JPH11254825A - 画像形成材料及び画像形成方法 - Google Patents

画像形成材料及び画像形成方法

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JPH11254825A
JPH11254825A JP10055081A JP5508198A JPH11254825A JP H11254825 A JPH11254825 A JP H11254825A JP 10055081 A JP10055081 A JP 10055081A JP 5508198 A JP5508198 A JP 5508198A JP H11254825 A JPH11254825 A JP H11254825A
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JP10055081A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Hagiwara
清志 萩原
Kazuyoshi Goan
一賀 午菴
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成時の画像表面の汚れの改善、ドット
画像パターンの更なる高解像度化が達成され、従来のも
のよりも信頼性が高い画像形成材料の提供。 【解決手段】 第1の支持体上に少なくとも、露光光源
の波長光を吸収可能な着色剤が熱可塑性樹脂中に分散さ
れた着色剤層を含む画像形成層を有する画像形成体と、
第2の支持体上に被転写層を有する被転写体からなり、
該画像形成層と該被転写層を対面させた画像形成材料に
おいて、該被転写層に少なくともTgが−20℃以下の
熱可塑性樹脂と融点が80℃以上の添加剤を含むことを
特徴とする画像形成材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、十分な濃度を与
え、かつ高解像度の画像が得られ、アブレーション部分
の残色が少ない画像形成材料及びそれを用いる画像形成
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、レーザー光線等の光エネルギ
ーを集束させ、記録材料に照射して材料の一部を融解変
形させたり、飛散、燃焼又は蒸発除去する記録方法が知
られている。これらは、薬品等の処理液を必要としない
乾式処理であり、かつ光照射部のみを融解変形、飛散及
び/又は蒸発除去(アブレーション)することから高コ
ントラストが得られる利点を有しており、レジスト材
料、光ディスク等の光学的記録材料、自身を可視画像と
する画像形成材料等に利用されている。
【0003】例えば、特開平8−334894号、同8
−337053号〜8−337056号、同9−158
49号等には、高照度レーザー光によるアブレーション
により画像形成層の残存率の少なく、かつ高濃度で高解
像度な画像を形成する方法及び画像形成材料が記載され
ている。
【0004】上記特許の画像形成方法を用いると、確か
に画像形成層の残存率が少なく、高濃度、高解像度の画
像が得られる。しかしながら、解像度においては、10
μm以下の小点を安定して再現させるのは難しく、又、
小点を再現させるために更に高照度で画像露光すると、
アブレート部分の残存率が高くなってしまう欠点があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事情
を改善するため為されたものであり、その目的は、高濃
度かつ高解像度の画像が得られる高密度エネルギー光の
露光による画像形成方法において、画像形成時の画像表
面の汚れの改善、ドット画像パターンの更なる高解像度
化および高感度化が達成され、従来のものよりも信頼性
が高い画像形成材料を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、下
記構成により達成された。
【0007】(1) 第1の支持体上に少なくとも、露
光光源の波長光を吸収可能な着色剤が熱可塑性樹脂中に
分散された着色剤層を含む画像形成層を有する画像形成
体と、第2の支持体上に被転写層を有する被転写体から
なり、該画像形成層と該被転写層を対面させた画像形成
材料において、該被転写層に少なくともTgが−20℃
以下の熱可塑性樹脂と融点が80℃以上の添加剤を含む
ことを特徴とする画像形成材料。
【0008】(2) 被転写層中の融点が80℃以上の
添加剤の割合が1重量%以上60重量%以下であること
を特徴とする前記1記載の画像形成材料。
【0009】(3) 被転写層中の融点が80℃以上の
添加剤が酸化防止剤であることを特徴とする前記1また
は2記載の画像形成材料。
【0010】(4) 第1の支持体上に少なくとも、露
光光源の波長光を吸収可能な着色剤が熱可塑性樹脂中に
分散された着色剤層を含む画像形成層を有する画像形成
体と、第2の支持体上に被転写層を有する被転写体から
なり、該画像形成層と該被転写層を対面させた画像形成
材料において、画像形成体支持体側から着色剤が吸収可
能な波長光を有する高密度エネルギー光を、着色剤層上
で180mj/cm2のエネルギーとなるよう露光した
後の被転写体の剥離力をf2、露光前の剥離力をf1と
したとき、f2/f1≧1.5であることを特徴とする
画像形成材料。
【0011】(5) 露光前の被転写体の剥離力がJI
S C 2107(JIS Z 0237)の90度引
き剥がし法において2〜15gf/cmであることを特
徴とする前記4に記載の画像形成材料。
【0012】(6) 前記1〜5のいずれか1項記載の
画像形成材料に、第1の支持体側から高密度エネルギー
光を照射し、第1の支持体と画像形成層との結合力を低
下させたのち、被転写体と画像形成体を引き離すことに
より高密度エネルギー光照射部の画像形成層を除去する
ことを特徴とする画像形成方法。
【0013】(7) 前記1〜5のいずれか1項記載の
画像形成材料に、高密度エネルギー光を照射後、該画像
形成材料を加圧または加熱加圧処理を施し、その後、被
転写体と画像形成体を引き離すことにより高密度エネル
ギー光照射部の画像形成層を除去することを特徴とする
前記6記載の画像形成方法。
【0014】(8) 高密度エネルギー光が、レーザー
光を集光したものであることを特徴とする前記6又は7
記載の画像形成方法。
【0015】以下、本発明について、画像形成材料、画
像形成方法の順に詳述する。
【0016】〈画像形成材料〉本発明の画像形成材料
は、第1の支持体上に少なくとも、露光光源の波長光を
吸収可能な着色剤が熱可塑性樹脂中に分散された着色剤
層を含む画像形成層を有する画像形成体と、第2の支持
体上に被転写層を有する被転写体からなり、該画像形成
層と該被転写層を対面させた画像形成材料である。そし
て、上記被転写体の被転写層は少なくともTgが−20
℃以下の熱可塑性樹脂と融点が80℃以上の添加剤を含
有する。又、別の態様では、第1の支持体側から着色剤
が吸収可能な波長光を有する高密度エネルギー光を、着
色剤層上で180mj/cm2のエネルギーとなるよう
露光した後の被転写体の剥離力をf2、露光前の剥離力
をf1としたとき、f2/f1≧1.5となっている。
【0017】本発明の画像形成材料と後述の画像形成方
法を組み合わせることにより、アブレーション部の残存
率を低く保ったまま、低エネルギーで数μmのドットを
アブレーションにより安定して抜くことができる。
【0018】本発明において、剥離力とはJIS C
2107(JIS Z 0237)の90度引き剥がし
法に従って測定する。また、画像露光部の剥離力f2は
以下のように定義する。
【0019】1)(株)大日本スクリーン社製画像露光
装置TCP1080[半導体レーザー、主波長830n
m、32チャンネルマルチヘッド]を用い、レーザーパ
ワー115mW、着色剤層上でのエネルギー180mj
/cm2で、4000dpi横縞画像を露光し、被転写
体の剥離力f2′を測定。
【0020】2)f2=2×f2′−f1 〈画像形成体〉本発明に用いられる支持体としては、ア
クリル酸エステル、メタクリル酸エステル、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ
エチレンナフタレート、ポリカーボネート、ポリアリレ
ート、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン、ナイロン、芳香族ポリアミド、ポリ
エーテルエーテルケトン、ポリスルホン、ポリエーテル
スルホン、ポリイミド、ポリエーテルイミド等の各樹脂
フィルム、更には前記樹脂を2層以上積層してなる樹脂
フィルム等の透明支持体を挙げることができる。
【0021】本発明において透明支持体とは、露光光源
波長の光を透過可能な支持体のことであり、フィルム状
に延伸しヒートセットしたものが寸法安定性の点で好ま
しく、本発明の効果を阻害しない範囲で、酸化チタン、
酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウム等のフィラー
を添加してもよい。
【0022】透明支持体の厚みは10〜500μm程
度、好ましくは25〜250μmである。
【0023】本発明に用いられる着色剤は露光光源の波
長光を吸収可能な色剤であり、例えばカーボンブラック
等は、紫外線領域から可視、赤外線領域まで広く吸収を
有する色剤であるので好ましく用いることができる。
又、必要に応じて、露光光源の波長光を有しない色素、
顔料などを色剤と併用してもよい。
【0024】その他には、無機又は有機の顔料、染料が
用いられ、単色、2色混合、3色混合の顔料系化合物で
構成される。
【0025】無機顔料としては、二酸化チタン、カーボ
ンブラック、酸化亜鉛、プルシアンブルー、硫化カドミ
ウム、酸化鉄、並びに鉛、亜鉛、バリウム及びカルシウ
ムのクロム酸塩や鉄、クロム、マンガン、コバルト、ニ
ッケル、銅、亜鉛、チタン、銀、アルミニウム、金、白
金等の金属又はその酸化物等の化合物などの金属含有粉
末が挙げられる。有機顔料としては、アゾ系、チオイン
ジゴ系、アントラキノン系、アントアンスロン系、トリ
フェンジオキサジン系の顔料、バット染料顔料、フタロ
シアニン顔料(銅フタロシアニン及びその誘導体)、キ
ナクリドン顔料などが挙げられる。又、有機染料として
は、酸性染料、直接染料、分散染料などが挙げられる。
【0026】露光光源の波長が近赤外線の場合、近赤外
光吸収剤としては、シアニン系、ポリメチン系、アズレ
ニウム系、スクワリウム系、チオピリリウム系、ナフト
キノン系、アントラキノン系色素等の有機化合物、フタ
ロシアニン系、アゾ系、チオアミド系の有機金属錯体な
どが好適に用いられ、具体的には特開昭63−1391
91号、同64−33547号、特開平1−16068
3号、同1−280750号、同1−293342号、
同2−2074号、同3−26593号、同3−309
91号、同3−34891号、同3−36093号、同
3−36094号、同3−36095号、同3−422
81号、同3−97589号、同3−103476号等
に記載の化合物が挙げられる。
【0027】本発明に好ましく用いられる金属含有粉末
は、強磁性酸化鉄粉末、強磁性金属粉末、立方晶板状粉
末等が挙げられ、中でも、強磁性金属粉末を好適に用い
ることができる。
【0028】強磁性酸化鉄としては、γ−Fe23、F
34又はこれらの中間酸化鉄でFeOx(1.33<
x<1.50)で表されるものを挙げることができる。
【0029】強磁性金属粉末としては、Fe、Coを初
め、Fe−Al系、Fe−Al−Ni系、Fe−Al−
Zn系、Fe−Al−Co系、Fe−Al−Ca系、F
e−Ni系、Fe−Ni−Al系、Fe−Ni−Co
系、Fe−Ni−Zn系、Fe−Ni−Mn系、Fe−
Ni−Si系、Fe−Ni−Si−Al−Mn系、Fe
−Ni−Si−Al−Zn系、Fe−Ni−Si−Al
−Co系、Fe−Al−Si系、Fe−Al−Zn系、
Fe−Co−Ni−P系、Fe−Co−Al−Ca系、
Ni−Co系、Fe、Ni、Co等を主成分とするメタ
ル磁性粉末等の強磁性金属粉末が挙げられ、中でもFe
系金属粉末が好ましく、例えばCo含有γ−Fe23
Co被着γ−Fe23、Co含有Fe34、Co被着F
34、Co含有磁性FeOx(4/3<x<3/2)
粉末等のコバルト含有酸化鉄系磁性粉末が挙げられる。
又、耐蝕性及び分散性の点から見ると、Fe系金属粉末
の中で、Fe−Al系、Fe−Al−Ca系、Fe−A
l−Ni系、Fe−Al−Zn系、Fe−Al−Co
系、Fe−Ni−Si−Al−Co系、Fe−Co−A
l−Ca系等のFe−Al系強磁性粉末が好ましく、更
にこの中では、強磁性粉末に含有されるFe原子とAl
原子との含有量比が原子数比でFe:Al=100:1
〜100:20であり、かつ強磁性粉末のESCA(X
線光電子分光分析法)による分析深度で100Å以下の
表面域に存在するFe原子とAl原子との含有量比が原
子数比でFe:Al=30:70〜70:30である構
造を有するもの、或いはFe原子とNi原子とAl原子
とSi原子、更にCo原子とCa原子の少なくとも一つ
とが強磁性粉末に含有され、Fe原子の含有量が90原
子%以上、Ni原子の含有量が1〜10原子%、Al原
子の含有量が0.1〜5原子%、Si原子の含有量が
0.1〜5原子%、Co原子又はCa原子の含有量(両
者を含有する場合は合計量)が0.1〜13原子%であ
り、かつ強磁性粉末のESCAによる分析深度で100
Å以下の表面域に存在するFe原子とNi原子とAl原
子とSi原子と、Co原子及び/又はCa原子との含有
量比が原子数比でFe:Ni:Al:Si:(Co及び
/又はCa)=100:(4以下):(10〜60):
(10〜70):(20〜80)である構造を有するも
のが好ましい。
【0030】尚、強磁性粉末の形状は、長軸径が0.3
0μm以下、好ましくは0.20μm以下である。この
ような強磁性粉末によれば着色剤層の表面性が向上す
る。
【0031】六方晶板状粉末としては、バリウムフェラ
イトやストロンチウムフェライト等の六方晶系フェライ
トを挙げることができ、鉄元素の一部が他の原子(T
i、Co、Zn、In、Mn、Ge、Hb等)で置換さ
れていてもよく、このようなフェライト磁性体はIEE
E trans on MAG,18頁,16巻(19
82)に記載されたものを挙げることができる。この中
で、バリウムフェライト磁性粉末の例としては、Feの
一部が少なくともCo及びZnで置換された平均粒径
(六方晶系フェライトの板面の対角線の高さ)が400
〜900Åであり、板状比(六方晶系フェライトの板面
の対角線の長さを板厚で除した値)が2.0〜10.0
である。又、バリウムフェライト磁性粉末は、更にFe
の一部をTi、In、Mn、Cu、Ge、Sn等の遷移
金属で置換されていてもよい。
【0032】立方晶系の磁性粉末を製造する方法は、例
えば目的とするバリウムフェライトを形成するのに必要
な各原子の酸化物、炭酸化物を、硼酸の様なガラス形成
物質とともに溶融し、得られた融液を急冷してガラスを
形成し、次いでこのガラスを所定温度で熱処理して目的
とするバリウムフェライトの結晶粉末を析出させ、最後
にガラス成分を熱処理によって除去するという方法のガ
ラス結晶化法の他、共沈−焼成法、水熱合成法、フラッ
クス法、アルコキシド法、プラズマジェット法等があ
る。
【0033】着色剤層に含有される金属含有粉体の含有
量は、着色剤層形成成分の50〜99重量%程度、好ま
しくは60〜95重量%である。
【0034】バインダー樹脂は、露光光源の波長光を吸
収可能な色剤と金属含有粉体を十分に保持できるもので
あれば、特に制限無く用いることができる。このような
バインダー樹脂としては、ポリウレタン、ポリエステ
ル、塩化ビニル系共重合体等の塩化ビニル系樹脂が代表
的なものであり、これらの樹脂は−SO3M、−OSO3
M、−COOM及び−PO(OM12〔Mは水素原子又
はアルカリ金属を、M1は水素原子、アルカリ金属又は
アルキル基を表す。〕から選ばれる少なくとも1種の極
性基を有する繰返し単位を含むことが好ましく、このよ
うな極性基を導入した樹脂を用いることにより、磁性粉
末の分散性を向上させることができる。尚、この極性基
の各樹脂中の含有比率は0.1〜8.0モル%程度、好
ましくは0.2〜6.0モル%である。
【0035】バインダー樹脂は、1種単独でも2種以上
を組み合わせて用いてもよい。
【0036】極性基含有塩化ビニルとしては、例えば塩
化ビニル−ビニルアルコール共重合体等ヒドロキシル基
を有する樹脂と、ClCH2CH2SO3M、ClCH2
2OSO3M、ClCH2COOM、ClCH2P(=
O)(OM12等の極性基及び塩素原子を有する化合物
との付加反応により合成することができる。一例を以下
に示す。
【0037】−CH2C(OH)H−+ClCH2CH2
SO3Na→−CH2C(OCH2CH2SO3Na)H− 極性基含有塩化ビニル系樹脂は、極性基を含む繰返し単
位が導入される不飽和結合を有する反応性モノマーを所
定量、オートクレープ等の反応容器に仕込み、ベンゾイ
ルパーオキサイド、アゾビスイソブチロニトリル等の一
般的なラジカル重合開始剤や、レドックス重合開始剤、
カチオン重合開始剤等を用いて重合することにより得る
ことができ、スルホン酸又はその塩を導入するための反
応性モノマーの具体例としては、ビニルスルホン酸、ア
リルスルホン酸、メタクリルスルホン酸、p−スチレン
スルホン酸等の不飽和炭化水素スルホン酸及びこれらの
塩を挙げることができる。又、カルボン酸又はその塩を
導入する時には、例えば(メタ)アクリル酸やマレイン
酸を用い、燐酸又はその塩を導入する時には(メタ)ア
クリル−2−燐酸エステルを用いればよい。
【0038】更に、バインダー樹脂の熱安定性を向上さ
せるためには、塩化ビニル系共重合体にエポキシ基を導
入することが好ましい。この場合、エポキシ基を有する
繰返し単位の共重合体中における含有率は1〜30モル
%程度、好ましくは1〜20モル%であり、エポキシ基
を導入するためのモノマーとしてはグリシジルアクリレ
ート等を挙げることができる。
【0039】極性基を有するポリエステルは、ポリオー
ルと一部に極性基を有する多塩基酸との脱水縮合反応に
より合成することができ、極性基を有する多塩基酸とし
ては、5−(2−,4−)スルホイソフタル酸、3−ス
ルホフタル酸、5−(2−,4−)スルホイソフタル酸
ジアルキル、3−スルホフタル酸ジアルキル及びこれら
のアルカリ金属塩等が挙げられ、ポリオールとしてはト
リメチロールプロパン、ヘキサントリオール、グリセリ
ン、トリメチロールエタン、ネオペンチルグリコール、
ペンタエリスリトール、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、1,3−(1,4−)ブタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、シ
クロヘキサンジメタノール等を挙げることができる。
【0040】極性基を有するポリウレタンは、ポリオー
ルとポリイソシアナートとを反応させることにより合成
することができ、具体的にはポリオールとしてポリオー
ルと一部に極性基を有する多塩基酸との反応によって得
られるポリエステルポリオールを原料とすることにより
合成する。又、ポリイソシアナートとしては、ジフェニ
ルメタン−4,4′−ジイソシアナート、2,4−トリ
レンジイソシアナート、2,6−トリレンジイソシアナ
ート、1,5−ナフタレンジイソシアナート、リジンイ
ソシアナートメチルエステル等を挙げることができる。
尚、極性基を有するポリウレタンの他の合成法として
は、ヒドロキシル基を有するポリウレタンと極性基及び
塩素原子を有するClCH2CH2SO3M、ClCH2
2OSO3M、ClCH2COOM、ClCH2P(=
O)(OM12等の化合物との付加反応も有効である。
【0041】その他のバインダー樹脂として、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体等の塩化ビニル系樹脂、ブタジ
エン−アクリロニトリル共重合体等のポリオレフィン系
樹脂、ポリビニルブチラール等のポリビニルアセタール
系樹脂、ニトロセルロース等のセルロース系樹脂、スチ
レン−ブタジエン共重合体等のスチレン系樹脂、ポリメ
チルメタクリレート等のアクリル系樹脂、ポリアミド、
フェノール樹脂、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂等を併
用しても構わないが、これらを併用する場合は全バイン
ダー樹脂の20重量%以下とするのが好ましい。
【0042】着色剤層中のバインダー樹脂の含有率は、
着色剤層形成成分中の1〜50重量%程度、好ましくは
5〜40重量%である。
【0043】着色剤層には、本発明の効果を阻害しない
範囲で、潤滑剤、耐久性向上剤、分散剤、帯電防止剤、
フィラー、硬化剤等の添加剤を含有してもよい。
【0044】潤滑剤としては、脂肪酸、脂肪酸エステ
ル、脂肪酸アミド、(変性)シリコーンオイル、(変
性)シリコーン樹脂、弗素樹脂、弗化カーボン等を挙げ
ることができ、耐久性向上剤としてはポリイソシアナー
ト等を挙げることができる。分散剤としては、ラウリル
酸やステアリン酸等の炭素原子数12〜18の脂肪酸や
それらのアミド、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属
塩;ポリアルキレンオキシドアルキル燐酸塩、レシチ
ン、トリアルキルポリオレフィンオキシ第4級アンモニ
ウム塩;カルボキシル基及びスルホン基を有するアゾ系
化合物等を挙げることができ、帯電防止剤としては、カ
チオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、非イオン
性界面活性剤、高分子帯電防止剤、導電性微粒子等の
他、「11290の化学商品」化学工業日報社,875
〜876頁等に記載の化合物などを挙げることができ
る。
【0045】フィラーとしては、カーボンブラック、グ
ラファイト、TiO2、BaSO4、ZnS、MgC
3、CaCO3、ZnO、CaO、WS2、MoS2、M
gO、SnO2、Al23、α−Fe23、α−FeO
OH、SiC、CeO2、BN、SiN、MoC、B
C、WC、チタンカーバイド、コランダム、人造ダイア
モンド、石榴石、ガーネット、珪石、トリボリ、珪藻
土、酸性白土、活性白土、ドロマイト等の無機フィラー
やポリエチレン樹脂粒子、弗素樹脂粒子、グアナミン樹
脂粒子、アクリル樹脂粒子、シリコン樹脂粒子、メラミ
ン樹脂粒子等の有機フィラーを挙げることができる。こ
れらは上述した離型剤を兼ねてもよい。
【0046】これらの無機・有機フィラーは、比重によ
り異なるが、0.1〜70重量%の添加が好ましい。
【0047】更に、硬化剤としては、着色剤層を硬化で
きるものであれば特に制限なく用いることができ、この
ような硬化剤としては、例えば前述のバインダー樹脂の
中のポリウレタンを合成する際に用いられるポリイソシ
アナート等を挙げることができる。このような硬化剤を
添加して着色剤層を硬化させることにより、形成された
画像の耐久性を高めるだけではなく、アブレーションを
生じせしめた部分の地汚れをなくすことができる。
【0048】これら添加剤の添加量は0〜20重量%程
度、好ましくは0〜15重量%である。
【0049】着色剤層の厚みは0.05〜5.0μm程
度、好ましくは0.1〜3.0μmの範囲である。又、
着色剤層は単層で構成しても組成の異なる多層で構成し
てもよい。
【0050】着色剤層は、例えば磁性粉末、バインダー
樹脂、及び必要に応じて潤滑剤、耐久性向上剤、分散
剤、帯電防止剤、充填剤、フィラー、硬化剤等と溶媒と
を混練して、高濃度の塗料を調製し、次いでこの高濃度
塗料を希釈して塗布用塗料とし、支持体上に塗布・乾燥
させて形成する。
【0051】溶媒としては、アルコール類(エタノー
ル、プロパノール等)、セロソルブ類(メチルセロソル
ブ、エチルセロソルブ)、芳香族類(トルエン、キシレ
ン、クロルベンゼン等)、ケトン類(アセトン、メチル
エチルケトン等)、エステル系溶剤(酢酸エチル、酢酸
ブチル等)、エーテル類(テトラヒドロフラン、ジオキ
サン等)、ハロゲン系溶剤(クロロホルム、ジクロルベ
ンゼン等)、アミド系溶剤(ジメチルホルムアミド、N
−メチルピロリドン等)等を用いることができる。
【0052】又、着色剤層成分の混練分散には、二本ロ
ールミル、三本ロールミル、ボールミル、ペブルミル、
コボルミル、トロンミル、サンドミル、サンドグライン
ダー、Sqegvariアトライター、高速インペラー
分散機、高速ストーンミル、高速度衝撃ミル、ディスパ
ー、高速ミキサー、ホモジナイザー、超音波分散機、オ
ープンニーダー、連続ニーダー等を用いることができ
る。
【0053】支持体上への着色剤層の形成は、例えばエ
クストルージョン方式の押出しコータにより塗布・乾燥
して行う。必要に応じて、磁性粉末の配向を揃えたり、
着色剤層の表面性を均一にするためにカレンダー処理を
行ってもよい。特に、高解像度の画像を得るためには、
磁性粉末を配向させる方が、層内の凝集力をコントロー
ルすることが容易になって好ましい。
【0054】又、本発明では、画像形成層の表面性を均
一にするためにカレンダー処理を行うことが好ましい。
カレンダー処理は、例えば乾燥した画像形成層を有する
支持体をスーパーカレンダー装置に導き、此処でカレン
ダー処理することができる。カレンダー条件としては、
温度は60〜120℃が好ましく、更には70〜110
℃が好ましい。圧力は線圧100〜500Kg/cmが
好ましく、更には200〜400Kg/cmが好まし
い。温度、圧力とも、下限値を下回ると塗膜の強度が不
十分で画像の解像度が低下する。又、上限を超えると塗
膜の皴割れが発生し製品として使用できなくなる。
【0055】尚、着色剤層の他の層も設ける場合、各層
毎に塗布・乾燥を繰り返してもよいが、ウェット−オン
−ウェット方式で重層塗布して乾燥させてもよい。その
場合、リバースロール、グラビアロール、エアドクター
コータ、ブレードコータ、エアナイフコータ、スクイズ
コータ、含浸コータ、バーコータ、トランスファロール
コータ、キスコータ、キャストコータ或いはスプレーコ
ータ等と押出しコータとの組合せにより塗布することが
できる。
【0056】尚、ウェット−オン−ウェット方式におけ
る重層塗布においては、下側の層が湿潤状態になったま
まで上側の層を塗布するので、上下層間の接着性が向上
する利点もある。
【0057】本発明において、画像形成材料の着色剤層
の上に更に画像保護層を設けることも好ましい実施態様
である。
【0058】該画像保護層の一つの形態は、主として樹
脂バインダーから構成されるが、本発明の効果を阻害し
ない範囲で、必要に応じて、微粒子等の添加剤を添加し
てもよい。
【0059】バインダー樹脂は、微粒子を十分に保持で
きるものであれば、特に制限無く用いることができる。
このようなバインダー樹脂としては、ポリウレタン、ポ
リエステル、塩化ビニル系共重合体等の塩化ビニル系樹
脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等の塩化ビニル系
樹脂、ブタジエン−アクリロニトリル共重合体等のポリ
オレフィン系樹脂、ポリビニルブチラール等のポリビニ
ルアセタール系樹脂、ニトロセルロース等のセルロース
系樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体等のスチレン系
樹脂、ポリメチルメタクリレート等のアクリル系樹脂、
ポリアミド、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、フェノキ
シ樹脂、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセトアセ
タール、ポリビニルホルマール等のアセタール系樹脂、
ポリビニルアルコール、ゼラチン等の水溶性樹脂等があ
る。これらバインダー樹脂は、1種単独でも2種以上を
組み合わせて用いてもよい。
【0060】画像保護層中のバインダー樹脂の含有率
は、画像保護層形成全成分の10〜100重量%程度、
好ましくは50〜100重量%である。
【0061】又、画像保護層の耐久性を高めるためにポ
リイソシアナート等の硬化剤を添加してもよい。
【0062】画像保護層を硬化する時に選択されるバイ
ンダーとしては、分子内に硬化剤と架橋反応し得る官能
基を有している樹脂を用いることが好ましい。具体的に
は、硬化剤としてイソシアナート系硬化剤を用いる場合
は、フェノキシ系樹脂、エポキシ系樹脂、セルロース系
樹脂、アセタール系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系
樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂などを用
いることが好ましい。
【0063】微粒子としては、前記着色剤層に添加され
てもよい無機フィラー及び有機フィラーと同様のものを
挙げることができる。
【0064】画像形成工程において、像様に熱エネルギ
ーを照射することによって画像露光し、着色剤層の露光
部にアブレーションを生ぜしめ、被転写体上に不要な着
色剤層を転写した際に、着色剤層の露光部上の画像保護
層は一緒に被転写体上に転写される。
【0065】〈被転写体〉本発明に用いられる被転写体
は、画像露光時に画像形成材料と隣接させ露光エネルギ
ーによりアブレートした不要な着色剤層を受けることが
可能な部材である。この被転写体は、前記の様な支持体
として用いられる樹脂フィルムを被転写体支持体として
用い、その上に熱可塑性樹脂を含有する層を積層するこ
とで得られる。
【0066】被転写体支持体の厚みは5〜300μmが
好ましく、更には5〜100μmが好ましい。又、付量
としては0.3〜4.0g/m2であることが好まし
く、更には0.5〜3.0g/m2がより好ましい。
【0067】本発明に用いられる被転写層の一つの形態
は、Tgが−20℃以下の熱可塑性樹脂バインダーから
構成されるが、この条件を満たす樹脂ならば特に制限な
く用いることができる。具体的には、ポリウレタン、ポ
リエステル、塩化ビニル系共重合体等の塩化ビニル系樹
脂、ブタジエン−アクリロニトリル共重合体等のポリオ
レフィン樹脂、ポリビニルブチラール等のポリビニルア
セタール系樹脂、ニトロセルロース等のセルロース系樹
脂、スチレン−ブタジエン共重合体等のスチレン系樹
脂、ポリメチルメタクリレート等のアクリル系樹脂、ポ
リアミド、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、フェノキシ
樹脂、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセトアセタ
ール、ポリビニルホルマール等のアセタール系樹脂等の
水溶性樹脂等が挙げられる。これらのバインダー樹脂
は、1種単独でも2種以上を組み合わせてもよい。
【0068】また、本発明の効果を阻害しない範囲で、
必要に応じて微粒子等の添加剤を添加してもよい。これ
らのバインダー樹脂や添加剤としては、画像保護層の処
で挙げたものを同様に用いることができる。
【0069】更に、被転写層中に融点80℃以上の添加
剤を含むが、融点が130℃以上であることがより好ま
しい。上記条件を満たすものであれば特に制限なく用い
ることができる。具体的には、酸化防止剤、熱安定剤、
光安定剤、金属不活性剤、紫外線吸収剤、蛍光増白剤、
WAXなどが挙げられるが、好ましくは酸化防止剤であ
り、さらにはヒンダードフェノール系の酸化防止剤であ
ることがより好ましい。
【0070】添加量は1〜60重量%であることが好ま
しく、さらには1〜40重量%である。この範囲で添加
することにより、アブレート部の残色を抑えることがで
き、かつ画像露光部の剥離力を高くし、その結果感度、
及び解像度を向上させることが出来る。
【0071】被転写体を着色剤層又は画像保護層上に隣
接させる場合、支持体に用いられるような樹脂フィルム
を被転写体として用いる場合には、ポリプロピレン等の
様なヒートシール性を有するフィルムであれば、着色剤
層面とフィルムとを積層してヒートロールやホットスタ
ンプを用いて加熱・加圧処理して被転写体とすることが
できる。ヒートシール性の無いフィルムを用いる場合
は、着色剤層上に接着層を設けてフィルムを積層する。
即ち、樹脂フィルム上に、接着層形成組成物を塗布・乾
燥、又は、接着層形成組成物を加熱・溶融させ、エクス
トルージョンラミネートした後、着色剤層に接着層面を
重ね、ヒートロールやホットスタンプを用いて加熱・加
圧処理により貼合して被転写体を設ける。
【0072】加熱処理としては、ヒートロールでは室温
〜180℃程度、好ましくは30〜160℃で、0.1
〜20kg/cm程度、好ましくは0.5〜10kg/
cmの圧力で、速度1〜200mm/秒、好ましくは5
〜100mm/秒で搬送しながら行う。ホットスタンプ
を用いる場合は室温〜180℃程度、好ましくは30〜
150℃で、0.05〜10kg/cm2程度、好まし
くは0.5〜5kg/cm2の圧力で、0.1〜50秒
程度、好ましくは0.5〜20秒加熱する。
【0073】本発明においては被転写体の剥離力がJI
S C 2107(JIS Z 0237)の90度引
き剥がし法で2〜15gf/cmであることが好まし
く、さらには3〜10gf/cmであることがより好ま
しい。
【0074】〈画像形成方法〉本発明の画像形成方法で
は、画像露光による着色剤層のアブレーション部分を、
被転写体を露光前に対面密着させて像様露光した後、被
転写体を引き剥がすことにより、着色剤層のアブレーシ
ョン部分のみを被転写体側に転写して引き抜くことによ
り画像が形成される。
【0075】また、本発明においては、画像露光後に加
熱・加圧処理を施した後、被転写体を引き剥がすことも
好ましい実施形態の一つである。加熱・加圧処理時の温
度は60℃以上であることが好ましく、更には60〜1
50℃であることがより好ましい。この条件を満たすこ
とにより、アブレーション部の残存率を悪化させること
なく、微小なドットを安定して抜くことができる。
【0076】又、被転写体が外側になるようカールさせ
ながら、この加熱・加圧処理を行うことも、本発明の好
ましい形態の一つである。更には、加熱・加圧処理時の
該画像形成材料の曲率半径が0.03〜20mであるこ
とが好ましく、更には0.1〜15mであることがより
好ましい。これにより、全画面露光など、被転写体と着
色剤シートの間に気泡が入り易い場合でも、気泡が入る
のを抑えることができ、部分的に剥離したものの再接着
による画像汚れ(着色剤の再接着)を防止することがで
きる。
【0077】画像露光は、アブレーションが起こる光源
であれば特に制限なく用いることができる。その中で
も、高解像度を得るためには、エネルギー印加面積が絞
り込める電磁波、特に波長が1nm〜1mmの紫外線、
可視光線、赤外線が好ましく、このような光エネルギー
を印加し得る光源としては、例えばレーザー、発光ダイ
オード、キセノンフラッシュランプ、ハロゲンランプ、
カーボンアーク灯、メタルハライドランプ、タングステ
ンランプ、石英水銀ランプ、高圧水銀ランプ等を挙げる
ことができる。この際、加えられるエネルギーは、画像
形成材料の種類により、露光距離、時間、強度を調整す
ることにより適時選択することができる。
【0078】上記エネルギーを一括露光する場合には、
所望露光画像のネガパターンを遮光性材料で形成したマ
スク材料を重ね合わせ露光すればよい。
【0079】発光ダイオードアレイ等のアレイ型光源を
使用する場合や、ハロゲンランプ、メタルハライドラン
プ、タングステンランプ等の光源を、液晶、PLZT等
の光学的シャッター材料で露光制御する場合には、画像
信号に応じたデジタル露光をすることが可能で、この場
合にはマスク材料を使用せず、直接書込みを行うことが
できる。
【0080】しかしながら、この方法では、光源の他に
新たに光学的シャッター材料が必要であることから、デ
ジタル露光する場合には、レーザーを光源として用いる
のが好ましい。
【0081】光源としてレーザー光を用いた場合には、
光をビーム状に絞り、画像データに応じた走査露光で潜
像形成を行うことが可能であり、更に、レーザーを光源
として用いると、露光面積を微小サイズに絞ることが容
易で高解像度の画像形成が可能となる。
【0082】本発明で用いられるレーザー光源として
は、一般によく知られている、ルビーレーザー、YAG
レーザー、ガラスレーザー等の固体レーザー;He−N
eレーザー、Arイオンレーザー、Krイオンレーザ
ー、CO2レーザー、COレーザー、He−Cdレーザ
ー、N2レーザー、エキシマーレーザー等の気体レーザ
ー;InGaPレーザー、AlGaAsレーザー、Ga
AsPレーザー、InGaAsレーザー、InAsPレ
ーザー、CdSnP2レーザー、GaSbレーザー等の
半導体レーザー;化学レーザー、色素レーザー等を挙げ
ることができ、これらの中でも効率的にアブレーション
を起こさせるためには、波長が600〜1200nmの
可視光から近赤外領域のレーザーを用いるのが、効率的
に光エネルギーを熱エネルギーに変換できるので、感度
の面で好ましい。
【0083】又、レーザー光源を複数個まとめて、又は
一つのビームを分割してマルチビームのレーザーとする
ことで、高解像度を維持したまま記録速度を向上させる
ことが可能になる。
【0084】尚、画像露光部分の着色剤層の破壊が少な
く、支持体と着色剤層間の接着力のみ低下するか無くな
るようなアブレーション形態の画像露光が、アブレーシ
ョンにより飛散した着色剤層の微細粉末などが画像露光
中に飛散せず、均一に画像露光部分を引き抜けることか
ら好ましく、光エネルギーの露光方向は、着色剤層の支
持体側から露光するのが好ましい。
【0085】画像露光後に、画像形成材料を加熱及び/
又は加圧処理するには、密着性が稼げて気泡などが混入
せずに加圧又は加熱加圧処理できるものであれば特に制
限なく用いることができ、加圧する場合には圧力ロール
やスタンパー等を、加熱・加圧処理する場合にはサーマ
ルヘッド、ヒートロール、ホットスタンプ等を用いるこ
とができる。本発明においては、ヒートロールを用いる
ことが好ましい形態の一つである。
【0086】尚、圧力ロールを用いる場合の圧力は、通
常、0.1〜20kg/cm、好ましくは0.5〜10
kg/cmであり、又、搬送速度は、通常、0.1〜2
00mm/秒、好ましくは0.5〜100mm/秒であ
り、スタンパーを用いる場合の圧力としては、通常、
0.05〜10kg/cm2、好ましくは0.5〜6k
g/cm2、又、加圧時間は、通常、0.01〜50
秒、好ましくは0.05〜20秒である。
【0087】又、サーマルヘッドは、通常の溶融転写、
昇華転写などに用いられる条件で、そのまま使用するこ
とができる。ヒートロールを用いる場合の加熱温度は、
通常、60〜200℃、好ましくは80〜180℃の範
囲であり、圧力は、通常、0.1〜20kg/cm、好
ましくは0.5〜10kg/cmであり、又、搬送速度
は、通常、0.1〜200mm/秒、好ましくは0.5
〜100mm/秒であり、更に、ホットスタンプを用い
る場合の加熱温度は、通常、60〜200℃、好ましく
は80〜150℃の範囲、圧力としては、通常、0.0
5〜10kg/cm2、好ましくは0.5〜6kg/c
2、又、加熱時間は、通常、0.01〜50秒、好ま
しくは0.05〜20秒である。
【0088】又、引き剥がす際の方法としては、剥離
板、剥離ロールによる剥離角度固定方法、手で被転写体
と画像形成材料を固定せずに引き剥がす手剥離方法な
ど、画像形成に影響を与えなければ種々の剥離方法を用
いることができる。
【0089】上述の説明は、支持体上に着色剤層のみが
積層された画像形成材料で説明したが、支持体と着色剤
層との間に中間層が積層されている場合には、アブレー
ション位置は中間層と着色剤層との間でもよいし、支持
体と中間層との間でもよく、又、場合によっては中間層
の一部熱破壊でもよい。
【0090】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。尚、以下に
おいて「部」は、特に断りがない限り「有効成分として
の重量部」を表す。
【0091】実施例1 〈画像形成体〉 支持体 厚み188μmの透明ポリエチレンテレフタレートフィ
ルム〔東レ(株)製、T−60〕に画像形成層積層面を
コロナ放電処理したもの。
【0092】着色剤層 下記の組成物をオープンニーダを用いて混練分散して、
金属からなる磁性粉末を含有する色材層塗工液を調製
し、押し出し塗布で支持体上に塗布した後、乾燥を施し
てから、下記の条件にてカレンダーで表面処理を行い、
透過濃度が濃度計〔X−rite社製:X−rite
310TR〕のビジュアル濃度で約3.2の画像形成層
を形成した。
【0093】 Fe−Al系強磁性金属粉末〔Fe:Al原子数比=100:4(全体)、 Fe:Al原子数比=50:50(表面)、平均長軸径:0.14μm、 Hc:1760 エルステッド、σs:120emu/g、 BET:53m2/g〕 100部 ポリエステル変性ポリウレタン樹脂 [東洋紡(株)製 バイロンUR−8200] 10部 ポリエステル樹脂[東洋紡(株)製 バイロン28SS] 5部 α−アルミナ〔平均粒子径=0.15μm〕 5部 シクロヘキサノン 100部 メチルエチルケトン 100部 トルエン 100部 *カレンダー処理* 直径300mmの金属ロールの外周に厚み3mmのポリ
イミド樹脂を巻きつけたカレンダーロールとそれに対面
する直径300mmの90℃に加熱した金属ロールの間
を300kg/cmの線圧をかけながら75m/分の速
度で加熱、加圧処理を行った。
【0094】〈被転写体〉支持体として24μm透明ポ
リエチレンテレフタレートフィルム[ダイヤホイルヘキ
スト(株)製、T−100E]を用い、この上に下記の
組成の被転写層形成塗工液を塗布乾燥して、付量1.8
g/m2の被転写層を形成した。次いでこの被転写体の
被転写層面と、画像形成材料の着色剤層面とを対面さ
せ、加熱加圧ロール(搬送速度;30m/s、温度;8
0℃、圧力;2.0kg/cm2)で、被転写体の剥離
力がJIS C 2107(JIS Z 0237)の
90度引き剥がし法において6gf/cmとなるように
加熱加圧処理して支持体上に着色剤層、被転写体をこの
順に積層させた画像形成材料作製した。
【0095】 ポリウレタン樹脂[日本ポリウレタン工業(株)製、 ニッポラン3109(Tg:−33℃)] 9.65部 無機フィラー[東芝シリコーン(株)製、トスパール120] 0.3部 添加剤[チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製、 イルガノックス1098(融点156〜161℃)] 0.05部 メチルエチルケトン 76.0部 トルエン 76.0部 シクロヘキサノン 38.0部 〈画像形成方法〉(株)大日本スクリーン社製画像露光
装置TCP1080[半導体レーザー、主波長830n
m、32チャンネルマルチヘッド]を用い、色材層表面
に焦点を合わせ、支持体側から走査露光することにより
画像露光した。続いて、ラミネーター((株)東京ラミ
ネックス社製 DX−350)で、加熱加圧処理をし
た。条件は、剥離シート側のロールのみを110℃に加
熱し、圧力3kg/cm2、搬送速度80mm/sであ
る。
【0096】次いで、画像形成材料の色材層と接着層の
界面で剥離〔剥離角度90度、剥離速度40mm/秒〕
することにより画像露光部を被転写体側に転写して画像
形成を行った。この際の画像露光部の剥離力f2は以下
の方法で算出した。
【0097】(株)大日本スクリーン社製画像露光装置
TCP1080[半導体レーザー、主波長830nm、
32チャンネルマルチヘッド]を用い、レーザーパワー
115mW、着色剤層上でのエネルギー180mj/c
2で、4000dpi横縞画像を露光し、被転写体の
剥離力f2′をJIS C 2107(JIS Z02
37)の90度引き剥がし法に従って測定し、下式でf
2を算出する。得られたf2を表1に示す。(f1は、
露光前の剥離力で、この試料の場合は6gf/cmであ
る。) f2=2×f2′−f1 形成された画像の解像度、アブレーション部の微小な汚
れを下記基準で評価した。
【0098】〈画像の評価〉 《解像度》ビーム径を直径6μmに集光し(集光部分の
エネルギーが200mj/cm2)、約6μmのドット
が4×4格子の中の1格子分だけ画像露光され、かつ、
その4×4格子が繰り返されているドット画像を走査露
光により形成した。
【0099】1036個のドットが露光されている範囲
(890μm×674μm)の中に実際に存在するドッ
トの数を計測し、露光ドット数に対する形成ドットの割
合(ドット抜け率)を求めた。測定は画像中の任意の1
0箇所で行い、その平均を採った。
【0100】 5…ドット抜け率が99.5%以上 4…97%以上99.5%未満 3…90%以上97%未満 2…70%以上90%未満 1…70%未満。
【0101】《アブレーション部の残色》画像形成材料
のアブレーション部分を濃度計X−rite 310T
Rのビジュアル濃度を用いて測定した。尚、表に示す値
は、支持体自体の着色濃度を差し引いた値である。
【0102】 5…0.03以下 4…0.03〜0.05 3…0.05〜0.07 2…0.07〜0.10 1…0.10以上結果を表1に示す。
【0103】実施例2 実施例1から被転写体の組成を以下のように変更し、同
様の評価を行った。
【0104】 ポリウレタン樹脂[日本ポリウレタン工業(株)製、 ニッポラン3109(Tg:−33℃)] 9.6部 無機フィラー[東芝シリコーン(株)製、トスパール120] 0.3部 添加剤[チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製、 イルガノックス1098(融点156〜161℃)] 0.1部 メチルエチルケトン 76.0部 トルエン 76.0部 シクロヘキサノン 38.0部 実施例3 実施例1から被転写体の組成を以下のように変更し、同
様の評価を行った。
【0105】 ポリウレタン樹脂[日本ポリウレタン工業(株)製、 ニッポラン3109(Tg:−33℃)] 8.7部 無機フィラー[東芝シリコーン(株)製、トスパール120] 0.3部 添加剤[チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製、 イルガノックス1035FF(融点63℃)] 1.0部 メチルエチルケトン 76.0部 トルエン 76.0部 シクロヘキサノン 38.0部 実施例4 実施例1から被転写体の組成を以下のように変更し、ま
た、被転写体の剥離力がJIS C 2107(JIS
Z 0237)の90度引き剥がし法において12g
f/cmとなるように加熱加圧処理して支持体上に着色
剤層、被転写体をこの順に積層させた画像形成材料を作
製し、同様の評価を行った。
【0106】 ポリウレタン樹脂[日本ポリウレタン工業(株)製、 ニッポラン3109(Tg:−33℃)] 8.7部 無機フィラー[東芝シリコーン(株)製、トスパール120] 0.3部 添加剤[チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製、 イルガノックス1098(融点156〜161℃)] 1.0部 メチルエチルケトン 76.0部 トルエン 76.0部 シクロヘキサノン 38.0部 実施例5 実施例1から被転写体の組成を以下のように変更し、ま
た、被転写体の剥離力がJIS C 2107(JIS
Z 0237)の90度引き剥がし法において16g
f/cmとなるように加熱加圧処理して支持体上に着色
剤層、被転写体をこの順に積層させた画像形成材料を作
製し、同様の評価を行った。
【0107】 ポリウレタン樹脂[日本ポリウレタン工業(株)製、 ニッポラン3109(Tg:−33℃)] 8.7部 無機フィラー[東芝シリコーン(株)製、トスパール120] 0.3部 添加剤[チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製、 イルガノックス1098(融点156〜161℃)] 1.0部 メチルエチルケトン 76.0部 トルエン 76.0部 シクロヘキサノン 38.0部 実施例6 実施例1から被転写体の組成を以下のように変更し、同
様の評価を行った。
【0108】 ポリウレタン樹脂[日本ポリウレタン工業(株)製、 ニッポラン3109(Tg:−33℃)] 8.7部 無機フィラー[東芝シリコーン(株)製、トスパール120] 0.3部 添加剤[チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製、 イルガノックス1098(融点156〜161℃)] 1.0部 メチルエチルケトン 76.0部 トルエン 76.0部 シクロヘキサノン 38.0部 実施例7 実施例1において、画像露光後の加熱加圧処理を行わず
に画像形成をし、同様の評価を行った。
【0109】実施例8 実施例1から被転写体の組成を以下のように変更し、同
様の評価を行った。
【0110】 ポリウレタン樹脂[日本ポリウレタン工業(株)製、 ニッポラン3109(Tg:−33℃)] 4.7部 無機フィラー[東芝シリコーン(株)製、トスパール120] 0.3部 添加剤[チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製、 イルガノックス1098(融点156〜161℃)] 5.0部 メチルエチルケトン 76.0部 トルエン 76.0部 シクロヘキサノン 38.0部 実施例9 実施例1から被転写体の組成を以下のように変更し、同
様の評価を行った。
【0111】 ポリウレタン樹脂[日本ポリウレタン工業(株)製、 ニッポラン3109(Tg:−33℃)] 3.2部 無機フィラー[東芝シリコーン(株)製、トスパール120] 0.3部 添加剤[チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製、 イルガノックス1098(融点156〜161℃)] 6.5部 メチルエチルケトン 76.0部 トルエン 76.0部 シクロヘキサノン 38.0部 実施例10 実施例1から被転写体の組成を以下のように変更し、同
様の評価を行った。
【0112】 ポリウレタン樹脂[日本ポリウレタン工業(株)製、 ニッポラン3109(Tg:−33℃)] 8.7部 無機フィラー[東芝シリコーン(株)製、トスパール120] 0.3部 添加剤[チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製、 イルガノックス1010(融点110〜125℃)] 1.0部 メチルエチルケトン 76.0部 トルエン 76.0部 シクロヘキサノン 38.0部 比較例1 実施例1から被転写体の組成を以下のように変更し、ま
た画像露光後の加熱加圧処理を行わずに画像形成をし、
同様の評価を行った。
【0113】 ポリウレタン樹脂[日本ポリウレタン工業(株)製、 ニッポラン3109(Tg:−33℃)] 9.7部 無機フィラー[東芝シリコーン(株)製、トスパール120] 0.3部 メチルエチルケトン 76.0部 トルエン 76.0部 シクロヘキサノン 38.0部 比較例2 実施例1から被転写体の組成を以下のように変更し、同
様の評価を行った。
【0114】 ポリウレタン樹脂[日本ポリウレタン工業(株)製、 ニッポラン3109(Tg:−33℃)] 9.7部 無機フィラー[東芝シリコーン(株)製、トスパール120] 0.3部 メチルエチルケトン 76.0部 トルエン 76.0部 シクロヘキサノン 38.0部 比較例3 実施例1から被転写体の組成を以下のように変更し、同
様の評価を行った。
【0115】 ポリウレタン樹脂[日本ポリウレタン工業(株)製、 ニッポラン2301(Tg:30℃)] 8.7部 無機フィラー[東芝シリコーン(株)製、トスパール120 0.3部 添加剤[チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製、 イルガノックス1098(融点156〜161℃)] 1.0部 メチルエチルケトン 76.0部 トルエン 76.0部 シクロヘキサノン 38.0部 比較例4 実施例1から被転写体の組成を以下のように変更し、同
様の評価を行った。
【0116】 ポリウレタン樹脂[日本ポリウレタン工業(株)製、 ニッポラン3109(Tg:−33℃)] 9.6部 無機フィラー[東芝シリコーン(株)製、トスパール120] 0.3部 添加剤[チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製、 イルガノックス1035FF(融点63℃)] 0.1部 メチルエチルケトン 76.0部 トルエン 76.0部 シクロヘキサノン 38.0部
【0117】
【表1】
【0118】表1から、本発明の画像形成材料は、アブ
レート部の残色もなく、ドット抜け率のよい画像形成材
料であることがわかる。
【0119】
【発明の効果】本発明により、画像形成時の画像表面の
汚れの改善、ドット画像パターンの更なる高解像度化が
達成され、従来のものよりも信頼性が高い画像形成材料
を提供することができた。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の支持体上に少なくとも、露光光源
    の波長光を吸収可能な着色剤が熱可塑性樹脂中に分散さ
    れた着色剤層を含む画像形成層を有する画像形成体と、
    第2の支持体上に被転写層を有する被転写体からなり、
    該画像形成層と該被転写層を対面させた画像形成材料に
    おいて、該被転写層に少なくともTgが−20℃以下の
    熱可塑性樹脂と融点が80℃以上の添加剤を含むことを
    特徴とする画像形成材料。
  2. 【請求項2】 被転写層中の融点が80℃以上の添加剤
    の割合が1重量%以上60重量%以下であることを特徴
    とする請求項1記載の画像形成材料。
  3. 【請求項3】 被転写層中の融点が80℃以上の添加剤
    が酸化防止剤であることを特徴とする請求項1または2
    記載の画像形成材料。
  4. 【請求項4】 第1の支持体上に少なくとも、露光光源
    の波長光を吸収可能な着色剤が熱可塑性樹脂中に分散さ
    れた着色剤層を含む画像形成層を有する画像形成体と、
    第2の支持体上に被転写層を有する被転写体からなり、
    該画像形成層と該被転写層を対面させた画像形成材料に
    おいて、画像形成体支持体側から着色剤が吸収可能な波
    長光を有する高密度エネルギー光を、着色剤層上で18
    0mj/cm2のエネルギーとなるよう露光した後の被
    転写体の剥離力をf2、露光前の剥離力をf1としたと
    き、f2/f1≧1.5であることを特徴とする画像形
    成材料。
  5. 【請求項5】 露光前の被転写体の剥離力がJIS C
    2107(JISZ 0237)の90度引き剥がし
    法において2〜15gf/cmであることを特徴とする
    請求項4に記載の画像形成材料。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項記載の画像
    形成材料に、第1の支持体側から高密度エネルギー光を
    照射し、第1の支持体と画像形成層との結合力を低下さ
    せたのち、被転写体と画像形成体を引き離すことにより
    高密度エネルギー光照射部の画像形成層を除去すること
    を特徴とする画像形成方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれか1項記載の画像
    形成材料に、高密度エネルギー光を照射後、該画像形成
    材料を加圧または加熱加圧処理を施し、その後、被転写
    体と画像形成体を引き離すことにより高密度エネルギー
    光照射部の画像形成層を除去することを特徴とする請求
    項6記載の画像形成方法。
  8. 【請求項8】 高密度エネルギー光が、レーザー光を集
    光したものであることを特徴とする請求項6又は7記載
    の画像形成方法。
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