JP2005234812A - プリンタドライバ - Google Patents

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Abstract

【課題】 本印刷の前に出力形態を確認できると共に使用されるシートのコストをも抑えることが可能なプリンタドライバを提供すること。
【解決手段】 試し印刷が選択され(ステップS1で「YES)、印刷条件として、印刷に用いるべき用紙に特殊紙が含まれている条件が設定されている場合には(ステップS5で「YES」)、印刷条件を、用いるべき用紙を全て普通紙に変更すると共に出力形態を製本印刷の形態に変更し、変更した印刷条件に基づく印刷ジョブを生成する(ステップS9)。
【選択図】 図8







Description

本発明は、印刷装置に対し印刷を要求する印刷要求装置にインストールされるプリンタドライバに関する。
従来から、パーソナルコンピュータ(PC)等で作成された文書をプリンタで印刷することが広く行われている。このような印刷の際には、PCにインストールされたプリンタドライバが使用される。
近年では、印刷時に、普通紙だけではなく特殊紙、例えばカラー用紙、OHPシート(オーバヘッドプロジェクタ用のシート)、インデックス紙等をも用いて表紙、裏表紙を作成したり、特殊紙を指定のページに差し込ませたりすることもできるようになっている。
このような特殊紙を含む印刷を行う場合、通常、ユーザが印刷条件(片面印刷、両面印刷、用紙サイズ等)の入力画面において、使用したい用紙の種類、どの位置(ページ)に特殊紙を用いるか等を指定して入力する方法がとられるが、原稿のページ数が多かったり、両面印刷を行う場合などでは、単にページ数を指定するだけでは実際にどのようなレイアウトになって印刷出力されるのかが解り難い場合がある。
そこで、特許文献1には、印刷前に出力イメージをディスプレイ上に表示してユーザに提供するプレビュー機能に関する技術が開示されている。この技術によれば、ユーザは、印刷前にページの並び順をチェックでき便利である。
特開2003−91528号公報
しかしながら、プレビュー機能の場合、ディスプレイ上に平面で現されるだけであり、ユーザにとっては実際の印刷による仕上がり状態をイメージし難いという問題がある。プレビューで並び順をチェックできても、実際に両面印刷された物をステープル綴じして見開いて見ると左右のページが思っていた順と逆になっていたり、ページをめくって見たときのイメージが想像していたものと異なっている場合が案外多いからである。
そこで、本印刷の前に1部だけ試しの印刷をして、印刷物を実際に手にとって確かめて見ることが考えられる。しかしながら、使用される用紙として特殊紙を含む印刷条件が設定されている場合、確認のためだけに普通紙よりも高価な特殊紙を使用することになりコストアップになってしまう。また、ユーザは満足するものが得られるまで本印刷の前に繰り返し、試し印刷をしてみることも多く、そのようになるとその都度特殊紙が使用され続けることになる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、本印刷の前に出力形態を確認できると共に使用されるシートのコストをも抑えることが可能なプリンタドライバを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明に係るプリンタドライバは、印刷装置に印刷を要求する印刷要求装置にインストールされるプリンタドライバであって、印刷に用いるシートの種類を含む印刷条件の入力を受け付ける第1の受付処理と、試し印刷の実行指示を受付ける第2の受付処理と、前記第2の受付処理により試し印刷の実行指示が受付けられると、前記第1の受付処理により受付けられた印刷条件の中に、印刷に用いるシートについて第1の種類のシートの指定が含まれているか否かに関わらず、前記第1の種類とは異なる第2の種類のシートを用いる条件に変更すると共に、印刷時の出力形態を製本印刷の形態とした条件に変更して前記印刷装置に印刷を実行させる印刷実行要求処理と、を含む処理を前記印刷要求装置に実行させることを特徴とする。
また、前記受付けられた印刷条件通りの印刷を行う本印刷の実行指示を受付ける第3の受付処理を含み、前記製本印刷の形態は、印刷出力後のシートを2つ折りしたとき、その折り目を挟む左右のページのページ順が前記本印刷での出力後のシート束におけるページ順と同じになるように、シート面に複数ページを配置して印刷する形態であり、前記印刷実行要求処理は、前記製本印刷の形態で出力されるシートの各ページの内、前記シートの種類が第2の種類に変更されているページに、前記本印刷では第1の種類のシートが用いられることを示す記号が印刷されるように印刷を実行させることを特徴とする。
さらに、前記印刷条件に、出力されるシート束をステイプル綴じするステイプルモードまたは当該シート束にパンチ穴を開けるパンチモードの実行指示が含まれていた場合に、前記印刷実行要求処理は、前記製本印刷の形態で出力されるシートの各ページの、前記本印刷においてステイプル綴じされる予定位置またはパンチ穴が開けられる予定位置に相当する位置に、ステイプル綴じが行われること、またはパンチ穴が開けられることを示す記号が印刷されるように印刷を実行させることを特徴とする。
また、前記製本印刷の形態は、印刷出力後のシート面に印刷対象の原稿画像が複数ページ分入るように当該原稿画像を縮小、合成させた形態であることを特徴とする。
さらに、前記第1の種類のシートがカラー用紙、OHPシート、インデックス紙のいずれかの特殊紙であり、前記第2の種類のシートが普通紙であることを特徴とする。
ここで、上記印刷条件の入力の受付け、試し印刷、本印刷の実行指示の受付けとは、例えば印刷要求装置のディスプレイ等に表示されている受付画面等から入力、指示等がされたときのその入力等の受付けを意味し、また印刷要求装置にインストールされているOS(オペレーティングシステム)やアプリケーションソフトウエア等の他のプログラムからの指示等を受付けることも含む意味に用いられる。
このように印刷条件を、試し印刷の実行指示が受付けられると、印刷条件の中に印刷に用いるシートについて第1の種類のシートの指定が含まれているか否かに関わらず第1の種類とは異なる第2の種類のシートを用いる条件に変更すると共に、印刷時の出力形態を製本印刷の形態とした条件に変更して前記印刷装置に印刷を実行させるので、本印刷の前に出力形態を製本印刷の形態で確認できると共に、例えば第1の種類のシートを特殊紙、第2の種類のシートを普通紙としたとき、普通紙だけが用いられることになってコストを抑えることが可能になる。
以下、本発明に係るプリンタドライバの実施の形態について、文書印刷システムを例にとり図面を参照しながら説明する。
図1は、文書印刷システム1の構成を示す図である。
同図に示すように、文書印刷システム1は、情報処理装置10と印刷装置20、30を通信ネットワーク2で接続した構成になっている。
情報処理装置10は、いわゆるパーソナルコンピュータであって、OS11(図2参照)、印刷装置20等における印刷制御のためのプリンタドライバ12および文書作成のためのアプリケーションプログラム13がインストールされており、このアプリケーションで作成した文書の印刷を、通信ネットワーク2を介して印刷装置20または印刷装置30に要求する印刷要求装置として機能するものである。なお、本実施の形態では、文書印刷システム1は、IP(Internet Protocol)ネットワークを構成しており、情報処理装置10は、印刷装置20、30とTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)に従って通信する。
印刷装置20は、情報処理装置10から印刷要求を受け付けて印刷を実行する公知のプリンタである。ここでは、用紙として、普通紙、および特殊紙としてのカラー用紙、OHPシート、インデックス(タブ)紙の4種類の用紙をそれぞれ収容し、各用紙を個別に給送する給紙口を有しており、印刷要求の内容に応じて給紙口を切り換えて必要な用紙を1枚ずつ給送し、印刷を行えるようになっている。
なお、このインデックス紙とは、図6の用紙21、22に示すような形態の用紙であり、章区切りのためのタブ23、24が付加されたものである。ここでは、タブの位置が上段(用紙21)、中段(用紙22)、下段(不図示)の3種類のインデックス紙が収容され、情報処理装置10からのタブの位置の指定に応じたインデックス紙を給送可能であり、かつタブ23、24への印刷指示があると、その指示に応じた文字(図6の例では「目次」、「第一章」になっている。)の印刷も行える構成になっている。このようなタブに印刷する構成は、公知の技術であり、例えば特開2003−296312号公報に詳しい。
また、印刷装置20は、用紙の片面だけでなく、両面に印刷できる両面印刷機能を有しており、さらに後処理として、印刷後の用紙束をステイプル綴じするステイプル綴じ機能、用紙束の所定位置に穴を開けるパンチ機能を有している。印刷装置30は、印刷装置20と同様の構成であるので、ここではその説明を省略するものとする。
図2は、情報処理装置10にインストールされるプリンタドライバ12のソフトウエア構成を示す図である。
同図に示すように、プリンタドライバ12は、ドライバコア14とドライバGUI(Graphical User Interface)15を有している。
ドライバGUI15は、設定表示部16と機能設定部17を有している。
設定表示部16は、ユーザによりアプリケーション13から印刷の設定が選択されたときに呼び出され、印刷条件の設定入力を受付けるための印刷設定入力受付画面40(図3参照)をディスプレイ(不図示)に表示させる。
機能設定部17は、印刷設定入力受付画面40においてユーザから入力された印刷条件を保持すると共に、印刷実行の指示があると当該印刷条件をドライバコア14に送る。その際、試し印刷の実行指示があると、試し印刷設定部18は、試し印刷のための実行指示を合わせてドライバコア14に送る。
ドライバコア14は、機能設定部17から印刷条件を受付けると、受付けた印刷条件に基づく印刷ジョブを生成し、これを印刷要求としてOS11を介して印刷装置20または30に送り、印刷を実行させる。また、試し印刷の実行指示を受付けると、試し印刷用の印刷ジョブを生成する。
図3は、印刷設定入力受付画面40の表示例を示す図であり、ここでは出力形態タブ50がクリックされたときの画面(出力形態設定入力受付画面)の例を示している。
同図に示すように、出力形態設定入力受付画面には、「表紙」欄51、「裏表紙」欄52、「白紙挿入」欄53、「特殊紙」欄54、「印刷モード」欄55、「インデックス紙」欄56、「両面印刷」欄57、「ステイプル」欄58および「パンチ」欄59が配されている。
「表紙」欄51は、印刷対象となる原稿に表紙を付けるか付けないかの選択、表紙を付加する場合に、その表紙として用いたい用紙の種類の選択、および表紙に原稿画像を印刷するか否かを選択するための欄である。
具体的には、ユーザは、表紙を付加したい場合には、チェックボックス511をクリックしてチェックマークを入れれば良い。また、用紙種類を選択する場合は、選択肢ボタン512をクリックすると、選択メニュー(不図示)として別のウインドウが表示されるので、その中から所望の用紙を選択することができる。表紙に原稿画像を印刷したい場合には、チェックボックス513にチェックマークを入れることができる。なお、表紙に原稿画像を印刷するとは、第1ページの原稿の画像が表紙として用いられる用紙に印刷され、表紙に印刷しないとは、表紙には何も印刷されないことを意味する。同図の例では、色紙(カラー用紙)を表紙として付加する(但し、印刷はされない。)設定になっている。
「裏表紙」欄52は、裏表紙の有無、用紙種類、印刷有無を選択するための欄である。その内容、入力方法は、上記「表紙」欄51と同様である。同図の例では、裏表紙を付加しない設定になっている。このように実行したい項目があればそのチェックボックスにチェックマークを入れること、および選択肢ボタンで希望するものを選択するという操作については、以下の各欄についても同様である。
「白紙挿入」欄53は、白紙(普通紙)を挿入するか否かを選択するための欄である。ユーザは、希望する挿入場所を示すページ数を入力欄531に入力することができる。例えば「5」ページが入力されると、第5ページの原稿の画像が印刷された用紙と、第6ページの原稿の画像が印刷された用紙の間に、1枚の白紙(何も印刷されていない普通紙)が挿入される状態になるように印刷動作が実行される。具体的には、印刷装置側では、第5ページの原稿の画像の用紙への印刷終了後、1枚の普通紙を、画像を何も印刷せずに排出させ、その後第6ページの原稿の画像を別の用紙に印刷するという動作が行われる。
「特殊紙」欄54は、所望のページを特殊紙を用いて印刷するか否かを選択するための欄である。ユーザは、用紙の種類を選択欄541で選択でき、特殊紙を用いて印刷したい原稿のページ数を入力欄542に入力することができる。例えば「5」ページが入力されると、第5ページの原稿の画像だけが選択欄541で選択された特殊紙に印刷される(他のページは普通紙に印刷される)ことになる。
「インデックス紙」欄56は、インデックス紙を挿入するか否かを選択するための欄である。このインデックス紙は、印刷装置20等に収容されているものである。ユーザは、挿入場所を示す原稿のページ数を入力欄561に、タブの部分への見出し文字の印刷を希望する場合には、その文字を入力欄562に、タブが上段、中断、下段の内のどの位置に付いているインデックス紙を用いるのかの指定を入力覧563にそれぞれ入力することができる。
同図の例では、上段のタブに「目次」という文字列が印刷されたインデックス紙が、第1ページの原稿の画像が印刷された用紙の次に挿入され、中段のタブに「第一章」という文字列が印刷されたインデックス紙が、第5ページの原稿の画像が印刷された用紙の次に挿入されることになる。なお、文字列のタブ内での印刷位置、大きさ、太さ等の詳細設定は、詳細設定ボタン564をクリックして詳細設定画面(不図示)を表示させ、その画面から設定することができるようになっている。
「両面印刷」欄57は、両面印刷を行うか否かを選択するための欄である。
「ステイプル」欄58は、印刷後の後処理として用紙束へのステイプル綴じを行うか否か、およびステイプル綴じする場合の綴じ位置を選択するための欄である。
「パンチ」欄59は、印刷後の後処理として用紙束へのパンチ(穴あけ)を行うか否か、およびパンチを行う場合のその位置を選択するための欄である。
同図は、両面印刷する(片面印刷しない)、ステイプル綴じ無し、パンチ穴有り(印刷後の用紙を見てその天地を上下としたとき、用紙の左側端部に上下方向に所定の間隔をおいた2つの穴を開ける)という設定例を示している。
「印刷モード」欄55は、通常印刷モードと試し印刷モードを選択するための欄である。
通常印刷モードは、印刷設定入力受付画面40において入力された印刷条件に基づいて印刷ジョブを生成するモードである。
一方、試し印刷モードは、当該印刷条件の内、(1)印刷部数については複数部数が設定されていても当該試し印刷モードでは1部とし、(2)用紙の種類については特殊紙が選択、具体的には表紙欄51、裏表紙欄52において普通紙以外の用紙が選択されていたり、特殊紙欄54、インデックス紙欄56のチェックボックスにチェックが入っていたとしても、当該試し印刷モードでは全てを普通紙とし、(3)印刷の出力形態については製本印刷の形態とした条件に変更して印刷ジョブを生成するモードである。
ここで、製本印刷とは、出力された用紙を2つに折って製本したときに、本来のページ順(通常印刷モードでの印刷のページ順)になるように、1枚の用紙の表裏面それぞれに2ページの原稿画像をそのページを並び替えて印刷するものである。この製本印刷の方法は、公知の方法であり、例えば特開2002−36669号公報などに詳しい。
ボタン551をクリックすると、図4に示す選択画面552が表示されるようになっており、ユーザは、その選択画面552において選択肢欄のモードの表示部分をクリックすることで、通常印刷モードと試し印刷モードを選択することができる。図3では、試し印刷モードが選択された場合の例が示されている。
なお、基本設定タブ60がクリックされたときの画面については図示していないが、当該画面には、印刷条件として基本的な項目、例えば印刷部数、印刷の範囲(原稿ページ数)、用紙サイズ等の入力を受付ける入力受付欄に加えて印刷実行を指示するためのボタンが配される。ユーザは、出力形態設定入力受付画面において各種印刷条件の入力後、当該ボタンをクリックすることで、印刷を開始させることができる。
次に、通常印刷モードで印刷(以下、「本印刷」という。)した場合と、試し印刷モードで印刷(以下、「試し印刷」という。)した場合で出力形態が実際にどのように異なるのかを図5〜図8を用いて説明する。
図5は、印刷対象となる文書の例を示す図であり、ここではアプリケーション13で作成された第1〜第7ページの原稿を印刷対象の文書とする。印刷条件としては、図3の印刷設定入力受付画面40で設定されている条件、すなわち表紙挿入有り(色紙。印刷しない)、インデックス紙挿入有り(挿入位置は、第1ページの後と第5ページの次。第1ページの次のインデックス紙は、上段にタブがあるものでタイトルとして「目次」を印刷。第5ページの次のインデックス紙は、中段にタブがあるものでタイトルとして「第一章」を印刷。)、両面印刷、パンチ穴有り(左2つ)である。なお、用紙サイズはA4サイズ、印刷の倍率を等倍とする。
このような印刷条件のもと本印刷では、図6に示すように、印刷条件通りの出力形態での印刷が行われることになる。すなわち、1枚目〜7枚目までの用紙(A4サイズ)がその順に重ね合わされた状態において、1枚目の用紙が表紙としての色紙(カラー用紙)、2枚目の用紙が第1ページの原稿画像が印刷される普通紙、3枚目の用紙がインデックス紙21、4枚目の用紙がその表裏面に第2、第3ページの原稿画像が印刷される普通紙、5枚目の用紙がその表裏面に第4、第5ページの原稿画像が印刷される普通紙、6枚目の用紙がインデックス紙22、7枚目の用紙が第6、第7ページの原稿画像が印刷される普通紙になる。3枚目にインデックス紙が挿入されるので、2枚目の用紙の裏は白紙になる。インデックス紙21、22のタブ23、24に指定された文字が印刷される。また、パンチ穴として左2つが設定されているので、各用紙についてその表面を見たときに左端(裏面では右端)に2つのパンチ穴25が開けられることになる。
一方で、試し印刷では、図7に示す製本印刷の形態での印刷が行われる。
図7(a)は、印刷出力後の用紙、ここでは1枚目から4枚目までの用紙(普通紙)を束ねた状態を、図7(b)は、その用紙束を2つ折りしたときに、各用紙(A4サイズ)の表裏面の、その折り目を挟んだ左側、右側のページにどの原稿画像、特殊紙が配されるのかの位置関係をそれぞれ示す図である。以下、製本印刷された用紙の左側、右側のページを特定して説明する場合、その特定すべきページ数を原稿のページ数と区別して「製本ページ」という文言を使って説明することとする。具体的には、1枚目の用紙の表面の左側ページを製本ページ101、右側ページを製本ページ102、1枚目の用紙の裏面の左側ページを製本ページ103、右側ページを製本ページ104、以下2、3、4枚目の用紙の順に左右ページを製本ページ105〜116とするものである。
同図に示すように、第1〜第7ページの原稿については、製本されたときに本来のページ順になるように、その画像が縮小、並び替えられて製本ページ105、106、108、113〜116にそれぞれ印刷される。
一方、挿入されるカラー用紙、インデックス紙については、試し印刷では普通紙に代替されることから、これら特殊紙が本印刷ではユーザの指定通りの位置に挿入されることがユーザに解るように、特殊紙に相当する製本ページに、その用紙名、種類等を示す属性情報が文字列で印刷される。
例えば、製本ページ102は、本印刷での表紙(図6の1枚目の表)に相当するので、その上端に「表紙(色紙)」という文字列131が印刷される。一方、製本ページ103は、表紙の裏(図6の1枚目の裏)に相当するので、「(色紙)」という文字列132だけが印刷される。
また、製本ページ110は、本印刷での3枚目のインデックス紙21の表面(図6の3枚目の表)に相当するので、そのページの上端に「(インデックス紙)」、下端に「種類:インデックス表/タイトル:目次/段数:上段・・」という文字列133、134がそれぞれ印刷される。一方、製本ページ109は、本印刷での6枚目のインデックス紙22の裏面(図6の6枚目の裏)に相当するので、「(インデックス紙)」、「種類:インデックス裏/タイトル:なし/段数:中段・・」という文字列135、136がそれぞれ印刷される。なお、製本ページ111は、本印刷での3枚目のインデックス紙21の裏面(図6の3枚目の裏)に相当し、製本ページ112は、本印刷での6枚目のインデックス紙22の表面(図6の6枚目の表)に相当し、それぞれ対応する文字列が印刷される。
なお、製本ページ107は、本印刷では、第1ページの原稿画像が印刷された用紙の裏面(図6の2枚目の裏)に相当するものなので、特別に文字列等を印刷せずそのまま白紙の状態にされる。
また、製本ページ101、104は、本印刷では存在しないページとなる。これは、本印刷での総ページ数(用紙の種類に関係なく全用紙の表裏面の数を計数した数。図6の例では、14ページになる。)が4の倍数であれば、製本印刷した場合でも未存在のページが出来ることはないが、本例のように4の倍数になっていない場合には、4で除算したときの余り(本例では、2)が、未存在のページとして出現してしまうものである。同図には示されていないが、ユーザが誤認することのないように、その旨を示すメッセージ、例えば「試し印刷だけにできるページです。本印刷では出現しません。」や、本来では存在しないページであることを示すマーク等の記号が印刷される。なお、文字列、メッセージ、マーク等の文言、印刷位置、大きさ、線の太さ等は、ユーザが了知できるものであれば上記したものに限定されないことは言うまでもない。
さらに、各用紙の表裏面について、2つ折りしたときの折り線を挟んで線対称となる位置に、図6のパンチ穴25を半分に縮小した大きさのパンチ穴を示す円形のマーク117が印刷される(実際にパンチ穴は開けられない。)。
なお、上記では白紙挿入欄53、特殊紙欄54、ステイプル欄58にチェックマークが入っていない場合の例を説明したが、白紙、OHPシート等の挿入設定がされている場合でも、インデックス紙挿入の場合と同様に、本印刷時に挿入されるべきページに相当する製本ページにその用紙の種類等の文字列が印刷されることになる。また、ステイプルが設定されている場合は、ステイプル綴じされるべき位置に相当する位置にそのマーク、例えば所定長さ(実際の針の半分の長さ等)の直線等を示す画像が印刷される(実際にステイプル綴じは行われない。)。
図8は、プリンタドライバ12による印刷ジョブ生成処理の内容を示すフローチャートであり、当該処理は、ユーザからの印刷開始の指示があったときに実行される。ここでは、印刷装置として印刷装置20が選択されているものとする。
同図に示すように、プリンタドライバ12は、印刷モード欄55において試し印刷が選択されたか否か(試し印刷の実行指示があったか否か)を判断する(ステップS1)。この意味で、ステップS1の処理は、本印刷、試し印刷の実行指示を受付ける受付処理として機能するものである。
試し印刷ではなく、本印刷の実行指示があったことを判断すると(ステップS1で「NO」)、入力された印刷条件通りの印刷ジョブをPDL(Page Description Language:ページ記述言語)を用いて生成する(ステップS2)。具体的には、印刷条件が上記したものの場合には、図6に示す出力形態での印刷(本印刷)が行われるように、原稿の各ページの画像データを並び替えると共にどのページにどの種類の用紙(普通紙、特殊紙)を用いるのか、ステイプル、パンチの有無、有りの場合の綴じ位置、パンチ穴の位置の情報、タブ23、24に印刷すべき文字列の情報等の印刷条件を含むデータをPDLで生成するものである。
プリンタドライバ12は、生成された印刷ジョブを印刷装置20に送信し(ステップS3)、当該処理を終了する。印刷装置20は、受信した印刷ジョブに基づいて印刷を実行する。ステップS2による印刷ジョブの場合、ユーザ指定通りの印刷条件に基づく本印刷(特殊紙も用いられた印刷)が実行される。
一方、試し印刷であることを判断すると(ステップS1で「YES」)、印刷条件を確認し(ステップS4)、用紙挿入、ステイプル、パンチに関する設定がされているか否かを判断する(ステップS5)。具体的には、図3に示す出力形態設定入力受付画面において、両面印刷以外の欄のチェックボックスにチェックマークが入っているか否かを判断する。
これらの設定がされていないことを判断すると(ステップS5で「NO」)、印刷条件の内、印刷部数についてだけその値を「1部」に変更し、その変更後の印刷条件に基づく印刷ジョブを生成し(ステップS6)、ステップS3に移る。この場合の印刷ジョブの生成は、部数が強制的に「1部」に変更されること以外、上記ステップS2での生成処理と同様の処理になる。この場合、印刷装置20において、部数だけが1部に変更された印刷条件に基づく試し印刷(特殊紙も用いられた印刷)が実行される。
用紙挿入等の設定がされていることを判断すると(ステップS5で「YES」)、製本印刷の出力形態での試し印刷を行うことをユーザに確認する(ステップS7)。具体的には、その旨の、例えば「製本印刷での試し印刷を実行しますか。」というメッセージをディスプレイに表示させて、ユーザからの応答を待つ(ステップS8)。
ユーザから実行しない旨の指示があると(ステップS8で「NO」)、ステップS6に移る。この場合、製本形態による印刷は行われない。
一方、ユーザから実行する旨の指示があると(ステップS8で「YES」)、印刷部数を「1部」に変更すると共に用いるべき用紙を全て普通紙に変更し、出力形態を製本印刷の形態とした印刷条件に基づいて印刷ジョブを生成し(ステップS9)、ステップS3に移る。この場合の印刷ジョブの生成は、次のようにして行われる。
すなわち、メモリ(不図示)上に、試し印刷に用いられる用紙の表裏面について、面毎に、印刷されるべき画像データ(2製本ページ分の画像データ)を格納するための格納領域を設け、その格納領域に、対応する製本ページの画像データを順次格納していき、2製本ページ分の画像データを用紙表面の1ページ分、裏面の1ページ分の画像データとして合成する。
具体的には、上記の印刷条件では、図7(b)に示すように原稿、挿入紙の各ページを並び替える必要があり、例えば1枚目用紙の表面では、製本ページ101の画像データ(実際には存在しないページであるが、本印刷時に形成されるパンチ穴の予定位置に相当する位置に実際の穴の大きさを半分に縮小した円形のマーク117を印刷するための画像データ)が格納され、次に製本ページ102の画像データ(表紙を示す文字列と当該マーク117をそれぞれ対応する位置に印刷するための画像データ)が格納されて、1枚目の用紙の表面1ページに対応する画像データとして合成される。
同様に、例えば2枚目用紙の表面では、製本ページ105の画像データ(第7ページの原稿の画像を半分に縮小した画像と当該マーク117をそれぞれ対応する位置に印刷するための画像データ)が格納され、次に製本ページ106の画像データ(第1ページの原稿の画像を半分に縮小した画像と当該マーク117をそれぞれ対応する位置に印刷するための画像データ)が格納されて、2枚目の用紙の表面1ページに対応する画像データとして合成されることになる。
合成された画像データそれぞれを用紙の表裏面1ページ分の印刷用の画像データとし、その画像データに、印刷部数を1部、用いるべき用紙を普通紙とした印刷条件を付加した印刷ジョブをPDLを用いて生成する。
本実施の形態では、プリンタドライバ12側で製本印刷の形態への変換(データ並び替え等)を全て行っているので、生成される印刷ジョブには製本印刷に関する情報を含む必要はない。したがって、印刷装置20側では、製本印刷に要する画像の並び替え等の処理を行うことなく、受信した印刷ジョブに含まれる印刷条件(印刷部数を1部、用いるべき用紙を普通紙のみとした条件等)に基づいて試し印刷が実行されることになる。この意味で、ステップS8、9の処理は、上記のような試し印刷を印刷装置に実行させる印刷実行要求処理として機能するものである。
以上説明したように、本実施の形態のプリンタドライバ12は、本印刷と試し印刷の実行指示を受付け、本印刷の実行指示があった場合には、設定された印刷条件通りの印刷ジョブを生成し、試し印刷の実行指示があった場合には、印刷条件の中に、使用すべき用紙として特殊紙が含まれていても、それを普通紙に変更すると共に出力形態を製本印刷の形態とした条件に基づく印刷ジョブを生成して、当該印刷ジョブを印刷装置に実行させるようにしている。したがって、ユーザは、試し印刷を選択すると、製本印刷によりページの見開きの状態等を本印刷の前に実際に目で確認することができ、その際、高価な特殊紙が用いられないので、その分コストを抑えられる。
また、試し印刷時においても原稿画像が縮小されて用紙に印刷されるので、ユーザは、その印刷物を見て原稿の文字等を校正することができる。また、その印刷物には、本印刷時に形成されるパンチ穴の位置に相当する位置にパンチ穴を示すマーク117が印刷されるので、文字、図表等がパンチ穴にかかっていたり、接近していることなどを確認することができ、本印刷の前にアプリケーション13上で原稿の文字等をパンチ穴から離れた位置に移動したりレイアウトを変えるといった修正を行うことが可能になる。
なお、本発明は、プリンタドライバに限られず、上記プリンタドライバにおける印刷ジョブ(印刷実行要求)の生成方法であるとしてもよい。また、本発明に係るプログラムとしてのプリンタドライバは、例えば磁気テープ、フレキシブルディスク等の磁気ディスク、DVD、CD−ROM、CD−R、MO、PDなどの光記録媒体、Smart Media(登録商標)などのフラッシュメモリ系記録媒体等、コンピュータ読み取り可能な各種記録媒体に記録することが可能であり、当該記録媒体の形態で生産、譲渡等がなされる場合もあるし、プログラムの形態でインターネットを含む有線、無線の各種ネットワーク、放送、電気通信回線、衛星通信等を介して伝送、供給される場合もある。
また、本発明に係るプリンタドライバは、上記に説明した処理をコンピュータに実行させるための全てのモジュールを含んでいる必要はなく、例えば通信プログラムやオペレーティングシステム(OS)に含まれるプログラムなど、別途情報処理装置にインストールすることができる各種汎用的なプログラムを利用して、本発明の各処理をコンピュータに実行させるようにしても良い。従って、上記した本発明の記録媒体に必ずしも上記全てのモジュールを記録している必要はないし、また必ずしも全てのモジュールを伝送する必要もない。さらに所定の処理を専用ハードウェアを利用して実行させるようにすることができる場合もある。
(変形例)
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施の形態では、試し印刷を実行するまでのことを主に説明したが、例えばユーザが試し印刷による製本形態の印刷物を確認後、印刷条件を変更したいと考えた場合に、その変更のための操作を簡単に行える処理を考えることができる。
具体的には、試し印刷における各製本ページの下端に、当該製本ページが本印刷における総ページ数の内の何ページ目に当たるのかを示すページ情報を付加する。図9は、製本ページ109、110に当該ページ情報121、122が付加された場合の例である。
製本ページ109は、図6の例における本印刷の総ページ(14ページ)の内の12ページ目(6枚目の裏)に当たるので、ページ情報としては「P.12」になる。一方、製本ページ110は、5ページ目(3枚目の表)に当たるので「P.5」になる。他の製本ページは、図示していないが、製本ページ102が「P.1」、103が「P.2」、105が「P.14」、106が「P.3」、107が「P.4」、108が「P.13」、111が「P.6」、112が「P.11」、113が「P.10」、114が「P.7」、115が「P.8」、116が「P.9」になる。なお、製本ページ101、104については、本印刷では存在しないページになるため付加されない。
一方、図10に示すように出力形態設定入力受付画面では、印刷モード欄61に本印刷と試し印刷の選択に加えて、新たに修正モードの選択を受付け可能にすると共に、当該修正モードが選択されると、通算ページ欄62、確認ボタン63を表示させるようにする。
ユーザが、例えば製本ページ110を見てインデックス紙について印刷条件を変更したいと考えた場合、ページ情報として示される数値、ここでは「5」を通算ページ欄62に入力して確認ボタン63をクリックすると、本印刷で総ページ数の内「5」ページ目に当たるインデックス紙の印刷条件に関連する項目、ここでは「5ページ、第一章、中段」の部分を太字で表示させると共に破線で示す範囲をハイライト表示させる。
これによりユーザは、変更したいページに関連する印刷条件の入力欄を画面上で一目で確認できるので、いちいち探す必要がなくなって直ぐに修正を行え、また関連のない(修正の必要がない)別の項目を誤って修正してしまうといった間違いも防止できるようになる。
なお、ここでは「5」ページが入力された場合の例を説明したが、他の表紙、裏表紙、白紙、特殊紙等も同様に、関連する表示部分がハイライト表示等されることになる。具体的には、例えば通算ページ欄62に「2」ページが入力された場合には、本印刷で総ページ数の内「2」ページ目に当たる表紙欄51の部分が太字で表示されると共にハイライト表示されることになる。
(2)上記実施の形態では、製本印刷の形態として、図7に示すような左開きの形態(ページを左に繰っていく形態で、主に文字が横組の場合に用いられる。)の例を説明したが、もちろん右開きの形態(ページを右に繰っていく形態で、主に文字が縦組の場合に用いられる。)で印刷する構成とすることもできる。右開きの場合は、各用紙の表裏面それぞれについて、用紙を2つ折りしたときの折り目を挟む左右のページの位置が左開きの場合に対して左右入れ代えた配置にすれば良い。
すなわち、例えば図7(b)の1枚目の用紙の表では、製本ページ101に表紙(色紙)のページが位置し、製本ページ102に本来存在しないページが位置する。また、1枚目の用紙の裏では、製本ページ103に本来存在しないページが位置し、製本ページ104に(色紙)のページが位置する。同様に、2枚目の用紙の表では、製本ページ105に第1ページの原稿画像のページが位置し、製本ページ106に第7ページの原稿画像のページが位置することになる。なお、パンチ穴の位置は、左開きの場合と同様になる。
プリンタドライバ12は、右開きの場合も左開きの場合と同様に、試し印刷において製本の形態になるように原稿画像を縮小、並び替え、合成等して印刷ジョブを生成する。
なお、上記した左開き、右開きの製本印刷の形態は、第1〜第7ページの原稿を印刷対象とし、表紙を付加すると共にインデックス紙を第1ページと第5ページの原稿の次にそれぞれ挿入する場合の例として示したものであるので、印刷対象となる原稿のページ数、挿入される特殊紙(カラー用紙、OHPシート、インデックス紙等)の枚数、挿入位置が異なれば、並び替えの際の順序等も変わることになるのはいうまでもなく、それら挿入位置等を含む印刷条件に従って製本印刷の形態の印刷ジョブが生成されることになる。
(3)上記実施の形態では、試し印刷において、本印刷時に用いられるカラー用紙、インデックス紙等の特殊紙に相当する製本ページに、その用紙名等を示す文字が印刷されるとしたが、本印刷時に特殊紙が用いられることをユーザに知らせることができれば文字に限られることはなく、例えば所定の記号等が印刷されるとしても良い。
また、パンチ穴を示す記号として円形のマーク117を入れるとしたが、パンチ穴が開けられることをユーザに知らせることができるものであれば、円形に限られず、四角形等の記号を用いることもできる。また、パンチ穴が開けられることが解れば良い場合には、その大きさも実際のものの半分に限られることもない。これらのことは、ステイプル綴じの場合も同様である。
(4)上記実施の形態では、試し印刷時において製本印刷のためのページの並び替え等をプリンタドライバ側が実行し、生成した印刷ジョブを印刷装置に送るとしたが、これに限定されない。例えば、並び替え等の処理を印刷装置側が行い、プリンタドライバ側では、その指示だけをする構成、具体的には印刷対象となる原稿の画像データに、印刷条件、その並び替え等の指示を示す情報を付加した印刷ジョブを印刷装置に送信して、当該印刷ジョブに基づく印刷を実行させる構成としても良い。そのようにすれば、プリンタドライバ側では並び替え等の処理を行う必要がなくなり、その分プリンタドライバの処理負担を軽減できる。
(5)上記実施の形態では、試し印刷時に原稿画像を縮小して用紙に印刷するとしたが、例えば文字等がパンチ穴やステイプル綴じの部分にかかっていないことを確認する場合には、パンチ穴を示すマーク117やステイプル綴じを示すマーク周辺の所定領域内に存在する文字等の画像だけを印刷する(換言すれば、その所定領域以外の領域の画像を印刷させない)処理とすれば、試し印刷によるトナー等の現像剤の消費を低減することが可能になる。
また、縮小せずに等倍、例えば原稿サイズがA4サイズの場合、試し印刷時に用いる用紙(普通紙)としてA3サイズのものを用いるとしても良い。
(6)上記実施の形態では、製本印刷の形態を1枚の用紙の表裏面それぞれに2ページ分の原稿画像を並置する、いわゆる中綴じ製本する場合を例にとって説明したが、これに限定されることはない。シート面に複数ページ(2、4、8、16等)の原稿画像を、出力後のシートを2つ折りしたとき(2つ折りしたものを再度2つ折りするといった動作を繰り返す場合も含む。)に本来のページ順となるように並び替えて配置する形態であれば良いのである。
(7)上記実施の形態では、特殊紙の例をカラー用紙、OHPシート等としたが、普通紙以外のものであれば、これに限定されることはない。
また、上記実施の形態では、普通紙を最安価なシート、特殊紙をコスト高のシートとした場合の一般例を説明したが、例えば普通紙を薄紙、厚紙等に分けたとき、コスト高となる方の用紙を特殊紙として扱うとしても良い。この場合、安価な用紙の指定を可能にして、それ以外の種類の用紙が選択されるとその選択された用紙を高価な特殊紙として扱う方法が考えられる。要するに、試し印刷が選択された場合、使用されるシートについては、印刷装置で使用可能な第1、第2の種類を含む複数種類のシートの内、用いられるシートとして第1の種類(高価な方)のシートが指定されているか否かに関わらず第2のシート(安価な方)が用いられるようになれば良いのである。なお、第2のシートを指定する方法としては、印刷装置に収容されている複数種類のシートの内から一の種類のシートの選択入力を受付ける選択画面等からユーザが手動にて選択する方法等が考えられる。
本発明に係るプリンタドライバは、コンピュータ等の印刷要求装置がプリンタ等の印刷装置に対して印刷を要求する際に、本印刷の前にユーザが出力形態を確認できると共に印刷に使用されるシートのコストの低減を図る技術として有用である。
文書印刷システム1の構成を示す図である。 情報処理装置10にインストールされるプリンタドライバ12のソフトウエア構成を示す図である。 印刷設定入力受付画面40の表示例を示す図である。 選択画面552の表示例を示す図である。 印刷対象となる文書の例を示す図である。 本印刷における出力形態の例を示す模式図である。 試し印刷における出力形態の例を示す模式図である。 印刷ジョブ生成処理の内容を示すフローチャートである。 製本ページ109、110にページ情報121、122が付加された場合の例を示す図である。 出力形態設定入力受付画面の変形例を示す図である。
符号の説明
10 情報処理装置
12 プリンタドライバ
14 ドライバコア
15 ドライバGUI
16 設定表示部
17 機能設定部
18 試し印刷設定部
20、30 印刷装置
21、22 インデックス紙
25 パンチ穴
40 印刷設定入力受付画面
55 印刷モード欄
56 インデックス紙欄
58 ステイプル欄
59 パンチ欄
117 マーク
131〜136 文字列



Claims (5)

  1. 印刷装置に印刷を要求する印刷要求装置にインストールされるプリンタドライバであって、
    印刷に用いるシートの種類を含む印刷条件の入力を受け付ける第1の受付処理と、
    試し印刷の実行指示を受付ける第2の受付処理と、
    前記第2の受付処理により試し印刷の実行指示が受付けられると、前記第1の受付処理により受付けられた印刷条件の中に、印刷に用いるシートについて第1の種類のシートの指定が含まれているか否かに関わらず、前記第1の種類とは異なる第2の種類のシートを用いる条件に変更すると共に、印刷時の出力形態を製本印刷の形態とした条件に変更して前記印刷装置に印刷を実行させる印刷実行要求処理と、
    を含む処理を前記印刷要求装置に実行させることを特徴とするプリンタドライバ。
  2. 前記受付けられた印刷条件通りの印刷を行う本印刷の実行指示を受付ける第3の受付処理を含み、
    前記製本印刷の形態は、
    印刷出力後のシートを2つ折りしたとき、その折り目を挟む左右のページのページ順が前記本印刷での出力後のシート束におけるページ順と同じになるように、シート面に複数ページを配置して印刷する形態であり、
    前記印刷実行要求処理は、
    前記製本印刷の形態で出力されるシートの各ページの内、前記シートの種類が第2の種類に変更されているページに、前記本印刷では第1の種類のシートが用いられることを示す記号が印刷されるように印刷を実行させることを特徴とする請求項1に記載のプリンタドライバ。
  3. 前記印刷条件に、出力されるシート束をステイプル綴じするステイプルモードまたは当該シート束にパンチ穴を開けるパンチモードの実行指示が含まれていた場合に、
    前記印刷実行要求処理は、
    前記製本印刷の形態で出力されるシートの各ページの、前記本印刷においてステイプル綴じされる予定位置またはパンチ穴が開けられる予定位置に相当する位置に、ステイプル綴じが行われること、またはパンチ穴が開けられることを示す記号が印刷されるように印刷を実行させることを特徴とする請求項2に記載のプリンタドライバ。
  4. 前記製本印刷の形態は、
    印刷出力後のシート面に印刷対象の原稿画像が複数ページ分入るように当該原稿画像を縮小、合成させた形態であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のプリンタドライバ。
  5. 前記第1の種類のシートがカラー用紙、OHPシート、インデックス紙のいずれかの特殊紙であり、前記第2の種類のシートが普通紙であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のプリンタドライバ。




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