JP2621190B2 - Ｘ−ｙマトリクス表示装置 - Google Patents
Ｘ−ｙマトリクス表示装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばNTSC方式の映像信号を表示するよう
に構成された液晶表示パネルにPAL方式の映像信号を表
示する場合に適用して好適なＸ−Ｙマトリクス表示装置
に関する。
に構成された液晶表示パネルにPAL方式の映像信号を表
示する場合に適用して好適なＸ−Ｙマトリクス表示装置
に関する。
本発明は、例えばNTSC方式の映像信号を表示するよう
に構成された液晶表示パネルにPAL方式の映像信号を表
示する場合に適用して好適なＸ−Ｙマトリクス表示装置
において、１フィールド中に第１の水平走査期間数を有
する入力映像信号とこの入力映像信号を１水平周期遅延
させた信号との加重平均又は単純平均によって入力映像
信号の隣り合う上下２つのラインの補間信号を作成し、
この補間信号を所定周期毎に含む第１の水平走査期間数
の表示用映像信号を得、この表示用映像信号を、第１の
水平走査期間数より少ない第２の水平走査期間数の映像
信号を表示するように構成されたＸ−Ｙマトリクス表示
パネルに供給すると共に、このＸ−Ｙマトリクス表示パ
ネルでの表示用映像信号による表示を、所定周期毎に１
水平走査期間の映像信号を表示しないか又は連続する２
水平走査期間の映像信号を同一ラインに表示するように
したことにより、水平走査期間の異なる映像信号による
画像が簡単な構成で同じマトリクス表示パネルに良好に
表示されるようにしたものである。
に構成された液晶表示パネルにPAL方式の映像信号を表
示する場合に適用して好適なＸ−Ｙマトリクス表示装置
において、１フィールド中に第１の水平走査期間数を有
する入力映像信号とこの入力映像信号を１水平周期遅延
させた信号との加重平均又は単純平均によって入力映像
信号の隣り合う上下２つのラインの補間信号を作成し、
この補間信号を所定周期毎に含む第１の水平走査期間数
の表示用映像信号を得、この表示用映像信号を、第１の
水平走査期間数より少ない第２の水平走査期間数の映像
信号を表示するように構成されたＸ−Ｙマトリクス表示
パネルに供給すると共に、このＸ−Ｙマトリクス表示パ
ネルでの表示用映像信号による表示を、所定周期毎に１
水平走査期間の映像信号を表示しないか又は連続する２
水平走査期間の映像信号を同一ラインに表示するように
したことにより、水平走査期間の異なる映像信号による
画像が簡単な構成で同じマトリクス表示パネルに良好に
表示されるようにしたものである。
近年、液晶表示パネルを使用したテレビジョン受像機
が製品化されている。この種のテレビジョン受像機は、
液晶表示パネルの垂直方向の画素数が、受像を行う映像
信号を１フレーム（又は１フィールド）の水平走査線数
に対応した数としてあり、１水平走査線を１列の水平方
向の画素で表示するようにしていた。
が製品化されている。この種のテレビジョン受像機は、
液晶表示パネルの垂直方向の画素数が、受像を行う映像
信号を１フレーム（又は１フィールド）の水平走査線数
に対応した数としてあり、１水平走査線を１列の水平方
向の画素で表示するようにしていた。
ところで、映像信号は１フレームの画像中の水平走査
線数が複数種あり、例えば日本等のNTSC方式のカラーテ
レビジョン信号の場合525本であるのに対し、ヨーロッ
パ等のPAL方式のカラーテレビジョン信号の場合625本と
異なっていた。
線数が複数種あり、例えば日本等のNTSC方式のカラーテ
レビジョン信号の場合525本であるのに対し、ヨーロッ
パ等のPAL方式のカラーテレビジョン信号の場合625本と
異なっていた。
このため、上述した如き液晶表示パネルを使用したテ
レビジョン受像機の場合、NTSC方式用とPAL方式用とで
液晶表示パネルの垂直方向の画素数を変える必要があ
り、液晶表示パネルを共用化できなく、液晶表示パネル
の生産効率が悪い不都合があった。また、液晶パネルを
共用化できないために、水平走査線数が異なるNTSC方
式、PAL方式等の複数の放送方式のカラーテレビジョン
信号による画像が受像可能な所謂マルチ方式テレビジョ
ン受像機を、液晶表示パネルを使用して構成することは
できなかった。
レビジョン受像機の場合、NTSC方式用とPAL方式用とで
液晶表示パネルの垂直方向の画素数を変える必要があ
り、液晶表示パネルを共用化できなく、液晶表示パネル
の生産効率が悪い不都合があった。また、液晶パネルを
共用化できないために、水平走査線数が異なるNTSC方
式、PAL方式等の複数の放送方式のカラーテレビジョン
信号による画像が受像可能な所謂マルチ方式テレビジョ
ン受像機を、液晶表示パネルを使用して構成することは
できなかった。
この問題点を解決するために、例えばPAL方式等の625
本の水平走査線から約100本の水平走査線を等間隔で間
引いて、水平走査線数を525本にし、525本用の液晶パネ
ルにPAL方式等のカラーテレビジョン信号による画像を
表示することが考えられるが、この場合には例えば第４
図に示す如く625本の水平走査線により表示すると連続
する斜線ｌが、525本の水平走査線による表示では第４
図Ｂに示す如く間引いた箇所で不連続な線となり、歪ん
だ画像となってしまう不都合があった。また、フレーム
メモリ等を使用して画像をディジタル的に変換すれば歪
をなくすこともできるが、この場合には回路規模が大き
くなって構成が複雑化する不都合があった。
本の水平走査線から約100本の水平走査線を等間隔で間
引いて、水平走査線数を525本にし、525本用の液晶パネ
ルにPAL方式等のカラーテレビジョン信号による画像を
表示することが考えられるが、この場合には例えば第４
図に示す如く625本の水平走査線により表示すると連続
する斜線ｌが、525本の水平走査線による表示では第４
図Ｂに示す如く間引いた箇所で不連続な線となり、歪ん
だ画像となってしまう不都合があった。また、フレーム
メモリ等を使用して画像をディジタル的に変換すれば歪
をなくすこともできるが、この場合には回路規模が大き
くなって構成が複雑化する不都合があった。
本発明は之等の点に鑑み、水平走査線数の異なる画像
が簡単な構成で良好に表示されるＸ−Ｙマトリクス表示
装置を提供することを目的とする。
が簡単な構成で良好に表示されるＸ−Ｙマトリクス表示
装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕 本発明のＸ−Ｙマトリクス表示装置は、例えば第１図
に示す如く、１フィールド中に第１の水平走査期間数を
有する入力映像信号とこの入力映像信号を遅延回路
（３）により１水平周期遅延させた信号との加算回路
（5a），（5b），（5c），（5d）による加重平均又は単
純平均によって入力映像信号の隣り合う上下２つのライ
ンの補間信号を作成し、この補間信号を所定周期毎に含
む第１の水平走査期間数の表示用映像信号をスイッチ回
路（２）の出力として得、この表示用映像信号を、第１
の水平走査期間数より少ない第２の水平走査期間数の映
像信号を表示するように構成されたＸ−Ｙマトリクス表
示パネル（10）に供給すると共に、このＸ−Ｙマトリク
ス表示パネル（10）での表示用映像信号による表示を、
所定周期毎に１水平走査期間の映像信号を表示しないか
又は連続する２水平走査期間の映像信号を同一ラインに
表示するようにしたものである。
に示す如く、１フィールド中に第１の水平走査期間数を
有する入力映像信号とこの入力映像信号を遅延回路
（３）により１水平周期遅延させた信号との加算回路
（5a），（5b），（5c），（5d）による加重平均又は単
純平均によって入力映像信号の隣り合う上下２つのライ
ンの補間信号を作成し、この補間信号を所定周期毎に含
む第１の水平走査期間数の表示用映像信号をスイッチ回
路（２）の出力として得、この表示用映像信号を、第１
の水平走査期間数より少ない第２の水平走査期間数の映
像信号を表示するように構成されたＸ−Ｙマトリクス表
示パネル（10）に供給すると共に、このＸ−Ｙマトリク
ス表示パネル（10）での表示用映像信号による表示を、
所定周期毎に１水平走査期間の映像信号を表示しないか
又は連続する２水平走査期間の映像信号を同一ラインに
表示するようにしたものである。
本発明のＸ−Ｙマトリクス表示装置によると、Ｘ−Ｙ
マトリクス表示パネル（10）による表示を所定周期毎に
１水平走査期間の映像信号を表示しないか又は連続する
２水平走査期間の映像信号を同一ラインに表示するよう
にしたことで、所定周期毎に１ライン間引いた画像が表
示され、Ｘ−Ｙマトリクス表示パネル（10）の垂直方向
の画素数よりも多い水平走査線数の画像が表示されると
共に、隣り合う上下２つのラインの補間信号を所定周期
毎に含む映像信号を得ているため、水平ラインを間引い
たことによる画像の歪が発生せず、良好に水平走査線数
の多い画像がこのＸ−Ｙマトリクス表示パネル（10）に
より表示される。
マトリクス表示パネル（10）による表示を所定周期毎に
１水平走査期間の映像信号を表示しないか又は連続する
２水平走査期間の映像信号を同一ラインに表示するよう
にしたことで、所定周期毎に１ライン間引いた画像が表
示され、Ｘ−Ｙマトリクス表示パネル（10）の垂直方向
の画素数よりも多い水平走査線数の画像が表示されると
共に、隣り合う上下２つのラインの補間信号を所定周期
毎に含む映像信号を得ているため、水平ラインを間引い
たことによる画像の歪が発生せず、良好に水平走査線数
の多い画像がこのＸ−Ｙマトリクス表示パネル（10）に
より表示される。
以下、本発明のＸ−Ｙマトリクス表示装置の一実施例
を、第１図〜第３図を参照して説明しよう。
を、第１図〜第３図を参照して説明しよう。
本例は１フレームの水平走査線525本のNTSC方式の映
像信号の表示を行うように構成された液晶表示パネル
（10）を使用して１フレームの水平走査線625本のPAL方
式の映像信号を表示するテレビジョン受像機で、第１図
において（１）は液晶表示パネルに供給する映像信号が
得られる入力端子を示し、チューナからこの映像信号入
力端子（１）までの構成は通常のテレビジョン受像機と
同様に構成する。そして、映像信号入力端子（１）に得
られる映像信号は、１フレームの水平走査線数が625本
のPAL方式の映像信号で、この映像信号入力端子（１）
に得られる映像信号を、スイッチ回路（２）の第１の映
像信号入力端子（2a）に供給する。また、この入力端子
（１）に得られる映像信号は、1H遅延回路（３）と第１
〜第８のレベル減衰器（4a）〜（4h）を介してスイッチ
回路（２）に供給されるようにしてある。即ち、入力端
子（１）に得られる映像信号を、１水平周期遅延させる
1H遅延回路（３）を介して、第１のレベル減衰器（4
a），第３のレベル減衰器（4c），第５のレベル減衰器
（4e）及び第７のレベル減衰器（4g）に供給すると共
に、この映像信号を遅延させずに直接第２のレベル減衰
器（4b），第４のレベル減衰器（4d），第６のレベル減
衰器（4f）及び第８のレベル減衰器（4h）に供給する。
そして、夫々のレベル減衰器（4a）〜（4h）のレベル減
衰量は、第１の減衰器（4a）が4/5、第２の減衰器（4
b）が1/5、第３の減衰器（4c）が3/5、第４の減衰器（4
d）が2/5、第５の減衰器（4e）が2/5、第６の減衰器（4
f）が3/5、第７の減衰器（4g）が1/5、第８の減衰器（4
h）が4/5である。そして、第１のレベル減衰器（4a）の
出力信号と第２のレベル減衰器（4b）の出力信号とを加
算回路（5a）により加算した後、スイッチ回路（２）の
第２の映像信号入力端子（2b）に供給する。また、第３
のレベル減衰器（4c）の出力信号と第４のレベル減衰器
（4d）の出力信号とを加算回路（5b）により加算した
後、スイッチ回路（２）の第３の映像信号入力端子（2
c）に供給する。また、第５のレベル減衰器（4e）の出
力信号と第６のレベル減衰器（4f）の出力信号とを加算
回路（5c）により加算した後、スイッチ回路（２）の第
４の映像信号入力端子（2d）に供給する。さらに、第７
のレベル減衰器（4g）の出力信号と第８のレベル減衰器
（4h）の出力信号とを加算回路（5d）により加算した
後、スイッチ回路（２）の第５の映像信号入力端子（2
e）に供給する。
像信号の表示を行うように構成された液晶表示パネル
（10）を使用して１フレームの水平走査線625本のPAL方
式の映像信号を表示するテレビジョン受像機で、第１図
において（１）は液晶表示パネルに供給する映像信号が
得られる入力端子を示し、チューナからこの映像信号入
力端子（１）までの構成は通常のテレビジョン受像機と
同様に構成する。そして、映像信号入力端子（１）に得
られる映像信号は、１フレームの水平走査線数が625本
のPAL方式の映像信号で、この映像信号入力端子（１）
に得られる映像信号を、スイッチ回路（２）の第１の映
像信号入力端子（2a）に供給する。また、この入力端子
（１）に得られる映像信号は、1H遅延回路（３）と第１
〜第８のレベル減衰器（4a）〜（4h）を介してスイッチ
回路（２）に供給されるようにしてある。即ち、入力端
子（１）に得られる映像信号を、１水平周期遅延させる
1H遅延回路（３）を介して、第１のレベル減衰器（4
a），第３のレベル減衰器（4c），第５のレベル減衰器
（4e）及び第７のレベル減衰器（4g）に供給すると共
に、この映像信号を遅延させずに直接第２のレベル減衰
器（4b），第４のレベル減衰器（4d），第６のレベル減
衰器（4f）及び第８のレベル減衰器（4h）に供給する。
そして、夫々のレベル減衰器（4a）〜（4h）のレベル減
衰量は、第１の減衰器（4a）が4/5、第２の減衰器（4
b）が1/5、第３の減衰器（4c）が3/5、第４の減衰器（4
d）が2/5、第５の減衰器（4e）が2/5、第６の減衰器（4
f）が3/5、第７の減衰器（4g）が1/5、第８の減衰器（4
h）が4/5である。そして、第１のレベル減衰器（4a）の
出力信号と第２のレベル減衰器（4b）の出力信号とを加
算回路（5a）により加算した後、スイッチ回路（２）の
第２の映像信号入力端子（2b）に供給する。また、第３
のレベル減衰器（4c）の出力信号と第４のレベル減衰器
（4d）の出力信号とを加算回路（5b）により加算した
後、スイッチ回路（２）の第３の映像信号入力端子（2
c）に供給する。また、第５のレベル減衰器（4e）の出
力信号と第６のレベル減衰器（4f）の出力信号とを加算
回路（5c）により加算した後、スイッチ回路（２）の第
４の映像信号入力端子（2d）に供給する。さらに、第７
のレベル減衰器（4g）の出力信号と第８のレベル減衰器
（4h）の出力信号とを加算回路（5d）により加算した
後、スイッチ回路（２）の第５の映像信号入力端子（2
e）に供給する。
このようにしてスイッチ回路（２）の第１〜第５の映
像信号入力端子（2a）〜（2e）に映像信号が供給される
ことで、第１の入力端子（2a）には遅延されていない映
像信号が供給され、第２の入力端子（2b）には隣接する
水平走査線をａライン及びｂラインとすると、ａライン
の4/5の信号とｂラインの1/5の信号とが混合された映像
信号が供給され、第３の入力端子（2c）にはａラインの
3/5の信号とｂラインの2/5の信号とが混合された映像信
号が供給され、第４の入力端子（2d）にはａラインの2/
5の信号とｂラインの3/5の信号とが混合された映像信号
が供給され、第５の入力端子（2e）にはａラインの1/5
の信号とｂラインの4/5の信号とが混合された映像信号
が供給される。
像信号入力端子（2a）〜（2e）に映像信号が供給される
ことで、第１の入力端子（2a）には遅延されていない映
像信号が供給され、第２の入力端子（2b）には隣接する
水平走査線をａライン及びｂラインとすると、ａライン
の4/5の信号とｂラインの1/5の信号とが混合された映像
信号が供給され、第３の入力端子（2c）にはａラインの
3/5の信号とｂラインの2/5の信号とが混合された映像信
号が供給され、第４の入力端子（2d）にはａラインの2/
5の信号とｂラインの3/5の信号とが混合された映像信号
が供給され、第５の入力端子（2e）にはａラインの1/5
の信号とｂラインの4/5の信号とが混合された映像信号
が供給される。
そして、このスイッチ回路（２）は、１フィールド毎
にリセット信号が供給されるコントロール信号入力端子
（６）と水平同期信号入力端子（７）とを備え、入力端
子（７）に供給される水平同期信号に同期して１水平走
査期間毎に第１の入力端子（2a）から第５の入力端子
（2e）までの入力映像信号を順番に周期的に切換えて出
力する。但し、第１の入力端子（2a）に得られる映像信
号を１水平走査期間出力すると、次の１水平走査期間は
映像信号の出力を休止した後、さらにその次の１水平走
査期間で第２の入力端子（2b）に得られる映像信号を出
力する。このため、このスイッチ回路（２）による第１
〜第５の入力端子（2a）〜（2e）の切換は、６水平走査
期間で１周期となる。そして、リセット信号の供給で、
第１の入力端子（2a）に得られる映像信号から順にこの
周期的な切換を行うようになっている。
にリセット信号が供給されるコントロール信号入力端子
（６）と水平同期信号入力端子（７）とを備え、入力端
子（７）に供給される水平同期信号に同期して１水平走
査期間毎に第１の入力端子（2a）から第５の入力端子
（2e）までの入力映像信号を順番に周期的に切換えて出
力する。但し、第１の入力端子（2a）に得られる映像信
号を１水平走査期間出力すると、次の１水平走査期間は
映像信号の出力を休止した後、さらにその次の１水平走
査期間で第２の入力端子（2b）に得られる映像信号を出
力する。このため、このスイッチ回路（２）による第１
〜第５の入力端子（2a）〜（2e）の切換は、６水平走査
期間で１周期となる。そして、リセット信号の供給で、
第１の入力端子（2a）に得られる映像信号から順にこの
周期的な切換を行うようになっている。
そして、このスイッチ回路（２）が出力する映像信号
を、液晶表示パネル（10）の水平駆動回路（14）に供給
する。この液晶表示パネル（10）は、供給される映像信
号による画像を表示するもので、１フレームの水平走査
線数が525本（１フィールド262.5本）のNTSC方式の映像
信号に対応して垂直方向の画素数が約240（画像の上下
の隅は表示しない）としてあり、１フィールド毎にノン
インターレースで画像を表示する。そして、この液晶表
示パネル（10）の周辺回路として、水平シフトレジスタ
（11）と水平駆動回路（14）と垂直シフトレジスタ（1
5）とを備え、水平シフトレジスタ（11）には入力端子
（12）及び（13）に水平同期信号及び水平走査開始信号
が供給され、水平駆動回路（14）にはこの水平シフトレ
ジスタ（11）が液晶表示パネル（10）の水平方向の画素
数に対応してシフトさせた水平同期信号と、上述のスイ
ッチ回路（２）からの映像信号が供給され、水平シフト
レジスタ（11）から供給される水平同期信号のタイミン
グでスイッチ回路（２）から供給される映像信号を、液
晶表示パネル（10）に供給する。そして、垂直シフトレ
ジスタ（15）には入力端子（16）及び（17）に垂直同期
信号及び垂直走査開始信号が供給され、液晶表示パネル
（10）の垂直方向の画素数に対応してシフトさせた垂直
同期信号をこの垂直シフトレジスタ（15）から液晶表示
パネル（10）に供給する。このとき、本例の垂直シフト
レジスタ（14）が1H（１水平走査期間）毎にシフトさせ
る垂直同期信号は、第２図Ｃに示す如く、端子（17）に
開始信号（第２図Ｄ）が供給されたときを１ライン目と
し、この１ライン目の次の1H間ではシフトを停止し、こ
の停止した1Hに続く5H間は1H毎にシフトを行う。そし
て、以後は1H間のシフト停止と5H間の連続したシフトと
を交互に行うようにしてある。
を、液晶表示パネル（10）の水平駆動回路（14）に供給
する。この液晶表示パネル（10）は、供給される映像信
号による画像を表示するもので、１フレームの水平走査
線数が525本（１フィールド262.5本）のNTSC方式の映像
信号に対応して垂直方向の画素数が約240（画像の上下
の隅は表示しない）としてあり、１フィールド毎にノン
インターレースで画像を表示する。そして、この液晶表
示パネル（10）の周辺回路として、水平シフトレジスタ
（11）と水平駆動回路（14）と垂直シフトレジスタ（1
5）とを備え、水平シフトレジスタ（11）には入力端子
（12）及び（13）に水平同期信号及び水平走査開始信号
が供給され、水平駆動回路（14）にはこの水平シフトレ
ジスタ（11）が液晶表示パネル（10）の水平方向の画素
数に対応してシフトさせた水平同期信号と、上述のスイ
ッチ回路（２）からの映像信号が供給され、水平シフト
レジスタ（11）から供給される水平同期信号のタイミン
グでスイッチ回路（２）から供給される映像信号を、液
晶表示パネル（10）に供給する。そして、垂直シフトレ
ジスタ（15）には入力端子（16）及び（17）に垂直同期
信号及び垂直走査開始信号が供給され、液晶表示パネル
（10）の垂直方向の画素数に対応してシフトさせた垂直
同期信号をこの垂直シフトレジスタ（15）から液晶表示
パネル（10）に供給する。このとき、本例の垂直シフト
レジスタ（14）が1H（１水平走査期間）毎にシフトさせ
る垂直同期信号は、第２図Ｃに示す如く、端子（17）に
開始信号（第２図Ｄ）が供給されたときを１ライン目と
し、この１ライン目の次の1H間ではシフトを停止し、こ
の停止した1Hに続く5H間は1H毎にシフトを行う。そし
て、以後は1H間のシフト停止と5H間の連続したシフトと
を交互に行うようにしてある。
このようにして液晶表示パネル（10）に映像信号等が
供給されることで、表示パネル（10）の水平方向の夫々
の列の画素に、１ラインの水平走査線の映像信号による
表示が行われ、１フレームの全ての映像信号が供給され
ることで、垂直方向に各ラインの映像が表示されて、１
画面の表示が行われる。
供給されることで、表示パネル（10）の水平方向の夫々
の列の画素に、１ラインの水平走査線の映像信号による
表示が行われ、１フレームの全ての映像信号が供給され
ることで、垂直方向に各ラインの映像が表示されて、１
画面の表示が行われる。
次に、このようにして液晶表示パネル（10）に供給さ
れる信号により表示される画像について説明すると、入
力端子（１）に得られる映像信号は、第２図Ａに示す如
く、1H毎に１ラインの信号、２ラインの信号、３ライン
の信号、…と順に供給される。そして、上述した如きス
イッチ回路（２）の切換動作により、このスイッチ回路
（２）から出力されて水平駆動回路（14）に供給される
信号は、第２図Ｂに示す如く、１ライン目の信号がその
まま出力された後、1H間映像信号の出力がない。このと
き、垂直シフトレジスタ（15）から液晶パネル（10）に
供給されるシフトさせた垂直同期信号は、第２図Ｃに示
す如く、本来の２ライン目ではパルス信号が出力されな
いため、この映像信号の出力がない間液晶表示パネル
（10）がこのラインの表示動作を行わず、次の水平走査
期間に供給される信号を液晶表示パネル（10）の２ライ
ン目に表示するようになる。
れる信号により表示される画像について説明すると、入
力端子（１）に得られる映像信号は、第２図Ａに示す如
く、1H毎に１ラインの信号、２ラインの信号、３ライン
の信号、…と順に供給される。そして、上述した如きス
イッチ回路（２）の切換動作により、このスイッチ回路
（２）から出力されて水平駆動回路（14）に供給される
信号は、第２図Ｂに示す如く、１ライン目の信号がその
まま出力された後、1H間映像信号の出力がない。このと
き、垂直シフトレジスタ（15）から液晶パネル（10）に
供給されるシフトさせた垂直同期信号は、第２図Ｃに示
す如く、本来の２ライン目ではパルス信号が出力されな
いため、この映像信号の出力がない間液晶表示パネル
（10）がこのラインの表示動作を行わず、次の水平走査
期間に供給される信号を液晶表示パネル（10）の２ライ
ン目に表示するようになる。
そして、３ライン目から６ライン目までの映像信号が
入力端子（１）に供給されている間には、第２図Ｂに示
す如く、直前の水平走査期間に供給されるラインの映像
信号とこのときに供給されるラインの映像信号との加重
平均による信号が出力され、水平駆動回路（14）に供給
される。
入力端子（１）に供給されている間には、第２図Ｂに示
す如く、直前の水平走査期間に供給されるラインの映像
信号とこのときに供給されるラインの映像信号との加重
平均による信号が出力され、水平駆動回路（14）に供給
される。
このため、入力端子（１）に１ラインから６ラインま
での水平走査期間の映像信号が供給されている間に液晶
表示パネル（10）上に行われる表示は、本来の２ライン
目に相当する間が間引かれた５ラインの表示となる。そ
して、２ラインから５ラインまでの表示は、間引いた２
ライン目を含む上下に隣接したラインの信号を加重平均
した信号であるので、入力端子（１）に得られる本来の
映像信号の２ラインから６ラインまでの５ライン分の信
号が、４ライン分に圧縮された信号となって表示され
る。このときの表示状態を第３図に示すと、入力端子
（１）に得られる映像信号による６ラインの信号が第３
図Ａに示す如き斜線ｌの表示を行うようになっていたと
すると、液晶表示パネル（10）上の実際の表示画像によ
る斜線ｌは、第３図Ｂに示す如く５ラインで６ラインの
表示状態に最も近い状態となり、ラインを間引いたこと
による線の乱れは発生せず、１画面を全体として見ると
このように加重平均により表示ライン数を減らして変換
したことが、ほとんど判別出来なく、画質の劣化はな
い。
での水平走査期間の映像信号が供給されている間に液晶
表示パネル（10）上に行われる表示は、本来の２ライン
目に相当する間が間引かれた５ラインの表示となる。そ
して、２ラインから５ラインまでの表示は、間引いた２
ライン目を含む上下に隣接したラインの信号を加重平均
した信号であるので、入力端子（１）に得られる本来の
映像信号の２ラインから６ラインまでの５ライン分の信
号が、４ライン分に圧縮された信号となって表示され
る。このときの表示状態を第３図に示すと、入力端子
（１）に得られる映像信号による６ラインの信号が第３
図Ａに示す如き斜線ｌの表示を行うようになっていたと
すると、液晶表示パネル（10）上の実際の表示画像によ
る斜線ｌは、第３図Ｂに示す如く５ラインで６ラインの
表示状態に最も近い状態となり、ラインを間引いたこと
による線の乱れは発生せず、１画面を全体として見ると
このように加重平均により表示ライン数を減らして変換
したことが、ほとんど判別出来なく、画質の劣化はな
い。
そして、入力端子（１）に７ライン目以降の映像信号
が供給されると、この６ラインまでと同様の動作を６ラ
イン毎に周期的に繰り返し行って、１ライン間引きなが
ら加重平均をとって表示するようになり、垂直方向の表
示ライン数が入力端子（１）に得られる映像信号の水平
走査線数の5/6に圧縮される。このため、入力端子
（１）に得られる１フレームの水平走査線625本の映像
信号（PAL方式）が、NTSC方式の１フレーム525本に略準
じた本数の水平走査線を有する信号となり、NTSC方式の
映像信号表示用の液晶表示パネル（10）にこのPAL方式
の映像信号が良好に表示される。
が供給されると、この６ラインまでと同様の動作を６ラ
イン毎に周期的に繰り返し行って、１ライン間引きなが
ら加重平均をとって表示するようになり、垂直方向の表
示ライン数が入力端子（１）に得られる映像信号の水平
走査線数の5/6に圧縮される。このため、入力端子
（１）に得られる１フレームの水平走査線625本の映像
信号（PAL方式）が、NTSC方式の１フレーム525本に略準
じた本数の水平走査線を有する信号となり、NTSC方式の
映像信号表示用の液晶表示パネル（10）にこのPAL方式
の映像信号が良好に表示される。
このように本例によるテレビジョン受像機によると、
１フレームの水平走査線525本（NTSC方式）用の液晶表
示パネル（10）を使用して１フレームの水平走査線数62
5本（PAL方式等）の映像信号を、加重平均をとるだけの
簡単な構成で、画質の劣化なく表示させることができ
る。また、このようにNTSC方式用の表示パネル（10）に
違った方式の映像信号が表示できるため、この表示パネ
ル（10）を使用して、NTSC方式、PAL方式等の各種放送
方式に対応したマルチ方式のテレビジョン受像機が簡単
に構成できる。
１フレームの水平走査線525本（NTSC方式）用の液晶表
示パネル（10）を使用して１フレームの水平走査線数62
5本（PAL方式等）の映像信号を、加重平均をとるだけの
簡単な構成で、画質の劣化なく表示させることができ
る。また、このようにNTSC方式用の表示パネル（10）に
違った方式の映像信号が表示できるため、この表示パネ
ル（10）を使用して、NTSC方式、PAL方式等の各種放送
方式に対応したマルチ方式のテレビジョン受像機が簡単
に構成できる。
なお、上述実施例では間引いたラインの映像信号はス
イッチ回路（２）から水平駆動回路（14）に供給せずに
１ライン休止するようにしたが、液晶表示パネル（10）
の特性上問題がなければ、１ライン目の信号を表示パネ
ル（10）の所定ラインの画素に供給した直後に、1H遅延
回路（３）により1H遅延させたこの１ライン目の信号を
再び表示パネル（10）の同じ表示ラインの画素に供給し
て、表示パネル（10）への同一の映像信号の２度書き、
即ち連続する２水平走査期間の映像信号を同一ラインに
供給するようにしてもよい。この場合にも同様の作用・
効果が得られることは容易に理解できよう。また、上述
実施例では隣接するラインの加重平均により補間信号を
得るようにしたが、全て同じ比率で平均化する所謂単純
平均により補間信号を得るようにしてもよい。この場合
には、レベル減衰器を少ない数で構成できる。また、上
述実施例ではPAL方式用の映像信号をNTSC方式用の液晶
パネルに表示する場合について述べたが、他の走査線数
の異なる画像、例えば水平走査周波数が通常のNTSC方式
の放送信号の15.7KHzよりも高いパーソナルコンピュー
タ用の映像信号（水平走査周波数24KHz）をこの液晶パ
ネル（10）に表示させる場合にも本発明が適用できる。
また、上述実施例では液晶表示パネルを表示用のパネル
としたが、ELパネル等の他のＸ−Ｙマトリクス表示パネ
ルにおき換えられることは勿論である。さらに、本発明
は上述実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱することな
く、その他種々の構成が取り得ることは勿論である。
イッチ回路（２）から水平駆動回路（14）に供給せずに
１ライン休止するようにしたが、液晶表示パネル（10）
の特性上問題がなければ、１ライン目の信号を表示パネ
ル（10）の所定ラインの画素に供給した直後に、1H遅延
回路（３）により1H遅延させたこの１ライン目の信号を
再び表示パネル（10）の同じ表示ラインの画素に供給し
て、表示パネル（10）への同一の映像信号の２度書き、
即ち連続する２水平走査期間の映像信号を同一ラインに
供給するようにしてもよい。この場合にも同様の作用・
効果が得られることは容易に理解できよう。また、上述
実施例では隣接するラインの加重平均により補間信号を
得るようにしたが、全て同じ比率で平均化する所謂単純
平均により補間信号を得るようにしてもよい。この場合
には、レベル減衰器を少ない数で構成できる。また、上
述実施例ではPAL方式用の映像信号をNTSC方式用の液晶
パネルに表示する場合について述べたが、他の走査線数
の異なる画像、例えば水平走査周波数が通常のNTSC方式
の放送信号の15.7KHzよりも高いパーソナルコンピュー
タ用の映像信号（水平走査周波数24KHz）をこの液晶パ
ネル（10）に表示させる場合にも本発明が適用できる。
また、上述実施例では液晶表示パネルを表示用のパネル
としたが、ELパネル等の他のＸ−Ｙマトリクス表示パネ
ルにおき換えられることは勿論である。さらに、本発明
は上述実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱することな
く、その他種々の構成が取り得ることは勿論である。
本発明のＸ−Ｙマトリクス表示装置によると、例えば
NTSC方式の映像信号を表示するように構成された表示パ
ネルに、このNTSC方式よりも水平走査線数の多いPAL方
式等の映像信号による画像が、フレームメモリ等を必要
としない簡単な構成で画質を劣化させることなく良好に
表示される利益がある。
NTSC方式の映像信号を表示するように構成された表示パ
ネルに、このNTSC方式よりも水平走査線数の多いPAL方
式等の映像信号による画像が、フレームメモリ等を必要
としない簡単な構成で画質を劣化させることなく良好に
表示される利益がある。
第１図は本発明のＸ−Ｙマトリクス表示装置の一実施例
を示す構成図、第２図及び第３図は夫々第１図例の説明
に供する線図、第４図は従来のＸ−Ｙマトリクス表示装
置の説明に供する線図である。 （１）は映像信号入力端子、（２）はスイッチ回路、
（３）は1H遅延回路、（4a），（4b），（4c），（4d）
（4e），（4f），（4g）及び（4h）は夫々レベル減衰
器、（5a），（5b），（5c）及び（5d）は夫々加算回
路、（10）は液晶表示パネル、（15）は垂直シフトレジ
スタである。
を示す構成図、第２図及び第３図は夫々第１図例の説明
に供する線図、第４図は従来のＸ−Ｙマトリクス表示装
置の説明に供する線図である。 （１）は映像信号入力端子、（２）はスイッチ回路、
（３）は1H遅延回路、（4a），（4b），（4c），（4d）
（4e），（4f），（4g）及び（4h）は夫々レベル減衰
器、（5a），（5b），（5c）及び（5d）は夫々加算回
路、（10）は液晶表示パネル、（15）は垂直シフトレジ
スタである。
Claims (1)
- 【請求項１】１フィールド中に第１の水平走査期間数を
有する入力映像信号と該入力映像信号を１水平周期遅延
させた信号との加重平均又は単純平均によって上記入力
映像信号の隣り合う上下２つのラインの補間信号を作成
し、該補完信号を所定周期毎に含む上記第１の水平走査
期間数の表示用映像信号を得、 該表示用映像信号を、上記第１の水平走査期間数より少
ない第２の水平走査期間数の映像信号を表示するように
構成されたＸ−Ｙマトリクス表示パネルに供給すると共
に、 該Ｘ−Ｙマトリクス表示パネルでの上記表示用映像信号
による表示を、上記所定周期毎に１水平走査期間の映像
信号を表示しないか又は連続する２水平走査期間の映像
信号を同一ラインに表示するようにしたことを特徴とす
るＸ−Ｙマトリクス表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17238087A JP2621190B2 (ja) | 1987-07-10 | 1987-07-10 | Ｘ−ｙマトリクス表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17238087A JP2621190B2 (ja) | 1987-07-10 | 1987-07-10 | Ｘ−ｙマトリクス表示装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6416191A JPS6416191A (en) | 1989-01-19 |
| JP2621190B2 true JP2621190B2 (ja) | 1997-06-18 |
Family
ID=15940838
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17238087A Expired - Lifetime JP2621190B2 (ja) | 1987-07-10 | 1987-07-10 | Ｘ−ｙマトリクス表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2621190B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2705980B2 (ja) * | 1989-06-19 | 1998-01-28 | 株式会社日立製作所 | 走査線数変換画像表示装置 |
| JPH04274684A (ja) * | 1991-02-28 | 1992-09-30 | Sanyo Electric Co Ltd | 多方式対応液晶テレビジョン受像機 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3675605D1 (de) * | 1985-07-17 | 1990-12-20 | Geoffrey Light Wilde | Variabler einlass fuer eine radialturbine. |
-
1987
- 1987-07-10 JP JP17238087A patent/JP2621190B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6416191A (en) | 1989-01-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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