JPH06113056A - ディジタル複写機 - Google Patents

ディジタル複写機

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Publication number
JPH06113056A
JPH06113056A JP4262519A JP26251992A JPH06113056A JP H06113056 A JPH06113056 A JP H06113056A JP 4262519 A JP4262519 A JP 4262519A JP 26251992 A JP26251992 A JP 26251992A JP H06113056 A JPH06113056 A JP H06113056A
Authority
JP
Japan
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mode
copying
copy
cpu
memory
Prior art date
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Pending
Application number
JP4262519A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Nakajima
昭夫 中島
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
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Priority to US08/128,466 priority patent/US5384632A/en
Publication of JPH06113056A publication Critical patent/JPH06113056A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コピー動作中においてもコピー条件の設定変
更をなし得るディジタル複写機を提供することを目的と
している。 【構成】 メモリ機能を有するディジタル複写機におい
て、複写前に、入力操作に応じて複写モードの設定を行
うモード設定手段105と、複写動作中に、入力操作に
応じて複写モードの変更を行うモード変更手段105、
129と、設定された複写モードに従って複写動作の実
行を制御する一方、複写動作中に複写モードが変更され
ると、現複写動作に続いて変更された複写モードに従っ
て複写動作の実行を制御する制御手段100とを備えた
ことを特徴とするディジタル複写機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メモリ機能を有するデ
ィジタル複写機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアナログコピヤやメモリ機能を有
しないディジタルコピアでは、コピーに係わる条件(例
えば、置数、ソーティング/ノンソーティング、画質、
・・・)を決定した後に、コピーを開始するスタートキ
ーを押下するようになっている。また、スタートキーを
押下した後で条件設定の誤りに気付いた場合には、その
時点でクリア/ストップキー等を押下し、一旦複写動作
を中止させた後、条件の再設定を行い再スタートをかけ
るようになっている。この場合に必要となる操作者の動
作としては、クリア/ストップキーを押下し、その時点
において進行中であるコピヤの複写動作の終了を待ち、
不要な原稿であれば除去し、必要な原稿にセットしなお
し、条件の変更を再入力し、スタートキーを押下してコ
ピーを再開させるようになっている。また、ソーティン
グを行う場合には、原稿は設定部数分だけ読み取られた
後排出されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のアナログコピヤやメモリ機能を有しないディジタルコ
ピアでは、コピーが開始された後でコピーに係わる条件
設定の誤りに気付いた場合に、コピーを再開させるため
に必要となる操作にかなりの時間がかかり、非能率的で
あり、不便であった。また、ソーティングを行う場合に
は、原稿が排出されてしまうため、コピー開始後にコピ
ー部数の変更を行うことは実質的に不可能であった。
【0004】本発明は、かかる現状に鑑みてなされたも
のであり、コピー動作中においてもコピー条件の設定変
更を成し得るディジタル複写機を提供することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、メモリ機能を有するディジタル複写機に
おいて、複写前に、入力操作に応じて複写モードの設定
を行うモード設定手段と、複写動作中に、入力操作に応
じて複写モードの変更を行うモード変更手段と、設定さ
れた複写モードに従って複写動作の実行を制御する一
方、複写動作中に複写モードが変更されると、現複写動
作に続いて変更された複写モードに従って複写動作の実
行を制御する制御手段とを備えたことを特徴としてい
る。
【0006】
【作用】上記構成によれば、モード設定手段により、入
力操作に応じた複写モードの設定が複写前になされる。
また、モード変更手段により、同じく入力操作に応じ複
写モードが複写動作中に変更される。そして、制御手段
により、設定された複写モードに従って複写動作が実行
され、更に、複写動作中に複写モードが変更された場合
には、現複写動作に続いて、変更された複写モードに従
った複写動作が実行される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従って具体
的に説明する。図1は、本発明にかかるディジタル複写
機の全体構成を示す正面断面図である。この複写機1
は、原稿を読み取って画像信号に変換する走査系10
と、走査系10から送られる画像信号を処理する画像信
号処理部20と、画像信号処理部20から入力される画
像データを蓄えるためのメモリユニット部30と、メモ
リユニット部30から入力される画像データに基づいて
2つの半導体レーザ61、62からの2本のレーザ光を
感光体ドラム71上の異なった露光位置に導く光学系6
0と、露光により形成された潜像を現像し用紙上に転写
し且つ定着して画像を形成する作像系70と、複写機1
の本体上面に設けられた操作パネルOPと、原稿を搬送
し必要に応じて表裏の反転を行う原稿搬送部500と、
用紙を再度転写位置に供給するための再給紙部600
と、排紙されてきた用紙をビン上に仕分けるソータ部7
00とから構成される。
【0008】なお、走査系10及び画像信号処理部20
などによって読み取り装置IRが、また印字処理部4
0、光学系60、及び作像系70などによってプリンタ
装置PRTが、夫々構成されている。走査系10は、原
稿台ガラス18の下方を移動するスキャナ19に組付け
られた露光ランプ11及び第1ミラー12、第2及び第
3ミラー13a ,13b、集光用レンズ14、ダイクロイ
ックミラー15、CCDアレイなどを用いた光電変換素
子16,17、及びスキャンモータM2などから構成さ
れている。
【0009】ダイクロイックミラー15は、原稿からの
反射光のうち、例えば赤色などの特定色の光を反射し、
特定色の補色の光を透過させる。光電変換素子16,1
7は、原稿内の黒色を主とした非特定色の画像と、特定
色(赤色)の画像とを夫々個別に電気信号に変換する。
画像信号処理部20は、2つの光電変換素子16,17
から出力される画像信号を処理し、原稿画像の各画素を
特定色(第2色)とそれ以外の色(第1色)とに識別
し、メモリユニット部30に対して色データ付の画像デ
ータを出力する。なお、メモリユニット部30について
は後で詳述する。
【0010】印字処理部40は、送られてきた色データ
付の画像データに応じてそれらを2つの半導体レーザ6
1,62へ振り分けると共に、2つの半導体レーザ6
1,62に対応する露光位置の違いに応じて、一方の半
導体レーザ62に与える画像データを遅延させる。光学
系60は、半導体レーザ61,62、2本のレーザビー
ムを合成するためのダイクロイックミラー63、合成レ
ーザビームを偏向するポリゴンミラー65、主レンズ6
9、反射ミラー67a、合成レーザビームを元の2本の
レーザビームに分離するためのダイクロイックミラー6
8、反射ミラー67b,67cなどから構成されてい
る。
【0011】作像系70は、現像転写系70A、搬送系
70B、及び定着系70C、及びメインモータM1など
構成されている。現像転写系70Aは、図1の反時計方
向に回転駆動される感光体ドラム71、及びその周囲に
回転方向の上流側から順に配置された第1帯電チャージ
ャ72a、第1現像器73a、第2帯電チャージャ72
b、第2現像器73b、転写チャージャ74、分離チャ
ージャ75、クリーニング部76などからなる。
【0012】第1現像器73aには、第2色に対応した
赤色トナーとキャリアとからなる2成分現像剤が収納さ
れ、第2現像器73bには第1色に対応した黒色トナー
とキャリアとからなる2成分現像剤が収納されている。
搬送系70Bは、用紙を収納するカセット80a,80
b、用紙サイズを検出するサイズ検出センサSE11,
12、用紙ガイド81、タイミングローラ82、搬送ベ
ルト83、及び、再給紙部600から搬入された用紙を
搬送する水平搬送ローラ86a,86b,86cなどか
らなる。
【0013】定着系70Cは、用紙を熱圧着しながら搬
送する定着ローラ84、排出ローラ85、及び用紙の排
出を検出する排出センサSE62などからなる。再給紙
部600は、排出ローラ85から排出された用紙を一旦
収納し、両面モードのときには表裏を反転して、合成モ
ードのときには表裏反転を行わずに、再度の画像形成
(プリント)のために搬送系70Bの水平搬送ローラ8
6aに搬入する循環式のものである。再給紙部600
は、ソータ部700への排出と再給紙とを切り換えるた
めの切り換え爪601、搬送ローラ602、反転ローラ
603、排出ローラ604、及び反転センサSE61な
どから構成されている。
【0014】両面モードにおいては、図示しないソレノ
イドによって切り換え爪601の左端部が上方へ移動
し、これによって排出ローラ85から排出された用紙が
搬送ローラ602の方へと誘導され、搬送ローラ602
を通って反転ローラ603に達する。用紙の後端が反転
センサSE61に達すると、反転ローラ603が反転
し、これによって用紙は水平搬送ローラ86aの方へと
搬送され、水平搬送ローラ86b,cを通ってタイミン
グローラ82まで達して待機する。このとき、次の用紙
も順次所定の間隔で搬送されてきており、片面にコピー
された用紙が待機できる枚数は、画像データの遅延がな
いとした場合には用紙の長さに依存することになる。
【0015】原稿搬送部500は、原稿給紙トレイ51
0上にセットされた原稿を自動的に原稿台ガラス18上
に搬送し、スキャナ19によって原稿を読み取った後に
は原稿排紙部511へ排出する。原稿搬送部500は、
給紙ローラ501、捌きローラ502、捌きパッド50
3、中間ローラ504、レジストローラ505、搬送ベ
ルト506、反転ローラ507、切り換え爪508、排
出ローラ509、原稿給紙トレイ510、原稿排紙部5
11、原稿スケール512、給紙センサSE51、及び
排出センサSE52などから構成されている。
【0016】原稿給紙トレイ510上には、1枚又は複
数枚からなる原稿セットがセットされ、片面モードでは
それらの片面が、両面モードでは各原稿が反転されて夫
々の両面が読み取られる。例えば片面モードでは、セッ
トされた原稿の最下部の原稿から順に給紙ローラ501
によって搬送され、捌きローラ502と捌きパッド50
3によって搬送された原稿が捌かれ、中間ローラ504
を通り、レジストローラ505によって斜行を補正さ
れ、搬送ベルト506によって原稿台ガラス18上に搬
送され、原稿の後端が原稿スケール512の左端を通過
した直後に搬送ベルト506が僅かに逆転して停止す
る。これによって、原稿の右端(後端)が原稿スケール
512の端縁に当たり、原稿が原稿台ガラス18上に正
確に位置決めされる。
【0017】その状態で、スキャナ19がスキャンを行
って原稿の表面(下面)を読み取る。原稿の読み取りが
終了すると、原稿は搬送ベルト506によって左方へ搬
送され、反転ローラ507でUターンし、切り換え爪5
08の上方を通って排出ローラ509により原稿排紙部
511上に排出される。これらの動作が原稿給紙トレイ
510上の原稿が無くなるまで繰り返される。
【0018】なお、原稿の読み取りと同時にその画像デ
ータがメモリ(後述する画像メモリ304又は符号メモ
リ306)に格納され、セットされた一連の原稿の全部
を読み取ることによって1セットの原稿の読み取りジョ
ブが終了する。メモリに格納された1セットの原稿の画
像データは1文章として管理される。図2は、図1に示
すソータ部700の詳細な構成を示す正面断面図であ
る。ソータ部700は、図1に示す再給紙部600の側
方に配され、再給紙部600における排出ローラ604
によって排出されたコピー紙を、排紙トレイ701上或
いは該排紙トレイ701の下方の位置に上下方向に多数
枚配したソートビン702上に仕分けて排出する部分で
ある。即ち、ソータ部700は、再給紙部600から排
出されるコピー紙を繰り込み入れる繰り込みローラ70
3と、繰り込み入れたコピー紙の搬送方向を切り換える
ための切り換えガイド704と、コピー紙を排紙トレイ
701上に搬送するための搬送ローラ705及び排紙ロ
ーラ706と、用紙をソートビン702上に仕分け搬送
するためのガイドユニット707及び搬送ベルト708
などから構成されている。
【0019】上記切り換えガイド704は、ソレノイド
SL1のオンオフによって切り換えられ、コピー紙は排
紙トレイ701上か、或いはソートビン702上に排紙
される。また、ガイドユニット707は、排紙ビン切換
モータM3によって昇降駆動され、その結果、用紙は所
定のソートビン702上に仕分けられる。なお、ガイド
ユニット707の昇降移動における上限位置の検出は、
トップビン検出センサPS1により、ジャムの検出はジ
ャム検出センサPS2により、排出ローラ604による
用紙の排出の検出については、排出検出センサPS3に
よって行われる。
【0020】図3は、操作パネルを示す平面図である。
この操作パネルOPには、液晶タッチパネル91、置数
や倍率を入力するテンキー92、置数を標準「1」に戻
したりするためのクリアーキー93、複写機1内におけ
る設定値などを標準値に戻すためのパネルリセットキー
94、コピー動作を中止させるためのストップキー9
5、コピー動作を開始させるためのスタートキー96が
設けられている。ここで、液晶タッチパネル91は、J
AM発生、サービスマンコール発生、ペーパーエンプテ
ィ発生などの複写機1の各種の状態、露光レベル、倍
率、用紙などの複写機1の動作モード、その他の種々の
情報を表示すると共に、動作モードの選択のための入力
を行うようになっている。
【0021】(a1)に示す操作パネルOPにおける液
晶タッチパネル91は、その初期画面を示しており、
「コピーできます」なるメッセージの表示と、通常のコ
ピー部数として1部を指定する「1部」なる表示と、濃
度調整、倍率調整、用紙選択の自動設定を指定する「濃
度,オート」、「倍率,1.00」、「用紙,オート」なる
各表示と、2in1の動作、ソートの動作、原稿と用紙
の各複写モードの選択を指定する「2in1,しな
い」、「ソート,しない」、「原稿/用紙,片/片」な
る表示がなされている。
【0022】なお、2in1モードとは、2枚の原稿を
1枚の用紙に自動コピーするモードであり、具体的に
は、自動両面原稿送り装置を用いて、2in1モードを
選択すると、自動的に原稿が2枚搬送され原稿台にセッ
トされ、例えば原稿サイズがA4であれば、2枚の原稿
をA3に並列コピーされるというモードのことをいう。
また、縮小指定すれば、2枚の原稿をA4用紙に並列コ
ピーすることも可能である。
【0023】次に、上記液晶タッチパネル91の初期画
面(a1)において、例えば、「用紙」なる表示箇所を
押すと、(a2)に示す画面に切り換えられる。この画
面は、用紙サイズの選択を行う画面であって、図で示す
ように、「AUTO」、「A3」、「A4,横方向(図
中、横長の長方形で示す)」、「A4,縦方向(図中、
縦長の長方形で示す)」、「B5」なる各用紙サイズを
示す表示と、それらの左側に、各用紙サイズを指定する
ためのマーク(図中、右方向を示す△マーク)の表示が
なされている。そして、画面下部には「選択」、そして
その右横に「設定」なる表示がなされており、「選択」
なる表示箇所を順に押すことにより所望する用紙サイズ
の選択ができ、「設定」なる表示箇所を押すことによ
り、選択した内容の設定が行われるようになっている。
【0024】また、(a1)において「2in1」なる
表示箇所を押すと、(a3)に示す画面に切り換えられ
る。また、「片/片」なる表示箇所を押すと、(a4)
に示す画面に切り換えられる。更に、「濃度」、「倍
率」、「ソート」の各表示項目についても、図示しない
が、対応する夫々の画面に切り換えられる。このように
して、各々の複写モードの選択を行うことができるよう
になっている。
【0025】図4、図5は同じく操作パネルOPを示す
平面図であり、図4の(b)に示す操作パネルOPにお
ける液晶タッチパネル91は、テンキー92でコピー部
数を、例えば5部にセットした時の画面である。そして
画面の上段部には、「コピーできます」なるメッセージ
が表示され、その右側部分にはセットされたコピー部数
の「5部」が表示される。また、その下側部分には、図
3の(a1)で示す画面と同じ「濃度,オート」、「倍
率,1.00」、「用紙,オート」、「2in1,しな
い」、「ソート,しない」、「片/片,原稿/用紙」な
る表示がなされる。このように、コピー動作中でない
時、即ち、待機中の時には、操作パネルOP上の所望と
するモードを入力するだけで、コピー実効時におけるモ
ードをセットすることができる。
【0026】図4の(c)に示す操作パネルOPにおけ
る液晶タッチパネル91は、(b)で示す操作パネルO
Pにおいて、スタートキー96をオンしてコピー動作を
実行している時の画面である。画面の上段部には「コピ
ー中です」なるメッセージの表示がなされ、その右側部
分には、一枚目の原稿を読み取ることによって得られた
原稿サイズ情報から、APS(オート・ペーパ・セレク
ト装置)によって選択された用紙サイズである「A4」
が表示されている。また、同位置にコピー部数としての
「5部」、倍率としての「等倍」が表示されている。
【0027】また、一枚目の原稿が読み取られた時点に
おいては、メモリに格納された画像データのサイズ情報
(例えば、A4,等倍とか、A4,0.707 倍など)が判
明するため、このサイズ情報を元にして、次部のコピー
動作以降において変更可能なモードが表示される。即
ち、画面の中段上部にはメッセージとして、「*次部以
降のモード変更受付中*」なる表示がなされ、画面の下
段部には「濃度,オート」、「用紙,オート」、「2i
n1,しない」、「ソート,しない」、「部数」、「片
/片」なる変更受付項目の表示がなされ、合わせて「セ
ット」キーが表示される。そこで、コピーモードを変更
したい場合には、各項目の表示箇所を押すことにより所
望のモードを選択し、選択が完了した時点で「セット」
キーを押せば、次部以降のコピーモードがセットされる
ことなる。
【0028】図5の(d)に示す操作パネルOPにおけ
る液晶タッチパネル91は、図4の(c)で示す操作パ
ネルOPにおいて、「セット」キーが押された時の画面
である。コピー動作としては、この時点では既に1部コ
ピーを終了して2部目に入っているため、1部目と2部
目については、図4の(b)でセットされたモードでも
ってコピーされることになる。これに対し3部目につい
ては、図4の(c)でセットされたモードでもってコピ
ーされることになる。
【0029】また、画面の上段部には「コピー中です」
なるメッセージの表示がなされ、その右側部分にはコピ
ーが1部終了しているため、コピー部数としては1つデ
クリメントされて「4部」が表示され、用紙サイズとし
て「A4」、倍率として「等倍」が表示される。更に、
画面の中段部には、「*次部からモード変更します*」
なるメッセージが表示され、画面の下段部には、(c)
でセットされた条件として、「濃度,オート」、「A
3」、「2in1,する」、「ソート,しない」、「3
部」、「片/片」の表示がなされる。
【0030】図5の(e)に示す操作パネルOPにおけ
る液晶タッチパネル91は、図5の(d)で示す画面に
おけるコピーが終了して、モードが切り換わった時の画
面である。即ち、画面の上段部には「コピー中です」な
るメッセージの表示がなされ、その右側部分にはコピー
が2部終了しているため、コピー部数としては更に1つ
デクリメントされて「3部」が表示され、用紙サイズと
しては設定変更された「A3」が、また、選択指定され
た「2in1」が表示される。また、画面の中段部には
メッセージとして、「*次部以降のモード変更受付中
*」なる表示がなされ、画面の下段部には図4の(c)
で示したと同じ「濃度,オート」、「用紙,オート」、
「2in1,しない」、「ソート,しない」、「部
数」、「片/片」なる変更受付項目と、「セット」キー
の表示がなされる。
【0031】以上の(a1)→(e)に示す操作によ
り、例えば、原稿サイズA4の原稿が4枚ある場合に
は、用紙サイズA4で倍率等倍のコピーが2セット(合
計4×2=8枚のコピーとなる)と、A4原稿をA3用
紙に2in1したコピーが3部出来上がることになる。
図6及び図7は、本発明にかかるディジタル複写機にお
ける制御部100の構成を示すブロック図である。この
制御部100は、8個のCPU1〜CPU8を中心に構
成されている。また各CPU1〜CPU8には、夫々の
動作プログラムを格納したROM111〜118と、プ
ログラム実行のワークエリアとなるRAM121〜12
8が設けられている。なお、CPU6は図1に示すメモ
リユニット部30内に、同じくCPU1は操作パネルO
P内に夫々設けられている。
【0032】CPU1は操作パネル部101を制御する
ものであり、I/Oを介して、各種操作キー又はボタン
からの信号の入力を受け、更に表示に係わる制御を行
う。CPU2は画像処理部102を制御するものであ
り、具体的には、2つの光学変換素子(CCD1、CC
D2)16、17からの出力信号を処理する画像信号処
理部20を制御する。CPU3はIR部103を制御
し、露光ランプ11やスキャナモータM2を駆動する。
また、CPU4は、印字制御部104を制御し、I/O
を介して作像系センサからの信号出力を受け、作像系各
部に対する制御を行うと共に、2つの半導体レーザ6
1、62を制御する印字処理部40の制御を行う。CP
U5は、制御部100の全体的なタイミング調整や動作
モードの設定のための処理を行う。また、CPU5に
は、CPU1から送られてきた変更コピーモードを格納
しておくためのコピーモード専用RAM129が設けら
れている。CPU6は、メモリユニット部106を制御
することにより、読み取った画像データを一旦、画像メ
モリ304又は符号メモリ306に格納し、これを読み
出して印字処理部40へ出力する。なお、画像メモリ3
04や符号メモリ306は、後述する管理テーブルMT
1によって管理される。
【0033】また、図7に示すように、CPU7は原稿
搬送部107を制御し、I/Oを介し、原稿搬送部セン
サからの信号出力を受け、原稿搬送部107の駆動回路
の制御を行う。また、CPU8は再給紙部108の制御
を行い、I/Oを介して再給紙部センサからの信号出力
を受け、再給紙部108の駆動回路の制御を行う。そし
て、排紙ビン切換モータM3を駆動する。なお、以上の
CPU1〜CPU8の間は、シリアルI/O130を介
し、割り込みによるシリアル通信が行われてコマンド、
レポート、その他のデータが授受される。
【0034】また上記画像信号処理部20は、A/D変
換器、シェーディング補正部、画像データに基づいて原
稿の画素の色を判別する色判別部、変倍処理部、及び画
質補正部などから構成されている。そして、この画像信
号処理部20によって、光電変換素子(CCD1、CC
D2)16、17から入力される画像信号が画素毎に8
ビットの画像データに量子化され、更に種々の処理が施
された後に画像データとして出力される。これととも
に、画像データの夫々の画素に対応して、指定された特
定色かどうかを示す1ビットの色データDCが出力され
る。
【0035】次に、上記制御部100の具体的動作につ
いて説明する。制御部100は、コピーモードとステー
タスの管理を行い、コピー開始前に設定されたモードに
基づいてIR、プリンタ、メモリ等をシーケンス制御す
る。管理するモードとしては、コピー開始前に設定され
たものと、コピー動作中に設定されたもの、例えば両面
モード時における給紙口の切換等と、操作パネルOPか
ら設定されたものとの3つに分割されている。ただし、
コピー開始前に設定されたモードと操作パネルOPから
の設定モードとは、コピー開始後にモード変更しないと
きは一致する。また、コピー開始後においては、操作パ
ネルOPからの新たな設定モードを受け付ける。
【0036】例えば、コピー開始前に、1部コピー、ノ
ンソート、片面のモード設定が行われているものとす
る。制御部100は、この設定モードをもとにして、I
R、プリンタ、メモリ管理からのステータス情報に基づ
き、IR→メモリ、メモリ→プリンタへのシーケンス制
御を実行する。続いて、コピー動作中に操作パネルOP
からコピー枚数を10部、ソーティングとするモードが
新たに設定された場合、制御部100はそのモード変更
を確定し、変更したモードに対応するシーケンス制御を
行う。このようにして、コピー開始前に設定されたモー
ドに基づくシーケンス動作を完了した後、新たなモード
に基づくシーケンス動作を実行させていくことになる。
なお、ここでは、コピー開始後に変更できるのは、コピ
ー部数を追加し、それに対するモードの設定であって、
コピー部数を減らすことは基本的には無いものとしてい
る。
【0037】図8は、図1に示すメモリユニット部30
の構成を示すブロック図である。メモリユニット部30
は、画像切換え部301と、CPU6からのパラメータ
設定に基づいて2値データを作成する2値化処理部30
2と、マルチポートの画像メモリ304と、夫々独立に
動作可能な圧縮器311及び伸長器312を有する符号
処理部305と、マルチポートを有する符号メモリ30
6と、CPU6からのパラメータ設定に基づいて多値デ
ータを作成する多値化処理部308と、これらの各部を
制御するCPU6などから構成されている。
【0038】画像切換え部301では、制御信号によっ
て画像信号の接続と遮断が行われる。画像メモリ304
に格納された画像データは、印字処理部40に対しては
画像データ及び色データとして出力される。また、2値
化処理部302は、多値の画像データを復元可能な範囲
で2値データに変換する処理を行う。例えば、ディザ法
などにより、多値データからの2値のパターンデータに
変換することによってデータの圧縮を行う。多値化処理
部308では、2値化処理部302とは逆に、2値デー
タのドットの並びから復元されるべき多値の値を推測し
て、もとのデータに戻す処理を行う。
【0039】符号処理部305は、画像メモリ304に
画像データが書き込まれると、そのデータを読み出し、
且つ圧縮して符号データを作成し、これを符号メモリ3
06に書き込む。また、CPU6の指令により、符号メ
モリ306に書き込まれた符号データを読み出し、且つ
伸長して画像データを作成し、これを画像メモリ304
に書き込む。そして、伸長によって画像メモリ304に
1ページ分の画像データが生成されると、それが読み出
され、多値化処理部308において多値の画像データが
生成され、出力される。なお、圧縮器311及び伸長器
312は互いに独立且つ並行に動作可能となっており、
これらと符号メモリ306との間では、データが夫々図
示しないDMACによりDMA転送されるようになって
いる。
【0040】ところで、符号メモリ306及び画像メモ
リ304は、図6に示すように、RAM126に格納さ
れた管理テーブルMT1によって管理されている。図9
は、かかる管理テーブルMT1の内容の一例を示す構成
図である。この管理テーブルMT1は、画像メモリ30
4、符号メモリ306、又はこれらの両方に格納されて
いる画像データ(又は符号データ)を管理するために使
用されるものであり、圧縮状態で格納されている符号メ
モリ306の領域を示す番号、非圧縮状態(伸長状態)
で格納されている画像メモリ304のアドレス、文章単
位で管理するための番号、ページ番号、カラーなどの属
性、符号メモリ306に置かれているか又は画像メモリ
304に置かれているかという圧縮状態などの内容を一
括して管理している。
【0041】また、図10は、管理テーブルMT1の内
容に対応した符号メモリ306のデータ格納状態を示す
模式図である。この符号メモリ306は、32Kバイト
単位のメモリ領域に区分されており、夫々の領域にはペ
ージ毎の圧縮された符号データが格納される。ここで、
CPU6は、画像メモリ304から画像データを読み出
して圧縮する際に、管理テーブルMT1の情報を作成し
ながら、圧縮器311を制御して符号メモリ306に格
納してゆく。また、画像データを出力する際には、それ
と逆の動作により符号メモリ306から符号データを読
み出してゆく。そして、管理テーブルMT1内の情報
は、該当ページの情報が必要部数全て正常に排出された
ときに消去される。
【0042】次に、フローチャートに基づいて、本発明
にかかるディジタル複写機1の動作を説明する。図11
は、図6に示すCPU1で実行されるメインルーチンを
示すフローチャートである。CPU1では、先ず初期設
定を行い(S11)、更に、内部タイマーをスタートさ
せてルーチンの時間が一定となるように監視する(S1
2)。続いて、操作パネルOPなどに対しての入力制御
処理(S13)、液晶タッチパネル91の画面を制御す
る表示制御処理(S14)、その他の制御処理(S1
5)の各制御処理を行い、内部タイマーの終了を確認し
た場合(S16においてYesの場合)には、再度S1
2に戻って内部タイマーを再スタートさせるようになっ
ている。なお、割り込み処理により他のCPUとの通信
を行うようになっている。
【0043】図12は、図11に示す入力制御処理の動
作を示すフローチャートである。即ち、スタートキー9
6がオンエッジと判断された場合(S21においてYe
sの場合)には、コピー動作を開始するように、CPU
5へコピースタートの情報を送信する(S22)。続い
て、動作モードが全て確定したタイミング(具体的には
原稿サイズが判明したタイミング)で、CPU5からC
PU1に対して動作中のモードに変更が可能であるか否
かを示す情報が送られてくるので、モード変更可能であ
る場合(S23においてYesの場合)には、変更可能
フラグをセットする(S24)。
【0044】そこで、コピーモードの入力があった場合
(S25においてYesの場合)には、プリントフラグ
Fが1であるか否かの確認を行い(S26)、プリント
フラグF=0、即ち、コピー待機中であることを確認し
た場合(S26においてNoの場合)には、設定されて
いるコピーモード情報をCPU5へ送信する(S3
1)。また、プリントフラグF=1、即ち、コピー中で
あることを確認した場合(S26においてYesの場
合)には、更に、1枚目の原稿の読み取りが完了してい
るか否かを確認し(S27)、読み取りが完了している
場合(S27においてYesの場合)には、更に、変更
可能モードであるか否かの確認、即ち、変更可能フラグ
がセットされているか否かの確認を行う(S28)。そ
して、変更可能フラグがセットされ、変更可能モードで
ある場合(S28においてYesの場合)には、変更コ
ピーモード情報をCPU5へ送信する(S29)。ここ
で、CPU5では、送信された情報が変更コピーモード
情報の場合には、その情報をコピーモード専用RAM1
29に格納する。続いて、その他の内部パラメータの変
更を行い(S30)、リターンする。また、1枚目の原
稿の読み取りが完了していない場合(S27においてN
oの場合)、或いは変更可能フラグがセットされていな
い場合(S28においてNoの場合)には、モードの変
更の受付を禁止する処理を行う(S32)。
【0045】図13は、図11に示す表示制御処理の動
作を示すフローチャートである。プリントフラグF=
1、即ち、現在コピー中であり、且つ変更可能フラグが
セットされていることが確認された場合(S41おいて
Yesの場合)には、現在実行しているモードと変更可
能モードの表示を行う(S42)。これに対し、コピー
待機中である場合(S41においてNoの場合)には、
現在設定されているモードの表示を行う(S43)。そ
こで、コピーモードの入力があった場合(S44におい
てYesの場合)には、入力されたモードに応じて表示
制御を行い(S45)、続いてその他の表示制御を行っ
て(S46)、リターンする。
【0046】図14は、図6に示すCPU4で実行され
るメインルーチンと、その中の搬送系の制御を示すフロ
ーチャートである。CPU4では、先ず初期設定を行い
(S51)、更に、内部タイマーをスタートさせてルー
チンの時間が一定となるように監視する(S52)。続
いて、図1に示す現像転写系70Aの制御(S53)、
搬送系70Bの制御(S54)、定着系70Cの制御
(S55)、印字処理部40の制御(S56)の各制御
処理を行い、更にその他の処理を行う(S57)。そし
て、内部タイマーの終了を確認した場合(S58におい
てYesの場合)には、再度S52に戻って内部タイマ
ーを再スタートさせるようになっている。
【0047】また、搬送系70Bの制御については、給
紙カセットの変更指示の有無を確認し(S61)、変更
指示がある場合(S61においてYesの場合)には、
対応する給紙カセットの変更を行う(S62)。更に、
その他の搬送系の制御を行い(S63)、リターンす
る。図15は、図6に示すCPU5で実行されるメイン
ルーチンを示すフローチャートである。CPU5では、
先ず初期設定を行い(S71)、更に、内部タイマーを
スタートさせてルーチンの時間が一定となるように監視
する(S72)。続いて、割り込みによる通信で入力さ
れたデータをチェックした後、内容を解析し(S7
3)、更に、その内容に応じて、次に動作させるものが
ある場合又は倍率が変更された場合など、起動のコマン
ド又は倍率のモードデータなどを新たに設定するモード
/コマンド設定処理を行う(S74)。そして、出力デ
ータのセット(S75)、その他の処理を行い(S7
6)、内部タイマーの終了を確認した場合(S77にお
いてYesの場合)に、再度S72に戻って内部タイマ
ーを再スタートさせる。
【0048】図16は、図15に示すモード/コマンド
の設定処理の動作を示すフローチャートである。送信さ
れてきた入力データの解析の結果、送信されてきたデー
タがコピースタート情報である場合(S81においてY
esの場合)には、各CPUにプリントスタートコマン
ドを送信し(S82)、コピー動作中であることを示す
プリントフラグFを1にセットする(S83)。そし
て、設定されているモードに対応したシーケンス制御を
行い、コピーを実行する(S84)。なお、コピー待機
中は、そのままスルーする。
【0049】次に、送信されてきたデータが変更モード
情報であるか否かの判断を行い(S85)、変更モード
情報である場合(S85においてYesの場合)には、
専用RAMに格納する(S86)。続いて、一部毎のコ
ピーが終了した情報であるか否かの判断を行い(S8
7)、一部毎のコピーが終了した情報である場合(S8
7)においてYesの場合)には、更に専用RAMをチ
ェックして変更モード情報が格納されているか否かを確
認する(S88)。そこで、専用RAMに格納されてい
ない場合(S88においてNoの場合)には、更に全部
数のコピーが終了したか否かを確認し(S90)、終了
している場合(S90においてYesの場合)には、各
CPUにコピー動作を停止するよう指示し(S93)、
プリントフラグFを0にリセットする(S94)。これ
に対し、まだ未コピーが有る場合(S90においてNo
の場合)には、次部のコピーを開始する(S92)。
【0050】また、変更モード情報が専用RAMに格納
されている場合(S88においてYesの場合)には、
CPU8に対し、ソートモードの如何にかかわらず排紙
先を次ビンにセットするように指示し(S89)、続い
て変更モードに対応したシーケンス制御を行い、コピー
を実行する(S91)。図17は、図16に示す変更モ
ードに対応したシーケンス制御の動作を示すフローチャ
ートである。即ち、給紙する用紙を変更する場合(S1
01においてYesの場合)には、CPU4に対し給紙
カセットの変更情報を送信し、変更モードに応じた対応
をとるように指示する(S102)。そして、2in1
モードへの変更である場合(S103においてYesの
場合)には、CPU6に対し用紙情報とメモリの読み出
しタイミングの変更情報を送信し、同じく変更モードに
応じた対応をとるように指示する(S104)。そし
て、原稿/用紙モードの変更の場合(S105において
Yesの場合)には、CPU6に対しメモリの読み出し
順序の変更情報を送信し、同じく変更モードに応じた対
応をとるように指示する(S106)。
【0051】図18は、図17に示すフローチャートの
続きである。即ち、図17のS106の処理の後、コピ
ー部数の変更の場合(S107においてYesの場合)
には、CPU6に対しメモリの読み出し回数の変更情報
を送信し、同じく変更モードに応じた対応をとるように
指示する(S108)。更に、ソートモードの変更の場
合(S109においてYesの場合)には、CPU8に
対し排紙先の変更情報を送信し、同じく変更モードに応
じた対応をとるように指示する(S110)。その後、
その他の変更モードに対応したシーケンス制御を行い
(S111)、リターンする。
【0052】ここで、CPU4及びCPU6は、CPU
5から送られてくる指示に従い、例えばCPU4につい
ては給紙カセットの変更を、CPU6についてはメモリ
からの画像データの読み出しタイミングと、読み出し順
序と、読み出し回数の各変更を行うように制御するよう
になっている。図19は、図6に示すCPU6で実行さ
れるメインルーチンを示すフローチャートである。CP
U6は図1に示すメモリユニット部30の制御を行うも
のであり、先ず初期化を行い(S121)、続いて他の
CPUからのコマンドの受信処理(S122)、ステー
タス送信処理(S123)、画像メモリ304への書込
み制御(124)、圧縮制御(S125)、伸長制御
(S126)、画像メモリ304からの読み出し制御
(S127)、更にその他の処理(S128)を行うよ
うになっている。
【0053】図20は、図7に示すCPU7で実行され
るメインルーチンを示すフローチャートである。CPU
7は図1に示す原稿搬送部500を制御するものであ
り、先ず初期設定を行い(S131)、更に、内部タイ
マーをスタートさせてルーチンの時間が一定となるよう
に監視する(S132)。続いて、原稿を捌いて斜行補
正し、搬送ベルト506までの搬送を制御する原稿給紙
処理を行い(S133)、搬送ベルト506による所定
の読み取り位置への原稿の位置決めと反転ローラ507
までの搬送を制御する原稿搬送処理を行い(S13
4)、反転ローラ507に達した原稿をそのまま排出す
るか又は搬送ベルト506の方へ再度搬送するかなどを
制御する原稿反転排出処理を行う(S135)。そし
て、内部タイマーの終了を確認した場合(S136にお
いてYesの場合)には、再度S132に戻って内部タ
イマーを再スタートさせる。
【0054】図21は、図7に示すCPU8で実行され
るメインルーチンと、その中の収納排出の制御を示すフ
ローチャートである。CPU8は図1に示す再給紙部6
00を制御するものであり、先ず初期設定を行い(S1
41)、更に、内部タイマーをスタートさせてルーチン
の時間が一定となるように監視する(S142)。続い
て、作像系70から排出されてきたプリント済の用紙の
裏面にプリントを行うために一旦収納し又は排紙トレイ
701へそのまま排出する収納排出処理を行い(S14
3)、更に、収納された用紙の表裏を反転する反転処理
(S144)、その他の処理を行う(S145)。そし
て、内部タイマーの終了を確認した場合(S146にお
いてYesの場合)には、再度S142に戻って内部タ
イマーを再スタートさせる。
【0055】また、上記収納排出処理としては、排紙先
を変更する指示があるか否かの確認が行われ(S15
1)、指示がある場合(S151においてYesの場
合)には、排紙ビンを次のビンに変更するようにソレノ
イド、排紙ビン切換モータM3を駆動する(S15
2)。更にその他の収納排出制御を行い(S153)、
リターンする。
【0056】また、上記収納排出処理においては、作像
系70から用紙が排出されているか否かについてはその
排出口に設けられた排出センサSE62によって検出
し、排出中においては搬送ローラ602を回転し排出が
終われば一定の時間後に搬送ローラ602を停止するよ
うになっている。また、上記反転処理においては、反転
センサSE61が用紙を検出している間は反転ローラ6
03を正転させ、反転センサSE61がオフとなった時
点で反転ローラ603を反転させ、一定時間後に停止す
るようになっている。
【0057】図22は、通常の片/片モード、両面モー
ド、2in1モードの各モードにおける原稿の読み出し
順序の違いを説明するための説明図である。図で示すよ
うに、通常の片/片モードでは、読み出し順序が1、
2、3、4、5、6と順番に行われるのに対し、両面モ
ードでは、1、3、5、2、4、6の順で読み出され
る。また、2in1モードでは、1と2が連続して、続
いて3と4が連続して、更に5と6が連続して読み出さ
れる。また、部数を追加する場合には、読み出し回数が
変更される。
【0058】次に、本複写機を使用するにあたって、コ
ピー開始後にコピーモードを変更する場合について具体
的に説明する。本複写機では、コピーを開始する前に、
操作パネルOPにてコピーモードの設定(複数モードの
設定も含む)を行った後、CPU5によってCPU1〜
CPU8が制御され、コピー動作が実行される。このコ
ピー動作の実行にあたっては、シングルコピーを含め、
全てのコピーはメモリモード或いは直結メモリ混在モー
ドによってスキャナが制御されるようになっている。即
ち、全てのコピー動作において、全原稿画像情報は一
旦、メモリに格納される。なお、シングルコピーでは、
直結メモリ混在モードとなり、コピー開始後にモード変
更がない場合には、コピー完了後に即、或いは所定時間
後にメモリ消去されるのみとなる。
【0059】続いて、コピー動作が実行中において、本
複写装置では次部以降のモードの変更が受付可能となっ
ている。そこで、新たなモード、例えば置数等を入力
し、キー97を押下する。この情報は、CPU1からC
PU5へ送られる。そこで、CPU5は、新しく送られ
てきたモードをコピーモード専用RAM129に記憶し
ておく。更に、現在のモードが終了した後に、新しく送
られてきたモードに従い、メモリに格納されている画像
情報をもとにメモリモードによりコピー(プリント)を
開始させる。
【0060】以上、本複写機の一実施例について説明し
てきたが、そのメモリ機能については実施例で示したよ
うな機器組込みのRAMを使用するものに限定されるも
のではなく、外部ハードディスクを使用することも勿論
可能である。また、モード変更する設定項目としては、
ジョブ指定や合紙位置の変更等を加えることも可能であ
る。
【0061】
【発明の効果】以上の本発明によれば、コピー動作中で
あってもコピーモードの設定変更が可能であるため、従
来のアナログコピア等のように設定モードの間違いによ
る無駄なコピーの発生という不経済性をなくすことがで
きる。また、モード再設定のための操作がコピー動作中
やソーティング中にす早く行えるので、極めて能率良
く、しかも無駄のないコピーを実行することができ、大
変使い勝手が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるディジタル複写機の全体構成を
示す正面断面図である。
【図2】図1に示すソータ部の詳細な構成を示す正面断
面図である。
【図3】操作パネルを示す平面図である。
【図4】操作パネルを示す平面図である。
【図5】操作パネルを示す平面図である。
【図6】本発明にかかるディジタル複写機における制御
部の構成を示すプロック図である。
【図7】同じく本発明にかかるディジタル複写機におけ
る制御部の構成を示すプロック図であり、図6の延長と
して示すものである。
【図8】図1に示すメモリユニット部30の構成を示す
ブロック図である。
【図9】画像メモリと符号メモリを管理する管理テーブ
ルの内容の一例を示す構成図である。
【図10】管理テーブルの内容に対応した符号メモリ3
06のデータ格納状態を示す模式図である。
【図11】図6に示すCPU1で実行されるメインルー
チンを示すフローチャートである。
【図12】図9に示す入力制御処理の動作を示すフロー
チャートである。
【図13】図9に示す表示制御処理の動作を示すフロー
チャートである。
【図14】図4に示すCPU4で実行されるメインルー
チンと、その中の搬送系の制御を示すフローチャートで
ある。
【図15】図6に示すCPU5で実行されるメインルー
チンを示すフローチャートである。
【図16】図13に示すモード/コマンドの設定処理の
動作を示すフローチャートである。
【図17】図14に示す変更モードに対応したシーケン
ス制御の動作を示すフローチャートである。
【図18】図17に示すフローチャートの続きである。
【図19】図6に示すCPU6で実行されるメインルー
チンを示すフローチャートである。
【図20】図7に示すCPU7で実行されるメインルー
チンを示すフローチャートである。
【図21】図7に示すCPU8で実行されるメインルー
チンと、その中の収納排出の制御を示すフローチャート
である。
【図22】通常の片面コピーモード、両面モード、2i
n1モードの各モードにおける原稿の読み出し順序の違
いを説明するための説明図である。
【符号の説明】 101 操作パネル部 102 画像処理部 103 IR部 104 印字制御部 105 タイミング調整部 106 メモリユニット部 107 原稿搬送部 108 再給紙部 129 コピーモード専用RAM

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリ機能を有するディジタル複写機に
    おいて、 複写前に、入力操作に応じて複写モードの設定を行うモ
    ード設定手段と、 複写動作中に、入力操作に応じて複写モードの変更を行
    うモード変更手段と、 設定された複写モードに従って複写動作の実行を制御す
    る一方、複写動作中に複写モードが変更されると、現複
    写動作に続いて変更された複写モードに従って複写動作
    の実行を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする
    ディジタル複写機。
JP4262519A 1992-09-30 1992-09-30 ディジタル複写機 Pending JPH06113056A (ja)

Priority Applications (2)

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JP4262519A JPH06113056A (ja) 1992-09-30 1992-09-30 ディジタル複写機
US08/128,466 US5384632A (en) 1992-09-30 1993-09-28 Digital copier enabling setting of a plurality of copying conditions in a single setting operation before copying is initiated

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007136923A (ja) * 2005-11-21 2007-06-07 Oki Data Corp 画像形成装置
JP2008155451A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Toshiba Corp 画像形成装置、画像形成方法、及び画像形成プログラム

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