JPS6326602B2 - - Google Patents
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- JPS6326602B2 JPS6326602B2 JP53019861A JP1986178A JPS6326602B2 JP S6326602 B2 JPS6326602 B2 JP S6326602B2 JP 53019861 A JP53019861 A JP 53019861A JP 1986178 A JP1986178 A JP 1986178A JP S6326602 B2 JPS6326602 B2 JP S6326602B2
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Landscapes
- Gas-Insulated Switchgears (AREA)
- Installation Of Bus-Bars (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はガス絶縁開閉装置に係り、特に大電流
容量のガス絶縁母線の改良に関する。
容量のガス絶縁母線の改良に関する。
近年電力系統は益々高電圧、大容量化の傾向に
あり、国内では既に電圧500KV、通電電流8KA
〜12KAクラスの送変電機器が導入されている。
これらに使用される開閉装置はスペースの縮少
化、高信頼性、保守の省力化等の見地からガス絶
縁開閉装置の適用が多くなつてきた。このような
高電圧、大電流のガス絶縁開閉装置は絶縁、温度
上昇経済性等から、一般に相分離タイプが用いら
れる。単相、ガス絶縁開閉装置は電流導体を絶縁
物で支持し接地金属函内にガスを充填した同軸円
筒状の構成で、電流導体と接地金属函の距離が短
い。この為大電流装置では主回路電流により接地
金属函外部に高い漏れ磁束を生ずる。開閉装置を
支持している架構や開閉器の操作機構部は機械的
強度やコストの面から鉄系の強磁性材料が用いら
れるが、前述の漏れ磁束によりこれらに鉄損によ
る局部発熱や磁歪振動を生じる。局部発熱は日常
の保守点検時、安全上好ましくないし、又、磁歪
振動は装置の締結部のゆるみの原因となり好まし
くない。
あり、国内では既に電圧500KV、通電電流8KA
〜12KAクラスの送変電機器が導入されている。
これらに使用される開閉装置はスペースの縮少
化、高信頼性、保守の省力化等の見地からガス絶
縁開閉装置の適用が多くなつてきた。このような
高電圧、大電流のガス絶縁開閉装置は絶縁、温度
上昇経済性等から、一般に相分離タイプが用いら
れる。単相、ガス絶縁開閉装置は電流導体を絶縁
物で支持し接地金属函内にガスを充填した同軸円
筒状の構成で、電流導体と接地金属函の距離が短
い。この為大電流装置では主回路電流により接地
金属函外部に高い漏れ磁束を生ずる。開閉装置を
支持している架構や開閉器の操作機構部は機械的
強度やコストの面から鉄系の強磁性材料が用いら
れるが、前述の漏れ磁束によりこれらに鉄損によ
る局部発熱や磁歪振動を生じる。局部発熱は日常
の保守点検時、安全上好ましくないし、又、磁歪
振動は装置の締結部のゆるみの原因となり好まし
くない。
これらの問題を解決する為に、例えば開閉装置
接地金属函の相間を各所で短絡導体で接続し、各
相接地金属函と短絡導体で出来る閉ループにこれ
と鎖交する主回路電流の磁束を打ち消す様に誘起
電流(以下シース電流と呼ぶ)を流し、外部磁束
を低減する方法が用いられる。
接地金属函の相間を各所で短絡導体で接続し、各
相接地金属函と短絡導体で出来る閉ループにこれ
と鎖交する主回路電流の磁束を打ち消す様に誘起
電流(以下シース電流と呼ぶ)を流し、外部磁束
を低減する方法が用いられる。
第1図a,bにガス絶縁開閉装置にシース電流
を流した回路の例を示し、11/2CB方式の変電機 器の一部分を示すもので、第1図aは側面図、第
1図bは平面図である。第1図において、1はし
や断器函、2は断路器函、3はケーブルヘツド
函、4は相間短絡導体、5は金属函のフランジ接
続部である。1′はしや断器操作装置及び架構、
2′は断路器操作装置及び架構でこれらは基礎に
埋設されている接地線とは絶縁されている。又図
示してないが、第1図bにおいて、相間短絡導体
4が接続されている。金属函は左方は左側の右方
は右側の金属函と各々絶縁され、これらの開閉装
置は接地線6にて1点接地されている。第1図b
の破線にて示した各相金属函と、相間短絡導体4
で出来る閉ループにシース電流Aが流れる。金属
函のフランジ接続部5の詳細図は第2図に示し
た。この第2図において、12は装置金属函、7
はそのフランジ、8は絶縁スペーサ、10は電流
導体、11は絶縁スペーサとフランジ7を締結し
ているボルトナツト類である。シース電流は主回
路電流とほぼ同程度に達する為、シース電流路は
十分な電流容量が必要となる。金属函12、フラ
ンジ7は良導体のアルミニウム等の材料を用いる
ことで電流容量を確保出来るが、絶縁スペーサ8
を貫通している締結ボルト11は強度的に鉄及び
ステンレスが用いられる為、十分な電流容量を確
保することが出来ない。この為にバイパス導体9
を金属函12間に数本対称的に取りつけていた。
この構成では金属函12にバイパス導体接続用の
座を設ける為に金属函12の製作コストが上昇
し、又バイパス導体9には金属函12の製作時の
寸法誤差を吸収出来、取付容易なる様平編金属が
用いられるが、平編金属は屋外使用の場合耐候性
が良好ではない。更に取付スペースを要する上、
美観上も好ましいものとは言えなかつた。
を流した回路の例を示し、11/2CB方式の変電機 器の一部分を示すもので、第1図aは側面図、第
1図bは平面図である。第1図において、1はし
や断器函、2は断路器函、3はケーブルヘツド
函、4は相間短絡導体、5は金属函のフランジ接
続部である。1′はしや断器操作装置及び架構、
2′は断路器操作装置及び架構でこれらは基礎に
埋設されている接地線とは絶縁されている。又図
示してないが、第1図bにおいて、相間短絡導体
4が接続されている。金属函は左方は左側の右方
は右側の金属函と各々絶縁され、これらの開閉装
置は接地線6にて1点接地されている。第1図b
の破線にて示した各相金属函と、相間短絡導体4
で出来る閉ループにシース電流Aが流れる。金属
函のフランジ接続部5の詳細図は第2図に示し
た。この第2図において、12は装置金属函、7
はそのフランジ、8は絶縁スペーサ、10は電流
導体、11は絶縁スペーサとフランジ7を締結し
ているボルトナツト類である。シース電流は主回
路電流とほぼ同程度に達する為、シース電流路は
十分な電流容量が必要となる。金属函12、フラ
ンジ7は良導体のアルミニウム等の材料を用いる
ことで電流容量を確保出来るが、絶縁スペーサ8
を貫通している締結ボルト11は強度的に鉄及び
ステンレスが用いられる為、十分な電流容量を確
保することが出来ない。この為にバイパス導体9
を金属函12間に数本対称的に取りつけていた。
この構成では金属函12にバイパス導体接続用の
座を設ける為に金属函12の製作コストが上昇
し、又バイパス導体9には金属函12の製作時の
寸法誤差を吸収出来、取付容易なる様平編金属が
用いられるが、平編金属は屋外使用の場合耐候性
が良好ではない。更に取付スペースを要する上、
美観上も好ましいものとは言えなかつた。
本発明の目的は上記の欠点を除去する為になさ
れたもので、金属函の接続フランジと絶縁スペー
サフランジ部の内部でシース電流の通電容量を確
保出来るガス絶縁開閉装置を提供することであ
る。
れたもので、金属函の接続フランジと絶縁スペー
サフランジ部の内部でシース電流の通電容量を確
保出来るガス絶縁開閉装置を提供することであ
る。
以下本発明を第3図に示す実施例に従つて説明
する。第2図と機能が同じものは同一符号を用い
ている。第3図aは金属函フランジ及び絶縁スペ
ーサフランジ接続部の詳細図で、第3図bは、a
の部分を金属函長手方向から投影したものであ
る。第3図aに示すように、金属函フランジ7と
絶縁スペーサ8において金属函長手方向に貫通孔
を設け内部に接続導体13と接触導電部材例えば
マルチコンタクト14を設けている。このマルチ
コンタクト14は環状にして接続導体13に嵌着
され貫通孔内壁と接触するように挿着されてい
る。貫通孔部は第3図bに示す様に絶縁スペーサ
8と金属函フランジ7の締結用ボルト類11のピ
ツチ間に設けられ、接続導体13及びマルチコン
タクト14の部分はフランジ7と絶縁しスペーサ
8の間に液体シールを塗布し、又盲ぶた15及び
Oリング16によつて水密に保護されている。こ
こにマルチコンタクトはMULTI−CONTACT
AG SWITZERLANDの商品名であつて、良導
電性帯状板にこの表及び裏に突出した接続部が形
成されている。
する。第2図と機能が同じものは同一符号を用い
ている。第3図aは金属函フランジ及び絶縁スペ
ーサフランジ接続部の詳細図で、第3図bは、a
の部分を金属函長手方向から投影したものであ
る。第3図aに示すように、金属函フランジ7と
絶縁スペーサ8において金属函長手方向に貫通孔
を設け内部に接続導体13と接触導電部材例えば
マルチコンタクト14を設けている。このマルチ
コンタクト14は環状にして接続導体13に嵌着
され貫通孔内壁と接触するように挿着されてい
る。貫通孔部は第3図bに示す様に絶縁スペーサ
8と金属函フランジ7の締結用ボルト類11のピ
ツチ間に設けられ、接続導体13及びマルチコン
タクト14の部分はフランジ7と絶縁しスペーサ
8の間に液体シールを塗布し、又盲ぶた15及び
Oリング16によつて水密に保護されている。こ
こにマルチコンタクトはMULTI−CONTACT
AG SWITZERLANDの商品名であつて、良導
電性帯状板にこの表及び裏に突出した接続部が形
成されている。
以上の様な構造を数ケ所、軸対称的に設けるこ
とによつて、破線で示したシース電流Aは金属函
12、フランジ7、マルチコンタクト14、接続
導体13を経由して流れ、接続導体13を銅やア
ルミニウムの良導体を用いて通電容量は十分確保
出きる上、水密に保護されているので耐候性も良
好である。接続導体13は電流による温度上昇で
膨張するが、絶縁スペーサ8と一体で注形されて
いない上、各部にクリアランスを設けているため
熱応力による熱変形を防止できる。又、フランジ
7に貫通孔を設ける製作コストは、締結用ボルト
穴を加工する際同時に出来るので、さほど上昇要
因とならない上、接続導体13、マルチコンタク
ト14も第2図のバイパス導体9より安価に製作
可能で、全構成を第2図の従来構造と比較しても
安価となる。更に取付スペース、美観上も改善さ
れる。さらに、マルチコンタクト14は環状に形
成して貫通孔内壁に接触させたので、接触面積が
大きくなり接触抵抗を減らすことができるととも
に、たとえボルト、ナツト類11がゆるんでも良
好な接触を保て確実にシース電流を流すことがで
きる。
とによつて、破線で示したシース電流Aは金属函
12、フランジ7、マルチコンタクト14、接続
導体13を経由して流れ、接続導体13を銅やア
ルミニウムの良導体を用いて通電容量は十分確保
出きる上、水密に保護されているので耐候性も良
好である。接続導体13は電流による温度上昇で
膨張するが、絶縁スペーサ8と一体で注形されて
いない上、各部にクリアランスを設けているため
熱応力による熱変形を防止できる。又、フランジ
7に貫通孔を設ける製作コストは、締結用ボルト
穴を加工する際同時に出来るので、さほど上昇要
因とならない上、接続導体13、マルチコンタク
ト14も第2図のバイパス導体9より安価に製作
可能で、全構成を第2図の従来構造と比較しても
安価となる。更に取付スペース、美観上も改善さ
れる。さらに、マルチコンタクト14は環状に形
成して貫通孔内壁に接触させたので、接触面積が
大きくなり接触抵抗を減らすことができるととも
に、たとえボルト、ナツト類11がゆるんでも良
好な接触を保て確実にシース電流を流すことがで
きる。
なお、第4図に本発明の他の実施例を示し、第
2図および第3図と同一部分は同符号を付した。
2図および第3図と同一部分は同符号を付した。
第4図a,bにおいては、絶縁スペーサを挾着
しない実施例である。シース電流は破線を通じて
流れる。一般に内圧が加わつている金属函フラン
ジ間接触面は面圧が経時的に減少するため通電接
触面としては好ましくなく、第4図の実施例の方
がより信頼度が高い。
しない実施例である。シース電流は破線を通じて
流れる。一般に内圧が加わつている金属函フラン
ジ間接触面は面圧が経時的に減少するため通電接
触面としては好ましくなく、第4図の実施例の方
がより信頼度が高い。
以上本発明によれば、ガス絶縁開閉装置の金属
函のフランジ接続部において、相対するフランジ
に軸方向に沿つた対向する孔を設け、この孔の内
部に接続導体を装着して金属函間を電気的に短絡
接続する接続導体部を設け、この接続導体部に接
触導電部材例えばマルチコンタクトを設けること
により、接触面積を大きくしかつボルト、ナツト
類がゆるんだ場合でも良好な接触を保てるのでフ
ランジ部の内部でシース電流の通電容量を確保で
き、屋外にもつよくかつ美観を損なうことのない
信頼性の高いガス絶縁開閉装置を提供することが
できる。
函のフランジ接続部において、相対するフランジ
に軸方向に沿つた対向する孔を設け、この孔の内
部に接続導体を装着して金属函間を電気的に短絡
接続する接続導体部を設け、この接続導体部に接
触導電部材例えばマルチコンタクトを設けること
により、接触面積を大きくしかつボルト、ナツト
類がゆるんだ場合でも良好な接触を保てるのでフ
ランジ部の内部でシース電流の通電容量を確保で
き、屋外にもつよくかつ美観を損なうことのない
信頼性の高いガス絶縁開閉装置を提供することが
できる。
第1図a,bは夫々一般のガス絶縁開閉装置を
示す側面図及び平面図、第2図は従来の金属函の
フランジ接続部を示し上半分は縦断面図、下半分
は側面図、第3図は本発明の実施例を示し、第4
図は本発明の他の実施例の要部を示し、aは夫々
縦断面図、bは正面図である。 1……しや断器函、2……断路器函、3……ケ
ーブルヘツド函、4……相間短絡導体、5……金
属函フランジ接続部、1′……しや断器操作装置
及び架構、2′……断路器操作装置及び架構、6
……接地線、7……フランジ、8……絶縁スペー
サ、9……バイパス導体、10……電流導体、1
1……ボルト、ナツト類、12……装置金属函、
13……接続導体、14……接触導電部材。
示す側面図及び平面図、第2図は従来の金属函の
フランジ接続部を示し上半分は縦断面図、下半分
は側面図、第3図は本発明の実施例を示し、第4
図は本発明の他の実施例の要部を示し、aは夫々
縦断面図、bは正面図である。 1……しや断器函、2……断路器函、3……ケ
ーブルヘツド函、4……相間短絡導体、5……金
属函フランジ接続部、1′……しや断器操作装置
及び架構、2′……断路器操作装置及び架構、6
……接地線、7……フランジ、8……絶縁スペー
サ、9……バイパス導体、10……電流導体、1
1……ボルト、ナツト類、12……装置金属函、
13……接続導体、14……接触導電部材。
Claims (1)
- 1 ガス絶縁開閉装置の金属函のフランジ接続部
において、この接続部の相対するそれぞれのフラ
ンジに前記金属函長手方向に対向する貫通孔を設
け、この孔の内部に両端部に環状に形成された良
導電性接触部を有する接続導体を装着して前記孔
の内壁と前記良導電性接触部が接触して前記金属
函間を電気的に短絡接続する接続導体部を設けた
ことを特徴とするガス絶縁開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986178A JPS54113837A (en) | 1978-02-24 | 1978-02-24 | Switching device insulated by gas |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986178A JPS54113837A (en) | 1978-02-24 | 1978-02-24 | Switching device insulated by gas |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54113837A JPS54113837A (en) | 1979-09-05 |
JPS6326602B2 true JPS6326602B2 (ja) | 1988-05-31 |
Family
ID=12010999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986178A Granted JPS54113837A (en) | 1978-02-24 | 1978-02-24 | Switching device insulated by gas |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS54113837A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6023570B2 (ja) * | 1979-04-13 | 1985-06-08 | 三菱電機株式会社 | ガス絶縁機器 |
JPS6023571B2 (ja) * | 1979-04-13 | 1985-06-08 | 三菱電機株式会社 | ガス絶縁機器 |
-
1978
- 1978-02-24 JP JP1986178A patent/JPS54113837A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54113837A (en) | 1979-09-05 |
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