JP3710358B2 - 画面表示制御方法および装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は画面表示における画面表示制御方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
飛び越し走査方式で映像を表示する従来の画面表示制御装置は、図4に示すように構成されている。この図4は垂直同期信号と水平同期信号を入力として表示用駆動回路(図示せず)を経て表示部(図示せず)へ伝達される極性反転信号を発生する従来の回路構成を示している。
【0003】
外部から画面表示走査線数よりも多い水平走査線数をもった映像信号から同期分離された水平同期信号Aと垂直同期信号Bが垂直表示開始位置発生回路401に入力される。通常、テレビやビデオの映像信号は垂直同期信号が入力されてから垂直ブランキング期間を経て映像信号が入るため、垂直表示開始位置発生回路401は垂直同期信号Bの入力をリセットとし、水平同期信号Aをカウントしたカウント値が所定の回数になると垂直方向における表示開始位置を決定する信号を出力する。
【0004】
水平表示位置回路402は、水平同期信号Aが入力されてから水平ブランキング期間を経て映像信号が入るため、水平同期信号Aの入力をリセットとし、外部入力クロックをカウントしたカウント値が所定の回数になると水平方向における表示開始位置を決定する信号を出力する。具体的には、通常、テレビやビデオの映像信号は、垂直同期信号が入力されてから垂直ブランキング期間を経て映像信号が入るため、垂直表示開始位置発生回路401の出力信号は垂直同期信号が入力されてから水平同期信号の入力回数が規定回数になると出力するという従来技術が用いられており、ここで規定回数とは、4:3のアスペクト比に対応した画面表示装置に4:3のアスペクト比に対応した映像信号の表示を行う場合には10〜20に設定され、4:3のアスペクト比に対応した画面表示装置に16:9のアスペクト比に対応した映像信号の表示を行う場合には240〜260の間の例えば250程度に設定される。
【0005】
表示アスペクト比調整回路403は、垂直表示開始位置発生回路401の出力信号をリセットとし、水平表示開始位置発生回路402の出力信号をカウントしたカウント値をもとに必要に応じて(水平表示開始位置発生回路402の出力信号が4回入力されたら、水平表示開始位置発生回路402を1回間引くなど)映像信号方式や画面表示装置に適合させる信号を出力する。具体的には、4:3のアスペクト比に対応した画面表示装置に16:9のアスペクト比に対応した映像信号の表示を行う場合には、映像信号の方式がNTSC方式やPAL方式に関係なく、表示アスペクト比調整回路403は画面表示される画面表示走査線数に調整するために垂直表示開始位置発生回路401の出力信号から水平表示開始位置発生回路402を所定期間毎に間引くことによって、本来の表示映像が歪むことなく表示させるという従来技術が用いられている。
【0006】
極性反転回路404は、表示アスペクト比調整回路403の出力信号が入力される毎にかつ垂直表示開始位置発生回路401の出力信号が入力される毎に映像の極性を反転する信号を出力する。つまり、画面表示される水平走査線(以下「ライン」ともいう)毎にかつ1垂直走査期間(以下「1フィールド」ともいう)毎に映像の極性を反転させる極性反転信号405を出力する。
【0007】
極性反転信号405がライン毎に映像の極性を反転し、さらに1フィールド毎にも映像の極性を反転することにより、飛び越し走査方式での映像を画面上に正常に表示させることができる。
【0008】
図5は表示画面内に映像の表示をしないマスク部を設けた画面表示状態(以下「レターボックス表示」という)とレターボックス表示におけるフィールド毎の波形動作を示したものであり、501は画面上部マスク部表示領域、502は映像表示領域、503は画面下部マスク部表示領域、504は画面表示領域、505は奇数フィールドでの画面上部マスク部表示領域、506は奇数フィールドでの画面表示領域、507は奇数フィールドでの画面下部マスク部表示領域、508は奇数フィールドでの映像表示領域、509は偶数フィールドでの画面上部マスク部表示領域、510は偶数フィールドでの画面表示領域、511は偶数フィールドでの画面下部マスク部表示領域、512は偶数フィールドでの映像表示領域を示し、奇数フィールドでの画面上部マスク部表示領域505と偶数フィールドでの画面上部マスク部表示領域509が、画面上部マスク部表示領域501に対応し、奇数フィールドでの映像表示領域508と偶数フィールドでの映像表示領域512が、映像表示領域502に対応し、奇数フィールドでの画面下部マスク部表示領域507と偶数フィールドでの画面下部マスク部表示領域511が、画面下部マスク部表示領域503に対応していることを示している。
【0009】
図6の上段は、前記レターボックス表示時の偶数フィールドから奇数フィールドへの切替りの境界部における極性反転信号405の動作を示す。図6の下段は、奇数フィールドから偶数フィールドへの切替りの境界部における極性反転信号405の動作を示している。
【0010】
601は偶数フィールドにおける表示アスペクト比調整回路403の出力信号の最大出力回数、602は垂直表示開始位置発生回路401の出力信号入力時の奇数フィールドにおける極性反転信号405の極性、603は奇数フィールドにおける表示アスペクト比調整回路403の出力信号の最大出力回数、604は垂直表示開始位置発生回路401の出力信号入力時の偶数フィールドにおける極性反転信号405の極性を示している。
【0011】
なお、図5と図6における垂直同期信号及び水平同期信号の波形極性は一例を示したものであり、同期分離の行われ方によって逆の波形極性をとる場合も有り得る。また、図6における表示アスペクト比調整回路の出力信号の出力回数は一例を示したものであり、画面表示装置や映像信号の方式によって変わるものである。さらに図5と図6におけるレターボックス表示に必要である画面上部マスク部の走査線数や映像表示部に必要な走査線数は一例を示したものであり、表示方法によって変わるものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の画面表示制御装置では、垂直表示開始位置発生回路401の出力信号入力時の奇数フィールドにおける極性反転信号405の極性602が“H”レベルであるのに対して、垂直表示開始位置発生回路401の出力信号入力時の偶数フィールドにおける極性反転信号405の極性604も“H”レベルであり、フィールド毎に極性反転信号405は反転していない。
【0013】
これは偶数フィールドにおける表示アスペクト比調整回路403の出力信号の最大出力回数601が“207”と奇数であるのに対し奇数フィールドにおける表示アスペクト比調整回路の出力信号の最大出力回数603が“206”と偶数であるために、1フィールド毎に極性反転信号405は反転しない。
【0014】
ここで奇数フィールドにおける極性反転信号405の極性602、または偶数フィールドにおける極性反転信号405の極性604が示す領域はレターボックス表示における映像表示領域502と画面下部マスク部表示領域503の境界部に該当する。
【0015】
このように従来では、レターボックス表示において、奇数フィールドで出力される表示アスペクト比調整回路403の出力信号の最大出力回数603と偶数フィールドで出力される最大出力回数601とが異なるため、垂直表示開始位置発生回路401の出力信号入力時の奇数フィールドにおける極性反転信号405の極性602と偶数フィールドにおけるその極性604とは反転せず、レターボックス表示における映像表示領域502と画面下部マスク部表示領域503の境界線上で白線Pが表示されるなどの状態が発生し、画面上に映像が正常に表示されないという課題がある。
【0016】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、レターボックス表示において、表示画面下部の映像表示領域と画面下部マスク部表示領域との境界で映像が正常に表示できる画面表示制御方法および装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の画面表示制御方法は、表示画面のアスペクト比とは異なるアスペクト比の映像信号をレターボックス表示を実行するに際し、入力映像信号を画面表示走査線数に調整するために水平表示位置開始発生回路の出力を所定期間毎に間引き、さらにこの間引かれた信号を、水平走査回数が奇数かつ画面表示される画面表示走査線数を超えるものから次の走査期間となるまで全て間引く再処理を実行し、水平走査回数が奇数かつ画面表示される画面表示走査線数を超えないときは間引かずに出力する再処理を実行し、この出力信号毎に映像の極性を反転する極性反転信号を生成するとともに、前記極性反転信号を前記入力映像信号から同期分離された水平同期信号と垂直同期信号とに基づいて垂直表示開始位置を決定する垂直表示開始位置発生回路の出力信号毎にも極性を反転させることを特徴とする。
【0018】
本発明の請求項2記載の画面表示制御装置は、飛び越し走査方式で映像を表示する画面表示制御装置において、画面表示される画面表示走査線数よりも多い水平走査線数をもった映像信号から同期分離された水平同期信号と垂直同期信号を入力とし、前記垂直同期信号と前記水平同期信号から垂直表示開始位置を決定する垂直表示開始位置発生回路と、前記水平同期信号を入力とし水平表示開始位置を決定する水平表示開始位置発生回路と、前記垂直表示開始位置発生回路の出力信号から所定期間毎に前記水平表示開始位置発生回路の出力信号を間引く表示アスペクト比調整回路と、前記垂直表示開始位置発生回路の出力信号をリセットとし前記表示アスペクト比調整回路の出力信号をカウントするカウンタ回路と、前記カウンタ回路の出力カウント値が所定の値になると前記表示アスペクト比調整回路の出力信号を間引く表示ライン決定回路と、前記表示ライン決定回路の出力信号毎に映像の極性を反転し前記垂直表示開始位置発生回路の出力信号毎にも映像の極性を反転する信号を出力する極性反転回路とを設け、表示アスペクト比に合わせて映像信号の極性及び映像表示を制御することを特徴とする。
【0019】
本発明の請求項3記載の画面表示制御装置は、請求項2において、前記表示ライン決定回路を、前記表示アスペクト比調整回路の出力信号と前記カウンタ回路の出力カウンタ値を入力とし、前記カウンタ回路の出力カウント値が奇数かつ画面表示される画面表示走査線数を超えるものから前記カウンタ回路が前記垂直表示開始位置発生回路の出力信号が入ってリセットとなるまで前記アスペクト比調整回路の出力信号を全て間引き、前記カウンタ回路の出力カウント値が奇数かつ画面表示される画面表示走査線数を超えないときは前記アスペクト比調整回路の出力信号を間引かずに出力するよう構成したことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の画面表示制御方法を具体的な実施の形態に基づいて説明する。図1は本発明の画面表示制御方法に基づいた画面表示制御装置を示し、カウンタ回路105と表示ライン決定回路106とが図4に示した従来例に追加されている点が異なっている。
【0021】
図1において、101は垂直表示開始位置発生回路、102は水平表示開始位置発生回路、103は表示アスペクト比調整回路、104は極性反転回路であって、それぞれ図4に示した401,402,403,404と同一のものである。
【0022】
垂直表示開始位置発生回路101は、水平同期信号Aと垂直同期信号Bを入力する。水平表示開始位置発生回路102は、前記水平同期信号Aと外部入力クロックを入力する。表示アスペクト比調整回路103は、垂直表示開始位置発生回路101の出力信号と水平表示開始位置発生回路102の出力信号を入力する。
【0023】
カウンタ回路105は垂直表示開始位置発生回路101の出力信号と表示アスペクト比調整回路103の出力信号を入力とする。表示ライン決定回路106はカウンタ回路105の出力カウント値と表示アスペクト比調整回路103の出力信号を入力する。
【0024】
垂直表示開始位置発生回路101の出力信号と表示ライン決定回路106の出力信号は極性反転回路104に入力され、この極性反転回路104の出力には表示用駆動回路(図示せず)を経て表示部(図示せず)へ伝達される極性反転信号107が発生する。
【0025】
各部の構成をさらに詳しく説明する。
垂直表示開始位置発生回路101は、垂直同期信号Bをリセットとし、水平同期信号Bをカウントしたカウント値が所定の回数になると垂直方向における表示開始位置を決定する信号を出力する。垂直表示開始位置発生回路101の出力信号は画面表示の際に垂直方向の表示開始位置を決定する信号で、1フィールド毎に1回出力する。
【0026】
水平表示開始位置発生回路102は、水平同期信号Aをリセットとし、外部入力クロックをカウントした値が所定の回数になると水平方向における表示開始位置を決定する信号を出力する。
【0027】
表示アスペクト比調整回路103は、垂直表示開始位置発生回路101の出力信号をリセットとし、水平表示開始位置発生回路102の出力信号をカウントしたカウント値をもとに必要に応じて(4回水平表示開始位置発生回路102の出力信号が入力されたら、1回水平表示開始位置発生回路102を間引くなど)映像信号方式や画面表示装置に適合させる信号を出力する。
【0028】
カウンタ回路105は、垂直表示開始位置発生回路101の出力信号をリセットとし、前記表示アスペクト比調整回路103の出力信号の入力回数をカウントする。表示ライン決定回路106はカウンタ回路105の出力カウント値と表示アスペクト比調整回路103の出力信号を入力とし、カウンタ回路105の出力カウント値が奇数かつ画面表示される画面表示走査線数以上でカウンタ回路105の出力カウント値がリセットになるまで表示アスペクト比調整回路103の出力信号を間引いた信号を出力し、カウンタ回路105の出力カウント値が奇数かつ画面表示される画面表示走査線数以上でないときは表示アスペクト比調整回路103の出力信号を間引かずに出力する。
【0029】
この表示ライン決定回路106の出力信号は、水平方向に画面表示開始位置を決定する信号であり、1水平期間内に出力されない時、つまり、間引かれた水平期間は映像が画面表示されず、間引かれず出力された水平期間は映像が画面に表示される。
【0030】
極性反転回路104は、表示ライン決定回路106の出力信号が入力される毎に、かつ前記垂直表示開始位置発生回路101の出力信号が入力される毎に反転する信号を極性反転信号107として出力する。
【0031】
図2は表示画面内に映像の表示をしないマスク部を設けたレターボックス表示とレターボックス表示におけるフィールド毎の波形動作を示したものである。
201は画面上部マスク部表示領域、202は映像表示領域、203は画面下部マスク部表示領域、204は画面表示領域、205は奇数フィールドでの画面上部マスク部表示領域、206は奇数フィールドでの画面表示領域、207は奇数フィールドでの画面下部マスク部表示領域、208は奇数フィールドでの映像表示領域、209は偶数フィールドでの画面上部マスク部表示領域、210は偶数フィールドでの画面表示領域、211は偶数フィールドでの画面下部マスク部表示領域、212は偶数フィールドでの映像表示領域を示す。
【0032】
奇数フィールドでの画面上部マスク部表示領域205と偶数フィールドでの画面上部マスク部表示領域209が、画面上部マスク部表示領域201に対応し、奇数フィールドでの映像表示領域208と偶数フィールドでの映像表示領域212が、映像表示領域202に対応し、奇数フィールドでの画面下部マスク部表示領域207と偶数フィールドでの画面下部マスク部表示領域211が、画面下部マスク部表示領域203に対応していることを示している。
【0033】
図3の上段は、前記レターボックス表示時の偶数フィールドから奇数フィールドへの切替りの境界部における磁性反転信号107の動作を示す。図3の下段は、奇数フィールドから偶数フィールドへの切替りの境界部における極性反転信号107の動作を示している。
【0034】
301はカウンタ回路105の出力カウント値、302は表示ライン決定回路106の出力信号、304は表示ライン決定回路106の出力信号302の出力回数、305は偶数フィールドにおける表示ライン決定回路106の出力信号の最大出力回数、306は奇数フィールドでの前記極性反転信号107の極性、307は奇数フィールドにおける表示ライン決定回路106の出力信号の最大出力回数、308は偶数フィールドでの前記極性反転信号107の極性をそれぞれ示している。
【0035】
レターボックス表示状態において、偶数フィールドにおけるカウンタ回路105の出力値301の最大値は“207”で奇数であるのに対し、奇数フィールドにおける前記カウンタ回路105の出力値301の最大値は“206”で偶数であり、1フィールド毎に前記カウンタ回路105の出力値301の最大値は異なる。
【0036】
しかし、レターボックス表示に必要な映像表示領域202に必要な走査線数を“167”、画面上部マスク部表示領域201に必要な走査線数を“38”であるとすると、カウンタ回路105の最大出力値は“205”となる。このことにより、最終的に出力する前記表示ライン決定回路106の出力信号304の最大出力回数は1フィールド毎に“205”であればよい。ここで表示ライン決定回路106にて前記カウンタ回路105の出力値301がフィールドに限らず“205”以上の時は表示アスペクト比調整回路103の出力信号303を間引くことにより、奇数フィールドでの極性反転信号107の極性306は“H”レベルであるのに対して偶数フィールドでの前記極性反転信号107の極性308は“L”レベルとなり、極性反転信号107は1フィールド毎に反転する。
【0037】
図3に示したように表示ライン決定回路106でカウンタ回路105の出力カウント値をもとに表示アスペクト比調整回路103の出力信号を奇数かつ画面表示に必要な数以上のときは間引くことで、極性反転信号107は1フィールド毎に反転し、映像表示領域202と画面下部マスク部表示領域203の境界で白線等の表示をさせることなく映像を正常に表示できる。
【0038】
なお、図2と図3における垂直同期信号及び水平同期信号の波形極性は一例を示したものであり、同期分離の行われ方によって逆の波形極性をとる場合も有り得る。また、図3における表示ライン決定回路の出力信号の出力回数やカウンタ回路の出力値は一例を示したものであり、画面表示装置や映像信号の方式によって変わるものである。さらに図2と図3におけるレターボックス表示に必要である画面上部マスク部の走査線数や映像表示部に必要な走査線数は一例を示したものであり、表示方法によって変わるものである。
【0039】
なお、本発明の画面表示制御方法は、液晶ディスプレイやブラウン管などで飛び越し走査方式で映像を表示する画面表示制御装置において適用して効果的である。
【0040】
【発明の効果】
以上のように本発明の画面表示制御方法によると、表示画面のアスペクト比とは異なるアスペクト比の映像信号をレターボックス表示を実行するに際し、入力映像信号を画面表示走査線数に調整するために水平表示位置開始発生回路の出力を所定期間毎に間引き、さらにこの間引かれた信号を、水平走査回数が奇数かつ画面表示される画面表示走査線数を超えるものから次の走査期間となるまで全て間引く再処理を実行し、水平走査回数が奇数かつ画面表示される画面表示走査線数を超えないときは間引かずに出力する再処理を実行し、この出力信号毎に映像の極性を反転する極性反転信号を生成するとともに、前記極性反転信号を前記入力映像信号から同期分離された水平同期信号と垂直同期信号とに基づいて垂直表示開始位置を決定する垂直表示開始位置発生回路の出力信号毎にも極性を反転させるので、表示画面下部の映像表示領域と下部マスク部表示領域との境界で映像を正常に表示できる。
【0041】
また、本発明の画面表示制御装置によると、表示アスペクト比調整回路の出力信号をカウントするカウンタ回路を用いて表示アスペクト比調整回路の出力信号が奇数かつ画面表示に必要な数以上は表示ライン決定回路にて間引くことで、本発明の画面表示制御方法を実現して、極性反転信号をフィールド毎に反転させ、表示画面上に白線などの表示をさせることなく映像を正常に表示できる優れた画面表示を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における画面表示制御装置の構成図
【図2】同実施の形態のレターボックス表示とその場合のフィールド毎の波形図
【図3】レターボックス表示における本実施の形態での動作波形図
【図4】従来の画面表示制御装置の構成図
【図5】同従来例のレターボックス表示とその場合のフィールド毎の波形図
【図6】同従来例のレターボックス表示における本実施の形態での動作波形図
【符号の説明】
101 垂直表示開始位置発生回路
102 水平表示開始位置発生回路
103 表示アスペクト比調整回路
104 極性反転回路
105 カウンタ回路
106 表示ライン決定回路
107 極性反転信号
201 画面上部マスク部表示領域
202 映像表示領域
203 画面下部マスク部表示領域
204 画面表示領域
205 奇数フィールドでの画面上部マスク部表示領域
206 奇数フィールドでの画面表示領域
207 奇数フィールドでの画面下部マスク部表示領域
208 奇数フィールドでの映像表示領域
209 偶数フィールドでの画面上部マスク部表示領域
210 偶数フィールドでの画面表示領域
211 偶数フィールドでのマスク部表示領域
212 偶数フィールドでの映像表示領域
301 カウンタ回路105の出力値
302 表示ライン決定回路106の出力信号
304 表示ライン決定回路106の出力信号302の出力回数
305 偶数フィールドにおける表示ライン決定回路106の出力信号の最大出力回数
306 奇数フィールドでの極性反転信号107の極性
307 奇数フィールドにおける表示ライン決定回路106の出力信号の最大出力回数
308 偶数フィールドでの極性反転信号107の極性
Claims (3)
- 表示画面のアスペクト比とは異なるアスペクト比の映像信号をレターボックス表示を実行するに際し、
入力映像信号を画面表示走査線数に調整するために水平表示位置開始発生回路の出力を所定期間毎に間引き、
さらにこの間引かれた信号を、水平走査回数が奇数かつ画面表示される画面表示走査線数を超えるものから次の走査期間となるまで全て間引く再処理を実行し、水平走査回数が奇数かつ画面表示される画面表示走査線数を超えないときは間引かずに出力する再処理を実行し、
この出力信号毎に映像の極性を反転する極性反転信号を生成するとともに、前記極性反転信号を前記入力映像信号から同期分離された水平同期信号と垂直同期信号とに基づいて垂直表示開始位置を決定する垂直表示開始位置発生回路の出力信号毎にも極性を反転させる
画面表示制御方法。 - 飛び越し走査方式で映像を表示する画面表示制御装置において、
画面表示される画面表示走査線数よりも多い水平走査線数をもった映像信号から同期分離された水平同期信号と垂直同期信号を入力とし、前記垂直同期信号と前記水平同期信号から垂直表示開始位置を決定する垂直表示開始位置発生回路と、
前記水平同期信号を入力とし水平表示開始位置を決定する水平表示開始位置発生回路と、
前記垂直表示開始位置発生回路の出力信号から所定期間毎に前記水平表示開始位置発生回路の出力信号を間引く表示アスペクト比調整回路と、
前記垂直表示開始位置発生回路の出力信号をリセットとし前記表示アスペクト比調整回路の出力信号をカウントするカウンタ回路と、
前記カウンタ回路の出力カウント値が所定の値になると前記表示アスペクト比調整回路の出力信号を間引く表示ライン決定回路と、
前記表示ライン決定回路の出力信号毎に映像の極性を反転し前記垂直表示開始位置発生回路の出力信号毎にも映像の極性を反転する信号を出力する極性反転回路と
を設け、表示アスペクト比に合わせて映像信号の極性及び映像表示を制御する
画面表示制御装置。 - 前記表示ライン決定回路を、
前記表示アスペクト比調整回路の出力信号と前記カウンタ回路の出力カウンタ値を入力とし、前記カウンタ回路の出力カウント値が奇数かつ画面表示される画面表示走査線数を超えるものから前記カウンタ回路が前記垂直表示開始位置発生回路の出力信号が入ってリセットとなるまで前記アスペクト比調整回路の出力信号を全て間引き、前記カウンタ回路の出力カウント値が奇数かつ画面表示される画面表示走査線数を超えないときは前記アスペクト比調整回路の出力信号を間引かずに出力するよう構成した
請求項2記載の画面表示制御装置。
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