JP2019185195A - 情報処理装置およびその制御方法、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置およびその制御方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】印刷物に対して断裁ラップを行った結果、配置されたマークが断裁されてしまい、後加工装置がマークを正しく読み取れないことがある。【解決手段】画像形成装置および後処理装置により作成される製本物の印刷データを生成する情報処理装置であって、前記後処理装置が備える読取手段の機能に基づき、前記製本物を構成する画像形成後の複数枚の用紙に対して行われる断裁ラップのための断裁量を算出する算出手段と、前記算出手段にて算出された断裁量に基づいて、前記読取手段にて読み取られる前記後処理装置を制御するためのマークを配置可能なページを、前記複数枚の用紙の中から特定する特定手段と、前記特定手段にて特定したページに前記マークを印刷するように印刷データを生成する生成手段とを有する。【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置およびその制御方法、並びにプログラムに関する。
商業印刷では、折りや中綴じ、無線綴じ、ミシン加工、表面加工など、印刷物の用途に応じて様々な加工が行われている。印刷物を正確に加工するためには、後加工装置において印刷物の位置のバラツキを抑えることが必要である。例えば、シートカット装置において、印刷物の載置位置のバラツキに起因してシートカットのバラツキがでることがある。これを防ぐために、シートカット装置の印刷ズレ検知装置がページに配置されたマークを基準に、印刷ズレを補正することで、シートカットを正確に行うことができる。
特許文献1では、フィニッシング設定の内容によって、印刷画像のレイアウトが変更になった場合でも、そのレイアウトに対応した座標データ生成を行う技術が開示されている。
特開2013−178652号公報
製本加工の前処理として、印刷物の断裁工程で、印刷物の長辺を数ミリ程度断裁する断裁ラップという作業が行われる場合がある。断裁ラップは、複数の印刷物を次々と製本加工していく場合に、1冊分の印刷物を作業者等が掴みやすくすることで、製本加工の作業効率を上げるために行われる。
特許文献1の技術では、断裁ラップが考慮されていないため、印刷物に対して断裁ラップを行った結果、1ページ目に配置されたマークが断裁されてしまい、後加工装置がマークを正しく読み取れないことがある。
そこで、本実施形態では、断裁ラップによる断裁を考慮して、マークを含んだ印刷データを作成し、後加工装置によるマークの読み取り精度を向上させることを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は以下の構成を有する。すなわち、画像形成装置および後処理装置により作成される製本物の印刷データを生成する情報処理装置であって、前記後処理装置が備える読取手段の機能に基づき、前記製本物を構成する画像形成後の複数枚の用紙に対して行われる断裁ラップのための断裁量を算出する算出手段と、前記算出手段にて算出された断裁量に基づいて、前記読取手段にて読み取られる前記後処理装置を制御するためのマークを配置可能なページを、前記複数枚の用紙の中から特定する特定手段と、前記特定手段にて特定したページに前記マークを印刷するように印刷データを生成する生成手段とを有する。
本実施形態により、断裁ラップが行われる場合でも、印刷データに対する後加工装置によるマークの読み取り精度を良くすることが可能となる。
本発明に係る情報処理システムのシステム構成の例を示す図。 本発明に係る情報処理装置のハードウェア構成の例を示す図。 本発明に係る情報処理装置のソフトウェア構成の例を示す図。 本発明に係る断裁ラップ後の印刷物の模式図。 本発明に係る配置可能領域の算出処理の例を示す図。 本発明に係る印刷データの例を示す図。 本発明に係るデバイス情報の例を示す図。 第1、第2の実施形態に係る処理全体のフローチャート。 第1の実施形態に係るページ特定処理のフローチャート。 第2の実施形態に係るページ特定処理のフローチャート。 第2の実施形態に係る配置可能領域の例を示す図。 第3、第4の実施形態に係る処理全体のフローチャート。 第3の実施形態に係る領域決定処理のフローチャート。 第3の実施形態に係る配置可能領域の例を示す図。 第4の実施形態に係る配置可能領域の例を示す図。 第4の実施形態に係る領域決定処理のフローチャート。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
<第1の実施形態>
[情報処理システムの構成例]
図1は、本発明に係る情報処理システムの全体構成の例を示す図である。なお、以下の説明における情報処理システム全体の環境は本発明の説明を理解しやすくするためのものであり、本発明はこれらの環境に限定されるものではない。
図1において、情報処理システム内に、情報処理装置100、画像形成装置102、断裁装置103、製本装置104が設けられ、互いにネットワーク101を介して通信可能に接続されている。なお、画像形成装置102、断裁装置103、及び製本装置104は、処理を行った物品(用紙)が搬送される搬送経路を構成するように接続されていてもよいし、各装置間において、作業者や他の装置を介して物品が搬送されるような構成であってもよい。ここでは、各装置の出力物を作業者が次の工程を行う装置に手で搬送する場合を例に挙げて説明する。
画像形成装置102は、情報処理装置100から送られてくるドキュメント(画像)を含む印刷データを解析し、1ページずつドットイメージに変換して紙等の記録媒体(「用紙」もしくは「シート」とも称する)に印刷を行う。断裁装置103は、製本加工の前処理として、画像形成装置102から出力された画像形成後の印刷物の長辺を数ミリ断裁することで断裁ラップを行う。本実施形態に係る断裁の詳細については、後述する。
製本装置104は、画像形成装置102にて印刷された印刷物の製本を行う。製本を行う際に、対象となる印刷物は所定の位置にて載置されているものとする。製本装置104は、付属するコードリーダー(不図示)を使って、対象となる印刷物の一番上のページの余白もしくはコードリーダーから参照可能な位置に印刷されたマークを読み取る。コードリーダーに関する仕様として、例えば、読取範囲や読取距離などがある。コードリーダーの仕様は、製本装置104に付属される機種ごとに異なる。製本装置104は、情報処理装置100からのリクエストを受信すると、ネットワーク101を介して、コードリーダーの仕様を情報処理装置100に渡す。
情報処理装置100上では、印刷物の作成を管理するためのジョブ管理プログラムやWebサーバーなどのプログラムが動作している。また、情報処理装置100には、画像形成装置102、断裁装置103、および製本装置104を制御するためのプリンタドライバプログラム(不図示)などがインストールされている。情報処理装置100は、製本物に応じた各種ジョブを生成し、各装置に対して指示を行う。
図1では1つの情報処理装置100が示されているが、複数設けられてもよい。また、画像形成装置102、断裁装置103、及び製本装置104はそれぞれ1つが示されているが、複数の装置を含む印刷システムとして構成されてもよい。また、ネットワーク101は、インターネットであってもよく、例えば、情報処理装置100からインターネット越しに画像形成装置102へとアクセスする構成であってもよい。また、本実施形態では、断裁装置103および製本装置104が後処理装置として用いられるが、これ以外の後処理装置が用いられてもよい。
[ハードウェア構成例]
図2は、本実施形態に係る情報処理装置100のハードウェア構成の例を示す。情報処理装置100は、例えば、一般的なコンピュータ(PC)のハードウェアで構成することができる。図2において、CPU200は、ROM202内のプログラムROMに記憶されたプログラムや、外部メモリ209からRAM201にロードされたOS(オペレーティングシステム)やアプリケーションプログラム等のプログラムを実行する。すなわち、CPU200が読み取り可能な記憶媒体に格納された該プログラムを実行することにより、後述する各フローチャートの処理を実行する各処理部として機能する。
RAM201は、揮発性の記憶領域として機能するCPU200のメインメモリであり、ワークエリア等として利用される。キーボードコントローラ203は、キーボード207や図示しないバーコードリーダー、ポインティングデバイス(マウス、タッチパッド、タッチパネル、トラックボールなど)からの操作入力を制御する。
ディスプレイコントローラ204は、ディスプレイ208の表示を制御する。ディスクコントローラ205は、各種データを記憶するハードディスク(HD)やフレキシブルディスク(FD)等の外部メモリ209へのデータアクセスを制御する。ネットワークコントローラ206は、ネットワーク101に接続されて、ネットワークに接続された他の機器との通信制御処理を実行する。CPU200、RAM201、ROM202、および各コントローラは、内部バス210を介して通信可能に接続される。
[ソフトウェア構成例]
図3は、本実施形態に係る情報処理装置100の各機能を実現するソフトウェアの構成例を示す図である。
印刷データ記憶部300は、情報処理装置100内にて管理される印刷データを保存する。具体的には、印刷データ記憶部300は、画像形成装置102に送信済みの印刷データに加え、これから画像形成装置102に送る予定の印刷データを保存している。本実施形態において、印刷データは、ユーザからの指示や要求に応じて作成される。
本実施形態に係る印刷データの構成例を図6に示す。印刷データ600は、ドキュメント601とジョブチケット602を含んで構成される。ドキュメント601は、印刷する画像を示すデータであり、その形式として商業印刷では一般的にPDF(Portable Document Format)が用いられる。しかし、これに限定するものではなく、例えば、Office(登録商標)文書形式やPPML(Personalized Print Markup Language)などであってもよい。本発明にて用いられるドキュメントの形式は、特に限定されるものではない。
ジョブチケット602は、面付けのレイアウトや印刷に使う用紙の種類、両面・片面といった印刷設定が記載されている。なお、用紙の種類に関する情報には、厚さやサイズ、表面特性などの情報を含めてもよい。印刷設定は、画像形成装置102の機能に応じて設定可能な項目や値が異なるが特に限定するものではない。ジョブチケットの形式は、JDF(Job Definition Format)といった標準規格を使ってもよいし、独自のジョブチケットの形式を使ってもよい。本実施形態では、JDFを例に挙げて説明をする。なお、例として示すJDFに関し、説明に不要なパラメータについては記載を省略する。
JDFにおいて、処理は上から順番に行われる。図6の例の場合、記述603にて示される印刷(Printing)、記述604にて示される断裁(Trimming)、記述605にて示される製本(Binding)の順番で処理が行われる。本実施形態において、断裁ラップが行われるか否かは、記述604の断裁工程の有無を確認し、製本前に印刷工程の後に用紙の断裁を行うか否かにより判定することができる。
印刷工程の設定を示す記述(記述603から記述604の一つ前まで)には、記述606〜記述609が含まれている。記述606は、用紙の設定情報である。Dimensionsが用紙サイズを表し、Weightが用紙の厚さ(坪量)を表す。記述607のSidesは両面・片面設定を表す。記述608のNumberUpは、多面付けの設定を表す。この例では、1UPの設定が指定されている。記述609は、印刷対象であるドキュメントが格納されたファイルパスを表す。
断裁工程の設定を示す記述(記述604から記述605の一つ前まで)には、記述610が含まれている。記述610は、断裁設定を表す。Widthは断裁幅を表す。Heightは断裁の深さを表す。断裁の深さとは、印刷物の厚みに対し、断裁を行う面からどの位置(距離)までを断裁するかを示す値である。断裁の深さは事前にHeightに記述されていてもよいし、記述されていない場合はジョブチケットの設定から計算して値を決定してもよい。
製本工程の設定を示す記述(記述605から最後の記述の一つ前まで)には、記述611が含まれている。記述611は、製本設定を表す。
印刷データ取得部301は、処理対象となる印刷データを印刷データ記憶部300から取得する。デバイス情報取得部302は、画像形成装置102、断裁装置103、製本装置104からデバイスの仕様が記述されたデバイス情報を取得する。デバイス情報は、直接各装置から取得してもよいし、装置を一意に識別する情報を取得した上で、その情報に基づいてデバイス情報を問い合わせるような構成であってもよい。デバイス情報は、各装置が備える部位や機能ごとにそれぞれ取得するような構成であってもよい。
図7は、製本装置104のデバイス情報の構成例を示す。図7に示すデバイス情報700は、製本装置104に付属するコードリーダー(不図示)の仕様を含む。デバイス情報700には、例えば、コードリーダーの読取距離や読取可能範囲、印刷不可範囲といった情報が記述されている。画像形成装置102から取得できるデバイス情報には、例えば、用紙に対する印刷不可領域などの情報が記述されている。デバイス情報のデータ形式は、ジョブチケット602と同じく、JDFを使ってもよいし、独自のデータ形式を使ってもよい。
断裁量算出部303は、ジョブチケット602に記述された面付けのレイアウトや用紙の厚さ、印刷設定、およびデバイス情報に記述されたコードリーダーの読取距離を基に、断裁ラップによって断裁される印刷物の断裁量を算出する。ここでの断裁量とは、印刷物に対する断裁の厚みでもよいし、印刷物に含まれる複数のページのうちの断裁するページ数であってもよい。なお、印刷物は必ずしも同じ種類の用紙のみから構成されるものではないため、印刷物が複数種類の用紙を含む場合は、その構成を考慮して断裁量が算出される。
ページ特定部304は、断裁量算出部303によって算出された断裁量を基に、マークを配置できるページを特定する。つまり、印刷物に対し断裁を行った後に、マークを配置できるページを特定する。ここでのページとは、印刷物を構成する複数の用紙のうち、コードリーダーの読み取り側に位置する面に相当する。なお、本実施形態に係るページ特定部304は、1ページだけを特定する構成に限定するものではない。ここでは詳細な説明を省略するが、例えばカラーバーやバーコードといった印刷管理コードがシートの余白に配置されない場合、ページ特定部304は、印刷物のすべてのページにマークを配置しても問題ないとみなしてもよい。この場合、すべてのページにマークを配置するように特定するような構成であってもよい。また、断裁時の動作誤差(例えば、特定されたページの用紙も切断してしまった場合や特定されたページの前に位置する用紙の切断に失敗した場合)などを考慮して、複数のページを、マークを配置するページとして特定するような構成であってもよい。具体的には、特定されたページを含む用紙の前後の用紙に含まれるページもマークを配置するページとして特定してもよい。また、用紙の表面の特性に応じたマークの読み取りやすさを考慮してページを特定してもよい。また、断裁の有無にかかわらず、1枚目の用紙のコードリーダー側の面は必ずマークを配置するページとした上で、2枚目以降の用紙の中からマークを配置するページを特定するような構成であってもよい。
配置可能領域算出部305は、ページ特定部304によって特定されたページに対し、マークを配置できる領域を算出する。ここでの算出は、断裁ラップ幅、製本装置104のコードリーダーの読取可能領域、画像形成装置102の印刷不可領域、ジョブチケットに記載されたシートの余白に基づいて行われる。また、配置可能領域算出部305は、マークを配置できる領域が複数ある場合、マークの読み取り精度が良くなるように、複数の領域のうち、面積が最も広い領域を配置可能領域として選択する。ここでの読み取り精度が良い場合とは、コードリーダーの光源による照射領域が広い場合や、コードリーダーの読み取り時の距離が近い場合などが挙げられる。コードリーダーの仕様に応じて、読み取り精度が最も高くなる条件は異なるため、コードリーダーの仕様に応じて領域の選択を行ってよい。
サイズ決定部306は、配置可能領域に配置するマークのサイズを決定する。決定の方法は、予め定義された値にしてもよいし、デバイス情報700に記述されたマークの最大値と最小値を用いてもよい。あるいは、最大値と最小値の中間のサイズを用いてもよい。また、用いられるマークは、1つが配置されてもよいし、複数が配置されてもよい。また、複数種類のマークを規定しておき、その中から配置可能領域のサイズなどに応じて選択するような構成であってもよい。
配置位置決定部307は、配置可能領域におけるマークの配置位置を決定する。マークの配置位置は、配置可能領域の中央でもよいし、四隅のいずれかでもよい。もしくは、サイズ決定部306にて決定されたマークのサイズと配置可能領域のサイズとの関係に応じて決定してもよい。本実施形態では、マークを配置可能領域の中央に配置するものとして説明する。配置位置が決定すると、ドキュメントの対象ページにマークが配置される。
印刷データ保存部308は、マークが配置されたドキュメントを含む印刷データを印刷データ記憶部300に保存する。
[断裁ラップが行われた印刷物]
図4は、断裁ラップ後の印刷物を説明するための模式図である。図4において、複数の用紙から構成される印刷物400が示されている。断裁ラップは、印刷物の前半部分(ここでは、載置された印刷物の上側の複数枚の用紙)をカットし、後半部分をカットしない。そのため、図4に示すように、1つの印刷物400の中で、ある方向において短い用紙と長い用紙ができ、段差が生じる。製本前の複数の印刷物を積み重ねたときに、このような段差があることで、製本時に1冊分の印刷物(複数枚の用紙)をユーザや機器などが掴みやすくなる。例えば、断裁工程が終わった後の印刷物を、次の製本工程を行う製本装置104に搬送(運搬)する際に、製本単位で掴みやすいように断裁ラップが行われる。
高さ401は、1冊分の印刷物400の高さを表す。印刷物400の高さはジョブチケット602に記述されたパラメータから算出可能である。具体的には、高さ401は、印刷物400を構成する用紙の1枚あたりの厚みと用紙の枚数から算出可能である。読取距離402は、製本装置104が備えるコードリーダーの読取距離を表す。具体的には、コードリーダーの設置位置から、読み取り可能な最も離れた位置までの距離を示す。なお、コードリーダーの読取距離は、この距離に限定するものではなく、例えば、焦点距離などに応じて、位置が規定されてもよい。断裁量403は、断裁ラップにおける断裁量を表す。断裁量は前述の通り、ジョブチケット602に記述された面付けのレイアウトや用紙の厚さ、印刷設定、およびデバイス情報に記述されたコードリーダーの読取距離を基に算出される。上述したように、印刷物に複数種類の用紙が含まれる場合には、用紙種それぞれの厚みやその並びを考慮して断裁量が決定されてもよい。
ページ404は、断裁量403を基に特定されたページを表す。ページ404に製本装置104のコードリーダーの読取光源が照射される。本実施形態において、コードリーダーは光源(不図示)を備え、読取対象に光源から光を照射し、読取を行うものとする。領域405は、ページ404における、マークを配置可能な領域を示す。この領域405に、コードリーダーにて読取を行うマークが配置される。
断裁ラップ幅406は、断裁工程により切断される用紙の幅を表す。断裁ラップ幅406は一般的には10mmが適切であるが、10mm以外であってもよい。また、長辺ではなく、短辺側を断裁する場合もある。長辺あるいは短辺のどちらを断裁するか、あるいは両方断裁するかは印刷物を平積みしたときの利用目的に応じて異なる。
[フローチャート]
図8は、本実施形態に係る処理全体のフローチャートを示す。本処理フローに対応するプログラムが情報処理装置100のROM202あるいは外部メモリ209に格納されており、RAM201に読み出され、CPU200によって実行されることで、本処理フローが実現される。
S801にて、印刷データ取得部301は、印刷データ記憶部300から印刷対象となる印刷データを取得する。
S802にて、デバイス情報取得部302は、画像形成装置102、断裁装置103、および製本装置104からそれぞれのデバイス情報を取得する。
S803にて、ページ特定部304は、印刷が行われた用紙が製本前に断裁されるか否かを判定する。具体的には、ページ特定部304は、ジョブチケット602を確認し、断裁工程(記述604)が印刷工程(記述603)と製本工程(記述605)の間にあるかを確認する。印刷工程と製本工程の間に断裁工程がある場合、ページ特定部304は、印刷データ600において断裁ラップがあると判定する。断裁される場合(S803にてYES)はS804に進み、断裁されない場合(S803にてNO)はS805に進む。
S804にて、ページ特定処理が行われる。ここでの処理は、図9を用いて後述する。本工程の後、S805へ進む。
S805にて、サイズ決定部306は、配置するマークのサイズを決定する。S804の処理を行った場合には、S804で算出された配置可能領域に配置されるマークのサイズが決定される。一方、S804の処理が行われていない場合には、1枚目の用紙のコードリーダー側の面(ページ)にマークが配置されることとなり、例えば、予め決定されたサイズを用いてもよい。つまり、S804が行われたか否かに応じて、サイズの決定方法は変更されてよい。
S806にて、配置位置決定部307は、マークの配置位置を決定する。S804の処理を行った場合には、S804で算出された配置可能領域のサイズ、および配置されるマークのサイズに応じて配置可能領域内における配置位置を決定してよい。一方、S804の処理が行われていない場合には、例えば、予め規定された位置であってよい。つまり、S804が行われたか否かに応じて、マークの配置位置の決定方法は変更されてよい。
S807にて、印刷データ保存部308は、マークが配置されたドキュメントを含む印刷データを印刷データ記憶部300に保存する。そして、本処理フローを終了する。
(ページ特定処理)
図9は、本実施形態に係るページ特定処理の詳細を説明するフローチャートである。本処理は、図8のS804の工程に対応する。
S901にて、断裁量算出部303は、断裁量を算出する。ここでの算出は、印刷データ600内のジョブチケット602に記述された面付けのレイアウト(記述608)、用紙の厚さ(記述606)、印刷設定(記述607)、およびデバイス情報700に記述されたコードリーダーの読取距離701に基づいて行われる。
具体的には、まず、断裁量算出部303は、印刷物の高さを算出する。印刷物の高さ(図4の高さ401に相当)は、印刷される用紙数×用紙の厚さで求められる。また、印刷される用紙数は、ドキュメントのページ数÷面付のレイアウト÷印刷設定で求められる。よって、印刷物の高さを求める式は、
(ドキュメントのページ数÷面付のレイアウト÷印刷設定)×用紙の厚さ
となる。例えば、4ページのドキュメントを2UP面付け、片面印刷する場合、(4÷2÷1)=2となり、用紙数は2枚である。これに用紙の厚さをかけることで印刷物の高さが得られる。なお、ここでは、小数点以下は切り上げる。
次に、印刷物の高さの最大値(印刷物の1番上の用紙に相当)を起点として、コードリーダーの読取距離の最大値(最も深度が高い値)までが断裁量の範囲となる。断裁量の範囲のうち、印刷物に段差ができるように断裁量を決定する。本実施形態では裁断量の範囲の半分の値を裁断量として採用する。なお、裁断量の範囲の最小値は、1番上の用紙の位置に相当し、断裁しないことになってしまうため、断裁量の値として選択できないものとする。
S902にて、ページ特定部304は、S901にて算出された断裁量を基に、マークを配置するページを特定する。なお、S804の処理が行われていない場合には、載置されている印刷物の1番上の用紙のコードリーダー側の面(ページ)にマークが配置されることとなる。
S903にて、配置可能領域算出部305は、S902で特定されたページに対し、マークを配置可能な領域の算出を行う。具体的には、ジョブチケットに記述された断裁ラップ幅、面付けのレイアウト、シートの余白、製本装置104のデバイス情報に記述された読取可能領域、画像形成装置102のデバイス情報に記載された印刷不可領域を基に、配置可能領域が算出される。
図5を用いて、配置可能領域の算出処理を説明する。図5は、載置された印刷物500を上から見た模式図である。図5(a)の印刷物500上にて、シートの余白501と、断裁ラップ幅502がそれぞれ矢印にて示されている。また、斜線にて、配置可能領域503が示されている。更に、印刷画像が印刷される領域504が示されている。
まず、配置可能領域算出部305は、ジョブチケット602の記述606にて示される用紙設定情報のDimensionsから、ドキュメント601の原稿サイズを引き算して、シート(用紙)の余白を求める。ここで求められるシートの余白が、図5の余白501の長さ(幅)である。次に、配置可能領域算出部305は、ジョブチケット602の記述610のWidthを参照し、断裁ラップ幅を取得する。ここで取得される断裁ラップ幅が、図5の断裁ラップ幅502に対応する。配置可能領域算出部305は、シートの余白501から断裁ラップ幅502の引き算を行い、配置可能領域1503の横方向の長さ(幅)を求める。
さらに、配置可能領域算出部305は、図7に示すデバイス情報700の読取り可能範囲702を取得する。図5において、読取り可能範囲702を図示すると、点線で表現された読取り可能範囲505となる。ここでは、印刷物500の右上の端部を基準として、範囲を特定している。配置可能領域算出部305は、読取り可能範囲505の中に収まるように、配置可能領域503の領域を狭める。その結果、配置可能領域503は、図5(b)に示すように、配置可能領域506となる。
最後に、配置可能領域算出部305は、図5(c)に示すように、配置可能領域506から画像形成装置102の印刷不可領域507を引いて、配置可能領域508を算出する。上述したように、印刷不可領域507は、画像形成装置102のデバイス情報から取得される。
以上により、本実施形態に係るシステムは、印刷データのドキュメントの中からマークを配置するページを特定し、ドキュメントにマークを配置する。これにより、製本装置104のコードリーダーによるマークの読み取り精度を良くすることが出来る。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、マークを配置するページを特定する形態を説明した。一方、断裁ラップが行われた場合でも、1ページ目にマークを配置できる場合もある。例えば、シートの余白が断裁ラップ幅よりも大きい場合である。1ページ目の方が、製本装置104のコードリーダーの読取距離が短いため、コードリーダーによる読取精度が良くなることが想定される。そこで、本願発明の第2の実施形態では、まず1ページ目を参照し、マークが配置可能か否かを確認する。そして、配置できない場合は他のページにマークを配置する形態について説明する。
なお、第1の実施形態と第2の実施形態とで共通する部分は説明を省略あるいは簡略化し、差異を中心に説明する。基本的な処理の流れは図5で示したフローチャートと同じだが、ページ特定処理の内容が第1の実施形態と異なる。
(ページ特定処理)
図10は、本実施形態に係るページ特定処理のフローチャートを示す。
S1001にて、ページ特定部304は、ジョブチケット602に記述されたシートの余白と断裁ラップ幅を参照し、余白が断裁ラップ幅より大きいか否かを判定する。余白が断裁ラップ幅より大きい場合は(S1001にてYES)、S1002に進み、断裁ラップ幅以下である場合は(S1001にてNO)S901に進む。S901以降の処理は、第1の実施形態にて図9を用いて述べた内容と同様であるため、ここでの説明は省略する。
S1002にて、ページ特定部304は、1ページ目のシートの余白から断裁ラップ幅を除いた領域を配置可能領域とする。そして、本処理フローを終了する。
図11は、本実施形態に係る配置可能領域を説明するための図である。図11は、印刷物1100を上から見た際の1ページ目の模式図である。シートの余白1102と断裁ラップ幅1103がそれぞれ矢印にて示されている。また、印刷画像が印刷される領域1104が示されている。また、印刷物の天側の余白部分において、カラーバーやバーコードといった印刷管理コード1105が印刷されている。また、点線1106で示す範囲は、製本装置104のコードリーダーの読取可能範囲である。点線1106内であれば、製本装置104のコードリーダーはマークを読み取り可能である。また、画像形成装置102が印刷できない範囲である印刷不可範囲1107が示されている。上記において、印刷可能領域1101が規定される。印刷可能領域の横方向の長さは、シートの余白1102から断裁ラップ幅1103を除いた長さとなる。
なお、図11の例では、印刷管理コード1105が配置されている側の余白部分については、印刷管理コード1105が存在するための印刷可能領域に含めていない。しかし、印刷管理コード1105が存在しない場合には、この余白部分の領域も印刷可能領域として扱ってもよい。
以上、印刷データのドキュメントの中からマークを配置するページを特定した結果、1ページ目にマークが配置できる領域があるか否かを判定する。そして、配置可能な領域が見つかった場合、製本装置104のコードリーダーの読取距離が短い1ページ目にマークが配置できるかを確認した上で、ドキュメントにマークを配置する。これにより、製本装置104のコードリーダーによるマークの読み取り精度を良くすることが出来る。
<第3の実施形態>
第1の実施形態では、マークを配置するページを特定する形態を説明した。一方、断裁ラップを行う際、印刷物の小口側を断裁した後、さらに印刷物の天側を断裁する場合がある。これは、印刷物の段差をよりはっきりさせる際などに行われる。そこで、本願発明の第3の実施形態では、ページを特定した後に、複数の配置可能領域から1つの配置可能領域を選択する形態を説明する。
なお、第1の実施形態と第3の実施形態とで共通する部分は説明を省略あるいは簡略化し、差異を中心に説明する。
[複数の配置可能領域の例]
図14において、配置可能領域1400は、印刷物の天側にできた配置可能領域を示す。配置可能領域1401が印刷物の小口側にできた配置可能領域を示す。印刷不可領域1402は、画像形成装置102の印刷不可領域を示す。点線1403で示す範囲は、製本装置104のコードリーダーの読取可能範囲を表す。余白1404と余白1406はそれぞれ、シートの小口側と天側の余白を表す。断裁幅1405と断裁幅1407はそれぞれ、シートの小口側と天側の断裁ラップ幅を表す。領域1408は、印刷画像が印刷される領域を示す。なお、図14の例では、右上の角の部分に位置する領域を小口側の余白として扱っているが、この部分を天側の余白として扱ってもよいし、小口側や天側とは異なる領域として扱ってもよい。
[処理フロー]
図12は、本実施形態に係る処理全体のフローチャート図である。基本的な処理の流れは、第1の実施形態にて、図8を用いて説明したフローチャートと同じであるが、S804のページ特定処理の後、領域の決定処理(S1201)が行われる点が差異である。本実施形態に係る領域の決定処理の詳細を、図13を用いて説明する。
(領域の決定処理)
本実施形態において、領域の決定処理は、図14で示すように、ページ特定処理の中で、配置可能領域が複数見つかった場合に行われる。図14の例では、印刷物の小口側と天側に2つの配置可能領域が見つかった場合である。
S1301にて、配置可能領域算出部305は、S804にて算出された配置可能領域を参照し、配置可能領域が複数あるか否かを判定する。配置可能領域が複数ある場合(S1301にてYES)S1302に進み、1つだけの場合は(S1301にてNO)S1303に進む。なお、ここでの複数の配置可能領域とは、図14に示すように、小口側と天側の異なる側の領域をそれぞれ異なる配置可能領域として扱ってもよいし、連続していない配置可能領域を複数の配置可能領域として扱ってもよい。
S1302にて、配置可能領域算出部305は、複数の配置可能領域それぞれに対し、配置可能領域の縦サイズと横サイズを掛け算して面積を算出する。そして、配置可能領域算出部305は、複数の配置可能領域の中から、最も面積の広い配置可能領域を選択する。なお、このとき、配置可能領域の縦サイズと横サイズそれぞれに対する閾値を設定しておき、この閾値以下のサイズを有する配置可能領域は選択しないように構成してもよい。そして、本処理フローを終了する。
S1303にて、配置可能領域算出部305は、算出されている1つの配置可能領域を選択する。そして、本処理フローを終了する。
以上、本実施形態では、印刷データのドキュメントの中からマークを配置するページを特定した結果、複数の領域が見つかった場合でも、最も面積の広い領域を選択して、前記ドキュメントにマークを配置する。これにより、製本装置104のコードリーダーによるマークの読み取り精度を良くすることが出来る。
<第4の実施形態>
第2の実施形態では、まず、印刷物の1ページ目を参照し、マークが配置可能か否かを確認した上で、配置できない場合は他のページにマークを配置する形態を説明した。一方、第3の実施形態でも説明したように、断裁ラップを行う際、印刷物の小口側を断裁した後、さらに印刷物の天側を断裁する場合がある。そこで、第4の実施形態として、1ページ目の配置可能領域にマークが配置できるかを確認し、配置できない場合に、他の複数の配置可能領域から1つの配置可能領域を選択する形態を説明する。なお、上記の実施形態と共通する部分は説明を省略あるいは簡略化し、ここでは差異を中心に説明するものとする。
[複数の配置可能領域の例]
図15において、配置可能領域1500と配置可能領域1501は断裁後の1ページ目以外のページにて特定された配置可能領域を示す。一方、配置可能領域1503は、1ページ目にて特定された配置可能領域である。点線1504で示す範囲は、製本装置104のコードリーダーの読取可能範囲を表す。また、点線1502は、断裁工程における断裁位置を示し、段差が生じる位置である。領域1505は、印刷画像が印刷される領域を示す。余白1507と余白1509はそれぞれ、シートの小口側と天側の余白を表す。断裁幅1506と断裁幅1508はそれぞれ、シートの小口側と天側の断裁ラップ幅を表す。
本実施形態では、まず、1ページ目にて特定された配置可能領域1503にマークが配置できるか否かを検証する。そして、配置可能領域1503にマークが配置できない場合に1ページ目以外のページにて特定された配置可能領域1500あるいは配置可能領域1501にマークを配置できるかを確認する。
[領域の決定処理]
処理全体のフローは、第3の実施形態にて図12を用いて述べた内容と同じであるため説明を省略する。本実施形態では、図12のS1201で示す領域の決定処理の内容が第3の実施形態と異なる。本実施形態に係る領域の決定処理のフローを、図16を用いて説明する。
S1601にて、配置可能領域算出部305は、1ページ目に配置可能領域があるか否かを判定する。具体的には、図15に示す配置可能領域1503が存在するか否かを判定する。1ページ目に配置可能領域がある場合は(S1601にてYES)S1602に進み、ない場合は(S1601にてNO)S1301に進む。
S1602にて、配置可能領域算出部305は、1ページ目にある配置可能領域にマークを配置できるだけの面積があるか否かを確認する。ここでのマークを配置できるための面積は、予め閾値を設けておき、1ページ目の配置可能領域が閾値以上か否かを比較することで判定してよい。マークを配置できる場合は(S1602にてYES)S1303に進み、配置できない場合は(S1602にてNO)S1301に進む。1ページ目の配置可能領域にマークを配置できない場合は1ページ目以外の他のページにある配置可能領域が用いられることとなる。以降の処理は、図13にて述べた処理と同じであるため、ここでの説明は省略する。
以上、印刷データのドキュメントの中からマークを配置するページを特定した結果、1ページ目にマークが配置できる領域があるか否かを判定する。配置可能な領域がある場合、製本装置104のコードリーダーの読取距離が短い1ページ目にマークが配置できるかを確認した上で、ドキュメントにマークを配置する。これにより、製本装置104のコードリーダーによるマークの読み取り精度を良くすることが出来る。
<その他の実施形態>
本発明は上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムをネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100…情報処理装置、101…ネットワーク、102…画像形成装置、103…断裁装置、104…製本装置、600…印刷データ、700…デバイス情報

Claims (14)

  1. 画像形成装置および後処理装置により作成される製本物の印刷データを生成する情報処理装置であって、
    前記後処理装置が備える読取手段の機能に基づき、前記製本物を構成する画像形成後の複数枚の用紙に対して行われる断裁ラップのための断裁量を算出する算出手段と、
    前記算出手段にて算出された断裁量に基づいて、前記読取手段にて読み取られる前記後処理装置を制御するためのマークを配置可能なページを、前記複数枚の用紙の中から特定する特定手段と、
    前記特定手段にて特定したページに前記マークを印刷するように印刷データを生成する生成手段と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記読取手段の機能に基づき、前記特定手段にて特定したページにおいて前記マークを配置可能な領域を決定する決定手段を更に有し、
    前記生成手段は、前記決定手段にて決定した領域に前記マークを印刷するように印刷データを生成することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記決定手段は更に、前記マークを配置可能な領域が複数あるか否かを判定し、
    前記マークを配置可能な複数の領域がある場合には、当該複数の領域のうち、最も大きい領域を、前記マークを配置する領域として決定することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記画像形成装置の機能を示すデバイス情報を取得する手段を更に有し、
    前記決定手段は、前記画像形成装置の機能を示すデバイス情報に基づき、前記マークを配置可能な領域を決定することを特徴とする請求項2または3に記載の情報処理装置。
  5. 前記画像形成装置の機能を示すデバイス情報は、用紙に対して前記画像形成装置が印刷可能な範囲を示す情報を含み、
    前記決定手段は、前記画像形成装置が印刷可能な範囲および余白の位置に基づき、前記特定手段にて特定されたページにおける前記マークを配置可能な領域を決定することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記決定手段により決定された領域のサイズに応じて、前記マークのサイズおよび前記領域における配置位置の少なくとも一方を決定する手段を更に有することを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記後処理装置の機能を示すデバイス情報を取得する手段を更に有し、
    当該デバイス情報は、用紙に対して前記読取手段が前記マークを読み取り可能な範囲の情報を含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記算出手段は、印刷設定、前記製本物を構成する前記複数枚の用紙の種類、および、前記読取手段の機能に基づいて、前記断裁量を算出することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記特定手段は、前記製本物を構成する複数枚の用紙の1ページ目に前記マークを印刷可能か否か判定し、
    当該1ページ目に前記マークを印刷可能であると判定した場合には、当該1ページ目を、前記マークを印刷可能なページとして特定し、
    当該1ページ目に前記マークを印刷可能でないと判定した場合には、1ページ目以外から前記マークを印刷可能なページを特定する
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 前記特定手段は、前記算出手段にて算出された断裁量に基づいて特定されるページと、当該ページがある用紙の前後に位置する用紙にあるページとを、前記マークを印刷可能なページとして特定することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  11. 前記製本物を構成する画像形成後の複数枚の用紙に対して断裁ラップのための断裁が行われるか否かを判定する手段を更に有し、
    前記断裁ラップのための断裁が行われないと判定された場合には、前記特定手段は、1ページ目を、前記マークを印刷可能なページとして特定することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  12. 画像形成装置および後処理装置により作成される製本物の印刷データを生成する情報処理装置の制御方法であって、
    前記後処理装置が備える読取手段の機能に基づき、前記製本物を構成する画像形成後の複数枚の用紙に対して行われる断裁ラップのための断裁量を算出する算出工程と、
    前記算出工程にて算出された断裁量に基づいて、前記読取手段にて読み取られる前記後処理装置を制御するためのマークを配置可能なページを、前記複数枚の用紙の中から特定する特定工程と、
    前記特定工程にて特定したページに前記マークを印刷するように印刷データを生成する生成工程と
    を有することを特徴とする制御方法。
  13. 前記読取手段の機能に基づき、前記特定工程にて特定したページにおいて前記マークを配置可能な領域を決定する決定工程を更に有し、
    前記生成工程では、前記決定工程にて決定した領域に前記マークを印刷するように印刷データを生成することを特徴とする請求項12に記載の制御方法。
  14. 画像形成装置および後処理装置により作成される製本物の印刷データを生成するコンピュータを、
    前記後処理装置が備える読取手段の機能に基づき、前記製本物を構成する画像形成後の複数枚の用紙に対して行われる断裁ラップのための断裁量を算出する算出手段、
    前記算出手段にて算出された断裁量に基づいて、前記読取手段にて読み取られる前記後処理装置を制御するためのマークを配置可能なページを、前記複数枚の用紙の中から特定する特定手段、
    前記特定手段にて特定したページに前記マークを印刷するように印刷データを生成する生成手段
    として機能させるためのプログラム。
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