JPH11261840A - 同期信号の準備処理回路および回路とテレビジョン信号とを同期させる方法 - Google Patents

同期信号の準備処理回路および回路とテレビジョン信号とを同期させる方法

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JPH11261840A
JPH11261840A JP11010402A JP1040299A JPH11261840A JP H11261840 A JPH11261840 A JP H11261840A JP 11010402 A JP11010402 A JP 11010402A JP 1040299 A JP1040299 A JP 1040299A JP H11261840 A JPH11261840 A JP H11261840A
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signal
synchronization signal
circuit
delayed
vshift
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JP11010402A
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Dirk Carpentier
カーペンティアー ディルク
Guenter Gleim
グライム ギュンター
Friedrich Heizmann
ハイツマン フリードリッヒ
Bernd Rekla
レクラ ベルント
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Deutsche Thomson Brandt GmbH
Original Assignee
Deutsche Thomson Brandt GmbH
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/04Synchronising
    • H04N5/12Devices in which the synchronising signals are only operative if a phase difference occurs between synchronising and synchronised scanning devices, e.g. flywheel synchronising
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/74Projection arrangements for image reproduction, e.g. using eidophor

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Television Systems (AREA)
  • Synchronizing For Television (AREA)
  • Details Of Television Scanning (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 同期信号を準備処理する回路において、受像
管の垂直偏向または水平偏向との同期を改善し、垂直ま
たは水平同期パルスの位相が一義的に規定されず機器ご
とに変動してしまう問題点を解消する。 【解決手段】 垂直同期信号またはそれから遅延された
信号に対する水平同期信号のタイミングを測定する。遅
延された信号を送出する遅延段は、遅延時間を調整でき
るように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水平同期信号のた
めの第1の入力側と、垂直同期信号のための第2の入力
側と、前記垂直同期信号に対し所定の遅延時間だけ遅延
された信号(Vshift)を送出する遅延段が設けら
れている、ビデオ信号を走査線ごとに表示する機器に対
する同期信号の準備処理回路、ならびに回路とテレビジ
ョン信号とを同期させる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば本発明の適用分野は、3つの単
色受像管により1つの画像平面に画像が投影されるテレ
ビジョン投影装置におけるコンバーゼンス補正回路であ
る。この種の装置は基本的にラスタ偏向におけるパラメ
ータ補正に用いられ、たとえば東西南北の歪みの補正、
糸巻き歪み、偏向の非直線性、および水平/垂直方向に
おけるその他の形状障害を補正するために用いられる。
この目的でコンバーゼンス回路は、3つの受像管各々の
偏向パラメータを発光点の位置に依存して制御する。こ
のためには、集積回路として形成されていることの多い
コンバーゼンス回路を個々の受像管のビーム偏向と同期
させなければならない。このような同期は、コンバーゼ
ンス回路へ供給されるパルス状の水平/垂直方向の同期
信号(略してシンク信号)により行われる。この場合、
垂直ないし水平方向の同期パルスの位相が明確に規定さ
れておらず、機器ごとに異なる可能性がある、という問
題点が生じる。また、ノイズ、ハムあるいは走査線偏向
のクロストークといったことにより、走査線計数におい
て異なる結果の生じるおそれがある。それというのも、
2番目のフィールドにおける最初の走査線パルスは垂直
同期パルスと同時に発生し、それゆえ走査線パルスが必
ずしも明確には識別されないからである。その結果、1
つのフィールドにおける挿入された信号の位置が1走査
線分変動することになる(走査線ジッタ)。
【0003】このような問題点を排除するために従来技
術においてすでに知られているのは、コンバーゼンス回
路を垂直同期信号に同期させるのではなく、所定の大き
さだけ時間的にずらされたパルスと同期させることであ
る。遅延させられたこのパルスは、両方のフィールドの
最初の走査線パルスに対し一定の値だけずらされている
ので、水平方向の走査線パルスのいずれも遅延されたパ
ルスともはや同時には発生せず、したがって基本的にク
ロストークやハムの影響によっても障害がもたらされな
い。このようにすることで、個々のパルスを常に明確に
識別することができるようになる。遅延された垂直方向
パルスが両方のフィールドにおける2つの最初の走査線
パルスの間に精確に位置していれば、最良のSN比ない
しは干渉余裕(interference margin)が得られる。と
はいうものの、異なる機器間の位相がそれぞれ違ってい
れば、各機器において最適なSN比を得ることができな
くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の課
題は、同期信号を準備処理する回路において、受像管の
垂直偏向および/または水平偏向との同期を改善するこ
とである。
【0005】また、本発明の課題は、回路と受像管の偏
向との同期の改善される方法を提供することである。
【0006】さらに本発明の課題は、偏向を行う同期回
路の同期が改善されたテレビジョン装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によればこの課題
は、垂直同期信号および/または遅延された信号に対す
る水平同期信号のタイミングを求める測定手段が設けら
れており、前記遅延段は遅延時間を調節可能に構成され
ていることにより解決される。
【0008】また、本発明の課題は、a)テレビジョン
装置の垂直偏向段から垂直同期信号(Vsync)を導
出して同期すべき回路へ供給するステップと、b)テレ
ビジョン装置の水平偏向段から水平同期信号(Hsyn
c)を導出し同期すべき回路へ供給するステップと、
c)垂直同期信号(Vsync)から所定の遅延時間
(reg)だけ遅延された信号(Vshift)を生成
するステップと、d)遅延された信号(Vshift)
とすぐあとに続く水平同期信号(Hsync)との間の
タイムインターバルを測定するステップと、e)測定結
果に応じて、まえもって定められた規則に従い前記ステ
ップd)から所定の期間を算出するステップと、f)算
出された期間を後続の遅延された信号(Vshift)
に対する遅延時間として用いるステップを有することに
より解決される。
【0009】さらに本発明の課題は、請求項1〜4のい
ずれか1項記載の同期信号準備処理回路を備えたテレビ
ジョン装置により解決される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の基本的な着想は、垂直同
期信号および/または遅延段により遅延された信号に対
する水平同期信号のタイミングを求めるための測定手段
を設けること、遅延時間を調節できるように回路の遅延
段を構成することである。
【0011】本発明の殊に有利な実施形態によれば、そ
のような測定により得られた測定結果を、まえもって定
められた規則に基づき所定の遅延時間を計算するために
利用することのできる計算手段が回路に設けられてい
る。従属請求項には、本発明による他の有利な実施形態
が示されている。
【0012】本発明による方法の利点は、先に挙げた欠
点をもつ固定的な期間で遅延された信号は用いられない
ことであり、そうではなく本発明によれば、時間の遅ら
された信号に対する遅延時間を所定の規則に従って垂直
同期パルスと水平同期パルスの位相に整合させることが
できる。
【0013】また、遅延された信号とすぐ前またはすぐ
後の水平同期信号とのタイムインターバルを実質的に同
じ大きさにすると、とりわけ有利である。このようにす
れば、時間の遅延された垂直パルスと該当する走査線パ
ルスとの間において最適なSN比が達成される。
【0014】しかし、遅延時間の計算を以下のように行
うこともできる。すなわち、遅延された信号とすぐ前ま
たはすぐ後の水平同期信号とのタイムインターバルが、
障害によって引き起こされる時間変位よりも大きくなる
ように計算することもでき、この場合、その時間変位は
経験値に基づき推定可能である。
【0015】従属請求項には、ビデオフレームを2つの
フィールドで表示するための本発明による方法の実施形
態が示されている。
【0016】次に、図面を参照しながら本発明について
詳細に説明する。
【0017】
【実施例】図1には、テレビジョン投影装置の構成が概
略的に描かれている。この場合、アンテナ1またはケー
ブルコネクションを介して受信されたテレビジョン信号
がチューナ2において増幅され、図示されていない混合
段により中間周波数へ移され、その後、中間周波数段3
において増幅される。これに続く復調段において、中間
周波数にある信号が音声信号とCVBSテレビジョン信
号に分離される。音声信号はオーディオ段4において復
調され、増幅され、スピーカ6によって出力される。図
示されていない分離段において、CVBS信号に含まれ
ている水平同期信号Hsyncと垂直同期信号Vsyn
cが分離され、偏向ユニット7へ導かれる。偏向ユニッ
ト7は、投影装置における単色受像管9a〜9cの水平
/垂直偏向コイル8a〜8cを制御する。さらにビデオ
処理回路10において画像信号が処理され、個々の受像
管9a〜9cへ供給される。また、コンバーゼンス回路
12には、個々の受像管9a〜9cの水平/垂直コンバ
ーゼンスコイル14a〜14c;16a〜16cと接続
されている増幅段13が対応づけられて設けられてお
り、周知のようにこのコンバーゼンス回路12によっ
て、投影装置の良好なコンバーゼンス設定が行われるよ
うになる。コンバーゼンス値はメモリ17に格納されて
いる。
【0018】テレビジョン信号がどのような形式であろ
うと、たとえば輝度信号と色信号が分離されているとい
うようなことは、基本的に本発明にとって重要ではな
い。
【0019】挿入信号ないしはコンバーゼンス補正値と
スクリーンに描かれる走査線との明確な対応づけを確立
するため、コンバーゼンス回路12は偏向ユニット7と
同期していなければならない。この場合、スクリーン上
の所定の個所における挿入の場所を特定できるようにす
る目的で、コンバーゼンス回路12において走査線が計
数される。この目的で、垂直同期信号Vsyncと水平
同期信号Hsyncが偏向ユニット7からコンバーゼン
ス回路12の入力側へ送られる。プログラムの実行を制
御するため、たとえば通常のテレビジョン画像の表示や
コンバーゼンス調整を制御するため、コンバーゼンス回
路12がマイクロプロセッサ18と接続されている。
【0020】図2には、コンバーゼンス回路12(図
1)の入力パルスに関するパルスダイアグラムが示され
ており、これは2つのフィールドで表示されるテレビジ
ョン画像において生じるようなものである。図2のaに
は垂直同期パルスVsyncが示されており、図2のb
には最初のフィールドの走査線パルスH1syncが、
さらに図2のcには2番目のフィールドの走査線パルス
H2syncが示されている。以降では略語Hsync
は走査線パルス全般について用いるのに対し、H1sy
ncまたはH2syncは第1フィールドまたは第2フ
ィールドの走査線パルスについてのみ表す。また、以下
の説明では計数手順を次のように定義する。:走査線パ
ルスの計数は垂直パルスの前縁で始まる。つまり垂直パ
ルスの前縁と同時にまたはそのあとに生じる前縁をもつ
走査線パルスが、該当フィールドの最初の走査線パルス
である。図2およびそれ以降のパルスダイアグラムで
は、個々の走査線パルスの番号が該当する走査線パルス
の上に描かれている。1つのフィールドの最初の走査線
L1は、第1の走査線パルスと第2の走査線パルスの間
に位置している。このような計数手順は、各フィールド
において相応に続いていく。
【0021】コンバーゼンス回路12(図1)の同期を
偏向信号から得る場合、あるいは同期信号が標準的では
ない場合(たとえばビデオゲームなどの場合)、垂直同
期信号Vsyncと水平同期信号H1sync,H2s
yncの位相は一義的には規定されない。これは機器ご
とに違う可能性がある。ノイズ、ハムまたはクロストー
ク殊に垂直同期信号への走査線パルスのクロストークに
より、先に述べた走査線計数にあたりそれぞれ異なる結
果が生じるおそれがある。それというのも、第2フィー
ルドにおいて最初の走査線パルスが垂直同期信号Vsy
ncと同時に発生し、したがって必ずしもそれが識別さ
れるとはかぎらないからである。走査線計数において結
果が変動することで、フィールドにおける挿入信号の位
置が1つの走査線分だけ変動する。したがって、いわゆ
る”走査線ジッタ”が発生する。
【0022】第1の手法よればこの問題は以下のように
して解決される。すなわち図3のa,bに描かれている
ように、垂直同期パルスが一定値regだけ遅延され
る。遅延時間regは、遅延された垂直パルスVshi
ftが第1フィールドの最初の走査線パルスと第2フィ
ールドの最初の走査線パルスに対し、時間的な観点で同
じ間隔を有するように選定される。信号Vshift
は、両方のフィールドにおける個々の走査線信号H1s
yncまたはH2syncに対しSN比ないしは干渉余
裕(interference margin)XまたはZを維持している
(図3のc,d)。したがって遅延時間regに対しS
N比に関して最適な値は、Xの値がZの値と等しいとき
に得られる。さらに図3のdには期間Yが書き込まれて
おり、これによれば、遅延された信号Vshiftと遅
延された信号Vshiftのあとに最初に発生した第2
フィールドの走査線パルスの間で、どの程度の時間が経
過したのかが表される。期間Yの意味は、第1フィール
ドにおける期間Xのもつ意味に相応する。値XおよびY
をどのように得るかについてはあとで説明する。また、
参照符号clliによって1つのテレビジョン走査線の
期間が表されており、これは既知でありすべての機器に
ついて一定である。なお、第2フィールドの走査線パル
スと遅延された信号との間のSN比は期間Zにより求め
られ、ここで、 Y+Z=clli (I) が成り立つ。
【0023】図4には、垂直同期信号Vsyncが図3
に示した状況に対し期間aだけ遅延されたときに発生す
るパルスダイアグラムが描かれている(図4のa)。こ
のことからじかに生じる結果は、遅延された信号Vsh
iftもやはり期間aだけ遅れ、第1フィールドの最初
の走査線パルスに近づいていることである(図4の
c)。図4のdとあわせて図4のcからわかるように、
第1フィールドと第2フィールドの走査線パルスの間の
SN比X,Zはそれぞれ異なっている。つまり、遅延さ
れた信号Vshiftと第1フィールドの最初の走査線
パルスとのSN比は小さくなっているのである。
【0024】同じことは、垂直パルスVsyncが図3
に描いた状況よりも早く生じたときにもあてはまる。し
かしわかりやすくするため、以下ではVsyncパルス
が遅れた場合のみについて論じることにする。
【0025】図5には本発明による回路が全体として参
照符号11により概略的に示されており、これはコンバ
ーゼンス回路12(図1)内に配置されている。一定の
遅延時間regゆえに生じる既述の問題点はこの回路1
1により、遅延された信号Vshiftと水平同期信号
との間隔を両方のフィールドにおいて測定し、それらの
値によって遅延時間regを最適化することによって解
決される。
【0026】この目的で、回路11は期間XとYを測定
するためのカウンタ21を有している。まずはじめに、
遅延された垂直信号Vshiftによってカウンタ21
が始動する。そしてこれに続く走査線パルスによりカウ
ンタ21は停止する。この時間測定の結果は、両方のフ
ィールドについてそれぞれ別個にメモリ22内に格納さ
れる。この目的で制御ユニット23が設けられており、
これはメモリ22へ制御信号を送出し、この信号はメモ
リ22内のそれぞれ異なる領域におけるアドレッシング
のために用いられる。この制御信号は、フィールドが変
化したか否かを表す。このようにして、測定された期間
XとYまたはYとXを計算ユニット24において選択的
に読み出すことができる。計算ユニット24はそれらの
値から遅延時間regを、SN比XとZが同じ大きさと
なるよう計算する。遅延時間regによって遅延素子2
6の入力信号が形成され、この入力信号によりregの
値に応じて信号Vshiftの値が設定される。計算ユ
ニット24の機能はマイクロプロセッサ18に引き受け
させることもできるし、あるいは外部のコンピュータに
よって行わせてもよい。
【0027】念のために述べておくと、遅延時間reg
の計算にあたり垂直同期信号に関連づけることも基本的
に可能である。それというのも、垂直同期信号vsyn
cと遅延された信号Vshiftとの間には一義的な時
間関係が存在するからである。
【0028】しかしながらこの計算方式によっていかな
る場合でも最適なSN比が得られるというわけではな
く、そのことを図6〜図9を参照して考察する。
【0029】図6に示されている実例の場合、Vshi
ft信号と走査線パルスの位相は図3に示したものとは
異なっている。この場合、第1フィールドにおける最初
の走査線パルスと第2フィールドにおける2番目の走査
線パルスの間に信号Vshiftが位置している。しか
し遅延された信号Vshiftと両方のフィールドの走
査線パルスとのSN比X,Yは、図3に示した実例の場
合と正確に同じ大きさである。図示の実例では走査線の
インタレースが対称的であるので、信号Vshiftに
ついて同じSN比X,Yという点で最適である第2の等
価的な位置がある。しかしこのことは、走査線インタレ
ースが対称的でなければもはや該当しない。実践におい
ては、一系列の機器における個々の機器間あるいは異な
る系列の機器間で垂直同期信号および水平同期信号の位
相が変動したときに、そのような状況が発生する。殊に
この位相が変動するのは、信号源がテレビジョン送信局
ではなく、たとえばコンピュータやゲームコンソールな
どのときである。
【0030】図7には、非対称な走査線インタレースに
よるパルスダイアグラムが示されている。図7のbには
実線で、遅延された信号Vshiftが第1フィールド
の最初の走査線内で発生している状況が表されている。
遅延時間regは上述のように、値XとZが同じ大きさ
となるように算出される。信号Vsfhitが第1フィ
ールドの2番目の走査線においてようやく発生するなら
ば、値X,Zの代わりに相応の値X′,Y′が得られる
ことになり、ここでX′もやはりZ′と同じ大きさであ
る。これについては図7bにおいて破線で表されてい
る。したがって、遅延時間reg算出の基礎となる条件
すなわち X =Z (II) または X′=Z′ (II′) が両方の事例ともに満たされている。しかし図示のパル
ス列において明らかであるように、信号Vshiftが
第1フィールドの最初の走査線において発生する場合の
方が好適であり、その理由は、SN比XまたはZはSN
比X′またはZ′よりも著しく大きいからである。
【0031】図8に示されているパルスダイアグラムに
は、これは逆の状況が描かれている。この場合、信号V
shiftが第1フィールドの2番目の走査線において
発生しているときに、いっそう大きいSN比が得られ
る。
【0032】したがって、できるかぎり大きいSN比を
常に達成できるようにするために、計算ユニット24は
SN比を両方の可能性について少なくとも1回、計算す
る。つまり、信号Vshiftが第1フィールドの最初
の走査線内に位置しているとき、または2番面の走査線
内に位置しているときの両方の可能性について、少なく
とも1回、計算する。そしていっそう高いSN比の達成
される遅延時間が選択される。
【0033】これに対する代案として、計算ユニット2
4はこれら両方の可能性のうちの一方についてのみSN
比を計算し、そのあとで付加的に、 XまたはZ >= clli/2 (III) について検査することもできる。この関係が満たされて
いるならば、できるかぎりおおきいSN比が達成され
る。当然ながら破線で示した値すなわち X′またはZ′ >= clli/2 (III′) についても同じことが成り立つ。
【0034】両方のやり方について共通であるのは、S
N比が同じ大きさ(すなわちX=X′またはZ=Z′)
であるならば、たとえばいっそう短い遅延時間の方が有
利なことである。
【0035】数学的に上述の2次的な条件は、遅延時間
reg算出にあたり式(II)〜(IV)または(I
I′)〜(IV′)により表現され、ここで、 X>X′であればXを選択 (IV) となる。
【0036】さらに図9には、順次走査(progressive
scan)によるテレビジョン装置の場合に生じるパルスダ
イアグラムが示されている。この場合、最適な遅延時間
regの計算は、フィールドではなくフレームのみ存在
する、ということから著しく簡単になる。既述の実施例
の場合のように、遅延された信号Vshiftとその後
に生じる最初の走査線パルスとの間の期間Xが既述のよ
うにして測定される。この場合、垂直同期パルス(図9
のa)と走査線パルスとの間の時間のずれとは無関係
に、遅延されたパルスVshiftが2つの走査線パル
スの間に正確に位置していれば(図9のb,c)、最適
なSN比が常に達成される。したがって遅延時間reg
は、 X=clli/2 (V) が成り立つように調整される。
【0037】順次走査の場合にはX=Yが常に満たされ
るので(図9のc,d)、同時に X=Z (II) も満たされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】テレビジョン投影装置の概略図である。
【図2】水平同期パルスおよび垂直同期パルスのパルス
列を示す図である。
【図3】垂直同期パルスおよび水平同期パルスならびに
垂直同期パルスに対し遅延されたパルスのパルス列を示
す図である。
【図4】図3に対応するパルスダイアグラムであり、こ
の場合、垂直同期パルスの位相は水平同期パルスに対し
所定量だけずらされている。
【図5】本発明による回路装置の概略図である。
【図6】図3に対応するパルスダイアグラムであり、遅
延された信号が第1フィールドにおける2番目の走査線
内に位置している。
【図7】それ自体周知の走査線インタレースが対称でな
いパルスダイアグラムである。
【図8】それ自体周知の走査線インタレースが対称でな
いパルスダイアグラムである。
【図9】順次走査方式により生じるパルスダイアグラム
である。
【符号の説明】
2 チューナ 3 中間周波数段 4 オーディオ段 7 偏向ユニット 8a〜8c 水平/垂直偏向コイル 9a〜9c 単色受像管 10 ビデオ処理回路 12 コンバーゼンス回路 13 増幅段 17 メモリ 18 マイクロプロセッサ 21 カウンタ 22 メモリ 23 制御ユニット 24 計算ユニット 26 遅延素子
フロントページの続き (72)発明者 ディルク カーペンティアー ドイツ連邦共和国 ウンターキルナッハ タールシュトラーセ 3 (72)発明者 ギュンター グライム ドイツ連邦共和国 フィリンゲン−シュヴ ェニンゲン オーベラー ゾンネンビュー ル 22 (72)発明者 フリードリッヒ ハイツマン ドイツ連邦共和国 フィリンゲン−シュヴ ェニンゲン ヘーフェンシュトラーセ 30 (72)発明者 ベルント レクラ ドイツ連邦共和国 フィリンゲン−シュヴ ェニンゲン リートガッセ 6+8

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平同期信号(H1sync,H2sy
    nc)のための第1の入力側と、垂直同期信号(Vsy
    nc)のための第2の入力側と、前記垂直同期信号(V
    sync)に対し所定の遅延時間(reg)だけ遅延さ
    れた信号(Vshift)を送出する遅延段が設けられ
    ている、 ビデオ信号を走査線ごとに表示する機器に対する同期信
    号の準備処理回路において、 垂直同期信号(Vsync)および/または遅延された
    信号(Vshift)に対する水平同期信号(H1sy
    nc,H2sync)のタイミングを求める測定手段
    (21)が設けられており、前記遅延段(23)は遅延
    時間(reg)を調節可能に構成されていることを特徴
    とする、 同期信号の準備処理回路。
  2. 【請求項2】 計算手段(24)が設けられており、該
    計算手段は前記測定手段(21)の結果に応じて、まえ
    もって定められた規則に基づき所定の遅延時間(re
    g)を計算する、請求項1記載の回路。
  3. 【請求項3】 記憶手段(22)が設けられており、該
    記憶手段に測定手段(21)の結果が格納される、請求
    項2記載の回路。
  4. 【請求項4】 制御ユニット(23)が設けられてお
    り、該制御ユニットは目下どのフィールドが描かれてい
    るのかに依存して、前記記憶手段(22)へ対応する制
    御信号を送出し、該制御信号は前記記憶手段(22)に
    おけるメモリロケーションのアドレッシングに用いられ
    る、請求項3記載の回路。
  5. 【請求項5】 回路とテレビジョン信号とを同期させる
    方法において、 a)テレビジョン装置の垂直偏向段から垂直同期信号
    (Vsync)を導出して同期すべき回路へ供給するス
    テップと、 b)テレビジョン装置の水平偏向段から水平同期信号
    (Hsync)を導出し同期すべき回路へ供給するステ
    ップと、 c)垂直同期信号(Vsync)から所定の遅延時間
    (reg)だけ遅延された信号(Vshift)を生成
    するステップと、 d)遅延された信号(Vshift)とすぐあとに続く
    水平同期信号(Hsync)との間のタイムインターバ
    ルを測定するステップと、 e)測定結果に応じて、まえもって定められた規則に従
    い前記ステップd)から所定の期間を算出するステップ
    と、 f)算出された期間を後続の遅延された信号(Vshi
    ft)に対する遅延時間として用いるステップ、を有す
    ることを特徴とする、回路とテレビジョン信号とを同期
    させる方法。
  6. 【請求項6】 遅延される信号(Vshift)とすぐ
    前の水平同期信号(Hsync)またはすぐ後の水平同
    期信号との時間間隔(X,Z)は、実質的に同じ大きさ
    である、請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記期間は、遅延される信号(Vshi
    ft)とすぐ前またはすぐ後の水平同期信号との時間間
    隔(X,Z)が、障害により引き起こされる同期信号
    (Vsync,Hsync)の時間のずれよりも大きく
    なるように算出する、請求項5記載の方法。
  8. 【請求項8】 2つのフィールドでビデオフレームを走
    査線ごとに表示するとき、遅延される信号(Vshif
    t)と各フィールドにおけるすぐ後の水平同期信号(H
    1sync,H2sync)との時間間隔(X,Z)を
    測定する、請求項5記載の方法。
  9. 【請求項9】 第1フィールドまたは第2フィールドの
    すぐ前またはすぐ後の水平同期信号(H1sync,H
    2sync)に対する時間間隔が最大となるよう、前記
    遅延時間を計算する、請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜4のいずれか1項記載の同
    期信号準備処理回路を備えたテレビジョン装置。
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