JPH0640690B2 - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置

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JPH0640690B2
JPH0640690B2 JP59052804A JP5280484A JPH0640690B2 JP H0640690 B2 JPH0640690 B2 JP H0640690B2 JP 59052804 A JP59052804 A JP 59052804A JP 5280484 A JP5280484 A JP 5280484A JP H0640690 B2 JPH0640690 B2 JP H0640690B2
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mesh
gas
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ground
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洋 村瀬
高明 ▲榊▼原
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Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、サージ抑制用の補助接地メッシュを除去した
ガス絶縁開閉装置に関する。
〔発明の技術的背景〕
従来のガス絶縁装置の接地構造として第1図のように構
成されたものがある。すなわち、変電所全体の地中には
商用周波電流を吸収するための接地メツシユ1を布設
し、この接地メツシユ1の上方に基礎コンクリート2上
に複数個のガス絶縁機器を図のように設置する。ガス絶
縁機器として例えば避雷器A、接地装置E、ブツシング
BG、接地装置付断路器EDS、変流器CT、しや断器CB、母
線BUS、断路器DS、着脱母線FCからなり、これらは避雷
器A、しや断器CB、母線BUSに有する架構3,8,9を
介して基礎コンクリート2上に設置し、架構3,8,9
の一部は基礎コンクリート2内に埋設してある。
さらに基礎コンクリート2内の上下にはこの強度を補強
するため鉄筋4,5を埋設し、この鉄筋4,5間に銅線
又アルミニウム線を用いて2〜3m間隔のメツシユ状に
したサージ抑制用の補助接地メツシユ6を埋設してあ
る。この補助接地メツシユ6と避雷器Aのケースおよび
接地端子、母線BUSのケース、しや断器CBの架構8との
間はそれぞれ銅又はアルミニウムからなる導電体7によ
り電気的に接続してある。また接地メツシユ1と補助接
地メツシユ6の間も導電体7により電気的に接続してあ
る。この場合導電体7および補助接地メツシユ6と各ガ
ス絶縁機器例えばしや断器CBの架構8との間、さらには
しや断器CBの架構8と鉄筋4および5間が電気的に絶縁
されるように立体交差させるか又は接触部にビニールテ
ープ等を巻回していた。
〔背景技術の問題点〕
ところが、従来の接地構造では以下に述べるような問題
点がある。すなわち、基礎コンクリート2内に埋設され
る補助接地メツシユ6は銅又はアルミニウムの導電体を
メツシユ状にしており、この導電体と基礎コンクリート
2の熱膨張係数が異なるので、温度変化が生じたとき基
礎コンクリート2がひび割れなどの危険性がある。
また、例えばしや断器CBの架構8と鉄筋4,5又は補助
接地メツシユ6を電気的に絶縁しなければならないの
で、作業性が悪く、構造が複雑となる欠点がある。さら
に、各ガス絶縁機器の架構3,8,9と鉄筋4,5を溶
接などで接続できないので、力学的に強固な架構3,
8,9とすることが困難で、強固な架構3,8,9とす
るには基礎コンクリート2内に大形の架構3,8,9を
埋め込まなければならない。
〔発明の目的〕
本発明は前記の問題点を解決するためなされたもので、
補助接地メツシユを必要とせず基礎コンクリートにひび
割れが生じにくく、作業性が良好であつて、構造が簡単
で安価なガス絶縁開閉装置を提供することを目的とす
る。
〔発明の概要〕
本発明は前記の目的を達成するために、基礎コンクリー
ト内に略メツシユ状の強度補強用鉄筋を埋設し、この鉄
筋とガス絶縁機器のケースおよび架構の少なくともいず
れか一方を電気的に接続することにより、サージ抑制用
の補助接地メツシユを除去するようにしたものである。
〔発明の実施例〕
以下、本発明について図面を参照して説明する。第2図
は本発明のガス絶縁開閉装置の一実施例を示すもので、
変電所全体の地中に布設され銅からなる接地メツシユ1
の上方に基礎コンクリート2を形成する。この場合基礎
コンクリート2内に上下に強度補強用の鉄筋10,11
をメツシユ状に埋設するとともに、この鉄筋10に避雷
器Aの架構3、母線BUSの架構9およびしや断器CBの架
構8をそれぞれ機械的および電気的に接続し、また鉄筋
11にしや断器CBの架構8の下端部を機械的および電気
的に接続する。前記鉄筋10,11としては防錆処理例
えば防錆ペイントを塗布するか又は亜鉛メツキ処理した
ものを用いる。さらに鉄筋10,11と接地メツシユ1
は例えばケーブル12により電気的に接続し、接地メツ
シユ1と避雷器Aの接地端子およびしや断器CBのケース
と接地メツシユ1をそれぞれ導電体13で接続する。以
上述べた点以外は第1図の従来例と同一構成であるの
で、ここでは同一部分に同一符号を付してその説明を省
略する。
このように構成された本発明の実施例によれば、サージ
抑制用の補助接地メツシユを基礎コンクリート2内に何
ら設ける必要がなく、補助接地メツシユを設けた場合と
同様に、ガス絶縁機器内に発生する開閉サージ、断路器
サージなどの高周波サージを鉄筋10,11により吸収
でき、また商用周波電流は接地メツシユ1で吸収でき
る。
補助接地メツシユを設けなくてもよい理由について第3
図、第4図を参照して以下に述べる。第3図は鉄Iと銅
Cのインダクタンスに対する周波数変化について発明者
らが実験した結果であり、第4図は鉄Iと銅Cの抵抗に
対する周波数変化について発明者らが実験した結果であ
る。
この図から明らかなように、鉄Iのインピーダンスは、
MHz以上の高周波領域においては、銅Cとほぼ同じ値を
有することが明らかである。これは、大きな透磁率を持
つ鉄Iは高インダクタンスを有するとの従来からの常識
をくつがえすものである。このことから、ガス絶縁機器
特に開閉器に発生する断路器サージや、開閉サージによ
るシース電圧や低圧制御回路への誘導電流を抑えるため
の接地メツシユ1は、鉄Iで構成しても、銅Cと同じ効
果が得られるということを意味する。なぜならば、ガス
絶縁機器内の断路器サージや開閉サージは周波数が数百
kHz〜数MHzだからである。
したがつて、ガス絶縁機器内に発生する高周波サージは
鉄筋10,11により吸収でき、また商用周波電流は銅
Cで構成する接地メツシユ1で吸収できる。
また前記実施例によれば、避雷器Aの接地端子やガス絶
縁機器のケースを必要個所だけ接地メツシユ1に直接接
続しているので、交流誘導電流、避雷器Aの放電電流、
地絡電流などの低周波電流に対しては高インピーダンス
の鉄筋10,11には流れにくく、鉄筋10,11の温
度上昇の問題もない。さらに、鉄筋10,11は防錆処
理が施されているので、鉄筋10,11が錆びることを
防止でき、長期的に信頼性のある接地構造を得ることが
できる。
また基礎コンクリート2と鉄筋10,11の熱膨張率が
ほぼ等しいので、温度変化による基礎コンクリート2の
ひび割れも生じにくい。さらにまた基礎コンクリート2
内の鉄筋10,11とガス絶縁機器の架構3,8,9を
機械的に接続したので、機械的強度が増大し、耐震対策
が容易となり、サージ抑制用の補助接地メツシユを除去
できるので作業性も良好となる。
〔発明の効果〕
以上述べた本発明によれば、基礎コンクリート内に埋設
する強度補強用鉄筋とガス絶縁機器のケースおよび架構
の少なくともいずれか一方を電気的に接続したので、サ
ージ抑制用の補助接地メツシユを必要とせず、基礎コン
クリートにひび割れが生じにくく、作業性が良好であつ
て構造が簡単で安価なガス絶縁開閉装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のガス絶縁開閉装置の一例を示す構成図、
第2図は本発明によるガス絶縁開閉装置の一実施例を示
す構成図、第3図および第4図は同実施例の作用を説明
するための鉄と銅のインダクタンスに対する周波数変化
および鉄と銅の抵抗に対する周波数変化を示す特性図で
ある。 1……接地メツシユ、2……基礎コンクリート、3,
8,9……架構、10,11……鉄筋、12……ケーブ
ル、13……導電体。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個のガス絶縁機器が架構を介して設置
    される基礎コンクリート内に、略メッシュ状であって前
    記基礎コンクリートの熱膨張率と略等しく高周波サージ
    を吸収するための強度補強用鉄筋を埋設し、この鉄筋と
    前記架構を電気的および機械的に接続し、 変電所全体における地中内に鉄または銅からなる商用周
    波数電流を吸収するための接地メッシュが布設され、か
    つこの接地メッシュと前記鉄筋とを電気的に接続し、 前記ガス絶縁機器に有する接地端子の少なくとも一個所
    および、又は前記ガス絶縁機器のケースの少なくとも一
    個所を、前記接地メッシュに直接電気的に接続し、 サージ抑制用の補助接地メッシュを除去したことを特徴
    とするガス絶縁開閉装置。
  2. 【請求項2】基礎コンクリート内に埋設される鉄筋は防
    錆処理を施したものである特許請求の範囲第(1)項記
    載のガス絶縁開閉装置。
JP59052804A 1984-03-19 1984-03-19 ガス絶縁開閉装置 Expired - Lifetime JPH0640690B2 (ja)

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JPH085289A (ja) * 1994-06-16 1996-01-12 Tech Res & Dev Inst Of Japan Def Agency 弾薬マガジン装置

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