JPH11254767A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11254767A
JPH11254767A JP35788098A JP35788098A JPH11254767A JP H11254767 A JPH11254767 A JP H11254767A JP 35788098 A JP35788098 A JP 35788098A JP 35788098 A JP35788098 A JP 35788098A JP H11254767 A JPH11254767 A JP H11254767A
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Application number
JP35788098A
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English (en)
Inventor
Tokuzo Kaneda
徳蔵 金田
Junji Nakai
順二 中井
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリ容量を越えるような場合にも、コスト
上昇を抑えつつ、再読み取り等の手間を無くし、生産性
を上げることができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 記録紙を給送する給紙手段と、画像デー
タを複数頁分記憶する画像記憶手段52(1),52
(2)…と、画像記憶手段52(1),52(2)…か
ら読み出された画像データを給紙手段により給送された
記録紙に記録する画像記録手段54と、画像記録条件を
入力する入力手段55と、記憶すべき画像データが画像
記憶手段52(1),52(2)…の容量を越えた場
合、容量分の画像データを記憶させた時点でそれ以降の
記憶を中断して記録手段に記録を行わせ、入力手段55
により入力された設定部数回の記録が終了すると残りの
画像データの記憶を再開させる制御手段を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にデジタル複写
機等に適用し得る画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の複写機において、複数の原稿から
コピーをとる際に各原稿をコピー毎に仕分けるために複
写機の排紙部にソータを装備したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記ソータ
はコピーの仕分けをするために、コピー収納ビンを上下
動させるものが主流であり、複数な構成をしており、ま
た複写機の側部にソータ設置のためのスペースが必要で
あった。
【0004】本発明の課題は、従来はメモリ容量を超え
るとエラーを発し、容量内に納まるように原稿枚数等を
減らして再度読み取りを行っていたり、あるいはメモリ
容量を増やせばある程度はエラーを回避できるが、完全
に防止することはできず、またメモリは高価であるため
コストアップにもなるのを、コスト上昇を抑えつつ、再
読み取り等の手間を無くし、生産性を上げることができ
る画像形成装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題は、記録紙を給
送する給紙手段と、画像データを複数頁分記憶する記憶
手段と、前記記憶手段から読み出された画像データを前
記給紙手段により給送された記録紙に記録する画像記録
手段と、画像記録条件を入力する入力手段と、記憶すべ
き画像データが前記記憶手段の容量を越えた場合、容量
分の画像データを記憶させた時点でそれ以降の記憶を中
断して前記記録手段に記録を行わせ、前記入力手段によ
り入力された設定部数回の記録が終了すると残りの画像
データの記憶を再開させる制御手段を備えた手段により
解決される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0007】図1は本実施の形態の全体構成の概要を示
す正面図、図2は画像読取手段の拡大正面図、図3は画
像記録手段の拡大正面図、図4は画像記録手段の平面
図、図5は制御系全体のブロック図、図6は画像読取手
段の制御のブロック図、図7は画像記憶手段の制御系の
ブロック図、図8は画像記録手段の制御のブロック図、
図9は画像マトリックスの説明図、図10、図11、図
12は各信号のタイミングチャート、図13はロール紙
を使用する他の実施の形態を示す正面図である。
【0008】図1乃至図4において、1はコンタクトガ
ラス、2は原稿、3はフィルタ、4はレンズ、5は第1
スキャナ、6は蛍光灯、7は第1ミラー、8は第2スキ
ャナ、9は第2ミラー、10は第3ミラー、11はCC
D素子、12は原稿サイズ検知手段である白板、13は
圧板、14は基準白板、15,16は給紙口、17はレ
ジスト検知センサ、18は半導体レーザ、19はシリン
ダレンズ、20はポリゴンミラー、21はfθレンズ、
22はミラー、23は同期反射板、24は同期検知器、
25は感光体であり、この感光体25の周囲には、公知
の帯電部26、現像部27、転写・分離部28、クリー
ニング部29等の画像顕像化のためのプロセス部30が
配置される。さらに転写紙などの記録媒体(記録紙)3
1を搬送するコロ、ガイド等からなる搬送手段32、記
録媒体サイズ検知手段33、定着ユニット部34、排紙
トレイ35等が設置されている。
【0009】次に画像読取手段51の作動を説明する。
前記コンタクトガラス1に原稿2をセットし、図示しな
い複写倍率、コピー枚数、自動給紙選択手段(原稿サイ
ズを自動検出し、複写倍率にあった記録媒体31のサイ
ズがセットしてある給紙口15,16を選択し、そこか
ら記録媒体31を搬送しコピーするモード)をセットし
てスタートキーを押下する。すると、原稿画像を読み取
る前に、まず図2に示したフィルタ3がソレノイド(図
示せず)等によりレンズ4の直前に立ち上がる。次に第
1スキャナ(蛍光灯6と第1ミラー7のユニット)5
と、第2スキャナ(第2ミラー9と第3ミラー10のユ
ニット)8がフルスキャンし、CCD素子11に光を照
射する。まずサイズ検知用白板12を読み取り、フィル
タ3付きでの白レベル補正を行い、原稿2と圧板(黄
色)13との境界でフィルタ3がブルーであれば圧板1
3の黄色をカットすることによって、濃度差を得られる
ことを利用してシェーディング補正し、スキャン方向
(Y方向)、及びスキャン方向とは直角な方向(X方
向)の原稿の最大長を検知する。この後、フィルタ3は
再び立ち下がり、再度スキャンニングする。この時、基
準白板14を読み取って白レベル補正を行った後、変倍
量によってスキャン速度を可変している(例えば、20
0%では等倍の1/2のスキャン速度にしている)。X
方向は電気的変倍により仮想サンプル点濃度を既知の三
次関数コンポリューション法等によって算出し、画像情
報として処理している。ここまでで、原稿2のサイズと
原稿画像の読み取りが終わる。
【0010】図3、図4に示した画像記録手段54で
は、上記の画像情報が一度複数の記憶手段52(1),
52(2)……52(10)の少なくともどちらか一方
に入る迄に、複数倍率に対応した、図1に示す給紙口1
5,16から搬送された記録媒体の先端部をレジスト検
知センサ17によって検知して、その後、所定のタイミ
ングで図4の半導体レーザ18からレーザ光を照射する
〔この時にはどちらか1つの記憶手段52(1),52
(2)には画像情報の書き込みが完了している〕。この
レーザ光はシリンダレンズ19によって集光され、回転
走査するポリゴンミラー20に入射する。そして、fθ
レンズ21、ミラー22、及びレーザ光の走査位置を検
出するための同期ミラー23を経て同期検知板24に入
る。ここで、fθレンズ21を経過したレーザ光は感光
体25に照射され、感光体25上の電荷を飛ばして静電
潜像を作成する。
【0011】前記給紙口15,16にセットされた記録
媒体31のサイズは、記録媒体31を収納するカセット
36a,36bの先端にサイズによつて切欠き形状が異
なる図示しない遮蔽板を取り付け、記録媒体サイズ検知
手段33にて検知パターンを読み取ることによって知る
ことができる。
【0012】次に、制御系全体は図5に示すように、画
像読取手段51と、読み取った画像情報を記憶する画像
記憶手段52(1),52(2)……と、記憶手段52
(1),52(2)…の何れかの画像情報を読み出して
記録紙に出力する画像記録手段54と、画像記録のため
の条件を入力する入力手段55(複数倍率設定手段、自
動給紙選択モード等)、及び入力手段55の情報に基づ
き読取手段51、記憶手段52(1),52(2)…、
画像記録手段54へ必要な情報を送るとともに各々の状
態を監視し制御するシステム制御手段56よりなる。
【0013】図6は該読取手段51のブロック図であ
り、原稿を露光する蛍光灯6及び第1、第2スキャナ
5,8を駆動制御する読取制御回路57と、CCD素子
11を駆動するクロックCK0及びCCDの初期化パル
スS.H.を発生させるCCD駆動回路58と、CCD
素子11の画像情報VDinを入力して前記システム制
御手段56からの情報59に基づき2値化処理、中間調
処理、変倍処理等を行う画像情報処理回路60からなっ
ている。
【0014】図7は画像記憶手段52(1),52
(2)…の内部ブロック図であり、記憶手段52
(1),52(2)…は同じ構成となる。画像情報の一
画素分単位のクロックCLKを計数して主走査方向のア
ドレスを管理する主走査アドレス管理回路61、及び画
像読取手段51あるいは画像記録手段54の同期信号
L.Syncを計数して副走査方向のアドレスを管理す
る副走査アドレス管理回路62によってアドレス管理さ
れた、ビットマップ方式の記憶回路63と、画像読取手
段51、画像記録手段54の信号W.F.Gate(記憶
手段への書き込み信号)、及びD.Req(記憶手段から
の読出し信号)並びにシステム制御手段56からの情報
に基づき、記憶回路63への画像情報の書き込み、読み
出しを制御し、同時に同期信号の切り換えを行うメモリ
制御回路64と、前記同期信号の切り換え回路69と、
画像記録手段54からの画像情報読出し要求信号D.R
eq受信後、読出し開始前に、メモリ制御回路64によっ
て初期化され、副走査アドレス管理回路62の値が、所
定の値となったときにパルス信号を入力して出力を反転
するD・F/F65と、このD・F/F65の出力Q及
びQを入力とし、入力手段55からの情報に基づき、シ
ステム制御手段56から送られた情報に基づき、メモリ
制御回路64より出力される信号により、前記入力信号
より1つを選択して出力する選択回路66と、この出力
が接続されていて、画像情報読出し時の主走査方向のラ
イン同期信号R.L.GateとANDゲート67で積を
とり、記憶回路63の画像信号を画像情報転送クロック
CLKでラッチして出力するラッチ回路68より構成さ
れる。前記ANDゲート67の入力信号が共にHighレ
ベルの時のみ画像情報R.VDが出力される。尚、主走
査アドレス管理回路61及び副走査アドレス管理回路6
2は、システム制御手段56によつて任意のプリセット
値と、カウントアップまたはダウンを指定された以降、
パルスを入力してカウントアップ(またはダウン)し、
所定の値に達した後に再び元のプリセット値に戻るリン
グカウンタによるものとする。
【0015】尚、記憶手段52(2)以下の場合は、説
明を判りやすくするため記憶手段52(1)と共通の部
材番号(61〜69)に符号「a」を付す。
【0016】次に図8は画像記録手段54の内部ブロッ
ク図である。同図において、各給紙口15,16から記
録媒体を搬送し画像の顕像化のための制御をするととも
にシステム制御手段56との間で、情報の交換を行う画
像記録制御回路71と、ポリゴンミラー20の回転制御
及び走査光の同期検知板24の検出信号に同期した同期
信号R.L.Syncを入力し、これに基づき半導体レ
ーザ18を変調して、ポリゴンミラー20に照射して感
光体25上を走査して潜像を作像するビデオ制御回路7
2よりなる。
【0017】次に、いま記憶手段52(1),52
(2)…の記憶回路63,63aのビットマップ構成
が、主走査方向においては画像記録手段54における最
大記録幅を満足するものとし、副走査方向においては前
記最大記録幅に対する定型サイズ紙の長手方向の長さを
満足する、例えば画像記録手段54における最大記録幅
(X方向)が297mmであるとすれば、記憶回路6
3,63aは定型サイズA3の縦送り時の画像情報分
(420mm)を記憶できるものとし、記憶手段52
(1),52(2)…の各々の記憶回路を継ぐことによ
り、A3縦送りの時の原稿を1to1で無駄なく書込
み、読込みの処理をすることができる。
【0018】ここで上記の実施の形態の作用を具体的に
説明する。図2において図示しないADFによって、原
稿2をコンタクトガラス1上に送りを完了すると、図6
に示した読取り制御回路57は読取り開始信号Writeを
出力する。これにより、画像情報処理回路60はCCD
駆動回路58のCCD初期化信号S.H.に同期して、
CCDの主走査方向の画像情報を順次入力し、同期信号
W.L.Sync、主走査方向の画像情報分のゲート信号
W.L.Gate、読取り開始信号W.F.Gate、及び入
力手段55(図5)の入力信号に基づいて処理された画
像情報W.VDを順次出力する。尚、ここでは蛍光灯6
は既に点灯しているものとし、また、CCD素子11に
は蛍光灯6の原稿2による反射光がレンズ4を介して結
像しているものとする。第1、第2スキャナ5,8は連
続的にY方向に移動するため、画像情報処理回路60は
CCD駆動回路58のタイミングサイクルで、原稿2の
主走査方向(X方向)の画像情報を順次入力して処理し
出力する。
【0019】また、読取り制御回路57はADFからの
原稿2がコンタクトガラス1にセットされる迄のタイミ
ングを読み取るセンサ(図示せず)の信号によりある時
間を計時した後に、あるいはスタートキー(図示せず)
を押下したときからCCD駆動回路58の初期化信号
(同期信号)を計数開始している。
【0020】記憶手段52(1),52(2)…の内、
ここでは52(1)から52(10)の順に書込み・読
出しを行うものとする。記憶手段52のメモリ制御回路
64は読取り手段51からの読取り開始信号W.F.G
ateを入力して、まず、そのエッジで主走査アドレス管
理回路61及び副走査アドレス管理回路62を初期化、
この場合“0”にセットし、またW/R信号を出力して
同期信号切換回路69を読取り手段51からの同期信号
W.L.Sync入力に切り換え、記憶回路63を画像情
報の書込み状態にする。次に、ゲート信号W.L.Gat
eが立ち上がると、主走査アドレス管理回路61のアド
レス値カウントアップを開始させる。これにより、記憶
回路63は副走査アドレス“0番地”の主走査アドレス
“0番地”からゲート信号W.L.Gateが立ち上がる
迄に主走査アドレス管理回路61がカウントアップした
アドレス“r番地”迄に画像情報W.VDを書き込む。
続いて、同期信号W.L.Syncを入力すると、副走査
アドレス管理回路62はアドレス値をカウントアップ
し、同時に、主走査アドレス管理回路61を初期化、す
なわち“0”にセットする。また、ゲート信号W.L.
Gateが立ち上がって、以下同様に書込みを行ってい
く。そして、副走査アドレス管理回路62のアドレス値
が“n”となったとき、前記同様にして主走査アドレス
管理回路61を初期化、すなわち“0”にセットすると
ともに、記憶手段52(2)に対し記憶手段52(1)
の書込みがnで終了したことを知らせ、次の記憶手段5
2(2)に書込みを行うことを伝える信号NEXTを出
力する。これにより、記憶手段52(2)は副走査アド
レス管理回路62aを初期化、すなわちアドレス“0”
にセットし、次回の同期信号のサイクルにより自己の記
憶回路63aへの画像情報の書込みに備える。この作動
を記憶手段52(10)まで順次行っていく。記憶手段
52(1)は前記同期信号W.L.Syncに続いてゲー
ト信号W.L.Gateが立ち上がると、前述と同様に記
憶回路63の副走査アドレスの最終アドレス“n”の主
走査アドレス“0”番地から“r番地”へ画像情報W.
VDを書込み、書込み動作を終了(画像情報処理回路6
0はCCDの画像情報の入力を停止し、記憶手段52へ
の読取り開始信号W.F.Gateの出力を停止)する。
その後、原稿2がコンタクトガラス1から排出され、次
の原稿2aがセンサ(図示せず)を蹴って、以下同様
に、今度は記憶回路63aに書込みを行うことになる。
その前に、原稿2の倍率に合った記録媒体31がレジス
ト検知センサ17に到達し、その所定カウント後に(記
録媒体31の先端と感光体25の接する位置とレジスト
検知センサ17との距離が上記接点と潜像形成のための
露光位置との距離よりも長い条件で)、画像記録制御回
路71は記憶手段52(1)(記憶手段52(2)以下
は次の原稿2aの書込みに備える)に画像情報の読出し
を要求する信号D.Reqを出力する。この信号に記憶手
段52(1)のメモリ制御回路64がビデオ制御回路7
2からの走査光の同期検知板23の検出信号よりなる同
期信号R.L.Syncとのタイミングを取り、副走査ア
ドレス管理回路62及び主走査アドレス管理回路61を
初期化し、同時に同期信号切換回路69の出力を、画像
記録手段54からの同期信号R.L.Syncとなるよう
に切換信号W/Rを出力し、記憶回路63を読出し状態
にし、画像情報の読出し開始を知らせるR.F.Gate
を出力する。また、同時にD.F/F回路65をクリア
し、選択回路66の選択信号をB入力にセットする。A
入力は画像編集時使用するモードであり、特に本実施の
形態では関係ない。つまり、クリアされたD・F/F回
路65のQ出力(High)を入力しているBが選択され
ることにより、ANDゲート67の一方の入力はHigh
となり、残りの入力がされればそのままラッチ回路68
に入力させることになる。
【0021】ここで、メモリ制御回路64は同期信号
R.L.Syncに同期し、画像情報R.VDを出力する
ためのゲート信号R.L.Gateを出力すると共に、主
走査アドレス管理回路61のカウントアップを開始す
る。これによりANDゲート67は、その出力がHigh
となり、ラッチ回路68を画像情報の出力状態とし、副
走査アドレス“0番地”の主走査アドレス“0番地”か
ら“r番地”の画像情報がR.VDとして読み出され
る。
【0022】続いて同期信号R.L.Syncが入力され
ると、副走査アドレス管理回路62をカウントアップし
同時に主走査アドレス管理回路61を初期化し、同様に
ゲート信号R.L.Gateを出力し、画像情報R.VD
を順次読み出す。画像記録手段54のビデオ制御回路7
2は、記憶手段52(1)からの画像情報読出し開始信
号R.F.Gateを入力し、画像情報及びゲート信号
R.L.Gateの待ち状態となり、続いてR.L.Gate
と画像情報R.VDを入力し、図示しないトグルバッフ
ァメモリに入力する。そして、次のR.L.Gateと画
像情報R.VDをもう一つのトグルバッファメモリに入
力しているサイクルにおいて、前回入力したトグルバッ
ファメモリにより画像情報を読み出して、この画像情報
に基づき走査光の同期検知信号に同期して半導体レーザ
18を変調し、感光体上に潜像を作成することになる。
記憶手段52(1)は、この時点においても画像記録手
段54からの同期信号R.L.Syncを入力する毎にゲ
ート信号R.L.Gateと画像情報R.VDを出力し、
副走査アドレス管理回路62のアドレス値をカウントア
ップしていく。そして、副走査アドレス値が最終値“n
番地”になったとき、読出しを終了したことを知らせる
信号“NEXT”を記憶手段52(2)へ出力し、副走
査アドレス“n番地”の主走査アドレス“0番地”か
ら”r番地”の画像情報をゲート信号R.L.Gateと
共に出力し、次の同期信号R.L.Syncを入力した時
点で読出し開始信号R.F.Gateの出力を停止する。
既にその前に記憶手段52(2)への書込みが完了して
いるので、記憶手段52(2)のメモリ制御回路63a
は前記記憶手段52の読出し終了信号NEXTを入力し
て、前述したように、次の記録媒体31からのレジスト
検知センサ17信号により同様な手順を繰り返す。
【0023】以上が通常〔記録媒体の搬送方向サイズと
原稿の副走査(Y)方向サイズの比または記録媒体の幅
方向サイズと原稿の主走査(X)方向サイズの比が複写
倍率と一致する〕の場合の記憶手段の書き込み及び読込
み手順である。ところが、上記のようなケースでなく、
記録媒体の搬送方向サイズと原稿の主走査(X)方向サ
イズの比または記録媒体の幅方向サイズと原稿の副走査
(Y)方向サイズの比が複写倍率と一致するような場合
(上述の場合で言い換えれば、記録媒体のセツト方向が
逆のとき)でも全く問題なくコピーできる。
【0024】その説明を以下にする。まず、図9
(A),(B),(C)において、図9(A)は通常の
画像の副走査を行い、主走査を列としたマトリツクスA
に見立てた各要素とすると、図9(B)または図9
(C)のようなマトリツクスB,Cを得れば90゜回転
した画像を得ることできる。原稿2のサイズ検知が終了
した時点で、複写倍率に対応するサイズの記録媒体がセ
ツト方向のみ異なって存在したこと(自動給紙選択モー
ドにおいて)が判明する。だが、書込み時は前述したよ
うに通常のモードで実行しておく(この段階から書込み
を変則的にしても結果は同じになる)。読出しを要求す
る信号D.Reqの出力により、副走査アドレス管理回路
61のプリセツト値をそれぞれk,lとすると、マトリ
ツクスBの場合はk=“0”,l=“r”(またはマト
リツクスCの場合はk=“n”,l=“0”)とおく。
同様にメモリ制御回路64は同期信号R.L.Syncに
同期し、画像情報R.VDを出力するためのゲート信号
R.L.Gateを出力すると共に、マトリツクスBの場
合は副走査アドレス管理回路62のカウントアツプを開
始する。この結果、主走査アドレス“r番地”の副走査
アドレス“0番地”から“n番地”の画像情報がR.V
Dとして読み出される。マトリツクスCの場合は副走査
アドレス管理回路62のカウントダウンを開始する。こ
の結果、主走査アドレス“0番地”の副走査アドレス
“n番地”から“0番地”の画像情報がR.VDとして
読み出される。続いて、同期信号R.L.Syncが入力
されると、マトリツクスBの場合は主走査アドレス管理
回路61をカウントダウンし、同時に副走査アドレス管
理回路62を初期化(プリセツト値0に戻す)し、同様
にゲート信号R.L.Gateを出力し、副走査アドレス
管理回路62のカウントアツプを開始する。マトリツク
スCの場合も同様に主走査アドレス管理回路61をカウ
ントアツプし、同時に副走査アドレス管理回路62を初
期化(プリセツト値“n”に戻す)し、同様にゲート信
号R.L.Gateを出力し、副走査アドレス管理回路6
2のカウントダウンを開始する。以上を順次繰り返すこ
とによつて、マトリツクスBまたはCの画像情報に変換
できる。以上の動作を図10、図11、図12のタイミ
ングチヤートに示した。
【0025】上述のように構成したため、本実施の形態
では図示しない「ソートモード」を操作部より入力する
と、図示しないADFから原稿が給送され、順次記憶手
段52(1),52(2)…,52(10)に画像情報
が書き込まれていく。それと略同時に原稿サイズの複写
倍率倍の記録媒体31が選択され、既述の通り画像が形
成されていく。この記録媒体31と送り方向のみ異なる
他の記録媒体31は他の給紙口15,16にセツトされ
ているものとする。そして排紙トレイ35に順次スタツ
クされる。ADF中の原稿が無くなるエンド検知信号が
作動し、最終の原稿2の画像が感光体25によつて記録
媒体に転写されると、今度は送り方向のみ異なる前記他
の記録媒体31がスタートし、順次D.Req信号により
記録媒体31に画像を形成していく。これを順次繰り返
すことにより、10枚以下の異なる原稿をページ順に何
部でもコピーできるのでソータは必要なくなる。勿論、
ADFから給紙される原稿枚数は10枚以下であり、1
1枚以上あれば、10枚で1度区切ってリピートを始め
ればよい(請求項1記載の発明)。ADFを使用しなく
ても「ソートモード」を操作部にキー入力した時点か
ら、10枚以下の原稿2からコピーをとつた後で「エン
ターキー」または「リピートキー」なるものを押下する
ことによつてリピート動作が始まるようにすることがで
きる。
【0026】なお、単に記録媒体と原稿のサイズ比のみ
でなく、記録媒体の種別が一致しないと問題である場合
には種別(普通紙とトレーシングペーパー等)も検知す
る必要がある。また、記録媒体も単にシートだけでな
く、ロール紙にしても同様の効果が得られる。但しこの
場合のサイズはシートの場合と異なって、搬送方向と直
角な幅方向のサイズの情報のみが優先条件となる(搬送
方向長さはカツターにより任意の位置で切断可能なた
め)。つまりロール紙の幅方向サイズと原稿の主走査方
向または副走査方向のどちらかのサイズの比が複写倍率
に一致しさえすれば、搬送方向サイズを原稿の複写倍率
に合わせてカツトすることによつて所望のコピー画像を
得られる。
【0027】以下にシート紙と異なる点を中心に図13
にて説明する。図13はロール紙A1,A2,A3への
画像記録手段54の一実施の形態を示している。
【0028】ロール紙A1,A2,A3はユーザーの好
みにより記録媒体の紙質、用紙幅等によつて自由にセツ
トできる。今、ロール紙A1,A2,A3の中から原稿
サイズにあつたロール紙が1つ選択された(便宜上A2
ロール紙を選択)とする。ロール紙A2から転写位置ま
での距離は長いので原稿のサイズ検知が行われた直後
に、図8に示した画像記録手段54の画像記録制御回路
71のモータ73の駆動を開始する。それによつて、フ
イードローラ対B2が回転し、カツターC2直後に先端
の合ったロール紙A2が搬送され、センサG2に到達す
ると画像記録制御回路71は搬送するローラ紙A2の長
さを計数するために、ビデオ制御回路72からの走査光
の同期検知板23の検出信号よりなる同期信号R.L.
Syncのカウントを開始する。続いて、ロール紙A2の
先端がレジスト検知17に達すると、前述のD.Reqを
出力し、所定の画像を形成する。
【0029】ところで、画像記録手段54はさらにロー
ル紙A2を搬送し続け、同時に画像記録制御回路71は
同期信号R.L.Syncの周期より演算した長さより、
カツターC2とセンサG2との距離分を差し引いた値が
前記システム制御手段56より受けた原稿2の主走査ま
たは副走査方向の長さの複写倍率に等しくなつた時点で
カツターC2を作動させてロール紙A2を切断し、同時
にフイードローラー対B2を停止させ、ロール紙A2の
送り出しを完了する。尚、センサF2は幅方向の長さ検
知で、幅方向に複数個ある。また、他のロール紙A1,
A3におけるフイードローラ対B1,B3、カツターC
1,C3、センサG1,G3も同様の作動をすることは
言うまでもない。
【0030】さらに、本実施の形態は記録媒体の有効利
用が図れ、次のような使い方もできる。すなわち、図1
の給紙口15,16または図13のセツト段のロール紙
A1,A2,A3のうちのどれか1つを使用中に、その
記録媒体31が無くなつたときでもロール紙の幅または
カツト紙方向の違いがあつても、原稿2の2辺が複写倍
率にあう記録媒体31がセツトされていさえすれば、そ
こからエンドレスで給紙し、コピーを得ることもでき
る。また、入力手段55によつてJOB(複写作業)毎
に送り方向を排紙トレイ35にセツトさせたい時も、一
々原稿の向きを変えずにでき、後の仕分けが楽になる。
【0031】上述のように、記憶手段52(1),52
(2)…,52(10)の数を増やすと、その分だけ原
稿画像の記憶枚数が増加する。従って、例えば原稿10
枚を15部といつた場合、記憶手段が10枚以上あれば
原稿の頁順に1部排紙トレイ35にスタツクさせた後、
次の1部はそのスタツクの向きと直角の向きにスタツク
させ、さらにまた次の一部は最初にスタツクした向きに
スタツクさせるというように、何部でもできる。このた
めソータ(仕分け装置)を装着しなくても目的を達成で
き、さらに小さなスペースで省略化を図れる。
【0032】本来的な使い方ではあるが、原稿の複写倍
率に対応する記録媒体31が2つ以上あつた場合、コピ
ースピードがあがる方(搬送方向に対し横長にセツトし
てある方)の優先順位を上げた方が有利であるのは言う
までない。尚、ロール紙の場合のコピースピードがあが
る方というのは搬送方向に対し横長にカツトする方であ
る。
【0033】このような前記実施の形態にあっては、記
録紙を給送する給紙手段と、画像データを複数頁分記憶
する画像記憶手段52(1),52(2)…と、画像記
憶手段52(1),52(2)…から読み出された画像
データを給紙手段により給送された記録紙に記録する画
像記録手段54と、画像記録条件を入力する入力手段5
5と、記憶すべき画像データが画像記憶手段52
(1),52(2)…の容量を越えた場合、容量分の画
像データを記憶させた時点でそれ以降の記憶を中断して
記録手段に記録を行わせ、入力手段55により入力され
た設定部数回の記録が終了すると残りの画像データの記
憶を再開させる制御手段を備えたため、従来はメモリ容
量を超えるとエラーを発し、容量内に納まるように原稿
枚数等を減らして再度読み取りを行っていたり、あるい
はメモリ容量を増やせばある程度はエラーを回避できる
が、完全に防止することはできず、またメモリは高価で
あるためコストアップにもなるのを、コスト上昇を抑え
つつ、再読み取り等の手間を無くし、生産性を上げるこ
とができる。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、従来はメ
モリ容量を超えるとエラーを発し、容量内に納まるよう
に原稿枚数等を減らして再度読み取りを行っていたり、
あるいはメモリ容量を増やせばある程度はエラーを回避
できるが、完全に防止することはできず、またメモリは
高価であるためコストアップにもなるのを、コスト上昇
を抑えつつ、再読み取り等の手間を無くし、生産性を上
げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の全体構成の概要を示す正
面図である。
【図2】画像読取り手段の拡大正面図である。
【図3】画像記録手段の拡大正面図である。
【図4】画像記録手段の平面図である。
【図5】制御系全体のブロツク図である。
【図6】画像読取り手段の制御系のブロツク図である。
【図7】画像記憶手段の制御系のブロツク図である。
【図8】画像記録手段の制御系のブロツク図である。
【図9】画像マトリツクスの説明図である。
【図10】各信号のタイミングチヤートである。
【図11】各信号のタイミングチヤートである。
【図12】各信号のタイミングチヤートである。
【図13】ロール紙を使用する他の実施の形態を示す正
面図である。
【符号の説明】
2 原稿 15,16 給紙口 23,33 記録媒体サイズ検知手段 31 記録媒体 32 記録媒体搬送手段 51 画像読取り手段 52(1),52(2)…,52(10) 画像記憶手
段 54 画像記録手段 55 入力手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録紙を給送する給紙手段と、 画像データを複数頁分記憶する記憶手段と、 前記記憶手段から読み出された画像データを前記給紙手
    段により給送された記録紙に記録する画像記録手段と、 画像記録条件を入力する入力手段と、 記憶すべき画像データが前記記憶手段の容量を越えた場
    合、容量分の画像データを記憶させた時点でそれ以降の
    記憶を中断して前記記録手段に記録を行わせ、前記入力
    手段により入力された設定部数回の記録が終了すると残
    りの画像データの記憶を再開させる制御手段を備えたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
JP35788098A 1998-12-16 1998-12-16 画像形成装置 Pending JPH11254767A (ja)

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