JPH07240835A - デジタル複写機 - Google Patents

デジタル複写機

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JPH07240835A
JPH07240835A JP6029686A JP2968694A JPH07240835A JP H07240835 A JPH07240835 A JP H07240835A JP 6029686 A JP6029686 A JP 6029686A JP 2968694 A JP2968694 A JP 2968694A JP H07240835 A JPH07240835 A JP H07240835A
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JP
Japan
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mode
memory
original
cpu
sheet
Prior art date
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Pending
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JP6029686A
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English (en)
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Takeshi Morikawa
武 森川
Kazuo Inui
和雄 乾
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の原稿を1枚の用紙上に複写するデジタ
ル複写機においてユーザの使いやすい装置を提供する。 【構成】 複数の原稿を1枚の用紙上に複写するNin
1モードであるときは倍率計算に必要な用紙サイズを計
算する(#501)。実際にはカセットに収納されてい
る用紙サイズ/Nで計算する。付加情報作成のための頁
番号を初期化し、付加情報となる倍率をP頁目の原稿サ
イズについて計算し頁番号を更新する(#503〜#5
07)。読取った全原稿に対して上記の処理を繰り返す
(#509)。この付加情報をもとに複数の原稿を1枚
の用紙サイズ上に一定のサイズで複写する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はデジタル複写機に関
し、特に複数の原稿を1枚のコピー用紙に合成して出力
する複数原稿in1機能を有するデジタル複写機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】2枚の原稿を1枚のコピー用紙に合成し
て出力する2in1機能を有するデジタル複写機が市販
されている。このような複写機においては、同一サイズ
の原稿が予め揃えられ、これが1枚の複写用紙に複写さ
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような2in1
機能を有する複写機において、原稿のサイズが一定であ
れば一定の倍率でコピーされるため、体裁の良いコピー
出力を得ることができる。しかしながら、原稿のサイズ
が一定でないときは、コピー用紙上に出力されるサイズ
がばらばらになるという問題点がある。
【0004】また、2in1機能を有する複写機におい
て、表紙モードを有するものがある。このような複写機
においては、表紙モードが設定されると表紙、裏表紙お
よび合紙のような特定の原稿が異なった用紙または異な
った色で複写される。
【0005】表紙モードを有する2in1機能を有する
複写機においてこのモードが設定されると、原稿の1枚
目と2枚目、つまり、表紙用の原稿と中身の1頁目の原
稿の2枚が2in1されて表紙用用紙または表紙用カラ
ーでコピーが行なわれた。本来表紙と中身の原稿とは区
別すべきものであるにもかかわらず、これらの区別が現
実には行なわれず、ユーザの所望のコピーができないと
いう問題点があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、以下のような目的を有する。
【0007】この発明の目的の1つは、複数原稿in1
機能を有する複写機においてユーザのユーザの所望する
複写物を得ることである。
【0008】この発明の他の目的は複数原稿in1機能
を有する複写機において原稿サイズがばらばらでもコピ
ー用紙上に一定のサイズで画像を出力することである。
【0009】この発明のさらに他の目的は複数原稿in
1機能および表紙モードを有する複写機においてユーザ
の所望の出力が得られるようにすることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る複数の原
稿を読取って1枚の用紙上に複写するデジタル複写機
は、複数の原稿のそれぞれのサイズを含む画像情報を記
憶する手段と、出力される複写用紙のサイズを検出する
手段と、記憶手段に記憶されたそれぞれの画像情報およ
び複写用紙のサイズに応じて出力時に複数の原稿画像の
各々の複写倍率を独立に制御する手段を含む。
【0011】請求項2に係る、2枚の原稿を1枚の用紙
に複写する第1機能と原稿の1枚目を表紙として指定
し、それを他の原稿と異なった用紙に複写する第2機能
とを有するデジタル複写機は、第1および第2の機能を
選択する手段と、第1および第2の機能が同時に選択さ
れたときに、表紙以外の原稿は第1の機能を用いて複写
し、表紙は1原稿に対し1用紙で複写するよう制御する
複写手段とを含む。
【0012】
【作用】請求項1に係るデジタル複写機においては、出
力時に記憶手段に記憶されたそれぞれの画像情報と複写
用紙のサイズに応じてそれぞれの画像の複写倍率が独立
して制御されるため、複数枚の画像情報が個別に適切に
拡大、縮小されて1枚の複写用紙上に形成される。
【0013】請求項2に係るデジタル複写機において
は、複数の原稿を1枚の用紙に複写する第1機能と表紙
のみを他の原稿と異なる用紙に複写する第2機能が同時
に選択されると表紙は1枚の用紙に複写され、表紙以外
の原稿が2枚ずつ1枚の用紙に複写される。
【0014】
【実施例】以下この発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0015】(1)第1実施例 図1は本発明に係る複写機1の全体の構成を示す断面正
面図である。図1を参照して、複写機1は原稿を読取っ
て画像信号に変換する走査系10と、走査系10から送
られる画像信号を処理する画像信号処理部20と、画像
信号処理部20から入力される画像データをそのままプ
リンタ装置に出力するかメモリに記憶するかなどの切換
を行なうメモリユニット部30と、メモリユニット部3
0から入力される画像データに基づいて半導体レーザ6
1を駆動する印字処理部40と、半導体レーザ61から
のレーザ光を感光体ドラム71上の露光位置に導く光学
系60と、露光により形成された潜像を現像し、用紙上
に転写しかつ定着して画像を形成する作像系70と、本
体の上面に設けられた操作パネルOPと、原稿を搬送し
必要に応じて表裏反転を行なう原稿搬送部500と、用
紙を再度転写位置に供給するための再給紙部600とを
含む。
【0016】走査系10および画像信号処理部20など
によって読取り装置IRが、印字処理部40、光学系6
0、および作像系70などによってプリンタ装置PRT
がそれぞれ構成されている。
【0017】走査系10は、原稿台ガラス18の下方を
移動するスキャナ19に組付けられた露光ランプ11お
よび第1ミラー12、第2,第3ミラー13a,13
b、集光用のレンズ14、CCDアレイなどを用いた光
電変換素子16およびスキャンモータM2などから構成
されている。
【0018】画像信号処理部20は、光電変換素子16
から出力される画像信号を処理し、メモリユニット部3
0に対して画像データを出力する。メモリユニット部3
0については後で詳述する。
【0019】印字処理部40は、送られてきた画像デー
タを半導体レーザ61に与える。光学系60は、半導体
レーザ61、レーザビームを偏光するポリゴンミラー6
5、主レンズ69、反射ミラー67a,67b,67c
などから構成されている。
【0020】作像系70は現像転写系70A、搬送系7
0Bおよび定着系70Cから構成されている。現像転写
系70Aは図1の反時計方向に駆動される感光体ドラム
71と、その周囲に回転方向の上流側から順に配置され
た帯電チャージャ72、現像器73、転写チャージャ7
4、分離チャージャ75およびクリーニング部76など
からなる。
【0021】現像器73には黒色トナーとキャリアとか
らなる2成分現像剤が収納されている。
【0022】搬送系70Bは用紙を収納するカセット8
0a,80b、用紙サイズを検出するサイズ検出センサ
SE11,SE12、用紙ガイド81、タイミングロー
ラ82、搬送ベルト83および再給紙部600から搬入
された用紙を搬送する水平搬送ローラ86a〜86cな
どからなる。
【0023】定着系70Cは用紙を熱圧着しながら搬送
する定着ローラ84、排出ローラ85および用紙の排出
を検出する排出センサSE62などからなる。
【0024】原稿搬送部500は、原稿給紙トレイ51
0上にセットされた原稿を自動的に原稿ガラス18上に
搬送し、スキャナ19によって原稿を読取った後には原
稿排出部511へ排出する。
【0025】原稿搬送部500は、給紙ローラ501、
捌きローラ502、捌きパッド503、中間ローラ50
4、レジストローラ505、搬送ベルト506、反転ロ
ーラ507、切換爪508、排出ローラ509、給紙ト
レイ510、排出トレイ511、原稿スケール512、
給紙センサSE51および排出センサSE52などから
構成されている。
【0026】原稿搬送部500の動作は原稿の読取モー
ドによって異なる。原稿の読出モードには、スキャナ1
9のスキャン動作によって原稿を読取るスキャンモード
と、スキャナ19が停止した状態で原稿の搬送中に原稿
を読取る流し取りモードとがある。
【0027】原稿の読取時には、1枚または複数枚の原
稿を読取りたい面を上に向けて給紙トレイ510上にセ
ットする。動作が開始すると、セットされた原稿の最下
部の原稿から順に給紙ローラ501によって搬送され、
捌きローラ502と捌きパッド503によって搬送され
た原稿が捌かれる。次に原稿は中間ローラ504を通
り、レジストローラ505によって斜行を補正され、搬
送ベルト506によって原稿ガラス18上に搬送され、
原稿の後端が原稿スケール512の左端を通過した直後
に搬送ベルト506がわずかに逆転して停止する。
【0028】これによって原稿の右端(後端)が原稿ス
ケール512の端縁に当り、原稿が原稿ガラス18上に
正確に位置決めされる。このとき次の原稿の先端はレジ
ストローラ505に達しており、次の原稿の搬送に要す
る時間が短縮されるようになっている。
【0029】その状態でスキャナ19がスキャンを行な
って原稿の表面(下面)を読取る。原稿の読取りが終了
すると、原稿は搬送ベルト506によって左方へ搬送さ
れ、反転ローラ507でUターンし、切換爪508の上
方を通って排出ローラ509によって排出トレイ511
上に排出される。このとき、原稿の読取面(表面)が上
を向いた状態で排出される。
【0030】図2は操作パネルOPの正面図である。操
作パネルOPには、液晶タッチパネル91、置き数や倍
率を入力するテンキー92、置き数を標準値「1」に戻
したりするためのクリアキー93、複写機1内における
設定値などを標準値に戻すためのパネルリセットキー9
4、コピー動作を中止させるためのストップキー95、
コピー動作を開始させるためのスタートキー96、コピ
ーモードを設定するためのモード設定キー97、2in
1モード設定キー98、および表紙モード(第2実施
例)設定キーが設けられている。操作パネルOPにはさ
らに、上記した設定キーに対応するコピーモードを表示
するモード表示部97a,97b,98a,99aが設
けられている。
【0031】液晶タッチパネル91は、JAM発生、サ
ービスマンコール発生、ペーパーエンプティ発生などの
複写機1の各種の状態、露光レベル、倍率、用紙などの
複写機1の動作モード、その他の種々の情報を表示する
とともに、動作モードの選択のための入力を行なう。
【0032】次に制御部100について説明する。図3
および図4は複写機1の制御部100の構成を示すブロ
ック図である。制御部100は7個のCPU1〜CPU
7を中心に構成される。これら各CPU1〜CPU7に
は、それぞれプログラムを格納したROM111〜11
7およびプログラム実行のワークエリアとなるRAM1
21〜127が設けられている。なお、CPU6はメモ
リユニット部30内に設けられている(図5参照)。C
PU1は操作パネルOPの各種操作キーからの信号の入
力および表示にかかわる制御を行なう。CPU2は画像
信号処理部20の各部の制御を行ない、CPU3は走査
系10の駆動制御を行なう。また、CPU4は、印字処
理部40、光学系60および作像系70の制御を行な
い、CPU5は制御部100の全体的なタイミング調整
や動作モードの設定のための処理を行なう。
【0033】CPU6はメモリユニット部30を制御す
ることによって、読取った画像データをメモリ(画像メ
モリ304)に一旦格納し、これを読出して印字処理部
40へ出力する。これにより、読取装置IRとプリンタ
装置PRTとを独立して制御し、コピー速度の向上を図
っている。詳細は後述する。CPU7は原稿搬送部50
0の制御を行なう。CPU1〜CPU7の間で割込によ
るシリアル通信が行なわれ、コマンド、レポート、その
他のデータが授受される。
【0034】次に画像データを処理する各処理部につい
て説明する。まず画像信号処理部20は、A/D変換
器、シェーディング補正部、変倍処理部および画質補正
部などを含む。
【0035】画像信号処理部20によって光電変換素子
16から入力される画像信号が画素ごとに8ビットの画
像データに量子化され、種々の処理が施された後に画像
データD2として出力される。
【0036】次にメモリユニット部30について説明す
る。図5はメモリユニット部30のブロック図である。
【0037】メモリユニット部30は、切換部301、
CPU6からのパラメータ設定に基づいて2値データを
作成する2値化処理部302、400dpiでA4サイ
ズの2頁分の容量を有したマルチポートの画像メモリ3
04、それぞれ独立に動作可能な圧縮器311および伸
長器312を有した符号処理部305、マルチポートを
有した符号メモリ306、回転処理部307、変倍処理
部309、CPU6からのパラメータ設定に基づいて多
値データを作成する多値化処理部308およびこれらの
全体を制御するCPU6などから構成されている。
【0038】符号処理部305は、画像メモリ304に
画像データD2が書込まれると、そのデータを読出しか
つ圧縮して符号データを作成し、これを符号メモリ30
6に書込む。また、CPU6の指令により、符号メモリ
306に書込まれた符号データを読出しかつ伸張して画
像データを作成し、これを画像メモリ304に書込む。
【0039】伸張によって画像メモリ304に1頁分の
画像データが生成されると、それが読出され、回転処理
部307において必要に応じて回転処理され、多値化処
理部308において多値の画像データが生成され、画像
データの拡大縮小が変倍処理部309で行なわれ、これ
が画像データD3として出力される。なお、圧縮器31
1および伸長器312は互いに独立してかつ並行に動作
可能となっており、これらと符号メモリ306との間で
はデータがそれぞれDMA転送される。
【0040】ところで符号メモリ306はRAM121
に格納された原稿管理テーブルによって管理されてい
る。原稿管理テーブルについては後に詳述する。
【0041】さて、メモリユニット部30の動作モード
には、直結モード、メモリモードおよび直結メモリ混在
モードがある。また、メモリモードには、メモリモード
書込動作とメモリモード読出動作の2つの動作がある。
直結メモリ混在モードは、直結モードとメモリモードと
が混在するモードである。
【0042】直結モードでは画像信号処理部20から出
力される画像データD2をそのまま印字処理部40に画
像データD3として出力する。
【0043】メモリモードでは、画像データD2を2値
化した後に画像メモリ304に取込んで所定の処理を行
ない、必要に応じて画像メモリ304から読出して印字
処理部40へ画像データD3として出力する。つまりメ
モリモードにおいては、画像データD2が2値化処理部
302へ出力され、2値化された後に画像メモリ304
に書込まれ、さらに圧縮されて符号メモリ306に書込
まれる。
【0044】また、メモリモード読出動作時(メモリか
らプリンタ装置へ)には、画像メモリ304から伸張さ
れた画像データが読出され、画像データD3として出力
される。
【0045】また、直結メモリ混在モードにおいては、
画像データD2がそのまま画像データD3として印字処
理部40に出力され、これと同時に画像データD2が2
値化処理部302を経て画像メモリ304に書込まれ
る。このようなメモリユニット部30の動作モードは、
コピーモードに応じて自動的に選択される。たとえば、
通常の複写モードにおいては直結モードが選択される。
また、原稿混載オートモードにおいてはメモリモードが
選択される。
【0046】次に各動作モードにおける複写機の全体の
動作シーケンスについて各CPU1〜CPU6の間でや
りとりされる要求コマンド(Q)、レポート(A)また
はデータの流れを中心に説明する。なお以下の図におい
て、重要でない要求コマンドまたはレポートが省略され
ている場合がある。このようにコピーモードに応じて動
作モードが自動設定されるため、ユーザは自分の使用モ
ードごとに動作モードの設定を変える必要がない。
【0047】図6はメモリモード書込動作の動作シーケ
ンスを示す図である。上述したように、メモリモード書
込動作では、読取装置IRから画像メモリ304へ画像
データが転送される。
【0048】まず、全体のシーケンスを管理しているC
PU5からCPU6に対してメモリ準備要求(Q)を出
す。これを受けてCPU6は内部ハードウェアに対し、
画像信号処理部20からの画像データD2も画像メモリ
304へ転送させるための切換部301の接続状態の設
定、2値化処理のためのモード(たとえば誤差分散法、
地肌消去のためのしきい値、2値化しきい値など)の設
定、画像メモリ304への書込領域の開始アドレスおよ
びXYレングス情報などの設定を行なう。これが完了す
るとCPU6からCPU5に対してメモリ準備完了レポ
ート(A)が出される。
【0049】次にCPU5からCPU7に対して原稿交
換要求(Q)を出す。これにを受けてCPU7は原稿を
1枚だけ原稿台ガラス18上に給紙するとともに、この
原稿サイズを検出する。原稿サイズを検出し、原稿のセ
ットが完了すると、CPU7からCPU5に対して原稿
交換完了レポート(A)が原稿サイズを示すパラメータ
とともに出される。CPU5はこの原稿サイズをもとに
図9に示すような原稿管理テーブルを作成する。
【0050】本発明におけるデジタル複写機において
は、原稿搬送部500を構成する自動原稿給紙装置(A
DF)は、原稿の最終頁から給紙するので、一番最初に
給紙された原稿は原稿総部数と同じN頁目となる。ま
た、原稿管理テーブルの付加情報については後のフロー
チャートで説明する。
【0051】これらの設定が終って準備が完了すると、
これを受けてCPU5からCPU6およびCPU2に対
して読取要求(Q)が出される。さらにCPU2からC
PU3に対してスキャン要求(Q)が出され、これによ
ってスキャンが開始される。
【0052】スキャンによって原稿の画像領域に達する
と、CPU2により設定された画像処理モードに応じて
読取データ(画像データD2)がメモリユニット部30
に出力される。
【0053】スキャンによる読取が終了すると、CPU
6およびCPU2からCPU5に対して読取完了レポー
ト(A)がそれぞれ出される。その後、CPU5からC
PU6に対して圧縮要求(Q)が出され、これを受けて
CPU6は画像メモリ304からの読出アドレス、XY
レングス情報、符号メモリ306への書込アドレス、圧
縮器311のモード(たとえばMH方式)などを設定し
起動をかける。これによって圧縮処理が行なわれ、符号
データが符号メモリ306に格納される。圧縮処理が完
了すると、CPU6からCPU5に圧縮完了レポート
(A)が出される。
【0054】図7はメモリモード読出動作の動作シーケ
ンスを示す図である。上述したように、メモリモード読
出動作では、画像メモリ304から画像データが読出さ
れ、プリンタ装置PRTへ出力され、用紙にプリントさ
れる。
【0055】まずCPU5からCPU6に対して伸張要
求(Q)を出す。これを受けて、CPU6は符号メモリ
306からの読出アドレス、データ量、画像メモリ30
4への書込アドレス、XYレングス情報および伸長器3
12のモード(たとえばMH方式)などを設定し起動を
かける。これによって伸張処理が行なわれ、画像データ
が画像メモリ304に書込まれる。
【0056】伸張処理が完了すると、CPU6からCP
U5に伸張完了レポート(A)が出される。次にCPU
5からCPU6に対し、画像メモリ304から画像デー
タを読出すためのメモリ準備要求(Q)を出す。これを
受けて、CPU6は内部ハードウェアに対して画像メモ
リ304から印字処理部40へ画像データD3を出力す
るための切換部301の接続状態の設定、回転処理や変
倍処理のための設定、画像メモリ304の読出領域の開
始アドレスおよびXYレングス情報などの設定を行な
う。
【0057】これらの設定が終って準備が完了すると、
CPU6からCPU5に対してメモリ準備完了レポート
(A)を出す。これを受けてCPU5からCPU6およ
びCPU4に対してプリント要求(Q)が出され、CP
U4からCPU5に用紙の搬送状態を知らせる給紙レポ
ート(A)が出される。その後、画像メモリ304から
読出された画像データD3がプリンタ装置PRTに出力
され、プリントが行なわれる。
【0058】プリントが終了すると、CPU6およびC
PU4からCPU5に対してプリント完了レポートおよ
びイジェクト完了レポート(A)が出力される。これを
受けてCPU5は動作モードとの関連からCPU6に対
するメモリクリア要求(Q)などを出す。
【0059】次に原稿混載オートモードにおける具体例
を示す。図8は原稿混載オートモードにおける2in1
を実行した場合の具体的な例を示す図である。図8を参
照して、A4,B5,A5,A6サイズと続く原稿を2
in1モードでA4の用紙に複写する場合を考える。
【0060】このとき各原稿は、A4の半分のA5サイ
ズで印字するので、1頁目はA4→A5(×0.70
7)の変倍処理を行ない、2頁目はB5→A5(×0.
813)の変倍処理を行ない、これらを1枚の記録紙に
複写する。また、3頁目は変倍処理を行なわず、4頁目
はA6→A5(×1.410)の変倍処理を行ない1枚
の記録紙に複写する。これらの原稿サイズおよび変倍処
理のための付加情報が原稿管理テーブルに図9に示すよ
うに格納される。
【0061】上記のような処理を施すことによって、異
なるサイズの原稿であっても各頁の原稿サイズに応じて
変倍処理を行なうので、原稿サイズを意識することなく
編集コピーが実現できる。また、本実施例では、複写用
紙の半分のサイズ内に原稿画像を変倍して複写する方法
を示したが、各原稿の印字領域を変えることも可能であ
る。こうすれば原稿画像を変倍することなく編集コピー
が可能になる。さらに、複写用紙の両面に対して上記処
理を適用することもできる。そうすれば、両面複写モー
ドにおいて原稿サイズを意識することなく編集コピーが
実現できる。
【0062】次にフローチャートに基づいて複写機1の
動作を説明する。説明はCPU1〜CPU7の実行する
メインルーチンを順番に説明し、その後各メインルーチ
ンにおいて実行されるサブルーチンについて説明する。
【0063】図10はCPU1のメインルーチンのフロ
ーチャートである。初期設定を行なった後(ステップ#
11、以下ステップを略す)、内部タイマをスタートさ
せてルーチンの時間が一定となるように監視し(#1
2,16)、操作パネルOPなどに対して入力制御処理
および表示制御処理を行ない(#13,14)、その他
の処理を行なうステップ(#15)。なお、割込処理に
よって他のCPU2〜CPU7との通信を行なう。
【0064】図11はCPU2のメインルーチンのフロ
ーチャートである。画像データの入力処理を行なった後
(ステップ#23)、画像処理、画像データの出力処
理、その他の処理を行なう(ステップ#24〜26)。
【0065】図12(A)はCPU103のメインルー
チンのフローチャートであり、(B)はスキャンモータ
M2の回転に同期して発生するモータパルスによるモー
タパルス割込のフローチャートである。(A)を参照し
て、CPU3は走査系10を制御する。スキャンモード
である場合には(#33でYES)、スキャナ19をス
キャンさせる走査制御を行ない(#34)、流し取りモ
ードの場合には(#34でNO)、スライダ位置決め制
御が実行される(#35)。
【0066】図12(B)を参照して、スキャンモータ
M2の回転に同期して発生するモータパルスによるモー
タパルス割込が発生すると、そのモータパルスの割込間
隔時間の測定(#37)、モータの通電のオンオフ(#
38)、モータパルスのカウント(#39)などを行な
う。
【0067】図13はCPU4のメインルーチンのフロ
ーチャートである。CPU4はプリンタ装置PRTを制
御する。現像転写系70Aを制御し(#43)、搬送系
70Bを制御し(#44)、定着系70Cを制御し(#
45)、印字処理部40を制御し(#46)、その他の
処理を行なう(#47)。
【0068】図14はCPU5のメインルーチンのフロ
ーチャートである。CPU5は他のCPUに対して起
動、停止のコマンドおよび動作モードのセットなどを行
ない、複写機1の全体の動作を制御する。割込による通
信で入力されたデータをチェックした後に内容を解析し
(#53)、その内容に応じて、動作モードの変更があ
った場合はモード設定処理を行なう(#54)。複写モ
ードに応じたメモリ書込、読出制御は#55のコマンド
の設定で行なわれる。また、通信によって出力するため
にそのデータを出力エリアにセットする(#56)。
【0069】図15はCPU6のメインルーチンのフロ
ーチャートである。CPU6はメモリユニット部30を
制御する。他のCPUからのコマンド受信処理を行ない
(#62)、ステータス送信処理を行ない(#63)、
画像メモリ304への書込制御を行ない(#64)、圧
縮制御を行ない(#65)、伸張制御を行ない(#6
6)、画像メモリ304からの読出制御を行なう(#6
7)。
【0070】図16はCPU7のメインルーチンのフロ
ーチャートである。CPU7は原稿搬送部500を制御
する。原稿を捌いて斜行を補正し、搬送ベルト506ま
での搬送を制御する原稿給紙処理を行なう(#73)。
搬送ベルト506による所定の読取位置への原稿の位置
決めと反転ローラ507までの搬送を制御する原稿搬送
処理を行ない(#74)、反転ローラ507に達した原
稿をそのまま排出するかまたは搬送ベルト506の方へ
再度搬送するかなどを制御する原稿反転排出処理を行な
う(#75)。
【0071】図17は図10の#13で示した入力制御
処理のサブルーチンを示すフローチャートである。モー
ド設定キー97のオンエッジが検出されるたびごとに
(#101でYES)、「通常コピーモード」、「原稿
混載オートモード」のそれぞれのコピーモードを交互に
切換え対応するモード表示部97a,97bを点灯す
る。その際に通常コピーモードであった場合は(#10
3でYES)、直結モードを設定する(#104)。原
稿混載オートモードの場合は、メモリモードを設定する
(#105)。モード設定キー97のオンエッジが検出
されない場合は#106にて2in1設定キー98がオ
ンエッジされたかどうかを検出し、オンエッジが検出さ
れた場合には#107でコピーモードを切換える。その
とき#108で通常コピーモードが設定されていると、
#109で2in1モードを設定するとともに表示用L
ED98aを点灯する。N108で2in1モードが設
定されている場合には、#110で通常モードを設定
し、表示用LED98aを消灯する。その後、#111
へ進み、モード設定キー97以外のテンキー等のキー入
力処理を行なう。
【0072】図18は図14の#55で示したコマンド
設定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
メモリモードである場合には(#211でYES)、#
212で2in1モードが設定されているかどうかを判
断する。2in1モードの場合には(#212でYE
S)、#213、#214、#215で2in1モード
用のメモリ動作に入る。すなわち全原稿を先に読込み、
各原稿に対する2in1の変倍率のセットを行ない、2
頁ごとの画像データを読出しプリントを行なう。
【0073】#212で2in1モードでない場合に
は、通常のメモリ動作に入る(#217)。すなわち、
1枚ごとの原稿を読込み、1枚ごとの変倍率をセット
し、1枚ごとの画像データを読出しプリントを行なう。
直結モードの場合は(#211でNO)、直結モードで
必要なコマンドの設定を行なう(#216)。
【0074】図19は#214(図18)の「原稿混載
オートモード」におけるメモリ書込動作のコマンド設定
のフローチャートである。#251では書込ステートの
値に応じて#253(“0”のとき)、#261
(“1”のとき)、#271(“2”のとき)、#28
1(“3”のとき)、#291(“4”のとき)のよう
に分岐する。以下それぞれについて説明する。
【0075】(a) 書込ステート=“0”のとき CPU1からスタート要求を受けたときは(#253で
YES)、書込頁数を示す変数nwを初期化する(#2
55)。その後書込ステートを更新する(#257)。
スタート要求がないときは(#253でNO)、書込ス
テートを更新せずに再度このサブルーチンがコールされ
たとき上述と同様の処理を行なう。
【0076】(b) 書込ステート=“1”のとき 上記した原稿交換要求バッファに原稿交換コマンドを登
録した後(#261)、書込ステートを更新する(#2
63)。この原稿交換要求バッファはCPU5に接続さ
れているRAM152内にあり図14の#56で読出さ
れ、出力されるようになっている。
【0077】(c) 書込ステート=“2”のとき 原稿交換完了レポートを受信したときは(#271でY
ES)、原稿管理テーブルの頁番号nwで示されるとこ
ろにこのレポートのパラメータとしてCPU7から受信
する原稿サイズを登録する(#273)。次に読取要求
バッファに読取コマンドを登録した後(#275)、書
込ステートを更新する(#279)。この読取要求バッ
ファは前述の原稿交換要求バッファと同様の構成を持
つ。
【0078】(d) 書込ステート=“3”のとき 読取完了レポートを受信したときは(#281でYE
S)、圧縮要求バッファにパラメータとして頁番号を示
す変数nwを登録し(#283)、次の書込動作に備え
てnwに1を加算し(#285)、さらに書込ステート
を更新する(#287)。
【0079】この圧縮要求バッファは図14の#56で
パラメータとともに読出され、CPU6に対して出力さ
れる。これをもとにCPU6は圧縮処理を行ない原稿管
理テーブルを作成する。
【0080】(e) 書込ステート=“4”のとき 圧縮完了レポートを受信したときは(#291でYE
S)、以下の処理を行なう。まずCPU7から送られて
くるステータス情報をもとに、原稿給紙トレイ510上
に原稿が残っているかどうかを判断する。まだ給紙すべ
き原稿が残っている場合は(#293でYES)、書込
ステートを“1”とし(#295)、前述と同様の処理
を繰り返し行なう。
【0081】すべての原稿を給紙完了した場合は(#2
93でNO)、書込総頁数を示す変数Nをセットし(#
296)、読出動作モードに設定し(297)、書込ス
テートをリセットする(#298)。
【0082】図20は図18の#217で示した「原稿
混載オートモードにおける、コマンド設定サブルーチン
のメモリ読出動作のサブルーチンを示すフローチャート
である。ここでは図8に示すような出力形態となるよう
伸張要求コマンド(Q)およびプリント要求コマンド
(Q)の設定を行なう。
【0083】#401では読出ステートの値に応じて#
403(“0”のとき)、#411(“1”のとき)、
#421(“2”のとき)、#431(“3”のとき)
および#441(“4”のとき)のように分岐する。
【0084】以下それぞれについて説明する。 (a) 読出ステート=“0”のとき 図9に示す原稿管理テーブルの付加情報を書込動作で登
録された各頁の原稿サイズ情報と用紙サイズより作成す
る。このとき用紙サイズはCPU4から予め送られてく
るのでこの用紙サイズをもとに付加情報を作成する。た
とえば、用紙サイズ縦の長さをLPとして、原稿サイズ
の縦の長さをLDとすると、2in1コピーモードにお
ける原稿混載オートモードであるため、(1/2)×
(LP/LD)で倍率を計算する。
【0085】したがって、図8の第N頁目の場合は用紙
サイズがA4で原稿サイズがA4であるため、LP=2
97mm,LD=210mmとなるので(1/2)×
(LP/LD)=0.707となるため、付加情報の値
は0.707となる。
【0086】上記のごとく読取った全頁に対して付加情
報としての倍率を計算する。またこの付加情報は次の読
出ステート=“1”において画像メモリ304からデー
タを読出すときの倍率として用いられる。
【0087】次に読出頁を示す変数nを初期化し(#4
05)、読出ステートを更新する(#407)。
【0088】(b) 読出ステート=“1”のとき 伸張要求バッファにパラメータとして頁番号(n+1)
を登録し(#411)、メモリ準備要求バッファにパラ
メータとして頁番号(n+1)の付加情報の倍率を登録
する(#413)。
【0089】上記伸張要求バッファとメモリ準備要求バ
ッファでは書込動作のコマンドと同様の処理が行なわ
れ、伸張要求のパラメータにより、CPU6が伸張すべ
き頁番号を知ることができる。さらにメモリ準備要求バ
ッファのパラメータにより伸張されたデータに対する変
倍処理の倍率を知り、各処理を行なう。#415では読
出ステートを更新する。
【0090】(c) 読出ステート=“2”のとき メモリ準備完了レポートを受信したときは(#421で
YES)、さらにもう1頁の原稿画像データの印字の準
備をするために頁番号nに対して前述の#411,41
3と同様の処理を行なう(#423,425)。#42
7では次の読出したデータにn=n+2とし読出ステー
トを更新する(#429)。
【0091】(d) 読出ステート=“3”のとき 再度メモリ準備完了レポートを受信したときは(#43
1でYES)、プリントQバッファにプリント要求コマ
ンドを登録し(#433)、読出ステートを更新する
(#435)。このプリント要求バッファは他の要求バ
ッファと同様#56(図14)で読出され、出力される
ようになっている。
【0092】(e) 読出ステート=“4”のとき 給紙レポートを受信したときは(#441でYES)、
#443で前頁の読出を完了したかどうかを判断する。
まだ終了していない場合は(#443でNO)、読出ス
テートを“1”に戻し(#449)、前述の処理を繰り
返し行なう。終了している場合は(#443でYE
S)、書込動作モードに設定し(#445)、読出ステ
ートをリセットする(#447)。
【0093】図21は図15の#64に示した画像メモ
リ書込制御のサブルーチンを示すフローチャートであ
る。ステート“1”で画像メモリ304への書込開始ア
ドレス、XYレングス情報、画像処理パラメータなどを
設定し(#332)、メモリ準備完了ステータスをセッ
トし(#333)、ステートを“2”とする(#33
4)。
【0094】ステート“2”では、画像メモリ304へ
の書込が終了すると(#335でYES)、読取完了ス
テータスフラグをセットし(#336)、ステートを
“0”とする(#337)。
【0095】図22は図15の#67で示した画像メモ
リ読出制御サブルーチンのフローチャートである。ステ
ート“1”で画像メモリ304への読出開始アドレス、
データ量その他のパラメータを設定し(#392)、ス
テートを“2”とする(#393)。ステート“2”で
は、画像メモリ304からの読出が終了すると(#39
4でYES)、プリント完了ステータスをセットし(#
395)、ステートを“0”とする(#396)。
【0096】図23は図20の#403で示した原稿管
理テーブル付加情報作成サブルーチンの内容を示すフロ
ーチャートである。図24を参照して、付加情報作成サ
ブルーチンにおいては、まずNin1モードを考慮して
倍率計算に必要な用紙サイズを計算する(#501)。
実際にはカセットに収納されている用紙サイズ/Nで計
算する。付加情報作成のための頁番号を初期化する(#
503)。付加情報となる倍率をP頁目の原稿サイズに
ついて計算する(#505)。そして頁番号を更新する
(#507)。読取った全原稿に対して上記の処理を繰
り返す(#509)。
【0097】上述の実施例において、メモリユニット部
30に設けられた画像メモリ304は書込動作と読出動
作をそれぞれ同時に独立して行なえるものであれば複数
のメモリチップを用いてもよい。こうすれば個々のメモ
リ容量を小さくできる。また、1つのメモリチップの領
域を分割して用いてもよい。二値圧縮を用いた場合を実
施例に挙げたが、多値圧縮を用いてもよい。この場合は
中間調を有する画像について同様の効果を得ることがで
きる。
【0098】上述の実施例においてメモリユニット部3
0を初めとする制御部100の回路構成(各CPU1〜
CPU7の処理内容、処理分担、ソフト構造、その他複
写機1の各部の構造など)は本発明の趣旨に反しない範
囲で種々変更することができる。
【0099】(2) 第2実施例 次にこの発明の第2実施例について説明する。第2実施
例においてもデジタル複写機の構成等はほぼ同様である
のでその相違点についてのみ以下に説明する。
【0100】第2の実施例においては図2に示した操作
パネルOP上の2in1モード設定キー98および表紙
モード設定キー99を使用する。設定キー98を用い
て、2in1モードが設定されると、2in1フラグ
(F1)がセットされ、2in1フラグ(F1)がセッ
トされていると、先の実施例と同様に2面分の原稿画像
が用紙の1面に並列した状態で出力される。
【0101】また、設定キー99を用いて表紙モードが
設定されると、表紙フラグ(F2)がセットされ、表紙
フラグ(F2)がセットされていると原稿の1枚目を表
紙、最終枚目を裏表紙として原稿の中身とは異なった用
紙もしくはカラー用紙で複写される。
【0102】図24はこの実施例におけるフラグセット
の状態を示すフローチャートであり、図25は出力パタ
ーン判断のフローチャートを示す。図24を参照して、
2in1モードがセットされる(#601)と上記した
ようにフラグF1がセットされ、表紙モードがセットさ
れると(#603)表紙フラグF2がセットされる。
【0103】図25を参照して、2in1モードと表紙
モードの両方がセットされると、すなわち、フラグF1
およびフラグF2がともにセットされていると(#61
1,#612でYES)、フラグF1,F2をリセット
して2in1表紙フラグ(F3)をセットする(#61
3)。
【0104】図26および図27それぞれこの発明の第
2の実施例における原稿の載置状態とその場合のコピー
して出力される場合の状態を示す。図26および図27
を参照して、2in1モードおよび表紙モードが同時に
設定されていることを示すフラグF3がセットされてい
る場合には、図27で示すように複数枚の原稿の1枚目
を表紙、最終枚目(図では6枚目)を裏表紙とみなし、
表紙用に異なった用紙もくはカラー用紙で複写を行な
う。この場合、2in1モードも同時設定されている
が、表紙および裏表紙はあくまで中身原稿と別扱いして
2in1コピーを行なわない。すなわち、表紙および裏
表紙については原稿1面の画像を用紙1面に複写する
が、原稿の中身(図では2〜5枚目)に対しては2in
1コピーを行なう。その結果図27に示すように、表紙
および裏表紙は原稿の状態から90度回転された状態で
出力される。
【0105】なお、ここでは原稿はすべてA4横おきと
し、A4縦の用紙に出力されるものとする。画像の変
倍、回転などは第1実施例と同様に行なわれるものとす
る。
【0106】以下にこの動作についての具体的な説明を
行なう。第2の実施例においては、デジタル複写機1に
は4つの給紙口が選択可能に設けられているものとす
る。給紙口1段目には表紙用紙が縦方向にセットされ
て、給紙口2段目には表紙用紙が横方向にセットされ、
給紙口3段目には普通紙が縦方向にセットされ、給紙口
4段目には普通紙が横方向にセットされて貯蔵されてい
るものとする。また、表紙原稿フラグF4が設けられ、
原稿が1枚目と最終枚目の表紙および裏表紙であれば表
紙原稿フラグF4がセットされ、そうでないときにはリ
セットされる。また横方向表紙フラグF6が設けられ、
このフラグは原稿が縦原稿であればセットされ、横原稿
であればリセットされる。
【0107】図28は第2実施例における複写動作のフ
ローチャートである。図28を参照して、複写動作にお
いてはまず表紙原稿フラグF4や横方向表紙フラグF6
の設定を確認する(#651)。次いで出力パターンの
判断を行ない(#652)、給紙口選択を行ない(#6
53)、画像回転を行なう。
【0108】図29は給紙口選択サブルーチンを示すフ
ローチャートである。図29を参照して、給紙口選択の
フローチャートについて説明する。原稿が表紙用であっ
てかつ縦原稿であれば(#701,#702でYE
S)、給紙口2段目がセレクトされて、縦の表紙用紙が
選択される(#703)。横置きの表紙原稿であれば
(#701でYES,#702でNO)、給紙口1段目
がセレクトされて横置きの表紙用紙が選択される(#7
05)。原稿が表紙用でないときには(#701でN
O)、給紙口3段目がセレクトされて縦置きの普通紙が
選択される(#704)。
【0109】図30は画像回転のフローチャートであ
る。この実施例においては、上記した2in1表紙モー
ドフラグF3、表紙原稿を示す表紙原稿フラグF4以外
に画像回転フラグF7が設けられているものとする。図
30を参照して、2in1表紙モードフラグF3がセッ
トされかつ表紙原稿フラグF4がセットされているとき
は(#801,#802でYES)、画像回転フラグF
7がセットされる(#803)。2in1表紙モードフ
ラグまたは表紙原稿フラグF4のいずれかがセットされ
ていないときは画像回転フラグF7はリセットされる
(#801でNO,#802でNO、#804)。画像
回転フラグF7がセットされていると画像が90度回転
してコピーされる。
【0110】上記実施例では表紙モードにおいて表紙お
よび裏表紙のみを回転させる場合について説明したが、
表紙および裏表紙だけではなく、特定の原稿のみを他の
原稿と区別して90度回転させるようにしてもよい。こ
の場合には、上記と同様のフラグを準備して画像の回転
を行ない、所望の給紙口を選択すればよい。こうするこ
とによって、表紙だけではなく、所望の原稿について2
in1モードと異なるコピーが可能になる。
【0111】
【発明の効果】以上のように請求項1に係る発明によれ
ば、出力時に記憶手段に記憶されたそれぞれの画像情報
と複写用紙のサイズに応じてそれぞれの画像の複写倍率
が独立して制御されるため、複数の画像情報が個別に適
当に拡大、縮小されて1枚の複写用紙上に記録される。
その結果、複数の原稿を1枚の用紙にコピー可能なデジ
タル複写機において原稿サイズがばらばらでも用紙上の
出力サイズを一定にすることができる。
【0112】請求項2に係る発明のおいては、複数の原
稿を1枚の用紙上に複写する第1機能と表紙のみを他の
原稿と異なる用紙に複写する第2機能が共に設定される
と、表紙は1枚の用紙に複写され、表紙以外の複数の原
稿のみが1枚の用紙上に複写される。その結果、両機能
が同時に選択されても表紙のような特定の原稿と他の原
稿とが区別されてユーザの所望の複写形態でコピーが可
能になる。
【0113】その結果、複数の原稿を1枚の用紙上に複
写するデジタル複写機においてユーザの所望の複写物が
得られる装置が提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るデジタル複写機の全体構成を示
す正面断面図である。
【図2】操作パネルの正面図である。
【図3】複写機の制御部の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】複写機の制御部の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】メモリユニット部のブロック図である。
【図6】メモリモード書込動作の動作シーケンスを示す
図である。
【図7】メモリモード読出動作の動作シーケンスを示す
図である。
【図8】原稿と用紙上の画像との関係を示す図である。
【図9】原稿管理テーブルの内容を示す図である。
【図10】CPU1のメインルーチンのフローチャート
である。
【図11】CPU2のメインルーチンのフローチャート
である。
【図12】CPU3のメインルーチンのフローチャート
である。
【図13】CPU4のメインルーチンのフローチャート
である。
【図14】CPU5のメインルーチンのフローチャート
である。
【図15】CPU6のメインルーチンのフローチャート
である。
【図16】CPU7のメインルーチンのフローチャート
である。
【図17】入力制御サブルーチンのフローチャートであ
る。
【図18】コマンド設定サブルーチンのフローチャート
である。
【図19】書込動作サブルーチンのフローチャートであ
る。
【図20】読出動作サブルーチンのフローチャートであ
る。
【図21】画像メモリ書込制御サブルーチンのフローチ
ャートである。
【図22】画像メモリ読出制御サブルーチンのフローチ
ャートである。
【図23】付加情報作成サブルーチンのフローチャート
である。
【図24】操作パネルモード設定のフローチャートであ
る。
【図25】出力パターン判断のフローチャートである。
【図26】第2実施例における原稿の配列を示す図であ
る。
【図27】第2実施例における複写用紙の出力例を示す
図である。
【図28】第2実施例における複写動作のフローチャー
トである。
【図29】給紙口選択のフローチャートである。
【図30】画像回転のフローチャートである。
【符号の説明】
1 複写機 10 走査系 20 画像信号処理部 30 メモリユニット部 40 印字処理部 60 光学系 70 作像系 IR 読取装置 PRT プリンタ装置 301 切換部 302 2値化処理部 304 画像メモリ 306 符号メモリ 307 回転処理部 308 多値化処理部 309 変倍処理部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の原稿を読取って1枚の用紙上に複
    写するデジタル複写機であって、 前記複数の原稿のそれぞれのサイズを含む画像情報を記
    憶する手段と、 出力される前記用紙のサイズを検出する手段と、 前記記憶手段に記憶されたそれぞれの画像情報および前
    記複写用紙のサイズに応じて出力時に前記複数の原稿の
    画像の各々の複写倍率を独立に制御する手段とを含む、
    デジタル複写機。
  2. 【請求項2】 複数の原稿を1枚の用紙に複写する第1
    機能と、 前記原稿の1枚目を表紙として指定し、それを他の原稿
    と異なった用紙に複写する第2機能とを有するデジタル
    複写機であって、 前記第1および第2の機能を選択する手段と、 前記第1および第2の機能が同時に選択されたときに、
    前記表紙以外の原稿は前記第1の機能を用いて複写し、
    前記表紙は1原稿に対し1枚の用紙で複写するよう出力
    手段を制御する、デジタル複写機。
JP6029686A 1993-12-28 1994-02-28 デジタル複写機 Pending JPH07240835A (ja)

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JP6029686A JPH07240835A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 デジタル複写機
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US08/624,658 US5839019A (en) 1993-12-28 1996-03-28 Image forming apparatus for copying different groups of document

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11242300A (ja) * 1998-02-26 1999-09-07 Konica Corp 複写装置
JP2016043522A (ja) * 2014-08-20 2016-04-04 コニカミノルタ株式会社 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラムおよび記憶媒体

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