JPH09294316A - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置

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Publication number
JPH09294316A
JPH09294316A JP8105225A JP10522596A JPH09294316A JP H09294316 A JPH09294316 A JP H09294316A JP 8105225 A JP8105225 A JP 8105225A JP 10522596 A JP10522596 A JP 10522596A JP H09294316 A JPH09294316 A JP H09294316A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
case
phase
insulated switchgear
bushing
Prior art date
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Pending
Application number
JP8105225A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Miyake
弘幸 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH09294316A publication Critical patent/JPH09294316A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単純な構造で、金属ケースの接地を容易に行
うことができるガス絶縁開閉装置を提供する。 【解決手段】 主母線9、遮断器1、断路器4、単相母
線5、ブッシングケース3及びブッシング2からなる
A,B,C各相のガス絶縁開閉装置は、基礎コンクリー
ト内の接地網7に、架構8からの接地線17が接続され
ることにより多点接地されている。各相の金属ケース1
2間を接続する短絡導体6は、ブッシングケース3の直
下の基礎コンクリート内にその一部又は全部が埋設さ
れ、ブッシングケース3の側面の接続部に対して、接続
導体6a,6b,6cにより接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁性ガスを封入
した金属ケース内に充電部を収容したガス絶縁開閉装置
に係り、特に、相分離された金属ケースを多点接地した
ガス絶縁開閉装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、都市部近郊においては、変電所等
の建設のための用地取得の困難性、環境調和の必要性な
どから、小形で優れた性能を有する開閉設備が求められ
ている。かかる開閉設備の中でも、ガス絶縁開閉装置は
その充電部がすべて接地された金属ケース内に収納され
ているので、寸法縮小とあいまって環境調和上すぐれて
いる。このようなガス絶縁開閉装置の一例を、図3〜図
5に従って以下に説明する。すなわち、図3、図4に示
すように、A,B,Cの三相に相分離された単相母線5
の一端は断路器4及び遮断器1を介して主母線9に接続
され、他端である最終端はブッシングケース3を介して
ブッシング2に接続されている。
【0003】各相の単相母線5を構成する金属ケース1
2内には、図5に示すように、絶縁物によって主導体1
1が固定されるとともに、絶縁性の高いSF6 ガスが封
入されている。各金属ケース12は、電気的に接続され
た脚5aによって、架構8上に支持固定されている。架
構8は、接地網7が埋設された基礎コンクリート上に設
置され、複数の接地線15によって接地網7に接続され
ているので、金属ケース5は脚5a及び架構8を介して
多点接地されている。
【0004】以上のようなガス絶縁開閉装置の一例にお
いて、主導体11に電流Iが流れると、図3に示すよう
に、磁束Φが発生する。すると、金属ケース12、脚5
a、架構8を介して、磁束を打消そうとする電流iが流
れるので、本来通電部として考慮していない脚5a、架
構8が発熱する。このような現象を防止するため、通
常、図4、図5に示すように、相分離された各相の金属
ケース12間を短絡導体17によって互いに接続するこ
とが行われている。このような短絡導体17を設ける
と、磁束によって金属ケース12に生じる電流は、金属
ケース12及び短絡導体17によって構成されるループ
回路に流れるので、脚5a、架構8に流れる電流が減少
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなガス絶縁開閉装置の従来例には、以下のような問
題点があった。すなわち、大容量のガス絶縁開閉装置の
場合には、図4、図5に示すように、ブッシング2の各
相間を十分に離す必要があるため、短絡導体17の取り
付け位置は、相間の狭い所になる。そして、短絡導体1
7の外側に位置するブッシングケース3は、絶縁材3a
を介して金属ケース12に接続し、ブッシングケース3
及びブッシング2のみを、接地線16によって一点接地
する必要がある。このように、大容量のガス絶縁開閉装
置の場合には、金属ケース12とブッシングケース3と
を絶縁接続する必要があるとともに、同じガス絶縁開閉
装置内に多点接地部及び一点接地部の2種類の接地方式
が必要になるため、構造が複雑となる。
【0006】本発明は以上のような従来技術の課題を解
決するために提案されたものであり、その目的は、単純
な構造で、金属ケースの接地を容易に行うことができる
ガス絶縁開閉装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1記載のガス絶縁開閉装置は、絶縁性ガスが
封入され相分離された金属ケース内に各相の充電部が収
容され、基礎コンクリート上に設置された架構上に各相
の前記金属ケースが支持され、前記金属ケース及び前記
架構が複数個所で多点接地されたガス絶縁開閉装置にお
いて、各相の前記金属ケース間を電気的に接続する短絡
導体が、前記金属ケースの最終端部の基礎コンクリート
内に埋設されていることを特徴とする。
【0008】以上のような請求項1記載の発明では、各
相の金属ケース間を接続する短絡導体が、金属ケースの
最終端部の基礎コンクリート内に埋設されているので、
相間の絶縁を保ったままで、金属ケースの最終端部で短
絡導体を接続することができる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載のガ
ス絶縁開閉装置において、前記短絡導体が耐熱性の保護
材により覆われていることを特徴とする。
【0010】以上のような請求項2記載の発明では、短
絡導体が耐熱性の保護材に覆われているので、基礎コン
クリートに伝わる熱が低減される。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載のガス絶縁開閉装置において、前記短絡導体が
中空丸形に形成された通電パイプであることを特徴とす
る。
【0012】以上のような請求項3記載の発明では、短
絡導体が中空丸形のパイプなので、表皮効果により通電
が良好となり軽量化が図れる。
【0013】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明に対応する一
つの実施の形態を、図面に従って以下に説明する。な
お、図3〜5に示した従来技術と同一の部材は同一の符
号を付して説明する。
【0014】(1)実施の形態の構成 まず、本実施の形態の構成を、図1、図2に従って説明
する。なお、図1、図2は、ガス絶縁開閉装置の線路回
線の1回線を示し、図1は平面図、図2は側面図であ
る。すなわち、主母線9、遮断器1、断路器4、単相母
線5、ブッシングケース3及びブッシング2からなる
A,B,C各相のガス絶縁開閉装置は、基礎コンクリー
ト内の接地網7に、架構8からの接地線17が接続され
ることにより多点接地されている。各相の金属ケース1
2間を接続する短絡導体6は、ブッシングケース3の直
下の基礎コンクリート内にその一部又は全部が埋設さ
れ、ブッシングケース3の側面の接続部に対して、接続
導体6a,6b,6cにより接続されている。
【0015】(2)実施の形態の作用・効果 以上のような構成を有する本実施の形態の作用・効果は
以下の通りである。すなわち、短絡導体6によって、各
相の金属ケース12の最終端部が接続されているので、
ガス絶縁開閉装置を構成する金属ケース12全体のルー
プ回路が構成される。従って、金属ケース12とブッシ
ングケース3とを絶縁し区分する必要がなく、多点接地
のみの接地方式で構成することができる。また、短絡導
体6は基礎コンクリート内に埋設されているので、ブッ
シング2の各相間の絶縁は十分に図ることができる。
【0016】(3)他の実施の形態 本発明は以上のような実施の形態に限定されるものでは
なく、各部材の材質、形状、大きさ、数等は適宜変更可
能である。例えば、請求項2記載の発明に対応する一つ
の実施の形態として、上記実施の形態における短絡導体
6を耐熱性のカバーで覆うことにより、基礎コンクリー
ト側へ伝わる熱を低減させることができる。また、請求
項3記載の発明に対応する一つの実施の形態として、上
記実施の形態における短絡導体を中空丸形のパイプにす
ることによって、表皮効果により通電が良好となり、軽
量化が図れる。
【0017】
【発明の効果】以上のような本発明によれば、各相の金
属ケース間を電気的に接続する短絡導体を、金属ケース
の最終端部の基礎コンクリート内に埋設することによ
り、単純な構造で、金属ケースの接地を容易に行うこと
が可能なガス絶縁開閉装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のガス絶縁開閉装置の一つの実施の形態
における1回線を示す平面図である。
【図2】図1の実施の形態における1回線を示す側面図
である。
【図3】従来のガス絶縁開閉装置の一例における1回線
を示す平面図である。
【図4】図3の従来例の1回線を示す側面図である。
【図5】従来のガス絶縁開閉装置における金属ケースの
一例を示す正面断面図(a)、側面図(b)である。
【符号の説明】
1…遮断器 2…ブッシング 3…ブッシングケース 3a…絶縁部 4…断路器 5…単相母線 5a…脚 6,17…短絡導体 6a,6b,6c…接続導体 7…接地網 8…架構 9…主母線 11…主導体 12…金属ケース 13…脚 14…架構 15…接地線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性ガスが封入され相分離された金属
    ケース内に各相の充電部が収容され、基礎コンクリート
    上に設置された架構上に各相の前記金属ケースが支持さ
    れ、前記金属ケース及び前記架構が複数個所で多点接地
    されたガス絶縁開閉装置において、 各相の前記金属ケース間を電気的に接続する短絡導体
    が、前記金属ケースの最終端部の基礎コンクリート内に
    埋設されていることを特徴とするガス絶縁開閉装置。
  2. 【請求項2】 前記短絡導体が耐熱性の保護材により覆
    われていることを特徴とする請求項1記載のガス絶縁開
    閉装置。
  3. 【請求項3】 前記短絡導体が中空丸形に形成された通
    電パイプであることを特徴とする請求項1又は請求項2
    記載のガス絶縁開閉装置。
JP8105225A 1996-04-25 1996-04-25 ガス絶縁開閉装置 Pending JPH09294316A (ja)

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JP8105225A JPH09294316A (ja) 1996-04-25 1996-04-25 ガス絶縁開閉装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5084910B2 (ja) * 2008-09-11 2012-11-28 三菱電機株式会社 ガス絶縁開閉装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5084910B2 (ja) * 2008-09-11 2012-11-28 三菱電機株式会社 ガス絶縁開閉装置
US8520368B2 (en) 2008-09-11 2013-08-27 Mitsubishi Electric Corporation Gas insulated switchgear

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