JPH11244043A - 液状化粧料容器 - Google Patents

液状化粧料容器

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JPH11244043A
JPH11244043A JP10063932A JP6393298A JPH11244043A JP H11244043 A JPH11244043 A JP H11244043A JP 10063932 A JP10063932 A JP 10063932A JP 6393298 A JP6393298 A JP 6393298A JP H11244043 A JPH11244043 A JP H11244043A
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    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D34/00Containers or accessories specially adapted for handling liquid toiletry or cosmetic substances, e.g. perfumes
    • A45D34/04Appliances specially adapted for applying liquid, e.g. using roller or ball
    • A45D34/042Appliances specially adapted for applying liquid, e.g. using roller or ball using a brush or the like
    • A45D34/045Appliances specially adapted for applying liquid, e.g. using roller or ball using a brush or the like connected to the cap of the container
    • A45D34/046Appliances specially adapted for applying liquid, e.g. using roller or ball using a brush or the like connected to the cap of the container comprising a wiper
    • A45D34/047Appliances specially adapted for applying liquid, e.g. using roller or ball using a brush or the like connected to the cap of the container comprising a wiper with adjustable wiping action

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャップの開閉によりしごき部材の開口度合
が影響を受けず、操作性、デザイン性に優れるととも
に、しごき部材の開度調整の限度を定める確実なメカニ
ズムを有する液状化粧料容器を提供する。 【解決手段】 開度調整リング7が容器本体19上部外
面に嵌合され、キャップ3を備え、後端に開度調整部1
1有する首部5が開度調整リングの回動により軸方向に
移動することによって、しごき部材13の中央開口11
9の径が可変となる。また、開度調整リングの下端部に
回動規制片103が延設されており、容器本体の開度調
整リング嵌合部下方外面に回動規制突起136が突設さ
れている。回動規制片103が回動規制突起136に当
接することにより開度調整リングの回動が規制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マスカラやアイラ
イナー、リップグロス等の液状化粧料容器に関する。よ
り具体的には、ブラシ等の塗布具を出入自在に備えてお
り、かつ、その塗布具に付着した余分の化粧料をしごき
落とす口を有するしごき部材を備え、そのしごき口の径
を調整することにより塗布具への化粧料付着量を調整で
きる液状化粧料容器に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】この種
のしごき度可変の液状化粧料容器に関しては、何種類か
のものが公知である。それらのなかには、しごき部材に
当接する開度調整部を容器内で上下に移動させることに
よりしごき部材の開口度合を変化させる構造のものが多
い。しかし、この液状化粧料容器は、キャップを締める
際あるいは取り外す際に首部にかかる回動力により、開
度調整部が動いて開口度合が不意に変わってしまうとい
う欠点があった。
【0003】また、開度調整リングの端部でしごき部材
の開口度を可変とするタイプの同様の出願においても、
キャップをすると締込力により又は締込みエンドで開度
調整リングが回転してしまうという共通の欠点をもって
いた。
【0004】本発明は、塗布具に付着した余分の化粧料
をしごき落とす開口度可変のしごき部材を有し、塗布具
への化粧料付着料を調整できる液状化粧料容器であっ
て、構造が簡単で外径を細くできるとともに、使用者が
通常の使用においてキャップをした時に開度調整リング
は回動しないため、デザイン性、加飾性、操作性、外観
性に優れた液状化粧料容器を提供することを目的とす
る。また、しごき部材の開度調整の限度(開限と閉限)
を定める確実なメカニズムを有する液状化粧料容器を提
供するものである。さらに、しごき部材の固定を確実に
行うとともに、気密性に優れた液状化粧料容器を提供す
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】上
記課題を解決するため、本発明の液状化粧料容器は、液
状化粧料を入れる容器本体、容器の口を塞ぐキャップ、
及び該本体に出し入れ自在の、キャップに固着された棒
状塗布具を備える液状化粧料容器において; 容器本体
内に、中央開口を有する弾性体からなり該開口により棒
状塗布具の外周をしごくしごき部材を設け、 容器本体
上部に軸回りに回動自在に開度調整リングを設け、 該
開度調整リングの回動に応じて容器本体の軸方向に移動
可能な、キャップとの係合部を有する首部を設け、 上
記開度調整リングの回動角により上記しごき部材の中央
開口の径を可変としたことを特徴とする。
【0006】本発明の液状化粧料容器においては、上記
首部を上記本体に対して回動不能かつ上下方向摺動自在
に設けるとともに、該首部の下端部に開度調整部を設
け、上記調整リングの首部との螺合作用により首部を軸
方向に作動させ、該作動に応じた開度調整部のしごき部
材への押圧に応じて該部材の中央開口の径を可変とした
ことを特徴とすることが好ましい。すなわち、首部と容
器本体とは相対回動せず、キャップを首部に係合させる
際に回動力が働いても首部が容器本体に対して回動しな
いので、開度調整具合は変化しない。
【0007】本発明の液状化粧料容器においては、 上
記開度調整リングと上記容器本体との間に、該リングの
回動をある範囲内に規制する手段が設けられていること
を特徴とすることが好ましい。本発明の液状化粧料容器
では、中央開口の径は上記首部の軸方向の位置によって
決定され、その位置は開度調整リングの回動角によって
決定される。したがって、開限又は閉限を定めるのに、
首部の軸方向の動きを規制する方法と、開度調整リング
の回動角を規制する方法がある。前者では、開度調整機
構の構成によっては、使用者が調整範囲限界であるにも
かかわらず力を入れて開度調整リングを回すと、首部に
かかる軸方向の力(スラスト)により、機構の組み立て
部に分離力が働くおそれがある。一方、開度調整リング
の回動角を規制する方法ではそのようなおそれはない。
【0008】本発明の液状化粧料容器においては、上記
開度調整リングが上記容器本体上部外周に嵌合されてお
り、該開度調整リングの下端部に回動規制片が延設され
ており、上記容器本体の開度調整リング嵌合部下方外面
には回動規制突起が突設されており、上記回動規制片が
該回動規制突起に当接することにより開度調整リングの
回動が規制されることが好ましい。これにより、確実に
開度調整リングの限度を定めることができる。また、部
品製作及び組み立てがし易く、使用者も目で開度調整片
の位置を見れば回動限にあるか否かがすぐ分る。
【0009】本発明の具体的な液状化粧料容器は、 液
状化粧料を入れる容器本体と、 この容器本体に出し入
れ自在の棒状塗布具と、 この棒状塗布具に固着された
容器の口を塞ぐキャップと、 容器本体上部に配置され
た、キャップとの係合部を有する首部と、 容器本体上
部に配置された、中央開口を有する弾性材からなる、該
開口により棒状塗布具の外周をしごくしごき部材と、
首部の下部に延設された、しごき部材に当接してその中
央開口の径を可変とする開度調整部と、 容器本体に対
して回動自在に係合するとともに、首部と螺合する開度
調整リングと、を具備し; 上記容器本体と首部との間
には、上下方向摺動自在に同期係合する同期係合部が設
けられており、 上記開度調整リングを容器本体に対し
て回動させることにより上記首部及び開度調整部を上下
方向に移動させ、もって上記しごき部材の中央開口の開
口度合を可変としたことを特徴とする。
【0010】以下、図面を参照しつつより詳しく説明す
る。図1及び図2は、本発明の第1態様の1実施例に係
る液状化粧料容器の内部構造を示す図である。図1は、
開度調整部が下がったしごき開口拡開限状態を、図2は
開度調整部が上がったしごき開口縮小限状態を示す。各
図の(A)は断面図、(B)は回動規制片部の側面図で
ある。この図の液状化粧料容器1は、キャップ3、首部
5、棒状塗布具9、開度調整リング7、しごき部材1
3、容器本体19等からなる。図3〜図7は、本実施例
の液状化粧料容器の首部、開度調整リング、しごき部
材、容器本体のボトル及びカバーの詳細を示す部分断面
側面図である。
【0011】容器本体19は、カバー15と、その内側
のボトル17の2重構造である。ボトル17は底129
と側部127よりなる有底筒状をしており、その内部に
液状化粧料を入れるものである。カバー15は、ボトル
17の外側を覆っており、同様に底139と側部137
を有する。
【0012】カバー15の上端部は、ボトル17の上端
よりも高く上に延びており、その内面には、上下方向に
延びる同期係合縦溝133切られている。この縦溝13
3には、首部5の同期係合縦リブ85が係合している。
同リブ85は、同期係合縦溝133で上下に摺動可能で
ある。この縦溝133は、図7(B)に示すように断面
が三角形であり、円周上に同一ピッチで多数(この例で
は20個)設けられている。同期係合縦溝133にはボ
トル17の口部の下の外面に形成された4本の縦リブ1
28が係合しており、カバー15とボトル17は回動不
能に係留される。
【0013】カバー15の上部外面(開度調整リング嵌
合面)130は、他の部分と比べてやや細径の円筒面と
なっており、開度調整リング7が嵌合している。また、
同面130には、環状凸部135が形成されており、同
凸部135には、開度調整リング7下部内面に形成され
ている環状凹部101が嵌合して、開度調整リング7を
容器本体19に対して、回動自在に連結している。
【0014】カバー15上部外周の開度調整リング嵌合
面130の下方には、回動規制突起136が突設されて
いる。この突起136は、本例では、図7(A)に示す
ようにほぼ正方形の側面形状をしており、外周に1個突
設されている。なお、突起の形状、個数、位置は、言う
までもなくこの例に限定されるものではない。この回動
規制突起136は、後述する開度調整リング7の回動規
制片103と当接するよう同一水平面上に位置してお
り、後述するように開度調整リング7の容器本体19に
対しての回動を規制する。
【0015】図6に詳細に示すように、ボトル17の上
端の口部121はネック部125において小径に絞られ
ている。口部121の外周122は上広がりのテーパー
面となっており、しごき部材13が脱出しにくい構造と
なっている。口部121の下は、リング溝状のネック部
125となっている。口部121とネック部125との
間には段部123が存在する。このボトル口部の形状
は、後述するしごき部材13の固定構造と関連したもの
である。ボトル17の口部の下の外面には、前述の4本
の縦リブ128が形成されている。
【0016】しごき部材13は、NBR等のゴムに代表
される弾性材料でできており、ある程度伸縮自在であ
る。しごき部材13は、中央開口119を有する下つぼ
まりの漏斗部117と、該部の上端から水平に外側に延
びる上辺部115、この上辺部115の外周から下方に
延びる垂下部113、垂下部113からやや下内側に延
びる折り返し部111と、を備えている。そして、容器
本体ボトル17に対して、漏斗部117をボトル口12
1の内側に当て、垂下部113を同口121の外周テー
パー面122に、折り返し部111をネック部125に
嵌め込んだ状態で、しごき部材13がボトル口121に
載置されてセットされている。また、折り返し部111
の内周のエッジ部111aは、ボトルネック部125の
上の段部123に引っ掛かり、抜け止めの作用をする。
しごき部材13の外面については、カバー15の上部内
周が、しごき部材13の垂下部113を外から押さえ込
んで、しごき部材13をしっかりと固定している。
【0017】つまり、しごき部材13の折り返し部11
1は、ボトル口部121とカバー15との間にはさまれ
て保持されている。したがって、しごき部材13が容器
本体19に対してしっかりと固定されるとともに、ボト
ル内の気密性を高めている。
【0018】しごき部材13の漏斗部117の上部に
は、首部5の開度調整部11が上から当接している。こ
の開度調整部11の位置が高いと、漏斗部117は自ら
の弾性で内側に閉じて、しぼり部中央の開口であるしご
き口119を狭くする。開度調整部11の位置が低い
と、同部先端89が漏斗部117を押し下げ、漏斗部1
17は弾性により外側に開き、しごき口119は拡が
る。
【0019】開度調整リング7は、小径の上円筒形部9
3と大径の下円筒形部99が外面の段部97で結合した
形状のものである。下円筒形部99は、前述のように、
容器本体19の上部外面に回動自在に連結されている。
このとき段部97の内側はカバー15の上端131にほ
ぼ接する。下円筒形部99の内面には前述の環状凹部1
01が形成されている。上円筒形部93内面にはメネジ
95が形成されており、首部5外周のオネジ81が螺合
する。このメネジ95は比較的リードの小さい一条ネジ
であり、詳しくは後述するように、ほぼ開度調整リング
7の一回転で、首部(したがって開度調整部11)が上
限の位置と下限の位置の間を移動するように設けられて
いる。メネジ95の上部内面91は平らな円周内面であ
る。この面91内では、キャップ3の下端部外周の縦リ
ブ38が非接触状態で回動する。つまり、キャップ3は
開度調整リング7の回動によって開度調整リング7の内
径に沈み込むことによってしごき部材13を開口してい
く。
【0020】開度調整リング7の下端部には回動規制片
103が延設されている。この回動規制片103は、ほ
ぼ正方形の側面形状を有し、前述したカバー15外面の
回動規制突起136と同一水平面上に位置している。
【0021】首部5は、上下に2カ所のオネジ73、8
1(オネジ状の一群の突起でもよい)を有する筒状のも
のである。その中央部75には、やや下つぼまりの筒状
の開度調整部11が、下方内側に延びるように一体に設
けられている。開度調整部11の先端89は、上述のよ
うに、しごき部材13の漏斗部117内面に当接し、そ
のしごき口119の開度を調整する。開度調整部11の
外面は、やや下つぼまりのテーパ面となっており、しご
き部材の漏斗部117内面のテーパ面に対して抵抗なく
摺動・当接するのに適した形状となっている。なお、開
度調整部11の根本部87の外周部には、凹部である肉
盗み86が形成されている。この肉盗み86は、プラス
チック射出成形時の引けを防止するためのものである。
【0022】首部7の下段部外面に形成されたはオネジ
81は左ネジであり、上段部外面に形成されたオネジ7
3は右ネジである。図3(B)に示すように、オネジ8
1の下のフランジ83の外周には、同期係合縦リブ85
が多数(この例では20個)突設されている。この縦リ
ブ85は、容器本体19のカバー15の上部内面に切ら
れている同期係合縦溝133と係合する同期係合縦リブ
(容器本体に対する回り止め)の役割を果す。すなわ
ち、縦リブ85は、同期係合溝133の内に入ってお
り、この溝133に沿って上下する。したがって、容器
本体19と開度調整リング7を相対的に回転する(例え
ばどちらかを片手で押さえて他方を捩る)と、首部5
は、容器本体19及びそれに固着されているしごき部材
13に対して上下に動く。この動きにより、首部5下端
の開度調整部11の先端89がしごき部材13に当接す
る位置が上下し、前述のとおり、そのしごき口119の
開度を調整することができる。また、キャップ3を回し
た時に、首部5と容器本体19が相対的に回動すること
は起こり得ない。
【0023】次に開度調整と開度調整リングの回動規制
との関係について説明する。容器本体19の回動規制突
起136及び開度調整リング7の回動規制片103は同
一水平面上に位置し、かつ、図1に示すように首部5の
開度調整部11が最も下がった位置のときに、回動規制
突起136と回動規制片103の側面が当接するよう設
計及び位置決めされている。組み立て時の位置決めにつ
いては後述する。このとき、しごき部材13のしごき口
119は最も開いており、開限を定めている。容器本体
19と開度調整リング7を相対回転させると、開度調整
部11は上方向に動く。開度調整リング7をほぼ1回転
させて、開度規制突起136と開度調整片103が反対
側の側面で当接するまで回転させると、それ以上は開度
調整リング7を回すことができず、開度調整部11は最
も上の位置をとる。このとき、しごき部材13のしごき
口119は最も閉じており、閉限を定めている。
【0024】開限と閉限は適切なしごき量となるよう決
定され、開度調整部11の形状や、首部5と開度調整リ
ング5のネジのピッチ等によって各限界におけるしごき
口119の開度が調整される。本実施例では、開度規制
突起や開度規制片は容器本体の外面に設けられているた
め、開限と閉限が目で見てわかる。また、開度規制突起
を内面に設けると容器本体と開度調整リングがガタつい
てしまうため、外面に設けることが好ましい。なお、回
動規制突起136と回動規制片103の相対位置を見る
ことにより、しごき口119の開度を予め推測し、ブラ
シ21に付く液状化粧料の量を適宜に設定することも可
能である。
【0025】首部5の上段部外面のオネジ73は、キャ
ップ3のメネジ37と螺合する。首部5の内部は、上下
に抜けた孔(内孔88)となっており、棒状塗布具9が
貫通している。内孔88は、上よりも下の方が狭くなっ
ており、棒状塗布具9を容器内に入れやすくなってい
る。首部5の上端71は、キャップ3(棒状塗布具9と
固定)を閉じた状態で、棒状塗布具9のフランジ45の
下面と当接し、容器本体内をシールする。
【0026】棒状塗布具9は、下端にブラシ21を有す
る棒状の部材であって、容器本体19内に出し入れ自在
に備えられている。棒状塗布具9の上部は、比較的大径
の中空筒状部である挿入部41となっている。同部41
の根元には、環状凸部43が形成されており、ここにキ
ャップ3内面の環状凹部36が嵌合して、キャップ3と
棒状塗布具9とが固定される。なお、挿入部41の内孔
は肉盗み用の穴である。
【0027】棒状塗布具9の挿入部41の下はフランジ
45となっている。
【0028】棒状塗布具9の中段部47は、次第に細く
なりながら下に延びる中空棒状部であり、その中空部は
肉盗み穴49である。中段部47の下は、一段細くなっ
たくびれ部51となっている。同部51及びその上のテ
ーパー部52は、棒状塗布具9を容器内に納めてキャッ
プ3を閉じたときに、ちょうどしごき部材13のしごき
口119がくる部分である。図2は、しごき口119が
最も狭くなっている(内側に寄せられている)状態であ
り、それに対応してしごき口119の当たる棒状塗布具
9の部分も最も細くなっている。図1は、しごき口11
9が最も広くなっている状態であり、しごき口119の
当たる棒状塗布具9の部分も太くなっている。これは、
しごき口119と棒状塗布具9外周面との接触(締め付
け)によって容器内の液状化粧料をシールしているので
あるが、その締め付け力を適当に保つためである。
【0029】棒状塗布具9の下段部53は中実の棒状部
である。この下段部59の下には、芯棒151及びブラ
シ毛153からなるブラシ21が接続されている。この
ブラシ21に容器本体19内の液状化粧料を含ませて引
き上げる際に、ブラシ21がしごき部材13のしごき口
119を通過するときに、ブラシ毛153がしごかれて
ブラシ毛153に付着した余分の液状化粧料を容器本体
19内にしごき落とす。この際のしごきの強さは、しご
き口119の開口度合によるので、前述のメカニズムに
よりしごき口119の開口度合を調整して、ブラシ21
に付く液状化粧料の量を調整するのである。
【0030】キャップ3は、頂部31と側部33よりな
る有頂筒状をしており、その内面34の下部にはメネジ
37が形成されている。このメネジ37は、首部5上部
外面のオネジ73と螺合して、キャップ3が容器1に装
着される。このときキャップ3の下端39は、開度調整
リング7の上端部内面91に入り込む。
【0031】キャップ3内の中段部には、上述のよう
に、棒状塗布具9の挿入部41が固着されている。具体
的には、同部内面には環状凹部36が形成されている。
この環状凹部36には、棒状塗布具9のフランジ45上
方に設けられた環状凸部43が嵌合して、キャップ3と
棒状塗布具9とが固定される。また、キャップ3と棒状
塗布具9は、キャップ3上部内面の縦溝35と棒状塗布
具9上部41外面の縦リブ42との係合により回動不能
となっている。
【0032】図1の液状化粧料容器の組立て手順につい
て説明する。まず、ボトル17の口にしごき部材13を
取り付け、次にカバー15内にボトル17を入れて容器
本体19を組む。また、開度調整リング7内に首部5を
下から入れて、図2のように首部5が開度調整リング7
内で上限となるまでねじ込む。次に、開度調整リング7
の回動規制片103が図2(B)のような位置、すなわ
ち、回動規制片103がカバー15の回動規制突起13
6の左側にほぼ当接する位置となるように、また、首部
5のリブ85をカバー15の溝133に合わせて、カバ
ー15に組み込む。この際、開度調整リング7の環状凹
部101とカバー15の環状凸部135とが係合し、開
度調整リング7が容器本体19に回動可能に連結され
る。一方、棒状塗布具9をキャップ3内にはめ込んで一
体化する。この一体化したキャップ3と棒状塗布具9と
を、上述の容器本体側組立体に差し込んで組立て完成で
ある。
【0033】図1の液状化粧料容器における塗布具への
液状化粧料付着量調整メカニズムを含む作用をまとめて
説明する。使用の際は、キャップ3を塗布具9とともに
首部5から捩って外し、棒状塗布具9を容器内から引き
上げる。このとき、塗布具9下端のブラシ21には、容
器本体19内の液状化粧料が付着しているが、しごき部
材13のしごき口119をブラシ21が通過する際にブ
ラシ21がしごかれて(絞られて)、余分に付着してい
る液状化粧料は、容器本体19内にしごき落とされる。
【0034】ここで、しごき部材13のしごき口119
の開口度合は次のようにして調整できる。容器本体19
を手の指でつまんで、開度調整リング7を回すと、首部
5は容器本体19と同期回転するので、首部5のオネジ
81と開度調整リング7内面のメネジ95とが相対的に
回動する。すると、首部5は、容器本体19に対して上
下方向に連結されている開度調整リング7に押されて、
容器本体19に対して上下に移動する。首部5が上下に
移動すると、しごき部材13の漏斗部117が、首部5
下部の開度調整部11の外面に押されて、中心から外に
拡がる度合が変化する。これにより、しごき部材13の
中央の開口であるしごき口119の径(開口度合)が変
化する。すなわち、首部7が上にあるとき(図2)は、
しごき部材13は内径方向に寄ってしごき口119は狭
まり閉限を形成し、ブラシ21は強くしごかれて、容器
外に抜き出したブラシ21に付着している液状化粧料の
量は少なくなる。一方、首部7が下にあるとき(図1)
は、しごき部材13は外に寄ってしごき口119が拡が
り開限を形成し、ブラシ21はあまり強くしごかれず、
容器外に抜き出したブラシ21に付着している液状化粧
料の量は多くなる。
【0035】この際、容器本体19の回動規制突起13
6と開度調整リング7の回動規制片103の回動規制作
用により、容器本体19と開度調整リング7は1回転弱
しか回動せず、首部5の上下運動距離が規制され、しご
き口119は開限と閉限との間が定まる。使用者は、回
動規制突起136と回動規制片103の相対位置を知る
ことにより、しごき口119の開口度合を推測すること
もできる。
【0036】図8及び図9は、本発明の第2実施例に係
る液状化粧料容器の内部構造を示す断面図である。図8
は、開度調整部が下がったしごき開口拡開限状態を、図
9は開度調整部が上がったしごき開口縮小限状態を示
す。各図の(A)は断面図、(B)は回動規制片部の側
面図である。図10〜14は、第2実施例の液状化粧料
容器の首部、開度調整リング、しごき部材、容器本体、
サポートリングの詳細を示す部分断面図である。これら
の図において、図1の符号に200足した数字の符号
は、以下に特記するものを除いて、同じ部品・部分を示
す。
【0037】第2実施例の液状化粧料容器が第1実施例
の液状化粧料容器と異なる主要点は以下である。 (1)容器本体215がシングルボトルである。シング
ルボトルとすることによりコストを低減することができ
る。この容器本体215の口部は小径に絞られておらず
円筒状である。このためしごき部材を容器本体の口部に
固定するために、下記の手段を採用している。
【0038】容器本体215の上部内面には、上下方向
に延びる同期係合縦溝333が切られている。この縦溝
333には、詳しくは後述するサポートリング208の
同期係合縦リブ365が係合している。また、容器本体
215の上端部内面には環状凹部332が形成されてお
り、サポートリングの環状凸部363が嵌合している。
したがって、サポートリング208は容器本体215の
内面に回動不能に固定される。このとき、サポートリン
グの上端361は容器本体215の上端331とほぼ同
一面上にある。容器本体215の上部内面の縦溝333
の下方には後述するしごき部材213固定用の段部33
8が形成されている。
【0039】(2)しごき部材を固定するためのサポー
トリング208を有する。しごき部材213は、サポー
トリング208によって容器本体215の内面に固定さ
れる。サポートリング208は容器本体215に固定さ
れる上リング部369と、しごき部材213を容器本体
215との間に挟んで固定する下リング部373からな
る。上リング部369の上端面361は開度調整リング
207の肩部297の下面と、微小なスキマを介して対
している。上リング部369の外面は、容器本体215
の上部内面に嵌合している。同面には、上に環状凸部3
63が、下に縦リブ365が形成されている。環状凸部
363は容器本体215の環状凹部332と嵌合し、サ
ポートリング208の抜け止めとなる。縦リブ365
は、容器本体215の縦溝333と係合してサポートリ
ング208の回り止めとなる。上リング部369の内面
には縦溝367が形成されている。この縦溝367は、
首部205の外面に形成された縦リブ285が軸方向に
摺動し、首部205の回り止めとなる。
【0040】サポートリング208の下リング部373
は、しごき部材213の内面に嵌合している。同部37
3の外面には、環状凸部375が突設されている。この
環状凸部375は、上部の突出高さが高く、下部の突出
高さが低く、外周面は下つぼまりのテーパー面となって
いる。環状凸部375はしごき部材213上部内面の環
状凹部313内に入り込んで、弾性材からなる同部材2
13の内周部を吊り上げるような形で固定する。環状凸
部375の形は、しごき部材213が下にズレ抜けない
ような効果を有する。
【0041】(3)しごき部材213の形が異なる。し
ごき部材213は収縮自在な弾性材料でできており、中
央開口319を有する下つぼまりの漏斗部317と、該
部の外周から上方に伸びるリング部315を備えてい
る。リング部315の内面には環状凹部313が形成さ
れており、前述のようにサポートリング208の下リン
グ部373の環状凸部375が嵌合し、抜け止めとな
る。また、リング部315の外面には、上下2段の環状
凸部311が形成されており、容器本体215内面に押
し当てられて、気密性を高めている。また、同リング部
315の下側の段部は、上述の容器本体215の上部内
面の段部338上に乗る。これにより、しごき部材21
3のリング部315は、サポートリング208の下リン
グ部373と容器本体215の上部の間に挟み込まれて
抜け落ちることなく確実に固定される。また、しごき部
材213の外面のシール性が一層確実となる。
【0042】(4)図1、2の実施例と異なりキャップ
203の上下動によりキャップ203が開度調整リング
207の上部293の外面に被さる形態となっている。 (5)組み立て方法が図1、2の実施例と異なり、首部
205が開度調整リング207の上方より組立てられ
る。まず、容器本体215内にしごき部材213を固定
したサポートリング208を嵌入する。次に開度調整リ
ング207に首部205をいっぱいにねじ込んだ状態で
セットし、開度調整リング207の回動規制片303と
容器本体215の回動規制突起336を全開限に合わせ
た状態で開度調整リング207を容器本体215に嵌合
する。開度調整リング207と容器本体215を逆方向
に回動して、回動規制片303と回動規制突起336が
合致した位置が全閉限となる。この回動規制片303と
回動規制突起336の当接によって首部205が開度調
整リング207より抜け出すのを規制している。
【0043】図15は、本発明の第3実施例に係る液状
化粧料容器の主要部の内部構造を示す断面図であり、開
度調整部が下がったしごき開口拡開限状態を示す。
(A)は部分断面図、(B)は部分側面図である。この
図において、第2実施例の符号に200足した数字の符
号は、以下に特記するものを除いて、同じ部品・部分を
示す。
【0044】この液状化粧料容器401は、液状化粧料
を入れる容器本体415、容器本体415に出し入れ自
在の棒状塗布具409、容器本体の口を塞ぐキャップ、
容器本体上部に配置され、キャップとの係合部を有する
首部405、容器本体上部に配置され、中央が開口した
弾性材からなる、開口により棒状塗布具409の外周を
しごくしごき部材413、首部405の下部に延設さ
れ、しごき部材413に当接してその中央開口の開口度
合を可変とする開度調整部411、容器本体に対して回
動自在に係合し、首部と螺合する開度調整リング407
からなる。容器本体415と首部405との間には、上
下方向摺動自在に同期係合する同期係合部が設けられて
おり、開度調整リング407を容器本体415に対して
回動させることにより首部405及び開度調整部411
を上下方向に移動させ、しごき部材413の中央開口の
開口度合を可変とする。しごき部材413は、中央開口
を有する下つぼまりの部材と、同部材の外周から下方に
伸びるリング部を有し、リング部の上端部と当接する上
サポートリング408、リング部の内面に当接する下サ
ポートリング419により挟持されて保持されている。
【0045】すなわち、しごき部材413は、上サポー
トリング408と下サポートリング419によって、上
下から挟まれて容器本体415の口部によりしっかりと
固定される。このような構成にすることにより、しごき
部材413が圧迫されるのでその外面と容器本体415
内面間の密閉性がさらに向上する。
【0046】容器本体415の上部内面には、上下方向
に延びる同期係合縦溝533が切られている。この縦溝
533には、上サポートリング408の同期係合縦リブ
565が係合している。また、容器本体415の上端部
内面には環状凹部532が形成されており、上サポート
リング408の環状凸部563が嵌合している。したが
って、上サポートリング408は容器本体415の内面
に回動不能に固定される。
【0047】下サポートリング419はボトルのネック
のような形状を有し、下リング部527と、下リング部
527から上に伸びるネック部525からなる。ネック
部525の外周は内側に少し掘り込まれている。下リン
グ部527は容器本体415の内面の段部538上に載
置されている。
【0048】しごき部材413は、NBR等のゴムに代
表される弾性材料でできており、ある程度伸縮自在であ
る。しごき部材413は、中央開口519を有する下つ
ぼまりの漏斗部517と、該部の上端から水平に外側に
延びる上辺部515、この上辺部515の外周から下方
に延びる垂下部513、垂下部513からやや下内側に
延びる折り返し部511とを備えている。そして、下サ
ポートリング419に対して、漏斗部517をボトル口
521の内側に当て、垂下部513を同口521の外周
テーパー面に、折り返し部511をネック部525に嵌
め込んだ状態で、しごき部材513がボトル口521に
載置されてセットされている。また、折り返し部511
の内周のエッジ部511aは、ネック部525の上の段
部523に引っ掛かり、抜け止めの作用をする。しごき
部材413の外面については、容器本体415の上部内
周が、しごき部材413の垂下部513を外から押さえ
込んで、しごき部材413をしっかりと固定しているた
め、さらにしごき部材413の気密性が高まる。
【0049】組み立てる際は、まずしごき部材413を
下サポートリング419の口部521に上からはめ込
み、しごき部材413と下サポートリング419を組み
立てる。組み立てられた下サポートリング419を容器
本体415の上開口部から挿入し、内面の段部538上
に載置する。このとき、しごき部材413は下サポート
リング419と容器本体415の内面の間に挟み込まれ
る。次に上サポートリング408を容器本体415の上
開口部からはめ込み、上サポートリング408の縦リブ
565を容器本体415の縦溝533に係合させ、上サ
ポートリング408の環状凸部563を、容器本体41
5の環状凹部532に嵌合させる。上サポートリング4
08は容器本体415に回動不能に固定され、この実施
例においては、しごき部材413は容器本体415と上
サポートリング408の間に上下から挟み込まれて固定
される。したがって、しごき部材413は、上サポート
リング408と下サポートリング419、さらに容器本
体415によって左右方向及び上下方向から容器本体4
15内面により確実に固定され、容器の密閉性も向上す
る。
【0050】液状化粧料溶液は主に油性タイプと水性タ
イプ、さらに揮発性タイプに分かれそれぞれ特性をもっ
て販売されている。いずれのタイプにも共通して求めら
れるのはDry Up効果である。そのため、液状化粧
料容器は気密性に優れ、操作性に優れたものでなければ
ならない。本明細書で説明した3つの実施例を使い分け
ることによって、あらゆるタイプの液状化粧料溶液に適
合するしごき開口可変タイプの液状化粧料容器を提供で
きるものである。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の液状化粧料容器は、 (1)キャップと係合する首部部材の後端を開度調整部
とし、容器本体に対して回動不能に軸方向へ移動可能と
することにより、使用者がキャップをする際に、開度調
整リングがどの回動角度にあっても開度調整リングが不
意に動くようなことがない。そのため、従来のものと異
なり、コンパクトで操作性及びデザイン性に優れた液状
化粧料容器を提供できる。 (2)開度調整リングと容器本体にそれぞれ回動を規制
する手段を設けることによって、首部に掛かる軸方向の
力(スラスト)による機構の分離及び破壊を防止でき
る。 (3)開度調整リングと容器本体の回動規制部材をそれ
ぞれの外面に設けることによって、容器本体と開度調整
リングとのガタつきを防止することができる。また、回
動角をS、M、L等で表示する指針として使用すること
もできる。 (4)上述の3つの実施例の形状のしごき部材と、しご
き部材の固定方法によって、気密性が高く、あらゆる種
類の液状化粧料溶液への対応が可能な、しごき部材の断
面口径が可変タイプの液状化粧料容器を提供できる。 (5)容器本体が、カバーとボトルからなるダブルボト
ルあるいはシングルボトルのどちらの形態のものでも使
用でき、用途や生産工程によって使い分けることができ
る。特にシングルボトルにおいてはスマートな外観の液
状化粧料容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の第1実施例に係る液状化粧料
容器の、開度調整部が下がったしごき開口拡開限状態に
おける内部構造を示す断面図であり、(B)は側面図で
ある。
【図2】(A)は本発明の第1実施例に係る液状化粧料
容器の、開度調整部が上がったしごき開口縮小限状態に
おける内部構造を示す断面図であり、(B)は側面図で
ある。
【図3】(A)は第1実施例の液状化粧料容器の首部の
詳細を示す部分断面側面図であり、(B)は平面図であ
る。
【図4】第1実施例の液状化粧料容器の開度調整リング
の詳細を示す部分断面側面図である。
【図5】第1実施例の液状化粧料容器のしごき部材の詳
細を示す部分断面側面図である。
【図6】第1実施例の液状化粧料容器の容器本体のボト
ルの詳細を示す部分断面側面図である。
【図7】(A)は第1実施例の液状化粧料容器の容器本
体のカバーの詳細を示す部分断面側面図であり、(B)
は平面図である。
【図8】(A)は本発明の第2実施例に係る液状化粧料
容器の、開度調整部が下がったしごき開口拡開限状態に
おける内部構造を示す断面図であり、(B)は側面図で
ある。
【図9】(A)は第2実施例に係る液状化粧料容器の、
開度調整部が上がったしごき開口縮小限状態における内
部構造を示す断面図であり、(B)は側面図である。
【図10】(A)は第2実施例の液状化粧料容器の首部
の詳細を示す部分断面側面図であり、(B)は平面図で
ある。
【図11】第2実施例の液状化粧料容器の開度調整リン
グの詳細を示す部分断面側面図である。
【図12】第2実施例の液状化粧料容器のしごき部材の
詳細を示す部分断面側面図である。
【図13】(A)は第2実施例の液状化粧料容器の容器
本体のボトルの詳細を示す部分断面側面図であり、
(B)は平面図である。
【図14】(A)は第2実施例の液状化粧料容器のサポ
ートリングの詳細を示す部分断面側面図であり、(B)
は平面図である。
【図15】(A)は本発明の第3実施例に係る液状化粧
料容器の主要部の、開度調整部が上がったしごき開口拡
開限状態における内部構造を示す断面図であり、(B)
は側面図である。
【符号の説明】
1 液状化粧料容器 3 キャップ 5 首部 7 開度調整リ
ング 9 棒状塗布具 11 開度調整部 13 しごき部材 15 カバー 17 ボトル 19 容器本体 21 ブラシ 208 サポート
リング 408 上サポートリング 419 下サポ
ートリング

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液状化粧料を入れる容器本体、容器の口
    を塞ぐキャップ、及び該本体に出し入れ自在の、キャッ
    プに固着された棒状塗布具を備える液状化粧料容器にお
    いて;容器本体内に、中央開口を有する弾性体からなり
    該開口により棒状塗布具の外周をしごくしごき部材を設
    け、 容器本体上部に軸回りに回動自在に開度調整リングを設
    け、 該開度調整リングの回動に応じて容器本体の軸方向に移
    動可能な、キャップとの係合部を有する首部を設け、 上記開度調整リングの回動角により上記しごき部材の中
    央開口の径を可変としたことを特徴とする液状化粧料容
    器。
  2. 【請求項2】 上記首部を上記本体に対して回動不能か
    つ上下方向摺動自在に設けるとともに、該首部の下端部
    に開度調整部を設け、上記開度調整リングの首部との螺
    合作用により首部を軸方向に作動させ、該作動に応じた
    開度調整部のしごき部材への押圧に応じて該部材の中央
    開口の径を可変としたことを特徴とする請求項1記載の
    液状化粧料容器。
  3. 【請求項3】 上記しごき部材の開口径の調整が上記開
    度調整リングの360度以内の回動により行われること
    を特徴とする請求項1又は2記載の液状化粧料容器。
  4. 【請求項4】 上記開度調整リングと上記容器本体との
    間に、該リングの回動をある範囲内に規制する手段が設
    けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の液
    状化粧料容器。
  5. 【請求項5】 上記開度調整リングが上記容器本体上
    部外周に嵌合されており、 該開度調整リングの下端部に回動規制片が延設されてお
    り、 上記容器本体の開度調整リング嵌合部下方外面には回動
    規制突起が突設されており、 上記回動規制片が該回動規制突起に当接することにより
    開度調整リングの回動が規制されることを特徴とする請
    求項4記載の液状化粧料容器。
  6. 【請求項6】 上記容器本体が、上記しごき部材を口部
    に載置したボトルと、このボトルを内包するカバーとか
    ら構成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか
    1項記載の液状化粧料容器。
  7. 【請求項7】 上記容器本体が、上部が開口した有底筒
    体からなり、 該筒体内部の上部に形成した段部に保留されるサポート
    リングがさらに設けられており、 上記首部は、該サポートリングを介して、上記容器本体
    と回動不能かつ上下方向摺動自在に係合し、 該サポートリングに上記しごき部材が固着されているこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の液状
    化粧料容器。
  8. 【請求項8】 液状化粧料を入れる容器本体と、 この容器本体に出し入れ自在の棒状塗布具と、 この棒状塗布具に固着された容器の口を塞ぐキャップ
    と、 容器本体上部に配置された、キャップとの係合部を有す
    る首部と、 容器本体上部に配置された、中央開口を有する弾性材か
    らなる、該開口により棒状塗布具の外周をしごくしごき
    部材と、 首部の下部に延設された、しごき部材に当接してその中
    央開口の径を可変とする開度調整部と、 容器本体に対して回動自在に係合するとともに、首部と
    螺合する開度調整リングと、を具備し;上記容器本体と
    首部との間には、上下方向摺動自在に同期係合する同期
    係合部が設けられており、 上記開度調整リングを容器本体に対して回動させること
    により上記首部及び開度調整部を上下方向に移動させ、
    もって上記しごき部材の中央開口の開口度合を可変とし
    たことを特徴とする液状化粧料容器。
  9. 【請求項9】さらに上記開度調整リングの回動を規制す
    る手段を設け、もって上記しごき部材中央開口の径の調
    整限を定めたことを特徴とする請求項8記載の液状化粧
    料容器。
  10. 【請求項10】 上記開度調整リングが上記容器本体上
    部外周に嵌合されており、 該開度調整リングの下端部に回動規制片が延設されてお
    り、 上記容器本体の開度調整リング嵌合部下方外面には回動
    規制突起が突設されており、 上記回動規制片が該回動規制突起に当接することにより
    開度調整リングの回動が規制されることを特徴とする請
    求項8記載の液状化粧料容器。
  11. 【請求項11】 上記容器本体が、上記しごき部材を口
    部に載置したボトルと、このボトルを内包するカバーと
    から構成されることを特徴とする請求項8、9又は10
    記載の液状化粧料容器。
  12. 【請求項12】 上記容器本体が、上部が開口した有底
    筒体からなり、 該筒体内部の上部に形成した段部に保留されるサポート
    リングがさらに設けられており、 上記首部は、該サポートリングを介して、上記容器本体
    と回動不能かつ上下方向摺動自在に係合し、 該サポートリングに上記しごき部材が固着されているこ
    とを特徴とする請求項8、9又は10記載の液状化粧料
    容器。
  13. 【請求項13】 上記しごき部材が、中央開口を有する
    下つぼまりの部材と、同部材の外周から下方に伸びるリ
    ング部を有し、 上記しごき部材のリング部の上端部と当接する上サポー
    トリングと、上記しごき部材のリング部の内面に当接す
    る下サポートリングと、を備え、 該しごき部材が両サポートリングの間に挟持されて保持
    されていることを特徴とする請求項12記載の液状化粧
    料容器。
  14. 【請求項14】 上記上サポートリングが、上記容器本
    体に固定されているとともに、該リング内面と上記首部
    との間には、上下方向摺動自在に係合する同期係合部が
    設けられていることを特徴とする請求項13記載の液状
    化粧料容器。
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