坪量が共に100g/mである厚紙1および厚紙1(光沢紙)の2つの用紙種類が存在し、給紙トレイ内の用紙が厚紙1(光沢紙)であった場合、判別部105は、用紙センサー90が検知した坪量に基づいて、用紙の種類は厚紙1であると誤って判別してしまうおそれがある。
そこで、本実施の形態においては、判別処理によって判別された用紙の種類を、ユーザーが変更可能に構成されている。このようにすることで、特殊な種類の用紙を日常的に利用することが多いユーザーは、用紙種類の判別処理で用紙の種類を誤って判別されることを防ぐことができる。
図20(A)には、トレイ別設定変更画面Sc3において、用紙種類として厚紙1が表示されている場合に、ユーザーが厚紙1を厚紙1(光沢紙)へ変更した例を示す。変更部207は、図20(B)に示すように、変更された内容に基づき、判別条件テーブルT1を更新する。制御装置101は、以降の処理において、変更された判別条件テーブルを参照して印刷処理を行う。
図21を参照して、第3の実施の形態に係る用紙種類の変更処理の手順を説明する。図21は、用紙種類の変更処理の手順を示すフローチャートである。当該処理は、たとえば制御装置101として機能するCPUが所与のプログラムを実行することによって実現される。
ステップS2110において、制御装置101は、給紙トレイ内の用紙について、用紙種類の判別処理を実施する。制御装置101は、ステップS2120へ処理を進める。
ステップS2120において、制御装置101は、記憶装置120の判別条件テーブルT1を参照し、ユーザーからの指示に基づいて、用紙種類が変更されたか否かを判定する。用紙種類が変更された場合(ステップS2120においてYES)、制御装置101は、ステップS2130へ処理を進める。そうでない場合(ステップS2120においてNO)、制御装置101は、ステップS2150へ処理を進める。
ステップS2130において、制御装置101は、ユーザーの選択に基づいて、変更された用紙種類で印刷を実行するか否かを判定する。変更された用紙種類で印刷を実行する場合(ステップS2130においてYES)、制御装置101は、ステップS2140へ処理をすすめる。そうでない場合(ステップS2130においてNO)、制御装置101は、ステップS2150へ処理を進める。
ステップS2140において、制御装置101は、変更された用紙種類で印刷を実行する。制御装置101は、ステップS2160へ処理を進める。
一方、ステップS2150において、制御装置101は、判別処理で判別された用紙種類で印刷を実行する。制御装置101は、処理を終了する。
ステップS2160において、制御装置101は、ユーザーからの指示に基づいて、用紙種類の変更を保存するか否かを判定する。用紙種類の変更を保存する場合(ステップS2160においてYES)、制御装置101は、ステップS2170へ処理を進める。そうでない場合(ステップS2160においてNO)制御装置101は、ステップS2180へ処理を進める。
ステップS2170において、制御装置101は、判別条件テーブルT1における用紙種類の変更を保存する。その結果、以降の印刷処理において、制御装置101は、変更後の用紙の種類に基づいて、印刷処理を実行することとなる。制御装置101は、処理を終了する。
ステップS2180において、制御装置101は、判別条件テーブルT1における用紙種類の変更を取り消す。制御装置101は、処理を終了する。
[3.小括]
以上のようにして、第3の実施の形態にかかる画像形成システム11では、給紙トレイ内の用紙について用紙種類が判別された後に、ユーザーの選択により、判別された用紙種類を変更した上で、印刷処理を実行することができる。
上記構成とすることにより、用紙種類の判別処理で判別された用紙種類について、ユーザーの選択でより精緻な調整を行うことが可能となり、ユーザーの利便性が向上する。
<他の実施形態>
なお、本開示に係る技術的思想の適用範囲は、上記実施形態に限定されない。たとえば、記憶装置120は、画像形成装置100に登録されているログインIDごとに、第2の実施の形態における判別動作設定の設定値を格納してもよい。このようにすることで、他のユーザーによる設定変更の影響を受けず、ユーザーが所望の判別動作を定常的に実現することができる。
また、給紙トレイの開閉を検知した制御装置101が、判別処理の履歴情報をリセットするか、リセットしないかをユーザに選択させてもよい。このようにすることで、ユーザが、現在トレイ内にセットされている用紙と同じ用紙をセットした場合に、判別処理の履歴情報が毎回リセットされ、直後の印刷ジョブで用紙種類の判別処理が実行され、印刷処理に時間がかかることを防ぐことができる。
また、給紙トレイ選択画面は、端末装置にインストールされたウェブブラウザによって表示されてもよいし、端末装置にインストールされた画像形成装置を遠隔操作するためのリモートアプリケーションが提供するユーザーインターフェイスであってもよい。
また、画像形成装置単体を画像形成システムとして捉え、本開示に係る技術的思想を適用してもよい。この場合、表示装置は画像形成装置の備える操作パネルとなる。制御装置は、操作パネルに給紙トレイ選択画面を表示させる。これら他の実施の形態においても、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10,11 画像形成システム、20 スキャナー、21 カバー、22 原稿台、23 原稿トレイ、25 プリンター、31 用紙トレイ名、32 用紙サイズ、33 方向、34,75 用紙種類、35 用紙判別、36 判別処理設定、41 搬送経路、48 トレー、51 基本設定タブ、52 給紙トレイ、52a,70,74 リストボタン、52b,152b 給紙トレイ選択画面、53 トレイ別設定ボタン、55 設定値情報、56 設定変更ボタン、61 給紙ローラー、62 搬送ローラー、63 開閉センサー、64 手差しトレイ、65 反転ローラー、71 キャンセルボタン、72 ボタン、76 坪量、87 タイミングローラー、89 切替爪、90 用紙センサー、100 画像形成装置、101,201,231 制御装置、103 搬送制御部、105 判別部、107 更新部、110 操作パネル、120,630 記憶装置、200 端末装置、203 表示制御部、205 取得部、207 変更部、210,230,535 ディスプレイ、235 変更受付部、300 サーバー、400 ネットワーク、515,545,640 RAM、520,620 ROM、522,622 制御プログラム、525 画像形成部、540 タッチパネル。

Claims (21)

  1. 画像形成装置と、
    前記画像形成装置と通信可能な端末装置とを備え、
    前記画像形成装置は、
    用紙を格納する複数の用紙トレイと、
    前記複数の用紙トレイから選択された一の用紙トレイである給紙トレイから搬送される用紙に関する物理量を、当該用紙の搬送中に検知する用紙センサーと、
    記憶装置と、
    第1の制御部とを含み、
    前記第1の制御部は、
    前記用紙センサーにより検知された前記物理量に基づいて、前記用紙の種類を判別する判別処理を実施し、
    前記判別処理を実施する場合に、前記判別処理を実施しない場合よりも、前記用紙の搬送速度を低下させ、
    前記記憶装置は、前記複数の用紙トレイのそれぞれに対応付けて、当該用紙トレイ内の用紙について前記判別処理が実施済みか未実施かについての履歴情報を格納し、
    前記端末装置は、
    第2の制御部と、
    表示装置とを備え、
    前記第2の制御部は、
    前記複数の用紙トレイから前記給紙トレイを選択する給紙トレイ選択画面を前記表示装置に表示させ、
    前記給紙トレイ選択画面において、前記履歴情報を表示させる、画像形成システム。
  2. 前記端末装置には、前記画像形成装置に画像形成処理を指示するためのプリンタドライバがインストールされており、
    前記プリンタドライバが提供するユーザーインターフェイスは、前記給紙トレイ選択画面を含む、請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記端末装置には、ウェブブラウザがインストールされており、
    前記ウェブブラウザは、前記給紙トレイ選択画面を表示する、請求項1に記載の画像形成システム。
  4. 前記端末装置には、前記画像形成装置を遠隔操作するためのリモートアプリケーションがインストールされており、
    前記リモートアプリケーションが提供するユーザーインターフェイスは、前記給紙トレイ選択画面を含む、請求項1に記載の画像形成システム。
  5. 前記第2の制御部は、
    前記判別処理が未実施の用紙トレイが前記給紙トレイとして選択された場合、前記画像形成装置の画像形成処理にかかる時間が長くなることを示す警告を、前記表示装置に表示させる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  6. 前記第1の制御部は、前記判別処理が実施済みの用紙トレイが前記給紙トレイとして選択された場合、当該給紙トレイから搬送される用紙について前記判別処理を実施しない、請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  7. 前記第1の制御部は、
    前記用紙トレイが開閉された場合に、開閉された前記用紙トレイについての前記履歴情報をリセットする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  8. 前記第1の制御部は、
    前記用紙トレイが開閉された場合に、開閉された用紙トレイについて前記履歴情報をリセットするか否かの選択を受け付ける、請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  9. 前記記憶装置は、前記複数の用紙トレイのそれぞれに対応付けて、当該用紙トレイ内の用紙に関する1つ以上の設定値をさらに格納し、
    前記第2の制御部は、前記用紙に関する設定値を変更するための設定値変更画面を、前記表示装置に、表示させ、
    前記設定値変更画面は、前記複数の用紙トレイの少なくとも一部の用紙トレイについての用紙トレイ情報と、当該用紙トレイについての前記履歴情報とをさらに含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  10. 前記設定値は、前記用紙トレイ内の用紙の種類を含み、
    前記第1の制御部は、前記設定値である用紙の種類に基づいて、前記用紙トレイ内の用紙に対する画像形成処理に関するパラメーターを決定する、請求項9に記載の画像形成システム。
  11. 前記第2の制御部は、前記判別処理が実施済みの用紙トレイについて、前記設定値変更画面において前記用紙の種類が変更された場合、前記変更の前後におけるいずれの用紙の種類に基づいて前記画像形成処理に関するパラメーターを決定するかについての選択を受け付ける、請求項10に記載の画像形成システム。
  12. 前記第2の制御部は、前記判別処理が実施済みの用紙トレイについて、前記設定値変更画面において前記用紙の種類が変更された場合、前記変更の後の用紙の種類に基づいて画像形成処理に関するパラメーターを決定するように、前記画像形成装置に制御指示を出力する、請求項10に記載の画像形成システム。
  13. 前記端末装置は、前記給紙トレイから搬送される用紙について、前記判別処理を実施するか否かの選択を受付可能に構成されている、請求項9〜12のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  14. 前記記憶装置は、前記判別処理を実施するか否かについて選択された選択結果を、前記画像形成装置に登録されているログインID(Identification)ごとに記憶する、請求項13に記載の画像形成システム。
  15. 前記第2の制御部は、前記判別処理を実施するか否かについて選択された選択結果を、前記給紙トレイ選択画面にさらに表示させる、請求項13または14に記載の画像形成システム。
  16. 前記第2の制御部は、前記判別処理を実施するか否かについて選択された選択結果を、前記設定値変更画面にさらに表示させる、請求項13〜15のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  17. 用紙を格納する複数の用紙トレイと、
    前記複数の用紙トレイから選択された一の用紙トレイである給紙トレイから搬送される用紙に関する物理量を、当該用紙の搬送中に検知する用紙センサーと、
    記憶装置と、
    表示装置と、
    制御部とを含み、
    前記制御部は、
    前記用紙センサーにより検知された前記物理量に基づいて、前記用紙の種類を判別する判別処理を実施し、
    前記判別処理を実施する場合に、前記判別処理を実施しない場合よりも、前記用紙の搬送速度を低下させ、
    前記記憶装置は、前記複数の用紙トレイのそれぞれに対応付けて、当該用紙トレイ内の用紙について前記判別処理が実施済みか未実施かについての履歴情報を格納し、
    前記制御部は、さらに、
    前記複数の用紙トレイから前記給紙トレイを選択する給紙トレイ選択画面を前記表示装置に表示させ、
    前記給紙トレイ選択画面において、前記履歴情報を表示させる、画像形成装置。
  18. 前記表示装置は、前記画像形成装置への画像形成処理の指示を受け付けるための操作パネルであり、
    前記制御部は、前記操作パネルに前記給紙トレイ選択画面を表示させる、請求項17に記載の画像形成装置。
  19. 画像形成装置を含む画像形成システムの制御方法であって、
    前記画像形成装置は、用紙を格納する複数の用紙トレイを備え、
    前記制御方法は、
    前記複数の用紙トレイから選択された一の用紙トレイである給紙トレイから搬送される用紙に関する物理量を、当該用紙の搬送中に検知するステップと、
    検知された前記物理量に基づいて、前記用紙の種類を判別する判別処理を実施するステップと、
    前記判別処理を実施する場合に、前記判別処理を実施しない場合よりも、前記用紙の搬送速度を低下させるステップと、
    前記複数の用紙トレイのそれぞれに対応付けて、当該用紙トレイ内の用紙について前記判別処理が実施済みか未実施かについての履歴情報を、前記画像形成システムに格納するステップと、
    前記複数の用紙トレイから前記給紙トレイを選択する給紙トレイ選択画面を表示するステップとを含み、前記給紙トレイ選択画面は前記履歴情報を含む、制御方法。
  20. 画像形成装置の制御方法であって、
    前記画像形成装置は、用紙を格納する複数の用紙トレイを備え、
    前記制御方法は、
    前記複数の用紙トレイから選択された一の用紙トレイである給紙トレイから搬送される用紙に関する物理量を、当該用紙の搬送中に検知するステップと、
    検知された前記物理量に基づいて、前記用紙の種類を判別する判別処理を実施するステップと、
    前記判別処理を実施する場合に、前記判別処理を実施しない場合よりも、前記用紙の搬送速度を低下させるステップと、
    前記複数の用紙トレイのそれぞれに対応付けて、当該用紙トレイ内の用紙について前記判別処理が実施済みか未実施かについての履歴情報を、前記画像形成装置に格納するステップと、
    前記複数の用紙トレイから前記給紙トレイを選択する給紙トレイ選択画面を表示するステップとを含み、前記給紙トレイ選択画面は前記履歴情報を含む、制御方法。
  21. 画像形成装置と通信可能な端末装置を制御するための制御プログラムであって、
    前記画像形成装置は、
    用紙を格納する複数の用紙トレイと、
    前記複数の用紙トレイから選択された一の用紙トレイである給紙トレイから搬送される用紙に関する物理量を、当該用紙の搬送中に検知する用紙センサーと、
    記憶装置と、
    第1の制御部とを含み、
    前記第1の制御部は、
    前記用紙センサーにより検知された前記物理量に基づいて、前記用紙の種類を判別する判別処理を実施し、
    前記判別処理を実施する場合に、前記判別処理を実施しない場合よりも、前記用紙の搬送速度を低下させ、
    前記記憶装置は、前記複数の用紙トレイのそれぞれに対応付けて、当該用紙トレイ内の用紙について前記判別処理が実施済みか未実施かについての履歴情報を格納し、
    前記制御プログラムは、前記端末装置に、
    前記複数の用紙トレイから前記給紙トレイを選択する給紙トレイ選択画面を表示させ、前記給紙トレイ選択画面において、前記履歴情報を表示させるステップを実行させる、制御プログラム。
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