JP3046899B2 - 水平同期周波数測定方法及びcrtディスプレイ表示方法、同期周波数測定装置、crtディスプレイ装置 - Google Patents
水平同期周波数測定方法及びcrtディスプレイ表示方法、同期周波数測定装置、crtディスプレイ装置Info
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- JP3046899B2 JP3046899B2 JP5241407A JP24140793A JP3046899B2 JP 3046899 B2 JP3046899 B2 JP 3046899B2 JP 5241407 A JP5241407 A JP 5241407A JP 24140793 A JP24140793 A JP 24140793A JP 3046899 B2 JP3046899 B2 JP 3046899B2
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- Measuring Frequencies, Analyzing Spectra (AREA)
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- Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像信号の水平同期周
波数測定方法及びCRTディスプレイ表示方法、同期周
波数測定装置、並びにCRTディスプレイ装置に係り、
特にワークステーションなどから出力される種々の画像
信号の水平同期周波数を測定するのに適した水平同期周
波数測定方法及びCRTディスプレイ表示方法、同期周
波数測定装置並びにCRTディスプレイ装置に関する。
波数測定方法及びCRTディスプレイ表示方法、同期周
波数測定装置、並びにCRTディスプレイ装置に係り、
特にワークステーションなどから出力される種々の画像
信号の水平同期周波数を測定するのに適した水平同期周
波数測定方法及びCRTディスプレイ表示方法、同期周
波数測定装置並びにCRTディスプレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CRTディスプレイ装置において、陰極
線管(以下、CRTと称する)に送像側と幾何学的にま
ったく同じ画像を再現するためには、送像側の分解走査
と受像側の組立走査を完全に一致させなければならな
い。これを同期という。同期をとるためには、送像側で
走査周波数と同じ周波数の切り替え信号を造り、この信
号を用いて撮像管及びCRTの走査の開始点を制御して
いる。すなわち送像側で送ろうとする画面の垂直及び水
平走査の開始時点を、上記の切り替え信号を映像信号に
つけ加えることにより制御している。このような切り替
え信号を、それぞれ水平同期信号および垂直同期信号と
呼ぶ(NHKカラーテレビジョン教科書、NHK出版社
刊、P.9からP.10、及びP.24からP.25参
照)。
線管(以下、CRTと称する)に送像側と幾何学的にま
ったく同じ画像を再現するためには、送像側の分解走査
と受像側の組立走査を完全に一致させなければならな
い。これを同期という。同期をとるためには、送像側で
走査周波数と同じ周波数の切り替え信号を造り、この信
号を用いて撮像管及びCRTの走査の開始点を制御して
いる。すなわち送像側で送ろうとする画面の垂直及び水
平走査の開始時点を、上記の切り替え信号を映像信号に
つけ加えることにより制御している。このような切り替
え信号を、それぞれ水平同期信号および垂直同期信号と
呼ぶ(NHKカラーテレビジョン教科書、NHK出版社
刊、P.9からP.10、及びP.24からP.25参
照)。
【0003】ワークステーションなど、種々の規格の送
信源からの画像信号を、その規格に合わせて正しくCR
Tへ表示するためには、その画像信号の持つ垂直及び水
平同期信号の周波数をまず検出する必要がある。図2は
そのための従来の周波数測定回路1のブロック図で、水
平同期周波数測定カウンタ11、垂直同期周波数測定カ
ウンタ12、水平同期周波数演算器140、および垂直
同期周波数演算器15より成り立っている。本図を用い
て、垂直及び水平同期周波数の測定方法を説明する。
信源からの画像信号を、その規格に合わせて正しくCR
Tへ表示するためには、その画像信号の持つ垂直及び水
平同期信号の周波数をまず検出する必要がある。図2は
そのための従来の周波数測定回路1のブロック図で、水
平同期周波数測定カウンタ11、垂直同期周波数測定カ
ウンタ12、水平同期周波数演算器140、および垂直
同期周波数演算器15より成り立っている。本図を用い
て、垂直及び水平同期周波数の測定方法を説明する。
【0004】水平同期信号100及び垂直同期信号20
0は、送信側から画像信号とともに入力される。水平同
期周波数測定カウンタ12は、CRTディスプレイ装置
内に設けられた発振器から得られる基準クロック300
を、水平同期信号100の1つの立上りから次の水平同
期信号100の立上りがまで(あるいは立ち下がりから
次の立ち下がりまで)をカウントする。その計数値をN
h0 、基準クロック300の周波数をMとすると、水平
同期周波数演算器14は、次式にしたがって水平同期周
波数fh を算出する:
0は、送信側から画像信号とともに入力される。水平同
期周波数測定カウンタ12は、CRTディスプレイ装置
内に設けられた発振器から得られる基準クロック300
を、水平同期信号100の1つの立上りから次の水平同
期信号100の立上りがまで(あるいは立ち下がりから
次の立ち下がりまで)をカウントする。その計数値をN
h0 、基準クロック300の周波数をMとすると、水平
同期周波数演算器14は、次式にしたがって水平同期周
波数fh を算出する:
【数1】fh=M/Nh0
【0005】垂直同期周波数の測定も同様で、垂直同期
信号200の一周期にわたって基準クロックを垂直同期
周波数カウンタ12で計数し、その計数値をNv とする
と、垂直同期周波数演算器15は次式にしたがって垂直
同期周波数fv を演算する:
信号200の一周期にわたって基準クロックを垂直同期
周波数カウンタ12で計数し、その計数値をNv とする
と、垂直同期周波数演算器15は次式にしたがって垂直
同期周波数fv を演算する:
【数2】fv=M/Nv
【0006】なお、上記の従来技術では、基準クロック
の周波数Mは、水平同期周波数fhよりも十分高い周波
数とすることにより、水平同期周波数の測定精度を高め
ることができる。
の周波数Mは、水平同期周波数fhよりも十分高い周波
数とすることにより、水平同期周波数の測定精度を高め
ることができる。
【0007】以上に説明した技術は、同期信号の周波数
測定の一般的なものであるが、このままでは例えばカセ
ット式VTRの場合のように、水平同期信号にジッター
(パルス位置の小さい変動)やパルスの抜け等が生じる
と、得られる同期信号が不安定になり、受像側回路に好
ましくない影響をもたらす。これを解決する従来例とし
ては、例えば特開平1−232393号に示されている
ように、前述のようにして計測した水平同期信号の周波
数がある周波数f0 と一定値β以下しか異ならないとき
には、水平同期信号の周波数をその周波数f0 に固定す
るようにして安定化を図っている。
測定の一般的なものであるが、このままでは例えばカセ
ット式VTRの場合のように、水平同期信号にジッター
(パルス位置の小さい変動)やパルスの抜け等が生じる
と、得られる同期信号が不安定になり、受像側回路に好
ましくない影響をもたらす。これを解決する従来例とし
ては、例えば特開平1−232393号に示されている
ように、前述のようにして計測した水平同期信号の周波
数がある周波数f0 と一定値β以下しか異ならないとき
には、水平同期信号の周波数をその周波数f0 に固定す
るようにして安定化を図っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、画像信
号の同期をとるために垂直及び水平同期信号が送像側か
ら画像信号とともに出力されるが、垂直同期信号が出力
されているときは画像信号は帰線期間に相当し、この間
は画像信号はないので水平同期信号もいらない。しか
し、受像側での水平同期を安定化するためにセレーショ
ンとよばれるパルスが挿入されることがある。これは
“切込みパルス”とも言われており、垂直同期期間中に
垂直同期信号に重畳して送られる水平同期信号と同じ周
期の小振幅パルスである。このセレーションは、ワーク
ステーション等の機種に応じて、用いられているものや
用いられていないものがある。そしてセレーションの有
無を自動的に見分けるのは簡単ではない。
号の同期をとるために垂直及び水平同期信号が送像側か
ら画像信号とともに出力されるが、垂直同期信号が出力
されているときは画像信号は帰線期間に相当し、この間
は画像信号はないので水平同期信号もいらない。しか
し、受像側での水平同期を安定化するためにセレーショ
ンとよばれるパルスが挿入されることがある。これは
“切込みパルス”とも言われており、垂直同期期間中に
垂直同期信号に重畳して送られる水平同期信号と同じ周
期の小振幅パルスである。このセレーションは、ワーク
ステーション等の機種に応じて、用いられているものや
用いられていないものがある。そしてセレーションの有
無を自動的に見分けるのは簡単ではない。
【0009】このため、図2で説明した従来の周波数測
定回路では、セレーションがない場合には、垂直同期パ
ルスが入っているあいだは水平同期パルスがないので、
カウンタ11の計数値はセレーションのある時に比べる
と少なくなり、セレーションの有無によって水平同期周
波数の測定値が異なってしまうという問題がある。この
問題は、前記した特開平1−232393号の技術を用
いても、セレーションの有無による計数値の差が前記の
一定値βよりも普通はずっと大きいので、計測誤差は解
決できない。さらに、水平同期信号の周波数も基準クロ
ックの計数により測定しているから、水平同期周波数が
高くなるほど基準クロックの周波数を高くして測定精度
を維持する必要がある。しかしそのためには回路が複雑
になり、コストも高くなるという問題もある。
定回路では、セレーションがない場合には、垂直同期パ
ルスが入っているあいだは水平同期パルスがないので、
カウンタ11の計数値はセレーションのある時に比べる
と少なくなり、セレーションの有無によって水平同期周
波数の測定値が異なってしまうという問題がある。この
問題は、前記した特開平1−232393号の技術を用
いても、セレーションの有無による計数値の差が前記の
一定値βよりも普通はずっと大きいので、計測誤差は解
決できない。さらに、水平同期信号の周波数も基準クロ
ックの計数により測定しているから、水平同期周波数が
高くなるほど基準クロックの周波数を高くして測定精度
を維持する必要がある。しかしそのためには回路が複雑
になり、コストも高くなるという問題もある。
【0010】本発明の目的は、セレーションの有無及び
水平同期周波数の高低にかかわらず、水平同期周波数を
正確に測定でき、画像信号を常に良好に表示できる水平
同期周波数測定方法及びCRTディスプレイ表示方法、
同期周波数測定装置並びにCRTディスプレイ装置を提
供するにある。
水平同期周波数の高低にかかわらず、水平同期周波数を
正確に測定でき、画像信号を常に良好に表示できる水平
同期周波数測定方法及びCRTディスプレイ表示方法、
同期周波数測定装置並びにCRTディスプレイ装置を提
供するにある。
【0011】上記の目的は、垂直同期信号の一周期の間
に含まれる水平同期パルスの個数を、垂直同期パルスが
入力されている期間を除いて計数するための計数手段
と、垂直同期パルスのパルス幅を測定するためのパルス
幅測定手段とを設けるとともに、上記計数手段の計数値
と上記パルス幅測定手段の測定値と上記垂直同期信号の
周期とから上記水平同期信号の周波数を算出することに
より達成され、またこの水平同期周波数測定方法を用い
た水平同期周波数及び垂直同期周波数を計測するための
水平同期周波数測定手段及び垂直同期周波数測定手段を
備え、該手段により測定された水平同期周波数及び垂直
同期周波数でもって入力画像信号をCRTへ表示するこ
とにより達成される。
に含まれる水平同期パルスの個数を、垂直同期パルスが
入力されている期間を除いて計数するための計数手段
と、垂直同期パルスのパルス幅を測定するためのパルス
幅測定手段とを設けるとともに、上記計数手段の計数値
と上記パルス幅測定手段の測定値と上記垂直同期信号の
周期とから上記水平同期信号の周波数を算出することに
より達成され、またこの水平同期周波数測定方法を用い
た水平同期周波数及び垂直同期周波数を計測するための
水平同期周波数測定手段及び垂直同期周波数測定手段を
備え、該手段により測定された水平同期周波数及び垂直
同期周波数でもって入力画像信号をCRTへ表示するこ
とにより達成される。
【0012】
【作用】垂直同期パルスの間は水平同期パルスを計数し
ないから、セレーションの有無にかかわらず、安定な水
平同期周波数の測定を行える。また水平同期パルスの計
数により水平同期周波数を測定しているので、従来のよ
うな高速の基準クロックを必要とせず、回路が簡単にな
る。さらに上記の方法を用いて同期をとれば、CRTデ
ィスプレイ装置の表示性能が向上し、かつ安定になる。
ないから、セレーションの有無にかかわらず、安定な水
平同期周波数の測定を行える。また水平同期パルスの計
数により水平同期周波数を測定しているので、従来のよ
うな高速の基準クロックを必要とせず、回路が簡単にな
る。さらに上記の方法を用いて同期をとれば、CRTデ
ィスプレイ装置の表示性能が向上し、かつ安定になる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。図1は、本発明の特徴とする周波数測定回
路の概略を示すブロック図で、水平同期周波数測定カウ
ンタ11、垂直同期周波数測定カウンタ12、水平同期
周波数演算器14、および垂直同期周波数演算器15の
他に、ANDゲート13、垂直同期パルス幅測定カウン
タ16、及び垂直同期パルス幅演算器17が設けられて
いる。
ら説明する。図1は、本発明の特徴とする周波数測定回
路の概略を示すブロック図で、水平同期周波数測定カウ
ンタ11、垂直同期周波数測定カウンタ12、水平同期
周波数演算器14、および垂直同期周波数演算器15の
他に、ANDゲート13、垂直同期パルス幅測定カウン
タ16、及び垂直同期パルス幅演算器17が設けられて
いる。
【0014】図3は、図1の回路の入力信号のタイミン
グチャートを示すものであり、図4は、同回路の動作を
示すフローチャートである。以下、これらの図を用いて
図1の実施例の動作を説明する。まず、垂直同期信号2
00が、垂直同期周波数測定カウンタ12と、ANDゲ
ート13に入力される。垂直同期周波数測定カウンタ1
2は、垂直同期信号200の立下がりから次の立下がり
まで、基準クロック300を計数する(ステップ400
〜402)。この計数値Nv は、垂直同期周波数演算器
15に入力され、演算器15は(数2)に従って垂直同
期周波数fv を算出する(ステップ403。なおMは基
準クロック300の周波数)。これは従来例の図2の場
合と同じ動作である。
グチャートを示すものであり、図4は、同回路の動作を
示すフローチャートである。以下、これらの図を用いて
図1の実施例の動作を説明する。まず、垂直同期信号2
00が、垂直同期周波数測定カウンタ12と、ANDゲ
ート13に入力される。垂直同期周波数測定カウンタ1
2は、垂直同期信号200の立下がりから次の立下がり
まで、基準クロック300を計数する(ステップ400
〜402)。この計数値Nv は、垂直同期周波数演算器
15に入力され、演算器15は(数2)に従って垂直同
期周波数fv を算出する(ステップ403。なおMは基
準クロック300の周波数)。これは従来例の図2の場
合と同じ動作である。
【0015】一方、垂直同期信号300がLOWレベル
(帰線期間)の間の基準パルス300の個数を、垂直同
期パルス幅カウンタ16が計数し(ステップ404〜4
05)、この計数値Nw から垂直同期パルス幅演算器1
7は垂直同期信号のパルス幅Wを(数3)に従って算出
する:
(帰線期間)の間の基準パルス300の個数を、垂直同
期パルス幅カウンタ16が計数し(ステップ404〜4
05)、この計数値Nw から垂直同期パルス幅演算器1
7は垂直同期信号のパルス幅Wを(数3)に従って算出
する:
【数3】W=Nw/M
【0016】次に、水平同期信号100は、ANDゲー
ト13に入力される。ANDゲート13は、垂直同期信
号200がLOWレベル、すなわち垂直同期信号200
の同期パルスが入力されているときには、水平同期信号
100を遮断する。従って、水平同期信号100の信号
パルスは、セレーションがあって垂直同期信号200の
同期パルスが入力されている間に水平同期信号100が
入っていても、それはANDゲート13で阻止され、垂
直同期信号200の同期パルスが入力されていない間だ
け出力される。そして水平同期周波数測定カウンタ11
は、従来例のように基準クロックをカウントするのでは
なく、上記のANDゲート13を通過した水平同期パル
スの個数を垂直同期信号200の一周期にわたって計数
する(ステップ407〜409)。この計数値Nh は水
平同期周波数演算器14に入力され、この値と演算器1
7出力のパルス幅W,及び演算器15で求められた垂直
同期周波数fv とを用いて、水平同期周波数fh が(数
4)にしたがって算出される:
ト13に入力される。ANDゲート13は、垂直同期信
号200がLOWレベル、すなわち垂直同期信号200
の同期パルスが入力されているときには、水平同期信号
100を遮断する。従って、水平同期信号100の信号
パルスは、セレーションがあって垂直同期信号200の
同期パルスが入力されている間に水平同期信号100が
入っていても、それはANDゲート13で阻止され、垂
直同期信号200の同期パルスが入力されていない間だ
け出力される。そして水平同期周波数測定カウンタ11
は、従来例のように基準クロックをカウントするのでは
なく、上記のANDゲート13を通過した水平同期パル
スの個数を垂直同期信号200の一周期にわたって計数
する(ステップ407〜409)。この計数値Nh は水
平同期周波数演算器14に入力され、この値と演算器1
7出力のパルス幅W,及び演算器15で求められた垂直
同期周波数fv とを用いて、水平同期周波数fh が(数
4)にしたがって算出される:
【数4】fh=Nh/((1/fv)−W)
【0017】本実施例によれば、垂直同期信号200の
同期パルスが入力されている間、水平同期周波数測定カ
ウンタ11は計数を行なっていないため、セレーション
の有無に関係なく正確に水平同期周波数を測定できる。
また、水平同期周波数を、従来のように水平同期信号の
一周期にはいる基準クロックの個数から求めるのではな
く、垂直同期期間内の帰線期間幅Wを除いた時間幅
((1/fv)−W)内に水平同期パルスが何個はいっ
ているかを計数して求めるから、基準クロックは垂直同
期周波数及び帰線期間幅Wの測定だけに用いられ、これ
は特に高い周波数を必要としない。従って回路が簡単に
なる効果がある。
同期パルスが入力されている間、水平同期周波数測定カ
ウンタ11は計数を行なっていないため、セレーション
の有無に関係なく正確に水平同期周波数を測定できる。
また、水平同期周波数を、従来のように水平同期信号の
一周期にはいる基準クロックの個数から求めるのではな
く、垂直同期期間内の帰線期間幅Wを除いた時間幅
((1/fv)−W)内に水平同期パルスが何個はいっ
ているかを計数して求めるから、基準クロックは垂直同
期周波数及び帰線期間幅Wの測定だけに用いられ、これ
は特に高い周波数を必要としない。従って回路が簡単に
なる効果がある。
【0018】図5は、図1の周波数測定回路を用いたC
RTディスプレイ装置の概略構成を示す図で、周波数測
定回路1、プリセットメモリ2、水平偏向回路3、垂直
偏向回路4、信号増幅回路5、マルチスキャン形のCR
T6より成っている。同図に於て、周波数測定回路1は
水平同期周波数fh 、垂直同期周波数fv を測定し、測
定結果をプリセットメモリ2に出力する。プリセットメ
モリ2には、図6に示すような複数のグループデータ#
G1、#G2、……をプリセットデータとして記憶してあ
る。各グループデータは、図6のグループ#G1に代表
で示すように、水平及び垂直同期周波数fh1、fv1、及
びそれに関連する表示制御データである、画面幅D1、
画面高さH1、横方向画面位置Px1、縦方向画面位置Py
1、糸巻歪補正値C1等を含む。尚、fh1、fv1をアドレ
スとして設定させれば、fh1、fv1、のプリセットは不
要である。こうした複数のグループ化したのは、CRT
がマルチスキャン形であり、水平及び垂直同期周波数の
可変化、及び各可変化に対応して関連する表示制御デー
タの可変化をはかったためである。そして、周波数測定
回路1から入力された水平及び垂直同期周波数に一致し
たプリセットされた水平同期周波数、及び垂直同期周波
数及び関連する表示制御データを読み出し、水平偏向回
路3、及び垂直偏向回路4に出力される。水平偏向回路
3、垂直偏向回路4は、プリセットメモリ2からの入力
に応じて水平偏向周波数、垂直偏向周波数等を変化さ
せ、CRT6へ適切な画面表示を行なう。一方、映像信
号400は、映像信号増幅回路5によって増幅され、C
RT6に出力される。
RTディスプレイ装置の概略構成を示す図で、周波数測
定回路1、プリセットメモリ2、水平偏向回路3、垂直
偏向回路4、信号増幅回路5、マルチスキャン形のCR
T6より成っている。同図に於て、周波数測定回路1は
水平同期周波数fh 、垂直同期周波数fv を測定し、測
定結果をプリセットメモリ2に出力する。プリセットメ
モリ2には、図6に示すような複数のグループデータ#
G1、#G2、……をプリセットデータとして記憶してあ
る。各グループデータは、図6のグループ#G1に代表
で示すように、水平及び垂直同期周波数fh1、fv1、及
びそれに関連する表示制御データである、画面幅D1、
画面高さH1、横方向画面位置Px1、縦方向画面位置Py
1、糸巻歪補正値C1等を含む。尚、fh1、fv1をアドレ
スとして設定させれば、fh1、fv1、のプリセットは不
要である。こうした複数のグループ化したのは、CRT
がマルチスキャン形であり、水平及び垂直同期周波数の
可変化、及び各可変化に対応して関連する表示制御デー
タの可変化をはかったためである。そして、周波数測定
回路1から入力された水平及び垂直同期周波数に一致し
たプリセットされた水平同期周波数、及び垂直同期周波
数及び関連する表示制御データを読み出し、水平偏向回
路3、及び垂直偏向回路4に出力される。水平偏向回路
3、垂直偏向回路4は、プリセットメモリ2からの入力
に応じて水平偏向周波数、垂直偏向周波数等を変化さ
せ、CRT6へ適切な画面表示を行なう。一方、映像信
号400は、映像信号増幅回路5によって増幅され、C
RT6に出力される。
【0019】以上により、セレーションの有無によら
ず、同一の水平同期周波数、及び垂直同期周波数であれ
ば、それに対応したプリセットデータにより画面表示が
制御され、適切な画面を表示することができる。
ず、同一の水平同期周波数、及び垂直同期周波数であれ
ば、それに対応したプリセットデータにより画面表示が
制御され、適切な画面を表示することができる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、セレーションの有無に
かかわらず、また特に高い周波数のクロックを持つカウ
ンタを必要とせず、水平同期信号を精度良く測定するこ
とができ、安定な画像を表示できる効果がある。
かかわらず、また特に高い周波数のクロックを持つカウ
ンタを必要とせず、水平同期信号を精度良く測定するこ
とができ、安定な画像を表示できる効果がある。
【図1】本発明の特徴とする周波数測定回路の一実施例
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図2】従来の周波数測定回路を示す図である。
【図3】図1の回路の入力信号の例を示すタイムチャー
トである。
トである。
【図4】図1の回路の動作を示すフローチャートであ
る。
る。
【図5】図1の周波数測定回路を備えたCRTディスプ
レイ装置の概略図である。
レイ装置の概略図である。
【図6】図5のプリセットメモリの説明図である。
1 周波数測定回路 11 水平同期周波数測定カウンタ 12 垂直同期周波数測定カウンタ 13 ANDゲート 14 水平同期周波数演算器 15 垂直同期周波数演算器 16 垂直同期パルス幅測定カウンタ 17 垂直同期パルス幅演算器 100 水平同期信号 200 垂直同期信号 300 基準クロック
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 17/04 H04N 17/04 K (72)発明者 冨田 喜久雄 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 山下 賢吉 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株式会社日立製作所大みか工場内 (56)参考文献 特開 平4−97393(JP,A) 特開 平6−6835(JP,A) 特開 平5−108046(JP,A) 特開 平4−349491(JP,A) 実開 平5−81888(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 1/16 G01R 23/10 G01R 23/15 G09G 1/04 H04N 5/04 H04N 5/46 H04N 17/04
Claims (9)
- 【請求項1】 垂直同期信号の一周期の間に含まれる水
平同期パルスの個数を、垂直同期パルスが入力されてい
る期間を除いて計数し、垂直同期パルスのパルス幅を測
定し、上記個数計数値と上記パルス幅測定値と上記垂直
同期信号の周期とから上記水平同期信号の周波数を算出
することを特徴とする水平同期周波数測定方法。 - 【請求項2】 請求項1の測定方法で算出した水平同期
信号の周波数及び垂直同期信号から算出した垂直同期信
号の周波数でCRTの表示制御を行って入力映像信号の
表示を行わせるCRTディスプレイ表示方法。 - 【請求項3】 垂直同期信号の一周期の間に含まれる水
平同期パルスの個数を、垂直同期パルスが入力されてい
る期間を除いて計数するための計数手段11と、垂直同
期パルスのパルス幅を測定するためのパルス幅測定手段
17と、垂直同期信号からその垂直同期周波数を演算す
る第1の算出手段と、上記計数手段の計数値と上記パル
ス幅測定手段の測定値と上記垂直同期信号の周波数とか
ら上記水平同期信号の周波数を算出する第2の算出手段
と、を有することを特徴とする同期周波数測定装置。 - 【請求項4】 前記計数手段は、垂直同期パルスが入力
されているとき水平同期信号の通過を阻止するゲート手
段と、該ゲート手段から出力された水平同期パルスを垂
直同期信号の1つの立ち上がり(もしくは立ち下がり)
から次の立ち上がり(もしくは立ち下がり)まで計数す
るための第1のカウンタから構成されたことを特徴とす
る請求項3記載の同期周波数測定装置。 - 【請求項5】 前記パルス幅測定手段は、基準クロック
発生手段と、該手段から出力された基準パルスの個数を
垂直同期パルスの開始時点から終了時点まで計数するた
めの第2のカウンタと、該カウンタ出力の計数値と上記
基準パルスの周波数とから算出するための第1の演算手
段とから構成されたことを特徴とする請求項3記載の同
期周波数測定装置。 - 【請求項6】 前記第1の算出手段は、基準クロック発
生手段と、該手段から出力された基準クロックの個数
を、垂直同期信号の立ち上がり(もしくは立ち下がり)
から次の立ち上がり(もしくは立ち下がり)まで計数す
るための第3のカウンタと、該カウンタの計数値と上記
基準パルスの周波数とから算出するための第2の演算手
段とから構成されたことを特徴とする請求項3記載の同
期周波数測定装置。 - 【請求項7】 請求項3記載の同期周波数測定装置を用
いて計測された水平同期周波数及び垂直同期周波数によ
ってCRTの水平、垂直制御を行って入力画像信号をC
RT画面上へ表示するようにしたCRTディスプレイ装
置。 - 【請求項8】 請求項3記載の同期周波数測定装置と、
マルチスキャン用の水平及び垂直同期周波数並びにそれ
に関連する表示制御データをマルチスキャン用の1グル
ープとして、複数のグループのデータをプリセットする
プリセットメモリと、前記同期周波数測定装置で測定し
た水平及び垂直同期信号に一致する水平及び垂直同期周
波数のグループデータをプリセットメモリから読み出す
手段と、この水平及び垂直同期周波数並びに関連する表
示制御データで水平及び垂直偏向を行い、入力映像信号
の表示をCRT画面上に行わせる表示制御手段と、より
成るCRTディスプレイ装置。 - 【請求項9】 上記関連する表示制御データは、画面
幅、画面高さ、横方向画面位置、縦方向画面位置、糸巻
歪補正値を含むものとした請求項8のCRTディスプレ
イ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5241407A JP3046899B2 (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | 水平同期周波数測定方法及びcrtディスプレイ表示方法、同期周波数測定装置、crtディスプレイ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5241407A JP3046899B2 (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | 水平同期周波数測定方法及びcrtディスプレイ表示方法、同期周波数測定装置、crtディスプレイ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0798571A JPH0798571A (ja) | 1995-04-11 |
JP3046899B2 true JP3046899B2 (ja) | 2000-05-29 |
Family
ID=17073832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5241407A Expired - Lifetime JP3046899B2 (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | 水平同期周波数測定方法及びcrtディスプレイ表示方法、同期周波数測定装置、crtディスプレイ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3046899B2 (ja) |
-
1993
- 1993-09-28 JP JP5241407A patent/JP3046899B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0798571A (ja) | 1995-04-11 |
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