JPH11327824A - 印刷制御装置および印刷制御装置のデータ処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 適時にサーバ装置より適切な印刷処理プログ
ラムおよび決定情報を取得して内部の印刷処理プログラ
ム資源として管理することである。 【解決手段】 受信した出力ファイルを解析可能な印刷
処理プログラムが登録されていないと印刷処理プログラ
ム決定手段２０８が判定した場合に、外部のサーバ２０
４から取得される決定情報を参照して対応する印刷処理
プログラムが存在するかどうかを判定して、該対応する
印刷処理プログラムが存在する場合に、サーバ装置から
該対応する印刷処理プログラムを取得して保存手段２１
２上に内部の印刷処理プログラム資源として登録管理す
る構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、所定の通信媒体を
介して固有のファイル形式の出力ファイルを解読処理す
る印刷処理プログラムを固有の決定情報とともに複数管
理するサーバ装置と通信可能な印刷制御装置および印刷
制御装置のデータ処理方法およびコンピュータが読み出
し可能なプログラムを格納した記憶媒体に関するもので
ある。

【０００２】

【従来の技術】従来より、ホストコンピュータから送信
されてくる出力ファイルの印刷処理を行う印刷装置にお
いては、印刷内容の制御コマンドを解釈する事ができる
単一又は複数の印刷処理プログラムをあらかじめ印刷装
置本体の記憶部に格納し、前記単一の印刷処理プログラ
ム又は複数の印刷処理プログラムから選択された特定の
印刷処理プログラムに基づいて出力ファイルの内容を解
析処理して印刷している。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ネット
ワークを介して印刷装置を利用する環境では、印刷装置
に対して転送される出力ファイルの形式は常に一定とは
限らないので、出力ファイルの内容が様々で、それらの
出力ファイルを解析するためには、対応する個別の印刷
処理プログラム、すなわち、該出力ファイルを解析する
ための特定の印刷処理プログラムが格納された記憶媒体
を介して設定されるメモリ資源にインストールする必要
があり、ユーザによる印刷処理プログラムの管理負担が
重いという問題点があった。

【０００４】本発明は上記の問題点を解消するためにな
されたもので、本発明の目的は、受信した出力ファイル
を解析可能な印刷処理プログラムが登録されていないと
判定された場合に、外部のサーバ装置から取得される決
定情報を参照して対応する印刷処理プログラムが存在す
るかどうかを判定して、該対応する印刷処理プログラム
が存在する場合に、サーバ装置から該対応する印刷処理
プログラムを取得して内部の印刷処理プログラム資源と
して登録管理することにより、ネットワーク環境で種々
の出力ファイルを印刷処理する際に、印刷処理プログラ
ムが対応できない場合でも、適時にサーバ装置より適切
な印刷処理プログラムおよび決定情報を取得して内部の
印刷処理プログラム資源として管理でき、ユーザによる
印刷処理プログラムの登録処理等に伴う操作負担を大幅
に軽減できるとともに、使用される可能性の高い印刷処
理プログラムのみを管理すればよいので、印刷処理プロ
グラムを登録するメモリ資源も節約することができる印
刷制御装置および印刷制御装置のデータ処理方法および
コンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記
憶媒体を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明に係る第１の発明
は、所定の通信媒体を介して固有のファイル形式の出力
ファイルを解読処理する印刷処理プログラムを固有の決
定情報とともに複数管理するサーバ装置と通信可能な印
刷制御装置であって、固有のファイル形式の出力ファイ
ルを解読処理する印刷処理プログラムを固有の決定情報
とともに複数記憶する記憶手段と、前記通信媒体を介し
て受信される出力ファイル中の情報と前記記憶手段に記
憶された前記決定情報中に一致するものがあるかどうか
を照合判定する第１の判定手段と、前記第１の判定手段
が一致しないと判定した場合に、前記サーバ装置が管理
する前記固有の決定情報を取得して前記出力ファイル中
の情報と一致するものがあるかどうかを判定する第２の
判定手段と、前記第２の判定手段により一致すると判定
された決定情報に対応するいずれかの印刷処理プログラ
ムを前記サーバ装置から取得して前記記憶手段に登録す
る登録手段とを有するものである。

【０００６】本発明に係る第２の発明は、前記第１の判
定手段が一致すると判定した場合に、前記記憶手段から
読み出されるいずれかの印刷処理プログラムを印刷本体
部に転送する転送手段を設けたものである。

【０００７】本発明に係る第３の発明は、所定の通信媒
体を介して固有のファイル形式の出力ファイルを解読処
理する印刷処理プログラムを固有の決定情報とともに複
数管理するサーバ装置と通信可能な印刷制御装置のデー
タ処理方法であって、前記通信媒体を介して受信される
出力ファイル中の情報が固有のファイル形式の出力ファ
イルを解読処理する印刷処理プログラムを固有の決定情
報とともに複数記憶する記憶手段に記憶された前記決定
情報中に一致するものがあるかどうかを照合判定する第
１の判定工程と、前記第１の判定工程により一致しない
と判定した場合に、前記サーバ装置が管理する前記固有
の決定情報を取得して前記出力ファイル中の情報と一致
するものがあるかどうかを判定する第２の判定工程と、
前記第２の判定工程により一致すると判定された決定情
報に対応するいずれかの印刷処理プログラムを前記サー
バ装置から取得して前記記憶手段に登録する登録工程と
を有するものである。

【０００８】本発明に係る第４の発明は、所定の通信媒
体を介して固有のファイル形式の出力ファイルを解読処
理する印刷処理プログラムを固有の決定情報とともに複
数管理するサーバ装置と通信可能な印刷装置を制御する
コンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記
憶媒体であって、前記通信媒体を介して受信される出力
ファイル中の情報が固有のファイル形式の出力ファイル
を解読処理する印刷処理プログラムを固有の決定情報と
ともに複数記憶する記憶手段に記憶された前記決定情報
中に一致するものがあるかどうかを照合判定する第１の
判定工程と、前記第１の判定工程により一致しないと判
定した場合に、前記サーバ装置が管理する前記固有の決
定情報を取得して前記出力ファイル中の情報と一致する
ものがあるかどうかを判定する第２の判定工程と、前記
第２の判定工程により一致すると判定された決定情報に
対応するいずれかの印刷処理プログラムを前記サーバ装
置から取得して前記記憶手段に登録する登録工程とを有
するコンピュータが読み出し可能なプログラムを記憶媒
体に格納したものである。

【０００９】

【発明の実施の形態】図１は、本発明の一実施形態を示
す印刷制御装置の構成を説明するブロック図である。以
下、構成および動作について説明する。

【００１０】図において、２０１は印刷装置で、ＬＡＮ
等の通信網（イーサネット等のネットワーク）２０３に
接続ケーブル（ネットワークケーブル）２０２を介して
接続されている。

【００１１】該印刷装置２０１は、ＬＡＮ等の通信網２
０３を介して外部より接続ケーブル２０２より通信装置
２０６を経て出力ファイルが格納されるスプーラ２０７
と、該スプーラ２０７に格納されている出力ファイルの
印刷処理プログラム情報を決定する印刷処理プログラム
決定手段２０８と、複数の印刷処理プログラムＰＲＯ
Ａ，ＰＲＯＢを含む印刷処理プログラム群２１２−Ａと
印刷処理プログラム決定情報２１２−Ｂとが不揮発に保
存された保存手段２１２と、出力ファイルの印刷処理プ
ログラム情報を取得する印刷処理プログラム取得手段２
０９と、出力ファイルを前記印刷処理プログラム情報に
基づいて所定の印刷処理を行なう印刷装置本体２１１
と、出力ファイル及び前記印刷処理プログラム情報を前
記印刷装置本体２１１に転送する転送手段２１０とを備
えている。

【００１２】一方、ＬＡＮ等の通信網２０３には多数の
印刷処理プログラム群２０５−Ａと、印刷処理プログラ
ム決定情報２０５−Ｂが保存された保存手段２０５とＬ
ＡＮ等の通信網２０３を介して要求があった場合に、印
刷処理プログラム群２０５−Ａ、印刷処理プログラム決
定情報２０５−Ｂを提供する印刷処理プログラムサーバ
２０４が接続されている。

【００１３】また、保存手段２１２には、図２の（ａ）
に示すように、ページ記述言語としてのＰｏｓｔｓｃｒ
ｉｐｔ（米アドビ・システム社の登録商標）やＷＷＷ
（Ｗｏｒｌｄ Ｗｉｄｅ Ｗｅｂ）に使用されるマーク
アップ言語としてのＨＴＭＬ（Ｈｙｐｅｒｔｅｘｔ Ｍ
ａｒｋｕｐ Ｌａｎｇｕａｇｅ）等の印刷処理プログラ
ムを決定する文字列に対応した印刷処理プログラム情報
（ＰＳ用）ＰＲＯＡ，（ＰＤＦ用）ＰＲＯＢが格納され
ている。

【００１４】図２は、図１に示した保存手段２１２，２
０５に保存される印刷処理プログラム情報と印刷処理プ
ログラム情報を決定する文字列との関係を示すテーブル
の一例を示す図であり、（ａ）は図１に示した保存手段
２１２のテーブルに対応し、印刷処理プログラム情報Ｐ
ＲＯＡとしてＰＳ（ポストスクリプト）用で、その印刷
処理プログラム情報を決定する文字列として、「％！Ｐ
Ｓ−Ａｄｏｂｅ」が保存され、さらに、印刷処理プログ
ラム情報ＰＲＯＢとしてＰＤＦ用で、その印刷処理プロ
グラム情報を決定する文字列として、「％ＰＤＦ」が保
存された状態に対応し、（ｂ）は保存手段２０５のテー
ブルに対応し、印刷処理プログラム情報ＰＲＯＡとして
ＰＳ（ポストスクリプト）用で、その印刷処理プログラ
ム情報を決定する文字列として、「％！ＰＳ−Ａｄｏｂ
ｅ」が保存され、さらに、印刷処理プログラム情報ＰＲ
ＯＢとしてＰＤＦ用で、その印刷処理プログラム情報を
決定する文字列として、「％ＰＤＦ」が保存された状態
に対応し、さらに、印刷処理プログラム情報ＰＲＯＣと
してＨＴＭＬ用で、その印刷処理プログラム情報を決定
する文字列として、「＜ＨＴＭＬ＞」が保存された状態
に対応する。

【００１５】図３は、図１に示したスプーラ２０７に格
納される出力ファイルの形式の一例を示す図であり、
（ａ）はポストスクリプト用の出力ファイルに対応し、
特定の印刷処理プログラム決定情報となる「％！ＰＳ−
Ａｄｏｂｅ」が付加されている状態に対応し、（ｂ）は
マークアップ言語としてのＨＴＭＬ用の出力ファイルに
対応し、特定の印刷処理プログラム決定情報となる「＜
ＨＴＭＬ＞」が付加されている状態に対応する。

【００１６】このように構成された印刷装置２０１にお
いては、所定の通信網２０３を介して、例えば、図３に
示すように、「％！ＰＳ−Ａｄｏｂｅ」の文字列が通信
装置２０６に送信され、スプーラ２０７に格納される
と、印刷処理プログラム決定手段２０８は保存手段２１
２から印刷処理プログラム決定情報２１２−Ｂを取り出
し、印刷処理プログラム決定情報２１２−Ｂに基づいて
スプーラ２０７に格納された出力ファイルの印刷処理プ
ログラム情報を決定する。

【００１７】そして、該決定した印刷処理プログラム情
報ＰＲＯＡを保存手段２１２の中から選択して印刷処理
プログラム取得手段２０９に送信する。

【００１８】本実施形態では、「％！ＰＳ−Ａｄｏｂ
ｅ」の文字列は図２に示したように、印刷処理プログラ
ム情報ＰＲＯＡに相当するため、印刷処理プログラム取
得手段２０９は保存手段２１２の中から印刷処理プログ
ラム情報ＰＲＯＡを取得し、該印刷処理プログラム情報
ＰＲＯＡを転送手段２１０に転送する。

【００１９】そして、転送手段２１０は印刷処理プログ
ラム決定手段２０８からの出力ファイルの指定に基づき
スプーラ２０７に格納された出力ファイルを該スプーラ
２０７から取り出す。これらの印刷処理プログラム情報
ＰＲＯＡと出力ファイルの内容が印刷装置本体２１１に
送信され、印刷処理プログラム情報ＰＲＯＡに基づいて
出力ファイル内容が解析処理されて印刷出力される。

【００２０】一方、印刷装置２０１の印刷処理プログラ
ム決定手段２０８が保存手段２１２から印刷処理プログ
ラム決定情報２１２−Ｂを取り出し、印刷プログラム決
定情報２１２−Ｂで決定できないような出力ファイルが
スプーラ２０７に格納されている場合、例えば＜ＨＴＭ
Ｌ＞の文字列が通信装置２０６に送信されスプーラ２０
７に格納された場合は、印刷処理プログラム決定手段２
０８が通信装置２０６を介して印刷処理プログラムサー
バ２０４から印刷処理プログラム決定情報２０５−Ｂを
取り寄せ、スプーラ２０７の出力ファイルから印刷処理
プログラム決定手段２０８は印刷処理プログラムを決定
し、再度印刷処理プログラムサーバ２０４を介して保存
手段２０５から該印刷処理プログラム情報ＰＲＯＣを取
得し、転送手段２１０に転送する。

【００２１】そして、転送手段２１０は印刷処理プログ
ラム決定手段２０８からの出力ファイルの指定に基づき
スプーラ２０７に格納された出力ファイルを該スプーラ
２０７から取り出す。

【００２２】これらの印刷処理プログラム情報ＰＲＯＣ
と出力ファイルの内容が印刷装置本体２１１に送信さ
れ、印刷処理プログラムＰＲＯＣに基づいて出力ファイ
ル内容が解析処理されて印刷出力される。

【００２３】また、この際、同様な出力ファイル処理を
高速に行うため、印刷処理プログラムサーバ２０４から
取得した印刷処理プログラム決定情報２０５−Ｂ及び印
刷処理プログラム情報ＰＲＯＣは印刷装置２０１の保存
手段２１２の印刷処理プログラム群２１２−Ａ，印刷処
理プログラム決定情報２１２−Ｂとして追加保存され
る。このように本実施形態では、通信網２０３を経て接
続ケーブル２０２を介して送信されて来る出力ファイル
の内容を解析することができる特定印刷処理プログラム
情報を保存手段２０５の中から取得し、該特定印刷処理
プログラム情報に基づいて印刷データを印刷処理してい
るので、出力ファイルと印刷処理プログラム情報が常に
一致した状態で印刷処理を行うことができる。

【００２４】以下、本実施形態の特徴的構成について図
１等を参照して説明する。

【００２５】上記のように構成された通信網３を介して
固有のファイル形式の出力ファイルを解読処理する印刷
処理プログラムを固有の決定情報とともに複数管理する
印刷処理プログラムサーバ２０４と通信可能な印刷制御
装置（印刷装置２０１のコントローラ部）であって、固
有のファイル形式の出力ファイルを解読処理する印刷処
理プログラムを固有の決定情報とともに複数記憶する記
憶手段（保存手段２１２）と、前記通信媒体を介して受
信される出力ファイル中の情報と前記記憶手段に記憶さ
れた前記決定情報中に一致するものがあるかどうかを照
合判定する第１の判定手段（印刷処理プログラム決定手
段２０８による）と、前記第１の判定手段が一致しない
と判定した場合に、前記サーバ装置が管理する前記固有
の決定情報を取得して前記出力ファイル中の情報と一致
するものがあるかどうかを判定する第２の判定手段（印
刷処理プログラム決定手段２０８による）と、前記第２
の判定手段により一致すると判定された決定情報に対応
するいずれかの印刷処理プログラムを前記サーバ装置か
ら取得して前記記憶手段に登録する登録手段（印刷処理
プログラム決定手段２０８による）とを有するので、受
信した出力ファイルを解析する印刷処理プログラムが存
在しない場合でも、サーバ装置側が管理する印刷処理プ
ログラムの決定情報を取得するだけで対応する印刷処理
プログラムの存在を自動判定して、サーバ装置から転送
される印刷処理プログラムを選択可能な印刷処理プログ
ラムとして新規登録することができ、内部の印刷処理プ
ログラム資源では解析できないような出力ファイルを受
信しても、以後、継続して当該出力ファイルを解析処理
することができる。

【００２６】また、前記第１の判定手段が一致すると判
定した場合に、前記記憶手段から読み出されるいずれか
の印刷処理プログラムを印刷装置本体２１１に転送する
転送手段２１０を設けたので、受信している出力ファイ
ルを解析処理するに最適な印刷処理プログラムのみを印
刷装置本体部２１１に供給することができ、メモリ資源
を節減することができる。

【００２７】図４は、本発明に係る印刷制御装置におけ
るデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
なお、（１）〜（１２）は各ステップを示す。また、各
手順は、後述する図５に示す印刷装置のＲＯＭ１３，ハ
ードディスク２３等に記憶されて、該プログラムがＣＰ
Ｕ１２により実行されるものとする。

【００２８】先ず、ステップ（１）で、出力ファイルの
受信を待機し、図示しないホストコンピュータから出力
ファイルを受信したら、ステップ（２）で、出力ファイ
ルをスプーラ２０７へスプールする。

【００２９】次に、該スプーラ２０７へスプールされた
出力ファイルを解析するための印刷処理プログラムを決
定するため、印刷処理プログラム取得手段２０９により
保存手段２１２の内部の印刷処理プログラム決定情報２
１２−Ｂを取得するのを待機し（３）、該決定情報を取
得したら、ステップ（４）で、該決定情報中で出力ファ
イルの文字列と一致するものがあるかどうかを判定し、
一致すると判定した場合には、ステップ（５）で、一致
する印刷処理プログラムを印刷処理プログラム決定手段
２０８が選択し、ステップ（６）で、一致する印刷処理
プログラムを保存手段２１２より読み出して、転送手段
２１０が印刷装置本体２１１へ転送し、ステップ（７）
で、印刷処理を実行して、処理をリターンする。

【００３０】一方、ステップ（４）で、決定情報が一致
しないと判定された場合には、ステップ（８）で、外部
の保存手段２０５に保存された印刷処理プログラム決定
情報を印刷処理プログラムサーバ２０４を介して取得す
るのを待機し、該外部の保存手段２０５に保存された印
刷処理プログラム決定情報を取得したら、ステップ
（９）で、該決定情報中で出力ファイルの文字列と一致
するものがあるかどうかを判定し、一致すると判定した
場合には、ステップ（１１）で、印刷処理プログラムサ
ーバ２０４を介して一致した決定情報に対応する印刷処
理プログラムを取得し、ステップ（１２）で、該取得し
た印刷処理プログラムと決定情報とを保存手段２１２へ
新規に登録して、ステップ（６）へ戻る。

【００３１】一方、ステップ（９）で、取得した決定情
報と受信した出力ファイルの文字列が一致しないと判定
した場合には、ステップ（１０）で、出力ファイルの解
析エラーを印刷装置本体２１１の図示しない操作部等に
表示して、処理をリターンする。以下、本実施形態の特
徴的構成について図４に示すフローチャートを参照して
説明する。

【００３２】上記のように構成された所定の通信媒体
（通信網２０３）を介して固有のファイル形式の出力フ
ァイルを解読処理する印刷処理プログラムを固有の決定
情報とともに複数管理する印刷処理プログラムサーバ２
０４と通信可能な印刷制御装置のデータ処理方法であっ
て、あるいは所定の通信媒体を介して固有のファイル形
式の出力ファイルを解読処理する印刷処理プログラムを
固有の決定情報とともに複数管理するサーバ装置と通信
可能な印刷装置を制御するコンピュータが読み出し可能
なプログラムを格納した記憶媒体であって、前記通信媒
体を介して受信される出力ファイル中の情報が固有のフ
ァイル形式の出力ファイルを解読処理する印刷処理プロ
グラムを固有の決定情報とともに複数記憶する記憶手段
に記憶された前記決定情報中に一致するものがあるかど
うかを照合判定する第１の判定工程（図４のステップ
（３），（４））と、前記第１の判定工程により一致し
ないと判定した場合に、前記サーバ装置が管理する前記
固有の決定情報を取得して前記出力ファイル中の情報と
一致するものがあるかどうかを判定する第２の判定工程
（図４のステップ（８），（９））と、前記第２の判定
工程により一致すると判定された決定情報に対応するい
ずれかの印刷処理プログラムを前記サーバ装置から取得
して前記記憶手段に登録する登録工程（図４のステップ
（１１），（１２））とを有するので、受信した出力フ
ァイルを解析する印刷処理プログラムが存在しない場合
でも、サーバ装置側が管理する印刷処理プログラムの決
定情報を取得するだけで対応する印刷処理プログラムの
存在を自動判定して、サーバ装置から転送される印刷処
理プログラムを選択可能な印刷処理プログラムとして新
規登録することができ、内部の印刷処理プログラム資源
では解析できないような出力ファイルを受信しても、以
後、継続して当該出力ファイルを解析処理することがで
きる。

【００３３】図５は、本発明の一実施形態を示す印刷制
御装置を適用可能な印刷システムの構成を説明するブロ
ック図である。なお、ここでは、レーザビームプリンタ
（図１）を例にして説明する。また、本発明の機能が実
行されるのであれば、単体の機器であっても、複数の機
器からなるシステムであっても、ＬＡＮ等のネットワー
クを介して処理が行われるシステムであっても本発明を
適用できることは言うまでもない。

【００３４】図において、３０００はホストコンピュー
タで、ＲＯＭ３のプログラム用ＲＯＭに記憶された文書
処理プログラム等に基づいて図形，イメージ，文字，表
（表計算を含む）等が混在した文書処理を実行するＣＰ
Ｕ１を備え、システムバス４に接続される各デバイスを
ＣＰＵ１が総括的に制御する。

【００３５】また、このＲＯＭ３のプログラム用ＲＯＭ
には、ＣＰＵ１の制御プログラム等を記憶し、ＲＯＭ３
のフォント用ＲＯＭには上記文書処理の際に使用するフ
ォントデータ等を記憶し、ＲＯＭ３のデータ用ＲＯＭは
上記文書処理等を行う際に使用する各種データ（例え
ば、各種ページ記述言語のプログラムやフォントのラス
タライズ用データなど）を記憶している。

【００３６】２はオプションＲＡＭ等により拡張可能な
ＲＡＭで、ＣＰＵ１の主メモリ，ワークエリア等として
機能する。５はキーボードコントローラ（ＫＢＣ）で、
キーボード９や不図示のポインティングデバイスからの
キー入力を制御する。

【００３７】６はＣＲＴコントローラ（ＣＲＴＣ）で、
ＣＲＴディスプレイ（ＣＲＴ）１０の表示を制御する。
６はＣＲＴコントローラ（ＣＲＴＣ）で、ＣＲＴディス
プレイ（ＣＲＴ）１０の表示を制御する。７はディスク
コントローラ（ＤＫＣ）で、ブートプログラム，種々の
アプリケーション，フォントデータ，ユーザファイル，
編集ファイル等を記憶するハードディスク（ＨＤ）、フ
ロッピーディスク（ＦＤ）等の外部メモリ１１とのアク
セスを制御する。

【００３８】８はＬＡＮコントローラで、所定のネット
ワーク２１を介してプリンタ１５００に接続されて、プ
リンタ１５００との通信制御処理を実行する。なお、Ｃ
ＰＵ１は、例えばＲＡＭ２の上に設定された表示情報Ｒ
ＡＭ領域へのアウトラインフォントの展開（ラスタライ
ズ）処理を実行し、ＣＲＴ１０上でのＷＹＳＩＷＹＧを
可能としている。

【００３９】また、ＣＰＵ１は、ＣＲＴ１０上の不図示
のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて登
録された種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を
実行する。

【００４０】プリンタ１５００において、１２はプリン
タＣＰＵ（ＣＰＵ）で、ＲＯＭ１３のプログラム用ＲＯ
Ｍに記憶された制御プログラム等あるいは外部メモリ１
４に記憶された制御プログラム等に基づいてシステムバ
ス１５に接続される各種のデバイスとのアクセスを総括
的に制御し、印刷部インタフェース１６を介して接続さ
れる印刷部（プリンタエンジン）１７に出力情報として
の画像信号を出力する。

【００４１】また、このＲＯＭ１３のプログラム用ＲＯ
Ｍには、図４のフローチャートで示されるようなＣＰＵ
１２が実行可能な制御プログラム等を記憶する。さら
に、ＲＯＭ１３のフォント用ＲＯＭには上記出力情報を
生成する際に使用するフォントデータ（アウトラインフ
ォントデータを含む）等を記憶し、ＲＯＭ１３のデータ
用ＲＯＭにはハードディスク等の外部メモリ１４が無い
プリンタの場合には、ホストコンピュータ３０００上で
利用される情報等を記憶している。

【００４２】ＣＰＵ１２はＬＡＮコントローラ１８を介
してホストコンピュータ３０００との通信処理が可能と
なっており、プリンタ１５００内の情報等をホストコン
ピュータ３０００に通知可能に構成されている。

【００４３】１９はＲＡＭで、主としてＣＰＵ１２の主
メモリ，ワークエリア等として機能し、図示しない増設
ポートに接続されるオプションＲＡＭによりメモリ容量
を拡張することができるように構成されている。

【００４４】なお、ＲＡＭ１９は、出力情報展開領域，
環境データ格納領域，ＮＶＲＡＭ等に用いられる。前述
したハードディスク（ＨＤ），ＩＣカード等の外部メモ
リ１４は、ディスクコントローラ（ＤＫＣ）２０により
アクセスが制御される。外部メモリ１４は、オプション
として接続され、フォントデータ（ホストコンピュータ
３０００等からダウンロードされるフォントデータを含
む），エミュレーションプログラム（ホストコンピュー
タ３０００等からダウンロードされるエミュレーション
プログラムを含む），フォームデータ（ホストコンピュ
ータ３０００等からダウンロードされる）等を記憶す
る。

【００４５】また、１５０１は前述した操作パネルで、
操作のためのスイッチおよびＬＥＤ表示器等が配されて
いる。

【００４６】また、前述した外部メモリは、１個に限ら
ず、少なくとも１個以上備え、内蔵フォントに加えてオ
プションフォントカード，言語系の異なるプリンタ制御
言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数
接続できるように構成されていても良い。さらに、図示
しないＮＶＲＭを有し、操作パネル１５０１からのプリ
ンタモード設定情報をユーザ別，グループ別に記憶する
ようにしても良い。

【００４７】以下、図６に示すメモリマップを参照して
本発明に係る印刷制御装置を適用可能な印刷システムで
読み出し可能なデータ処理プログラムの構成について説
明する。

【００４８】図６は、本発明に係る印刷制御装置を適用
可能な印刷システムで読み出し可能な各種データ処理プ
ログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する
図である。

【００４９】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報，作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のＯＳ等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。

【００５０】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。

【００５１】本実施形態における図４に示す機能が外部
からインストールされるプログラムによって、ホストコ
ンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その
場合、ＣＤ−ＲＯＭやフラッシュメモリやＦＤ等の記憶
媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶
媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給さ
れる場合でも本発明は適用されるものである。

【００５２】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ（またはＣＰＵやＭＰ
Ｕ）が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。

【００５３】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。

【００５４】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク，ハードディ
スク，光ディスク，光磁気ディスク，ＣＤ−ＲＯＭ，Ｃ
Ｄ−Ｒ，磁気テープ，不揮発性のメモリカード，ＲＯ
Ｍ，ＥＥＰＲＯＭ等を用いることができる。

【００５５】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているＯＳ（オペ
レーティングシステム）等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。

【００５６】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるＣＰＵ等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。

【００５７】上記実施形態によれば、印刷データ内容を
解釈することができる特定印刷制御命令情報を取得し、
該特定印刷制御命令情報に基づいて印刷データを印刷処
理するため、出力ファイルと印刷処理プログラム情報が
常に一致した状態で印刷できる。更に印刷装置内に無い
印刷処理プログラム情報を外部から取り寄せ、正しい印
刷をおこなうことができ、取り寄せられた印刷処理プロ
グラム情報は印刷装置内に蓄積されよく使われる出力フ
ァイル形式に対応ができるようになる。

【００５８】

【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第１
の発明によれば、所定の通信媒体を介して固有のファイ
ル形式の出力ファイルを解読処理する印刷処理プログラ
ムを固有の決定情報とともに複数管理するサーバ装置と
通信可能な印刷制御装置であって、固有のファイル形式
の出力ファイルを解読処理する印刷処理プログラムを固
有の決定情報とともに複数記憶する記憶手段と、前記通
信媒体を介して受信される出力ファイル中の情報と前記
記憶手段に記憶された前記決定情報中に一致するものが
あるかどうかを照合判定する第１の判定手段と、前記第
１の判定手段が一致しないと判定した場合に、前記サー
バ装置が管理する前記固有の決定情報を取得して前記出
力ファイル中の情報と一致するものがあるかどうかを判
定する第２の判定手段と、前記第２の判定手段により一
致すると判定された決定情報に対応するいずれかの印刷
処理プログラムを前記サーバ装置から取得して前記記憶
手段に登録する登録手段とを有するので、受信した出力
ファイルを解析する印刷処理プログラムが存在しない場
合でも、サーバ装置側が管理する印刷処理プログラムの
決定情報を取得するだけで対応する印刷処理プログラム
の存在を自動判定して、サーバ装置から転送される印刷
処理プログラムを選択可能な印刷処理プログラムとして
新規登録することができ、内部の印刷処理プログラム資
源では解析できないような出力ファイルを受信しても、
以後、継続して当該出力ファイルを解析処理することが
できる。

【００５９】第２の発明によれば、前記第１の判定手段
が一致すると判定した場合に、前記記憶手段から読み出
されるいずれかの印刷処理プログラムを印刷装置本体部
に転送する転送手段を設けたので、受信している出力フ
ァイルを解析処理するに最適な印刷処理プログラムのみ
を印刷装置本体部に供給することができ、メモリ資源を
節減することができる。

【００６０】第３，第４の発明によれば、所定の通信媒
体を介して固有のファイル形式の出力ファイルを解読処
理する印刷処理プログラムを固有の決定情報とともに複
数管理するサーバ装置と通信可能な印刷制御装置のデー
タ処理方法であって、あるいは所定の通信媒体を介して
固有のファイル形式の出力ファイルを解読処理する印刷
処理プログラムを固有の決定情報とともに複数管理する
サーバ装置と通信可能な印刷装置を制御するコンピュー
タが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体であ
って、前記通信媒体を介して受信される出力ファイル中
の情報が固有のファイル形式の出力ファイルを解読処理
する印刷処理プログラムを固有の決定情報とともに複数
記憶する記憶手段に記憶された前記決定情報中に一致す
るものがあるかどうかを照合判定する第１の判定工程
と、前記第１の判定工程により一致しないと判定した場
合に、前記サーバ装置が管理する前記固有の決定情報を
取得して前記出力ファイル中の情報と一致するものがあ
るかどうかを判定する第２の判定工程と、前記第２の判
定工程により一致すると判定された決定情報に対応する
いずれかの印刷処理プログラムを前記サーバ装置から取
得して前記記憶手段に登録する登録工程とを有するの
で、受信した出力ファイルを解析する印刷処理プログラ
ムが存在しない場合でも、サーバ装置側が管理する印刷
処理プログラムの決定情報を取得するだけで対応する印
刷処理プログラムの存在を自動判定して、サーバ装置か
ら転送される印刷処理プログラムを選択可能な印刷処理
プログラムとして新規登録することができ、内部の印刷
処理プログラム資源では解析できないような出力ファイ
ルを受信しても、以後、継続して当該出力ファイルを解
析処理することができる。

【００６１】従って、ネットワーク環境で種々の出力フ
ァイルを印刷処理する際に、印刷処理プログラムが対応
できない場合でも、適時にサーバ装置より適切な印刷処
理プログラムおよび決定情報を取得して内部の印刷処理
プログラム資源として管理でき、ユーザによる印刷処理
プログラムの登録処理等に伴う操作負担を大幅に軽減で
きるとともに、使用される可能性の高い印刷処理プログ
ラムのみを管理すればよいので、印刷処理プログラムを
登録するメモリ資源も節約することができる等の効果を
奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態を示す印刷制御装置の構成
を説明するブロック図である。

【図２】図１に示した保存手段に保存される印刷処理プ
ログラム情報と印刷処理プログラム情報を決定する文字
列との関係を示すテーブルの一例を示す図である。

【図３】図１に示したスプーラに格納される出力ファイ
ルの形式の一例を示す図である。

【図４】本発明に係る印刷制御装置におけるデータ処理
手順の一例を示すフローチャートである。

【図５】本発明の一実施形態を示す印刷制御装置を適用
可能な印刷システムの構成を説明するブロック図であ
る。

【図６】本発明に係る印刷制御装置を適用可能な印刷シ
ステムで読み出し可能な各種データ処理プログラムを格
納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。

【符号の説明】

２０１ 印刷装置 ２０４ 印刷処理プログラムサーバ ２０５ 保存手段 ２０６ 通信装置 ２０７ スプーラ ２０８ 印刷処理プログラム決定手段 ２０９ 印刷処理プログラム取得手段 ２１０ 転送手段 ２１１ 印刷装置本体 ２１２ 保存手段

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 所定の通信媒体を介して固有のファイル
   形式の出力ファイルを解読処理する印刷処理プログラム
   を固有の決定情報とともに複数管理するサーバ装置と通
   信可能な印刷制御装置であって、 固有のファイル形式の出力ファイルを解読処理する印刷
   処理プログラムを固有の決定情報とともに複数記憶する
   記憶手段と、 前記通信媒体を介して受信される出力ファイル中の情報
   と前記記憶手段に記憶された前記決定情報中に一致する
   ものがあるかどうかを照合判定する第１の判定手段と、 前記第１の判定手段が一致しないと判定した場合に、前
   記サーバ装置が管理する前記固有の決定情報を取得して
   前記出力ファイル中の情報と一致するものがあるかどう
   かを判定する第２の判定手段と、 前記第２の判定手段により一致すると判定された決定情
   報に対応するいずれかの印刷処理プログラムを前記サー
   バ装置から取得して前記記憶手段に登録する登録手段
   と、を有することを特徴とする印刷制御装置。
2. 【請求項２】 前記第１の判定手段が一致すると判定し
   た場合に、前記記憶手段から読み出されるいずれかの印
   刷処理プログラムを印刷装置本体部に転送する転送手段
   を設けたことを特徴とする請求項１記載の印刷制御装
   置。
3. 【請求項３】 所定の通信媒体を介して固有のファイル
   形式の出力ファイルを解読処理する印刷処理プログラム
   を固有の決定情報とともに複数管理するサーバ装置と通
   信可能な印刷制御装置のデータ処理方法であって、 前記通信媒体を介して受信される出力ファイル中の情報
   が固有のファイル形式の出力ファイルを解読処理する印
   刷処理プログラムを固有の決定情報とともに複数記憶す
   る記憶手段に記憶された前記決定情報中に一致するもの
   があるかどうかを照合判定する第１の判定工程と、 前記第１の判定工程により一致しないと判定した場合
   に、前記サーバ装置が管理する前記固有の決定情報を取
   得して前記出力ファイル中の情報と一致するものがある
   かどうかを判定する第２の判定工程と、 前記第２の判定工程により一致すると判定された決定情
   報に対応するいずれかの印刷処理プログラムを前記サー
   バ装置から取得して前記記憶手段に登録する登録工程
   と、を有することを特徴とする印刷制御装置のデータ処
   理方法。
4. 【請求項４】 所定の通信媒体を介して固有のファイル
   形式の出力ファイルを解読処理する印刷処理プログラム
   を固有の決定情報とともに複数管理するサーバ装置と通
   信可能な印刷装置を制御するコンピュータが読み出し可
   能なプログラムを格納した記憶媒体であって、 前記通信媒体を介して受信される出力ファイル中の情報
   が固有のファイル形式の出力ファイルを解読処理する印
   刷処理プログラムを固有の決定情報とともに複数記憶す
   る記憶手段に記憶された前記決定情報中に一致するもの
   があるかどうかを照合判定する第１の判定工程と、 前記第１の判定工程により一致しないと判定した場合
   に、前記サーバ装置が管理する前記固有の決定情報を取
   得して前記出力ファイル中の情報と一致するものがある
   かどうかを判定する第２の判定工程と、 前記第２の判定工程により一致すると判定された決定情
   報に対応するいずれかの印刷処理プログラムを前記サー
   バ装置から取得して前記記憶手段に登録する登録工程
   と、を有することを特徴とするコンピュータが読み出し
   可能なプログラムを格納した記憶媒体。