JPH0681371B2 - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents
ガス絶縁開閉装置Info
- Publication number
- JPH0681371B2 JPH0681371B2 JP59244476A JP24447684A JPH0681371B2 JP H0681371 B2 JPH0681371 B2 JP H0681371B2 JP 59244476 A JP59244476 A JP 59244476A JP 24447684 A JP24447684 A JP 24447684A JP H0681371 B2 JPH0681371 B2 JP H0681371B2
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- gas
- insulated
- phase
- container
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- Gas-Insulated Switchgears (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はガス絶縁開閉装置に係り、特に、ガス絶縁機器
と3台の単相変圧器を接続するガス絶縁開閉装置に関す
る。
と3台の単相変圧器を接続するガス絶縁開閉装置に関す
る。
ガス絶縁開閉装置容器は、一般に、課電時容器に作業者
が接触しても安全なように接地されている。接地の方式
にはガス絶縁開閉装置両端で相間を相間短絡バーにより
電気的に接続することにより、容器に電磁誘導電流を流
し、容器外部への漏洩を緩和し、架台などの局部温度上
昇を低減する方式がある(電気学会技術報告(II部)第
163号P.63,昭和59年3月)。
が接触しても安全なように接地されている。接地の方式
にはガス絶縁開閉装置両端で相間を相間短絡バーにより
電気的に接続することにより、容器に電磁誘導電流を流
し、容器外部への漏洩を緩和し、架台などの局部温度上
昇を低減する方式がある(電気学会技術報告(II部)第
163号P.63,昭和59年3月)。
この従来例のガス絶縁開閉装置の構成を第4図,第5図
によって説明すると、三相形変圧器1とガス絶縁機器3
と両者を接続するガス絶縁母線2より構成され、三相形
変圧器1とガス絶縁母線2間および、ガス絶縁機器3と
ガス絶縁母線2間はガス絶縁母線2の容器の電磁誘導電
流が、三相変圧器1およびガス絶縁機器3に影響せぬよ
う絶縁物4により絶縁されており、容器電磁誘導電流を
ガス絶縁母線2の容器に流すために、両端で三相間を相
間短絡バー5により電気的に接続されている。本構造に
よれば、容器の電磁誘導電流はガス絶縁母線2の容器と
両端の相間短絡バー5を流れるため、架台6は特に大地
と絶縁する必要はない。ところが、超高圧級になると変
圧器は単相形となるため、このように変圧器の近傍でガ
ス絶縁母線の容器を相間短絡バーにより電気的に接続す
ることは困難となる。すなわち、超高圧クラスでは第6
図に示すように各相の単相形変圧器1′の3台使用しな
ければならず、その相間は10m程度と長く、また、その
ため、温度上昇等による相間短絡バーの熱膨張のため、
単相形変圧器1の近傍でガス絶縁母線2の相間を相間短
絡バーで電気的に接続することが困難であり、本図に示
すように、三相のガス絶縁母線2が最短となる位置で相
間短絡バー5により電気的に接続し、その位置より変圧
器側にある架台8は絶縁物9により大地とは電気的に絶
縁して架台への誘導電流の流入を防止し、局部温度上昇
が起こらないようにしている。
によって説明すると、三相形変圧器1とガス絶縁機器3
と両者を接続するガス絶縁母線2より構成され、三相形
変圧器1とガス絶縁母線2間および、ガス絶縁機器3と
ガス絶縁母線2間はガス絶縁母線2の容器の電磁誘導電
流が、三相変圧器1およびガス絶縁機器3に影響せぬよ
う絶縁物4により絶縁されており、容器電磁誘導電流を
ガス絶縁母線2の容器に流すために、両端で三相間を相
間短絡バー5により電気的に接続されている。本構造に
よれば、容器の電磁誘導電流はガス絶縁母線2の容器と
両端の相間短絡バー5を流れるため、架台6は特に大地
と絶縁する必要はない。ところが、超高圧級になると変
圧器は単相形となるため、このように変圧器の近傍でガ
ス絶縁母線の容器を相間短絡バーにより電気的に接続す
ることは困難となる。すなわち、超高圧クラスでは第6
図に示すように各相の単相形変圧器1′の3台使用しな
ければならず、その相間は10m程度と長く、また、その
ため、温度上昇等による相間短絡バーの熱膨張のため、
単相形変圧器1の近傍でガス絶縁母線2の相間を相間短
絡バーで電気的に接続することが困難であり、本図に示
すように、三相のガス絶縁母線2が最短となる位置で相
間短絡バー5により電気的に接続し、その位置より変圧
器側にある架台8は絶縁物9により大地とは電気的に絶
縁して架台への誘導電流の流入を防止し、局部温度上昇
が起こらないようにしている。
しかし、上記したように、従来の超高圧クラスでは相間
短絡バー5のガス絶縁母線2への取付位置から単相形変
圧器1′までの距離が長くなるので、それを支持する架
台8の数は多く、架台8の絶縁箇所が多くなる。その結
果、据付作業が困難であると共に架台8部の絶縁確認試
験等に時間を要している。
短絡バー5のガス絶縁母線2への取付位置から単相形変
圧器1′までの距離が長くなるので、それを支持する架
台8の数は多く、架台8の絶縁箇所が多くなる。その結
果、据付作業が困難であると共に架台8部の絶縁確認試
験等に時間を要している。
本発明の目的は、単相形変圧器とガス絶縁機器を接続す
るガス絶縁母線の架台を大地と絶縁する必要のない絶縁
開閉装置を提供するにある。
るガス絶縁母線の架台を大地と絶縁する必要のない絶縁
開閉装置を提供するにある。
本発明の上記課題は、3台の単相形変圧器と、遮断器、
断路器、接地開閉器等からなるガス絶縁機器と、前記変
圧器とガス絶縁機器とを接続するガス絶縁母線とよりな
るガス絶縁開閉装置において、前記単相形変圧器の容器
と前記ガス絶縁母線の容器間を電気的な絶縁部を介して
連結し、前記単相形変圧器に接続された前記各相のガス
絶縁母線の容器を前記絶縁部の近傍で、相間短絡バーに
より電気的に接続することにより達成される。
断路器、接地開閉器等からなるガス絶縁機器と、前記変
圧器とガス絶縁機器とを接続するガス絶縁母線とよりな
るガス絶縁開閉装置において、前記単相形変圧器の容器
と前記ガス絶縁母線の容器間を電気的な絶縁部を介して
連結し、前記単相形変圧器に接続された前記各相のガス
絶縁母線の容器を前記絶縁部の近傍で、相間短絡バーに
より電気的に接続することにより達成される。
単相形変圧器に接続された各相のガス絶縁母線の容器
は、単相形変圧器の容器に接続した絶縁部の近傍で、相
間短絡バーにより電気的に接続されているので、ガス絶
縁母線の容器に生じた電磁誘導電流は相間短絡バーによ
ってガス絶縁母線の容器間に流れる。この結果、ガス絶
縁母線を支持する架台を、絶縁物により大地と電気的に
絶縁する必要がなくなり、据付作業が容易となると共
に、架台の絶縁確認のための試験が不要となり、作業性
及び安全性を向上させることができる。
は、単相形変圧器の容器に接続した絶縁部の近傍で、相
間短絡バーにより電気的に接続されているので、ガス絶
縁母線の容器に生じた電磁誘導電流は相間短絡バーによ
ってガス絶縁母線の容器間に流れる。この結果、ガス絶
縁母線を支持する架台を、絶縁物により大地と電気的に
絶縁する必要がなくなり、据付作業が容易となると共
に、架台の絶縁確認のための試験が不要となり、作業性
及び安全性を向上させることができる。
以下本発明の一実施例を第1図乃至第3図を用いて説明
する。
する。
第1図および第2図において、3台の単相形変圧器1′
は並置されている。これらの単相形変圧器1′はそれぞ
れ開口部を有する防火壁7によって覆われている。単相
形変圧器1′の容器と遮断器,断路器等のガス絶縁機器
(図示せず)に接続する各相分のガス絶縁母線2の容器
とは、それぞれ単相形変圧器1′の近傍において絶縁物
4により電気的に絶縁部を介して連結されている。各相
のガス絶縁母線2の容器は前述した絶縁部の近傍で相間
短絡バー5によって電気的に接続されている。これらの
相間短絡バー5はガス絶縁母線2の容器間を最短で接続
するために、防火壁7に設けた貫通部を貫通している。
は並置されている。これらの単相形変圧器1′はそれぞ
れ開口部を有する防火壁7によって覆われている。単相
形変圧器1′の容器と遮断器,断路器等のガス絶縁機器
(図示せず)に接続する各相分のガス絶縁母線2の容器
とは、それぞれ単相形変圧器1′の近傍において絶縁物
4により電気的に絶縁部を介して連結されている。各相
のガス絶縁母線2の容器は前述した絶縁部の近傍で相間
短絡バー5によって電気的に接続されている。これらの
相間短絡バー5はガス絶縁母線2の容器間を最短で接続
するために、防火壁7に設けた貫通部を貫通している。
上述のように構成したことにより、ガス絶縁母線2の容
器に生じた電磁誘導電流は、相間短絡バー5によってガ
ス絶縁母線2の容器間に流れる。この結果、ガス絶縁母
線2を支持する架台8を、絶縁物により大地と電気的に
絶縁する必要がなくなり、装置全体の据付作業が容易と
なると共に、架台の絶縁確認のための試験作業が不要と
なり、作業性及び安全性を向上させることができる。
器に生じた電磁誘導電流は、相間短絡バー5によってガ
ス絶縁母線2の容器間に流れる。この結果、ガス絶縁母
線2を支持する架台8を、絶縁物により大地と電気的に
絶縁する必要がなくなり、装置全体の据付作業が容易と
なると共に、架台の絶縁確認のための試験作業が不要と
なり、作業性及び安全性を向上させることができる。
前述した相間短絡バー5は電磁誘導電流が有効に流れる
ように低インピーダンスの材料を用いることが良い。
ように低インピーダンスの材料を用いることが良い。
また、相間短絡バー5は従来の三相形変圧器の場合に比
べてその寸法が長くなるので、風,雪等による強度上の
影響も大きくなるが、防火壁7の貫通孔部で相間短絡バ
ー5を支持する構造にすることにより、相間短絡バー5
の強度を向上させることができる。
べてその寸法が長くなるので、風,雪等による強度上の
影響も大きくなるが、防火壁7の貫通孔部で相間短絡バ
ー5を支持する構造にすることにより、相間短絡バー5
の強度を向上させることができる。
また、風,雪等の影響を最小にし、断面の強度の強いほ
ぼ円筒状の相間短絡バー5を用いると全体的に強度の強
いものになる。
ぼ円筒状の相間短絡バー5を用いると全体的に強度の強
いものになる。
このように、相間短絡バー5が長尺物になると、相間短
絡バー5を流れる電磁誘導電流による温度上昇および直
射日光等の影響による温度上昇のため、相間短絡バー5
の熱膨張が大となり、相間短絡バー5を直接容器に固定
すると熱収縮,熱膨張等の影響により、締付部が緩み、
接触不良となり、接触部で局部温度上昇が発生する。こ
の点を改善するために、第3図に示すように相間短絡バ
ー5をU字ボルト10によりガス絶縁母線2の容器に取り
付けて、相間短絡バー5をその軸方向に可動な構造と
し、また、電気的接続もフレキシブル導体11を用いて軸
方向に動き得る構造とすると良い。
絡バー5を流れる電磁誘導電流による温度上昇および直
射日光等の影響による温度上昇のため、相間短絡バー5
の熱膨張が大となり、相間短絡バー5を直接容器に固定
すると熱収縮,熱膨張等の影響により、締付部が緩み、
接触不良となり、接触部で局部温度上昇が発生する。こ
の点を改善するために、第3図に示すように相間短絡バ
ー5をU字ボルト10によりガス絶縁母線2の容器に取り
付けて、相間短絡バー5をその軸方向に可動な構造と
し、また、電気的接続もフレキシブル導体11を用いて軸
方向に動き得る構造とすると良い。
本発明によれば、ガス絶縁母線の架台の絶縁が不要にな
るので、装置全体の据付作業が容易となると共に、架台
の絶縁確認のための試験作業も不要になる。その結果、
作業性及び安全性を向上させることができる。
るので、装置全体の据付作業が容易となると共に、架台
の絶縁確認のための試験作業も不要になる。その結果、
作業性及び安全性を向上させることができる。
第1図は、本発明の一実施例の平面図、第2図は第1図
のII−II矢視図、第3図は第2図のIII部詳細図、第4
図は従来のガス絶縁開閉装置の平面図、第5図は第4図
の正面図、第6図は従来のガス絶縁開閉装置の平面図で
ある。 1′……単相形変圧器、2……ガス絶縁母線、4……絶
縁物、5……相間短絡バー、7……防火壁。
のII−II矢視図、第3図は第2図のIII部詳細図、第4
図は従来のガス絶縁開閉装置の平面図、第5図は第4図
の正面図、第6図は従来のガス絶縁開閉装置の平面図で
ある。 1′……単相形変圧器、2……ガス絶縁母線、4……絶
縁物、5……相間短絡バー、7……防火壁。
Claims (2)
- 【請求項1】複数台の単相変圧器とガス絶縁機器とをガ
ス絶縁母線で接続したガス絶縁開閉装置において、複数
台の単相変圧器の各単相変圧器間に防火壁を設け、各単
相変圧器の容器とガス絶縁母線の容器との間を絶縁部を
介して接続し、防火壁に設けた貫通穴を通って各単相変
圧器のガス絶縁母線の容器間を短絡バーで連結し、短絡
バーを軸方向に可動させる手段を有する締付部により短
絡バーをガス絶縁母線の容器に固定することを特徴とす
るガス絶縁開閉装置。 - 【請求項2】上記短絡バーと締付部との間をフレキシブ
ル導体で接続することを特徴とする特許請求の範囲1記
載のガス絶縁開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59244476A JPH0681371B2 (ja) | 1984-11-21 | 1984-11-21 | ガス絶縁開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59244476A JPH0681371B2 (ja) | 1984-11-21 | 1984-11-21 | ガス絶縁開閉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61124207A JPS61124207A (ja) | 1986-06-12 |
JPH0681371B2 true JPH0681371B2 (ja) | 1994-10-12 |
Family
ID=17119226
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59244476A Expired - Fee Related JPH0681371B2 (ja) | 1984-11-21 | 1984-11-21 | ガス絶縁開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0681371B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3410014B2 (ja) | 1998-03-02 | 2003-05-26 | 鈴野化成株式会社 | 液状化粧料容器 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6226969Y2 (ja) * | 1979-08-22 | 1987-07-10 |
-
1984
- 1984-11-21 JP JP59244476A patent/JPH0681371B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61124207A (ja) | 1986-06-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |