JPH0879499A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0879499A
JPH0879499A JP6215676A JP21567694A JPH0879499A JP H0879499 A JPH0879499 A JP H0879499A JP 6215676 A JP6215676 A JP 6215676A JP 21567694 A JP21567694 A JP 21567694A JP H0879499 A JPH0879499 A JP H0879499A
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JP6215676A
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English (en)
Inventor
Keiichi Matsumura
村 圭 一 松
Takahiko Uno
野 高 彦 宇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 種類の異なる複数群の原稿を同時に原稿台上
にセットした場合でも、コピ−動作完了後の仕分け作業
を不要にする。ソ−タの設置を不要にする。 【構成】 画像メモリに対する書き込み/読み書きの際
に、画像の画素配列とメモリアドレスとの並びを変更し
て画像の90度回転を実現する。原稿の区分が変わる毎
に、ならびに部数の区切り毎に、出力画像の向きを90
度変更し、転写紙の給紙系を切換える。更に、原稿の区
分が変わる毎に、ならびに部数の区切り毎に、種類の異
なる転写紙を別の給紙系から給紙して画像を形成せずに
排紙し、コピ−群の間に挟み込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル複写機,ファ
クシミリなどの画像形成装置に関し、特に、形成した多
数枚のコピ−画像の自動仕分けに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば自動原稿給紙装置(ADF)を備
える複写機を使用する場合、オペレ−タは原稿給紙台上
に多数枚の原稿を積み重ねて載置した後、スタ−トキ−
を押下するだけでよく、後は複写機が原稿を1枚ずつ順
次に所定の画像読取部に給送し、各原稿に対するコピ−
画像の形成を連続的に実行する。
【0003】但し、コピ−画像の形成部数が複数(n)
の場合、コピ−トレイ上に出力されるコピ−は、1枚目
の原稿に対するn枚のコピ−,2枚目の原稿に対するn
枚のコピ−,3枚目の原稿に対するn枚のコピ−,4枚
目の原稿に対するn枚のコピ−,・・・が順番に重なっ
た状態で積載されるので、これらをn部のコピ−に仕分
けする必要がある。このような仕分け作業は、ソ−タを
用いることにより自動化できるが、ソ−タがない比較的
安価な複写機を用いる場合には、オペレ−タが手作業で
仕分けせざるを得ない。
【0004】また、互いに種類の異なる複数グル−プの
原稿群を全てADFの原稿台上に載置してコピ−する場
合には、仮にソ−タを用いたとしても、通常は複数グル
−プのコピ−が重なった状態でコピ−作業が終了するの
で、オペレ−タは手作業でグル−プ毎に区分されるよう
にコピ−を仕分けせざるを得ない。あるいは、オペレ−
タが予め原稿をグル−プ毎に区分し、1グル−プ毎に原
稿のセットを行ない、それらのコピ−が終了したら、そ
のコピ−をコピ−トレイから取り去った後、別グル−プ
の原稿をセットしてコピ−動作を再開するように操作を
繰り返す必要がある。従って、いずれの場合でも、オペ
レ−タの作業は煩雑になる。
【0005】そこで、特開昭61−50157号公報の
電子複写機では、予め複数グル−プの原稿群の境界に仕
切り紙を挟み込んで原稿群を原稿台にセットする場合を
想定し、仕切り紙を検知する手段を設けて原稿群のグル
−プの境界を自動識別可能にしている。そして、ソ−タ
を用いることにより、コピ−群をグル−プ毎に自動仕分
け可能にしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
複写機では、オペレ−タの仕分け等の作業を自動化する
には、ソ−タを備えることが不可欠である。しかしなが
ら、ソ−タは比較的高価である。しかも、ソ−タは大型
であるため複写機を設置するのに広いスペ−スが必要に
なる。
【0007】従って本発明は、ソ−タを設置することな
く、コピ−群の仕分けを自動化することを主な課題とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明では、原稿台上に積載された原稿を
1枚ずつ順次に所定の画像読取位置に給送する自動原稿
給送手段(1),前記画像読取位置の原稿画像を画素ご
とにデジタル的に読み取る読取手段(50),該読取手
段が読み取った複数枚の原稿の画像データを記憶し記憶
した画像データを指示に応答して読み出す記憶手段(6
6),及び前記記憶手段から読み出された画像データに
基づいた画像を所定の転写紙上に形成する画像形成手段
(57,15,17)を有する画像形成装置において:
前記自動原稿給送手段により画像読取位置に給送された
原稿が無地紙か否かを検知する原稿区切紙識別手段(6
7);画像形成手段に供給される転写紙を保持する少な
くとも2つの転写紙積載部(8,9,10);該転写紙
積載部のいずれか選択した部分から、転写紙を画像形成
手段に1枚ずつ給送する転写紙給送手段(11,12,
13);前記記憶手段に対する画像デ−タの書き込みと
読み出しの少なくとも一方の制御により、読み出される
画像の向きを90度回転自在な画像回転手段(65);
及び所定の動作モ−ドが指定されている時には、前記原
稿区切紙識別手段が無地紙の原稿を検出した状態を境界
として原稿群を区分し、該境界より前の原稿と後の原稿
とで、前記画像回転手段の画像回転動作を切換えるとと
もに、前記画像形成手段に給送される転写紙を保持する
転写紙積載部の選択を切換える、仕分け制御手段(6
8,171〜17A,181〜189,191〜19
D);を設ける。
【0009】また請求項2の発明では、指定された画像
形成部数が2以上の場合には、前記仕分け制御手段は、
前記原稿区切紙識別手段が無地紙の原稿を検出した状態
を境界として原稿群を区分し、区分された原稿群毎に、
指定部数の画像形成を繰り返すとともに、区分された原
稿群単位の1部の画像形成毎に、前記画像回転手段の画
像回転動作を切換え、更に前記画像形成手段に給送され
る転写紙を保持する転写紙積載部の選択を切換える(1
81〜189,191〜19D,201〜20A)。
【0010】また請求項3の発明では、少なくとも3つ
の転写紙積載部(8,9,10)を含み、前記仕分け制
御手段は、所定の動作モ−ドが指定されている時には、
前記原稿区切紙識別手段が無地紙の原稿を検出した状態
を境界として原稿群を区分し、該境界より前の原稿と後
の原稿とで、前記画像回転手段の画像回転動作を切換え
るとともに、前記画像形成手段に給送される転写紙を保
持する転写紙積載部の選択を切換え、更に、前記境界に
おいて、その前後で選択される2つの転写紙積載部とは
異なる第3の転写紙積載部から転写紙を給紙し、該転写
紙に対しては画像形成を省略してそれを排出する(21
1〜21F)。
【0011】請求項4の発明では、原稿台上に積載され
た原稿を1枚ずつ順次に所定の画像読取位置に給送する
自動原稿給送手段(1),前記画像読取位置の原稿画像
を画素ごとにデジタル的に読み取る読取手段(50),
該読取手段が読み取った複数枚の原稿の画像データを記
憶し記憶した画像データを指示に応答して読み出す記憶
手段(66),及び前記記憶手段から読み出された画像
データに基づいた画像を所定の転写紙上に形成する画像
形成手段(57,15,17)を有する画像形成装置に
おいて:前記自動原稿給送手段により画像読取位置に給
送された原稿が無地紙か否かを検知する原稿区切紙識別
手段(67);画像形成手段に供給される転写紙を保持
する少なくとも2つの転写紙積載部(8,9,10);
該転写紙積載部のいずれか選択した部分から、転写紙を
画像形成手段に1枚ずつ給送する転写紙給送手段(1
1,12,13);及び所定の動作モ−ドが指定され、
しかも指定された画像形成部数が2以上の場合には、前
記原稿区切紙識別手段が無地紙の原稿を検出した状態を
境界として原稿群を区分し、区分された原稿群毎に、指
定部数の画像形成を繰り返すとともに、区分された原稿
群単位の1部の画像形成毎の区切り時点において、その
前後で選択される転写紙とは異なる転写紙を、もう1つ
の転写紙積載部から給紙し、該転写紙に対しては画像形
成を省略してそれを排出する、仕分け制御手段(68,
181〜189,201〜20A,221〜229);
を設ける。
【0012】また請求項5の発明では、前記原稿区切紙
識別手段が無地紙の原稿を検知した時には、その原稿か
ら読み取って得た画像データの前記記憶手段への記憶を
省略する手段(49,145,14A,14B)を備え
る。
【0013】なお上記括弧内に示した記号は、後述する
実施例中の対応する要素もしくは処理ステップの符号を
参考までに示したものであるが、本発明の各構成要素は
実施例中の具体的な要素のみに限定されるものではな
い。
【0014】
【作用】請求項1の発明においては、原稿台上に積載さ
れた原稿は、自動原稿給送手段(1)によって1枚ずつ
順次に所定の画像読取位置に給送され、これらの原稿の
画像が読取手段(50)によって順次に読取られ画像デ
ータが生成される。この画像デ−タは、記憶手段(6
6)に一時的に蓄積された後、必要に応じて読み出さ
れ、画像形成手段(57,15,17)に印加される。
画像形成手段は、各原稿のコピ−画像を所定の転写紙上
に形成する。コピ−画像を形成する転写紙は、少なくと
も2つの転写紙積載部(8,9,10)のうち選択され
た部分から、転写紙給送手段(11,12,13)によ
って給送される。
【0015】原稿区切紙識別手段(67)は、自動原稿
給送手段により画像読取位置に給送された原稿が無地紙
か否かを検知する。本発明では、区分けすべき複数種類
の原稿群の境界位置に実質的に画像が存在しない無地紙
を予め挟み込んで複数種類の原稿群の全てを原稿台上に
積層状態で載置する場合を想定している。従って、原稿
区切紙識別手段の無地紙の検出は、複数種類の原稿群の
境界位置の検出を意味する。
【0016】画像回転手段(65)は、前記記憶手段に
対する画像デ−タの書き込みと読み出しの少なくとも一
方の制御により、読み出される画像の向きを90度回転
することができる。即ち、画像デ−タの画素の並びと記
憶手段のアドレスとの対応関係が書き込み時と読み出し
時とで同一であれば、読み出される画像デ−タの画素の
並びは書き込んだ元の画像デ−タと同一になるが、画像
デ−タの画素の並びと記憶手段のアドレスとの対応関係
を書き込み時と読み出し時とで変えることによって、元
の画像デ−タと読み出される画像デ−タとの画素配列を
変更することができ、画像の向きを90度回転すること
もできる。
【0017】仕分け制御手段(68,171〜17A,
181〜189,191〜19D)は、所定の動作モ−
ド(区分けモ−ド)が指定されている時には、原稿区切
紙識別手段が無地紙の原稿を検出した状態を境界として
原稿群を区分し、該境界より前の原稿と後の原稿とで、
前記画像回転手段の画像回転動作を切換えるとともに、
前記画像形成手段に給送される転写紙を保持する転写紙
積載部の選択状態を切換える。
【0018】例えば、予め第1の転写紙積載部に縦向き
で所定サイズの転写紙を保持し、第2の転写紙積載部に
は横向きで同一サイズの転写紙を保持しておく。そし
て、仕分け制御手段の制御により、前記境界より前の原
稿に対しては、縦向きに配置された転写紙を第1の転写
紙積載部から給紙するとともに、画像を90度回転せず
にコピ−画像を形成し、前記境界より後の原稿に対して
は、横向きに配置された転写紙を第2の転写紙積載部か
ら給紙するとともに、画像を90度回転してコピ−画像
を形成する。
【0019】このようにすると、例えば図23に(1)
として示すように、前記境界より前の原稿に対応する第
1群の転写紙(コピ−)は縦向きに、前記境界より後の
原稿に対応する第2群の転写紙は横向きに、それぞれ配
向されて出力されるので、原稿の種類毎に転写紙は明ら
かに区分けされており、オペレ−タの区分け作業は不要
である。しかも、ソ−タを設置する必要はない。
【0020】また請求項2の発明では、指定された画像
形成部数が2以上の場合には、仕分け制御手段の制御に
より、前記原稿区切紙識別手段が無地紙の原稿を検出し
た状態を境界として原稿群を区分し、区分された原稿群
毎に、指定部数の画像形成を繰り返すとともに、区分さ
れた原稿群単位の1部の画像形成毎に、前記画像回転手
段の画像回転動作を切換え、更に前記画像形成手段に給
送される転写紙を保持する転写紙積載部の選択を切換え
る(181〜189,191〜19D,201〜20
A)。
【0021】例えば、予め第1の転写紙積載部に縦向き
で所定サイズの転写紙を保持し、第2の転写紙積載部に
は横向きで同一サイズの転写紙を保持しておき、オペレ
−タがコピ−部数として2をセットする場合を想定す
る。この場合、仕分け制御手段の制御により、まず前記
境界より前の原稿に対して1部目のコピ−が生成され、
その時には縦向きに配置された転写紙を第1の転写紙積
載部から給紙するとともに、画像を90度回転せずにコ
ピ−画像を形成する。次に境界より前の原稿に対して2
部目のコピ−が生成され、その時には横向きに配置され
た転写紙を第2の転写紙積載部から給紙するとともに、
画像を90度回転してコピ−画像を形成する。続いて、
前記境界より後の原稿に対して、1部目のコピ−が生成
され、その時には縦向きに配置された転写紙を第1の転
写紙積載部から給紙するとともに、画像を90度回転せ
ずにコピ−画像を形成する。次に境界より前の原稿に対
して2部目のコピ−が生成され、その時には横向きに配
置された転写紙を第2の転写紙積載部から給紙するとと
もに、画像を90度回転してコピ−画像を形成する。こ
のようにすると、例えば図23に(2)として示すよう
に、コピ−の1部目と2部目との切換り、ならびに原稿
の前記境界より前と後の切換りにおいて、転写紙と画像
(コピ−)の向きがそれぞれ90度変更されて出力され
るので、1部目のコピ−と2部目のコピ−との区分、な
らびに原稿の種類毎のコピ−の区分が明確であり、オペ
レ−タの区分け作業は不要である。しかも、ソ−タを設
置する必要はない。
【0022】また請求項3の発明では、転写紙積載部が
少なくとも3つ(8,9,10)備わっており、所定の
動作モ−ド(区分けモ−ド)が指定されている時には、
仕分け制御手段の制御により、原稿区切紙識別手段が無
地紙の原稿を検出した状態を境界として原稿群を区分
し、該境界より前の原稿と後の原稿とで、前記画像回転
手段の画像回転動作を切換えるとともに、画像形成手段
に給送される転写紙を保持する転写紙積載部の選択を切
換える。更に前記境界において、その前後で選択される
2つの転写紙積載部とは異なる第3の転写紙積載部から
転写紙を給紙し、該転写紙に対しては画像形成を省略し
てそれを排出する(211〜21F)。
【0023】例えば、予め第1の転写紙積載部に縦向き
で所定サイズの転写紙を保持し、第2の転写紙積載部に
は横向きで同一サイズの転写紙を保持し、第3の転写紙
積載部にはサイズの大きな転写紙を保持しておき、オペ
レ−タがコピ−部数として2をセットする場合を想定す
る。この場合、仕分け制御手段の制御により、まず前記
境界より前の原稿に対して1部目のコピ−が生成され、
その時には縦向きに配置された転写紙を第1の転写紙積
載部から給紙するとともに、画像を90度回転せずにコ
ピ−画像を形成する。次に境界より前の原稿に対して2
部目のコピ−が生成され、その時には横向きに配置され
た転写紙を第2の転写紙積載部から給紙するとともに、
画像を90度回転してコピ−画像を形成する。続いて、
第3の転写紙積載部から給紙した大きなサイズの1枚の
転写紙を、画像を形成せずに排出する。次に、前記境界
より後の原稿に対して、1部目のコピ−が生成され、そ
の時には縦向きに配置された転写紙を第1の転写紙積載
部から給紙するとともに、画像を90度回転せずにコピ
−画像を形成する。次に境界より前の原稿に対して2部
目のコピ−が生成され、その時には横向きに配置された
転写紙を第2の転写紙積載部から給紙するとともに、画
像を90度回転してコピ−画像を形成する。このように
すると、例えば図23に(3)として示すように、コピ
−の1部目と2部目との切換り、ならびに原稿の前記境
界より前と後の切換りにおいて、転写紙と画像(コピ
−)の向きがそれぞれ90度変更されて出力されるの
で、1部目のコピ−と2部目のコピ−との区分、ならび
に原稿の種類毎のコピ−の区分が明確であり、オペレ−
タの区分け作業は不要である。更に、原稿の種類毎のコ
ピ−の境界には、サイズが大きく画像のない無地の転写
紙が挟み込まれているので、その境界がより分かり易
い。しかも、ソ−タを設置する必要はない。
【0024】請求項4の発明においては、原稿台上に積
載された原稿は、自動原稿給送手段(1)によって1枚
ずつ順次に所定の画像読取位置に給送され、これらの原
稿の画像が読取手段(50)によって順次に読取られ画
像データが生成される。この画像デ−タは、記憶手段
(66)に一時的に蓄積された後、必要に応じて読み出
され、画像形成手段(57,15,17)に印加され
る。画像形成手段は、各原稿のコピ−画像を所定の転写
紙上に形成する。コピ−画像を形成する転写紙は、少な
くとも2つの転写紙積載部(8,9,10)のうち選択
された部分から、転写紙給送手段(11,12,13)
によって給送される。
【0025】原稿区切紙識別手段(67)は、自動原稿
給送手段により画像読取位置に給送された原稿が無地紙
か否かを検知する。本発明では、区分けすべき複数種類
の原稿群の境界位置に実質的に画像が存在しない無地紙
を予め挟み込んで複数種類の原稿群の全てを原稿台上に
積層状態で載置する場合を想定している。従って、原稿
区切紙識別手段の無地紙の検出は、複数種類の原稿群の
境界位置の検出を意味する。
【0026】仕分け制御手段(68,181〜189,
201〜20A,221〜229)は、所定の動作モ−
ド(区分けモ−ド)が指定され、しかも指定された画像
形成部数が2以上の場合には、前記原稿区切紙識別手段
が無地紙の原稿を検出した状態を境界として原稿群を区
分し、区分された原稿群毎に、指定部数の画像形成を繰
り返すとともに、区分された原稿群単位の1部の画像形
成毎の区切り時点において、その前後で選択される転写
紙とは異なる転写紙を、もう1つの転写紙積載部から給
紙し、該転写紙に対しては画像形成を省略してそれを排
出する。
【0027】例えば、予め第1の転写紙積載部には縦向
きで所定サイズの転写紙を保持し、第2の転写紙積載部
にはサイズの大きな転写紙を保持しておき、オペレ−タ
がコピ−部数として2をセットする場合を想定する。こ
の場合、仕分け制御手段の制御により、まず前記境界よ
り前の原稿に対して、第1の転写紙積載部から給紙され
る転写紙に1部目のコピ−が生成される。続いて、第2
の転写紙積載部から給紙した大きなサイズの1枚の転写
紙を、画像を形成せずに排出する。次に境界より前の原
稿に対して、第1の転写紙積載部から給紙される転写紙
に2部目のコピ−が生成される。続いて、第2の転写紙
積載部から給紙した大きなサイズの1枚の転写紙を、画
像を形成せずに排出する。次に、前記境界より後の原稿
に対して、第1の転写紙積載部から給紙される転写紙に
1部目のコピ−が生成される。続いて、第2の転写紙積
載部から給紙した大きなサイズの1枚の転写紙を、画像
を形成せずに排出する。次に境界より前の原稿に対し
て、第1の転写紙積載部から給紙される転写紙に2部目
のコピ−が生成される。
【0028】このようにすると、例えば図23に(4)
として示すように、コピ−の1部目と2部目との切換
り、ならびに原稿の前記境界より前と後の切換りにおい
て、それぞれの境界位置に、境界であることを示すサイ
ズの大きな無地紙が挟み込まれる。従って、1部目のコ
ピ−と2部目のコピ−との区分、ならびに原稿の種類毎
のコピ−の区分が明確であり、オペレ−タの区分け作業
は不要である。しかも、ソ−タを設置する必要はない。
【0029】また請求項5では、原稿区切紙識別手段が
無地紙の原稿を検知した時には、その原稿から読み取っ
て得た画像データの前記記憶手段への記憶が省略され
る。即ち、原稿群の区切りを示す無地紙上にはコピ−す
べき画像が存在しないので、その原稿(無地紙)から得
られる画像データは無意味である。その画像デ−タの記
憶手段への記憶を省略することによって、記憶手段の記
憶領域の無駄な消費が防止されるので、記憶手段の有効
利用が可能になる。
【0030】
【実施例】本発明を実施するデジタル複写機の全体の構
成例を図1に示し、図1の装置の操作部の主要部の外観
を図2に示し、図1の装置の電気回路の構成の概略を図
3に示す。以下、図1〜図3を参照して説明する。
【0031】原稿群は、自動原稿給送装置(以下、AD
Fという)1にある原稿台2上に積層した状態で(即ち
束にして)、原稿面を上にして載置される。操作部27
上のスタートキー29が押下されると、原稿台2上の原
稿束は、一番下の原稿から1枚ずつ順に、給送ローラ3
及び給送ベルト4によってコンタクトガラス6上の所定
の画像読取位置まで給送される。読取・書込ユニット5
0は、コンタクトガラス6上の原稿の画像を読み取り、
画像デ−タを生成する。読み取りが終了した原稿は、給
送ベルト4及び排送ローラ5によって排出される。ま
た、原稿セット検知器7が原稿台2上に残りの原稿が有
ることを検知した場合、前の原稿と同様にして、原稿台
2上の次の原稿がコンタクトガラス6上に給送される。
なお給送ローラ3,給送ベルト4,及び排送ローラ5
は、搬送モータ26によって駆動される。
【0032】一方、第1トレイ8,第2トレイ9,及び
第3トレイ10にそれぞれ積載された転写紙は、各々、
第1給紙装置11,第2給紙装置12,及び第3給紙装
置13によって給紙され、縦搬送ユニット14によって
感光体15に当接する位置まで搬送される。
【0033】読取・書込ユニット50は、原稿画像を読
取って生成した画像データに基づいて変調したレ−ザ光
を感光体15に照射し、感光体15の表面に原稿画像に
対応するコピ−画像の静電潜像を形成する。図示しない
現像装置の働きにより、感光体15上の静電潜像にトナ
−が付着し、原稿像に対応するトナ−のコピ−画像が形
成される。このコピ−画像が転写紙に転写される。コピ
−画像が転写された転写紙は、搬送ベルト16によって
搬送され、定着ユニット17にて画像を定着された後、
排紙ユニット18によって、排紙トレイ19に排出され
る。
【0034】感光体15,搬送ベルト16,定着ユニッ
ト17,及び排紙ユニット18は、メインモータ25に
よって駆動され、各給紙装置11〜13はメインモータ
25の駆動力が各々給紙CL(CLはクラッチを意味す
る。以下同様)22〜24を介して伝達され駆動され
る。縦搬送ユニット14は、メインモータ25の駆動力
が中間CL21を介して伝達され駆動される。
【0035】操作部27には、液晶ディスプレイ28,
スタートキー29,クリア/ストップキー30,テンキ
ー30,区分けモードキー31が備わっている。液晶デ
ィスプレイ28には、各キーにて設定されたモード,部
数,及び画像形成装置の状態を示すメッセージが表示さ
れる。
【0036】画像読み取り/書き込みユニット50,5
7の構成を図4に示す。図4を参照して説明する。読み
取りユニット50には、原稿を載置するコンタクトガラ
ス板6と光学走査系が備わっている。光学走査系には、
露光ランプ51,第1ミラー52,レンズ53,CCD
イメージセンサ54等々が備わっている。露光ランプ5
1及び第1ミラー52は、図示しない第1キャリッジ上
に固定され、第2ミラー55及び第3ミラー56は図示
しない第2キャリッジ上に固定されている。原稿像を読
み取るときには、光路長が変わらないように、第1キャ
リッジと第2キャリッジとが2対1の相対速度で機械的
に駆動され走査される。この光学走査系は、図示しない
スキャナ駆動モータにて駆動される。原稿画像は、、C
CDイメージセンサ54によって読み取られ、電気信号
に変換されて処理される。レンズ53及びCCDイメー
ジセンサ54を図4における左右方向に移動させること
により、画像の倍率が変わる。すなわち、指定されたコ
ピ−倍率に対応してレンズ53及びCCDイメージセン
サ54の左右方向の位置が設定される。
【0037】書き込みユニット57は、レーザ出力ユニ
ット58,結像レンズ59,ミラー60を備えている。
レーザ出力ユニット58の内部には、レーザ光源である
レーザダイオード及び電気モータによって高速で定速回
転する多角形ミラー(ポリゴンミラー)が備わってい
る。
【0038】書き込みユニット57から出力されるレー
ザ光が、画像作像系に備わった感光体15に照射され
る。図示しないが、感光体15の一端近傍のレーザビー
ムを照射される位置に、主走査同期信号を発生するビー
ムセンサが配置されている。
【0039】図3に示す画像処理部(IPU)49の構
成を図5に示す。図5を参照して説明する。露光ランプ
51から出た光は、コンタクトガラス6上の原稿の画像
面で反射し、この反射光が、R(レッド),G(グリ−
ン),B(ブル−)の3原色に色分解され、R,G,B
各色毎にCCDイメージセンサ54に入射する。CCD
イメージセンサ54は、入射光を各色毎に光電変換す
る。CCDイメージセンサ54が出力する各色のアナロ
グ信号は、A/Dコンバータ61にてデジタル信号に変
換される。A/Dコンバータ61が出力するデジタル画
像信号は、シェーディング補正処理62及び画像処理部
63を通って、セレクタ64に入力される。画像処理部
63では、MTF補正,γ補正等の画像処理を実施す
る。セレクタ64は、入力された画像信号(画像デ−
タ)を、書き込み部57や、後に詳しく説明する、合紙
検知ユニット67及び画像メモリコントローラ65へ送
る。ただし、書き込みユニットに送られる画像信号は、
R,G,Bの組合せにより生成した黒色の画像データで
あり、8ビットの階調を有する。
【0040】画像メモリコントローラ65とセレクタ6
4間は、双方向に画像信号を入出力可能な構成となって
いる。CPU68は、合紙検知ユニット67,画像メモ
リコントローラ65等に対する各種設定や、読み取り部
50及び書き込み部57の制御を実施する。さらに、C
PU68は、メモリコントローラ65を介して、画像メ
モリ66のデータの書き込み及び読み出しが出来る。C
PU68が実行するプログラムやデータは、ROM69
又はRAM70に格納される。
【0041】セレクタ64の部分に現われる画像信号の
タイミングを図6に示す。図6を参照して説明する。同
期信号/FGATEは、1ページの画像データの副走査
方向の有効期間を表している。また同期信号/LSYN
Cは、1ライン毎の主走査同期信号であり、この信号が
立ち上がった後で、所定時間が経過すると、画像信号が
有効になる。主走査方向の画像信号が有効であることを
示す信号が、/LGATEである。これらの信号は、画
素クロックVCLKに同期しており、VCLKの1周期
の間に1画素(8ビット:256階調)の画像データが
送られてくる。本実施例では、転写紙への書込密度40
0dpi、最大画素数は、主走査方向が4800画素、
副走査方向が6800画素になっている。転写紙に画像
形成される画像と、/FGATE,/LGATEの信号
との関係を図7に示す。また本実施例では、R,G,B
各色の階調が255に近いほど白画像に近づく。
【0042】次に、画像メモリ66に対するデ−タの入
出力について説明する。本画像メモリ66は、画像メモ
リコントローラ65の制御により、通常の画像入出力に
加え、画像出力の際に、画像の90度回転処理が可能で
ある。
【0043】メモリコントローラ65は、画像データの
入出力を画像バスを通じて制御する。メモリコントロー
ラ65の動作は、予めCPU68がCPUバスにて設定
する。設定する内容は、図7に示すような画像信号に対
応した画像領域,及び動作モードである。画像メモリ6
6に1ページの画像デ−タを書き込む時には、各色各画
素のデ−タ(8ビット:256階調)は図8の番号の順
序で、メモリに格納される。また、複数ページの画像デ
−タを画像メモリ66に書き込む時には、画像メモリ6
6のアドレスが各ペ−ジに対して図9のように割り当て
られる。なお図9において、アドレスは16進数で表記
されている。本実施例では、4800×6800画素構
成の画像を128ページ記憶可能である。
【0044】次に、画像メモリコントローラ65から出
力される、画像バス上のアドレスの生成について説明す
る。画像メモリコントローラ65から出力されるアドレ
ス値Adは、次のように生成される。ここで、Xc,Y
cは走査に同期してカウントアップまたはダウンするカ
ウンタであり、Apは入出力するページ(Page)に
対応する先頭アドレスを示す。
【0045】 画像入力時: ページ先頭アドレスAp=2000000h×(Page−1) Xcカウントアップ:/VCLK毎, 0→4800 Ycカウントアップ:/LSYNC毎, 0→6800 Ad=Xc+4800×Yc+Ap 画像出力時(回転無し): ページ先頭アドレスAp=2000000h×(Page−1) Xcカウントアップ:/VCLK毎, 0→4800 Ycカウントアップ:/LSYNC毎, 0→6800 Ad=Xc+4800×Yc+Ap 画像出力時(90度回転時): ページ先頭アドレスAp=2000000h×(Page−1) Xcカウントアップ:/LSYNC毎, 0→6800 Ycカウントダウン:/VCLK毎, 4800→0 Ad=Xc+Yc×6800+Ap 上記の通りこの実施例では、画像入力時と、回転がない
時の画像出力時とでは、生成するアドレスAdの変化順
が同一であるが、画像入力時と、90度回転する時の画
像出力時とでは、アドレスAdの変化順が異なる。即
ち、画像入力時、及び回転がない時の画像出力時には、
主走査位置が1画素進む毎に(/VCLK毎に)アドレ
スAdが+1ずつ変化し、副走査位置が1画素進む毎に
(/LSYNC毎に)アドレスAdが+4800(横方
向1ラインの画素数)ずつ変化するのに対し、90度回
転する時の画像出力時には、主走査位置が1画素進む毎
に(/VCLK毎に)アドレスAdが+6800(縦方
向1行の画素数)ずつ変化し、副走査位置が1画素進む
毎に(/LSYNC毎に)アドレスAdが+1ずつ変化
する。
【0046】従って、画像を回転しない時には書き込み
時と読み出し時で、走査同期信号/VCLK,/LSY
NCの走査と画像を構成する画素群の縦横の並びとの対
応関係に変化が生じないが、画像を90度回転する時に
は、書き込み時と読み出し時で、走査同期信号/VCL
K,/LSYNCの走査と画像を構成する画素群の縦横
の並びとの対応関係が変化する。この変化によって画像
の向き(90度回転)を制御することができる。
【0047】なお、この実施例では、メモリに対する画
像デ−タの書込み順を固定し、メモリからの画像デ−タ
読み出し時のデ−タの読出し順を変えることによって画
像の回転を実現しているが、逆に、メモリからの画像デ
−タの読出し順を固定し、画像デ−タの書込み順を変更
しても、同様に画像の回転が可能である。
【0048】なお、CPU68が画像メモリ66をアク
セスする時は、直接CPUの出力するアドレスに対して
書き込み/読み出しがなされる。
【0049】図5に示す合紙検知ユニット67の具体的
な構成を図10に示す。図10を参照し、合紙検知ユニ
ット67について説明する。合紙検知ユニット67は、
読取った原稿が無地紙(有効な画像が存在しないもの)
か否かを識別するものであり、画像処理部(IPU)5
0内に備わっている。この合紙検知ユニット67は、制
御信号/FGATE,/LGATEの有効期間内に指定
された有効な画像データがどれだけ存在するかをカウン
トし、そのデータ量にて合紙(無地紙)であったかどう
かを判断する。この実施例では、互いに種類の異なる複
数グル−プの原稿群を全て積層状態で原稿台上に載置
し、原稿群のグル−プ間の境界位置に、それを示す無地
紙を挟み込むことを想定しており、その無地紙を合紙と
称している。従って合紙検知ユニット67は、原稿群の
グル−プ間の境界を検出する。
【0050】次に、合紙検知ユニット67の具体的な構
成及び動作について説明する。合紙検知ユニット67
は、R,G,B各色毎にコンパレータ(比較器)71,
ラッチ72,及びレジスタ対(R1,R2,G1,G
2,B1,B2)73を備えている。セレクタ64から
入力される各色の画像データは、画素クロックVCLK
に同期してラッチ72にそれぞれ保持される。各レジス
タ対73の内容(X,Y)は、それぞれCPU68によ
り書込まれ、合紙判定に利用される。コンパレータ71
の各々は、ラッチ72が保持する値(Z)と、レジスタ
対73の内容(X,Y)とを比較する。そして、比較の
結果、X≦Z≦Yの条件を満たす時、コンパレータ71
は、低レベルLの信号(条件成立を示す)を出力する。
ディレイブロック74は、信号/FGATE,/LGA
TEの有効期間を示す信号のタイミングをコンパレータ
71の出力と同期させるために信号を遅延させる。
【0051】カウンタ75の動作は、信号/FGAT
E,/LGATEの有効期間中に、R,G,B各色のす
べての条件が成立すると許可され、カウンタ75はVC
LK信号を計数してカウントアップする。1ぺージの画
素数は最大で4800×6800=32640000=
1F20C00(H)であるので、カウンタ75は1F
FFFFF(H)まで計数可能になっている。CPU6
8は、カウンタ75が出力する計数値を1ページの画像
毎に読み出して所定のしきい値と比較する。そして、カ
ウンタ75の計数値が所定値以上であれば合紙(無地紙
検出)と判断し、その結果をCPU68のRAM内に予
め割り当てた合紙フラグ格納エリアに記憶する。またC
PU68は、カウンタ75が出力する計数値を読みだし
た後で、クリア信号/CLEARを出力する。この信号
によってカウンタ75の計数値はクリアされる。
【0052】合紙検知に関するパラメ−タの設定及び動
作の例について説明する。例えば、検知したい合紙(無
地紙)が白紙である場合、読み取った画素を白と判定す
る濃度階調の範囲を例えば250〜255に設定する。
その場合、各色の合紙判定レジスタ対73に、Xとして
250、Yとして255をそれぞれセットする。そし
て、1ページの画像デ−タを合紙検知ユニット67へ入
力する。画像デ−タの入力が終了した後、CPU68は
カウンタ74の計数値を読み出して、それをしきい値と
比較する。このしきい値には、例えば、画像領域の主走
査方向画素数×副走査方向画素数×0.9を定める。そ
して、カウンタ74の計数値がしきい値以上であれば、
合紙検出と判断する。そして、その原稿ページが合紙で
あることを示すフラグを、RAM70の中に設定されて
いるページステータスエリアに記憶する。
【0053】RAM70上のページステータスエリアの
格納形式を図11に示す。図11を参照して説明する。
この実施例では、画像メモリ66上の画像デ−タが入力
されていない空きページには00(H)が割り当てら
れ、次に合紙がくるページ、即ち原稿群と原稿群との境
界(合紙)の手前の原稿の画像デ−タが格納されたペ−
ジにはFF(H)が割り当てられ、それ以外の画像入力
済みのページには10(H)が割り当てられる。従っ
て、ページステータスエリアの内容を参照してそのコ−
ドを識別することにより、画像メモリ66上の各ペ−ジ
の画像デ−タを管理できる。
【0054】画像処理部(IPU)49におけるCPU
68の処理の内容を図12,図13,図14及び図15
に示す。これらの図に示されるフローチャートを参照し
て、IPU49内の読み取りユニット50及び書き込み
ユニット57の動作について説明する。
【0055】まず図12を参照する。ここでは、CPU
68は電源が投入されてから待機状態になるまでの処理
を実行する。即ち、ステップ121では、画像メモリ6
6の内容をクリアし、ステップ122ではRAM70上
のページステータスエリアをクリアする。更に、ステッ
プ123では画像入出力ページを指すページカウンタに
初期値の1をセットし、ステップ124では置数(コピ
ー枚数)カウンタに初期値の1をセットし、次のステッ
プ125では区分けモードフラグを初期状態の1にセッ
トし、続くステップ126では、合紙判定レジスタ73
にそれぞれ所定のパラメ−タをセットする。
【0056】ステップ126が終了すると、CPU68
は待機状態になり、その状態で、例えばメインコントロ
ーラ20(BCU)からのコマンド受信を待つ状態にな
る。そして、メインコントローラ20からのコマンドを
受信すると、図13に示す処理を実行する。
【0057】図13を参照して説明する。メインコント
ローラ20から受信したコマンドが「区分けモ−ド信
号」の時には、ステップ131からステップ134に進
み、区分けモ−ドフラグのセット又はリセットを実施す
る。また、メインコントローラ20から受信したコマン
ドが「読取スタ−ト信号」の時には、ステップ132か
らステップ135に進み、「画像入力処理」を実行す
る。また、メインコントローラ20から受信したコマン
ドが「ペ−ジ出力スタ−ト」の時には、ステップ133
からステップ136に進み、「画像出力処理」を実行す
る。
【0058】ステップ135の「画像入力処理」の内容
を図14に示す。図14を参照して説明する。BCU2
0から画像読み取りスタート信号を受け取ると、CPU
68はステップ141に進み、セレクタ64を制御し
て、画像処理部63から出力される画像デ−タが画像メ
モリ66に入力される状態に設定する。そして次のステ
ップ142では、読み取り部50の光学走査系を駆動
し、原稿から読取って得た画像デ−タを画像メモリ66
にストアする。
【0059】ステップ143では、区分けモードフラグ
の状態を参照して、区分けモードか否かを識別する。そ
して、区分けモードが設定されている場合には、ステッ
プ143から144に進む。ステップ144では、合紙
検知ユニット67のカウンタ75の計数値を読み出す。
そして次のステップ145で、カウンタ75の計数値を
予め定めたしきい値と比較して、合紙検知か否かを識別
する。
【0060】ステップ145で合紙検出と判定した場合
には、次にステップ14Aに進み、RAM70の中のペ
ージカウンタを−1する。更に次のステップ14Bに進
み、ページステータス格納エリアの、ページカウンタの
値が示すペ−ジ位置に、合紙ステータス(FFH)を書
き込む。
【0061】区分けモ−ドでない場合、又は合紙検知し
なかった場合には、ステップ146に進み、ページステ
ータス格納エリアの、ページカウンタの値が示すペ−ジ
位置に、通常原稿ステータス(10H)を書き込む。
【0062】次のステップ147では、次の原稿に備
え、ページカウンタを+1し、続くステップ148で合
紙カウンタ75の計数値をクリアして、次のステップ1
49でBCU20へ画像読み取り終了コ−ドを送信す
る。
【0063】図11は、原稿3枚−合紙−原稿3枚につ
いて順次に画像読み取りした場合のステータス格納エリ
アの状態である。即ち、この実施例では、合紙の有る位
置を直前の原稿ページのステータスエリアと共有してい
る。このようにすると、コピ−対象の画像が存在しない
合紙の画像デ−タについては、画像メモリ66の記憶領
域が使用されないので、画像メモリの有効利用ができる
(請求項5)。実際には、ステップ142の処理におい
て、合紙の画像デ−タについても、それが画像メモリ6
6の1つのペ−ジに記憶されるが、ステップ14Aでペ
−ジカウンタを−1するので、画像メモリ66上の合紙
の画像デ−タが書込まれたペ−ジ位置には、次ペ−ジの
原稿の画像デ−タが重ね書きされることになり、合紙の
画像デ−タは消滅し、保存されない。
【0064】次に図15を参照して説明する。BCU2
0から画像出力スタートコマンドと置数を受け取ると、
CPU68は図15に示す処理を実行する。なお、画像
の読み取りを終えた時点でページカウンタは次に入力す
る画像のエリアを指しているので、最初にページカウン
タが−1される。ステップ151では、セレクタ64を
制御して、画像メモリ66から読み出される画像デ−タ
を書き込みユニット57に出力するように設定する。
【0065】ステップ152では、その時に選択されて
いる転写紙の向き(縦長/横長)と、これから出力する
コピ−画像の向きとが一致するように、画像メモリコン
トロ−ラ65の出力画像の90度回転の有無をセットす
る。なお、その時に選択されている転写紙の向きは、選
択された給紙系がトレイ8,9,10及び給紙装置1
1,12,13の3組のいずれか、ならびに選択された
トレイ8,9,10に縦/横いずれの向きで転写紙がセ
ットされているかによって定まり、その情報は、予めB
CU20から送信される。
【0066】次のステップ153では、画像メモリコン
トローラ65を介して画像メモリ66から読み出した画
像データを書き込みユニット57へ出力する。そして、
1ページの画像を出力した時点で、ステップ154に進
み、BCU20へページ出力終了コ−ドを送信する。
【0067】続くステップ155では、その時に出力し
た画像デ−タのペ−ジが、合紙ペ−ジか否か、及びペ−
ジカウンタが0か否かを識別する。合紙ページでなく、
しかもページカウンタが0でない時には、ステップ15
Aでページカウンタを−1して、ステップ152に戻
り、次ペ−ジの画像出力に移る。ステップ155におい
て、当該ページが合紙ページか、又はページカウンタが
0の時には、ステップ156に進み、置数カウンタを−
1して次のステップ157に進む。
【0068】ステップ157では、置数カウンタが0か
否かを識別し、置数カウンタが0でなければ、ステップ
158でページカウンタを1つ前の合紙ペ−ジ+1、ま
たは最終ページの値にセットする。そして、ステップ1
59で区分け信号1をBCUに送信する。
【0069】ステップ157で、置数カウンタが0の場
合、ステップ15Bに進み、ページカウンタが0か否か
を識別する。そして、ページカウンタが0でない場合、
ステップ15Cでページカウンタを−1して、次のステ
ップ15Dで区分け信号2をBCU20に送信する。
【0070】ステップ15Bでページカウンタが0の時
には、全てのペ−ジの画像出力を終了しているので、B
CU20へ画像出力終了を送信する。
【0071】次に、メインコントローラ(BCU)20
の動作について説明する。BCU20が実行する処理の
概要を、図16,図17,図18及び図19に示す。各
図を参照して説明する。なおここでは、原稿台2にセッ
トする原稿はA4サイズで、原稿台2上に給送方向に対
して横置きで載置し、また第1トレイ8については、A
4サイズの転写紙を給紙方向に対して横置きとし、第2
トレイ9については、A4サイズの転写紙を給紙方向に
対して縦置きとする。
【0072】BCU20は、操作部27からの各種キ−
入力に対応して、様々な処理を実行する。まず、操作部
27上の区分けモードキー31が押下された場合、画像
形成装置が動作中であればキー入力は無効とし、既に区
分けモードが設定されていれば、モード設定を解除す
る。画像形成装置が待機中且つ区分けモードが設定され
ていない状態でキー入力は受けつけられ、区分けモード
が設定される。即ち、図16に示すように、モードキー
31がオンすると、ステップ161から162に進み、
JOB終了フラグの状態を調べ、該フラグが1(終了状
態)の時にステップ163に進み、ステップ163では
区分けモ−ドフラグの状態を識別し、区分けモ−ドフラ
グが1の時にはステップ165でそれを0にクリアし、
区分けモ−ドフラグが0の時にはステップ164でそれ
に1をセットする。
【0073】また、スタートキー29が押下された場
合、BCU20は図17に示す処理を実行する。即ち、
ステップ171でスタ−トキ−のオン/オフを識別し、
オンの時にはステップ172に進み、JOB終了フラグ
の状態を調べる。そして、画像形成装置が動作中(JO
B終了フラグ=0)であればキー入力は無効とし、画像
形成装置が待機中(JOB終了フラグ=1)であればキ
−入力を受け付け、次にステップ173に進む。
【0074】ステップ173ではJOB終了フラグをク
リアし、続くステップ174では、原稿セット検知器7
が出力する信号を参照して、ADF1の原稿台2上に原
稿がセットされているか否かを識別する。ADF1の原
稿台2上に原稿がセットされていない時には、ステップ
179に進んで区分けモ−ドフラグの状態を調べ、それ
が1の時にはステップ17Aで0にクリア(区分けモー
ドを解除)する。
【0075】原稿がセットされていて且つ区分けモード
が設定されている場合には、ステップ174から175
を通って176に進み、IPU49へ区分けモード信号
を送信する。
【0076】次のステップ177では、ADF1の搬送
モータ26をONして、原稿台2上から1枚の原稿を取
り出してコンタクトガラス6上の所定の位置まで給送す
る。そして給送終了後、ステップ178に進み、IPU
49に読取スタート信号を送信して、画像データの読み
取りを開始する。
【0077】また、IPU49から読取終了信号を受信
した場合、BCU20は図18に示す処理を実行する。
図18を参照して説明する。IPU49から読取終了信
号を受信すると、ステップ181から182に進み、原
稿セット検知器7が出力する信号を参照して、原稿台2
上に原稿が残っているか否かを識別する。
【0078】原稿台2上に原稿が残っている時には、ス
テップ182から183に進み、再び原稿を給送し且つ
コンタクトガラス6上にある原稿を排送する。また次の
ステップ184で、IPU49へ読取スタート信号を送
信する。
【0079】全ての原稿を給送済で原稿台2上に原稿が
残っていなければ、ステップ182から185に進む。
そして、ステップ185でコンタクトガラス6上にある
原稿を排送し、次のステップ186でメインモータ25
をONし、次のステップ187で転写紙フラグに1をセ
ット(第1トレイ8を選択)し、続くステップ188で
第1給紙装置11により第1トレイ8上に積載された転
写紙を1枚給紙し、縦搬送ユニット14にて転写紙を感
光体15に当接する位置まで搬送する。更に、ステップ
189で、IPU49へページ出力スタート信号及び転
写紙フラグを送信する。
【0080】BCU20から送信されたページ出力スタ
ート信号及び転写紙フラグをIPU49が受信すると、
IPU49は書き込みユニット57を制御して、画像デ
ータに対応して変調されたレ−ザ光の画像を、向きを転
写紙の方向に合わせて感光体15上に書き込む。そし
て、感光体15上に形成される静電潜像はトナ−により
可視化され、このトナ−像が転写紙に転写され、コピ−
画像が転写された転写紙は、搬送ベルト16,定着ユニ
ット17,排紙ユニット18を順次に通るように搬送さ
れ、排紙トレイ19に排出される。
【0081】BCU20は、IPU49からページ出力
終了信号を受信すると、図19に示す処理を実行する。
図19を参照して説明する。BCU20はページ出力終
了信号を受信すると、ステップ191から192に進
み、区分け信号1を受信したか否かを識別し、区分け信
号1を受信した時にはステップ193に進み、そうでな
い時にはステップ199に進む。ステップ199では、
画像出力終了信号を受信したか否かを識別し、画像出力
終了信号を受信した時にはステップ19Bに進み、そう
でなければステップ19Aに進む。
【0082】即ち、区分け信号1及び画像出力終了信号
のいずれも受信していなければ、転写紙フラグの状態に
応じて、第1給紙装置又は第2給紙装置により転写紙を
給紙し、搬送する。区分け信号1を受信した時には、原
稿束が切り換わった(無地紙以前に給送された原稿束に
ついての画像形成が終了し、無地紙以降の原稿束に移行
した)と判断し、転写紙フラグの状態を反転して、転写
紙を給紙する給紙系を切換える。例えば、無地紙を検出
する以前に、第1トレイ8の転写紙を使用していたので
あれば、無地紙を検出した後は、第2トレイ9の転写紙
を使用してコピ−を形成する。即ち、無地紙を検出する
以前のコピ−が横向きであるなら、無地紙を検出した後
で形成されるコピ−は縦向きで排紙トレイ19に出力さ
れる。ステップ195又は198で給紙動作が開始され
ると、次のステップ196で、IPU49へページ出力
スタート信号及び転写紙フラグを送信し、無地紙以降給
送された原稿束の画像データについて、画像形成動作を
行う。
【0083】画像出力終了信号を受信した場合には、原
稿台2上にセットされた全ての原稿について画像形成を
終了したと判断し、ステップ19Bでメインモータ25
をOFFし、ステップ19Cで区分けモ−ドフラグをク
リアし、ステップ19DでJOB終了フラグに1をセッ
トする。
【0084】この実施例の装置を用いることによって、
例えば図23に(1)として示すように、排紙トレイ1
9上に得られるコピ−群は、原稿束の切換りに対応して
縦/横の向きが変化するので、これによってコピ−群の
区分けが実現している。なお、以上説明した実施例は、
請求項1を実現するものである。
【0085】次に、請求項2の発明を実現する実施例に
ついて説明する。この実施例では、上記実施例における
図17の処理が、図20の処理に変更されるが、それ以
外の処理及びハ−ドウェアの構成は上記実施例と同一で
ある。更に具体的に言うと、図20のステップ208に
おいて、BCU20が、IPU49に読取スタート信号
と同時に、テンキー31によって入力された置数データ
を送信する点のみが異なっている。
【0086】この実施例では、置数データ(セットした
コピ−部数)をBCU20がIPU49に送信するの
で、オペレ−タはコピ−部数を指定することができる。
これによって、合紙によって区切られる複数種類の原稿
群のそれぞれについて、n部(n=置数デ−タ)のコピ
−を作成することができる。例えば、合紙によって区切
られる複数種類の原稿群を順にO1,O2,O3,・・
・で示すと、まず原稿群O1に対してn部のコピ−が作
成され、次に原稿群O2に対してn部のコピ−が作成さ
れ、次に原稿群O3に対してn部のコピ−が作成され、
この動作が繰り返される。
【0087】この動作は、図15に示す処理によって実
現する。即ち、コピ−画像の形成処理中に、合紙の位置
を検出する毎に、ステップ156で置数カウンタを−1
するが、予め置数カウンタに1以外の置数がセットされ
ている場合、ステップ157で置数が0でないので、ス
テップ158に進み、ペ−ジカウンタを1つ前の合紙+
1又は最終ペ−ジまで戻すので、それまでに処理した原
稿画像に対して、再びコピ−画像の形成が実行され、こ
の動作が置数カウンタが0になるまで繰り返される。つ
まり、合紙で区切られる原稿群毎に、指定部数のコピ−
動作が繰り返される。
【0088】また、ステップ158を実行すると、次の
ステップ159で、区分け信号1がBCU20に送信さ
れる。BCU20は、区分け信号1を受信すると、図1
9においてステップ192から193に進み、転写紙フ
ラグを反転して、転写紙を供給する給紙系を切換える。
従ってこの実施例では、例えば図23に(2)として示
す例のように、合紙によって区切られる原稿群のそれぞ
れについて1部のコピ−作成が終了する毎、ならびに合
紙によって区切られる原稿群の切換り毎に、それぞれ、
排紙トレイ19上に出力されるコピ−(転写紙)の縦/
横向きが切換わる。
【0089】次に、請求項3の発明を実現する実施例に
ついて説明する。この実施例では、上記実施例における
図17の処理が図20の処理に変更され、図19の処理
が図21の処理に変更されるが、それ以外の処理及びハ
−ドウェアの構成は上記実施例と同一である。
【0090】この実施例では、BCU20は、IPU4
9からページ出力終了信号,区分け信号1,及び区分け
信号2を同時に受信した場合、原稿束1束に対してテン
キー31によって入力された置数(部数)分の画像形成
を終了したと判断する。この場合、図21のステップ2
11,212,213を通ってステップ214に進む。
ステップ214では、第3給紙装置13により、第3ト
レイ10に存在する転写紙を給紙して、それに画像を形
成せずに(画像形成部を素通りさせて)、排紙トレイ1
9上に排紙する。従って、例えば図23に(3)として
示すように、原稿群O1のコピ−と原稿群O2のコピ−
との境界位置には、第3トレイ10から給紙された無地
紙が自動的に挟み込まれる。
【0091】あらかじめ、第3トレイ10には、第1ト
レイ8及び第2トレイ9に積載されている転写紙とサイ
ズもしくは色が違う転写紙を積載しておくことにより、
原稿群毎の区切りを明確にすることができる。
【0092】次に、請求項4の発明を実現する実施例に
ついて説明する。この実施例では、前記実施例の図17
の処理が図20の処理に変更され、図19の処理が図2
2の処理に変更されるが、それ以外の処理及びハ−ドウ
ェアの構成は上記実施例と同一である。但しこの実施例
では、画像を回転する要素は不要であり、また転写紙を
給紙する給紙系は最小限2つで良い。
【0093】この実施例では、画像の回転は実施せず、
例えば図23に(4)として示すように、コピ−画像が
形成された転写紙群の間に、種類の異なる転写紙(合
紙)を挟み込むことによって、転写紙群の区切りを明示
する。
【0094】即ち、BCU20は、IPU49から区分
け信号1を受信した場合、つまり原稿束1束に対する1
部の画像形成を終了する毎に、図22において、ステッ
プ222から223に進む。ステップ223では、第2
トレイ9に積載されている転写紙を、第2給送装置にて
1枚給紙し、画像形成せずに排出した後、画像形成動作
を継続する。この実施例では、ステップ234の処理に
より、コピ−画像を形成する転写紙は、第1給紙装置に
より、第1トレイ8から給紙される。従って、各原稿群
に対して1部のコピ−が完了する毎に、その区切りを示
す転写紙(合紙)が給紙され、コピ−群の間に挟み込ま
れる。
【0095】
【発明の効果】以上の通り、請求項1の画像形成装置に
おいては、原稿が無地の紙であることを検出する手段、
及び読み取った画像データを90度回転して取り出して
画像形成する手段を有するので、種類の異なる複数組の
原稿束の間に無地紙を挿入しておくことにより、それら
全てを一度に積載して自動原稿給送装置にセットしてお
いても、自動的に転写紙の区分けが実施されるので、画
像形成完了後に、転写紙を手作業で区分けする必要がな
い。しかも、ソ−タを設置する必要もない。
【0096】また請求項2においては、出力画像の部数
が複数に設定された場合、各原稿束を1部画像形成する
ごとに、画像データの読み出しを90度回転し且つ同サ
イズで回転した画像と向きの一致する転写紙を自動的に
選択して給紙し、画像形成するので、画像形成済転写紙
を、対応する原稿束1部毎に自動的に仕分けることがで
きる。
【0097】また請求項3においては、更に、第3の転
写紙積載部から給紙した転写紙を、1つの原稿束に対す
る画像形成が完了する毎に給紙して、それを画像が形成
された転写紙群の間に挟み込むことができる。従って、
第3の転写紙積載部に、予め他の転写紙積載部とは別サ
イズもしくは別色の転写紙をセットすることによって、
画像形成済転写紙の対応する原稿束毎の仕分けをより明
確にできる。
【0098】請求項4においては、各原稿束に対する画
像を1部形成する毎に、画像が形成された転写紙とは異
なる部分(第2トレイ)から給紙した合紙(転写紙)を
出力して、画像形成済転写紙群の間に自動的に挟み込む
ことができる。従って、複数の転写紙積載部に互いに別
サイズもしくは別色、あるいは同サイズで90度向きを
変えて転写紙を積載しておくことにより、画像形成済転
写紙を1部毎に自動的に仕分けることができる。しか
も、ソータを具備する必要はない。
【0099】また請求項5においては、原稿群の境界を
示す合紙の画像は画像メモリへ蓄積しないので、画像メ
モリへより多くのページの原稿を入力することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の複写機の機構部全体の構成を示す正
面図である。
【図2】 図1の装置の操作部主要部の外観を示す平面
図である。
【図3】 図1の装置の電気回路の概略を示すブロック
図である。
【図4】 図1の装置の画像読み取り/書き込みユニッ
トの構成を示す正面図である。
【図5】 IPU49の構成を示すブロック図である。
【図6】 画像信号と関連のある信号のタイミングを示
すタイムチャ−トである。
【図7】 走査と有効画像領域の関係を示す平面図であ
る。
【図8】 画像デ−タを構成する画素の構成を示す平面
図である。
【図9】 画像メモリ66に対する画像デ−タの各ペ−
ジの割当てを示すメモリマップである。
【図10】 合紙検知ユニット67の構成を示すブロッ
ク図である。
【図11】 原稿群の構成例とペ−ジステ−タスエリア
の内容との関連を示すメモリマップである。
【図12】 CPU68の処理を示すフロ−チャ−トで
ある。
【図13】 CPU68の受信処理を示すフロ−チャ−
トである。
【図14】 図13のステップ135の詳細を示すフロ
−チャ−トである。
【図15】 図13のステップ136の詳細を示すフロ
−チャ−トである。
【図16】 BCU20の処理の一部分を示すフロ−チ
ャ−トである。
【図17】 BCU20の処理の一部分を示すフロ−チ
ャ−トである。
【図18】 BCU20の処理の一部分を示すフロ−チ
ャ−トである。
【図19】 BCU20の処理の一部分を示すフロ−チ
ャ−トである。
【図20】 図17の処理の変形例を示すフロ−チャ−
トである。
【図21】 図19の処理の変形例を示すフロ−チャ−
トである。
【図22】 図19の処理の変形例を示すフロ−チャ−
トである。
【図23】 各実施例における原稿群の構成と出力され
るコピ−群の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1:自動原稿給送装置(ADF) 2:原稿台 3:給送ロ−ラ 4:給送ベルト 5:排送ロ−ラ 6:コンタクトガラ
ス 7:原稿セット検知器 8:第1トレイ 9:第2トレイ 10:第3トレイ 11:第1給紙装置 12:第2給紙装置 13:第3給紙装置 14:縦搬送ユニット 15:感光体 16:搬送ベルト 17:定着ユニット 18:排紙ユニット 19:排紙トレイ 20:メインコントロ−ラ(BCU) 21:中間CL 22〜24:給紙C
L 25:メインモ−タ 27:操作部 28:液晶ディスプレィ 29:スタ−トキ− 30:クリア/ストップキ− 31:区分けモ−ド
キ− 49:画像処理部(IPU) 50:画像読み取り
ユニット 51:露光ランプ 52:第1ミラ− 53:レンズ 54:CCDイメ−
ジセンサ 55:第2ミラ− 56:第3ミラ− 57:画像書き込みユニット 58:レ−ザ出力ユ
ニット 59:結像レンズ 60:ミラ− 61:A/Dコンバ−タ 62:シェ−ディン
グ補正処理 63:画像処理部 64:セレクタ 65:画像メモリコントロ−ラ 66:画像メモリ 67:合紙検知ユニット 68:CPU 69:ROM 70:RAM

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿台上に積載された原稿を1枚ずつ順
    次に所定の画像読取位置に給送する自動原稿給送手段,
    前記画像読取位置の原稿画像を画素ごとにデジタル的に
    読み取る読取手段,該読取手段が読み取った複数枚の原
    稿の画像データを記憶し記憶した画像データを指示に応
    答して読み出す記憶手段,及び前記記憶手段から読み出
    された画像データに基づいた画像を所定の転写紙上に形
    成する画像形成手段を有する画像形成装置において:前
    記自動原稿給送手段により画像読取位置に給送された原
    稿が無地紙か否かを検知する原稿区切紙識別手段;画像
    形成手段に供給される転写紙を保持する少なくとも2つ
    の転写紙積載部;該転写紙積載部のいずれか選択した部
    分から、転写紙を画像形成手段に1枚ずつ給送する転写
    紙給送手段;前記記憶手段に対する画像デ−タの書き込
    みと読み出しの少なくとも一方の制御により、読み出さ
    れる画像の向きを90度回転自在な画像回転手段;及び
    所定の動作モ−ドが指定されている時には、前記原稿区
    切紙識別手段が無地紙の原稿を検出した状態を境界とし
    て原稿群を区分し、該境界より前の原稿と後の原稿と
    で、前記画像回転手段の画像回転動作を切換えるととも
    に、前記画像形成手段に給送される転写紙を保持する転
    写紙積載部の選択を切換える、仕分け制御手段;を設け
    たことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 指定された画像形成部数が2以上の場合
    には、前記仕分け制御手段は、前記原稿区切紙識別手段
    が無地紙の原稿を検出した状態を境界として原稿群を区
    分し、区分された原稿群毎に、指定部数の画像形成を繰
    り返すとともに、区分された原稿群単位の1部の画像形
    成毎に、前記画像回転手段の画像回転動作を切換え、更
    に前記画像形成手段に給送される転写紙を保持する転写
    紙積載部の選択を切換える、前記請求項1記載の画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも3つの転写紙積載部を含み、
    前記仕分け制御手段は、所定の動作モ−ドが指定されて
    いる時には、前記原稿区切紙識別手段が無地紙の原稿を
    検出した状態を境界として原稿群を区分し、該境界より
    前の原稿と後の原稿とで、前記画像回転手段の画像回転
    動作を切換えるとともに、前記画像形成手段に給送され
    る転写紙を保持する転写紙積載部の選択を切換え、更
    に、前記境界において、その前後で選択される2つの転
    写紙積載部とは異なる第3の転写紙積載部から転写紙を
    給紙し、該転写紙に対しては画像形成を省略してそれを
    排出する、前記請求項1又は請求項2記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 原稿台上に積載された原稿を1枚ずつ順
    次に所定の画像読取位置に給送する自動原稿給送手段,
    前記画像読取位置の原稿画像を画素ごとにデジタル的に
    読み取る読取手段,該読取手段が読み取った複数枚の原
    稿の画像データを記憶し記憶した画像データを指示に応
    答して読み出す記憶手段,及び前記記憶手段から読み出
    された画像データに基づいた画像を所定の転写紙上に形
    成する画像形成手段を有する画像形成装置において:前
    記自動原稿給送手段により画像読取位置に給送された原
    稿が無地紙か否かを検知する原稿区切紙識別手段;画像
    形成手段に供給される転写紙を保持する少なくとも2つ
    の転写紙積載部;該転写紙積載部のいずれか選択した部
    分から、転写紙を画像形成手段に1枚ずつ給送する転写
    紙給送手段;及び所定の動作モ−ドが指定され、しかも
    指定された画像形成部数が2以上の場合には、前記原稿
    区切紙識別手段が無地紙の原稿を検出した状態を境界と
    して原稿群を区分し、区分された原稿群毎に、指定部数
    の画像形成を繰り返すとともに、区分された原稿群単位
    の1部の画像形成毎の区切り時点において、その前後で
    選択される転写紙とは異なる転写紙を、もう1つの転写
    紙積載部から給紙し、該転写紙に対しては画像形成を省
    略してそれを排出する、仕分け制御手段;を設けたこと
    を特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記原稿区切紙識別手段が無地紙の原稿
    を検知した時には、その原稿から読み取って得た画像デ
    ータの前記記憶手段への記憶を省略する手段を備える、
    前記請求項1,請求項2,請求項3,又は請求項4記載
    の画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008085450A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2010199999A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Brother Ind Ltd 読み取り装置
JP2012147108A (ja) * 2011-01-07 2012-08-02 Canon Inc 印刷装置及びその制御方法
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