JP4557597B2 - 印刷処理方法およびこの方法を実現する印刷処理制御システム - Google Patents

印刷処理方法およびこの方法を実現する印刷処理制御システム Download PDF

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本発明は、複数対象毎の可変データで多面付け印刷を行う印刷処理方法および印刷処理制御システムに関する。
近年、ファイルフォーマットの共通化を図ったPDF(Portable Document Format)形式のドキュメントファイルでファイル作成することが盛んになってきており、印刷業界においても元データがPDFで作成されて各種帳票、通知事項の印刷や、製本印刷等が行われてきている。この場合、印刷に際して多面付けを行い、印刷効率の向上が図られているが、多面付けレイアウトを取り扱う形態に応じて行う必要がある。
従来、PDF型式の元データに基づいて印刷を行う場合、色変換やフォントのエンベット(埋め込み)等が行われ、例えば製本印刷では印刷後の取扱い形態に応じて2面付けレイアウトが行われる。このような印刷内容を印刷後の取扱い形態によって頁毎にレイアウトを行う方法や処理システムが種々提案されており、例えば以下の特許文献で提案されている。
特開2003−223290号公報
上記特許文献では、ユーザの所望する製本表紙を容易に得ることを可能とすることを目的とした製本印刷制御装置等が示されており、具体的には、表紙を付加した製本印刷をプリンタで行う場合に、表紙に印刷するページ数を算出し、印刷データの総ページ数に応じて、当該表紙に該当ページを面付けし、当該表紙を除いた用紙に残りのページを面付けし、面付けされた印刷データに基づき最終的にプリンタに送信する印刷データを生成するというものである。
ところで、複数顧客に対応させた可変データを多面付け印刷して所定枚数で各面毎のブロックで断裁したときに、当該ブロック毎または各ブロックを跨って各顧客毎に対応させた頁順に配置させるという形態が、例えば後に封筒詰めするときに取扱いを容易とさせることができる。しかしながら、上記特許文献に記載されている製本印刷制御装置等は、印刷後の取扱い形態が製本形態であって、印刷後に所定枚数重ねて2つ折りさせて見開き形態とさせるためのレイアウト処理の手法であり、上述のように、各顧客毎に対応させた頁順に配置させるという取扱い形態には適用することができない。
そこで、本発明は上記課題に鑑みなされたもので、複数対象毎に可変データ印刷が要求される多面付け印刷後に各対象毎に対応させた頁順に配置可能とさせる印刷処理方法および印刷処理制御システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明では、複数顧客毎の可変データを印刷処理システムで印刷させて断裁させるためのもので、当該複数顧客毎の印刷データファイルに基づいて多面付け設定事項で印刷を行わせる印刷処理方法であって、印刷を行う全部の前記顧客対象の全印刷データファイルにおける全頁の総てを合成するステップと、前記合成した総頁を面付け数で区分けするステップと、前記合成した総頁を設定された各面付け領域に多面付け印刷させ、印刷後の重ね状態で各面付けブロック毎に断裁されて当該各面付けブロックが重ねられることで単一のブロックとされたときに、各顧客毎の頁が順に配置された状態とさせるべく、各顧客毎に対応させて総ての頁を当該面付け領域にレイアウトすると共に、前記面付け数で区分けした区分け先頭所定顧客の先頭頁とするときに、当該区分け先頭が所定の顧客の先頭頁にならないときには、次の顧客の先頭頁とすべく調整するステップと、各対象毎の総ての頁がレイアウトされた印刷データを単一の印刷データファイルとして前記印刷処理システムに送るステップと、を含む構成とする。
請求項2の発明では、前記印刷処理システムで前記面付け領域の両面で印刷させるに際して、前記各顧客毎の印刷データファイルより当該顧客毎の頁数を判別して、奇数の場合に当該顧客の最終頁の後に空白頁を挿入して偶数とした印刷データファイルに更新させる構成である。
請求項3の発明では、複数顧客毎の可変データを印刷処理システムで印刷させて断裁させるためのもので、当該複数顧客毎の印刷データファイルに基づいて多面付け設定事項で印刷を行わせる印刷処理制御システムであって、印刷を行う全部の前記複数顧客の全印刷データファイルにおける全頁の総てを合成するファイル合成手段と、少なくとも、前記合成した総頁を面付け数で区分けし、前記合成した総頁を設定された各面付け領域に多面付け印刷させ、印刷後の重ね状態で各面付けブロック毎に断裁されて当該各面付けブロックが重ねられることで単一のブロックとされたときに、各顧客毎の頁が順に配置された状態とさせるべく、各顧客毎に対応させて総ての頁を当該面付け領域にレイアウトすると共に、前記面付け数で区分けした区分け先頭所定顧客の先頭頁とするときに、当該区分け先頭が所定の顧客の先頭頁にならないときには、次の顧客の先頭頁とすべく調整し、単一の印刷データファイルとして前記印刷処理システムに送る印刷編集手段と、を有する構成とする。
請求項4の発明では、前記印刷処理システムに前記面付け領域の両面で印刷させるに際して、前記各顧客毎の印刷データファイルより当該顧客毎の頁数を判別して、奇数の場合に当該顧客の最終頁の後に空白頁を挿入して偶数とした印刷データファイルに更新させる頁付加手段を備える構成である。
本発明によれば、印刷を行う全部の複数対象の全印刷データファイルにおける全頁の総てを合成し、合成した総頁を面付け数で区分けし、合成した総頁を上記面付け領域に多面付け印刷させ、印刷後の重ね状態で各面付けブロック毎に断裁されて当該各面付けブロックが重ねられることで単一のブロックとされたときに、各対象毎の頁を順に配置された状態とさせるべく、各対象毎に対応させて総ての頁を各面付け領域にレイアウトすると共に、面付け数で区分けした区分け先頭所定顧客の先頭頁とするときに、当該区分け先頭が所定の顧客の先頭頁にならないときには、次の顧客の先頭頁とすべく調整して単一の印刷データファイルとして印刷処理システムに送る構成とすることにより、複数対象毎に可変データ印刷が要求される多面付け印刷後に各対象毎に対応させた頁順に配置させることができるものである。
以下、本発明の最良の実施形態を図により説明する。
図1に、本発明に係る印刷処理方法の原理説明図を示す。図1(A)は印刷処理方法の原理フローチャート、図1(B)は多面付け印刷のための基本的事項の説明図、図1(C)は多面付け印刷後の取扱い形態の説明図である。
図1(A)において、本発明に係る印刷処理方法は、複数対象毎の可変データを印刷処理システムで印刷させて断裁させるためのものとして、当該複数対象毎の印刷データファイルに基づいて多面付け印刷を行わせるもので、可変データ印刷対象である全部の複数顧客の全印刷データファイルにおける全頁の総てを合成して単一のロット印刷データファイルの対象として特定する(ステップ(S)1)。当該ロット印刷データファイルの対象とされる合成した総頁を面付け数で区分けし、適宜、区分け先頭が所定顧客の先頭頁とすべく調整する(S2)。また、適宜、全顧客の総頁を所定数の面付け(多面付け)で印刷させるための基本的事項を設定する(S3)。
そして、印刷領域に合成した総頁を上記各面付け領域に多面付け印刷させ、印刷後の重ね状態で各面付けブロック毎に断裁されて当該各面付けブロックが重ねられることで単一のブロックとされたときに、各顧客毎の頁を順に配置された状態とさせるべく、各顧客毎に対応させて総ての頁を各面付け領域にレイアウトし(S4)、各顧客毎の総頁がレイアウトされた印刷データを単一のロット印刷データファイルとして印刷処理システムに送るものである(S5)。なお、S2において、断裁後の区分けブロックが重ねられて単一ブロックとされたときには所定顧客の頁順が連続することから、必ずしも区分け先頭を所定顧客の先頭頁とする必要はないが、例えばレイアウト編集後にオペレータによる確認を容易とさせることができるものである。
ここで、図1(B)において、上記S3で行う基本的事項は、例えば2面付け印刷を例として説明すると、まず、多面付け枚葉紙11の用紙サイズが設定される。例えばA4サイズの2面付けの場合は、A3サイズより一回り大の用紙サイズが設定される。これは、周辺に以下の所定事項を含ませるためである。すなわち、当該多面付け枚葉紙11に例えば2つの多面付けエリア12,13が設定され、その周辺にいわゆるトンボと称されるレジスタマーク14が設定される。また、多面付けエリア12,13に対応させて印刷対象の顧客に応じたバーコード15A,15B、管理符号(例えば顧客ID)16A,16Bおよび適宜頁付けが周辺の所定位置に設定されるものである。なお、基本事項の設定において、各顧客毎の印刷データファイルに対応したフォントのエンベットも行われる。
また、図1(C)において、上記S4で行うレイアウトは、詳細は後述するが、印刷処理システムで多面付け印刷(2面付け印刷)されて当該印刷後の上記多面付けエリア12,13の重ね状態で各面付けブロック17A,17Bに断裁されて当該各ブロック17A,17Bが重ねられることで単一の総合ブロック18とされたときに、各顧客毎の頁が順に配置された状態とされるように行われるものである。すなわち、ブロック17Aにおいて各顧客毎の頁が順に配置され、さらにブロック17Bにおいても各顧客毎の頁が順に配置されることで総合ブロック20において各顧客毎の頁が順に配置されるものである。
そこで、図2に、本発明に係る印刷処理制御システムの一実施形態を含む印刷システム全体のブロック構成図を示す。図2において、印刷システムは、印刷処理制御システム21および印刷処理システム22で構成され、当該印刷処理システム22は印刷手段23および断裁手段24を備える。そして、他のシステムより送られてくる顧客データ(印刷データファイル)を格納する顧客ファイルDB25が含まれる。
上記印刷処理システム22の印刷手段23は、デジタル枚葉印刷装置として片面印刷または両面印刷が可能なもので、通常使用されているページ印刷装置である。なお、両面印刷の場合は用紙反転機構が備えられるもので、後述の図5で説明するように表面印刷と裏面印刷とでは印刷先頭が逆転する。上記断裁手段24は、上記多面付け枚葉に11に設定されて印刷されたレジスタマーク14に基づいて、印刷後に重ねられた各面付け領域のブロック状態で上記多面付けエリア12,13毎に縦方向に断裁する。そして、顧客ファイルDB25は、印刷処理制御システム21に提供される対象である顧客の全部の印刷データファイルが格納されるもので、例えばPDFフォーマットとして格納され、全顧客の当該PDFフォーマットの印刷データファイルが当該印刷処理制御システム21に、例えば図示しないネットワーク等を介して提供されるものである。
上記印刷処理制御システム21は、複数の顧客毎の可変データを印刷処理システム22の印刷手段23で印刷させて断裁手段24で断裁させるためのものとして、当該複数顧客毎の印刷データファイルに基づいて多面付け印刷を行わせるもので、適宜、制御手段31、RAM32、フォント変換テーブルTB33Aが備えられるエンベット手段33、頁付加手段34、ファイル合成手段35、印刷編集手段36、ログファイル作成手段37、設定手段38、表示手段39、入力手段40、ファイル管理DB41および印刷ファイルDB42等がバス等を介して接続されて構成される。なお、ファイル管理DB41および印刷ファイルDB42は、当該システム内ではなく外部のDBシステムまたは外部記憶装置として、全部または個別に設置される構成としてもよい。
上記制御手段31は、このシステムを統括的に制御するもので、例えば物理的なCPUに制御のためのプログラムが格納され、当該プログラムはRAM32等に展開されて実行される。当該RAM32は、種々のプログラムを展開、実行させるための作業領域としての役割をするものであり、例えば半導体メモリで構成され、仮想的にハードディスク上に構築される場合をも含む概念である。上記エンベット手段33は、提供される各顧客のPDFフォーマットの印刷データファイルに使用されているフォントを印刷用フォントに置き替えて埋め込むもので、そのためのプログラムがRAM32に展開されて実行される。当該エンベット手段33はフォントを置き替えるためのテーブル33Aを備え、置き替えるフォントは例えば印刷ファイルDB42に格納されている。
上記頁付加手段34は、主に多面付け枚葉紙11に後述の両面印刷するときに使用されるものであり、各顧客毎の印刷データファイルより当該顧客毎の頁数を判別して、奇数の場合に当該対象の最終頁の後に空白頁を挿入して偶数とした印刷データファイルに更新させるもので、そのためのプログラムがRAM32に展開されて実行される。上記ファイル合成手段34は、印刷を行う全部の顧客の全印刷データファイルにおける全頁を合成して単一のPDFフォーマットファイルの対象として特定するもので、そのためのプログラムがRAM32に展開されて実行される。
上記印刷編集手段36は、上述のように、上記ファイル合成手段35で合成された総頁を設定される面付け数で区分けし、多面付け枚葉紙11の設定された面付け領域に当該合成した総頁を多面付け印刷させ、印刷後の重ね状態で各面付けブロック毎に断裁されて当該各面付けブロックが重ねられることで単一の総合ブロック18とされたときに、各対象毎の頁を順に配置された状態とさせるべく、各対象毎に対応させて総ての頁を各面付け領域にレイアウトし、単一のPDFフォーマットのロット印刷データファイルとして例えば一旦印刷ファイルDB42に格納し、上記印刷処理システム22に送らせるもので、そのためのプログラムがRAM32に展開されて実行される。また、当該印刷編集手段36は、合成した総頁を面付け数で区分けする際に、区分け先頭が所定対象の先頭頁とすべく調整し、さらにレイアウトのための印刷設定ファイルを作成して例えばファイル管理DB41に格納するもので、そのためのプログラムをもRAM32に展開されて実行される。なお、上述のように、断裁後の区分けブロックが重ねられて単一ブロックとされたときには所定顧客の頁順が連続することから、必ずしも区分け先頭を所定顧客の先頭頁とする必要はないが、例えばレイアウト編集後にオペレータによる確認を容易とさせることができるものである。
上記ログファイル作成手段37は、処理の実行結果が記述されるファイルであり、1回の処理(ロット印刷)毎に作成するもので、そのためのプログラムがRAM32に展開されて実行される。このログファイル作成手段37で作成されたログファイルは例えばファイル管理DB41に格納される。なお、特にログファイルが必要でなければ当該ログファイル作成手段37は不要となる。
上記設定手段38は、印刷処理の内容を必要に応じて定義する基本設定ファイルを作成するものであって、片面印刷や両面印刷の設定と共に、例えば上述のようにレジスタマーク14の配置位置、バーコード15、管理符号16の付与や配置位置等の基本的事項の設定を表示手段39で確認させながら入力手段40より入力させて作成したファイルを例えばファイル管理DB41に格納させるもので、そのためのプログラムがRAM32に展開されて実行される。上記ファイル管理DB41は、上記レイアウトのための印刷設定ファイル、ログファイルや上記基本設定ファイル等を格納するデータベースである。そして、上記印刷ファイルDB42は、上述のように提供される各顧客毎の印刷データファイルやエンベット用フォントを格納すると共に、上記印刷編集手段36で作成される単一のPDFフォーマットの印刷データファイルを適宜格納するものである。
次に、図3に本発明に係る印刷処理制御システムの2面付け片面印刷レイアウトの基本説明図を示すと共に、図4に図3の2面付け片面印刷レイアウトの処理説明図を示す。当該片面印刷は、ここでは2面付けとして説明するが、何面付けであっても適用することができるものである。図3(A)において、印刷を行う全顧客の印刷対象の全頁を合成した後に、合成した総頁を面付け数である2分割することで、多面付けエリア(印刷エリア)の第1段目の対象と、多面付けエリアの第2段目の対象とに分けられる。
そして、図3(B)に示すように、各第1段目の対象と第2段目の対象毎の各顧客に対応する対象頁に対して、面付け領域の各段毎に順番で総枚数に対する対象頁が割り振られ、印刷エリアの面付け領域(第1段、第2段)が設定されるものである。例えば、第1段の対象における最初の顧客の第1頁目を総頁の第1頁とさせ、第2段の対象における最初の顧客の第1頁目を総頁の第1頁とさせる。このようにして第1段および第2段の対象毎に、総頁(総枚数)に対応した各顧客の対象頁、面付け領域が設定されるもので、これが印刷設定ファイル51となる。
そこで、図3(C)に示す印刷イメージのように、上記印刷設定ファイル51に基づいて、設定された総頁の各頁毎の多面付け枚葉紙に2面付けの第1段および第2段の面付け領域が設定され、第1段に上記面付け領域の第1段目の総頁の各対象頁を配置し、第2段に上記面付け領域の第2段目の総頁の各対象頁を配置するもので、この印刷データが印刷処理システム22に送られるロット印刷データファイル(上記基本的事項の設定を含む)52となるものである。
全体的には、図4(A)に示すように、上記ファイル合成手段35が、顧客ファイルDB25より提供されて印刷ファイルDB42に格納されている印刷対象の全顧客の全印刷データファイル(例えばPDFフォーマット)を読み出し、当該全印刷データファイルにおける全頁の総てを合成して単一のロット印刷データファイル(例えばPDFフォーマット)の対象とする。続いて、印刷編集手段36が、まず設定手段38で設定された基本事項の印刷用紙の大きさ、面付け数(ここでは2面付け)および印刷形態(ここでは片面印刷)に基づいて、図4(B)に示すように、合成した総頁を面付け数で2つに区分けして第1段および第2段とし、このとき上述のように区分け先頭が所定顧客の先頭頁とすべく調整する。例えば、2分割したときに第2段の先頭頁が所定顧客の先頭頁にならないときには、次の顧客の先頭頁を当該第2段の先頭頁とさせるように調整する。なお、総頁数が奇数の場合であって、かつ第2段の先頭頁を所定顧客の先頭頁とさせない場合には、第1段の頁数を1頁分多くすることで第1段と第2段の間に空白頁が挿入されることを防止させることができるものである。そして、各顧客の対象頁を総頁に対応させて設定すると共に、面付け領域を設定することで図3(B)に示す印刷設定ファイル51を作成する。
そこで、上記印刷設定ファイル51に基づいて、図4(C)に示すように、総枚数の各対象頁毎の多面付け枚葉紙に2面付けの第1段および第2段の面付け領域を設定し、第1段に上記面付け領域の第1段目の総頁の各対象頁を配置させ、第2段に上記面付け領域の第2段目の総頁の各対象頁を配置させるレイアウト処理を行う。このとき、各面付け領域の周囲に、図1(B)に示すようにレジスタマーク14を付加し、当該印刷エリアに配置された対応の顧客に応じたバーコード15および管理番号(顧客ID)16をファイル管理DB41より抽出して付加し、適宜頁を付加する。そして、元データである各顧客毎の印刷データファイルに対応するフォントの埋め込みをエンベット手段33により行わせて全体を単一のロット印刷データファイル(例えばPDFフォーマット)52として印刷処理システム22の印刷手段23に送る。
印刷手段23では、ロット印刷データファイル52に基づいて、当該印刷データを例えば印刷方式のページ記述データに変換して印刷を行うもので、印刷後は印刷順に積み重ねられた状態とされる。そして、断裁手段24において、印刷用紙における第1段および第2段の各面付け領域毎にレジスタマーク14に基づいて重ね方向に断裁する。断裁された状態が、図4(C)に示されるように、第1段に対応した第1の断裁ブロック17Aと、第2段に対応した第2の断裁ブロック17Bとなる。この第1の断裁ブロック17Aを第2の断裁ブロック17B上に重ねることで、図4(D)に示すように単一の総合ブロック18とするものであり、このとき当該総合ブロック18は各顧客毎の対象頁が順に配置された状態となるものである。
次に、図5に本発明に係る印刷処理制御システムの2面付け両面印刷レイアウトの基本説明図を示すと共に、図6および図7に図5の2面付け両面印刷レイアウトの処理説明図を示す。図5(A)において、まず、両面印刷の特性として各顧客の印刷先頭頁が常に印刷用紙の表面とさせるためには総て偶数頁としなければならない。すなわち、所定顧客の印刷データファイルが奇数頁の場合には、その最終頁の後に空白頁を挿入させることで偶数頁とされるもので、全顧客の各印刷データファイルを総て偶数頁とさせる。このとき、後述の印刷設定ファイル61では空白頁が挿入される場合として付加頁フラグが立てられる。
一方、図5(B)に示すように、両面印刷を行う印刷手段23では、上述のように反転機構により表面印刷の印刷先頭と、裏面印刷の印刷先頭とは反転する。なお、図中の「○」は印刷先頭を説明するためだけのものである。ここでは、2面付け両面印刷として、表面において印刷先頭から最初に印刷される面付け領域である1番目エリアAを第1段表(S−A)とし、次に印刷される面付け領域である2番目エリアBを第2段表(S−B)とする。また、裏面において印刷遷都から最初に印刷される1番目エリアAを第2段裏(R−A)とし、次に印刷される2番目エリアBを第1段裏(R−B)とする。すなわち、印刷用紙11の左側を第1段、右側を第2段の2面付けとしたときに、第1段では表面がS−A、裏面がR−Bとなり、第2段では表面がS−B、裏面がR−Aとなる。
そこで、各顧客の印刷対象頁が総て偶数頁とされて合成されたファイルの総頁が2分割され、各区分けされた第1段目と第2段目のそれぞれに総枚数(2頁で1枚)に対する対象頁の頁付けがされてレイアウト処理が行われる。すなわち、図5(C)、(D)において、総枚数の対象頁の奇数頁に表面での印刷として表面フラグを立て、偶数頁に裏面での印刷として裏面フラグを立てる(S11)。続いて、第1段目において、表面フラグが立っている頁に面付け領域の印刷先頭から1番目エリア(S−A)を設定し(S12)、当該第1段目において裏面フラグが立っている頁に面付け領域の印刷先頭から2番目エリア(R−B)を設定する(S13)。また、第2段目において、表面フラグが立っている頁に面付け領域の印刷先頭から2番目エリア(S−B)を設定し(S14)、当該第2段目において裏面フラグが立っている頁に面付け領域の印刷先頭から1番目エリア(R−A)を設定するものである(S15)。このように面付け領域が設定されて、図5(D)に示すような印刷設定ファイル61とされるものである。
全体的には、図6(A)において、上記頁付加手段34が顧客ファイルDB25より提供されて印刷ファイルDB42に格納されている印刷対象の全顧客の全印刷データファイルを読み出し、各顧客毎の頁数を判別して所定顧客の印刷データファイルが奇数頁の場合には、その最終頁の後に空白頁を挿入することで偶数頁とする印刷データファイルに更新する。
上記ファイル合成手段35が、図6(B)に示すように、全顧客の更新された印刷データファイルと更新されなかった印刷データファイルの全印刷データファイルにおける全頁の総てを合成して単一のロット印刷データファイルの対象とする。続いて、印刷編集手段36が、まず設定手段38で設定された基本事項の印刷用紙の大きさ、面付け数(ここでは2面付け)および印刷形態(ここでは両面印刷)に基づいて、合成した総頁を面付け数で2つに区分けして第1段および第2段とし、このとき上記同様に区分け先頭が所定顧客の先頭頁とすべく調整する。そして、各顧客の対象頁を総枚数の対象頁に対応させて設定すると共に、図5(C)に示すようなアルゴリズで面付け領域を設定することで図5(D)に示す印刷設定ファイル61を作成する。
また、上記印刷設定ファイル61に基づいて、図7(A)に示すように、総枚数の各対象頁毎の多面付け枚葉紙に2面付け両面の第1段および第2段の面付け領域(S−A、S−B、R−B、R−A)を設定して面付けしていく。例えば、図のように総枚数の1枚目表には第1番目エリア(S−A)に顧客「AAA」の対象1頁目、第2番目エリア(S−B)に顧客「NNN」の対象1頁目が配され、総枚数の1枚目裏には第1番目エリア(R−A)に顧客「NNN」の対象2頁目、第2番目エリア(R−B)に顧客「AAA」の対象2頁目が配される。以降、総枚数の2枚目以降のレイアウトも同様に順次上記印刷設定ファイル61に基づいてレイアウト処理が行われるものである。
このとき、各面付け領域(一方面でも、両面でもよい)の周囲に、図1(B)に示すようにレジスタマーク14を付加し、当該面付け領域に配置された対応の顧客に応じたバーコード15および管理番号(顧客ID)16をファイル管理DB41より抽出して付加し、適宜頁を付加する。そして、元データである各顧客毎の印刷データファイルに対応するフォントの埋め込みをエンベット手段33により行わせて全体を単一のロット印刷データファイル(例えばPDFフォーマット)62として印刷処理システム22の印刷手段23に送る。
印刷手段23では、ロット印刷データファイル62に基づいて、当該印刷データを例えば印刷方式のページ記述データに変換して印刷を行い、図7(B)に示すように、印刷後は印刷順に積み重ねられた状態とされる。そして、断裁手段24において、印刷用紙における第1段および第2段の各面付け領域毎にレジスタマーク14に基づいて重ね方向に断裁する。断裁された状態が、図7(C)に示されるように、第1段に対応した第1の断裁ブロック17Aと、第2段に対応した第2の断裁ブロック17Bとなる。この第1の断裁ブロック17Aを第2の断裁ブロック17B上に重ねることで、上述の図4(D)に示すように単一の総合ブロック18とするものであり、このとき当該総合ブロック18は各顧客毎の対象頁が両面で順に配置された状態となるものである。
次に、図8に本発明に係る印刷処理制御システムの4面付け両面印刷レイアウトの基本説明図を示すと共に、図9および図10に図8の4面付け両面印刷レイアウトの処理説明図を示す。当該4面付け両面印刷レイアウトは、基本的には、2面付け両面印刷レイアウトを2つ組合わせたレイアウト処理が可能であり、したがってそれ以上の面付け両面印刷であって、偶数の面付け両面印刷に適用することができるものである。この場合であっても上記図5(A)に示すように、所定顧客の印刷データファイルが奇数頁の場合には、その最終頁の後に空白頁を挿入させることで偶数頁とされるもので、全顧客の各印刷データファイルは総て偶数頁とさせる。このとき、後述の印刷設定ファイル71では空白頁が挿入される場合として付加頁フラグが立てられるものである。
レイアウト処理は、図8(A)に示すように、4面付け両面印刷として、表面において印刷先頭から最初に印刷される1番目エリアAを第1段表(S−A)、3番目エリアCを第3段表(S−C)とし、次に印刷される2番目エリアBを第2段表(S−B)、4番目エリアDを第4段表(S−D)とする。また、裏面において印刷先頭から最初に印刷される1番目エリアAを第2段裏(R−A)、3番目エリアCを第4段裏(R−C)とし、次に印刷される2番目エリアBを第1段裏(R−B)4番目エリアDを第3段裏(R−D)とする。
すなわち、印刷用紙11の左側を第1段および第3段、右側を第2段および第4段の4面付けとしたときに、第1段では表面がS−A、裏面がR−Bとなり、第2段では表面がS−B、裏面がR−Aとなり、第3段では表面がS−C、裏面がR−Dとなり、第4段では表面がS−D、裏面がR−Cとなるものである。なお、第1段および第2段の表裏A、Bの2面付け両面印刷レイアウトと、第3段および第4段の表裏C、Dの2面付け両面印刷レイアウトとを合わせた形で4面付け両面印刷レイアウトとなるものである。
そこで、各顧客の印刷対象頁が総て偶数頁とされて合成されたファイルの総頁が4分割され、各区分けされた第1段目〜第4段目のそれぞれに総枚数(2頁で1枚)に対する対象頁の頁付けがされてレイアウト処理が行われる。すなわち、上記図5(C)に示した手法で、総枚数の奇数頁に表面での印刷として表面フラグを立て、偶数頁に裏面での印刷として裏面フラグを立てる。続いて、第1段目および第3段目において、表面フラグが立っている頁に面付け領域の印刷先頭から1番目エリア(S−A)3番目エリア(S−C)を設定し、当該第1段目および第3段目において裏面フラグが立っている頁に面付け領域の印刷先頭から2番目エリア(R−B)、4番目エリア(R−D)を設定する。
また、第2段目および第4段目において、表面フラグが立っている頁に面付け領域の印刷先頭から2番目エリア(S−B)、4番目エリア(S−D)を設定し、当該第2段目および第4段目において裏面フラグが立っている頁に面付け領域の印刷先頭から1番目エリア(R−A)、3番目エリア(R−C)を設定するものである。このように面付け領域が設定されて、図8(B)に示すような印刷設定ファイル71とされるものである。
全体的には、上記頁付加手段34が顧客ファイルDB25より提供されて印刷ファイルDB42に格納されている印刷対象の全顧客の全印刷データファイルを読み出し、各顧客毎の頁数を判別して所定顧客の印刷データファイルが奇数頁の場合には、その最終頁の後に空白頁を挿入することで偶数頁とする印刷データファイルに更新することは、上記図6(A)と同様である。
そこで、上記ファイル合成手段35が、図9(A)に示すように、全顧客の更新された印刷データファイルと更新されなかった印刷データファイルの全印刷データファイルにおける全頁の総てを合成して単一のロット印刷データファイルの対象とする。続いて、印刷編集手段36が、まず設定手段38で設定された基本事項の印刷用紙の大きさ、面付け数(ここでは4面付け)および印刷形態(ここでは両面印刷)に基づいて、合成した総頁を面付け数で4つに区分けして第1段〜第4段とし、このとき上記同様に区分け先頭が所定顧客の先頭頁とすべく調整する。そして、各顧客の対象頁を総枚数の対象頁に対応させて設定すると共に、図5(C)に示すようなアルゴリズムで面付け領域を設定することで図8(B)に示す印刷設定ファイル71を作成する。
また、上記印刷設定ファイル71に基づいて、図9(B)に示すように、総枚数の各対象頁毎の多面付け枚葉紙に4面付け両面の第1段〜第4段の面付け領域(S−A、S−B、S−C、S−D、R−B、R−A、R−C、R−D)を設定して面付けしていく。例えば、図のように総枚数の1枚目表には第1番目エリア(S−A)に顧客「AAA」の対象1頁目、第2番目エリア(S−B)に顧客「GGA」の対象1頁目、第3番目エリア(S−C)に顧客「NNA」の対象1頁目、第4番目エリア(S−D)に顧客「TTA」の対象1頁目が配される。また、総枚数の1枚目裏には第1番目エリア(R−A)に顧客「GGA」の対象2頁目、第2番目エリア(R−B)に顧客「AAA」の対象2頁目、第3番目エリア(R−C)に顧客「TTA」の対象2頁目、第4番目エリア(R−D)に顧客「NNA」の対象2頁目が配される。以降、総枚数の2枚目以降のレイアウトも同様に順次上記印刷設定ファイル71に基づいてレイアウト処理が行われるものである。
このとき、各面付け領域(一方面でも、両面でもよい)の周囲に、図1(B)に示すようにレジスタマーク14を付加し、当該印刷エリアに配置された対応の顧客に応じたバーコード15および管理番号(顧客ID)16をファイル管理DB41より抽出して付加し、適宜頁を付加する。そして、元データである各顧客毎の印刷データファイルに対応するフォントの埋め込みをエンベット手段33により行わせて全体を単一のロット印刷データファイル(例えばPDFフォーマット)72として印刷処理システム22の印刷手段23に送る。
印刷手段23では、ロット印刷データファイル72に基づいて、当該印刷データを例えば印刷方式のページ記述データに変換して印刷が行われて、印刷後は印刷順に積み重ねられた状態とされる。そして、断裁手段24において、印刷用紙における第1段〜第4段の各面付け領域毎にレジスタマーク14に基づいて重ね方向に断裁する。断裁された状態が、図10(A)に示されるように、第1段に対応した第1の断裁ブロック17Aと、第2段に対応した第2の断裁ブロック17Bと、第3段に対応した第3の断裁ブロック17Cと、第4段に対応した第4の断裁ブロック17Dなる。この第4の断裁ブロック17D上に、第3の断裁ブロック17C、第2の断裁ブロック17B、第1の断裁ブロック17Aを順次重ねることで、図10(B)に示すように単一の総合ブロック18とするものであり、このとき当該総合ブロック18は各顧客毎の対象頁が両面で順に配置された状態となるものである。
次に、図11に本発明に係る印刷処理制御システムの3面付け両面印刷レイアウトの基本説明図を示すと共に、図12および図13に図11の4面付け両面印刷レイアウトの処理説明図を示す。当該3面付け両面印刷レイアウトは、基本的には、4面付け両面印刷レイアウトの第4段を省略した形態でレイアウト処理が可能であり、したがってそれ以上の面付け両面印刷であって、奇数の面付け両面印刷に適用することができるものである。この場合であっても上記図5(A)に示すように、所定顧客の印刷データファイルが奇数頁の場合には、その最終頁の後に空白頁を挿入させることで偶数頁とされるもので、全顧客の各印刷データファイルは総て偶数頁とさせる。このとき、後述の印刷設定ファイル71では空白頁が挿入される場合として付加頁フラグが立てられるものである。
レイアウト処理は、図11(A)に示すように、3面付け両面印刷として、表面において印刷先頭から最初に印刷される1番目エリアAを第1段表(S−A)、3番目エリアCを第3段表(S−C)とし、次に印刷される2番目エリアBを第2段表(S−B)とする。また、裏面において印刷先頭から最初に印刷される1番目エリアAを第2段裏(R−A)とし、次に印刷される2番目エリアBを第1段裏(R−B)3番目エリアCを第3段裏(R−C)とする。
すなわち、印刷用紙11の左側を第1段および第3段、右側を第2段の3面付けとしたときに、第1段では表面がS−A、裏面がR−Bとなり、第2段では表面がS−B、裏面がR−Aとなり、第3段では表面がS−C、裏面がR−Cとなるものである。なお、第1段および第2段の表裏A、Bの2面付け両面印刷レイアウトと、仮想的に第4段を設けて第3段および第4段の表裏C、Dの2面付け両面印刷レイアウトのうちの第4段を省略した場合とを合わせた形で3面付け両面印刷レイアウトとなるものである。
そこで、各顧客の印刷対象頁が総て偶数頁とされて合成されたファイルの総頁が3分割され、各区分けされた第1段目〜第3段目のそれぞれに総枚数(2頁で1枚)に対する対象頁の頁付けがされてレイアウト処理が行われる。すなわち、上記図5(C)に示した手法で、総枚数の奇数頁に表面での印刷として表面フラグを立て、偶数頁に裏面での印刷として裏面フラグを立てる。続いて、第1段目および第3段目において、表面フラグが立っている頁に面付け領域の印刷先頭から1番目エリア(S−A)3番目エリア(S−C)を設定し、当該第1段目および第3段目において裏面フラグが立っている頁に面付け領域の印刷先頭から2番目エリア(R−B)を設定する。
また、第2段目において、表面フラグが立っている頁に面付け領域の印刷先頭から2番目エリア(S−B)を設定し、当該第2段目において裏面フラグが立っている頁に面付け領域の印刷先頭から1番目エリア(R−A)を設定するものである。このように面付け領域が設定されて、図11(B)に示すような印刷設定ファイル81とされるものである。
全体的には、上記頁付加手段34が顧客ファイルDB25より提供されて印刷ファイルDB42に格納されている印刷対象の全顧客の全印刷データファイルを読み出し、各顧客毎の頁数を判別して所定顧客の印刷データファイルが奇数頁の場合には、上記付加頁フラグに基づき、その最終頁の後に空白頁を挿入することで偶数頁とする印刷データファイルに更新することは、上記図6(A)と同様である。
そこで、上記ファイル合成手段35が、図12(A)に示すように、全顧客の更新された印刷データファイルと更新されなかった印刷データファイルの全印刷データファイルにおける全頁の総てを合成して単一のロット印刷データファイルの対象とする。続いて、印刷編集手段36が、まず設定手段38で設定された基本事項の印刷用紙の大きさ、面付け数(ここでは3面付け)および印刷形態(ここでは両面印刷)に基づいて、合成した総頁を面付け数で3つに区分けして第1段〜第3段とし、このとき上記同様に区分け先頭が所定顧客の先頭頁とすべく調整する。そして、各顧客の対象頁を総枚数の対象頁に対応させて設定すると共に、図5(C)に示すようなアルゴリズで面付け領域を設定することで図11(B)に示す印刷設定ファイル81を作成する。
また、上記印刷設定ファイル81に基づいて、図12(B)に示すように、総枚数の各対象頁毎の多面付け枚葉紙に3面付け両面の第1段〜第3段の面付け領域面(S−A、S−B、S−C、R−B、R−A、R−C)を設定して面付けしていく。例えば、図のように総枚数の1枚目表には第1番目エリア(S−A)に顧客「AAA」の対象1頁目、第2番目エリア(S−B)に顧客「JJA」の対象1頁目、第3番目エリア(S−C)に顧客「RRA」の対象1頁目が配される。また、総枚数の1枚目裏には第1番目エリア(R−A)に顧客「JJA」の対象2頁目、第2番目エリア(R−B)に顧客「AAA」の対象2頁目、第3番目エリア(R−C)に顧客「RRA」の対象2頁目が配される。以降、総枚数の2枚目以降のレイアウトも同様に順次上記印刷設定ファイル81に基づいてレイアウト処理が行われるものである。
このとき、各面付け領域(一方面でも、両面でもよい)の周囲に、図1(B)に示すようにレジスタマーク14を付加し、当該印刷エリアに配置された対応の顧客に応じたバーコード15および管理番号(顧客ID)16をファイル管理DB41より抽出して付加し、適宜頁を付加する。そして、元データである各顧客毎の印刷データファイルに対応するフォントの埋め込みをエンベット手段33により行わせて全体を単一のロット印刷データファイル(例えばPDFフォーマット)72として印刷処理システム22の印刷手段23に送る。
印刷手段23では、ロット印刷データファイル72に基づいて、当該印刷データを例えば印刷方式のページ記述データに変換して印刷が行われて、印刷後は印刷順に積み重ねられた状態とされる。そして、断裁手段24において、印刷用紙における第1段〜第3段の各面付け領域毎にレジスタマーク14に基づいて重ね方向に断裁する。断裁された状態が、図13(A)に示されるように、第1段に対応した第1の断裁ブロック17Aと、第2段に対応した第2の断裁ブロック17Bと、第3段に対応した第3の断裁ブロック17Cとなる。この第3の断裁ブロック17C上に、第2の断裁ブロック17B、第1の断裁ブロック17Aを順次重ねることで、図13(B)に示すように単一の総合ブロック18とするものであり、このとき当該総合ブロック18は各顧客毎の対象頁が両面で順に配置された状態となるものである。
次に、図14に、本発明に係る印刷処理システムにおける連続用紙を使用した場合の説明図を示す。上記各実施形態では、枚葉紙への多面付け印刷に対する場合を示したが、この実施形態では連続用紙について説明する。また、ここでは2面付け両面印刷として説明するが、他の多面付けについても上記図3、図8、図11と同様の手法で適用することができるものである。
図14(A)、(B)において、連続用紙91は、搬送用の孔が形成されたマージナル部92A,92Bが両測にミシン線等により切り取り自在に形成され、上記枚葉に対応した印刷単位の領域94毎にミシン線等により切り取り自在に形成される。この印刷単位の領域94毎には印刷開始の目安となるタイミングマーク95がそれぞれ形成されたものであり、当該領域94内に第1段Aと第2段Bとに各顧客毎の印刷対象頁が印刷されるものである。
上記連続用紙91に対する2面付け両面印刷のときのレイアウトを、図5を用いて説明すると、図5(D)に示す印刷設定ファイル61が作成されるまでは同様であり、印刷処理システム22に送るロット印刷データファイルを作成するにあって、連続用紙特有のものとなる。すなわち、図5(D)に示す印刷設定ファイル61のうち、表面フラグが立っている対象を抽出して一塊とし、裏面フラグが立っている対象を抽出して一塊とする。
この場合、印刷処理システム22において印刷手段23の印刷機構が単一の場合には、一塊とした表面印刷分をロット表印刷データファイルと、一塊とした裏面印刷分をロット裏印刷データファイルとの2つのファイルとする。また、印刷手段23の印刷機構が表裏印刷用として2つの印刷機構の場合には、一塊とした表面印刷分と裏面印刷分を合わせたロット印刷データファイルとする。
ここでは、別々のロット表印刷データファイルとロット裏印刷データファイルとして作成した場合、ロット表印刷データファイルに基づいて、図14(A)に示すように、連続用紙91の表面を印刷して巻き取る。これをセットし直してロット裏印刷データファイルに基づいて、図14(B)に示すように、連続用紙91の裏面を印刷するものである。続いて、印刷後にマージナル部92A,92Bが分離されると共に、印刷単位の領域95毎に分離されて印刷順に積み重ねられることで印刷済ブロック96とされる(図7(B)の状態)。そして、図7(C)と同様に、第1段に対応した第1の断裁ブロック17Aと、第2段に対応した第2の断裁ブロック17Bとなる。この第1の断裁ブロック17Aを第2の断裁ブロック17B上に重ねることで、上述の図4(D)に示すように単一の総合ブロック18とするものであり、このとき当該総合ブロック18は各顧客毎の対象頁が両面で順に配置された状態となるものである。
このように、上記各実施形態に示すように、片面印刷、両面印刷に拘わらず複数顧客毎に可変データ印刷が要求される多面付け印刷後に各対象毎に対応させた頁順に配置させることができるものである。
ところで、上記各実施形態における図3、図5、図8、図11では、例えば図5(B)に示すように印刷方向に対して第1段目と第2段目とを同方向に配置した場合を示したが、当該第1段目と第2段目の印刷エリアが用紙に対して定められることから、第1段目と第2段目を同時に印刷する方向としても同様の手法によるレイアウトで行うことができるものである。
本発明の印刷処理方法および印刷処理制御システムは、各種帳票、電話料金等の通知事項の印刷や、製本印刷等に適するものである。
本発明に係る印刷処理方法の原理説明図である。 本発明に係る印刷処理制御システムの一実施形態を含む印刷システム全体のブロック構成図である。 本発明に係る印刷処理制御システムの2面付け片面印刷レイアウトの基本説明図である。 図3の2面付け片面印刷レイアウトの処理説明図である。 本発明に係る印刷処理制御システムの2面付け両面印刷レイアウトの基本説明図である。 図5の2面付け両面印刷レイアウトの処理説明図(1)である。 図5の2面付け両面印刷レイアウトの処理説明図(2)である。 本発明に係る印刷処理制御システムの4面付け両面印刷レイアウトの基本説明図である。 図8の4面付け両面印刷レイアウトの処理説明図(1)である。 図8の4面付け両面印刷レイアウトの処理説明図(2)である。 本発明に係る印刷処理制御システムの3面付け両面印刷レイアウトの基本説明図である。 図11の4面付け両面印刷レイアウトの処理説明図(1)である。 図11の4面付け両面印刷レイアウトの処理説明図(2)である。 本発明に係る印刷処理システムにおける連続用紙を使用した場合の説明図である。
符号の説明
11 多面付け枚葉紙
12,13 多面付けエリア
17 断裁ブロック
18 総合ブロック
21 印刷処理制御システム
22 印刷処理システム
25 顧客ファイルDB
51,61,71,81 印刷設定ファイル
52,62,72,82 ロット印刷データファイル
91 連続用紙

Claims (4)

  1. 複数顧客毎の可変データを印刷処理システムで印刷させて断裁させるためのもので、当該複数顧客毎の印刷データファイルに基づいて多面付け設定事項で印刷を行わせる印刷処理方法であって、
    印刷を行う全部の前記顧客対象の全印刷データファイルにおける全頁の総てを合成するステップと、
    前記合成した総頁を面付け数で区分けするステップと、
    前記合成した総頁を設定された各面付け領域に多面付け印刷させ、印刷後の重ね状態で各面付けブロック毎に断裁されて当該各面付けブロックが重ねられることで単一のブロックとされたときに、各顧客毎の頁が順に配置された状態とさせるべく、各顧客毎に対応させて総ての頁を当該面付け領域にレイアウトすると共に、前記面付け数で区分けした区分け先頭所定顧客の先頭頁とするときに、当該区分け先頭が所定の顧客の先頭頁にならないときには、次の顧客の先頭頁とすべく調整するステップと、
    各対象毎の総ての頁がレイアウトされた印刷データを単一の印刷データファイルとして前記印刷処理システムに送るステップと、
    を含むことを特徴とする印刷処理方法。
  2. 請求項1記載の印刷処理方法であって、前記印刷処理システムで前記面付け領域の両面で印刷させるに際して、前記各顧客毎の印刷データファイルより当該顧客毎の頁数を判別して、奇数の場合に当該顧客の最終頁の後に空白頁を挿入して偶数とした印刷データファイルに更新させることを特徴とする印刷処理方法。
  3. 複数顧客毎の可変データを印刷処理システムで印刷させて断裁させるためのもので、当該複数顧客毎の印刷データファイルに基づいて多面付け設定事項で印刷を行わせる印刷処理制御システムであって、
    印刷を行う全部の前記複数顧客の全印刷データファイルにおける全頁の総てを合成するファイル合成手段と、
    少なくとも、前記合成した総頁を面付け数で区分けし、前記合成した総頁を設定された各面付け領域に多面付け印刷させ、印刷後の重ね状態で各面付けブロック毎に断裁されて当該各面付けブロックが重ねられることで単一のブロックとされたときに、各顧客毎の頁が順に配置された状態とさせるべく、各顧客毎に対応させて総ての頁を当該面付け領域にレイアウトすると共に、前記面付け数で区分けした区分け先頭所定顧客の先頭頁とするときに、当該区分け先頭が所定の顧客の先頭頁にならないときには、次の顧客の先頭頁とすべく調整し、単一の印刷データファイルとして前記印刷処理システムに送る印刷編集手段と、
    を有することを特徴とする印刷処理システム。
  4. 請求項3記載の印刷処理制御システムであって、前記印刷処理システムに前記面付け領域の両面で印刷させるに際して、前記各顧客毎の印刷データファイルより当該顧客毎の頁数を判別して、奇数の場合に当該顧客の最終頁の後に空白頁を挿入して偶数とした印刷データファイルに更新させる頁付加手段を備えることを特徴とする印刷処理制御システム。
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