JP2015016562A - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の後処理装置を組み合わせて成果物を作成する場合に印刷された各後処理工程に応じた複数のバーコードを読み込む場合に、誤って異なる後処理に対応したバーコードを読み込んで意図しない後処理を行うことを防止する。
【解決手段】情報処理装置は、1または複数の後処理装置を用いた、印刷装置の出力物に対する複数の後処理の指定を受け付ける受付手段と、前記印刷装置に対し、前記後処理装置が後処理の際に読み出して用いる後処理指示情報を前記出力物に描画させる制御手段とを有し、前記制御手段は、前記受付手段にて受け付けた前記複数の後処理において、ひとつの後処理による処理の結果、その次の後処理にて用いられる後処理指示情報が識別可能となるように、後処理指示情報を構成して描画させる。
【選択図】図17
【解決手段】情報処理装置は、1または複数の後処理装置を用いた、印刷装置の出力物に対する複数の後処理の指定を受け付ける受付手段と、前記印刷装置に対し、前記後処理装置が後処理の際に読み出して用いる後処理指示情報を前記出力物に描画させる制御手段とを有し、前記制御手段は、前記受付手段にて受け付けた前記複数の後処理において、ひとつの後処理による処理の結果、その次の後処理にて用いられる後処理指示情報が識別可能となるように、後処理指示情報を構成して描画させる。
【選択図】図17
Description
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関し、特に、印刷装置と1または複数の後処理装置とを組み合わせて、成果物を生成するための技術に関する。
印刷装置で印刷された印刷物に対して、カット、クリース等の後処理加工が行われることがある。後処理加工の工程では、紙折り機や裁断機などフィニッシャと呼ばれる後処理装置が使用されるが、これらの機器は3つの形態に分けることができる。1つ目の形態として、印刷装置に直接接続され、印刷装置から自動的に紙が直接搬送されるフィニッシャであり、「インラインフィニッシャ」と呼ばれる。2つ目の形態として、ネットワークを介して印刷装置に接続されているが、印刷装置とは物理的には結合していないため、印刷済の紙の自動搬送が行われずオペレータの手作業を必要とするフィニッシャであり、「ニアラインフィニッシャ」と呼ばれる。3つ目の形態として、ネットワークでも接続されておらず、情報の伝達手段もないフィニッシャであり、「オフラインフィニッシャ」と呼ばれる。
ニアライアンフィニッシャもしくはオフラインフィニッシャを使用して後処理を行う際には、印刷物に予め印刷されている後処理指示情報をハンディスキャナなどで読み込み、その指示情報に基づき処理をする。後処理指示情報は、多くの場合バーコードが使用される。バーコードを使って印刷後の後処理を実行する技術が特許文献1に記載されている。
特許文献1では、例えば複数のバーコードが印刷されていた場合に、誤って異なるバーコードをスキャンしてしまう恐れがある。その結果、ユーザが所望とする印刷後の後処理が行われない可能性があった。具体例として、折り機用バーコードと断裁機用バーコードが印刷され、かつ、最初に折り処理をしてから断裁処理をする必要がある場合に、誤って最初に折り機が断裁機用バーコードを読み取ってしまうと意図しない後処理結果となってしまう。
上記課題を解決するために本願発明は以下の構成を有する。すなわち、情報処理装置は、1または複数の後処理装置を用いた、印刷装置の出力物に対する複数の後処理の指定を受け付ける受付手段と、前記印刷装置に対し、前記後処理装置が後処理の際に読み出して用いる後処理指示情報を前記出力物に描画させる制御手段とを有し、前記制御手段は、前記受付手段にて受け付けた前記複数の後処理において、ひとつの後処理による処理の結果、その次の後処理にて用いられる後処理指示情報が識別可能となるように、後処理指示情報を構成して描画させる。
本発明によれば、誤った後処理情報を用いた後処理が実行されることを防止できる。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
[システム概要]
図1は、本発明の実施の形態に係る情報処理システムである文書管理システムのソフトウェア構成を示す図である。一般アプリケーション101は、ワードプロセシングなどの機能を提供するアプリケーションプログラムであり、印刷機能を有する。これらアプリケーションプログラムは、文書データや画像データなどのアプリケーションデータを印刷する際に、OSの出力モジュールに対して、OSに依存する所定の形式の出力コマンド(例えば、GDI関数)を送信する。この出力コマンドを受けた出力モジュールは、プリンタ等の出力デバイスが処理可能な形式にその出力コマンドを変換し、変換されたコマンド(DDI関数)を出力する。出力デバイスが処理可能な形式は、デバイスの種類やメーカ、機種などによって異なるために、デバイスごとにデバイスドライバが提供されている。OSでは、デバイスドライバを利用してコマンドの変換を行うことにより印刷データを生成する。
図1は、本発明の実施の形態に係る情報処理システムである文書管理システムのソフトウェア構成を示す図である。一般アプリケーション101は、ワードプロセシングなどの機能を提供するアプリケーションプログラムであり、印刷機能を有する。これらアプリケーションプログラムは、文書データや画像データなどのアプリケーションデータを印刷する際に、OSの出力モジュールに対して、OSに依存する所定の形式の出力コマンド(例えば、GDI関数)を送信する。この出力コマンドを受けた出力モジュールは、プリンタ等の出力デバイスが処理可能な形式にその出力コマンドを変換し、変換されたコマンド(DDI関数)を出力する。出力デバイスが処理可能な形式は、デバイスの種類やメーカ、機種などによって異なるために、デバイスごとにデバイスドライバが提供されている。OSでは、デバイスドライバを利用してコマンドの変換を行うことにより印刷データを生成する。
電子原稿ライタ102は、前述のデバイスドライバを改良したものであり、本実施形態に係る文書処理システムの実現のために提供されるソフトウェアモジュールである。但し、電子原稿ライタ102は、特定の出力デバイスを目的としておらず、後述の製本アプリケーション104やプリンタドライバ106により処理可能な形式に出力コマンドを変換することにより電子原稿ファイル103を生成する。電子原稿ライタ102による変換後の形式(以後、「電子原稿形式」と呼ぶ)は、ページ単位の原稿を詳細な書式をもって表現可能であれば特に問わない。実質的な標準形式のうちでは、例えばアドビシステムズ社によるPDF(Portable Document Format)形式や、SGML(Standard Generalized Markup Language)形式などが挙げられる。
一般アプリケーション101により電子原稿ライタ102を利用させる場合には、出力に使用するデバイスドライバとして電子原稿ライタ102を指定してから印刷を実行させる。製本アプリケーション104は、電子原稿ライタ102が生成した電子原稿ファイルを、後述する形式を備えた電子原稿ファイルとして完成させる。以下、この点を明瞭に識別する必要がある際には、電子原稿ライタ102によって作成されたファイルを「電子原稿ファイル」と呼び、製本アプリケーション104によって構造を与えられた電子原稿ファイルを「ブックファイル」と呼ぶ。また、特に区別する必要がない場合は、アプリケーションにより生成されるドキュメントファイル、電子原稿ファイル、及びブックファイルをいずれも「文書ファイル(または文書データ)」と呼ぶ。
デバイスドライバとして電子原稿ライタ102が指定された場合、アプリケーションデータは、一般アプリケーション101によって定義されたページ(以後、「論理ページ」或いは「原稿ページ」と呼ぶ)を単位とする電子原稿形式に変換される。変換されたデータは、電子原稿ファイル103としてハードディスクなどの記憶媒体に格納される。尚、ハードディスクは、本実施形態に係る文書処理システムを実現するコンピュータが備えているローカルドライブであってもよいし、ネットワークに接続されている場合にはネットワーク上に提供されるドライブであっても良い。
製本アプリケーション104は、電子原稿ファイル(或いは、ブックファイル)103を読み込み、それを編集するための機能を利用者に提供する。但し、製本アプリケーション104は、各ページの内容を編集する機能は提供しておらず、ページを最小単位として構成される、後述する章やブックの構造を編集するための機能を提供している。
製本アプリケーション104によって編集されたブックファイルを印刷する際には、製本アプリケーション104によって電子原稿デスプーラ105が起動される。電子原稿デスプーラ105は、指定されたブックファイルをハードディスクから読み出し、ブックファイルに記述された形式で各ページを印刷する。このために、前述したOSの出力モジュールに適合する出力コマンドを生成し、出力モジュール(不図示)に出力する。その際に、出力デバイスとして使用されるプリンタ107用のプリンタドライバ106がデバイスドライバとして指定される。そして、出力モジュールは、指定されたプリンタ107のプリンタドライバ106を用いて、受信した出力コマンドをプリンタ107で解釈実行可能な印刷データ(デバイスコマンド)に変換する。そして、このデバイスコマンドは、プリンタ107に送信され、プリンタ107によって印刷される。なお、印刷される画像には後述するバーコード(後処理指示情報)も含まれる。
ニアラインフィニッシャ108は、プリンタ107の出力物を後処理する後処理装置である。電子原稿デスプーラ105は、利用者の指示に基づいて、ニアラインフィニッシャ108を制御するためのジョブチケットを作成し、それをニアラインフィニッシャ108に対して送信する。電子原稿デスプーラ105では、作成したジョブチケットに紐づけられたバーコードを作成し、作成されたバーコードは元の印刷画像に含めてプリンタ107により印刷される。
プリンタ107より出力された出力物がニアラインフィニッシャ108にセットされると、ニアラインフィニッシャ108は、印刷されているバーコードから対応するジョブチケット情報を読み取る。そして、そのジョブチケット情報に基づき後処理加工を行う。デバイス情報ライブラリ109は、ニアラインフィニッシャ108から能力情報を取得し、製本アプリケーション104に通知する。なお、オフラインフィニッシャについても、その能力を利用者が製本アプリ等のUI上から登録する事でニアラインフィニッシャ同様に取り扱う事が可能である。
[電子原稿データの形式]
図2(A)は、ブックファイルの形式の一例を模式的に示す図である。本実施形態において、ブックファイルは、「ブック」、「章」、「ページ」の概念を用いる。この例のブックファイルにおける、「ブック」、「章」、「ページ」は、それぞれに相当するノードにより示されている。
図2(A)は、ブックファイルの形式の一例を模式的に示す図である。本実施形態において、ブックファイルは、「ブック」、「章」、「ページ」の概念を用いる。この例のブックファイルにおける、「ブック」、「章」、「ページ」は、それぞれに相当するノードにより示されている。
図2(A)に示す例において、ブック301には、ブック属性が定義されているとともに、2つの章302A、302Bがリンクされている。このリンクにより、章302A、302Bがブック301に包含されていることが示される。更に章302Aには、ページ303A、303Bがリンクされ、これらページが含まれることが示される。ページ303A、303Bには、それぞれそのページの属性値が定義され、その実体である原稿データA、Bへのリンクが含まれる。これらリンクは、図2(B)に示す原稿データ304の原稿データA、Bを指示しており、ページ303A、303Bの実体が、原稿データA、Bであることを表示する。
同様に、章302Bにはページ303C、303Dが含まれ、その実体である原稿データC、Dへのリンクが含まれている。これらリンクは、図2(B)に示す原稿データ304の原稿データC、Dを指示しており、ページ303C、303Dの実体が、原稿データC、Dであることが表示される。
図3は、本実施形態のブック属性(文書設定情報)の例を示す図である。通常、下位層と重複して定義可能な項目に関しては、下位層の属性値が優先採用される。下位層と重複する項目については、下位層において定義されていない場合における既定値としての意味を有する。しかし、本例では、後述するように、下位層の属性値を優先するか否かが選択可能である。尚、図3に示された各項目は具体的に1項目に対応するのではなく、関連する複数の項目を含むものもある。
ブック属性に固有の項目は、印刷方法、仕上がりサイズ、面付け方法、トンボ・ドブ、とじ代/とじ方向、製本詳細、表紙/裏表紙、インデックス紙、合紙、章区切り、フィニッシング、くるみ表紙サイズ、仕上がり拡大縮小、ドブ拡大縮小の14項目である。これらは、ブックを通して定義される項目である。
例えば、「仕上がりサイズ」属性は、用紙サイズで示される印刷用紙を断裁した後に残される最終印刷物となるサイズである。本実施形態では、仕上がりサイズを用紙サイズとは別に設定することが可能であり、仕上がりサイズは、用紙サイズ以下となるように設定される。また、仕上がりサイズが設定される特定の印刷方法の場合、用紙サイズはブック属性だけで定義され、後述する章属性では設定できなくなる。
「面付け方法」属性は、印刷のレイアウトに関する情報を指定するための項目である。「中とじ」とは、別途指定する枚数の用紙を束にして2つ折りにし、その束をつづり合わせることで製本が可能となる形式に適したレイアウトに印刷ページを用紙に面付けする方法である。「くるみ(くるみ製本)」とは、インラインフィニッシャまたは、オフラインフィニッシャによるくるみ製本が可能となる形式で、くるみ表紙、中紙に印刷ページを面付けする方法である。そして、印刷した中紙を綴じ位置に糊付けし、くるみ表紙でくるむことで製本し、必要に応じて三方断裁する方法である。「4つ折り」とは、出力用紙を4つ折りにして、束にすると、無線とじ製本が可能となる形式で、印刷ページを面付けする方法である。無線とじ製本は、オフラインフィニッシャにより三方断裁または四方断裁することにより実現される。
「トンボ・ドブ」属性は、電子原稿ファイルを印刷する際に、印刷ページに対しトンボの印刷、及びドブ(裁ち落とし)を指定したい場合に指定するための項目である。ドブ領域(裁ち落とし幅)は、仕上がりページの各辺に付与でき、印刷用紙を断裁するときに、裁ち落とされる幅を表す。トンボマーク(裁ち落とし位置目印)は、オフラインフィニッシャを用いて利用者が裁ち落としを行う際の位置を示す目印である。
「製本詳細」属性としては、「中とじ」、「くるみ」、「4つ折り」等の面付け方法の種類が指定されている場合に、見開き方向や、束になる枚数、とじ代(幅)、ガターシフト等が指定できる。「表紙/裏表紙」属性は、ブックとしてまとめられる電子原稿ファイルを印刷する際に、表紙及び裏表紙となる用紙を付加することの指定、及び付加した用紙への印刷内容の指定を含む。「フィニッシング」属性は、排出した用紙を、中とじ製本やくるみ製本(バインディング)あるいは三方断裁等の処理を施すか否かを指定するための項目であり、この属性の有効性は使用する印刷装置がその機能を有するか否かに依存する。
「くるみ表紙サイズ」属性は、面付け方法で「くるみ(くるみ製本)」が選択される場合に設定可能となる用紙サイズであり、中紙をくるむための表紙の用紙サイズを示す。尚、上述した仕上がりサイズは、中紙の仕上がりサイズを示すものであり、この中紙の仕上がりサイズから、くるみ表紙の仕上がりサイズは算出可能であるため、中紙と同様に、くるみ表紙用紙サイズは、くるみ表紙仕上がりサイズよりも大きな値となる。くるみ表紙の仕上がりサイズは、「中紙の仕上がりサイズ×2+背表紙幅」により算出される。なぜなら、くるみ表紙の仕上がりサイズは、表紙サイズ、背表紙サイズ、裏表紙サイズの和であり、本実施形態では、表紙サイズと裏表紙サイズは中紙の仕上がりサイズに等しいためである。尚、背表紙幅は、中紙の用紙種類(メディアタイプ)により決定される中紙用紙の厚さと中紙の枚数の積により算出される。
「仕上がり拡大縮小」属性で“ON”されている場合、仕上がり用紙サイズに合わせて、入力される原稿ページが拡大縮小されることを示す。「ドブ拡大縮小」属性で“ON”されている場合、仕上がり用紙サイズの4辺に設定されているドブ領域を含むサイズに合わせて、入力される原稿ページが拡大縮小されることを示す。
章属性を設定することもできるが、本実施形態では、後述するように、下位層の属性値を優先するか否かが選択可能である。
「用紙方向」属性は、ポートレイト(縦)、または、ランドスケープ(横)を示す。「N−up印刷指定」属性は、1印刷ページに含まれる原稿ページ数を指定するための項目である。指定可能な配置としては、1×1や1×2等がある。拡大縮小属性でONされている場合には、出力用紙サイズに合わせて、入力される原稿ページを拡大縮小することを示す。「排紙方法」属性は、排出した用紙にステイプル処理を施すか否かを指定するための項目であり、この属性の有効性は使用する印刷装置がステイプル機能を有するか否かに依存する。例えば、1×1であれば、仮想論理ページ領域は1の印刷ページに相当する領域となり、1×2であれば、1の印刷ページの各辺を約70パーセントに縮小した領域となる。
[ブックファイルの生成手順]
次に、製本アプリケーション104及び電子原稿ライタ102によってブックファイルを作成する手順を説明する。
次に、製本アプリケーション104及び電子原稿ライタ102によってブックファイルを作成する手順を説明する。
(ファイルオープン)
図4は、本実施形態に係る製本アプリケーション104によりブックファイルを開く際の手順を説明するフローチャートである。
図4は、本実施形態に係る製本アプリケーション104によりブックファイルを開く際の手順を説明するフローチャートである。
S701にて、製本アプリケーション104は、開こうとするブックファイルが、新規作成すべきものであるか、既存のものであるかを判定する。新規作成の場合には(S701にてYES)S702に進み、製本アプリケーション104は、章を含まないブックファイルを新規に作成する。この新規に作成されるブックファイルは、図2(A)の例で示せば、ブックノードのみ有し、章のノードに対するリンクが存在しないブックのノードとなる。この場合のブック属性は、新規作成用として予め用意された属性のセットが適用される。そしてS704において、製本アプリケーション104は、新規ブックファイルを編集するためのユーザインターフェース(UI)画面を表示する。
既存のブックファイルがあれば(S701にてNO)、S703において、製本アプリケーション104は、指定されたブックファイルを開き、そのブックファイルの構造、属性、内容に従ってユーザインターフェース(UI)画面を表示する。
図5は、UI画面の一例を示す図である。UI画面500は、ブックの構造を示すツリー部501と、印刷された状態を表示するプレビュー部502とを含む。ツリー部501には、そのブックに含まれる章、各章に含まれるページが、図2(A)に示すような木構造で表示される。ツリー部501にはページ番号が表示されており、ページ番号は原稿ページの番号を示している。またプレビュー部502には、印刷ページの内容が縮小されて表示される。その表示順序は、ブックの構造を反映したものとなっている。
[ハードウェア構成]
図7は、本実施形態に係る文書処理システムの構成を説明するためのブロック図である。なお、本実施形態に係る機能が実行されるのであれば、単体の機器であっても、複数の機器からなるシステムであっても、LAN,WAN等のネットワークを介して接続がなされ処理が行われるシステムであってもよい。
図7は、本実施形態に係る文書処理システムの構成を説明するためのブロック図である。なお、本実施形態に係る機能が実行されるのであれば、単体の機器であっても、複数の機器からなるシステムであっても、LAN,WAN等のネットワークを介して接続がなされ処理が行われるシステムであってもよい。
ホストコンピュータ100のCPU201は、ROM203のプログラム用ROMに記憶された、或いは外部メモリ211からRAM202にロードされたOSや一般アプリケーション101、製本アプリケーション104などのプログラムを実行する。これにより、図1に示すホストコンピュータ100のソフトウェア構成や、後述するフローチャートの手順を実現する。つまり、本願のフローチャートの各ステップは、CPU201が、外部メモリ211等に格納されたプログラムをRAM202上に読み出し、実行することにより実現される。RAM202はCPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。キーボードコントローラ(KBC)205は、キーボード209やポインティングデバイス(不図示)からのキー入力を制御する。CRTコントローラ(CRTC)206は、表示部210の表示を制御する。尚、表示部210はCRTに限定されず、例えば液晶、プラズマなどでも良い。
ディスクコントローラ(DKC)207は、ブートプログラム、種々のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイルを制御する。さらに、DKC207は、後述する編集ファイル等を記憶するハードディスク(HD)211や不図示のフロッピー(登録商標)ディスク(FD)等との間でのアクセスを制御する。PRTC208は、接続されたプリンタ107との間の信号の交換を制御する。NC212は、ネットワークに接続され、ネットワークに接続された他の機器との通信制御処理を実行する。
ここで、ホストコンピュータ100は、図1に示すファイル、アプリケーション、デスプーラ及びドライバ等を備える。そして、一般アプリケーション101により生成された文書ファイル(アプリケーションデータ)を、電子原稿ライタ102を介することにより電子原稿ファイル103が生成される。電子原稿ファイル103は前述したように、製本アプリケーション104によりファイルオープンすることが可能であり、製本アプリケーション104は、例えば図5に示すような操作画面を表示部210に表示させる。製本アプリケーション104と汎用の一般アプリケーション101との大きな違いは、製本アプリケーション104が、プリンタドライバ106が通常提供するはずの印刷設定機能を有している点である。具体的には、文書のページ順の入れ替えや複製(コピー)、削除などの編集機能に加え、ステイプル・パンチ穴などの、プリンタ107における機能設定を電子原稿ファイルに対して行うことができ、指定したプリンタを使用して印刷することが可能である。なお、本実施形態で説明する製本アプリケーション104を、「印刷設定アプリケーション」とも呼ぶ。
プリンタ107は、クライアントに接続されたローカルプリンタであっても、或いはサーバに接続されたプリンタであってもいずれの場合にも適用可能である。
プリンタ107のCPU312は、ROM313のプログラム用ROMに記憶された制御プログラム、或いは外部メモリ314に記憶されRAM319にロードされた制御プログラムに基づき処理を行う。これにより、システムバス315に接続される印刷部(プリンタエンジン)317に出力情報としての画像信号を出力する。また、ROM313のプログラム用ROMには、CPU312の制御プログラムが記憶されている。ROM313のフォント用ROMには、上記出力情報を生成する際に使用するフォントデータ等が記憶される。ハードディスク等の外部メモリ314が設けられていないプリンタの場合には、ROM313のデータ用ROMにホストコンピュータ100で利用される情報等が記憶されている。
CPU312は、入力部318を介してホストコンピュータ100との間での通信処理が可能となっており、プリンタ107の情報等をホストコンピュータ100に通知できる。RAM319は、CPU312の主メモリや、ワークエリア等として機能するRAMであり、増設ポート(不図示)に接続されるオプションRAMにより、そのメモリ容量を拡張することができる。なお、RAM319は、出力情報の展開領域、環境データ格納領域、NVRAM等に用いられる。ハードディスク(HD)やICカード等の外部メモリ314は、メモリコントローラ(MC)320により、そのアクセスが制御されている。外部メモリ314はオプションとして接続され、フォントデータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等を記憶する。また操作パネル321には、操作のためのスイッチおよびLED表示器等が配されている。
また、外部メモリ314は1個に限らず、複数個備えられ、内蔵フォントに加えてオプションカード、言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数接続できるように構成されていてもよい。更に、外部メモリ314は、NVRAM(不図示)を有し、操作パネル321からのプリンタモード設定情報を記憶するようにしてもよい。
[プリンタとニアラインフィニッシャを組み合わせた印刷]
本実施形態に係る製本アプリケーション104と、プリンタとニアラインフィニッシャを組み合わせて成果物を作成する方法について述べる。製本アプリケーション104は、プリンタとニアラインフィニッシャ用のJDF(Job Definition Format)フォーマットのジョブチケットにより、処理の指示が可能である。まず、利用者がプリンタとニアラインフィニッシャに印刷および後処理加工の指示を行うために製本アプリケーション104のUIを介して必要となる設定処理について説明する。
本実施形態に係る製本アプリケーション104と、プリンタとニアラインフィニッシャを組み合わせて成果物を作成する方法について述べる。製本アプリケーション104は、プリンタとニアラインフィニッシャ用のJDF(Job Definition Format)フォーマットのジョブチケットにより、処理の指示が可能である。まず、利用者がプリンタとニアラインフィニッシャに印刷および後処理加工の指示を行うために製本アプリケーション104のUIを介して必要となる設定処理について説明する。
本願では、JDFの識別情報をバーコードに埋め込んで処理する方法に基づいて説明する。具体的には、ハンディスキャナなどでバーコードを読み込み、その読み込んだ情報から、予め製本アプリケーションからニアラインフィニッシャに対して指示されたJDF設定の中から、読み取られた識別情報に対応するJDFを使用して後処理を行う。
なお、後処理設定としてJDFを使用せず、後処理設定を直接バーコードに埋め込むようにしてもよい。特に、オフラインフィニッシャと組み合わせるようなシステムでは製本アプリケーションからのJDF指示は届かないためバーコードに直接、設定を埋め込む方法が有効である。
(UI画面例)
図8は、本実施形態に係る製本アプリケーション104による「プリンタの選択」のウィンドウの一例を示す図である。利用者は、本UIを用いて、ブックファイルの印刷に使用するプリンタと、印刷後の後処理加工に使用するニアラインフィニッシャの種類を選択する。図8は、印刷に使用したいプリンタを指定するためのエリア801と、ニアラインフィニッシャへのフィニッシング指示も行うか否かを設定するためのチェックボックス802を含む。また、図8は、フィニッシング処理をさせたいニアラインフィニッシャの種類を指定するためのエリア803を含み、チェックボックス802をオンにした場合のみ表示される。
図8は、本実施形態に係る製本アプリケーション104による「プリンタの選択」のウィンドウの一例を示す図である。利用者は、本UIを用いて、ブックファイルの印刷に使用するプリンタと、印刷後の後処理加工に使用するニアラインフィニッシャの種類を選択する。図8は、印刷に使用したいプリンタを指定するためのエリア801と、ニアラインフィニッシャへのフィニッシング指示も行うか否かを設定するためのチェックボックス802を含む。また、図8は、フィニッシング処理をさせたいニアラインフィニッシャの種類を指定するためのエリア803を含み、チェックボックス802をオンにした場合のみ表示される。
図9は、図5のUI画面500において、「印刷体裁」メニューを選択したときのウィンドウ表示の一例を示す図である。利用者は印刷体裁メニューの「ドキュメント全体の設定」ボタン901を選択することにより、図10の「ドキュメント全体の設定」ウィンドウが表示される。
図10の「ドキュメント全体の設定」ウィンドウは、6つのシートから構成されている。各シートに対するタブがウィンドウ上に切り替え可能に表示される。具体的には「仕上がりサイズ」属性や「面付け方法」属性、「フィニッシング」属性などの文書全体に影響するブック属性を表示/設定することができる。
図10(a)は、用紙設定シート1003を表示した状態を示している。用紙設定シートでは、主に出力用紙におけるレイアウトの設定を受け付ける。出力用紙サイズや向き、仕上がりサイズや向き、面付け方法、(縦M個×横N個のレイアウト)、トンボ付加の指定、裁ち落とし幅の指定などを受け付ける。また、用紙設定シートからは、図11に示すウィンドウを起動することができる。
図11(a)は、図10(a)の「ユーザ定義」ボタン1001をクリックすることにより起動される「仕上がりサイズ指定」ウィンドウを示す。「仕上がりサイズ指定」ウィンドウは、「仕上がりページ」サイズを指示するためのウィンドウであり、出力用紙を断裁、製本したあとの最終的な仕上がりサイズを、幅Xmm、高さYmmで指定することができる。ここで指定した仕上がりサイズが、製本アプリケーション104における用紙レイアウトに使われる仕上がりページのサイズとなる。出力用紙サイズは、プリンタ107での印刷に使用される用紙のサイズである。一方、仕上がりサイズは、プリンタから出力された用紙に対し、フィニッシャで製本、断裁等のすべての後処理を施した後の最終的な成果物のサイズである。
図11(b)は、図10(a)の「詳細設定」ボタン1002をクリックすることにより起動される「トンボ設定」ウィンドウである。「トンボ設定」ウィンドウはトンボの詳細設定と、仕上がりページの天辺/地辺/左辺/右辺(製本系の場合は天辺/地辺/のど辺/小口辺)における裁ち落とし幅を指定するためのウィンドウである。例えば、仕上がりページに対してトンボを印刷したい場合は、ユーザはエリア1101からトンボのタイプを指定できる。さらにユーザは、エリア110を使って、仕上がりページの各辺に対して裁ち落とし幅を指定できる。
図10(b)は、仕上げシート1011を表示した状態を示している。仕上げシート1011では、排紙方法、とじ代/とじ方向、開き方向や、中とじ製本時のガターシフト指定などの製本詳細を指定することができる。また、フィニッシャを使用した後加工を行いたい場合、カット、クリース、ステイプル、中とじ製本、くるみ製本、三方断裁などのフィニッシャに対する指定を行うことが出来る。
図10(c)は、ページ設定シート1021を表示した状態を示している。ページ設定シート1021では、主に用紙上の各仕上がりページ内のレイアウトに関する設定を行うことができ、Nページ印刷、原稿の配置の設定を指示することができる。
図12は、本実施形態に係る製本アプリケーション104による「JDF出力」ウィンドウの表示例を示す図である。利用者は、図9に示すUI画面からファイルメニュー902を選択し、そこからJDF出力(不図示)を選択すると、図12のウィンドウを起動できる。利用者はこのウィンドウにより、図10のウィンドウで設定を行った後のブックファイルの印刷を実行することが可能である。
図12において、コントロール1201は「ジョブ名」、コントロール1202は「ユーザ名」を指定するためのエリアである。どちらも任意の文字列を指定することができ、これらの情報は、JDFにも記述される。コントロール1203は、印刷に使用したいプリンタを指定するためのエリアである。また、ここではチェックボックス1204により、「後工程はニアラインフィニッシャで行う。」がチェックされている。これにより、ブックファイルに対して行われている印刷設定のうち、印刷だけがコントロール1203で指定されたプリンタにて行われ、フィニッシング処理は指定されたニアラインフィニッシャで行われる。また、JDFに対応した後工程用のバーコード生成が行われる。
コントロール1205は、フィニッシング処理をさせたいニアラインフィニッシャを指定するためのエリアであり、チェックボックス1204をオンにした場合のみ表示される。なお、製本アプリケーション104は、図12のウィンドウを起動する際、コントロール1203、チェックボックス1204、コントロール1205を、図8の「プリンタの選択」ウィンドウで設定されている内容を用いて起動する。製本アプリケーション104は、OKボタン1206により印刷実行の指示がなされると、プリンタとニアラインフィニッシャを組み合わせた印刷処理を開始する。
(処理フロー)
図13は、本実施の形態に係る文書処理システムの製本アプリケーション104による、プリンタとニアラインフィニッシャを組み合わせた印刷処理フローを説明するためのフローチャートである。
図13は、本実施の形態に係る文書処理システムの製本アプリケーション104による、プリンタとニアラインフィニッシャを組み合わせた印刷処理フローを説明するためのフローチャートである。
図12の「JDF出力」ウィンドウにおいてOKボタン1206が押下され印刷の指示が行われると、S1301において、製本アプリケーション104は、ブックファイルから描画データと印刷指示用及び後処理用のジョブチケットを作成する。そして、製本アプリケーション104は、作成したジョブチケットを電子原稿デスプーラ105に渡す。
S1302で、電子原稿デスプーラ105は、印刷指示用のJDFと、後処理用のバーコードデータを付加した描画データとを印刷用プリンタ(図12のコントロール1203で指定されたプリンタ)に対して送信する。これに応答して、印刷用プリンタは、受信した各種データを用いて印刷を行う。S1303で、電子原稿デスプーラ105は、後処理指示のみを記載したJDFをニアラインフィニッシャ108に対して送信する。これにより、電子原稿デスプーラ105は、ニアラインフィニッシャ108に対するフィニッシングの指示を行う。そして、本処理フローを終了する。
[2台以上のニアラインフィニッシャを組わせた印刷]
本実施形態に係る製本アプリケーション104は、プリンタとニアラインフィニッシャを組み合わせて成果物を作成する場合に、ニアラインフィニッシャを2台以上設定することも可能である。
本実施形態に係る製本アプリケーション104は、プリンタとニアラインフィニッシャを組み合わせて成果物を作成する場合に、ニアラインフィニッシャを2台以上設定することも可能である。
図14〜16は、プリンタとニアラインフィニッシャを組み合わせて成果物を作成したいという場合に、ニアラインフィニッシャを2台以上設定することも可能となるように図8、9、12で示した画面を拡張した一例を示す図である。
図14は、図8を拡張した「プリンタの選択」のウィンドウ表示の一例を示す図である。コントロール1401、1402は、印刷後の後処理加工に使用したいニアラインフィニッシャを選択するためのエリアである。ここでは、2つのニアラインフィニッシャが指定されている。利用者は、ボタン1403をクリックすることにより、指定可能なフィニッシャの数を任意の数まで増やすことが可能である。この例では、ボタン1403を1回押下した場合の状態を示しており、第2のフィニッシャまで指定することが可能となっている。このウィンドウにより、製本アプリケーション104は利用者が1つのブックファイルに対して複数の後処理用ニアラインフィニッシャの設定を行うことを可能としている。これにより受付手段を実現する。利用者は、後処理工程の種類にあわせて、第1、第2あるいはそれ以上のフィニッシャを指定することができる。
コントロール1404、1405は、選択された各後処理用のニアラインフィニッシャに対応する仕上がりサイズを指定するためのエリアである。
製本アプリケーション104は複数のニアラインフィニッシャが指定されている場合、それぞれのフィニッシャに対して必要なフィニッシングの指示のみを記述したJDF及び各後工程に対応したバーコードを作成し、バーコードについては描画データに付加する。また、フィニッシング指示用のJDFを各ニアラインフィニッシャに対して送信する。
なお、利用者は複数の後工程に対して同じニアラインフィニッシャを選択することも可能である。例えば、同一のフィニッシャで数回に分けて段階的に後処理行いたいような場合には同じものを選択すればよい。例えば、カット、ミシン目、クリースを1台のニアラインフィニッシャで行いたいが、フィニッシャの仕様で一度には行うことが出来ないような場合などが、このケースに該当する。
図16は、製本アプリケーション104において、プリンタと2台以上のニアラインフィニッシャを組み合わせた印刷が可能となるように図12の「JDF出力」ウィンドウを拡張した例を示す図である。図16において、コントロール1601、1602は、フィニッシング処理をさせたいニアラインフィニッシャを指定するためのエリアで、チェックボックス1204をオンにした場合のみ表示される。図16では図12とは異なり、後処理用のニアラインフィニッシャを2台以上指定することが可能となっている。
この例は、図14に示す「プリンタの選択」のウィンドウにおいて、第2フィニッシャまで指定された場合に「JDF出力」ウィンドウをオープンしたときの表示例である。したがって、第1および第2のフィニッシャまで設定された状態となっているが、利用者がフィニッシャの種類をここで変更することも可能である。また、ボタン1603を押下することにより、更にフィニッシャを追加して、3台以上のニアラインフィニッシャを指定することも可能である。OKボタン1206により印刷実行の指示がなされると、製本アプリケーション104は、図13のフローチャートで説明した流れでプリンタと複数のニアラインインフィニッシャを組み合わせたJDF印刷処理を開始する。
利用者が、プリンタと複数のニアラインフィニッシャを組み合わせたJDF印刷を行うためには、それぞれのフィニッシャに対して異なるフィニッシングの設定を行えなければならない。本実施形態に係る製本アプリケーション104は、利用者がブックファイルに対して複数の「仕上がりサイズ」、「面付け方法」、「フィニッシング」等を設定することを可能としている。そして、製本アプリケーション104は、ブックファイルに対して設定された属性に基づき、図14の「プリンタの選択」ウィンドウで指定された複数のニアラインフィニッシャに対してそれぞれ異なるフィニッシング指示を含むJDFを生成し、送信する。
図15は、図14の「プリンタの選択」のウィンドウにおいて、第1および第2のフィニッシャまで指定された場合に、UI画面500において「印刷体裁」メニューが選択されたときのウィンドウ表示を示いている。
製本アプリケーション104は、図14の「プリンタの選択」ウィンドウで、2つ以上のニアラインフィニッシャが指定された時に、2つ以上のニアラインフィニッシャ用にブック属性を指定できる。図15の例は、ニアラインフィニッシャが2つ指定されている場合を示しており、ボタン1501の他に、追加された第2のニアラインフィニッシャに対応してボタン1502が新たに選択可能な状態で表示されていることがわかる。
利用者は、「ドキュメント全体の設定1」、「ドキュメント全体の設定2」のそれぞれからブック属性を設定できるウィンドウ画面表示させることが可能であり、各画面で異なる属性値を設定することができる。こうすることにより、製本アプリケーション104は、1つのブックファイル(印刷ジョブ)に対して、「仕上がりサイズ」、「面付け方法」、「フィニッシング」などのブック属性の組み合わせを複数パターン設定出来るようにしている。なお、製本アプリケーション104は、この場合、図2で説明したブック属性を、ブックファイルの中に複数の保持することになる(ブック属性A、B)。
なお、製本アプリケーション104は、ブックファイルに対して「仕上がりサイズ属性」が2つ以上設定されると、それらの仕上がりサイズを図14のコントロール1404、1405で選択可能な設定項目として表示する。利用者は、コントロール1404、1405で所望の仕上がりサイズを選ぶことによって、後処理用の各ニアラインフィニッシャにおける成果物のサイズとして割り当てることが可能となる。製本アプリケーション104は、利用者により設定された各ニアラインフィニッシャに対応する仕上がりサイズに応じ、ブックファイルに保持した複数のブック属性の中から、その仕上がりサイズの設定を含むブック属性を取得する。そして、それに従い各ニアラインフィニッシャへの指示用のJDFと、プリンタへ出力するバーコードを含む描画データを生成する。
[本実施形態に係る処理フロー]
図17は、本実施形態に係る後処理処理装置(例えばニアラインフィニッシャ)が選択されている場合の処理フローである。
図17は、本実施形態に係る後処理処理装置(例えばニアラインフィニッシャ)が選択されている場合の処理フローである。
S1701において、製本アプリケーション104は、ブックファイルに対してニアラインフィニッシャが2つ以上選択されているかを判定する。2つ以上選択されていない場合(S1701にてNO)、S1702において、製本アプリケーション104は、ブック属性の仕上がりサイズ属性を取得する。この場合では、ブックファイルに含まれるブック属性は1つとなるため、仕上がりサイズの属性値も1つだけであり、製本アプリケーション104は、仕上がりサイズの大きさの仕上がりページを生成する。S1703において、製本アプリケーション104は、ブック属性から「面付け方法」を取得し、S1702にて作成した仕上がりページに対して、「面付け方法」に基づきレイアウトして描画データ(以下レイアウトデータと呼ぶ)を生成する。S1704において、製本アプリケーション104は、ブック属性から「出力用紙サイズ」を取得し、出力用紙サイズの物理ページに対してS1703にて生成したレイアウトデータを描画する。このとき、製本アプリケーション104は、1の後処理工程にて用いられるバーコードを生成し、併せて描画するようにしてもよい。
一方、ニアラインフィニッシャが2つ以上選択されている場合(S1701にてYES)について説明する。S1706において製本アプリケーション104は、レイアウトデータ生成処理を行う。レイアウトデータ処理の詳細は、図18を用いて後述する。次にS1707において製本アプリケーション104は、バーコードデータ生成処理を行う。バーコードデータ生成処理の詳細は、図19を用いて後述する。次にS1708において、製本アプリケーション104は、レイアウト処理を行い、その後S1705に進む。レイアウト処理の詳細については、図21を用いて後述する。
S1705において、製本アプリケーション104は、仕上がりページの中央に原稿ページデータを描画する。そして、本処理フローを終了する。
(レイアウトデータ生成処理)
図18は、図17のS1706におけるレイアウトデータ生成処理の詳細である。S1801において、製本アプリケーション104は、変数Xを1で初期化する。なお、ここではブックファイルに含まれるX番目のブック属性をブック属性Xと呼ぶこととする。また、製本アプリケーション104は、UI上で登録した後処理に使用するフィニッシャ数を変数FN_cntに登録する。
図18は、図17のS1706におけるレイアウトデータ生成処理の詳細である。S1801において、製本アプリケーション104は、変数Xを1で初期化する。なお、ここではブックファイルに含まれるX番目のブック属性をブック属性Xと呼ぶこととする。また、製本アプリケーション104は、UI上で登録した後処理に使用するフィニッシャ数を変数FN_cntに登録する。
S1802において、製本アプリケーション104は、変数XとFN_cntの比較を行う。変数XがFN_cnt以下であれば(S1802にてYES)S1803に進み、それより大きければ(S1802にてNO)、本処理を終了して図17のS1707に進む。S1803において、製本アプリケーション104は、ブックファイルに保持されている複数のブック属性からX番目のブック属性を読み出し、そこに含まれる仕上がりサイズの値を取得する。なお、ブック属性は、順にブック属性1、ブック属性2・・・と格納されているものとする。また、ここでは、ブック属性Xに含まれる仕上がりサイズを仕上がりサイズXとする。S1804において、製本アプリケーション104は、読み出した仕上がりサイズXの大きさの仕上がりページXを生成する。
S1805において、製本アプリケーション104は、ブック属性Xの「面付け方法」属性を取得し、S1804で作成した仕上がりページXを、取得した「面付け方法」属性に基づきレイアウトしたレイアウトデータXを生成する。S1806において、製本アプリケーション104は、仕上がりページXとレイアウトデータXを対応づけてブックファイルに保存する。以上のステップの後、S1807において、製本アプリケーション104は、変数Xを1つカウントアップし、S1802に戻る。
(バーコードデータ生成処理)
図19は、図17のS1707におけるバーコードデータ生成処理の詳細である。S1901において製本アプリケーション104は、変数Xを1で初期化し、UI上で登録した後処理に使用するフィニッシャ数を変数FN_cntに登録する。
図19は、図17のS1707におけるバーコードデータ生成処理の詳細である。S1901において製本アプリケーション104は、変数Xを1で初期化し、UI上で登録した後処理に使用するフィニッシャ数を変数FN_cntに登録する。
S1902において、製本アプリケーション104は、変数XとFn_cntの比較を行う。変数XがFN_cnt未満であれば(S1902にてYES)S1903に進み、FN_cnt以上であれば(S1902にてNO)S1909に進む。
S1903において、製本アプリケーション104は、ブックファイルに保持されているブック属性からX番目のブック属性を読み出し、仕上がりサイズになるように後処理するためのJTの紐づけ情報を読み込む。ここでの紐付け情報とは例えば、後処理装置毎のジョブIDが該当する。
S1904において、製本アプリケーション104は、X番目の後処理に使用するフィニッシャの処理精度の情報を取得する。精度の情報は、デバイス情報ライブラリ109から当該フィニッシャに問い合わせを行う事で取得される。この情報の具体例については後述する。S1905において、製本アプリケーション104は、バーコード画像を生成する。本ステップでは、製本アプリケーション104は、S1903で読み込んだ紐づけ情報をバーコードデータに変換する。なお、数値や文字列をバーコードデータに変換する方法は一般的な技術であるためここでは特に説明しない。
S1906において、製本アプリケーション104は、ダミーデータを生成する。図20は、S1906のダミーデータ画像生成処理の詳細である。本実施形態において、ダミーデータは、図24のようにバーコードデータ上に合成するデータを指す。例えば、2次元のバーコードの例をあげると、バーコードを認識する際にバーコードの3隅にある四角いパーターン(ファインダーパターン)を使用して認識を行っている。このため、ダミーデータにファインダーパターンを追加し、正しい設定情報を示すバーコードとダミーデータとを合成したダミーバーコードが生成される。バーコードリーダは、ダミーバーコードを正常に読み込めなくなり、正しい設定情報が認識不可となる。
本実施形態では、各後処理のタイミングで次に読み込むべきバーコードを認識できるようにするために、ダミーバーコードのダミーデータ部が後処理機によって無効化されるよう合成される。ここで無効化とは、ダミーデータ部をスキャナが読み取れない状態とすることを意味する。例えば、後処理の工程で、断裁機による断裁処理にてダミーデータ部が断ち落とされるような位置に、ダミーデータ部を描画する。もしくは、ダミーバーコードは、後処理の工程において折機によりダミーデータの部分が折り曲げられることで、ダミーデータ部がスキャナからの読取が不可となりつつ、残りの部分が読み取り可能となる位置に配置される。図6(B)は、断裁後にダミーデータが断ち落とされることでバーコードが有効に識別可能となる例である。図6(B)の場合、ダミーバーコードの上部に位置するダミーデータ部が断裁される。上記の方法により、各後処理の結果、読み込み可能なバーコードが出現することとなる。
図20を用いてダミーデータ画像生成処理の詳細を説明する。S2001において、製本アプリケーション104は、ダミーデータの高さを決定する。例えば、図24に示すダミーデータのHの部分が該当する。ここでは、予めバーコードのタイプによって、バーコードの高さを定義しておき、その値を用いて高さを仮決めする。例えば、1次元のバーコードでは、バーコードの幅(W)に対して10%といったようにデフォルトの値を持つものである。S2002において、製本アプリケーション104は、決定したダミーデータの高さと図19のS1904で取得した後処理機の処理精度の情報とを比較する。後処理機の処理精度の情報とは、例えば、断裁機であれば、カット精度を表し、精度が±0.2[mm]であれば処理精度は0.4[mm]として扱う。
S2001にて決定したダミーデータの高さが後処理機精度より小さいと判定された場合(S2002にてYES)、バーコード側の領域を断裁してしまう可能性がある。そのため、製本アプリケーション104は、S2003へ進み、ダミーデータの高さを後処理機の精度に合わせるように変更する。本実施形態において、ダミーデータの高さ=後処理機の処理精度とする。
ダミーデータの高さが後処理機精度より大きれければ(S2002にてNO)、S2004へ進む。本実施形態において、S2004以降の処理では、ダミーデータ部のカラーとそれ以外の部分(図24に示すバーコード)のカラーを異なるカラーに設定できるように構成する。ダミーデータ部とバーコードの部分のカラーを切り替える事により、各後処理のタイミングで使用するバーコードを確認しやすくする。具体的には、読み込むべきバーコードが認識可能になるように、例えば後処理が断裁の場合には、ダミーバーコードからダミーデータ部が断裁機では断ち落とされるため、読み込むバーコードはダミーデータ部が含まれていないバーコードとなる。このため、ダミーデータ部とバーコードのカラー切り替えておくことによりダミーデータ部が含まれていないバーコード(ほぼ単色カラーのバーコード)が容易に判別可能となる。以下の処理において、ダミーデータカラー変更モードに設定されている場合には、ダミーデータ部とバーコードを異なる色で出力するものとする。
S2004において、製本アプリケーション104は、ダミーデータカラー変更モードがONであるか否かを判定する。本モードに対する設定は、製本アプリケーション104のUI上にモードの切り替えスイッチを設けても良いし、INIファイル上でモードを切り替え可能にするようにしても良い。
ダミーデータカラー変更モードがONの場合(S2004にてYES)、製本アプリケーション104は、S2005において、バーコードカラーの読み込みを行う。そして、S2006において、製本アプリケーション104は、読み込んだバーコードカラーと異なるカラーにダミーデータのカラーを変更する。なお、カラーの変更については、例えば、バーコードカラーが黒であれば、ダミーデータを赤にするなどの変換テーブルを用いるような方法であっても良いため、カラー変換については詳細については説明を省略する。
ダミーデータカラー変更モードがOFFの場合(S2004にてNO)もしくはS2006の処理が完了した場合、本処理フローを終了し、図19のS1907へ進む。
S1907において、製本アプリケーション104は、S1905で生成したバーコードと、S1907で生成したダミーデータとを一つのバーコードデータとして合成しブック属性と対応づけて保存する。保存する際には、ダミーデータ付バーコード(ダミーバーコード)であるか判定できるように、製本アプリケーション104は、バーコードの属性の情報を付与する。バーコードの属性の情報として、例えば、ダミーバーコードであるか判別可能な属性、及びバーコード高さ(H)、ダミーデータ高さ(H)、バーコード幅(W)とともに保存する。S1908において、製本アプリケーション104は、変数Xをカウントアップし、その後、S1902へ進む。
S1909において、製本アプリケーション104は、FN_cnt番目のブック属性を読み出し、そこに含まれる仕上がりサイズに後処理するためのJTの紐づけ情報を取得する。S1910において、製本アプリケーション104は、取得した紐づけ情報からバーコード画像を生成しブック属性と対応づけて保存する。そして、本処理フローを終了し、図17のS1708へ進む。
(レイアウト処理)
図21は、図17のS1708におけるレイアウト処理の詳細である。S2101において、製本アプリケーション104は、変数Xを1で初期化し、UI上で登録した後処理に使用するフィニッシャ数を変数FN_cntに登録する。
図21は、図17のS1708におけるレイアウト処理の詳細である。S2101において、製本アプリケーション104は、変数Xを1で初期化し、UI上で登録した後処理に使用するフィニッシャ数を変数FN_cntに登録する。
S2102において、製本アプリケーション104は、変数XとFn_cntの比較を行う。変数XがFN_cnt未満であれば(S2102にてYES)S2103に進み、FN_cnt以上であれば(S2102にてNO)S2107に進む。なお、ここでもブックファイルに含まれるX番目のブック属性をブック属性X、ブック属性Xに含まれる仕上がりサイズ属性値を仕上がりサイズX、仕上がりサイズXと対応づけられて保存されているレイアウトデータをレイアウトデータXと呼ぶ。
S2103において、製本アプリケーション104は、仕上がりサイズXに対応づけて管理されているレイアウトデータXを取得する。S2104において、製本アプリケーション104は、レイアウトデータX上にレイアウトされている仕上がりページXの中央にレイアウトデータYを描画する。なお、レイアウトデータ上には複数の仕上がりページがレイアウトされている場合がある。この場合、製本アプリケーション104は、すべての仕上がりページXに対してレイアウトデータYを描画する。S2105において、製本アプリケーション104は、描画後のデータをレイアウトデータYとして上書き保存する。S2106において、製本アプリケーション104は、変数Xをカウントアップし、S2102へ進む。
S2107において、製本アプリケーション104は、バーコードをレイアウトYに描画する。図22は、図21のS2107におけるバーコード描画処理の詳細である。S2201において、製本アプリケーション104は、変数Xを1で初期化し、UI上で登録した後処理に使用するフィニッシャ数を変数FN_cntに登録する。S2202において、製本アプリケーション104は、変数XとFN_cntの比較を行う。変数XがFN_cnt未満であれば(S2202にてYES)S2203に進み、FN_cnt以上であれば(S2202にてNO)処理を終了して、図21のS2108に進む。なお、ここでも図21のフローチャートの説明と同様にブックファイルに含まれるX番目のブック属性をブック属性Xとする。そして、ブック属性Xに含まれる仕上がりサイズ属性値を仕上がりサイズX、仕上がりサイズXと対応づけられて保存されているレイアウトデータをレイアウトデータXと呼ぶ。
S2203において、製本アプリケーション104は、仕上がりサイズXを取得する。S2204において、製本アプリケーション104は、仕上がりサイズX+1のサイズを取得する。なお、X=(FN_cnt−1)の場合には、X+1は用紙サイズに読み替えるものとする。S2205において、製本アプリケーション104は、S2203とS2204にて取得した2つの仕上がりサイズの差分から余白領域を算出する。ここでは、下記の計算式で余白領域を算出する。
余白領域 = {(仕上がりサイズX+1)−(仕上がりサイズX)}/2
余白領域 = {(仕上がりサイズX+1)−(仕上がりサイズX)}/2
具体例として
(仕上がりサイズX+1) :W(幅) 200mm
H(高さ) 180mm
(仕上がりサイズX) :W(幅) 180mm
H(高さ) 160mm
の場合、上、下の余白領域は(200−180)/2であり、
(W、H)=(180mm、10mm)
となる。
(仕上がりサイズX+1) :W(幅) 200mm
H(高さ) 180mm
(仕上がりサイズX) :W(幅) 180mm
H(高さ) 160mm
の場合、上、下の余白領域は(200−180)/2であり、
(W、H)=(180mm、10mm)
となる。
同様に、高さ方向の余白領域は(180−160)/2であり、
(W、H)=(10mm、160mm)
となる。
(W、H)=(10mm、160mm)
となる。
その後、S2206にて、製本アプリケーション104は、余白領域へのバーコードの描画処理を行う。図23は、図22のS2206における余白領域へのバーコード描画処理の詳細である。まず、S2301において、製本アプリケーション104は、バーコードデータを読み出し、ブック属性に保存されているX番目のバーコードデータの読み込みを行う。ここでのXは、S2202で使用しているカウンタ値に対応する。
S2302において、製本アプリケーション104は、読み込んだバーコードデータがダミーデータ付のバーコードか否かを判定する。本工程において、製本アプリケーション104は、ブック属性に保存したバーコードの属性を用いて判定する。ダミーバーコードである場合(S2302にてYES)S2305へ進み、ダミーデータが付されていないバーコードである場合は(S2302にてNO)S2303へ進む。
S2303において、製本アプリケーション104は、バーコードサイズを確認し、S2207で読み込んだ余白サイズとバーコードデータのサイズを比較し、余白領域に印刷可能であるか判定する。ここでは、印刷位置の優先度として4方向の余白エリア(上、下、左、右)対して上、左の順で余白サイズを確認する。つまり、上方向の余白サイズがバーコードサイズより小さい場合には右方向の余白領域が確認され、バーコードが収まる余白領域を選択する。なお、余白領域がバーコードサイズより小さくならないようにUI上で仕上がりサイズの設定値に制限を設けるようにしてもよい。S2304において、製本アプリケーション104は、選択された余白領域に対してバーコードを描画する。
S2305において、製本アプリケーション104は、ブック属性に保存されているX番目の後処理方法を読み出す。S2306において、製本アプリケーション104は、ダミーバーコードのダミーデータ部の箇所が、断裁されるようにダミーバーコードを描画する。図6(B)の例では、ダミーバーコードの配置の一例であり、ダミーデータ部が断裁位置に配置されるように描画している。なお、図6(A)のように、バーコードを断裁部に配置し、後処理によりバーコードが無効になり、以降の後処理では識別不可能となるようにしてもよい。
S2304もしくはS2306の処理の後、本処理フローを終了して、図22のS2207へ進む。
S2207において、製本アプリケーション104は、変数Xをカウントアップし、S2202へ進む。S2202にてNOとなった後、図22の処理フローを終了し、図21のS2108へ進む。S2108において、製本アプリケーション104は、出力用紙サイズの大きさの物理ページに最終的に得られたレイアウトデータYを描画する。そして、図21の処理フローを終了し、図17のS1705へ進む。
本発明によれば、プリンタにより印刷した出力結果の用紙を、複数のフィニッシャを組み合わせて段階的に後処理加工する場合、各フィニッシングのタイミングで使用する後処理情報(バーコード)のみ認識可能となる。これにより、オペレータが誤って異なる後処理情報を読み込ませてしまうことで意図しない成果物が出力されるといった事を防止できるという効果がある。更に、プリプレスおよびプレス作業におけるオペレータの手間を軽減することが可能となる。
<その他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
Claims (10)
- 1または複数の後処理装置を用いた、印刷装置の出力物に対する複数の後処理の指定を受け付ける受付手段と、
前記印刷装置に対し、前記後処理装置が後処理の際に読み出して用いる後処理指示情報を前記出力物に描画させる制御手段と
を有し、
前記制御手段は、前記受付手段にて受け付けた前記複数の後処理において、ひとつの後処理による処理の結果、その次の後処理にて用いられる後処理指示情報が識別可能となるように、後処理指示情報を構成して描画させることを特徴とする情報処理装置。 - 前記後処理指示情報は、ダミーデータ部を含めて描画され、
後処理による処理の結果、当該ダミーデータ部の読み出しが不可となることで、その次の後処理にて用いられる後処理指示情報が識別可能となることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 後処理が断裁処理の場合、前記後処理指示情報は、当該断裁処理により前記ダミーデータ部が断裁されることで当該ダミーデータ部の読み出しが不可となり、残りの部分によりその次の後処理に対する後処理指示情報が識別可能に構成される位置に描画されることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
- 後処理が折り処理の場合、前記後処理指示情報は、当該折り処理により前記ダミーデータ部が折り曲げられることで当該ダミーデータ部の読み出しが不可となり、残りの部分によりその次の後処理に対する後処理指示情報が識別可能となる位置に描画されることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
- 後処理を行った結果、当該後処理に対する後処理指示情報が、以降の後処理にて識別不可能になるように描画されることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
- 前記後処理指示情報のダミーデータ部のサイズは、前記1または複数の後処理装置による後処理の精度に基づいて決定されることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
- 前記後処理指示情報は、前記ダミーデータ部とそれ以外の部分とが異なる色にて描画されることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
- 前記後処理指示情報は、1次元もしくは2次元のバーコードにより構成されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 1または複数の後処理装置を用いた、印刷装置の出力物に対する複数の後処理の指定を受け付ける受付工程と、
前記印刷装置に対し、前記後処理装置が後処理の際に読み出して用いる後処理指示情報を前記出力物に描画させる制御工程と
を有し、
前記制御工程において、前記受付工程にて受け付けた前記複数の後処理において、ひとつの後処理による処理の結果、その次の後処理にて用いられる後処理指示情報が識別可能となるように、後処理指示情報を構成して描画させることを特徴とする情報処理方法。 - コンピュータを、
1または複数の後処理装置を用いた、印刷装置の出力物に対する複数の後処理の指定を受け付ける受付手段、
前記印刷装置に対し、前記後処理装置が後処理の際に読み出して用いる後処理指示情報を前記出力物に描画させる制御手段
として機能させ、
前記制御手段は、前記受付手段にて受け付けた前記複数の後処理において、ひとつの後処理による処理の結果、その次の後処理にて用いられる後処理指示情報が識別可能となるように、後処理指示情報を構成して描画させることを特徴とするプログラム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013143095A JP2015016562A (ja) | 2013-07-08 | 2013-07-08 | 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム |
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JP2013143095A JP2015016562A (ja) | 2013-07-08 | 2013-07-08 | 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム |
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JP2015016562A true JP2015016562A (ja) | 2015-01-29 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP2015016562A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017199078A (ja) * | 2016-04-25 | 2017-11-02 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成システムおよび情報処理装置用プログラム |
JP2019185195A (ja) * | 2018-04-03 | 2019-10-24 | キヤノン株式会社 | 情報処理装置およびその制御方法、並びにプログラム |
-
2013
- 2013-07-08 JP JP2013143095A patent/JP2015016562A/ja active Pending
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