JPH1141485A - 同期信号生成方法および同期信号生成回路ならびにテレビジョン受信機 - Google Patents

同期信号生成方法および同期信号生成回路ならびにテレビジョン受信機

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JPH1141485A
JPH1141485A JP9190002A JP19000297A JPH1141485A JP H1141485 A JPH1141485 A JP H1141485A JP 9190002 A JP9190002 A JP 9190002A JP 19000297 A JP19000297 A JP 19000297A JP H1141485 A JPH1141485 A JP H1141485A
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JP
Japan
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value
synchronization signal
reset
horizontal
circuit
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JP9190002A
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Inventor
Takeo Yasuda
健男 安田
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Synchronizing For Television (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 垂直同期信号の未入力または同期ずれが生じ
たとしても映像の乱れを防止し得る同期信号生成方法を
提供することを主目的とする。 【解決手段】 装置外部から入力された垂直同期信号の
1周期における水平同期信号の数をカウントし、カウン
ト値に基づいて映像表示用の内部垂直同期信号を生成
し、カウント値が1フィールド走査における水平走査線
本数を超える所定の基準数に達したときにカウント値を
リセットする同期信号生成方法において、1フィールド
走査における水平走査線本数と基準数との差分をカウン
ト初期値に加えた値をリセット後におけるカウント開始
値とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受信
機におけるCRTや液晶表示器などの表示装置に映像を
表示させるための同期信号を生成する同期信号生成方法
および同期信号生成回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶テレビにおける映像表示用の内部水
平同期信号および内部垂直同期信号を生成する同期信号
生成回路として、図3に示す回路が従来から知られてい
る。同図に示す同期信号生成回路41は、垂直同期信号
分離回路8、PLL回路9、内部水平同期信号生成回路
10、タイミング制御回路42、および垂直同期信号生
成回路12を備えている。また、タイミング制御回路4
2は、カウンタ51およびリセット回路52を備えて構
成されている。
【0003】この同期信号生成回路41では、垂直同期
信号分離回路8が、装置外部からコンポジット信号CS
YNCを入力し、入力したコンポジット信号CSYNC
から垂直同期信号VSYNCを分離する。次いで、垂直
同期信号分離回路8は、分離した垂直同期信号VSYN
Cをタイミング制御回路42内のカウンタ51にリセッ
ト信号として出力する。一方、PLL回路9は、コンポ
ジット信号CSYNC内の水平同期信号に同期させて所
定周波数のシステムクロックCLを生成し、生成したシ
ステムクロックCLを内部水平同期信号生成回路10に
出力する。内部水平同期信号生成回路10は、入力した
システムクロックCLを分周することにより、水平クロ
ックパルスCPHと内部水平同期信号としての水平スタ
ートパルスSTHとを生成し、生成した水平クロックパ
ルスCPHをカウンタ51に出力すると共に、水平クロ
ックパルスCPH、および水平スタートパルスSTHを
図外の液晶表示器駆動回路に出力する。
【0004】また、タイミング制御回路42では、カウ
ンタ51が、内部水平同期信号生成回路10から出力さ
れた水平クロックパルスCPHの数を、垂直同期信号分
離回路8から出力された垂直同期信号VSYNCの立ち
上がりエッジに同期してカウントする。つまり、カウン
タ51は、垂直同期信号VSYNCの立ち上がりエッジ
からカウントを開始し、次に入力される垂直同期信号V
SYNCの立ち上がりエッジでカウント値をリセットし
た後、再びカウントを開始する。また、カウンタ51
は、カウント値を示すカウントデータDKを水平クロッ
クパルスCPHに同期してリセット回路52および垂直
同期信号生成回路12に出力する。
【0005】リセット回路52は、例えば、奇数フィー
ルド走査として262本の水平走査線を走査する際に
は、カウンタ51のカウント値が値263のときにリセ
ット信号SRを出力することにより、カウンタ51のカ
ウント値をリセットする。一方、偶数フィールド走査と
して263本の水平走査線を走査する際には、カウンタ
51のカウント値が値264のときにリセット信号SR
を出力することにより、カウント51のカウント値をリ
セットする。具体的に図4を参照して説明すれば、リセ
ット回路52は、同図(a)に示すように垂直同期信号
VSYNCが正常な周期で入力されているときは、垂直
同期信号VSYNCの立ち上がりエッジによってカウン
タ51のカウンタ値がリセットされるためリセット信号
SRを出力しない。一方、同図(a)において破線で示
すように、垂直同期信号VSYNC1が正常な周期で入
力されなかったときには、同図(b)に示すように、カ
ウンタ51のカウント値が値264に達するため、同図
(c)に示すリセット信号SRを出力することにより、
カウンタ51をリセットする。これにより、カウンタ5
1は、値1のカウント初期値からカウントを再開する。
【0006】垂直同期信号生成回路12は、カウンタ5
1から出力されるカウントデータDKに基づいて垂直ク
ロックパルスCPVを生成して液晶表示器駆動回路内の
垂直方向のドライバに出力する。また、垂直同期信号生
成回路12は、カウントデータDKのカウント値が値1
0のときには、内部垂直同期信号である垂直スタートパ
ルスSTVを生成して液晶表示器駆動回路内の垂直方向
のドライバに出力する。これにより、液晶表示器駆動回
路は、垂直スタートパルスSTVに同期して垂直方向の
走査を開始する。
【0007】このように、この同期信号生成回路41で
は、液晶表示器を駆動するために必要な各種クロックパ
ルスを生成し、例えば、弱電界時において垂直同期信号
VSYNCを受信できなかったようなときには、リセッ
ト回路52がカウンタ51をリセットし、かつ垂直同期
信号生成回路12がカウンタ51のカウント値に基づい
て垂直スタートパルスSTVを生成することにより、垂
直同期信号VSYNCが入力されなかったときにでも、
映像を表示可能にしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
同期信号生成回路41には、以下の問題点がある。
【0009】すなわち、装置外部から入力される垂直同
期信号VSYNCが正常な周期で入力されなかった場合
に映像に乱れが生じるという問題がある。つまり、図4
(a)に示すように、垂直同期信号VSYNC1が入力
されなかった場合には、カウンタ51のカウンタ値は、
値264でリセットされるため、垂直同期信号VSYN
Cの周期が正常なときと比較して1つ小さくなる。この
ため、垂直同期信号生成回路12による垂直スタートパ
ルスSTVの生成タイミングが、水平クロックパルスC
PHの1つ分の時間だけ遅れる。このため、図5に示す
ように、本来位置Aから水平走査線の走査が開始される
べき映像信号が、同図Bで示す位置から走査が開始され
てしまう。したがって、飛越し走査をした場合、直前フ
ィールドの画面と比較して、映像が水平走査線2本分画
面の下側にずれてしまう。このように、従来の同期信号
生成回路41には、垂直同期信号VSYNCの未入力ま
たは同期ずれに起因して映像に乱れが生じることがある
という問題点がある。
【0010】本発明は、かかる問題点を解決すべくなさ
れたものであり、垂直同期信号の未入力または同期ずれ
が生じたとしても映像の乱れを防止し得る同期信号生成
方法、および同期信号生成回路を提供することを主目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1記載の同期信号生成方法は、装置外部から入力さ
れた垂直同期信号の1周期における水平同期信号の数を
カウントし、カウント値に基づいて映像表示用の内部垂
直同期信号を生成し、カウント値が1フィールド走査に
おける水平走査線本数を超える所定の基準数に達したと
きにカウント値をリセットする同期信号生成方法におい
て、1フィールド走査における水平走査線本数と基準数
との差分をカウント初期値に加えた値をリセット後にお
けるカウント開始値とすることを特徴とする。
【0012】この同期信号生成方法では、例えば、フェ
ージングなどによって垂直同期信号を受信できなかった
ような場合において、水平同期信号の数をカウントした
カウント値が1フィールド走査における水平走査線本数
よりも大きな値の基準数に達すると、そのカウント値を
リセットすると共に、水平走査線本数と基準数との差分
をカウント初期値に加えた値をリセット後におけるカウ
ント開始値とする。具体的には、例えば、1フィールド
における水平走査線本数、基準数、およびカウント初期
値を、それぞれ263本、264本、および値1とした
ときには、リセット後におけるカウント開始値は値2と
なる。したがって、垂直同期信号が入力されなかった場
合や周期ずれしている場合であっても、垂直走査の開始
位置の位置ずれが防止され、映像の乱れを防止すること
が可能となる。
【0013】請求項2記載の同期信号生成方法は、請求
項1記載の同期信号生成方法において、基準数は、垂直
同期信号と内部垂直同期信号との位相差に相当する時間
内に含まれる水平同期信号の数を1フィールド走査にお
ける水平走査線本数に加算した値よりも小さいことを特
徴とする。
【0014】請求項3記載の同期信号生成回路は、装置
外部から入力された垂直同期信号の1周期における水平
同期信号の数をカウントするカウンタと、カウンタのカ
ウント値が1フィールド走査における水平走査線本数を
超える所定の基準数に達したときにカウント値をリセッ
トするリセット回路と、カウンタのカウント値に基づい
て映像表示用の内部垂直同期信号を生成する内部垂直同
期信号生成回路とを備えている同期信号生成回路におい
て、カウンタは、1フィールド走査における水平走査線
本数と基準数との差分をカウント初期値に加えた値をリ
セット後におけるカウント開始値とすることを特徴とす
る。
【0015】請求項4記載の同期信号生成回路は、請求
項3記載の同期信号生成回路において、基準数は、垂直
同期信号と内部垂直同期信号との位相差に相当する時間
内に含まれる水平同期信号の数を1フィールド走査にお
ける水平走査線本数に加算した値よりも小さいことを特
徴とする。
【0016】請求項5記載のテレビジョン受信機は、請
求項3もしくは請求項4記載の同期信号生成回路と、該
同期信号生成回路により生成された同期信号を映像表示
の同期信号とする表示手段を含むことを特徴とするテレ
ビジョン受信機。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係る同期信号生成方法および同期信号生成回路を液
晶テレビに適用した好適な実施の形態について説明す
る。なお、従来の同期信号生成回路41と同一の構成要
素については同一の符号を付して重複した説明を省略す
る。
【0018】図1は、液晶テレビ1の主要構成を示して
いる。同図に示すように、液晶テレビ1は、チューナ
2、テレビリニア回路3、音声出力回路4、スピーカ
5、クロマ回路6、A/D変換回路7、垂直同期信号分
離回路8、PLL回路9、内部水平同期信号生成回路1
0、タイミング制御回路11、垂直同期信号生成回路1
2、Xドライバ13、Yドライバ14およびLCDパネ
ル15を備えている。また、タイミング制御回路11
は、カウンタ21およびリセット回路22を備えてい
る。
【0019】次に、上記した各回路の動作を説明する。
【0020】チューナ2は、アンテナ16を介して受信
した電波を、選択されたチャンネルに対応する局部発振
周波数とミキシングして復調することにより中間周波信
号に変換する。テレビリニア回路3は、チューナ2から
の中間周波信号を増幅すると共に映像検波することによ
って生成したコンポジット信号CSYNCを垂直同期信
号分離回路8およびPLL回路9に出力する。また、テ
レビリニア回路3は、映像検波出力を音声出力回路4お
よびクロマ回路6に出力する。音声出力回路4は、テレ
ビリニア回路3から出力される映像検波出力から音声信
号を取り出して増幅した後、スピーカ5から出力する。
クロマ回路6は、TVリニア回路3から出力された映像
検波出力から色差信号を再生し、A/D変換回路7に出
力する。A/D変換回路7は、内部水平同期信号生成回
路10によって生成される水平クロックパルスCPHに
同期して、色信号である所定ビット数のR,G,Bのデ
ジタルデータを生成し、生成したディジタルデータをL
CDパネル15の水平方向のドライバであるXドライバ
13に出力する。
【0021】また、垂直同期信号分離回路8は、コンポ
ジット信号CSYNCに含まれている垂直同期信号VS
YNCを分離してタイミング制御回路11に出力する。
PLL回路9は、コンポジット信号CSYNCに含まれ
ている水平同期信号HSYNCに同期させて、所定周波
数のシステムクロックCLを生成し、生成したシステム
クロックCLを内部水平同期信号生成回路10に出力す
る。内部水平同期信号生成回路10は、入力したシステ
ムクロックCLを所定の分周比で分周することによって
水平クロックパルスCPHを生成し、A/D変換回路
7,カウンタ21、およびXドライバ13に出力すると
共に、水平クロックパルスCPHに基づいて生成した水
平スタートパルスSTHをXドライバ13に出力する。
【0022】さらに、タイミング制御回路11のカウン
タ21は、垂直同期信号分離回路8から出力された垂直
同期信号VSYNCの1周期における水平クロックパル
スCPH(本発明における水平同期信号に相当する)の
数をカウントし、カウント値を示すカウントデータDK
をリセット回路22および垂直同期信号生成回路12に
出力する。この場合、カウンタ21のカウント値の初期
値は、特に限定されないが、例えば値1に設定されてい
る。リセット回路22は、カウンタ21のカウント値を
リセットするための回路であって、カウントデータDK
で示されるカウント値が、所定の基準数に達したときに
リセット信号SRをカウンタ21に出力する。具体的に
は、リセット回路22は、例えば入力されているコンポ
ジット信号CSYNCに基づいて走査される水平走査線
本数が262本(または263本)のときには、基準数
としての値263(または値264)に達したときにリ
セット信号SRを出力することにより、カウンタ21を
リセットする。なお、カウンタ21は、リセット信号S
Rによってリセットされた場合、例えば、カウント初期
値が上記した値1のときには、値2からカウントを再開
する。つまり、カウンタ21は、1フィールド走査にお
ける水平走査線本数(例えば263本)と基準数(例え
ば値264)との差分(この例では値1となる)をカウ
ント初期値に加算した値(この例では値2となる)を、
リセット後のカウント開始値としてカウントを再開す
る。
【0023】垂直同期信号生成回路12は、カウントデ
ータDKに基づいて、垂直クロックパルスCPVを生成
してYドライバ14に出力すると共に、カウントデータ
DKが値10のときに本発明における内部垂直同期信号
に相当する垂直スタートパルスSTVを生成してYドラ
イバ14に出力する。
【0024】LCDパネル15は、複数の液晶セルをマ
トリクス状に配列して構成されている。このLCDパネ
ル15では、Xドライバ13が、水平クロックパルスC
PHに同期して水平方向の入力映像信号を出力すること
により、液晶セルの素子を水平配列方向に駆動し、か
つ、Yドライバ14が、垂直クロックパルスCPVに同
期して液晶セルを垂直方向に駆動することにより、所定
の画像が表示される。なお、Xドライバ13およびYド
ライバ14が、それぞれ水平スタートパルスSTPおよ
び垂直スタートパルスSTVに同期して液晶セルの駆動
を開始することにより、LCDパネル15の所定の位置
から映像が表示されるようになっている。次に、液晶テ
レビ1における垂直クロックパルスCPVの生成動作に
ついて、図2を参照して説明する。
【0025】同図(a)に示すように、入力されたコン
ポジット信号CSYNC内の垂直同期信号VSYNCの
周期が正常な場合には、カウンタ21は、同図(b)に
示すように、垂直同期信号VSYNCの立ち上がりエッ
ジに同期してリセットされることにより、そのカウンタ
値が値262または値263でリセットされる。この状
態では、カウンタ21は、垂直同期信号生成回路12に
対して通常のカウントデータDKを出力する。一方、同
図(c)に示すように、垂直同期信号VSYNC2がコ
ンポジット信号CSYNCに含まれていない場合や、そ
の周期がずれている場合には、カウンタ21は、本来カ
ウント値が値263でリセットされるべきであるが、垂
直同期信号VSYNC2によってリセットされないため
にカウント動作を継続する。この場合、リセット回路2
2は、カウントデータDKで示されるカウント値が、上
述した例では値263(または値264)に達したとき
に、同図(d)に示すリセット信号SRを出力する。こ
れにより、カウンタ21は、同図(e)に示すように、
リセットされ、カウント開始値を値2としてカウントを
再開する。これにより、垂直同期信号生成回路12によ
って生成される垂直スタートパルスSTVが垂直同期信
号VSYNCの周期が正常である場合と同様にして、カ
ウントデータDKが値10のときに垂直スタートパルス
STVを生成する。この結果、Yドライバ14によるL
CDパネル15の垂直方向走査の開始位置を常に一定の
位置に制御することができる。
【0026】このように、この実施形態に係る液晶テレ
ビ1によれば、垂直同期信号VSYNCが入力されなか
った場合や、周期ずれしている場合であっても、垂直方
向の走査開始位置を常に一定に制御することができる結
果、水平走査線の位置ずれが防止され、これにより、映
像の上下方向の乱れを確実に防止することができる。な
お、本発明は上記した実施形態に限定されない。例え
ば、本実施形態では、液晶テレビ1を例に挙げて説明し
たが、本発明は、CRTやプラズマディスプレイなどを
用いたテレビジョン受信機に適用できるのは勿論であ
る。
【0027】また、本実施形態では、リセット回路22
のリセット信号SRによってリセットされた後のカウン
タ21のカウント開始値を、水平走査線本数と基準数と
の差分をカウント初期値に加算することにより、水平走
査線の位置ずれを防止しているが以下の方法を採用する
ことも可能である。すなわち、リセット回路22によっ
てリセットされた後にカウント再開する際のカウント値
の初期値を補正せずに、垂直同期信号生成回路12が、
本来生成すべきカウントデータDKの値(例えば値1
0)に、水平走査線本数(例えば263本)と基準数
(例えば値264)との差分(この例では値1)を減算
した値(値9になる)に達した時に垂直スタートパルス
STVを生成することによっても、水平走査線の走査開
始位置の位置ずれを防止することができる。
【0028】さらに、リセット回路22によってリセッ
トする際の基準数は、本実施形態に示した値に限定され
ない。例えば、基準数を値263または値264よりも
大きい値にすることも可能である。ただし、水平走査線
の開始位置の位置ずれを確実に防止するためには、基準
数は、垂直同期信号生成回路12によって垂直スタート
パルスSTVが生成されるときのカウントデータDKの
値(例えば上記した例では値10であり、垂直同期信号
VSYNCと垂直スタートパルスSTVとの位相差に相
当する時間内に含まれる水平クロックパルスCPHの数
に相当する)を、1フィールド走査における水平走査線
本数(例えば263本)に加算した値(この例では値2
73となる)よりも小さな値にすることが好ましい。ま
た、リセット回路22によって基準数を切替えることは
必ずしも必要ではなく、例えば、基準数を一定にしてお
き、リセット後のカウンタ21のカウント開始値を可変
させることによっても同一の効果を得ることができる。
例えば、本実施形態で示した例では、基準数を値264
に固定し、1フィールド走査における水平走査線本数が
262本および263本のときに、カウント開始値をそ
れぞれ値3および値2にすればよい。
【0029】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の同期信号
生成方法によれば、装置外部から入力された垂直同期信
号の1周期における水平同期信号の数をカウントし、カ
ウント値が水平走査線本数を超える基準数に達したとき
に、カウントしたカウント値をリセットすると共に、1
フィールド走査における水平走査線本数と基準数との差
分をカウント初期値に加えた値をリセット後におけるカ
ウント開始値とすることにより、垂直同期信号が入力さ
れなかった場合や、周期ずれしている場合であっても、
垂直走査の開始位置の位置ずれを防止することができ、
これにより、映像の乱れを防止することができる。
【0030】また、請求項2記載の同期信号生成方法に
よれば、基準数の値として、垂直同期信号と内部垂直同
期信号との位相差に相当する時間内に含まれる水平同期
信号の数を1フィールド走査における水平走査線本数に
加算した値よりも小さい値にすることにより、垂直走査
の開始位置の位置ずれを確実に防止することができる。
【0031】さらに、請求項3記載の同期信号生成回路
によれば、請求項1記載の同期信号生成方法と同様にし
て、リセット回路によってカウンタのカウント値をリセ
ットする際に、1フィールド走査における水平走査線本
数と基準数との差分をカウント初期値に加えた値をリセ
ット後におけるカウント開始値とすることにより、垂直
同期信号が入力されなかった場合や、周期ずれしている
場合であっても、垂直走査の開始位置の位置ずれを防止
することができ、これにより、映像の乱れを防止するこ
とができる。
【0032】また、請求項4記載の同期信号生成回路に
よれば、カウンタの基準数の値として、垂直同期信号と
内部垂直同期信号との位相差に相当する時間内に含まれ
る水平同期信号の数を1フィールド走査における水平走
査線本数に加算した値よりも小さい値にすることによ
り、垂直走査の開始位置の位置ずれを確実に防止するこ
とができる。
【0033】また、請求項5記載のテレビジョン受信機
によれば、請求項3もしくは請求項4記載の同期信号生
成回路により、垂直同期信号が入力されなかった場合
や、周期ずれしている場合であっても、垂直方向の走査
開始位置を常に一定に制御することができるため、水平
走査線の位置ずれが防止され、テレビジョン受信機の表
示を安定した高品質のものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る液晶テレビのブロッ
ク図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る液晶テレビにおける
垂直クロックパルスの生成方法を説明するための図であ
って、(a)は垂直同期信号VSYNCの信号波形図で
あり、(b)はカウンタのカウント値を示す図であり、
(c)は、垂直同期信号VSYNCが入力されなかった
場合の信号波形図であり、(d)は、リセット回路から
出力されるリセット信号SRの信号波形図であり、
(e)は、リセット回路によってリセットされた後にカ
ウントを再開したときのカウンタのカウント値を示す図
である。
【図3】従来のテレビジョンにおける同期信号生成回路
のブロック図である。
【図4】従来のテレビジョンにおける垂直クロックパル
スの生成方法を説明するための図であって、(a)は垂
直同期信号VSYNCの信号波形図であり、(b)はカ
ウンタのカウント値を示す図であり、(c)は、リセッ
ト回路から出力されるリセット信号SRの信号波形図で
ある。
【図5】従来のテレビジョンにおいて垂直同期信号VS
YNCが入力されなかった際の垂直走査の開始位置のず
れを説明するためのラスター図である。
【符号の説明】
1 液晶テレビ 21 カウンタ 22 リセット回路 12 垂直同期信号生成回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 5/44 H04N 5/44 5/66 102 5/66 102Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置外部から入力された垂直同期信号の
    1周期における水平同期信号の数をカウントし、当該カ
    ウント値に基づいて映像表示用の内部垂直同期信号を生
    成し、前記カウント値が1フィールド走査における水平
    走査線本数を超える所定の基準数に達したときに当該カ
    ウント値をリセットする同期信号生成方法において、 前記1フィールド走査における水平走査線本数と前記基
    準数との差分をカウント初期値に加えた値を前記リセッ
    ト後におけるカウント開始値とすることを特徴とする同
    期信号生成方法。
  2. 【請求項2】 前記基準数は、前記垂直同期信号と前記
    内部垂直同期信号との位相差に相当する時間内に含まれ
    る前記水平同期信号の数を前記1フィールド走査におけ
    る水平走査線本数に加算した値よりも小さいことを特徴
    とする請求項1記載の同期信号生成方法。
  3. 【請求項3】 装置外部から入力された垂直同期信号の
    1周期における水平同期信号の数をカウントするカウン
    タと、当該カウンタのカウント値が1フィールド走査に
    おける水平走査線本数を超える所定の基準数に達したと
    きに当該カウント値をリセットするリセット回路と、前
    記カウンタのカウント値に基づいて映像表示用の内部垂
    直同期信号を生成する内部垂直同期信号生成回路とを備
    えている同期信号生成回路において、 前記カウンタは、前記1フィールド走査における水平走
    査線本数と前記基準数との差分をカウント初期値に加え
    た値を前記リセット後におけるカウント開始値とするこ
    とを特徴とする同期信号生成回路。
  4. 【請求項4】 前記基準数は、前記垂直同期信号と前記
    内部垂直同期信号との位相差に相当する時間内に含まれ
    る前記水平同期信号の数を前記1フィールド走査におけ
    る水平走査線本数に加算した値よりも小さいことを特徴
    とする請求項3記載の同期信号生成回路。
  5. 【請求項5】 請求項3もしくは請求項4記載の同期信
    号生成回路と、該同期信号生成回路により生成された同
    期信号を映像表示の同期信号とする表示手段を含むこと
    を特徴とするテレビジョン受信機。
JP9190002A 1997-07-15 1997-07-15 同期信号生成方法および同期信号生成回路ならびにテレビジョン受信機 Withdrawn JPH1141485A (ja)

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