JP5088098B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機や印刷装置などの画像形成装置に係り、特に、画像形成後の用紙を第1排紙部へ排紙するジョブの実行中に、画像形成後の用紙を第2排紙部へ排紙するサンプル出力を実行可能な画像形成装置に関する。
印刷やコピーを連続して大量に行う場合や、画質の変化し易いカラープリントを行う場合には、良好な画質が維持されているかを時折、確認することが好ましい。しかし、大量印刷時の排紙先として使用されるスタッカ装置は印刷物を外から見えない場所に積載することが多く、画質確認のためにスタッカ扉を開くと印刷動作が一時停止してしまい生産性が低下してしまう。
そこで、第1排紙部へ排紙する印刷動作の実行中に第2排紙部へ排紙するサンプル出力を、ユーザがサンプル出力ボタンを操作したとき、あるいは設定されたサンプル出力周期(設定された印刷枚数毎)で自動的に実行するように構成された画像形成装置がある(たとえば、特許文献1参照。)。
一般にサンプル出力用の画像には、印刷ジョブに属する各ページの中で、サンプル出力の実行タイミングが到来した時点で印刷されていたページの画像がそのまま流用される。たとえば、印刷ジョブ中の6ページ目を印刷した次にサンプル出力する場合、6ページ目の画像を使用してサンプル出力が行われる。
また、冊子の印刷中にオペレータからサンプル出力指示を受けると、現時点で出力されている冊子の出力後に、排紙トレイをサンプル出力用の排紙トレイに切り替えて、冊子1部をサンプル出力するデジタル印刷装置(特許文献2参照)や、複数枚で構成される印刷物を所定部数印刷する毎に、その印刷物に含まれる1枚をページ順にサンプル出力する印刷制御装置(たとえば、特許文献3参照)などがある。
特開2005−153374号公報 特開2004−284323号公報 特開2006−92000号公報
サンプル出力の実行タイミングが到来した時点で印刷されていたページの画像をそのままサンプル出力に流用する場合、どのページがサンプル出力されるかは、サンプル出力周期や電源ON後の印刷枚数などに依存して変化するので、サンプル出力に使用される画像が画質のチェックに適さないもの(たとえば、ほとんど白紙のページ)であったり、ユーザがサンプル出力用として期待する画像でなかったりする場合がある。
サンプル出力ボタンの操作に応じてサンプル出力する場合でも、高速機の場合はタイミングを図り難く、所望のページをサンプル出力させることは難しい。また、外から見えないスタッカ装置に印刷物が排紙されて蓄積される場合には、ユーザにはどの画像がサンプル出力されるか皆目検討も付かない。
また、特許文献2に開示された装置のように、冊子1部の全ページをサンプル出力する場合は、余計なページも出力されて無駄が大きい。特許文献3に開示された装置のように印刷物に含まれるページ順にサンプル出力する場合でも、出力されたページの画像によっては画質の確認すらできない可能性もある。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、印刷ジョブの原稿束の中でユーザが希望するページをサンプル出力することのできる画像形成装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]用紙に画像を形成して出力する画像形成部と、
前記画像形成部から出力された用紙を受け入れる第1排紙部と、
前記画像形成部から出力された用紙を受け入れる第2排紙部と、
前記画像形成部から出力された用紙を前記第1排紙部に排出するか前記第2排紙部に排出するかを切り替える排紙先切替部と、
画像形成後の用紙を前記第1排紙部へ排紙するジョブの実行と、前記ジョブの実行中に行われる、画像形成後の用紙を前記第2排紙部へ排紙するサンプル出力の実行とを制御する制御部と、
前記ジョブの原稿束の中から前記サンプル出力に使用するページとして、前記ジョブの原稿束の中の任意の1または複数ページで構成されるページグループが複数選択される選択手段と、
を備え、
前記制御部は、前記ジョブの実行中に前記サンプル出力の実行時期が到来する毎に、前記複数のページグループの中の1つを順次選択し、その選択したページグループの全ページの画像を連続して用紙に画像形成させて前記サンプル出力を行わせる
ことを特徴とする画像形成装置。
上記発明では、ジョブの原稿束の中から選択されたページの画像がサンプル出力に使用される。
また上記発明では、ジョブの原稿束の中の任意の1または複数ページで構成されるページグループを複数選択すると、サンプル出力の実行時期が到来する毎に1つのページグループが順番に選択されてサンプル出力される。
]前記選択手段は、ジョブの投入時にページの選択を受ける
ことを特徴とする[1]に記載の画像形成装置。
上記発明では、ジョブ毎に、そのジョブの原稿束の中からサンプル出力に使用するページを選択することができる。
本発明に係る画像形成装置によれば、ジョブの原稿束の中からユーザの希望するページをサンプル出力することができるので、画質チェックに好適な画像のページをサンプル出力することができ、目視による画質劣化などの検査精度を向上することができる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置3の断面構成を示している。画像形成装置3は、画像形成装置本体5と、大容量給紙装置6と、画像形成装置本体5の後段に接続された積載装置7とから構成される。画像形成装置3は、原稿を光学的に読み取りその複製画像を用紙上に形成するコピー機能や、パーソナルコンピュータなどの外部装置から印刷データを受信し、対応する画像を用紙上に形成して出力するプリント機能などを備えた、いわゆるデジタル複合機と称される装置である。
大容量給紙装置6は、画像形成装置本体5に給紙する用紙を大量に蓄えることのできる給紙装置である。積載装置7は、画像形成装置本体5から排出される用紙を多数枚積載して蓄積するスタッカ装置であり、ここでは、第1積載装置7aと第2積載装置7bの2台がカスケード接続されている。画像形成装置3は大容量給紙装置6および第1積載装置7a、第2積載装置7bを備えているので大量の印刷を連続的に行うことができ、所謂、軽印刷にも使用される。
画像形成装置本体5は、原稿画像を読み取るスキャナ部11と、原稿トレイ12aに載置された原稿を1枚ずつスキャナ部11の原稿読み取り位置へ繰り出す自動原稿送り装置12と、用紙上に画像を形成して出力するプリンタ部13と、操作表示部70とを備えている。
スキャナ部11は、原稿に光を照射する光源と、原稿をその幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、原稿からの反射光をラインイメージセンサ11aに導いて結像させるレンズやミラーからなる光学経路などで構成される。スキャナ部11は、自動原稿送り装置12によって原稿を搬送することにより原稿を読み取り位置に対して相対移動させながら読み取る流し読み形式のほか、原稿をプラテンガラス上に載置した状態で読み取ることができる。
プリンタ部13は、画像形成用の用紙を蓄えるための複数の給紙トレイ14と、用紙上に画像を形成する画像形成部15と、大容量給紙装置6もしくは給紙トレイ14から用紙を繰り出し、画像形成部15を通過させて後段の第1積載装置7aへ排出する用紙搬送機構16などで構成される。
画像形成部15は、感光体21、帯電装置22、レーザーユニット23、現像装置24、転写装置25、分離装置26、クリーニング装置27、定着装置28などで構成され、電子写真プロセスによって画像を用紙上に形成する。
詳細には、感光体21は、円筒形状を成すとともに、図示省略の駆動部によって一定方向(図中の矢印A方向)に回転される。回転中、感光体21は、帯電装置22によるコロナ放電によって一様に帯電した後、レーザーユニット23から画像データに応じてオンオフされるレーザー光の走査を受けてその表面に静電潜像が形成される。現像装置24は、感光体21の表面に形成された静電潜像をトナー像として顕像化する。
用紙搬送機構16は、用紙を大容量給紙装置6あるいは給紙トレイ14から繰り出して搬送し、感光体21と転写装置25との間へ適切なタイミングで送り込む(矢印B)。転写装置25は感光体21の表面に形成されているトナー像を、用紙搬送機構16によって搬送されてきた用紙上に静電的に転写し、分離装置26は、除電により感光体21からこの用紙を分離する。クリーニング装置27は、転写後に感光体21に残ったトナーをブレード等で擦って除去する。トナー像が転写された用紙は、さらに搬送され(矢印C)、定着装置28を通る際に加圧加熱されてトナー像が用紙上に固着された後、第1積載装置7aへと排出される(矢印D)。なお、画像形成部15は電子写真方式以外の他の方式で用紙上に画像を形成するものであってもかまわない。
第1積載装置7aは、積載される用紙の量に応じて昇降するステージ41aを備えた主積載部41を内蔵しており、大量(たとえば、約5000枚)の用紙を積載可能に構成されている。第1積載装置7aの本体には主積載部41に積載された用紙を取り出す際に押下される取り出し釦42と、用紙の取り出し時に開かれる図示省略の扉が設けられている、第1積載装置7aは、用紙の取り出し時以外はこの扉を閉めて使用され、画像形成装置本体5から排出される用紙の受け入れ動作中は主積載部41に積載された用紙の画像を外部から目視確認できない構造になっている。
第1積載装置7aの天部上面には、サンプル出力された用紙を積載するためのサブトレイ43が設けられている。サブトレイ43は、外部に露出した排紙トレイであり、積載された用紙の画像を目視確認することができる構造になっている。
第1積載装置7aはさらに、画像形成装置本体5から排出されて流入してきた用紙を自装置内で搬送するための搬送機構44やその用紙の排出先を主積載部41とサブトレイ43あるいは後段の装置のいずれかに切り替える排出先切り替え機構45などを備えている。
第2積載装置7bは第1積載装置7aと同様の構成であり、重複した説明は省略する。なお、扉を開いて第1積載装置7aの主積載部41から用紙を取り出している間は第2積載装置7bを使用するというようにして、用紙の排紙蓄積先として第1積載装置7aと第2積載装置7bとを交互に使用することで、連続した画像形成動作中にも用紙の取り出しが可能になっている。
図2は、主積載部41に用紙が積載されて取り出されるまでの第1積載装置7aの動作状況を模式的に示している。同図(a)に示すように、第1積載装置7aに用紙が積載されていない状態ではステージ41aは最も上昇した位置にある。たとえば、この状態で画像形成装置本体5によるプリント動作(画像形成動作)が開始され、画像形成後の用紙が第1積載装置7aの主積載部41へ排紙されると、用紙の積載量に応じて主積載部41が同図(b)、(c)に示すように次第に下降し、積載された用紙の最上部の高さがほぼ変化しないように維持される。
図2(c)のように積載された状態で取り出し釦42が操作されると、主積載部41への新たな用紙の受け入れを中断した後(このとき連続して画像形成されている場合は画像形成装置本体5から流入してきた用紙を第2積載装置7bへ排出する)、ステージ41aの下降動作が開始し、図2(d)に示すようにステージ41aが下端まで下降する。
この状態になるとユーザは扉を開けて第1積載装置7a内の用紙を取り除くことができる。図2(e)に示すようにステージ41a上から用紙が取り除かれて扉が閉められると、第1積載装置7aはステージ41aを上昇させて図2(a)の状態に戻る。このように、主積載部41への排紙動作中に該主積載部41に排紙されて積載されている用紙の画像を目視確認することはできない。このため、画像形成装置3では、連続した画像形成動作の実行中に排紙先をサブトレイ43に一時的に変更して画像形成後の用紙をサブトレイ43に排出するサンプル出力機能を備えている。
図3は、画像形成装置本体5および積載装置7の電気的構成を示すブロック図である。画像形成装置本体5は、当該画像形成装置本体5の動作を統括制御する主制御部60に、スキャナ部11とプリンタ部13と操作表示部70と画像処理手段80とを接続して構成される。
スキャナ部11は、図1に示すラインイメージセンサ11aのほか、当該スキャナ部11の動作全体を制御するスキャナ制御部11bを備えている。プリンタ部13は画像データに応じてオン/オフされるレーザーダイオード(LD)23aのほか、画像形成部15や用紙搬送機構16などを含めたプリンタ部13全体の動作を制御するプリンタ制御部20などを有している。このほか、図示省略してあるがプリンタ制御部20には画像形成部15の各部や用紙搬送機構16を作動させるモータ、ソレノイド、センサなどが接続されている。
操作表示部70は、各種設定画面や操作画面、後述の選択画面110、120などを表示してユーザから各種の設定/選択操作を受け付けたり、ユーザに向けて各種の情報や警告を表示したりする機能を果たす。操作表示部70は、液晶ディスプレイからなる表示部71と、その画面上に敷設されたタッチスイッチおよびその他のスイッチから成る操作部72と、表示部71および操作部72の動作を制御する操作制御部73とを有している。
なお、図示省略してあるが、スキャナ制御部11b、操作表示部70、プリンタ制御部20はそれぞれCPU(Central Processing Unit)およびROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を主要部とする回路で構成されており、ROMに格納されたプログラムに従って各種の制御を実行する。
主制御部60は、画像形成装置3の動作を統括制御する機能を果し、読み取り処理部61と、DRAM(Dynamic Random Access Memory)制御部62と、圧縮IC63aと、伸張IC63bと、画像メモリ65と、書き込み処理部66と、画像制御CPU67と、不揮発メモリ68と、ハードディスク装置などの記憶装置69を備えている。
読み取り処理部61は、スキャナ部11の出力する画像データに対して拡大処理、鏡像処理、誤差拡散による2値化処理などを施す機能を果たす。圧縮IC63aは画像データを圧縮し、伸張IC63bは圧縮された画像データを元のイメージデータに伸張する機能を果たす。画像メモリ65は、非圧縮の画像データをページ単位で記憶可能なページメモリ65aとしての機能と、圧縮された画像データを蓄積する圧縮メモリ65bとしての機能を果たす。
書き込み処理部66は、画像メモリ65から読み出して伸張された画像データに応じてレーザーユニット23のレーザーダイオード23aをオン/オフさせるための信号を、プリンタ部13の動作に応じたタイミングでレーザーダイオード23aへ出力する機能を果たす。DRAM制御部62は、ダイナミックRAMからなる画像メモリ65へのリード・ライトおよびリフレッシュのタイミング制御や、画像データを圧縮して画像メモリ65に格納したり、画像メモリ65から圧縮データを読み出して伸張したりする際のタイミング制御等を行う。
画像制御CPU67は、画像形成装置本体5の動作全体を制御するCPUであり、画像データの流れを管理する機能や、ジョブの予約登録やジョブの実行を管理する機能、サンプル出力動作などを制御する機能などを果たす。画像制御CPU67は、図示省略のプログラムメモリに格納されたプログラムに従って動作する。不揮発性メモリ68は、電源オフ後も記憶しておくべきユーザデータやシステムデータが記憶されるメモリである。
画像処理手段80は、パーソナルコンピュータ等の外部端末2から印刷データを受信し、この印刷データをラスタイメージデータに展開するプリントコントローラとしての機能と、スキャナ部11で原稿を読み取って得た画像データを電子メールやFTP(File Transfer Protocol)で外部端末2などへネットワークを通じて送信するスキャナーコントローラとしての機能を果たす。
画像処理手段80は、上記の機能を統括制御するコントローラ制御CPU81と、LAN(Local Area Network)に接続するための通信機能を果たすLANIF部82と、イメージデータを蓄積等する画像メモリ83と、DRAM制御部84とを有している。DRAM制御部84は、ダイナミックRAMからなる画像メモリ83へのリード・ライトおよびリフレッシュのタイミング制御を行う。またPCI(Peripheral Component Interconnect)バスを通じて主制御部60のDRAM制御部62との間で画像データを受け渡しする。
第1積載装置7aは、当該装置の動作を制御するスタッカ制御部90に、取り出し釦42、主積載部41に積載された用紙を取り出す際に開かれる扉の開閉を検知するドアセンサ91、主積載部41に積載されている用紙が所定の上限量に達したか否かを検知する用紙上限センサ92、ステージ41aの下降位置が下限に達したか否かを検知するステージ下限センサ93、ステージ41aの上昇位置が上限に達したか否かを検知するステージ上限センサ94、ステージ41aもしくはサブトレイ43への排紙完了を検知する排紙センサ95、ステージ41aを昇降させる動力源(モータ)であるステージ昇降動力部96、用紙の排紙先を主積載部41とサブトレイ43とに切り替える切替爪を作動させるソレノイドとそのドライブ回路からなる排紙先切り替え部97などを接続して構成される。第2積載装置7bは第1積載装置7aと同一構成であり、その説明は省略する。
スタッカ制御部90はプリンタ部13のプリンタ制御部20に信号線で接続されている。画像制御CPU67は用紙の排紙先を指定する(切り替える)指示をプリンタ制御部20に対して出力し、プリンタ制御部20は用紙の排紙タイミングに合わせて排紙先の切り替え指示などを該当のスタッカ制御部90へ出力するようになっている。
次に、画像形成装置3の動作について説明する。
<コピー動作>
コピー動作は、スキャナ部11によって原稿画像を読み取って画像メモリ65に格納するまでの読み取り処理と、画像メモリ65に格納されている画像データをプリンタ部13へ出力して印刷させる出力処理との組み合わせで構成される。読み取り処理において、スキャナ部11のラインイメージセンサ11aによって原稿画像を光学的に読み取って得た画像データは読み取り処理部61に入力されて各種読み取り用画像処理が施された後、DRAM制御部62を介して圧縮IC63aに入力されて圧縮される。圧縮後の画像データは再びDRAM制御部62を介して圧縮メモリ65bに保存される。
出力処理は、全ページの原稿画像の読み取り処理が完了した後に開始される。出力処理では、圧縮メモリ65bに保存されている圧縮された画像データはDRAM制御部62によって読み出され、伸張IC63bで伸張されてページメモリ65aに一旦格納され、該ページメモリ65aからDRAM制御部62を介して書き込み処理部66へ送られ、出力用の各種画像処理が施された後、プリンタ部13のレーザーダイオード23aへ出力される。プリンタ部13は書き込み処理部66から送られて来る画像データに基づいて用紙上に画像形成し、その画像形成後の用紙を後段の積載装置7へ排出し、積載装置7はその用紙を主積載部41に積載する。
<外部端末からの印刷データに基づくプリント動作>
外部端末2からの印刷データに基づくプリント動作は、原稿受け取り処理と出力処理との組み合わせで構成される。原稿受け取り処理では、外部端末2からLAN回線を通じて画像処理手段80に印刷データが入力され、画像処理手段80はその印刷データをラスタイメージに展開した後、PCIバスを通じてDRAM制御部62へ出力する。該画像データはDRAM制御部62を経由して圧縮IC63aで圧縮され、圧縮後の画像データは再びDRAM制御部62を経て圧縮メモリ65bに保存される。出力処理は当該印刷データに係わる全ページの画像が圧縮メモリ65bに格納されてから開始される。出力処理の詳細はコピー動作の場合と同様であり、その説明は省略する。
<サンプル出力動作>
サンプル出力動作とは、画像形成後の用紙を第1排出部(主積載部41)へ排紙する通常印刷(上記コピー動作またはプリント動作に係わる印刷ジョブ)の実行中に、排紙先を第2排紙部(サブトレイ43)に切り替えて画像形成後の用紙を第2排紙部へ排紙した後、排紙先を第1排出部(主積載部41)へ戻す一連の動作である。サンプル出力動作には、電源立ち上げ時から起算して設定枚数の印刷が行われる毎に周期的にサンプル出力する周期出力と、ユーザから指示された時点で即座にサンプル出力する即時出力とがある。
画像形成装置3は、印刷ジョブの原稿束の中の任意のページをサンプル出力に使用するページに選択可能となっており、サンプル出力動作では、その選択されたページの画像を用紙上に画像形成して第2排紙部(サブトレイ43)へ排紙するようになっている。
図4は、画像形成装置3のサンプル出力動作に関連する部分の機能構成を示している。操作表示部70は、サンプル出力に使用するページ(画像)の選択操作を受け付けるサンプル出力画像選択手段101と、ユーザから即時出力の指示を受け付ける即時出力指示手段102と、周期出力の周期(サンプル出力周期)の設定を受け付けるサンプル出力周期設定手段103としての機能を果たす。また主制御部60の画像制御CPU67は、用紙上に形成する画像や用紙の排紙先をページ毎に管理する出力管理手段105や周期出力によるサンプル出力の実行タイミングの到来を管理する実行時期判断手段106としての機能を果たす。
サンプル出力周期設定手段103は、サンプル出力周期となる印刷枚数(周期枚数)の設定をユーザから受け付ける機能を果たす。設定されたサンプル出力周期(周期枚数)は、画像メモリ65または不揮発性メモリ68に記憶される。
サンプル出力画像選択手段101は、原稿束の中のページ番号により、サンプル出力に使用するページ(画像)の設定を受け付け、その設定内容を出力管理手段105に通知する機能を果たす。また、即時出力指示手段102はユーザから即時出力の指示を受けたとき、その旨を示す即時出力指示E1を出力管理手段105に通知する機能を果たす。
出力管理手段105は、用紙に形成する画像(ページ)の管理や排紙先の切り替え制御などを行う機能を果たす。実行時期判断手段106は、サンプル出力周期設定手段103で設定されたサンプル出力周期が到来したか否かを監視する機能を果たす。
次に、図4の各部の動作を、印刷ジョブおよびサンプル出力を実行する場合について説明する。
先に説明したように、コピー動作や印刷データに基づくプリント動作などの印刷ジョブを行う場合には、その原稿画像のページ(原稿ページ)をすべて入力し、ページメモリ65aで圧縮し、圧縮メモリ65bに格納するまでの処理が完了してから出力処理が行われる。
なお、出力処理において、プリンタ部13は主積載部41またはサブトレイ43に正常に用紙を排紙する毎にその旨を示す排紙完了通知E2を出力管理手段105に送る。排紙完了通知E2を受けた出力管理手段105は、排紙の完了した用紙が印刷ジョブに係わる用紙(サンプル出力以外の用紙)である場合は通常画像出力通知E3を実行時期判断手段106へ出力する。実行時期判断手段106は、出力管理手段105からの通常画像出力通知E3を計数することでサンプル出力以外の排紙枚数を管理し、サンプル出力周期設定手段103で設定されたサンプル出力周期に排紙枚数が到達したか否かを監視するようになっている。ここでは、サンプル出力周期カウンタによりサンプル出力以外の排紙枚数を計数する。
出力管理手段105は、次ページの画像形成を開始するに先立ち、実行時期判断手段106に対して問い合わせ通知E4を送り、周期出力に基づくサンプル出力の実行時期が到来したか否かを問い合わせる。問い合わせ通知E4を受けた実行時期判断手段106は、サンプル出力周期に達している場合(サンプル出力周期カウンタの計数値=周期枚数の場合)はその旨を示す実行応答E5を出力管理手段105に返す。
出力管理手段105は、問い合わせ通知E4に対して実行応答E5を受けた場合、もしくは即時出力指示手段102から即時出力指示E1を受けた場合は、サンプル出力の実行時期が到来したと認識し、サンプル出力動作を実行する。この際、出力管理手段105は、排紙先切り替え部97に対して排紙先をサブトレイ43に切り替える旨の指示を出す(切り替え指示E6)。また、サンプル出力用に予め設定されているページの画像が次の用紙に画像形成されるように各部に指示を出し、制御する(E7)。
これにより、印刷ジョブの原稿ページの中で予めサンプル出力用に設定されているページの圧縮データが圧縮メモリ65bから読み出され、伸張IC63bで伸張され、ページメモリ65aを介してプリンタ部13へ送られて画像形成され、その画像形成後の用紙がサブトレイ43へ排紙される。プリンタ部13はサンプル出力が完了すると排紙完了通知E2を出力管理手段105に送り、これを受けた出力管理手段105は排紙先を元の排紙先(主積載部41)に戻す旨の切り替え指示E6を排紙先切り替え部97に対して出力する。
一方、出力管理手段105は、サンプル出力の実行時期が到来していないと認識した場合(問い合わせ通知E4に対して実行応答E5が来ず、かつ即時出力指示手段102から即時出力指示E1が来ない場合)は、通常印刷を行う。すなわち、印刷ジョブにおける次ページの画像が用紙に画像形成されるように各部に指示を出して制御する(E7)。プリンタ部13は該通常印刷による排紙が完了すると排紙完了通知E2を出力管理手段105に通知し、これを受けた出力管理手段105は通常画像出力通知E3を実行時期判断手段106へ送る。これにより、サンプル出力周期カウンタがカウントアップされる。
図5は、サンプル出力周期設定手段103が操作表示部70に表示するサンプル出力周期設定画面110の一例を示している。画面内のテンキー111などを通じてサンプル出力周期となる印刷枚数(周期枚数)の設定をユーザから受け付ける。この例では、枚数設定欄112に、周期枚数を示す値として「2000」が設定されている。
図6は、サンプル出力画像選択手段101が操作表示部70に表示するサンプル出力画像選択画面120の一例を示している。印刷ジョブの原稿束の中からサンプル出力に使用するページの指定をテンキー121などの操作を通じて受け付ける。入力内容は設定欄122に表示される。ここでは、以下のA、B、Cの各タイプの選択設定が可能になっている。
(A)原稿束の中の任意の1ページをサンプル出力用に選択する。
入力例「5」…原稿束の中の5ページ目がサンプル出力用のページ(画像)に選択され、サンプル出力の実行時期が到来する毎に原稿束の中の5ページ目の画像が用紙に形成されてサンプル出力される。
(B)「,」で区切られて複数ページの選択を受ける。
入力例「3,5」…原稿束の中の3ページ目と5ページ目とがサンプル出力用のページ(画像)に選択され、サンプル出力の実行時期が到来する毎に、原稿束の中の3ページ目と5ページ目の2枚が連続してサンプル出力される。
(C)「/」で区切って複数グループの設定を受け付ける。
入力例「3/5,8」…第1グループは3ページ目、第2グループは5ページ目と8ページ目に設定される。複数のグループの設定を受けた場合は、設定された複数のグループの中からサンプル出力の実行時期が到来する毎に1つのグループが巡回的に選択され、その選択されたグループに属する全ページが連続してサンプル出力される。
図7は、上記タイプ(A)で画像選択した場合のサンプル出力の例を示している。この例では、印刷ジョブは原稿束が16ページの原稿画像F(図中の上段)で構成され、設定部数は1部、プリントモード片面に設定されている。また、サンプル出力に使用するページには5ページ目が選択設定され、サンプル出力周期(周期枚数)は7枚に設定されている。図中の下段は出力用紙を示しており、その中の網掛けされたページはサンプル出力である。なお、図中の各用紙内に記した数字は、その用紙に形成された画像に対応する原稿束の中のページ番号を示している。図8、図9、図11においても同様である。
サンプル出力周期(周期枚数)は7枚なので、印刷開始から7枚目までの用紙P1〜P7に通常印刷として印刷ジョブの画像(ページ番号1〜7)が順次形成されて主積載部41(第1排紙部)に排紙される。8枚目の用紙P8はサンプル出力であり、原稿束の中の5ページ目の画像が形成されてサブトレイ43(第2排出部)へ排紙される。
その後、排紙先は主積載部41に戻され、通常印刷として印刷ジョブの画像(ページ番号8〜14)が用紙P9〜P15に順次形成されて主積載部41に排紙され、16枚目の用紙P16で再びサンプル出力周期が到来し、5ページ目の画像が16枚目の用紙P16に印刷されてサンプル出力としてサブトレイ43に排紙される。このサンプル出力の後、排紙先は主積載部41に戻され、15ページ目の画像が17枚目の用紙P17に、16ページ目の画像が18枚目の用紙P18にそれぞれ印刷されて主積載部41に排紙され、当該印刷ジョブに係わる動作は終了する。
図8は、タイプ(B)で画像選択した場合のサンプル出力の例を示している。この例では、印刷ジョブは原稿束が16ページの原稿画像F(図中の上段)で構成され、設定部数は1部、プリントモード片面に設定されている。また、サンプル出力に使用するページは3ページ目と5ページ目とが選択設定され、サンプル出力周期(周期枚数)は7枚に設定されている。
サンプル出力周期(周期枚数)は7枚なので、印刷開始から7枚目までの用紙P1〜P7に通常印刷として印刷ジョブの画像(ページ番号1〜7)が順次形成されて主積載部41(第1排紙部)に排紙される。8枚目の用紙P8はサンプル出力であり、原稿束の中の3ページ目の画像が形成されてサブトレイ43(第2排出部)へ排紙される。さらに9枚目の用紙P9には原稿束の中の5ページ目の画像が形成されてサブトレイ43(第2排出部)へ排紙される。
その後、排紙先は主積載部41に戻され、通常印刷として印刷ジョブの画像(ページ番号8〜14)が用紙P10〜P16に順次形成されて主積載部41に排紙され、17枚目の用紙P17で再びサンプル出力周期が到来し、3ページ目の画像が17枚目の用紙P17に、5ページ目の画像が18枚目の用紙P18にそれぞれ印刷され、サンプル出力としてサブトレイ43に排紙される。このサンプル出力の後、排紙先が主積載部41に戻され、15ページ目の画像が19枚目の用紙P19に、16ページ目の画像が20枚目の用紙P20にそれぞれ印刷され主積載部41に排紙されて、当該印刷ジョブに係わる動作は終了する。
図9は、タイプ(C)で画像選択した場合のサンプル出力の例を示している。この例では、印刷ジョブは原稿束が16ページの原稿画像F(図中の上段)で構成され、設定部数は1部、プリントモード片面に設定されている。また、サンプル出力に使用するページは第1グループとして3ページ目が、第2グループとして5ページ目と8ページ目が選択設定され、サンプル出力周期(周期枚数)は7枚に設定されている。
サンプル出力周期(周期枚数)は7枚なので、印刷開始から7枚目までの用紙P1〜P7に通常印刷として印刷ジョブの画像(ページ番号1〜7)が順次形成されて主積載部41(第1排紙部)に排紙される。8枚目でサンプル出力周期となり、第1グループに設定されている全てのページがサンプル出力される。ここでは第1グループは3ページ目のみ設定されているので、原稿束の中の3ページ目の画像が8枚目の用紙P8に画像形成されてサブトレイ43(第2排出部)へ排紙される。
その後、排紙先は主積載部41に戻され、通常印刷として印刷ジョブの画像(ページ番号8〜14)が用紙P9〜P15に順次形成されて主積載部41に排紙され、16枚目で再びサンプル出力周期が到来し、次のグループに設定されている全てのページがサンプル出力される。ここでは第2グループには5ページ目と8ページ目が設定されているので、5ページ目の画像が16枚目の用紙P16に、8ページ目の画像が17枚目の用紙P17にそれぞれ印刷され、サンプル出力としてサブトレイ43に排紙される。このサンプル出力の後、排紙先が主積載部41に戻され、通常印刷として15ページ目の画像が18枚目の用紙P18に、16ページ目の画像が19枚目の用紙P19にそれぞれ印刷され主積載部41に排紙されて、当該印刷ジョブに係わる動作は終了する。
タイプ(C)では、サンプル出力周期が到来する毎に第1グループから順に1グループ分のサンプル出力を実行し、最後のグループのサンプル出力を終えると次回は再び第1グループからサンプル出力するようになっている。
なお、図7から図9に示す各例では、ジョブの先頭ページからサンプル出力の周期が計数されているが、実際にはサンプル出力の周期は、画像形成装置本体5の電源ON後から起算して計数され、各ジョブの先頭から個別に計数されるものではない。
図10は、即時出力指示手段102によって表示されるサンプル排紙ボタン131を含むジョブ実行画面130の一例を示している。ジョブ実行画面130は、印刷ジョブが実行されている間、操作表示部70に表示される。ジョブ実行画面130の下部にあるサンプル排紙ボタン131を操作すると、その時点の直ぐ次のページでサンプル出力が実行されるようになっている。
図11は、サンプル排紙ボタン131の操作によってサンプル出力させた場合の出力例である。この例では図7に示すものと印刷ジョブなどに関する設定は同一である。11枚目の用紙P11に10ページ目の画像を印刷している間にサンプル排紙ボタン131は押下されている。該タイミングでサンプル排紙ボタン131が操作されると、その次の用紙P12がサンプル出力となり、予め選択設定されている5ページ目の画像が用紙P12に画像形成されてサブトレイ43へ排出される。その後、印刷ジョブに係わる通常印刷に復帰し、11ページ目以降の画像が出力されている。この例では、サンプル排紙ボタン131の操作に基づく即時出力のサンプル出力があっても、サンプル出力周期を監視するための排紙枚数の計数値(サンプル出力周期カウンタ)はリセットされず、サンプル出力周期は周期出力によるサンプル出力を基準に維持されている。なお、即時出力が行われた場合にサンプル出力周期を監視するための排紙枚数の計数値をリセットし、サンプル出力周期の基点を即時出力された時点に変更するように構成されてもよい。
図12は、サンプル周期設定処理の流れを示している。サンプル周期設定処理は、図10に示すジョブ実行画面130などでサンプル出力周期設定ボタン132が押下されると起動する。サンプル周期設定処理では、図5に示すサンプル出力周期設定画面110を操作表示部70に表示し(ステップS201)、サンプル出力周期の設定を受け付け(ステップS202)、設定されたサンプル出力周期を不揮発性メモリ68に記憶し、サンプル出力周期設定画面110を閉じて(ステップS203)処理を終了する(エンド)。
図13は、画像形成装置3の電源ON時に行われる処理であり、サンプル出力周期カウンタをゼロにクリアする(ステップS221)。
図14は、印刷ジョブの実行時における画像形成装置3の動作の流れを示している。ジョブの投入操作の1つとして、サンプル出力画像選択画面120にてサンプル出力画像の設定を受ける(ステップS301)。その後、図示省略のスタート釦が操作されてジョブの実行が指示されると、当該印刷ジョブの原稿画像を全ページ入力し、圧縮して、圧縮メモリ65bに格納する(ステップS302;N、S303)。原稿画像の入力はコピー動作の場合はスキャナ部11から、印刷データに基づくプリント動作の場合は外部端末2から印刷データを受信し、画像処理手段80でラスタ展開することによって行われる。また、印刷データに基づくプリント動作の場合、サンプル出力画像の選択操作は、外部端末2のプリンタドライバが表示する設定画面などを通じて外部端末2にて行われ、その設定内容が印刷データのヘッダなどに埋め込まれて外部端末2から画像形成装置3へ通知されるようになっている。
全ページについて原稿画像の入力が完了すると(ステップS302;Y)、当該印刷ジョブに出力処理が全て終了(全ページの排紙完了)したか否かを判断し(ステップS304)、未完了の場合は(ステップS304;N)、サンプル出力タイミング(サンプル出力の実行時期)が到来したか否かを判断する(ステップS305)。サンプル出力周期カウンタの係数値が、設定されているサンプル出力周期(周期枚数)と一致した場合、もしくはサンプル排紙ボタン131により即時出力の指示を受けた場合にサンプル出力タイミングの到来となる。
サンプル出力タイミングの到来でない場合は(ステップS305;N)、当該印刷ジョブに係わる原稿画像のうちで次の出力順となっているページを出力画像に決定し(ステップS306)、給紙処理(ステップS307)、画像形成処理(ステップS308)、排紙処理(ステップS309)を実行することで、通常印刷として用紙に画像形成して主積載部41(通常出力用の排紙トレイ)へ排出する。排紙が完了すると、サンプル出力周期カウンタをカウントアップ(+1)して(ステップS310)、ステップS304へ移行する。
サンプル出力タイミングが到来した場合は(ステップS305;Y)、排紙先をサンプル出力用の排紙トレイ(ここではサブトレイ43)に変更し(ステップS311)、サンプル出力用に選択設定されているページの画像を出力画像に決定し(ステップS312)、給紙処理(ステップS313)、画像形成処理(ステップS314)、排紙処理(ステップS315)を実行することで、サンプル出力として該当の画像を用紙に画像形成してサブトレイ43へ排出する。
1回のサンプル出力で出力すべきページをすべてサンプル出力し終えたか否かを判断し(ステップS316)、未完了の場合は(ステップS316;N)、ステップS312へ移行して次のサンプル出力に使用する出力画像を決定する。このようにして、たとえば、図8のタイプBの場合、3ページ目と5ページ目の2枚のサンプル出力が連続に行われる。
1回のサンプル出力で出力すべきページをすべてサンプル出力し終えた場合は(ステップS316;Y)、サンプル出力周期カウンタをゼロにクリアし(ステップS317)、排紙先を通常印刷用の排紙トレイ(ここでは主積載部41)に変更し(ステップS318)、ステップS304へ移行する。
ステップS304にて当該印刷ジョブに係わる出力処理が完了したと判断されたら(ステップS304;Y)本処理は終了する(エンド)。
このように、画像形成装置3では、ユーザがジョブの原稿束の中から任意のページをサンプル出力用の画像に選択設定することができるので、画質のチェックに適した画像(たとえば、汚れ、濃度などを確認できる画像)や、ユーザが特に出力状態を確認したいページをサンプル出力させることができ、目視確認による画質劣化の検知精度を高めることができる。
また、1回のサンプル出力タイミングの到来で複数ページをサンプル出力することができるので、複数ページを組み合わせて多様な項目で画質チェックを行うことができる。たとえば、細線のあるページとグラデーションのあるページとをサンプル出力させることで、1つのページだけでは難しい多様な項目で画質チェックすることができる。
さらに、複数のグループを設定し、サンプル出力するグループを巡回的に切り替えるものでは、多様な出力形式でサンプル出力を行わせることができ、ユーザのニーズにあったサンプル出力を行うことができる。たとえば、[5/5/5/5,3]のように設定すれば、サンプル出力周期毎に5ページ目の画像をサンプル出力させ、3ページ目の画像についてはサンプル出力周期の4倍の周期でサンプル出力させるといったことも可能になる。なお、グループ毎に個別にサンプル出力周期を設定できるように構成されてもよい。
また、印刷ジョブの原稿画像の中からサンプル出力用の画像(ページ)を選択するので、その印刷ジョブの印刷物と同じ画像で画質を確認することができ、予め定められたテスト画像がサンプル出力される場合に比べて、画質確認の結果と実際の印刷物の画質とが一致し、当該印刷ジョブに関して、精度の良い画質確認を行うことができる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
たとえば、実施の形態ではジョブの投入時にサンプル出力画像の選択を受けるようにしたが、何ページ目の画像をサンプル出力するかを予め登録可能としてもよい。同一の印刷データに基づく印刷ジョブを何回も実行するような場合に便利である。また、原稿束を記憶装置69に保存しておき、後日などに、記憶装置69からその原稿束を読み出して印刷できる構成の場合には、サンプル出力用に使用するページの選択内容(サンプル出力画像選択画面120などでの選択設定内容)を原稿束に対応付けて登録可能とし、記憶装置69から原稿束を読み出して印刷する際に、その原稿束に対応付けて登録されている選択内容にしたがってサンプル出力するページを決定するように構成されてもよい。
また、実施の形態では積載装置7の主積載部41を通常印刷の排紙先とし、サブトレイ43をサンプル出力用の排紙先としたが、排紙先はこれらに限定されるものではなく、通常印刷での排紙先とサンプル出力での排紙先とが相違すればよい。通常印刷の排紙先がスタッカ装置内にあって画像を目視確認できないような場合に本発明はより効果的となるが、これに限定されるものではない。また、実施の形態では、画像形成装置本体5と積載装置7とを別体の装置に構成したが、一体に構成されてもよい。
画像形成装置は、実施の形態で例示した多機能な複合機に限定されず、コピー機能のみを有するデジタル複写機、あるいはプリンタ機能のみを保有するプリンタ装置であってもかまわない。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の断面構成を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置で使用される積載装置の主積載部に用紙が積載されて取り出されるまでの動作状況を模式的に示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置のサンプル出力に関連する部分の構成を示すブロック図である。 サンプル出力周期設定画面の一例を示す正面図である。 サンプル出力画像選択画面の一例を示す正面図である。 サンプル出力画像をタイプ(A)で選択した場合のサンプル出力例を示す説明図である。 サンプル出力画像をタイプ(B)で選択した場合のサンプル出力例を示す説明図である。 サンプル出力画像をタイプ(C)で選択した場合のサンプル出力例を示す説明図である。 サンプル排紙ボタンが表示されたジョブ実行画面の一例を示す正面図である。 サンプル排紙ボタンで即時出力指示を受けた場合のサンプル出力例を示す説明図である。 サンプル周期設定処理を示す流れ図である。 電源ON時に行われるサンプル出力に関連する処理を示す流れ図である。 印刷ジョブの実行時における画像形成装置の動作を示す流れ図である。
符号の説明
2…外部端末
3…画像形成装置
5…画像形成装置本体
6…大容量給紙装置
7…積載装置
7a…第1積載装置
7b…第2積載装置
11…スキャナ部
11a…ラインイメージセンサ
11b…スキャナ制御部
12…自動原稿送り装置
12a…原稿トレイ
13…プリンタ部
14…給紙トレイ
15…画像形成部
16…用紙搬送機構
20…プリンタ制御部
21…感光体
22…帯電装置
23…レーザーユニット
23a…レーザーダイオード
24…現像装置
25…転写装置
26…分離装置
27…クリーニング装置
28…定着装置
31…濃度検知手段
32…濃度復帰手段
41…主積載部
41a…ステージ
42…取り出し釦
43…サブトレイ
44…搬送機構
45…排出先切り替え機構
60…主制御部
61…読み取り処理部
62…DRAM制御部
63a…圧縮IC
63b…伸張IC
65…画像メモリ
65a…ページメモリ
65b…圧縮メモリ
66…書き込み処理部
67…画像制御CPU
68…不揮発性メモリ
69…記憶装置
70…操作表示部
71…表示部
72…操作部
73…操作制御部
80…画像処理手段
81…コントローラ制御CPU
82…LANIF部
83…画像メモリ
84…DRAM制御部
90…スタッカ制御部
91…ドアセンサ
92…用紙上限センサ
93…ステージ下限センサ
94…ステージ上限センサ
95…排紙センサ
96…ステージ昇降動力部
97…排紙先切り替え部
101…サンプル出力画像選択手段
102…即時出力指示手段
103…サンプル出力周期設定手段
105…出力管理手段
106…実行時期判断手段
110…サンプル出力周期設定画面
111…テンキー
112…枚数設定欄
120…サンプル出力画像選択画面
121…テンキー
122…設定欄
130…ジョブ実行画面
131…サンプル排紙ボタン
132…サンプル出力周期設定ボタン
E1…即時出力指示
E2…排紙完了通知
E3…通常画像出力通知
E4…問い合わせ通知
E5…実行応答
E6…切り替え指示
E7…画像の指示

Claims (2)

  1. 用紙に画像を形成して出力する画像形成部と、
    前記画像形成部から出力された用紙を受け入れる第1排紙部と、
    前記画像形成部から出力された用紙を受け入れる第2排紙部と、
    前記画像形成部から出力された用紙を前記第1排紙部に排出するか前記第2排紙部に排出するかを切り替える排紙先切替部と、
    画像形成後の用紙を前記第1排紙部へ排紙するジョブの実行と、前記ジョブの実行中に行われる、画像形成後の用紙を前記第2排紙部へ排紙するサンプル出力の実行とを制御する制御部と、
    前記ジョブの原稿束の中から前記サンプル出力に使用するページとして、前記ジョブの原稿束の中の任意の1または複数ページで構成されるページグループが複数選択される選択手段と、
    を備え、
    前記制御部は、前記ジョブの実行中に前記サンプル出力の実行時期が到来する毎に、前記複数のページグループの中の1つを順次選択し、その選択したページグループの全ページの画像を連続して用紙に画像形成させて前記サンプル出力を行わせる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記選択手段は、ジョブの投入時にページの選択を受ける
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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