JP2008173877A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008173877A
JP2008173877A JP2007009994A JP2007009994A JP2008173877A JP 2008173877 A JP2008173877 A JP 2008173877A JP 2007009994 A JP2007009994 A JP 2007009994A JP 2007009994 A JP2007009994 A JP 2007009994A JP 2008173877 A JP2008173877 A JP 2008173877A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image data
paper
sample
job
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007009994A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4811280B2 (ja
Inventor
Takao Kurohata
貴夫 黒畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2007009994A priority Critical patent/JP4811280B2/ja
Publication of JP2008173877A publication Critical patent/JP2008173877A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4811280B2 publication Critical patent/JP4811280B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】ジョブで用いられる用紙に応じてサンプル画像用として適切な用紙を決定するとともに、当該サンプル画像の確認を容易にすることが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】サンプル画像用で使用する用紙が特定用紙となる場合には、新たなサンプル画像を決定するとともに、当該決定したサンプル画像を通常時の排紙先とは異なる排紙先へ排紙する。
【選択図】図9

Description

本発明は、画質確認用のサンプル画像を出力する画像形成装置に関する。
大量の印刷物を高速出力する画像形成装置において、当該画像形成装置により出力された印刷物はスタッカ装置と呼ばれる積載装置に排紙して積載される。スタッカ装置は、5000枚程度の印刷物を積載することができ、次々に出力される印刷物を自動的に所定の積載部へ積載することで印刷作業の効率化を図ることができる。
画像形成装置による画像形成処理中、印刷物は次々にスタッカ装置へ出力順に排紙され積載される。従って、操作者が画像形成処理中にスタッカ装置に積載された印刷物の画質を確認しようとする場合、画像形成処理を一時中断させなければ画質確認のための十分な時間を取ることは出来ない。これでは印刷作業の効率化を著しく低下させてしまうこととなり、画像形成装置にスタッカ装置を付加させて作業効率の向上を図ろうとする趣旨が失われる。
また、複数ページ又は複数部数の画像形成を行うジョブが終了した後に一連のスタッカ装置に積載された印刷物を操作者が任意に取り出して画質確認することとすればよいが、ジョブの実行途中で印刷物の画質が低下していた場合、当該印刷物以降に画像形成されたものは全て不良品として廃棄せざるをえないこととなる。これでは印刷物作成に係る費用の無駄が大きい。よって、コスト面を考慮すれば印刷物に画質低下が発見された時点で画像形成処理を停止させることが望ましい。
そこで、ジョブの実行中であっても印刷物の画質確認を可能とする技術として、例えば特許文献1、2が開示されている。
特許文献1によれば、カラープリンタ装置が予め画質確認用に備えるテストパターン画像データによるサンプル画像のプリント出力を、一定周期ごとに自動出力させる制御機能を備えたカラープリンタ装置が提案されている。これにより、操作者による手動でのサンプル画像出力を要せず、印刷作業の効率化を図ることができる。一方で、操作者は一定周期ごとに画質の確認を行えるので、画質低下が確認された時点で画像形成処理を中断することができ、印刷損紙の大量発生を防止することが出来る。
また、特許文献2によれば、提案されている画像形成装置は、所定の条件が成立した場合に、ジョブの中から選択したページの画像データを画質確認用のテスト画像データとして探し、ジョブとは別にサンプル画像を形成する。そして、サンプル画像の排紙先をジョブの排紙先と異なるように排紙させる制御機能を備えることを特徴としている。この画像形成装置によれば、操作者はジョブの実行中であっても画質確認のために当該ジョブを中断させることなく、サンプル画像を目視確認して画質低下の有無を判断することが出来る。
特開平8−197779号公報 特開2005−153374号公報
しかし、特許文献1の技術では、大量かつ高速印刷を目的とするジョブを実行する場合、次々と出力される印刷物の中にサンプル画像が紛れ込んでしまう。これでは、操作者がサンプル画像を確認するため、大量に出力された印刷物の中からサンプル画像だけを抜き取らなければならず、作業が煩雑となる。
一方、特許文献2の技術では、サンプル画像の排紙先はジョブの排紙先と別であるため、大量に積載される印刷物の中からサンプル画像の抜き取り作業は要しない。しかしながら、画像形成されるサンプル画像は実行中のジョブで設定されている用紙と同一の用紙を使用することになる。従って、ジョブで使用する用紙と同一の用紙をサンプル画像で使用すると後述する不都合が生じる場合がある。
上記の不都合が生じる場合とは、例えば、ジョブで使用する用紙が汎用的に使用される通常用紙に対して、特定用紙のプレプリント用紙や色紙、タブ紙又はコート紙等であり、これら特定用紙の枚数や出力順序が予め定められている場合である。当該特定用紙をサンプル画像で使用するとジョブにおいて特定用紙の不足やページ順に狂いが生じ、所望の印刷物を得ることが出来なくなってしまう。
また、ジョブで使用する用紙が光沢を有するコート紙等の高価な特定用紙である場合、サンプル画像で使用する用紙も特定用紙であるコート紙となってしまう。サンプル画像の利用目的を考慮すれば、サンプル画像に使用する用紙は安価で汎用的な通常用紙であっても画質確認が出来ればよく、高価な特定用紙を使用してサンプル画像の画像形成を行う必要は無い。
本発明の目的は、ジョブで使用される用紙に応じてサンプル画像用として適切な用紙を決定することで、ジョブの出力に悪影響を及ぼさず、当該サンプル画像の確認を安価で容易にすることが可能な画像形成装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、
予め設定された通常用紙又は特定用紙に、ジョブの画像データに基づき画像形成するプリンタ部と、
前記ジョブの画像データの何れかのページの画像データをサンプル画像用のテスト画像データとして決定すると共に、当該決定したテスト画像データによるサンプル画像の画像形成に用いる用紙が前記特定用紙である場合、前記特定用紙から通常用紙に変更し、通常用紙を用いて前記決定したテスト画像データによるサンプル画像の画像形成を行い、前記テスト画像データにより画像形成されたサンプル画像の排紙先を、前記ジョブに基づき画像形成された印刷物とは異なる排紙先に切替えて排紙するように制御する制御部と、
を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記制御部は、前記プリンタ部にて画像形成する印刷物の印刷枚数に基づき所定枚数毎に前記ジョブの画像データの中の何れかのページの画像データをサンプル画像用のテスト画像データとして仮決定し、当該仮決定したテスト画像データによるサンプル画像の画像形成に用いる用紙が前記特定用紙である場合、当該仮決定したテスト画像データ及び前記特定用紙に代えて、予め設定された画質確認用のテストパターン画像データと通常用紙に変更してサンプル画像の画像形成を行うことを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記制御部は、前記プリンタ部にて画像形成する印刷物の印刷枚数に基づき所定枚数毎に前記ジョブの画像データの中の何れかのページの画像データをサンプル画像用のテスト画像データとして仮決定し、当該仮決定したテスト画像データによるサンプル画像の画像形成に用いる用紙が前記特定用紙である場合、当該仮決定したテスト画像データ及び前記特定用紙に代えて、新たなページの画像データをサンプル画像用のテスト画像データとすると共に通常用紙に変更して、サンプル画像の画像形成を行うことを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載の発明において、
前記制御部は、前記プリンタ部による画像形成が中断した後に復帰して画像形成を再開する場合、当該再開したジョブの開始ページから新たに計数する所定枚数毎に前記サンプル画像の画像形成を行うことを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載の発明において、
前記制御部は、前記プリンタ部による画像形成が中断した後に復帰して画像形成を再開する場合、当該再開したジョブの開始ページから新たに計数する所定枚数毎に前記サンプル画像の画像形成を行うか、或いは画像形成の開始当初から計数されている所定枚数毎に前記サンプル画像の画像形成を行うかを切替操作するための操作部を備えることを特徴としている。
本発明に係る画像形成装置によれば、画質確認用のためのテスト画像データをジョブの何れかのページの画像データから決定するとともに当該テスト画像データをサンプル画像として、ジョブの排紙先と異なる排紙先に排紙する。これにより、ジョブの実行中であっても印刷物の画質確認が可能であり、印刷損紙が大量に発生することを防止し、コスト面の改善を図ることができる。
また、テスト画像データを決定する際に、テスト画像データで使用する用紙が特定用紙であるか否かの判断を行う。テスト画像データで使用する用紙が、特定用紙であると判断した場合には、当該テスト画像データと異なるテスト画像データを再度決定し又は予め設定された画質確認用テストパターン画像データをテスト画像データとして決定し、これを通常用紙に画像形成する。これにより、常にサンプル画像の画像形成には通常用紙を使用することとなり、サンプル画像の出力の有無によってジョブの出力結果に影響を与えることがない。また、コストが嵩むのを軽減することもできる。
以下、本発明による画像形成装置について最適な実施形態の構成及び動作について図面を用いて詳細に説明する。
まず図1を参照して、本実施形態に係る画像形成装置100について説明する。
画像形成装置100は、主な構成要素として自動原稿搬送装置10、原稿読取装置20、プリンタ装置30を備える。
自動原稿搬送装置10は、原稿載置トレイ11に積載される原稿Dを原稿読取装置20の読取個所に一枚ずつ搬送するものである。また、原稿Dが両面原稿の場合、自動原稿搬送装置10は原稿Dの片面読取り後に原稿Dの表裏を反転して再び原稿読取装置20へ原稿Dを搬送する。
自動原稿搬送装置10が備える各構成要素には、原稿載置トレイ11に積載される原稿Dを最上部から順に搬送する第1給紙ローラ12と、原稿Dの読取個所であるコンタクトガラス21に原稿Dを密着させながら通過させるための密着ローラ13と、第1給紙ローラ12により搬送された原稿Dを密着ローラ13に沿って案内する案内ローラ14と、コンタクトガラス21を通過した原稿Dの搬送方向を切替る切替爪15と、原稿Dの表裏を反転させるための反転ローラ16と、読取りが完了した原稿Dが排紙される排紙トレイ17がある。
原稿読取装置20は、自動原稿搬送装置10により搬送された原稿Dから画像を読取り、当該画像を表す画像データを生成し、制御部101(図2参照)に出力する。
原稿読取装置20が備える各構成要素には、光源23及びミラー24を備えた露光走査部25と、原稿Dからの反射光を受光しその光量信号を電気信号へと光電変換するラインイメージセンサ26と、原稿Dからの反射光をラインイメージセンサ26へ集光する集光レンズ27と、露光走査部25のミラー24からの反射光をラインイメージセンサ26へ導くための光学経路を形成する各種ミラー28と、プラテンガラス22上に原稿Dを検知するプラテンセンサ(図示省略)がある。
プリンタ装置30は、出力対象画像を電子写真プロセスにより用紙上に形成(印刷)するものである。ここで、プリンタ装置30において用いられる用紙としては、汎用的に用いられる通常用紙と、この通常用紙とは異なる性状を有する特定用紙がある。特定用紙としては、例えばプレプリント用紙や色紙、タブ紙、出力枚数又は出力順序が予め決められていてこれが変更されると所望の出力結果が得られなくなる特定用紙がある。また、コート紙等、特別な材料からなる光沢紙も特定用紙に含まれる。
プリンタ装置30が備える主な構成要素には、出力対象画像に応じてON/OFFするレーザ光を出力するレーザユニット31と、表面に静電潜像が形成される感光体32と、その周囲に配置された帯電装置33と、現像装置34と、転写装置35と、分離装置36と、クリーニング装置37がある。
その他の構成要素として、複数の給紙カセット41を備える給紙部40と、給紙カセット41に収容された用紙を第2給紙ローラ42により一枚ずつ搬送する搬送部50と、搬送部50の下流に位置する定着装置58を通った用紙を機外へ排紙する通常搬送路60a及び反転搬送路60bと、用紙の搬送路を切替る搬送路切替爪61と、用紙の表裏面を反転させて排紙させるための反転ローラ62と、機外への用紙出力を検出する排紙センサ63と、排紙部64がある。
次に、同図を参照して、スタッカ装置200について説明する。
スタッカ装置200は、主な機械的構成要素として排紙トレイである主積載部210、副積載部211を備える。
主積載部210は、スタッカ装置200の内部に収納されており、昇降自在の昇降部213を備えることで大量の印刷物を積載することができる排紙トレイである。昇降部213は印刷物が積載されていないときには最上部に位置し、印刷物が積載されるにつれて下降する。操作者は、スタッカ装置200の図示しない扉を開けることにより昇降部213に積載されている印刷物を取り出すことができる。
副積載部211は、スタッカ装置200の上部表面に位置し、外部に露出した排紙トレイである。操作者は、副積載部211に積載された印刷物を外部から目視確認することができる。
その他の構成要素として、画像形成装置100から排紙された印刷物が搬入する搬入口221、搬入口221から主積載部210に搬送するための主積載経路231、主積載経路231から分岐して印刷物を搬出口222に搬送するための搬出経路232、搬出経路232から分岐して印刷物を副積載部211に搬送するための副積載経路233、印刷物を主積載経路231から搬出経路232への切替を行う主切替爪241、印刷物を搬出経路232から副積載経路233への切替を行う副切替爪242がある。
なお、本実施形態においてスタッカ装置200を1つだけ用いた場合について説明しているが、これに限らず、例えばスタッカ装置を2つ用いて第1スタッカ装置200a、第2スタッカ装置200bとし、画像形成装置100から排紙された印刷物は第1スタッカ装置200a又は第2スタッカ装置200bのいずれかに積載されるものとしてもよい。
図2に、画像形成装置100の機能ブロック図を示す。
画像形成装置100は、主な構成要素として本体部1、スキャナ部2、プリンタ部3、通信部4、操作部5により構成されている。
本体部1は、制御部101、記憶部102、DRAM制御IC103、画像メモリ104、読取処理部105、圧縮IC106、伸張IC107、書込み処理部108、カウント部109を備えて構成されている。
制御部101は、記憶部102に記憶されているシステムプログラムを読み出し、図示しない制御部(Central Processing Unit)内のRAMに展開し、展開したプログラムに従って画像形成装置100の各部の動作を集中制御する。また、制御部101は、操作部5の操作信号や通信部4を介して入力される画像データに基づいてコピーモード、プリンタモード、スキャナモードを切り換え、記憶部102に記憶されている各モードに対応する処理プログラムを読み出して、画像形成処理を実行させる。
記憶部102は、HD(Hard Disk)や不揮発性の半導体メモリ等により構成され、画像形成装置100に対応するシステムプログラム、及び当該システムプログラム上で実行可能な各種処理プログラムを備える。また、記憶部102は各種処理プログラムの実行に必要な設定情報を記憶し、実行後のデータ等を記憶する。
DRAM制御IC103は、画像メモリ104へのデータの読込みや、画像メモリ104からのデータの読み出しを制御する。また、DRAM制御IC103は、通信部4内のDRAM制御IC402とPCIバスにより接続されており、通信部4と本体部1との間のデータの入出力を制御する。
画像メモリ104は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)により構成され、圧縮メモリ104a及びページメモリ104bを有している。圧縮メモリ104aは、DRAM制御IC103の制御により、圧縮IC106で圧縮された画像データ等のデータを一時的に記憶する。ページメモリ104bは、DRAM制御IC103の制御により通信部4から出力された画像データを一時的に格納したり、通信部4に出力するための伸張された画像データを一時的に格納したりする。
読取処理部105は、スキャナ部2により読取られたアナログ電気信号を本体部1内で処理可能なデジタルデータに変換して圧縮IC106へ出力する。
圧縮IC106は、通信部4から出力された画像データや読取処理部105から出力された画像データを圧縮する。
伸張IC107は、DRAM制御IC103から出力された圧縮データを伸張する。
書込み処理部108は、操作部5や通信部4から出力された指示データに従って拡大、縮小、回転、位置変更等の画像処理が施された画像データを伸張IC107から入力し、必要に応じて校正処理等を行った後にプリンタ部3へ出力する。
カウント部109は、給紙ページ数を計数する給紙カウンタ、サンプル画像の出力周期を計数するサンプル出力カウンタ及び排紙ページ数を計数する排紙カウンタを備え、ジョブ毎にジョブ開始後の各処理枚数の計数を実行する。紙詰まり等の異常が発生した際にリカバリ対象枚数を制御部101へ出力したり、サンプル画像の出力周期を制御部101へ出力したりするために使用される。
スキャナ部2は、スキャナ制御部201、CCD202等を備えて構成されている。
スキャナ制御部201は、制御部101からの制御信号を受信して、CCD202を駆動制御する。
CCD(Charge Coupled Device)202は、図示しない光源から原稿へ照明走査した光の反射光を結像して光電変換することにより原稿画像を読取り、読取った画像データを読取処理部105へ出力する。ここで、画像データは図形や写真等のイメージデータに限らず、文字や記号等のテキストデータ等も含む。
プリンタ部3は、プリンタ制御部301とプリント部302を備えて構成されている。
プリンタ制御部301は、制御部101からの制御信号を受信して、書込み処理部108からの画像データに基づきLDを駆動制御して感光ドラム表面に静電潜像を形成させる。
プリント部302は、図示しないLD(Laser Diode)、感光ドラム、給紙部、排紙部等により構成されている。プリント部302は、感光ドラム表面の静電潜像をトナーで現像し、給紙部から搬送される用紙にトナー像を転写して定着させた後、排紙部から排紙させる。
通信部4は、通信制御部401、DRAM制御IC402、画像メモリ403、I/F404等により構成されている。
通信制御部401は、通信部4の各部の動作を制御し、ネットワークNに接続された情報端末装置Iとの間でデータの送受信を行う。
画像メモリ403は、DRAM制御IC402の制御により、ネットワークNを介して情報端末装置Iから受信した画像データ、及びPCIバスを通じて本体部1から出力された画像データ等を一時的に格納する。
I/F404は、画像形成装置100がネットワークNを介して情報端末装置Iと接続するためのインターフェースであり、通信制御部401の指示に応じてネットワークNに接続された情報端末装置Iとデータの送受信を行う。
操作部5は、操作制御部501、タッチパネルを備えたLCD502等により構成されている。
操作制御部501は、制御部101からの表示信号を受信して、LCD502における表示制御を行う。また、LCD502上のタッチパネルから入力される操作信号を制御部101へ出力する。
LCD(Liquid Crystal Display)502は、操作制御部501から入力される表示信号の指示に従って画面上に各種操作ボタンや画像の状態表示、各機能の動作状況等の表示を行う。LCD502の表示画面は、透明なシートパネルにより覆われており、指又は専用のスタイラスペンで触れることにより入力される位置情報を入力情報として操作制御部501に出力するタッチパネルにより構成されている。
スタッカ装置200は、主な構成要素としてスタッカ制御部251、搬送部252、切替部253、操作部254、センサ部255、カウント部256を備える。
スタッカ制御部251は、図示しない制御部、ROM、RAM等から構成され、制御部101からの制御信号に基づき搬送部252、切替部253、操作部254、センサ部255、カウント部256の動作を統括制御する。
搬送部252は、主積載経路231、搬出経路232、副積載経路233において用紙を搬送するための駆動モータやセンサで構成される。
切替部253は、主切替爪241や副切替爪242を変位させる駆動部等からなり、ソレノイドやモータを駆動源とする。
操作部254は、図示しない入力部や表示部を備えて構成される。これらは、主積載部210から用紙を取り出すために昇降部213を最下部まで下降させるためのスイッチ操作や、紙詰まりが発生したときに昇降部213を下げるためのスイッチ操作のために利用される。また、紙詰まり時にはその発生状況等を表示する。
センサ部255は、ドアセンサ、用紙上限センサ、ステージ下限センサ、ステージ上限センサ、排紙センサ等の各種センサから構成される。
カウント部256は、スタッカ装置200へ正常に排紙された用紙の排紙枚数を計数する排紙カウンタを備える。カウント部256の計数値と画像形成装置100のカウント部109の計数値との差によって、リカバリ必要枚数を算出することができる。
次に、画像形成装置100の動作について説明する。なお、以下に説明する各処理は、制御部101と記憶部102に記憶された各種プログラムとの協働により実行される。
図3に、LCD502に表示される操作画面521の一例を示す。
操作画面521では、画面中央上部に「コピーできます」という画像形成装置100の装置状態を示す文字が表示されている。その右側には、カウント/セット枚数、メモリ残量等が表示されている。画面下部には、操作者が画像形成装置100を操作するための各種操作ボタンが表示されている。
操作画面521の画面右下には、応用設定領域521aが設けられており、この応用設定領域521a内に表示されている原稿読込ボタン5aが押下されると、その左部にサンプル出力モード設定画面521bが表示される。
図4は、サンプル出力モード設定画面521bの一例を示す図である。図4に示すように、サンプル出力モード設定画面521bには、3つの設定ボタン5b〜5dが表示される。
モードの設定ボタン5bでは、サンプル出力モードの「OFF設定」、サンプル画像出力の「周期設定」、サンプル出力の「ボタン出力設定」、の3つの設定を行うことが出来る。
「OFF設定」では、サンプル画像の出力をしないように設定可能である。「周期設定」では、後述する周期設定のボタン5cで設定した周期毎にサンプル画像の出力を実行するように設定可能である。「ボタン出力設定」では、操作者が操作部5の図示しないサンプル出力ボタンを押下することで、サンプル画像を出力することが可能である。
周期設定のボタン5cでは、サンプル画像の出力間隔を印刷物のページ数を単位として設定することができ、1〜9999ページまでの周期から設定を行うことが出来る。
リカバリ設定のボタン5dでは、ジョブの実行中に紙詰まり等の不具合でジョブが中断した場合、画像形成処理が正常になされなかった未処理のジョブを再度処理する際にサンプル画像の画像形成処理を含んで実行するか否かの設定を行うことが出来る。
また、ユーザーは操作部5において給紙カセット41に積載する用紙が通常用紙か特定用紙かを入力して設定する。
図5は、画像形成装置100の画像形成処理の概要について説明するフローチャートである。操作者により画像形成装置100に電源が投入されると、制御部101は各種の設定処理を実行する。ここでいう設定処理とは、電源投入時の初期化処理(ステップS1)、ジョブ開始前の紙詰まりチェック(ステップS2)、アイドリング処理(ステップS3)であり、これら各処理の後、画像形成装置100は待機状態になる。
待機状態中に、操作者により用紙のサイズ設定や部数設定といったジョブに係る各種設定がなされ、その後開始指示がされると(ステップS4;Yes)、制御部101は指示されたジョブに係る画像形成処理を開始する。
制御部101は、操作者により設定された上記の各種設定に応じて、動作条件を初期設定する開始処理を行う(ステップS5)。上記した用紙サイズや部数設定の他にも、例えば、操作者によりサンプル画像の出力周期が所定の枚数、例えば200ページに設定されると(図4参照)、制御部101はこの設定を初期設定として記憶部102へ記憶する。後述するステップS8の画像形成処理において、処理枚数が200ページに到達すると、制御部101は、ジョブとは別にサンプル画像の画像形成処理を実行し、これを副積載部211へ排紙させるようにプリンタ部3へ指示する。
次に、制御部101はリカバリ対象となる画像データの有無を調べ、必要であればリカバリ対象となる画像データの画像形成を行うリカバリ処理を実行する(ステップS6)。リカバリ対象となる画像データとは、ジョブの実行中に処理が中断したため画像形成されずに未処理となった画像データをいう。
図6のフローチャートを参照してリカバリ処理について説明する。本処理は、ジョブの実行中に紙詰まり(以下、「ジャム」という)等による不具合が生じた場合に実行される。
制御部101のカウント部109が備える給紙カウンタ及び排紙カウンタのそれぞれのカウント数からリカバリ対象となる画像データの有無を判断する(ステップS61)。なお、制御部101はカウント部109の給紙カウンタとスタッカ装置200のカウント部256の排紙カウンタとの協働によってもリカバリ対象となる画像データの枚数を計数することが出来る。
ここで、図7はリカバリ動作時のサンプル画像の出力について説明する模式図である。
Q1はジョブの画像データ、数字はページ数を表しており、計16ページ分の画像データからなる。また、サンプル画像の出力周期は7ページ毎に設定されている。ジョブが実行されていないこのとき、カウント部109の給紙カウンタは「0」、排紙カウンタは「0」、サンプル出力カウンタは「7」となっている。
Q2は、6ページ目の画像データが画像形成されている際にジャムが発生し、6ページ目以降の画像データがリカバリ対象となったことを示す。このとき給紙カウンタは「6」、排紙カウンタは5ページ分の排紙を実行したので「5」、サンプル出力カウンタは7ページから排紙が行われた5ページ分を差し引いて「2」である。
Q3、Q4は、リカバリ対象となった6ページ目以降の画像データ中にサンプル画像が含まれている場合であって、Q3はジャム発生直後のサンプル画像の画像形成をせず、6ページ目からサンプル画像の出力周期を新たにカウントして出力する場合を示し、Q4は当初に設定した周期をそのまま維持してサンプル画像を排紙する場合を示す。従って、Q3の場合のサンプル出力カウンタは「7」、Q4の場合のサンプル出力カウンタは「2」となる。
図6に戻り、説明を続ける。リカバリ対象となる画像データが無い場合(ステップS61;No)、つまりジャムが発生していない場合は、制御部101はサンプル出力カウンタをリセットして(ステップS62)、本処理を終了する(RETURN)。
リカバリ対象となる画像データがあって(ステップS61;Yes)、サンプル画像に対するリカバリ設定が「リカバリしない」(図4参照)の場合は(ステップS63;No)、制御部101はサンプル出力カウンタをリセットする(ステップS62)。図7の例であればQ3の状態であり、制御部101はサンプル出力カウンタを「2」から「7」へとリセットする。サンプル出力カウンタがリセットされることで、ジャム解消作業中に画質確認が行われたにも拘らず復旧後すぐにサンプル画像が排紙されるという不合理を防止することが出来る。制御部101は、サンプル出力カウンタをリセットした後、本処理を終了する(RETURN)。
一方、リカバリ設定が「リカバリする」の場合には(ステップS63;Yes)、制御部101はサンプル出力カウンタの当初からの計数値をそのままにして(ステップS64)、サンプル画像を当初に設定した出力周期ごとに排紙することとし、次のステップへと移行する(RETURN)。なお、図7の例であればQ4の状態であってサンプル出力カウンタは「2」であるため、ジャム直後のサンプル画像を確認することが出来る。
リカバリ処理の後は図5のステップS7に移行し、制御部101は給紙処理を行う(ステップS7)。
給紙処理について、図8を参照して説明する。
制御部101は、画像形成を行うための用紙を要求する際に、当該用紙がジョブにおいて何枚目の用紙となるのかを判断するために、カウント部109からページ情報を取得する(ステップS71)。
制御部101は、実行中のジョブにおいて、取得したページ情報からサンプル画像の出力周期に該当しないと判断した場合(ステップS72;No)、このとき画像形成される出力対象となる画像の排紙先を主積載部210へ設定し(ステップS73)、カウント部109のサンプル出力カウンタを1ページ分デクリメントする(ステップS74)。その後、制御部101はプリンタ部3に対し給紙要求を行い(ステップS75)、処理を終了する(RETURN)。
一方、制御部101は実行中のジョブにおいて、取得したページ情報からサンプル画像を画像形成する周期に該当すると判断した場合(ステップS72;Yes)、このとき実行するジョブの画像データをサンプル画像用のテスト画像データとして仮決定し、この仮のテスト画像データで使用する用紙が特定用紙であるか否かを判断する(ステップS76)。仮のテスト画像データが特定用紙であるか否かの判断は、制御部101が画像メモリ104に記憶されている出力対象となる画像データを読み出すことで実行される。
ここで、図9は特定用紙がタブ紙の時のサンプル画像出力について説明する模式図である。
Q1は、ジョブの画像データを示す図であり、計16ページ分の画像データからなる。なお、各画像データに付された数字はページ数を表している。また、サンプル画像の出力周期は7ページ毎に設定されている。7ページ目はサンプル画像を画像形成する周期に該当し、かつジョブにおけるタブ紙の使用ページにも該当する。
Q2は、ジョブにおける7ページ目がタブ紙であって、かつサンプル画像の出力周期でもある場合に、サンプル画像の給紙対象を次ページの通常用紙としていることを示している。これにより、タブ紙の枚数、順序が予め設定されている場合であっても、サンプル画像の出力の有無に拘らずジョブの出力結果は常に同じとすることができる。なお、14ページ目のように、ジョブで通常用紙を使用する場合にはサンプル画像の用紙はジョブの用紙と同一となる。
図8に戻り、仮のテスト画像データで使用する用紙が特定用紙ではない場合(ステップS76;No)、例えば、図9のQ2における14ページ目の、仮のテスト画像データの場合、制御部101はこのときの仮のテスト画像データをサンプル画像用のテスト画像データとして確定し、当該テスト画像データによるサンプル画像の排紙先を副積載部211へ設定する(ステップS77)。その後、制御部101はカウント部109のサンプル出力カウンタをリセットし(ステップS78)、プリンタ部3に対し給紙要求を行う(ステップS75)。
一方、仮のテスト画像データで使用する用紙が特定用紙に該当する場合(ステップS76;Yes)、例えば、図9のQ2における7ページ目の、仮のテスト画像データの場合、制御部101はこのとき仮のテスト画像データで使用する用紙を、特定用紙に代えて通常用紙とする給紙処理を行う(ステップS79)。この処理の後は、上記したステップS77へ移行する。
ここで、図10のフローチャートを参照して通常用紙の給紙処理について説明する。制御部101は、ジョブ中の画像データから仮のテスト画像データに該当するページの次ページの用紙を、サンプル画像で使用する用紙とするか否かを判断する(ステップS81)。次ページの用紙をサンプル画像に使用する、しないは、操作者が図示しない操作部5における切替ボタン等によって任意に設定することができるものとし、制御部101はこの設定に基づいて判断する。
次ページの用紙をサンプル画像に使用しない場合(ステップS81;No)、制御部101は、仮のテスト画像データで使用する用紙をジョブ中で使用する用紙と異なるように給紙先の設定変更を行う(ステップS82)。このとき設定される給紙先は、ジョブで使用される用紙と同一サイズ又は予め設定されたサイズの用紙が格納されている給紙カセット41とし、特定用紙が格納されていない給紙先とする。
次ページの用紙をサンプル画像用の用紙として給紙する場合(ステップS81;Yes)、制御部101は、ジョブ中の画像データにおいて仮のテスト画像データに該当するページの次ページがあるか否かを画像メモリ104に記憶されている画像データを読み出して判断する(ステップS83)。
ジョブ中の画像データにおいて仮のテスト画像データに該当するページの次ページがない場合(ステップS83;No)、制御部101は上記したステップS82の処理へ移行し、給紙先の設定変更を行う。
ジョブ中の画像データにおいて仮のテスト画像データに該当するページの次ページがある場合(ステップS83;Yes)、制御部101は、次ページに該当する出力対象となる画像データを取得してこれを新たな仮のテスト画像データとし、この画像データを画像形成する際に使用される用紙について、特定用紙であるか否かを更に判断する(ステップS84)。
新たな仮のテスト画像データに該当する用紙が特定用紙である場合には(ステップS84;Yes)、制御部101は再度ステップS83へ移行して新たな仮のテスト画像データに該当する次ページの有無を更に確認する(ステップS83)。
新たな仮のテスト画像データに該当する用紙が特定用紙でない場合には(ステップS84;No)、制御部101は、これをサンプル画像用の用紙として確定する。その後、制御部101はこのときのページ情報を取得して(ステップS85)、処理を終了する(RETURN)。
給紙処理の後、図5のステップS8へ移行し、制御部101は画像形成処理を行う(ステップS8)。
図11は、画像形成処理について説明するフローチャートである。
制御部101は、ジョブを実行する際にカウント部109が記憶するページ情報を取得して(ステップS91)、画像形成を実行するページがサンプル画像を出力する周期に該当するか否かを判断する(ステップS92)。
カウント部109から取得したページがサンプル画像を出力する周期に該当する場合(ステップS92;Yes)、つまり、サンプル出力カウンタが「1」である場合、制御部101は、このとき実行中のジョブの画像データを仮のテスト画像データとして仮決定し、この仮のテスト画像データで使用する用紙が特定用紙か否かを判断する(ステップS93)。
仮のテスト画像データで使用する用紙が特定用紙ではない場合(ステップS93;No)、例えばリサイクル用紙等の安価な普通紙である場合には、制御部101は仮のテスト画像データをサンプル画像用のテスト画像データとして確定し、この用紙に当該テスト画像データをサンプル画像として画像形成する(ステップS94)。これにより、本処理は終了する(RETURN)。
一方、仮のテスト画像データで使用する用紙が特定用紙である場合(ステップS93;Yes)、例えばプレプリント用紙やタブ紙、光沢紙等の特定用紙である場合には、制御部101は仮のテスト画像データで使用する特定用紙とは異なる用紙を使用した画像形成処理を行う(ステップS95)。これにより本処理は終了する(RETURN)。
図12のフローチャートを参照して、制御部101が図11のステップS95において実行する別サンプル画像の画像形成処理について説明する。
制御部101は実行中のジョブから仮のテスト画像データに該当するページの次ページの画像をサンプル画像として画像形成するか否かを判断する(ステップS101)。仮のテスト画像データの次ページの画像について、制御部101は画像メモリ104から当該次ページの画像を読出して、上記した図11のステップS93の処理を実行する。
次ページの画像データをサンプル画像として画像形成しない場合(ステップS101;No)、制御部101は、予め設定された画像確認用のテストパターン画像データをテスト画像データとして確定するとともに、給紙処理において設定したサンプル画像用の用紙へ当該テスト画像データによるサンプル画像の画像形成を実行する(ステップS102)。ここで、サンプル画像用の用紙は、通常用紙であって、当該用紙へ画像形成したときに少なくとも画質確認が可能なものであればよい。
次ページの画像データをサンプル画像として画像形成する場合(ステップS101;Yes)、制御部101は、実行中のジョブにおいて仮のテスト画像データに該当するページの次ページがあるか否かを判断する(ステップS103)。
実行中のジョブに次ページがない場合(ステップS103;No)、制御部101は上記したステップS102の処理へ移行し、サンプル画像用の用紙へ画質確認用のテストパターン画像データを画像形成する(ステップS102)。
実行中のジョブに次ページがある場合(ステップS103;Yes)、制御部101は、次ページに該当する画像データを取得してこれを新たな仮のテスト画像データとし、この新たな仮のテスト画像データを画像形成する際に使用する用紙について特定用紙か否かを判断する(ステップS104)。
新たな仮のテスト画像データを画像形成する際に使用する用紙が特定用紙である場合には(ステップS104;Yes)、ステップS103へ移行して、制御部101は実行中のジョブにおいて新たな仮のテスト画像データに該当するページの次ページが更にあるか否かを判断する(ステップS103)。
一方、新たな仮のテスト画像データを画像形成する際に使用する用紙が特定用紙でない場合には(ステップS104;No)、制御部101は新たな仮のテスト画像データをテスト画像データとして確定し、当該テスト画像データによるサンプル画像の画像形成処理を実行する(ステップS105)。
画像形成処理の後、図5のステップS9へ移行し、制御部101は排紙処理を行う(ステップS9)。
図13は、排紙処理について説明するフローチャートである。
制御部101は、画像形成が行われた用紙を出力する際、当該用紙がジョブにおいて何枚目の用紙となるのかを判断するため、カウント部109又はスタッカ装置200のカウント部256との協働によりページ情報を取得する(ステップS201)。
制御部101は、実行中のジョブにおいて、取得したページ情報からサンプル画像を画像形成する周期に該当すると判断した場合(ステップS202;Yes)、つまり画像形成装置100がサンプル画像を排紙する場合には、サンプル出力カウンタをリセットする(ステップS203)。その後、制御部101はサンプル画像の排紙先を上記給紙処理における図8のステップS77で設定した排紙先(副積載部211)へ排紙する排紙処理を行い(ステップS204)、図5のステップS10へ移行する。
一方、制御部101は、実行中のジョブにおいて、取得したページ情報からサンプル画像を画像形成する周期に該当しないと判断した場合(ステップS202;No)、つまり画像形成装置100がサンプル画像を排紙しない場合、サンプル出力カウンタを1ページ分デクリメントする(ステップS205)。その後、制御部101は当該ジョブの画像の排紙先を上記給紙処理における図8のステップS73で設定した排紙先(主積載部210)へ排紙する排紙処理を行い(ステップS206)、図5のステップS10へ移行する。
図5に戻り、排紙処理の後、制御部101はジョブに係る全ページ分の画像形成処理が終了するまで、再度ステップS7へ移行して上記に説明してきた処理を行う(ステップS10;No)。ジョブの全ページ分の画像形成処理を終了させると(ステップS10;Yes)、本処理は終了する。
以上のように、本実施形態によれば、画質確認用のためのテスト画像データをジョブの何れかの出力対象となる画像データの中から決定してこれをサンプル画像用のテスト画像データとし、更にこのサンプル画像を通常時の排紙先とは異なる排紙先へ排紙する。
これにより、排紙されるサンプル画像はジョブの何れかの出力対象となる画像データであるため、実際に利用する出力対象となる画像データについての画質を目視確認することが可能である。
また、通常時に排紙される排紙先とサンプル画像の排紙先とが異なるため、操作者はジョブの実行中であっても容易にサンプル画像を手にとって画質確認することができ、画質や濃度低下等が確認された時点でジョブの実行を中断することが出来る。これにより、印刷損紙が大量に発生することを防止することが可能であり、コスト面の改善を図ることが出来る。
また、ジョブの何れかの画像データから仮決定した仮のテスト画像データにおいて、仮のテスト画像データで使用する用紙が画質確認用としては適さない場合、例えばプレプリント用紙や光沢紙等の場合、ジョブにおいて仮のテスト画像データの次ページに該当する画像を新たなテスト画像データとして確定して、当該テスト画像データをサンプル画像用の用紙へ画像形成する。或いは、予め備えるテストパターン画像データをサンプル画像として確定して、サンプル画像用の用紙へ画像形成する。
これにより、ジョブで使用する用紙がプレプリント用紙等の特定用紙であっても、サンプル画像が出力されることによってジョブの出力結果にページ順の狂い等の影響を及ぼすことは無い。さらに、ジョブで高価な光沢紙等を使用する場合であっても、サンプル画像で使用する用紙は常に安価なものとすることができ、コスト削減を図ることができる。
また、ジョブの実行中にジャムが発生した場合に、ジャム直後のサンプル画像を排紙するか否かを切替制御する。
操作者はジャムの復旧作業時に印刷物の画質確認が可能であるため、ジャム直後のサンプル画像の出力を必要としない場合には、当該サンプル画像を出力させないようにすることが可能であり効率的なサンプル画像の出力を行うことが出来る。
画像形成装置の概要構成図である。 画像形成装置の機能ブロック図である。 操作画面の一例を示す図である。 サンプル出力モード設定画面の一例を示す図である。 画像形成処理の概要を説明するフローチャートである。 リカバリ処理を説明するフローチャートである。 リカバリ動作時のサンプル画像の排紙について説明する模式図である。 給紙処理を説明するフローチャートである。 特定用紙がタブ紙の時のサンプル画像出力について説明する模式図である。 通常用紙の給紙処理について説明する図である。 画像形成処理を説明するフローチャートである。 別サンプル画像の画像形成処理を説明するフローチャートである。 排紙処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
100 画像形成装置
101 制御部
10 自動原稿搬送装置
20 原稿読取装置
30 プリンタ装置
1 本体部
2 スキャナ部
3 プリント部
4 通信部
5 操作部
200 スタッカ装置
210 主積載部
211 副積載部

Claims (5)

  1. 予め設定された通常用紙又は特定用紙に、ジョブの画像データに基づき画像形成するプリンタ部と、
    前記ジョブの画像データの何れかのページの画像データをサンプル画像用のテスト画像データとして決定すると共に、当該決定したテスト画像データによるサンプル画像の画像形成に用いる用紙が前記特定用紙である場合、前記特定用紙から通常用紙に変更し、通常用紙を用いて前記決定したテスト画像データによるサンプル画像の画像形成を行い、前記テスト画像データにより画像形成されたサンプル画像の排紙先を、前記ジョブに基づき画像形成された印刷物とは異なる排紙先に切替えて排紙するように制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記プリンタ部にて画像形成する印刷物の印刷枚数に基づき所定枚数毎に前記ジョブの画像データの中の何れかのページの画像データをサンプル画像用のテスト画像データとして仮決定し、当該仮決定したテスト画像データによるサンプル画像の画像形成に用いる用紙が前記特定用紙である場合、当該仮決定したテスト画像データ及び前記特定用紙に代えて、予め設定された画質確認用のテストパターン画像データと通常用紙に変更してサンプル画像の画像形成を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記プリンタ部にて画像形成する印刷物の印刷枚数に基づき所定枚数毎に前記ジョブの画像データの中の何れかのページの画像データをサンプル画像用のテスト画像データとして仮決定し、当該仮決定したテスト画像データによるサンプル画像の画像形成に用いる用紙が前記特定用紙である場合、当該仮決定したテスト画像データ及び前記特定用紙に代えて、新たなページの画像データをサンプル画像用のテスト画像データとすると共に通常用紙に変更して、サンプル画像の画像形成を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記プリンタ部による画像形成が中断した後に復帰して画像形成を再開する場合、当該再開したジョブの開始ページから新たに計数する所定枚数毎に前記サンプル画像の画像形成を行うことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記プリンタ部による画像形成が中断した後に復帰して画像形成を再開する場合、当該再開したジョブの開始ページから新たに計数する所定枚数毎に前記サンプル画像の画像形成を行うか、或いは画像形成の開始当初から計数されている所定枚数毎に前記サンプル画像の画像形成を行うかを切替操作するための操作部を備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の画像形成装置。
JP2007009994A 2007-01-19 2007-01-19 画像形成装置 Expired - Fee Related JP4811280B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007009994A JP4811280B2 (ja) 2007-01-19 2007-01-19 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007009994A JP4811280B2 (ja) 2007-01-19 2007-01-19 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008173877A true JP2008173877A (ja) 2008-07-31
JP4811280B2 JP4811280B2 (ja) 2011-11-09

Family

ID=39701266

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007009994A Expired - Fee Related JP4811280B2 (ja) 2007-01-19 2007-01-19 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4811280B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009039898A (ja) * 2007-08-07 2009-02-26 Canon Inc 画像形成装置、制御方法、制御プログラム
JP2010094899A (ja) * 2008-10-16 2010-04-30 Canon Inc 画像形成装置、情報処理装置、画像形成システム、画像検査方法、ジョブ処理方法、及びプログラム
JP2010253745A (ja) * 2009-04-23 2010-11-11 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置及び表裏見当ズレ確認用紙出力方法
US20120063831A1 (en) * 2010-09-14 2012-03-15 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus, printing apparatus control method, and storage medium storing program thereof
JP2013028169A (ja) * 2012-08-30 2013-02-07 Canon Inc 画像形成装置、制御方法、制御プログラム
US8837974B2 (en) 2011-02-09 2014-09-16 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus, output control method, and program for outputting carbonless copy paper for the purpose of checking printing
JP2019096214A (ja) * 2017-11-27 2019-06-20 富士ゼロックス株式会社 情報制御装置、印刷システム及びプログラム
CN112078251A (zh) * 2019-06-13 2020-12-15 柯尼卡美能达株式会社 图像形成装置以及图像形成方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002019236A (ja) * 2000-07-07 2002-01-23 Canon Inc 画像処理装置および画像処理装置の制御方法および記憶媒体
JP2005157015A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成システム
JP2005234812A (ja) * 2004-02-18 2005-09-02 Konica Minolta Business Technologies Inc プリンタドライバ
JP2008173845A (ja) * 2007-01-18 2008-07-31 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002019236A (ja) * 2000-07-07 2002-01-23 Canon Inc 画像処理装置および画像処理装置の制御方法および記憶媒体
JP2005157015A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成システム
JP2005234812A (ja) * 2004-02-18 2005-09-02 Konica Minolta Business Technologies Inc プリンタドライバ
JP2008173845A (ja) * 2007-01-18 2008-07-31 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009039898A (ja) * 2007-08-07 2009-02-26 Canon Inc 画像形成装置、制御方法、制御プログラム
US8614801B2 (en) 2007-08-07 2013-12-24 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus, control method, and control program
JP2010094899A (ja) * 2008-10-16 2010-04-30 Canon Inc 画像形成装置、情報処理装置、画像形成システム、画像検査方法、ジョブ処理方法、及びプログラム
US8462382B2 (en) 2009-04-23 2013-06-11 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus for judging misregistration of images and control method thereof
JP2010253745A (ja) * 2009-04-23 2010-11-11 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置及び表裏見当ズレ確認用紙出力方法
JP4760949B2 (ja) * 2009-04-23 2011-08-31 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成装置及び表裏見当ズレ確認用紙出力方法
US8811831B2 (en) * 2010-09-14 2014-08-19 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus, printing apparatus control method, and storage medium storing program thereof
US20120063831A1 (en) * 2010-09-14 2012-03-15 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus, printing apparatus control method, and storage medium storing program thereof
US8837974B2 (en) 2011-02-09 2014-09-16 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus, output control method, and program for outputting carbonless copy paper for the purpose of checking printing
JP2013028169A (ja) * 2012-08-30 2013-02-07 Canon Inc 画像形成装置、制御方法、制御プログラム
JP2019096214A (ja) * 2017-11-27 2019-06-20 富士ゼロックス株式会社 情報制御装置、印刷システム及びプログラム
JP7039960B2 (ja) 2017-11-27 2022-03-23 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 情報制御装置、印刷システム及びプログラム
CN112078251A (zh) * 2019-06-13 2020-12-15 柯尼卡美能达株式会社 图像形成装置以及图像形成方法
EP3750714A1 (en) * 2019-06-13 2020-12-16 Konica Minolta, Inc. Image forming apparatus and image forming method
JP2020199746A (ja) * 2019-06-13 2020-12-17 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置および画像形成方法
US11458738B2 (en) 2019-06-13 2022-10-04 Konica Minolta, Inc. Image forming apparatus and image forming method
JP7367348B2 (ja) 2019-06-13 2023-10-24 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置および画像形成方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4811280B2 (ja) 2011-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4811279B2 (ja) 画像形成装置
JP4811280B2 (ja) 画像形成装置
US6810219B2 (en) Image forming apparatus capable of forming images on recording materials of various types and sizes
JP3761106B2 (ja) 倍率設定装置を備えた画像形成装置
JP4561956B2 (ja) 画像形成システム
JP2007163755A (ja) 画像形成装置、原稿読取装置及び該装置を備える複写機
JP4277201B2 (ja) 画像形成装置
JP2011128199A (ja) 画像形成装置
JP2005144927A (ja) 画像形成装置
JP2000098821A (ja) 画像形成装置
JP5130888B2 (ja) 画像形成装置
JP2009253777A (ja) 画像形成装置
JP2005345732A (ja) 画像形成装置および表示制御方法
JP2010151883A (ja) 画像形成装置、及び画像形成方法
JP4967812B2 (ja) 画像形成装置
JP2006085066A (ja) 画像形成装置
JP2005060040A (ja) 画像形成装置及び給紙元選択方法
JP2008298921A (ja) 画像形成装置
JP5088098B2 (ja) 画像形成装置
JP4602837B2 (ja) 画像形成装置、プレビュー表示制御方法
JP2000347538A (ja) 画像形成装置
JP2005341357A (ja) 画像処理装置
JP4803664B2 (ja) 画像形成装置
JP2005335164A (ja) 画像形成装置および画像形成システム
JP2008257053A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090911

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110510

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110701

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110701

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110726

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110808

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140902

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees