JP2014225078A - 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】試し印刷による確認作業の作業効率を向上させることが可能な情報処理装置、情報処理方法およびプログラムを提供する。【解決手段】本発明に係る情報処理装置1は、設定部7と生成部9と出力部10とを備える。設定部7は、ユーザからの入力に応じて、第1印刷設定と、第1印刷設定とは異なる第2印刷設定を設定する。生成部9は、試し印刷の実行指示を受け付けた場合、特殊ページ設定リスト8の印刷を指示するとともに、設定部7により設定された第1印刷設定および第2印刷設定に基づく試し印刷の形態で印刷の実行を指示する試し印刷ジョブを生成する。出力部10は、試し印刷ジョブを出力する。【選択図】図1
Description
本発明は、情報処理装置、情報処理方法およびプログラムに関する。
商業印刷業界では、印刷出力物そのものが商品となる場合が多い。このためオフィスで印刷されるような簡易な印刷物でなく、ある指定した特定の範囲のページだけ他のページと異なる印刷設定(用紙の種類やサイズ等の設定を含む)を適用するといったような高付加価値のある印刷物を出力することが望まれている。このようなページ毎に細かく印刷設定ができる機能としてプリンタドライバでは特殊ページの設定というオプションで提供していることが既に知られている。
特殊ページの設定とは、他のページとは異なる印刷の設定をする機能で、例えば、基本の印刷設定は全ページに対して片面、モノクロで印刷することが指定されているが、一部の特定のページ範囲だけカラーで印刷する、両面印刷する、パンチやステープルを入れる、折りを入れる、用紙種類を変更する、表紙を挿入する等、他のページとは異なる設定をすることができる。
特殊ページの設定が増加するとオペレータは混乱するため、一度、出力して特殊ページの設定が正しいかを確認することが考えられるが、もし設定を間違えていた場合は、高価な特殊用紙やトナーが無駄になるといった事態が起きていた。近年はこれらの課題に対応するために、プリンタドライバを含む印刷制御プログラムや印刷装置には試し印刷やサンプル印刷と呼ばれる機能(以下では、単に「試し印刷機能」と呼ぶ場合がある)を実装しており、例えば、特殊紙を使用せずに安価な普通紙を使って印刷する、複数部数印刷時に先に一部のみ印刷する、といったような機能が搭載されていた。
例えば特許文献1には、通常印刷の前に出力形態を確認すると同時に使用されるシートのコストを抑えることを目的として、試し印刷モードで出力する時は、特殊紙の代わりに普通紙で出力する、特殊ページの設定内容も印刷する、ステープルやパンチの位置が来るところには記号で印字するといった構成が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、特殊ページの設定を適用している箇所が増えてくると、試し印刷を行って間違いがある箇所が見つかった時、その箇所が、プリンタドライバ側の特殊ページの設定リストのうちのどの項目に該当するのかを直ちに見つけることができないので、作業効率が落ちてしまうという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、試し印刷を実行した場合における確認作業の作業効率を向上させることが可能な情報処理装置、情報処理方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ユーザからの入力に応じて、第1印刷設定と、前記第1印刷設定とは異なる第2印刷設定を設定する設定部と、試し印刷の実行指示を受け付けた場合、前記第2印刷設定を識別する第1情報ごとに、前記第2印刷設定の設定内容を示す第2情報が対応付けられた第3情報の印刷を指示するとともに、前記設定部により設定された前記第1印刷設定および前記第2印刷設定に基づく試し印刷の形態で印刷の実行を指示する試し印刷ジョブを生成する生成部と、前記試し印刷ジョブを出力する出力部と、を備える情報処理装置である。
本発明によれば、試し印刷を実行した場合における確認作業の作業効率を向上させることができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る情報処理装置、情報処理方法およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る印刷システム100の構成例を示す図である。図1に示すように、印刷システム100は、情報処理装置1と、プリンタ装置12とを備える。情報処理装置1とプリンタ装置12は、例えばLANなどのネットワーク11を介して接続されている。なお、この例では、印刷システム100に含まれる情報処理装置1およびプリンタ装置12の各々の台数は1台ずつであるが、これに限られるものではない。
情報処理装置1のハードウェア構成は、CPU、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)などを含むコンピュータ装置のハードウェア構成を利用する。この例では、情報処理装置1は、パーソナルコンピュータ(Personal Computer)で構成されるが、これに限られるものではない。また、詳細な図示は省略するが、情報処理装置1は、情報を表示する表示装置(例えば液晶ディスプレイ装置などで構成され得る)や、ユーザ(オペレータ)が各種の入力を行うためのキーボードやマウス等の入力装置などを備える。
図1では、情報処理装置1のソフトウェア構成および機能構成の一例が模式的に示されている。情報処理装置1には、OS(図1では不図示)、アプリケーション2、プリンタドライバ3がインストールされている。OSは、情報処理装置1で利用される各種ソフトウェアに共通する基本的な機能を提供し、情報処理装置1に搭載されたコンピュータの稼動や使用をサポートする機能を提供するためのソフトウェア(プログラム)である。アプリケーション2は、印刷やテキスト編集などの各種の機能を提供するためのソフトウェアである。プリンタドライバ3は、プリンタ装置12による印刷を制御するためのソフトウェアである。
図1に示すように、プリンタドライバ3は、コア4と、受信部5と、表示部6と、設定部7と、生成部9と、出力部10とを有する。これらの機能は、CPUがプリンタドライバ3を実行することにより実現される。
受信部5は、アプリケーション2で発行された印刷命令を受信する。アプリケーション2からの印刷命令を受信部5で受信した場合、表示部6は、印刷の基本設定(この例では、請求項の「第1印刷設定」に対応)や特殊ページ設定(この例では、請求項の「第2印刷設定」に対応)のようなオペレータ(ユーザ)と対話するユーザインターフェース(入力受付画面)を表示する。この例では、表示部6は、オペレータからの各種の入力を受け付ける機能を有していると捉えることができる。設定部7は、オペレータ(ユーザ)からの入力に応じて、印刷の基本設定と特殊ページ設定を設定する。この例では、設定部7は、表示部6で受け付けたオペレータからの入力に応じて、印刷の基本設定と特殊ページ設定を設定し、後述の特殊ページ設定リスト8を生成して不図示のメモリに保存する機能を有している。
生成部9は、PDL(Page Description Language)を生成する処理を行う。本実施形態では、試し印刷の実行指示を受け付けた場合、生成部9は、後述の特殊ページ設定リスト8の印刷を指示するとともに、設定部7により設定された基本設定および特殊ページ設定に基づく試し印刷の形態で印刷の実行を指示する試し印刷ジョブを生成する。この詳細な内容については後述する。また、試し印刷ではない通常印刷の実行指示を受け付けた場合、生成部9は、設定部7により設定された基本設定および特殊ページ設定に従う形態で印刷の実行を指示する印刷ジョブ(通常の印刷ジョブ)を生成する。なお、試し印刷ジョブおよび印刷ジョブは、PDLで記述される。
出力部10は、生成部9で生成された試し印刷ジョブまたは印刷ジョブを出力する。より具体的には、出力部10は、生成部9で生成された試し印刷ジョブまたは印刷ジョブを、ネットワーク11を経由してプリンタ装置12へ送信する処理を行う。コア4は、受信部5、表示部6、設定部7、生成部9、および、出力部10の制御を行う。
図2は、表示部6が表示する入力受付画面の一例を示す図である。図2の例では、「特殊ページ設定」のタブがクリック(選択)されたときの画面の一例を示しており、特殊ページ設定リスト8が表示されている。特殊ページ設定リストは、特殊ページ設定を識別するIDごとに、特殊ページ設定が適用されるページを示すページ情報と、特殊ページのタイプを示すタイプ情報と、特殊ページ設定の詳細な設定内容を示す設定情報とが対応付けられた情報である。見方を変えれば、特殊ページ設定リストは、それぞれが、IDとページ情報とタイプ情報と設定情報とが対応付けられた複数のリスト情報(以下、単に「リスト」と呼ぶ場合がある)で構成されていると捉えることもできる。この例では、「ID」は請求項の「第1情報」に対応し、「ページ情報」と「タイプ情報」と「設定情報」との組み合わせは、請求項の「第2情報」に対応し、「特殊ページ設定リスト8」は請求項の「第3情報」に対応しているが、これに限られるものではない。
上記IDは、識別番号で表され、他のリストとは重複しないような番号が振られる。また、図2の例では、「_1」という表記で表されるページ情報は、特殊ページ設定が1ページの前に適用されているという意味である。また、「4−5」という表記で表されるページ情報は、特殊ページ設定が4から5ページまで連続して適用されているという意味である。さらに、タイプ情報としては、表紙(おもて表紙、うら表紙)や合紙、挿入ページ、例外ページを示す情報がある。
新しく特殊ページを追加する時は、オペレータは、特殊ページのタイプに応じて、「表紙/合紙」ボタン、「挿入ページ」ボタン、「例外ページ」ボタンのいずれかをクリック(選択)し、その選択に応じて切り替わった画面に対して、各種の入力を行う。また、一度、設定した特殊ページを削除する時は、特殊ページ設定リストの中から削除したいリストを選択して「削除」ボタンをクリックする。なお、複数のリストを同時に選択することも可能である。また、一度、設定した特殊ページを再編集したい場合は、特殊ページリストの中から編集したいリストを選択してダブルクリックすると設定画面に切り替わり、そこで再編集することができる。
また、図2の例では、「セーブモードで特殊ページを試し印刷する」ことを示すチェックボックスがONの場合、つまり、試し印刷を実行する試し印刷モードが選択されている状態で、「OK」ボタンがクリックされると(印刷の実行を指示する入力を受け付けると)、設定部7は、生成部9に対して、試し印刷の実行指示を出力する。試し印刷の実行指示を受け付けた生成部9は、試し印刷ジョブを生成し、出力部10は、生成部9で生成された試し印刷ジョブを、プリンタ装置12に送信(出力)する。つまり、試し印刷モードでの出力が行われる。一方、「セーブモードで特殊ページを試し印刷する」ことを示すチェックボックスがOFFの場合、つまり、試し印刷モードが選択されていない状態で、「OK」ボタンがクリックされると、設定部7は、生成部9に対して、通常印刷の実行指示を出力する。通常印刷の実行指示を受け付けた生成部9は、印刷ジョブ(通常の印刷ジョブ)を生成し、出力部10は、生成部9で生成された印刷ジョブを、プリンタ装置12に出力する。つまり、通常印刷モードでの出力が行われる。
図3は、「表紙/合紙」ボタンが選択された後に表示される画面の一例を示す図である。ここでは、表紙や合紙の設定に必要な各種のパラメータがあり、「ユーザ設定」が選択されている場合、オペレータは、各種のパラメータを設定するための操作を行う。表紙は、さらに、「おもて表紙」と「うら表紙」があり、オペレータは、「おもて表紙」ならば「おもて表紙タブ」をクリック、うら表紙ならば「うら表紙タブ」をクリック、合紙ならば「合紙タブ」をクリックして対応する画面に切り替えて、必要に応じて、給紙トレイ、用紙サイズ、坪量、用紙の種類、印刷面などの各種のパラメータを設定するための操作を行う。一方、オペレータが、「ユーザ設定」ではなく「用紙リスト」を選択した場合は、予め登録してある用紙リストの中から何れかの用紙リストを選択して設定することもできる。
図4は、図2に示す「挿入ページ」ボタンが選択された後に表示される画面の一例を示す図である。ここでは、特殊ページを挿入するページの位置、挿入する枚数、給紙トレイ、用紙サイズ、坪量、用紙の種類などを設定することができる。また、あらかじめ登録してある用紙リストの中から何れかの用紙リストを選択することができる。更に、用紙の種類がインデックスであった時は、オペレータは、「インデックス印刷タブ」をクリックして対応する画面に切り替えて、インデックス印刷の設定を行うこともできる(詳細は後述の図5)。
図5は、図4に示す「インデックス印刷タブ」がクリック(選択)された後に表示される画面の一例を示す図である。オペレータは、タブに印字する文字列やフォント、印字する位置や方向などを指定することができる。
図6は、図2に示す「例外ページ」ボタンが選択された後に表示される画面の一例を示す図である。ここでは、例外ページを適用するページ番号、カラー/白黒、給紙トレイ、用紙サイズ、坪量、用紙種類、回転、両面、ステープル、パンチ、折りなどを設定することができる。
図7は、図2に示す「セーブモードで特殊ページを試し印刷する」ことを示すチェックボックスをOFFにして印刷実行した時の印刷物、つまり、通常モードで印刷実行した時の印刷物の一例を模式的に示す図である。この例では、入稿前の原稿データは16ページからなる構成のドキュメントである。基本の印刷設定は、用紙サイズは「A4」、印刷形態は「片面印刷」、色は「モノクロ(白黒)」、用紙の種類は「普通紙」をそれぞれ指定している。そこに、特殊ページの設定をして出力した結果が図7の例である。図7の例では、表紙(おもて表紙、うら表紙)、挿入ページ、インデックス紙、Z折り、用紙サイズや用紙種類の変更、印刷面の回転、ステープル、パンチ、両面印刷、カラー用紙などの図2に示す特殊ページ設定に応じた出力が行われている。
ここで、オペレータは、顧客からの指示通りに特殊ページを設定して出力できたかどうかを確認する。もし顧客からの指示通りでなく間違いがあった場合は、再度、プリンタドライバ3の特殊ページ設定を見直して修正して出力しなければならない。何度も設定し直して出力すると紙の無駄、トナーの無駄になるので、図2に示す「セーブモードで特殊ページを試し印刷する」ことを示すチェックボックスをONに設定して印刷実行する(つまり、試し印刷モードで印刷実行する)。以下、試し印刷モードでの出力例を説明する。
本実施形態では、試し印刷の実行指示を受け付けた場合、生成部9は、特殊ページ設定リスト8の印刷を指示するとともに、設定部7により設定された基本設定および特殊ページ設定に基づく試し印刷の形態で印刷の実行を指示する試し印刷ジョブを生成する。この例では、試し印刷ジョブは、特殊ページ設定が適用されるページについては、対応するリストを印刷することを指示する情報を含む。
また、試し印刷ジョブは、原稿データが印刷されるページについては、ページ番号を付与して印刷することを指示する情報を含む。また、試し印刷ジョブは、全てのページについて、印刷に用いる用紙の種類として普通紙を指定する情報を含む。また、試し印刷ジョブは、原稿データの部分についてはトナー量を低減して印刷することを指示する情報を含む。さらに、試し印刷ジョブは、ステープル処理を実行する設定を示す特殊ページ設定が適用されるページについては、ステープルの位置に、ステープルを示す情報を印刷することを指示する情報を含む。
ここで、図2に示す特殊ページ設定リスト8に基づく試し印刷が行われる場合を想定する。図8は、この場合に得られる印刷物を模式的に示す図である。
図8の例では、1枚目の印刷物は、図2に示す特殊ページ設定リスト8が普通紙に印刷されたページ(印刷物の構成単位、1枚の紙の1つの面が1ページに相当)である。この例では、各リストの最後尾にはメモ欄が設けられている。プリンタドライバ3がインストールされた情報処理装置(クライアントPC)1とプリンタ装置12はネットワーク11で接続されて離れた場所に配置されていることが多く、オペレータがすぐに特殊ページのリストを確認することができない。本実施形態では、試し印刷モードで印刷実行する場合、特殊ページ設定リスト8を紙に印刷して出力するので、オペレータはすぐに特殊ページのリストを確認することができる。また、特殊ページの設定は、識別番号(ID)で管理されているので、似たような設定が複数あっても間違えることはない。また、この例では、試し印刷で印刷された印刷物に存在する特殊ページ(特殊ページ設定が適用されるページ)にも識別番号(ID)が印字されているので、もし間違いがあった場合は、該当する識別番号のリストの最後尾のメモ欄に記録しておき、後でオペレータに渡して修正指示をすることもできる。
2枚目の印刷物は、図2に示す識別番号「001」の特殊ページ設定が適用されたページであり、識別番号「001」に対応するリストを示す情報が印字される。図2に示す識別番号「001」の特殊ページ設定では、表紙に印刷(片面(おもて面))をするよう指定されているのでページ番号「1」も印字される。つまり、原稿データの1ページ目が印刷されることを意味する。
3枚目の印刷物は、図2に示す識別番号「002」の特殊ページ設定が適用されたページであり、識別番号「002」に対応するリストを示す情報が印字される。識別番号「002」に対応する設定情報(リスト)から、用紙の種類として「トレーシングペーパー」を使用し、1ページ(ページ番号「1」が印字されるページ)の後ろに配置(挿入)する設定であることが容易に分かる。もし、オペレータが「トレーシングペーパー」でなく「色紙」指定であった場合は、印字されたIDが「002」なので、プリンタドライバ3の特殊ページ設定リスト8のID=002に対応するリストを修正すればよいということがすぐに分かる。
4枚目の印刷物は、特殊ページ設定が適用されていないページ(通常のページ)である。なお、原稿データの2ページ目が印刷されるので、ページ番号「2」が印字される。
5枚目の印刷物は、図2に示す識別番号「003」の特殊ページ設定が適用されたページであり、識別番号「003」に対応するリストを示す情報が印字される。識別番号「003」に対応する設定情報から、挿入ページとして、インデックス用紙を3ページ(ページ番号「3」が印字されるページ)の前に1枚挿入し、更に、インデックス用紙のタブに文字列を印刷する設定であることが分かる。このページは、原稿データを印刷しないのでページ番号は印字されない。
6枚目の印刷物は、特殊ページ設定が適用されていないページ(通常のページ)である。なお、原稿データの3ページ目が印刷されるので、ページ番号「3」が印字される。
7〜8枚目の印刷物は、図2に示す識別番号「004」の特殊ページ設定が適用されたページであり、識別番号「004」に対応するリストを示す情報が印字される。識別番号「004」に対応する設定情報から、例外ページとして、Z折り、用紙サイズがA3で、ページ内容を90度回転して印刷、用紙種類はマット紙で設定されていることが分かる。なお、7枚目の印刷物には、原稿データの4ページ目が印刷されるので、ページ番号「4」が印字され、8枚目の印刷物には、原稿データの5ページ目が印刷されるので、ページ番号「5」が印字される。
9枚目の印刷物は、図2に示す識別番号「005」の特殊ページ設定が適用されたページであり、識別番号「005」に対応するリストを示す情報が印字される。識別番号「005」に対応する設定情報から、挿入ページとして、インデックス用紙を6ページ(ページ番号「6」が印字されるページ)の前に1枚挿入し、更に、インデックス用紙のタブに文字列を印刷する設定であることが分かる。このページは、原稿データを印刷しないのでページ番号は印字されない。
10〜12枚目の印刷物は、図2に示す識別番号「006」の特殊ページ設定が適用されたページであり、識別番号「006」に対応するリストを示す情報が印字される。識別番号「006」に対応する設定情報から、例外ページとして、6から8ページまで連続してステープル処理を実行する設定であることが分かる。ここでは、資源を節約する観点から実際にステープル処理を実行することはしない。その代わりにステープルが来る位置に、ステープルがあることが分かるような形状のマークを印字する。なお、10枚目の印刷物には、原稿データの6ページ目が印刷されるので、ページ番号「6」が印字され、11枚目の印刷物には、原稿データの7ページ目が印刷されるので、ページ番号「7」が印字され、12枚目の印刷物には、原稿データの8ページ目が印刷されるので、ページ番号「8」が印字される。
13〜15枚目の印刷物は、図2に示す識別番号「007」の特殊ページ設定が適用されたページであり、識別番号「007」に対応するリストを示す情報が印字される。識別番号「007」に対応する設定情報から、例外ページとして、9〜14ページは両面でパンチを実行する設定であることが分かる。パンチは資源を消費しないので、試し印刷モードでもパンチの処理は行う。なお、13枚目の印刷物のおもて面には、原稿データの9ページ目が印刷されるので、ページ番号「9」が印字され、うら面には、原稿データの10ページ目が印刷されるので、ページ番号「10」が印字される。14枚目の印刷物のおもて面には、原稿データの11ページ目が印刷されるので、ページ番号「11」が印字され、うら面には、原稿データの12ページ目が印刷されるので、ページ番号「12」が印字される。15枚目の印刷物のおもて面には、原稿データの13ページ目が印刷されるので、ページ番号「13」が印字され、うら面には、原稿データの14ページ目が印刷されるので、ページ番号「14」が印字される。
16枚目の印刷物は、図2に示す識別番号「008」の特殊ページ設定が適用されたページであり、識別番号「008」に対応するリストを示す情報が印字される。図2に示す識別番号「008」の特殊ページ設定では、うら表紙に印刷(両面)をするよう指定されており、おもて面には、原稿データの15ページ目が印刷されるので、ページ番号「15」が印字され、うら面には、原稿データの16ページ目が印刷されるので、ページ番号「16」が印字される。
図9は、上述の2枚目の印刷物を拡大して示す図である。図9を参照しながら、試し印刷時の出力例のより具体的な内容を説明する。前述したように、本実施形態では、試し印刷ジョブは、全てのページについて、印刷に用いる用紙の種類として、安価な普通紙を指定する。これにより、コスト低減を図ることができる。また、試し印刷ジョブは、原稿データの部分についてはトナー量を低減して印刷することを指示するので、原稿データから直接印刷される内容はトナーセーブされて薄く印刷される。また、試し印刷ジョブは、原稿データが印刷されるページについては、ページ番号を付与して印刷することを指示するとともに、ページ番号は、オペレータが容易に確認できるよう大き目のフォントで原稿データの上に濃く印刷することを指示する。また、試し印刷ジョブは、特殊ページ設定が適用されるページについては、対応するリストを示す情報を印刷することを指示するとともに、対応するリストを示す情報は、オペレータが容易に確認できるよう大き目のフォントで原稿データの上に濃く印刷することを指示する。なお、ページ番号およびリストを示す情報の出力方法(印刷方法)については、オペレータが容易に確認することができるものであればよく、上述の出力方法に限られるものではない。
図10は、試し印刷を実行する場合の印刷システム100の動作例を示すフローチャートである。図10に示すように、まずアプリケーション2から印刷命令が発行される(ステップS1)。次に、受信部5は、アプリケーション2からの印刷命令を受信する(ステップS2)。次に、表示部6は入力受付画面を表示する(ステップS3)。次に、設定部7は、入力受付画面に対するオペレータからの入力に応じて、基本の印刷設定および特殊ページ設定を設定する(ステップS4)。これにより、特殊ページ設定リスト8が生成される。次に、オペレータが図2に示す「OK」ボタンをクリックした場合(ステップS5:YES)、設定部7は、「セーブモードで特殊ページを試し印刷する」ことを示すチェックボックスがオンであるかどうかを判断する(ステップS6)。
「セーブモードで特殊ページを試し印刷する」ことを示すチェックボックスがオンの場合(ステップS6:YES)、設定部7は、生成部9に対して、試し印刷の実行指示を出力する。そして、試し印刷の実行指示を受け付けた生成部9は、上述の試し印刷ジョブを生成する(ステップS7)。一方、「セーブモードで特殊ページを試し印刷する」ことを示すチェックボックスがオフの場合(ステップS6:NO)、設定部7は、生成部9に対して、通常印刷の実行指示を出力する。そして、通常印刷の実行指示を受け付けた生成部9は、通常の印刷ジョブを生成する(ステップS8)。
次に、出力部10は、生成部9で生成された試し印刷ジョブまたは通常の印刷ジョブを、プリンタ装置12へ送信する(ステップS9)。次に、プリンタ装置12は、試し印刷ジョブまたは通常の印刷ジョブに基づいて印刷を実行する(ステップS10)。
以上に説明したように、本実施形態では、試し印刷を実行する場合、特殊ページ設定リスト8を紙に印刷して出力するので、オペレータは、プリンタドライバ3側の特殊ページ設定をすぐに確認することができる。したがって、本実施形態によれば、試し印刷を実行した場合における確認作業の作業効率を向上させることができるという有利な効果を達成することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上述の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。本発明は、上述の実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述の実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
上述の情報処理装置1で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、CD−R、メモリカード、DVD(Digital Versatile Disk)、フレキシブルディスク(FD)等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶されて提供される。また、上述の情報処理装置1で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するようにしてもよい。また、上述の情報処理装置1で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するようにしてもよい。また、上述の情報処理装置1で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するようにしてもよい。
1 情報処理装置
2 アプリケーション
3 プリンタドライバ
4 コア
5 受信部
6 表示部
7 設定部
8 特殊ページ設定リスト
9 生成部
10 出力部
11 ネットワーク
12 プリンタ装置
100 印刷システム
2 アプリケーション
3 プリンタドライバ
4 コア
5 受信部
6 表示部
7 設定部
8 特殊ページ設定リスト
9 生成部
10 出力部
11 ネットワーク
12 プリンタ装置
100 印刷システム
Claims (8)
- ユーザからの入力に応じて、第1印刷設定と、前記第1印刷設定とは異なる第2印刷設定を設定する設定部と、
試し印刷の実行指示を受け付けた場合、前記第2印刷設定を識別する第1情報ごとに、
前記第2印刷設定の設定内容を示す第2情報が対応付けられた第3情報の印刷を指示するとともに、前記設定部により設定された前記第1印刷設定および前記第2印刷設定に基づく試し印刷の形態で印刷の実行を指示する試し印刷ジョブを生成する生成部と、
前記試し印刷ジョブを出力する出力部と、を備える、
情報処理装置。 - 前記試し印刷ジョブは、前記第2印刷設定が適用されるページについては、対応する前記第1情報と前記第2情報を印刷することを指示する、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記試し印刷ジョブは、原稿データが印刷されるページについては、ページ番号を付与して印刷することを指示する、
請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記試し印刷ジョブは、全てのページについて、印刷に用いる用紙の種類として普通紙を指定する、
請求項1乃至3のうちの何れか1項に記載の情報処理装置。 - 前記試し印刷ジョブは、原稿データの部分についてはトナー量を低減して印刷することを指示する、
請求項1乃至4のうちの何れか1項に記載の情報処理装置。 - 前記試し印刷ジョブは、ステープル処理を実行する設定を示す前記第2印刷設定が適用されるページについては、ステープルの位置に、ステープルを示す情報を印刷することを指示する、
請求項1乃至5のうちの何れか1項に記載の情報処理装置。 - ユーザからの入力に応じて、第1印刷設定と、前記第1印刷設定とは異なる第2印刷設定を設定する設定ステップと、
試し印刷の実行指示を受け付けた場合、前記第2印刷設定を識別する第1情報ごとに、前記第2印刷設定の設定内容を示す第2情報が対応付けられた第3情報の印刷を指示するとともに、前記設定ステップで設定された前記第1印刷設定および前記第2印刷設定に基づく試し印刷の形態で印刷の実行を指示する試し印刷ジョブを生成する生成ステップと、
前記試し印刷ジョブを出力する出力ステップと、を含む、
情報処理方法。 - コンピュータに、
ユーザからの入力に応じて、第1印刷設定と、前記第1印刷設定とは異なる第2印刷設定を設定する設定ステップと、
試し印刷の実行指示を受け付けた場合、前記第2印刷設定を識別する第1情報ごとに、前記第2印刷設定の設定内容を示す第2情報が対応付けられた第3情報の印刷を指示するとともに、前記設定ステップで設定された前記第1印刷設定および前記第2印刷設定に基づく試し印刷の形態で印刷の実行を指示する試し印刷ジョブを生成する生成ステップと、
前記試し印刷ジョブを出力する出力ステップと、を実行させるためのプログラム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013103063A JP2014225078A (ja) | 2013-05-15 | 2013-05-15 | 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム |
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JP2013103063A JP2014225078A (ja) | 2013-05-15 | 2013-05-15 | 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム |
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Citations (7)
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