JPH07283920A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH07283920A
JPH07283920A JP6092989A JP9298994A JPH07283920A JP H07283920 A JPH07283920 A JP H07283920A JP 6092989 A JP6092989 A JP 6092989A JP 9298994 A JP9298994 A JP 9298994A JP H07283920 A JPH07283920 A JP H07283920A
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latent image
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JP6092989A
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Toru Kasamatsu
徹 笠松
Shigeo Ogino
繁夫 荻野
Katsuaki Goto
勝昭 後藤
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大容量画像メモリを用いないで原稿交換やス
キャナ復帰を最小限にして複写所要時間を短縮する。原
稿台上の全原稿を一度の走査で読み取って各々対応する
用紙上に再現する際に、各用紙が転写部で重なり合わな
いようにする。 【構成】 原稿台上にセットされた原稿画像を転写ドラ
ム202 に保持された用紙上に再現する画像形成装置に於
いて、原稿台上の原稿1,2 の枚数を検出する手段と、検
出枚数と同じ枚数の用紙P1,P2 を転写ドラム202 に保持
させる手段と、原稿台上の全原稿1,2 の画像を単一の動
作で走査する手段と、上記各原稿1,2 の画像が上記各用
紙P1,P2 上に重複無く再現されるように上記走査に対応
する単一の動作で画像再現を行う手段と、を備えた画像
形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置に関す
る。詳しくは、原稿台上の原稿の画像を、転写ドラムに
保持された用紙上に再現する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図17の(A)は従来のカラ−複写機の
複写過程を示す。この複写機では、転写ドラム202 に1
枚の用紙P1が保持されており、また、原稿台上には1枚
のカラ−原稿がセットされている。この複写機に於い
て、2枚の原稿の複写動作は、以下の手順で行われる。
まず、原稿画像がシアン用に走査されて不図示の感光体
表面にシアン用の静電潜像が形成され、これが、シアン
トナ−で現像されて、用紙P1に転写される。次に、マゼ
ンダトナ−に関して同様に走査・潜像形成・現像が行わ
れ、さらに、イエロ−トナ−に関して同様に走査・潜像
形成・現像が行われた後、最後に、ブラックトナ−に関
して同様に走査・潜像形成・現像が行われる。次に、原
稿台上の原稿が交換されて、上記と同様に合計4回の走
査・潜像形成・現像動作が行われる。こうして、2枚の
カラ−原稿の複写動作が完了する。
【0003】特開平3−64269号公報には、原稿台
上にセットされた原稿の各分割領域について、カラ−原
稿領域であるか白黒原稿領域であるかを各々判別する機
能を備えた装置が開示されている。この装置では、書籍
原稿がセットされた場合、その見開きの各ペ−ジについ
てカラ−ペ−ジか白黒ペ−ジかを各々判別し、カラ−ペ
−ジについてはカラ−コピ−を、白黒ペ−ジについては
白黒コピ−を各々実行することで、白黒ペ−ジをカラ−
コピ−するような無駄を防止している。
【0004】特表平1−502061号公報には、2画
像の画像情報に対応する静電潜像を感光体表面に並べて
形成し、これを連続してトナ−現像した後、転写ドラム
に保持されている2枚の用紙に連続して転写する装置が
開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図17の(A)の方式
では、各原稿が別々に走査され、また、原稿交換にも時
間が必要なため、複写動作完了までに長時間を要すると
いう問題がある。
【0006】特開平3−64269号公報の装置の書籍
原稿のモ−ド(2枚の原稿を書籍の見開きの2ペ−ジと
見做すモ−ド)では、2枚目の原稿交換の時間は不要で
あるが、各原稿(各ペ−ジ)を別々に走査するためスキ
ャナリタ−ンの時間が必要となり、結局、複写動作完了
までに長時間を要するという問題がある。
【0007】特表平1−502061号公報の装置で
は、2画像の画像情報が画像メモリから読み出されるよ
うに構成されており、大容量のメモリを必要としてい
る。このため、コストが高いという問題がある。
【0008】本発明は、全動作中での原稿交換及びスキ
ャナリタ−ンの時間を短くして、複写動作完了までの全
所要時間を短縮することを目的とする。また、原稿台上
の全原稿を一度の走査で読み取って対応する各用紙上に
再現する場合に、各用紙が転写部で重なり合わないよう
にすることを目的とする。また、大容量の画像メモリを
用いないで上記の目的を達成することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、原稿台上にセ
ットされた原稿の画像を転写ドラムに保持された用紙上
に再現する画像形成装置に於いて、原稿台上の原稿枚数
を検出する手段と、検出枚数と同じ枚数の用紙を転写ド
ラムに保持させる手段と、原稿台上の全原稿の画像を単
一の動作で走査する手段と、上記各原稿の画像が上記各
用紙上に重複無く再現されるように上記走査に対応する
単一の動作で画像再現を行う手段と、を備えた画像形成
装置である。
【0010】
【作用】原稿台上の全原稿が単一の動作で走査され、該
走査に対応する単一の動作で転写ドラムの各用紙上に画
像が再現される。その際、原稿台上の各原稿の画像は重
複無く転写ドラムの各用紙上に再現される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0012】〔1〕機構及び機能 [1-1]複写機の機構及び機能 図1は実施例にかかるカラ−複写機の機構を示す。図示
の複写機は、原稿台ガラス31上の原稿を走査して画像デ
−タを生成するイメ−ジリ−ダ部30と、生成した画像デ
−タに対応する画像を複写用紙上に形成するプリンタ部
20から成る。
【0013】イメ−ジリ−ダ部30では、原稿台31上に画
像面を下向きにしてセットされる原稿が、可動スキャナ
部32,33a〜33c で露光走査され、その反射光が、レンズ
ユニット34で集光されて、固体撮像センサ(CCDセン
サ)35上に結像される。上記露光走査は、カラ−画像を
形成する場合には、合計4回(シアン,マゼンタ,イエ
ロ−,ブラック用)行われる。なお、37は上記可動スキ
ャナ部32,33a〜33c を移動させるためのモ−タである。
【0014】固体撮像センサ35では、上記反射光に対応
する電気信号が生成され、該電気信号は、画像処理部10
へ送られる。画像処理部10では、公知の処理によって上
記電気信号に対応する画像デ−タが生成される。なお、
生成された画像デ−タは、必要に応じて画像メモリに記
憶される。
【0015】また、上記画像デ−タは、静電潜像形成の
タイミングで、プリンタ部20のレ−ザ発光部214 へ出力
される。これにより、レ−ザ発光部214 からは、画像デ
−タで変調されたレ−ザ光が出射される。出射されたレ
−ザ光は、ポリゴンミラ−215 、光学系216 、折り返し
ミラ−217a,217b を経て、感光体ドラム206 に入射され
る。この感光体ドラム206 は、入射位置前に於いて帯電
チャ−ジャ207 により帯電されているため、上記レ−ザ
光の入射により、感光体ドラム206 の表面には画像デ−
タに対応する静電潜像が形成される。ここで、カラ−画
像を形成する場合には、前記合計4回の露光走査に対応
して、合計4回(シアン,マゼンタ,イエロ−,ブラッ
ク用)の静電潜像形成動作が行われる。なお、画像処理
部10で生成した画像デ−タを、直ちにレ−ザ発光部214
へ出力するように制御可能な場合には、前記画像メモリ
は不要となる。
【0016】プリンタ部20では、感光体ドラム206 の表
面に形成された静電潜像がトナ−現像されて可視化され
た後、転写ドラム202 にチャックされている複写用紙上
に転写される。転写動作は、転写チャ−ジャ205 の作用
で行われる。また、カラ−画像を形成する場合には、前
記合計4回の静電潜像形成に対応して、合計4回(シア
ン,マゼンタ,イエロ−,ブラック用)の転写動作が行
われる。トナ−像転写完了後の複写用紙は、分離チャ−
ジャ209a,209b 及び分離爪220 の作用によって転写ドラ
ム202 から分離され、定着ロ−ラ210a,210b 間へ送られ
て熱圧着による画像定着処理を施された後、機外の排紙
トレイ211 上へ排出される。
【0017】上記に於いて、複写用紙は、指定されたサ
イズや向きに応じて何れかの給紙カセット201a〜201c内
から給紙ロ−ラにより給紙され、複数の搬送ロ−ラによ
り搬送されてタイミングロ−ラ203 に到り、その位置
で、一旦停止される。次に、所定のタイミング(静電潜
像形成動作やトナ−現像動作との関係で定まるタイミン
グ)でタイミングロ−ラ203 が駆動され、これにより、
複写用紙は転写ドラム202 へ向けて送り出される。
【0018】転写ドラム202 へ向けて送り出された複写
用紙は、吸着チャ−ジャ204 の作用により、転写ドラム
202 の表面にチャック(静電吸着)される。タイミング
ロ−ラ203 から送り出した複写用紙を、転写ドラム202
のどの位置にチャックさせるかを定めるタイミングは、
転写ドラム定位置遮光板センサ218 が、フォトインタラ
プタ219 を通過するタイミングを基準にして制御され
る。また、複数枚の複写用紙を転写ドラム202 の表面に
並べてチャックさせる場合は、タイミングロ−ラ203 か
らの送り出しを連続的に行う。
【0019】また、上記に於いて、現像動作は、シアン
トナ−の収納されたシアン現像器208a、マゼンタトナ−
の収納されたマゼンタ現像器208b、イエロ−トナ−の収
納されたイエロ−現像器208c、ブラックトナ−の収納さ
れたブラック現像器208dの中からシ−ケンス状態に応じ
て選択された現像器を、現像位置(感光体ドラム206に
対面する位置)に移動させて作動させることで実現され
る。なお、感光体ドラム206 と転写ドラム202 の回転方
向は、図中、矢印で示される方向である。
【0020】[1-2]ADFの機構及び機能 図2は図1のカラ−複写機に搭載されるADF16の機構
を示す。原稿トレイ138 上にセットされた原稿(原稿ト
レイ138 の有無は原稿センサ125 で検出される)は、給
紙ロ−ラ124 と捌き(=中間)ロ−ラ126,127 により最
上層の原稿から順に捌き出されて、レジストロ−ラ129
まで搬送される。
【0021】その途中、原稿幅サイズ検出センサ128 に
より幅方向のサイズを検出されるとともに、原稿先端〜
後端が原稿幅サイズ検出センサ128 を通過する所要時間
に基づいて長さ方向のサイズが検出される。また、原稿
幅サイズ検出センサ128 の下方位置には、原稿読取光源
122aと、集束性光伝送体アレイ122bと、原稿認識CCD
122cから成る色検出器が設けられており、原稿読取光源
122aから照射した光を原稿面で反射させた後、集束性光
伝送体アレイ122bで集束させて、原稿認識CCD122cで
読み取ることで、通過原稿がカラ−原稿であるか白黒原
稿であるかを識別できるように構成されている。また、
レジストロ−ラ129 の直前位置には、レジストセンサSE
51が設けられており、このセンサの検出信号に基づい
て、レジストロ−ラ129 の回転・停止を制御し得るよう
に構成されている。
【0022】給紙ロ−ラ124 等により給送されてレジス
トロ−ラ129 に到った原稿は、レジストロ−ラ129 に当
接して止められてル−プを形成される。次に、所定のタ
イミングでレジストロ−ラ129 により送り出され、搬送
ベルト140 に渡されて所定の位置まで搬送された後、若
干逆送されて位置決めされる。
【0023】また、原稿走査が終了すると、搬送ベルト
140 に搬送されて反転部130 へ送り込まれて表裏反転さ
れて再び原稿台31上にセットされ、又は、排紙トレイ13
7 へ排出される。この切換は、切換爪135 によって行わ
れる。
【0024】なお、ADF16の各ロ−ラ(給紙ロ−ラ12
4 ,捌きロ−ラ126,127 ,レジストロ−ラ129)や、搬送
ベルト140 等は、不図示のモ−タにより不図示のクラッ
チ等を介して駆動される。このため、任意のロ−ラを回
転/停止する場合には、当該ロ−ラのクラッチを断続す
ることで制御が行われる。また、各ロ−ラや搬送ベルト
140 の駆動量(原稿の搬送距離)は、上記モ−タのパル
スを計数することで測定される。
【0025】[1-3] 信号の入出力 図3は図1の複写機の操作パネルOPを示す。操作パネル
OPには、メッセ−ジ表示部91、置数や倍率を入力するた
めのテンキ−92、置数を標準値1に戻したりするための
クリアキ−93、複写機内の設定値等を標準値に戻したり
するためのパネルリセットキ−94、コピ−動作を中止さ
せるためのストップキ−95、コピ−スタ−トキ−96、倍
率や用紙等を設定するための設定部97や、2イン1モ−
ド/ブック分割モ−ド/オ−トスキャンモ−ド/通常モ
−ドをロ−テ−ションでサイクリックに設定するための
モ−ド設定キ−98が設けられている。なお、98a は2イ
ン1モ−ドの設定状態を、98b はブック分割モ−ドの設
定状態を、98c はオ−トスキャンモ−ドの設定状態を、
各々点灯して表示する表示LEDである。
【0026】上記操作パネルOPのキ−入力信号は、図5
のコントロ−ラ(CPU)へ入力され、これに対応し
て、後述のキ−入力処理が実行される。また、上記操作
パネルOPの各種の表示は、図5のCPUからの命令に対
応して行われる。
【0027】図5のCPUには、上記操作パネルOPから
の入力の他、複写機内やADF16に設けられている各種
のセンサ(例:転写ドラム定位置遮光板センサ218 、原
稿幅サイズ検出センサ128 、レジストセンサSE51、原稿
認識CCD122c等)からの検出信号が入力される。
【0028】また、図5のCPUからは、上記操作パネ
ルOPの表示の他、複写機内やADF16の各種の作動部
(例:スキャナモ−タ37、タイミングロ−ラ203 、吸着
チャ−ジャ204 、転写チャ−ジャ205 、現像器208a〜20
8d、給紙ロ−ラ124 、捌きロ−ラ126,127 、レジストロ
−ラ129 、搬送ベルト140 等)の作動を制御するための
信号が出力される。
【0029】〔2〕制御 次に、本装置の制御を説明する。
【0030】[2-1] メインル−チン CPUで処理がスタ−トされると、まず、初期設定が実
行される(S10) 。例えば、以下の処理で用いられるフラ
グFFが0にされ、SP,SR,SFの各カウンタが0
にされる。また、モ−ドとして通常モ−ドが設定され
る。
【0031】初期設定後、内部タイマ(S20) で管理され
る時間毎に(S70;YES) 、ステップS30 〜S60 の各処理
が、繰り返して実行される。入力処理(S30) では、操作
パネルOP上の各種のキ−入力に対応した処理が実行され
る。詳細は、図7のフロ−チャ−トに即して説明する。
ADF給送処理(S40) では、ADF16にセットされた原
稿を原稿台上にセットし、且つ、露光走査終了後に排出
するための処理が実行される。詳細は、図8〜図12の
フロ−チャ−トに即して説明する。コピ−処理(S50) で
は、用紙上に複写画像を形成するための処理が、モ−ド
と原稿の種類に応じて各々実行される。詳細は、図13
〜図16のフロ−チャ−トと、図17〜図21に即して
説明する。
【0032】[2-2] 入力処理(図7) 入力処理では、モ−ド設定キ−98の操作入力毎に、「通
常モ−ド→オ−トスキャンモ−ド→ブック分割モ−ド→
2イン1モ−ド→通常モ−ド→・・・」のように、モ−
ドがロ−テ−ションで切り換えられる。
【0033】例えば、モ−ド設定キ−98が操作されてオ
ンエッジが検出された時に(S301;YES)、2イン1モ−ド
表示LED98a 、ブック分割モ−ド表示LED98b 、オ
−トスキャンモ−ド表示LED98c の何れも消灯してい
る場合、即ち、通常モ−ドが設定されている場合は(S30
2;NO,and,S305;NO,and,S308;NO) 、オ−トスキャンモ−
ドが設定され(S312)、オ−トスキャンモ−ドの設定状態
を示すオ−トスキャンモ−ド表示LED98c が点灯され
る(S311)。オ−トスキャンモ−ドからブック分割モ−ド
への切換(S302 〜S304) 、ブック分割モ−ドから2イン
1モ−ドへの切換(S305 〜S307) 、2イン1モ−ドから
通常モ−ドへの切換(S308 〜S310) についても同様であ
る。
【0034】また、コピ−スタ−トキ−96が操作されて
オンエッジが検出されると(S313;YES)、コピ−がスタ−
トされる(S314)。なお、ステップS315は、モ−ド設定キ
−98とコピ−スタ−トキ−96以外のキ−操作に対応する
処理を一括して示すステップである。
【0035】[2-3] ADF給送処理(図8) オ−トスキャンモ−ドが設定されていない場合は(S401;
NO) 、その他のADF処理(S450)が実行される。この処
理は公知の方式でADF16を制御する処理であるため、
説明は省く。
【0036】オ−トスキャンモ−ドが設定されている場
合は(S401;YES/S312参照) 、フラグFFが判定される。
当初、フラグFFは0であるため(S10参照) 、ステップ
S405に進む。即ち、コピ−スタ−トの待機状態となる。
【0037】この待機状態でコピ−がスタ−トされると
(S405;YES)、カウンタSP,カウンタSR,カウンタS
Fが、各々0にされる(S411)。カウンタSPは原稿給紙
ロ−ラ制御(S420:図9〜図10)で用いられる。カウン
タSRはレジストロ−ラ制御(S430:図11)で用いられ
る。また、カウンタSFは搬送ベルト制御(S440:図1
2)で用いられる。
【0038】次に、原稿長カウンタが0にされる(S41
3)。原稿長カウンタは、ADF16によって給紙される原
稿の長さの計測に用いられる。また、変数NCNTに0
が代入される(S415)。変数NCNTは、原稿台31上へ給
紙されたが未だ原稿台31上から排出されていない原稿枚
数を示す。また、変数ECNTに1が代入される(S41
7)。変数ECNTは原稿台31上にセット可能な原稿枚数
の最大値を示し、これは、原稿サイズに応じて定まる。
その後、フラグFFが1にされる(S419)。
【0039】フラグFFが1になると(S403;NO) 、原稿
給紙ロ−ラ制御(S420)、レジストロ−ラ制御(S430)、搬
送ベルト制御(S440)の実行が可能となる。これらの処理
によって、概略、以下の動作が実現される。
【0040】まず、原稿長Ldが検出される。この原稿長
Ldが原稿台31の有効長(読取可能な長さ)の1/2以下
の場合、換言すれば、原稿台31上に2枚以上の原稿を並
べてセット(図4参照)可能な場合は、1枚目の原稿が
レジストロ−ラ129 を通過した直後に、搬送ベルト140
が僅かに逆転されて停止される。これにより、1枚目の
原稿後端がレジストロ−ラ129 に当接した状態となる。
他方で2枚目の原稿が給紙ロ−ラ124 等で給送されてレ
ジストロ−ラ129 に先端を当接されてル−プを形成した
状態とされる。次に、この状態で、捌きロ−ラ126,127
、レジストロ−ラ129 、搬送ベルト140 等が同時に正
方向へ駆動される。これにより、1枚目と2枚目の原稿
が連続した状態で搬送される。
【0041】また、同時にセット可能な最終枚目の原稿
(図4では3枚目の原稿)の後端がレジストロ−ラ129
を通過すると、搬送ベルト140 が僅かに逆転され、これ
により、最終枚目の原稿後端が原稿スケ−ル512 に位置
決めされて停止される。こうして、セット可能な枚数の
原稿が原稿台31上で隙間無く並んだ状態になると、走査
が行われて全原稿が一度に読み取られる。つまり、走査
範囲は「原稿長Ld×セット原稿枚数」に設定される。ま
た、走査(カラ−原稿の場合は4回の走査)完了後、原
稿台31上の原稿は連続して排紙トレイ137 へ排出され
る。なお、図4は、原稿トレイの原稿は、最上層の原稿
DP3 から順に給紙されて原稿台上で最も先(図では左)
の位置にセットされることを示す。また、これにより、
複写用紙は、原稿DP3 に対応する画像の複写された用紙
から順に排出されることを示す。なお、走査は、DP1 〜
DP3 の方向へ行われる。
【0042】[2-3-1] 原稿給紙ロ−ラ制御(図9〜図1
0) 原稿給紙ロ−ラ制御では、原稿台31上に並べてセット可
能な枚数(本実施例では「2枚」)が演算され、当該枚
数の原稿を、原稿トレイ138 から連続して給紙するため
の処理が実行される。
【0043】当初、カウンタSPは0である(S4201;YES
/S411 参照) 。また、ADF16の原稿トレイ138 には原
稿が有るものとする(S4202;YES) 。この場合、まず、ス
テップS4203 の判定が行われるが、この時点では、変数
NCNTには0が代入されており(S415 参照) 、変数E
CNTには1が代入されている(S417 参照) 。このた
め、ステップS4203 の判定はNOとなって、給紙ロ−ラ
124 と中間の捌きロ−ラ126,127 の回転が開始される(S
4207) 。即ち、原稿トレイ138 の原稿の給紙が開始され
る。また、変数NCNTが「1」インクリメントされて
(S4208) 、「1」にされる。その後、カウンタSPが1
にされる(S4209) 。
【0044】カウンタSP=1では(S4221;YES) 、原稿
の先端が原稿幅サイズ検出センサ128 を通過するのが待
機される。また、原稿先端が原稿幅サイズ検出センサ12
8 により検出されると(S4222;YES) 、給紙ロ−ラ124 の
回転継続時間を管理するモ−タパルスカウンタSPC1がス
タ−トされるとともに(S4223) 、原稿長カウンタの加算
が開始される(S4224) 。その後、カウンタSPが2にさ
れる(S4225) 。
【0045】カウンタSP=2では(S4231;YES) 、上記
モ−タパルスカウンタSPC1の終了が待機される。また、
終了すると(S4232;YES) 、給紙ロ−ラ124 が停止される
(S4233) 。その後、カウンタSPが3にされる(S4234)
【0046】カウンタSP=3では(S4231;NO)、原稿後
端が原稿幅サイズ検出センサ128 を通過するのが待機さ
れる。また、原稿後端が原稿幅サイズ検出センサ128 に
より検出されると(S4241;YES) 、原稿長カウンタの計数
が一旦停止され(S4242) 、該カウント値に基づいて、原
稿長が432[mm]以下(正常値)であるか否か判定され
る(S4243) 。この原稿長カウンタは、ステップS413、又
は、ステップS4205 でのみクリアされるカウンタであ
る。したがって、最終的なカウント値は、連続する単一
の走査で読み取られるべき原稿長(=走査範囲)を与え
る。
【0047】ステップS4243 の判定で、原稿長が432
[mm]以下であれば(S4243;YES) 、この時点では変数NC
NTが1であるため(S4244;YES/S4208参照) 、原稿長カ
ウンタで計測された原稿長(1枚の原稿の原稿長)で4
32[mm]を除算した値の整数部分(本実施例では
「2」)が変数ECNTに代入される(S4245) 。その
後、カウンタSPが0にされる(S4247) 。
【0048】なお、前記ステップS4243 で原稿長が43
2[mm]を越えている場合は(S4243;NO)、なんらかの異常
が発生した場合であり、原稿を正常に読み取ることがで
きないため、原稿台31上の原稿の排出と、警告が行われ
る(S4246) 。
【0049】こうして1枚目の原稿が給紙されて、カウ
ンタSPが0に戻されると(S4201;YES) 、1枚目と同様
の手順で2枚目の原稿が給紙される。
【0050】まず、この時点では変数NCNTには1が
代入されており(S4208参照) 、変数ECNTには2が代
入されている(S4245参照) 。このため、ステップS4203
の判定はNOとなって、1枚目の原稿の場合と同様に給
紙ロ−ラ124 と中間の捌きロ−ラ126,127 の回転が開始
される(S4207) 。なお、変数NCNTは1インクリメン
トされる結果(S4208) 、今度は「2」になる。
【0051】次に、SP=1での待機中に原稿先端が原
稿幅サイズ検出センサ128 を通過すると(S4222;YES) 、
1枚目の原稿の場合と同様にモ−タパルスカウンタSPC1
がスタ−トされ(S4223) 、且つ、原稿長カウンタの加算
が再開される(S4224) 。また、SP=2での待機中にモ
−タパルスカウンタSPC1が終了すると(S4232;YES) 、給
紙ロ−ラ124 が停止される(S4233) 。
【0052】次に、SP=3での待機中に原稿後端が原
稿幅サイズ検出センサ128 を通過すると(S4241;YES) 、
原稿長カウンタが再停止される(S4242) 。また、該カウ
ント値が正常であることを条件として(S4243;YES) 、ス
テップS4244 へ進む。
【0053】ステップS4244 では変数NCNTが判定さ
れるが、この場合は、NCNT=2であるため(S4244;N
O/S4208 参照) 、ステップS4245 は実行されず、直ちに
カウンタSPが0に戻される(S4247) 。
【0054】こうして2枚目の原稿(=原稿台31上に並
べてセット可能な最大枚数) が給紙されて、カウンタS
Pが0に戻されると(S4201;YES) 、今度は、原稿排出開
始タイミングが待機される。即ち、この時点では、変数
NCNTには2が代入されており(S4208参照) 、変数E
CNTにも2が代入されていて(S4245参照) 、両者が等
しいため(S4203;YES) 、原稿排出開始タイミングまで待
機されることになる(S4204) 。
【0055】その後、原稿排出開始タイミングになると
(S4204;YES) 、原稿長カウンタが0にされ(S4205) 、変
数NCNTが0にされ(S4206) 、その後、給紙ロ−ラ12
4 と中間の捌きロ−ラ126,127 の回転が開始される(S42
07) 。また、変数NCNTは1インクリメントされて(S
4208) 、「1」にされる。このようにして、原稿を給紙
するための処理が一巡する。
【0056】なお、SP=0に戻された時に、原稿トレ
イ138 の原稿が無くなっている場合は(S4202;NO)、カウ
ンタSRとカウンタSFが0に戻されるのを待って(S42
11;YES) 、フラグFFが0にされる(S4212) 。
【0057】[2-3-2] レジストロ−ラ制御(図11) レジストロ−ラ制御では、原稿先端がレジストセンサSE
51で検出された後、所定時間(SRC1の時間) 後からレジ
ストロ−ラ129 の回転が開始され、原稿後端がレジスト
センサSE51で検出された後、所定時間(SRC2の時間) 後
にレジストロ−ラ129 の回転が停止されるように制御が
行われる。また、このように制御することで、給紙ロ−
ラ124 により給送されて来た原稿の斜行が補正される。
【0058】まず、カウンタSRは、当初は0である(S
4301;YES/S411 参照) 。カウンタSR=0では(S4301;Y
ES) 、原稿先端がレジストセンサSE51を通過するのが待
機される。また、原稿先端がレジストセンサSE51により
検出されると(S4302;YES) 、レジストロ−ラ129 の回転
開始時刻を管理するモ−タパルスカウンタSRC1がスタ−
トされる(S4303) 。その後、カウンタSRが1にされる
(S4304) 。
【0059】カウンタSR=1では(S4311;YES) 、モ−
タパルスカウンタSRC1の終了が待機される。また、終了
すると(S4312;YES) 、レジストロ−ラ129 の回転が開始
される(S4314) 。このようにレジストロ−ラ129 の回転
開始時刻がモ−タパルスカウンタSRC1で制御されるた
め、原稿は、その先端がレジストロ−ラ129 に当接した
状態でル−プを形成することになる。その後、カウンタ
SRが2にされる(S4315) 。
【0060】カウンタSR=2では(S4321;YES) 、原稿
後端がレジストセンサSE51を通過するのが待機される。
また、原稿後端がレジストセンサSE51により検出される
と(S4322;YES) 、レジストロ−ラ129 の回転継続時間を
管理するモ−タパルスカウンタSRC2がスタ−トされる(S
4323) 。その後、カウンタSRが3にされる(S4324) 。
【0061】カウンタSR=3では(S4321;NO)、モ−タ
パルスカウンタSRC2の終了が待機される。また、終了す
ると(S4332;YES) 、レジストロ−ラ129 の回転が停止さ
れる(S4333) 。その後、カウンタSRが0に戻される(S
4315) 。
【0062】[2-3-3] 搬送ベルト制御(図12) 搬送ベルト制御では、レジストロ−ラ129 の回転開始と
同期して搬送ベルト140 の正転が開始される。また、レ
ジストロ−ラ129 の回転停止時刻に原稿給送中であれば
搬送ベルト140 の逆転が開始され、所定時間後(SFC1の
時間) に搬送ベルト140 が停止される。これは、当該原
稿と次原稿とが、原稿台31上に於いて隙間無く並べて配
置されるようにするためである。
【0063】まず、カウンタSFは、当初は0である(S
4401;YES/S411 参照) 。カウンタSF=0では(S4401;Y
ES) 、レジストロ−ラ129 の回転開始が待機される。レ
ジストロ−ラ129 の回転開始でカウンタSRが1から2
に変わると(S4402;YES/S4315参照) 、搬送ベルト140 の
正転が開始される(S4403) 。その後、カウンタSFが1
にされる(S4404) 。
【0064】カウンタSF=1では(S4411;YES) 、レジ
ストロ−ラ129 の回転停止が待機される。レジストロ−
ラ129 の回転停止でカウンタSRが3から0に変わると
(S4412;YES/S4334参照) 、カウンタSPが0でないこ
と、即ち、次原稿が給送中であることを条件に(S4413;Y
ES) 、搬送ベルト140 の逆転が開始される(S4403) 。ま
た、搬送ベルト140 の逆転継続時間を管理するモ−タパ
ルスカウンタSFC1がスタ−トされる(S4415) 。その後、
カウンタSFが2にされる(S4416) 。
【0065】カウンタSF=2では(S4411;NO)、モ−タ
パルスカウンタSFC1の終了が待機される。また、終了す
ると(S4421;YES) 、搬送ベルト140 の逆転が停止される
(S4422) 。これにより、当該原稿の後端は、レジストロ
−ラ129 に当接する。したがって、次原稿の搬送が開始
されると、当該原稿と次原稿とは連続した状態で搬送さ
れることになる。その後、カウンタSFが0に戻される
(S4423) 。
【0066】なお、レジストロ−ラ129 の回転が停止さ
れた時に(S4412;YES) 、次原稿が給送中でない場合は(S
4413;NO)、直ちにカウンタSFが0に戻される(S4423)
。また、原稿の位置決めは、他の処理によって行われ
る。
【0067】[2-4] コピ−処理(図13) コピ−処理では、コピ−がスタ−トされると(S501;YE
S)、設定されているモ−ドが判定され(S503)、各々モ−
ドに応じたコピ−処理が実行される。即ち、オ−トスキ
ャンモ−ドであればオ−トスキャンモ−ド処理が(S51
0)、ブック分割モ−ドであればブック分割モ−ド処理が
(S520)、2イン1モ−ドであれば2イン1モ−ド処理(S
530)が各々実行されて、各々対応するコピ−動作が行わ
れる。
【0068】[2-4-1] オ−トスキャンモ−ド(図14,
図17〜図18) 図14は、前記ステップS510(オ−トスキャンモ−ド処
理)で実行される処理によって実現される動作の概要を
示す。前述のようにオ−トスキャンモ−ドでの原稿の給
送(図8〜図12)が完了して、ECNT枚(本例では
2枚)の原稿が図17の(B)の中段の如く原稿台上の
所定位置に並べてセットされると(S5101;YES) 、まず、
給送された原稿がカラ−原稿であったか白黒原稿であっ
たか判定される(S5103) 。この判定は、原稿の給送時に
原稿認識CCD122cで検出された信号に基づいて行われ
る。
【0069】[2-4-1-1] 白黒×白黒 上記ステップS5103 での判定で、図18の(A)の上段
の如く第1原稿(2) と第2原稿(1) が共に白黒原稿であ
った場合は、単一の走査(スキャナリタ−ン前の動作で
実現される走査)により第1原稿(2) と第2原稿(1) が
読み取られ(走査範囲は「第2原稿(1) 右端〜第1原稿
(2) 左端」)、該読み取られた画像デ−タに基づく静電
潜像が単一の潜像形成動作で感光体ドラム206 上に形成
され、この静電潜像が図18の(A)の下段の如く単一
の現像動作でブラック現像器208dのブラックトナ−によ
って現像される(S5113参照) 。また、転写ドラム202 に
は、第1原稿(2) と第2原稿(1) に対応する2枚(EC
NT枚)の複写用紙が並べてチャックされる(S5111参
照) 。なお、第1原稿(2) は最初に給紙される原稿、第
2原稿(1) は2番目に給紙される原稿であり、左端及び
右端は図17〜図21に即して定義する。また、単一の
潜像形成動作及び単一の現像動作は、上記単一の走査に
対応して実行される各動作をいうものとする。
【0070】また、上記の如く感光体ドラム上206 上に
可視化された第1原稿(2) と第2原稿(1) に対応する各
ブラックトナ−像は、転写ドラム202 にチャックされた
2枚の複写用紙上に単一の転写動作で転写される。こう
して、第1の複写用紙上には第1原稿(2) に対応するブ
ラックトナ−像が転写され、第2の複写用紙上には第2
原稿(1) に対応するブラックトナ−像が転写される。
【0071】また、ブラックトナ−像転写後の2枚の複
写用紙は、順に定着器210a,210b へ送られて定着処理を
施された後、排紙トレイ211 上へ排出される(S5141) 。
一方、原稿台31上に並べてセットされている2枚の原稿
は、上記1回の単一の走査終了後に、前記ADF給送処
理によって排出される(S5143) 。
【0072】なお、上記に於いて、転写ドラム202 にチ
ャックされる複数枚の用紙間に所定の間隙を設け、この
間隙に対応するように、走査・潜像形成・現像動作のタ
イミングを制御してもよい。このことは、以下の各場合
で同様とする。又は、前記ADF給送処理(図8〜図1
2)で、原稿間に対応する間隙を設けてもよい。
【0073】[2-4-1-2] カラ−×カラ− 前記ステップS5103 での判定で、第1原稿と第2原稿が
共にカラ−原稿であった場合は、まず、単一の走査で第
1原稿と第2原稿が読み取られ(走査範囲は白黒×白黒
の場合と同様)、該読み取られた画像デ−タに基づき単
一の潜像形成動作で感光体ドラム206 上に静電潜像が形
成され、この静電潜像が単一の現像動作でシアン現像器
208aのシアントナ−によって現像される。次に、単一の
走査で第1原稿と第2原稿が読み取られて同様に静電潜
像が形成され、この場合は、マゼンタ現像器208bのマゼ
ンタトナ−によって現像される。さらに、単一の走査で
第1原稿と第2原稿が読み取られて同様に静電潜像が形
成され、この場合は、イエロ−現像器208cのイエロ−ト
ナ−によって現像される。最後に、単一の走査で第1原
稿と第2原稿が読み取られて同様に静電潜像が形成さ
れ、この場合は、ブラック現像器208dのブラックトナ−
によって現像される(S5123参照)。即ち、図17の
(B)の下段のように4回の単一の動作が行われる。ま
た、転写ドラム202 には、上記第1原稿と第2原稿に対
応する2枚(ECNT枚)の複写用紙が並べてチャック
される(S5121参照) 。
【0074】また、上記の如く合計4回の走査・潜像形
成・現像動作により感光体ドラム上206 上に並べて可視
化されたシアントナ−像,マゼンタトナ−像,イエロ−
トナ−像,ブラックトナ−像は、転写ドラム202 にチャ
ックされた2枚の複写用紙上に単一の転写動作で、その
都度転写される。つまり、合計4回の転写動作が行われ
る。こうして、第1の複写用紙上には第1原稿に対応す
るカラ−(シアン・マゼンタ・イエロ−・ブラック)ト
ナ−像が転写され、第2の複写用紙上には第2原稿に対
応するカラ−トナ−像が転写される。
【0075】また、カラ−トナ−像転写後の2枚の複写
用紙は、順に定着器210a,210b へ送られて定着処理を施
された後、排紙トレイ211 上へ排出される(S5141) 。一
方、原稿台31上に並べてセットされている2枚の原稿
は、最終の走査(4回目の単一の走査)終了後に、前記
ADF給送処理により排出される(S5143) 。
【0076】[2-4-1-3] カラ−×白黒 前記ステップS5103 での判定で、図18の(C)の上段
の如く第1原稿(2) がカラ−原稿で第2原稿(1) が白黒
原稿であった場合は、まず、第1原稿(2) が読み取られ
(走査範囲は「Ld〜2×Ld=第1原稿(2) の右端〜
左端」)、該読み取られた画像デ−タに基づき感光体ド
ラム206 上の第1原稿対応位置に静電潜像が形成され、
この静電潜像がシアン現像器208aのシアントナ−によっ
て現像される。次に、同様に第1原稿(2) が読み取られ
て同様に静電潜像が形成され、この場合はマゼンタ現像
器208bのマゼンタトナ−によって現像される。さらに、
同様に第1原稿(2) が読み取られて同様に静電潜像が形
成され、この場合はイエロ−現像器208cのイエロ−トナ
−によって現像される(以上、S5133 参照) 。最後に、
単一の走査で第1原稿(2) と第2原稿(1) が読み取られ
(走査範囲は白黒×白黒の場合と同様)、該読み取られ
た画像デ−タに基づき単一の潜像形成動作で感光体ドラ
ム206 上に静電潜像が形成され、この静電潜像が単一の
現像動作でブラック現像器208dのブラックトナ−によっ
て現像される(S5135参照) 。即ち、図18の(C)の下
段のように、3回の第1原稿(2) 用の動作と、それに続
く1回の単一の動作が行われる。また、転写ドラム202
には、第1原稿(2) と第2原稿(1) に対応する2枚(E
CNT枚)の複写用紙が並べてチャックされる(S5131参
照) 。
【0077】また、上記の如く第1原稿(2) に対応する
合計3回の走査・潜像形成・現像動作により感光体ドラ
ム上206 上に順に可視化されたシアントナ−像,マゼン
タトナ−像,イエロ−トナ−像は、転写ドラム202 にチ
ャックされた2枚の複写用紙のうち第1原稿(2) に対応
する複写用紙上に、その都度転写される。また、第1原
稿(2) 及び第2原稿(1) に対応して最終の走査・潜像形
成・現像動作により感光体ドラム上206 上に可視化され
たブラックトナ−像は、転写ドラム202 にチャックされ
た2枚の複写用紙上に単一の転写動作で転写される。こ
うして、第1の複写用紙上には第1原稿(2) に対応する
カラ−(シアン・マゼンタ・イエロ−・ブラック)トナ
−像が転写され、第2の複写用紙上には第2原稿(1) に
対応するブラックナ−像が転写される。
【0078】また、カラ−トナ−像転写後の第1の複写
用紙とブラックトナ−像転写後の第2の複写用紙は、順
に定着器210a,210b へ送られて定着処理を施された後、
排紙トレイ211 上へ排出される(S5141) 。また、原稿台
31上に並べてセットされている2枚の原稿は、最終の走
査(4回目の走査)終了後に、前記ADF給送処理によ
り排出される(S5143) 。
【0079】[2-4-1-4] 白黒×カラ− 前記ステップS5103 での判定で、図18の(B)の上段
の如く第1原稿(2) が白黒原稿で第2原稿(1) がカラ−
原稿であった場合は、上記[2-4-1-3] と略同様の処理が
行われる。但し、白黒とカラ−の原稿位置が相互に逆で
ある関係上、第1回〜第3回の走査・潜像形成・現像・
転写動作が、Ld〜Ld×2の位置の第1原稿(2) では
なく、基準位置〜Ldの位置の第2原稿(1) に関して行
われる点は、上記[2-4-1-3] と異なっている。
【0080】[2-4-2] ブック分割モ−ド(図15,図2
0) 図15は、前記ステップS520(ブック分割モ−ド処理)
で実行される処理によって実現される動作の概要を示
す。まず、全範囲のプレスキャン(S5201) が行われ、原
稿台31上にセットされた原稿のサイズが検出されるとと
もに、該原稿がカラ−原稿であるか白黒原稿であるかが
判定される(S5203) 。この判定は、画像処理部10で行わ
れる。また、プレスキャンの範囲は、図20の(A)〜
(D)に於いて、各下段中の最上の矢印(原稿サイズ,
色判定の矢印)で示された範囲(原稿台の全範囲)であ
る。
【0081】[2-4-2-1] 白黒×白黒 上記ステップS5203 での判定で、図20の(B)の上段
の如く原稿の第1ペ−ジ(2) と第2ペ−ジ(1) が共に白
黒原稿であった場合は、単一の走査で第1ペ−ジ(2) と
第2ペ−ジ(1) が読み取られ(走査範囲は「第2ペ−ジ
(1) の右端〜第1ペ−ジ(2) の左端」)、読み取られた
画像デ−タに基づく静電潜像が単一の潜像形成動作で感
光体ドラム206 上に形成され、この静電潜像が単一の現
像動作でブラック現像器208dのブラックトナ−によって
現像される(S5213参照) 。また、転写ドラム202 には、
第1ペ−ジ(2) と第2ペ−ジ(1) に対応するサイズの2
枚の複写用紙P1,P2 が、図19の(B)に示すように、
隙間無く並べてチャックされる(S5211参照) 。なお、対
応するサイズとは、上記各ペ−ジのサイズに各々複写倍
率を乗じたサイズをいい、静電潜像についても同様であ
る。
【0082】また、上記の如く感光体ドラム上206 上に
可視化された第1ペ−ジ(2) と第2ペ−ジ(1) に対応す
るブラックトナ−像は、転写ドラム202 にチャックされ
た2枚の複写用紙P1,P2 上に単一の転写動作で転写され
る。こうして、第1の複写用紙上には第1ペ−ジ(2) に
対応するブラックトナ−像が転写され、第2の複写用紙
上には第2ペ−ジ(1) に対応するブラックトナ−像が転
写される。
【0083】また、ブラックトナ−像転写後の2枚の複
写用紙は、順に定着器210a,210b へ送られて定着処理を
施された後、排紙トレイ211 上へ排出される(S5241) 。
【0084】[2-4-2-2] カラ−×カラ− 上記ステップS5203 での判定で、図20の(A)の上段
の如く原稿の第1ペ−ジ(2) 第2ペ−ジ(1) が共にカラ
−原稿であった場合は、まず、単一の走査で第1ペ−ジ
(2) と第2ペ−ジ(1) が読み取られ(走査範囲は白黒×
白黒の場合と同様)、該読み取られた画像デ−タに基づ
き単一の潜像形成動作で感光体ドラム206 上に静電潜像
が形成され、この静電潜像が単一の現像動作でシアン現
像器208aのシアントナ−によって現像される。次に、単
一の走査で第1ペ−ジ(2) と第2ペ−ジ(1) が読み取ら
れて同様に静電潜像が形成され、この場合は、マゼンダ
現像器208bのマゼンダトナ−によって現像される。さら
に、単一の走査で第1ペ−ジ(2) と第2ペ−ジ(1) が読
み取られて同様に静電潜像が形成され、この場合は、イ
エロ−現像器208cのイエロ−トナ−によって現像され
る。最後に、単一の走査で第1ペ−ジ(2) と第2ペ−ジ
(1) が読み取られて同様に静電潜像が形成され、この場
合は、ブラック現像器208dのブラックトナ−によって現
像される(S5223参照) 。即ち、図20の(A)の下段の
ように4回の単一の動作が行われる。また、転写ドラム
202 には、第1ペ−ジ(2) と第2ペ−ジ(1) に対応する
サイズの2枚の複写用紙が、白黒×白黒の場合と同様
に、隙間無く並べてチャックされる(S5221参照) 。
【0085】また、上記の如く合計4回の走査・潜像形
成・現像動作により感光体ドラム上206 上に並べて可視
化された各シアントナ−像,マゼンタトナ−像,イエロ
−トナ−像,ブラックトナ−像は、転写ドラム202 にチ
ャックされた2枚の複写用紙上に、その都度単一の転写
動作で転写される。即ち、合計4回の転写動作が行われ
る。こうして、第1の複写用紙上には第1ペ−ジ(2) に
対応するカラ−(シアン・マゼンタ・イエロ−・ブラッ
ク)トナ−像が転写され、第2の複写用紙上には第2ペ
−ジ(1) に対応するカラ−トナ−像が転写される。
【0086】また、カラ−トナ−像転写後の2枚の複写
用紙は、順に定着器210a,210b へ送られて定着処理を施
された後、排紙トレイ211 上へ排出される(S5241) 。
【0087】[2-4-2-3] カラ−×白黒 前記ステップS5203 での判定で、図20の(D)の上段
の如く原稿の第1ペ−ジ(2) がカラ−原稿で第2ペ−ジ
(1) が白黒原稿であった場合は、まず、第1ペ−ジ(2)
が読み取られ(走査範囲は「第1ペ−ジ(2) の右端〜左
端」)、該読み取られた画像デ−タに基づいて感光体ド
ラム206 上の第1ペ−ジ対応位置に静電潜像が形成さ
れ、この静電潜像がシアン現像器208aのシアントナ−に
よって現像される。次に、同様に第1ペ−ジが読み取ら
れて同様に静電潜像が形成され、この場合は、マゼンダ
現像器208bのマゼンダトナ−により現像される。さら
に、同様に第1ペ−ジが読み取られて同様に静電潜像が
形成され、この場合は、イエロ−現像器208cのイエロ−
トナ−によって現像される(S5233参照) 。最後に、単一
の走査で第1ペ−ジ(2) と第2ペ−ジ(1) が読み取られ
(走査範囲は白黒×白黒の場合と同様)、該読み取られ
た画像デ−タに基づいて単一の潜像形成動作で感光体ド
ラム206 上に静電潜像が形成され、この静電潜像が、単
一の現像動作でブラック現像器208dのブラックトナ−に
よって現像される(S5235参照) 。即ち、図20の(D)
の下段に示すように、3回の第1ペ−ジ(2) 用の動作
と、それに続く1回の単一の動作が行われる。また、転
写ドラム202 には、第1ペ−ジ(2) と第2ペ−ジ(1) に
対応するサイズの2枚の複写用紙が並べてチャックされ
る(S5231参照) 。
【0088】また、上記の如く第1ペ−ジ(2) に対応し
て合計3回の走査・潜像形成・現像動作により感光体ド
ラム上206 上に可視化されたシアントナ−像,マゼンタ
トナ−像,イエロ−トナ−像は、転写ドラム202 にチャ
ックされた2枚の複写用紙のうち第1ペ−ジ(2) に対応
する複写用紙上に、その都度転写される。また、第1ペ
−ジ(2) 及び第2ペ−ジ(1) に対応して最終の走査・潜
像形成・現像動作により感光体ドラム上206 上に並べて
可視化されたブラックトナ−像は、転写ドラム202 にチ
ャックされた2枚の複写用紙上に単一の転写動作で転写
される。こうして、第1の複写用紙上には、第1ペ−ジ
(2) に対応するカラ−(シアン・マゼンダ・イエロ−・
ブラック)トナ−像が転写され、第2の複写用紙上に
は、第2ペ−ジ(1) に対応するブラックナ−像が転写さ
れる。
【0089】また、カラ−トナ−像転写後の第1の複写
用紙とブラックトナ−像転写後の第2の複写用紙は、順
に定着器210a,210b へ送られて定着処理を施された後、
排紙トレイ211 上へ排出される(S5241) 。
【0090】[2-4-2-4] 白黒×カラ− 前記ステップS5203 での判定で、図20の(C)の上段
の如く、原稿の第1ペ−ジ(2) が白黒原稿で第2ペ−ジ
(1) がカラ−原稿であった場合は、上記[2-4-2-3] と略
同様の処理が行われる。但し、白黒とカラ−のペ−ジ位
置が逆である関係上、第1回〜第3回の走査・潜像形成
・現像・転写動作が、第2ペ−ジ(1) の右端〜左端に関
して行われる点は、上記[2-4-2-3] と異なっている。
【0091】[2-4-2-5] まとめ このように、ブック分割モ−ドでは、原稿内に白黒領域
とカラ−領域が混在する場合、カラ−領域について合計
3回の走査・潜像形成・現像動作を行ってシアン・マゼ
ンダ・イエロ−の合成画像を形成し、且つ、白黒領域と
カラ−領域について1回の単一の走査・潜像形成・現像
動作を行ってブラックの画像を形成しているため、動作
完了までの所要時間が短縮される。なお、上記各動作の
順序は入れ換えてもよい。例えば、ブラックの動作を最
初に行ってもよい。
【0092】[2-4-3] 2イン1モ−ド(図16,図2
1) 図16は、前記ステップS530(2イン1モ−ド処理)で
実行される処理によって実現される動作の概要を示す。
2枚の原稿が原稿台31上の所定位置に並べてセットされ
ると(S5301;YES) 、まず、2枚の原稿がカラ−原稿であ
るか白黒原稿であるか判定される(S5303) 。この判定
は、原稿セットがADF16により行われた場合であれ
ば、原稿の給送時に原稿認識CCD122cで検出された信
号に基づいて行われる。また、マニュアルで行われた場
合であれば、プレスキャンによって行われる。
【0093】[2-4-3-1] 白黒×白黒 上記ステップS5303 での判定で、図21の(B)の上段
の如く第1原稿(2) と第2原稿(1) が共に白黒原稿であ
った場合は、単一の走査で第1原稿(2) と第2原稿(1)
が読み取られ(走査範囲は「第2原稿(1) の右端〜第1
原稿(2) の左端」)、該読み取られた画像デ−タに基づ
く静電潜像が単一の潜像形成動作で感光体ドラム206 上
に形成され、該静電潜像が単一の現像動作でブラック現
像器208dのブラックトナ−によって現像される(S5313参
照) 。また、転写ドラム202 には、第1原稿(2) 及び第
2原稿(1) の2枚の原稿に対応するサイズ(複写倍率が
等倍の場合は第1及び第2原稿を並べたサイズ,複写倍
率が等倍でない場合は第1及び第2原稿を並べて複写倍
率を乗じたサイズ;静電潜像のサイズについても同様)
の1枚の複写用紙P が、図21の右上部に示すようにチ
ャックされる(S5311参照) 。
【0094】また、上記の如く感光体ドラム上206 上に
可視化された第1原稿(2) と第2原稿(1) に対応するブ
ラックトナ−像は、転写ドラム202 にチャックされた1
枚の複写用紙P 上に転写される。また、ブラックトナ−
像転写後の複写用紙P は、定着器210a,210b へ送られて
定着処理を施された後、排紙トレイ211 上へ排出される
(S5341) 。また、原稿台31上に並べてセットされている
2枚の原稿は、上記走査終了後に排出される(S5343) 。
【0095】[2-4-3-2] カラ−×カラ− 前記ステップS5303 での判定で、図21の(A)の上段
の如く第1原稿(2) と第2原稿(1) が共にカラ−原稿で
あった場合は、まず、単一の走査で第1原稿と第2原稿
が読み取られ(走査範囲は白黒×白黒の場合と同様)、
該読み取られた画像デ−タに基づき単一の潜像形成動作
で感光体ドラム206 上に静電潜像が形成され、この静電
潜像が単一の現像動作でシアン現像器208aのシアントナ
−によって現像される。次に、単一の走査で第1原稿
(2) と第2原稿(1) が読み取られて同様に静電潜像が形
成され、この場合は、マゼンダ現像器208bのマゼンダト
ナ−によって現像される。さらに、単一の走査で第1原
稿(2) と第2原稿(1) が読み取られて同様に静電潜像が
形成され、この場合は、イエロ−現像器208cのイエロ−
トナ−によって現像される。最後に、単一の走査で第1
原稿(2) と第2原稿(1) が読み取られて同様に静電潜像
が形成され、この場合は、ブラック現像器208dのブラッ
クトナ−によって現像される(S5323参照) 。即ち、図2
1の(A)の下段に示すように、合計4回の動作が行わ
れる。また、転写ドラム202 には、白黒×白黒の場合と
同様に、第1原稿(2) 及び第2原稿(1) の2枚の原稿に
対応するサイズの1枚の複写用紙P がチャックされる(S
5321参照) 。
【0096】また、上記の如く合計4回の走査・潜像形
成・現像動作により感光体ドラム206 上に並べて可視化
されたシアントナ−像,マゼンタトナ−像,イエロ−ト
ナ−像,ブラックトナ−像は、転写ドラム202 にチャッ
クされた複写用紙P 上に、その都度転写される。こうし
て複写用紙P 上には第1原稿(2) 及び第2原稿(1) に対
応するカラ−(シアン・マゼンダ・イエロ−・ブラッ
ク)トナ−像が転写される。また、カラ−トナ−像転写
後の複写用紙P は定着器210a,210b へ送られて定着処理
を施された後、排紙トレイ211 上へ排出される(S5341)
。また、原稿台31上に並べてセットされている2枚の
原稿は、前記最終の走査終了後に排出される(S5343) 。
【0097】[2-4-3-3] カラ−×白黒 前記ステップS5303 での判定で、図21の(D)の上段
の如く第1原稿(2) がカラ−原稿で第2原稿(1) が白黒
原稿であった場合は、まず、第1原稿(2) が読み取られ
(走査範囲は「第1原稿(2) の右端〜左端」)、該読み
取られた画像デ−タに基づき感光体ドラム206 上の第1
原稿対応位置に静電潜像が形成され、この静電潜像がシ
アン現像器208aのシアントナ−によって現像される。次
に、同様に第1原稿(2) が読み取られて同様に静電潜像
が形成され、この場合は、マゼンタ現像器208bのマゼン
タトナ−によって現像される。さらに、同様に第1原稿
(2) が読み取られて同様に静電潜像が形成され、この場
合は、イエロ−現像器208cのイエロ−トナ−によって現
像される(S5333参照) 。最後に、単一の走査で第1原稿
(2) と第2原稿(1) が読み取られ(走査範囲は白黒×白
黒の場合と同様)、該読み取られた画像デ−タに基づき
単一の潜像形成動作で感光体ドラム206 上に静電潜像が
形成され、この静電潜像が単一の現像動作でブラック現
像器208dのブラックトナ−によって現像される(S5335参
照) 。即ち、図21の(D)の下段に示すように、3回
の第1原稿(2) 用の動作と、それに続く1回の単一の動
作が行われる。また、転写ドラム202 には、白黒×白黒
の場合と同様に、第1原稿(2) 及び第2原稿(1) の2枚
の原稿に対応するサイズの1枚の複写用紙P がチャック
される(S5331参照) 。
【0098】また、上記の如く第1原稿(2) に対応する
合計3回の走査・潜像形成・現像動作により感光体ドラ
ム上206 上に順に可視化されたシアントナ−像,マゼン
タトナ−像,イエロ−トナ−像は、転写ドラム202 にチ
ャックされた複写用紙P 内の第1原稿対応領域に、その
都度転写される。また、第1原稿(2) 及び第2原稿(1)
に対応する最終の走査・潜像形成・現像動作により感光
体ドラム上206 上に可視化されたブラックトナ−像は、
転写ドラム202 にチャックされた複写用紙P 内の全領域
に転写される。こうして、複写用紙P 内の第1原稿対応
領域には第1原稿(2) に対応するカラ−(シアン・マゼ
ンタ・イエロ−・ブラック)トナ−像が転写され、複写
用紙P 内の第2原稿対応領域には第2原稿(1) に対応す
るブラックナ−像が転写される。
【0099】また、トナ−像を転写された複写用紙は定
着器210a,210b へ送られて定着処理を施された後、排紙
トレイ211 上へ排出される(S5341) 。また、原稿台31上
に並べてセットされている原稿は、上記最終の走査終了
後に排出される(S5343) 。
【0100】[2-4-3-4] 白黒×カラ− 前記ステップS5303 での判定で、図21の(C)の上段
の如く第1原稿(2) が白黒原稿で第2原稿(1) がカラ−
原稿であった場合は、上記[2-4-3-3] と略同様の処理が
行われる。但し、白黒とカラ−の原稿位置が逆である関
係上、第1回〜第3回の走査・潜像形成・現像・転写動
作が、第2原稿(1) の右端〜左端に関して行われる点
は、上記[2-4-3-3] と異なっている。
【0101】[2-4-3-5] まとめ このように、2イン1モ−ドでは、白黒原稿とカラ−原
稿が混在する場合、カラ−原稿について合計3回の走査
・潜像形成・現像動作を行ってシアン・マゼンダ・イエ
ロ−の合成画像を形成し、且つ、白黒原稿とカラ−原稿
について1回の単一の走査・潜像形成・現像動作を行っ
てブラックの画像を形成している。このため、動作完了
までの所要時間が短縮される。なお、上記各動作の順序
を入れ換えてもよいことは、前記ブック分割モ−ドの場
合と同様である。また、前記ADF給送処理(図8〜図
12)と、この2イン1モ−ドを組み合わせた動作を実
現したい場合には、原稿が2枚給紙された時に、1枚の
複写用紙が転写ドラムにチャックされるように制御すれ
ばよい。
【0102】
【発明の効果】以上、本発明では、原稿台上の全原稿が
単一の動作で走査されるため、全動作中での原稿交換や
スキャナリタ−ンの時間が最小限になる。また、上記走
査に対応する単一の動作で転写ドラムの各用紙上に画像
が再現されるため、全動作中での画像再現の所要時間も
最小限になる。また、各用紙は転写ドラムに保持される
ため、各用紙が転写部で重なり合うことも防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例装置の機構を示す模式図。
【図2】実施例装置に搭載される原稿自動給紙装置(A
DF)の機構を示す模式図。
【図3】実施例装置の操作パネルを示す説明図。
【図4】実施例装置の原稿台上での原稿の位置とサイズ
の関係の説明図。
【図5】実施例装置のコントロ−ラ(CPU)への信号
の入出力を示す説明図。
【図6】実施例装置のCPUでの処理のメインル−チン
のフロ−チャ−ト。
【図7】図6の入力処理(S30) を示すフロ−チャ−ト。
【図8】図6のADF給送処理(S40) を示すフロ−チャ
−ト。
【図9】図8の原稿給紙ロ−ラ制御(S420)の一部を示す
フロ−チャ−ト。
【図10】図8の原稿給紙ロ−ラ制御(S420)の残部を示
すフロ−チャ−ト。
【図11】図8のレジストロ−ラ制御(S430)を示すフロ
−チャ−ト。
【図12】図8の搬送ベルト制御(S440)を示すフロ−チ
ャ−ト。
【図13】図6のコピ−処理(S50) を示すフロ−チャ−
ト。
【図14】図13のオ−トスキャンモ−ド処理(S510)に
より実現される動作の主要部を説明するフロ−チャ−
ト。
【図15】図13のブック分割モ−ド処理(S520)により
実現される動作の主要部を説明するフロ−チャ−ト。
【図16】図13の2イン1モ−ド処理(S530)により実
現される動作の主要部を説明するフロ−チャ−ト。
【図17】原稿台上にセットされる原稿と複写用紙上へ
の現像動作の関係を示す説明図であり、(A)は従来
を、(B)は本発明を示す。
【図18】原稿台上にセットされる原稿と複写用紙上へ
の現像動作の関係を図14との対応で示す説明図。
【図19】転写ドラム202 にチャックされる複写用紙の
位置を示す説明図で、(A)は非ブック分割モ−ドの場
合を、(B) はブック分割モ−ドの場合を示す。
【図20】原稿台上にセットされる原稿と複写用紙上へ
の現像動作の関係を図15との対応で示す説明図。
【図21】原稿台上にセットされる原稿と複写用紙上へ
の現像動作の関係を図16との対応で示す説明図。
【符号の説明】
16 ADF(原稿自動給紙装置) 31 原稿台ガラス 98 モ−ド設定キ− 124 給紙ロ−ラ 126 捌きロ−ラ 127 捌きロ−ラ 128 原稿幅サイズ検出センサ SE51 レジストセンサ 129 レジストロ−ラ 122c 原稿認識CCD 140 搬送ベルト 202 転写ドラム 206 感光体ドラム 208a シアン現像器 208b マゼンタ現像器 208c イエロ−現像器 208d ブラック現像器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/01 114 B 21/14 H04N 1/46

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿台上にセットされた原稿の画像を、
    転写ドラムに保持された用紙上に再現する画像形成装置
    に於いて、 原稿台上の原稿枚数を検出する手段と、 検出枚数と同じ枚数の用紙を転写ドラムに保持させる手
    段と、 原稿台上の全原稿の画像を単一の動作で走査する手段
    と、 上記各原稿の画像が上記各用紙上に重複無く再現される
    ように、上記走査に対応する単一の動作で画像再現を行
    う手段と、 を備えた画像形成装置。
JP6092989A 1994-04-05 1994-04-05 画像形成装置 Pending JPH07283920A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6092989A JPH07283920A (ja) 1994-04-05 1994-04-05 画像形成装置
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