JPH04274684A - 多方式対応液晶テレビジョン受像機 - Google Patents

多方式対応液晶テレビジョン受像機

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JPH04274684A
JPH04274684A JP5969991A JP5969991A JPH04274684A JP H04274684 A JPH04274684 A JP H04274684A JP 5969991 A JP5969991 A JP 5969991A JP 5969991 A JP5969991 A JP 5969991A JP H04274684 A JPH04274684 A JP H04274684A
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JP
Japan
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lines
liquid crystal
display device
signal
video signal
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Pending
Application number
JP5969991A
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English (en)
Inventor
Hideto Matsuyama
秀人 松山
Nobukazu Hosoya
細矢 信和
Takaaki Ishii
孝明 石井
Hiroshi Yoshida
宏 吉田
Hirohisa Kitagishi
広久 北岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、NTSC方式の映像信
号の画面再生に適合した走査線数のドットマトリックス
液晶表示装置により、NTSC方式及びPAL方式,S
ECAM方式の映像信号の画面再生が行える多方式対応
液晶テレビジョン受像機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶プロジェクション受像機等の
液晶テレビジョン受像機は、CRTの代わりにドットマ
トリックス液晶表示装置を備える。
【0003】この表示装置の液晶表示パネルは、各水平
走査線(以下ラインという)の画素毎に表示スイッチン
グ用薄膜トランジスタが設けられ、映像信号の画像デー
タがライン単位で供給されて画像を再生する。
【0004】なお、映像信号として3原色信号が供給さ
れるカラー再生用の場合は、液晶表示パネルが、例えば
原色毎の3重のドットマトリックス構造に形成される。
【0005】ところで、液晶表示パネルの必要なライン
数は映像信号のテレビジョン方式の画面有効期間のライ
ン数によって決められ、後述の走査変換を行わない場合
、NTSC方式(ライン数525本,フィールド周波数
59.94(≒60)Hz,水平周波数15.734K
Hz,2対1インタレース走査)ではほぼ240本にな
り、PAL,SECAM方式(ライン数625本,フィ
ールド周波数50Hz,水平周波数15.625KHz
,2対1インタレース走査)ではほぼ270本になる。
【0006】また、再生画質の向上等を図るため、ライ
ン駆動周波数を通常の倍に高速化し、インタレース走査
の映像信号をノンインタレース走査に倍速変換して表示
装置に供給する場合は、液晶表示パネルの必要なライン
数が通常の倍の480(=240×2)本(NTSC)
又は540(=270×2)本(PAL,SECAM)
になる。
【0007】そして、従来のこの種液晶テレビジョン受
像機は、使用地域等に応じた最適なテレビジョン方式の
映像信号のみを受信して画面再生するように形成され、
例えば国内用の場合、NTSC方式の映像信号の画面再
生に適合したライン数240本又は480本の液晶パネ
ル構成の表示装置を用いて形成される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のNTSC方式の
映像信号の画面再生に適合した液晶テレビジョン受像機
の場合、映像信号をそのライン数のまま表示装置に供給
するため、画面再生の必要なライン数の違いに基づき、
PAL方式及びSECAM方式の映像信号については、
正常な画面再生が行えない問題点がある。
【0009】すなわち、PAL方式及びSECAM方式
の映像信号をそのまま表示装置に供給すると、画面再生
する映像信号に比して表示装置のライン数が不足し、再
生画面は上,下が欠落したものとなる。
【0010】ところで、前記の欠落を防止するため、映
像信号にアスペクト比の補正を施して上下を縮めること
が考えられるが、この場合、左,右も同時に縮まり、再
生画面の左,右が欠落する。
【0011】そして、PAL,SECAM方式の映像信
号を画面再生する際、何らかの加工を施してライン数を
NTSC方式のライン数に走査変換できれば、NTSC
方式の映像信号の画面再生に適合したライン数のドット
マトリックス液晶表示装置を備えた構成で、NTSC方
式の映像信号だけでなくPAL方式,SECAM方式の
映像信号も正常に画面再生され、新規な多方式対応液晶
テレビジョン受像機を提供できるが、従来は、PAL方
式,SECAM方式の映像信号をほぼ正確に適切なライ
ン数に走査変換することができなかった。
【0012】本発明は、PAL,SECAM方式の映像
信号のライン数を、毎フィールドのライン数を同じにし
て、ほぼ完全にNTSC方式の液晶表示装置のライン数
に変換し、NTSC方式の映像信号の画面再生に適合し
たライン数のドットマトリックス液晶表示装置により、
NTSC方式の映像信号だけでなくPAL方式及びSE
CAM方式の映像信号も正常に画面再生する多方式対応
液晶テレビジョン受像機を提供することを目的とする。
【0013】また、変換後の走査線間に相関性をもたせ
て変換後の画質劣化を防止することも目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の多方式対応液晶テレビジョン受像機におい
ては、NTSC方式の映像信号の画面再生に適合した走
査線数のドットマトリックス液晶表示装置と、
【001
5】PAL方式及びSECAM方式の映像信号の毎フィ
ールドの走査線数をNTSC方式とのフィールド周波数
の比に基づいてほぼ5/6又は10/6に変換する走査
線数変換手段と、
【0016】変換後の各走査線の時間軸をほぼ6/5又
は6/10に調整して毎フィールドを元の時間長に補正
し前記表示装置に供給する時間軸補正手段とを備える。
【0017】そして、相関性を有する部分での走査変換
に基づく画質劣化を防止するときは、走査線数変換手段
に、被変換用の映像信号をトランスバーサルフィルタで
処理し,変換後の各ラインの画素をライン間補間形成す
るフィルタ部を設けることが望ましい。
【0018】また、NTSC方式とPAL方式,SEC
AM方式とでフィールド周波数が異なるため、画面再生
する映像信号のNTSC方式とPAL方式,SECAM
方式との判別信号によりドットマトリックス液晶表示装
置の駆動信号を各方式のフィールド周波数に応じて切換
えるタイミングコントローラを備えることが望ましい。
【0019】
【作用】前記のように構成された本発明のテレビジョン
受像機の場合、表示装置のライン数は240本又は48
0本となる。
【0020】また、PAL方式及びSECAM方式の映
像信号は、走査線数変換手段により毎フィールドの62
5/2本のラインが5/6の260本又は10/6の5
20本に変換され、このとき、帰線期間のライン数が{
25×(5/6)≒}21本又は{25×(10/6)
≒}42本になるため、毎フィールドの画面有効期間の
ライン数は(260−21=)239本又は(520−
42=)478本となり、表示装置のライン数にほぼ正
確に一致する。
【0021】さらに、時間軸補正手段により、毎フィー
ルドが元の50Hzに補正されて表示装置に供給される
【0022】そのため、PAL方式,NTSC方式の映
像信号が変換前と同じフィールド周波数で毎フィールド
の画面有効期間のライン数がほぼ正確に表示装置のライ
ン数に変換され、NTSC方式の映像信号の画面再生に
適合したライン数のドットマトリックス液晶表示装置を
備えた構成により、NTSC方式の映像信号だけでなく
PAL方式及びSECAM方式の映像信号も欠落なく正
常に画面再生できる。
【0023】そして、走査線数変換手段にフィルタ部を
設け、変換後の各ラインの画素をライン間補間形成する
と、相関性を有する部分での画質劣化が防止される。
【0024】さらに、タイミングコントローラを備える
ことにより、表示装置に供給される映像信号のフィール
ド周波数に応じて表示装置の駆動信号が切換わる。
【0025】
【実施例】実施例について、図1ないし図9を参照して
説明する。
【0026】(第1の実施例)まず、第1の実施例につ
いて、図1ないし図5を参照して説明する。図1は原色
駆動されるライン数240本のドットマトリックス液晶
表示装置を備え、色副搬送波を3.58MHz,4.4
3MHzとするNTSC方式の2種類の映像信号と,P
AL方式及びSECAM方式の映像信号との合計4種類
の映像信号のカラー画面再生を行う4システム構成の場
合を示し、画面再生する映像信号(ビデオ信号)は入力
端子1からカラー処理回路2及び判別回路3に供給され
る。
【0027】そして、処理回路2により映像信号がR,
G,Bの3原色信号に変換され、この3原色信号が走査
変換部4に供給される。
【0028】また、判別回路3は周知の判別手法により
、入力された映像信号のテレビジョン方式を判別し、N
TSC方式とPAL方式,SECAM方式との判別信号
Dを変換部4及びタイミングコントローラ5に供給する
【0029】このコントローラ5は発振器6,7,カウ
ンタ8,9及びスイッチ10,11を有し、発振器6は
入力端子1の映像信号の水平同期信号に位相ロックした
第1の基準クロックK1 を発生する。
【0030】また、発振器7は入力端子1の映像信号の
水平同期信号に位相ロックし、かつ、クロックK1 の
5/6の周波数の第2の基準クロックK2 を発生する
【0031】さらに、カウンタ8は基準クロックK1 
を計数して変換部4の書込みクロック及び選択信号を形
成する。
【0032】また、カウンタ9は判別信号Dによるスイ
ッチ11の切換えに基づき、NTSC方式の映像信号の
画面再生時に基準クロックK1 を計数し、PAL方式
及びSECAM方式の映像信号の画面再生時に基準クロ
ックK2 を計数し、変換部4の読出しクロック及びド
ットマトリックス液晶表示装置12の色信号ドライバ回
路13の駆動信号,液晶表示パネル14のXドライバ回
路15,Yドライバ回路16の駆動信号を形成する。
【0033】一方、変換部4は原色信号毎に図2のフィ
ルタ部17及び走査変換手段としての選択回路18,時
間軸補正手段としてのラインメモリ19を有する。
【0034】そして、処理回路2から出力された毎フィ
ールドの3原色信号は、それぞれフィルタ部17の縦列
接続されたn個のラインメモリ20により1ラインずつ
遅延される。
【0035】さらに、各ラインメモリ20を入力側から
順にNo.n,No.(n−1),…,No.2,No
.1のメモリとし、入力の原色信号,各ラインメモリ2
0の出力信号をタップ出力Sn + 1 ,Sn ,…
,S2 ,S1 は、4個の補間フィルタ回路21それ
ぞれに並列供給される。
【0036】このとき、各フィルタ回路21はそれぞれ
図3に示すようにタップ係数乗算用の5個の乗算器22
と加算器23とを有し、各フィルタ回路21がそれぞれ
各ラインメモリ20とともにトランスバーサルフィルタ
を構成し、各ラインメモリ20,各フィルタ回路21に
より、フィルタ部17が4個のトランスバーサルフィル
タ構成に形成される。
【0037】そして、各タップ出力Sn + 1 〜S
1 のうちの中央のタップ出力をSc とすると、各フ
ィルタ回路21はそれぞれ各乗算器22によりSc を
中心とする5個の出力Sn + 1 ,Sn ,Sc 
,S2 ,S1 にタップ係数を乗算し、各乗算器22
の出力を加算器23により加算する。
【0038】このとき、タップ出力Sc ,各フィルタ
回路21の出力をa,b,c,d,eとすると、各フィ
ルタ回路21の出力b,c,d,eはトランスバーサル
フィルタ処理に基づくライン間補間でそれぞれ形成され
る。
【0039】さらに、各出力a,b,c,d,eが選択
回路18に供給され、この選択回路18の出力選択によ
りPAL方式及びSECAM方式の映像信号のライン数
の変換が行われる。
【0040】そして、PAL方式の場合とSECAM方
式の場合の処理及びライン数が同一であるため、つぎに
、PAL方式の映像信号のライン数の変換を説明する。
【0041】すなわち、PAL方式の映像信号の毎フィ
ールドのライン数は625/2本であり、これを5/6
に間引くと、毎フィールドのライン数がNTSC方式の
ライン数262.5本にほぼ等しい260本になり、こ
の260本に帰線期間の25×(5/6)≒21本が含
まれるため、毎フィールドの画面有効期間のライン数は
260−21=239本となり、表示パネル14のライ
ン数240本と1ラインしか違わなくなり、ほぼ正確に
NTSC方式のライン数に変換できる。
【0042】そして、出力a,b,c,d,eは、PA
L方式のときのラインメモリ19の書込みアドレスの変
化を示した図4の(a)において、0〜1H,…,5H
〜6H,(Hは水平走査期間)の毎6ラインのうちの最
初の連続する5ラインの出力an,bn,cn,dn,
enとなる。
【0043】また、PAL方式及びSECAM方式の映
像信号の入力時のみ、判別信号Dによりタイミングコン
トローラ5のスイッチ10がオンし、カウンタ8の選択
信号がスイッチ10を介して選択回路18に供給される
【0044】そして、選択回路18は選択信号に基づき
、PAL方式の映像信号の入力時、その6ラインを切換
周期として毎周期の0〜1H,…,4H〜5Hの最初の
5ラインに出力a,b,c,d,eを順に選択して出力
する。
【0045】また、毎周期の5H〜6Hの最後の1ライ
ンには、そのとき選択した出力が不要であるため、例え
ば、選択回路18の出力が禁止される。
【0046】そして、選択回路18の出力選択により、
PAL方式の映像信号は、毎フィールドのライン数が5
/6の260本に間引かれて走査線数が変換される。
【0047】このとき、映像信号をライン遅延した出力
a及びライン間補間で形成された出力b,c,d,eが
変換後の各ラインの画素を形成するため、各フィルタ回
路21のタップ係数の設定に基づき、ライン間の信号レ
ベルの連続性が保たれる。
【0048】さらに、選択回路18から出力された変換
後の各ラインの信号は、クロックK1 に基づき変換前
のラインの周期でラインメモリ19に書込まれる。
【0049】このとき、メモリ19の書込みアドレスが
図4の(a)に示す0〜1H,1H〜2H,…の変換前
の毎ラインに変化し、連続する各6ラインのうちの最初
の5ラインの出力an,bn,cn,dn,enがメモ
リ19に書込まれる。
【0050】さらに、メモリ19は書込まれると同時に
、クロックK2 に同期した図4の(b)の読出しアド
レスの変化に基づき、書込みの5/6の速度で読出され
、同図の(b)の0〜6Hの6ラインに5ラインの出力
an,bn,cn,dnが均等に生じるように、各1ラ
インの時間軸を6/5に伸長する。
【0051】この伸長により、メモリ19から読出され
る変換後の信号はライン数ほぼ260本のフィールド周
波数50Hzの信号になり、変換部4からドライバ回路
13にライン数をほぼ260本に変換した図1のR’,
G’,B’の3原色信号が供給される。
【0052】そして、PAL方式及びSECAM方式の
映像信号の入力時は、カウンタ9からドライバ回路13
に供給される駆動信号がNTSC方式のフィールド周波
数60Hzに対応する信号からフィールド周波数50H
zに対応する信号に切換わり、ドライバ回路13により
3原色信号に適切なタイミングでホワイトバランス,コ
ントラスト,ブライトの各調整が施される。
【0053】さらに、ドライバ回路13の3原色信号が
ドライバ回路15に供給され、このとき、カウンタ9か
らドライバ回路15,16に供給される駆動信号もフィ
ールド周波数60Hzに対応する信号からフィールド周
波数50Hzに対応する信号に切換わる。
【0054】そして、ドライバ回路13の3原色信号に
基づき、表示パネル14がフィールド周波数50Hzで
動作してPAL方式の映像信号が画面再生される。
【0055】このとき、3原色信号の毎フィールドの2
60ラインに帰線期間の{25×(5/6)≒}21本
が含まれているため、画面再生される毎フィールドの画
面有効期間のライン数が表示パネル14のライン数より
1本だけ少ない239本になり、欠落なく正常に画面再
生される。
【0056】一方、入力端子1にNTSC方式の映像信
号が入力されるときは、タイミングコントローラ5にお
いて、判別信号Dによりスイッチ10がオフして選択信
号が出力されなくなるとともにスイッチ11が切換わり
、カウンタ8,9が共にクロックK1 を計数して書込
みクロック,読出しクロックを形成する。
【0057】そして、ライン数の変換が不要であるため
、変換部4においては選択回路18が例えばライン遅延
された出力aのみを連続的にメモリ19に出力し、図5
の(a)の書込みアドレス及び同図の(b)の読出しア
ドレスに基づき、メモリ19により毎ラインの各1Hの
出力…,an−3, …,an+2が時間軸を変えるこ
となく書込まれて順に読出される。
【0058】さらに、NTSC方式の映像信号の入力時
は、カウンタ11からドライバ回路13,15,16に
供給される駆動信号がNTSC方式のフィールド周波数
60Hzに対応する信号になり、この信号に基づき、変
換部4から出力された3原色信号はドライバ回路13で
適切に調整された後、表示パネル14に画面再生される
【0059】このとき、NTSC方式の映像信号はその
色副搬送波が3.58MHz,4.43MHzのいずれ
であっても、水平,垂直の走査周波数が等しく、毎フィ
ールドの画面有効期間のライン数が240本になるため
、欠落なく正常に画面再生される。
【0060】そして、PAL方式及びSECAM方式の
映像信号の入力時、変換部4により入力信号の毎フィー
ルドのライン数を5/6に間引いて変換するため、例え
ば毎フィールドのライン数を4/5に間引く場合より、
変換後の毎フィールドの画面有効期間のライン数が、N
TSC方式の映像信号の毎フィールドの画面有効期間の
ライン数に応じた表示パネル14のライン数(=240
本)に極めて近くなる。
【0061】すなわち、5/6に間引く場合は、変換後
の毎フィールドの画面有効期間のライン数が(625/
2)×(5/6)−21=239本になるが、4/5に
間引く場合、変換後の毎フィールドの帰線期間のライン
数が25×(4/5)=20本となり、画面有効期間の
ライン数は(625/2)×(4/5)−20=230
本にしかならない。
【0062】(第2の実施例)つぎに、第2の実施例に
ついて、図6を参照して説明する。図6は変換部4の他
の構成を示し、この図においては、図2のフィルタ部1
7の代わりに、ラインメモリ20を1個だけ有し、その
入力側及び出力側のタップ出力が並列に供給される4個
の補間フィルタ回路24を有するフィルタ部25を設け
、構成の簡素化が図られる。
【0063】そして、各フィルタ回路24の出力は図2
の出力a,b,c,dとして選択回路18に供給され、
この場合、各フィルタ回路24のフィルタ効果は少なく
なるが、第1の実施例とほぼ同様の効果が得られる。
【0064】(第3の実施例)つぎに、液晶表示装置の
液晶表示パネルのライン数を480本とし、倍速変換さ
れた映像信号を画面再生する場合につき、図7ないし図
9を参照して説明する。この場合もほぼ図1と同様に構
成されるが、走査変換部4に相当する走査変換部26は
図7に示すように、走査線数変換手段が、図2のフィル
タ部17の代わりにこのフィルタ部17に出力a’,b
’,c’,d’,e’の5個の補間フィルタ回路21を
追加した構成のフィルタ部27を設けるとともに出力a
,b,c,d,eの選択回路28,出力a’,b’,c
’,d’,e’の選択回路29を設けて形成される。
【0065】また、ラインメモリ30,31,32,3
3及び選択回路34により時間軸補正手段が形成される
【0066】なお、各ラインメモリ20及び各フィルタ
回路21により、9個のトランスバーサルフィルタが形
成される。
【0067】そして、各フィルタ回路21のライン間補
間により、出力b,c,d,e及びa’,b’,c’,
d’,e’が形成される。
【0068】さらに、選択回路28,メモリ30は、出
力a,b,c,d,eに基づき、図2の選択回路18,
メモリ19と同様に動作する。
【0069】そして、例えばPAL方式の映像信号の入
力時は、図1のタイミングコントローラと同様のタイミ
ングコントローラの制御により、メモリ30の書込み,
読出しが図8の(a),(b)のタイミングで行われる
【0070】また、選択回路29,メモリ31は、出力
a’,b’,c’,d’,e’に基づき、選択回路28
,メモリ30と同様に動作し、図8のan,bn,cn
,dn,enから1/2ラインずれたan’,bn’,
cn’,dn’,en’の5ラインを形成する。
【0071】そのため、メモリ31の書込み,読出しの
タイミングは図9の(a),(b)に示すようになり、
メモリ31が書込みの5/6の速度で読出される。
【0072】なお、an’,bn’,cn’,dn’,
en’はan,bn,cn,dn,enに相当するn番
目の切換周期の出力a’,b’,c’,d’,e’であ
る。
【0073】そして、メモリ30,31の出力a,b,
c,d,e及びa’,b’,c’,d’,e’により、
元の6ラインが10ラインに変換されてライン数の10
/6の変換が行われる。
【0074】さらに、メモリ30,31の出力がその読
出しと同じ速度でメモリ32,33に書込まれるととも
に、図8の(c),図9の(c)に示す読出しアドレス
により、メモリ32,33が共に書込みの倍の速度で読
出される。
【0075】そして、選択回路34により図9の(d)
の選択アドレスに基づいてメモリ32,33の出力が交
互に選択され、このとき、選択回路34から出力される
変換後の信号は、ライン数520本の倍速変換されたノ
ンインタレース走査の信号になる。
【0076】また、タイミングコントローラにより、変
換部26の後段の液晶表示装置に設けられた色信号ドラ
イバ回路及び液晶表示パネルのXドライバ回路,Yドラ
イバ回路の駆動信号が、第1の実施例の場合と同様、N
TSC方式の映像信号の入力時から切換えられる。
【0077】そして、選択回路34の出力信号が液晶表
示パネルに画面再生され、このとき、毎フィールドの5
20本のうちの(520−42=)478本が画面有効
期間のライン数となり、NTSC方式の倍速ノンインタ
レース走査用の480ラインの液晶表示パネルにより、
PAL方式の映像信号が倍速ノンインタレース走査で欠
落なく正常に画面再生される。
【0078】ところで、前記各実施例においては、判別
信号Dにより、入力信号のテレビジョン方式に応じて自
動的に液晶表示装置の駆動信号等を切換えたが、手動操
作によって切換えるようにしてもよい。
【0079】また、フィルタ部17,25,27を省い
て形成してもよい。
【0080】さらに、ドットマトリックス液晶表示装置
が色差信号で駆動される場合にも適用することができる
のは勿論である。
【0081】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、以下に記載する効果を奏する。走査線数変
換手段と時間軸補正手段とを備えたため、PAL方式及
びSECAM方式の映像信号を、毎フィールドの走査線
数をほぼ正確にNTSC方式の走査線数の信号に変換す
ることができ、NTSC方式の映像信号に適合したドッ
トマトリックス液晶表示装置により、NTSC方式の映
像信号だけでなく、PAL方式及びSECAM方式の映
像信号も、欠落なく完全に画面再生することができる。
【0082】また、走査線数変換手段にフィルタ部を設
けたときは、変換後の各走査線の画素がライン間補間で
形成されて連続性がたもたれ、画質劣化を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多方式対応液晶テレビジョン受像機の
第1の実施例のブロック図である。
【図2】図1の一部の詳細なブロック図である。
【図3】図2の一部の詳細なブロック図である。
【図4】(a),(b)はPAL方式の映像信号の入力
時の図2の動作説明用のタイミングチャートである。
【図5】(a),(b)はNTSC方式の映像信号の入
力時の図2の動作説明用のタイミングチャートである。
【図6】本発明の第2の実施例の一部のブロック図であ
る。
【図7】本発明の第3の実施例の一部のブロック図であ
る。
【図8】(a),(b),(c)は図7の動作説明用の
一部のタイミングチャートである。
【図9】(a),(b),(c),(d)は図7の動作
説明用の一部のタイミングチャートである。
【符号の説明】
4  走査変換部 5  タイミングコントローラ 12  ドットマトリックス液晶表示装置17,25,
27  フィルタ部 18,28,29,34  選択回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  NTSC方式の映像信号の画面再生に
    適合した走査線数のドットマトリックス液晶表示装置と
    、PAL方式及びSECAM方式の映像信号の毎フィー
    ルドの走査線数をNTSC方式とのフィールド周波数の
    比に基づいてほぼ5/6又は10/6に変換する走査線
    数変換手段と、変換後の各走査線の時間軸をほぼ6/5
    又は6/10に調整して毎フィールドを元の時間長に補
    正し前記表示装置に供給する時間軸補正手段とを備えた
    ことを特徴とする多方式対応液晶テレビジョン受像機。
  2. 【請求項2】  走査線数変換手段に、被変換用の映像
    信号をトランスバーサルフィルタにより処理し,変換後
    の各走査線の画素をライン間補間形成するフィルタ部を
    設けたことを特徴とする請求項1記載の多方式対応液晶
    テレビジョン受像機。
  3. 【請求項3】  画面再生する映像信号のNTSC方式
    とPAL方式,SECAM方式との判別信号によりドッ
    トマトリックス液晶表示装置の駆動信号を各方式のフィ
    ールド周波数に応じて切換えるタイミングコントローラ
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の多方式対応液
    晶テレビジョン受像機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5461424A (en) * 1992-11-20 1995-10-24 Kabushiki Kaisha Toshiba Display control apparatus and method for driving a display having a plurality of horizontal pixel lines

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JPS6416191A (en) * 1987-07-10 1989-01-19 Sony Corp X-y matrix display device

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