JPH05211705A - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents
ガス絶縁開閉装置Info
- Publication number
- JPH05211705A JPH05211705A JP4013591A JP1359192A JPH05211705A JP H05211705 A JPH05211705 A JP H05211705A JP 4013591 A JP4013591 A JP 4013591A JP 1359192 A JP1359192 A JP 1359192A JP H05211705 A JPH05211705 A JP H05211705A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- insulated switchgear
- phase
- closed loop
- metal container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Gas-Insulated Switchgears (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 三相のガス絶縁開閉装置の主回路電流により
発生する外部磁界の磁束を抑制し、ガス絶縁開閉装置の
各ガス絶縁機器を収納する金属容器に接続された接地線
電流を低減することを目的とする。 【構成】 ガス絶縁開閉装置の各ガス絶縁機器を収納す
る三相の各金属容器20の異相間を埋設した相間接続導体
3により電気的に接続して、異相間の金属容器20により
異相間閉ループを構成する。このガス絶縁開閉装置で
は、相間接続導体3による異相間閉ループに流れる誘導
電流が作る磁束が、接地線8で構成される同相内の接地
線閉ループに鎖交して主回路電流による磁束を低減させ
るよう構成されている。
発生する外部磁界の磁束を抑制し、ガス絶縁開閉装置の
各ガス絶縁機器を収納する金属容器に接続された接地線
電流を低減することを目的とする。 【構成】 ガス絶縁開閉装置の各ガス絶縁機器を収納す
る三相の各金属容器20の異相間を埋設した相間接続導体
3により電気的に接続して、異相間の金属容器20により
異相間閉ループを構成する。このガス絶縁開閉装置で
は、相間接続導体3による異相間閉ループに流れる誘導
電流が作る磁束が、接地線8で構成される同相内の接地
線閉ループに鎖交して主回路電流による磁束を低減させ
るよう構成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は絶縁ガスの封入された三
相のガス絶縁開閉装置に関するものである。
相のガス絶縁開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガス絶縁開閉装置は、絶縁ガスが封入さ
れた金属容器内に各種のガス絶縁機器を収納し接続し
て、構成されている。近年、電力需要の増大とともに、
高電圧、大電流容量のガス絶縁開閉装置が設置されるよ
うになってきている。このような大電流容量のガス絶縁
開閉装置において、主回路に流れる大電流によって大き
な磁界が発生して、金属容器には誘導電流が発生する。
この金属容器に流れる誘導電流は、一般のガス絶縁開閉
装置においては、多点接地方式や一点接地方式により大
地へ放電してその弊害が防止されている。前記多点接地
方式はガス絶縁開閉装置における各ガス絶縁機器等を個
別に接地する方式であり、一点接地方式はガス絶縁開閉
装置におけるある程度のガス絶縁機器等を集めて一つの
集合体として、この集合体に対して一ヶ所の接地を行う
方式である。ガス絶縁開閉装置における断路器や接地開
閉器等の開閉時に発生する外被サージを極力低く抑える
ために、近年のガス絶縁開閉装置の多くは多点接地方式
を採用している。この多点接地方式は、接地線と各ガス
絶縁機器を収納する金属容器により電気的閉ループが形
成されているため、主回路に電流を通電した時、主回路
電流が作る外部磁界により前記閉ループには大きな接地
線電流が流れる。
れた金属容器内に各種のガス絶縁機器を収納し接続し
て、構成されている。近年、電力需要の増大とともに、
高電圧、大電流容量のガス絶縁開閉装置が設置されるよ
うになってきている。このような大電流容量のガス絶縁
開閉装置において、主回路に流れる大電流によって大き
な磁界が発生して、金属容器には誘導電流が発生する。
この金属容器に流れる誘導電流は、一般のガス絶縁開閉
装置においては、多点接地方式や一点接地方式により大
地へ放電してその弊害が防止されている。前記多点接地
方式はガス絶縁開閉装置における各ガス絶縁機器等を個
別に接地する方式であり、一点接地方式はガス絶縁開閉
装置におけるある程度のガス絶縁機器等を集めて一つの
集合体として、この集合体に対して一ヶ所の接地を行う
方式である。ガス絶縁開閉装置における断路器や接地開
閉器等の開閉時に発生する外被サージを極力低く抑える
ために、近年のガス絶縁開閉装置の多くは多点接地方式
を採用している。この多点接地方式は、接地線と各ガス
絶縁機器を収納する金属容器により電気的閉ループが形
成されているため、主回路に電流を通電した時、主回路
電流が作る外部磁界により前記閉ループには大きな接地
線電流が流れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
ガス絶縁開閉装置においては、主回路電流による外部磁
界の発生が接地線に大きな電流を流すという問題があっ
た。この発明は上記のような問題を解決するためになさ
れたもので、主回路電流により外部磁界が発生しても、
その外部磁界による接地線電流を低減できるガス絶縁開
閉装置を得ることを目的とする。
ガス絶縁開閉装置においては、主回路電流による外部磁
界の発生が接地線に大きな電流を流すという問題があっ
た。この発明は上記のような問題を解決するためになさ
れたもので、主回路電流により外部磁界が発生しても、
その外部磁界による接地線電流を低減できるガス絶縁開
閉装置を得ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明に係るガス絶縁
開閉装置は、絶縁ガスの封入された三相がそれぞれ別体
である金属容器と、前記金属容器に収納された主回路機
器と、前記金属容器を接地して同相間閉ループを形成す
る複数の接地線と、前記金属容器の異相間を電気的に接
続して異相間閉ループを形成する埋設された相間接続導
体とを具備するものである。
開閉装置は、絶縁ガスの封入された三相がそれぞれ別体
である金属容器と、前記金属容器に収納された主回路機
器と、前記金属容器を接地して同相間閉ループを形成す
る複数の接地線と、前記金属容器の異相間を電気的に接
続して異相間閉ループを形成する埋設された相間接続導
体とを具備するものである。
【0005】
【作用】この発明のガス絶縁開閉装置においては、三相
のガス絶縁機器をそれぞれ収納する異相間の金属容器
が、埋設された相間接続導体により電気的に接続され
て、各相の金属容器と相間接続導体により異相間閉ルー
プが形成されている。このために、三相の各主回路に電
流が流れたとき、前記異相間閉ループに流れる誘導電流
が作る磁束が接地線により構成される接地線閉ループと
鎖交する。
のガス絶縁機器をそれぞれ収納する異相間の金属容器
が、埋設された相間接続導体により電気的に接続され
て、各相の金属容器と相間接続導体により異相間閉ルー
プが形成されている。このために、三相の各主回路に電
流が流れたとき、前記異相間閉ループに流れる誘導電流
が作る磁束が接地線により構成される接地線閉ループと
鎖交する。
【0006】
【実施例】以下、この発明のガス絶縁開閉装置の一実施
例を図を参照して説明する。図1はこの発明の一実施例
である三相のガス絶縁開閉装置を示す側面図、図2は図
1のガス絶縁開閉装置の平面図である。図1に示されて
いるように、ガス絶縁開閉装置はライン側ブッシング
1、ライン側断路器2、遮断器4、母線側ブッシング5
により主回路部分が構成されており、この周辺機器とし
て避雷器7や接続母線6が具備されている。この三相の
ガス絶縁開閉装置におけるガス絶縁機器を収納する同相
の各金属容器20は、それぞれ接続されて地上に設置され
ている。また、これらの各金属容器20は、各層の金属容
器20の架台の下部をつなぐように地下に埋設された接地
メッシュ9と電気的に接続している接地線8によってそ
れぞれ接地されており、各ガス絶縁機器を収納する金属
容器20と接地線8と接地メッシュ9とにより同相内にお
いて接地線閉ループが形成されている。
例を図を参照して説明する。図1はこの発明の一実施例
である三相のガス絶縁開閉装置を示す側面図、図2は図
1のガス絶縁開閉装置の平面図である。図1に示されて
いるように、ガス絶縁開閉装置はライン側ブッシング
1、ライン側断路器2、遮断器4、母線側ブッシング5
により主回路部分が構成されており、この周辺機器とし
て避雷器7や接続母線6が具備されている。この三相の
ガス絶縁開閉装置におけるガス絶縁機器を収納する同相
の各金属容器20は、それぞれ接続されて地上に設置され
ている。また、これらの各金属容器20は、各層の金属容
器20の架台の下部をつなぐように地下に埋設された接地
メッシュ9と電気的に接続している接地線8によってそ
れぞれ接地されており、各ガス絶縁機器を収納する金属
容器20と接地線8と接地メッシュ9とにより同相内にお
いて接地線閉ループが形成されている。
【0007】図2に示す三相のガス絶縁開閉装置におい
て、各相のガス絶縁開閉装置の金属容器20は相間接続導
体3により電気的に接続されている。この相間接続導体
3は、地中に埋設されており、ライン側断路器2と遮断
器4の各金属容器20の架台に電気的に接続された埋込導
体10に接続されている。各ガス絶縁機器を収納する金属
容器20と埋込導体10及び相間接続導体3により異相間閉
ループが形成されている。この相間接続導体3により形
成される異相間閉ループには、主回路電流により形成さ
れる磁束が鎖交するため、この異相間閉ループには接地
線電流と位相の異なる誘導電流が流れる。異相間閉ルー
プに流れる誘導電流により形成された磁束は、ガス絶縁
機器の金属容器20と接地線8とにより構成される接地線
閉ループに鎖交する。したがって、この接地線閉ループ
には主回路電流が形成する磁束から異相間閉ループに流
れる誘導電流が形成する磁束を差し引いた磁束が鎖交す
る。このため、各金属容器20に接続された接地線8に流
れる接地線電流は、大幅に低減される。
て、各相のガス絶縁開閉装置の金属容器20は相間接続導
体3により電気的に接続されている。この相間接続導体
3は、地中に埋設されており、ライン側断路器2と遮断
器4の各金属容器20の架台に電気的に接続された埋込導
体10に接続されている。各ガス絶縁機器を収納する金属
容器20と埋込導体10及び相間接続導体3により異相間閉
ループが形成されている。この相間接続導体3により形
成される異相間閉ループには、主回路電流により形成さ
れる磁束が鎖交するため、この異相間閉ループには接地
線電流と位相の異なる誘導電流が流れる。異相間閉ルー
プに流れる誘導電流により形成された磁束は、ガス絶縁
機器の金属容器20と接地線8とにより構成される接地線
閉ループに鎖交する。したがって、この接地線閉ループ
には主回路電流が形成する磁束から異相間閉ループに流
れる誘導電流が形成する磁束を差し引いた磁束が鎖交す
る。このため、各金属容器20に接続された接地線8に流
れる接地線電流は、大幅に低減される。
【0008】上記実施例のガス絶縁開閉装置における実
測した主回路電流値に対する接地線電流値の比率は、10
〜15%であった。なお、従来のガス絶縁開閉装置におい
て、金属容器の異相間を短絡しなかった場合には、前記
比率は25〜30%であり、同相の金属容器のみを公知の短
絡導体により短絡して同相閉ループを形成した場合に
は、20〜25%であった。
測した主回路電流値に対する接地線電流値の比率は、10
〜15%であった。なお、従来のガス絶縁開閉装置におい
て、金属容器の異相間を短絡しなかった場合には、前記
比率は25〜30%であり、同相の金属容器のみを公知の短
絡導体により短絡して同相閉ループを形成した場合に
は、20〜25%であった。
【0009】
【発明の効果】以上のように、本発明のガス絶縁開閉装
置によれば、異相間の金属容器20,20,20を、地下に埋設
した相間接続導体3によって電気的に接続することによ
り、接地線電流を飛躍的に低減することができる。この
ため、接地線における温度上昇を抑え、埋設した接地線
とコンクリート等との間の熱による絶縁性能の劣化を防
止することができるとともに保守、点検が安全に行える
大容量のガス絶縁開閉装置を得られる効果がある。
置によれば、異相間の金属容器20,20,20を、地下に埋設
した相間接続導体3によって電気的に接続することによ
り、接地線電流を飛躍的に低減することができる。この
ため、接地線における温度上昇を抑え、埋設した接地線
とコンクリート等との間の熱による絶縁性能の劣化を防
止することができるとともに保守、点検が安全に行える
大容量のガス絶縁開閉装置を得られる効果がある。
【図1】この発明のガス絶縁開閉装置の一実施例を示す
側面図
側面図
【図2】図1のガス絶縁開閉装置を示す平面図
2 ライン側断路器 3 相間接続導体 4 遮断器 8 接地線 20 金属容器
Claims (1)
- 【請求項1】 絶縁ガスの封入された三相がそれぞれ別
体である金属容器、前記金属容器に収納された主回路機
器、 前記金属容器を接地して同相間閉ループを形成する複数
の接地線、 前記金属容器の異相間を電気的に接続して異相間閉ルー
プを形成する埋設された相間接続導体、 を具備することを特徴とするガス絶縁開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4013591A JPH05211705A (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | ガス絶縁開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4013591A JPH05211705A (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | ガス絶縁開閉装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05211705A true JPH05211705A (ja) | 1993-08-20 |
Family
ID=11837443
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4013591A Pending JPH05211705A (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | ガス絶縁開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05211705A (ja) |
-
1992
- 1992-01-29 JP JP4013591A patent/JPH05211705A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6411486B1 (en) | Surge protected electrical power distribution system | |
KR20130017612A (ko) | 가스절연 개폐장치 | |
US4743997A (en) | High-voltage systems surge eliminators for transmission lines and distribution station protection | |
JPH044707A (ja) | ガス絶縁開閉装置 | |
JPH05211705A (ja) | ガス絶縁開閉装置 | |
Puharic et al. | Overvoltage analysis on submarine cables of atmospheric origin and due to switching operations | |
JPS61254011A (ja) | ガス絶縁開閉装置 | |
JPH023365B2 (ja) | ||
Ashok | 400KV SUBSTATION AREECODE POWER GRID CORPORATION OF INDIA | |
JPH07123547A (ja) | ガス絶縁開閉装置 | |
JP3767227B2 (ja) | ガス絶縁電気装置 | |
JP3096174B2 (ja) | ガス絶縁開閉装置 | |
JPH0640690B2 (ja) | ガス絶縁開閉装置 | |
JP3156875B2 (ja) | ガス絶縁開閉装置 | |
JPS6233468Y2 (ja) | ||
JPH10285728A (ja) | ガス絶縁開閉装置 | |
JP3186804B2 (ja) | ガス絶縁開閉装置 | |
JPH09294316A (ja) | ガス絶縁開閉装置 | |
JPH11220816A (ja) | 絶縁開閉装置 | |
JPS6111042B2 (ja) | ||
JPS60213205A (ja) | ガス絶縁開閉装置 | |
JP2000270450A (ja) | ガス絶縁母線及びガス絶縁開閉装置 | |
JPH03145913A (ja) | ガス絶縁開閉装置 | |
JPS6259524B2 (ja) | ||
JPS6235329B2 (ja) |