JPH1134496A - 画像形成材料、その製造方法及びそれを用いる画像形成方法 - Google Patents

画像形成材料、その製造方法及びそれを用いる画像形成方法

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JPH1134496A
JPH1134496A JP9197073A JP19707397A JPH1134496A JP H1134496 A JPH1134496 A JP H1134496A JP 9197073 A JP9197073 A JP 9197073A JP 19707397 A JP19707397 A JP 19707397A JP H1134496 A JPH1134496 A JP H1134496A
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JP9197073A
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Yasunobu Kobayashi
康伸 小林
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アブレーションを用いる画像形成材料の耐久
性向上のためにオーバーコート層を設けても画質や必要
露光エネルギーの増大による装置の大型化、高価格化を
避ける。 【解決手段】 支持体上に画像形成層及び、熱可塑性樹
脂と、ワックス、シリコン系化合物及びフッ素系化合物
から選ばれる少なくとも1種類の添加剤を含有するオー
バーコート層をこの順で有し、高密度エネルギー光の照
射により支持体と画像形成層との結合力を低下せしめて
画像形成する画像形成材料、オーバーコート層の熱可塑
性樹脂が該樹脂を架橋し得る化合物にて硬化されてなる
画像形成材料を、支持体上に画像形成層、オーバーコー
ト層をこの順で積層した後、熱硬化処理又は湿気硬化処
理を施して形成する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所謂アブレーショ
ンを用いる画像形成材料、その製造方法及びそれを用い
る画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、レーザー光線等の光エネルギ
ーを集束させ記録材料に照射して、材料の一部を融解変
形させたり、飛散、燃焼或いは蒸発除去する記録方法が
知られている。これらは、薬品等の処理液を必要としな
い乾式処理であり、かつ光照射部のみを融解変形、飛散
又は蒸発除去することから高コントラストが得られる、
と言う利点を有しており、レジスト材料、光ディスク等
の光学的記録材料、自身を可視画像とする画像形成材料
等に利用されている。これらの画像形成方法を以下アブ
レーションと定義する。
【0003】アブレーションによる画像形成として例え
ば、特開昭59−5447号、同59−105638
号、同62−115153号等に、パターン露光により
バインダー樹脂を光分解させてレジストパターンを形成
する方法とそのための材料が、特開昭55−13253
6号、同57−27788号、同57−103137号
等に蒸着法により設けた無機化合物薄膜に露光して膜の
融解変形により情報を記録することが、又、特開昭64
−56591号、特開平1−99887号、同6−40
163号等に、光熱変換により着色バインダー層を除去
して情報記録するための材料が、米国特許第4,24
5,003号等にグラファイト又はカーボンブラックを
含有する画像形成層を有する画像形成材料が、それぞれ
記載されている。
【0004】又、特表平4−506709号、特開平6
−43635号、米国特許第5,156,938号、同
5,171,650号、同5,256,506号等に、
レーザー光を吸収して熱エネルギーに変換する光熱変換
物質と熱により分解し得るバインダー樹脂を必須成分と
する画像形成層を備えた画像形成材料が記載されてお
り、このうち特表平4−506709号、米国特許第
5,156,938号、同5,171,650号、同
5,256,506号のものは、バインダー樹脂が分解
して飛ばされる画像形成層を被転写体で受容するもので
あり、これらによれば、空気中へのアブレーションによ
り飛散した画像形成層の微細粉末の飛散は改善される。
しかしながら、従来の被転写体を用いる場合、被転写体
自体が上記アブレーション現象を抑制する作用を有して
いるため、結果的に十分な画像濃度と解像度を得るため
にはかなり高照度の露光エネルギーを必要とすることと
なり画像形成装置の大型化や製造費用の増大が問題とな
っていた。
【0005】また特開平4−327982号、同4−3
29783号には支持体上にレーザー光を吸収して熱エ
ネルギーに変換する物質を含有する光熱変換層、及び着
色剤を含有する層を順次積層した画像形成材料にレーザ
ー光を照射したのち、表面に熱融着層を有する受像体を
貼着して引き剥がすことにより画像を形成する方法が記
載されている。この様な受像体を用いた場合、レーザー
露光後に受像体を剥離する際に熱融着層の粘着性物質の
一部がアブレーションした画像形成層と一緒に支持体上
に残留することで画像形成材料に汚れが発生するという
問題があった。更に、画像形成後の画像形成材料の表面
は、画像形成材料同士の摩擦により画像形成層に傷等の
画像欠陥が発生したり、印刷用フィルムクリーナー等の
有機溶剤の付着によって画像形成層成分が溶出して乱れ
るという重大な欠点を有している。
【0006】画像の耐久性を上げるために画像記録層の
上にオーバーコート層を設ける技術が知られている(特
開昭60−255491号等)が、オーバーコート層膜
厚を厚くしていくと画像耐久性は向上する半面、画像記
録に要する必要エネルギーが高くなり、また解像度も低
下するという欠点があった。更には、該従来技術に記載
されている様に有機溶媒を用いて塗布された画像形成層
上にオーバーコート層を塗布する場合水溶性樹脂液或い
は水分散性樹脂液を用いなければならないといった制限
があり保護層樹脂の選択に不利であった。又、特公平7
−25202号(支持体/記録層/オーバーコート層)
では熱可塑性ポリエステル樹脂を特定の溶剤溶液で塗布
して設けることによって耐溶剤性が改良されただけであ
り感度低下の問題は解決されていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、画像
形成材料の耐久性向上のためにオーバーコート層を設け
ても画質や必要露光エネルギーの増大による装置の大型
化、高価格化を避けることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、支
持体上に画像形成層及び、熱可塑性樹脂と、ワックス、
シリコン系化合物及びフッ素系化合物から選ばれる少な
くとも1種類の添加剤を含有するオーバーコート層をこ
の順で有し、高密度エネルギー光の照射により支持体と
画像形成層との結合力を低下せしめて画像形成する画像
形成材料、前記オーバーコート層が更にマット材を含有
し、前記ワックス、シリコン系化合物及びフッ素系化合
物から選ばれる少なくとも1種類の添加剤の含有量(A
重量%)とマット材の含有量(B重量%)との関係が、
A>Bであること、前記オーバーコート層の熱可塑性樹
脂が該樹脂を架橋し得る化合物にて硬化されてなるこ
と、前記熱可塑性樹脂が少なくとも水酸基、カルボキシ
ル基及びスルホン酸基から選ばれる少なくとも1種を有
し、該樹脂を架橋し得る化合物がイソシアネート基を有
すること、前記熱可塑性樹脂が有する水酸基、カルボキ
シル基及びスルホン酸基の合計に対する該樹脂を架橋し
得る化合物が有するイソシアネート基の比が0.5〜
2.0の範囲であること、前記画像形成層を有する面上
に剥離シートを有すること、オーバーコート層の熱可塑
性樹脂が該樹脂を架橋し得る化合物にて硬化されてなる
画像形成材料を、支持体上に画像形成層、オーバーコー
ト層をこの順で積層した後、熱硬化処理又は湿気硬化処
理を施して形成すること、剥離シートを有さない画像形
成材料の画像形成層側に被転写シートを重ね、支持体側
から像様に高密度エネルギー光を照射した後、前記被転
写シートを除去することにより画像を形成する画像形成
方法、及び、剥離シートを有する画像形成材料の支持体
側から像様に高密度エネルギー光を照射した後、前記剥
離シートを剥離することにより画像を形成する画像形成
方法、によって達成される。
【0009】即ち本発明者は、オーバーコート層に硬化
剤を添加したり、オーバーコート層に特定の表面物性を
持たせることによって、感度低下を大幅に抑制でき、摩
擦耐性や耐溶剤性を得られることを見出して、本発明に
至った。更にオーバーコート層に潤滑剤を添加し、滑り
性を向上させることによって本発明の効果が一層顕著に
発揮されることも判明した。
【0010】以下、本発明について項目毎に詳述する。
【0011】<画像形成材料>本発明の画像形成材料は
画像形成層とオーバーコート層、及びそれを保持する支
持体を基本構成とし、更に剥離シートを有することもあ
る。
【0012】(支持体)支持体としては、アクリル酸エ
ステル、メタクリル酸エステル、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナ
フタレート、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリ
塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチ
レン、ナイロン、芳香族ポリアミド、ポリエーテルエー
テルケトン、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポ
リイミド、ポリエーテルイミド等の各樹脂フィルム、更
には前記樹脂を2層以上積層してなる樹脂フィルム等の
透明支持体を挙げることができる。
【0013】本発明において支持体は露光光源波長の光
を50%以上透過可能な支持体であり、フィルム状に延
伸しヒートセットしたものが寸法安定性の点で好まし
く、本発明の効果を阻害しない範囲で酸化チタン、酸化
亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウム等のフィラーを添
加してもよい。支持体の厚みは、10〜500μm程
度、好ましくは25〜250μmである。
【0014】(画像形成層)画像形成層は色材、バイン
ダー樹脂及びその他必要に応じての添加剤からなる。
【0015】色剤としては露光光源の波長光を吸収可能
なもので、例えばカーボンブラック等は紫外線領域から
可視、赤外線領域まで広く吸収を有するので好ましく用
いることができる。その他無機或いは有機の顔料、染料
が用いられ、単色、2色混合、3色混合の顔料系化合物
で構成される。
【0016】無機顔料としては、二酸化チタン、カーボ
ンブラック、酸化亜鉛、プルシアンブルー、硫化カドミ
ウム、酸化鉄並びに鉛、亜鉛、バリウム及びカルシウム
のクロム酸塩等が挙げられる。有機顔料としては、アゾ
系、チオインジゴ系、アントラキノン系、アントアンス
ロン系、トリフェンジオキサジン系の顔料、バット染料
顔料、フタロシアニン顔料(銅フタロシアニン及びその
誘導体)、キナクリドン顔料等が挙げられる。又、有機
染料としては、酸性染料、直接染料、分散染料等が挙げ
られる。
【0017】露光光源の波長が近赤外線の場合は、シア
ニン系、ポリメチン系、アズレニウム系、スクワリウム
系、チオピリリウム系、ナフトキノン系、アントラキノ
ン系色素等の有機化合物、フタロシアニン系、アゾ系、
チオアミド系の有機金属錯体等が好適に用いられ、具体
的には特開昭63−139191号、同64−3354
7号、特開平1−160683号、同1−280750
号、同1−293342号、同2−2074号、同3−
26593号、同3−30991号、同3−34891
号、同3−36093号、同3−36094号、同3−
36095号、同3−42281号、同3−97589
号、同3−103476号等に記載の化合物が挙げられ
る。
【0018】又、色材として金属原子含有粒子を用いる
と感度、解像度、露光部の汚れの改善に有利である。こ
こでは、金属原子含有粒子とは、クロム、マンガン、コ
バルト、ニッケル、銅、亜鉛、チタン、銀、アルミニウ
ム、金、白金等の金属又はその酸化物等の化合物を総称
する。好ましくは、強磁性酸化鉄粉末、強磁性金属粉
末、立方晶板状粉末等が挙げられ、中でも、強磁性金属
粉末を好適に用いることができる。
【0019】強磁性酸化鉄としては、γ−Fe23、F
34又はこれらの中間酸化鉄でFeOx(1.33<
x<1.50)で表されるものを挙げることができる。
【0020】強磁性金属粉末としては、Fe、Coを始
め、Fe−Al系、Fe−Al−Ni系、Fe−Al−
Zn系、Fe−Al−Co系、Fe−Al−Ca系、F
e−Ni系、Fe−Ni−Al系、Fe−Ni−Co
系、Fe−Ni−Zn系、Fe−Ni−Mn系、Fe−
Ni−Si系、Fe−Ni−Si−Al−Mn系、Fe
−Ni−Si−Al−Zn系、Fe−Ni−Si−Al
−Co系、Fe−Al−Si系、Fe−Al−Zn系、
Fe−Co−Ni−P系、Fe−Co−Al−Ca系、
Ni−Co系、Fe、Ni、Co等を主成分とするメタ
ル磁性粉末等の強磁性金属粉末が挙げられ、中でもFe
系金属粉末が好ましく、例えばCo含有γ−Fe23
Co被着γ−Fe23、Co含有Fe34、Co被着F
34、Co含有磁性FeOx(4/3<x<3/2)
粉末等のコバルト含有酸化鉄系磁性粉末が挙げられる。
又、耐蝕性及び分散性の点から見ると、Fe系金属粉末
の中で、Fe−Al系、Fe−Al−Ca系、Fe−A
l−Ni系、Fe−Al−Zn系、Fe−Al−Co
系、Fe−Ni−Si−Al−Co系、Fe−Co−A
l−Ca系等のFe−Al系強磁性粉末が好ましく、更
にこの中では、強磁性粉末に含有されるFe原子とAl
原子との含有量比が原子数比でFe:Al=100:1
〜100:20であり、かつ強磁性粉末のESCA(X
線光電子分光分析法)による分析深度で100Å以下の
表面域に存在するFe原子とAl原子との含有量比が原
子数比でFe:Al=30:70〜70:30である構
造を有するもの、或いはFe原子とNi原子とAl原子
とSi原子、更にCo原子とCa原子の少なくとも1つ
とが強磁性粉末に含有され、Fe原子の含有量が90原
子%以上、Ni原子の含有量が1〜10原子%、Al原
子の含有量が0.1〜5原子%、Si原子の含有量が
0.1〜5原子%、Co原子又はCa原子の含有量(両
者を含有する場合は合計量)が0.1〜13原子%であ
り、かつ強磁性粉末のESCA(X線光電子分光分析
法)による分析深度で100Å以下の表面域に存在する
Fe原子とNi原子とAl原子とSi原子と、Co原子
及び/又はCa原子との含有量比が原子数比でFe:N
i:Al:Si:(Co及び/又はCa)=100:
(4以下):(10〜60):(10〜70):(20
〜80)である構造を有するものが好ましい。
【0021】尚、強磁性粉末の形状は針状が好ましく、
長軸径が0.30μm以下、好ましくは0.20μm以
下のものである。この様な強磁性粉末によれば画像形成
層の表面性が向上する。
【0022】六方晶板状粉末としては、バリウムフェラ
イトやストロンチウムフェライト等の六方晶系フェライ
トを挙げることができ、鉄元素の一部が他の原子(T
i、Co、Zn、In、Mn、Ge、Hb等)で置換さ
れていてもよく、この様なフェライト磁性体はIEEE
trans on MAG,p18,16(198
2)に記載されたものを挙げることができる。この中
で、バリウムフェライト磁性粉末の例として、Feの一
部が少なくともCo及びZnで置換された平均粒径(六
方晶系フェライトの板面の対角線の高さ)が400〜9
00Åであり、板状比(六方晶系フェライトの板面の対
角線の長さを板厚で除した値)が2.0〜10.0が挙
げられる。又、バリウムフェライト磁性粉末は、更にに
Feの一部がTi、In、Mn、Cu、Ge、Sn等の
遷移金属で置換されていてもよい。
【0023】画像形成層の金属原子含有粒子の含有量
は、画像形成層形成成分の50〜99重量%程度、好ま
しくは60〜95重量%である。
【0024】バインダー樹脂は、色剤を十分に保持でき
るものであれば、特に制限無く用いることができ、ポリ
ウレタン、ポリエステル、塩化ビニル系樹脂が代表的な
ものであり、これらの樹脂は−SO3M、−OSO3M、
−COOM及び−PO(OM12〔ここに、Mは水素原
子又はアルカリ金属を、M1は水素原子、アルカリ金属
又はアルキル基を表す。〕から選ばれる少なくとも1種
の極性基を有する繰り返し単位を含むことが好ましく、
この様な極性基を導入した樹脂を用いることにより、色
材の分散性を向上させることができる。尚、この極性基
の各樹脂中の含有比率は0.1〜8.0モル%程度、好
ましくは0.2〜6.0モル%である。またバインダー
樹脂は、1種単独でも2種以上を組み合わせて用いても
よく、2種以上混合して用いる場合、例えばポリウレタ
ン及び/又はポリエステルと塩化ビニル系樹脂との比
は、90:10〜10:90であり、好ましくは70:
30〜30:70である。
【0025】極性基含有塩化ビニルとしては、例えば、
塩化ビニル−ビニルアルコール共重合体等水酸基を有す
る樹脂と、Cl−CH2CH2SO3M、Cl−CH2CH
2OSO3M、Cl−CH2C02M、Cl−CH2P(=
O)(OM12等の極性基及び塩素原子を有する化合物
との付加反応により合成することができる。1例を以下
に示す。
【0026】−CH2C(OH)H− + Cl−CH2
CH2SO3Na→ −CH2C(OCH2CH2SO3
a)H− 極性基含有塩化ビニル系樹脂は、極性基を含む繰り返し
単位が導入される不飽和結合を有する反応性モノマーを
所定量オートクレーブ等の反応容器に仕込み、ベンゾイ
ルパーオキサイド、アゾビスイソブチロニトリル等の一
般的なラジカル重合開始剤や、レドックス重合開始剤、
カチオン重合開始剤等を用いて重合することにより得る
ことができ、スルホン酸又はその塩を導入するための反
応性モノマーの具体例としては、ビニルスルホン酸、ア
リルスルホン酸、メタクリルスルホン酸、p−スチレン
スルホン酸等の不飽和炭化水素スルホン酸及びこれらの
塩を挙げることができる。又、カルボン酸もしくはその
塩を導入するときには、例えば(メタ)アクリル酸やマ
レイン酸を用い、リン酸もしくはその塩を導入するとき
には(メタ)アクリル−2−リン酸エステルを用いれば
よい。
【0027】更にバインダー樹脂の熱安定性を向上させ
るために、塩化ビニル系共重合体にエポキシ基を導入す
ることが好ましい。この場合、エポキシ基を有する繰り
返し単位の共重合体中における含有率は1〜30モル%
程度、好ましくは1〜20モル%であり、エポキシ基を
導入するためのモノマーとしてはグリシジルアクリレー
ト等を挙げることができる。
【0028】極性基を有するポリエステルは、ポリオー
ルと一部に極性基を有する多塩基酸との脱水縮合反応に
より合成することができ、極性基を有する多塩基酸とし
ては5−スルホイソフタル酸、2−スルホイソフタル
酸、4−スルホイソフタル酸、3−スルホフタル酸、5
−スルホイソフタル酸ジアルキル、2−スルホイソフタ
ル酸ジアルキル、4−スルホイソフタル酸ジアルキル、
3−スルホフタル酸ジアルキル及びこれらのアルカリ金
属塩等が挙げられ、ポリオールとしてはトリメチロール
プロパン、ヘキサントリオール、グリセリン、トリメチ
ロールエタン、ネオペンチルグリコール、ペンタエリス
リトール、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコー
ル、シクロヘキサンジメタノール等を挙げることができ
る。
【0029】極性基を有するポリウレタンは、ポリオー
ルとポリイソシアネートとを反応させることにより合成
することができ、具体的には、ポリオールとしてポリオ
ールと一部に極性基を有する多塩基酸との反応によって
得られるポリエステルポリオールを原料とすることによ
り合成する。又、ポリイソシアネートとしては、ジフェ
ニルメタン−4,4′−ジイソシアネート、2,4−ト
リレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシア
ネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、リジン
イソシアネートメチルエステル等を挙げることができ
る。尚、極性基を有するポリウレタンの他の合成法とし
ては、水酸基を有するポリウレタンと極性基及び塩素原
子を有するCl−CH2CH2SO3M、Cl−CH2CH
2OSO3M、Cl−CH2C02M、Cl−CH2P(=
O)(OM12等の化合物との付加反応も有効である。
【0030】その他のバインダー樹脂として、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体等の塩化ビニル系樹脂、ブタジ
エン−アクリロニトリル共重合体等のポリオレフィン系
樹脂、ポリビニルブチラール等のポリビニルアセタール
系樹脂、ニトロセルロース等のセルロース系樹脂、スチ
レン−ブタジエン共重合体等のスチレン系樹脂、ポリメ
チルメタクリレート等のアクリル系樹脂、ポリアミド、
フェノール樹脂、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂等を併
用してもかまわないが、これらを併用する場合は全バイ
ンダー樹脂の20重量%以下とするのが好ましい。
【0031】画像形成層中のバインダー樹脂の含有率
は、画像形成層形成成分中の1〜50重量%程度、好ま
しくは5〜40重量%である。
【0032】画像形成層には、本発明の効果を阻害しな
い範囲で、耐久性向上剤、分散剤、帯電防止剤、フィラ
ー、硬化剤等の添加剤を含有せしめてもよい。
【0033】耐久性向上剤としてはポリイソシアネート
等を挙げることができる。分散剤としては、ラウリル酸
やステアリン酸等の炭素原子数12〜18の脂肪酸やそ
れらのアミド、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩;
ポリアルキレンオキサイドアルキルリン酸塩、レシチ
ン、トリアルキルポリオレフィンオキシ第4級アンモニ
ウム塩;カルボキシル基及びスルホン基を有するアゾ系
化合物等を挙げることができ、帯電防止剤としては、カ
チオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、非イオン
性界面活性剤、高分子帯電防止剤、導電性微粒子等の他
「11290の化学商品」化学工業日報社、p.875
〜876等に記載の化合物、等を挙げることができる。
【0034】フィラーとしては、シリカゲル、カーボン
ブラック、グラファイト、酸性白土、活性白土、TiO
2、BaSO4、ZnS、MgCO3、CaCO3、Zn
O、CaO、WS2、MoS2、MgO、SnO2、Al2
3、α−Fe23、α−FeO2H、SiC、Ce
2、BN、SiN、MoC、BC、WC、チタンカー
バイド、コランダム、人造ダイアモンド、ザクロ石、ガ
ーネット、ケイ石、トリボリ、ケイソウ土、ドロマイト
等の無機フィラーやポリエチレン樹脂粒子、フッ素系化
合物粒子、グアナミン樹脂粒子、アクリル樹脂粒子、シ
リコン系化合物粒子、メラミン樹脂粒子等の有機フィラ
ーを挙げることができ、これらは離型剤を兼ねても良
い。これらの無機・有機樹脂粒子は比重により異なる
が、0.1〜70重量%の添加が好ましい。
【0035】硬化剤としては、画像形成層を硬化できる
ものであれば特に制限なく用いることができ、例えば、
前述のバインダー樹脂の中のポリウレタンを合成する際
に用いられるポリイソシアネート等を挙げることができ
る。硬化剤を添加して画像形成層を硬化させることによ
り、形成された画像の耐久性を高めるだけではなく、ア
ブレーションを生じせしめた部分の地汚れをなくすこと
ができる。更には、溶剤に対する耐久性を向上させるこ
とができるために、オーバーコート層を塗布する際に有
機溶剤を用いたとしても画像形成層を損傷することなし
にオーバーコート層を積層することができる。その結
果、水溶性もしくは水分散性樹脂からなるオーバーコー
ト層よりも更に久性のすぐれた画像形成材料を作成する
ことができる。
【0036】これら添加剤の添加量は0〜20重量%程
度、好ましくは0〜15重量%である。
【0037】画像形成層の厚みは、0.05〜5.0μ
m程度、好ましくは0.1〜3.0μmの範囲である。
又、画像形成層は単層で構成しても組成の異なる多層で
構成してもよいが、多層で構成する場合、支持体に近い
側の層中に色剤をより多く含有させることが好ましい。
又、支持体に遠い側の層中に露光光源の波長光以外の波
長光を吸収可能な色剤を添加してもよい。
【0038】(オーバーコート層)本発明は、オーバー
コート層が熱可塑性樹脂(以下バインダー樹脂とい
う)、ワックス、シリコン系化合物及びフッ素系化合物
から選ばれる少なくとも1種類の添加剤を含有すること
を特徴とする。
【0039】本発明のオーバーコート層の膜厚は0.0
3〜1.0μm程度、好ましくは0.05〜0.5μm
である。
【0040】本発明のオーバーコート層に用いるワック
スとしては、蜜ロウ、キャンデリラワックス、パラフィ
ンワックス、エステルワックス、モンタンロウ、カルナ
バワックス、アミドワックス、ポリエチレンワックス、
マイクロクリスタリンワックス等の固形ワックス類が挙
げられる。
【0041】シリコン系化合物(ワックス状のものを含
む)としては、ジメチルシリコンオイル、メチルフェニ
ルシリコンオイル、メチルハイドロジェンシリコンオイ
ル等のストレートシリコンオイル、オレフィン変性シリ
コンオイル、ポリエーテル変性シリコンオイル、エポキ
シ変性シリコンオイル、エポキシ・ポリエーテル変性シ
リコンオイル、アルコール変性シリコンオイル、フッ素
変性シリコンオイル、アミノ変性シリコンオイル、フェ
ノール変性シリコンオイル、メルカプト変性シリコンオ
イル、カルボキシ変性シリコンオイル、高級脂肪酸変性
シリコンオイル、カルナバ変性シリコンオイル、アミド
変性シリコンオイル、(メタ)アクリル変性シリコンオ
イル等のラジカル反応性シリコンオイル、シリコンジオ
ールや、シリコンジアミン等の末端反応性シリコンオイ
ル、ハロゲン基、アルコキシ基、エステル基、アミド
基、イミド基等で変性された有機変性シリコンオイル等
を挙げることができる。
【0042】フッ素系化合物としては、例えばポリテト
ラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン共重合体
(アルキルビニルエーテル、エチレン等)、ポリビニリ
デンフルオライド、フルオロアルキルメタクリレート、
フッ素ゴム等のフッ素系樹脂、パーフルオロポリエーテ
ル油、フッ素アルコール、フッ素カルボン酸、パーフル
オロアルキルカルボン酸塩、パーフルオロアルキル第4
級アンモニウム塩、パーフルオロアルキルベタイン、パ
ーフルオロアルキルエチレンオキシド(付加物)、パー
フルオロアルキルオリゴマー等の低分子量フッ素化合物
等を挙げることができる。
【0043】ワックス、シリコン系化合物及びフッ素系
化合物の添加量は、それぞれオーバーコート層中の固形
分の0.1〜30重量%程度、更には0.5〜20重量
%である。
【0044】バインダー樹脂は、添加剤やフィラーを十
分に保持できるものであれば、特に制限無く用いること
ができ、ポリウレタン、ポリエステル、塩化ビニル系樹
脂、ブタジエン−アクリロニトリル共重合体等のポリオ
レフィン系樹脂、ニトロセルロース等のセルロース系樹
脂、スチレン−ブタジエン共重合体等のスチレン系樹
脂、ポリメチルメタクリレート等のアクリル系樹脂、ポ
リアミド、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、フェノキシ
樹脂、ポリビニルブチラール,ポリビニルアセトアセタ
ール,ポリビニルホルマール等のアセタール系樹脂、ポ
リビニルアルコール、ゼラチン等の水溶性樹脂等,画像
形成層に用いたものと同様のものが挙げられ、1種単独
でも2種以上を組み合わせて用いてもよい。オーバーコ
ート層中のバインダー樹脂の含有率は、オーバーコート
層形成成分中の10〜99.5重量%程度、好ましくは
40〜98重量%である。
【0045】オーバーコート層を硬化するときは、分子
内に硬化剤と架橋反応し得る官能基を有する樹脂を用い
ることが好ましい。具体的には、硬化剤としてイソシア
ネート系硬化剤を用いる場合はフェノキシ系樹脂、エポ
キシ系樹脂、セルロース系樹脂、アセタール系樹脂、ア
クリル系樹脂、ウレタン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポ
リエステル系樹脂等を用いることが好ましい。
【0046】硬化剤としては、オーバーコート層を硬化
できるものであれば特に制限なく用いることができ、例
えば、前述のバインダー樹脂の中のポリウレタンを合成
する際に用いられるポリイソシアネート等を挙げること
ができる。
【0047】オーバーコート層を硬化させることによ
り、形成された画像の耐久性を高めるだけではなく、ア
ブレーションを生じせしめた部分の地汚れをなくすこと
ができる。更には、オーバーコート層により画像形成層
全体の強度を向上させることができ、画像を形成したと
きに、アブレーションを生じせしめた部分とそれ以外の
部分の境目をシャープに保つことが出来る。よって、解
像度を向上させることが可能となる。
【0048】硬化剤は、バインダー樹脂の水酸基、カル
ボキシル基及びスルホン酸基の合計に対する硬化剤のイ
ソシアネート基の比が0.5〜2.0の範囲となる添加
量で用いることが好ましい。
【0049】本発明においては、オーバーコート層がマ
ット材を含有することが好ましい。この場合、マット
材、ワックス、シリコン系化合物及びフッ素系化合物の
総添加量は、オーバーコート層中の固形分の0.2〜7
0重量%とするのが好ましく、更に好ましくは1.0〜
50重量%である。ワックス、シリコン系化合物及びフ
ッ素系化合物を合わせた含有量(A重量%)と、マット
材の含有量(B重量%)の関係はA>Bであることが好
ましい。BがA以上になると、剥離シートを加熱加圧処
理する場合、接着力が低くなりすぎて剥離シートを貼合
することが困難となる。
【0050】マット材としては、前述の画像形成層のフ
ィラーとして挙げたものを用いることができる。これら
は比重により異なるが、0.1〜70重量%の添加が好
ましい。又、粒度分布が狭く粒径が均一であるものが好
ましい。具体的には、東芝シリコーン(株)製、シリコ
ーン樹脂微粒子(製品名トスパール)や総研化学(株)
製、架橋アクリル微粉体MRシリーズ、架橋ポリスチレ
ン微粉体SGPシリーズ、アクリル超微粉体MPシリー
ズ等が挙げられる。
【0051】添加されるマット材は、オーバーコート層
表面からその一部が突出することにより本発明の目的と
する効果を発揮する。したがってマット材の平均粒径が
オーバーコート層の膜厚よりも大きいときマット材の大
半がオーバーコート層表面からその一部が突出するため
効率が良いので有利である。マット材の平均粒径は好ま
しくは0.3〜20μmであり、より好ましくは0.8
μm〜4.5μmである。
【0052】本発明において、オーバーコート層のマッ
ト材の単位面積当たりの存在量、いわゆる付き量は5〜
150mg/m2程度、好ましくは10〜100mg/
2である。
【0053】マット材の表面が重合可能な官能基を有す
る場合、オーバーコート層の硬化時に該層と微粒子の接
着性が向上するために、更に画像耐久性が向上する。
【0054】(剥離シート)剥離シートとしては、市販
されている接着シート、ヒートシール材或いはラミネー
ト材等をそのまま使用することもできるし、接着層を塗
設したものを剥離シートとして使用することもできる。
画像形成材料と剥離シートとを対面させて加圧又は加熱
加圧処理をして貼合すればよく、それに当たっては密着
性が稼げて気泡等が混入せずに加圧又は加熱加圧処理で
きる方法であれば特に制限なく採用することができ、加
圧する場合には圧力ロールやスタンパー等を、加熱加圧
処理する場合にはサーマルヘッド、ヒートロール、ホッ
トスタンプ等を用いることができる。
【0055】圧力ロールを用いて貼合する場合の圧力
は、0.1〜20kg/cmが好ましく、更に好ましく
は0.5〜10kg/cmであり、また搬送速度は、
0.1〜100mm/秒が好ましく、更に好ましくは
0.5〜50mm/秒であり、スタンパーを用いる場合
の圧力としては、0.05〜10kg/cm2が好まし
く、更に好ましくは0.5〜5kg/cm2、また加圧
時間は0.1〜50秒が好ましく、更に好ましくは0.
5〜20秒である。ヒートロールを用いる場合の加熱温
度は、60〜200℃が好ましく、更に好ましくは80
〜180℃の範囲であり、圧力は0.1〜20kg/c
mが好ましく、更に好ましくは0.5〜10kg/cm
であり、また搬送速度は、0.1〜100mm/秒が好
ましく、更に好ましくは0.5〜50mm/秒であり、
更にホットスタンプを用いる場合の加熱温度は、60〜
200℃が好ましく、更に好ましくは80〜150℃の
範囲であり、圧力としては、0.05〜10kg/cm
2が好ましく、更に好ましくは0.5〜5kg/cm2
また加熱時間は、0.1〜50秒が好ましく、更に好ま
しくは0.5〜20秒である。
【0056】<画像形成材料の製造方法>画像形成層
は、例えば、色材、バインダー樹脂及び必要に応じて耐
久性向上剤、分散剤、帯電防止剤、充填剤、フィラー、
硬化剤等と溶媒とを混練して塗料を調整し、次いでこの
塗料を希釈して、支持体上に塗布し乾燥させて形成す
る。
【0057】溶媒としては、アルコール類(エタノー
ル、プロパノール等)、セロソルブ類(メチルセロソル
ブ、エチルセロソルブ等)、芳香族類(トルエン、キシ
レン、クロルベンゼン等)、ケトン類(アセトン、メチ
ルエチルケトン等)、エステル系溶剤(酢酸エチル、酢
酸ブチル等)、エーテル類(テトラヒドロフラン、ジオ
キサン等)、ハロゲン系溶剤(クロロホルム、ジクロル
ベンゼン等)、アミド系溶剤(ジメチルホルムアミド、
N−メチルピロリドン等)、等を用いることができる。
又、画像形成層成分の混練分散には、二本ロールミル、
三本ロールミル、ボールミル、ペブルミル、コボルミ
ル、トロンミル、サンドミル、サンドグラインダー、S
qegvariアトライター、高速インペラー分散機、
高速ストーンミル、高速度衝撃ミル、ディスパー、高速
ミキサー、ホモジナイザー、超音波分散機、ヘンシェル
ミキサー、オープンニーダー、加圧ニーダー、連続ニー
ダー等を用いる事ができる。
【0058】支持体上への画像形成層の形成は、例え
ば、エクストルージョン方式の押し出しコータにより塗
布乾燥して行う。必要に応じて磁性粉末の配向を揃えた
り、画像形成層の表面性を均一にするためにカレンダー
処理を行ってもよい。特に高解像度の画像を得るために
は、磁性粉末を配向させる方が、層内の凝集力をコント
ロールすることが容易になって好ましい。
【0059】尚、画像形成層の上にオーバーコート層を
設けるとき、各層毎に塗布乾燥を繰り返してもよいが、
ウェット−オン−ウェット方式で重層塗布して乾燥させ
てもよい。その場合、リバースロール、グラビアロー
ル、エアドクターコータ、ブレードコータ、エアナイフ
コータ、スクイズコータ、含浸コータ、バーコータ、ト
ランスファロールコータ、キスコータ、キャストコータ
或いはスプレーコータ等と押し出しコータとの組み合わ
せにより塗布することができる。
【0060】尚、ウェット−オン−ウェット方式におけ
る重層塗布においては、下側の層が湿潤状態になったま
まで上側の層を塗布するので、上下層間の接着性が向上
する。
【0061】本発明においては、画像形成層の表面をカ
レンダー処理することにより本発明の効果を一層顕著に
発揮することができる。ここにカレンダー処理は画像形
成層を支持体上に積層したのちに、通常直径1〜100
cmの平滑性が高く、加熱可能なニップローラーとそれ
に対面するローラーの間を温度と圧力をかけて処理する
ことで、画像形成層塗工液の塗布、乾燥工程等で生じる
画像形成層の空隙を減少させ、画像形成層自体の密度を
高める工程をいう。
【0062】カレンダー処理する際の条件としては、画
像形成層の空隙率を低下させる為には線圧として5〜5
00kg/cm程度、好ましくは10〜400kg/c
mのニップ圧を掛けて処理を行う。加熱温度としては、
40〜200℃程度、好ましくは50〜120℃である
が最適な加熱温度は搬送速度によって異なるため通常は
カレンダー処理時に画像形成層が昇温する最大瞬間温度
が30〜100℃程度になるのを目安に設定される。カ
レンダー処理は画像形成層の硬化処理の有無に関わらず
画像形成層塗布直後に行われることが好ましいが必要に
応じてオーバーコート層まで塗布積層した後に行っても
差し支えない。
【0063】本発明は、カレンダー処理後に熱硬化、湿
気硬化処理により画像形成層及び特にオーバーコート層
を硬化させることを特徴とする。この工程を行うこと
で、画像形成層側全体、特にオーバーコート層の凝集力
を高め、強靭に硬化させることができ、搬送時や画像形
成時の傷を防ぎ、更には画像形成層の解像度をも同時に
向上させることが可能となる。
【0064】熱硬化を行う条件は、30〜100℃が好
ましく、特に好ましくは40〜80℃である。加熱時間
は12〜120時間が好ましく、特に好ましくは24〜
96時間である。
【0065】湿気硬化を行う条件は、湿度として30%
RH以上が好ましく、特に好ましくは50%RH以上で
ある。湿潤時間としては12〜120時間が好ましく、
特に好ましくは24〜96時間である。
【0066】熱硬化と湿気硬化は組み合わせても良く、
その場合も前述の条件を用いることができる。
【0067】<画像形成方法>本発明の画像形成材料に
は高密度エネルギー光の照射により画像形成を行う。高
密度エネルギー光の光源は、支持体と画像形成層との結
合力を低下せしめることのできるものであれば特に制限
なく用いることができる。尚、ここで言う結合力の低下
とは、物理的或いは化学的変化により画像形成層が一部
破壊及び/又は飛散する、画像形成層表面は破壊され
ず、支持体との近傍のみ物理的或いは化学的変化が起こ
る等の現象を含む。
【0068】高解像度を得るためには、エネルギー印加
面積を絞り込める電磁波、特に波長が1nm〜1mmの
紫外線、可視光線、赤外線が好ましく、この様な光エネ
ルギーを印加しうる光源としては、例えばレーザー、発
光ダイオード、キセノンフラッシュランプ、ハロゲンラ
ンプ、カーボンアーク燈、メタルハライドランプ、タン
グステンランプ、石英水銀ランプ、高圧水銀ランプ等を
挙げることができる。この際に印加されるエネルギー
は、画像形成層の種類により露光距離、時間、強度を調
整することにより適宜選択して用いることができる。
【0069】デジタル露光する場合には、レーザーを光
源として用いるのが好ましい。光源としてレーザーを用
いた場合には、光をビーム状に絞り、画像データに応じ
た走査露光で潜像形成を行うことが可能であり、更に、
レーザーを光源として用いると、露光面積を微小サイズ
に絞ることが容易で高解像度の画像形成が可能となる。
【0070】レーザー光源としては、一般によく知られ
ている、ルビーレーザー、YAGレーザー、ガラスレー
ザー等の固体レーザー;He−Neレーザー、Arイオ
ンレーザー、Krイオンレーザー、CO2レーザー、C
Oレーザー、He−Cdレーザー、N2レーザー、エキ
シマレーザー等の気体レーザー;InGaPレーザー、
AlGaAsレーザー、GaAsPレーザー、InGa
Asレーザー、InAsPレーザー、CdSnP2レー
ザー、GaSdレーザー等の半導体レーザー;化学レー
ザー、色素レーザー等を挙げることができ、これらの中
でも効率的にアブレーションを起こさせるためには、波
長が600〜1200nmのレーザーを用いるのが、光
エネルギーを熱エネルギーに変換できることから、感度
の面で好ましい。尚、好ましくは画像露光部分の画像形
成層は全く破壊せず、支持体と画像形成層間の界面のみ
の結合力を低下させるように画像露光するのが、ゴミ等
が画像露光中に飛散せず、均一的に画像露光部分を転写
できることから好ましい。
【0071】画像形成にあたっては、画像形成層側に剥
離シートを貼合せず、被転写シートを密着させて露光部
を受け止め画像形成を行う方法(以後2シート型とい
う)と、剥離シートを画像形成層側に貼合し、一体化し
た画像形成シート(以後一体化型という)を用いる2つ
の形態を採ることができる。2シート型と一体化型は用
途に応じて使い分けることができる。
【0072】剥離シートを引き剥がす際の方法として
は、剥離板、剥離ロールによる剥離角度固定方法、手で
剥離シートと画像形成材料を固定せずに引き剥がす手剥
離方法等、画像形成に影響を与えなければ種々の剥離方
法を用いることができる。
【0073】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。
【0074】 実施例1 Fe−Al系強磁性金属粉末 100部 〔長軸径:0.14μm、BET:53m2/g〕 塩化ビニル系樹脂 10部 〔日本ゼオン(株)製、MR−110〕 ポリウレタン系樹脂 10部 〔東洋紡(株)製、UR−8200〕 α−アルミナ(平均粒径=0.15μm) 8部 イソシアネート化合物 4部 〔日本ポリウレタン工業(株)製、コロネートHX〕 シクロヘキサノン 100部 メチルエチルケトン 100部 トルエン 100部 からなる組成物をサンドグラインダーを用いて混練分散
を行って画像形成層塗工液を調製し、押し出し塗布でコ
ロナ処理を施してある厚さ100μmの支持体〔東レ
(株)製、T−60〕上に塗布した後、塗膜が未乾燥で
あるうちに磁場配向処理を行い、続いて乾燥を施してか
らカレンダーで表面処理を行い、厚み1.0μmの画像
形成層を形成した。
【0075】オーバーコート層については、下記から選
ばれる組成物でマグネティックスターラー、超音波分散
機を用いて塗工液を調製し、ワイヤーバー塗布で画像形
成層上に塗布し、厚み0.25μmのオーバーコート層
とした。
【0076】 (a−1液) フェノキシ樹脂 5部 〔ユニオンカーバイド(株)製、PKHH〕 イソシアネート化合物 1部 〔日本ポリウレタン工業(株)製、コロネートHX〕 シクロヘキサノン 100部 トルエン 100部。
【0077】(b−1液)ポリエチレンワックス
〔(株)岐阜セラック製造所、T−15−P2〕を0.
5部添加した以外はa−1液と同じ。
【0078】(c−1液)塩化ビニル変性シリコン樹脂
〔大日精化工業(株)製、SP−203V〕を0.5部
添加した以外はa−1液と同じ。
【0079】(d−1液)フッ素系界面活性剤〔旭硝子
(株)製、サーフロンS−382〕を0.5部添加した
以外はa−1液と同じ。
【0080】(e−1液)塩化ビニル変性シリコン樹脂
〔前出のSP−203V〕を0.5部添加した以外はb
−1液と同じ。
【0081】(f−1液)フッ素系界面活性剤〔前出の
サーフロンS−382〕を0.5部添加した以外はb−
1液と同じ。
【0082】(g−1液)塩化ビニル変性シリコン樹脂
〔同、SP−203V〕を0.5部、及びフッ素系界面
活性剤〔同、サーフロンS−382〕を0.5部添加し
た以外はb−1液と同じ。
【0083】(a−2液)炭酸カルシウム(平均粒径=
0.2μm)を0.1部添加した以外はa−1液と同
じ。
【0084】(b−2液)炭酸カルシウム(平均粒径=
0.2μm)を0.1部添加した以外はb−1液と同
じ。
【0085】(c−2液)炭酸カルシウム(平均粒径=
0.2μm)を0.1部添加した以外はc−1液と同
じ。
【0086】(d−2液)炭酸カルシウム(平均粒径=
0.2μm)を0.1部添加した以外はd−1液と同
じ。
【0087】(e−2液)炭酸カルシウム(平均粒径=
0.2μm)を0.1部添加した以外はe−1液と同
じ。
【0088】(f−2液)炭酸カルシウム(平均粒径=
0.2μm)を0.1部添加した以外はf−1液と同
じ。
【0089】(g−2液)炭酸カルシウム(平均粒径=
0.2μm)を0.1部添加した以外はg−1液と同
じ。
【0090】(b−3液)炭酸カルシウム(平均粒径=
0.2μm)を0.5部添加した以外はb−1液と同
じ。
【0091】(b−4液)ポリエチレンワックス〔前出
のT−15−P2〕を0.3部添加し、炭酸カルシウム
(平均粒径=0.2μm)を0.7部添加した以外はa
−1液と同じ。
【0092】一方、 ポリウレタン樹脂 5部 〔日本ポリウレタン工業(株)製、ニッポラン3116〕 メチルエチルケトン 50部 トルエン 45部 からなる組成の接着層形成塗工液を、厚さ25μmのポ
リエチレンテレフタレートフィルム〔ダイヤホイルヘキ
スト(株)製、T−100〕上に塗布、乾燥して厚み
5.0μmの接着層を形成し、この接着層面と画像形成
層側面とを対面させ、加圧ヒートロール(温度95℃、
搬送速度30mm/秒、圧力2.0kg/cm)で気泡
が入らないように、加熱、加圧処理して一体化型の画像
形成材料を作製した。
【0093】<画像形成>半導体レーザー〔シャープ
(株)製、LT090MD、主波長830nm〕を用
い、画像形成層表面に焦点を合わせ、支持体側から走査
露光することにより画像露光した。次いで、画像形成材
料の剥離シートを引き剥がし、画像形成を行った。
【0094】<評価>感度及び形成された画像の解像
度、ベタ露光部分の汚れ、擦過性について下記の基準で
評価を行った。
【0095】(感度)ビーム径4μmで0.5mm×
0.5mmの画像が形成されるようなベタ走査露光を行
い、画像形成がされる画像形成材料表面の平均露光量
(E:mJ/cm2)で5段階評価した。
【0096】5:E≦100 4:100<E≦25
0 3:250<E≦400 2:400<E≦600 1:600<E (解像度)走査露光をビーム径4μm、走査ピッチ4μ
mで画像形成材料表面の平均露光量で画像を形成した際
の1mm当たりの確認可能な線の本数(N)を4段階で
評価した。
【0097】 4:125≦N 3:120≦N<125 2:110≦N<120 1:110>N (ベタ露光部汚れ)ビーム径4μmで10mm×10m
mのベタ走査露光を行い、剥離シートを除去後、光学濃
度計〔X−RITE(株)製、310〕でビジュアルで
の透過光濃度ODを測定し、支持体の濃度を差し引き、
4段階で評価した。
【0098】4:0.001≧OD 3:
0.005≦OD<0.001 2:0.01≦OD<0.005 1:0.03≦O
D<0.01 (擦過性)ビーム径4μmで50%網点の画像を形成
し、1cm2の面積でポリエチレンテレフタレートフィ
ルム〔コニカ(株)製銀塩明室フィルムRELの裏面〕
を画像形成材料に接触させ、1kgの荷重を掛け、15
cmの距離を10往復させて、傷の付き具合を4段階で
評価した。
【0099】 4:傷なし 3:1〜2本の傷がつく 2:数本の傷がつく 1:全面に傷がつく 以上の結果を表1に示す。
【0100】
【表1】
【0101】実施例2 実施例1と同様にして画像形成層を形成した。
【0102】オーバーコート層については、下記から選
ばれる組成物を用いて実施例1と同様にしてオーバーコ
ート層を作製した。
【0103】 (A−1液) フェノキシ樹脂 5部 〔ユニオンカーバイド(株)製、PKHH〕 イソシアネート化合物〔前出のコロネートHX〕 0部 ポリエチレンワックス 0.5部 〔前出のT−15−P2〕 炭酸カルシウム(平均粒径=0.2μm) 0.1部 シクロヘキサノン 100部 トルエン 100部 (A−2液)イソシアネート化合物を0.8部に変更し
た以外はA−1液と同じ。
【0104】(A−3液)イソシアネート化合物を1.
5部に変更した以外はA−1液と同じ。
【0105】(A−4液)イソシアネート化合物を3.
0部に変更した以外はA−1液と同じ。
【0106】(A−5液)イソシアネート化合物を4部
に変更した以外はA−1液と同じ。
【0107】(A−6液)イソシアネート化合物を6部
に変更した以外はA−1液と同じ。
【0108】次いで、実施例1と同様にして剥離シート
を貼合して一体化型の画像形成材料を作製した。
【0109】得られた各画像形成材料を用いて実施例1
と同様にして画像形成を行い評価した。結果を表2に示
す。
【0110】尚、表において(x)は熱可塑性樹脂を架
橋し得る化合物のイソシアネート基、又はカルボジイミ
ド基を、(y)は熱可塑性樹脂の水酸基、カルボキシル
基及びスルホン酸基の合計を、それぞれ表わす。
【0111】
【表2】
【0112】表1及び2から本発明の画像形成材料は比
較の材料に比して、各特性が向上していることが分か
る。
【0113】
【発明の効果】本発明によれば、十分な濃度を確保しつ
つ、露光感度が高く、解像度が良く、露光部の汚れが少
なく、画像の耐久性が高い高品質の画像形成材料を得る
ことができる。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に画像形成層及び、熱可塑性樹
    脂と、ワックス、シリコン系化合物及びフッ素系化合物
    から選ばれる少なくとも1種類の添加剤を含有するオー
    バーコート層をこの順で有し、高密度エネルギー光の照
    射により支持体と画像形成層との結合力を低下せしめて
    画像形成することを特徴とする画像形成材料。
  2. 【請求項2】 前記オーバーコート層が更にマット材を
    含有し、前記ワックス、シリコン系化合物及びフッ素系
    化合物の総含有量(A重量%)とマット材の含有量(B
    重量%)との関係が、A>Bであることを特徴とする請
    求項1に記載の画像形成材料。
  3. 【請求項3】 前記オーバーコート層の熱可塑性樹脂が
    該樹脂を架橋し得る化合物にて硬化されてなることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の画像形成材料。
  4. 【請求項4】 前記熱可塑性樹脂が少なくとも水酸基、
    カルボキシル基及びスルホン酸基から選ばれる少なくと
    も1種を有し、該樹脂を架橋し得る化合物がイソシアネ
    ート基を有することを特徴とする請求項3に記載の画像
    形成材料。
  5. 【請求項5】 前記熱可塑性樹脂が有する水酸基、カル
    ボキシル基及びスルホン酸基の合計に対する該樹脂を架
    橋し得る化合物が有するイソシアネート基の比が0.5
    〜2.0の範囲であることを特徴とする請求項4に記載
    の画像形成材料。
  6. 【請求項6】 前記画像形成層を有する面上に剥離シー
    トを有することを特徴とする請求項1、2、3、4又は
    5に記載の画像形成材料。
  7. 【請求項7】 請求項3、4又は5に記載の画像形成材
    料を、支持体上に画像形成層、オーバーコート層をこの
    順で積層した後、熱硬化処理を施して形成することを特
    徴とする画像形成材料の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項3、4又は5に記載の画像形成材
    料を、支持体上に画像形成層、オーバーコート層をこの
    順で積層した後、湿気硬化処理を施して形成することを
    特徴とする画像形成材料の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至5に記載の画像形成材料の
    画像形成層側に被転写シートを重ね、支持体側から像様
    に高密度エネルギー光を照射した後、前記被転写シート
    を除去することにより画像を形成することを特徴とする
    画像形成方法。
  10. 【請求項10】 請求項6に記載の画像形成材料の支持
    体側から像様に高密度エネルギー光を照射した後、前記
    剥離シートを剥離することにより画像を形成することを
    特徴とする画像形成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016087894A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 フジコピアン株式会社 包埋カセット用感熱転写記録媒体

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