JPH11221131A - 車両用シート構造 - Google Patents

車両用シート構造

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JPH11221131A
JPH11221131A JP2890998A JP2890998A JPH11221131A JP H11221131 A JPH11221131 A JP H11221131A JP 2890998 A JP2890998 A JP 2890998A JP 2890998 A JP2890998 A JP 2890998A JP H11221131 A JPH11221131 A JP H11221131A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bead
seat
cushion material
cushion
vehicle seat
Prior art date
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Pending
Application number
JP2890998A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Hayakawa
達也 早川
Yoshihisa Nakagawa
佳久 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takanichi Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Takanichi Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Takanichi Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Takanichi Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗り心地を向上させ、乗員への異物感を低減
し、且つ玉縁の摩耗を抑制する。 【解決手段】 シートクッションフレーム20上にはク
ッション材としてのメインパッド22が配設されてお
り、メインパッド22には、玉縁14に対向する部位よ
りシート外側部に玉縁14に沿って突部22Aが突出形
成されている。メインパッド22上には、玉縁14に対
向する部位よりシート内側部に玉縁14に沿って軟質ク
ッション材としてのスラブパッド24が貼着されてい
る。即ち、スラブパッド24は、シートクッション12
の両サイド部12Aのシート内側部、及び座部12Bに
配設されており、柔らかい感触を出し、乗り心地を向上
させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用シート構造に
係り、特に、シート表皮に玉縁が形成された車両用シー
ト構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用シート構造においては、シ
ート表皮に玉縁が形成されたものがあり、その一例を次
に説明する。
【0003】図4に示される如く、この車両用シート構
造においては、シートクッション100の表皮102
に、意匠上から玉縁104が形成されており、この玉縁
104は、シートクッション100の前後方向に沿って
延設されている。一方、シートクッション100のメイ
ンパッド106には、玉縁104に沿ってV溝108が
形成されており、乗員が乗降する際に、乗員の大腿部等
によって、玉縁104が押圧された場合には、V溝10
8内に玉縁104の縫製部104Aが沈み込むようにな
っている。なお、関連する従来技術としては、特開平5
−192235号公報がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近の
車両用シート構造においては、図5に示される如く、シ
ートクッション100の表皮102とメインパッド10
6との間に、メインパッド106に比べ硬度の低い(柔
らかい)スラブパッド110を配設し、乗り心地を向上
させたものがあるが、この様な車両用シート構造では、
一般的にシート状のスラブパッド110を所定の形状に
裁断してメインパッド106上に貼着している。このた
め、このスラブパッド110においては、図4に示され
るメインパッド106の如く、発泡成形時に型によっ
て、V溝108を形成することができない。この結果、
乗員の大腿部等によって、玉縁104が押圧された場合
には、玉縁104の縫製部104Aが下方へ沈み難くい
ので、玉縁104の反力によって、乗員に異物感を与え
ると共に、玉縁104と乗員の大腿部等との摩擦力が大
きくなり、玉縁104の摩耗が速くなる。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、乗り心地を向
上させ、乗員への異物感を低減し、且つ玉縁の摩耗を抑
制できる車両用シート構造を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
車両用シート構造は、硬度の異なるクッション材の境界
部に形成した凹部と、シート表皮に形成した玉縁と、を
対向配置したことを特徴としている。
【0007】従って、軟質クッション材により、乗り心
地を向上することができると共に、乗員が乗降する際
に、乗員の大腿部等によって、玉縁が押圧された場合に
は、硬度の異なるクッション材の境界部に形成した凹部
内に、玉縁の縫製部が沈み込むため、玉縁の反力が減少
し、乗員への異物感が低減する。また、玉縁と乗員の大
腿部等との摩擦力が小さくなり、玉縁の摩耗が抑制され
る。
【0008】請求項2記載の本発明は、クッション材
と、該クッション材を覆う表皮と、を備えた車両用シー
ト構造において、前記表皮に形成された玉縁と、前記ク
ッション材において、前記玉縁に対向する部位よりシー
ト外側部に前記玉縁に沿って突出形成された突部と、前
記クッション材における前記玉縁に対向する部位よりシ
ート内側の部位と表皮との間に配設され、前記突部との
間に前記玉縁の縫製部に対向する凹部を形成する軟質ク
ッション材と、を有することを特徴としている。
【0009】従って、軟質クッション材により、乗り心
地が向上する。また、乗員が乗降する際に、乗員の大腿
部等によって、玉縁が押圧された場合には、玉縁の縫製
部がクッション材の突部と、軟質クッション材との間に
形成された凹部内に沈み込む。この結果、玉縁の反力が
減少し、乗員への異物感が低減する。また、玉縁と乗員
の大腿部等との摩擦力が小さくなり、玉縁の摩耗が抑制
される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の車両用シート構造の一実
施形態を図1〜図3に従って説明する。
【0011】なお、図中矢印FRはシート前方方向を、
矢印UPはシート上方方向を、矢印INはシート幅内側
方向を示す。
【0012】図3に示される如く、本実施形態では、車
両用シート10のシートクッション12において、意匠
上から表皮13に玉縁14が形成されており、この玉縁
14は、シートクッション12の両サイド部12Aにシ
ート前後方向に沿って形成されている。
【0013】図1に示される如く、シートクッション1
2の骨格部を構成するシートクッションフレーム20上
には、クッション材としてのメインパッド22が配設さ
れており、このメインパッド22は、シートクッション
12の両サイド部12A及び両サイド部12Aの間の座
部12Bの全域に配設されている。また、メインパッド
22には、玉縁14に対向する部位よりシート外側部に
玉縁14に沿って突部22Aが突出形成されている。
【0014】メインパッド22上には、玉縁14に対向
する部位よりシート内側部に玉縁14に沿って軟質クッ
ション材としてのスラブパッド24が貼着されている。
即ち、スラブパッド24は、シートクッション12の両
サイド部12Aのシート内側部、及び座部12Bに配設
されており、柔らかい感触を出し、乗り心地を向上させ
ている。また、メインパッド22の突部22Aとスラブ
パッド24との間には、玉縁14の縫製部14Aに対向
する断面V字状の凹部26が形成されている。
【0015】なお、玉縁14は玉芯30の外周部に玉縁
表皮32を巻付けた構成となっており、縫製部14Aが
縫合糸34によって表皮13に縫合されている。
【0016】次に、本実施形態の作用を説明する。本実
施形態の車両用シート構造では、シートクッション12
の玉縁14に対向する部位よりシート内側部に配設した
スラブパッド24により、柔らかい感触が出て乗り心地
が向上する。
【0017】また、本実施形態の車両用シート構造で
は、図2に示される如く、乗員が乗降する際に、乗員の
大腿部40等によって、玉縁14が押圧された場合に
は、玉縁14の縫製部14Aがメインパッド22の突部
22Aと、スラブパッド24との間に形成された凹部2
6内に沈み込む。
【0018】この結果、玉縁14の反力が減少し、乗員
への異物感が低減する。また、昇降時における玉縁14
と乗員の大腿部40等との摩擦力が小さくなり、玉縁1
4の摩耗が抑制される。
【0019】また、本実施形態では、シートクッション
12の両サイド部12Aの外側部をメインパッド22の
突部22Aで構成するため、両サイド部全域にスラブパ
ッドを設ける構成に比べ、スラブパッド24の使用量が
少なくなり、材料費を安くできる。
【0020】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、玉縁の配設位置は、シートクッション1
2の両サイド部12Aに限定されず、シートクッション
12の前部等の他の部位でも良い。また、本実施形態で
は、予め発泡させたメインパッド22上にスラブパッド
24を貼着したが、これに代えて、スラブパッド24を
メインパッド22と一体発泡した構成としても良い。ま
た、凹部26の断面形状はV字状に限定されず、他の断
面形状でも良い。さらに、本発明は、シートバック等に
も適用可能である。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の車両用シート構
造は、硬度の異なるクッション材の境界部に形成した凹
部と、シート表皮に形成した玉縁と、を対向配置したた
め、乗り心地を向上させ、乗員への異物感を低減し、且
つ玉縁の摩耗を抑制できるという優れた効果を有する。
【0022】請求項2記載の本発明は、クッション材
と、クッション材を覆う表皮と、を備えた車両用シート
構造において、表皮に形成された玉縁と、クッション材
において、玉縁に対向する部位よりシート外側部に玉縁
に沿って突出形成された突部と、クッション材における
玉縁に対向する部位よりシート内側の部位と表皮との間
に配設され、突部との間に玉縁の縫製部に対向する凹部
を形成する軟質クッション材と、を有するため、乗り心
地を向上させ、乗員への異物感を低減し、且つ玉縁の摩
耗を抑制できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3の1−1線に沿った断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る車両用シート構造の
図1に対応する作用説明図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る車両用シート構造が
適用されたシートクッションを示すシート斜め前方から
見た斜視図である。
【図4】従来の実施形態に係る車両用シート構造が適用
されたシートクッションを示す図1に対応する断面図で
ある。
【図5】従来の他の実施形態に係る車両用シート構造が
適用されたシートクッションを示す図1に対応する断面
図である。
【符号の説明】
10 車両用シート 12 シートクッション 13 表皮 14 玉縁 14A 玉縁の縫製部 22 メインパッド(クッション材) 22A メインパッドの突部 24 スラブパッド(軟質クッション材) 26 凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬度の異なるクッション材の境界部に形
    成した凹部と、シート表皮に形成した玉縁と、を対向配
    置したことを特徴とする車両用シート構造。
  2. 【請求項2】 クッション材と、該クッション材を覆う
    表皮と、を備えた車両用シート構造において、 前記表皮に形成された玉縁と、 前記クッション材において、前記玉縁に対向する部位よ
    りシート外側部に前記玉縁に沿って突出形成された突部
    と、 前記クッション材における前記玉縁に対向する部位より
    シート内側の部位と表皮との間に配設され、前記突部と
    の間に前記玉縁の縫製部に対向する凹部を形成する軟質
    クッション材と、 を有することを特徴とする車両用シート構造。
JP2890998A 1998-02-10 1998-02-10 車両用シート構造 Pending JPH11221131A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001169866A (ja) * 1999-12-17 2001-06-26 Bridgestone Corp 車両用シートパッド及びその製造方法
US10576852B2 (en) 2014-12-25 2020-03-03 Tachi-S Co., Ltd. Vehicle seat

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001169866A (ja) * 1999-12-17 2001-06-26 Bridgestone Corp 車両用シートパッド及びその製造方法
JP4491878B2 (ja) * 1999-12-17 2010-06-30 株式会社ブリヂストン 車両用シートパッドの製造方法
US10576852B2 (en) 2014-12-25 2020-03-03 Tachi-S Co., Ltd. Vehicle seat

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